JP4599977B2 - 現像剤搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像剤搬送装置および画像形成装置に関し、特に、円筒状の現像剤排出筒から円筒状の流入現像剤搬送筒に現像剤を搬送するのに適した現像剤搬送装置および画像形成装置に関する。
本発明は、トナー像を像担持体表面に形成して、前記トナー像をシートに転写する画像形成装置で使用される。
前記画像形成装置において、画像形成装置本体に対して着脱可能な現像剤カートリッジからリザーブタンクに現像剤を供給し、前記リザーブタンクから現像器の現像容器に現像剤を搬送する装置が従来公知(特許文献1:特開2003−29518号公報参照)である。
特許文献1(特開2003−29518号公報)記載の技術
特許文献1には、現像器から離れた位置に、現像剤カートリッジおよびリザーブタンクを配置した現像剤搬送装置が記載されている。
特開2003−29518号公報
(特許文献1記載の技術の問題点)
前記特許文献1に記載された従来技術は、現像剤カートリッジおよびリザーブタンクが現像器から離れた位置に配置されている。このため、リザーブタンクから現像器まで現像剤を搬送するための現像剤搬送装置が大型になるという問題点がある。
前記特許文献1はロータリ式の現像装置を備えたカラー画像形成装置であるが、通常のモノクロの画像形成装置や、タンデム型の画像形成装置においても、リザーブタンクと現像器とを離れた位置に配置すると、現像剤搬送装置が大型になると問題点がある。
前記モノクロの画像形成装置や、タンデム型のカラー画像形成装置において、現像剤カートリッジおよびリザーブタンクと現像器とを接近して配置した場合、通常、前記現像剤カートリッジ、リザーブタンクおよび現像器の回転部の駆動機構は画像形成装置の後面側に配置される。そして、画像形成装置本体への現像剤カートリッジの着脱、およびメンテナンス時の現像器の着脱は、画像形成装置の前面側から行われる。
リザーブタンクから現像器への現像剤搬送装置を、前記画像形成装置の前面側に設けた場合、現像器を前方に取り出す際に、前記現像剤搬送装置を、現像器取出作業の邪魔にならない位置に移動させたり、その位置から取り除いたりする必要がある。また、前記現像剤搬送装置を、現像器取出作業の邪魔にならない位置に移動させた際には、前記現像剤搬送装置から現像剤が漏出しないようにしなければならない。
本発明は前記事情に鑑み、次の記載内容(O01)〜(O03)を技術的課題とする。
(O01)現像器に現像剤を搬送する画像形成動作位置と、現像器の取出作業が行えるメンテナンス作業位置との間で容易に移動可能な現像剤搬送装置を提供すること。
(O02)画像形成動作位置から現像器の取出作業が行えるメンテナンス作業位置に移動した状態で現像剤の漏出を生じない現像剤搬送装置を提供すること。
(O03)現像剤の漏出防止機能を損なうことなく、現像剤搬送筒の移動可能量を変化できるコンパクトなサイズの現像剤搬送装置を提供すること。
次に、前記課題を解決するために案出した本発明を説明するが、本発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記課題を解決するために第1発明の現像剤搬送装置は、次の構成要件(A01)〜(A06)を備えたことを特徴とする。
(A01)現像剤排出容器(RT)から突出する円筒状の現像剤排出筒(41)であって前記現像剤排出容器(RT)内の現像剤を排出する現像剤排出口(41a)が下側面に形成された前記現像剤排出筒(41)、
(A02)前記現像剤排出筒(41)に回転可能に装着され且つ所定の連通用回転位置に回転したときに前記現像剤排出口(41a)に連通する第1連通口(56a)が形成された上流側第1円筒部材(56)、
(A03)前記上流側第1円筒部材(56)にスライド可能に装着された上流側第2円筒部材(57)であって、前記現像剤排出容器(RT)に接近する収納位置と前記現像剤排出容器(RT)から離れた突出位置との間でスライド可能に装着され且つ前記収納位置において前記第1連通口(56a)と連通する第2連通口(57a)を有する前記上流側第2円筒部材(57)、
(A04)前記上流側第2円筒部材(57)にスライド可能に装着された上流側第3円筒部材(58)であって、前記現像剤排出容器(RT)に接近する収納位置と前記現像剤排出容器(RT)から離れた突出位置との間でスライド可能に装着され且つ前記収納位置において前記第2連通口(57a)および前記第1連通口(56a)と連通する第3連通口(58a)を有する前記上流側第3円筒部材(58)、
(A05)前記上流側第3円筒部材(58)と一体的に構成され且つ前記上流側第3円筒部材(58)の軸に交差する方向に延びて配置される現像剤搬送筒(GH1)であって、一端部が前記第3連通口(58a)に連通し他端部に下流側第1連通口(67)が形成された前記現像剤搬送筒(GH1)、
(A06)前記現像剤搬送筒(GH1)に回転可能且つスライド可能に連結され且つ前記現像剤搬送筒(GH1)の軸に交差する方向に延びて配置されるとともに、前記下流側第1連通口(67)に連通する下流側第2連通口(68)を有する下流側円筒部材(GH3)。
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01)〜(A06)を備えた第1発明の現像剤搬送装置では、現像剤排出容器(RT)から突出する円筒状の現像剤排出筒(41)は、その下側面に形成された現像剤排出口(41a)から前記現像剤排出容器(RT)内の現像剤を排出する。
前記現像剤排出筒(41)に回転可能に装着された上流側第1円筒部材(56)に形成された第1連通口(56a)は、前記上流側第1円筒部材(56)が所定の連通用回転位置に回転したときに前記現像剤排出口(41a)に連通する。
前記上流側第1円筒部材(56)にスライド可能に装着された上流側第2円筒部材(57)は、前記現像剤排出容器(RT)に接近する収納位置と前記現像剤排出容器(RT)から離れた突出位置との間でスライドする。前記上流側第2円筒部材(57)の第2連通口(57a)は、前記上流側第2円筒部材(57)が前記収納位置に移動したときに前記第1連通口(56a)と連通する。
前記上流側第2円筒部材(57)にスライド可能に装着された上流側第3円筒部材(58)は、前記現像剤排出容器(RT)に接近する収納位置と前記現像剤排出容器(RT)から離れた突出位置との間でスライドする。前記上流側第3円筒部材(58)の第3連通口(58a)は、上流側第3円筒部材(58)が前記収納位置に移動したときに前記第2連通口(57a)および前記第1連通口(56a)と連通する。
前記上流側第3円筒部材(58)と一体的に構成され且つ前記上流側第3円筒部材(58)の軸に交差する方向に延びて配置される現像剤搬送筒(GH1)の一端部は、前記第3連通口(58a)に連通する。
したがって、前記現像剤排出容器(RT)内の現像剤は現像剤排出筒(41)により搬送されて現像剤排出筒(41)の現像剤排出口(41a)から排出される。現像剤排出口(41a)から排出される現像剤は上流側第1円筒部材(56)の第1連通口(56a)、上流側第2円筒部材(57)の第2連通口(57a)、および、上流側第3円筒部材(58)の第3連通口(58a)を通って現像剤搬送筒(GH1)の一端部に搬送される。前記現像剤搬送筒(GH1)の一端部から流入した現像剤は他端部に形成された下流側第1連通口(67)から排出することができる。
前記現像剤搬送筒(GH1)に回転可能且つスライド可能に連結され且つ前記現像剤搬送筒(GH1)の軸に交差する方向に延びて配置される下流側円筒部材(GH3)は、前記下流側第1連通口(67)に連通する下流側第2連通口(68)から流入した現像剤を、下流側に搬送することができる。前記下流側円筒部材(GH3)は、その下流側に例えば現像剤流入筒(例えば、現像容器(V)の現像剤補給筒)(3)が配置されている場合には、下流側第2連通口(68)から流入した現像剤を、前記現像剤補給筒(3)に搬送することができる。
(本発明の形態1)
本発明の形態1の現像剤搬送装置は、前記第1発明において次の構成要件(A07)を備えたことを特徴とする。
(A07)現像剤流入口(3b)を有する現像剤流入筒(3)に着脱可能に装着され且つ装着された状態で前記現像剤流入口(3b)に連通する前記下流側第2連通口(68)を有する前記下流側円筒部材(GH3)。
(本発明の形態1の作用)
前記構成要件(A07)を備えた本発明の形態1の現像剤搬送装置では、前記下流側円筒部材(GH3)が現像剤流入口(3b)を有する現像剤流入筒(3)に着脱可能に装着される。装着された状態では、前記下流側第2連通口(68)が前記現像剤流入口(3b)に連通する。したがって、下流側円筒部材(GH3)から現像剤流入筒(3)内部に現像剤を補給することができる。
(第2発明)
第2発明の現像剤搬送装置は、次の構成要件(A08)〜(A011)を備えたことを特徴とする。
(A08)外側面に現像剤排出口(41a)が形成された円筒状の現像剤排出筒(41)と外側面に現像剤流入口(3b)が形成され且つ前記現像剤排出筒(41)と平行な円筒状の現像剤流入筒(3)との間に配置されて、前記現像剤排出口(41a)から排出される現像剤を前記現像剤流入口(3b)に流入させる現像剤搬送装置(GH)、
(A09)前記現像剤排出筒(41)の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤排出口(41a)から排出された現像剤が流入する上流側円筒部材(GH2)と、前記現像剤流入筒(3)の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤流入口(3b)から前記現像剤流入筒(3)内に現像剤を流入させる下流側円筒部材(GH3)と、前記上流側円筒部材(GH2)および前記下流側円筒部材(GH3)の軸に垂直な方向に延びて配置され且つ前記上流側円筒部材(GH2)から前記下流側円筒部材(GH3)に現像剤を搬送する現像剤搬送筒(GH1)とを有する前記現像剤搬送装置(GH)、
(A010)連通口(56a,57a,58a)を有する伸縮可能な多重管構造の複数の円筒部材(56,57,58)により構成され、前記複数の円筒部材(56,57,58)の中で一番内側に配置され且つ回転可能に支持された第1円筒部材(56)と前記第1円筒部材(56)の外側にスライド可能に支持された外側円筒部材(57,58)とを有し、収縮した状態では複数の各円筒部材(56,57,58)の連通口(56a,57a,58a)が連通し、伸長した状態では前記連通口(56a,57a,58a)は他の円筒部材の円筒面により閉塞されるように構成された前記上流側円筒部材(GH2)または下流側円筒部材(GH3)の中の一方の円筒部材(GH2)、
(A011)前記現像剤排出筒(41)または現像剤流入筒(3)のいずれかに着脱可能に装着される他方の円筒部材(GH3)。
(第2発明の作用)
前記構成要件(A08)〜(A011)を備えた第2発明の現像剤搬送装置では、円筒状の現像剤排出筒(41)の外側面に形成された現像剤排出口(41a)から排出される現像剤は現像剤搬送装置(GH)により搬送される。前記現像剤搬送装置(GH)により搬送される現像剤は、前記現像剤排出筒(41)と平行な円筒状の現像剤流入筒(3)の外側面に形成された現像剤流入口(3b)に流入する。
前記現像剤搬送装置(GH)は、上流側円筒部材(GH2)と、現像剤搬送筒(GH1)と、下流側円筒部材(GH3)とを有する。
前記現像剤排出筒(41)の外側面に嵌合状態で支持される上流側円筒部材(GH2)には、前記現像剤排出口(41a)から排出された現像剤が流入する。前記上流側円筒部材(GH2)および前記下流側円筒部材(GH3)の軸に垂直な方向に延びて配置された前記現像剤搬送筒(GH1)は、前記上流側円筒部材(GH2)から前記下流側円筒部材(GH3)に現像剤を搬送する。前記現像剤流入筒(3)の外側面に嵌合状態で支持された下流側円筒部材(GH3)は、前記現像剤流入口(3b)から前記現像剤流入筒(3)内に現像剤を流入させる。
前記上流側円筒部材(GH2)または下流側円筒部材(GH3)の中の一方の円筒部材(GH2)は、連通口(56a,57a,58a)を有する伸縮可能な多重管構造の複数の円筒部材(56,57,58)により構成される。
前記複数の円筒部材(56,57,58)の中で一番内側に配置された第1円筒部材(56)は回転可能に支持される。前記第1円筒部材(56)の外側には外側円筒部材(57,58)がスライド可能に支持される。
多重管構造の複数の円筒部材(56,57,58)により構成される伸縮可能な前記一方の円筒部材(GH2)は、収縮した状態では複数の各円筒部材(56,57,58)の連通口(56a,57a,58a)が連通し、伸長した状態では前記連通口(56a,57a,58a)は他の円筒部材の円筒面により閉塞される。この場合、前記連通口(56a,57a,58a)から外部に現像剤が漏出するのを防止することができる。
前記一方の円筒部材(GH2)が収縮した状態では、前記第1円筒部材(56)と前記外側円筒部材(57,58)との間で現像剤を搬送することができる。
また、前記一方の円筒部材(GH2)と前記他方の円筒部材(GH3)とそれらの円筒部材(GH2,GH3)の間で現像剤を搬送する現像剤搬送筒(GH1)とを有する現像剤搬送装置(GH)は、伸縮可能な前記一方の円筒部材(GH2)を前記現像剤排出筒(41)または現像剤流入筒(3)のいずれかに装着した状態で、前記一方の円筒部材(GH2)を伸縮させることにより、他方の円筒部材(GH3)を、前記現像剤排出筒(41)または現像剤流入筒(3)のいずれかに容易に装着することができる。
(本発明の形態2)
本発明の形態2の現像剤搬送装置は、前記第2発明において、次の構成要件(A012)を備えたことを特徴とする。
(A012)前記一方の円筒部材(GH2)の一番外側に配置された外側円筒部材(58)に一端部が一体的に連結されるとともに前記他方の円筒部材(GH3)が他端部に装着された前記現像剤搬送筒(GH1)。
(本発明の形態2の作用)
前記構成要件(A012)を備えた本発明の形態2の現像剤搬送装置(GH)では、前記一方の円筒部材(GH2)の一番外側に配置された外側円筒部材(58)に一端部が一体的に連結される前記現像剤搬送筒(GH1)は、他端部に前記他方の円筒部材(GH3)が装着される。
(本発明の形態3)
本発明の形態3の現像剤搬送装置(GH)は、前記本発明の形態2において、次の構成要件(A013)を備えたことを特徴とする。
(A013)前記他方の円筒部材(GH3)が前記他端部にスライド可能、回転可能に装着された前記現像剤搬送筒(GH1)。
(本発明の形態3の作用)
前記構成要件(A013)を備えた本発明の形態3の現像剤搬送装置(GH)では、前記一方の円筒部材(GH2)の一番外側に配置された外側円筒部材(58)に一端部が一体的に連結される現像剤搬送筒(GH1)の他端部には、前記他方の円筒部材(GH3)が前記他端部にスライド可能、回転可能に装着される。
(第3発明)
第3発明の現像剤搬送装置(GH)は、次の構成要件(A08),(A09),(A010′),(A011),(A012′)を備えたことを特徴とする。
(A08)外側面に現像剤排出口(41a)が形成された円筒状の現像剤排出筒(41)と外側面に現像剤流入口(3b)が形成され且つ前記現像剤排出筒(41)と平行な円筒状の現像剤流入筒(3)との間に配置されて、前記現像剤排出口(41a)から排出される現像剤を前記現像剤流入口(3b)に流入させる現像剤搬送装置(GH)、
(A09)前記現像剤排出筒(41)の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤排出口(41a)から排出された現像剤が流入する上流側円筒部材(GH2)と、前記現像剤流入筒(3)の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤流入口(3b)から前記現像剤流入筒(3)内に現像剤を流入させる下流側円筒部材(GH3)と、前記上流側円筒部材(GH2)および前記下流側円筒部材(GH3)の軸に垂直な方向に延びて配置され且つ前記上流側円筒部材(GH2)から前記下流側円筒部材(GH3)に現像剤を搬送する現像剤搬送筒(GH1)とを有する前記現像剤搬送装置(GH)、
(A010′)連通口(56a,57a,58a)を有する伸縮可能な多重管構造の複数の円筒部材(56,57,58)により構成され、収縮した状態では複数の各円筒部材(56,57,58)の連通口(56a,57a,58a)が連通し、伸長した状態では前記連通口(56a,57a,58a)は他の円筒部材の円筒面により閉塞されるように構成された前記上流側円筒部材(GH2)または下流側円筒部材(GH3)の中の一方の円筒部材(GH2)、
(A011)前記現像剤排出筒(41)または現像剤流入筒(3)のいずれかに着脱可能に装着される他方の円筒部材(GH3)、
(A012′)前記一方の円筒部材(GH2)の一番外側に回転可能に配置された前記外側円筒部材(57,58)に一端部が一体的に連結されるとともに前記他方の円筒部材(GH3)が他端部に装着された前記現像剤搬送筒(GH1)。
(第3発明の作用)
前記構成要件(A08),(A09),(A010′),(A011),(A012′)を備えた第3発明の現像剤搬送装置(GH)では、円筒状の現像剤排出筒(41)の外側面に形成された現像剤排出口(41a)から排出される現像剤は現像剤搬送装置(GH)により搬送される。前記現像剤搬送装置(GH)により搬送される現像剤は、前記現像剤排出筒(41)と平行な円筒状の現像剤流入筒(3)の外側面に形成された現像剤流入口(3b)に流入する。
前記現像剤搬送装置(GH)は、上流側円筒部材(GH2)と、現像剤搬送筒(GH1)と、下流側円筒部材(GH3)とを有する。
前記現像剤排出筒(41)の外側面に嵌合状態で支持される上流側円筒部材(GH2)には、前記現像剤排出口(41a)から排出された現像剤が流入する。前記上流側円筒部材(GH2)および前記下流側円筒部材(GH3)の軸に垂直な方向に延びて配置された前記現像剤搬送筒(GH1)は、前記上流側円筒部材(GH2)から前記下流側円筒部材(GH3)に現像剤を搬送する。前記現像剤流入筒(3)の外側面に嵌合状態で支持された下流側円筒部材(GH3)は、前記現像剤流入口(3b)から前記現像剤流入筒(3)内に現像剤を流入させる。
前記上流側円筒部材(GH2)または下流側円筒部材(GH3)の中の一方の円筒部材(GH2)は、連通口(56a,57a,58a)を有する伸縮可能な多重管構造の複数の円筒部材(56,57,58)により構成される。前記一方の円筒部材(GH2)は、収縮した状態では複数の各円筒部材(56,57,58)の連通口(56a,57a,58a)が連通し、伸長した状態では前記連通口(56a,57a,58a)は他の円筒部材の円筒面により閉塞される。前記一方の円筒部材(GH2)が収縮した状態では、前記第1円筒部材(56)と前記外側円筒部材(57,58)との間で現像剤を搬送することができる。
また、前記一方の円筒部材(GH2)と前記他方の円筒部材(GH3)とそれらの円筒部材(GH2,GH3)の間で現像剤を搬送する現像剤搬送筒(GH1)とを有する現像剤搬送装置(GH)の伸縮可能な前記一方の円筒部材(GH2)は、前記現像剤排出筒(41)または現像剤流入筒(3)の一方に装着される。前記現像剤搬送筒(GH1)は、前記伸縮可能な一方の円筒部材(GH2)の一番外側に配置された回転可能な前記外側円筒部材(57,58)に連結される。この場合、前記一方の円筒部材(GH2)を伸縮させたり、前記外側円筒部材(57,58)を回転させることにより、他方の円筒部材(GH3)を、前記現像剤排出筒(41)または現像剤流入筒(3)の他方に容易に装着することができる。
(本発明の形態4)
本発明の形態4の現像剤搬送装置(GH)は、前記第1発明ないし第3発明のいずれかまたは前記本発明の形態1ないし3のいずれかにおいて次の構成要件(A014),(A015)を備えたことを特徴とする。
(A014)現像剤カートリッジ(K)から供給された現像剤を収容するリザーブタンク(RT)により構成された前記現像剤排出容器(RT)。
(A015)前記下流側第2連通口(68)から現像器(G)の現像剤補給室(3a)内に現像剤を排出する前記下流側円筒部材(GH3)。
(本発明の形態4の作用)
前記構成要件(A014),(A015)を備えた本発明の形態4の現像剤搬送装置(GH)では、現像剤カートリッジ(K)から供給された現像剤を収容するリザーブタンク(RT)から排出される現像剤を、現像器(V)の現像剤補給室(3a)内に搬送する。
(第4発明)
第4発明の画像形成装置は、次の構成要件(A016)を備えたことを特徴とする。
(A016)請求項1ないし7のいずれか記載の現像剤搬送装置(GH)。
(第4発明の作用)
前記構成要件(A016)を備えた第4発明の画像形成装置では、前記第1発明ないし第3発明のいずれかまたは前記本発明の形態1ないし3のいずれか記載の現像剤搬送装置(GH)を備えているので、前記第1発明ないし第3発明のいずれかまたは前記本発明の形態1ないし3のいずれか記載の作用を奏する。
前述の本発明の現像剤搬送装置は、下記の効果(E01)〜(E03)を奏する。
(E01)現像器に現像剤を搬送する画像形成動作位置と、現像器の取出作業が行えるメンテナンス作業位置との間で容易に移動可能な現像剤搬送装置を提供することができる。
(E02)画像形成動作位置から現像器の取出作業が行えるメンテナンス作業位置に移動した状態で現像剤の漏出を生じない現像剤搬送装置を提供することができる。
(E03)多重構造の複数の円筒部材の数を変化させることにより現像剤の漏出防止機能を損なうことなく、現像剤搬送筒の移動量を変化させることができ、コンパクトなサイズの現像剤搬送装置を提供することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1は本発明の実施例1の現像剤搬送装置を備えた画像形成装置の説明図である。
図1において、画像形成装置Uは、上面にプラテンガラス(透明な原稿台)PGを有する画像形成装置本体としてのデジタル式の複写機U1と、前記プラテンガラスPG上に着脱自在に装着される自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ、ADF)U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U2は、複写しようとする複数の原稿Gが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿Gは順次プラテンガラスPG上の複写位置を通過して原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。
前記複写機U1は、UI(ユーザインタフェース)と、前記プラテンガラスPGの下方に順次配置された画像読取部としてのIIT(イメージインプットターミナル)および画像記録用作動部としてのIOT(イメージアウトプットターミナル)と、前記IITまたはIOTに設けられたIPS(イメージプロセッシングシステム)とを有している。
複写機本体U1上面の透明なプラテンガラスPGの下方に配置された原稿読取装置としてのIITは、プラテンレジ位置(OPT位置)に配置された露光系レジセンサ(プラテンレジセンサ)Sp、および露光光学系Aを有している。
前記露光光学系Aは、その移動および停止が露光系レジセンサSpの検出信号により制御され、常時はホーム位置に停止している。
前記自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ)U2を使用して複写を行うADFモードの場合は、前記露光光学系Aはホーム位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の複写位置F1を順次通過する各原稿Gを露光する。
原稿Gを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行うプラテンモードの場合、露光光学系Aは移動しながらプラテンガラスPG上の原稿を露光走査する。
露光された前記原稿Gからの反射光は、前記露光光学系Aを通ってCCD(固体撮像素子)上に収束される。前記CCDは、その撮像面上に収束された原稿反射光を電気信号に変換する。
また、IPSは、前記IITのCCDから入力された読取画像信号をデジタルの画像書込信号に変換してIOTのレーザ駆動信号出力装置DLに出力する。
前記レーザ駆動信号出力装置DLは、入力された画像データに応じたレーザ駆動信号をROS(光書込走査装置、または画像書込装置)に出力する。
前記ROSの下方に配置された感光体ドラム(本実施例のトナー像担持体)PRは、矢印Ya方向に回転する。前記感光体ドラムPR表面は、帯電領域Q0において帯電ロール(チャージロール)CRにより−(マイナス)700Vに帯電された後、潜像書込位置Q1において前記ROS(画像書込装置)のレーザビームLにより露光走査されて−300Vの静電潜像が形成される。前記感光体ドラムPRへのレーザビームLによる潜像形成は、用紙センサSN1が用紙先端を検知してから所定の時間経時後に開始される。前記静電潜像が形成された感光体ドラムPR表面は回転移動して現像領域Q2、シート転写領域Q3を順次通過する。
前記現像領域Q2において前記静電潜像を現像する現像器Gは、−(マイナス)帯電極性のトナーおよびプラス帯電極性のキャリアを含む現像剤を現像ロールR0により現像領域Q2に搬送し、前記現像領域Q2を通過する静電潜像をトナー像に現像する。前記感光体ドラムPR表面のトナー像は前記シート転写領域Q3に搬送される。
前記現像器Gで消費される現像剤を補給するための現像剤カートリッジKは、カートリッジ装着部材KSに着脱可能に装着される。前記現像剤カートリッジK内の現像剤はリザーブタンク(現像剤排出容器)RTで攪拌されてから現像剤搬送装置GHにより現像器Gに搬送される。なお、前記カートリッジ装着部材KSに着脱可能に装着される現像剤カートリッジK内の現像剤をリザーブタンクRTに搬送する構成は、従来公知(特開2003−84555号公報参照)である。
前記シート転写領域Q3において前記感光体ドラムPRに対向して配置された転写ユニット(転写ベルト支持装置)TUは、駆動ロールRdおよび従動ロールRfを有するベルト支持ロール(Rd,Rf)により回転可能に支持され転写ベルトTB、転写ロールTRおよび剥離爪SC、ベルトクリーナCLb等を有している。転写ロールTRは、感光体ドラムPR表面のトナー像をシートSに転写する部材であり、現像器Gで使用される現像用のトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が電源回路Eから供給される。前記電源回路EはコントローラCにより制御される。
給紙トレイTR1〜TR4に収容されたシートSは、シート供給路SH1により前記シート転写領域Q3に搬送される。すなわち、前記各トレイTR1〜TR4のシートSは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚づつ分離されて、複数の搬送ロールRaによりレジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrに搬送されたシートSは、前記感光体ドラムPR上のトナー像がシート転写領域Q3に移動するのにタイミングを合わせて、転写前シートガイドSG1から転写ユニットTUの転写ベルトTBに搬送される。転写ベルトTBは搬送されたシートSをシート転写領域Q3に搬送する。
前記感光体ドラムPR表面に現像されたトナー像Tnは、前記シート転写領域Q3において、転写ロールTRによりシートSに転写される。転写後、感光体ドラムPR表面は、感光体クリーナCLpによりクリーニングされて残留トナーが除去され、次に前記帯電ロールCRにより再帯電される。
シート転写領域Q3において転写ロールTRによりトナー像が転写された前記シートSは、シート転写領域Q3の下流側のシート剥離爪SCにより転写ベルトTB表面から剥離される。剥離されたシートSは、加熱ロールFhおよび加圧ロールFpを有する定着器Fでトナー像が加熱定着されてから弾性シート製のマイラゲートMGを通ってシート排出路SH2の正逆回転可能な搬送ロールRbに搬送される。マイラゲートMGは弾性変形して、定着器Fを通過したシートSをシート排出路SH2に向かわせる。
排紙トレイTRhに排出されるべきシートSは正逆回転可能な搬送ロールRbおよび複数の搬送ロールRaが配置されたシート排出路SH2を搬送される。シート排出路SH2の下流端部には切替ゲートGT1が配置されている。切替ゲートGT1は、画像形成装置に後処理装置(図示せず)が接続されている場合には、搬送されてきたシートSを排紙トレイTRhまたは図示しない後処理装置のいずれかに排出するように切替えられる。なお、後処理装置が装着されていない状態では、切替ゲートGT1は、シート排出路SH2の下流端部に搬送されたシートSを、排紙トレイTRhに排出する。
前記正逆回転可能な搬送ロールRbは、両面コピーを行うための片面記録済シートが搬送された場合には、片面記録済シートSの後端が搬送ロールRbを通過する直前に逆回転し、前記片面記録済シートSをスイッチバックさせる。前記マイラゲートMGは、前記搬送ロールRbによりスイッチバックして来たシートSをシート循環搬送路SH3に向かわせる。シート循環搬送路SH3に搬送された片面記録済シートSは表裏反転した状態で前記転写領域Q3に再送される。前記シート転写領域Q3に再送された片面記録済シートSは、2面目にトナー像が転写される。
なお、前記符号SH1〜SH3,Rp,Rs,Rr,Ra,Rb,MG等で示す構成要素から用紙搬送装置SHが構成される。
(現像器)
図2は本発明の実施例1の画像形成装置の現像器の斜視図である。
図3は前記図2示す現像器の説明図で、図3Aは図2のIIIA−IIIA線断面図、図3Bは図2のIIIB−IIIB線断面図である。
図4は前記図3AのIV−IV線断面図である。
図2〜図4において、前記現像領域Q2で感光体ドラムPRに対向して配置された現像器Gは、負(−)極性に帯電するトナー及び正(+)極性に帯電するキャリアからなる2成分現像剤を収容する現像容器Vを有している(図3参照)。前記現像容器Vは、現像容器本体1とその上端を塞ぐ現像容器カバー2と現像容器本体1の前端に連結された現像剤補給筒(現像剤流入筒)3とを有している(図2参照)。
図3において、現像容器本体1はその内側に、前記現像ロールR0を収容する現像ロール室4と、前記現像ロール室4に隣接する第1攪拌室6と、前記第1攪拌室6に隣接する第2攪拌室7とを有している。前記現像容器カバー2は前記現像ロール室4を形成するロール収容壁2aと、前記第2攪拌室7上に配置される上壁2bと、前記上壁2bの右側(+Y側)から下方に伸びて前記現像容器本体1の側壁に当接する被係止壁2cとを有している。前記ロール収容壁2aは頂壁2a1及び側壁2a2を有しており、前記頂壁2a1の内面側の前記現像ロール室4内には、現像容器カバー2が現像容器本体に装着された時に前記現像ロールR0表面の現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材8が設けられている。前記現像容器カバー2が現像容器本体1に装着された際には、前記被係止壁2cに形成された係止口2c1(図2参照)が前記現像容器本体1の外側面に形成された係止爪(図示せず)により係止される。
前記現像容器Vの現像容器カバー2の上面の前後両端部には、前記側壁2a2から所定距離離れた位置にそれぞれカム係合部2d(図2、図3B参照)が設けられている。前記前後両端部に設けられた一対のカム係合部2dと前記側壁2a2との間の距離は、後述するカムが配置可能な距離に保持されている。
図3、図4において、前記第1攪拌室6の左側には、現像剤補給筒3内部の補給室6a(図4参照)が接続されている。前記現像容器本体1の内側で前記第1攪拌室6と第2攪拌室7との間には、両端部以外の部分に仕切壁9が形成されている。前記仕切壁9の上端は、前記ロール収容壁2a(図3参照)の側壁2a2の下端(−Z側端)に当接している。前記第1攪拌室6及び第2攪拌室7はその前後方向(X軸方向)両端部の前側連通部E1及び後側連通部E2において連通するように構成されている(図4参照)。
前記第1攪拌室6及び第2攪拌室7とによって循環攪拌室(6+7)が構成されている。
前記第2攪拌室7の後部には、劣化した現像剤を排出するための現像剤排出口7aが形成されている。現像剤排出口7aの上流側にはトナー濃度センサSUが配置されている。現像剤排出口7aから排出された現像剤は図示しない現像剤回収容器に回収されるように構成されている。また、前記現像剤補給筒3の内部には補給室3aが形成されており、上部には補給口(現像剤流入口)3bが形成されている。前記補給室3aは前記第1攪拌室6の前部に接続されている。
図3ないし図4において、前記現像ロールR0は磁石ロールを内蔵する磁性ロールの外側にスリーブを設けた従来公知のものである。前記第1攪拌室6の現像剤は前記磁性ロールの磁力によって前記現像ロールR0の表面上に吸着されて、現像領域Q2に搬送される。また、前記現像ロールR0のロール軸R0aは現像容器本体1の前面壁と後面壁によって回転自由に支持されており、ロール軸R0aの後端(−X側端)にはギアG0(図4参照)が固着されている。
図3ないし図4において、前記第1攪拌室6および補給室3a内には、現像剤を攪拌しながら搬送する第1攪拌部材R1が配置されている。前記第1攪拌部材R1は、前記現像ロールR0の軸方向に伸びる第1回転軸R1aと、前記回転軸R1aの外周に固着された攪拌搬送羽根R1bと逆搬送羽根R1cとを有している。前記攪拌搬送羽根R1bは、現像剤を後側(−X側)から前側(+X側)に搬送するために前記後側連通部E2から前側連通部E1にかけて設けられている。前記逆搬送羽根R1c(図4参照)は前記補給室3a内に設けられており、補給口3bから補給された現像剤を攪拌搬送羽根R1bの搬送方向の逆方向(後方、−X方向)に搬送している。逆搬送羽根R1cにより後方に搬送された現像剤および攪拌搬送羽根R1bにより前方に搬送された現像剤は、前側連通部E1から第2攪拌室に搬送される。
前記回転軸R1aは前記補給筒3の前面壁と前記現像容器本体1の後面壁によって回転自由に支持されており、回転軸R1aの後端部(−X側端部)にはギアG1(図4参照)が固着されている。
第2攪拌室7には現像剤を攪拌しながら後方に搬送する第2攪拌部材R2が配置されている。前記第2攪拌部材R2も、第2回転軸R2aおよび攪拌搬送羽根R2bおよび逆搬送羽根R2cとを有している。前記攪拌搬送羽根R2bは現像剤を前側(+X側)から後側(−X側)に搬送するために前記現像剤補給口3bから後側連通部E2にかけて設けられている。前記逆搬送羽根R1c(図4参照)は前記後側連通部E2の後端側(−X側)に設けられており、現像剤を攪拌搬送羽根R2bの搬送方向の逆方向である前側(X側)に搬送することによって、現像剤を第2攪拌室7から第1攪拌室6に流入させている。前記第2回転軸R2aは現像容器本体1の前面壁と後面壁とによって回転自由に支持され、後端部にギアG2が固着されている。
図2、図4において、前記ロール軸R0aのギアG0は第1回転軸R1aのギアG1と噛合っており、ギアG1は前記第2回転軸R2aのギアG2と噛合っている。前記ギアG0は現像装置用モータ(図示せず)の回転力が伝達されており、前記モータによってギアG0が回転すると、ギアG1はギアG0と逆方向に回転し、前記ギアG1とギアG2は互いに逆方向に回転する。即ち、前記ギアG1及びギアG2と一体に回転する第1攪拌部材R1及び第2攪拌部材R2は互いに逆方向に回転する。したがって、前記第1攪拌部材R1及び第2攪拌部材R2の回転によって、前記第1攪拌室6及び第2攪拌室7の中の現像剤は互いに逆方向に搬送され循環している。
前記補給筒3、現像容器V、現像ロール室4、循環攪拌室(6+7)、第1攪拌部材R1および第2攪拌部材R2とによって現像器Gが構成されている。
前記現像容器Vの前端壁には前方に突出する2本の突出ピン11,11が設けられている。また、前記現像器Gの後端壁には前方に突出する2本の突出ピン11,11(図示せず)が設けられている。
(現像器支持部材12)
前記現像器Gを支持する現像器支持部材12は、図2において2点鎖線で示されている。
図2において、現像器支持部材12は、前端壁13および後端壁14と前記両端壁13および14を接続する接続壁15とを有している。前記前端壁13には前記突出ピン11,11が貫通するピン貫通用長孔13a,13aが形成されている。前記後端壁14には前記前端壁と同様に前記突出ピン11,11が貫通するピン貫通用長孔13a,13aが形成されている。
そして、前記現像器Gは、前記現像容器Vの前端壁および後端壁にそれぞれ設けた突出ピン11a,11aが前記現像器支持部材12の前端壁13および後端壁14にそれぞれ設けたピン貫通用長孔13a,13aにより左右方向に移動可能に支持されている。
前記現像器Gとそれを支持する現像器支持部材12とは連結された状態で、画像形成装置本体U1に、その前面側から着脱可能に装着される。前記現像器支持部材12は画像形成装置本体U1に着脱される際、画像形成装置本体U1に支持されたガイド部材(図示せず)によって前後方向(X軸方向)にガイドされる。
前記現像容器Vの前端壁および後端壁によりカム軸17が回転可能に支持されている。カム軸17は、前記現像容器Vの側壁2a2と現像容器カバー2上面のカム係合部2dとの間の空間を前後に貫通して配置されている。カム軸17の前後両端部には、偏心カム18(図2、図3B参照)が固着されており、前記偏心カム18は、前記現像容器Vの側壁2a2と現像容器カバー2上面のカム係合部2dとの間の空間に配置されている。
前記カム軸17は前記前端壁13を貫通して前方に突出しており、カム軸17の前端には操作レバー19が固着されている。操作レバー19を下方に回動させた図3Bの状態では、現像器Gおよび突出ピン11,11は、前端壁13および後端壁14にそれぞれ設けたピン貫通用長孔13a,13aによりガイドされて右方(Y方向)に移動した位置(感光体ドラムPRに接近した位置)に移動している。
(カートリッジ装着部材、リザーブタンクおよびカートリッジ)
図5は実施例1の画像形成装置のリザーブタンクおよびカートリッジ装着部の斜視図である。
図6は同実施例1の画像形成装置の現像剤カートリッジをカートリッジ装着部に装着する状態を示す断面図である。
図5〜図6において、カートリッジ装着部KSは、現像剤カートリッジKが着脱可能に装着される部分である。カートリッジ装着部KSは、後側円筒部21と前側半円筒部22と、後端壁23とを有している。前側半円筒部22の内面の下部には前後に延びるガイド溝22aと前記ガイド溝22aの後端に接続する補給口22bとが形成されている。
前記後端壁23には、円弧状の2個の位置決めピン挿入孔23a,23aが形成されている。前記後端壁23の中央部には、ベアリング24を介して回転軸25が回転可能に支持されている。前記後端壁23を貫通する回転軸25の前端にはカプラ26が固着されており、後端にはギヤG4が固着されている。
図6において、前記カートリッジ装着部KSに着脱可能に装着される現像剤カートリッジKは補給用現像剤を収容する容器28を有している。容器28の前端壁の前面には操作用取っ手29が設けられている。
容器28の後端壁には位置決めピン30,30が後方に突出して設けられている。容器28の後端壁の中央部にはカプラ軸31aが貫通しており、カプラ軸31aの後端にはカプラ31が形成されている。カプラ軸31aの前端にはアジテータ32の後端が連結されている。
容器28の円筒壁の後部には現像剤排出用の開口33、円周方向に延びるガイドレール34、および前記ガイドレール34によりガイドされて円周方向に移動可能なシャッタ35が設けられている。
図6において前記現像剤カートリッジKを前方から後方に挿入すると、現像剤カートリッジKの前記ガイドレール34およびシャッタ35は前記カートリッジ装着部KSのガイド溝22aにガイドされて後方に移動する。図6の状態から更に、現像剤カートリッジKを後方に挿入すると、ピン30,30は円弧状の位置決めピン挿入孔23a,23aに挿入される。その挿入状態では、前記現像剤カートリッジKのカプラ31とカートリッジ装着部KSのカプラ26とは結合する。
前記挿入状態で現像剤カートリッジKを回転させると、シャッタ35は回転せず停止した状態で容器28およびガイドレール34が回転する。その時、開口33は前記補給口22b(図5、図6参照)に連通する位置に回転移動する。前記補給口22bはリザーブタンクRT内部に連結しているので、現像剤カートリッジK内部の補給用の現像剤を前記開口33および補給口22bから、リザーブタンクRT内に補給することが可能である。
図7は前記図5に示すリザーブタンクの平断面図である。
図5、図7においてリザーブタンクRTは、容器本体RT1と前記容器本体RT1の上端開口を閉塞するカバーRT2とを有している。カバーRT2には、前記補給口22b(図5参照)に対応する位置に現像剤流入口RT2aが形成されている。前記容器本体RT1の右側壁には現像剤量センサSNCが装着されている。前記容器本体RT1の前壁には前方に突出する現像剤排出筒41が形成されている。現像剤排出筒41の下側面には現像剤排出口41aが形成されている。
容器本体RT1内部には、平行な2本の仕切壁42,42とその後端を接続する後端接続壁43とが設けられている。容器本体RT1内部には、前記仕切壁42,42の外側にそれぞれ現像剤攪拌搬送室44,45が形成されており、前記仕切壁42,42の内側には現像剤排出部材収容室46が形成されている。前記仕切壁42,42の前側には前記容器本体RT1の前壁との間に前側連通路47が形成され、前記仕切壁42,42の後側には前記容器本体RT1の後壁との間に前側連通路48が形成されている。
前記現像剤攪拌搬送室44,45内にはそれぞれ現像剤攪拌搬送部材51,52が配置され、現像剤排出部材収容室46内には現像剤排出部材53が配置されている。前記現像剤攪拌搬送部材51,52,および現像剤排出部材53はそれぞれ、前後に延びる回転軸51a,52a,53aと前記各回転軸に装着されたスクリューオーガ51b,52b,53bを有している。前記各回転軸51a,52a,53aは前記容器本体RT1により回転可能に支持されている。前記各回転軸51a,52a,53aの後端にはギヤG6,G7,G8が装着されており、ギヤG8は前記ギヤG6およびG7と噛み合っている。またギヤG6は前記ギヤG9(図5参照)と噛み合っている。
図示しない回転伝達機構により、前記ギヤG6に回転力が伝達された時にはリザーブタンクRT内部の現像剤は図7の矢印Yb方向に搬送されてリザーブタンクRT内で循環されるとともに、矢印Yc方向に搬送されて現像剤排出口41aから排出される。
(リザーブタンクRTから現像容器器Vへの現像剤搬送装置)
図8は前記リザーブタンクから排出される現像剤を現像器に搬送する上流側円筒部材、現像剤搬送筒および下流側円筒部材を有する現像剤搬送装置の斜視図で、上流側円筒部材が伸長して、現像剤搬送筒および下流側円筒部材が前方に突出し且つ上方に回動した状態を示す図である。
図9は前記リザーブタンクから排出される現像剤を現像器に搬送する現像剤搬送装置の斜視図で、前記図8の状態で現像剤搬送筒および下流側円筒部材が下方に回動した状態を示す図である。
図10は前記リザーブタンクから排出される現像剤を現像器に搬送する現像剤搬送装置の斜視図で、前記図9の状態(前方に突出した状態)から後方に収納された状態を示す図である。
図11は上流側円筒部材の説明図で、図11Aは多重管構造の上流側円筒部材が収縮した状態(図10参照)の縦断面図、図11Bは前記上流側円筒部材が伸長した状態(図8、図9参照)の縦断面図である。
図12は前記図11Bの多重管構造の上流側円筒部材の分解断面図である。
図8において、リザーブタンクRTの現像剤排出筒41に装着された現像剤搬送装置GHは、現像剤搬送筒GH1と、前記現像剤搬送筒GH1の上流側端部に連結された多重管構造の上流側円筒部材GH2と、下流端部に連結された下流側円筒部材GH3と、前記現像剤排出筒41内に支持された現像剤排出用の回転軸53aの回転を前記現像剤搬送筒内のスクリューオーガ(後述)に伝達するための回転力伝達部材GH4とを有している。
前記多重管構造の上流側円筒部材GH2は、前記現像剤排出筒41に回転可能に装着された上流側第1円筒部材56と、前記上流側第1円筒部材56にスライド可能に装着された上流側第2円筒部材57と、前記上流側第2円筒部材57にスライド可能に装着された上流側第3円筒部材58とを有している。
図11、図12において、前記上流側第1円筒部材56の下側面には第1連通孔56aが形成されており、上側面には軸方向に延びる第1凸条56bが形成されている。また、上流側第1円筒部材56の前端壁には、前記回転軸53a(図4参照)が貫通する軸貫通孔56cが形成ている。
図11、図12において、前記上流側第2円筒部材57の下側面には第2連通孔57aが形成されており、上側面の前部には軸方向に延びるスリット57bが形成されている。また、側面には一対の突条57cが形成されている。
図11、図12において、上流側第3円筒部材58の下面には第3連通口58aが形成されており、側面には一対の凸条収容凹部58b,58bが形成されている。
図12において、前記上流側第3円筒部材58の前端側から上流側第2円筒部材57を挿入する際に、上流側第2円筒部材57の一対の凸条57c,57cを上流側第3円筒部材58の凸条収容凹部58b,58bに挿入する。その状態で上流側第2円筒部材57のスリット57bに上流側第1円筒部材56の第1凸条56bを挿入する。前記上流側の第1〜第3円筒部材56〜58を順次挿入したものを前記図11Aに示す現像剤排出筒41の前端側から挿入して回転軸53aの前端にギヤG11を装着すると、図11Aの状態になる。
前記図11Aの状態では上流側第1円筒部材56は現像剤排出筒41上で回転可能であり、上流側第2円筒部材57は前記上流側第1円筒部材56上でスライド可能であり、上流側第3円筒部材58は上流側第2円筒部材57上でスライド可能である。
前記図11Aのように各円筒部材56〜58が収縮した状態の連通口56a〜58aは連通状態となる1また、
図11Bのように各円筒部材56〜57が伸長した状態(図8、図9参照)では各円筒部材56〜57の連通口56a〜58aは離れて配置されており、第1連通口56aおよび第3連通口58aとは上流側第2円筒部材57の筒壁により閉塞されており、第2連通口57aは上流側第3円筒部材58の筒壁により閉塞された状態となる。
図11Aのように各円筒部材56〜57が収縮した状態(図10参照)では各円筒部材56〜57の連通口56a〜58aは重なって配置されており連通している。その状態では、現像剤排出筒41の現像剤排出口41aから排出された現像剤は第3連通口58aの下方に供給される。
図8において、前記上流側第3円筒部材58と現像剤搬送筒GH1とは一体的に構成されており、現像剤搬送筒GH1の一端部(現像剤搬送方向の上流端部)が上流側第3円筒部材58に接続している。
前記現像剤搬送筒GH1の他端部(現像剤搬送方向の下流端部)には下流側円筒部材GH3がスライド可能且つ所定角度範囲で回転可能に連結されている。下流側円筒部材GH3と前記現像剤搬送筒GH1とはそれらの軸が互いに直交するように配置されている。前記現像剤搬送筒GH1内部と下流側円筒部材GH3の内部とは連通している。これについては図14により後述する。
前記図8に示すように上流側円筒部材GH2が伸長した状態で、上流側円筒部材GH2および現像剤搬送筒GH1を下方に回転させると、図9の状態となる。前記図9の状態では前記下流側円筒部材GH3は前記現像容器Vの現像剤補給筒3(図8参照)の前方に配置される。
図9の状態で前記上流側円筒部材GH2を収縮させると、前記下流側円筒部材GH3は前記下流側円筒部材GH3の外側に嵌合して図10に示す状態となる。図10に示す状態では、前記現像剤排出筒41内の現像剤は、現像剤排出孔41a(図11A参照)から前記各円筒部材56〜57の連通口56a〜58aを通って現像剤搬送筒GH1内部に搬送可能である。現像剤搬送筒GH1内部に搬送された現像剤は前記下流側円筒部材GH3から補給筒3の現像剤補給孔3b(図8参照)を通って前記図4に示す補給室3a、第1攪拌室6に搬送可能である。
図13は前記リザーブタンクから排出される現像剤を現像器に搬送する現像剤搬送装置の前面図で、前記現像器の現像ロールが感光体ドラムに近接した状態を示す図である。
図14は前記図13の現像剤搬送装置の現像剤搬送筒を断面で示した図であり、現像剤搬送筒内のスクリューシャフトの回転伝達機構を示す図である。
図13において、現像器支持部材12の前端壁13および後端壁14により回転可能に支持されたカム軸17に装着されたカム18は現像容器Vを感光体ドラムPR側に押圧している。
図14において、前記回転軸53aの前端に装着されたギヤG11(図11A参照)には、回転力伝達部材GH4のギヤG12aが噛み合っている。ギヤG12aと同軸のギヤG12bはギヤG13、G14、G15aに順次噛み合っている。ギヤG15aと同軸の傘歯ギヤ15bは傘歯ギヤG16と噛み合っている。前記ギヤG12b,G13,G14、G15a、G15bおよびギヤG16はG回転力伝達部材GH4のギヤ収容ケース61内部に収容されている。
前記現像剤搬送筒GH1の内部にはスクリューシャフト66が回転可能に支持されており、前記回転軸53aのギヤG11が回転すると、ギヤG12〜ギヤ16を介してスクリューシャフト66が回転する。
前記現像剤排出筒41内から現像剤排出孔41aを通って現像剤搬送筒GH1内部に搬送された現像剤は、前記スクリューシャフト66により現像剤搬送筒GH1の下流側に搬送される。
図14において、現像剤搬送筒GH1の下流側には下流側第1連通口67が形成されており、前記下流側第1連通口67は、流側円筒部材GH3の下流側第2連通口68および補給筒3の補給筒3の補給口3bに連通している。したがって、前記スクリューシャフト66により現像剤搬送筒GH1の下流側に搬送された現像剤は、前記下流側第1連通口67、下流側第2連通口68および補給口3bをを通って補給筒3内部の補給室3a(図4参照)に補給される。
図4において、前記補給筒3a内に補給された現像剤は第2攪拌室7、第1攪拌室に順次搬送される。
図15は前記図13の状態で現像器を左方に移動させて現像ロールを感光体ドラムから離隔させた状態を示す図である。
カム18が前記図13に示す回転位置に有るときは、カム18は前記現像容器Vの側壁2a2を右方に押しているので、現像器Gは右方に移動している。このとき、現像ロールR0は感光体ドラムPRに接近した状態に保持される。
カム軸17および偏心カム18を前記図13の状態から時計方向に回動させると、前記偏心カム18が現像容器Vのカム係合部2dを左方に押圧する。このとき、現像容器Vは左方に移動して感光体ドラムPRから離れて図15の状態となる。
この図15の状態で、前記上流側円筒部材GH2を伸長させて前記図9の状態にしてから、前記上流側円筒部材GH2および現像剤搬送筒GH1を反時計方向に上方に回動させると、前記図8の状態となる。
前記図8の状態では、現像器支持部材12および現像器Gを前方に引き出すことが可能となる。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の現像剤搬送装置は、多重管構造の上流側円筒部材GH2を伸縮させることにより、現像剤搬送筒GH1および下流側円筒部材GH3を、前記図8に示す位置と前記図9に示す位置との間で移動させることができる。また、前記上流側円筒部材GH2が伸長した図9の状態で、上流側円筒部材GH2を前記リザーブタンクRTの現像剤排出筒41上で回転させることにより、現像剤搬送筒GH1および下流側円筒部材GH3を、前記図9に示す位置と前記図10に示す位置との間で容易に移動させることができる。
そして、前記現像剤搬送筒GH1および下流側円筒部材GH3が図10に示す位置に移動した状態でリザーブタンクRTから現像器Gの現像容器V内に現像剤を補給することができる。また、前記現像剤搬送筒GH1および下流側円筒部材GH3が前記図8に示す位置に移動した状態で前記現像器支持部材12および現像器Gを画像形成装置の前方に取り出したり挿入したりすることができる。
したがって、前記現像剤搬送装置GHは、現像器Gに現像剤を搬送する画像形成動作位置(図15参照)と、現像器Gの取出作業が行えるメンテナンス作業位置(図8参照)との間で容易に移動可能である。また、前記現像剤搬送装置GHは、画像形成動作位置(図15参照)から現像器Gの取出作業が行えるメンテナンス作業位置(図8、図11B参照)に移動した状態で現像剤の漏出を生じない。また、多重構造の複数の円筒部材56〜58の数を変化させることにより現像剤の漏出防止機能を損なうことなく、現像剤搬送筒GH1の移動量を変化させることができ、コンパクトなサイズの現像剤搬送装置GHを提供することができる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記に例示する。
(H01)本発明の現像剤搬送装置はモノクロの画像形成装置だけでなく、タンデム式のカラー画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記実施例1の上流側円筒部材GH2を多重管構造とする代わりに、下流側円筒部材GH3を多重管構造とすることが可能である。
(H03)前記実施例1において上流側円筒部材GH2および下流側円筒部材GH3の両方を多重管構造とすることが可能である。
(H04)前記実施例1において現像剤搬送筒GH1を多重管構造とすることも可能である。
(H05)多重管構造の円筒部材の個数は2以上の任意の個数を採用することが可能である。
図1は本発明の実施例1の現像剤搬送装置を備えた画像形成装置の説明図である。 図2は本発明の実施例1の画像形成装置の現像器の斜視図である。 図3は前記図2示す現像器の説明図で、図3Aは図2のIIIA−IIIA線断面図、図3Bは図2のIIIB−IIIB線断面図である。 図4は前記図3AのIV−IV線断面図である。 図5は実施例1の画像形成装置のリザーブタンクおよびカートリッジ装着部の斜視図である。 図6は同実施例1の画像形成装置の現像剤カートリッジをカートリッジ装着部に装着する状態を示す断面図である。 図7は前記図5に示すリザーブタンクの平断面図である。 図8は前記リザーブタンクから排出される現像剤を現像器に搬送する上流側円筒部材、現像剤搬送筒および下流側円筒部材を有する現像剤搬送装置の斜視図で、上流側円筒部材が伸長して、現像剤搬送筒および下流側円筒部材が前方に突出し且つ上方に回動した状態を示す図である。 図9は前記リザーブタンクから排出される現像剤を現像器に搬送する現像剤搬送装置の斜視図で、前記図8の状態で現像剤搬送筒および下流側円筒部材が下方に回動した状態を示す図である。 図10は前記リザーブタンクから排出される現像剤を現像器に搬送する現像剤搬送装置の斜視図で、前記図9の状態(前方に突出した状態)から後方に収納された状態を示す図である。 図11は上流側円筒部材の説明図で、図11Aは多重管構造の上流側円筒部材が収縮した状態(図10参照)の縦断面図、図11Bは前記上流側円筒部材が伸長した状態(図8、図9参照)の縦断面図である。 図12は前記図11Bの多重管構造の上流側円筒部材の分解断面図である。 図13は前記リザーブタンクから排出される現像剤を現像器に搬送する現像剤搬送装置の前面図で、前記現像器の現像ロールが感光体ドラムに近接した状態を示す図である。 図14は前記図13の現像剤搬送装置の現像剤搬送筒を断面で示した図であり、現像剤搬送筒内のスクリューシャフトの回転伝達機構を示す図である。 図15は前記図13の状態で現像器を左方に移動させて現像ロールを感光体ドラムから離隔させた状態を示す図である。
符号の説明
3…現像剤流入筒、
3a…現像剤補給室、
3b…現像剤流入口、
41…現像剤排出筒、
41a…現像剤排出口、
56…上流側第1円筒部材、
56a…第1連通口、
56,57,58…円筒部材、
56a,57a,58a…連通口、
57…上流側第2円筒部材、
57a…第2連通口、
57,58…外側円筒部材、
58…上流側第3円筒部材、
58a…第3連通口、
67…下流側第1連通口、
68…下流側第2連通口、
G…現像器、
GH…現像剤搬送装置、
GH1…現像剤搬送筒、
GH2…上流側円筒部材、
GH3…下流側円筒部材、
K…現像剤カートリッジ、
RT…現像剤排出容器(リザーブタンク)、
V…現像器、

Claims (8)

  1. 次の構成要件(A01)〜(A06)を備えた現像剤搬送装置、
    (A01)現像剤排出容器から突出する円筒状の現像剤排出筒であって前記現像剤排出容器内の現像剤を排出する現像剤排出口が下側面に形成された前記現像剤排出筒、
    (A02)前記現像剤排出筒に回転可能に装着され且つ所定の連通用回転位置に回転したときに前記現像剤排出口に連通する第1連通口が形成された上流側第1円筒部材、
    (A03)前記上流側第1円筒部材にスライド可能に装着された上流側第2円筒部材であって、前記現像剤排出容器に接近する収納位置と前記現像剤排出容器から離れた突出位置との間でスライド可能に装着され且つ前記収納位置において前記第1連通口と連通する第2連通口を有する前記上流側第2円筒部材、
    (A04)前記上流側第2円筒部材にスライド可能に装着された上流側第3円筒部材であって、前記現像剤排出容器に接近する収納位置と前記現像剤排出容器から離れた突出位置との間でスライド可能に装着され且つ前記収納位置において前記第2連通口および前記第1連通口と連通する第3連通口を有する前記上流側第3円筒部材、
    (A05)前記上流側第3円筒部材と一体的に構成され且つ前記上流側第3円筒部材の軸に交差する方向に延びて配置される現像剤搬送筒であって、一端部が前記第3連通口に連通し他端部に下流側第1連通口が形成された前記現像剤搬送筒、
    (A06)前記現像剤搬送筒に回転可能且つスライド可能に連結され且つ前記現像剤搬送筒の軸に交差する方向に延びて配置されるとともに、前記下流側第1連通口に連通する下流側第2連通口を有する下流側円筒部材。
  2. 次の構成要件(A07)を備えた請求項1記載の現像剤搬送装置、
    (A07)現像剤流入口を有する現像剤流入筒に着脱可能に装着され且つ装着された状態で前記現像剤流入口に連通する前記下流側第2連通口を有する前記下流側円筒部材。
  3. 次の構成要件(A08)〜(A011)を備えた現像剤搬送装置、
    (A08)外側面に現像剤排出口が形成された円筒状の現像剤排出筒と外側面に現像剤流入口が形成され且つ前記現像剤排出筒と平行な円筒状の現像剤流入筒との間に配置されて、前記現像剤排出口から排出される現像剤を前記現像剤流入口に流入させる現像剤搬送装置、
    (A09)前記現像剤排出筒の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤排出口から排出された現像剤が流入する上流側円筒部材と、前記現像剤流入筒の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤流入口から前記現像剤流入筒内に現像剤を流入させる下流側円筒部材と、前記上流側円筒部材および前記下流側円筒部材の軸に垂直な方向に延びて配置され且つ前記上流側円筒部材から前記下流側円筒部材に現像剤を搬送する現像剤搬送筒とを有する前記現像剤搬送装置、
    (A010)連通口を有する伸縮可能な多重管構造の複数の円筒部材により構成され、前記複数の円筒部材の中で一番内側に配置され且つ回転可能に支持された第1円筒部材と前記第1円筒部材の外側にスライド可能に支持された外側円筒部材とを有し、収縮した状態では複数の各円筒部材の連通口が連通し、伸長した状態では前記連通口は他の円筒部材の円筒面により閉塞されるように構成された前記上流側円筒部材または下流側円筒部材の中の一方の円筒部材、
    (A011)前記現像剤排出筒または現像剤流入筒のいずれかに着脱可能に装着される他方の円筒部材。
  4. 次の構成要件(A012)を備えた請求項3記載の現像剤搬送装置、
    (A012)前記一方の円筒部材の一番外側に配置された外側円筒部材に一端部が一体的に連結されるとともに前記他方の円筒部材が他端部に装着された前記現像剤搬送筒。
  5. 次の構成要件(A012)を備えた請求項4記載の現像剤搬送装置、
    (A013)前記他方の円筒部材が前記他端部にスライド可能、回転可能に装着された前記現像剤搬送筒。
  6. 次の構成要件(A08),(A09),(A010′),(A011),(A012′)を備えた現像剤搬送装置、
    (A08)外側面に現像剤排出口が形成された円筒状の現像剤排出筒と外側面に現像剤流入口が形成され且つ前記現像剤排出筒と平行な円筒状の現像剤流入筒との間に配置されて、前記現像剤排出口から排出される現像剤を前記現像剤流入口に流入させる現像剤搬送装置、
    (A09)前記現像剤排出筒の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤排出口から排出された現像剤が流入する上流側円筒部材と、前記現像剤流入筒の外側面に嵌合状態で支持され且つ前記現像剤流入口から前記現像剤流入筒内に現像剤を流入させる下流側円筒部材と、前記上流側円筒部材および前記下流側円筒部材の軸に垂直な方向に延びて配置され且つ前記上流側円筒部材から前記下流側円筒部材に現像剤を搬送する現像剤搬送筒とを有する前記現像剤搬送装置、
    (A010′)連通口を有する伸縮可能な多重管構造の複数の円筒部材により構成され、収縮した状態では複数の各円筒部材の連通口が連通し、伸長した状態では前記連通口は他の円筒部材の円筒面により閉塞されるように構成された前記上流側円筒部材または下流側円筒部材の中の一方の円筒部材、
    (A011)前記現像剤排出筒または現像剤流入筒のいずれかに着脱可能に装着される他方の円筒部材、
    (A012′)前記一方の円筒部材の一番外側に回転可能に配置された前記外側円筒部材に一端部が一体的に連結されるとともに前記他方の円筒部材が他端部に装着された前記現像剤搬送筒。
  7. 次の構成要件(A014),(A015)を備えた請求項1ないし6のいずれか記載の現像剤搬送装置、
    (A014)現像剤カートリッジから供給された現像剤を収容するリザーブタンクにより構成された前記現像剤排出容器、
    (A015)前記下流側第2連通口から現像器の現像剤補給室内に現像剤を排出する前記下流側円筒部材。
  8. 次の構成要件(A016)を備えた画像形成装置、
    (A016)請求項1ないし7のいずれか記載の現像剤搬送装置。
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