JP4594674B2 - 微細部品の組立方法及び組立装置、インクジェットヘッドの組立方法及び組立装置、並びにインクジェットヘッド - Google Patents
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Description
特許文献1に開示された「インクジェットヘッドとインクジェットヘッドの製造方法及びインクジェット記録装置」は、静電アクチュエータのノズルプレートとの接合面の端部に、側面に開口部を有する凹状に形成された仮接着剤塗布領域を設け、ノズルプレートと静電アクチュエータを仮接合するための接着面積を十分に確保し、ノズルプレートと静電アクチュエータを安定して仮接合するようにしたものである。
図1は、PZT方式インクジェット記録ヘッドの模式的説明図、図2は、PZT方式インクジェット記録ヘッドの流路板の平面図、図3は、同じくノズル板の平面図、図4は、同じく流路板とノズル板の接合後の平面図である。
図1に示すように、実施例1のPZT方式のインクジェット記録ヘッド1は、駆動ユニット3と、この駆動ユニット3に接合した液室ユニット2とを備えている。
図2に示すように、流路板12には図示しない塗布装置にて、予め接合面(ノズル面側)に接着剤16が塗布される。流路板12の両端には、位置検出用基準マーク22a、22aが形成されている。
一方、図3に示すように、ノズル板11の両端には貫通穴からなる位置検出用基準マーク21、21が形成されている。
しかる後、流路板保持ステージをZ軸方向に移動させ、対向配置され上ステージに保持されたノズル板と該流路板を加圧し、前記接着剤16を圧接する。
図2より、流路板接合面の端部に複数個所設けた仮接合領域17a〜17dに予め仮接合接着剤18a〜18dを塗布する。一般的には、紫外線硬化型接着剤をディスペンス方式等により微量に塗布する方法が用いられている。
しかる後、前記位置検出工程、位置調整工程を行った後、ノズル板11と流路板12を加圧接合した状態で紫外線硬化型接着剤を露光し硬化させる。
接合後は、図4に示すように、両端のノズル板位置検出用基準マーク21、21の中に、流路板12位置検出用基準マーク22a、22aが高精度に位置合わせされることになる。
実施例1のインクジェット記録ヘッドは、吐出方式がPZT方式に限定されないインクジェット記録ヘッドである。
図5は、本発明の実施例1によるインクジェット記録ヘッドに使用される流路板の平面図、図6は、同じくノズル板の平面図、図7は、同じく流路板とノズル板の接合後の平面図である。
図8は、実施例1の変形例のインクジェット記録ヘッドにおける、流路板とノズル板の接合後の平面図である。
図9は、本発明の実施例1によるインクジェット記録ヘッドに使用される流路板とノズル板の仮接合機構の動作を説明するための図、図10は、図9から引き続く動作を説明するための図、図11は、図10から引き続く動作を説明するための図である。
その際、第10図に示すように、図示しないエアシリンダ等の空圧機器、あるいはモータ駆動等の駆動機構により押圧ピン50を下方に押し下げ、仮接合部60の弾性変形部51を押圧し下方に弾性変形させる。この時、負圧形成部54内の容積は強制的に縮小され内部空間のエアーはリップ53より強制的に外周部に押出され開口部52より大気に放出される。
一方、サーマル方式は、ノズルの高集積化が容易であるため、多ノズルヘッドの作製に向いている。そのため、解像度が高い画像を高速で印刷するのに有利である。
このインクジェット記録ヘッドは、吐出エネルギー発生体107(該発生体に吐出信号を印加する電極および該発生体に必要に応じて設けられる保護層等は省略してある)を有する基板101に、流路104の側壁及びオリフィス105を構成する壁材102及び流路104の覆いを構成する天板103を積層した構成を有する。
このインクジェット記録ヘッドは、天板103にオリフィスを105設け、一点鎖線114cで示されたように流路104内の吐出エネルギー作用部へのインクの流れ方向とオリフィス105の開口中心軸と直角をなした構成を有する。
このような構成とすることによって、吐出エネルギー発生体107からのエネルギーをより効率良くインク滴の形成とその飛行の運動エネルギーへと変換でき、またインクの供給によるメニスカスの復帰も速いという構造上の利点を有し、吐出エネルギー発生体に発熱素子を用いた場合に特に効果的である。また、エッジシューターにおいて問題となる気泡が消滅する際の衝撃により吐出エネルギー発生体107を徐々に破壊する、いわゆるキャビテーション現象をサイドシューターであれば回避することができる。つまり、サイドシューターにおいて気泡が成長し、その気泡がオリフィス105に達すれば気泡が大気に通じることになり温度低下による気泡の収縮が起こらない。そのため、インクジェット記録ヘッドの寿命が長いという長所を有する。
Claims (7)
- 第1の部品と第2の部品のそれぞれに設けた位置検出基準を検出して、その検出結果に基づいて前記2つの部品の位置調整を行い、前記2つの部品を接着接合する微細部品の組立方法であって、
前記第1の部品の位置検出基準を検出する第1の部品位置検出工程と、
前記第2の部品の位置検出基準を検出する第2の部品位置検出工程と、
前記第1の部品と第2の部品の位置検出結果に基づいて前記第2の部品の位置を調整する位置調整工程と、
前記第1の部品と第2の部品の互いの接合位置を保持するための仮接合工程と、
前記第1の部品と第2の部品を加圧接合する接合工程とよりなり、
前記第1の部品もしくは第2の部品は、他方の部品との間で所定の空間を形成する負圧形成部と、外力により変形可能な弾性変形部と、を有し、
前記仮接合工程は、前記弾性変形部に対し前記他方の部品の反対側に配置される押圧部材により、前記弾性変形部を押圧して変形させることで前記負圧形成部内の空間を縮小し、
さらに、前記押圧部材による押圧を解放することにより、前記弾性変形部の変形を復元させ、前記負圧形成部内に負圧を発生させて前記第1の部品と第2の部品とを吸着保持する
ことを特徴とする微細部品の組立方法。 - 第1の部品と第2の部品のそれぞれに設けた位置検出基準を検出して、その検出結果に基づいて前記2つの部品の位置調整を行い、前記2つの部品を接着接合する微細部品の組立装置であって、
前記第1の部品の位置検出基準を検出する第1の部品位置検出手段と、
前記第2の部品の位置検出基準を検出する第2の部品位置検出手段と、
前記第1の部品と第2の部品の位置検出結果に基づいて前記第2の部品の位置を調整する位置調整手段と、
前記第1の部品と第2の部品の互いの接合位置を保持するための仮接合手段と、
前記第1の部品と第2の部品を加圧接合する接合手段とよりなり、
前記第1の部品もしくは第2の部品は、他方の部品との間で所定の空間を形成する負圧形成部と、外力により変形可能な弾性変形部と、を有し、
前記仮接合手段は、前記弾性変形部に対し前記他方の部品の反対側に配置される押圧部材により、前記弾性変形部を押圧して変形させることで前記負圧形成部内の空間を縮小し、
さらに、前記押圧部材による押圧を解放することにより、前記弾性変形部の変形を復元させ、前記負圧形成部内に負圧を発生させて前記第1の部品と第2の部品とを吸着保持する
ことを特徴とする微細部品の組立装置。 - インクジェットヘッドのノズル板及び流路板それぞれに設けた位置検出基準を検出して、その検出結果に基づいて前記流路板の位置調整を行い、前記ノズル板と流路板を接着接合するインクジェットヘッドの組立方法であって、
前記ノズル板の位置検出基準を検出するノズル板位置検出工程と、
前記流路板の位置検出基準を検出する流路板位置検出工程と、
前記ノズル板と流路板の位置検出結果に基づいて、前記流路板の位置を調整する位置調整工程と、
前記ノズル板と流路板の互いの接合位置を保持するための仮接合工程と、
前記ノズル板と流路板を加圧接合する接合工程とよりなり、
前記ノズル板は、前記流路板との間で所定の空間を形成する負圧形成部と、外力により変形可能な弾性変形部と、を有し、
前記仮接合工程は、前記弾性変形部に対し前記流路板の反対側に配置される押圧部材により、前記弾性変形部を押圧して変形させることで前記負圧形成部内の空間を縮小し、
さらに、前記押圧部材による押圧を解放することにより、前記弾性変形部の変形を復元させ、前記負圧形成部内に負圧を発生させて前記ノズル板と流路板とを吸着保持する
ことを特徴とするインクジェットヘッドの組立方法。 - インクジェットヘッドのノズル板及び流路板それぞれに設けた位置検出基準を検出して、その検出結果に基づいて前記流路板の位置調整を行い、前記ノズル板と流路板を接着接合するインクジェットヘッドの組立装置であって、
前記ノズル板の位置検出基準を検出するノズル板位置検出手段と、前記流路板の位置検出基準を検出する流路板位置検出手段と、
前記ノズル板と流路板の位置検出結果に基づいて、前記流路板の位置を調整する位置調整手段と、
前記ノズル板と流路板の互いの接合位置を保持するための仮接合手段と、
前記ノズル板と流路板を加圧接合する接合手段とよりなり、
前記ノズル板は、前記流路板との間で所定の空間を形成する負圧形成部と、外力により変形可能な弾性変形部と、を有し、
前記仮接合手段は、前記弾性変形部に対し前記流路板の反対側に配置される押圧部材により、前記弾性変形部を押圧して変形させることで前記負圧形成部内の空間を縮小し、
さらに、前記押圧部材による押圧を解放することにより、前記弾性変形部の変形を復元させ、前記負圧形成部内に負圧を発生させて前記ノズル板と流路板とを吸着保持する
ことを特徴とするインクジェットヘッドの組立装置。 - 請求項4に記載のインクジェットヘッドの組立装置であって、
前記ノズル板は、前記流路板に密着させ前記負圧形成部を閉空間とするリップを有し、
前記負圧形成部内のエアーは、前記弾性変形部の変形により前記リップから押出され、
前記弾性変形部の変形が復元することにより、前記リップも引き戻されることで前記負圧形成部内を密閉させる
ことを特徴とするインクジェットヘッドの組立装置。 - 請求項4または5に記載のインクジェットヘッド組立装置を使用して、インク滴を吐出する複数のノズルを有するノズル板と各ノズルに対応した液室が形成された流路板を接合して形成されたことを特徴とするインクジェットヘッド。
- 請求項6に記載のインクジェットヘッドにおいて、インクの吐出方式がエッジシュータ方式又はサイドシュータ方式であることを特徴とするインクジェットヘッド。
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JP2001343654A (ja) * | 2000-06-01 | 2001-12-14 | Nec Corp | 液晶表示素子およびその製造方法 |
JP2003260798A (ja) * | 2002-03-08 | 2003-09-16 | Ricoh Co Ltd | 微細部品の組立装置及びそれにより組み立てられた印字ヘッド |
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