JP4595947B2 - データ再生装置、データ再生方法およびプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の本実施形態に係るデータ再生装置を有する映像表示装置1のハードウエアの構成を示すブロック図である。
実施形態においては、入力される情報にライブ映像データが含まれていたが、入力されるデータには映像データが含まれなくてもよい。この場合は、図4に示すように、映像合成部106を用いずに、データ処理部104は、歌詞映像データをそのまま表示部15へ出力するようにすればよい。このように、入力される情報には映像データを含む必要はなく、オーディオデータが含まれていればよいから、例えば、携帯オーディオから出力される音声データ、ラジオ放送など、様々な装置からのデータ入力に対応できる。この場合、通信部17をそれぞれのデータ入力に対応した通信手段とすればよい。
実施形態においては、リファレンス楽音データと対応する歌詞データは、楽曲の歌詞を示すテキストデータと当該テキストデータの各テキストの表示タイミングを示すデータとを有するシーケンスデータであったが、楽曲の歌詞をリファレンス楽音データと時間同期して再生できるようにしたタイムコードの付された映像データ(第1のデータ)であってもよい。この場合、以下のようにすればよい。データ読出部103は、実施形態に示したようにタイムコードを参照し、映像データである歌詞データを読み出して、データ処理部104に順次出力する。これにより、データ読出部103から順次出力された歌詞データは、読み出されるときに楽曲の進行に合わせるように時間軸が伸縮されてデータ処理部104に出力される。そして、データ処理部104は、この時間軸が伸縮された歌詞データを歌詞映像データ(第1の映像データ)として生成して出力する。このようにすれば、歌詞データが映像データであっても、本発明の効果を奏することができる。なお、映像データについては、歌詞データに限らず、楽曲の楽譜など、入力されたオーディオデータ(実施形態においてはライブ楽音データ)の楽曲の進行に合わせて表示させたい映像のデータなら、どのような映像データでもよい。
実施形態においては、楽曲の進行に合わせて歌詞を表示させるようにしていたが、これに加えて、外部の他の装置を楽曲の進行に合わせて制御するようにしてもよい。この場合は、以下のような構成とすればよい。図5に示すように、例えば、AUX(Auxiliary)端子などの制御信号出力部19を設け、楽曲データ記憶領域14aに記憶されているリファレンス楽曲データは、リファレンス楽音データ、歌詞データに加え、制御信号データ(第2のデータ)を有するようにする。ここで、制御信号データは、AUX端子に接続される外部の装置を制御する信号とその制御のタイミングを示すデータを有するシーケンスデータであって、歌詞データと同様にリファレンス楽音データと時間同期して外部の装置を制御できるようにタイムコード(同期情報)が付されている。
実施形態においては、楽曲の進行に合わせて歌詞を表示させるようにしていたが、これに加えて、ライブ演奏に別の楽音を楽曲の進行に合わせて再生するようにしてもよい。この場合は、以下のような構成とすればよい。図7に示すように、楽曲データ記憶領域14aに記憶されているリファレンス楽曲データは、リファレンス楽音データ、歌詞データに加え、MIDIデータ(第2のデータ)を有するようにする。ここで、MIDIデータには、歌詞データと同様に、リファレンス楽音データと時間同期して再生できるように時刻情報(同期情報)が付されている。
実施形態においては、通信部17は、有線、無線などによって、データを受信するチューナなどの通信手段であって、ライブ映像データ、ライブ楽音データ、楽曲情報データを受信していたが、図1に破線で示したように、データ入力部20を設けて、これらのデータがデータ入力部20から入力されるようにしてもよい。例えば、これらのデータが、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録メディアに記録されたデータであれば、データ入力部は、DVDに記録されたデータを読み取れる光学ドライブであればよい。このようにしても、実施形態と同様な効果を得ることができる。
実施形態においては、遅延部105を設け、CPU11によってライブデータバッファ領域13aから読み出されたライブ映像データとライブ楽音データに、タイムアライメント部102がライブ楽音データを取得してから、データ処理部104が歌詞映像データを出力するまでの処理に必要な時間(以下、遅延時間という)の遅延処理を行って出力していた。一方、図9に示すように、タイムアライメント部102からのタイムコードの出力は、タイムコード予測部109を介してデータ読出部103に出力されるようにしてもよい。この場合は、タイムコード予測部109は、タイムアライメント部102から順次出力されるタイムコードを参照して、遅延時間後にタイムアライメント部102から出力されるタイムコードを予測する。そして、タイムコード予測部109は、予測したタイムコードをデータ読出部103に順次出力すればよい。ここで、タイムコードの予測は、タイムアライメント部102から順次出力されたタイムコードのうち、過去の所定の数のタイムコードを参照し、これらのタイムコードの示す時間軸上の位置の変化量から、遅延時間後のタイムコードを推定すればよい。なお、タイムコードの予測は、遅延時間後にタイムアライメント部102から出力されるタイムコードを予測すればよいから、上記方法に限らず、所定のアルゴリズムに基づいて行なえばよい。このようにすれば、遅延部105を用いたライブ楽音データ、ライブ演奏データの遅延をさせずに、実施形態の効果を得ることができる。
実施形態においては、タイムアライメント部102は、楽曲の進行のずれを検出する機能について、DPマッチングを用いていたが、異なった手法によって楽曲の進行のずれを検出するようにしてもよい。例えば、HMM(Hidden Markov Model:隠れマルコフモデル)を用いてもよいし、比較対象である各データから波形の特徴量(音程、音量など)を抽出して比較するようにしてもよい。すなわち、各データの比較をして、各データ間の類似する部分を対応させることができる手法であればどのような手法でもよい。このようにしても、実施形態と同様な効果を得ることができる。
Claims (13)
- 音声の波形を示しデータ各部に時刻が規定された第1のオーディオデータを記憶するとともに、データ各部についての時刻を規定する同期情報を有した第1のデータを記憶する記憶手段と、
外部から供給される音声の波形を示す第2のオーディオデータの各部を順次取得し、当該取得した第2のオーディオデータの各部と前記第1のオーディオデータの各部とを比較することによりデータ各部を対応付けて、当該取得した第2のオーディオデータの各部に対応する前記第1のオーディオデータに規定された時刻に応じた時刻情報を生成するタイムアライメント手段と、
前記時刻情報と前記同期情報の対応関係に基づいて、前記記憶手段から前記第1のデータを読み出すデータ読出手段と、
前記データ読出手段によって読み出された第1のデータに基づいて第1の映像データを生成する映像データ生成手段と、
前記外部から供給される第2のオーディオデータを所定量遅延させて出力する遅延手段と
を具備することを特徴とするデータ再生装置。 - 音声の波形を示しデータ各部に時刻が規定された第1のオーディオデータを記憶するとともに、データ各部についての時刻を規定する同期情報を有した第1のデータおよび第2のデータを記憶する記憶手段と、
外部から供給される音声の波形を示す第2のオーディオデータの各部を順次取得し、当該取得した第2のオーディオデータの各部と前記第1のオーディオデータの各部とを比較することによりデータ各部を対応付けて、当該取得した第2のオーディオデータの各部に対応する前記第1のオーディオデータに規定された時刻に応じた時刻情報を生成するタイムアライメント手段と、
前記時刻情報と前記同期情報の対応関係に基づいて、前記記憶手段から前記第1のデータと前記第2のデータとを読み出すデータ読出手段と、
前記データ読出手段によって読み出された第1のデータに基づいて第1の映像データを生成する映像データ生成手段と、
前記外部から供給される第2のオーディオデータを所定量遅延させて出力する遅延手段と
を具備することを特徴とするデータ再生装置。 - 前記第2のデータは、外部に接続した装置を制御するためのシーケンスデータである制御信号データである
ことを特徴とする請求項2に記載のデータ再生装置。 - 前記第2のデータは、オーディオデータである
ことを特徴とする請求項2に記載のデータ再生装置。 - 前記データ読出手段によって読み出された第2のデータに基づいてオーディオデータを生成する音源部をさらに具備し、
前記第2のデータは、前記音源部によって生成されるオーディオデータに係る楽音の発音内容を示すシーケンスデータである
ことを特徴とする請求項2に記載のデータ再生装置。 - 前記記憶手段に記憶されている前記第1のデータは、映像の表示内容を指示するシーケンスデータである
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のデータ再生装置。 - 前記記憶手段に記憶されている前記第1のデータは、映像自体の内容を示すデータである
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のデータ再生装置。 - 複数の映像データが入力され、前記複数の映像データのうち一の映像データに係る映像に対して、他の映像データに係る映像をスーパーインポーズする映像合成手段をさらに具備し、
前記遅延手段は、外部から供給され、前記第2のオーディオデータと時間同期がとられた第2の映像データを前記所定量遅延させ、
前記映像合成手段は、前記遅延手段によって遅延された第2の映像データに係る映像に対して、前記映像データ生成手段によって生成された第1の映像データに係る映像をスーパーインポーズする
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のデータ再生装置。 - 前記遅延手段における遅延量は、タイムアライメント手段に第2のオーディオデータが供給されてから前記映像データ生成手段によって第1の映像データが生成されるまでの時間として設定されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のデータ再生装置。 - 外部から供給される音声の波形を示す第2のオーディオデータの各部を順次取得し、当該取得した第2のオーディオデータの各部と、記憶手段に記憶された音声の波形を示しデータ各部に時刻が規定された第1のオーディオデータの各部とを比較することによりデータ各部を対応付けて、当該取得した第2のオーディオデータの各部に対応する前記第1のオーディオデータに規定された時刻に応じた時刻情報を生成するタイムアライメント過程と、
前記第1のオーディオデータを記憶するとともに、データ各部についての時刻を規定する同期情報を有した第1のデータを記憶する前記記憶手段から、前記時刻情報と前記同期情報の対応関係に基づいて、前記第1のデータを読み出すデータ読出過程と、
前記データ読出過程において読み出された第1のデータに基づいて第1の映像データを生成する映像データ生成過程と、
前記外部から供給される第2のオーディオデータを所定量遅延させて出力する遅延過程と
を備えることを特徴とするデータ再生方法。 - 外部から供給される音声の波形を示す第2のオーディオデータの各部を順次取得し、当該取得した第2のオーディオデータの各部と、記憶手段に記憶された音声の波形を示しデータ各部に時刻が規定された第1のオーディオデータの各部とを比較することによりデータ各部を対応付けて、当該取得した第2のオーディオデータの各部に対応する前記第1のオーディオデータに規定された時刻に応じた時刻情報を生成するタイムアライメント過程と、
前記第1のオーディオデータを記憶するとともに、データ各部についての時刻を規定する同期情報を有した第1のデータおよび第2のデータを記憶する前記記憶手段から、前記時刻情報と前記同期情報の対応関係に基づいて、前記第1のデータと前記第2のデータとを読み出すデータ読出過程と、
前記データ読出過程において読み出された第1のデータに基づいて第1の映像データを生成する映像データ生成過程と、
前記外部から供給される第2のオーディオデータを所定量遅延させて出力する遅延過程と
を備えることを特徴とするデータ再生方法。 - 記憶手段を有するコンピュータに、
前記記憶手段に、音声の波形を示しデータ各部に時刻が規定された第1のオーディオデータを記憶させるとともに、データ各部についての時刻を規定する同期情報を有した第1のデータを記憶させる記憶機能と、
外部から供給される音声の波形を示す第2のオーディオデータの各部を順次取得し、当該取得した第2のオーディオデータの各部と前記第1のオーディオデータの各部とを比較することによりデータ各部を対応付けて、当該取得した第2のオーディオデータの各部に対応する前記第1のオーディオデータに規定された時刻に応じた時刻情報を生成するタイムアライメント機能と、
前記時刻情報と前記同期情報の対応関係に基づいて、前記記憶手段から前記第1のデータを読み出すデータ読出機能と、
前記データ読出機能によって読み出された第1のデータに基づいて第1の映像データを生成する映像データ生成機能と、
前記外部から供給される第2のオーディオデータを所定量遅延させて出力する遅延機能と
を実現させるためのプログラム。 - 記憶手段を有するコンピュータに、
前記記憶手段に、音声の波形を示しデータ各部に時刻が規定された第1のオーディオデータを記憶させるとともに、データ各部についての時刻を規定する同期情報を有した第1のデータおよび第2のデータを記憶させる記憶機能と、
外部から供給される音声の波形を示す第2のオーディオデータの各部を順次取得し、当該取得した第2のオーディオデータの各部と前記第1のオーディオデータの各部とを比較することによりデータ各部を対応付けて、当該取得した第2のオーディオデータの各部に対応する前記第1のオーディオデータに規定された時刻に応じた時刻情報を生成するタイムアライメント機能と、
前記時刻情報と前記同期情報の対応関係に基づいて、前記記憶手段から前記第1のデータと前記第2のデータとを読み出すデータ読出機能と、
前記データ読出機能によって読み出された第1のデータに基づいて第1の映像データを生成する映像データ生成機能と、
前記外部から供給される第2のオーディオデータを所定量遅延させて出力する遅延機能と
を実現させるためのプログラム。
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