JP4596353B2 - 電磁弁駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジンという)の燃料噴射用電磁弁等を駆動する電磁弁駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、エンジンの燃料噴射用電磁弁(インジェクタ)を駆動する駆動装置として、インジェクタの開弁時の応答性向上を図るため、コンデンサに充電したエネルギを駆動パルスの立上りとともに急激に放電させて大きな駆動電流をインジェクタに供給するようにした蓄圧式の駆動装置が知られている。
【0003】
また近年、このような蓄圧式のインジェクタ駆動装置において、閉弁時の駆動速度を向上することを目的として、電子制御ユニット(ECU;Electronic Control Unit)から駆動回路に開弁駆動用入力信号と閉弁駆動用入力信号とを出力して、開弁側駆動コイルと閉弁側駆動コイルとを備えたいわゆるツインコイルインジェクタの開弁駆動と閉弁駆動を制御するツインコイルインジェクタ駆動装置が開発されている。
【0004】
このようなツインコイルインジェクタ駆動装置として、4気筒エンジンのツインコイルインジェクタ駆動装置に適用した従来例を図8に示す。図8に示すように、従来技術によるツインコイルインジェクタ駆動装置は、エンジンの運転制御に併せて駆動対象となるツインコイルインジェクタ3A、3B、3Cおよび3Dの駆動指令である噴射信号を出力するECU1と、この出力される噴射信号に基づいて上記ツインコイルインジェクタ3A、3B、3Cおよび3Dに駆動電流を供給する駆動回路2とを備えている。ここで、ツインコイルインジェクタ3A、3B、3Cおよび3Dはエンジンの気筒数分設けられており、例えば図9に示すように、各気筒#1〜#4の燃焼順序に合わせて駆動指令が与えられるようになっている。さらに図10に示すように、駆動回路2は、時刻t1で立ち上がり、時刻t3で立ち下がる開弁駆動用入力信号と、時刻t2で立ち上がり、開弁駆動用入力信号に時刻t2から時刻t3までの間オーバーラップして時刻t4で立ち下がる閉弁駆動用入力信号とをECU1から受けてツインコイルインジェクタ3A、3B、3Cおよび3Dを開弁および閉弁駆動する。これにより、ツインコイルインジェクタ3A、3B、3Cおよび3Dの開弁時の応答性向上を図るとともに、閉弁時の駆動速度を向上することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術によるツインコイルインジェクタ駆動装置では、開弁駆動と閉弁駆動の両方を制御する必要があるため、インジェクタ数の2倍(図8においては、ツインコイルインジェクタ3A、3B、3Cおよび3Dのために、#1開弁および閉弁、#2開弁および閉弁、#3開弁および閉弁、#4開弁および閉弁の各2個の合計8個)の開弁駆動用および閉弁駆動用の入力信号が必要である。このため、開弁駆動のみを制御する駆動装置に比べてECU1から駆動回路2に送出される入力信号数が増大し、コネクタのピン数が増加して装置の体格が大型になり、設置スペースを確保することが困難であるという問題があった。また、コネクタのピン数が増加することにより、部品点数および製造コストが増大するという問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題を解決するためなされたものであり、入力信号数を削減してコネクタのピン数を低減する電磁弁駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、回路規模を縮小して装置の体格を小型にする電磁弁駆動装置を提供することにある。
【0007】
本発明のさらに他の目的は、設置スペースを確保することが容易な電磁弁駆動装置を提供することにある。
本発明のさらにまた他の目的は、部品点数および製造コストを低減する電磁弁駆動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の電磁弁駆動装置は、開弁側駆動コイルおよび閉弁側駆動コイルへの通電により開弁および閉弁する複数の電磁弁と、所定の時間幅を有する入力信号に基づき、開弁側駆動コイルに開弁制御信号を出力し、閉弁側駆動コイルに閉弁制御信号を出力することで複数の電磁弁を駆動する駆動手段と、を備える。駆動手段は、一の電磁弁の開弁側駆動コイルに開弁制御信号を出力し、一の電磁弁の開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号と異なる時間に他の電磁弁の開弁側駆動コイルに開弁制御信号を出力し、一の電磁弁の開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号の立上がりから立下がりの間に立上がり、一の電磁弁の開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号の立下がりから他の電磁弁の開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号の立上がりの間に立下がり、かつ、他の電磁弁の開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号の立上がりから立下がりの間に立上がり、他の電磁弁の開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号の立下がりから一の電磁弁の開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号の立上がりの間に立下がる閉弁駆動信号を一の電磁弁の閉弁側駆動コイル及び他の電磁弁の閉弁側駆動コイルに出力する。
このため、電磁弁駆動装置は、電磁弁の閉弁駆動のための入力信号を削減し、開弁駆動用と閉弁駆動用との入力信号を同数必要とする従来技術に比べて駆動手段に入力される入力信号数を低減することが可能である。したがって、駆動手段のコネクタのピン数を削減して装置の体格を小型にし、設置スペースを確保することが容易となる。また、コネクタのピン数を削減することにより、部品点数および製造コストを低減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例による電磁弁駆動装置を図1および図2に示す。第1実施例は、4気筒エンジンのツインコイルインジェクタを蓄圧式にて駆動する装置に本発明を適用した例である。
【0015】
図2に示すように、第1実施例のツインコイルインジェクタ駆動装置は、エンジンの運転制御に併せて駆動対象となる電磁弁としてのツインコイルインジェクタ300A、300B、300Cおよび300D(以下、符号を300として示す)の駆動指令である噴射信号を出力するECU100と、この出力される噴射信号に基づいてツインコイルインジェクタ300に駆動電流を供給する駆動回路200とを備えている。ここで、ツインコイルインジェクタ300は、エンジンの気筒数分(4個)だけ設けられ、各気筒の燃焼順序に合わせて駆動指令が与えられるようになっている。
【0016】
ECU100は、公知のCPU、ROM、RAM等を備えるマイクロコンピュータを主体として構成されるものであって、エンジンの運転状態を検出するための図示しない各種センサからの信号を入力してエンジンの状態(吸入空気量、回転数、冷却水温など)を検知することが可能である。ECU100と駆動回路200とには、インジェクタ数と同数(#1、#2、#3および#4の合計4個)の開弁駆動および閉弁駆動のための入力信号を送受するコネクタピンが設けられている。
【0017】
図1に示すように、ツインコイルインジェクタ300は、開弁側駆動コイル301と閉弁側駆動コイル302とを有している。なお、図1には1つのツインコイルインジェクタ300のみを示している。駆動手段としての駆動回路200は、図示しないバッテリからの出力電圧VBがコイル5に印加され、このコイル5に印加される電圧が駆動コイルとしてのコンデンサ7に充電される。このとき、図示しないトランジスタ、抵抗等から構成される高電圧制御回路9には、後述する波形整形回路11および単安定回路12からOR回路19を介して出力される駆動制御信号が入力され、コンデンサ7への充電電圧がツインコイルインジェクタ300の開弁側駆動コイル301を高速駆動させうる所望の電圧となるようにコンデンサ7に充電される電圧を制御する。
【0018】
波形整形回路11は、ツインコイルインジェクタ300の開弁駆動開始から閉弁駆動開始までの入力信号を図2に示すECU100から受け取り、それに基づいた波形整形信号を生成し、開弁駆動制御回路20および閉弁駆動制御回路40に出力する。ここで、開弁駆動制御回路20は、単安定回路12と、OR回路19と、ドライブ回路17と、トランジスタ16とから構成される。また閉弁駆動制御回路40は、単安定回路32と、ドライブ回路37と、トランジスタ36とから構成される。
【0019】
単安定回路12および32は、波形整形回路11による波形整形信号に基づいて、その立上りから一定の時間だけ能動となる駆動制御信号を生成して出力する回路である。単安定回路12は、波形整形回路11から入力された波形整形信号に基づき、開弁駆動と閉弁駆動とがオーバーラップする開閉弁駆動オーバーラップ期間を含む駆動制御信号を生成し、OR回路19に出力する。また、単安定回路32は、波形整形回路11から入力された波形整形信号に基づき、閉弁駆動オン期間を含む閉弁駆動制御信号を生成し、定電流制御回路33およびドライブ回路37に出力する。
【0020】
OR回路19は、波形整形回路11から入力された波形整形信号に単安定回路12から入力された駆動制御信号を加えて開弁駆動制御信号を生成し、高電圧制御回路9、定電流制御回路13およびドライブ回路17に出力する。
定電流制御回路13は、OR回路19から入力された開弁駆動制御信号が送出されている期間内において、ツインコイルインジェクタ300の開弁側駆動コイル301に流れる駆動電流が所定の電流値に維持されるようトランジスタ14のオン/オフを制御する回路である。なおこのとき、ツインコイルインジェクタ300の開弁側駆動コイル301に流れる電流はダイオード15を介して還流される。
【0021】
また、定電流制御回路33は、単安定回路32から入力された閉弁駆動制御信号が送出されている期間内において、ツインコイルインジェクタ300の閉弁側駆動コイル302に流れる駆動電流が所定の電流値に維持されるようトランジスタ34のオン/オフを制御する回路である。なおこのとき、ツインコイルインジェクタ300の開弁側コイル302に流れる電流はダイオード35を介して還流される。
【0022】
トランジスタ16および36には、ドライブ回路17および37を介して開弁駆動制御信号および閉弁駆動制御信号が供給され、その能動レベルの駆動信号によりトランジスタ16および36がオン状態となる。
上記開弁駆動制御信号に基づいてトランジスタ16がオンとなるとき、高電圧制御回路9により、その初期時、ツインコイルインジェクタ300の開弁側駆動コイル301には、コンデンサ7に充電されている電荷が一気に放電されることに基づく大電流がその駆動電流として流れるようになる。こうした大電流が流れることによってツインコイルインジェクタ300の開弁側駆動コイル301の急峻な応答性が確保されるようになる。ダイオード18は、このような大電流がトランジスタ14側に逆流されることを防止するためのダイオードである。
【0023】
なお、駆動回路200の実際の動作に際しては、駆動電流として、まず上述した大電流が流れた後、引き続き高電圧制御回路9を介してバッテリの出力電圧VBに対応した電流が流れる。そしてその後、制御駆動信号が非能動となることに基づいて、定電流制御回路13により制御される定電流が流れ、駆動指令である噴射信号の立ち下がりとともに同駆動電流が遮断される。
【0024】
次に、上記構成をもつ第1実施例によるインジェクタ駆動装置の作動について、図3を用いて説明する。
いま、時刻t11でECU100からツインコイルインジェクタ300の開弁駆動開始から閉弁駆動開始までの入力信号が出力されたとすると、波形整形回路11は、図3の(a)に示すように、時刻t11で立ち上がり、時刻t12で立ち下がる波形整形信号を生成する。そして、単安定回路12は、波形整形回路11から入力された波形整形信号に基づき、図3の(b)に示すように、時刻t12で立ち上がり、時刻t13で立ち下がる開閉弁駆動オーバーラップ期間を含む駆動制御信号を生成し、その生成した駆動制御信号をOR回路19に出力する。さらに、OR回路19は、波形整形回路11から入力された波形整形信号に単安定回路12から入力された駆動制御信号を加え、図3の(c)に示すように、時刻t11で立ち上がり、時刻t13で立ち下がる開弁駆動制御信号を生成し、その生成した開弁駆動制御信号を高電圧制御回路9、定電流制御回路13およびドライブ回路17に出力する。この開弁駆動制御信号に基づきトランジスタ16がオン状態になり、ツインコイルインジェクタ300の開弁側駆動コイル301に駆動電流が流れる。
【0025】
また、単安定回路32は、波形整形回路11から入力された波形整形信号に基づき、図3の(d)に示すように、時刻t12で立ち上がり、時刻t14で立ち下がる閉弁駆動オン期間を含む閉弁駆動制御信号を生成し、その生成した閉弁駆動制御信号を定電流制御回路33およびドライブ回路37に出力する。この閉弁駆動制御信号に基づきトランジスタ36がオン状態になり、ツインコイルインジェクタ300の閉弁側駆動コイル302に駆動電流が流れる。
【0026】
このようにして、コンデンサ7に充電したエネルギを駆動パルスの立上りとともに急激に放電させて大きな駆動電流をツインコイルインジェクタ300の開弁側駆動コイル301に供給し、ツインコイルインジェクタ300の開弁時の応答性向上を図ることができる。また、開閉弁駆動オーバーラップ期間を設けてツインコイルインジェクタ300の閉弁側駆動コイル302に通電することで、閉弁時の駆動速度を向上することができる。
【0027】
以上説明した本発明の第1実施例による電磁弁駆動装置においては、単安定回路12により、波形整形回路11から入力された波形整形信号に基づき、開弁駆動と閉弁駆動とがオーバーラップする開閉弁駆動オーバーラップ期間を含む駆動制御信号を生成し、OR回路19に出力する。またOR回路19により、波形整形回路11から入力された波形整形信号に単安定回路12から入力された駆動制御信号を加えて開弁駆動制御信号を生成し、高電圧制御回路9、定電流制御回路13およびドライブ回路17に出力する。さらに単安定回路32により、波形整形回路11から入力された波形整形信号に基づき、閉弁駆動オン期間を含む閉弁駆動制御信号を生成し、定電流制御回路33およびドライブ回路37に出力する。このため、ECU100から駆動回路200に入力されるツインコイルインジェクタ300の開弁駆動および閉弁駆動のための入力信号はツインコイルインジェクタ300の個数と同数でよいので、開弁駆動用と閉弁駆動用との両方の入力信号を必要とする従来技術に比べて駆動回路200に入力される入力信号数を低減することが可能である。したがって、駆動回路200のコネクタのピン数を削減して駆動装置の体格を小型にし、設置スペースを確保することが容易となる。また、駆動回路200のコネクタのピン数を削減することにより、部品点数および製造コストを低減することができる。
【0028】
(第2実施例)
第2実施例を図4および図5に示す。図4および図5には、図1に示す第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
図5に示すように、ECU100と駆動手段としての駆動回路400とには、#1開弁、#2開弁、#3開弁、#4開弁、#1および#4閉弁、#3および#2閉弁の合計6個の開弁駆動および閉弁駆動のための入力信号を送受するコネクタピンが設けられている。
【0029】
図4に示すように、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aは、開弁側駆動コイル301Aと閉弁側駆動コイル302Aとを有している。また、第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dは、開弁側駆動コイル301Dと閉弁側駆動コイル302Dとを有している。なお図4には、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dを示したが、これらと同一構成の図5に示す第2気筒用ツインコイルインジェクタ300Bおよび第3気筒用ツインコイルインジェクタ300Cも図4と同様に設けられている。
【0030】
波形整形回路11は、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aの開弁駆動用入力信号を図2に示すECU100から受け取り、それに基づいた波形整形信号を生成し、高電圧制御回路9、定電流制御回路13およびドライブ回路17に出力する。また波形整形回路31は、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの閉弁駆動用入力信号を図2に示すECU100から受け取り、それに基づいた波形整形信号を生成し、定電流制御回路33、ドライブ回路37および77に出力する。さらに波形整形回路51は、第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの開弁駆動用入力信号を図2に示すECU100から受け取り、それに基づいた波形整形信号を生成し、高電圧制御回路9、定電流制御回路13およびドライブ回路57に出力する。
【0031】
次に、上記構成をもつ第2実施例によるインジェクタ駆動装置の作動について、図6を用いて説明する。
いま、時刻t21でECU100から第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aの開弁駆動用入力信号が出力されたとすると、波形整形回路11は、図6の#1開弁に示すように、時刻t21で立ち上がり、時刻t23で立ち下がる波形整形信号を生成し、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aの開弁駆動制御信号を出力する。この開弁駆動制御信号に基づきトランジスタ16がオンになり、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aの開弁側駆動コイル301Aに駆動電流が流れる。
【0032】
そして、波形整形回路31は、図6の#1,4閉弁に示すように、時刻t22で立ち上がり、時刻t24で立ち下がる波形整形信号を生成し、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの閉弁駆動制御信号を出力する。この閉弁駆動制御信号に基づきトランジスタ36および76がオンになり、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの閉弁側駆動コイル302Aおよび302Dに駆動電流が流れる。
【0033】
また、波形整形回路51は、図6の#4開弁に示すように、時刻t25で立ち上がり、時刻t27で立ち下がる波形整形信号を生成し、第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの開弁駆動制御信号を出力する。この開弁駆動制御信号に基づきトランジスタ56がオンになり、第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの開弁側駆動コイル301Dに駆動電流が流れる。
【0034】
さらに、波形整形回路31は、図6の#1,4閉弁に示すように、時刻t26で立ち上がり、時刻t28で立ち下がる波形整形信号を生成し、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの閉弁駆動制御信号を出力する。この閉弁駆動制御信号に基づきトランジスタ36および76がオンになり、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの閉弁側駆動コイル302Aおよび302Dに駆動電流が流れる。
【0035】
このようにして、コンデンサ7に充電したエネルギを駆動パルスの立上りとともに急激に放電させて大きな駆動電流を第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの開弁側駆動コイル301Aおよび301Dに供給し、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの開弁時の応答性向上を図ることができる。また、開閉弁駆動オーバーラップ時間を設けて第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの閉弁側駆動コイル302Aおよび302Dに通電することで、閉弁時の駆動速度を向上することができる。なお、このとき、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dは開弁側駆動コイル301Aおよび301Dが同時に通電されないので、全く問題はない。
【0036】
なお、第2実施例では、図5に示す第2気筒用ツインコイルインジェクタ300Bおよび第3気筒用ツインコイルインジェクタ300Cにおいても、図6に示すように、図4に示す第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dと同様に作動する。
【0037】
上記第2実施例では、開弁側駆動コイル301Aおよび301Dが同時に通電されない第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dを波形整形回路31により生成した1つの波形整形信号で閉弁駆動する閉弁駆動制御信号を出力するので、ECU100から駆動回路400に入力される第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの閉弁駆動のための入力信号を削減し、開弁駆動用と閉弁駆動用との入力信号を同数必要とする従来技術に比べて駆動回路400に入力される入力信号数を低減することが可能である。したがって、駆動回路400のコネクタのピン数を削減して駆動装置の体格を小型にし、設置スペースを確保することが容易となる。また、駆動回路400のコネクタのピン数を削減することにより、部品点数および製造コストを低減することができる。
【0038】
(第3実施例)
第3実施例を図7に示す。図4に示す第2実施例と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
図7に示す第3実施例において、駆動回路500は、図4に示す第2実施例のトランジスタ76が廃止され、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aの閉弁側駆動コイル302Aと、第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの閉弁側駆動コイル302Dとの両端が接続されている。波形整形回路31により波形整形信号が生成され、ドライブ回路37および77から出力された閉弁駆動制御信号によりトランジスタ36がオンになり、第1気筒用ツインコイルインジェクタ300Aおよび第4気筒用ツインコイルインジェクタ300Dの閉弁側駆動コイル302Aおよび302Dに駆動電流が流れる。
【0039】
上記第3実施例においても、図4に示す第2実施例と同様の効果を得ることができる。さらに、第3実施例においては、図4に示す第2実施例に比べてトランジスタ76を廃止することができるため、部品点数を低減して製造コストをさらに低減することができる。
【0040】
以上説明した本発明の複数の実施例では、4気筒エンジンのツインコイルインジェクタを蓄圧式にて駆動する装置に本発明を適用したが、本発明では、エンジンの気筒数に限定されるものではないし、電磁弁駆動装置の構成は蓄圧式のものに限られることなく適用可能なことはいうまでもない。また、閉弁側は特に定電流制御でなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による電磁弁駆動装置の駆動回路を示す回路図である。
【図2】本発明の第1実施例による電磁弁駆動装置を示す模式図である。
【図3】本発明の第1実施例による電磁弁駆動装置の作動を説明するためのタイム図である。
【図4】本発明の第2実施例による電磁弁駆動装置の駆動回路を示す回路図である。
【図5】本発明の第2実施例による電磁弁駆動装置を示す模式図である。
【図6】本発明の第2実施例による電磁弁駆動装置の駆動指令を示すタイム図である。
【図7】本発明の第3実施例による電磁弁駆動装置の駆動回路を示す回路図である。
【図8】従来技術による電磁弁駆動装置を示す模式図である。
【図9】従来技術による電磁弁駆動装置の駆動指令を示すタイム図である。
【図10】従来技術による電磁弁駆動装置の動作を説明するためのタイム図である。
【符号の説明】
7 コンデンサ(駆動コンデンサ)
11、31、51 波形整形回路
12、32 単安定回路
19 OR回路
20 開弁駆動制御回路
40 閉弁駆動制御回路
100 ECU
200、400、500 駆動回路(駆動手段)
300(300A、300B、300C、300D) ツインコイルインジェクタ(電磁弁)
301(301A、301D) 開弁側駆動コイル
302(302A、302D) 閉弁側駆動コイル

Claims (1)

  1. 開弁側駆動コイルおよび閉弁側駆動コイルへの通電により開弁および閉弁する複数の電磁弁と、
    所定の時間幅を有する入力信号に基づき前記開弁側駆動コイルに開弁制御信号を出力し、前記閉弁側駆動コイルに閉弁制御信号を出力することで前記複数の電磁弁を駆動する駆動手段と、を備え、
    前記駆動手段は、
    一の電磁弁の開弁側駆動コイルに開弁制御信号を出力し、
    前記一の電磁弁の前記開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号と異なる時間に他の電磁弁の開弁側駆動コイルに開弁制御信号を出力し、
    前記一の電磁弁の前記開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号の立上がりから立下がりの間に立上がり、前記一の電磁弁の前記開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号の立下がりから前記他の電磁弁の前記開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号の立上がりの間に立下がり、かつ、前記他の電磁弁の前記開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号の立上がりから立下がりの間に立上がり、前記他の電磁弁の前記開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号の立下がりから前記一の電磁弁の前記開弁側駆動コイルに出力する開弁制御信号の立上がりの間に立下がる閉弁駆動信号を前記一の電磁弁の前記閉弁側駆動コイル及び前記他の電磁弁の前記閉弁側駆動コイルに出力する
    ことを特徴とする電磁弁駆動装置。
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