JP4596592B2 - 成形要素およびタイヤトレッド用モールド - Google Patents
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Description
(技術分野)
本発明はタイヤに嵌合されるようになっているゴム混合物のトレッドに切欠きを成形するためのモールドに嵌合されるようになっている新規な種類の成形要素に関し、また本発明はこの種類の要素を備えたモールドに関する。
【0002】
(背景技術)
本出願人により出願された先行フランス特許出願98―08653号に、円筒形幾何形状の切込みをトレッドに成形するための成形要素が提案されており、この切込みは、横壁部がゴムブリッジによりトレッドの残部に連結されたゴムブロックを構成する。
【0003】
前記出願に示されている一実施例では、成形要素は概ね円筒形形状の少なくとも2つの成形部品を備えており、前記成形部品は1つの軸線XX'を中心に互いに対して回転自在に設けられている。第1円筒体が軸線XX'のまわりに第1角度で巻かれた少なくとも1つの成形ブレードを支持しており、第1円筒体と同心の第2円筒体は第1角度の符号と反対の符号の第2角度で同じ軸線XXのまわりに巻かれた少なくとも1つの他の成形ブレードを備えている。この後者の形状では、成形されたブロックの横壁部とトレッドとの間に連結ブリッジを成形するために、成形中にゴム混合物を通すようになっている複数のオリフィスを構成する格子棚を形成するように、第1円筒体のブレードおよび第2円筒体のブレードが互いに摺動接触するように、前記2つの円筒体の成形ブレードが配置されることが意図されている。
【0004】
前述出願に提案されたこの成形要素によれば、成形および加硫後のトレッドの取出し、すなわち、前記トレッドからの前記成形要素の取出しは、成形部品の構造およびモールドに対する成形部品の自由な回転装着により成形されたブリッジを破壊することなしに可能になる。実際、ゴムにより螺旋形成形ブレードに及ぼされる力は、取出し中、成形部品をそれらの軸線XX'を中心に回動させる合成トルクを生じる。
【0005】
この後者の構成では、特に幾つかの成形操作の後、ブレード間の接触が不十分であり、成形中、前記ブレード間にゴム混合物の膜が形成されたことが述べられている。その結果、成形後、単一の切込みではなく、少なくとも2つの相互連結されていない切込みが得られる。ゴム混合物の膜は一方の切込みから他方の切込みへの流体(空気、水)の自由循環を防ぎ、且つそれらを互いからの隔離する壁部を成形する。
【0006】
しかも、成形時および前記混合物へのブレードの侵入時に原料ゴム混合物により力が及ぼされた結果、成形ブレードが変形し、その結果、成形された膜の厚さが増大し、前記ブレードの幾何形状が次第に変更される。この変形は、使用したブレードがそれらの長さに比べて薄い厚さのものであるので、いっそう著しい(これはしばしば、2mm未満の幅の切込みを成形する場合である。)
ゴムブロックを完全には構成しないが、幾何形状が円の形態であるトレッドの外面に痕跡を有する切込みを成形する場合に同じ欠点が示される。
【0007】
本発明の一目的は、ゴム混合物よりなる複数の連結ブリッジにより連結された2つの主壁部により構成される切込みをトレッドに成形することが可能である成形要素であって、互いに接触している2つの成形部品を備えており、以上で述べた欠点を有していない成形要素を提案することである。もちろん、本発明による成形要素は成形された連結ブリッジを破壊することなしに取出しを行うことができる。
【0008】
「取出し」とは、本発明による成形要素では、成形後、成形連結ブリッジの破壊を起こすことなしに前記成形要素をトレッドから完全に引出すことが可能であることを意味するものと理解される。
【0009】
(発明の開示)
この目的で、主対向壁部がゴム混合物よりなる複数の連結ブリッジにより連結された軸線XX'のまわりの円形形状の切込みをトレッドに成形するようになっている本発明による成形要素は2つの成形部品を備えており、各成形部品は、前記切込みの一部を成形するための少なくとも1つの成形ブレードにより延長された支持体を備えている。成形部品のうちの少なくとも一方は軸線XX'のまわりに少なくとも部分的に螺旋形であるブレードにより延長された支持体を備えており(すなわち、この成形部品のブレードはXX'のまわり完全な旋回の一部を描く)、前記支持体は他方の成形部品に対してXX'のまわりに回転自在に設けられている。
【0010】
しかも、第1成形部品の成形ブレードは通路を備えており、これらの通路は、成形要素を成形形状に構成し、かくして連結ブリッジを成形するためにゴム混合物を通すようになっている複数のオリフィスを構成するために、前記通路内での第2成形部品の成形ブレードの摺動により係合を許容するように配置されている。更に、第1成形部品に設けられた通路に対する前記第2成形部品のブレードの係合および係合解除(係合と逆の移動)を許容するために、第2成形部品は前記第1部品に対して方向XX'に並進で移動可能であるように設けられている。
【0011】
この成形要素によれば、トレッドの外面上の切込みの痕跡が円弧の幾何形状を有する切込みをトレッドに成形することが可能である。
また、本発明による成形要素によれば、トレッドの外面上の切込みの痕跡が円弧の幾何形状を有し、且つ軸線XX'の円筒形形状のゴムブロックを構成する切込みをトレッドに成形することが可能であり、このゴムブロックは、複数の連結ブリッジによりトレッドに連結された横壁部を有している。
【0012】
この目的で、成形要素は、各々が少なくとも1つの成形ブレードにより延長された支持体で構成された2つの成形部品を備えており、これらの2つの成形部品のうちの少なくとも一方の部品の成形ブレードは少なくとも1つの完全巻き部を構成する軸線XX'のまわりの螺旋形の形態を有している。しかも、螺旋形の形態を有する少なくとも1つのブレードを支持している各成形部品は他方の成形部品に対して軸線XX'のまわり回転運動可能であるように設けられている。
【0013】
この成形要素は以下の点を特徴としている。
― 第1成形部品のブレードは、成形要素を成形形状で構成するために、第2成形部品のブレードの摺動による係合を許容する通路を備えており、
― ブレードが第1成形部品の通路に係合された第2成形部品は、そのブレードの前記通路内への係合(係合解除)を許容するために、第1成形部品に対して方向XX'に並進で移動可能であるように前記第1部品と組立てられて成形要素を構成している。
【0014】
本説明では、成形要素の第1成形部品に言及すると、第1成形部品は、前記成形要素の成形部品のうちの一方であって、他方の成形部品(第2成形部品と称する)のブレードに係合するための通路を備えた成形部品と定める。
【0015】
取出し時、互いに対する成形部品の相対並進および回転移動は、第1成形部品のブレードおよび第2成形部品のブレードに設けられた通路間に存在する隙間において成形されたいずれのゴム膜の破壊をも同期的に伴う。
【0016】
本発明による成形要素は、タイヤを成形するためのモールド、たとえば、タイヤを再生するようになっているトレッドを成形するためのモールドを装備するのに均等に良く使用し得る。
【0017】
本発明の他の主題はタイヤに嵌合されるようになっているトレッドを成形するためのモールドに関し、このモールドは少なくとも1つのゴムブリッジによりトレッドに横壁部が連結された円筒形形状のゴムブロックを構成する少なくとも1つの切込みを成形する。
【0018】
このモールドは成形面を有しており、この成形面の上方には、少なくとも1つのブレードを備えた第1成形部品と、軸線XX'のまわりの螺旋形の形態を有する少なくとも1つのブレードにより構成された第2成形部品とが突出している。
【0019】
第2成形部品はモールドに設けられたハウジング内に回転自在に設けられた支持体により支持されている。第1および第2成形部品は協動して、軸線XX'の概ね円筒形の形状のゴムブロックを隔離する切込みを成形する。
【0020】
本発明によるモールドは以下の点を特徴としている。
― 第1成形部品のブレードは、成形形状を得るために、第2成形部品のブレードの摺動により係合するための通路を備えており、
― 第2成形部品は、ゴムブリッジを破壊することなしに成形要素の取出しを許容するために、第2成形部品に設けられた通路からの第1成形部品のブレードの係合解除を許容するのに適切に、モールドにおけるハウジング内の方向XX'に並進で移動可能であるように設けられている。
【0021】
(発明を実施するための最良の形態)
図1には、タイヤトレッドを成形するためのモールドを装備するようになっている成形要素1が見られる。軸線XX'の円筒形幾何形状の切込みをゴムトレッドに成形するようになっているこの成形要素1は2つの成形部品2、3を備えている。成形部品2は軸線XX'の方向と実質的に平行に延びている複数のブレード4により延長された支持体9で構成されている。成形部品3は第1成形部品2の支持体9を通って設けられている軸線XX'の円筒形の支持体7を備えており、前記支持体7は軸線XX'のまわりに螺旋形に巻かれたブレード5を支持している。
図1に示す成形形状では、ブレード4はトレッドの成形中、ゴムを通す複数のオリフィスを構成するように螺旋状ブレード5と接触している。前記ブレード4、5の接触により、事実上単一の切込み、すなわち、連続容積を有する切込みを成形することができる。
【0022】
すでに述べたように、この成形要素で行われる多くの成形操作はしばしばブレード4とブレード5との間に隙間または空間が現れる原因であり、その結果、成形された切込みはもはや、多少の厚さ、従って多少耐剥離性であるゴム膜の存在に因りたった1つの切込みを形成するように接合されない。
【0023】
この作用を回避するために、一例を図2に示す新規な成形要素が提案される。本発明による成形要素を成形形状で示す図2には、以下の部品がみられる。
― 軸線XX'のまわりに螺旋形に巻かれたブレード14で構成された第1成形部品。前記ブレード14は一端が円筒形支持体17により支持されており、支持体17の他端部は肩部18を構成する幅広い部分を備えている。
― 軸線XX'から等距離に配置され、且つ方向XX'に延びる複数のブレードを備えた第2成形部品。これらのブレードは円筒形支持体16により支持されている。
【0024】
しかも、図1に示す成形要素の装着と同様に、第1成形部品12は、その支持体17が前記第2部品の支持体15に対して方向XX'に摺動することができるように第2成形部品13と組み付けられている。
【0025】
さらに、第1成形部品12のブレード14は方向XX'に全幅以内で前記ブレードを通る複数の通路21を備えており、これらの通路21はこれらの中で第2成形部品13のブレードを摺動させることによる係合を許容して成形要素11をその成形形状で構成するように適当に配置されている。
【0026】
このようにして、成形要素11の異なるブレード14、16により成形された切込みにより形成された単一の切込みを成形することが可能であり、成形中に形成され、前記切込みを局部的に妨げるいずれのゴム膜も取出し時(その1つの段階を図3に示してある)に引き裂かれる。
【0027】
しかも、本発明による成形要素の装着は、成形すべきトレッドを形成するゴム混合物への侵入時に前記要素に及ぼされる力に絶えるのに十分な剛性を与える。
【0028】
図3には、図2の成形要素が取り出しの始め段階の後の状態で示されている。この始めの段階では、ブレードが第1部品のブレードと係合される第2成形部品13は、第1成形部品12のブレードに設けられた穴21から真っ直ぐなブレード16すべてを外すのに適した量だけ前記第1成形部品12に対して方向XX'に変位されており、従って、第2成形部品13の支持体15は第1成形部品の支持体17の肩部18と接触している。
【0029】
この位置達したら、前記成形要素11の並進移動をXX'と平行に続けると、成形部品13に対して回転自在に設けられた螺旋形ブレード14は軸線XX'を中心に回動して取り出しを終了することができる。
【0030】
「壁部を備えたブレードに形成された通路」とは、図2および図3に示すように他のブレードの摺動による係合のためにブレード自身内に形成された穴、または図5に示すように完全には閉られていない種類のノッチ(すなわち、前記ブレードの3つの壁部に開放した切欠き)を意味するもと理解される。実際、切削によりブレードに穴の形態の通路を形成することは困難であり且つ高価であり、切断ワイヤを使用してブレードの壁部のうちの1つに開放するノッチを切削することが提案される。切欠きの形状は、ゴムトレッドへの成形要素の侵入段階中、他の成形部品のブレードの案内および保持を確保しながら、このブレードの通過を許容するように定められている。
【0033】
図2および図3を参照して述べた成形要素の例では、取り出しを終了するために、通路に係合されたブレードが通路すべてから外されることは必ずしも不可欠ではない。何故なら、成形要素を成形形状に再構成するために前記ブレードの正しい容易な再位置決めを確保するために、各ブレードが少なくとも1つの通路にまだ係合したままであるのが有利であるからである。この通路は成形されたトレッドの外側に位置決めされてもよい(例えば、この通路は前記成形要素を備えたモールド内あるようになっている)。この実施例では、もとろん、2つの成形部品が最終取り出し段階においてXX'を中心に一緒に回転することができることが必要である。
【0034】
有利には、取出し移動を助けるために、本発明による成形要素はXX'のまわりに螺旋形に巻かれた成形ブレードを備えた少なくとも1つの成形部品上の回転を強制する手段を備えている。
【0035】
有利には、本発明による成形要素は更に、他のトレッドの成形に進む前に成形要素をその成形形状に再構成するために、第1成形部品のブレードに設けられた通路に第2成形部品のブレードを係合させるための弾性戻し手段を備えている。
【0036】
トレッドを成形するためのモールドは、本発明による少なくとも1つの成形要素を備えてもよいし、あるいは、図4および図5を参照して後述するように製造してもよい。
【0037】
図4は複数の連結ブリッジによりトレッドに連結されたゴムブロックを構成する円筒形切込みをトレッドに成形するための成形要素21を備えたモールド部品20の断面を示している。この成形要素21は前記モールドの成形面24の上方に突出している第1成形部品23および第2成形部品22を備えている。更に、このモールドはその成形面に開放するハウジング25を備えている。
【0038】
第1成形部品23はXX'のまわりに螺旋形に巻かれて複数の巻き部を形成するブレード27を備えており、このブレードは同じ軸線XX'を有する円筒形支持体28により支持されており、この第1成形部品23は、その支持体28が前記ハウジング25内でXX'のまわりに回転自在且つ並進自在であるように、モールド20に形成されたハウジング25に設けられている。成形面24から軸方向に最も遠い支持体28の端部に設けられた肩部29により、モールド20に対する第2成形部品23の方向XX'への並進移動を制限することが可能である。
【0039】
第2成形部品22は軸線XX'の方向に配向された複数のブレード26を備えており、これらのブレードは前記モールドの移動すべてに従うようにモールド20と一体に設けられている。軸線XX'と直交する平面では、ブレード26は円弧の形態の幾何形状を有している。
【0040】
螺旋形ブレード27は、成形形状を得るために真っ直ぐなブレード26の摺動による位置決めを許容するように方向XX'に前記ブレードを通っている複数の通路29を備えている。この形状では、螺旋形ブレード27および真っ直ぐなブレード26が協働して、これらのブレード27、26により形成された空間30で成形された複数のゴム連結ブリッジによりト主壁部がトレッドに連結されたゴムブロックを分離する軸線XX'の全体的に円筒形の幾何形状の切込みを成形するための1つの同じ成形要素を構成している。
【0041】
図5には、この成形要素21はモールド20を方向XX'と平行なその取出し方向に移動されることよりなる始めの取出し段階の後の状態で示されている。この段階では、モールドは真っ直ぐなブレード26を同伴し、一方、螺旋形ブレード27は成形されたトレッド内留まり、前記ブレードの支持体はハウジング25内で変位される。
【0042】
成形済み材料と、螺旋形ブレードに設けられた通路29とからの真っ直ぐなブレード26の引出し後、成形要素の第2部品に支持体はモールドに設けられたストッパと接触し、モールドは螺旋形ブレードの及ぼされるゴムの接触力の作用下で回転する前記第2部品を同伴する。かくして、成形された連結ブリッジを破壊することなしに(同じ方向における)単一の取出し移動で取出しを行うことが可能である。
【0043】
第2成形部品22のブレード26は有利には連続的に可変の横断面を有するのがよく、最も大きい断面は成形面24の近くに位置決めされており、この構成は良好な位置決めを許容し、且つ前記ブレードの取出しを容易にするために適切な剛性を確保する。もちろん、螺旋形ブレード27に設けられた通路は適切な断面を有している。一般に、第1および第2成形部品のブレードのうちの任意の1つの横断面が可変であり、成形面から始って減少しているのが有利である。
【0044】
単一の螺旋形ブレードが呈する例は1つの同じ支持体に設けられた複数の螺旋形ブレードの場合に容易に拡張することができ、前記ブレードは回転により取出しを許容するようにXX'のまわりに同じ方向に巻かれている。
【0045】
図4および図5で述べたモールドはその移動すべてと一体の真っ直ぐなブレードに係合するための通路を螺旋形ブレードに設ける対策をしてあり、螺旋形ブレードの係合を許容する真っ直ぐなブレードに設けられる通路を意図することも可能である。この変形例では、螺旋形ブレードを外し且つ始めの取出し段階を行うように螺旋形ブレードをモールドにおけるハウジング内で回転させる追加手段が設けられている。次いで、モールドを取外し方向に変位させ、且つ真っ直ぐなブレードをモールドと共に変位させることによって、成形された連結ブリッジを破壊することなしに取出しを終了することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁部が接触しており、且つトレッドの成形中、ゴムを通すための複数のオリフィスを構成している2つの成形部品を備えた成形要素を示している。
【図2】一方が他方のブレードを通して位置決めするための穴を備えている2つの成形部品を備えた成形形状にある本発明による成形要素の第1実施例を示している。
【図3】中間取出し段階にある図2の成形要素を示している。
【図4】成形部品が移動可能に設けられるハウジングを備えたモールドを示している。
【図5】取出し操作中の図4のモールドを示している。
Claims (10)
- 主対向壁部がゴム混合物の複数の連結ブリッジにより連結され軸線XX'のまわりに円形形状の切込みをこのトレッドに成形するようになっており、2つの成形部品を備えており、各成形部品が、前記切込みの一部を成形するための少なくとも1つの成形ブレード(14、16)により延長された支持体(15、17)により構成されており、成形部品のうちの少なくとも一方が軸線XX'のまわりに少なくとも部分的に螺旋形であるブレード(14)により延長された支持体(17)を備えており、前記支持体(17)が他方の成形部品に対してXX'のまわりに回転自在に設けられており、前記成形部品のブレード(14、16)が協働して連結ブリッジを成形するようになっている複数のオリフィスを構成している、トレッドを成形するためのモールドを装着するための成形要素において、
第1成形部品(12)の成形ブレード(14)は通路(21)を備えており、これらの通路は、成形要素を成形形状に構成し、かくして連結ブリッジを成形するためにゴム混合物を通すようになっている複数のオリフィスを構成するために、前記通路内での第2成形部品(13)の成形ブレード(16)の摺動により係合を許容するように配置されており、
第1成形部品の支持体(17)は、第1成形部品に設けられた通路への前記第2成形部品のブレードの係合および取出し時のその係合解除を許容するために、第2成形部品(13)に対する並進で移動可能であるように設けられていることを特徴とする成形要素。 - 成形部品のうちの一方(12)により支持された少なくとも1つの成形ブレード(14)をそなえており、この成形ブレードは軸線XX'の円筒形形状のゴムブロックを構成する切込みを成形するために螺旋形の形態で軸線XX'のまわりに巻かれて少なくとも1つの完全な巻き部を形成していることを特徴とする請求項1に記載の成形要素。
- 第1成形部品(12)の各ブレード(14)は軸線XX'を中心とする螺旋幾何形状を有しており、また第2成形部品(13)の係合を許容するために少なくとも1つの通路を備えており、前記第1部品は取出し中、軸線XX'を中心に回転することができるように軸線XX'を中心に回転自在に設けられていることを特徴とする請求の範囲項2に記載の成形要素。
- 第2成形部品(13)の各ブレード(16)は、軸線XX'と平行であって、第1成形部品(12)に形成された少なくとも1つの通路内で摺動可能な真っ直ぐなブレードであることを特徴とする請求項3に記載の成形要素。
- XX'のまわりに螺旋形に巻かれた成形ブレード(14)を備えた少なくとも1つの成形部品上での回転を強制する手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のうちにいずれか1項に記載の成形要素。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の少なくとも1つの成形要素を備えていることを特徴とするタイヤに嵌合するようになっているトレッド用のモールド。
- 2つの成形部品が突出する成形面(24)を有しており、一方の成形部品が成形面(24)と直交する方向に延びていて、モールドの移動と一体である少なくとも1つのブレード(26)を備えており、他方の成形部品(23)が軸線XX'のまわりに螺旋形の形態を有する少なくとも1つのブレード(27)により構成されていおり、この他方の成形部品(23)がモールドに設けられたハウジング(25)内に回転自在に設けられた支持体(28)により支持されており、前記成形部品(22、23)が協働して、複数のオリフィス(30)を構成し、且つ軸線XX'の円筒形形態のゴム混合物のブロックを成形するようになっている成形要素(21)を構成しており、前記ブロックが複数の連結ブリッジによりトレッドに連結された横壁部を有している、タイヤに嵌合するようになっているトレッド用のモールドにおいて、
第1成形部品(23)の螺旋形ブレード(27)は、成形形状を得るために、第2成形部品(22)のブレード(26)の摺動により係合するための通路(29)を備えており、
第1成形部品(23)は、ゴムブリッジを破壊することなしに成形要素の取出しを許容するために、通路(29)からの第2成形部品(22)のブレード(26)の係合解除を許容するのに適切に、モールドにおけるハウジング(25)内の方向XX'に並進で移動可能であるように設けられていることを特徴とするモールド。 - 通路(29)は螺旋形ブレード(27)の係合を許容して成形要素をその成形形状で構成するためにモールドと一体である各ブレード(26)に設けられていることを特徴とする請求項7に記載のモールド。
- 他の成形操作を行う前に各ブレードの係合移動を案内するように、取出しが終わったとき、少なくとも1つの成形ブレードが通路に係合されたままであるように、一方の成形部品の他方の成形部品に対する並進移動を制限するための手段(29)が設けられていることを特徴とする請求項7または8に記載のモールド。
- 成形形状を得るように、且つ/或いは前記成形要素の取出しを容易にするように、少なくとも1つの螺旋形ブレードを支持する支持体における回転を課するための手段が更に設けられていることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項に記載のモールド。
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