JP4604071B2 - コイル、スロットレスモータ及びコイルの製造方法 - Google Patents

コイル、スロットレスモータ及びコイルの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、スロットレスモータ、リニアモータ等に使用するに適したコイルと、その製造方法に関するものである。
動力源である電動モータとしては、ロータ又はステータに形成された巻き溝(スロット)に導線を巻いてコイルを形成したモータが古くから使用されている。一方、近年は、上記巻き溝を省略したスロットレスモータも広く使用されるようになっている。
図16(a)、(b)は、この種のスロットレスモータの要部の構成を表すもので、図16(a)はスロットレスモータ100の要部正面図、図16(b)は(a)のAA´断面図である。このスロットレスモータ100は、その周囲に永久磁石110が設けられたロータ105と、該ロータを収納する筒状の3相4極のモータコイル106と、該モータコイルを収納する筒状のステータヨーク107及びこれら各部を収納するケース109を備えている。前記ロータ105の端部は出力軸となってケース109の外部へ突出している。
上記ロータ105は、中央部の径が細くなっており、この部分に永久磁石110が配置されている。この永久磁石110は、モータコイル106を間に挟んでステータヨーク107の内壁と対向するように配置されている。
最近は、装置の小型化のため、電気部品等の高さを低くすることに対する要望が強く、コイルを用いる電気・電子部品を小型化するため、コイル自体のコンパクト化にも種々の工夫がなされている。その例としては、基板に銅箔を貼り付け、その上にコイルのパターンを描いて、不要部をエッチング除去する技術により製造される基板コイルが広く知られている。
しかしながら、上記エッチングで製造する基板コイルは、基板の厚みが大きいため銅体の占積率が悪くなり、小型化の障害となっていた。また、エッチング廃液が発生するため、その処理に手間や経費がかかるという問題点があるほか、エネルギー使用量も大きいという問題点もあった。
一方、コンパクトなコイルとしては、上記エッチングによって製造する基板コイルのほかに、下記特許文献1に開示されているような、平角線を使用したアルファ巻きコイルが知られている。このコイルは、基板を使用せず、エッチングをしないため、上記基板コイルの問題点は生じない。
図13(a)は、従来のアルファ巻きコイルの製造方法を説明するための正面図であり、図13(b)は従来のアルファ巻きコイルの製造方法を説明するための平面図である。図14は、従来のアルファ巻きコイルの製造方法を説明するための平面図である。図15は、従来のアルファ巻きコイルの正面図である。図13ないし図15に示すように、特許文献1に記載のアルファ巻きコイル200は、導線を中空渦巻状に巻いた複数の渦巻部分202を、渡り部205と呼ぶ導線で互いに接続したものであり、各渦巻部分は平面上に巻かれているので、厚みを従来のコイルより薄くできるものである。
特許第3621944号公報
しかしながら、特許文献1に記載のコイルは、図14に示すように、渡り部205を複数回折り曲げて渦巻部分同士を部分的に重なり合わせるが、渡り部205となる導線部分を複雑に屈曲させて複数の渦巻部を重ね合わせるので、電気抵抗が大きくなり、必要な導線量も多くなるという問題点がある。
そこで、本発明は、上記従来公知のコイルにおける課題を考慮し、渦巻部分を複数結合したコイルにおける、従来のような渡り部205をよりシンプルなものとすることにより電気抵抗を低減させ、かつ導線の使用量も節約できるコイル、スロットレスモータ、及び、コイルの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
中央に空間部ができるように導線を渦巻状に巻いてなるアルファ巻きの渦巻体が複数個横方向に並べて配置されたコイルであって、
一方の前記渦巻体と他方の前記渦巻体を接続前記一方の渦巻体の最外周の導線の巻き終わり部と繋がった一端と、前記他方の渦巻体の巻き始め部と繋がった他端とを有する渡り線を備え、
前記渡り線の前記一端から前記他端までの間は、前記一方の渦巻体の最外周の導線の巻き始め部の外周側に沿っており、
前記渡り線の前記他端から屈曲されて延びた導線部分が、隣接する前記他方の渦巻体の巻線の一部をなし、且つ、少なくとも前記導線部分が、前記一方の渦巻体の一部と重なっている、コイルである。
又、第2の本発明は、
上記導線を渦巻状に巻いて2層重ね合わされたものを1組の渦巻部とした場合、前記渦巻体は、前記1組又は複数組の渦巻部を有する、第1の本発明のコイルである。
又、第3の本発明は、
前記導線は、平角線である、第1または2の本発明のコイルである。
又、第4の本発明は、
前記導線は、複数の導線を束ねたリッツ線である第1ないし3のいずれかの本発明のコイルである。
又、第5の本発明は、前記導線は、複数の素線を同一方向に並べて、互いに接着されたものである、第1ないし3のいずれかに記載のコイルである。
又、第6の本発明は、
前記渦巻体が、エッジワイズ巻きによって形成されている、第1ないし5のいずれかの本発明のコイルである。
又、第7の本発明は、
前記隣接する渦巻体は、巻きの方向が反対である、第1ないし6のいずれかの本発明のコイルである。
又、第8の本発明は、
前記渦巻体は、
2組の、前記空間部を挟んで対向する一対の直線部を有し、
一方の前記一対の直線部は、それぞれの長手方向が、前記複数の渦巻体の配列方向と実質上垂直になるように配置されており、
他方の前記一対の直線部は、それぞれの長手方向が、前記複数の渦巻体の配列方向と実質上平行になるように配置されており、
前記渡り線は、前記他方の一対の直線部に沿って配置されている、第1ないし7のいずれかの本発明のコイルである。
又、第9の本発明は、
複数の第8の本発明のコイルと、
前記複数のコイルが挿入された筒状のステータヨークとを備え、
前記複数のコイルは、
前記渦巻体の主面同士が対向し、前記渦巻体一つの幅ずつずれながら重なっており、
前記渦巻体の主面側からみて、一つの前記コイルの渦巻体の空間部には、他の前記コイルの渦巻体の直線部が一つずつ収まっており、
前記筒状のステータヨークの内壁に沿って配置されている、スロットレスモータである。
又、第10の本発明は、
導線を固定する固定具と、前記導線を直角方向に押圧する押圧具とを備えた折り曲げ装置を用い、素材である前記導線を所定長さ突出させて根元を前記固定具で固定した状態で、前記押圧具で前記導線の突出部を平面上で直角方向に押圧して当該導線を直角に折り曲げた後、さらに、前記固定具から導線を所定長さ突出させて直角に折り曲げる操作を順次繰り返すことにより、角形渦巻状の渦巻体を形成する、第1〜8の何れか一つの本発明のコイルの製造方法であって、
前記コイルの前記一方の渦巻体の最外周の導線の巻き終わり部を形成した後、その巻き終わり部と前記一端で繋がった前記渡り線を、前記一方の渦巻体の最外周の導線の巻き始め部の外周側に沿って形成し、次に、前記渡り線の前記他端から屈曲されて延びた前記導線部分が、前記隣接する前記他方の渦巻体の巻線の前記一部をなし、且つ、少なくとも前記導線部分が、前記一方の渦巻体の一部と重なる様に前記渦巻体を形成する、コイルの製造方法である。
本発明によれば、電気抵抗を低減させ、かつ導線の使用量も節約できるコイル、スロットレスモータ、及びコイルの製造方法を提供することが出来る。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本実施の形態のコイルの斜視図である。図2(a)は、本実施の形態のコイルの正面図であり、図2(b)は右側面図、図2(c)は左側面図、図2(d)は平面図、図2(e)は底面図、図2(f)は背面図である。
図1及び図2は、本発明に係るコイルを例示するもので、このコイル1はモータコイルであり、アルファ巻きで複数層(図1又は図2の図示例では2層)の渦巻部2、2´を重ね合わせた渦巻体3を1単位とし、これを複数個並べて電気的に接続することにより構成されている。尚、図1及び図2の図示例では、第1、第2、第3、第4、第5の渦巻体3(順にA、B、C、D、E)が横に並べられている。図3(a)は、図2(d)のα1部の拡大図であり、図3(b)は、α2部の拡大図であり、図3(c)は、α3部の拡大図である。
又、図4は、本実施の形態の渦巻体3の斜視図である。図5(a)は、渦巻体3の正面図であり、図5(b)は右側面図、図5(c)は左側面図、図5(d)は平面図、図5(e)は底面図である。尚、本明細書における上下左右は、全て、正面図を基準として記載されている。
渦巻体3は、図4又は図5(a)〜(e)に示すように、銅を材質とする平角線を導線4として、中央に空間部6が形成されるように、エッジワイズ式に巻いてなるもので、渦巻部2は、直線状の縦線部2a及び横線部2bと、これらを結ぶコーナーに形成されたアール部2cとで形成される概略長方形であり、裏側の渦巻部2´も同様な概略長方形である。平角線である導線4は、絶縁導線として形成されている。
渦巻体3における巻線の巻き方について説明する。上記のとおり、この渦巻体3は、表側の渦巻部2と、裏側の渦巻部2´とが重なり合った2層の渦巻体として形成されている。説明の便宜上、図4に示すように、表側の渦巻部2のうち、最も外側のターンをIとし、内側に向かって順にII、III、IVとする。これらターンは、大きい順となっている。
また、長方形の各ターンにおける4辺を構成する線のなかでは、最も左側の縦線部2aに−1、下側の横線部2bに−2、右側の縦線部2aに−3、上側の横線部2bに−4を付記する。このように設定すると、図4の最も外側のターンIにおける左側の縦線部2aはI−1、下側の横線部2bはI−2、右側の縦線部2aはI−3、上側の横線部2bはI−4となる。
すなわち、図示例の渦巻部2は、左側の縦線から始まって、上側の横線部までが一つのターンとなっていて、第1のターンIにおける上側の横線部I−4の終端部は、第2のターンIIの縦線部II−1の始端部につながっている。このようにして、図4では、全部で4ターン(I、II、III、IV)が外側から内側に向かって順に並んでおり、最も内側のターンIVの上側の横線部IV−4は、ターンIV―1の裏側へ入り込んで、そのまま裏側の渦巻部2´の最も内側のターンIVにつながっている。
裏側の渦巻部2´も、同様に、4つのターン(図2(f)参照)をそなえており、巻き方向は表側と逆に、内側から外側に向かって順に巻かれているが、各ターンの記号は、上記表側の渦巻部2と同様に、最も外側のターンがIであり、順に内側に向かって、II、III、IVとする。裏側の渦巻部2´の各ターンは、表側の各ターンと重なり合っていて、最も外側のターンI(表側のターンIの裏側に重なっている)の巻き終わりは、リード線7として突出している。
なお、実際の巻き方は、上記リード線7から順に裏側のターンI(最も外側)が巻かれ、以下、順に裏側の第2のターンII、第3のターンIII、第4のターンIVが巻かれ、この第4のターンIVから表側の渦巻部の最も内側のターンIVに移行する。そして、表側の最も外側のターンIの巻き終わりは、渡り線5に繋がって、この渡り線5は表側の第1のターンIに沿って、その上側を通り、図の点線矢印S方向に伸びて、隣接する渦巻体3の巻き始めにつながっている。
このような構造の渦巻体3を複数個横に並べて、図1に示すようなコイル1を構成する。このコイル1は、複数の渦巻体3を互いに渡り線5によって、つなぎ合わせているが、従来の同種のもののような渡り部205(図13、14参照)は設けられておらず、一つの渦巻体3の巻き終わりが紙面に直角方向に屈曲させられることなく、そのまま隣接する渦巻部2の巻線につながっている。
すなわち、このコイル1は、一つの渦巻体3と、これに隣接する他の渦巻体3とが渡り線5で接続されているが、この渡り線5は、従来のように紙面に垂直な方向に複雑に屈曲させられる渡り部205(図14参照)を形成しているのではなく、一方の渦巻体3の巻き終わりが、渡り線に繋がっており、その渡り線の終端が屈曲されて隣接する渦巻体3の渦巻部2の巻線につながっている。このため、上記渡り線5を複数回折り曲げなくとも、隣接する渦巻体3同士を互いに部分的に重なり合った状態とすることができるのである。
図1及び図2の図示例では、第1、第2、第3、第4、第5の渦巻体3(順にA、B、C、D、E)の左端に位置する第1の渦巻体3(A)における裏側の渦巻部2´の第1のターンIの正面からみて右側の縦線部I―3が上方に突出してリード線7となり、当該第1の渦巻体3(A)の表側の渦巻部2の第1のターンIの左側の縦線部I―1から上方へ伸びて右向き屈曲した部分が、渡り線5(F)となり、これが隣接する第2の渦巻体3(B)の表側の渦巻部2における第1のターンIの左側縦線部I―1につながっている。この渡り線5(F)は、第1の渦巻体3(A)の表側の渦巻部2における第1ターンの上側の横線部I―4に沿って、その上側に配置されている。
この第2の渦巻体3(B)の表側の渦巻部2の第1のターンIの左側の縦線部I―1は、図4において矢印Sで示したように、第1の渦巻体3(A)の最も内側に位置する第4のターンIVの右側の縦線部IV−3に正面からみて重なるように配置されている。尚、図2(a)及び図3(a)に示すように、渦巻体3(A)における表側の渦巻部2の右側の縦線部2aよりも正面側に、隣の渦巻体3(B)における裏側の渦巻部2´の左側の縦線部2aが配置されている。
つぎに、上記第2の渦巻体3(B)では、裏側の渦巻部2´における最も外側のターンIの右側の縦線部I−3の上端部が右側へ屈曲して渡り線5(G)となり、第3の渦巻体3(C)の裏側の渦巻部2´における第1のターンIの正面から見て右側の縦線部I−3の上部に接続している。さらに、第3の渦巻体3(C)の巻き終わりは、表側の渦巻部2の最外側のターン1における左側の縦線部I−1であり、この縦線部I−1が上方に突出して右向きに屈曲することにより渡り線5(H)となり、第4の渦巻体3(D)の表側の渦巻部2における最も外側のターンIの左側の縦線部I−1につながっている。渡り線5(G)は、第3の渦巻体3(C)の裏側の渦巻部2´における第1ターンの上側の横線部I―4に沿って、その上側に配置されている。又、渡り線5(H)は、第3の渦巻体3(C)の表側の渦巻部2における第1ターンの上側の横線部I―4に沿って、その上側に配置されている。
尚、図2(a)及び図3(b)に示すように、渦巻体3(B)における表側の渦巻部2の右側の縦線部2aよりも正面側に、隣の渦巻体3(C)における裏側の渦巻部2´の左側の縦線部2aが配置されている。又、渦巻体3(C)における表側の渦巻部2の右側の縦線部2aよりも正面側に、隣の渦巻体3(D)における裏側の渦巻部2´の左側の縦線部2aが配置されている。
さらに、第4の渦巻体3(D)の裏側の渦巻部2´の最も外側のターンIの右側の縦線部I−3の上端部が右向きに屈曲して渡り線5(I)となり、第5の渦巻体3(E)の裏側の渦巻部2´における最も外側のターンIの右側の縦線部I−3に接続されている。この渡り線5(I)は、第5の渦巻体3(E)の裏側の渦巻部2´における第1ターンの上側の横線部I―4に沿って、その上側に配置されている。
尚、図2(a)及び図3(c)に示すように、渦巻体3(D)における表側の渦巻部2の右側の縦線部2aよりも正面側に、隣の渦巻体3(E)における裏側の渦巻部2´の左側の縦線部2aが配置されている。
さらに、第5の渦巻体(E)の巻き終わりは、表側の渦巻部2の最も外側のターンIにおける左側の縦線部I−1となっており、この縦線部I−1が上方に突出してリード線7となっている。尚、第1の渦巻体3(A)のリード線7を巻き始めとし、第5の渦巻体3(E)のリード線7を巻き終わりとすると、図2(a)の正面図において第1の渦巻体3(A)では時計回りに導線4が巻回されており、第2の渦巻体3(B)では、反時計回り(矢印T参照)に導線4が巻回されている。更に、第3の渦巻体3(C)では時計回り(矢印U参照)に、第4の渦巻体3(D)では反時計回りに、第5の渦巻体3(E)では時計回りに、導線4が巻回されている。
以上に述べたとおり、図示例のコイル1は、5個の渦巻体3が横向きに並べられて互いに若干重なり合った状態で電気的に接続されており、計4本の渡り線5と2本のリード線7とが設けられている。
以上のように、互いに隣接する渦巻体3の間を接続する渡り線の終端が屈曲して、そのまま他方の渦巻体3の渦巻部2、2´を構成する巻線となることにより、従来のような渡り部205がなくても、複数個の渦巻体3が直列に接続された状態となるのである。
このように横方向に並べて配置され、電気的には直列に接続された複数の渦巻体3のうち、一方の端部に位置する渦巻体3の巻き始めの線の突出部(導入線)と他方の端部に位置する渦巻体3の巻き終わりの突出部(導出線)とが、外部と接続されるリード線7となっている。このように、本発明のコイルは、従来の同種のモータコイルと異なり、繰り返し折り曲げられる渡り部205が存在しないので、電気抵抗が小さく、渦巻体3同士を接続するための銅線も節約できるのである。
まとめると、本発明に係るコイルは、導線を中空渦巻状に巻いた渦巻体を複数個横方向に並べて導線で連結したものであるが、従来の渡り部とは異なり、一方の渦巻体と他方の渦巻体を繋ぐ渡り線を渦巻体に沿って延ばした後、渦巻体の主面に対して直角に複数回折り曲げることをせず、渦巻体に沿って屈曲し、隣接する他方の渦巻体の巻線の一部とするので、複数回折り曲げられた渡り部の存在による電気抵抗の増大と、銅線使用量の増加を抑えることができ、高効率で経済的なものとなる。
尚、本発明の「前記渡り線の終端から屈曲されて延びた導線部分」の一例は、本実施の形態の第2の渦巻体3(B)の表側の渦巻部2における第1のターンIの左側縦線部I―1(図2及び図4参照)に相当する。この本発明の導線部分の他の一例は、第3の渦巻体3(C)の裏側の渦巻部2´における第1のターンの右側縦線部I―3に相当する。又、この本発明の導線部分の他の一例は、第4の渦巻体3(D)の表側の渦巻部2における第1のターンの左側縦線部I―1に相当する。又、この本発明の導線部分の他の一例は、第5の渦巻体3(E)の裏側の渦巻部2´における第1のターンの右側縦線部I―3に相当する。
又、本発明の一方の一対の直線部の一例は、本実施の形態の直線部2aに相当し、本発明の他方の一対の直線部の一例は、本発明の横線部2bに相当する。
図6(a)(b)及び図7(a)〜(f)は、上記と異なる渦巻体3´の実施形態を表すもので、上記渦巻体3における渦巻部2が2層であったのに対し、この渦巻体3´は、上記渦巻部2、2´を3組結合した全部で6層構造となっている。尚、図6(a)は渦巻体3´を右斜め上方から見た斜視図であり、図6(b)は渦巻体3´を左斜め下方から見た斜視図である。又、図7(a)は渦巻体3´の正面図、図7(b)は渦巻体3´の右側面図、図7(c)は渦巻体3´の左側面図、図7(d)は渦巻体3´の平面図、図7(e)は渦巻体3´の底面図、図7(f)は渦巻体3´の背面図である。
正面側の1組の渦巻部2、2´と、その奥側(真ん中)に配置されている1組の渦巻部2、2´は、図7(b)に示す連結部2dで繋がっている。又、真ん中の1組の渦巻部2、2´と、その奥側に配置されている背面側の1組の渦巻部2、2´は、図7(c)に示す連結部2eで繋がっている。このように連結部2dと連結部2eは、異なる側面に設けられている。
それ以外の点は、上記実施形態と同様であり、同じ部分には同じ記号を付している。このように、複数層の渦巻体3を構成する渦巻部分の数は、適宜増減することができる。
図8(a)は、上記コイル1を3個重ね合わせて、モーターに用いられる、U相、V相及びW相の3相用コイル10とした例の斜視図を表すものである。又、図8(b)は、3相用コイル10の正面図である。図8(c)は、3相用コイル10の平面図である。又、図9(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ図8(c)のβ1、β2、β3、β4拡大図である。このような3相用コイル10を、横線部2bを湾曲することによりロータの外周部に湾曲状態で配置してステータを構成する。
図8(a)、(b)、(c)において、U、V、Wで表すものが別々の3個のコイル1であり、これら3個のコイル1が、渦巻体3の幅1つ分ずつずれた状態で、矢印Z方向に沿ってU、V、Wの順に、互いに重なり合うように配置されている。尚、矢印Z方向は、コイル1の裏面から正面に向かう方向を示している。尚、コイル10では、図8(a)及び図9(a)〜(d)に示すように出来るだけZ方向にずれないように、W相用のコイル1の右端の渦巻体3(E)(図1参照)の左隣に、V相用のコイル1の右端の渦巻体3(E)が配置される。U相用のコイル1も、出来るだけZ方向にずれないように、その右端の渦巻体3(E)がV相用のコイル1の右端の渦巻体3(E)の左隣に、配置される。又、各相用のコイル1の左端の渦巻体3(A)も同様である。
又、図8及び図9では、3個のコイル1が重なった状態が示されているが、例えば、上記コイル1を各相2個づつ使用(合計6個のコイル1が必要となる)して、モータのステータとして3相ステータコイルを構成することが出来る。
図10(a)は、6個のコイル1を用いてステータコイルを作成する場合の、6個のコイル1の配置を説明するための図である。6個のコイル1は、2つの上記3相用コイル10を組み合わせて配置され、具体的には、一方の3相用コイル10の端P、Q、Rと、他方の3相用コイル10の端P´、Q´、R´が接触するように、2つの3相用コイル10は、平面視における長手方向に配置される。図10(b)は、2つの3相用コイル10を配置した状態を模式的に示した図である。
そして、配置した後に、一方の3相用コイル10の端P、Q、Rの反対端L、M、Nが、他方の3相用コイル10の端P´、Q´、R´の反対端L´、M´、N´と対向するように、2つの3相用コイル10を円筒状に湾曲させる。この湾曲させた状態の模式的な平面図が、図10(c)に示されている。
このようにしてステータコイル50が作成される。尚、このステータコイル50の中央に図16(b)と同様に永久磁石が設けられたロータが配置され、ステータコイル50の周囲にステータヨークが配置され、これらがケースに収納されてスロットレスモータが作成される。
尚、上記説明では、3相用コイル10を2つ用いたが、この数に限らず、1つ又は3つ以上用いて、ステータコイル50を作成しても良い。
つぎに、このコイル1の製造方法について説明する。図11(a)、(b)は、本実施の形態のコイル1の製造方法を説明するための図である。このコイル1は、導線4である平角線を直角に屈曲させて製作する。具体的には、図11(a)に示すように、平角線を所定長さ突出させた状態で該突出部9aの根元を固定具20で固定し、突出させた部分9aを、押圧具21で平角線の平面Mと直角方向に押圧固定して、平角線の平面が同一平面を保つように直角に屈曲させる。
押圧具21は、導線4の曲がり度合いに対応して、押圧方向が常に平角線の押圧位置とほぼ直角になるように移動しながら押圧する。なお、突出部9aの先端部はリード線7となる。平角線の折り曲げ時には、アール部2cに丸みがつくように外周面が丸いガイド22をあてがっておく。以下、突出長さを調節しながらこの屈曲作業を順次繰り返すことにより、角型渦巻状の渦巻部2が形成される。
渦巻部2(2´)の最初のターンIは、もっとも外側に位置し、以下順に内側に形成するが、最も内側のターンが形成されたら、つぎに平角線の1枚分の厚みだけ厚み方向にずらして裏側(もしくは表側)の最内側のターンIVを形成する。このターンIVの外側には、外側のターンIII、II、Iを順次形成する。このようにして、表裏の渦巻部2、2´を重ね合わさるように形成し、最後のターンが形成されたら、その線を横線部2(2´)cに沿うように屈曲させて、次の渦巻体3の最初のターンの巻線につながる渡り線5とし、以下同様に外側から内側へターンを形成する。
このようにして、導線4の繰り出しと屈曲作業を繰り返すことにより、複数の渦巻体3が互いに接続されたコイル1が形成される。このコイル1は、渦巻体3と渦巻体3とをつなぐための従来のような渡り部205ではなく、渦巻体3同士が密接に並んだ状態で直列に接続されたものである。なお、上記製造方法を、渦巻部3同士を渡り部205でつなぐ従来のコイルの製作に採用できることは言うまでもない。
また、以上の説明では、平角線で製作したコイルについて説明したが、これに限らず、通常の丸線で同様な構成のコイルを製作できる。又、例えば、図12(a)に示すように、平角線である導線4をその厚み方向に重ねたものを1つの導線40として、実施の形態で述べた導線4の代わりにコイルを作成しても良い。
更に、図12(b)に示すように丸線である導線13を本発明の素線の一例として同一方向に一列に並べて、接着したものを1つの線材11として、導線4に代えてコイルを作成しても良い。又、図12(c)に示すように、平角線である導線20を素線の一例として同一方向に並べて、接着したものを1つの線材21として、導線4に代えてコイルを作成しても良い。更に、図12(d)に示すように角線である導線30を素線の一例として同一方向に並べて、接着したものを1つの線材31として、導線4に代えてコイルを作成してもよい。
又、図12(e)に示すように、(b)に示した導線11を縦方向に重ねたものを1つの導線12としてもよい。尚、これら導線13、20、30は表面に絶縁被膜が施されている。
又、上述した導線4は、例えば、エナメル線を素線としたリッツ線であってもよい。
さらに、各渦巻体が複数の渦巻部2を重ねて構成されているが、この渦巻部の数は、2〜6個以上としてもよい。
本発明に係るコイルは、例えば平角銅線を屈曲させて製作することができ、スロットレスモータコイル等として好適に使用することができるものでる。
本発明にかかる実施の形態におけるコイルの斜視図 本発明にかかる実施の形態におけるコイルの平面図 本発明にかかる実施の形態におけるコイルの右側面図 本発明にかかる実施の形態におけるコイルの左側面図 本発明にかかる実施の形態におけるコイルの平面図 本発明にかかる実施の形態におけるコイルの底面図 本発明にかかる実施の形態におけるコイルの背面図 (a)図2(d)のα1部の拡大図 (b)図2(d)のα2部の拡大図 (c)図2(d)のα3部の拡大図 本発明にかかる実施の形態における渦巻体3の斜視図 (a)本発明にかかる実施の形態における渦巻体3の平面図 (b)本発明にかかる実施の形態における渦巻体3の右側面図 (c)本発明にかかる実施の形態における渦巻体3の左側面図 (d)本発明にかかる実施の形態における渦巻体3の平面図 (e)本発明にかかる実施の形態における渦巻体3の底面図 本発明にかかる実施の形態の変形例における渦巻体3´を右斜め上方から見た斜視図 本発明にかかる実施の形態の変形例における渦巻体3´を左斜め下方から見た斜視図、 (a)本発明にかかる実施の形態の変形例における渦巻体3´の平面図 (b)本発明にかかる実施の形態の変形例における渦巻体3´の右側面図 (c)本発明にかかる実施の形態の変形例における渦巻体3´の左側面図 (d)本発明にかかる実施の形態の変形例における渦巻体3´の平面図 (e)本発明にかかる実施の形態の変形例における渦巻体3´の底面図 (e)本発明にかかる実施の形態の変形例における渦巻体3´の背面図 本発明にかかる実施の形態における3相用コイル10の斜視図 本発明にかかる実施の形態における3相用コイル10の正面図 本発明にかかる実施の形態における3相用コイル10の平面図 (a)図8(c)のβ1部の拡大図 (b)図8(c)のβ2部の拡大図 (c)図8(c)のβ3部の拡大図 (d)図8(c)のβ4部の拡大図 本発明にかかる実施の形態におけるステータコイル50の製造方法を説明するための図 本発明にかかる実施の形態におけるステータコイル50の製造方法を説明するための模式図 本発明にかかる実施の形態におけるステータコイル50の製造方法を説明するための模式図 (a)(b)本発明にかかる実施の形態における渦巻体の製造方法を説明するための図 本発明にかかる実施の形態における線材の変形例を示す図 本発明にかかる実施の形態における線材の変形例を示す図 本発明にかかる実施の形態における線材の変形例を示す図 本発明にかかる実施の形態における線材の変形例を示す図 本発明にかかる実施の形態における線材の変形例を示す図 (a)従来のコイルの製造方法を説明するための正面図(b)従来のコイルの製造方法を説明するための平面図 従来のコイルの製造方法における渡り部の折り曲げ方法を表す平面図 従来のコイルの正面図 (a)モータの正面断面図、(b)(a)のA−A´矢視図
符号の説明
1 コイル
2 渦巻部
3 渦巻体
4 導線
5 渡り線
6 中空部
10 3層モータコイル

Claims (10)

  1. 中央に空間部ができるように導線を渦巻状に巻いてなるアルファ巻きの渦巻体が複数個横方向に並べて配置されたコイルであって、
    一方の前記渦巻体と他方の前記渦巻体を接続前記一方の渦巻体の最外周の導線の巻き終わり部と繋がった一端と、前記他方の渦巻体の巻き始め部と繋がった他端とを有する渡り線を備え、
    前記渡り線の前記一端から前記他端までの間は、前記一方の渦巻体の最外周の導線の巻き始め部の外周側に沿っており、
    前記渡り線の前記他端から屈曲されて延びた導線部分が、隣接する前記他方の渦巻体の巻線の一部をなし、且つ、少なくとも前記導線部分が、前記一方の渦巻体の一部と重なっている、コイル。
  2. 前記導線を渦巻状に巻いて2層重ね合わされたものを1組の渦巻部とした場合、前記渦巻体は、前記1組又は複数組の渦巻部を有する、請求項1に記載のコイル。
  3. 前記導線は、平角線である、請求項1または2に記載のコイル。
  4. 前記導線は、複数の素線を束ねたリッツ線である、請求項1ないし3のいずれかに記載のコイル。
  5. 前記導線は、複数の素線を同一方向に並べて、互いに接着されたものである、請求項1ないし3のいずれかに記載のコイル。
  6. 前記渦巻体は、エッジワイズ巻きによって形成されている、請求項1ないし5のいずれかに記載のコイル。
  7. 前記隣接する渦巻体は、巻きの方向が反対である、請求項1ないし6のいずれかに記載のコイル。
  8. 前記渦巻体は、
    2組の、前記空間部を挟んで対向する一対の直線部を有し、
    一方の前記一対の直線部は、それぞれの長手方向が、前記複数の渦巻体の配列方向と実質上垂直になるように配置されており、
    他方の前記一対の直線部は、それぞれの長手方向が、前記複数の渦巻体の配列方向と実質上平行になるように配置されており、
    前記渡り線は、前記他方の一対の直線部に沿って配置されている、請求項1ないし7のいずれかに記載のコイル。
  9. 複数の請求項8記載のコイルと、
    前記複数のコイルが挿入された筒状のステータヨークとを備え、
    前記複数のコイルは、
    前記渦巻体の主面同士が対向し、前記渦巻体一つの幅ずつずれながら重なっており、
    前記渦巻体の主面側からみて、一つの前記コイルの渦巻体の空間部には、他の前記コイルの渦巻体の直線部が一つずつ収まっており、
    前記筒状のステータヨークの内壁に沿って配置されている、スロットレスモータ。
  10. 導線を固定する固定具と、前記導線を直角方向に押圧する押圧具とを備えた折り曲げ装置を用い、素材である前記導線を所定長さ突出させて根元を前記固定具で固定した状態で、前記押圧具で前記導線の突出部を平面上で直角方向に押圧して当該導線を直角に折り曲げた後、さらに、前記固定具から導線を所定長さ突出させて直角に折り曲げる操作を順次繰り返すことにより、角形渦巻状の渦巻体を形成する、請求項1〜8の何れか一つに記載のコイルの製造方法であって、
    前記コイルの前記一方の渦巻体の最外周の導線の巻き終わり部を形成した後、その巻き終わり部と前記一端で繋がった前記渡り線を、前記一方の渦巻体の最外周の導線の巻き始め部の外周側に沿って形成し、次に、前記渡り線の前記他端から屈曲されて延びた前記導線部分が、前記隣接する前記他方の渦巻体の巻線の前記一部をなし、且つ、少なくとも前記導線部分が、前記一方の渦巻体の一部と重なる様に前記渦巻体を形成する、コイルの製造方法
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