JPH0419078B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ケーシングの内部にエンジンの潤滑
オイルを蓄えるオイルパンを収容した船外機に関
する。

［従来の技術］ 例えば「実公昭47−27113号公報」には、中空
構造をなすケーシングの上端部にエンジンを取り
付けるとともに、このケーシングの内部にエンジ
ンの潤滑オイルを蓄えるオイル貯留室を一体に形
成した船外機が開示されている。

この船外機では、ケーシングの内部空間をエン
ジンの排ガスが導される排気膨張室として利用し
ているので、このケーシングが排ガスの熱影響を
受けて温められると、ケーシングの熱がそのまま
オイル貯留室に伝わり、オイル貯留室の温度上昇
が著しいものとなる。特にオイル貯留室には、エ
ンジンの各部を潤滑して高温となつた潤滑オイル
が導かれるので、このオイル貯留室の温度が益々
高くなり、潤滑オイルが早期のうちに劣化すると
いつた問題が生じてくる。

このことから、潤滑オイルの劣化を抑えるため
には、「実開昭52−136397号公報」に見られるよ
うに、オイル貯留室をケーシングとは別体構造と
し、このオイル貯留室をケーシングの内面から離
して設けることが望ましいものとなる。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、オイル貯留室がケーシングと一体の
場合は、このケーシングにオイル貯留室に開口す
るドレン口を形成し、このドレン口を閉塞する栓
体を取り外すことで、オイル貯留室内の潤滑オイ
ルを排出することが可能となる。

しかしながら、オイル貯留室をケーシングとは
別体として、このケーシングの内面から離して設
けた場合には、ケーシングにドレン口を形成して
も、オイル貯留室内の潤滑オイルを抜くことがで
きなくなる。このため、潤滑オイルを交換する際
には、エンジンをケーシングから取り外すことが
必要となり、オイル交換に多大な手間と労力を要
するといつた問題が生じてくる。

本発明は、このような事情にもとづいてなされ
たもので、ケーシングにエンジンを取り付けたま
まの状態でオイルパン内の潤滑オイルを排出で
き、オイル抜き作業を容易に行えるとともに、上
記ケーシング内にオイルパンと共に収容した排気
管の振動も抑えて、この排気管の取り付け部の耐
久性を高めることができる船外機の提供を目的と
する。

［課題を解決するための手段］ そこで、本発明においては、中空なケーシング
と、このケーシングの上端部に取り付けられたエ
ンジンと、このエンジンから吊り下げた状態で上
記ケーシングの内部に収容され、上記エンジンの
潤滑オイルを蓄えるためのオイルパンと、このオ
イルパンの外側を囲つて上記ケーシングの内部に
形成された排気膨張室と、上記エンジンから排気
膨張室に向つて突出され、この排気膨張室に上記
エンジンの排ガスを導くための排気管とを備えた
船外機であつて、 上記排気管の下端の排気出口を、オイルパンの
底面よりも下方に突出させ、この排気管の途中
を、上記オイルパンに係止させる一方、上記オイ
ルパンの後部底面に、下向きに開口し、しかもこ
の開口端が着脱可能な栓体によつて閉塞された潤
滑オイル排出用のドレン口を設け、このオイルパ
ンを収容する上記ケーシングの周壁には、上記オ
イルパンの後部底面に下方から対向するように屈
曲された壁部を設けるとともに、この壁部に、上
記ドレン口に連続して下向きに開口し、このドレ
ン口をケーシングの外方に露出させるための透孔
を形成したことを特徴としている。

［作用］ この構成によれば、オイルパンの底部のドレン
口と、このドレン口を閉塞する栓体を、透孔を介
してケーシングの外方に露出させることができ
る。このため、栓体を透孔を通じて取り外せば、
オイルパン内の潤滑オイルをケーシングの外方に
排出することができ、このオイルパンがケーシン
グと別体をなすにも拘らず、ケーシングにエンジ
ンを取り付けたままの状態でオイル交換を行え
る。

しかも、ドレン口に連なる透孔は、下向きに開
口されているので、この透孔の真下にオイル受け
を配置すれば、重力を利用してオイルパン内の潤
滑オイルを抜くことができる。したがつて、船外
機の姿勢を変化させたり、エンジンを露出させる
といつた面倒で手間のかかる作業が不要となり、
その分、潤滑オイルの排出作業を容易に行うこと
ができる。

また、エンジンからケーシング内に突出する排
気管にエンジン振動が伝わつても、この排気管の
ケーシング内への突出部分は、オイルパンに支持
されているので、排気管自体が両端支持の状態と
なり、こ野排気管の排気出口側の端部が大きく振
動するのを防止できる。このため、排気管のエン
ジンへの取り付け部の荷重負担が軽減され、排気
管の取り付け部の耐久性が向上する。

［実施例］ 以下本発明の一実施例を、第１図ないし第６図
にもとづいて説明する。

第１図中符号１で示す船外機は、ブラケツト２
を介して図示しない船体のトランサムに取り付け
られている。ブラケツト２は、従来公知のものと
同様の構成であり、上記船外機１を船体に対しテ
イルトアツプおよびテイルトダウン可能に支持し
ている。

この船外機１は、上端が開口された中空のケー
シング３を備えている。ケーシング３は、アツパ
ーケーシング４とロアケーシング５とに上下に二
分割されている。アツパーケーシング４は、上端
に開口部４ａを有している。この開口部４ａに連
なるアツパーケーシング４の周壁の後部は、下方
に進むに従い前向きに傾斜された第１の傾斜壁部
４ｂと、この第１の傾斜壁部４ｂの下端から前方
に屈曲して延び、第１の傾斜壁部４ｂよりも水平
に近い角度にまで寝かされた第２の傾斜壁部４ｃ
と、この第２の傾斜壁部４ｃの前端から下向きに
延びる垂直壁部４ｄとで構成されている。

このため、アツパーケーシング４は、その開口
部４ａを含む上端の前後方向の寸法が最も大き
く、ここから下方に進むに従い前後方向の寸法が
小さくなつている。そして、このアツパーケーシ
ング４の開口部４ａには、カウリング６が被冠さ
れており、このカウリング６内にはエンジン７が
収容されている。

本実施例のエンジン７は、水冷式４サイクル２
気筒エンジンであり、上記アツパーケーシング４
の開口部４ａに取着した板状のエキゾーストガイ
ド８の上面に固定されている。このエンジン７に
よつて回転駆動されるドライブ軸９は、ケーシン
グ３の内部を上下方向に沿つて貫通しており、上
記ロアケーシング５内に軸支されたプロペラ軸１
０を正逆可能に回転駆動するようになつている。

エキゾーストガイド８は、アツパーケーシング
４の開口部４ａを閉塞しており、このエキゾース
トガイド８の略中央には、エンジン７の排気ポー
トに連なる排気口１１が開設されている。エキゾ
ーストガイド８の下面には、排気口１１の周囲を
囲むようにして接合面１２（第３図の破線のハツ
チングを施した部分）が形成されており、この接
合面１２に、エンジン７の潤滑オイルを貯留する
ためのオイルパン１３が吊り下げられている。

オイルパン１３は、略有底筒状をなしており、
上記アツパーケーシング４の内部に収容されてい
る。オイルパン１３は、ドライブ軸９の後方に位
置しており、このオイルパン１３の底面１３ａの
後部が、上記アツパーケーシング４の第２の傾斜
壁部４ｃ上に位置している。このため、第２の傾
斜壁部４ｃは、オイルパン１３の底面１３ａに対
して下方から対向しており、この傾斜壁部４ｃ
は、そのままアツパーケーシング４の外周面を構
成して、アツパーケーシング４の外方に露出され
ている。

第２の傾斜壁部４ｃと対向し合うオイルパン１
３の底面１３ａには、潤滑オイルを排出するため
のドレン口１４が形成されている。ドレン口１４
は、下向きに突出する円筒状の壁１４ａを有して
おり、上記オイルパン１３の下方に向つて開口さ
れている。そして、ドレン口１４の開口端には、
ドレン口１４を開閉する栓体としてのドレンボル
ト１８が着脱可能にねじ込まれている。

アツパーケーシング４の第２の傾斜壁部４ｃに
は、ドレン口１４と対向した位置に、下向きに開
口する透孔１７が形成されている。透孔１７の内
径は、ドレン口１４やドレンボルト１８のヘツド
部１８ａの外径よりも大きく形成されており、こ
の透孔１７の内側に、ドレン口１４の下端とドレ
ンボルト１８のヘツド部１８ａが入り込んでい
る。また、ドレン口１４が突設されたオイルパン
１３の底面１３ａは、透孔１７の開口周縁部に近
接しており、これら底面１３ａと透孔１７の開口
周縁部との間には、パツキン等のシール部材１６
が介在されている。シール部材１６は、ドレン口
１４の壁１４ａを外側から取り囲んでおり、この
ドレン口１４と透孔１７との間の〓間を埋めて、
透孔１７とケーシング３の内部空間との連通を遮
断している。

オイルパン１３の内側には、排気管挿通路２０
が設けられている。排気管挿通路２０は、第４図
や第５図に示すように、ドレン口１４よりも前方
に位置している。そして、この排気管挿通路２０
は、オイルパン１３の内部空間とは隔壁１９によ
つて区画されており、この隔壁１９の前端部分
は、オイルパン１３の内面に連なつている。排気
管挿通路２０は、オイルパン１３の内部を上下方
向に沿つて延びており、この排気管挿通路２０の
上端開口部は、エキソーストガイド８の排気口１
１に合致されている。排気口１１の下面には、エ
ンジン７の排気ガスが導かれる排気管２１が取り
付けられている。排気管２１は、第２図や第６図
に示すように、排気管挿通路２０の内側を上下方
向に沿つて略同軸状に貫通して設けられている。
この排気管２１と排気管挿通路２０との間には、
周方向に連続するウオータジヤケツト２２が形成
されている。

排気管２１の下端の排気出口２１ａは、オイル
パン１３の底面１３ａよりも下方に突出されてお
り、この排気出口２１ａが開口するアツパーケー
シング４の内部空間は、上記オイルパン１３を外
側から囲む排気膨張室２３を構成している。そし
て、排気管２１のオイルパン１３の底面１３ａか
ら突出された部分の外周面には、フランジ部５１
が形成されている。フランジ部５１は、オイルパ
ン１３の底面１３ａに当接するとともに、ボルト
５２を介してオイルパン１３に固定されており、
このフランジ部５１により排気管挿通路２０の下
端開口部が閉塞されている。

なお、フランジ部５１には、ウオータジヤケツ
ト２２と排気膨張室２３とを連通させる流出孔５
３が形成されている。

また、エキゾーストガイド８には、その接合面
１２の内側に位置して、エンジン７のシリンダヘ
ツドやクランク室内の潤滑オイルをオイルパン１
３に戻すためのオイル戻し孔２７と、エンジン２
７側から延びる吸込口２８が貫通する貫通孔２９
が形成されている。吸込口２８には吸込管３０が
接続されている。吸込管３０はオイルパン１３内
に導入されており、このオイルパン１３の底面１
３ａに近接する先端部には、ストレーナ３１が設
けられている。

一方、上記ロアケーシング５の両側面には、第
１図に示すように、機外の海水あるいは湖水等の
水をエンジン冷却水として取り入れるウオータイ
ンレツト３２が開口されている。ウオータインレ
ツト３２は、アツパーケーシング４に組み込まれ
たウオータポンプ３３に連なつている。

ウオータポンプ３３は、ドライブ軸９によつて
駆動されるものであり、その吐出口には吐出管３
４が接続されている。吐出管３４は、アツパーケ
ーシング４の内部を上下方向に延びており、この
吐出管３４の上端部はオイルパン１３の前端部下
面に導かれている。この場合、オイルパン１３の
前端部、つまり上記隔壁１９とオイルパン１３の
内面との連続部分２４には、上下方向に延びる冷
却水通路２５が一体に形成されており、この冷却
水通路２５の下端開口部に、上記吐出管３４の上
端部がゴム製のシール３５を介して液密に挿入さ
れている。また、冷却水通路２５の上端開口部
は、エキゾーストガイド８に開設した連通孔２６
を介してエンジン７のウオータジヤケツトに連な
つている。

したがつて、ウオータインレツト３２から取り
入れられた冷却水は、ウオータポンプ３３および
吐出管３４を経てエンジン７のウオータジヤケツ
トに供給される。

上記隔壁１９の連続部分２４には、排気管２１
の周囲のウオータジヤケツト２２と冷却水通路２
５の上端部間を連通させるバイパス孔３６が形成
されている。バイパス孔３６は、冷却水通路２５
を流れる冷却水の一部をウオータジヤケツト２２
内に導くためのもので、このウオータジヤケツト
２２内に導かれた冷却水は、上記フランジ部５１
に開けた流出孔５３を通じて排気膨張室２３に排
出される。そして、この場合、流出孔５３の口径
は、ここから流出する冷却水の流出量よりも、上
記バイパス孔３６からウオータジヤケツト２２に
流入する冷却水の流入量の方が多くなるような大
きさに設定され、ウオータジヤケツト２２の内部
には、冷却水が一時的に貯留されるようになつて
いる。

なお、上記オイルパン１３における冷却水にさ
らされる部分、すなわち、冷却水通路２５、バイ
パス孔３６および排気管挿通路２０の内面には、
腐食対策として、例えば耐熱性に優れたテフロン
等の樹脂がコーテイングされている。

ロアケーシング５の内部には、排気膨張室２３
に連なる排出路３７が形成されている。この排出
路３７は、ロアケーシング５の下部後端面に開口
する開口部３８に連なつている。この開口部３８
からは上記プロペラ軸１０の後端部が導出されて
おり、このプロペラ軸１０の導出部分にはプロペ
ラ３９が固定されている。プロペラ３９のボス部
４０は、第１図に示すように三重筒構造をなして
おり、このボス部４０の内部には、内側および外
側中空部４１，４２が同軸状に形成されている。
これら中空部４１，４２の後端部は互いに連通さ
れており、上記内側中空部４１の前端部がロアケ
ーシング５の開口部３８に連なるとともに、外側
中空部４２の前端部が機外に開口されて、上記排
出路３７に連なる排気口４３を構成している。

このような構成によれば、アツパーケーシング
４の周壁に、下方に進むに従い前方に向つて略水
平延びるように屈曲されて、オイルパン１３の底
面１３ａと対向し合う第２の傾斜壁部４ｃを形成
し、この傾斜壁部４ｃに、オイルパン１３のドレ
ン口１４に対向して下向きに開口する透孔１７を
設けたので、この透孔１７を通じてドレン口１４
やドレンボルト１８をケーシング３の外方に露出
させることができる。

このため、透孔１７を通じてドレンボルト１８
を取り外せば、オイルパン１３内の潤滑オイル
を、ドレン口１４および透孔１７を介してケーシ
ング３の外方に排出することができ、オイルパン
１３をケーシング３と別体として、このケーシン
グ３の内側に収容した構成でありながら、このケ
ーシング３にエンジン７を取り付けたままの状態
で潤滑オイルの交換作業を行うことができる。

しかも、ドレン口１４に連なる透孔１７は、下
向きに開口するので、この透孔１７の直下にオイ
ル受けを配置すれば、重力を利用してオイルパン
１３内の潤滑オイルを排出できる。このため、船
外機１の姿勢を変化させたり、カウリング６を外
してエンジン７を露出させるといつた面倒で手間
のかかる作業が不要となり、その分、潤滑オイル
の排出作業を容易に行うことができる。

さらに、上記透孔１７は、アツパーケーシング
４の下方に進むに従い前方に向つて略水平延びる
ように屈曲された第２の傾斜壁部４ｃに下向きに
開口されているので、この透孔１７やドレン口１
４の真下に、アツパーケーシング４が張り出すこ
ともなく、このアツパーケーシング４に透孔１７
から滴下する潤滑オイルが付着し難くなる。この
ため、潤滑オイルの排出作業時に、アツパーケー
シング４が邪魔にならず、この点でも作業性の向
上に寄与するといつた利点がある。

また、オイルパン１３の排気管挿通路２０を貫
通する排気管２１の下端部に、オイルパン１３の
底部１３ａに当接されるフランジ部５１を設け、
このフランジ部５１をオイルパン１３に対しボル
ト５２を介して締め付け固定してあるので、この
排気管２１がこれまでの片持ち支持から両端支持
の状態に移行する。このことから、エンジン運転
中、排気管２１にエンジン７の振動が伝わつて場
合でも、この排気管２１の排気膨張室２３への突
出部分が大きく振動するのを防止できる。

したがつて、排気管２１のエンジン７への取り
付け部分の荷重負担が軽減され、その分、排気管
２１の取り付け部の耐久性が向上する。

［発明の効果］ 以上詳述した本発明によれば、オイルパンをケ
ーシングと別体としたにも拘らず、このケーシン
グにエンジンを取り付けたままの状態で、オイル
パン内の潤滑オイルをケーシングの外方に排出す
ることができる。しかも、ドレン口に連なる透孔
は、下向きに開口するので、この透孔の真下にオ
イル受けを配置すれば、重力を利用してオイルパ
ン内の潤滑オイルを抜くことができる。したがつ
て、船外機の姿勢を変化させたり、エンジンを露
出させるといつた面倒で手間のかかる作業か不要
となり、その分、潤滑オイルの排出作業を容易に
行うことができる。

また、排気管にあつても、これまでの片持ち支
持から両端支持の状態に移行するので、エンジン
運転中、排気管にエンジン振動が伝わつた場合で
も、この排気管の排気膨張室への突出部分が大き
く振動するのを防止でき、その分、排気管のエン
ジンへの取り付け部分の荷重負担が軽減されて、
この排気管の取り付け部の耐久性を高めることが
できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は、船
外機全体の側面図、第２図は、アツパーケーシン
グとオイルパン回りの断面図、第３図は、エキゾ
ーストガイドの下面図、第４図は、第３図中−
線に沿う断面図、第５図は、オイルパンの平面
図、第６図は、第２図中−線に沿う断面図で
ある。 １……船外機、３……ケーシング、４ｃ……壁
部（第２の傾斜壁部）、７……エンジン、１３…
…オイルパン、１３ａ……底面、１４……ドレン
口、１７……透孔、１８……栓体（ドレンボル
ト）、２１……排気管、２１ａ……排気出口、２
３……排気膨張室。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 中空なケーシングと、 このケーシングの上端部に取り付けられたエン
   ジンと、 このエンジンから吊り下げた状態で上記ケーシ
   ングの内部に収容され、上記エンジンの潤滑オイ
   ルを蓄えるためのオイルパンと、 このオイルパンの外側を囲つて上記ケーシング
   の内部に形成された排気膨張室と、 上記エンジンから排気膨張室に向つて突出さ
   れ、この排気膨張室に上記エンジンの排ガスを導
   くための排気管と、 を備えた船外機であつて、 上記排気管の下端の排気出口を、オイルパンの
   底面よりも下方に突出させ、 この排気管の途中を、上記オイルパンに係止さ
   せる一方、 上記オイルパンの後部底面に、下向きに開口
   し、しかもこの開口端が着脱可能な栓体によつて
   閉塞された潤滑オイル排出用のドレン口を設け、 このオイルパンを収容する上記ケーシングの周
   壁には、上記オイルパンの後部底面に下方から対
   向するように屈曲された壁部を設けるとともに、 この壁部に、上記ドレン口に連続して下向きに
   開口し、このドレン口をケーシングの外方に露出
   させるための透孔を形成したことを特徴とする船
   外機。