JP4602508B2 - 磁気共鳴イメージング方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に磁気共鳴イメージング(MRI)技術に関する。特に、本発明は、水/脂肪コンポーネント画像を形成するためのシングルスキャン・スリーポイント・ディクソン(single−scan three−point Dixon)法に係わり、より詳細には、緩和コントラスト(relaxation contrast)が調整可能な水/脂肪分離MR画像を形成するためのポストデータ取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気共鳴イメージング(MRI)は、広く受け入れられるようになっており、核磁気共鳴(NMR)現象に影響され易い数の原子核を有する対象物(人体等)の内部構造を示すデジタル化された視覚画像を得るための商業的に利用できる技術である。MRIにおいて、画像化される生体内の核は、強い主要磁場Hが核にかけることによって、分極される。選択された核は、特定のNMR周波数で高周波(ラジオ波…RF)信号をかけることによって励起される。局所的な磁場を空間的に分布させ、その結果として生じる核からのRF応答を適当に解析することによって、核の配置分布を示す相関的なNMR応答のマップもしくは画像が形成される。フーリエ解析を行なうことによって、空間上におけるNMR応答を示すデータは、CRT上に表示可能となる。
【0003】
図1に示されるように、一般に、NMRイメージングシステムは、静磁場をかけるための磁石10と、3つの直交座標に沿って空間的に分布される磁場をかける傾斜磁場コイル14と、選択された核にRF信号を送るとともに選択された核からRF信号を受けるRFコイル15,16とを有している。コイル16によって受けられたNMR信号は、データをディスプレイ24上に表示される画像に処理するコンピュータ/イメージプロセッサ19に送られる。表示された画像は、「ピクセル」と呼ばれる画素から成り、所定数のデータ要素(N)によって分割される視野(FOV)として規定される。ピクセルの強さは、対応する体積要素の量のNMR信号強度すなわち画像化される対象物の「ボクセル」に比例している。また、コントロールコンピュータ/プロセッサ19は、RFアンプ21とRFアンプ/検知器22と傾斜磁場アンプ20とをそれぞれ介して、RFコイル15,16および傾斜磁場コイル14の動作を制御する。
【0004】
半端な数のプロトンおよびニュートロンを有する核だけが磁気モーメントを有しており、このような核はNMR現象に影響され易い。MRIにおいては、核を整列するために強い静磁場が使用される。このような静磁場は、平衡状態で主要磁場と平行に方向付けられる大きい磁気ベクトルを形成する。単一のRFパルスとして第1の磁場に対して横方向に加えられる第2の磁場は核にエネルギを与え、これによって、大きい磁化ベクトルが例えば90°だけ動かされる。このような励起状態の後、核は、歳差運動を行なって、徐々に緩和状態へと戻り、静磁場と整列するようになる。核が歳差運動を行なって緩和状態に戻ると、核は、自由誘導減衰(FID)として知られるように、周囲コイル内で検知可能な弱い電気エネルギを生起する。本明細書ではMR信号として総称的に名付けられるこれらのFID信号(および/または、その磁場勾配再焦点磁場エコー(magnetic gradient−refocused field echoes)は、その後、空間内において核の画像を形成するために、信号プロセッサ19によって解析される。
【0005】
MR信号を生成して取得するために、種々のコイルによってRF緩和パルスおよび傾斜磁場を形成するという操作は、MRI「取得シーケンス」と呼ばれる。
3次元(3D)MRIのために使用されるMRI取得シーケンスの一例を示すグラフが図2に示されている。この例において、MR信号は再焦点傾斜磁場エコーとして現れるため、加えられるパルスや磁場の所定のタイミングは、磁場エコーシーケンスとして知られている。まず最初に、画像化される生体内の核のスラブが特定のRF応答周波数に対して敏感となるように、傾斜磁場Gsliceが主要磁場に沿って重ね合わされる。その後、平衡状態から磁気を傾けるために、RF励起磁場またはヌテーションパルス(nutation pulse)θが特定の周波数で加えられる。その後、スラブ内の特定の方向に沿う異なった位置内の核間の一時的な周波数差すなわち位相差を引き起こすことによって核の位相の符号化を行なうために、パルスが加えられて大きさが変動した傾斜磁場GpeおよびGsliceが使用される。同時に、歳差運動をする核の位相をまず最初にずらしてその後に位相を戻すリードアウト(ro)方向で、パルスが加えられた他の傾斜磁場GroがGpeの方向と直交する方向に加えられる。これにより、図2にSで示される磁場エコーMR信号が形成される。章動パルスθの中心から磁場エコーMR信号の中心までの時間がエコー時間TEとして示され、全パルスシーケンス継続時間がTRとして示されている。
【0006】
本質的に、加えられる傾斜磁場Gro周波数は、リードアウト方向で核の選択されたスラブを符号化する。結果として生じるMR信号S(未処理データ(raw data)またはk−スペースデータと呼ばれる)は、その後、読み出され、フーリエ解析によって解析される。その解析の周波数領域プロットは、その後スケールされて、X−Y−Z位置に対応するフーリエ空間(画像領域という)内の核固体数に関する情報を与える。
【0007】
磁気ベクトルは、主要B磁場に関して縦成分と横成分とに分解される。一般に、縦成分はB磁場と平行な成分として規定され、横成分はB磁場と垂直な成分として規定される。磁気ベクトルが平衡状態から乱されると、緩和として知られるプロセスによって、縦成分はバックグラウンドB磁場と一直線になる平衡状態の大きさMに回復し、横成分は減衰する。これらの緩和プロセスはそれぞれ、スピン格子緩和およびスピン−スピン緩和と名付けられており、規定される時定数がT,Tと名付けられる指数関数によって特徴付けられる。スピン−スピン(T)緩和と磁場内の異質性(inhomogeneities)とによって、横成分は更に減衰される。そのため、見かけ上の緩和時定数T は、スピン−スピン緩和およびB磁場異質(Bfield inhomogeneities)の存在に起因する横信号減衰を特徴付けるように規定される。
【0008】
NMR周波数および主要B磁場はラーモア関係によって関連付けられる。この関係は、核の歳差運動の角振動数ωが磁場Bと磁気回転比γと各核種のための重要な物理定数との積であることを示している。
【0009】
【数1】
Figure 0004602508
【0010】
ここで、σは一般に化学シフトと呼ばれているように核の周囲の化学的環境を示すシールド因子である。
【0011】
無論、RFスピン章動パルスは、1以上の目的の同位体の核種を特定の領域内で傾ける。平衡状態から傾けられた後、各核種はそれ自身の固有の速度で歳差運動をし始める。核が配置される物理的あるいは化学的な環境のごときパラメータの結果として、歳差運動をする核種の位相が異なっている(位相のずれが生じる)。例えば、化学シフトの影響に起因して、脂肪内の核は、水内の核の歳差運動の回転比とは異なる回転比で、歳差運動を行なう。また、磁場内の異質性は、章動された歳差運動をする核の位相をずらす。
【0012】
水素の核は、容易に認識できるNMR信号を有しており、人体の最も豊富な同位体である。そのため、人間のMRIは、主に、水素の核からNMR信号を画像化する。水と脂肪は水素核を含む主要な組織成分である。
【0013】
画像を形成するためにMR信号の周波数情報内容を使用することに加え、周波数領域内のMR信号の位相は、幾つかの物理量を示す情報を提供するために使用できる。例えば、使用されるパルスシーケンスの形態に依存して、MR位相は水と脂肪とを区別するために使用できる。また、MR位相は、主要B磁場の異質性を示すことができるとともに、移動するスピンの速度に比例している。
【0014】
I.水と脂肪の分離
水と脂肪の両方のMR画像は同一もしくは異なる診断情報を含んでいるが、それらは、MRI画像内に重ね合わされた時に、しばしば互いの判断を妨害する。
そのため、合成されたMR画像を適切に判断することが困難となる。
【0015】
高い磁場強度で、水と脂肪の画像を区別すること或いはこれら2つの成分のうちの1つを抑制することは、選択励起または非励起アプローチを使用して達成できる。中間レベルもしくは低レベルの磁場強度で、化学シフトの精選に基づくアプローチは、不可能でなくても、非実用的となる。異質性が磁場に存在している場合には、全ての磁場強度で水/脂肪画像分離の困難性が更に悪化する。
【0016】
「スリーポイント・ディクソン」法として知られる技術の1つのグループは、中間レベルもしくは低レベルの磁場強度での適用に関して興味のある特徴を有している。これらの方法では、B磁場の異質性の影響を修正して水/脂肪分離のための十分な情報を得るために、3つの画像が要求される。これらの画像は、“Three−Point Dixon Technique for True−Water/fat Decompositions withBInhomogeneity Corrected”(by Glover et al.,Magnetic Resonance in Medicine 18,371−383(1991))に記載されているように、3つの異なる走査で、スピンエコシーケンスおよび磁場エコーシーケンスを使用して取得できる。また、これらの画像は、“Separation of True Fat andWater Images by Correcting MagneticField Inhomogeneity In Situ”(by Yenng et al.,Radiology 159,783−786(1986))に記載されているように、2つの走査で、スピンエコシーケンスおよび磁場エコーシーケンスを使用して取得できる。また、これらの画像は、“TrueWater and Fat MR Imaging with Use of Multiple−Echo Acquisition”(by William et ai.,Radiology 173,249−253(1989))および“Separation of Water and Fat MR Images in a Single Scan at 0.35 T Using Sandwich Echoes”(by Zhang et al.,JMRI 6,909−917(1996))に記載されているように、1つの走査で、スピンエコシーケンスおよび磁場エコーシーケンスを使用して取得できる。
【0017】
前記スリーポイント・ディクソン法によれば、水画像情報と脂肪画像情報との間の位相差が3つの画像(すなわち、S−π,S,Sπ)間で±π(180°)だけ変化するように、3つの画像の取得が制御される。その後、磁場異質の影響を除去するため、および、分離された水画像および脂肪画像を最終的に形成するために、3つの画像からのデータが使用される。この方法では、位相アンラッピング(phase unwrapping)のプロセスを通じて3つの画像のうちの2つからの情報を使用することにより、磁場異質が補償される。
【0018】
複素数の位相角は−πとπの間でのみ明確となるため、MRI信号の位相を明確に決定することはできない。そして、−πまたはπを越えるどのような位相値も−πからπの間の値に収められる。このような状況下において、位相アンラッピングは、主要な位相値の測定を与えられる複素信号の絶対的な位相を決定するプロセスである(2つのそのようなプロセスについては後述する)。
【0019】
緩和の効果を無視すると、スリー・ディクソン画像を構成するNMR信号データは、以下の式によって表される。
【0020】
【数2】
Figure 0004602508
【0021】
この場合、WおよびFは水信号および脂肪信号を示しており、ΨはS内で認められる水と脂肪との間の位相差であり、Φは磁場異質や他のシステムソースに起因するS内の位相であり、Фは磁場異質によって引き起こされる連続するエコー間の位相変化である。
【0022】
磁場異質のための修正を行なうために、以下の関係式に従う位相アンラッピング(phase unwrapping)処理を行なうことによってSおよびSから補償角Φが決定される。
【0023】
【数3】
Figure 0004602508
【0024】
この場合、arg()は複素数の位相角を示しており、は複素共役を示している。
【0025】
水のみの画像Wと脂肪のみの画像Fは、その後、以下の2つの関係式にしたがって再構成される。
【0026】
【数4】
Figure 0004602508
【0027】
また、水信号と脂肪信号とが180°の位相差をもっているただ1つの画像Sに依存することも可能である。この場合、水信号と脂肪信号は全く分離されないが、画像ピクセルは、以下の関係式を適用することにより画像ピクセルが水によって支配されているのか又は脂肪によって支配されているのかどうかにしたがって、区分され得る。
【0028】
【数5】
Figure 0004602508
【0029】
この場合、Iwater−pixelは水が支配的なピクセルを示し、Ifat−pixelは脂肪が支配的なピクセルを示している。
【0030】
II. 位相アンラッピング(Phase Unwrapping)
本発明において実行されるような位相アンラッピングの好ましいアルゴリズムは、多項式関数を使用した静磁場の形成と、リジョン・グローイング(region−growing)による誘導位相アンラピングとを伴っている。
【0031】
i.多項式の磁場形成(Polynominal Field Modeling)
磁場は以下の多項式関数を使用して形成される。
【0032】
【数6】
Figure 0004602508
【0033】
係数a,bを求めるために、以下のようにして位相値Φの空間的な偏導関数が計算されて多項式関数に一致される。
【0034】
【数7】
Figure 0004602508
【0035】
多項式関数への一致は、以下の式によって決定される重み係数をもった加重最小2乗を使用して行なわれる。
【0036】
【数8】
Figure 0004602508
【0037】
この場合、S(x,y)は同位相の画像内のピクセル値であり、Smaxはその画像の最大値である。
【0038】
,qを使用して、a,bが以下の式によって計算される。
【0039】
【数9】
Figure 0004602508
【0040】
ii.誘導リジョン・グローイングによる位相アンラピング(Phase Unwrapping by Guided Region Growing)位相画像は、以下のような誘導リジョングローイングアルゴリズムを使用してアンラップされる。
【0041】
(a)アンラッピングのためのサブシード(subseed)として画像内の1つのピクセルが選択され、測定された位相値は、水脂肪画像の再構成のために使用される最後の位相値に割り当てられる。
【0042】
【数10】
Figure 0004602508
【0043】
(b)サブシードに中心が置かれた6×6領域内の全てのピクセルが十分な信号強度をもつようにサブシードが選択される。位相値をサブシード値と比較することによって、サブシードの4つの直ぐ隣合うピクセルが最初にアンラップされる。差異が所定のしきい値よりも大きい場合には、2πアンラッピングが実行される。
【0044】
【数11】
Figure 0004602508
【0045】
(c)その後、既に決定された5つのピクセルに基づいて、サブシードに中心を置かれた3×3ピクセル領域が形成される。ピクセルと既にアンラップされて直ぐ隣合うピクセルとの間の位相差がしきい値よりも大きくなる度に、2π位相アンラッピングが実行される。
【0046】
(d)その後、3ピクセルプレジクション(three−pixel prediction)を用いて3×3領域が4×4領域へと拡大される。
【0047】
【数12】
Figure 0004602508
【0048】
この場合、Φは予測されたピクセルの位相値、Φ −i(i=1,2,3)は既にアンラップされた第1(i=1)、第2(i=2)、第3(i=3)の隣り合うピクセルの位相値、ΔΦ−iはプレジクションの方向に沿った既にアンラップされた隣り合うピクセルの位相の空間的な導関数である。
【0049】
アンラッピングは、ΔΦ=Φ−Φがしきい値よりも大きい場合に実行される。
【0050】
(e)4×4シード領域から引き続き、4ピクセルプレジクションを用いて4列クロス領域(four rows cross region)による4つのコラムが形成される。
【0051】
【数13】
Figure 0004602508
【0052】
(f)前記クロスを使用すると、同じ4ピクセルプレジクションアプローチを使用して2方向で画像の4つの四分円がアンラップされる。アンラッピングは、2つの方向がアンラッピングのための同じエクセキューション(execution)を示した場合に実行される。他の状態で、予測された値の平均値が使用される。ピクセル値が強度のしきい値を下回ると、位相値が再び予測された平均値にセットされる。
【0053】
過去において、低レベルおよび中間レベルの磁場強度での水/脂肪分離は、前述したマルチポイントディクソン法を使用して略完全に達成されている。また、前述したように、シングルスキャン・スリーポイント・ディクソン法(水信号および脂肪信号は、インター・エコー時間ΔTEの間にπの位相差をもつようになる)は、1つの励起パルスの後に、連続する3つのNMRエコー信号を取得できる。これにより、走査時間を著しく削減することができる。しかしながら、B磁場異質の修正を行なって水/脂肪分離を行なうために使用される位相情報に加え、スリーポイント・ディクソンエコー信号はスピン緩和減衰についての情報を有している。したがって、本発明は、データ取得の後にそのような情報を利用して、調整可能な緩和コントラストを有する水/脂肪分離画像を提供する。
【0054】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、磁気共鳴イメージング方法において、調整可能な緩和コントラストを有する水/脂肪分離MR画像を形成するためのポストデータ取得方法の提供にある。
【0055】
【課題を解決するための手段】
本発明は、水/脂肪分離MR画像を形成するためのポストデータ取得MRI技術である。この技術において、水だけの画像内もしくは脂肪だけの画像内における緩和画像コントラストは、オペレータによる制御下で、水だけの画像もしくは脂肪だけの画像を作成する際に使用されるコントラストエコー時間(newTE)のための値を選択することによって、調整可能となる。
【0056】
本発明では、NMRの未処理の信号データ(raw signal data)を得るために、シングルスキャン・スリーポイント・ディクソン・イメージングが使用される。基本的に、スリーポイント・ディクソン・イメージングにおいて、スライス選択励起パルスは、3つの別個の傾斜磁場再焦点信号エコーの取得を伴う。加えられるリード・アウト傾斜磁場のタイミングや極性(分極)を制御することによって、各信号エコーが取得される。2つの信号がインター・エコー時間中にこれらの間でπ(180°)の角度差をもつように、水信号と脂肪信号との間の化学シフトの差にしたがって、信号エコー(S,S,S)間の時間(ΔTE)が選択される。
【0057】
前記未処理データ(k−スペースデータ)を「画像領域」と呼ばれる複素の周波数領域データにフーリエ変換した後、誘導リジョン・グローイング位相アンラッピング技術を使用してSおよびSから補償位相を得ることによって、バックグラウンド磁場異質が補償される。次に、信号データからT緩和又はT 緩和の影響が測定される。その後、オペレータによって選択された新しいコントラストTE(newTE)値に基づく緩和測定にしたがって、取得された画像データが修正される。最後に、水信号および脂肪信号が修正された画像データから分離され、緩和コントラストが高められた水のみの画像もしくは脂肪のみの画像が形成される。
【0058】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
良く知られているように、核は特定の周波数で且つ特定の位相において歳差運動を行なう。異なった直交する方向で核に傾斜磁場を加えることにより、歳差運動の周波数および位相を使用して核を空間的に符号化できる。1つの直交する方向において、核のスライスが励起される。そのスライス内においては、1方向で核を空間的に符号化するために選択された核の歳差運動の周波数を使用して、また、1または複数の第2の方向(他方向)で核を空間的に符号化するために選択された核の歳差運動の位相を使用して、残存するスライスの2つのディメンションからMR信号が抽出される。結果として生じるMR信号のこれら複素の周波数と位相とを解析することによって、選択されたスライスの核密度に関する情報が得られる。
【0059】
図1はMRIシステムを示している。このようなMRIシステムは、大きな分極している磁石構造10を備えている。この磁石10は、略均一な均質分極磁場Bを患者のイメージング領域11内に形成する。適当な寝台12、患者13の人体の所望の部位をイメージング領域11内に挿入する。磁場勾配コイル14によって磁場勾配が選択的に形成される。RFコイル15によってRF核章動パルスがイメージング領域11内の患者の組織に伝達される。MR信号を構成するRF応答は、適当なRF検知コイル構造16によって患者の組織から受け取られる。
【0060】
MRIデータを取得するために、MRIシステムは、プログラムで制御可能なコンピュータ/プロセッサ19による制御の下、MRIパルスシーケンスコントローラ17,18によって磁場勾配およびRF章動パルスを形成する。また、プロセッサ19は、傾斜パルスアンプ20とRFソースアンプ回路21,22とを制御する。MRアンプ信号(RF検知器)回路22は、シールドされたMRIシステムガントリ内に配置されたMR信号RFコイル16に適切に接続されている。受けられたMR応答は、デジタイザ23によってデジタル化されて、プロセッサ19に送られる。プロセッサ19は、一般に、画像処理のためのアレー・プロセッサと適当なコンピュータプログラム記憶媒体(図示せず)とを有している。
前記コンピュータプログラム記憶媒体にはプログラムが記憶されており、このプログラムは、MR信号データを取得して処理する動作を制御するために、また、コントロールターミナル24のCRT上に画像を表示するために、選択的に使用される。MRIシステムにはコントロールターミナル24が設けられている。このコントロールターミナル24は、画像シーケンスコントローラ17,18にわたってオペレータ制御を及ぼすための適当なキーボードスイッチ等を有している。また、画像は、フィルム上に直接に記録され、あるいは、プリンタ25によって他の適当な媒体に直接に記録される。
【0061】
システムコンピュータ/プロセッサ19を組み合わせると、一般に、オペレータは、MRIシーケンスおよびデータ処理方法のための選択メニューが与えられる。本発明の実施例において、MRIシステムのオペレータに利用できるそのような選択メニューの1つは、シングルスキャン・スリーポイント・ディクソンMRIイメージングシーケンスを使用して水/脂肪コンポーネント画像を形成するためのプログラムと、本発明にしたがって選択的に変化可能なコントラストを有する付加的な画像を形成するポストデータ取得方法を実行するためのプログラムである。本発明の記述されたプロセスを実行するためにシステムコンピュータ/画像プロセッサ19のための適当なコンピュータプログラム又はそのような特定の命令を形成することは、後述する特定のデータ処理方法および本明細書に記載された開示内容全体を考慮すれば、当業者の能力の範囲内であると考えられる。
【0062】
画像シーケンス
図3Aおよび図3Bに示されるように、本発明のイメージングシーケンスは、基本的に、スライス選択傾斜磁場パルスGsliceの形成に伴うRF核章動(励起)パルス30と、位相符号化傾斜磁場パルスGpeとから成り、位相符号化傾斜磁場パルスGpeは、適当なタイミングで読み出されるとともに等距離で離間された3つの磁場エコーS,S,Sの取得に関わる3つのリード・アウト傾斜磁場パルスGreadによって伴われる。リード・アウト傾斜磁場パルスGreadのタイミングは水信号と脂肪信号との間の化学シフトの差によって選択され、これにより、インター・エコー時間ΔTEの間、2つの信号はこれらの間で角度πをもつようになる。
【0063】
データ処理方法−変化可能な緩和コントラストを形成するための水/脂肪分離解析
スリーポイント・ディクソンエコー信号は、本質的に、スピン緩和減衰情報を有している。そして、その情報は、調整可能な緩和コントラストの画像を形成するために使用できる。これは、後述するように、スピン−スピン緩和のための信号データを補償する際にオペレータが選択する新しいコントラストTE(newTE)を使用することによって達成される。
【0064】
,T 緩和の影響を考慮に入れると、スリーポイント・ディクソン信号は、以下の式(1)を満たす水信号および脂肪信号として表わすことができる。
【0065】
【数14】
Figure 0004602508
【0066】
この場合、
【数15】
Figure 0004602508
【0067】
この場合、WおよびFは平衡状態における水信号および脂肪信号、ΨおよびΦはそれぞれ、水と脂肪との間の位相差およびSの中心における異質位相であり、Фはインター・エコー時間中に引き起こされる異質位相である。
【0068】
スピン−スピン緩和遅れ時間Tおよび見かけの緩和時間T はNMR信号エコーから算出可能である。この場合、NMR信号エコーは、以下の式8からスピンエコーを形成するためのシングルスキャン・スリーポイント・ディクソン・イメージングシーケンスによって得られる。
【0069】
【数16】
Figure 0004602508
【0070】
また、NMR信号エコーは、以下の式(9)から磁場エコーを形成するための同様のイメージングシーケンスによって得られる。
【0071】
【数17】
Figure 0004602508
【0072】
スリーポイント・ディクソン信号は、その後、MRIシステムのオペレータによって選択可能な異なる新しいエコー時間newTEに一致するように、その大きさが修正される。信号の大きさの修正は、以下の式にしたがって、コンピュータ画像プロセッサにより実行される。
【0073】
【数18】
Figure 0004602508
【0074】
この場合、S´は大きさが修正された信号データであり、また、newTEは、オペレータによって選択されたコントラストエコー時間値であり、NMR信号が本が本来得られるTEとは異なる。
【0075】
前述した方法でB磁場異質のための修正を行なって水信号と脂肪信号とを分離するために、大きさが修正された画像はその後さらに処理される。
【0076】
画像コントラストの変更の一例
図4および図5に示されるように、人間のスリーポイント・ディクソン画像は、0.35テスラで操作されるToshiba OPARTTM MRIシステムを使用することによって得られる。オペレータによって選択された異なるコントラストエコー時間値newTEにより緩和減衰のための修正が後に行われる画像を形成するために、k−スペースデータが最初にフーリエ変換される。前述したようにB磁場異質のための修正を行なって水信号と脂肪信号とを分離するために、大きさが修正された画像は更に処理される。
【0077】
図4(a)〜図4(d)は、スリーポイント・ディクソンデータを処理することによって得られる人間の膝の水のみのスピンエコー画像を示している。図4(b)に示されるスピンエコー画像はTE=36msで得られ、図4(a)に示されるスピンエコー画像はオペレータによって選択される異なるnewTE値=20msで得られ、図4(c)に示されるスピンエコー画像はnewTE=60msで得られ、図4Dに示されるスピンエコー画像はnewTE=80msで得られる。同様に、図5(a)〜図5(d)は、人間の胸の水のみの磁場エコー画像を示している。図5(a)に示される磁場エコー画像はTE=20msで得られ、図5(b)はオペレータによって選択される異なるnewTE値=36msを使用して本発明にしたがって処理された磁場エコー画像であり、図5(c)はnewTE=60msで処理された磁場エコー画像であり、図5(d)はnewTE=80msで処理された磁場エコー画像である。図から明らかなように、newTEを慎重に選択すれば、結果として生じる画像内で得られるコントラストが決定されるとともに、所望の様々なコントラストを有する画像を形成することができる。
【0078】
本発明は現在最も実用的で好ましいとされている実施例を挙げて説明されているが、本発明は、開示された実施例に限定されず、また逆に、更なる解析を必要とすることなく本発明の要旨を明らかにするように意図されている。したがって、現在の知識をもってすれば、他人は、本発明の要旨を逸脱することなく様々な適用をもって本発明に改良を容易に加えることができるとともに、従来技術の観点で技術に即座に寄与できる包括的且つ特別な見地から必須の特徴的構成を形作ることもできる。そして、そのような改良は添付された請求の範囲と等価な範囲内に含まれる。
【0079】
【発明の効果】
本発明によれば、調整可能な緩和コントラストを有する水/脂肪分離MR画像を形成するためのポストデータ取得方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MRIシステムの一例を示す概略図である。
【図2】磁場エコーMRI応答を形成するためのMRIパルスシーケンスの一例を示すRF傾斜磁場波長タイミング図である。
【図3】(a)はスピンエコーを形成するためのシングルスキャン・スリーポイント・ディクソン・シーケンスの一例を示すRF傾斜磁場波長タイミング図であり、(b)はスピンエコーを形成するためのシングルスキャン・スリーポイント・ディクソン・シーケンスの一例を示すRF傾斜磁場波長タイミング図である。
【図4】本発明にしたがってオペレータにより選択された様々なコントラストエコー時間(newTE)を有するスリーポイント・ディクソン画像から処理された人間の膝の水のみのスピンエコー画像に関する中間調画像を示す図である。
【図5】本発明にしたがってオペレータにより選択された様々なコントラストエコー時間(newTE)を有するスリーポイント・ディクソン画像から処理された人間の胸の水のみの磁場エコー画像に関する中間調画像を示す図である。
【符号の説明】
10…磁石構造、
11…イメージング領域、
12…寝台、
13…患者、
14…磁場勾配コイル、
15…RFコイル、
16…RF検知コイル構造、
17…MRIパルスシーケンスコントローラ、
18…MRIパルスシーケンスコントローラ、
19…コンピュータ/プロセッサ、
20…傾斜パルスアンプ、
21…RFソースアンプ回路、
22…RFソースアンプ回路、
23…デジタイザ、
24…コントロールターミナル。

Claims (7)

  1. MRI装置から得られる水のみのMR画像もしくは脂肪のみのMR画像内の画像コントラストを変化させる方法において、
    a)特定の予め決められた応答信号エコー時間(TE)を有するシングルスキャン・スリーポイント・ディクソン・イメージングシーケンスを使用してRF再収束スピンエコー信号Sm としての3つのエコー信号S1,S2,S3を順番に収集し、エコー信号S1,S3は時間軸上でエコー信号S2に関して対称に配置され、エコー信号S1,S3の絶対値を用いてスピンスピン緩和時定数T2又は見かけ上のスピンスピン緩和時定数T2 を計算し、
    b)前記ステップa)で取得されたエコー信号Sm から、振幅補正されたエコー信号S′m を計算し、前記スリーポイント・ディクソン・シーケンスによる各エコー信号は次式で与えられ、
    Figure 0004602508
    ここで、S′m =ξm Sm 、newTEは前記エコー信号Sm を得るのに本来的に用いられるエコー時間(TE)と相違するエコー時間である、
    c)前記ステップb)で計算された振幅補正されたエコー信号を、静磁場不均一補正を有するスリーポイント・ディクソン・水脂肪分離技術を用いてさらに処理し、
    前記newTEは、水のみのMR画像もしくは脂肪のみのMR画像の画像コントラストの変化に影響することを特徴とする調整可能な緩和コントラストを有する水/脂肪分離MR画像を形成するための磁気共鳴イメージング方法。
  2. 前記コントラストエコー時間(newTE)はオペレータによって選択可能であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記イメージングシーケンスの読み出し用傾斜磁場パルスのタイミングは、水信号と脂肪信号とがインター・エコー時間(ΔTE)中にπの角度をなすように、前記水信号と脂肪信号との間の化学シフトの差にしたがって選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記エコー時間TEが10〜100msの範囲にあるシングルスキャン・スリーポイント・ディクソン・イメージングシーケンスがNMR画像データを取得するために使用されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. MRIシステム上でNMRイメージングシーケンスから水または脂肪のいずれかの核種画像データを生成する装置において、前記装置は記憶メモリとI/Oデバイスとを有するコンピュータを有し、前記メモリはスリーポイント・ディクソンNMR信号解析を実行して緩和減衰を補正するためのルールを記憶し、前記コンピュータは、
    特定の予め決められたNMR応答信号のエコー時間(TE)を有するシングルスキャン・スリーポイント・ディクソン・イメージングシーケンスを使用してRF再収束スピンエコー信号Sm としての3つのエコー信号S1,S2,S3を順番に収集し、エコー信号S1,S3は時間軸上でエコー信号S2に関して対称に配置され、エコー信号S1,S3の絶対値を用いてスピンスピン緩和時定数T2又は見かけ上のスピンスピン緩和時定数T2 を計算し、
    エコー信号Sm から、振幅補正されたエコー信号S′m を計算し、前記スリーポイント・ディクソン・シーケンスによる各エコー信号は次式で与えられ、
    Figure 0004602508
    ここで、S′m =ξm Sm 、newTEは前記エコー信号Sm を得るのに本来的に用いられるエコー時間(TE)と相違するエコー時間である、
    前記振幅補正されたエコー信号データを、静磁場不均一補正を有するスリーポイント・ディクソン・水脂肪分離技術を用いてさらに処理し、
    前記newTEは、水のみのMR画像もしくは脂肪のみのMR画像の画像コントラストの変化に影響することを特徴とする調整可能な緩和コントラストを有する水/脂肪分離MR画像を形成するようにプログラムされていることを特徴とする装置。
  6. 前記コントラストエコー時間(newTE)はオペレータによって選択可能であることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 前記イメージングシーケンスの詠み出し用傾斜磁場パルスのタイミングは、水信号と脂肪信号とがインター・エコー時間(ΔTE)中にπの角度をなすように、前記水信号と脂肪信号との間の化学シフトの差にしたがって選択されることを特徴とする請求項5に記載の装置。
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