JP4605768B2 - 船外機の水冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関用の潤滑油を貯留するオイルパンに形成される冷却水ジャケットを備え、この冷却水ジャケットを上記内燃機関側に連通させる冷却水通路を形成した船外機の水冷却装置に関するものである。
船外機には、従来、下記特許文献1,2に示されるものがある。これら公報のものによれば、上記船外機は、船の船体に支持されるケースと、このケースの上端部に支持される内燃機関と、上記ケースに形成され上記内燃機関の潤滑油を貯留するオイルパンと、このオイルパンに一体的に形成される冷却水ジャケットとを備え、この冷却水ジャケットを上記内燃機関側に連通させる冷却水通路が上記オイルパンに形成されている。
上記内燃機関を駆動させると、この内燃機関の駆動に連動して、上記オイルパン内の潤滑油が上記内燃機関側に供給されて、この内燃機関の各部が潤滑される。これにより、この内燃機関の円滑な駆動が継続可能とされる。
また、上記内燃機関の駆動に連動して、上記オイルパンの冷却水ジャケットに冷却水が流入させられると共に、この冷却水が上記内燃機関側に流入させられる。すると、上記冷却水により、上記オイルパンを介して上記潤滑油が冷却されて、その劣化が防止されると共に、内燃機関が冷却されて、この内燃機関の高温化が防止される。
上記の場合、オイルパン内に貯留される潤滑油は、内燃機関が駆動されている時は、この内燃機関内に多量に供給される。このため、上記オイルパン内の潤滑油は内底部に近いレベルとなる。この結果、オイルパン内の上部には潤滑油は貯留されず、空状態となる。一方、上記オイルパンは、上記冷却水ジャケットと冷却水通路の少なくともいずれかにより、上記オイルパンの縦方向の全体にわたり冷却されるようになっている。
特開平9−189224号公報 特開2000−62694号公報
ところで、上記内燃機関が駆動されている時、上記オイルパン内には、一般に、上記内燃機関からのブローバイガスが充満する。ここで、前記したようにオイルパン内の上部には潤滑油は貯留されず、空状態にある。一方、上記オイルパンは、その上部を含む全体にわたり冷却水によって冷却されている。このため、上記のように空状態にあるオイルパンの上部の温度は低くなって、このオイルパンの上部内面に、上記ブローバイガスに含まれる水分が結露してスラリーが生成されがちとなる。
そして、上記のように生成したスラリーがオイルパン内の潤滑油に混入したとすると、この潤滑油の粘性が大きくなって、内燃機関における潤滑が阻害されるおそれを生じる。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、船外機における内燃機関用の潤滑油を貯留するオイルパンを冷却することにより、潤滑油を冷却して、その劣化を防止すると共に、この潤滑油による内燃機関の潤滑が良好に達成されるようにすることである。
また、本発明の他の目的は、上記目的を達成する船外機の水冷却装置の組み立て作業が容易にできるようにすることである。
また、本発明の更に他の目的は、上記船外機の水冷却装置を軽量にできるようにすることである。
請求項1の発明は、全図に例示するように、船体3に支持されるケース10と、このケース10の上端部に支持される内燃機関12と、上記ケース10に形成され上記内燃機関12の潤滑油28を貯留するオイルパン29と、このオイルパン29に一体的に形成される冷却水ジャケット58とを備え、この冷却水ジャケット58を上記内燃機関12側に連通させる冷却水通路66を上記オイルパン29の外側に形成した船外機の水冷却装置において、
上記冷却水ジャケット58を、上記オイルパン29の底部に形成し、このオイルパン29の外壁面の少なくとも一部と上記冷却水通路66との間に空間70を形成したものである。
請求項2の発明は、全図に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記冷却水通路66を通して冷却水60を内燃機関12側に流動させるよう駆動する水ポンプ61を設け、この水ポンプ61を上記オイルパン29の前側に配置した船外機の水冷却装置において、
上記冷却水通路66を上記オイルパン29の後側に配置したものである。
請求項3の発明は、全図に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記冷却水通路66をチューブ67により形成し、このチューブ67の一端部68を上記冷却水ジャケット58に連結し、他端部69を上記オイルパン29の上端部に連結したものである。
請求項4の発明は、図1−8に例示するように、請求項3の発明に加えて、上記チューブ67の他端部69を上記内燃機関12側に連通させる他の冷却水通路71を、他のチューブ72により形成したものである。
請求項5の発明は、図5−8に例示するように、請求項1から4のうちいずれか1つの発明に加えて、上記ケース10が、このケース10の上端部を構成するガイドエキゾースト23を備え、このガイドエキゾースト23の上面に上記内燃機関12を支持させる一方、下面に上記オイルパン29の上端面26を接合させ、上記冷却水通路66を上記内燃機関12側に連通させる連通路76を上記オイルパン29の上端部と、上記ガイドエキゾースト23とに跨るように形成した船外機の水冷却装置において、
上記連通路76から上記ガイドエキゾースト23とオイルパン29との互いの合い面の間に漏出した冷却水60を上記オイルパン29の外部に導出させる水導出路79を、上記合い面のうちの少なくともいずれか一方の合い面に形成したものである。
請求項6の発明は、図9に例示するように、請求項1の発明に加えて、上記冷却水通路66を形成した部材を上記オイルパン29と一体的に形成したものである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、船体に支持されるケースと、このケースの上端部に支持される内燃機関と、上記ケースに形成され上記内燃機関の潤滑油を貯留するオイルパンと、このオイルパンに一体的に形成される冷却水ジャケットとを備え、この冷却水ジャケットを上記内燃機関側に連通させる冷却水通路を上記オイルパンの外側に形成した船外機の水冷却装置において、
上記冷却水ジャケットを、上記オイルパンの底部に形成し、このオイルパンの外壁面の少なくとも一部と上記冷却水通路との間に空間を形成している。
このため、上記冷却水通路を流動する冷却水によって、上記オイルパンの底部を介し潤滑油が冷却される。よって、この潤滑油の劣化が防止される。
また、上記したように、オイルパンの外壁面の少なくとも一部と冷却水通路との間には空間が形成されており、このため、内燃機関が駆動されている時に上記潤滑油を多くは貯留しない上記オイルパンが、上記冷却水通路を流動する冷却水によって冷却される、ということは防止される。
よって、上記オイルパン内に充満したブローバイガスの水分が、上記オイルパンによって結露させられる、ということは防止される。つまり、この結露に基づくスラリーの生成と、このスラリーが上記潤滑油に混入する、ということが防止される。このため、上記スラリーにより潤滑油の粘性が大きくなるということは未然に防止されて、この潤滑油により内燃機関の潤滑が良好に達成される。
請求項2の発明は、上記冷却水通路を通して冷却水を内燃機関側に流動させるよう駆動する水ポンプを設け、この水ポンプを上記オイルパンの前側に配置した船外機の水冷却装置において、
上記冷却水通路を上記オイルパンの後側に配置している。
このため、上記冷却水通路を形成する部材を組み付けるとき、上記水ポンプが、上記組み付け作業の邪魔になるということは防止される。よって、上記部材の組み付けが容易にできる分、上記水冷却装置の組み立て作業が容易にできる。
請求項3の発明は、上記冷却水通路をチューブにより形成し、このチューブの一端部を上記冷却水ジャケットに連結し、他端部を上記オイルパンの上端部に連結している。
このため、上記オイルパン自体に上記冷却水通路を形成する場合には、この冷却水通路の形成部分に厚肉部を設ける必要があるが、上記したように冷却水通路を上記オイルパンとは別のチューブにより形成したため、上記オイルパンに上記した肉厚部を設けることは不要となる。よって、その分、上記オイルパンを軽量にでき、つまり、上記水冷却装置を軽量にすることができる。
しかも、上記チューブの一端部と他端部とは、共に上記冷却水ジャケットを含むオイルパンに連結したため、これらオイルパンとチューブとは一つのユニットとされる。よって、上記水冷却装置の組み立て作業では、上記オイルパンとチューブとをユニットとして、これを他の構成部品に組み付けることができる。このため、上記オイルパンとチューブとを個別に組み付けることに比べて、上記水冷却装置の組み立て作業が、より容易にできる。
請求項4の発明は、上記チューブの他端部を上記内燃機関側に連通させる他の冷却水通路を、他のチューブにより形成している。
ここで、一般に、チューブは占有空間が小さいため、上記した他のチューブの周りに広い作業空間を確保できる。よって、ケースに対する内燃機関の締結具による脱着作業などが容易にできる。
請求項5の発明は、上記ケースが、このケースの上端部を構成するガイドエキゾーストを備え、このガイドエキゾーストの上面に上記内燃機関を支持させる一方、下面に上記オイルパンの上端面を接合させ、上記冷却水通路を上記内燃機関側に連通させる連通路を上記オイルパンの上端部と、上記ガイドエキゾーストとに跨るように形成した船外機の水冷却装置において、
上記連通路から上記ガイドエキゾーストとオイルパンとの互いの合い面の間に漏出した冷却水を上記オイルパンの外部に導出させる水導出路を、上記合い面のうちの少なくともいずれか一方の合い面に形成している。
このため、仮に、上記連通路から冷却水が漏出したとしても、この冷却水は、上記水導出路を通り上記オイルパンの外部に導出させられる。よって、上記のように漏出した冷却水が上記オイルパン内の潤滑油に混入する、ということは防止される。
請求項6の発明は、上記冷却水通路を形成した部材を上記オイルパンと一体的に形成している。
このため、上記水冷却装置の部品点数が少なくなる。よって、その構成が簡単となり、また、この水冷却装置の組み立て作業が容易にできる。
本発明の船外機の水冷却装置に関し、船外機における内燃機関用の潤滑油を貯留するオイルパンを冷却することにより、潤滑油を冷却して、その劣化を防止すると共に、この潤滑油による内燃機関の潤滑が良好に達成されるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、船外機は、船体に支持されるケースと、このケースの上端部に支持される内燃機関と、上記ケースに形成され上記内燃機関の潤滑油を貯留するオイルパンと、このオイルパンに一体的に形成される冷却水ジャケットとを備えている。この冷却水ジャケットを上記内燃機関側に連通させる冷却水通路が上記オイルパンの外側に形成されている。上記冷却水ジャケットが、上記オイルパンのうちの底部側にのみ形成され、このオイルパンの外壁面の少なくとも一部、特に上部と上記冷却水通路との間に空間が形成されている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例1を添付の図1−6に従って説明する。
図において、符号1は小型の船で、この船1は、水2面に浮く船体3と、この船体3の後端部に取り付けられるクランプブラケット4と、このクランプブラケット4、およびこのクランプブラケット4に支持される枢支具5とを介して船体3の後端部に支持される船外機6と、この船外機6の下部側を上記枢支具5回りで後上方に向かってチルトアップA、チルトダウンB(各図中実線)可能とさせる油圧式のアクチュエータ7とを備えている。また、図中矢印Frは、船1の推進方向の前方を示している。
上記船外機6は、この船外機6の外殻を構成するアルミ鋳造製のケース10と、このケース10の下端部に回転可能に支持されるプロペラ11と、上記ケース10の上端部に支持される内燃機関12と、上記内燃機関12のクランク軸13に上記プロペラ11を連動連結させる動力伝達装置14と、上記内燃機関12をその外方から覆うカウリング15とを備えている。上記ケース10は、鉛直方向に長く延び、その上部が上記枢支具5によりクランプブラケット4に枢支されている。また、上記動力伝達装置14は上記ケース10に収容されている。そして、上記ケース10の下部とプロペラ11とは、水2中に没入させられる。
上記クランク軸13の軸心18は鉛直方向に延びている。上記動力伝達装置14は、上記クランク軸13の軸心18上に位置して鉛直方向に延びる動力伝達軸19と、この動力伝達軸19の下端部に上記プロペラ11を連動連結させる歯車組20とを備えている。上記動力伝達軸19の上端部は上記クランク軸13に連動連結されている。
上記ケース10は、その上面に上記内燃機関12を支持するガイドエキゾースト23と、上記ガイドエキゾースト23の下面に取り付けられるアッパケース24と、上記アッパケース24の下面に取り付けられるロアケース25と、上記内燃機関12用の潤滑油28を貯留するオイルパン29と、このオイルパン29の下端面30に接合させられて取り付けられる仕切板31とを備えている。
上記ガイドエキゾースト23は、上記ケース10の上端部を構成している。また、上記アッパケース24は、上記ケース10の長手方向の中途部を構成している。また、上記ロアケース25は、上記ケース10の下部を構成している。上記オイルパン29は、上記アッパケース24の上部内に設けられるよう上記ケース10に形成されている。この場合、上記アッパケース24とオイルパン29とは互いに別体とされている。また、上記オイルパン29の上端面26は上記ガイドエキゾースト23の下面に接合させられ、このガイドエキゾースト23に締結具27により取り付けられている。この場合、潤滑油28は、オイルパン29内のうちの内底部側にのみ貯留される。
上記内燃機関12の駆動に伴い、この内燃機関12から排出される排気32を水2中に導出させる排気装置33が設けられている。この排気装置33につき説明する。
上記アッパケース24の上部内に鉛直方向に延びるエキゾーストパイプ34が設けられている。このエキゾーストパイプ34の上端部は上記ガイドエキゾースト23に対し上記締結具27によりオイルパン29と共締めされている。上記エキゾーストパイプ34の下端部は上記仕切板31を下方に向かって貫通している。また、上記アッパケース24の下部内には鉛直方向に延びるマフラー35が設けられている。このマフラー35の上端部は、上記エキゾーストパイプ34に連通するよう上記仕切板31の下面に取り付けられている。上記マフラー35の下端部は上記ロアケース25に連結されている。
上記内燃機関12の排気通路を上記エキゾーストパイプ34の上端部に連通させる上流側排気通路36が上記ガイドエキゾースト23とオイルパン29とに形成されている。一方、上記マフラー35の下端部を水2中に連通させる下流側排気通路37が上記ロアケース25に形成されている。
上記潤滑油28とオイルパン29は、上記内燃機関12の各部を潤滑するための潤滑装置39を構成している。この潤滑装置39につき、より具体的に説明する。
上記オイルパン29は、上方に向かって開口する椀形状のオイルパン本体40と、このオイルパン本体40の上端部に一体的に形成される外向きフランジ41と、上記オイルパン本体40の底部の中央部を上方に向かって膨出させることにより形成された膨出部42とを備えている。上記オイルパン本体40の内周面と上記膨出部42の外周面との間が潤滑油28を貯留可能とする油貯留部43とされている。上記膨出部42は、平面視で矩形状をなし、この膨出部42の前外面は、船1の幅方向に延びる平坦面形状とされている。
上記膨出部42の上端面は、上記オイルパン29の上端面26の一部を構成し、上記ガイドエキゾースト23の下面に接合されて、上記締結具27により締結されている。また、上記膨出部42の上端部に上記上流側排気通路36の一部が形成されている。更に、上記膨出部42の内部に上記エキゾーストパイプ34が嵌入され、このエキゾーストパイプ34の上端部と上記膨出部42の上端部とが上記締結具27により上記ガイドエキゾースト23に共締めされている。
上記潤滑装置39は鉛直方向に延びるオイル管47を備えている。上記オイルパン29の内底部のうち、前端部が最深部とされている。そして、上記オイル管47の下端部である一端部44は、上記オイルパン29の内底部の前端部に開口している。また、上記オイル管47の上端部である他端部45は、上記ガイドエキゾースト23に形成されたオイル通路46を通して内燃機関12側に向かって延びている。
また、上記潤滑装置39は、上記オイル管47の一端部44内に設けられるストレーナ48と、上記内燃機関12側に上記オイルパン29内の潤滑油28を供給させるよう駆動するオイルポンプ49とを備えている。上記オイル管47の一端部44とストレーナ48とは、船1の長手方向で、上記オイルパン本体40内の前面と、膨出部42の前外面との間に配置されている。上記オイルポンプ49は、その駆動により、上記オイル管47の一端部44から潤滑油28を吸入する一方、他端部45から吐出する。そして、この吐出された潤滑油28は上記内燃機関12側に供給される。
上記動力伝達装置14の動力伝達軸19は、ケース10の前端部に配置され、かつ、オイルパン29の前側に配置されている。上記オイルポンプ49のロータは、上記クランク軸13と動力伝達軸19とに共通の軸心18上に位置して、上記クランク軸13に連動連結されている。上記オイルポンプ49の少なくとも一部分は、オイルパン29よりも前側に配置されている。また、上記オイルポンプ49は、鉛直方向で、上記内燃機関12とガイドエキゾースト23との間に配置されている。
上記オイルパン29の内底面のうち、上記オイル管47の一端部44の下方に位置する一部分51上は、上記オイルパン29の内底部の最深部である。そして、上記一部分51の上方近傍に上記オイル管47の一端部44が開口している。上記オイルパン29の内底面のうち、上記一部分51よりも、その後方の他部分52は、より高く位置するよう形成されている。より具体的には、上記一部分51は、上記オイルパン29の内底面の前端部を形成して、ほぼ水平な平坦面形状とされている。また、上記一部分51の後端部は、船1の長手方向で、上記オイルパン29の中央部よりも前側、かつ、上記膨出部42の前端部とほぼ同じところに位置している。一方、上記他部分52は、上記一部分51の後端部から後上方に向かうよう傾斜した平坦面形状とされている。
上記オイルパン29の内底部の最深部における潤滑油28をケース10の外部に排出可能とするドレン孔53が、上記オイルパン29を含むケース10に形成されている。
上記オイルパン29の上端面26の各部は、上記膨出部42の上端面を含めて、ほぼ水平に延びる仮想平面54上に位置するよう形成されている。また、上記オイルパン29の内底面における上記一部分51と他部分52の各下方における上記オイルパン29の下端面30の各部も、上記仮想平面54と平行で、ほぼ水平に延びる他の仮想平面55上に位置するよう形成されている。
上記内燃機関12や潤滑油28を冷却させるための水冷却装置57が設けられている。
上記水冷却装置57は、上記オイルパン29のうちの底部にのみ、上記仕切板31と協同して形成される冷却水ジャケット58と、上記ケース10に形成された冷却水通路59を通して上記冷却水ジャケット58の前端部に水2を冷却水60として供給する水ポンプ61とを備えている。この水ポンプ61のロータは、上記クランク軸13と動力伝達軸19とに共通の軸心18上に位置して、上記クランク軸13に連動連結されている。上記水ポンプ61は、上記オイルパン29の前側に配置され、かつ、アッパケース24の下端部内に配置されている。
また、上記水冷却装置57は、上記オイルパン29の底部下面に一体的に形成される複数の冷却フィン63を備えている。これら冷却フィン63は、上記冷却水ジャケット58の内部に設けられている。上記各冷却フィン63は、それぞれ船体3の長手方向に延びている。また、上記オイルパン29の前、後面にもそれぞれ複数の他の冷却フィン64が一体的に形成されている。これら各他の冷却フィン64は、それぞれ縦方向に延びている。また、上記各冷却フィン63,64は、それぞれ船体3の幅方向でほぼ等ピッチとなるよう配置されている。
上記冷却水ジャケット58を上記内燃機関12側に連通させる冷却水通路66が上記ケース10のアッパケース24内に形成され、かつ、上記オイルパン29の外側に形成されている。上記冷却水通路66は、可撓性でゴム製のチューブ67の内孔により形成されている。このチューブ67の一端部68は、継手により上記オイルパン29の後下端部に着脱可能に連結されて、上記冷却水ジャケット58の後下端部に連通させられている。また、上記チューブ67の他端部69は、継手により上記オイルパン29の上端部である外向きフランジ41の後端部に着脱可能に連結されている。
上記オイルパン29の油貯留部43と、上記チューブ67に形成された冷却水通路66との間には、このチューブ67の長手方向のほぼ全体にわたり空間70が形成されている。より具体的には、上記オイルパン29の外壁面の少なくとも一部である上部と、チューブ67の冷却水通路66との間に空間70が形成されている。つまり、上記オイルパン29の上記空間70に面する外壁面とチューブ67とは上記空間70を挟むようにして、互いに離間させられている。また、上記チューブ67は、上記オイルパン29の後側に配置されている。
上記チューブ67の他端部69を上記内燃機関12側に連通させる他の冷却水通路71が形成されている。この他の冷却水通路71は、可撓性でゴム製の他のチューブ72の内孔により形成されている。この他のチューブ72の一端部73は、継手により上記ガイドエキゾースト23の一部分に着脱可能に連結され、他端部74は、継手により上記ガイドエキゾースト23の他部分に着脱可能に連結されている。
図1,5,6において、上記オイルパン29の上端部と、上記ガイドエキゾースト23とに跨るように連通路76が形成されている。この連通路76は、上記チューブ67の他端部69内の冷却水通路66の上端部を上記他のチューブ72の一端部73内の他の冷却水通路71に連通させる。また、上記他のチューブ72の他端部74内の他の冷却水通路71は、上記ガイドエキゾースト23と内燃機関12とに形成された他の連通路77を通して上記内燃機関12に形成された不図示の冷却水ジャケットに連通させられている。
上記ガイドエキゾースト23とオイルパン29との互いの合い面の間には、金属製のガスケット78が介設されている。このガスケット78には、上方に円弧状に突出する第1、第2ビード78a,78bが形成されている。第1ビード78aは、船外機6の平面視で、上記油貯留部43を取り囲むように形成され、第2ビード78bは、上記連通路76を取り囲むように形成されている。この構成によれば、上記合い面間を通り上記連通路76から上記オイルパン29内の油貯留部43に至る途中には、第1、第2ビード78a,78bが2重に存在する。ここで、腐食や傷などにより、仮に、上記連通路76を通る冷却水60が、上記連通路76から上記ガイドエキゾースト23とオイルパン29との互いの合い面の間に漏出したとする。この場合、漏出した冷却水60が上記油貯留部43に向かうことは、上記第1、第2ビード78a,78bにより防止される。この結果、上記冷却水60が油貯留部43の潤滑油28に混入する、ということは防止される。
しかも、上記のように連通路76から漏出した冷却水60を上記オイルパン29の外部に導出させる水導出路79が、上記合い面のうちの少なくともいずれか一方の合い面に形成されている。
具体的には、上記連通路76の径方向外方の近傍における上記外向きフランジ41とガスケット78との各部分に、それぞれ上記油貯留部43側から上記連通路76を取り囲むように上記水導出路79である水導出孔79aが形成されている。これら水導出孔79aは、平面視で、同形同大であり、かつ、同じところに位置し、上記外向きフランジ41とガスケット78の各部分をそれぞれ縦方向に貫通している。この場合、平面視(図6)で、各水導出孔79aは、上記第1、第2ビード78a,78bの間に配置されている。なお、上記各水導出孔79aは上記第2ビード78bの内側に形成してもよい。また、上記ガスケット78には上記水導出孔79aを形成しなくてもよい。
上記他の連通路77の冷却水60は、内燃機関12の冷却水ジャケットを流動することにより、この内燃機関12を冷却する。この内燃機関12の冷却後の冷却水60を、水2中に排出させる排水通路80が形成されている。この排水通路80は、上記エキゾーストパイプ34の外面とオイルパン29の膨出部42の内面との間、仕切板31、マフラー35、アッパケース24、およびロアケース25を順次通過するように形成されている。また、上記アッパケース24の内面と、オイルパン29、およびマフラー35の各外面との間の空間は、この空間に排出される冷却水60を水2中に排出させる他の排水通路81とされている。
上記内燃機関12を駆動させると、上記動力伝達装置14を介しプロペラ11が連動して、船1が推進させられる。上記内燃機関12からの排気32は上記上流側排気通路36、エキゾーストパイプ34、マフラー35、および下流側排気通路37を通って、水2中に排出される。
ここで、上記オイルパン29の容量をより大きくさせるためには、このオイルパン29の他部分52における内底面に関し、後方に向かっての仰角を、より小さくさせることが好ましい。一方、上記船1の前方への推進時に、急加速する場合には、船1は前上がり姿勢となるようハンプする(図1,2中、一点鎖線)。このハンプ時における船1の仰角の最大値は一般的に25−35°である。そこで、上記オイルパン29の他部分52の内底面の仰角は20−40°とされ、好ましくは25−35°とされる。つまり、ハンプ時に、上記オイルパン29の内底部の最深部に潤滑油28が貯留されている状態が、より確実に維持されるように上記オイルパン29が形成される。
上記の結果、上記オイルパン29の容量が十分に確保される。また、ハンプ時でも、上記オイルパン29内の潤滑油28は、上記オイル管47を通しオイルポンプ49に対し、より確実に吸入されて、内燃機関12側に供給される。
上記内燃機関12の駆動に上記オイルポンプ49が連動する。すると、上記オイルパン29内の潤滑油28が上記オイル管47の一端部44から吸入されて、このオイル管47、オイル通路46、およびオイルポンプ49を、順次、通って上記内燃機関12に供給され、各部が潤滑される。この潤滑後の潤滑油28は、不図示の戻り通路を通って、上記オイルパン29内に戻される。
また、上記内燃機関12の駆動に上記水ポンプ61が連動する。すると、上記冷却水通路59を通して上記水ポンプ61に水2が吸入される一方、吐出されて、この水2が上記冷却水ジャケット58に供給される。すると、上記オイルパン29を介して潤滑油28が冷却され、この潤滑油28の劣化が防止される。
上記潤滑油28とオイルパン29を冷却した後の冷却水60は、上記チューブ67の冷却水通路66、連通路76、他のチューブ72の他の冷却水通路71、他の連通路77を通って上記内燃機関12の冷却水ジャケットに供給される。そして、この冷却水ジャケットを流動することにより、この内燃機関12を冷却した後の冷却水60は、上記排水通路80を通って水2中に排出される。
上記構成によれば、冷却水ジャケット58を、上記オイルパン29の底部に形成し、このオイルパン29の外壁面の少なくとも一部と上記冷却水通路66との間に空間70を形成している。
このため、上記冷却水通路66を流動する冷却水60によって、上記オイルパン29の底部を介し潤滑油28が冷却される。よって、この潤滑油28の劣化が防止される。
また、上記したように、オイルパン29の外壁面の少なくとも一部と冷却水通路66との間には空間70が形成されており、このため、内燃機関12が駆動されている時に上記潤滑油28を多くは貯留しない、もしくは空状態の上記オイルパン29の特に上部が、上記冷却水通路66を流動する冷却水60によって冷却される、ということは防止される。
よって、上記オイルパン29内に充満したブローバイガスの水分が、上記オイルパン29の特に上部によって結露させられる、ということは防止される。つまり、この結露に基づくスラリーの生成と、このスラリーが上記潤滑油28に混入する、ということが防止される。このため、上記スラリーにより潤滑油28の粘性が大きくなるということは未然に防止されて、この潤滑油28により内燃機関12の潤滑が良好に達成される。
また、前記したように、動力伝達軸19、オイルポンプ49、および水ポンプ61を上記オイルパン29の前側に配置し、上記冷却水通路66を上記オイルパン29の後側に配置している。
このため、上記冷却水通路66を形成するチューブ67などの部材を上記オイルパン29に組み付けるとき、上記動力伝達軸19、オイルポンプ49、および水ポンプ61が、上記組み付け作業の邪魔になるということは防止される。よって、上記部材の組み付けが容易にできる分、上記水冷却装置57の組み立て作業が容易にできる。
また、前記したように、冷却水通路66をチューブ67の内孔により形成し、このチューブ67の一端部68を上記冷却水ジャケット58に連結し、他端部69を上記オイルパン29の上端部に連結している。
このため、上記オイルパン29自体に上記冷却水通路66を形成する場合には、この冷却水通路66の形成部分に厚肉部を設ける必要があるが、上記したように冷却水通路66を上記オイルパン29とは別のチューブ67により形成したため、上記オイルパン29に上記した肉厚部を設けることは不要となる。よって、その分、上記オイルパン29を軽量にでき、つまり、上記水冷却装置57を軽量にすることができる。
しかも、上記チューブ67の一端部68と他端部69とは、共に上記冷却水ジャケット58を含むオイルパン29に連結したため、これらオイルパン29とチューブ67とは一つのユニットとされる。よって、上記水冷却装置57の組み立て作業では、上記オイルパン29とチューブ67とをユニットとして、これを他の構成部品に組み付けることができる。このため、上記オイルパン29とチューブ67とを個別に組み付けることに比べて、上記水冷却装置57の組み立て作業が、より容易にできる。
また、前記したように、チューブ67の他端部69を上記内燃機関12側に連通させる他の冷却水通路71を、他のチューブ72の内孔により形成している。
ここで、一般に、チューブは占有空間が小さいため、上記した他のチューブ72の周りに広い作業空間を確保できる。よって、ケース10に対する内燃機関12の締結具による脱着作業などが容易にできる。
また、上記他のチューブ72を、上記ケース10のガイドエキゾースト23に対し着脱可能としている。
このため、上記他のチューブ72を上記ケース10のガイドエキゾースト23から取り外せば、上記作業空間を更に広くできる。よって、上記脱着作業は更に容易にできる。
また、前記したように、連通路76から上記ガイドエキゾースト23とオイルパン29との互いの合い面の間に漏出した冷却水60を上記オイルパン29の外部に導出させる水導出路79を、上記合い面のうちの少なくともいずれか一方の合い面に形成している。
このため、仮に、上記連通路76から冷却水60が漏出したとしても、この冷却水60は、上記水導出路79を通り上記オイルパン29の外部に導出させられる。よって、上記のように漏出した冷却水60が上記オイルパン29内の油貯留部43の潤滑油28に混入する、ということは防止される。
なお、以上は図示の例によるが、上記アッパケース24とオイルパン29とは互いに一体的に形成してもよい。また、上記オイルパン29の内底面における一部分51と他部分52とは段差状に形成してもよい。また、上記各チューブ67,72は金属製であってもよい。また、上記チューブ67の各継手は、上記オイルパン29に一体的に形成してもよい。
また、図例では、上記冷却フィン63は、オイルパン29の底部下面に形成され、かつ、冷却水ジャケット58の内部に配置される、という構成とされている。しかし、この構成に代え、もしくは、これと共に、上記冷却フィン63をオイルパン29の内底面に一体的に形成してもよい。
以下の図は、実施例2,3を示している。これら実施例2,3は、前記実施例1と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例2を添付の図7,8に従って説明する。
図7,8において、上記連通路76の径方向外方の近傍における上記外向きフランジ41の合い面の部分に、上記油貯留部43側から上記連通路76を取り囲むように水導出路79である水導出溝79bが形成されている。前記ガスケット78の水導出孔79aと上記水導出溝79bとの各一部分は、平面視で、同形同大であり、かつ、同じところに位置している。また、この水導出溝79bの長手方向の各端部は、それぞれ上記オイルパン29の外方に向かって開口している。なお、上記ガイドエキゾースト23の合い面に、上記水導出溝79bを形成してもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例3を添付の図9に従って説明する。
図9において、上記冷却水通路66を形成する部材としてのチューブ67は、上記オイルパン29と一体的に形成されている。上記オイルパン29における油貯留部43と上記冷却水通路66との間に空間70が貫設されている。つまり、上記油貯留部43を形成するオイルパン29の外壁面と、上記冷却水通路66との間に上記空間70が形成されている。
上記構成によれば、水冷却装置57の部品点数が少なくなる。よって、その構成が簡単となり、また、この水冷却装置57の組み立て作業が容易にできる。
実施例1を示し、図2の部分拡大断面図である。 実施例1を示し、船外機の全体側面図である。 実施例1を示し、図1の部分拡大断面図である。 実施例1を示し、図3の4−4線矢視部分断面図である。 実施例1を示し、図1の部分拡大断面図である。 実施例1を示し、図5の6−6線矢視断面図である。 実施例2を示し、図5に相当する図である。 実施例2を示し、図6に相当する図である。 実施例3を示し、図1の一部に相当する図である。
1 船
2 水
3 船体
6 船外機
10 ケース
11 プロペラ
12 内燃機関
13 クランク軸
14 動力伝達装置
18 軸心
19 動力伝達軸
23 ガイドエキゾースト
24 アッパケース
25 ロアケース
26 上端面
27 締結具
28 潤滑油
29 オイルパン
30 下端面
31 仕切板
39 潤滑装置
40 オイルパン本体
41 外向きフランジ
42 膨出部
43 油貯留部
44 一端部
45 他端部
46 オイル通路
47 オイル管
48 ストレーナ
49 オイルポンプ
51 一部分
52 他部分
54 仮想平面
55 他の仮想平面
57 水冷却装置
58 冷却水ジャケット
60 冷却水
61 水ポンプ
63 冷却フィン
66 冷却水通路
67 チューブ
68 一端部
69 他端部
70 空間
71 他の冷却水通路
72 他のチューブ
73 一端部
74 他端部
76 連通路
79 水導出路
A チルトアップ
B チルトダウン

Claims (6)

  1. 船体に支持されるケースと、このケースの上端部に支持される内燃機関と、上記ケースに形成され上記内燃機関の潤滑油を貯留するオイルパンと、このオイルパンに一体的に形成される冷却水ジャケットとを備え、この冷却水ジャケットを上記内燃機関側に連通させる冷却水通路を上記オイルパンの外側に形成した船外機の水冷却装置において、
    上記冷却水ジャケットを、上記オイルパンの底部に形成し、このオイルパンの外壁面の少なくとも一部と上記冷却水通路との間に空間を形成したことを特徴とする船外機の水冷却装置。
  2. 上記冷却水通路を通して冷却水を内燃機関側に流動させるよう駆動する水ポンプを設け、この水ポンプを上記オイルパンの前側に配置した船外機の水冷却装置において、
    上記冷却水通路を上記オイルパンの後側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の船外機の水冷却装置。
  3. 上記冷却水通路をチューブにより形成し、このチューブの一端部を上記冷却水ジャケットに連結し、他端部を上記オイルパンの上端部に連結したことを特徴とする請求項1に記載の船外機の水冷却装置。
  4. 上記チューブの他端部を上記内燃機関側に連通させる他の冷却水通路を、他のチューブにより形成したことを特徴とする請求項3に記載の船外機の水冷却装置。
  5. 上記ケースが、このケースの上端部を構成するガイドエキゾーストを備え、このガイドエキゾーストの上面に上記内燃機関を支持させる一方、下面に上記オイルパンの上端面を接合させ、上記冷却水通路を上記内燃機関側に連通させる連通路を上記オイルパンの上端部と、上記ガイドエキゾーストとに跨るように形成した船外機の水冷却装置において、
    上記連通路から上記ガイドエキゾーストとオイルパンとの互いの合い面の間に漏出した冷却水を上記オイルパンの外部に導出させる水導出路を、上記合い面のうちの少なくともいずれか一方の合い面に形成したことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1つに記載の船外機の水冷却装置。
  6. 記冷却水通路を形成した部材を上記オイルパンと一体的に形成したことを特徴とする請求項1に記載の船外機の水冷却装置。
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