JP4607399B2 - 三次元画像の表示装置および表示方法 - Google Patents

三次元画像の表示装置および表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4607399B2
JP4607399B2 JP2001508778A JP2001508778A JP4607399B2 JP 4607399 B2 JP4607399 B2 JP 4607399B2 JP 2001508778 A JP2001508778 A JP 2001508778A JP 2001508778 A JP2001508778 A JP 2001508778A JP 4607399 B2 JP4607399 B2 JP 4607399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference plane
dimensional image
plane
image
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001508778A
Other languages
English (en)
Inventor
漢俊 金
Original Assignee
漢俊 金
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 漢俊 金 filed Critical 漢俊 金
Application granted granted Critical
Publication of JP4607399B2 publication Critical patent/JP4607399B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computed tomography [CT]
    • A61B6/032Transmission computed tomography [CT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computed tomography [CT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/46Arrangements for interfacing with the operator or the patient
    • A61B6/461Displaying means of special interest
    • A61B6/463Displaying means of special interest characterised by displaying multiple images or images and diagnostic data on one display
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/46Arrangements for interfacing with the operator or the patient
    • A61B6/467Arrangements for interfacing with the operator or the patient characterised by special input means
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T19/00Manipulating 3D models or images for computer graphics
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2210/00Indexing scheme for image generation or computer graphics
    • G06T2210/41Medical

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、医療用コンピュータシステムにおける三次元画像の表示装置および表示方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】
医療分野の一例として、歯科矯正を例にとって説明する。
矯正治療では、いわゆる出っ歯や受け口、歯並びの改善等の不正咬合の治療を行うが、治療は単に歯をきれいに並べるというものではない。たとえば前歯部の歯並びや噛み合わせは、口元および顔貌の審美性に深く関わっている。噛み合わせは、上顎と下顎の歯列が対になって構成されているため、顔貌および咬合面の両方で良好な治療結果を得るためには、顎骨における歯の位置、上下顎骨間のずれ、顎骨と顔貌頭蓋との位置関係等を十分考慮し、治療していく必要がある。
【0003】
そのため、1940年頃より導入された頭部X線規格写真は、現在においても、矯正臨床・研究において、歯、顎、頭蓋に関する多くの情報を得るための必須の検査資料として多用されている。
一般に骨上にある解剖学的計測点(ランドマーク)はヒトに共通して認められ、人種間の骨格形態の違いや、個々の骨格形態を知る上で広く用いられている。矯正では、これらランドマーク間の距離、角度を算出し、患者の骨格形態のパターンや歯の位置等の分類、問題点の特定、治療計画等の各種診断や、治療前後の変化や成長による変化の評価に用いられる。
【0004】
頭部X線規格写真は、通常、イヤーロッド(Ear-rod)と呼ばれる棒を左右外耳穴に当て、頭部を規格設定して撮影されるが、設定にある程度のばらつきがあり、正確性に限界がある。また、人体を透視するX線写真であるから、たとえば側貌写真の場合は、左右の骨が重なり合って、計測部位が見にくいこともある。
そこで、近年、CTやMRIと呼ばれる断層撮影装置で得られた断層データを、コンピュータ上で立体構築して、ヒトの顎顔面頭蓋を観察できるような画像処理技術(コンピュータソフトウェア)が開発されている。
【0005】
現存するコンピュータソフトウェアでは、多断層画像データに基づきディスプレイ上に三次元画像を構築し、その画像をディスプレイ上で自由に回転、移動させることができ、任意の視点で三次元画像を観察できる。
また、断層したい部分(範囲)や位置、断層の方向(断層面)をディスプレイ上で任意に設定し、その断層面の画像を表示させることもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現在のコンピュータシステムやソフトウェアでは、解剖学的計測点(ランドマーク)を基準とする基準面を設定し、その設定した基準面に基づく三次元画像を表示したり、設定した基準に基づいて三次元画像を回転させる等の処理ができないという欠点があった。
【0007】
このため、ひとりの患者の過去のデータと現在のデータとを比較しようとした場合、表示される画像は、それぞれ、解剖学的なランドマークを基準とした画像ではなく、撮影時に位置決めされた基準軸を基準として表示された画像である。しかも、撮影時に位置決めされた基準軸は、撮影の都度設定されるものであるから、比較しようとする2つの画像は、基準軸が一致しておらず、両画像を正しく比較することができないという課題があった。
【0008】
同様に、複数の患者の骨格形態等を比較する場合においても、各画像は撮影時に位置決めされた基準軸に基づいて三次元画像として構築されているので、複数の画像を同じ基準軸に基づいて相互に比較することができないという課題があった。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、多断層撮影データに基づいて、ディスプレイ上で三次元画像を表示することができ、その表示された三次元画像に現れている複数の解剖学的なランドマークを指定することによって、指定されたランドマークを基準とする基準面を作成し、表示される画像をランドマークを基準とした作成された基準面に基づく画像に修正することのできる表示装置および表示処理方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載の発明は、多断層画像データが記憶された断層データ記憶手段と、表示手段と、前記断層データ記憶手段に記憶された多断層画像データを元に三次元画像を構築して前記表示手段に表示させる三次元画像構築手段と、前記表示手段に表示された三次元画像において、少なくとも3つの解剖学的なランドマークが指定されたときに、それら少なくとも3つのランドマークの座標を記憶する手段と、前記記憶された少なくとも3つのランドマークの座標に基づいて、解剖学的な基準面を作成する基準面作成手段であって、当該基準面作成手段は、3つのランドマークの座標を通る平面を第1基準面とし、2つのランドマーク(先に用いたランドマークと重複してもよい)を結ぶ線分を通り、かつ前記第1基準面と直交する平面を第2基準面とし、1つのランドマーク(先に用いたランドマークと重複してもよい)を通り、かつ、前記第1基準面および第2基準面とそれぞれ直交する平面を第3基準面とする基準面作成手段と、前記三次元画像構築手段で構築された三次元画像を、作成された解剖学的な基準面に基づいて位置表示が修正された三次元画像に修正する三次元画像修正手段と、を含むことを特徴とする三次元画像の表示装置である。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の表示装置であって、前記三次元画像修正手段は、修正した三次元画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする三次元画像の表示装置である。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の表示装置であって、前記表示手段には、修正された三次元画像と一緒に前記基準面作成手段の作成した解剖学的な基準面が表示されることを特徴とする三次元画像の表示装置である。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の表示装置であって、前記表示手段に表示された解剖学的な基準面に基づいて位置表示が修正された三次元画像に対する断層面または切断面を表示すべき要求が与えられたことに応答して、解剖学的な基準面に基づく二次元画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段をさらに含むことを特徴とする三次元画像の表示装置である。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の表示装置であって、解剖学的な基準面には、人体頭部上下を分ける面である水平基準面、前後を分ける面である前頭面、および左右を分ける面である矢状面が含まれることを特徴とする三次元画像の表示装置である。
請求項6記載の発明は、多断層画像データが記憶された断層データファイルを作成し、そのファイルに記憶された多断層画像データを元に三次元画像を構築してディスプレイに表示し、表示された三次元画像における解剖学的なランドマークが指定されたときに、そのランドマークを三次元画像上に表示するとともに、ランドマークの座標を記憶し、少なくとも3つのランドマークが指定されたことに応答して、その3つのランドマークの座標を通る平面を第1基準面とし、さらに、2つのランドマーク(先に指定したランドマークと重複可能)が指定されたことに応答して、この2つのランドマークを結ぶ線分を通り、かつ、第1基準面と直交する平面を第2基準面とし、さらに、1つのランドマーク(先に指定したランドマークと重複可能)が指定されたことに応答して、このランドマークを通り、かつ、第1基準面および第2基準面とそれぞれ直交する平面を第3基準面とし、前記第1基準面、第2基準面および第3基準面が互いに交差する位置に形成される0 軸、Y0 軸、Z0 軸が基準となるように、三次元画像の座標を修正して表示することを特徴とする三次元画像の表示方法である。
【0013】
請求項7記載の発明は、請求項記載の表示方法であって、修正して表示される三次元画像には、一緒に、前記第1基準面、第2基準面および第3基準面ならびに/またはX0 軸、Y0 軸およびZ0 軸を表示させることができる三次元画像の表示方法である。
請求項8記載の発明は、請求項記載の表示方法であって、前記表示された三次元画像に対し、その三次元画像の任意の断層面または切断面の表示が要求されたことに基づき、前記X0 軸、Y0 軸、Z0 軸を基準とした二次元画像を表示させることを特徴とする、三次元画像の表示方法である。
【0014】
請求項9記載の発明は、請求項記載の表示方法であって、前記第1基準面は上下を分ける水平基準面、前記第2基準面は前後を分ける前頭面、前記第3基準面は左右を分ける矢状面であることを特徴とする三次元画像の表示方法である。
請求項10記載の発明は、多数の層からなる多断層画像データが記憶された断層データファイルをメモリ領域に形成する処理、XYZの座標系で表わされる三次元画像データファイルをメモリ領域に形成する処理、多断層画像データを三次元画像データファイル上の三次元データにアドレス変換し、三次元画像データファイル上で位置決めして三次元画像を表示させる処理、表示された三次元画像における解剖学的なランドマークが少なくとも3つ指定されたことに応答して、その3点が含まれる平面を解剖学的基準面として作成する処理であって、前記解剖学的基準面の作成処理は、表示された三次元画像における解剖学的なランドマークが少なくとも3つ指定されたことに応答して、その3つのランドマークの座標を通る平面を第1基準面とし、さらに、2つのランドマーク(先に指定されたランドマークと重複してもよい)が指定されたことに応答して、この2つのランドマークを結ぶ線分を通り、かつ、前記第1基準面と直交する平面を第2基準面とし、さらに、1つのランドマーク(先に指定されたランドマークと重複してもよい)が指定されたことに応答して、このランドマークを通り、かつ、前記第1基準面および第2基準面とそれぞれ直交する平面を第3基準面とする処理を含み、作成された解剖学的基準面を基準にして、三次元データのアドレスを修正する処理、をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0015】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の記録媒体であって、アドレスが修正された三次元データを表示する処理を含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
請求項12記載の発明は、請求項11記載の記録媒体であって、アドレスが修正された三次元データを表示後、その表示された三次元データに対する任意の箇所の断層面または切断面の表示要求に応答して、その任意の面の断層面または切断面を表わす二次元画像を、アドレスが修正された三次元データに基づく二次元データとして表示する処理を含むコンピュータ読取可能な記録媒体である。
【0016】
請求項13記載の発明は、請求項11記載の記録媒体であって、解剖学的基準面(第1基準面,第2基準面,第3基準面)をアドレスが修正された三次元データと共に表示する処理を含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
この発明によれば、医療用コンピュータシステムにおいて、ディスプレイに表示される三次元画像を、解剖学的基準面を元にした三次元画像に表示位置(座標値やアドレス)を修正することができる。これにより、三次元表示される画像は、撮影時の基準面に基づいて表示された画像ではなく、解剖学的な基準面に基づく画像となるから、三次元画像に解剖学的な方向づけができ、解剖学上、形態計測学上の正しい方向、あるいはいつも再現性の得られる方向から画像の形態を計測、評価、比較することが可能になる。
【0017】
また、基準面に基づいて表示される三次元画像は、従来と同様、任意の角度に回転させたり、任意の断面を切断したりすることももちろんできる。その場合も、解剖学的な基準面が基準となっているから、再現性のある三次元画像や切断面の断層像を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、この発明の一実施形態について具体的に説明をする。
まず、発明が解決しようとする課題について、もう一度、具体的に説明しておく。
【0019】
図1Aは、CT装置1で患者Pの頭部H等の断層撮影をする様子を示す図解図である。患者Pは、撮影台2上の予め定められた位置に仰向けに横たわる。この時必要があれば、簡単な係止装置等で患者Pの体が固定される。そして撮影台2は矢印3方向へ進み、撮影リング4内へ進入する。撮影は、撮影リング4の周面に沿って、スパイラル状に撮像部が移動することで行われ、多断層データが得られる。
【0020】
ところで、図1Bに示すように、撮影リング4の中心軸5と、撮影リング4内に入った患者の頭部Hの中心軸とは必ずしも一致せず、むしろ2つの軸はずれていることの方が多い。また、患者の頭部Hの中心軸は、撮影リング4の中心軸5に対し、撮影の都度、ずれ量やずれ方向が異なる。
そのため、CT装置1で得られる断層データは、撮影リング4からみた患者の頭部Hの断層データとなり、撮影位置(撮影リング4の位置)を基準にしたデータである。
【0021】
このため、かかるCT装置から得られる多断層画像データを、三次元画像に構築した場合、図2に示すように、その基準軸X,Y,Zは、撮影時の基準位置(撮影リング4の位置)に基づいて決定される。
一方、患者の骨格形態や歯の位置等を正しく把握するためには、所定の解剖学的ランドマークを元に設定した基準軸X0 ,Y0 ,Z0 を基準にした三次元画像を観察しなければならない。
【0022】
ところが従来の三次元画像は、上述したように、撮影時の基準軸X,Y,Zに基づく画像であったので、画像毎に基準軸が異なり、画像同士を比較したり、同じ画像の左右の位置や傾き等を計測しても、正確な値が得られない等の問題があった。
この実施形態では、図2において、撮影時の基準軸X,Y,Zに基づく三次元画像を、解剖学的ランドマークによって設定した基準面に基づく画像に変換して、ランドマークによる基準を基準とした三次元画像を表示できるコンピュータシステムおよびかかる画像の表示方法を提供するものである。
【0023】
図3は、この発明の一実施形態にかかるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。このシステムには、処理中枢としてのCPU11が備えられており、CPU11には大容量メモリとしてのハードディスク12やRAM等のワークメモリ、キャッシュメモリ等のメモリ13が連結されている。上記以外の他のメモリがCPU11に接続されていてももちろん構わない。
【0024】
また、データや指令コマンドを入力するためのキーボード14、データや画像等を表示するためのディスプレイ15、マウス16および記録媒体21に記録されたデータの読み取りおよび記録媒体21へのデータの書き込みを行うためのリーダ・ライタ17が、それぞれ、CPU11に接続されている。ディスプレイ15は、その表示面にいわゆるタッチパネル構造18が備えられていて、表示面上の指定した場所を設定したり、表示面に現れるコマンドキー等を押圧操作できるようにされていてもよい。
【0025】
図4は、図3に示すシステムにより実行される処理動作全体の概要を示すフローチャートである。図4の流れに従って、図3のシステムにより実行される処理内容全体の概略について、まず、説明をする。
CT装置で撮影された多断層画像データ(以下CTデータという)は、光ディスク、フレキシブルディスク、DVD(ディジタルビデオディスク)等の情報記録媒体21に記録されている。この情報記録媒体21がリーダ・ライタ17にセットされて、たとえば読み取り開始スイッチが押されることによって、情報記録媒体21に記録されたCTデータが読み込まれてハードディスク12に記録され、断層データファイルが作成される(ステップS1)。
【0026】
CTデータの読み込みが完了後、キーボード14やマウス16が操作されて、三次元画像表示指令が与えられると(ステップS2)、CPU11はハードディスク12またはメモリ13にランドマークによる基準面データが既に記録されているか否かの判別をする(ステップS3)。
初期状態では、ランドマークによる基準面データは記録されていないから、ハードディスク12に断層データファイルとして記録されているCTデータを撮影時の基準面に基づき三次元画像データに変換する処理を行う(ステップS4)。変換によって、キャッシュメモリ13に三次元画像データファイルが作成される。
【0027】
変換された三次元画像データはディスプレイ15に与えられ、ディスプレイ15に三次元画像が表示される(ステップS6)。
ランドマークによる基準面データがある場合には(ステップS3でYES)、ハードディスク12から読み出されたCTデータを、単に三次元画像データに変換するのではなく、その三次元データをランドマークによる基準軸に基づく三次元画像データとして位置修正し(ステップS5)、その画像データが三次元画像として表示される(ステップS6)。
【0028】
次いで、CPU11によりランドマークによる基準面作成モードか否かの判別がされる(ステップS7)。たとえばディスプレイ15には、図5に示すように、三次元画像30とともに、基準面作成モードを設定するためのキー31が表示され、このキーにカーソルが合わされてクリック等されることによって、CPU11による処理はランドマークによる基準面の作成処理に移る(ステップS8)。ランドマークによる基準面作成処理の詳細は後述する。
【0029】
ステップS7で、ランドマークによる基準面作成モードでないと判断された場合には、CPU11により、断層像表示モードか否かの判別がされる(ステップS10)。たとえばディスプレイ15には、図5に示すように、三次元画像30とともに、断層像表示モードを設定するキー32が表示されており、このキーがカーソルで指定されてクリック等されることにより、ディスプレイ15に表示されていた三次元画像に代えて、断層像が表示される(ステップS11)。断層像は、図6に例示すように、複数、たとえば9や16の断層像33が1度に表示され、たとえばその1枚にカーソルを合わせてクリックすることによって、その1枚の断層像を拡大表示することもできる。
【0030】
さらに、ステップS2で三次元表示指令が入力されなかったり、ステップS10で断層像表示モードと判別されなかった場合には、この発明の特徴とは関係のない他の各種の処理へと進む(ステップS12)。
そして、終了指令が入力されることによって(ステップS9)、この処理は終わる。
【0031】
ステップS10,S11において、断層像が表示される場合、その断層像は、解剖学的ランドマークによって設定した基準面に基づく断層像である場合と、撮影時の基準軸に基づく断層像である場合とがある。ステップS3の判断が肯定され、ステップS5において解剖学的ランドマークによって設定された基準面に基づく三次元データがステップS6で表示されており、その三次元画像の断層像が表示される場合は、この表示される断層像は、解剖学的ランドマークによって設定された基準面に基づく断層像となる。
【0032】
つまり、解剖学的ランドマークによる基準面が設定された場合には、三次元画像がその設定された基準面に基づいて表示されると共に、その三次元画像の断層面、切断面等の二次元画像を表示する場合には、二次元画像は解剖学的ランドマークに基づいて設定された基準面を基準とした二次元画像として表示される。
従って、解剖学的ランドマークに基づく基準面が設定された後は、二次元画像の表示基準も上記基準面に基づくものとなり、二次元画像の表示が同じ基準に基づいて行われることになり、二次元画像についても、その再現性が良く、かつ計測分析が正しく行える。
【0033】
次に、ステップS8で述べたランドマークによる基準面の作成処理について具体的に説明する。この処理が、この実施形態の特徴の1つである。 図7〜図9に、ランドマークによる基準面の作成処理のフローチャートを示す。
この処理では、まず、図10に示すように、ディスプレイ15に患者の三次元画像30が表示されるとともに、基準面作成用画面35が表示される(ステップS21)。
【0034】
基準面作成用画面35には、水平基準面を入力するためのランドマーク指定番号1〜4が表示された領域36、第1垂直基準面を入力するためのランドマーク指定番号5,6が表示された領域37および第2垂直基準面を指定するためのランドマーク番号7,8が表示された領域38が表示されている。基準面の指定は、通常、水平基準面の指定から始まる。指定するランドマーク番号1〜4のいずれかのボタンが押されて、そのボタンに対応するランドマークが三次元画像30上で指定されることによって、指定番号に対応してランドマークが定まる。三次元画像30上の指定された場所(ランドマーク)にはマークが表示される。また、ランドマーク番号に対応して、そのランドマーク名(たとえば「左外耳洞上縁最上部」)を入力することもできる。
【0035】
ランドマークの指定では、先に指定したランドマークを後に指定するランドマークとして再利用することも可能である。
ところで、図10において、三次元画像30は、患者の頭部Hの皮膚等の表層部分が透かされた骨格画像が示されている。基準面の作成処理では、骨上にある解剖学的ランドマークが基準面を決める上でのポイントになるから、骨格形態の画像が三次元画像として表示される。CTデータに基づいて三次元画像を構築する場合に、外観(皮膚)の画像にするか、表層部分を透かして骨格画像とするか、さらには骨格画像の内部形態の画像とするかは、透明度および表示レベルを変えることによって行うことができる。
【0036】
三次元骨格画像30は、左右、上下、斜めに回転移動させることができるから、ユーザは、三次元骨格画像30を視点を変えて表示しながら、その画像上で、必要なランドマークを指定する。
ランドマークが指定されると(ステップS22)、指定されたランドマークは三次元画像30中に表示される(ステップS23)。
【0037】
一例として、代表的な水平基準面の1つであるフランクフルト平面を画像上で設定する場合を例にとって説明する。フランクフルト平面は、左右の外耳洞上縁最上部と、左側と右側の眼窩下縁最下点の中点もしくはそのどちらかの点を含む水平面である。
そこで、この水平面を設定するために、図10に示すような三次元の骨格形態像30を回転させて、最も確認しやすい角度、たとえば図11の角度で、右の外耳洞上縁最上点Po(R)と、右の眼窩下縁最下点Or(R)とを指定する。
【0038】
同様に、図12のような左側の画像を表示して、左の外耳洞上縁最上点Po(L)および左の眼窩下縁最下点Or(L)を指定する。
CPU11では、これら4つのランドマーク1〜4が入力されたと判別すると(ステップS26)、ランドマーク指定番号3,4に対応して入力されたランドマーク3,4の中点を算出する(ステップS27)。
【0039】
そして入力された2つのランドマーク1,2と、算出された中点のランドマークとに基づいて水平基準面が設定される(ステップS28)。
ステップS22〜S26のランドマークの入力においては、三次元の骨格画像を任意の視点で見ながら、ランドマークを指定するので、正しくランドマークが入力できるという利点がある。
【0040】
上述の例では、眼窩下縁最下点は左右の眼窩下縁最下点の中点にしたので、左右両方の眼窩下縁最下点をランドマークとして入力する例を示したが、いずれか一方の眼窩下縁最下点をランドマークとして入力する構成であってもよい。その場合は、一方の眼窩下縁最下点をランドマークとして入力した後(ステップS24)、入力完了指令を入力すれば、ステップS28で水平基準面が設定される。
【0041】
そして設定された水平基準面は、三次元骨格画像と重ね合わせて表示される(ステップS29)。また、水平基準面(フランクフルト面)が設定されると、設定された水平基準面を基準にその画像の位置表示が修正される(ステップS30)。
次に水平的な位置づけができた画面に対して、正面がどこかを設定するために、第1垂直基準面作成用画面の入力モードとなる。
【0042】
この処理では、既に指定しているランドマークを使用することができ、そのマークを使用する場合には、そのランドマーク番号を入力すると、そのマークが三次元画像中に表示される(ステップS33)。具体的には、先に指定した左右の外耳洞上縁最上点を、第1垂直基準面設定のための2つのランドマークとして使用することができる。
【0043】
もちろん、先に指定したランドマークを使用しない場合には、新たなランドマークを三次元画像上で指定すればよく(ステップS32)、指定されたランドマークが三次元画像中に表示される(ステップS33)。
CPU11は、2つのランドマークの指定があり、それが確定したと判別すると(ステップS34)、その2つのランドマークを通り、かつ、先に決定した水平基準面に垂直な面を第1垂直基準面として設定する(ステップS35)。
【0044】
この第1垂直基準面は、図13に1stVPとして示す平面であって、この第1垂直基準面1stVPによって頭部Hは前後に分けられる。
図13に示すように、三次元画像は、設定された水平基準面と第1垂直基準面とに基づいて位置表示が修正され、基準面とともに表示される(ステップS36,S37)。
【0045】
次に頭部を左右に分けるための第2の垂直基準面(正面)が設定される。この第2垂直基準面は、水平基準面および第1垂直基準面に垂直な面であるから、1つのランドマークだけ、または、2つのランドマークを指定してその中点が特定されれば決定できる。
第2垂直基準面の設定においても、既に指定したランドマークを使用することができ、使用する場合には、それが左右眼窩下縁最下点の中点として算出されているか否かの判別がされる(ステップS39)。
【0046】
もし既指定のランドマークを使用しない場合には、新たなランドマークの指定も可能である(ステップS40)。また、1つのランドマークだけを指定すれば足りるから、1つのランドマークだけを指定するか、2つのランドマークの中点を求めるかのいずれかが選択できるようになっている(ステップS41,S42)。
【0047】
そして最終的に1つのランドマークまたは2つのランドマークの中点が算出されると、指定された1つのランドマークまたは2つのランドマークの算出された中点を通り、水平基準面および第1垂直基準面に垂直な面が第2垂直基準面として設定される(ステップS43)。
また、設定された3つの基準面に基づいて、基準軸、すなわちX0 軸、Y0 軸およびZ0 軸が決定される(ステップS44)。
【0048】
そして設定された基準面および基準軸を表示する。そして、基準面によって位置表示が修正された三次元画像が表示される(ステップS45)。
表示される三次元画像が、解剖学的ランドマークに基づいて設定された基準面に基づく画像の場合、その三次元画像の断層面や切断面といった二次元画像も、解剖学的ランドマークに基づく基準面を基準とした画像となる。従って、基準面に基づく三次元画像から、任意の断層面や切断面を作成した場合に、その作成した断層面や切断面という二次元画像についても、三次元画像の場合と同様、同じ基準面に基づく再現性のある画像となる。
【0049】
上記実施形態では、水平基準面、第1垂直基準面、第2垂直基準面が設定されると、それら設定された各基準面が順次三次元骨格画像と重ね合わせて表示され、画像の位置表示の修正もされる旨述べたが、各基準面の重ね合わせ表示や画像の位置表示の修正は、最後にまとめて行ってもよい。
また、解剖学的基準面(第1基準面,第2基準面,第3基準面)は、三次元画像と共に必ず表示されなければならないというものではない。解剖学的基準面は、必要なときだけ、ユーザの操作によって画面上に表示できる構成でもよい
【0050】
以上のようにして、ランドマークによる解剖学的基準面を設定することにより、この基準面を基準に三次元画像の位置が修正されて表示される。このことで、従来は基準がなく宙に浮いているような三次元画像に、解剖学的な方向付けができ、解剖学上、形態計測学上の正しい方向、あるいはいつも再現性の得られる方向からの画像の形態を計測し、評価し、比較することが可能になる。
【0051】
また、解剖学的な基準面が設定され、この基準面を基準に画像の位置が修正されているから、三次元画像がこの基準面に対して何度傾斜していたか、何mm上、下、後、または前であったか等の、解剖学的基準面を基にした断層面の設定条件を繰り返し用いることができ、繰り返し同じ部位を同じ方向、同じ位置で観察できるようになる。つまり、撮影の度に撮影時の基準軸が変わっても、患者の骨上のランドマークの位置や、それを基準とした基準面は変わることがない。従って、同じ患者における複数のデータの比較、他の患者や症例間での比較が、再現性をもってできるようになる。
【0052】
より具体的には、任意の点から解剖学的基準面までの最短距離、任意の直線と解剖学的な基準面とがなす角度を計測できる。また、解剖学的基準面を基準として、任意の部位同士の位置関係を診断および/または評価できる。このため、CT、MRI、SPECT等の異なる検査装置から得られた画像同士、また、同じ患者の複数の画像同士を、解剖学的基準面によって重ね合わせ、両画像を比較,診断および/または評価ができる。
【0053】
さらに、解剖学的基準面に基づく画像に対し、たとえばその全部または一部に色をつけ、顎矯正手術等の画像を重ねることで、手術のシミュレーションを視覚的に表示できる。
さらに、画像の位置決めが撮影時でなくても、コンピュータ上で修正できるわけであるから、撮影時の患者の位置決めに撮影者はそれほど神経質になる必要がない。よって、撮影手間、撮影時間をかなり短縮できるという副次的な効果もある。
【0054】
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
この出願は、1999年6月30日に日本国特許庁に提出された特願平11−185865号および2000年5月24日に日本国特許庁に提出された特願2000−153563号に基づき、条約による優先権を主張しており、これら2つの出願の全開示はこの出願に組み込まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1Aは、CT装置で患者の頭部の断層撮影をする様子を示す図解図であり、図1Bは撮影の中心軸と患者の頭部の中心軸とが必ずしも一致していないことを説明するための図解図である。
【図2】 図2は、三次元画像における撮影時の基準軸X,Y,Zと、解剖学的ランドマークをもとにした基準軸X0 ,Y0 ,Z0 を示す図である。
【図3】 図3は、この発明の一実施形態にかかるコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【図4】 図4は、図3に示すシステムにより実行される処理動作全体の概要を示すフローチャートである。
【図5】 図5は、ディスプレイ15に表示される表示の一例を示す図である。
【図6】 図6は、ディスプレイ15に表示される表示の一例を示す図である。
【図7】 図7は、基準面・基準軸の作成処理のフローチャートである。
【図8】 図8は、基準面・基準軸の作成処理のフローチャートである。
【図9】 図9は、基準面・基準軸の作成処理のフローチャートである。
【図10】 図10は、ディスプレイ15に表示される表示の一例を示す図である。
【図11】 図11は、右の外耳洞上縁最上点と右の眼窩下縁最下点を指定する様子を説明するための図である。
【図12】 図12は、左の外耳洞上縁最上点および左の眼窩下縁最下点を指定する様子を示す図である。
【図13】 図13は、頭部Hの三次元画像と、水平基準面、第1垂直基準面および第2垂直基準面を示す図である。

Claims (13)

  1. 多断層画像データが記憶された断層データ記憶手段と、
    表示手段と、
    前記断層データ記憶手段に記憶された多断層画像データを元に三次元画像を構築して前記表示手段に表示させる三次元画像構築手段と、
    前記表示手段に表示された三次元画像において、少なくとも3つの解剖学的なランドマークが指定されたときに、それら少なくとも3つのランドマークの座標を記憶する手段と、
    前記記憶された少なくとも3つのランドマークの座標に基づいて、解剖学的な基準面を作成する基準面作成手段であって、当該基準面作成手段は、3つのランドマークの座標を通る平面を第1基準面とし、2つのランドマーク(先に用いたランドマークと重複してもよい)を結ぶ線分を通り、かつ前記第1基準面と直交する平面を第2基準面とし、1つのランドマーク(先に用いたランドマークと重複してもよい)を通り、かつ、前記第1基準面および第2基準面とそれぞれ直交する平面を第3基準面とする基準面作成手段と、
    前記三次元画像構築手段で構築された三次元画像を、作成された解剖学的な基準面に基づいて位置表示が修正された三次元画像に修正する三次元画像修正手段と、
    を含むことを特徴とする三次元画像の表示装置。
  2. 請求項1記載の表示装置であって、
    前記三次元画像修正手段は、修正した三次元画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする三次元画像の表示装置。
  3. 請求項2記載の表示装置であって、
    前記表示手段には、修正された三次元画像と一緒に前記基準面作成手段の作成した解剖学的な基準面が表示されることを特徴とする三次元画像の表示装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の表示装置であって、
    前記表示手段に表示された解剖学的な基準面に基づいて位置表示が修正された三次元画像に対する断層面または切断面を表示すべき要求が与えられたことに応答して、解剖学的な基準面に基づく二次元画像を前記表示手段に表示させる表示制御手段をさらに含むことを特徴とする三次元画像の表示装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の表示装置であって、
    解剖学的な基準面には、人体頭部上下を分ける面である水平基準面、前後を分ける面である前頭面、および左右を分ける面である矢状面が含まれることを特徴とする三次元画像の表示装置。
  6. 多断層画像データが記憶された断層データファイルを作成し、
    そのファイルに記憶された多断層画像データを元に三次元画像を構築してディスプレイに表示し、
    表示された三次元画像における解剖学的なランドマークが指定されたときに、そのランドマークを三次元画像上に表示するとともに、ランドマークの座標を記憶し、
    少なくとも3つのランドマークが指定されたことに応答して、その3つのランドマークの座標を通る平面を第1基準面とし、
    さらに、2つのランドマーク(先に指定したランドマークと重複可能)が指定されたことに応答して、この2つのランドマークを結ぶ線分を通り、かつ、第1基準面と直交する平面を第2基準面とし、
    さらに、1つのランドマーク(先に指定したランドマークと重複可能)が指定されたことに応答して、このランドマークを通り、かつ、第1基準面および第2基準面とそれぞれ直交する平面を第3基準面とし、
    前記第1基準面、第2基準面および第3基準面が互いに交差する位置に形成される0 軸、Y0 軸、Z0 軸が基準となるように、三次元画像の座標を修正して表示することを特徴とする三次元画像の表示方法。
  7. 請求項記載の表示方法であって、
    修正して表示される三次元画像には、一緒に、前記第1基準面、第2基準面および第3基準面ならびに/またはX0 軸、Y0 軸およびZ0 軸を表示させることができる三次元画像の表示方法。
  8. 請求項記載の表示方法であって、
    前記表示された三次元画像に対し、その三次元画像の任意の断層面または切断面の表示が要求されたことに基づき、前記X0 軸、Y0 軸、Z0 軸を基準とした二次元画像を表示させることを特徴とする、三次元画像の表示方法。
  9. 請求項記載の表示方法であって、
    前記第1基準面は上下を分ける水平基準面、前記第2基準面は前後を分ける前頭面、前記第3基準面は左右を分ける矢状面であることを特徴とする三次元画像の表示方法。
  10. 多数の層からなる多断層画像データが記憶された断層データファイルをメモリ領域に形成する処理、
    XYZの座標系で表わされる三次元画像データファイルをメモリ領域に形成する処理、
    多断層画像データを三次元画像データファイル上の三次元データにアドレス変換し、三次元画像データファイル上で位置決めして三次元画像を表示させる処理、
    表示された三次元画像における解剖学的なランドマークが少なくとも3つ指定されたことに応答して、その3点が含まれる平面を解剖学的基準面として作成する処理であって、
    前記解剖学的基準面の作成処理は、
    表示された三次元画像における解剖学的なランドマークが少なくとも3つ指定されたことに応答して、その3つのランドマークの座標を通る平面を第1基準面とし、
    さらに、2つのランドマーク(先に指定されたランドマークと重複してもよい)が指定されたことに応答して、この2つのランドマークを結ぶ線分を通り、かつ、前記第1基準面と直交する平面を第2基準面とし、
    さらに、1つのランドマーク(先に指定されたランドマークと重複してもよい)が指定されたことに応答して、このランドマークを通り、かつ、前記第1基準面および第2基準面とそれぞれ直交する平面を第3基準面とする処理を含み、
    作成された解剖学的基準面を基準にして、三次元データのアドレスを修正する処理、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 請求項10記載の記録媒体であって、
    アドレスが修正された三次元データを表示する処理を含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 請求項11記載の記録媒体であって、
    アドレスが修正された三次元データを表示後、その表示された三次元データに対する任意の箇所の断層面または切断面の表示要求に応答して、その任意の面の断層面または切断面を表わす二次元画像を、アドレスが修正された三次元データに基づく二次元データとして表示する処理を含むコンピュータ読取可能な記録媒体。
  13. 請求項11記載の記録媒体であって、
    解剖学的基準面(第1基準面,第2基準面,第3基準面)をアドレスが修正された三次元データと共に表示する処理を含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2001508778A 1999-06-30 2000-06-28 三次元画像の表示装置および表示方法 Expired - Fee Related JP4607399B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18586599 1999-06-30
JP2000153563 2000-05-24
PCT/JP2000/004235 WO2001003065A1 (fr) 1999-06-30 2000-06-28 Dispositif d'affichage d'images tridimensionnelles, procede d'affichage et programme associe

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP4607399B2 true JP4607399B2 (ja) 2011-01-05

Family

ID=26503374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001508778A Expired - Fee Related JP4607399B2 (ja) 1999-06-30 2000-06-28 三次元画像の表示装置および表示方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6888546B1 (ja)
EP (1) EP1207495B1 (ja)
JP (1) JP4607399B2 (ja)
KR (1) KR20020021798A (ja)
CN (1) CN1194324C (ja)
AT (1) ATE518215T1 (ja)
CA (1) CA2377501A1 (ja)
WO (1) WO2001003065A1 (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2377501A1 (en) 1999-06-30 2001-01-11 Han-Joon Kim Three-dimensional image display, display method, and program for display
JP4603195B2 (ja) * 2001-06-05 2010-12-22 イマグノーシス株式会社 医用三次元画像の表示制御装置および表示用プログラム
FR2839894A1 (fr) 2002-05-21 2003-11-28 Chabunda Christophe Mwanza Procedes, appareils de cyclotherapie image-guidee et mode d'obtention d'images scanographiques diagnostiques instantanees pour la planification et la dosimetrie en ligne
CN1320505C (zh) * 2002-08-27 2007-06-06 皇家飞利浦电子股份有限公司 为导航和量化经过矫直的新格式的方法
WO2005110237A1 (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 超音波診断装置及び超音波画像表示方法
US20090123892A1 (en) * 2004-09-24 2009-05-14 Cat Corporation Human Body Information Extraction Device, Human Body Imaging Information Reference Plane Conversion Method, and Cross Section Information Detection Device
JP4602044B2 (ja) * 2004-10-15 2010-12-22 株式会社東芝 画像表示装置
US20080225044A1 (en) * 2005-02-17 2008-09-18 Agency For Science, Technology And Research Method and Apparatus for Editing Three-Dimensional Images
JP4617462B2 (ja) * 2005-03-01 2011-01-26 国立大学法人浜松医科大学 3次元画像処理装置、同装置に適用されるコンピュータ読み取り可能なプログラムおよび3次元画像処理方法
JP4612439B2 (ja) * 2005-03-08 2011-01-12 株式会社東芝 画像表示装置
US8373652B2 (en) * 2005-04-06 2013-02-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Image display apparatus and image display method
US20120010533A1 (en) * 2005-10-17 2012-01-12 Arnett G William Method for determining the correct natural head position location of references planes relative to a three-dimensional computerized image of a patient's head
JP4638330B2 (ja) * 2005-11-10 2011-02-23 イマグノーシス株式会社 医用三次元画像の表示方向修正装置、修正方法および修正用プログラム
KR100724956B1 (ko) * 2005-12-13 2007-06-04 삼성전자주식회사 이동 통신 단말의 배경화면 표시 방법
JP4732925B2 (ja) * 2006-03-09 2011-07-27 イマグノーシス株式会社 医用画像の表示方法およびそのプログラム
JP5312932B2 (ja) * 2006-03-09 2013-10-09 イマグノーシス株式会社 医用三次元画像の表示制御プログラムおよび医用三次元画像の表示方法
JP4861037B2 (ja) * 2006-03-31 2012-01-25 株式会社日立メディコ 計測装置
US8300050B2 (en) 2006-11-28 2012-10-30 Adobe Systems Incorporated Temporary low resolution rendering of 3D objects
US20100328304A1 (en) * 2006-12-14 2010-12-30 Imagnosis Inc. Display direction correcting device, correcting method, and correction program for medical 3d image
US8340375B2 (en) 2007-02-02 2012-12-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Medical diagnostic imaging apparatus, medical image processing method, and computer program product
WO2009055379A1 (en) * 2007-10-22 2009-04-30 The Methodist Hospital System Systems, methods and apparatuses for recording anatomic orientation and position
KR100981282B1 (ko) * 2008-05-28 2010-09-10 오스템임플란트 주식회사 두부계측용 이미지의 중첩 방법
JP5195641B2 (ja) * 2009-05-26 2013-05-08 富士通株式会社 ハーネス検証装置およびハーネス検証プログラム
EP2499972B1 (en) * 2009-11-13 2017-10-11 Imagnosis Inc. Medical three-dimensional image display-orientation adjustment device and adjustment program
JP5575491B2 (ja) * 2010-01-14 2014-08-20 株式会社東芝 医療画像診断装置
US8805048B2 (en) * 2010-04-01 2014-08-12 Mark Batesole Method and system for orthodontic diagnosis
EP2521098A1 (en) 2011-05-06 2012-11-07 Koninklijke Philips Electronics N.V. Medical image system and method
US8655843B2 (en) * 2011-11-22 2014-02-18 Verizon Patent And Licensing Inc. Layered body template based medical records
US9855114B2 (en) * 2013-05-21 2018-01-02 Carestream Health, Inc. Method and system for user interaction in 3-D cephalometric analysis
WO2016197212A1 (pt) * 2015-06-08 2016-12-15 Costa Sérgio Galvão De Pinho Sistema integrado para avaliação e planejamento 3d na odontologia
KR101717971B1 (ko) * 2015-11-06 2017-03-20 연세대학교 산학협력단 안면골 형태분석 방법, 기록매체 및 안면골 형태분석 장치
US11903691B2 (en) 2017-07-18 2024-02-20 Siemens Healthineers Ag Combined steering engine and landmarking engine for elbow auto align
JP7068713B2 (ja) * 2017-10-23 2022-05-17 国立大学法人 新潟大学 歯科用の画像処理装置、歯科用の撮影システム、歯科用の画像処理方法及びプログラム
JP6431591B1 (ja) * 2017-12-15 2018-11-28 株式会社シャルマン 三次元顔画像の基準正面の設定方法、それを用いた眼鏡の選定方法及びそれを用いたカルテの作成方法
CN109003471A (zh) * 2018-09-16 2018-12-14 山东数字人科技股份有限公司 一种三维人体超声解剖教学***及方法
CN113240645B (zh) * 2021-05-17 2024-04-16 赤峰学院附属医院 显示处理方法、装置、存储介质、处理器及终端设备

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08131403A (ja) 1994-11-09 1996-05-28 Toshiba Medical Eng Co Ltd 医用画像処理装置
JPH10137231A (ja) 1996-11-13 1998-05-26 Toshiba Iyou Syst Eng Kk 医用画像処理装置
CA2377501A1 (en) 1999-06-30 2001-01-11 Han-Joon Kim Three-dimensional image display, display method, and program for display

Also Published As

Publication number Publication date
CN1194324C (zh) 2005-03-23
CA2377501A1 (en) 2001-01-11
KR20020021798A (ko) 2002-03-22
US6888546B1 (en) 2005-05-03
EP1207495B1 (en) 2011-07-27
CN1357132A (zh) 2002-07-03
ATE518215T1 (de) 2011-08-15
EP1207495A1 (en) 2002-05-22
EP1207495A4 (en) 2007-03-21
WO2001003065A1 (fr) 2001-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4607399B2 (ja) 三次元画像の表示装置および表示方法
US6621491B1 (en) Systems and methods for integrating 3D diagnostic data
US6947038B1 (en) Systems and methods for generating an appliance with tie points
EP2680233B1 (en) Method and system for providing a face adjustment image
Ayoub et al. Towards building a photo-realistic virtual human face for craniomaxillofacial diagnosis and treatment planning
Xia et al. Computer-assisted three-dimensional surgical planning and simulation: 3D soft tissue planning and prediction
JP5665761B2 (ja) 医用三次元画像の表示向き調整装置および調整プログラム
RU2384295C2 (ru) Способ разработки лечебной программы ортогнатической хирургии и соответствующие устройства
JP4638330B2 (ja) 医用三次元画像の表示方向修正装置、修正方法および修正用プログラム
Jiang et al. Registration technology of augmented reality in oral medicine: A review
JPH08131403A (ja) 医用画像処理装置
KR101831514B1 (ko) 환자의 악골의 움직임 추정이 반영된 증강현실 시스템 및 증강현실 제공방법
JP5883816B2 (ja) 顎変形症術後顔貌予測方法及びシステム
JP4603195B2 (ja) 医用三次元画像の表示制御装置および表示用プログラム
Kim et al. Quantitative augmented reality-assisted free-hand orthognathic surgery using electromagnetic tracking and skin-attached dynamic reference
WO2001080763A2 (en) Systems and methods for generating an appliance with tie points
JP7500601B2 (ja) 整形外科的固定制御及び可視化
JP7508463B2 (ja) 歯科診断において患者の頭蓋顎顔面領域における上顎に対する下顎の動きをリアルタイムで可視化するための装置
TWI809660B (zh) 應用於手術規劃與導航系統的最佳正中線設定方法
Patel et al. 3D Virtual Surgical Planning: From Blueprint to Construction
Wang et al. The application of digital model surgery in the treatment of dento-maxillofacial deformities
JP2003169796A (ja) 歯科矯正における3次元フェイシャルダイアグラムの画像表示方法
Ayoub et al. A paradigm shift in the diagnosis & management of dentofacial deformities
Aoki et al. 3D head model construction of individuals utilizing standard model and photogrammetry
Fricker Diagnostic imaging of the face using projected grids

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4607399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees