JP4599792B2 - 液晶表示装置用シート及びそれを用いた液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲーム等の遊戯機器、パーソナルコンピューター等のOA機器、携帯電話やパーソナルデジタルアシスタンス等の携帯型情報通信機器等に用いられる液晶表示装置用シート、該シートの製造方法および該シートを用いた液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置の構造は、1例として図1に示すように、液晶表示セル1と、液晶表示セル1の前面に空隙3を設けて配置された保護板2とから構成される。液晶表示セル1は、透明な二枚のガラスに液晶を封入した構造体で、そのガラスの外側の片面または両面に偏光板等が貼り付けてられている。液晶表示セル1の下部4は、反射板やバックライトシステムである。
【0003】
保護板2は透明な板であり、ガラスやポリカーボネート等の透明プラスチックが用いられている。空隙3は、外部から加わる機械的な圧力の影響が、直接液晶表示セル1に及ばないようにするために設けられているもので、液晶表示装置上、必要な構成である。
【0004】
透明な保護板の屈折率は1.4〜1.6、また液晶表示セルの視認側に貼られている偏光板の最外層を構成する透明プラスチックフィルムの屈折率は1.5〜1.6である。一方、空隙3は空気からなり(空気層)、その屈折率は1であるため、それぞれの界面においてフレネル反射による反射損を生じ、表示特性が大きく低下するという問題点があった。
【0005】
また、空隙3が存在するために、例えば、液晶表示装置を搭載したゲーム機器や携帯電話等では、それらを落とした時に透明保護板が外れやすく、その結果、液晶表示セルが前面に現れるという構造上の問題があった。
【0006】
そこで、視認性、強度等を向上することを目的として、空隙3を透明物質で置換するための、以下の方法が検討されている。(1)オイル材料を充填する(特開平05−011239号公報)、(2)ポリエステルからなるシートを介する(特開平03−204616号公報)、(3)シリコーンを充填する(特開平06−59253号公報)等の方法が挙げられる。
【特許文献1】
特開平05−011239号公報
【特許文献2】
特開平03−204616号公報
【特許文献3】
特開平06−59253号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
これら従来の方法は、それなりに効果をあげているが、それぞれ次ぎのような問題点を有している。(1)の方法については、オイル材料を漏れないようにシールすることが大変難しく、また、構成する有機部品を侵し、その結果、視認性を著しく損なう。また、圧縮弾性(圧縮仕事量)がないために、透明保護基板にかかる外部からの圧力が、液晶表示セルに直接伝わり、液晶表示セルの表示を乱す。(2)の方法では、圧縮仕事量が小さいために、透明保護基板や液晶表示セルとの密着配置が難しい。また、ポリエステルは大きな固有複屈折を有するため、それを用いたシートの位相差により、液晶表示セルの色調が変化してしまう。また、ポリエステルは黄色度が高く、無色性が求められる本用途には適さない。(3)の方法では、シリコーンからなるシートは、圧縮仕事量が小さく、外部からの応力に対して、その力を緩和できないために、透明保護板や液晶表示セルから剥がれやすい。また、シリコーンシートは、透明保護基板や偏光板等との密着性、並びに接着剤や粘着剤等との接着性が著しく悪く、空気等の混入による視認性の低下を生じてしまう。
本発明は、従来問題とされてきた、液晶表示セルの表示の乱れや、液晶表示セルと透明保護板を安定的な貼り合わせ等の問題を解決する液晶表示装置用シート及びそれを用いた液晶表示装置の製造方法、液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は特定の組成を有する樹脂によって、圧縮仕事量を0.2gfcm/cm2以上のシートを得ることにより、透明保護基板にかかる圧力を緩和し、また、液晶表示セルと透明保護基板に対して密着配置を容易とする。
すなわち、本発明は、[1]液晶表示装置の液晶表示セル(1)の視認側と透明保護板(2)との間に密着配置する液晶表示装置用シート(3)において、液晶表示装置用シートの圧縮仕事量が0.2gfcm/cm2以上であることを特徴とする液晶表示装置用シートである。
また、本発明は、[2]黄色度が3%以下であることを特徴とする上記[1]に記載の液晶表示装置用シートである。
また、本発明は、[3]位相差が50nm以下であることを特徴とする上記[1]または上記[2]に記載の液晶表示装置用シートである。
また、本発明は、[4]下記の単量体成分(A)〜(C)を重合して得られる共重合体を用いることを特徴とする上記[1]ないし上記[3]のいずれかに記載の液晶表示装置用シートである。
(A)エステル部分に炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル30〜99重量%、(B)二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル1〜50重量%、及び(C)これらと共重合可能な単量体0〜20重量%。
また、本発明は、[5]前記単量体成分(A)エステル部分に炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルが、メタクリル酸メチル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ラウリルからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である上記[4]に記載の液晶表示装置用シートである。
また、本発明は、[6]前記単量体成分(B)二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルが、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメタクリレート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ビス{4−(メタクリロキシ・ジエトキシ)フェニル}プロパン、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、水添1,2−ポリブタジエンアクリレートからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である上記[4]に記載の液晶表示装置用シートである。
【0009】
さらに、本発明は、[7]上記[1]ないし上記[6]のいずれかに記載の液晶表示装置用シートの片面または両面に、該シートを膨潤させない揮発性の液体を塗布した状態で、液晶表示セルの視認側と透明保護板との間に該シートを密着配置させることを特徴とする液晶表示装置の製造方法である。
また、本発明は、[8]上記[1]ないし上記[6]のいずれかに記載の液晶表示装置用シートの片面または両面に、該シートを膨潤させない潤滑剤を塗布した状態で、液晶表示セルの視認側と透明保護板との間に当該シートを密着配置させることを特徴とする液晶表示装置の製造方法である。
また、本発明は、[9]上記[1]ないし上記[6]のいずれかに記載の液晶表示装置用シートの片面または両面に粘着剤または接着剤を塗布した状態で、液晶表示セルの視認側と透明保護板との間に当該シートを密着配置させることを特徴とする液晶表示装置の製造方法である。
また、本発明は、[10]液晶表示セルの視認側または透明保護板に上記[1]ないし上記[6]のいずれかに記載の液晶表示装置用シートと同じ寸法の内径をもったスペーサーを設置し、該スペーサー内に光開始剤を溶解した上記[4]ないし上記[6]のいずれかに記載の単量体混合物を流入し、紫外線照射により直接液晶表示装置用シートを製造し、該シートの露光面(上面)に揮発性液体または潤滑剤または接着剤または粘着剤を塗布した状態で、液晶表示セルの視認側または透明保護板とを密着させることを特徴とする液晶表示装置の製造方法である。
さらに、本発明は、[11]上記[1]ないし上記[10]のいずれかに記載の液晶表示装置用シートを用いた液晶表示装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の液晶表示装置用シートは、圧縮仕事量が0.2gfcm/cm2以上で光学特性に優れたシートを介して、液晶表示セルと透明保護板を密着配置したもので、その液晶表示装置の視認性と強度の向上をはかったものである。図2は、透明なシートを介して構成される液晶表示装置の一例を表したもので、1が液晶表示セル、2が透明保護板、3がシート及び4がバックライトシステム等をあらわす。
【0011】
本発明においては、外部からの圧力等に対して、内部の液晶表示セルを保護すること等を目的として、圧縮仕事量が0.2gfcm/cm2以上のシートを用いる。
圧縮仕事量は、試験片を圧縮試験機により圧縮試験を行い、圧縮変形量と荷重の関係から仕事量を求める。圧縮速度を6mm/分とし、液晶表示装置用シートを試験片として、その厚みの5%以下に試験片を変形させる。また、圧縮は2cm2の円形の面積を持つ圧縮治具により押圧する。圧縮仕事量は、市販されている、例えば、カトーテック株式会社製KES−G5などの装置を用いて容易に測定することができる。
また、液晶表示セルの良好な発色を維持するために、黄色度が3%以下の液晶表示装置用シートを用いることが好ましい。黄色度は、JIS K7103の「プラスチックの黄色度及び黄変度試験方法」に準じて測定することができる。本発明の目的より透過法とし、式1により求める。
【0012】
【数1】
ここに、YI:黄色度
X,Y,Z:標準光Cにおける試験用試料又は試験片の三刺激値
【0013】
この黄色度は、市販されている、例えば、色度計(日本電色工業株式会社製COH−300A)などの装置を用いて容易に測定することができる。
【0014】
液晶表示セルの優れた色相を保持するために、位相差が50nm以下のシートを用いることが好ましい。
位相差は、その材料の複屈折に厚み(距離)を乗じたものであり、市販されているエリプソメーター(島津製作所製AEP−100)などの装置を用いて容易に測定することができる。
【0015】
本発明で用いる単量体成分(A)エステル部分に炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルとしては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクタデシル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸ペンチル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸オクタデシル、メタクリル酸ブトキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリル等のメタクリル酸エステル類等が挙げられる。これらの中で、耐光性、耐熱性等の点で特に好ましいものとしては、メタクリル酸メチル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ラウリルが挙げられる。これらは、1種又は2種以上を組み合わせて使用しても良い。
【0016】
本発明に用いる単量体成分(B)二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸としては、例えば、ノナメチレングリコールジアクリレート、トリデカメチレングリコールジアクリレート、テトラデカメチレングリコールジアクリレート、トリコサメチレングリコールジアクリレート等のポリメチレングリコールジアクリレート、ノナメチレングリコールジメタクリレート、トリデカメチレングリコールジメタクリレート、テトラデカメチレングリコールジメタクリレート、トリコサメチレングリコールジメタクリレート等のポリメチレングリコールジメタクリレート、ノナエチレングリコールジアクリレート、トリデカエチレングリコールジアクリレート、テトラデカエチレングリコールジアクリレート、トリコサエチレングリコールジアクリレート等のポリエチレングリコールジアクリレート、ノナエチレングリコールジメタクリレート、トリデカエチレングリコールジメタクリレート、テトラデカエチレングリコールジメタクリレート、トリコサエチレングリコールジメタクリレート等のポリエチレングリコールジメタクリレート、ノナプロピレングリコールジアクリレート、ドデカプロピレングリコールジアクリレート、トリデカプロピレングリコールジアクリレート等のポリプロピレングリコールジアクリレート、ノナプロピレングリコールジメタクリレート、ドデカプロピレングリコールジメタクリレート、トリデカプロピレングリコールジメタクリレート等のポリプロピレングリコールジメタクリレート、ノナブチレングリコールジアクリレート、ドデカブチレングリコールジアクリレート、トリデカブチレングリコールジアクリレート等のポリブチレングリコールジアクリレート、ノナブチレングリコールジメタクリレート、ドデカブチレングリコールジメタクリレート、トリデカブチレングリコールジメタクリレート等のポリブチレングリコールジメタクリレート、ヘプタエチレングレコールトリプロピレングリコールジアクリレート、ノナエチレングリコールプロピレングリコールジアクリレート、テトラデカエチレングリコールプロピレングリコールジアクリレート、ノナエチレングリコールジプロピレングリコールジアクリレート、テトラデカエチレングリコールジプロピレングリコールジアクリレート、ノナエチレングリコールトリプロピレングリコールジアクリレート、テトラデカエチレングリコールトリプロピレングリコールジアクリレート等のポリエチレングリコールポリプロピレングリコールジアクリレート、ヘプタエチレングレコールトリプロピレングリコールジメタクリレート、ノナエチレングリコールプロピレングリコールジメタクリレート、テトラデカエチレングリコールプロピレングリコールジメタクリレート、ノナエチレングリコールジプロピレングリコールジメタクリレート、テトラデカエチレングリコールジプロピレングリコールジメタクリレート、ノナエチレングリコールトリプロピレングリコールジメタクリレート、テトラデカエチレングリコールトリプロピレングリコールジメタクリレート等のポリエチレングリコールポリプロピレングリコールジメタクリレート、デカエチレングリコールペンタブチレングリコールジアクリレート等のポリエチレングリコールポリブチレングリコールジアクリレート、デカエチレングリコールペンタブチレングリコールジメタクリレート等のポリエチレングリコールポリブチレングリコールジメタクリレート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−メチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−メチル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−エチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−エチル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ジプロピル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−プロピル−2−ブチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ジブチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ジイソプロピル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−プロピル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−メチル−2−フェニル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−エチル−2−フェニル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−プロピル−2−フェニル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−イソプロピル−2−フェニル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ジフェニル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−メチル−2−シクロペンチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−エチル−2−シクロペンチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−プロピル−2−シクロペンチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−イソプロピル−2−シクロペンチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ジシクロペンチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−メチル−2−シクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−エチル−2−シクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−プロピル−2−シクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2−イソプロピル−2−シクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ジシクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジアクリレート等の多官能性アクリレート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−メチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−メチル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−エチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−エチル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジプロピル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−プロピル−2−ブチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジブチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジイソプロピル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−プロピル−2−イソプロピル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−メチル−2−フェニル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−エチル−2−フェニル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−プロピル−2−フェニル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−イソプロピル−2−フェニル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジフェニル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−メチル−2−シクロペンチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−エチル−2−シクロペンチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−プロピル−2−シクロペンチル−1,3 −プロパンジオールジメタクリレート、2−イソプロピル−2−シクロペンチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジシクロペンチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−メチル−2−シクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−エチル−2−シクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−プロピル−2−シクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2−イソプロピル−2−シクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジシクロヘキシル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート等の多官能性メタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、グリセリンジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、1,10−デカンジオールジアクリレート、1,12−ドデカンジオールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・エトキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・エトキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・ジエトキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・ジエトキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・ペンタエトキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・ペンタエトキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・ペンタデカエトキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・ペンタデカエトキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・プロピレンオキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・プロピレンオキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・ジプロピレンオキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・ジプロピレンオキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・ペンタプロピレンオキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・ペンタプロピレンオキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・ペンタデカプロピレンオキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(アクリロキシ・ペンタデカプロピレンオキシ)フェニル]メタン、ビス(アクリロキシメチル)トリシクロ[5.2.1.o2,6]デカン、ビス(アクリロキシメチル)ペンタシクロ[6.5.13,6.02,7.09,13]ペンタデカン、ビス(アクリロキシメチル)ヘプタシクロ[10.5.1.13,10.15,8.02,11.04,9.013,17]エイコサン等の多官能性アクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、グリセリンジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメタクリレート、1,10−デカンジオールジメタクリレート、1,12−ドデカンジオールジメタクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、ジプロピレングリコールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジメタクリレート、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・エトキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・エトキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・ジエトキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・ジエトキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・ペンタエトキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・ペンタエトキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・ペンタデカエトキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・ペンタデカエトキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・プロピレンオキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・プロピレンオキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・ジプロピレンオキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・ジプロピレンオキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・ペンタプロピレンオキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・ペンタプロピレンオキシ)フェニル]メタン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・ペンタデカプロピレンオキシ)フェニル]プロパン、2,2'−ビス[4−(メタクリロキシ・ペンタデカプロピレンオ キシ)フェニル]メタン、ビス(メタクリロキシメチル)トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン、ビス(メタクリロキシメチル)ペンタシクロ[6.5.13,6.02,7.09,13]ペンタデカン、ビス(メタクリロキシメチル)ヘプタシクロ[10.5.1.13,10.15,8.02,11.04,9.o13,17]エイコサン、テトラメチロールメタントリメタクリレート、テトラメチロールメタンテトラメタクリレート等の多官能性メタクリレート、ジビニルベンゼン、水添1,2−ポリブタジエンアクリレート等が挙げられる。これらの中で、耐光性、耐熱性等の点で特に好ましいものとしては、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメタクリレート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ビス{4−(メタクリロキシ・ジエトキシ)フェニル}プロパン、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、水添1,2−ポリブタジエンアクリレートが挙げられる。これらは、1種又は2種以上を組み合わせて使用しても良い。
【0017】
また、本発明に用いる共重合可能な単量体(C)前記した他の共重合可能な単量体は、基本的に重合体の透明性、圧縮仕事量、密着性、位相差、耐熱性及び耐候性等を損なわないものであれば、特に制限されず、具体例としては、アクリル酸シクロペンチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸メチルシクロヘキシル、アクリル酸トリメチルシクロヘキシル、アクリル酸ノルボルニル、アクリル酸ノルボルニルメチル、アクリル酸シアノノルボルニル、アクリル酸イソボルニル、アクリル酸ボルニル、アクリル酸メンチル、アクリル酸フェンチル、アクリル酸アダマンチル、アクリル酸ジメチルアダマンチル、アクリル酸トリシクロ〔5.2.1.o2,6〕デカ−8−イル、アクリル酸トリシクロ〔5.2.1.o2,6〕デカ−4−メチル、アクリル酸シクロデシル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸ナフチル、アクリル酸グリシジル等のアクリル酸エステル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸シクロペンチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸メチルシクロヘキシル、メタクリル酸トリメチルシクロヘキシル、メタクリル酸ノルボルニル、メタクリル酸ノルボルニルメチル、メタクリル酸シアノノルボルニル、メタクリル酸フェニルノルボルニル、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸ボルニル、メタクリル酸メンチル、メタクリル酸フェンチル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸アダマンチル、メタクリル酸ジメチルアダマンチル、メタクリル酸トリシクロ〔5.2.1.o2,6〕デカ−8−イル、メタクリル酸トリシクロ〔5.2.1.o2.6〕デカ−4−メチル、メタクリル酸シクロデシル等のメタクリル酸エステル、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド等のN−置換マレイミド、スチレン、アルファメチルスチレン、4−メチルスチレン等のスチレン誘導体が挙げられる。これらは1種又は2種以上で使用してもよい。
【0018】
本発明において液晶表示装置用シートは、(A)エステル部分に炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル30〜99重量%、(B)二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル 1〜50重量%、及び(C)これらと共重合可能な単量体0〜20重量%を必須成分とし、その割合で単量体混合物を共重合させて得られる樹脂を用いると好ましい。
【0019】
本発明に用いる単量体成分(A)エステル部分に炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルの配合量は、30〜99重量%とされ、40〜99重量%であることが機械的強度の点で好ましい。脂肪族炭化水素をエステル位に有する(メタ)アクリル酸エステルの配合量が30重量%未満であると、柔軟性、耐性候や密着性等が低くなる傾向にあり、99重量%を超えると、硬化物の構造を保持できない問題が生じる。
【0020】
また、本発明に用いる単量体成分(B)二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルの配合量は、1〜50重量%とされ、1〜40重量%であることが好ましい。二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルの配合量が1重量%未満では、密着性や耐熱性等が低下し、50重量%を超えると、位相差や機械的強度等に問題が生じる。
【0021】
また、本発明に用いる単量体成分(C)これらと共重合可能な単量体の配合量は、0〜20重量%とされ、0〜15重量%であることが好ましい。単量体成分(C)の配合量が20重量%を超えると、機械的強度が低下し、位相差が大きくなる。
【0022】
また、本発明より得られるシートの黄色度は、液晶表示セルの色相変化を抑制するため、3%以下が好ましく、2%以下がより好ましい。
また、本発明より得られるシートの位相差は、液晶表示セルの色調変化を抑制するため50nm以下が好ましく、40nm以下が、より好ましい。
【0023】
本発明の液晶表示装置用シートを製造するための重合方法としては、塊状重合、懸濁重合、乳化重合及び溶液重合等の熱重合、並びに光重合等の既存の方法を適用できる。シートを製造する際には、製品としてのハンドリング等の点から塊状重合法または光重合法が好ましい。
【0024】
本発明の重合を行う際には、重合開始剤を用いることができる。重合開始剤としては、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサヒドロテレフタレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、1,1−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン等の有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスシクロヘキサノン−1−カルボニトリル、アゾジベンゾイル等のアゾ化合物、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の水溶性触媒及び過酸化物あるいは過硫酸塩と還元剤の組み合わせによるレドックス触媒、2,2−ジメトキシ―1,2−ジフェニルエタン―1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1―ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等の光開始剤等、通常のラジカル重合に使用できるものはいずれも使用することができる。重合開始剤は、単量体の総量に対して0.01〜10重量%の範囲で使用されることが好ましい。
【0025】
さらに、光重合開始剤を用いるときには、ベンゾフェノンやナフタレン等の光増感剤を必要に応じて添加することができる。さらに、分子量調整剤として、メルカプタン系化合物、チオグリコール、四塩化炭素、α−メチルスチレンダイマー等を必要に応じて添加することができる。
【0026】
熱重合による場合、重合温度は、0〜200℃の間で適宜選択することができ、50〜120℃が好ましい。塊状重合による場合、モノマ等の液体は、予め脱泡等を行なうのが好ましい。
光重合による場合、光を照射するためのランプには、超高圧、高圧、中圧、低圧等の水銀ランプ、ハロゲンランプ、アルゴンランプ、キセノンランプ等(365nmで出力10〜300mW/cm2)を適宜選択することが好ましい。
【0027】
懸濁重合は、水性媒体中で行われ、懸濁剤及び必要に応じて懸濁助剤を添加して行う。懸濁剤としては、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリアクリルアミド等の水溶性高分子、リン酸カルシウム、ピロリン酸マグネシウム等の難溶性無機物質等があり、水溶性高分子は、単量体の総量に対して0.03〜1重量%使用するのが好ましく、難溶性無機物質は、単量体の総量に対して0.05〜0.5重量%使用するのが好ましい。懸濁助剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の陰イオン界面活性剤があり、懸濁剤として難溶性無機物質を使用する場合には、懸濁助剤を使用するのが好ましい。懸濁助剤は、単量体の総量に対して0.001〜0.02重量%使用するのが好ましい。
【0028】
重合を行なう前に、モノマ中に含まれる重合禁止剤を除いても良い。さらに、重合を行なう前に、モノマ中に含まれる溶存酸素を、窒素置換等の方法により除いても良い。
【0029】
本発明の液晶表示装置用シートには、その使用にあたって、劣化防止、熱的安定性、成形性及び加工性などの観点から、フェノール系、ホスファイト系、チオエーテル系などの抗酸化剤、脂肪族アルコール、脂肪酸エステル、フタル酸エステル、トリグリセライド類、フッ素系界面活性剤、高級脂肪酸金属塩などの離型剤、その他滑剤、可塑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、重金属不活性化剤、アルミナ、シリカ、酸化マグネシウム、タルク、チタン酸バリウム、硫酸バリウム等の微粒状充填剤、ビクトリアピュアブルー等の染料、フタロシアニングリーン等の顔料等の着色剤等を添加して使用してもよい。
【0030】
また、本発明の液晶表示装置用シートに、MgF2、SiO2などの無機化合物を真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などによってコーティングすること、成形品表面にシランカップリング剤などの有機シリコン化合物、ビニルモノマー、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂などをハードコートすることなどによって、耐湿性、光学特性、耐薬品性、耐磨耗性、曇り止めなどを向上させることができる。
【0031】
また、本発明の液晶表示装置用シートを、液晶表示セルの視認側と透明保護板に密着する際に、該シートにそれぞれの部材を侵さないメタノールやエタノール等の有機溶剤または水等の揮発性の液体を単独で、または混合して、塗布し密着配置することが好ましい。
【0032】
また、本発明の液晶表示装置用シートを、液晶表示セルの視認側と透明保護板に密着する際に、該シートにそれぞれの部材を犯さないシリコンオイル、オレフィン重合油、ジエステル油、ポリアルキレングリコール油、ハロゲン化炭化水素油、フタル酸ジブチル、フタル酸ジーn−オクチル、フタル酸ジ(2−エチルヘキシル)、フタル酸ジノニル、フタル酸ジラウリル、フタル酸ブチルラウリル、フタル酸ブチルベンジル、アジピン酸(2−エチルヘキシル)、セバシン酸ジ(2−エチルへきしる)、リン酸トリクレジル、リン酸トリ(2−エチルヘキシル)、ポリエチレングリコールエステル及びエポキシ脂肪酸エステル等の潤滑剤を塗布して、密着配置することが好ましい。
【0033】
また、本発明の液晶表示装置用シートを、液晶表示セルの視認側と透明保護板に密着する際に、該シートに粘着剤や接着剤を塗布して、密着配置することが好ましい。
【0034】
また、本発明において、液晶表示セルの視認側または透明保護板に前記液晶表示装置用シートと同じ寸法の内径をもったスペーサーを設置し、該スペーサー内に光開始剤を溶解した上記の単量体(A)、(B)、(C)の混合物を流入し、紫外線照射により直接液晶表示装置用シートを加工し、該シートの露光面(上面)に揮発性液体または潤滑剤または接着剤または粘着剤を塗布した状態で、液晶表示セルの視認側または透明保護板とを密着配置することが好ましい。
【0035】
また、本発明のシートの厚みは、液晶表示装置の仕様により自由に変えることができるが、0.1〜5mmであることがより好ましい。この厚みが0.1mm未満では外部からの応力を吸収しにくくなる傾向があり、5mmを超えると着色する傾向がある。
【0036】
また、本発明の液晶表示装置用シートの屈折率は、1.4〜1.6であることが好ましく、反射光を低減する観点から、1.45〜1.55であることが特に好ましい。
また、本発明の液晶表示装置用シートの光線透過率は、80%以上であることが好ましい。
また、本発明の液晶表示装置用シートの曇化率は、2%以下であることが好ましい。
【0037】
また、本発明により得られる液晶表示装置用シートの液晶表示セルおよび透明保護基板への配置方法は、従来から知られている方法で行なわれるが、たとえば、予め塊状重合等の方法で得られたシート、液晶表示セルまたは偏光板を密着させる面に粘着剤や接着剤等を塗布し、それを必要に応じて圧力、温度、光等のエネルギーを加えながら、張り合わせる方法がある。この時、それぞれの基板等を侵さない低粘度な液体を、予め接着面に塗布しても良い。
【0038】
【実施例】
以下、本発明の実施例及びその比較例によって本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。本実施例で得られた液晶表示装置用シート及びそれを用いた液晶表示装置の評価方法を以下に示す。
【0039】
<モノマ混合物Aの作製>
100mlビーカーに、アクリル酸ラウリル(99g)、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート(1g)、ラウロイルペルオキシド(1g)を加え、溶液が均一になるまで攪拌した後、溶液を窒素で十分置換した。
<モノマ混合物Bの作製>
100mlビーカーに、アクリル酸ブチル(99g)、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート(1g)、ラウロイルペルオキシド(1g)を加え、溶液が均一になるまで攪拌した後、溶液を窒素で十分置換した。
<モノマ混合物Cの作製>
100mlビーカーに、アクリル酸ラウリル(60g)、アクリル酸ブチル(20g)、メタクリル酸ベンジル(10g)、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート(10g)、ラウロイルペルオキシド(1g)を加え、溶液が均一になるまで攪拌した後、溶液を窒素で十分置換した。
<モノマ混合物Dの作製>
100mlビーカーにアクリル酸ラウリル(99g)、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート(1g)、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(2g)を加え、溶液が均一になるまで攪拌した後、溶液を窒素で十分置換した。
<モノマ混合物Eの作製>
100mlビーカーにスチレン(100g)及びベンゾイルペルオキシド(1g)を加え、溶液が均一になるまで攪拌した後、溶液を窒素で十分置換した。
<モノマ混合物Fの作製>
100mlビーカーにメタクリル酸シクロヘキシル(100g)、ラウロイルペルオキシド(1g)を加え、溶液が均一になるまで攪拌した後、溶液を窒素で十分置換した。
【0040】
(実施例1)
二枚のガラス板(60X80mm)を、厚さ2.5mmの塩化ビニル製のスペーサー(内寸法50x70mm、外寸法60x80mm)で張り合わ、クリップで固定した。この中に、シリンジを用いてモノマ混合物Aを添加して、直ちに60℃の温浴バスに入れた。硬化を確認した後(約10時間)、オーブンにいれて、加熱した(110℃/1時間)。次に室温(25℃)まで空冷し、ガラス板及びスペーサーを外して、シートを得た。
【0041】
(実施例2)
モノマ混合物Bを用いた以外、実施例1と同様の方法で行なった。
(実施例3)
モノマ混合物Cを用いた以外、実施例1と同様の方法で行なった。
(実施例4)
PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを敷いたガラス板にスペーサー(内寸法50x70mm、外寸法60x80mm、厚み2.5mm)を固定して、そのスペーサーの枠内にモノマ混合物Aを気泡が入らないように慎重に添加した。ついで、露光機を用いて紫外線の照射(1.5J/cm2)を行ない、硬化を確認した後で、スペーサーを取り除き、PETフィルムから剥がした。
【0042】
(比較例1)
モノマ混合物にEを用いた以外は、実施例1と同様の方法で行なった。
(比較例2)
モノマ混合物にFを用いた以外は、実施例4と同様の方法で行なった。
(比較例3)
フラスコにジエチレングリコール(44g)、アジピン酸(23g)および無水フタル酸(29g)を仕込み、200℃に昇温して、8時間加温した。ついで、80℃まで冷却し、無水マレイン酸(4g)を加え、200℃に昇温して、7時間加温した。90℃まで冷却後、ガラス板上のスペーサー(内寸法50x70mm、外寸法60x80mm、厚み2.5mm)の内側部分に流し込み、室温(25℃)まで冷却後、外枠(スペーサー)を外してシートを得た。
【0043】
(比較例4)
1−ヒドロキシ−1,1−ジメトキシ−1−ビニルシラン(20g)と白金触媒(0.02g)を混合した溶液をガラス板上のスペーサー(内寸法50x70mm、外寸法60x80mm、厚み2.5mm)の内側部分に流し込み、オーブン内(100℃)で硬化するまで放置し、外枠(スペーサー)を外してシートを得た。
【0044】
なお、各種評価(圧縮仕事量、黄色度、位相差、耐久試験、密着性及び視認性)は、下記に示す方法により行ない、その結果を表1に示した。また、液晶表示装置は、上記の方法より得られたシートの両面に粘着剤を塗布し、液晶表示セル及びポリカーボネート製保護基板と貼り合わせることにより得られた。
(1)圧縮仕事量
圧縮試験機(カトーテック株式会社製KES−G5)を用いて、得られる積分電圧から換算して圧縮仕事量を求めた。なお、測定試料にはシートを用いた。
(2)密着性試験
液晶表示装置を目視で観察し、次の基準で評価した。
○: 気泡なし
△: 1〜10個の気泡あり
×: 10個以上の気泡あり
(3)耐久試験
液晶表示装置を1mの高さから鋼板を敷いた床に落下させ、落下後の液晶表示装置の状態を目視で観察し、次の基準で評価した。
○: 変化が見られない場合
×: 透明保護板がはずれる、割れる、空気が入る等が生じた場合
(4)黄色度
色度計(日本電色工業株式会社製COH−300A)を用いて、測定した。なお、測定試料には、シートを用いた。
(5)位相差
He−Neレーザーを用いたエリプソメーター(島津製作所製AEP−100)で、位相差(シングルパス)を測定した。なお、測定試料には、シートを用いた。
(6)視認性
視認性はヘイズメーター(スガ試験機株式会社製HGM−2)より求められる反射率とした。なお、測定には、図2に示す液晶表示装置を用いた。
【0045】
【表1】
【0046】
比較例*は、従来の空気層の場合であるが、視認性や耐久性に著しく劣る。また、比較例4は、シリコーンの例であり、視認性に優れるが密着性や耐久性に劣る。これに対して、本発明の実施例1〜4の圧縮仕事量が0.2gfcm/cm2で以上である液晶表示装置用シートを用いることにより、耐久性や密着性に優れ、かつ、視認性が良好となる。一方、圧縮仕事量が0.2gfcm/cm2未満である比較例1〜4は、視認性は良好であるが、耐久性や密着性に劣る。
本発明では、液晶表示装置用シートに、(A)エステル部分に炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル30〜99重量%、(B)二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル1〜50重量%、及び(C)これらと共重合可能な単量体0〜20重量%を単量体成分として用いた共重合体とすることが好ましいが、比較例1の(C)成分のみ用いた場合、位相差が大きく耐久性、密着性に劣る。また、比較例2の(A)のエステル部分に脂肪族炭化水素基を用いていない(C)成分のみの場合、耐久性に劣る。比較例3のエステル系樹脂では、黄色度、密着性、耐久性共に劣る。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、機械特性及び光学特性に優れた液晶表示装置用シートを介して、液晶表示セルと透明保護板を密着配置しているため高い耐久性を有し視認性の著しく良好な液晶表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の液晶表示装置の断面模式図。
【図2】 本発明の液晶表示装置用シートを介して、液晶表示セルと透明保護板が密着された液晶表示装置を示す断面模式図。
【符号の説明】
1 液晶表示セル
2 保護板
3 空隙(空気層)
3’ 液晶表示装置用シート
4 バックライトシステム
Claims (14)
- 液晶表示装置の液晶表示セル(1)の視認側と透明保護板(2)との間に密着配置する液晶表示装置用シート(3)において、前記液晶表示装置用シートが0.1〜5mmの厚みを有し、
(A)エステル部分に炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルと、
(B)二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルとを含有する単量体からなる混合物を重合して得られる共重合体から構成され、かつ前記液晶表示装置用シートの圧縮仕事量が0.2gfcm/cm2以上であることを特徴とする液晶表示装置用シート。 - 前記単量体からなる混合物が、以下の成分、
(A)エステル部分に炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル30〜99重量%、
(B)二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル1〜50重量%、及び
(C)これらと共重合可能な、前記(A)及び前記(B)以外のメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル、N−置換マレイミド、およびスチレン誘導体からなる群から選択される1種または2種以上の単量体0〜20重量%
から構成されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置用シート。 - 液晶表示装置の液晶表示セル(1)の視認側と透明保護板(2)との間に密着配置する液晶表示装置用シート(3)において、前記液晶表示装置用シートが0.1〜5mmの厚みを有し、
(A)エステル部分に炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルと、
(B)二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルと、
(C)これらと共重合可能な、前記(A)及び前記(B)以外のメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル、N−置換マレイミド、およびスチレン誘導体からなる群から選択される1種または2種以上の単量体とを含有し、
前記単量体成分(A)、(B)及び(C)の合計に対して、前記単量体成分(B)を1〜50重量%含有する単量体混合物を重合して得られる共重合体から構成され、かつ前記液晶表示装置用シートの圧縮仕事量が0.2gfcm/cm2以上であることを特徴とする液晶表示装置用シート。 - 前記単量体成分(B)二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルが、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメタクリレート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ビス{4−(メタクリロキシ・ジエトキシ)フェニル}プロパン、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、水添1,2−ポリブタジエンアクリレートからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である請求項1〜3のいずれか1項に記載の液晶表示装置用シート。
- 液晶表示装置の液晶表示セル(1)の視認側と透明保護板(2)との間に密着配置する液晶表示装置用シート(3)において、前記液晶表示装置用シートが0.1〜5mmの厚みを有し、
(A)エステル部分に炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルと、
(B)二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルとを含有する単量体混合物を重合して得られる共重合体から構成され、
前記単量体成分(B)二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルが、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメタクリレート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ビス{4−(メタクリロキシ・ジエトキシ)フェニル}プロパン、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、水添1,2−ポリブタジエンアクリレートからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物であり、かつ前記液晶表示装置用シートの圧縮仕事量が0.2gfcm/cm2以上であることを特徴とする液晶表示装置用シート。 - 前記単量体成分(B)二つ以上のメタクリロイル基またはアクリロイル基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルが、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメタクリレート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールジアクリレート、2,2−ビス{4−(メタクリロキシ・ジエトキシ)フェニル}プロパンからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である請求項4または5に記載の液晶表示装置用シート。
- 黄色度が3%以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の液晶表示装置用シート。
- 位相差が50nm以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液晶表示装置用シート。
- 前記単量体成分(A)エステル部分に炭素数1〜18の脂肪族炭化水素基を有するメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルが、メタクリル酸メチル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ラウリルからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である請求項1〜8のいずれか1項に記載の液晶表示装置用シート。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の液晶表示装置用シートの片面または両面に、該シートを膨潤させない揮発性の液体を塗布した状態で、液晶表示セルの視認側と透明保護板との間に該シートを密着配置させることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の液晶表示装置用シートの片面または両面に、該シートを膨潤させない潤滑剤を塗布した状態で、液晶表示セルの視認側と透明保護板との間に当該シートを密着配置させることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の液晶表示装置用シートの片面または両面に粘着剤または接着剤を塗布した状態で、液晶表示セルの視認側と透明保護板との間に当該シートを密着配置させることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
- 液晶表示セルの視認側または透明保護板に請求項1〜9のいずれか1項に記載の液晶表示装置用シートと同じ寸法の内径をもったスペーサーを設置し、該スペーサー内に光開始剤を溶解した請求項1〜9のいずれか1項に記載の液晶表示装置用シートを構成するための単量体混合物を流入し、紫外線照射により直接液晶表示装置用シートを製造し、該シートの露光面(上面)に揮発性液体または潤滑剤または接着剤または粘着剤を塗布した状態で、液晶表示セルの視認側または透明保護板とを密着させることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の液晶表示装置用シートを用いた液晶表示装置。
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