JP4606264B2 - ノイズキャンセラ - Google Patents

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Description

本発明は、ノイズキャンセラに関し、とくに元の信号の波形を高い精度で再現できるようにする技術に関する。
特許文献1には、受信信号からパルスノイズを検出するパルスノイズ検出回路と、検出されたパルスノイズをピークホールドし、その値が所定の閾値以上となった場合に所定時間ゲート制御信号を発生させるゲート制御回路と、ゲート制御信号発生中に受信信号をゲートしてパルスノイズを除去するゲート回路と、を備え、パルスノイズの検出に応じてパルスノイズ検出回路からゲート制御回路への伝送路を遮断するノイズキャンセラが開示されている。また特許文献2には、ノイズが重畳する部分を前向き線形予測を行って予測した信号に置き換えることによりFM受信機の音質低下を抑制する技術が開示されている。
特開平6−112853号公報 特開2000−278153号公報
上記のように前向き線形予測によって信号を予測する場合には、前向き線形予測の根拠として用いた値(以下、根拠値という)と、予測した値(以下、前向き線形予測値という)との間の時間差が大きい程、誤差が拡大してしまう。例えば、図9において、同図に示す受信信号の波形(図中、実線で示す波形)うち、ノイズを含むt〜tの区間における信号を、根拠値x,x, …, xに基づく前向き線形予測によって予測した前向き線形予測値XM+1, XM+2, … , XM+Nによって求めた信号(図中、点線で示す信号)に置き換えることによりノイズが混入しない場合の信号(以下、元信号という)を再現しようとする場合、tに近づく程、根拠値と前向き線形予測値との間の誤差が拡大し、tの近傍では前向き線形予測値によって予測した再生信号の波形の元信号からの乖離が著しくなる。ここでこのような乖離は、例えばAM受信機の再生音質を低下させる。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、元の信号の波形を高い精度で再現することが可能なノイズキャンセラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のうち主たる発明は、ノイズキャンセラであって、受信信号のうちノイズを含む区間についての前向き線形予測を行う前向き線形予測処理部と、前記ノイズを含む区間についての後ろ向き線形予測を行う後ろ向き線形予測処理部と、前記前向き線形予測によって求められる前向き線形予測値と前記後ろ向き線形予測によって求められる後ろ向き線形予測値とに基づいて、前記ノイズを含む区間の信号を置換する信号である置換信号を生成する信号生成部と、前記受信信号にノイズが含まれているかどうかを示すノイズ検出信号に基づいて、前記受信信号にノイズが含まれている区間は前記置換信号を出力し、前記受信信号にノイズが含まれていない区間は前記受信信号を出力する出力切換制御部と、を含むこととする。
このように、本発明のノイズキャンセラは、前向き線形予測と後ろ向き線形予測の双方によって信号を予測するため、元の信号の波形を高い精度で再現することが可能となり、例えば受信機の再生音の音質を向上させることが可能となる。
本発明によれば、元の信号の波形を高い精度で再現することができる。
以下、本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1に本発明の一実施形態として説明する車載用AM放送受信機1のブロック構成を示している。AM放送受信機1は、AM放送の電波を受信するアンテナ10、同調回路及び高周波増幅回路を含むフロントエンド(FE)回路11、中間周波増幅回路を含むIF回路12、AM検波を行う検波回路13、除去対象となるノイズの有無を検出するノイズ検出回路14、ノイズキャンセラ15、低周波増幅回路を含むAF回路16、及び音声を出力するスピーカ17等を含んで構成されている。
上記AM放送受信機1におけるノイズ検出回路14のブロック構成を図2に示す。ノイズ検出回路14は、ハイパスフィルタ(HPF)141、全波整流回路142、リミッタ回路143、ローパスフィルタ(LPF)144、アンプ145、及び比較器146を含んで構成されている。図3(a)は、ハイパスフィルタ(HPF)141の入力信号、すなわちIF回路12から出力されノイズ検出回路14に入力される信号の波形の一例である。この信号には、区間t〜tにおいて比較的大きなノイズが含まれている。
図3(b)は、図3(a)に示す信号がハイパスフィルタ(HPF)141を通過した後の波形であり、図3(c)は全波整流回路142を通過した後の波形である。全波整流回路142から出力された信号は、リミッタ回路143に入力される。リミッタ回路143では、あらかじめ設定された閾値以上の成分がカットされ、図3(d)に示す波形からなる信号が得られる。図3(d)に示す波形はさらにローパスフィルタ(LPF)144を通過して、図3(e)に示す波形に整形され、さらにアンプ145によって図3(c)の信号レベルを超えない増幅率で増幅されて図3(f)に示す波形からなる信号が得られる。
比較器146は、全波整流回路142から入力される図3(c)に示す信号と、アンプ145から入力される図3(f)に示す信号とを比較し、図3(c)に示す信号が図3(f)に示す信号より大であれば「1」となり、図3(c)に示す信号が図3(f)に示す信号以下であれば「0」となる例えば図3(g)に示すデジタル信号を生成する(なお、図3(c)に示す信号が図3(f)に示す信号より大であれば「0」となり、図3(c)に示す信号が図3(f)に示す信号以下であれば「1」となるデジタル信号を出力する構成とすることもできる)。このようにして、ノイズ検出回路14から、IF回路12から入力される信号に所定の大きさのノイズが含まれているかどうかを示す信号(以下、ノイズ検出信号という)が出力される。
図4に上記AM放送受信機1におけるノイズキャンセラ15のブロック構成を示している。ノイズキャンセラ15は、検波回路13から出力される信号を記憶するバッファ151(第1のバッファ)、ノイズ検出回路14から出力されるノイズ検出信号を記憶するバッファ152(第2のバッファ)、窓関数(Window Function)に関する処理を行う窓関数処理部153、線形予測係数を算出する線形予測算出部154、前向き線形予測に関する処理を行う前向き線形予測処理部155、後ろ向き線形予測に関する処理を行う後ろ向き線形予測処理部156、信号生成部157、及び出力切換制御部159を含んで構成されている。なお、ノイズキャンセラ15は、例えばDSP(Digital Signal Processor)を用いて構成されている。
ノイズキャンセラ15は、検波回路13から出力される信号のうちノイズを含む区間の信号を、前向き線形予測を行って得られる前向き線形予測値と、後ろ向き線形予測を行って得られる後ろ向き線形予測値とに基づいて生成した信号(以下、置換信号という)に置換することによりノイズを除去(キャンセル)する。図5はノイズキャンセラ15の動作を説明するための、ノイズを含んだ信号の波形(図中、実線で示した波形)の一例である。この信号にはt1〜t2の区間にノイズが含まれている。ノイズキャンセラ15は、この信号から前向き線形予測のための根拠値 x,x, …, xをサンプリングし、サンプリングした根拠値x,x, …, xを次式(1)に代入することによりN個の前向き線形予測値 yM+1, yM+2, … , yM+Nを求める。
Figure 0004606264
またノイズキャンセラ15は、上記信号から後ろ向き線形予測のための根拠値x2M+N, x2M+N−1, … , xM+N+1をサンプリングし、サンプリングした根拠値x2M+N, x2M+N−1, … , xM+N+1を次式(2)に代入することによりN個の後ろ向き線形予測値zM+N, zM+N−1, … , zM+1を求める。
Figure 0004606264
なお、式(1)において、M−i+1 < 1、 すなわち i>Mのとき、1項目の総和(Σ)の値は0とし、またM-i+2>M、 すなわちi=1 のとき、2項目の総和(Σ)の値は0とする。また式(2)において、M−i+1< 1、 すなわちi>Mのとき、1項目の総和(Σ)の値は0とし、またM−i+2>M、すなわちi=1のとき、2項目の総和(Σ)の値は0とする。また式(1)、式(2)における線形予測係数a [M]は、バッファ151に記憶されている信号にバッファサイズに適した窓関数を適用(乗算)して得られるデータに基づいて、例えばLevinson-Durbinの帰納法やYule-Walkerの方程式を適用することによって求めることができる。
次に、ノイズキャンセラ15は、前向き線形予測を行って得られる前向き線形予測値yM+1, yM+2, … , yM+Nと後ろ向き線形予測を行って得られる後ろ向き線形予測値zM+N, zM+N−1, … , zM+1とに基づいて、上記補間区間の信号を置換する上記置換信号を生成する。ここで置換信号の生成は、例えば次式(3)により所定の内分比c:c(c,c>0)で内分した値XM+i(i=1,2, …,N)を置換信号とすることにより行う。図5にこのようにして生成された置換信号の一例を示している(図5の破線部分で示した波形)。
Figure 0004606264
内分比c:cは、前向き線形予測値と後ろ向き線形予測値とが滑らかに接続するような値に設定される。例えば内分比c:cは、cとcの関係が図6Aに示すように元の信号の時間軸に対して1次関数の関係となるように設定することができる。また内分比c:cは、図6Bに示すようにcとcの関係が元の信号の時間軸に対して3次関数の関係となるように設定することもできる。このように前向き線形予測値と後ろ向き線形予測値とが滑らかに接続されるように内分比c:cを設定することで、AM放送受信機1の再生音の音質を向上させることができる。
次に、図7に示すフローチャートとともにノイズキャンセラ15の具体的な動作について説明する。図7のS711の処理において、ノイズキャンセラ15は、検波回路13から入力される信号を受信してバッファ151に記憶する。またノイズキャンセラ15は、ノイズ検出回路14から出力されるノイズ検出信号をバッファ152に記憶する(S711)。なお、ノイズキャンセラ15は、所定のデータサイズのデータブロック単位でバッファ151に記憶するための信号を取り込む。またノイズキャンセラ15は、ノイズ検出の対象となるデータブロックとともに当該データブロックに含まれる信号に時間的に前または後に連続する信号を含む他のデータブロックをバッファ151に併存して記憶する。これによりバッファ151には少なくとも補間区間における前向き線形予測値yM+1, yM+2, … , yM+Nを生成するための根拠値x,x, …, x、及び後ろ向き線形予測値zM+N, zM+N−1, … , zM+1を生成するための根拠値x2M+N, x2M+N−1, … , xM+N+1の双方を含む区間に相当する分の信号が記憶され、例えばあるデータブロックの先頭又は末尾の近傍にノイズが含まれているような場合であっても、前向き線形予測値を生成するための根拠値x,x, …, x及び後ろ向き線形予測値を生成するための根拠値x2M+N, x2M+N−1, … , xM+N+1が必ずバッファ151に存在していることになる。
続くS712の処理では、出力切換制御部159が、バッファ152に記憶されているノイズ検出信号に「ノイズ有」を示す信号が含まれていないかどうかを判断している(S712)。ここでノイズ検出信号に「ノイズ有」を示す信号が含まれていない場合には(S712:無し)、S719に進む。従って、この場合はバッファ151に記憶されている信号がそのままAF回路16に出力される。
一方、S712の処理において、ノイズ検出信号に「ノイズ有」を示す信号が含まれていた場合には(S712:有り)、S713の処理に進む。S713では、窓関数処理部153によって、バッファ151に記憶されている信号に窓関数を適用(乗算)している(S713)。なお、窓関数としては、上記ノイズ検出の対象となるデータブロックのサイズに適したものが用いられる。続くS714の処理では、線形予測係数算出部154が、窓関数が適用された上記信号に基づいて線形予測係数a [M]を算出している(S714)。線形予測係数a [M]の具体的な算出方法については後述する。S715の処理では、前向き線形予測処理部155が前向き線形予測値yM+1, yM+2, … , yM+Nを算出している(S715)。またS716の処理では、後ろ向き線形予測処理部156が後ろ向き線形予測値zM+1, zM+2, … , zM+Nを算出している(S716)。次のS717の処理では、信号生成部157が、S715で求めた前向き線形予測値yM+1, yM+2, … , yM+Nと、S716で求めた後ろ向き線形予測値zM+N, zM+N−1, … , zM+1とを、所定の内分比c:cで内分することにより置換信号を生成している(S717)。またS718では、置換処理部158がバッファ151に記憶されている信号の補間区間における信号を置換信号に置換している(S718)。
S719の処理では、出力切換制御部159が、バッファ151に記憶されている信号をAF回路16に出力している(S719)。なお、S712において、ノイズ検出信号に「ノイズ有」を示す信号が含まれていた場合には(S712:有り)、S718において補間区間が置換された信号がAF回路16に出力されることになる。またS712において、ノイズ検出信号に「ノイズ有」を示す信号が含まれていない場合には(S712:無し)、検波回路13からバッファ151に取り込まれた信号がそのままAF回路16に出力されることになる。
続くS720の処理では、ノイズキャンセラ15が、次の信号の取り込みに備えてバッファ151及びバッファ152の内容を初期化(クリア)している(S720)。
次にS714における上記線形予測係数の算出処理を図8に示すフローチャートとともに説明する。なお、線形予測係数算出部154は、Levinson-Durbinの帰納法を用いて線形予測係数を算出するものとする。まず図8に示すS811の処理では、線形予測係数算出部154が、バッファ151に記憶されている信号v(l=1,2,・・・,L)全てをサンプリングしている。なお、Lはバッファサイズである(S811)。S812の処理では、線形予測係数算出部154が、サンプリングした根拠値v(l=1,2,・・・,L)を次の式(4)に代入することにより自己相関関数r(j=0,1,・・・,M)を求めている(S812)。
Figure 0004606264
続くS813の処理では、後続する処理の前準備としてa [0] = 1, α = rとしている(S813)。
S814は、第1のループの開始位置である。第1のループでは、mの値を0からM−1まで変化させている(S814)。S815の処理では、次の式(5)によってβmを求めている(S815)。
Figure 0004606264
S816では、次の式(6)によってKm+1を求めている(S816)。またa [m+1]=1としている。
m+1=−β/α・・・(6)
S817は、第2のループの開始位置である。第2のループでは、kの値を1からm+1まで変化させている(S817)。S818の処理では、次の式(7)によって線形予測係数a [m+1]を求めている(S818)。
[m+1] = a [m]+Km+1m+1−k [m] ・・・(7)
S819は第2のループの終了位置である(S819)。S820の処理では、次の式(8)によってαm+1 を求めている(S820)。
αm+1 =( 1−Km+1 )α・・・(8)
S821は第1のループの終了位置である(S821)。
S822では、線形予測係数算出部154が、以上のようにして求めた線形予測係数a [M],a [M],・・・,a [M]を、前向き線形予測処理部155及び後ろ向き線形予測処理部156に出力している(S822)。
以上に説明したように、本実施形態のノイズキャンセラ15は、前向き線形予測と後ろ向き線形予測の双方によって信号を予測している。このため、元の信号の波形を高い精度で再現することが可能となり、これによりAM放送受信機1の再生音の音質を向上させることができる。
なお、本発明の一実施形態につき詳細に説明したが、以上の実施形態の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えばノイズキャンセラ15は、DSP以外にも、MPU(Micro Processor Unit)、ハードウエアロジック等を用いて構成することもできる。またバッファ151及びバッファ152は、図4に示すようにノイズキャンセラ15に内蔵されていてもよいし、ノイズキャンセラ15とは別体であってもよい。またノイズ検出信号の生成は、上述したようにIF回路12の出力信号以外にも、FE回路11の出力信号や検波回路13の出力信号等に基づいて生成することもできる。本実施形態のノイズキャンセラ15は、例えば本発明はAM受信機だけでなくFM受信機に適用することもできる。
ところで、短い時間区間にノイズ部分(ノイズを含む区間)が複数箇所含まれていた場合には、短い時間間隔で自己相関関数を何度も計算を行うことになり、ノイズキャンセラ15の処理負荷が増大することとなる。そこで、このような処理負荷の増大を防ぐべく、所定の時間区間Δtにおいてサンプリングした根拠値に基づいて前記前向き線形予測又は前記後ろ向き線形予測における一組の線形予測係数を求め、その線形予測係数によって上記時間区間Δtにおいて置換対象となる複数(又は全ての)のノイズ部分についての置換信号を生成するように、すなわち、上記時間区間Δtにおいて置換対象となる複数(又は全ての)のノイズ部分についての置換信号を同じ上記一組の線形予測係数に基づいて算出するようにしてもよい。このようにすれば、上記時間区間Δtより短い時間間隔で線形予測係数の計算が行われることがなくなり、処理負荷の増大を防ぐことができる。
本発明の一実施形態による車載用FM放送受信機1のブロック構成を示す図である。 本発明の一実施形態によるノイズ検出回路14のブロック構成を示す図である。 本発明の一実施形態によるノイズ検出回路14の各部から出力される信号の波形を示す図である。 本発明の一実施形態によるノイズキャンセラ15のブロック構成を示す図である。 本発明の一実施形態によるノイズキャンセラ15の動作を説明するためのノイズを含んだ信号の一例を示す図である。 本発明の一実施形態による前向き線形予測値と後ろ向き線形予測値とに基づいて置換信号を生成する際の内分比c:cの一例を示す図である。 本発明の一実施形態による前向き線形予測値と後ろ向き線形予測値とに基づいて置換信号を生成する際の内分比c:cの一例を示す図である。 本発明の一実施形態によるノイズキャンセラ15の具体的な動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態による線形予測係数の算出処理を説明するフローチャートである 前向き線形予測による予測誤差の拡大を説明する図である。
符号の説明
11 FE回路
12 IF回路
13 検波回路
14 ノイズ検出回路
15 ノイズキャンセラ
16 AF回路
151 バッファ
152 バッファ
153 窓関数処理部
154 線形予測係数算出部
155 前向き線形予測処理部
156 後ろ向き線形予測処理部
157 信号生成部
159 出力切換制御部

Claims (8)

  1. 受信信号のうちノイズを含む区間についての前向き線形予測を行う前向き線形予測処理部と、
    前記ノイズを含む区間についての後ろ向き線形予測を行う後ろ向き線形予測処理部と、
    前記前向き線形予測によって求められる前向き線形予測値と前記後ろ向き線形予測によって求められる後ろ向き線形予測値とに基づいて、前記ノイズを含む区間の信号を置換する信号である置換信号を生成する信号生成部と、
    前記受信信号にノイズが含まれているかどうかを示すノイズ検出信号に基づいて、前記受信信号にノイズが含まれている区間は前記置換信号を出力し、前記受信信号にノイズが含まれていない区間は前記受信信号を出力する出力切換制御部と、
    を含むこと
    を特徴とするノイズキャンセラ。
  2. 請求項1に記載のノイズキャンセラであって、
    前記信号生成部は、前記前向き線形予測値と前記後ろ向き線形予測値とを所定の内分比により内分することにより前記置換信号を求めること
    を特徴とするノイズキャンセラ。
  3. 請求項2に記載のノイズキャンセラであって、
    前記内分比は、前記信号の時間軸に対して1次関数の関係となるように設定されることを特徴とするノイズキャンセラ。
  4. 請求項2に記載のノイズキャンセラであって、
    前記内分比は、前記信号の時間軸に対して3次関数の関係となるように設定されることを特徴とするノイズキャンセラ。
  5. 請求項1に記載のノイズキャンセラであって、
    前向き線形予測値を生成するための根拠値と前記後ろ向き線形予測値を生成するための根拠値とを含む前記受信信号を記憶するバッファを含むこと
    を特徴とするノイズキャンセラ。
  6. 請求項5に記載のノイズキャンセラであって、
    前記バッファに所定のデータサイズからなるデータブロック単位で前記受信信号を取り込み、前記バッファに時間的に前又は後に連続する前記受信信号を含んだ複数のデータブロックを併存して記憶すること
    を特徴とするノイズキャンセラ。
  7. 請求項1に記載のノイズキャンセラであって、
    前記前向き線形予測又は前記後ろ向き線形予測における線形予測係数を、Levinson-Durbinの帰納法又はYule-Walkerの方程式によって求めること
    を特徴とするノイズキャンセラ。
  8. 請求項1に記載のノイズキャンセラであって、
    所定の時間区間内のサンプリング値に基づいて一組の線形予測係数を求める線形予測係数算出部を更に備え、
    前記前向き線形予測処理部は、
    前記一組の線形予測係数を用いて前向き線形予測を行い、
    前記後ろ向き線形予測処理部は、
    前記一組の線形予測係数を用いて後ろ向き線形予測を行い、
    前記信号生成部は、
    前記前向き線形予測処理部によって求められる前向き線形予測値と前記後ろ向き線形予測処理部によって求められる後ろ向き線形予測値とに基づいて、前記所定の時間区間内における置換対象となる前記ノイズを含む区間の信号を置換する信号を生成すること
    を特徴とするノイズキャンセラ。
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