JP4596324B2 - 電子部品のリード幅検出位置決定方法及びリード幅検出方法並びにそれらの装置 - Google Patents

電子部品のリード幅検出位置決定方法及びリード幅検出方法並びにそれらの装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像データ取り込み手段により取り込んだ電子部品の画像データに基づいて当該電子部品のリード幅を検出する位置を自動的に決定する電子部品のリード幅検出位置決定方法及びリード幅検出方法並びにそれらの装置に関する発明である。
近年、電子部品実装機においては、吸着ノズルで吸着した電子部品を回路基板上に搭載する際に、当該電子部品をカメラで撮像して、画像処理技術により当該電子部品を認識するようにしている。その際、リード付きの電子部品については、特許文献1(特許第2941617号公報)に示すように、予め、リード長、リードピッチ、リード幅等の部品の特徴を表すデータを電子部品画像認識用の部品データとして作成してメモリに記憶しておき、電子部品実装機の稼働中は、電子部品の画像データからリード長、リードピッチ、リード幅等を検出し、その検出データをメモリに記憶された部品データと比較して電子部品の種類を自動判別するようにしたものがある。
上記特許文献1には、リード幅を検出する技術が記載されている。このリード幅検出技術は、リード画像の先端から付け根にかけてリード両側のエッジ位置を連続的に検出すると共に、リード両側のエッジ位置の平均値X1,X2を算出して、この平均値X1,X2の差分からリード幅|X1−X2|を求めるようにしている。
特許第2941617号公報(第4頁等)
一般に、電子部品のリードの形状は、真っ直ぐに延びた長方形ではなく、屈曲した立体的形状になっているため、カメラで撮像する際の照明光の反射状態が均一にならず、その結果、図6に示すように、リードの屈曲部分Aが暗く写ってエッジと背景の画像の輝度差(濃度差)が小さくなり、エッジ位置を正確に検出できない部分が出来るものがある。しかも、リードの形状についても、図7、図8に示すように、リードの中間部や先端部に膨らみのある形状等、様々な形状のリードが存在する。
従って、上記特許文献1のように、リード両側のエッジ位置の平均値からリード幅を算出する方法では、屈曲した立体的形状のリードや、リードの一部に膨らみのある形状等、様々な形状のリードの幅寸法を精度良く検出することができない。
そこで、現在、採用されている一般的なリード幅検出方法では、リード幅を安定して検出できる部分(リードの直線部分)でリード幅を検出できるように、予め、リード幅を検出する位置を部品データとして設定するようにしている。例えば、図9に示すように、作業者がリードの先端からリード長の所定[%]にあたる位置をリード幅検出位置として設定したり、或は、作業者がリードの形状を目視によって判断してリード幅検出位置を手作業で設定するようにしている。
しかし、作業者がリード幅検出位置を手作業で設定する方法では、操作ミスで不適切な位置を設定してしまう可能性があると共に、目視で設定する場合は、目視の個人差によりリード幅検出位置の設定にばらつきが生じて、必ずしも最適な位置に設定されるとは限らないため、リード幅の検出精度が目視の個人差に左右されてしまう。しかも、作業者がリード幅検出位置を手作業で設定する方法では、近年の部品データ作成の自動化の要求に反し、部品データの作成に手間と時間がかかるという問題もある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、第1の目的は、屈曲した立体的形状のリードや、部分的に膨らみのある形状等、リードの形状がどの様な形状であっても、そのリードの中でリード幅を安定して検出しやすい位置にリード幅検出位置を自動的に設定できるようにすることであり、また、第2の目的は、リードの形状を問わず、リード幅を安定して精度良く検出できるようにすることである。
上記第1の目的を達成するために、本発明は、画像データ取り込み手段により取り込んだ電子部品の画像データに基づいて当該電子部品のリード幅を検出する位置(以下「リード幅検出位置」という)を決定するものにおいて、前記電子部品の画像データに基づいて当該電子部品のリード幅を検出する処理を当該リードの長さ方向に沿って繰り返すことで、当該リードの長さ方向に関するリード幅検出値のプロファイルを作成するプロファイル作成処理と、前記リード幅検出値のプロファイルに基づいてリード幅検出値の差分が連続して所定のしきい値以内となるリード幅安定区間を検出するリード幅安定区間検出処理と、前記リード幅安定区間内でリード幅検出位置を決定するリード幅検出位置決定処理を実行するところに特徴がある。
このようにすれば、屈曲した立体的形状のリードや、部分的に膨らみのある形状等、リードの形状がどの様な形状であっても、そのリードの中でリード幅を安定して精度良く検出できる区間(リード幅安定区間)を自動的に検出することができ、リード幅を安定して検出しやすい位置にリード幅検出位置を自動的に設定することができる。
ところで、特開平6−223185号公報には、電子部品の画像データから検出したリードエッジの直線性を評価し、リードエッジのラインが直線となる部分でリードの位置を検出する技術が記載されている。この技術を応用すれば、リード両側のエッジの直線性を評価し、リード両側のエッジのラインが直線となる部分をリード幅安定区間と判断してリード幅検出位置を決定することが考えられる。
しかし、この方法では、リード両側のエッジのラインが平行にならない区間(つまりリード幅を安定して精度良く検出できない区間)でも、リード両側のエッジのラインが直線であれば、リード幅安定区間と誤判定されてしまい、リード幅検出位置を不適切な位置に設定してしまうという問題が発生する。
これに対して、本発明は、リード幅検出値のプロファイルに基づいてリード幅検出値の差分が連続して所定のしきい値以内となる区間、すなわちリード幅検出値が連続してほぼ一定となる区間をリード幅安定区間として検出するため、リード両側のエッジのラインが平行にならない区間は、リード幅検出値が連続してほぼ一定とならないことからリード幅安定区間とは判定されず、リード幅安定区間を誤判定することがない。
この場合、リード幅安定区間を検出する際に、1つのリードについて複数のリード幅安定区間を検出したときには、最も長いリード幅安定区間のみを有効なリード幅安定区間とすることが好ましい。このようにすれば、リード幅を最も安定して検出しやすい区間をリード幅安定区間とすることができる。
また、リード幅安定区間を検出する際に、リード幅検出値の差分が連続して所定のしきい値以内となる区間においてリード両側のエッジ画像の明瞭度合(エッジ画像と背景画像との輝度差等)を評価してその明瞭度合が所定値以下となる区間をリード幅安定区間から除外するようにしても良い。一般に、リードの水平に真っ直ぐに延びる直線部分では、照明光の反射状態が均一になってリード両側のエッジ画像の明瞭度合がほぼ均一に強くなるため、エッジ画像の明瞭度合が低下する部分は、照明光の反射状態が変化する屈曲部分である可能性があり、このような部分では、リード幅を安定して検出できない可能性がある。従って、リード幅検出値の差分が連続して所定のしきい値以内となる区間であっても、エッジ画像の明瞭度合が低下する区間をリード幅安定区間から除外すれば、リード幅をより安定して検出しやすいエッジ画像の明瞭な区間のみをリード幅安定区間とすることができる。
また、リード幅検出位置がリード幅安定区間の境界付近に位置すると、電子部品の製造ばらつきによる実際のリード幅安定区間のばらつきやリード幅検出時の位置決め誤差によって、実際にリード幅を検出する位置が実際のリード幅安定区間からはみ出してしまう可能性があり、リード幅の検出精度が低下する懸念がある。
そこで、リード幅安定区間の中央の位置をリード幅検出位置として決定するようにすると良い。このようにすれば、リード幅安定区間の境界とリード幅検出位置との間隔を最も長く確保することができ、リード幅安定区間内でリード幅をより安定して検出しやすい位置にリード幅検出位置を設定することができる。
この他、例えば、リード幅安定区間内でリード幅検出値の平均値を算出し、リード幅検出値がこの平均値と一致する位置にリード幅検出位置を設定するようにしたり、或は、リード幅安定区間の境界から当該リード幅安定区間の長さの所定[%]にあたる位置をリード幅検出位置として設定するようにしても良い等、リード幅安定区間内でリード幅検出値を決定する方法は様々な方法が考えられる。
以上説明した方法で決定したリード幅検出位置のデータを、リード長、リードピッチ等のデータと共に電子部品画像認識用の部品データとして記憶手段に記憶しておき、以後、画像データ取り込み手段により取り込んだ同種の電子部品のリード幅を検出する際に、前記記憶手段に記憶されているリード幅検出位置でリード幅を検出するようにすると良い。この場合、どの様な形状のリードであっても、そのリードのリード幅安定区間内にリード幅検出位置が設定されているため、リードの形状を問わず、リード幅を安定して精度良く検出することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した2つの実施例1,2を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図8に基づいて説明する。
本実施例1で使用するリード幅検出位置決定装置は、電子部品の画像データからその電子部品の特徴を表す部品データを作成する部品データ作成システムを使用し、図1に示すように、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ11と、部品の画像データを取り込むためのカメラ等の画像データ取り込み手段12と、キーボード、マウス等の入力装置13と、液晶ディスプレイ、CRT等の表示装置14と、後述するプログラムやデータ等を記憶する記憶装置15(記憶手段)を備えた構成となっている。
コンピュータ11は、後述する図2のリード幅検出位置決定プログラムを実行することで、特許請求の範囲でいうプロファイル作成手段、リード幅安定区間検出手段、リード幅検出位置決定手段としての役割を果たし、リードの中でリード幅を安定して検出しやすい位置にリード幅検出位置を自動的に設定する。このリード幅検出位置の決定は、プロファイル作成処理と、リード幅安定区間検出処理と、リード幅検出位置決定処理を経て行われる。以下、これら各処理の内容を説明する。
[プロファイル作成処理]
プロファイル作成処理では、画像データ取り込み手段12により取り込んだ電子部品のリードの画像をそのリードの幅方向に走査してリード幅方向両側のエッジを検出し、両側のエッジの間隔をリード幅として検出する処理を、リードの付け根(又は先端)から当該リードの長さ方向に所定の走査ピッチで繰り返すことで、図4に示すように、当該リードの付け根から先端までの各走査位置[pixel] のリード幅検出値W(1) ,W(2) ,……,W(n) を連ねたプロファイルを作成する。
尚、リード両側のエッジの検出方法は、例えば、エッジと背景の画像の輝度差(濃度差)が所定のしきい値以上であるか否かでエッジを検出すれば良く、その他、前記特許文献1、特開平6−223185号公報、特開平9−128547号公報、特開平10−221035号公報、特開平8−172300号公報、特開平8−184410号公報、特開2002−134991号公報、特開2004−205429号公報、特開2005−123352号公報等に記載されたエッジ検出技術や、それ以外の公知のエッジ検出技術のいずれを用いても良い。
[リード幅安定区間検出処理]
リード幅安定区間検出処理では、図4のリード幅検出値のプロファイルに基づいてリード幅検出値Wが連続してほぼ一定となるリード幅安定区間を検出する。具体的には、図5(a)に示すように、リードの付け根から先端までの各走査位置[pixel] のリード幅検出値Wの差分[W(i-1) −W(i) ]を算出する。この後、各走査位置[pixel] のリード幅検出値Wの差分[W(i-1) −W(i) ]が連続して所定のしきい値以内であるか否か(つまりリード幅検出値Wの差分[W(i-1) −W(i) ]が連続して0付近であるか否か)を判定し、リード幅検出値Wの差分[W(i-1) −W(i) ]が連続してしきい値以内である区間を、リード幅検出値Wが連続してほぼ一定となるリード幅安定区間として検出する。
この際、1つのリードについて複数のリード幅安定区間を検出したときには、最も長いリード幅安定区間のみを有効なリード幅安定区間とする。これにより、リード幅を最も安定して検出しやすい区間をリード幅安定区間とすることができる。
[リード幅検出位置決定処理]
リード幅検出位置決定処理では、リード幅安定区間内の適宜の位置にリード幅検出位置を決定する。但し、リード幅検出位置がリード幅安定区間の境界付近に位置すると、電子部品の製造ばらつきによる実際のリード幅安定区間のばらつきやリード幅検出時の位置決め誤差によって、実際にリード幅を検出する位置が実際のリード幅安定区間からはみ出してしまう可能性があり、リード幅の検出精度が低下する懸念がある。
そこで、本実施例1では、リード幅安定区間の中央の位置をリード幅検出位置として決定する。このようにすれば、リード幅安定区間の境界とリード幅検出位置との間隔を最も長く確保することができ、リード幅安定区間内でリード幅をより安定して検出しやすい位置にリード幅検出位置を設定することができる。
この他、例えば、リード幅安定区間内でリード幅検出値Wの平均値を算出し、リード幅検出値Wがこの平均値と一致する位置にリード幅検出位置を設定するようにしたり、或は、リード幅安定区間の境界から当該リード幅安定区間の長さの所定[%]にあたる位置をリード幅検出位置として設定するようにしても良い等、リード幅安定区間内でリード幅検出値を決定する方法は様々な方法が考えられる。
以上説明したリード幅検出位置の決定は、コンピュータ11によって図2のリード幅検出位置決定プログラムに従って次のように実行される。本プログラムが起動されると、まずステップ101で、図3に示すように、リードの付け根から先端までの全区間のリード幅検出有効フラグを初期化して有効「1」にセットする。このリード幅検出有効フラグは、各走査位置[pixel] のリード幅検出値の有効/無効を切り替えるフラグである。尚、このリード幅検出有効フラグの初期化処理は、全てのリードについて行われる。
この後、ステップ102に進み、電子部品のリード列の中から、リード幅検出位置を決定する1つのリードを選択する。この後、ステップ103に進み、選択したリードの付け根からリードの幅方向に走査を開始し、次のステップ104で、走査を1回終了する毎に走査位置[pixel] をリードの先端方向に所定の走査ピッチだけ移動させて、リードの幅方向への走査を繰り返す。
そして、次のステップ105で、今回の走査位置[pixel] のリード幅方向両側のエッジを検出した後、ステップ106に進み、今回の走査位置[pixel] の両側のエッジの間隔をリード幅として検出する。この後、ステップ107に進み、リードの先端までの走査が完了したか否かを判定し、リードの先端まで走査が完了していなければ、上述したステップ104〜106の処理を繰り返する。これにより、リードの付け根から先端までの各走査位置[pixel] のリード幅Wを検出して、図4に示すように、当該リードの付け根から先端までの各走査位置[pixel] のリード幅検出値W(1) ,W(2) ,……,W(n) を連ねたプロファイルを作成する。
この後、リードの先端まで走査が完了した時点で、ステップ108に進み、図5(a)に示すように、リードの付け根から先端までの各走査位置[pixel] のリード幅検出値Wの差分[W(i-1) −W(i) ]を算出する。この後、ステップ109に進み、各走査位置[pixel] のリード幅検出値Wの差分[W(i-1) −W(i) ]が所定のしきい値以内であるか否かを判定し、図5(b)に示すように、リード幅検出値Wの差分[W(i-1) −W(i) ]がしきい値を超える走査位置[pixel] のリード幅検出有効フラグを無効「0」に切り替える。
以上の処理により1本のリードについて、リード幅検出有効フラグが連続して有効「1」となる区間をリード幅安定区間として検出した後、ステップ110に進み、全てのリードについてリード幅安定区間の検出処理が完了したか否かを判定し、この検出処理が完了していなければ、上述したステップ102〜109の処理を繰り返し、次に選択したリードについてリード幅安定区間を検出する。
この後、全てのリードについてリード幅安定区間の検出処理が完了した時点で、ステップ111に進み、各リードについて、リード幅検出有効フラグが連続して有効「1」となるリード幅安定区間の中から、最も長いリード幅安定区間を有効なリード幅安定区間として選択する。
この後、ステップ112に進み、各リードについて、リード幅安定区間の中央の位置をリード幅検出位置として決定する。このリード幅検出位置は、リード長、リードピッチ等のデータと共に電子部品画像認識用の部品データとして記憶装置15に保存される。この後は、画像データ取り込み手段12により取り込んだ同種の電子部品の画像データに基づいて当該電子部品を認識する際に、記憶装置15に記憶されているリード幅検出位置でリード幅を検出する。この場合、どの様な形状のリードであっても、そのリードのリード幅安定区間内にリード幅検出位置が設定されているため、リードの形状を問わず、リード幅を安定して精度良く検出することができる。
以上説明した本実施例1によれば、リードの長さ方向に関するリード幅検出値のプロファイルを作成し、このリード幅検出値のプロファイルに基づいてリード幅検出値が連続してほぼ一定となるリード幅安定区間を検出し、このリード幅安定区間内でリード幅検出位置を決定するようにしたので、屈曲した立体的形状のリードや、部分的に膨らみのある形状等、リードの形状がどの様な形状であっても、そのリードの中でリード幅を安定して精度良く検出できる区間(リード幅安定区間)を自動的に検出することができ、リード幅を安定して検出しやすい位置にリード幅検出位置を自動的に設定することができる。
しかも、本実施例1では、リード幅安定区間を検出する際に、1つのリードについて複数のリード幅安定区間を検出したときには、最も長いリード幅安定区間のみを有効なリード幅安定区間とするようにしたので、リード幅を最も安定して検出しやすい区間をリード幅安定区間とすることができる。
図10及び図11に示す本発明の実施例2では、リード幅検出値が連続してほぼ一定となる区間においてリード両側のエッジ画像の明瞭度合(以下「エッジ強度」という)を評価してそのエッジ強度が所定のしきい値以下となる区間をリード幅安定区間から除外するようにしている。ここで、エッジ強度は、エッジ画像と背景画像との輝度差(濃度差)等を検出すれば良い。
一般に、リードの水平に真っ直ぐに延びる直線部分では、照明光の反射状態が均一になってリード両側のエッジ強度がほぼ均一に強くなるため、エッジ強度が低下する部分は、照明光の反射状態が変化する屈曲部分である可能性があり、このような部分では、リード幅を安定して検出できない可能性がある。
そこで、本実施例2では、図10のリード幅検出位置決定プログラムを実行することで、リード幅検出値が連続してほぼ一定となる区間であっても、エッジ強度が低下する区間をリード幅安定区間から除外するようにしている。
この図10のリード幅検出位置決定プログラムは、前記実施例1で説明した図2のリード幅検出位置決定プログラムのステップ106とステップ109の次にそれぞれステップ106aとステップ109aの処理を追加したものである。すなわち、ステップ106で、リード幅を検出した後、ステップ106aに進み、リードの付け根から先端までの各走査位置[pixel] のエッジ強度を検出して、図11(c)に示すように、当該リードの付け根から先端までの各走査位置[pixel] のエッジ強度を連ねたプロファイルを作成する。
また、ステップ109で、図11(b)に示すように、リード幅検出値Wの差分[W(i-1) −W(i) ]が所定のしきい値を超える走査位置[pixel] のリード幅検出有効フラグを無効「0」に切り替えた後、ステップ109aに進み、各走査位置[pixel] のエッジ強度が所定のしきい値以下であるか否かを判定し、図11(d)に示すように、エッジ強度がしきい値以下となる走査位置[pixel] のリード幅検出有効フラグを無効「0」に切り替える。これ以外の処理は、図2のリード幅検出位置決定プログラムの各ステップの処理と同じである。
以上説明した本実施例2では、リード幅検出値が連続してほぼ一定となる区間であっても、エッジ強度が低下する区間をリード幅安定区間から除外するようにしたので、リード幅をより安定して検出しやすいエッジ強度の高い区間のみをリード幅安定区間とすることができる。
本発明の実施例1で使用するリード幅検出位置決定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1のリード幅検出位置決定プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 リード幅検出有効フラグを初期化したときの状態を示す図である。 リード幅検出値のプロファイルの一例を示す図である。 (a)はリード幅検出値の差分のプロファイルの一例を示す図であり、(b)はリード幅検出値の差分がしきい値を超える走査位置[pixel] のリード幅検出有効フラグを無効「0」に切り替えたときの一例を示す図である。 リードの屈曲部分Aが暗く写ってエッジと背景の画像の輝度差が小さくなったリードの画像を模式的に示す図である。 中間部に膨らみのある形状のリードの画像を模式的に示す図である。 先端部に膨らみのある形状のリードの画像を模式的に示す図である。 従来のリード幅検出位置の決定方法を説明する図である。 本発明の実施例2のリード幅検出位置決定プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 (a)はリード幅検出値の差分のプロファイルの一例を示す図であり、(b)はリード幅検出値の差分がしきい値を超える走査位置[pixel] のリード幅検出有効フラグを無効「0」に切り替えたときの一例を示す図であり、(c)はエッジ強度のプロファイルの一例を示す図であり、(d)はエッジ強度がしきい値以下となる走査位置[pixel] のリード幅検出有効フラグを無効「0」に切り替えたときの一例を示す図である。
符号の説明
11…コンピュータ(プロファイル作成手段,リード幅安定区間検出手段,リード幅検出位置決定手段)、12…画像データ取り込み手段、13…入力装置、14…表示装置、15…記憶装置(記憶手段)

Claims (10)

  1. 画像データ取り込み手段により取り込んだ電子部品の画像データに基づいて当該電子部品のリード幅を検出する位置(以下「リード幅検出位置」という)を決定する電子部品のリード幅検出位置決定方法において、
    前記電子部品の画像データに基づいて当該電子部品のリード幅を検出する処理を当該リードの長さ方向に沿って繰り返すことで、当該リードの長さ方向に関するリード幅検出値のプロファイルを作成するプロファイル作成処理と、
    前記リード幅検出値のプロファイルに基づいてリード幅検出値の差分が連続して所定のしきい値以内となるリード幅安定区間を検出するリード幅安定区間検出処理と、
    前記リード幅安定区間内でリード幅検出位置を決定するリード幅検出位置決定処理と
    を含むことを特徴とする電子部品のリード幅検出位置決定方法。
  2. 前記リード幅安定区間検出処理で、1つのリードについて複数のリード幅安定区間を検出したときには最も長いリード幅安定区間のみを有効なリード幅安定区間とすることを特徴とする請求項1に記載の電子部品のリード幅検出位置決定方法。
  3. 前記リード幅安定区間検出処理で、リード幅検出値の差分が連続して所定のしきい値以内となる区間においてリード両側のエッジ画像の明瞭度合を評価してその明瞭度合が所定値以下となる区間を前記リード幅安定区間から除外することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品のリード幅検出位置決定方法。
  4. 前記リード幅検出位置決定処理で、前記リード幅安定区間の中央の位置をリード幅検出位置として決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子部品のリード幅検出位置決定方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電子部品のリード幅検出位置決定方法により決定したリード幅検出位置を記憶手段に記憶しておき、以後、画像データ取り込み手段により取り込んだ同種の電子部品のリード幅を検出する際に、前記記憶手段に記憶されているリード幅検出位置でリード幅を検出することを特徴とする電子部品のリード幅検出方法。
  6. 画像データ取り込み手段により取り込んだ電子部品の画像データに基づいて当該電子部品のリード幅を検出する位置(以下「リード幅検出位置」という)を決定する電子部品のリード幅検出位置決定装置において、
    前記電子部品の画像データに基づいて当該電子部品のリード幅を検出する処理を当該リードの長さ方向に沿って繰り返すことで、当該リードの長さ方向に関するリード幅検出値のプロファイルを作成するプロファイル作成手段と、
    前記リード幅検出値のプロファイルに基づいてリード幅検出値の差分が連続して所定のしきい値以内となるリード幅安定区間を検出するリード幅安定区間検出手段と、
    前記リード幅安定区間内でリード幅検出位置を決定するリード幅検出位置決定手段と
    を含むことを特徴とする電子部品のリード幅検出位置決定装置。
  7. 前記リード幅安定区間検出手段は、1つのリードについて複数のリード幅安定区間を検出したときには最も長いリード幅安定区間のみを有効なリード幅安定区間とすることを特徴とする請求項6に記載の電子部品のリード幅検出位置決定装置。
  8. 前記リード幅安定区間検出手段は、リード幅検出値の差分が連続して所定のしきい値以内となる区間においてリード両側のエッジ画像の明瞭度合を評価してその明瞭度合が所定値以下となる区間を前記リード幅安定区間から除外することを特徴とする請求項6又は7に記載の電子部品のリード幅検出位置決定装置。
  9. 前記リード幅検出位置決定手段は、前記リード幅安定区間の中央の位置をリード幅検出位置として決定することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の電子部品のリード幅検出位置決定装置。
  10. 請求項6乃至9のいずれかに記載の電子部品のリード幅検出位置決定装置により決定したリード幅検出位置を記憶する記憶手段と、
    画像データ取り込み手段により取り込んだ同種の電子部品のリード幅を検出する際に前記記憶手段に記憶されているリード幅検出位置でリード幅を検出するリード幅検出手段と を含むことを特徴とする電子部品のリード幅検出装置。
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