JP4595358B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、記録材に形成される画像に対し、ある情報を表すように配置されたドットを埋め込むための技術に関する。
カラープリンタやカラー複写機等の画像形成装置においては画質の向上が著しく、最近では、紙幣や有価証券等に施された複雑な模様を本物と見分けがつかない程度に複製することも可能である。また実際に、これら有価物が偽造されて悪用される、といった事件も時折発生している。
従来から、この種の問題に対しては次のような仕組みが提案されている。
画像形成装置は、自身が形成する画像に対し、その画像形成処理の属性情報(例えば画像形成装置の製造メーカ名や装置名或いは画像形成日時)を表すような配置パターンで、複数の微少なドットを人間の目には見えないようにして埋め込んでおく。そして、偽造の事実が発覚した場合には、その偽造画像に含まれているドットの配置パターンを解析して、偽造に利用された画像形成装置や偽造日時などを特定し、それを参考にして偽造画像の出所を追跡する。例えば特許文献1には、このような仕組みの改善策として、ドットが極力目立たず、かつ、偽造が発覚した時にはドットの配置パターンを認識しやすいように、必要に応じてドットのサイズなどを調整するための技術が記載されている。
特開2003−234886号公報
ところで、画像形成装置はどのような画像が偽造目的で複製されるのかを自ら判断することが出来ないから、基本的には、その装置自身が形成するあらゆる画像に対して上記のようなドットを埋め込むようになっている。即ち、偽造目的で画像が形成されることは実際には稀にしか発生しないのに、上記のような追跡用のドットは常に画像に埋め込まれていることになる。しかし、トナーを無駄に消費しないという観点から視れば、必要な場合にのみドットを画像に埋め込むようにすることが最も望ましい。
そこで、本発明は、トナーのような画像を形成するための材料をあまり無駄に消費せずに、効率よく上記のようなドットを画像に埋め込むための技術を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、画像形成手段によって行われる画像形成処理の属性を表す属性情報を取得する属性情報取得手段と、前記属性情報取得手段によって取得された属性情報を表す、ドットの配置パターンを生成するパターン生成手段と、前記画像形成手段によって画像データに基づく画像が形成される記録材の裏面に画像が形成されている場合には当該記録材の裏面が使用済みであると判断し、前記記録材の裏面に画像が形成されていない場合には当該記録材の裏面が使用済みでないと判断する判断手段と、前記判断手段によって使用済みでないと判断された場合には、前記パターン生成手段によって生成された配置パターンに従ってドットを前記画像データに埋め込み、当該ドットを埋め込んだ当該画像データに基づく画像を前記画像形成手段に形成させる一方、前記判断手段によって使用済みであると判断された場合には、前記ドットを前記画像データに埋め込まず、当該ドットが埋め込まれていない当該画像データに基づく画像を前記画像形成手段に形成させる制御手段とを備える画像処理装置を提供する。
この画像処理装置によれば、記録材の裏面が使用済みでないと判断された場合には、配置パターンに従ってドットを画像データに埋め込むし、使用済みであると判断された場合にはドットを前記画像データに埋め込まない。記録材の裏面が使用済みの場合には、偽造目的の画像形成処理ではない可能性が高いから、そのような場合にまでドットを画像に埋め込んでトナーを無駄に消費するような事態を避けることができる。なお、画像形成処理の属性を表す属性情報とは、例えば、例えば画像形成手段を製造した製造者を特定するための識別情報や、画像形成手段を特定するための識別情報や、画像形成手段もしくは画像形成手段に画像形成指示を与えた装置の識別情報や、画像形成処理が行われた時を表す情報等である。
また、本発明の好ましい態様においては、前記判断手段は、記録材に画像が形成されているか否かを検知するセンサを備えており、前記画像形成手段によって画像が形成される記録材の裏面に画像が形成されていることが前記センサによって検知されると当該記録材の裏面が使用済みであると判断し、前記裏面に画像が形成されていないことが前記センサによって検知されると当該記録材の裏面が使用済みでないと判断するようにしてもよい
また、本発明は、コンピュータに、画像形成手段によって行われる画像形成処理の属性を表す属性情報を取得する属性情報取得機能と、前記属性情報取得機能によって取得された属性情報を表す、ドットの配置パターンを生成するパターン生成機能と、前記画像形成手段によって画像データに基づく画像が形成される記録材の裏面に画像が形成されている場合には当該記録材の裏面が使用済みであると判断し、前記記録材の裏面に画像が形成されていない場合には当該記録材の裏面が使用済みでないと判断する判断機能と、前記判断機能によって使用済みでないと判断された場合には、前記パターン生成機能によって生成された配置パターンに従ってドットを前記画像データに埋め込み、当該ドットを埋め込んだ当該画像データに基づく画像を前記画像形成手段に形成させる一方、前記判断機能によって使用済みであると判断された場合には、前記ドットを前記画像データに埋め込まず、当該ドットが埋め込まれていない当該画像データに基づく画像を前記画像形成手段に形成させる制御機能とを実現させるためのプログラムを提供する。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施形態に係る画像形成装置100の全体構成を示した図である。図1に示すように、画像形成装置100の構成は、画像形成ユニット10と、画像読取ユニット20と、用紙供給ユニット30とに大別される。用紙供給ユニット30は、用紙トレイ31a,31b,31cと、手差しトレイ32という2種類の用紙供給源のほか、これらの用紙供給源から図中の点線Sによって示される搬送路を経由して画像形成ユニット10へと用紙を搬送するための搬送ローラ34a〜34cやレジストローラ34dを備えている。
用紙トレイ31a,31bには、それぞれ異なるサイズの用紙P1,P2が複数枚収容されている。用紙トレイ31cには、用紙P2と同じサイズであるが、裏面に既に画像が形成されていて使用済みの状態の用紙P3が収容されている。この用紙P3は、用紙の消費を節約することを目的としたものであり、裏面と表面とで全く関係のない別々の画像が形成されていてもよい、というような用途向けに使用される。この用紙P3は一般に「裏紙」と呼ばれている。これらの用紙P1,P2,P3は、各々の用紙トレイ31a,31b,31cに設けられた給紙ロール311a,311b,311cによって1枚ずつ搬送路Sに送り出されるようになっている。また、手差しトレイ32の上面には用紙P4が複数枚載置されるようになっており、これらの用紙P4が1枚ずつ給紙ローラ321によって搬送路Sに送り出されるようになっている。
画像読取ユニット20は、原稿送り装置21と、CCD(Charge Coupled Device)等により構成される光学系部材22とを備えており、図示せぬプラテンガラスに載置された原稿のCCDによって画像を読み取り、読み取った画像を表す画像データを生成する。また、画像形成装置100は図示しないドライバを介してLAN(Local Area Network)等のネットワークに接続されており、パーソナルコンピュータやサーバマシンなどのホスト装置からLANを経由して送信されてくる画像データを受信する。画像形成ユニット10は、画像読取ユニット10によって生成された画像データや、ドライバを介して受信した画像データに基づいて画像形成処理を行うようになっている。
画像形成ユニット10は、図中の矢印b方向に回転する感光体ドラム11と、その感光体ドラム11の表面を一様に帯電させる帯電器12と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像データに基いて変調されたレーザ光を感光体ドラム11に照射してその表面にYMCK各色の静電潜像を形成する露光装置13と、感光体ドラム11に形成された静電潜像をYMCK各色のトナーによって現像してトナー像を形成するロータリー現像器14と、一次転写後の感光体ドラム11の表面に残留しているトナーを回収するドラムクリーナ15とを備えている。
また、画像形成ユニット10は、感光体ドラム11の表面に作像されたトナー像を一次転写するための中間転写ベルト16を備えている。この中間転写ベルト16は、無端状のベルト部材であり、駆動ロール17や一次転写ロール18及び二次転写ロール19等の複数のロールによって張架された状態で、駆動ロール17により図中の矢印c方向に循環移動させられる。一次転写ロール18は、この中間転写ベルト16を挟んで感光体ドラム11とニップ領域を形成している。このニップ領域において、感光体ドラム11表面のトナー像が中間転写ベルト16の表面に一次転写される。中間転写ベルト16に一次転写されたトナー像は、二次転写ロール19とバックアップロール40とによって形成されるニップ領域において画像として用紙に二次転写される。そして、画像が二次転写された用紙は、定着装置41へと搬送されて定着処理が施され、排紙トレイ42に排出される。なお、一次転写後の中間転写ベルト16の表面に残留しているトナーはベルトクリーナ23によって除去されるようになっている。
さらに、画像形成装置100は、ユーザが各種の操作を行うためのユーザインタフェース装置50を備えている。このユーザインタフェース装置50は、タッチパネルとして機能する液晶ディスプレイを備えており、ユーザはこの液晶ディスプレイに触れることで各種操作を行うことができる。例えば、ユーザは、用紙トレイ31a,31b,31c及び手差しトレイ32の各々に収容された用紙P1,P2,P3,P4のサイズや種類、さらには、裏紙であるか否かといった用紙情報をユーザインタフェース装置50を操作して画像形成装置100に入力することができる。
次に、図2は、画像形成装置100において画像処理を行うための構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置100は、画像処理部211と、画像処理部211によって供給される画像データに基づいて画像形成ユニット10を制御するユニットコントローラ212とを備えている。この画像処理部211及びユニットコントローラ212は、画像処理を行って画像形成ユニット10に画像形成処理を指示する画像処理装置として機能する。
画像処理部211は、デコーダ202と、バンドメモリA203と、バンドメモリB204と、色変換処理部205と、γ補正部206と、中間調処理部207とを備えている。
画像形成装置100がホスト装置からプリント命令とともに、ページ記述言語によって表された画像データを受信すると、まず、その画像データはドライバ201から画像処理部211へと入力される。また、ドライバ201は、プリント命令を発行したホスト装置に関する属性情報(以下、ホスト情報という)をそのホスト装置から受け取り、それを画像処理部211内のホスト情報格納部213に格納する。また、上記プリント命令には、画像形成装置100のどの記録紙供給源(用紙トレイ31a,31b,31c又は手差しトレイ32)に収容された用紙を用いて画像形成処理を行うべきか、という指示内容が含まれており、ドライバ201は、このプリント命令の内容を用紙情報格納部214に格納する。さらに、ユーザによってユーザインタフェース装置50に予め入力された用紙情報は、画像処理部211内の用紙情報格納部214に供給され、用紙情報格納部214によって記憶されている。
画像処理部211に入力された画像データは、デコーダ202によって解釈されて、R,G,Bの各色8ビットの画像データに変換される。次いで、これらRGBの画像データはバンドメモリへ入力される。バンドメモリはバンドメモリA203、バンドメモリB204の2つのメモリから構成されており、1つのメモリは数ライン分の画像データを格納可能である。まず、先頭の所定ライン分の画像領域がバンドメモリA203へ展開され、次の所定ライン数分の画像領域がバンドメモリB204へ展開されている間に、バンドメモリA203からはRGBの画像データが出力される。さらに次の所定ライン数分の画像領域がバンドメモリA203に展開されている間に、バンドメモリB204からはRGBの画像データが出力される、といったように、2つのバンドメモリに交互に画像データが展開、出力される。
バンドメモリから出力されたRGB画像データは色変換処理部205へと入力され、所定の色変換処理及びUCR処理が施され、M、C、Y、Kの画像信号へと変換される。画像形成装置100はY,M,C,Kの各色の画像を別々に形成するため、色変換処理部205からは、Mの用紙1ページ分のデータ、Cの用紙1ページ分のデータ、Yの用紙1ページ分のデータ、Kの用紙1ページ分のデータ、という順序で画像データが出力される。さらに、色変換処理部205からは現在出力している色を示す色指定データがユニットコントローラ212へ送られる。
色変換処理部205から出力された各色の画像データは、次にγ補正部206によって出力濃度曲線が最適となるようにγ補正処理が施され、中間調処理部207で組織的ディザ法や誤差拡散法等の手法によって中間調処理が行われる。その後、中間調処理部207からユニットコントローラ212に入力された画像データは、まず、ドットパターン付加処理部208に入力される。
ドットパターン付加処理部208においては、ユニットコントローラ212に入力された画像データに対してドットが埋め込まれる。
ここで、本実施形態におけるドットの付加処理について詳細に説明する。本実施形態においては、Y(イエロー)の微小ドットを一定の規則にしたがって画像の中に配置し、そのドットの配置パターンによって、画像形成処理の属性情報を表している。この属性情報は、例えば画像形成装置100の製造メーカを特定するための“メーカID”や、画像形成装置100を特定するためのシリアル番号等の“装置ID”や、画像形成装置もしくはホスト装置のネットワークアドレスなどの“ネットワークID”や、画像形成処理が行われた月日及び時刻を表す“日時情報”等である。これらの属性情報のうち、“ネットワークID”や“日時情報”は、上述したホスト装置から画像処理部211に供給されてくるホスト情報に含まれており、ホスト情報格納部213によって記憶されている。一方、“メーカID”や“装置ID”は、画像形成装置100自身の属性を示す装置情報として、ドットパターン付加処理部208によって予め記憶されている。
図3は、ドットの配置パターンの一例を示す模式図である。図3において、画像内の複数箇所に配置されたドットdの相互の位置関係によって上記のような各種の属性情報が表されている。なお、図3はドットの配置パターンの最小単位を示しており、実際にはこの最小単位が画像全体にわたって、縦方向(副走査方向)と横方向(主走査方向)に繰り返し形成される。以降、この最小単位を基準ドットパターンpと呼ぶ。
図3に示すように、本実施形態の基準ドットパターンpは、スタートマークエリアA1、メーカIDエリアA2、装置IDエリアA3、その他の情報エリアA4の4つのエリアによって構成されている。メーカIDエリアA2は、メーカIDを表すドットが配置されるエリアであり、装置IDエリアA3は、装置IDを表すドットが配置されるエリアであり、その他の情報エリアA4は、ネットワークID及び日時情報を表すドットが配置されるエリアである。また、スタートマークエリアA1は基準ドットパターンpの始まりを示すエリアである。このスタートマークエリアA1は、予め決められたパターンでドットが配置されており、属性情報の解読時には、まず、このスタートマークエリアA1を検出することによって、基準ドットパターンpの始まり、方向及び範囲を特定することができる。
用紙情報格納部214は、自身が記憶している用紙情報とプリント命令の内容に基づいて、画像が形成される用紙が裏紙かどうかを判断し、その判断結果をドットパターン付加処理部208に通知する。ドットパターン付加処理部208は、用紙情報格納部214から、画像が形成される用紙が裏紙でないことが通知されると、上記のような属性情報を表すドットを画像データに埋め込むべきと判断するし、裏紙であると通知されると、属性情報を表すドットを画像データに埋め込まないと判断する。その理由は以下の通りである。
用紙が裏紙の場合には、偽造を目的とした画像が形成される可能性は極めて低いはずである。なぜなら、その用紙の裏面には、これから行おうとする画像形成処理とは関係のない画像が既に形成されているのだから、そのような用紙は表裏面を本物とそっくりに複製するという偽造行為には利用されるはずがないからである。もちろん、紙幣等の一方の面のみを最初に用紙の裏面に複製しておき、次いで、紙幣等の他方の面を用紙の表面に複製することも全く不可能ではないが、その場合には、用紙の表面及び裏面の画像の位置を非常に正確に合わせる必要がある。しかしながら、現在市販されている画像形成装置においてはそのような正確な位置合わせは非常に困難である。よって、偽造の手口としては、紙幣等の一方の面と他方の面とを別々の用紙に複製し、それら用紙をぴったりと貼り合わせるといったものが多い。
従って、ドットパターン付加処理部208は、画像が形成される用紙が裏紙でない場合には、上記の属性情報を表すようなドットの配置パターンを生成し、このような配置パターンのドットを画像データに埋め込んでPWM処理部209に供給する。一方、ドットパターン付加処理部208は、画像を形成すべき用紙が裏紙である場合には、ドットを画像データに埋め込むことなく、中間調処理部207から供給された画像データをそのままPWM処理部209に供給する。PWM処理部209は、この画像データに対してパルス幅変調を施し、さらにD/A変換した後にレーザ駆動部210に駆動信号として入力する。レーザ駆動部210は、入力された駆動信号に基づいて露光装置13を駆動制御し、レーザ光を感光体ドラム11に照射させる。これによって、感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。
次に、ドットパターン付加処理部208の構成について更に詳細に説明する。
図4は、ドットパターン付加処理部208の構成を示すブロック図である。ROM(Read Only Memory)702には8ビットよりなるメーカID、および16ビットよりなる画像形成装置100の装置IDが、画像形成装置100の装置情報として予め記憶されている。CPU(Central Processing Unit)701は、画像形成時にROM702からメーカID及び装置ID(つまり装置情報)を取得し、CPU701内のレジスタ703に格納する。また、CPU701は、ホスト情報格納部213からネットワークID及び日時情報(つまりホスト情報)を取得し、レジスタ703へ格納する。レジスタ703に格納された装置情報及びホスト情報(つまり属性情報)はCPU701によって暗号化され、さらに基準ドットパターンp内に配置されるべき各ドットの位置情報へと変換されて、レジスタ703に再度記憶される。
さらに、CPU701は、用紙情報格納部214から通知される内容をレジスタ703に格納する。CPU701は、レジスタ703に格納された通知内容が“用紙が裏紙でないこと”を示しているときには、後述する付加指定処理部706にドットの付加を指示する一方、レジスタ703に格納された内容が“用紙が裏紙であること”を示しているときは、付加指定処理部706にドットの付加を指示しない。
主走査カウンタ704は画像信号の主走査方向のクロック信号VCLKに従ってカウント動作を行い、付加指定処理部706へ主走査方向のカウント数を通知する。副走査カウンタ705は副走査方向のクロック信号LCLKに従ってカウント動作を行い、付加指定処理部706へ副走査方向のカウント数を通知する。付加指定処理部706は、色変換処理部205から通知される色指定データがイエローを指定しており、かつ、CPU701によってドットを付加するように指示されている場合のみ、レジスタ703に記憶されているドットの位置情報と主走査方向のカウント数及び副走査方向のカウント数とを参照し、ドットを付加すべき位置になったタイミングで付加指定データを信号変換部707へ出力する。信号変換部707は付加指定データが供給されてくると、ドットを表す画像データを入力画像データに重畳する。このような処理を行うことによって、ドットパターン付加処理部208はPWM処理部209に供給すべき画像データを生成する。
以上説明したように本実施形態によれば、裏紙のように用紙の裏面が使用済みであるときには偽造を目的とした画像形成処理ではない可能性が高いから、そのような場合には、ドットを画像を埋め込まないようにする。この結果、トナーの消費を節約することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、以下に示されるような種々の変形が可能である。
実施形態では、ユーザが予め入力した用紙情報に基づいて、用紙の裏面が使用済みか否かを判断していたが、これに限らない。例えば、用紙に画像が形成されているか否かを検知する裏紙検知センサを備えておき、この裏紙検知センサからの出力信号に基づいて用紙の裏面が使用済みか否かを判断するようにしてもよい。用紙に画像(トナー像)が形成されているか否かは、その用紙上にトナー成分があるか否かを検知できればよいので、裏紙検知センサは、例えばフォトダイオードやCCD等を用いてトナーの有無を検知するようなセンサであればよい。
このような裏紙検知センサは、用紙トレイから最初に搬送路に送り出される用紙が待機している場所、即ち、図1の用紙トレイ31a,31b,31cの一番上に置かれた用紙P1,P2,P3の搬送方向先端の下側からその用紙の裏面に検出面を向けて配置されるのが望ましい。この場合の画像形成装置の構成を図5に示す。図5において、ドライバ201は、画像形成装置100のどの記録紙供給源(用紙トレイ31a,31b,31c又は手差しトレイ32)に収容された用紙を用いて画像形成処理を行うべきか、というプリント命令の内容に基づいて、使用される用紙トレイに設けられた裏紙検知センサ215に対し、センシングを行うことを指示する信号を出力する。これに応じて、裏紙検知センサ215はセンシングを開始し、トナーの有無を示す出力信号をドットパターン付加処理部208に供給する。ドットパターン付加処理部208は、裏紙検知センサ215からの出力信号に基づいて画像が形成される用紙が裏紙であるか否かを判断し、裏紙でないと判断された場合には、上記の属性情報を表すようなドットの配置パターンを生成し、これを画像データに付加してPWM処理部209に供給する。一方、ドットパターン付加処理部208は、裏紙検知センサ215からの出力信号に基づいて用紙が裏紙であると判断すると、ドットを画像データに付加せずに、中間調処理部207から供給された画像データをそのままPWM処理部209に供給する。PWM処理部209は、この画像データに対しパルス幅変調を施し、D/A変換して駆動信号としてレーザ駆動部210に入力する。レーザ駆動部210は、入力された駆動信号に基づいて露光装置13を駆動制御してレーザ光を感光体ドラム11に照射させる。これによって、感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。
なお、ユーザによって“裏紙”という用紙情報が入力されたからといって、その用紙の裏面に画像(トナー像)が形成されているとは限らない。ユーザによっては、用紙裏面にペンでメモ書きしたり、用紙を汚してしまったりした場合に、それらの用紙を裏紙として用紙トレイに収容する場合があり得るからである。即ち、用紙の裏面が使用済みである、ということには、用紙の裏面に画像(トナー像)が形成されている場合の他、上記のような何らかの原因によりその裏面を使用することが出来ないような場合をも含む。
実施形態においては、潜像担持体として感光体ドラムとロータリー現像器を備えたいわゆるサイクル方式や画像形成装置で説明したが、この他にも、例えば、複数の感光体ドラムを中間転写ベルト上に直列に配置したいわゆるタンデム方式の画像形成装置であってもよい。また、画像形成装置はYMCK4色のカラー画像を形成するものに限定されない。
また、実施形態においては、トナー像が転写される記録材の一例として用紙を挙げて説明したが、これ以外にも、例えばOHPフィルム等のプラスティックや布などの種々の記録材を用いることができる。
また、基準ドットパターンpをスタートマークエリア、メーカIDエリア、装置IDエリア及びその他情報エリアに分けたが、エリアの分け方及び各エリアに配置するドットが表す情報は実施形態で説明した内容に限らない。また、付加する情報のビット数も実施形態で説明したものに限らない。
なお、本実施形態のドット付加処理は、例えばホスト装置のCPUによって実行することも可能である。この場合、CPUによって実行されるプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、CD(Compact Disk)−ROM、DVD(Digital Versatile Disk)、RAMなどの記録媒体に記録した状態で提供し得る。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 同画像形成装置の画像処理系の構成を示す図である。 用紙に形成される基準ドットパターンの一例を示す模式図である。 同画像形成装置のドットパターン付加処理部の構成を示すブロック図である。 変形例における画像形成装置の画像処理系の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100・・・画像形成装置、10・・・画像形成ユニット、20・・・画像読取ユニット、30・・・用紙供給ユニット、31a,31b,31c・・・用紙トレイ、50・・・ユーザインタフェース装置、208・・・ドットパターン付加処理部、211・・・画像処理部、212・・・ユニットコントローラ、213・・・ホスト情報格納部、214・・・用紙情報格納部。

Claims (3)

  1. 画像形成手段によって行われる画像形成処理の属性を表す属性情報を取得する属性情報取得手段と、
    前記属性情報取得手段によって取得された属性情報を表す、ドットの配置パターンを生成するパターン生成手段と、
    前記画像形成手段によって画像データに基づく画像が形成される記録材の裏面に画像が形成されている場合には当該記録材の裏面が使用済みであると判断し、前記記録材の裏面に画像が形成されていない場合には当該記録材の裏面が使用済みでないと判断する判断手段と、
    前記判断手段によって使用済みでないと判断された場合には、前記パターン生成手段によって生成された配置パターンに従ってドットを前記画像データに埋め込み、当該ドットを埋め込んだ当該画像データに基づく画像を前記画像形成手段に形成させる一方、前記判断手段によって使用済みであると判断された場合には、前記ドットを前記画像データに埋め込まず、当該ドットが埋め込まれていない当該画像データに基づく画像を前記画像形成手段に形成させる制御手段
    を備える画像処理装置。
  2. 前記判断手段は、
    記録材に画像が形成されているか否かを検知するセンサを備えており、
    前記画像形成手段によって画像が形成される記録材の裏面に画像が形成されていることが前記センサによって検知されると当該記録材の裏面が使用済みであると判断し、前記裏面に画像が形成されていないことが前記センサによって検知されると当該記録材の裏面が使用済みでないと判断する請求項1記載の画像処理装置。
  3. コンピュータに、
    画像形成手段によって行われる画像形成処理の属性を表す属性情報を取得する属性情報取得機能と、
    前記属性情報取得機能によって取得された属性情報を表す、ドットの配置パターンを生成するパターン生成機能と、
    前記画像形成手段によって画像データに基づく画像が形成される記録材の裏面に画像が形成されている場合には当該記録材の裏面が使用済みであると判断し、前記記録材の裏面に画像が形成されていない場合には当該記録材の裏面が使用済みでないと判断する判断機能と、
    前記判断機能によって使用済みでないと判断された場合には、前記パターン生成機能によって生成された配置パターンに従ってドットを前記画像データに埋め込み、当該ドットを埋め込んだ当該画像データに基づく画像を前記画像形成手段に形成させる一方、前記判断機能によって使用済みであると判断された場合には、前記ドットを前記画像データに埋め込まず、当該ドットが埋め込まれていない当該画像データに基づく画像を前記画像形成手段に形成させる制御機能
    を実現させるためのプログラム。
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