JP4605482B2 - 光沢付与装置および画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、光沢付与装置および画像形成システムに関する。
特許文献1には、定着装置から排出された記録材に冷却風を吹きつけるための送風手段を備えた画像記録装置が記載されている。特許文献2には、加熱源を有する定着ローラに加圧される加圧ローラを有し、定着部の上流側の加圧ローラに近接した位置に開口するダクトを有する送風機が記載されている。
特開平2−27368号公報 特開平4−340577号公報
本発明は、記録媒体の両面への光沢の付与において、既に光沢が与えられている面の光沢の変化を抑える技術の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、記録媒体に接触しつつ該記録媒体を搬送するベルト部材と、内部に熱源を有し、前記ベルト部材が掛け回される加熱部材と、前記ベルト部材を挟んで前記加熱部材に対向して配置され、前記記録媒体を加圧しつつ回転する加圧部材と、前記ベルト部材が掛け渡されており、前記ベルト部材により搬送される前記記録媒体を前記ベルト部材から剥離させる剥離部材と、前記剥離部材と前記加熱部材との間に配置されて前記ベルト部材の内周面に接触し、前記ベルト部材を冷却する冷却手段と、前記加圧部材の前記ベルト部材との接触部分よりも前記記録媒体の搬送方向下流側において、前記加圧部材と前記ベルト部材とによって形成される楔部に送風口を有する送風手段とを備え、前記送風手段は、前記加圧部材と、前記冷却手段と対向する領域に到達する前の前記記録媒体とに対し送風を行い、前記記録媒体に対する送風の方向は、前記記録媒体の搬送方向に一致する成分を有することを特徴とする光沢付与装置である。ここで楔部とは、加圧部材の記録媒体搬送方向における最下流部よりも上流側であって、加圧部材の外周面と記録媒体の搬送経路によって形成される楔形の空間を指す。
請求項2に記載の発明は、記録媒体の両面に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段の下流側に位置し、前記記録媒体の両面に対して光沢を付与する光沢付与手段とを備え、前記光沢付与手段は、請求項1に記載の光沢付与装置の構成を含むことを特徴とする画像形成システムである。
請求項1に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明を採用しない場合に比較して、記録媒体の両面の画像の定着において、既に定着が行われている画像の光沢の変化が抑えられ、且つ、ベルト部材への記録媒体の搬送方向前縁部が、ベルト部材から浮くことを抑制できる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果を有する画像形成システムが提供される。
(1)第1の実施形態
(光沢付与装置の構成)
(構成の概略)
以下、発明を利用した一例を説明する。図1は、発明を利用した光沢付与装置の一例を示す概念図である。図1には、光沢付与装置100が示されている。本実施形態では、記録媒体に接触しつつ回転する閉じた帯状の部材としてベルト101を採用している。また本実施形態では、帯状の部材の記録媒体に接触した部分の裏面側を加熱する加熱手段としてヒートロール103を採用している。また、本実施形態では、加熱手段に向かって記録媒体を加圧しつつ回転する部材として、加圧ロール105を採用している。また、本実施形態では、回転する部材の記録媒体を加圧する部分から回転下流側に向かって90°の角度範囲に含まれる部分に送風を行う送風手段として送風装置106を採用している。
送風装置106は、記録媒体の加圧ロール105に接触した部分の下流側の部分にも送風を行う。送風装置106は、ダクト107を備え、ダクト107は、帯状の部材と回転する部材とが対向する部分に向かって延長する部分の一例である送風経路107aを備えている。送風経路107aは、ベルト101と加圧ロール105とが対向する部分、言い替えるとベルト101と加圧ロール105との間の距離が最小となる部分に向かって延長している。そして、送風経路107aには、ベルト101に面する側に空気を吹き出す吹き出し手段の一例である送風口111と、加圧ロール105に面する側に空気を吹き出す吹き出し手段の一例である送風口110を有している。
光沢付与装置100は、記録媒体を冷却する冷却手段の一例であるヒートシンク113を更に備えている。送風装置106は、ヒートシンク113よりも上流側において、記録媒体に対して送風を行う。また、この送風の方向は、記録媒体の搬送方向に一致する成分を有している。
光沢付与装置100は、加熱および加圧により、記録媒体の表面に、光沢感が現れる程度の滑らかさ(凹凸の少なさ)を与えることで、記録媒体上に形成された画像に光沢感を与える機能を有する。
(構成の詳細)
この例では、記録媒体として一般的なキャストコート紙(例えばミラーコートプラチナ、王子製紙株式会社製)を用いる。以下の説明では記録媒体を記録シートと称する。光沢付与装置100は、記録シートに接触しつつ回転する閉じた帯状のゴム部材により構成されるベルト101を備えている。ベルト101の記録シートに接する面は、その表面の滑らかさ(凹凸の小ささ)が、要求される光沢を記録媒体に付与できる程度のものとされている。このような面としては、例えばJISZ8741に規定された20°鏡面光沢度で80以上として定義される鏡面を挙げることができる。
ベルト101は、ヒータ102を内蔵したヒートロール103と駆動ロール104との間に掛け渡されている。ヒートロール103と駆動ロール104とは、共に円筒形状を有している。駆動ロール104は、図示省略したモータにより図の反時計回り方向に回転し、この回転により、ベルト101は、図の反時計回り方向に回転する。この際、ヒートロール103もベルト101から駆動力を受けて図の反時計回り方向に回転する。駆動ロール104は、剥離部材の一例としても機能する。すなわち、駆動ロール104は、ベルト101に密着しつつ搬送される記録シートをベルト101から剥離させる機能も有する。
ヒートロール103に対向して、加圧ロール105が配置されている。加圧ロール105は、表面がゴムの層105aによって被覆された円筒形状を有している。加圧ロール105は、ヒートロール103との間でベルト101を挟み、ベルト101に対して圧力を加える。
符号114の破線は、記録シートが搬送されてくる搬送経路である。記録シートは、図のX軸正方向に向かって搬送される。搬送経路114を搬送されてきた記録シートは、加圧ロール105とベルト101との間に挟まれ、ベルト101に接触した面がヒートロール103によって加熱されると共に、加圧ロール105からの圧力を受けて、ベルト101に押し付けられる。
図2(A)は、図1の一部を拡大した拡大図である。図2(B)は、実施形態における楔部を説明する拡大図である。図2(A)には、図1では図示省略されている記録シート20が記載されている。図2に示す記録シート20は、基材21の両面に定着処理の済んだ画像が形成されている。符号22は、記録シート20のY軸負方向側の面に形成された画像を構成する層である。層22には、トナーの定着を行う処理および光沢を付与する処理が施されている。符号23は、記録シート20のY軸正方向側の面に構成された画像を構成する層である。層23には、トナーの定着を行う処理が施されているが、光沢を付与する処理は施されていない。そして、層23に対して光沢を付与する処理が施されつつある状態が層24として示されている。
ベルト101と加圧ロール105との間で記録シート20が挟まれる部分の搬送方向下流側(X軸正方向側)には、送風装置106が配置されている。送風装置106は、ダクト107を備え、ダクト107の内部には、モータ108により駆動されるファン109が配置されている。ダクト107は、加圧ロール105の記録媒体搬送方向における最下流部よりも上流側であって、加圧ロール105の外周面とベルト101によって形成される楔部に配置されている。図2(B)には、この例における楔部150が示されている。なお、図2(B)において、ダクト107の記載は、図示省略されている。この例において、楔部150は、その頂部を加圧ロール105とヒートロール103の対向部分とする楔形の空間である。
図示する視点(図のX−Y面に垂直な方向)から見て、ダクト107の送風方向下流側は、ベルト101と加圧ロール105とが対向する部分(楔部の頂部)に向かって延長する送風経路107aとされている。搬送経路107aは、ベルト101と加圧ロール105との間の隙間(楔部)に入り込む先細りの断面形状とされ、上記楔部に送風口110と111とが設けられた構成とされている。より詳細にいうと、ダクト107の先細りの断面形状の加圧ロール105に対向する面に、送風口110が設けられ、ベルト101に対向する面に、送風口111が設けられている。ファン109からの送風は、ダクト107内を流れ、その一部が送風口110から加圧ロール105の方向(矢印32の方向)に向けて吹き出す。また残りの空気の流れは、送風口111からベルト101の方向(矢印31の方向)に向けて吹き出す。
本実施形態得における楔部150は、約(150π/4)mmの円弧と約75mmの2辺を備えた形状となる。この場合、ダクト107がこの楔部120内に位置し、且つ、ベルト101と加圧ロール105とに接触しないようにすればよい。
図2に示すように、送風口110は、加圧ロール105の記録シート20への接触位置の回転下流側に向かって90°の角度範囲の一部に向かって送風を行う向きとされている。送風口111は、記録シート20の面に垂直な方向(図のY軸正方向)と記録シート20の搬送方向(図のX軸正方向)に成分を有する方向に気流を吹き出す。送風口110の向きは、X軸負方向の成分を有していない。また、この気流のY軸正方向成分は、記録シート20をベルト101に向かって押し付ける力を生み出す。なお、回転下流側というのは、回転する部材のある部位に着目した場合に、その部位がその後に回転に伴って移動する先の側のことをいう。
記録シートの搬送方向(X軸正方向)で見た送風装置107の下流側には、搬送されてきた記録シート20をベルト101にY軸負方向側から押し付ける押し付けロール112が3つ配置されている。押し付けロール112は、回転自在であり、且つ、ベルト101に向かって図示省略したバネにより押し付けられた状態とされている。この構造により、押し付けロール112は、搬送されてくる記録シートをベルト101に押し付ける圧力を発生する。
ベルト101の押し付けロール112が配置された側と反対の面には、ヒートシンク113が接触している。ヒートシンク113は、アルミや銅等の金属材料により構成された放熱器であり、放熱性を高めるための複数のフィンを備えている。また、図示省略されているが、ヒートシンク113に冷却のための送風を行う送風ファンが設けられている。
(光沢付与装置の動作)
光沢付与装置100の動作の一例を説明する。ここでは、記録シートのベルト101に接触する面には、定着処理は施されているが、光沢化の処理は施されていない画像が形成され、記録シートの加圧ロール105に接触する側の面には、定着処理および光沢化の処理が施された画像が形成されている場合を説明する。
動作が開始されると、ヒータ102が発熱し、駆動ロール104が図の反時計回り方向に回転する。この回転により、ベルト101が反時計回り方向に回転する。また、ファン109が回転し、送風口110と111とから空気の吹き出しが行われる。この状態において、上記の状態の記録シートが、搬送経路114を図のX軸正方向に向かって搬送され、ベルト101と加圧ロール105との間に挟まる。この際、加圧ロール105は、摩擦力によりベルト101の動きに従い、時計回り方向に回転する。
記録シートが、ベルト101に接触すると、図2に示すように、層23は、ベルト101と加圧ロール105との間で挟まれて加圧され、その際にヒートロール103から加熱される。この後、層23は(つまり記録シート20は)、ベルト101に密着した状態で、図2のX軸正方向に移動する。図では、層23がベルト101と加圧ロール105との間で挟まれて加圧されることで、層24に変化した状態が示されている。この過程において、層24のベルト101に密着した表面が、軟化または溶融し、ベルト101の表面状態が層24に転写される。このベルト101の表面状態の層24への転写により、層24表面への光沢の付与が行われる。ベルト101に密着した状態で、ヒートシンク113に向かって搬送される過程において、ベルト101から伝導する熱により、層23は、ベルト101と加圧ロール105との間で挟まれた状態の時よりも温度が高くなる。
送風口111の向きは、記録シート20の搬送方向であるX軸正方向に一致する成分を有している。そのため、送風口111からの気流は、X軸正方向に向かって移動する記録シート20の前縁部分に対向する成分を持たない。このため、送風口111の向きが、X軸正方向の成分を持たない場合に比較して、気流によって記録シート20の前縁がベルト101から浮いてしまう現象が抑制される。また、送風口111から吹き出される気流は、記録シート20をベルト101に押し付ける力を発生する。このため、この気流による押し付け力が働かない場合に比較して、記録シート20のベルト101への密着性が高くなる。この密着性が高くなることで、層24表面への光沢の付与が、この気流による押し付けがない場合に比較して効果的に行われる。
その後、記録シートは、ヒートシンク113の下面に至り、層24の熱がヒートシンク113に奪われ、層24の温度が低下する。この結果、上記の転写された状態が固定される。ヒートシンク113の部分を通過した記録シートは、駆動ロール104の部分で、ベルト101から離れ、さらに図の右方向に移動し、光沢付与装置100から排出される。
(光沢劣化を抑える作用)
加圧ロール105は、図の時計回り方向に回転しつつある状態において、ベルト101または記録シート20に接触する部分で加熱される。この加熱された加圧ロール105の表面(ゴムの層105a)の部分は、温度が上昇する。そしてこの温度が上昇した部分は、ベルト101または記録シート20に接触する部分から回転する方向で捉えた下流側に向かった90°の角度範囲において、送風口110から吹き出される空気の流れによって冷却される。
高温物体から低温物体への熱量の移動では、両者の温度差が大きいほど、熱流束密度が大きくなる。つまり、高温物体から低温物体への熱量の移動では、両者の温度差が大きいほど、単位時間当たりに移動する熱量は多い。したがって、加圧ロール105のベルト101または記録シート20への接触位置から、回転下流側に向かって90°の角度範囲における気流の吹き付けによる冷却は、そうでない角度範囲における同様な気流の吹き付けによる冷却に比較して、冷却の効率が高い。また、送風口が楔部に位置するため、別の位置に送風口がある場合に比べてより加圧ロール105に接近した位置から送風が行われる。さらに、この楔部は、加圧ロール105およびベルト101で囲われているため、冷却された空気がよりニップ部直後に滞留しやすいとも推定され、これによる冷却効果も発揮されると考えられる。
また、層22の加圧ロール105に接触した部分の下流側は、送風口111から吹き出す気流によって冷却される。この層22への気流の吹き付けが行われるのは、ヒートシンク113による層24の冷却が行われる上流側である。記録シートへのベルト101からの熱量の移動は、時間差をおいて行われるので、図2に示す範囲において、層22の温度が最高温度となるのは、加圧ロール105に接触した後で、且つ、ヒートシンク113の位置に至る前の段階となる。したがって、加圧ロール105に接触した部分よりも下流側で、且つ、ヒートシンク113よりも上流側において、層22に気流を当てることは、ヒートシンク113の位置あるいはそれよりも下流側で層22に対して気流を当てる場合に比較して、層22の温度上昇を抑える効果は高い。
層23に対する光沢の付与において、層22の温度が上昇し、層22を構成する固化状態のトナーが軟化あるいは溶融すると、層22の光沢感が損なわれる。したがって、層22の温度の上限を、光沢感が損なわれる要因となるトナーの軟化や溶融が生じない温度とすると、層22の光沢感の低下が抑えられる。
以下、実例を説明する。この例では、ヒートロール103と加圧ロール105の外形は、150mmであり、これらロールの幅(軸方向の長さ)は、400mmである。また、ゴムの層105aは3mm厚である。ここで、ベルト101の移動速度を150mm/sec、ヒートロール103の発熱温度を150℃、加圧ロール105における送風口111の中心角度位置(ヒートロール103に対向する位置からの角度)を75°、送風口110の総面積を約9000mm、送風口111の総面積を約11000mmとした場合に、加圧ロール105のヒートロール103に接触する部分(ヒートロール103に対向するゴムの層105aの部分)の温度を約70℃、ヒートシンク113を通過した時点での記録シートのベルト101側の温度を約60℃にすることを目的として実験をしたところ、ファン109として最大風量が5m/minのものを採用すればよいことが確認されている。
(2)第2の実施形態
(構成)
図3は、定着装置の一例を示す概念図である。図3には、記録シート上のトナー像に熱と圧力を加えて、このトナー像を記録シートに定着させる定着装置308が記載されている。定着装置308は、定着ロール309と加圧ロール310とを備えている。
定着ロール309は、加熱ヒータ351を備えている。また、定着ロール309は、図示しない駆動機構により回転する。定着ロール309とテンションロール352との間には、定着ベルト353が掛け渡されている。テンションロール352は、定着ベルト353に張力を与える。定着ベルト353には、加熱ヒータ354を内蔵した加熱ロール355が接触している。
定着ロール309に対向して、加圧ロール310が配置されている。定着ロール309と加圧ロール310との間が記録シートの搬送経路114であり、図の左方向から右方向に向かって記録シートが搬送経路114上を搬送される。加圧ロール310の定着ロール309に対向する部分から下流側で、加圧ロール310と搬送経路114との間の楔部356には、送風装置357が配置されている。送風装置357は、ファン358、ファン358を駆動するモータ359、送風口360を備えている。送風口360は、上記の楔部356に配置され、加圧ロール310の定着ロール309に対向する部分から下流側に90°回転する範囲に、ファン358が生成する風を吹きつける。
(動作)
まず予備動作として、加熱ヒータ351および354を発熱させ、定着ロール309を図の時計回り方向に回転させる。この状態で、定着ベルト353が加熱されつつ、図の右回り方向に回転する。またこの段階でファン358を回転させ、送風口360からの空気の吹き出しを開始する。
図3では記載を省略している画像形成部において、記録シート上にトナー像が形成された後、記録シートは、搬送経路114を図3の左方向から右方向に向かって搬送されてくる。搬送経路114を搬送されてきた記録シートが、定着装置308の部分に到ると、定着ロール309と加圧ロール310とが対向する部分において、定着ベルト353と加圧ロール310との間に記録シートが挟まれる。この際、記録シートに圧力と熱が加えられ、未定着状態のトナーが固化し、記録シート上に形成されているトナー像が記録シート上に画像として定着する。
この際、定着ロール309に対向している部分において、加圧ロール310は加熱され、この加熱された部分は、図の時計回り方向に順次回転する。この加熱された部分は、送風口360と対向する部分を通過し、その際に、送風口360から吹き出される気流によって冷却される。
この送風口360からの送風による加圧ロール310の冷却は、図1および2に示す例において説明したのと同様の理由により、高い効率で行われる。そして、加圧ロール310から記録シートに対する過剰な加熱が抑えられる。
記録シートの両面に画像の形成を行う場合、第1の面への画像を形成およびその定着を行った後に、第2の面への画像の形成およびその定着を行う。この第2面への画像の定着を行う際、既に画像の定着が終了している第1の面が、加圧ロール310に接触する。加圧ロール310の冷却が不十分であると、この第1の面の温度が上昇し、定着済の画像のトナーの再溶融や再軟化が生じ、光沢感が変化する場合がある。上述した送風口360からの送風による加圧ロール310の冷却が行われることで、この光沢感の変化を抑えられる。
(3)第3の実施形態
(画像形成システム)
第1の実施形態で説明した定着装置および第2の実施形態で説明した光沢付与装置を備えた画像形成システムの例を説明する。図4は、発明を利用した画像形成システムの一例を示す概念図である。図4には、記録媒体を供給する記録シート供給ユニット200と、記録媒体の両面に画像を形成する画像形成手段の一例である画像形成ユニット300と、画像形成ユニット内に配置された定着装置308と、画像形成ユニット300の下流側に位置し、記録媒体の両面に対して光沢を付与する光沢付与手段の一例である光沢付与ユニット400を備えた画像形成システム30が示されている。
(記録シート供給ユニット)
記録シート供給ユニット200は、複数枚の記録シートを収めた収納装置201と、収納装置201から記録シートを図の右方向に排出する図示省略した排出機構と、この排出機構から排出された記録シートを図の右方向に搬送する搬送ロール202を備えている。
(画像形成ユニット)
画像形成ユニット300は、記録シート供給ユニット200から排出された記録シートを画像形成ユニット300内に取り込む搬送ロール301を備えている。搬送ロール301の下流側には、搬送ロール301から送り出された記録シートまたは後述する搬送ロール315から送り出された記録シートを、二次転写部303に向かって搬送経路304上で搬送する搬送ロール302が配置されている。二次転写部303は、転写ロール306と対向ロール307を備え、その間に転写ベルト305と記録シートを挟むことで、記録シート上に転写ベルト305上のトナー像を転写する。
二次転写部303の下流側には、定着装置308が配置されている。定着装置308は、図3に関連して説明した構成および機能を有している。
定着装置308の下流側には、搬送ロール311が配置されている。搬送ロール311は、定着装置308から排出された記録シートを光沢付与ユニット400または搬送ロール312の方向に送り出す。搬送ロール312は、搬送ロール311から送られてきた記録シートを反転装置313の方向に送り出し、また反転装置313から排出された記録シートを搬送経路314に送り出す。搬送経路314には、図の左方向に向かって搬送された記録シートを搬送ロール302に送る搬送ロール315が配置されている。
搬送経路314は、記録シートの表裏を反転させるための搬送経路である。すなわち、記録シートの両面への画像の形成を行う場合、まず収納装置201から排出された記録シートは、搬送経路304を図の右方向に搬送されつつ、その片面(図の上側の面)に画像が形成される。この記録シートは、搬送ロール311の部分で下方に搬送経路が変更され、搬送ロール312を経て、反転装置313に入る。反転装置313では、図の上方から入った記録シートを逆方向(図の上方)に戻し、この上方に戻された記録シートは、搬送ロール312から搬送経路314に向かって送り出される。この搬送経路314に送り出された記録シートは、搬送ロール315から搬送ロール302に送られ、搬送経路304に再び戻る。搬送経路304に戻った記録シートは、最初に搬送された際とは、表裏が逆になっており、残りのもう片面が転写ベルト305側に向いている。この仕組みにより、最初の画像形成面の裏面側への画像の形成が行われる。
画像形成ユニット300は、一次転写ユニット316、317、318、319および320を備えている。これら一次転写ユニットのそれぞれは、感光体ドラム、クリーニング装置、帯電装置、露光装置、現像装置および転写ロールを備えている。一次転写ユニット316は、透明色のトナーの層を形成し、それを回転している転写ベルト305に転写する。一次転写ユニット317、318、319および320は、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック)のトナー像を形成し、それを回転している転写ベルト305に転写する。これら透明色のトナーの層とYMCKのトナー像が重ねられ、カラーのトナー像が転写ベルト305上に形成される。ここで透明色のトナーの層は、後述する光沢を付与する処理において、軟化あるいは溶融することで、光沢感を出す機能を有している。
(光沢付与ユニット)
光沢付与ユニット400は、図1に示す光沢付与装置100、記録シート置き面401、搬送ロール402および403を備えている。光沢付与装置100には、画像形成ユニット300から排出された記録シート、または記録シート置き面401に置かれた記録シートが供給される。
記録シート置き面401の下流側には、搬送ロール402が配置されている。搬送ロール402は、記録シート置き面401に置かれた記録シートを光沢付与ユニット400内に取り込み、それを搬送ロール403に送る。搬送ロール403は、画像形成ユニット300から排出された記録シートを光沢付与装置100に送る機能、搬送ロール402から送られて来た記録シートを光沢付与装置100に送る機能、および後述する記録シートの表裏を反転させる搬送経路407から送られて来た記録シートを光沢付与装置100に送る機能を有する。
光沢付与ユニット400は、記録媒体の表裏を反転させる表裏反転手段を備えている。この表裏反転手段は、反転装置406を備えている。反転装置406の手前には、搬送ロール405が配置されている。搬送ロール405は、記録シートを反転装置406に送り込み、また反転装置406から排出された記録シートを搬送経路407に送り出す。
この表裏反転手段は、以下のように機能する。画像形成ユニット300から排出された記録シートは、搬送ロール403によって光沢付与ユニット400の内部に取り込まれ、光沢付与装置100において、その一方の面に光沢を付与する処理が施される。この一方の面に光沢が付与された記録シートは、搬送ロール404から搬送ロール405を経て、反転装置406に入る。反転装置406では、図の上方から入った記録シートを逆方向(図の上方)に戻し、この上方に戻された記録シートは、搬送ロール405から搬送経路407に送り出される。その後、記録シートは、搬送ロール408を経て、搬送ロール403から再び光沢付与装置100に入る。この際、記録シートは、最初に搬送された際とは、表裏が逆になっており、残りのもう片面に光沢を付与する処理が施される。
(動作例)
以下、収納装置201に収納された記録シートに画像を形成し、それに対して更に光沢化の処理を施す場合の動作の一例を説明する。まず、収納装置201に収納された記録シートが搬送ロール202によって図の右方向に搬送され、記録シート供給ユニット200から画像形成ユニット300へと排出される。画像形成ユニット300に取り込まれた記録シートは、搬送経路304を図の右方向へと搬送され、二次転写部303に送られる。
このタイミングに合わせて、一次転写ユニット316〜320の働きにより、転写ベルト305上に透明のトナーの層と、YMCKの各トナー像とが積層され、カラーのトナー像が形成される。この転写ベルト305上のカラーのトナー像は、二次転写部303において記録シートに転写される。この記録シートに転写されたカラーのトナー像は、最上層に透明のトナーの層が形成されている。記録シート上のカラーのトナー像は、定着装置308において、記録シート上に定着される。こうして、第1の面に対する画像の形成および定着が行われる。
画像の定着処理が行われた記録シートは、搬送ロール311の働きにより、反転装置313に向けて送り出され、反転装置313において進行方向が逆にされて、搬送ロール312から搬送経路314に送り出される。搬送経路314を搬送された記録シートは、搬送ロール315、302を経て、搬送経路304に送り出される。
この段階で、搬送経路304上の記録シートは、上述した第1の面の裏面側の第2の面が、転写ベルト305側に向いている。そして、一次転写ユニット316〜320の働きにより、第2の面用のトナー像(および透明なトナー層)の形成が転写ベルト305に対して行われ、それが二次転写部303において、搬送経路304を搬送されてくる記録シートの第2の面に転写される。この第2の面に転写されたトナー像は、定着装置308において、記録シート上に定着される。こうして、第2の面に対する画像の形成および定着が行われる。この際、送風による定着ロール310の冷却が行われることで、第1の面に形成されている画像の温度上昇に起因する光沢感の変化が抑えられる。
以上の動作により、記録シートの両面に対する画像の形成が行われる。そして、両面に画像が形成された記録シートは、搬送ロール311から光沢付与ユニット400に向けて排出される。
光沢付与ユニット400に取り込まれた記録シートは、搬送ロール403から光沢付与装置100に向けて搬送され、上述した第2の面に光沢を付与する処理が行われる。第2の面に光沢を付与する処理が行われた記録シートは、搬送ロール404から反転装置406の方向に送り出され、反転装置416において進行方向が逆にされて、搬送ロール405から搬送経路407に送り出される。搬送経路407を搬送された記録シートは、搬送ロール408、403を経て、光沢付与装置100に入る。
この段階で、記録シートは、光沢の付与が行われていない第1の面が、光沢付与装置100のベルト101に向いている(図1参照)。そして、光沢付与装置100において、この第1の面に対する光沢の付与が行われる。この際、図1および図2に関連して説明した原理により、既に光沢が付与されている第2の面の温度上昇を抑える作用が働く。
こうして、記録シート両面への画像の形成、およびその光沢化処理が施される。その後、記録シートは、搬送ロール404から図の右方向に排出される。
(他の動作例)
両面に画像が形成され、さらにその内の一方の面に光沢が与えられた記録シートの残りの他方の面に光沢化の処理を施す場合の例を説明する。この場合、光沢付与ユニット400のシート置き面401に両面に画像が形成され、片面に光沢が与えられた記録シートを載せる。この際、光沢を付与する面を下側にしておく。
この状態で光沢付与ユニット400を始動させると、シート置き面401上の記録シートが搬送ロール402により、光沢付与ユニット400内に取り込まれる。装置内に取り込まれた記録シートは、搬送ロール403を経て、光沢付与装置100に送られ、光沢付与装置100において、光沢を付与する処理が施されていない他方の面に対する光沢の付与が行われる。この際、図1および図2に関連して説明した原理により、既に光沢が付与されている面の温度上昇を抑える作用が働く。
(変形例)
図4には、転写ベルトに形成したトナー像を記録シートに転写する構成が例示されているが、転写ベルトを用いずに、直接記録シートに感光体ロールからトナー像を転写する構成としてもよい。また、記録媒体としてシート状の紙の表面に熱可塑性樹脂をコーティングした記録シートを用いる場合には、記録シート上の熱可塑性樹脂層とトナー像とが軟化あるいは溶融状態でベルトと密着することによってトナー像が熱可塑性樹脂層に埋め込まれ、図1に関連して説明した原理により、光沢感が与えられる。
図4には、記録シート供給ユニット200、画像形成ユニット300、光沢付与ユニット400の各ユニットを結合した画像形成システム30が示されているが、各ユニットを一体化して一つの装置として統合した構造としてもよい。
図1に示す光沢付与装置100は、加熱および加圧により、光沢感が現れる程度の滑らかさ(凹凸の少なさ)を画像形成面に与えることで、記録シート上に形成された画像に光沢感を与えることを光沢付与の原理としている。この原理を利用した光沢を付与する対象は、電子写真方式の方法で形成された画像に限定されず、インクジェット方式やオフセット印刷方式により形成された画像であってもよく、これらの画像上に透明トナーの層を形成すれば、透明トナーが軟化あるいは溶融することで図1に関連して説明した原理により、光沢感が与えられる。
画像形成ユニットにおいて、転写ベルトおよび複数の一次転写ユニットを備えた転写機構を2つ用意し、それを直列に配置し、前段の転写機構において、第1面への画像の形成を行い、次いで後段の転写機構において、第2面への画像の形成を行う構成としてもよい。
光沢付与ユニットにおいて、光沢付与装置を2つ用意し、それを直列に配置し、前段の光沢付与装置において、第1面への光沢の付与処理を行い、次いで後段の光沢付与装置において、第2面への光沢の付与を行う構成としてもよい。この場合、後段の光沢付与装置において、図1に示す構成を採用する。
図4に示す画像形成システム30において、光沢付与層が予め形成されている専用の記録シートを用いる場合、一次転写ユニット316の転写機能は動作しない。この場合、YMCKの基本色のトナー像が記録シート上に形成される。
図1に示す例では、ヒートロール103がベルト101の回転に従って回転するが、ヒートロール103が回転せず、回転するベルト101がその表面に接触して滑り、その際にベルト103に熱が伝わり、ベルト101の加熱が行われる構成も可能である。
本発明は、光沢付与装置および画像形成システムに利用することができる。
光沢付与装置の一例を示す概念図である。 図1の一部を拡大した拡大図である。 定着装置の一例を示す概念図である。 画像形成システムの一例を示す概念図である。
30…画像形成システム、100…光沢付与装置、101…ベルト、102…ヒータ、103…ヒートロール、104…駆動ロール、105…加圧ロール、105a…ゴムの層、106…送風装置、107a…送風経路、107…ダクト、108…モータ、109…ファン、110…送風口、111…送風口、112…押し付けロール、113…ヒートシンク)、114…搬送経路、150…楔部、20…記録シート、200…記録シート供給ユニット、201…収納装置、202…搬送ロール、300…画像形成ユニット、301…搬送ロール、302…搬送ロール、303…二次転写部、304…転写ロール、305…搬送経路、306…転写ロール、307…対向ロール、308…定着装置、309…加熱ロール、310…対向ロール、311…搬送ロール、312…搬送ロール、313…反転装置、314…搬送経路、315…搬送ロール、316…一次転写ユニット、317…一次転写ユニット、318…一次転写ユニット、319…一次転写ユニット、320…一次転写ユニット、356…楔部、400…光沢付与ユニット、401…シート置き面、402…搬送ロール、403…搬送ロール、404…搬送ロール、405…搬送ロール、406…反転装置、407…搬送経路、408…搬送ロール。

Claims (2)

  1. 記録媒体に接触しつつ該記録媒体を搬送するベルト部材と、
    内部に熱源を有し、前記ベルト部材が掛け回される加熱部材と、
    前記ベルト部材を挟んで前記加熱部材に対向して配置され、前記記録媒体を加圧しつつ回転する加圧部材と、
    前記ベルト部材が掛け渡されており、前記ベルト部材により搬送される前記記録媒体を前記ベルト部材から剥離させる剥離部材と、
    前記剥離部材と前記加熱部材との間に配置されて前記ベルト部材の内周面に接触し、前記ベルト部材を冷却する冷却手段と、
    前記加圧部材の前記ベルト部材との接触部分よりも前記記録媒体の搬送方向下流側において、前記加圧部材と前記ベルト部材とによって形成される楔部に送風口を有する送風手段と
    を備え、
    前記送風手段は、前記加圧部材と、前記冷却手段と対向する領域に到達する前の前記記録媒体とに対し送風を行い、
    前記記録媒体に対する送風の方向は、前記記録媒体の搬送方向に一致する成分を有することを特徴とする光沢付与装置。
  2. 記録媒体の両面に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段の下流側に位置し、前記記録媒体の両面に対して光沢を付与する光沢付与手段と
    を備え、
    前記光沢付与手段は、請求項1に記載の光沢付与装置の構成を含むことを特徴とする画像形成システム。
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