JP4593503B2 - 偶高調波ミクサおよびそのバンドパスフィルタ - Google Patents
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Description
fRF=|fIF±2・fLO| …(1)
fIF=|fRF−2・fLO| …(2)
つぎに、LO信号分波回路43の構成および機能について説明する。APDP10の接続部46側において、誘電体基板71の上部には信号導体パターンを構成する線路導体部61が形成されている。また、誘電体基板71の下部には誘電体基板72との間の内層で信号導体パターンを構成する内層線路導体部62が形成されている。この線路導体部61は、多層基板積層方向下方に位置する内層線路導体部62との間でインター・ディジタル構造にて対向配置されている。なお、これらの線路導体部間は、相互にオーバーラップする部分(上下方向に見て重なる部分)の長さがLO信号実効波長の略1/4に設定(λg/4@LO)されており、両者は積層インター・ディジタル結合器(以下「積層ID結合器」という)60を構成する。この積層ID結合器60は、表層と内層とをλg/4の長さで対向させることにより当該周波数帯における結合(カップリング)の度合いを強める働きがあり、当該周波数帯付近の信号のみを選択的に効率よく伝送するように結合させることが可能となる。当該周波数の2倍であるRF信号周波数帯や、APDP10によって生成される(RF信号の基本波成分とLO信号の偶数次高調波成分うちの2倍波成分との周波数差成分である)IF信号周波数帯などの、LO信号周波数から離反した周波数帯の信号は阻止されることになる。
つぎに、RF信号分波回路42の構成および機能について説明する。APDP10の接続部45側において、MSL50の先端に接続され、かつ基板積層方向下部に、変成器52および変成器53が接続されている。これらの構成のうち、変成器52は、マイクロストリップ線路(以下「MSL」と表記)50の先端が接続された接地導体51と、多層基板71から73の各接地導体とを接続するビア(ビア群)84と、MSL50の接地導体部64と多層基板73の上下の接地導体を接続するビア(ビア群)85と、各多層基板上の接地導体の抜き部とにより構成した基板積層方向にRF信号を伝送する誘電体導波管である。
最後に、IF出力回路44の構成および機能について説明する。図3−1において、APDP10の接続部46には、LO信号実効波長の略1/4の長さ(λg/4@LO)に設定された伝送線路57が接続されるとともに、この伝送線路57の先端には、例えば伝送線路57との接続部において短絡となるような実効長を有する(図示の四分円の場合であれば、λg/8〜λg/6程度の電気長を持つ)ラジアルスタブ58が接続されている。なお、このラジアルスタブ58は、伝送線路57とラジアルスタブ58の接続点におけるLO信号周波数帯の短絡特性を広帯域化するために採用しているものであり、他のものを用いてもよいことは勿論である。また、伝送線路57やラジアルスタブ58は、誘電体基板71と誘電体基板72の間の内層に配置してもよく、IF信号の入出力インターフェース要求により、スルーホールを介して表層の伝送線路(出力線路)と接続する構成としてもよい。
15,16 接続端
17 HPF部
18 BPF部
19 LPF部
20 RFポート
21 LOポート
22 IFポート
24 分岐端
42 RF信号分波回路
43 LO信号分波回路
44 IF出力回路
45,46 接続部
50 MSL(マイクロストリップ線路)
51 接地導体(接地導体パターン)
52,53 変成器
57 伝送線路
58 ラジアルスタブ
60 積層ID結合器
61,62 線路導体部(信号導体)
64 地導体部(接地導体部)
65,66,81,82 地導体部
67 地導体抜き部
68 誘電体共振器
70 多層基板
71,73 誘電体基板(多層基板)
72,74 誘電体基板
83,84,85,86,87 ビア
90 標準導波管
92 オープンスタブ
Claims (10)
- 極性が相互に異なる2個のダイオードが並列に接続されたアンチ・パラレル・ダイオード・ペアと、
前記アンチ・パラレル・ダイオード・ペアの一端に接続され、RF信号の通過を可能とする一方で、LO信号およびIF信号の通過を阻止し、前記アンチ・パラレル・ダイオード・ペアとの接続端においてLO信号およびIF信号が短絡となるハイパスフィルタと、
前記アンチ・パラレル・ダイオード・ペアの他端に接続され、LO信号を入力するバンドパスフィルタと、
前記アンチ・パラレル・ダイオード・ペアの他端に並列接続され、LO信号の通過を阻止し、かつ、LO信号とRF信号とに基づいて生成されるIF信号を出力するローパスフィルタと、
を備えた偶高調波ミクサにおいて、
前記バンドパスフィルタは、
多層基板を構成する所定の層間に一方の信号導体と他方の信号導体とを多層基板積層方向上下間に対向させるように配置した積層インター・ディジタル結合器と、
前記積層インター・ディジタル結合器の下層に配置され、かつ、前記積層インター・ディジタル結合器と電気的に結合する接地導体抜き部を有し、前記アンチ・パラレル・ダイオード・ペアの他端から前記積層インター・ディジタル結合器を介して入力するRF信号に対して共振する誘電体共振器と、
を備えたことを特徴とする偶高調波ミクサ。 - 前記ハイパスフィルタは、
前記アンチ・パラレル・ダイオード・ペアとの一端に接続される平面伝送線路と、
RF信号を入出力する導波管と、
前記導波管を構成する導体の一部が伝導的に前記平面伝送線路の信号導体に接続され、RF信号に対してのみ選択的に前記導波管と前記平面伝送線路との伝送線路変換を行い、かつ、LO信号およびIF信号の通過を阻止する平面伝送線路/導波管変換器と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の偶高調波ミクサ。 - 前記ハイパスフィルタは、
前記アンチ・パラレル・ダイオード・ペアとの接続端に並列接続され、かつ、LO信号実効波長の1/4の長さを有する先端開放スタブを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の偶高調波ミクサ。 - 前記積層インター・ディジタル結合器を構成する上層信号導体と下層信号導体との多層基板積層方向において相互に重なる部分の長さが、LO信号実効波長の1/4に設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の偶高調波ミクサ。
- 前記誘電体共振器の共振長が、RF信号実効波長の1/2に設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の偶高調波ミクサ。
- 前記積層インター・ディジタル結合器の下層に配置された前記接地導体抜き部の長さが、RF信号実効波長の1/2に設定されていることを特徴とする請求項5に記載の偶高調波ミクサ。
- 前記誘電体共振器を形成する多層基板積層方向の電気壁が複数のビアで構成されるとともに、該複数のビアがRF信号実効波長の1/4以下の間隔で配置されていることを特徴とする請求項5に記載の偶高調波ミクサ。
- 基準周波数を有する第1の信号、該第1の信号の2倍の周波数を有する第2の信号およびDC近傍の低周波信号の各信号から該第1の信号を濾波するバンドパスフィルタにおいて、
多層基板を構成する所定の層間に一方の信号導体と他方の信号導体とを多層基板積層方向上下間に対向させるように配置して前記第1の信号に対する結合が得られるように構成された積層インター・ディジタル結合器と、
前記積層インター・ディジタル結合器の下層に配置され、かつ、前記積層インター・ディジタル結合器と電気的に結合する接地導体抜き部を有し、前記積層インター・ディジタル結合器を介して入力される前記第2の信号に共振する誘電体共振器と、
を備えたことを特徴とするバンドパスフィルタ。 - 前記積層インター・ディジタル結合器を構成する上層信号導体と下層信号導体との多層基板積層方向において相互に重なる部分の長さが、前記第1の信号の実効波長の1/4に設定されていることを特徴とする請求項8に記載のバンドパスフィルタ。
- 前記誘電体共振器の共振長が、前記第2の信号の実効波長の1/2に設定されていることを特徴とする請求項8または9に記載のバンドパスフィルタ。
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