JP4597445B2 - レトルトパックの集積箱詰め機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レトルトパックを所定個数ずつ集積した集積パック群を形成した後、この集積パック群を箱詰めするレトルトパックの集積箱詰め機に関する。
【0002】
【従来の技術】
商品がばら詰めされたパックの集積箱詰め機はたとえば、特開平6-122420号公報、特開平9-301305号公報、特開平5-278722号公報および特開平4-239405号公報に開示されている。
しかしながら、上記公報の装置は何れも、そのパックの中身がポテトチップのような壊れ易いスナック菓子であるため、パックの集積や集積パック群の箱詰めの高速化が本来の目的ではなく、その目的はパックの中身を潰すことがない集積方式や箱詰め方式の提供にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、中身が流動物であるレトルトパックにはその集積や箱詰めの高速化が要求されるが、このようなレトルトパックに対して、上記公報の装置は何れも採用することができない。
また、レトルトパックはパックのシール外周縁部が折れ曲がったままの状態で箱詰めされてしまうと、その中身がスナック菓子に比べて重いため、その折れ曲がり部位からパック自体が裂けてしまう虞がある。このような事態を避けるため、レトルトパックには平積み状態での集積箱詰めが要求されているが、しかしながら、この要求を満たす集積箱詰め機は未だ開発されておらず、現状では、レトルトパックの集積と箱詰めとを手作業により行っているが実状である。
【0004】
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、レトルトパックに要求される集積や箱詰めの条件を満たす一方、これら集積および箱詰めの高速化を図ることができるレトルトパックの集積箱詰め機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のレトルトパックの集積箱詰め機(請求項1)は、大きく分けて、平置き状態のレトルトパックを順次供給する供給ラインと、この供給ラインからレトルトパックを受取り、これらレトルトパックを所定個数ずつ平積み状態にした集積パック群に形成する集積装置と、この集積装置から集積パック群を受取り、受取った集積パック群を箱詰めする箱詰め装置とを備えている。
【0006】
そして、請求項1における集積箱詰め機の集積装置は、供給ラインからレトルトパックを受取り、受取ったレトルトパックを定速で移送する定速コンベアと、定速コンベアの下側を延び、定速コンベアの終端から送出されたレトルトパックを受取り、受取ったレトルトパックを定速コンベアからのレトルトパックの送出方向と同一の方向に移送する集積コンベアと、この集積コンベアを低速にて間欠駆動し、集積コンベア上にて定速コンベアからのレトルトパックがその送出方向前後にずれた状態で互いに重なり合う斜重ねパック群を形成する一方、この後、少なくとも斜重ねパック群が集積コンベア上から排出されるまでの間、集積コンベアを低速の間欠駆動よりも高速にて連続駆動するコンベア制御手段と、集積コンベアの終端に連なる受取り位置に集積バケットが位置付けられたとき、この集積バケット内に集積コンベアから順次排出される前記斜重ねパック群の個々のレトルトパックを前記集積パック群として受取り、この後、前記集積バケットを前記箱詰め装置に向けて移送するバケットコンベアとを含み、前記コンベア制御手段は、前記斜重ねパック群中、隣接レトルトパックの後端縁間にて規定される重ねピッチに関し、最初の重ねピッチに比べて以降の重ねピッチを減少させるべく前記集積コンベアの間欠駆動を制御し、順次重なり合うレトルトパックがより起立した姿勢となる前記斜重ねパック群を形成する
【0007】
上述の集積箱詰め機によれば、供給ラインから供給されるレトルトパックは定速コンベア上を定速で移送された後、定速コンベアから集積コンベア上に送出される。この際、集積コンベアは低速にて間欠駆動され、これにより、集積コンベア上に一塊りの斜重ねパック群が形成される。この斜重ねパック群は個々のレトルトパックが互いに部分的に重なり合った状態にあるので、集積コンベア上での移送方向でみて、斜重ねパック群の全レトルトパックの長さの総計よりも短い。この後、集積コンベアが高速モードで連続駆動されると、斜重ねパック群は一塊りの状態で受取り位置にある集積バケットに向けて高速で移送され、そして、斜重ねパック群の全てのレトルトパックは集積コンベアの終端から前記集積バケット内に連続して排出され、これにより、集積バケット内にレトルトパックを平積みした集積パック群が形成される。
【0008】
この後、集積パック群は集積バケットとともに箱詰め装置に向けて移送され、箱詰め装置にて平積み状態を維持した状態で箱詰めされる。
上述のコンベア制御手段は、斜重ねパック群中、隣接レトルトパックの後端縁間にて規定される重ねピッチに関し、最初の重ねピッチに比べ、以降の重ねピッチを減少させるべく、集積コンベアの間欠駆動を制御しこの場合、集積コンベア上での斜重ねパック群の長さがより短くなるので、集積コンベアに要求される長さもまた短くでき、集積コンベアから集積バケット内への斜重ねパック群の排出が短時間で完了する。
【0009】
さらに、請求項1の場合、最初の重ねピッチに比べて以降の重ねピッチが短縮されるので、斜重ねパック群において、先頭のレトルトパックに続くレトルトパックはより起立するような姿勢となる。それゆえ、集積コンベア上にてすでに斜めに重なり合った状態のレトルトパックは、次のレトルトパックの送出に際して壁として機能し、次のレトルトパックがその中身の慣性移動などに起因し、前のレトルトパックを追い越して重なり合うことはない。
【0010】
さらに、コンベア制御手段は、斜重ねパック群の最後尾のレトルトパックに定速コンベアから送出された次のレトルトパックが重なり合って新たな斜重ねパック群を形成するタイミングで、集積コンベアの連続駆動を開始させることができる(請求項)。この場合、斜重ねパック群の形成に要する時間および集積バケット内への斜重ねパック群の排出に要する時間、つまり、集積パック群の形成に要する時間がさらに短縮される。
【0011】
集積コンベアを連続駆動する上述の開始タイミングを正確に決定するため、コンベア制御手段は、定速コンベア上のレトルトパックの通過を検出し、その検出信号を出力するパック検出センサを含むことができる(請求項)。
一方、集積装置は、集積コンベアの前方に配置され、集積コンベアとの間にて受取位置にある集積バケットの直上領域を挟むストッパ壁と、受取り位置にある集積バケットよりも下方の下限位置と集積バケット内上部の上限位置の間にて上下動可能なエレベータ台を有する集積エレベータと、エレベータ台の上下動を制御するエレベータ制御手段とを含み、そして、エレベータ制御手段は、斜重ねパック群の個々のレトルトパックが集積コンベアから集積バケット内に連続して排出されるとき、集積コンベアから集積バケット内への個々のレトルトパックの落下距離を少なくともレトルトパック1個分の厚みだけ維持すべくエレベータ台の下降動作を制御する(請求項)。
【0012】
上述の集積装置によれば、集積コンベアから集積バケット内に斜重ねパック群の個々のレトルトックが順次排出される際、エレベータ台もまた下降し、パックは少なくともその厚み分しか落下しないので、この落下過程でのレトルトパックの傾きが防止され、個々のレトルトパックはエレベータ台上に平積み状態にして正確に集積され、また、落下時、レトルトパックが受ける衝撃もまた緩和される。
【0013】
具体的には、エレベータ制御手段は、エレベータ台を台形形状の変速パターンにしたがい、連続して下降させるのが好ましい(請求項)。このようにすれば、エレベータ台の下降が速やかとなり、斜重ねパック群の排出時間の短縮が図られる。
さらに、集積バケットは、斜重ねパック群を2個受取り可能であり(請求項)、この場合、多数のレトルトパックからなる集積パック群を正確に形成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、レトルトパックの集積箱詰め機を概略的に示す。
集積箱詰め機は、レトルトパック(以下、単にパックと称する)Pの供給ライン2を備え、供給ライン2はパックPの充填包装システムから延び、個々のパックPを横向きの姿勢で連続的に搬送する。
【0015】
供給ライン2の終端には排除コンベア4を介して集積装置6が接続されている。すなわち、集積装置6は、排除コンベア4に連なるベルトコンベア、つまり、定速コンベア8を備え、定速コンベア8は供給ライン2から排除コンベア4を介してパックPを順次受取り、これらパックPをインダクションモータの駆動により一定の速度で移送する。ここで、定速コンベア8上でのパックPの移送速度は、供給ライン2および排除コンベア4上でのパックPの搬送速度よりも速く、これにより、定速コンベア8上にて、パックP間の移送間隔が拡大される。
【0016】
なお、供給ライン2上にて不良のパックPが検出された場合、不良のパックPは排除コンベア4上から排除される。
定速コンベア8の下側には同じくベルトコンベアからなる集積コンベア10が配置され、集積コンベア10は定速コンベア8と同一方向にしてバケットコンベア12まで延びている。集積コンベア10はサーボモータの駆動を受けて走行し、その間欠駆動により定速コンベア8の終端から送出されたパックPを5個ずつ纏めた斜重ねパック群Qに形成し、この後、高速での連続駆動により斜重ねパック群Qを一塊りとしてバケットコンベア12に向けて移送する。
【0017】
一方、バケットコンベア12は集積コンベア10から同一方向に延び、図1には示されていないが、複数の集積バケットを備えている。バケットコンベア12はサーボモータにより間欠駆動され、この間欠駆動に伴い、1つの集積バケットを集積コンベア10の終端近傍の受取り位置Aに順次位置付ける。したがって、その受取り位置Aに集積バケットが位置付けられている状態で、集積コンベア10の終端から斜重ねパック群Qが排出されると、この斜重ねパック群Qの個々のパックPは集積バケットに受取られて集積され、集積バケット内に集積パック群Rが形成される。ここで、集積バケットは、集積コンベア10から2つの斜重ねパック群Qを連続して受取り、これにより、集積バケット内には10個のパックPからなる集積パック群Sが形成される。
【0018】
この後、バケットコンベア12が間欠駆動され、集積パック群Sはその集積バケットとともに受取り位置Aから押込み位置Bに向けて移動され、そして、次の空の集積バケットが受取り位置Aに位置付けられる。
なお、集積コンベア10上での斜重ねパック群Qや集積パック群Sの形成に関しては後述する。
【0019】
一方、バケットコンベア12の近傍には箱詰め装置14が配置され、この箱詰め装置14はカートンコンベア16を備えている。図1から明らかなようにカートンコンベア16はバケットコンベア12と平行に延び、集積コンベア10側の一端部にて、カートンのブランクCの供給を受けることができる。ブランクCの供給の際、ブランクCはカートンコンベア16上にて横置きのカートンDに成形され、この際、カートンDはバケットコンベア12に向けて開口し、その底が閉じた状態となる。すなわち、ブランクCはカートンDへの成形時、その底となるべき底フラップが互いに噛み合う予成形ブランクであって、カートンDは開口状態にあるとき、その開口縁からバケットコンベア12に向けて延びる差し込み式の蓋および両サイドフラップを有する。
【0020】
なお、ブランクCはブランクホッパ18から1枚ずつ取り出された後、カートンコンベア16の一端部上方に移送され、そして、カートンコンベア16に向け、吸引して引き下ろされ、この際、開口したカートンDとなる。また、ブランクホッパ18は集積コンベア10の上方に配置され、集積コンベア10と交差する方向に延びている。
【0021】
カートンコンベア16はサーボモータにより間欠駆動され、これにより、ブランクCから成形されたカートンDは押込み位置Bに対応した装填位置Eに向けて移動される。ここで、カートンDおよび集積バケットが装填位置Eおよび押込み位置Bにそれぞれ位置付けられたとき、集積バケット内の集積パック群SはカートンDの開口面に対向する。
【0022】
バケットコンベア12における押込み位置Bの上方にはプッシャ20が配置されている。このプッシャ20はシャトルブラケット22に設けられ、シャトルブラケット22は無端状チェーン24に取付けられている。無端状チェーン24はバケットコンベア12およびカートンコンベア16の双方を横断する方向に延び、無端状チェーン24の正逆方向の走行に伴い、シャトルブラケット22、すなわち、プッシャ20は押込み位置Bと装填位置Eとの間を往復移動可能である。
【0023】
より詳しくは、図2に示されているように、プッシャ20はアーム形状をなし、その上端部がピン26を介してシャトルブラケット22に回動自在に支持されている。プッシャ20の下端は鉤状に屈曲された爪として形成されている。
プッシャ20の上端はリンク28を介して揺動レバー30の下端に連結され、揺動レバー30の上端はピン32を介してシャトルブラケット22に揺動自在に支持されている。そして、揺動レバー30の中間部にはエアシリンダ34が接続され、このエアシリンダ34はシャトルブラケット22に支持されている。
【0024】
プッシャ20が図2中、押込み位置Bの上方にて実線で示す休止姿勢にあるとき、エアシリンダ34は収縮状態にある。この状態からエアシリンダ34が伸長されると、揺動レバー30およびリンク28を介してプッシャ20は反時計方向に回動され、図2中2点鎖線で示す作動位置に移動する。この作動位置にて、プッシャ20は押込み位置Bの集積バケット内にある集積パック群Sをその下端の爪にて下側から引っ掛けるようにして、集積パック群Sに当て付けられる。
【0025】
この後、無端状チェーン24の走行に伴い、プッシャ20がシャトルブラケット22とともに装填位置Eに向けて移動されると、プッシャ20は集積バケットから集積パック群Sを押出す。そして、このようして押出された集積パック群Sはプッシャ20により、バケットコンベア12とカートンコンベア16との間の装填ガイド36上を案内されながら、装填位置EにあるカートンDにその開口端から装填される。
【0026】
この後、プッシャ20は休止位置に移動され、そして、シャトルブラケット22とともにバケットコンベア12の上方に復帰する。
上述したようにして集積パック群Sの装填を受けたカートンDは、この後、カートンコンベア16の間欠駆動に伴い、図1に示すサイドフラップ折り位置F、蓋差込み位置Gおよび蓋2度押し位置Hに順次位置付けられる。図1から明らかなようにサイドフラップ折り位置Fにて、カートンDの両サイドフラップがカートンD内に装填された集積パック群Sに向けて折込まれた後、蓋差込み位置Gにて、カートンDの蓋がカートンDの内面と集積ック群Sとの間に差し込まれる。そして、蓋2度押し位置Hにて、蓋がさらに押圧されることで、蓋の差込みが確実なものとなり、この時点で、カートンDへのックPの集積箱詰めが完了する。
【0027】
この後、カートンDはカートンコンベア16から別のコンベアに乗り移り、後段の処理工程に向けて移送される。
図3を参照すると、前述した集積装置6の構成がより具体的に示されている。
図3中、定速コンベア8のインダクションモータ、集積コンベア10のサーボモータ、そして、バケットコンベア12のサーボモータには参照符号38,40,42がそれぞれ付されている。
【0028】
バケットコンベア12の各集積バケット44はその間欠移動方向に離間した2枚の羽根46からなり、これら羽根46は無端状チェーン48のリンクに支持されている。無端状チェーン48はサーボモータ42により間欠的に走行される。なお、各羽根46の内面の下部には集積バケット44内に突出する棚部が設けられ、これら棚は前述した集積パック群Sを支持する底部材として機能する。
【0029】
集積バケット44が2枚の羽根46から構成されていると、集積バケット44はバケットコンベア12の幅方向両側に開いた状態にあるから、集積バケット44内からの集積パック群Sの押出しが前述のプッシャ20により可能となる。
さらに、集積装置6は受取り位置Aの下方に集積エレベータ50を備えており、この集積エレベータ50はエレベータ台52を有し、エレベータ台52は昇降可能に支持されたラック54の上端に取付けられ、ラック54はサーボモータ56によりチェーン58を介して回転されるピニオン59により上下動可能となっている。
【0030】
エレベータ台52は集積バケット44の下方から集積バケット44内に進入可能な大きさを有し、したがって、ラック54が上昇されると、エレベータ台52は下方から受取り位置Aにある集積バケット44内に進入し、この後、ラック54が下降されると、エレベータ台52は集積バケット44から下方に抜け出ることができる。
【0031】
また、集積エレベータ50は、ラック54、つまり、エレベータ台52の上限位置を検出する上限センサ60およびエレベータ台52の下限位置を検出する下限センサ62を備えており、これら上限および下限センサ60,62は近接センサまたはリミットスイッチからなる。
さらに、定速コンベア8の上方にはパック検出センサ64が配置されており、このパック検出センサ64はパックPの通過を検出する反射型光電センサである。パック検出センサ64は定速コンベア8の終端から所定の離間距離Lを存して位置付けられ、この離間距離は定速コンベア8上でのパックPの移送速度、集積コンベア10の間欠駆動速度および集積コンベア10の連続駆速度により決定される。
【0032】
さらにまた、集積コンベア10の前方には固定のストッパ壁66が配置されており、このストッパ壁66は、受取り位置Aにある集積バケット44でみて、その前側の羽根46の直上に位置付けられている。
図4に示すコントローラ68はその出力側が前述した定速コンベア8、集積コンベア10、バケットコンベア12および集積エレベータ50にそれぞれ電気的に接続されており、コントローラ68の入力側には前述した上限センサ60、下限センサ62およびパック検出センサ64からの検出信号に加えて、集積コンベア10、バケットコンベア12および集積エレベータ50のサーボモータ40,42,56からの帰還信号もまた供給可能となっている。
【0033】
コントローラ68は、上述のセンサ60〜64からの信号および各サーボモータからの帰還信号に基づき、集積コンベア10、バケットコンベア12および集積エレベータ50の作動をシーケンス制御するコンピュータを含み、これらコンベアおよびエレベータの作動制御を以下に説明する。
先ず、集積箱詰め機が起動されると、定速コンベア8が一定の速度たとえば60m/minで駆動され、そして、集積コンベア10、バケットコンベア12および集積エレベータ50はそれぞれ原点待機する。具体的には、集積コンベア10はそのサーボモータ40の帰還信号に基づき、所定のベルト走行距離だけ駆動された後、停止される。これにより、集積コンベア10上にパックPまたは斜重ねパック群が残留していても、これらは集積コンベア10上からバケットコンベア12の集積バケット44内に排除され、この後、その集積バケット44内のパックPは取除かれる。
【0034】
上述した集積コンベア10の原点待機が完了すると、バケットコンベア12は集積バケット44のピッチ間隔だけ、そのサーボモータ42の帰還信号に基づいて間欠駆動され、空の集積バケット44が受取り位置Aに位置付けられ、これにより、バケットコンベア12の原点待機が完了する。
この後、集積エレベータ50はそのエレベータ台52をその下限位置から、受取り位置Aにある集積バケット44内を通じて上限位置まで上昇させ、この時点で、集積エレベータ50の原点復帰が完了する。ここで、エレベータ台52が上限位置にあるとき、エレベータ台52は集積バケット44の上端に位置付けられており、そして、その上限位置は前述した上限センサ60からの検出信号に基づいて検出される。
【0035】
上述した原点待機が完了した後、供給ライン2側から定速コンベア8にパックPが供給されると、定速コンベア8は受取ったパックPをほぼ一定の時間間で連続的に移送する。
集積コンベアの作動制御ルーチン
このような状況にて、集積コンベア10は図5に示す作動制御ルーチンにしたがい、その駆動が制御される。
【0036】
先ず、ここでは前述の原点待機動作(ステップS1)を経て、パックPの通過が検知される(ステップS2)。具体的には、ここでのステップS2では、前述したパック検出センサ64からの検出信号に基づき、その判別がなされる。
ステップS2の判別結果が真(Yes)になると、コントローラ68内の待機タイマが作動し、所定の待機時間tが経過するまで待機し(ステップS3)、この後、集積コンベア10のサーボモータ40がオン(ON)となり、集積コンベア10は低速で間欠駆動、つまりピッチ送りされる(ステップS4)。
【0037】
ここで、待機時間tは、定速コンベア8の終端とパック検出センサ64との間の離間距離と定速コンベア8の移送速度とに基づき、パックPの通過を検出後、このパックPが集積コンベア10上に乗り移るのに要する時間に設定されている。
この後、低速でのピッチ送り回数が4回目に達したか否かが判別される(ステップS5)。具体的には、ここでのステップS5では、コントローラ68内のカウンタにて計数した集積コンベア10のピッチ送り回数が4回目に達したか否かが判別される。
【0038】
ステップS5の判別結果が偽(No)の場合、ステップS2,S3,S4が繰り返して実施される。したがって、集積コンベア10は、定速コンベア8からパックPを受取る毎に低速でピッチ送りされる。
ここで、集積コンベア10のピッチ送りはその送り回数毎に、その送り速度および送り時間が異なっている。具体的には、図6に示されているようにパック検出センサ64にてパックPの通過が検出され、定速コンベア8から集積コンベア10上に1個目(#1)のパックPが乗移ったとき、集積コンベア10はたとえば12m/minの送り速度で、一定の送り時間だけピッチ送りされ、これに対し、2個目から4個目(#2〜#4)のパックPが集積コンベア10上に乗移ったとき、集積コンベア10はたとえば6m/minの送り速度で、しかも、その送り時間を段階的に短縮しながらピッチ送りされる。
【0039】
このようにして集積コンベア10の低速でのピッチ送りが繰返されると、図7〜図9に示されるように、集積コンベア10上に順次乗移る4個のパックPは互いに部分的に重なり合った斜重ねパック群Q0(図9)を形成する。より詳しくは、先ず、図7に示されているように集積コンベア10上に1個目のパックPが乗移ったときの集積コンベア10のピッチ送り量aに対し、以降のパックPが乗移ったときの送りピッチ量aが順次小さくなっていくので、1個目のパックPに対して順次重なり合っていくパックPはその前のパックPに対してより起立した姿勢で重なり合い、これにより、集積コンベア10上にて、斜重ねパック群Q0の形成に要する長さを短くすることができ、このことは定速コンベア8の終端から集積コンベア10の終端までの長さの短縮が可能となることを意味する。
【0040】
また、斜重ねパック群Q0の形成に際し、2個以降のパックPは徐々に起立していくことから、前のパックPは次のパックPが重ねられるときに壁として機能し、次のパックPが定速コンベア8から高速で送出され、その中身の慣性移動力が強くても、前のパックPを追い越してしまうことはなく、斜重ねパックQ0の形成を確実に行うことができる。
【0041】
再度、図5の作動制御ルーチンに戻り、ステップS5の判別結果が真になると、次に、5個目のパックPが通過した否かが判別され(ステップS6)、ここでの判別結果が真になると同時に、集積コンベア10のサーボモータ40は上述した低速でのピッチ送りよりも速い速度(図6中のX参照)で所定時間だけ高速連続送りされる(ステップS7)。なお、このステップS7にて、コントローラ68の前述したカウンタはリセットされる。
【0042】
この後、集積エレベータ50の下降信号がオンとなり(ステップS8)、そして、集積箱詰め機の運転停止信号がオンであるか否かが判別される(ステップS9)。ここでのステップS9の判別結果が偽に維持されている限り、ステップS2以降のステップが繰返して実施される。
前述のステップS7は、図9に示されるように5個目のパックPがパック検出センサ64により検出された時点で開始され、定速コンベア8の終端から送出される5個目のパックPは、前述した集積コンベア10の高速連続送りを受けて移送され始めた斜重ねパック群Q0の最後尾のパックPの後端部にその前端部が重なり合い、図10に示されるように集積コンベア10上に新たな斜重ねパック群Q1、すなわち、前述した斜重ねパック群Qが形成される。
【0043】
そして、集積コンベア10の高速連続送りは図11に示されるように斜重ねパック群Qを集積コンベア10の終端から集積バケット44内に一塊りの状態で排出し、この集積バケット44内に図12に示すように集積パック群Rが形成される。
ここで、集積コンベア10の高速連続送りは、斜重ねパック群Qの形成に先立ち、定速コンベア8上での5個目のパックPの通過が検出された時点にて開始されるから、斜重ねパック群Qが集積バケット44に到達するまでの時間を短縮でき、しかも、斜重ねパック群Qの個々のパックPは連続して集積バケット44内に排出されることから、集積パック群Rの形成に要する時間を大幅に短縮することができる。
【0044】
さらに、図10から明らかなように集積コンベア10上に斜重ねパック群Qが形成されたとき、この斜重ねパック群Qの先頭のパックPは集積コンベア10の終端からはみ出した状態となるように定速コンベア8の終端から集積コンベア10の終端までの長さが設定されていると、集積コンベア10上にて斜重ねパック群Qの形成が完了すると同時に、集積バケット44内への斜重ねパック群Qの排出が開始されるので、集積パック群Rの形成に要する時間をさらに短縮することができる。
【0045】
また、図11および図12から明らかなように集積コンベア10の高速連続送り中にあっても、定速コンベア8上でのパックPの移送が継続されていることから、集積コンベア10の高速連続送りは、次のパックPが定速コンベア8から送出される以前の段階で完了していることが条件となり、この条件を満たすべく連続高速送りの送り速度および送り時間がそれぞれ設定されている。具体的には、連続高速送り中、集積コンベア10は斜重ねパック群Qを50m/minの速度で連続移送し、そして、その送り時間は定速コンベア8上でのパックPの移送時間間隔T(図6参照)程度に設定される。
【0046】
なお、ここでの送り時間は長ければ長いほど、斜重ねパック群Qの連続高速送りを低速で行えることから、集積バケット44内への斜重ねパック群Qの排出時、個々のパックPが受ける衝撃を低減できることにある。また、図6に示した実施例では、高速連続送りが完了した後、集積コンベア10は一旦停止されているが、この停止を経ることなく、次に形成されるべき斜重ねパック群Q0の1個目のックP(#6)に対するピッチ送りを連続して行うことも可能である。
【0047】
一方、図11および図12を比較すれば明らかなように集積バケット44内に斜重ねパック群Qが排出される際、集積エレベータ50のエレベータ台52は下降され、ここでの集積エレベータ50の作動制御ルーチンは図13に示されている。
集積エレベータの作動制御ルーチン
この作動制御ルーチンでは、先ず、前述した原点待機(ステップS11)を経て、集積エレベータ50の下降信号がオンであるか否かが判別され(ステップS12)、ここでの判別結果が真になった時点、すなわち、集積コンベア10が高速連続送りを開始した時点(図5のステップS8参照)で、集積エレベータ50のサーボモータ56が駆動され、エレベータ台52の1段下降が所定の変速パターンにしたがって開始され(ステップS13)、所定の距離、つまり、集積パック群Rの高さに相当する距離だけ下降した時点(図6参照)で、エレベータ台52の1段下降は中断され(ステップS14)、そして、その中断位置にて待機する(ステップS15)。この中断位置での待機は、次に集積エレベータ50の下降信号がオンとなるまで継続される(ステップS16)。
【0048】
より詳しくは、エレベータ台52の下降は、斜重ねパック群Qの個々のパックPが集積バケット44内に順次排出される際、そのパックPの落下距離に少なくともパックP1個分の厚みを確保すべく、図14に示すような変速パターン、つまり、加速域、定速域および減速域を含む略台形変速パターンにしたがって制御され、エレベータ台52の下降速度は1段下降の途中に最高速となる。
【0049】
上述したようにしてエレベータ台52の下降が実施されると、パックPは集積バケット44内のエレベータ台52上にて傾くことなく平積み状態にして積み重ねられ、正確な集積パック群Rの形成が可能となる。
ここで、集積コンベア10から集積バケット44内に排出れるパックPの動きに関してさらに考察する。
【0050】
図15(a)に示されるように斜重ねパック群Qの個々のパックPのうち、最後尾のパックPを除き、各パックPはその後端部に次のパックPが重ねられていることから、その後端部が集積コンベア10に上方から押圧された状態にある。それゆえ、集積コンベア10の終端からパックPが排出される際、そのパックPは図15(b)に示されるように、その前端部が僅かに下方に傾斜した状態で集積コンベア10から飛び出し、この後、図15(c)から明らかなようにその前方のストッパ壁66にて跳ね返るような略Z軌跡を描きながらエレベータ台52上、または、エレベータ台52上にてすでに積み重ねられたパックP上に平積み状態にして集積されることなる。なお、斜重ねパック群Qの最後尾のパックPは上述の押圧を受けないため、集積コンベア10からの飛び出し時、その下方への傾きが大きくなるとしても、そのパックPの飛び出し速度が十分に速く、しかも、落下距離もまた短いので、同様にして平積み状態で集積されることになる。
【0051】
上述した集積パック群Rの形成が完了すると、図16〜図18に示されるように集積コンベア10上では斜重ねパック群Q0の形成を経て、斜重ねパック群Q1(Q)の形成が同様にして繰返される。
この際、その斜重ねパック群Qを形成する最後尾のパックP(図6中の#10)の通過がパック検出センサ64にて検出されると、図5の作動制御ルーチンにてステップS6の判別結果が真となり、集積コンベア10の高速連続送りが再開され(ステップS7)、そして、集積エレベータ50の下降信号がオンとなる(ステップS8)。
【0052】
したがって、このとき、図13の作動制御ルーチンでは、前述のステップS16の判別が真となり、この時点で、集積エレベータ50のサーボモータ56が再度駆動され、エレベータ台52の2段下降が前述の1段下降と同様に、図14に示す略台形変速パターンにしたがって開始され(ステップS17)、エレベータ台52の2段下降が中断される(ステップS18)。
【0053】
この後、エレベータ台52は下限位置まで下降され(ステップS19)、集積バケット44の送り信号がオンされる(ステップS20)。そして、集積バケット44の移動完了信号がオンとなるまで(ステップS21)、集積エレベータ50は待機する。なお、エレベータ台52の下限位置は下限センサ62により検出される。
【0054】
集積コンベア10の高速連続送りと同時にエレベータ台52の2段下降が実施されると、図19および図20に示されるように集積コンベア10上に斜重ねパック群Qは集積バケット44内に排出されて、集積バケット44内の集積パック群R上にさらに集積され、前述の集積パック群Sが形成され、この集積パック群Sの形成直後から、集積コンベア10上にて次の斜重ねパック群Q0の形成が開始される。
【0055】
ここで、集積パック群Sは、集積バケット44内にて集積パック群Rの形成を2回繰返すことで形成されるから、集積パック群Sの形成もまた短時間で完了する。
そして、エレベータ台52がその下限位置までさらに下降されると、エレベータ台52は集積バケット44から完全に抜け出して、集積パック群Sは集積バケット44の棚、つまり、その底に支持され、この時点で、集積バケット44の間欠送りが可能となる。
【0056】
この後、後述するバケットコンベア12の作動制御ルーチンにて集積バケット44の間欠送りが完了し、前述したステップS21の判別結果が真になると、つまり、新たに空の集積バケット44が受取り位置Aに位置付けられると、集積エレベータ50のサーボモータ56が駆動され、エレベータ台52は下限位置から空の集積バケット44内を通じて上限位置まで移動され(ステップS22)、上限位置に停止される(ステップS23)。この後、エレベータ台52の上昇完了信号がオンとなって(ステップS24)、空の集積バケット44内への斜重ねパック群Qの排出、すなわち、集積ック群Sの形成が可能となる。
【0057】
上述のステップS12以降のステップは、集積箱詰め機の運転停止信号がオンとなるまで(ステップS25)、繰返して実施される。
バケットコンベアの作動制御ルーチン
図21は、バケットコンベア12の作動制御ルーチンを示す。
この作動制御ルーチンでは、前述の原点待機(ステップS31)を経て、集積バケット44の送り信号がオンになったか否かが判別される(ステップS32)。ここで、前述した集積エレベータ50の作動制御ルーチン(図13参照)において、集積パック群Sの形成が完了し、ステップS20が実行されると、ステップS32の判別結果が真となるから、この時点で、バケットコンベア12のサーボモータ42が駆動されて、集積バケット44の間欠送り(図6参照)が開始され(ステップS33)、そして、空の集積バケット44が受取り位置Aに位置付けられたとき、その間欠送りが停止される(ステップS34)。この後、集積バケット44の移動終了信号がオンになり(ステップS35)、上述のステップS32以降のステップは集積箱詰め機の運転停止信号がオンとなるまで(ステップS36)、繰返して実施される。
【0058】
なお、ステップS35が実施されると、前述した集積エレベータ50の作動制御ルーチンにて(図13参照)、ステップ21の判別結果が真となり、エレベータ台52がその下限位置から上限位置に上昇されることになる。
図19および図20から明かなように集積バケット44の間欠送り中にあっても、集積コンベア10上では斜重ねパック群Q0の形成が進行しているので、集積バケット44の間欠送りとエレベータ台52の上昇動作は斜重ねパック群Q1(Q)の形成までに完了すべく制御されている。
【0059】
前述したように集積パック群Sの形成が短時間で完了するので、バケットコンベア12における間欠送りの周期を短くでき、このことから集積バケット44からカートンDへの集積パック群Sの装填が高速で繰返され、この結果、パックPの集積箱詰めを高速で行うことができる。
本発明は、上述の一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、一実施例では集積パック群Sが2つの斜重ねパック群Qを集積バケット44に排出して形成されるが、集積パック群Sは1つの斜重ねパック群Qからなるものであってもよい。また、集積パック群Sを構成するパックPは5個に限らず、少なくとも3個以上であれば、本発明を適用可能である。
【0060】
上述の実施例では、定速コンベア8から一定の時間間隔毎にパックPが集積コンベア10上に送出されることを前提としている。しかしながら、集積コンベア10上のパックPの送出間隔に乱れが発生し、集積コンベア10の高速連続送りが完了する前の段階で、集積コンベア10上に次ぎのパックPが乗移るような状況にあっては、そのパックP(図6の#6参照)のための集積コンベア10のピッチ送り速度をたとえば6m/min(図6中、Y参照)または0m/min(図6中のZ参照)に変更することができる。このようなピッチ送り速度の変更により、斜重ねパック群Q0が形成されると同時に、その先頭のパックPが集積バケット44内に排出されることはない。
【0061】
また、集積コンベア10のピッチ送りの送り時間は必ずしも順次減少される必要はなく、2回目以降の送り時間は同一であってもよいし、または、3回の送り時間を最も短くしてもよい。
さらに、集積コンベア10の高速連続送りは、集積コンベア10上に次ぎに乗移ったパックPが集積バケット44内に排出されるまで継続させてもよく、この場合、各集積パック群Rは斜重ねパック群Qと1個のパックPから形成されることになる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のレトルトパックの集積箱詰め機(請求項1)によれば、定速コンベアから順次送出されるパックを集積コンベア上にその低速の間欠送りにより斜重ねパック群に形成し、この後、集積コンベアの高速連続送りにより一塊りとして集積バケットに排出するようにしたから、集積バケット内にて平積み状態の集積パック群を短時間にして形成することができ、この結果、レトルトパックの集積および箱詰めを高速に行うことができる。
【0063】
そして、斜重ねパック群の重ねピッチに関し、最初の重ねピッチに比べて以降の重ねピッチが減少されているので、集積コンベア上にて斜重ねパック群を正確かつ確実に形成される。
集積コンベアの高速連続送りが次のパックの乗移りの前の段階で開始されると(請求項)、集積パック群の形成をより短時間で行うことができ、このような高速連続送りの開始タイミングは、定速コンベア上でのパックの通過を検出するパック検出センサ(請求項)の検出信号に基づき決定することができる。
【0064】
集積バケット内に斜重ねパック群が排出される際、個々のパックの落下距離をパック1個分の厚み程度の規制しながら、集積バケット内のエレベータ台をたとえば台形の変速パターンにしたがい下降させると(請求項4,5)、集積バケット内にて集積パック群を正確に形成でき、しかも、個々のパックが受ける衝撃を緩和することができる。
【0065】
集積バケットは、斜重ねパック群を2回に分けて受取ることができ(請求項)、この場合、多数のパックからなる集積パック群を正確に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のレトルトパックの集積箱詰め機の全体を示した概略図である。
【図2】図1の集積装置の集積バケットから箱詰め装置に向けて集積パック群を押し出すプッシャを示した図である。
【図3】図1の集積装置の拡大正面図である。
【図4】図1の集積装置の作動を制御するブロック回路図である。
【図5】集積コンベアの作動制御ルーチンを示したフローチャートである。
【図6】集積コンベアの低速間欠送りおよび高速連続送りを示したタイミングチャートである。
【図7】 集積コンベア上に1個のパックが乗移った状態を示す図である。
【図8】集積コンベア上に3個目のパックが乗移った状態を示す図である。
【図9】集積コンベア上に4個目のパックが乗移った状態を示す図である。
【図10】集積コンベア上に斜重ねパック群が形成された状態を示す図である。
【図11】集積コンベアから集積バケット内への斜重ねパック群の排出が開始される状態を示した図である。
【図12】集積バケット内にて集積パック群が形成された状態を示す図である。
【図13】集積エレベータの作動制御ルーチンを示したフローチャートである。
【図14】エレベータ台の下降動作を決定する変速パターンを示したグラフである。
【図15】集積コンベアから集積バケット内へのパックの排出過程を説明するための図である。
【図16】図12の状態から次のパックが集積コンベア上に乗移った状態を示す図である。
【図17】図16の状態から集積コンベア上に3個のパックが乗移った状態を示す図である。
【図18】図17の状態から集積コンベア上に次の斜重ねパック群が形成された状態を示す図である。
【図19】集積バケットに再度、斜重ねパック群が排出され、2つの斜重ねパック群からなる集積パック群が形成された状態を示す図である。
【図20】集積パック群の形成後、集積コンベア上に1個のパックが乗移った状態を示す図である。
【図21】パケットコンベアの作動制御ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 供給ライン
6 集積装置
8 定速コンベア
10 集積コンベア
12 バケットコンベア
14 箱詰め装置
44 集積バケット
50 集積エレベータ
52 エレベータ台
64 パック検出センサ
66 ストッパ壁
68 コントローラ
P パック
Q 斜重ねパック群
R 集積ック群
S 集積パック群

Claims (6)

  1. 平置き状態のレトルトパックを順次供給する供給ラインと、
    前記供給ラインから前記レトルトパックを受取り、これらレトルトパックを所定個数ずつ平積み状態にした集積パック群に形成する集積装置と、
    前記集積装置から前記集積パック群を受取り、受取った集積パック群を箱詰めする箱詰め装置とを備え、
    前記集積装置は、
    前記供給ラインから前記レトルトパックを受取り、受取ったレトルトパックを定速で移送する定速コンベアと、
    前記定速コンベアの下側を延び、前記定速コンベアの終端から送出されたレトルトパックを受取り、受取ったレトルトパックを前記定速コンベアからのレトルトパックの送出方向と同一の方向に移送する集積コンベアと、
    前記集積コンベアを低速にて間欠駆動し、前記集積コンベア上にて前記定速コンベアからのレトルトパックがその送出方向前後にずれた状態で互いに重なり合う斜重ねパック群を形成する一方、この後、少なくとも前記斜重ねパック群が前記集積コンベア上から排出されるまでの間、前記集積コンベアを前記低速の間欠駆動よりも高速にて連続駆動するコンベア制御手段と、
    前記集積コンベアの終端に連なる受取り位置に集積バケットが位置付けられたとき、前記集積バケット内に前記集積コンベアから順次排出される前記斜重ねパック群の個々のレトルトパックを前記集積パック群として受取り、この後、前記集積バケットを前記箱詰め装置に向けて移送するバケットコンベアと
    を含み、
    前記コンベア制御手段は、前記斜重ねパック群中、隣接レトルトパックの後端縁間にて規定される重ねピッチに関し、最初の重ねピッチに比べて以降の重ねピッチを減少させるべく前記集積コンベアの間欠駆動を制御し、順次重なり合うレトルトパックがより起立した姿勢となる前記斜重ねパック群を形成する
    ことを特徴とするレトルトパックの集積箱詰め機。
  2. 前記コンベア制御手段は、前記斜重ねパック群の最後尾のレトルトパックに前記定速コンベアから送出された次のレトルトパックが重なり合って新たな斜重ねパック群を形成するタイミングで、前記集積コンベアの連続駆動を開始させることを特徴とする請求項に記載のレトルトパックの集積箱詰め機。
  3. 前記コンベア制御手段は、前記定速コンベア上のレトルトパックの通過を検出し、その検出信号を出力するパック検出センサを含むことを特徴とする請求項に記載のレトルトパックの集積箱詰め機。
  4. 前記集積装置は、
    前記集積コンベアの前方に配置され、前記集積コンベアとの間にて前記受取位置にある集積バケットの直上領域を挟むストッパ壁と、
    前記受取り位置にある前記集積バケットよりも下方の下限位置と前記集積バケット内上部の上限位置の間にて上下動可能なエレベータ台を有する集積エレベータと、
    前記エレベータ台の上下動を制御するエレベータ制御手段と
    を含み、
    前記エレベータ制御手段は、前記斜重ねパック群の個々のレトルトパックが前記集積コンベアから前記集積バケット内に連続して排出されるとき、前記集積コンベアから前記集積バケット内への個々のレトルトパックの落下距離を少なくともレトルトパック1個分の厚みだけ維持すべく前記エレベータ台の下降動作を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレトルトパックの集積箱詰め機。
  5. 前記エレベータ制御手段は、前記エレベータ台を略台形形状の変速パターンにしたがい、連続的に下降させることを特徴とする請求項に記載のレトルトパックの集積箱詰め機。
  6. 前記集積バケットは、前記斜重ねパック群を2個、受取り可能であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のレトルトパックの集積箱詰め機。
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