JP4606933B2 - 免震建物用エレベータの乗場装置 - Google Patents

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Description

この発明は、免震建物に設置されたエレベータの乗場装置に関するものである。
大地に建築された基部建築体と、この基部建築体の上部の免震装置を介して支持された免震建築体とから構成される免震建物は、地震発生時に、免震装置を境に基部建築体と免震建築体との間に水平方向の相対変位が生じる。かかる免震建物の基部建築体から免震建築体に渡って縦通するように昇降路が形成された免震建物用エレベータでは、地震時に発生する上記両建築体(基部建築体及び免震建築体)間の相対変位により、両建築体の一部の階床に設けられた乗場とこの乗場に停止したかごとの相対位置が変わってしまうため、両建築体間の相対変位に連動して変形する乗降通路が所定の階床の乗場に設けられている。
かかる乗降通路が設けられた従来の免震建物用エレベータの乗場装置には、乗降通路の建築体側可動側壁及び昇降路側可動側壁とこれらの対向部材との間に、低摩擦性能を有する案内体を介在させることにより、基部建築体と免震建築体との間に相対変位が生じた場合でも、各可動側壁と対向部材との双方に変形が生じたり、不快な軋み音が発生したりすることを防止したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−155582号公報
特許文献1記載のものも含め従来の免震建物用エレベータの乗場装置では、平面状のステンレス板等からなる複数枚の可動側壁板によって乗降通路の側壁面が形成され、これらの可動側壁板が地震時の揺れに連動して摺動変位することにより、両建築体間に発生する相対変位を吸収するように構成されていた。しかし、かかる乗場装置の側壁面は、摺動変位する複数の可動側壁板の構成が非常に複雑であり、製作及び据付に際し時間を要し、コスト高を招来する要因となっていた。また、可動側壁板自体の幅及び可動側壁板の伸縮摺動機構等の制約から、可動変位量の増加に伴い、乗降通路の最短時の長さも増加してしまうという問題も生じていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、簡易で安価な構成を有する免震建物用エレベータの乗場装置を提供することである。
この発明に係る免震建物用エレベータの乗場装置は、基部建築体及びこの基部建築体に免震装置を介して支持された免震建築体に渡って昇降路が形成され、建築体のエレベータ乗場からこの乗場に停止したかごまでの間に設けられた乗降通路が、両建築体間の相対変位に連動して変形する免震建物用エレベータの乗場装置において、乗降通路の建築体側出入口の側縁部を形成する建築体側縦枠と、乗降通路の昇降路側出入口の側縁部を形成する昇降路側縦枠と、一端部が建築体側の固定体に、他端部が昇降路側の固定体に枢設された1枚の板状部材からなり、建築体側縦枠及び昇降路側縦枠間に渡って乗降通路の外側に向かって凸状に湾曲さ、乗降通路の側壁面を形成する可動側壁板とを備えたものである。
また、この発明に係る免震建物用エレベータの乗場装置は、基部建築体及びこの基部建築体に免震装置を介して支持された免震建築体に渡って昇降路が形成され、建築体のエレベータ乗場からこの乗場に停止したかごまでの間に設けられた乗降通路が、両建築体間の相対変位に連動して変形する免震建物用エレベータの乗場装置において、乗降通路の建築体側出入口の側縁部を形成する建築体側縦枠と、乗降通路の昇降路側出入口の側縁部を形成する昇降路側縦枠と、一端部が前記建築体側縦枠に、他端部が昇降路側縦枠に枢設された1枚の板状部材からなり、建築体側縦枠及び昇降路側縦枠間に渡って乗降通路の外側に向かって凸状に湾曲さ、乗降通路の側壁面を形成する可動側壁板とを備えたものである。

この発明によれば、免震建物用エレベータの乗場装置を簡易で安価に構成することができるようになる
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1は免震建物用エレベータを概念的に示す縦断面図、図2は図1の免震建物用エレベータの地震時の状況を説明するための図、図3はこの発明の実施の形態1における免震建物用エレベータの乗場装置の側面図、図4はその平面図、図5は図4におけるA部詳細図、図6は図4におけるB部詳細図、図7は地震時の状況を説明する図4相当図、図8及び図9は地震時の他の状況を説明する図4相当図である。
図1及び図2において、免震建物は、大地1に建築された基部建築体2と、この基部建築体2の上部の免震装置3を介して支持された免震建築体4とから構成される。そして、基部建築体2から免震建築体4に渡って縦通するように昇降路5が設けられ、昇降路5における基部建築体2の上部から免震建築体4の下部の間に渡って、即ち、免震装置3の高さから所定距離上方及び下方に渡って、複数の可動昇降路枠6が互いに所定の間隔を有して配置されている。また、可動昇降路枠6とこの可動昇降路枠6の設置高さに対応する両建築体2及び4のエレベータ乗場との間には、乗降通路7が設けられている。
また、昇降路5内には、エレベータのかご8の昇降を案内するかご用案内レール9が、基部建築体2の下部から免震建築体4の上部に渡る昇降路5の底面から頂部に渡って立設されている。そして、このかご用案内レール9は、基部建築体2の上部から免震建築体4の下部に渡って設けられた各可動昇降路枠6に連結されている。一方、釣合い重り10の昇降を案内する釣合い重り用案内レール11は、かご用案内レール9と同様に、昇降路5の底面から頂部に渡って立設されるとともに、基部建築体2の上部から免震建築体4の下部において各可動昇降路枠6に連結されている。
また、昇降路5の上方となる免震建築体4の上部には、機械室12が設けられており、この機械室12内に駆動綱車13を備えた巻上機が設置されている。巻上機の駆動綱車13には、かご8及び釣合い重り10を互いに釣瓶式に懸吊する主索14が巻き掛けられており、上記駆動綱車13が回動して主索14が移動することにより、かご8及び釣合い重り10が互いに逆方向に昇降路5内を昇降する。なお、昇降路5の底面には、かご8及び釣合い重り10のそれぞれに対向して緩衝器15が立設されている。
かかる構成を有する免震建物では、地震発生時、図2に示すように、免震装置3を境に基部建築体2と免震建築体4との間に水平方向の相対変位が生じる。なお、昇降路5内に立設された両案内レール9及び11は、地震時に発生する上記両建築体2及び4間の相対変位に合わせて変位するように構成されている。即ち、基部建築体2の上部から免震建築体4の下部に渡って配置された両案内レール9及び11の各一部が、両建築体2及び4間に生じる相対変位に合わせて傾斜することにより、地震発生時においても、両案内レール9及び11が昇降路の頂部から底部に渡ってそれぞれ連続するように構成されている。
また、両案内レール9及び11に連結された可動昇降路枠6も、地震発生時、両案内レール9及び11とともに傾斜する。このため、両建築体2及び4と可動昇降路枠6との間に設けられた乗降通路7は、地震発生時における可動昇降路枠6の変位に対応して変形するように構成されている。
以下に、建築体2及び4の所定の乗場と可動昇降路枠6、即ち、前記乗場に停止するかご8との間に設けられた乗降通路7の構成について詳細に説明する。
図3及び図4において、免震建物の所定の階床に設けられた乗降通路7は、そのかご8側、即ち、昇降路5側に、乗降通路7の一側となる昇降路側出入口を形成する昇降路側出入口三方枠16が、支持材等を介して可動昇降路枠6に設けられている。また、可動昇降路枠6には、昇降路側出入口三方枠16により形成された乗降通路7の昇降路側出入口を開閉する乗場の戸17、及び、この乗場の戸17の下端部を案内する敷居18が設けられている。一方、昇降路側出入口三方枠16に対向する建築体2又は4(以下、実施の形態において「建築体2」という)側には、乗降通路7の他側となる建築体側出入口を形成する建築体側出入口三方枠19が設けられている。
そして、建築体側出入口三方枠19の下縁部に配置された建築体側可動床板20と、昇降路側出入口三方枠16の下縁部に配置された昇降路側可動床板21とにより、乗降通路7の床面が形成される。上記建築体側可動床板20は、建築体側端部が建築体2に回動自在に設けられるとともに、昇降路側端部が昇降路側出入口三方枠16に向かって突設されて、上下方向に変位自在に構成されている。一方、上記昇降路側可動床板21は、昇降路側端部が敷居18に水平軸線22等を介して設けられるとともに、建築体側端部が建築体側出入口三方枠19に向かって突設されて、建築体側可動床板20の下面に常時重合配置されている。この昇降路側可動床板21は、建築体側可動床板20の奥行方向に相当の距離をもって重合しており、地震発生時に昇降路側可動床板21と建築体側可動床板20との重合距離が最小となっても、乗降通路7の床面が確実且つ十分に確保されるように構成されている。
また、建築体側出入口三方枠19の上縁部に配置された建築体側可動天井板23と、昇降路側出入口三方枠16の上縁部に配置された昇降路側可動天井24とにより、乗降通路7の天井面が形成される。上記建築体側可動天井板23は、建築体側端部が建築体側出入口三方枠19に回動自在に設けられるとともに、昇降路側端部が昇降路側出入口三方枠16に向かって突設されて、上下方向に変位自在に構成されている。一方、上記昇降路側可動天井24は、複数枚、例えば3枚の門型ステンレス板により構成されている。即ち、昇降路側可動天井24は、建築体側可動天井板23の内側に摺動自在に嵌め込まれた第一の昇降路側可動天井板24aと、この第一の昇降路側可動天井板24aの内側に摺動自在に嵌め込まれた第二の昇降路側可動天井板24bと、この第二の昇降路側可動天井板24bの内側に摺動自在に嵌め込まれた第三の昇降路側可動天井板24cとから構成された三層構造を呈している。そして、昇降路側可動天井24は、地震発生時に互いに摺動自在に嵌め込まれた部分が伸縮し、地震の揺れに合わせて変位する。なお、第三の昇降路側可動天井板24cの昇降路側端部は、水平軸線を介して昇降路側出入口三方枠16に着脱自在に枢着されている。
なお、乗降通路7の天井面を形成する建築体側可動天井板23と各昇降路側可動天井板24a乃至24cとの上方の左右2箇所には、水平方向に配置されたパンタグラフ動作機構からなる伸縮連結リンク25が設けられている。この伸縮連結リンク25の両端部は、枢軸ピン26a及び26bにより建築体側可動天井板23と第三の昇降路側可動天井板24cに枢支されている。また、伸縮連結リンク25の中間部の枢軸ピン26c及び26dは、第一及び第二の昇降路側可動天井板24a及び24bにそれぞれ枢支されており、この第一の昇降路側可動天井板24a及び第二の昇降路側可動天井板24bの枢支部分には、枢軸ピン26c及び26dが挿入される長孔(図示せず)が形成されている。
また、乗降通路7の各側壁面は、乗降通路7の建築体側出入口の側縁部を形成する建築体側出入口三方枠19の建築体側縦枠19aと、乗降通路7の昇降路側出入口の側縁部を形成する昇降路側出入口三方枠16の昇降路側縦枠16aとの間に渡って設けられた1枚のバネ鋼板やステンレス鋼板等からなる可動側壁板27によりそれぞれ構成されている。そして、各可動側壁板27は、建築体側端部及び昇降路側端部間に渡って、乗降通路7の外側に向かって凸状を呈するように湾曲され、建築体側端部が建築体側縦枠19aに、昇降路側端部が昇降路側縦枠16aにそれぞれ枢設されている。なお、実施の形態1においては可動側壁板27の建築体側端部が建築体側縦枠19aに、昇降路側端部が昇降路側縦枠16aにそれぞれ枢設されているが、可動側壁板27は、乗降通路7の外側に向かって湾曲するように建築体側縦枠19a及び昇降路側縦枠16a間に渡って配置されて乗降通路7の側壁面を形成していれば良く、例えば、一端部が建築体側の固定体に、他端部が昇降路側の固定体にそれぞれ枢設されるように構成することもできる。また、可動側壁板27の下縁部と乗降通路7の床面との間、及び、可動側壁板27の上縁部と乗降通路7の天井面との間には、所定の間隙が形成されている。
ここで、可動側壁板27の建築体側端部は、図5に示すように、略筒状に曲成されて上下に渡って中空部が形成されている。また、建築体側縦枠19aの昇降路側側面には、この昇降路側側面の上部及び下部に突設された支持部28を介して軸29が上下に渡って設けられている。そして、可動側壁板27は、建築体側端部に形成された上記中空部に軸29が挿通されることにより、建築体側縦枠19aに対して回動自在に構成されている。
一方、可動側壁板27の昇降路側端部は、図6に示すように、略筒状に曲成されて上下に渡って中空部が形成されている。また、昇降路側縦枠16aの建築体側側面には、この建築体側側面の上部及び下部に突設された支持部30を介して軸31が上下に渡って設けられている。そして、可動側壁板27は、昇降路側端部に形成された上記中空部に軸31が挿通されることにより、昇降路側縦枠16aに対して回動自在に構成されている。なお、可動側壁板27は、建築体側端部及び昇降路側端部に筒状の支持金を溶接することにより、上下に渡って中空部を形成して、軸29及び31に挿通されるようにしても良い。
次に、かかる構成を有する乗場装置の地震発生時の動作について説明する。
図7は、地震の揺れにより乗降通路7が最も短縮されて、建築体側出入口三方枠19と昇降路側出入口三方枠16とが最も接近した状態を示したものである。図7において、可動側壁板27は、建築体側出入口三方枠19と昇降路側出入口三方枠16とが近接することにより、建築体側端部と昇降路側端部との間隔が狭まって、通常時よりさらに湾曲された状態となっている。この時、可動側壁板27の建築体側端部と昇降路側端部とは、可動側壁板27の弾性変形に合わせて軸29及び31を中心に回動する。なお、可動側壁板27は、乗降通路7が最も短縮された図7に示す状態においても塑性変形は生じず、地震の揺れが収まった際に元の状態に戻るように構成されている。
また、図8は、地震の揺れにより乗降通路7が最も伸長されて、建築体側出入口三方枠19と昇降路側出入口三方枠16とが最も離れた状態を示したものである。図8において、可動側壁板27は、建築体側出入口三方枠19と昇降路側出入口三方枠16とが離れることにより、建築体側端部と昇降路側端部との間隔が広がって、通常時より曲率が大きくなった状態となっている。この時、可動側壁板27の建築体側端部と昇降路側端部とは、可動側壁板27の弾性変形に合わせて軸29及び31を中心に回動する。なお、可動側壁板27は、乗降通路7が最も伸長した図8に示す状態においても、乗降通路7の外側に向かって常時凸状に湾曲するように規制されている。即ち、可動側壁板27は、建築体側端部から昇降路側端部までの長さが、地震の揺れによって変化する建築体側縦枠19a及び昇降路側縦枠16a間の直線距離よりも長くなるように設定されている。かかる構成を有することにより、地震時に可動側壁板27が乗降通路7の内側に湾曲して乗客に接触するような事故を防止することが可能となる。
図9は、地震の揺れにより乗降通路7に横方向の変位が生じた状態を示したものである。図9において、可動側壁板27は、横方向の位置がずれた建築体側出入口三方枠19と昇降路側出入口三方枠16とに追従して弾性変形している。この時、可動側壁板27の建築体側端部と昇降路側端部とは、可動側壁板27の変形に合わせて軸29及び31を中心に回動する。なお、乗降通路7に横方向の変位及び伸縮が同時に生じた場合でも、上述の通り、建築体側出入口三方枠19と昇降路側出入口三方枠16との変位に容易に追従することが可能である。
この発明の実施の形態1によれば、地震の揺れによって乗降通路7が変形した場合でも、可動側壁板27は、建築体側出入口三方枠19及び昇降路側出入口三方枠16の動きに追従して、その湾曲部であらゆる方向の変位を吸収することができる。また、可動側壁板27の建築体側端部及び昇降路側端部は、建築体側縦枠19a及び昇降路側縦枠16aに軸29及び31を介して回動自在に設けられているため、乗降通路7の変形の際にも可動側壁板27に過大な負荷が作用する恐れはない。
また、複数の平坦状の可動側壁板が伸縮摺動機構により連結された従来の乗場装置とは異なり、乗降通路7の各側壁面が、建築体側出入口三方枠19及び昇降路側出入口三方枠16間に渡って1枚の可動側壁板27によって構成されているため、その構成が簡易であり、製作及び据付に際しても時間を要さず安価に提供することが可能である。また、従来の乗場装置のように伸縮摺動機構が備えられていないため、据付後の保守作業も必要としない。
なお、実施の形態1における可動側壁板27は、例えば、0.6〜3.2mm程度(更に好ましくは1.6〜2.3mm程度)のステンレス鋼板で構成することにより、建築体側端部及び昇降路側端部の曲成が容易で、且つ、所定の強度及び弾性を備えることが可能となり、実用的である。
免震建物用エレベータを概念的に示す縦断面図である。 図1の免震建物用エレベータの地震時の状況を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における免震建物用エレベータの乗場装置の側面図である。 この発明の実施の形態1における免震建物用エレベータの乗場装置の平面図である。 図4におけるA部詳細図である。 図4におけるB部詳細図である。 地震時の状況を説明する図4相当図である。 地震時の他の状況を説明する図4相当図である。 地震時の他の状況を説明する図4相当図である。
符号の説明
1 大地
2 基部建築体
3 免震装置
4 免震建築体
5 昇降路
6 可動昇降路枠
7 乗降通路
8 かご
9 かご用案内レール
10 釣合い重り
11 釣合い重り用案内レール
12 機械室
13 駆動綱車
14 主索
15 緩衝器
16 昇降路側出入口三方枠
16a 昇降路側縦枠
17 乗場の戸
18 敷居
19 建築体側出入口三方枠
19a 建築体側縦枠
20 建築体側可動床板
21 昇降路側可動床板
22 水平軸線
23 建築体側可動天井板
24 昇降路側可動天井
24a〜24c 第一〜第三の昇降路側可動天井板
25 伸縮連結リンク
26a〜26d 枢軸ピン
27 可動側壁板
28、30 支持部
29、31 軸

Claims (5)

  1. 基部建築体及びこの基部建築体に免震装置を介して支持された免震建築体に渡って昇降路が形成され、前記建築体のエレベータ乗場からこの乗場に停止したかごまでの間に設けられた乗降通路が、前記両建築体間の相対変位に連動して変形する免震建物用エレベータの乗場装置において、
    前記乗降通路の建築体側出入口の側縁部を形成する建築体側縦枠と、
    前記乗降通路の昇降路側出入口の側縁部を形成する昇降路側縦枠と、
    一端部が建築体側の固定体に、他端部が昇降路側の固定体に枢設された1枚の板状部材からなり、前記建築体側縦枠及び前記昇降路側縦枠間に渡って前記乗降通路の外側に向かって凸状に湾曲され、前記乗降通路の側壁面を形成する可動側壁板と
    を備えたことを特徴とする免震建物用エレベータの乗場装置。
  2. 基部建築体及びこの基部建築体に免震装置を介して支持された免震建築体に渡って昇降路が形成され、前記建築体のエレベータ乗場からこの乗場に停止したかごまでの間に設けられた乗降通路が、前記両建築体間の相対変位に連動して変形する免震建物用エレベータの乗場装置において、
    前記乗降通路の建築体側出入口の側縁部を形成する建築体側縦枠と、
    前記乗降通路の昇降路側出入口の側縁部を形成する昇降路側縦枠と、
    一端部が前記建築体側縦枠に、他端部が昇降路側縦枠に枢設された1枚の板状部材からなり、前記建築体側縦枠及び前記昇降路側縦枠間に渡って前記乗降通路の外側に向かって凸状に湾曲され、前記乗降通路の側壁面を形成する可動側壁板と
    を備えたことを特徴とする免震建物用エレベータの乗場装置。
  3. 前記可動側壁板は、前記乗降通路が両建築体間の相対変位に連動して変形した際にも、前記建築体側縦枠及び前記昇降路側縦枠間に渡って前記乗降通路の外側に向かって常時凸状に湾曲するように規制されたことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の免震建物用エレベータの乗場装置。
  4. 前記可動側壁板は、両端部が筒状に曲成され、一端部が前記建築体側縦枠に設けられた軸に、他端部が前記昇降路側縦枠に設けられた軸にそれぞれ挿通されたことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の免震建物用エレベータの乗場装置。
  5. 前記可動側壁板は、両端部に筒状を呈する支持金が溶接され、一端部が前記建築体側縦枠に設けられた軸に、他端部が前記昇降路側縦枠に設けられた軸にそれぞれ挿通されたことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の免震建物用エレベータの乗場装置。
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