JP4591398B2 - プラズマディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマディスプレイパネルの製造方法に関し、特に前面基板の誘電体層に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、「PDP」と記す)は、対向配置した前面基板と背面基板との周縁部を封着部材によって封着した構造であって、前面基板と背面基板との間に形成された放電空間には、ネオン(Ne)およびキセノン(Xe)などの放電ガスが封入されている。
前面基板は、ガラス基板の片面にストライプ状に形成された走査電極と維持電極とからなる複数の表示電極対と、これらの表示電極対を覆う誘電体層および保護層とを備えている。表示電極対は、それぞれ透明電極と、その透明電極上に形成した金属材料からなるバス電極とによって構成されている。
背面基板は、ガラス基板の片面に表示電極対と直交する方向にストライプ状に形成された複数のアドレス電極と、これらのアドレス電極を覆う下地誘電体層と、放電空間をアドレス電極毎に区画するストライプ状の隔壁と、隔壁間の溝に順次塗布された赤色、緑色および青色の蛍光体層とを備えている。
表示電極対とアドレス電極とは直交していて、その交差部が放電セルになる。これらの放電セルはマトリクス状に配列され、表示電極対の方向に並ぶ赤色、緑色および青色の蛍光体層を有する3個の放電セルが、カラー表示のための画素になる。PDPは順次、走査電極とアドレス電極間、および走査電極と維持電極間に所定の電圧を印加してガス放電を発生させ、そのガス放電で生じる紫外線で蛍光体層を励起し、発光させることによりカラー画像を表示している。
このようなPDPの前面基板の誘電体層は、各放電セルの放電電流を制御するコンデンサとしての働きをする。そして、この誘電体層は通常、低融点ガラスペーストを塗布し、焼成することにより形成されている。
ここで、走査電極上の誘電体層の表面の電界強度を高くすると、走査電極とアドレス電極間、および走査電極と維持電極間とが低い印加電圧でも放電するようになる。このため、PDPの駆動電圧を下げることができるとともに、発光効率を向上させることができる。そこで、誘電体層の表面の電界強度を高くする方法が検討されてきているが、それには2つの方法が考えられる。1つは表示電極対の配列間隔を小さくする方法であり、もう1つは誘電体層の厚みを低減する方法である。ここで誘電体層の厚みを低減すると、走査電極と、その上の誘電体層の表面との間の電気容量が大きくなり、走査電極上の誘電体層の表面の電界強度を高くすることができる。
しかしながら前者の方法は、表示電極間に加わる電界が過大となって、エレクトロマイグレーション、イオン衝撃による電極破壊を生じるおそれがある。また後者の方法は、上述の低融点ガラスペーストで誘電体層を形成すると、誘電体層が薄くなるにつれて誘電体層形成時における塵の混入、気泡の発生に起因した絶縁破壊が生じやすくなる。
しかし後者の誘電体層の厚みを低減する方法は、高精細化にともなって個々の放電セルの面積が減少しても、上述のように表示電極間のコンデンサの電気容量を確保できるという利点がある。そのため、誘電体層の厚みを薄く形成しても絶縁破壊を生じさせない製造方法が検討され、特に化学的気相成長法(以下、「CVD法」と記す)を用いると、純度の高いシリコン酸化膜となり、比誘電率が低く、耐電圧の高い誘電体層が得られることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−195382号公報
しかしながら、CVD法などの気相成長法で形成した誘電体層は、ガラス基板から剥がれやすいため、パネル特性が経時的に変化しやすく、パネル寿命が短いという問題点があった。
例えば、CVD法で形成した誘電体層は、保護層の形成工程、背面基板との貼り合わせ工程などのPDPの製造工程中に剥がれる場合があった。また、製造工程中に誘電体層が剥がれなくても、長期間に渡ってPDPを使用していると、プラズマ粒子による物理的衝撃、熱的衝撃によって剥がれる場合もあった。
この誘電体層が剥がれる原因として、ガラス基板(熱膨張係数7〜9×10−6/℃)と、誘電体層であるシリコン酸化膜(熱膨張係数2〜2.5×10−6/℃)とに熱膨張係数の差があり、PDPの製造工程中の加熱工程によって、シリコン酸化膜に熱応力が生じるためと考えられる。
本発明は上記問題点に鑑み、気相成長法で接着性のよい誘電体層を薄く形成し、駆動電圧を低くするとともに、発光効率に優れたPDPおよびその製造方法を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明は、第1のガラス基板上に第1の導電膜のパターンを形成し、第1のガラス基板および第1の導電膜に対して粒径が1μm以上かつ20μm以下である加速された微粒子を照射して前記第1のガラス基板および前記第1の導電膜の表面に凹凸形状を形成し、前記凹凸形状が形成された第1の導電膜および第1のガラス基板上に気相成長法を用いて誘電体層を形成して第1の基板を作製し、第2のガラス基板上に第2の導電膜、隔壁および蛍光体層が形成された第2の基板と対向配置させるPDPの製造方法である。
このようなPDPの製造方法によれば、微粒子照射により、第1のガラス基板および第1の導電膜の表面に微小な凹凸が形成される。その上に、気相成長法を用いて誘電体層を形成すると、微小な凹凸により接着性が高められ、容易に誘電体層が剥がれることはなくなる。また、気相成長法による誘電体層の形成であるので、絶縁耐圧の高い薄膜となり、駆動電圧を低くできるとともに、発光効率に優れたPDPおよびその製造方法を提供できる。
また本発明のPDPの製造方法の第1の導電膜は、透明電極膜を形成したのち、電極ガラスペーストを焼成しフォトリソグラフィ法でパターニングして透明電極膜より導電性が高いバス電極を形成してもよい。
バス電極をこのような製造方法で形成すると、バス電極の端部がめくれあがるエッジカールが発生する場合がある。エッジカールが発生すると、バス電極を覆うような気相成長法による成膜を行っても、エッジカールの部分に膜が形成されない巣(ボイド)を発生する。そしてこの巣が起点となって、膜剥がれが生じやすくなるが、上述の微粒子照射により、エッジカールが取り除かれるため、膜剥がれが生じることもない。
また本発明のPDPの製造方法の第1の導電膜のバス電極は、透明電極膜上に透明電極膜より可視光透過率の低い第1のバス電極を形成し、第1のバス電極上に第1のバス電極より可視光反射率の高い第2のバス電極を形成してもよい。
このような構成のバス電極では、第2のバス電極にエッジカールが生じやすいが、上述の微粒子照射により、エッジカールを取り除くことができ、映りこみのない電極構成を実現できる。
また本発明のPDPの製造方法の誘電体層は、気相成長法で第1の誘電体層を形成し、第1の誘電体層上に誘電体ガラスペーストを焼成して第2の誘電体層を形成してもよい。
このような製造方法で誘電体層を形成すると、第1の誘電体層がバス電極との反応を抑制し、第2の誘電体層が放電電流を制御する働きをするため、低コストでバス電極との反応を抑制して着色を防止した誘電体層とすることができる。
以上のように本発明によれば、微粒子の照射で、第1のガラス基板および第1の導電膜の表面に微小な凹凸が形成され、その上に気相成長法を用いて誘電体層を形成しているので、微小な凹凸により接着性がよくなり剥がれにくい誘電体層となる。また、気相成長法による誘電体層の形成であるので、絶縁耐圧の高い薄膜となり、駆動電圧を低くできるとともに、発光効率に優れたPDPおよびその製造方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態によるPDPについて図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態のPDPの構造を示す斜視図である。図1に示すように、PDP100は、第1の基板である前面板12と、第2の基板である背面板20とが対向して配置され、その外周部をガラスフリットなどからなる封着部材によって気密封着されている。封着されたPDP100内部の放電空間26には、ネオン(Ne)およびキセノン(Xe)などの放電ガスが、400Torr〜600Torrの圧力で封入されている。
前面板12の第1のガラス基板である前面ガラス基板13上には、第1の導電膜である走査電極14および維持電極15よりなる一対の帯状の表示電極16と、ブラックストライプ(遮光層)17とが互いに平行に、それぞれ複数列配置されている。前面ガラス基板13上には、表示電極16と、ブラックストライプ17とを覆うようにコンデンサとしての働きをする誘電体層18が形成され、さらにその表面に酸化マグネシウム(MgO)などからなる電極保護のための保護層19が形成されている。
背面板20の第2のガラス基板である背面ガラス基板21上には、前面板12の走査電極14および維持電極15と直交する方向に、第2の導電膜である複数の帯状のアドレス電極22が互いに平行に配置され、これを下地誘電体層23が被覆している。
さらに、アドレス電極22間の下地誘電体層23上には、放電空間26を区切る所定の高さの隔壁24が形成されている。隔壁24間の溝にアドレス電極22毎に、紫外線によって赤色、青色および緑色にそれぞれ発光する蛍光体層25が、順次塗布して形成されている。走査電極14および維持電極15と、アドレス電極22とが交差する位置に放電セルが形成され、表示電極16方向に並んだ赤色、青色、緑色の蛍光体層25を有する放電セルが、カラー表示のための画素になる。
図2は、本発明の実施の形態のPDP100の前面板12の構成を示す断面図である。図2は、図1を上下反転させて示している。図2に示すように、フロート法などにより製造された前面ガラス基板13に、走査電極14および維持電極15よりなる表示電極16と、ブラックストライプ17とがパターン形成されている。
走査電極14と維持電極15は、それぞれ酸化インジウム(ITO)や、酸化スズ(SnO)などからなる透明電極膜である透明電極14a、15aと、透明電極14a、15a上に形成された金属電極14b、15bとにより構成されている。金属電極14b、15bは透明電極14a、15aの長手方向に導電性を付与する目的として用いられ、銀(Ag)材料を主成分とする導電性材料によって形成されている。さらに、金属電極14b、15bは、それぞれ外光を遮光するための黒色の第1のバス電極41b、51bと、電気抵抗値の低減のための白色で、第1のバス電極41b、51bより可視光反射率の高い第2のバス電極42b、52bとで構成されている。従って、第1のバス電極41b、51bは、透明電極14a、15aより導電性が高く、可視光透過率が低い。
誘電体層18は、前面ガラス基板13上に形成されたこれらの透明電極14a、15aと金属電極14b、15bとブラックストライプ17を覆って設けた第1の誘電体層81と、第1の誘電体層81上に形成された第2の誘電体層82の2層構成とし、さらに第2の誘電体層82上に保護層19を形成している。
次に、PDP100の製造方法について説明する。
まず、前面ガラス基板13上に、走査電極14および維持電極15を構成する透明電極14a、15aが、フォトリソグラフィ法などを用いてパターニングして形成される。そして、ブラックストライプ17および透明電極14a、15a上に金属電極14b、15bとなるそれぞれのペースト層を、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングし、焼成することにより形成する。ここで金属電極14b、15bの材料は、導電性黒色粒子、あるいは銀(Ag)材料を含む電極ガラスペーストであり、ブラックストライプ17の材料も、黒色顔料を含むペーストである。
次に、走査電極14、維持電極15およびブラックストライプ17を覆うように、前面ガラス基板13上に、プラズマCVD法で第1の誘電体層81を形成する。さらに、第1の誘電体層81を覆うように、誘電体ガラスペーストをダイコート法などにより塗布、焼成して、第2の誘電体層82を形成する。ここで、誘電体ガラスペーストは、粉末の誘電体ガラスフリット、バインダおよび溶剤を含む塗料である。
次に、誘電体層18上に酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層19を、真空蒸着法により0.3μm〜1μmの厚みに形成する。以上の工程により、前面ガラス基板13上に所定の構成部材が形成されて前面板12が完成する。
背面板20は、次のようにして形成される。まず、背面ガラス基板21上に、銀(Ag)材料を含むペーストをスクリーン印刷する方法や、金属膜を全面に形成したのち、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングする方法などにより、アドレス電極22用の構成物となる材料層を形成する。そして、その材料層を所望の温度で焼成してアドレス電極22を形成する。
次に、アドレス電極22が形成された背面ガラス基板21上に、ダイコート法などによりアドレス電極22を覆うように誘電体ガラスペーストを塗布して、誘電体ペースト層を形成する。そののち、誘電体ペースト層を焼成することにより、下地誘電体層23を形成する。なお、誘電体ガラスペーストは、粉末の誘電体ガラスフリット、バインダおよび溶剤を含んだ塗料である。
次に、下地誘電体層23上に隔壁材料を含む隔壁形成用ペーストを塗布し、所定の形状にパターニングして隔壁材料層を形成し、そののち、焼成することにより、隔壁24を形成する。ここで、下地誘電体層23上に塗布した隔壁用ペーストをパターニングする方法としては、フォトリソグラフィ法や、サンドブラスト法を用いることができる。
次に、隣接する隔壁24間の下地誘電体層23上および隔壁24の側面に、蛍光体材料を含む蛍光体ペーストを塗布し、焼成することにより、蛍光体層25が形成される。以上の工程により、背面ガラス基板21上に所定の構成部材が形成されて、背面板20が完成する。
このようにして、所定の構成部材を備えた前面板12と背面板20とを、表示電極16とアドレス電極22とが直交するように対向配置して、その周囲を封着部材で封着し、放電空間26にネオン(Ne)、キセノン(Xe)などを含む放電ガスを封入することでPDP100が完成する。
次に、前面板12の第1の導電膜である表示電極16を形成する第1の導電膜の形成方法、前面ガラス基板13および表示電極16に微粒子を照射する微粒子照射の方法、誘電体層18を形成する誘電体層の形成方法を詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態のPDPの第1の導電膜から誘電体層の形成までを示し、図3(a)は、第1の導電膜形成完了後の断面図、図3(b)は、微粒子照射完了後の断面図、図3(c)は、誘電体層形成完了後の断面図である。図3(a)は、第1の導電膜となる透明電極14a、第1のバス電極41bおよび第2のバス電極42bが、前面ガラス基板13に形成された状態を示す。ここで透明電極14aは、スパッタ法などの薄膜プロセスで成膜されるが、第1のバス電極41bおよび第2のバス電極42bは、電極ガラスペーストを使用し印刷法などで塗布する厚膜プロセスで成膜され、フォトリソグラフィ法でパターニングされる。
詳述すると、第1のバス電極41bとなる第1のバス電極ペースト層を透明電極14a上の全面に塗布して乾燥させる。そののち、第2のバス電極42bとなる第2のバス電極ペースト層を第1のバス電極ペースト層上の全面に塗布して乾燥させる。そして、フォトリソグラフィ法を用いて露光、現像してパターン形成を行う。このとき、第1のバス電極ペースト層は、第2のバス電極ペースト層より現像液にエッチングされやすく、また到達する露光光量も少なくなるため、アンダーカットを生じる。また、第2のバス電極ペースト層は乾燥、焼成により、第2のバス電極42bの端部は収縮してめくれあがるエッジカール30を生じる。
図3(b)は、図3(a)の状態に微粒子を照射したのちの状態であり、第2のバス電極42b端部のエッジカール30を取り除くとともに、前面ガラス基板13、透明電極14aおよび第2のバス電極42bの粗にした表面31を示している。
図3(c)は、前面ガラス基板13、透明電極14a、第1のバス電極41bおよび第2のバス電極42bを覆うように、第1の誘電体層81を薄膜プロセスのプラズマCVD法で、第2の誘電体層82を誘電体ガラスペーストを焼成して形成した状態を示す。
このように、厚膜プロセスで形成した第1のバス電極41bと、第2のバス電極42bとを積層した構成では、第2のバス電極42bにエッジカール30が生じやすくなるが、微粒子を照射することでエッジカール30が取り除かれる。そのため、エッジカール30に起因する成膜されない箇所である巣を生じることもなく、薄膜プロセスで誘電体層を形成しても容易に剥がれることはなくなる。また、エッジカール30は取り除かれるので、露光時にはエッジカール30の分も含めた線幅とすればよく、露光精度を粗くすることができる。
さらに第1の導電膜の形成方法、微粒子照射方法および誘電体層の形成方法について詳細に説明する。
まず、第1の導電膜の形成方法は、前面ガラス基板13上に、厚さ0.12μm程度の酸化インジウム(ITO)をスパッタ法で全面に形成し、そののち、フォトリソグラフィ法によって、巾150μmのストライプ状の透明電極14a、15aを形成する。次に、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)の群から選ばれた1種の黒色金属微粒子、あるいは金属酸化物が70重量%〜90重量%と、ガラスフリットが1重量%〜15重量%と、感光性ポリマー、感光性モノマー、光重合開始剤、溶剤などを含む感光性有機バインダ成分8重量%〜15重量%とよりなる第1のバス電極ペーストを印刷法などによって前面ガラス基板13上全面に塗布し、第1のバス電極ペースト層を形成する。
そののち、少なくとも銀(Ag)粒子が70重量%〜90重量%と、ガラスフリットが1重量%〜15重量%と、感光性ポリマー、感光性モノマー、光重合開始剤、溶剤などを含む感光性有機バインダ成分8重量%〜15重量%とよりなる第2のバス電極ペーストを、印刷法などによって第1のバス電極ペースト層上に塗布し、第2のバス電極ペースト層を形成する。そして、これらの全面塗布された第1のバス電極ペースト層と、第2のバス電極ペースト層とを、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングする。このようにして、第1の導電膜である表示電極16が形成される。
次に、微粒子照射方法について説明する。図4は、本発明の実施の形態のPDPの製造方法の微粒子照射を行うサンドブラスト装置の正面図である。サンドブラスト装置60は、表示電極が形成された前面ガラス基板に加速された微粒子を噴射するノズル61を内部に備えるキャビネット62、キャビネット62内に発生した粉塵および微粒子を分級する分級タンク63を備えている。また、分級タンク63で分級された粉塵を集積し、清浄な空気のみを外気へ放出するダストコレクタ64、分級タンク63内で分級された微粒子を収納するための微粒子タンク65を備えている。さらにサンドブラスト装置60は、微粒子タンク65の底部とダクト66、微粒子材料調整バルブ67、ダンプバルブ68を介して連通し、ノズル61へ微粒子を供給する供給部69を備えている。
ここで、微粒子の材料としては、ガラス、ジルコニア、炭酸カルシウム、酸化アルミニウムおよび炭化珪素のうちから少なくとも1つを選択したものである。これらの微粒子材料は、硬度も大きく、短時間で表面電極および前面ガラス基板の表面に凹凸を形成することができる。
キャビネット62は、搬送ラインから前面ガラス基板を収容するための搬出入口70を備えており、搬出入口70にスライドドアを上下に開閉するスライドシリンダ71を設けている。そしてスライドドアの外側には、搬送ラインから前面ガラス基板を取り出し、搬送テーブル72上のワーク装着具73に装着し、かつ加工が完了した前面ガラス基板をワーク装着具73から取り出すためのローダ・アンローダ74を設けている。
ここで、表示電極が形成された前面ガラス基板は、ワーク装着具73に装着され、ノズル61に対して相対的な搬送速度で移動させられながら、ノズル61から微粒子が照射される。微粒子の粒径は1μm以上、20μm以下を用いることが望ましい。粒径が1μmより小さいと、十分な衝撃力を与えることができないため、粗化が不十分となる。逆に粒径が20μmより大きいと、表示電極がエッチングされてしまい、好ましくない。
また、ノズル61からの微粒子の噴射量を10g/min以上、150g/min以下、噴射圧力を0.01MPa以上、0.2MPa以下、噴射幅を50mm以上、200mm以下、ノズル61に対するワーク装着具73の搬送速度を50mm/min以上、300mm/min以下とすることが望ましい。
微粒子の噴射量が10g/minより小さいと、所定の表面粗さにするのに長時間を要するため、実用的でない。逆に、微粒子の噴射量が150g/minより大きいと、表示電極がエッチングされてしまい、好ましくない。
また、微粒子の噴射圧力が0.01MPaより小さいと、十分な衝撃力を与えることができないため、表面を粗とする度合が不十分となる。逆に、微粒子の噴射圧力が0.2MPaより大きいと、表示電極がエッチングされてしまい、好ましくない。
また、微粒子の噴射幅が50mmより小さいと、大面積を均一に処理する際にノズル61をきめ細かく走査させる必要があり、煩雑である。逆に、微粒子の噴射幅が200mmより大きいと、十分な衝撃力を与えることができないため、表面を粗とする度合が不十分となる。
また、搬送速度が50mm/minより小さいと、生産性が極端に悪く、実用的でない。逆に、搬送速度300mm/minより大きいと、処理の均一性を確保できない。
キャビネット62の上方には、分級タンク63を設け、分級タンク63の上方側面とキャビネット62とは管75によって連通されている。そして、分級タンク63で分級されて底部に集積された再使用可能な微粒子がキャビネット62内に落下して、キャビネット62の底部に集積するように分級タンク63の底部は、キャビネット62底部に連通している。また分級タンク63の上方と、ダストコレクタ64とは管76を介して連通している。
キャビネット62の底部は、管内を回転するスクリューを備えるスクリューコンベア77に連通し、スクリューコンベア77は、管の内部を循環して移動可能な複数のバスケットで構成されるバスケットコンベア78に連通している。また、このバスケットコンベア78は、微粒子タンク65の上方に連通している。従って、キャビネット62底部に集積された微粒子は、スクリューコンベア77、バスケットコンベア78を介して微粒子タンク65内に収納される。
供給部69内に供給された圧縮空気は、供給部69内に落下された微粒子を、供給部69下端に接続する接合部85から、微粒子供給管86へと圧送する。また、微粒子供給管86は、キャビネット62内のノズル61に連通しており、接合部85内で合流した圧縮空気と微粒子は、微粒子供給管86を通過してノズル61より噴射される。ここで前面ガラス基板の一加工工程に必要な量の微粒子をホッパ87内に供給することで、供給部69に常に所望の設定量の微粒子を落下させることができる。
キャビネット62内で微粒子照射された前面ガラス基板は、搬送テーブル72の回転により搬出入口70からキャビネット62外に搬出され、ローダ・アンローダ74によってワーク装着具73から取り外され搬送ラインまたは、収納容器へと搬出される。
キャビネット62内にノズル61から噴射された微粒子およびこのとき発生した粉塵は、管75を介して分級タンク63内に運ばれる。そして分級タンク63内の上方で、ダストコレクタ64のファンモータ88により分級され、使用可能な微粒子は、分級タンク63底部に回収される。一方、分級タンク63内に回収された粉塵は、分級タンク63内の気流によってダストコレクタ64に集積される。
なお、ノズル61が多数並んだ大型のサンドブラスト装置を用いて、短時間に前面ガラス基板を微粒子照射の処理を行うことも可能である。
このようにして、表面を粗にされた前面ガラス基板および表示電極の表面粗さについて説明する。図5は、本発明の実施の形態のPDPの前面ガラス基板および表示電極の表面粗さ係数Raを説明する図である。
RaはJIS B0601−1994「表面粗さ−定義および表示」において規定されている粗さの指標であり、粗さ曲線からその平均線の方向に基準長さLだけ抜き取り、図5に示す粗さ曲線のように、この抜き取った平均線の方向にX軸を、縦倍率の方向にY軸を取り、粗さ曲線をy=f(x)で表したときに、(数1)によって求められる値をマイクロメートル(μm)で表したものをいう。
Figure 0004591398
前面ガラス基板および表示電極の誘電体層が形成される側の表面のRaは、0.1μm以上、1μm以下とすることが望ましい。Raが0.1μmより小さいと、前面ガラス基板および表示電極とのちに形成する誘電体層との密着性が十分高まらず、膜剥がれの防止効果が小さい。Raが1μmより大きいと、ヘイズと呼ばれる可視光の散乱が著しくなるため、PDPとしての表示特性が悪化してしまう。また、特に表示電極のRaが1μmより大きいと、表示電極の断面積が小さくなることに加え、表示電極内部に大きな圧縮応力が生じるため、比抵抗が増加してしまい、PDPの発光効率が低下してしまう。
さらに好ましくは、Raは0.3μm以下であることが望ましい。Raが0.3μm以下であれば、可視光を全く散乱しなくなるため、PDPとしての表示特性を損なわないという利点がある。これは、Raが可視光のあらゆる波長よりも小さくなるためである。
また、図2に示す金属電極14b、15bがそれぞれ第1のバス電極41b、51bと第2のバス電極42b、52bとの2層構成になっている場合、第2のバス電極42b、52bの端部がめくれあがるエッジカールを生じることが多い。上述したように、第2のバス電極42b、52bは、銀(Ag)ペーストを塗布して乾燥、焼成して形成するが、焼成する際に電極の端部がめくれあがってしまう。エッジカールが発生すると、誘電体層としてのシリコン酸化膜を気相成長法によって形成する際に、膜が形成されない部分である巣(ボイド)が発生する。そしてこの巣が起点となって、誘電体層が剥がれてしまう。しかしながら、上述の微粒子照射により、エッジカールを取り除くことができる。
図6は、本発明の実施の形態のPDPの第2のバス電極の端部形状の断面図である。第2のバス電極42bと、第2のバス電極52bとの端部の形状は、本発明の実施の形態では同じであるので、第2のバス電極42bで説明する。
第2のバス電極42bは、前面ガラス基板13上に透明電極14a、第1のバス電極41bの順に積層され、前面ガラス基板13の厚み方向から見て長方形状に形成されている。そして、長方形状の長辺方向または短辺方向の前面ガラス基板13に対して鉛直な平面で第2のバス電極42bを切断した断面の端部形状は、図6に示すように面取りされた形状である。その面取りの面90と前面ガラス基板13との成す角度θを30°以上、60°以下としている。
このような面取りの面90を形成するには、上述の微粒子照射方法で微粒子の照射角度を制御することによって、任意の角度θを得ることができる。ここで、θが30°よりも小さいと、断面積が小さくなりすぎるため、バス電極としての線抵抗が増加してしまう。逆に、θが60°よりも大きいと、のちの誘電体層を形成する際のステップカバレッジ(段差被覆性)が十分でないために巣(ボイド)が発生するおそれがある。
このように、前面ガラス基板および表示電極に適度な凹凸を設けること、および表示電極のエッジカールを取り除くことで、凹凸が接着性を高め、誘電体層が形成されない巣もなくなるため、誘電体層が剥がれにくくなる。
次に誘電体層の形成について説明する。図2で示したように、本発明の実施の形態のPDPの誘電体層18は、第1の誘電体層81と第2の誘電体層82とを積層した構成である。そこで、まず第1の誘電体層81の形成方法について説明する。
図7は、本発明の実施の形態のPDPの製造方法の誘電体層を形成するプラズマCVD装置の概略断面図である。プラズマCVD装置200は、真空容器211内の下部電極212上に図2の前面ガラス基板13上に表示電極16およびブラックストライプ17が形成された状態のガラス板213を載置している。そして、図示しないガス供給装置から上部電極214の下方に設けられたシャワーヘッド215を通じてTEOS(Si(OC)、ヘリウム(He)、酸素(O)ガスが供給されている。また、図示しないポンプで排気して真空容器211内を所定の圧力に保ちながら、上部電極214に上部電極用高周波電源216より13.56MHzの高周波電力を供給している。さらに、下部電極212に下部電極用高周波電源217より1MHzの高周波電力を供給することにより、ガラス板213上にシリコン酸化膜(SiO)を形成する。
なお、シャワーヘッド215から下部電極212までの電極間距離218は10mm〜50mm程度が好ましい。また、誘電体層の厚みは5μm〜10μmである。
このように、第1の誘電体層81がプラズマCVD装置200を用いて形成されると、純度の高いシリコン酸化膜が簡単に得られ、比誘電率が4〜5と低く、耐電圧の高い誘電体層が得られる。
このプラズマCVD法で形成した第1の誘電体層81の上の第2の誘電体層82は、ガラスペーストを焼成して形成される。このガラスペーストとなる誘電体ガラス材料は、次の材料組成より構成されている。すなわち、酸化亜鉛(ZnO)を25重量%〜40重量%、酸化硼素(B)を35重量%〜60重量%、酸化硅素(SiO)を5重量%〜10重量%、酸化アルミニウム(Al)を0.1重量%〜5重量%、アルカリ金属酸化物を2重量%〜10重量%含んでいる。
これらの組成からなる誘電体ガラス材料を、湿式ジェットミルやボールミルで平均粒径が0.5μm〜2.5μmとなるように粉砕して誘電体ガラスフリットを作製する。次にこの誘電体ガラスフリット55重量%〜70重量%と、バインダ成分30重量%〜45重量%とを三本ロールで混練して、ダイコート用、あるいは印刷用の第2の誘電体層ペーストを作製する。バインダ成分は、エチルセルロース、あるいはアクリル樹脂1重量%〜20重量%を含むターピネオール、あるいはブチルカルビトールアセテートである。また、ペースト中には、必要に応じて可塑剤としてフタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチル、リン酸トリフェニル、リン酸トリブチルを添加し、分散剤としてグリセロールモノオレート、ソルビタンセスキオレヘート、ホモゲノール(Kaoコーポレーション社製品名)、アルキルアリル基のリン酸エステルなどを添加して、印刷性を向上させてもよい。
そして、この第2の誘電体層ペーストを第1の誘電体層81上にスクリーン印刷法、あるいはダイコート法で印刷して乾燥させたのち、550℃〜600℃の温度で焼成して、厚み10μm〜15μmの第2の誘電体層82を形成する。
このように、誘電体層18を第1の誘電体層81と第2の誘電体層82とを積層した構成とし、第1の誘電体層81はプラズマCVD法で、第2の誘電体層82はガラスペーストを焼成して形成する。ガラスペーストを焼成して形成する誘電体層では、本発明の実施の形態のようにアルカリ金属酸化物が、多少なりとも含まれ、これがバス電極と反応してコロイドを形成し、着色の原因となる。しかし、ガラスペーストで形成した第2の誘電体層82と、バス電極との間にプラズマCVD法で形成した第1の誘電体層81を挟むことで、誘電体層18はバス電極と反応することがない。その結果、第1の誘電体層81がバス電極との反応を抑制し、第2の誘電体層82が主に放電電流を制御する働きをするため、低コストでバス電極との反応を抑制して着色を防止した誘電体層18とすることができる。
このように、微粒子照射により、第1のガラス基板および第1の導電膜の表面に微小な凹凸が形成されるとともに、第1の導電膜のエッジカールが取り除かれる。そのため、第1のガラス基板などの表面上に、プラズマCVD法などの気相成長法を用いて誘電体層を形成しても、微小な凹凸および成膜されない箇所もなくなるため、剥がれにくい誘電体層となる。また、気相成長法による誘電体層の形成であるので、絶縁耐圧の高い薄膜となり、駆動電圧を低くできるとともに、発光効率に優れたPDPの製造方法を提供できる。
また、本発明の実施の形態では、誘電体層としてのシリコン酸化膜(SiO)の形成方法はプラズマCVD法で説明したが、その他の化学的気相成長法である高温CVD、低温CVDで形成してもよい。また物理的気相成長法である、スパッタ法、真空蒸着法によりシリコン酸化膜を形成してもよい。
また、本発明の実施の形態では、バス電極が第1のバス電極と第2のバス電極とからなる構成で説明したが、バス電極が1層のみで構成されたり、複数層で構成されていてもよい。
以上述べてきたように本発明のPDPの製造方法は、絶縁耐圧の高い誘電体層を接着性を高めて形成できるので、表示品質に優れたPDPとして有用である。
本発明の実施の形態のPDPの構造を示す斜視図 同PDPの前面板の構成を示す断面図 (a)同PDPの第1の導電膜形成完了後の断面図(b)同PDPの微粒子照射完了後の断面図(c)同PDPの誘電体層形成完了後の断面図 同PDPの製造方法の微粒子照射を行うサンドブラスト装置の正面図 同PDPの前面ガラス基板および表示電極の表面粗さ係数Raを説明する図 同PDPの第2のバス電極の端部形状の断面図 同PDPの製造方法の誘電体層を形成するプラズマCVD装置の概略断面図
符号の説明
12 前面板
13 前面ガラス基板
14 走査電極
14a,15a 透明電極
14b,15b 金属電極
15 維持電極
16 表示電極
17 ブラックストライプ(遮光層)
18 誘電体層
19 保護層
20 背面板
21 背面ガラス基板
22 アドレス電極
23 下地誘電体層
24 隔壁
25 蛍光体層
26 放電空間
30 エッジカール
31 粗にした表面
41b,51b 第1のバス電極
42b,52b 第2のバス電極
60 サンドブラスト装置
61 ノズル
62 キャビネット
63 分級タンク
64 ダストコレクタ
65 微粒子タンク
66 ダクト
67 微粒子材料調整バルブ
68 ダンプバルブ
69 供給部
70 搬出入口
71 スライドシリンダ
72 搬送テーブル
73 ワーク装着具
74 ローダ・アンローダ
75,76 管
77 スクリューコンベア
78 バスケットコンベア
81 第1の誘電体層
82 第2の誘電体層
85 接合部
86 微粒子供給管
87 ホッパ
88 ファンモータ
90 面取りの面
100 PDP
200 プラズマCVD装置
211 真空容器
212 下部電極
213 ガラス板
214 上部電極
215 シャワーヘッド
216 上部電極用高周波電源
217 下部電極用高周波電源
218 電極間距離

Claims (4)

  1. 第1のガラス基板上に第1の導電膜のパターンを形成し、前記第1のガラス基板および前記第1の導電膜に対して粒径が1μm以上かつ20μm以下である加速された微粒子を照射して前記第1のガラス基板および前記第1の導電膜の表面に凹凸形状を形成し、前記凹凸形状が形成された前記第1の導電膜および前記第1のガラス基板上に気相成長法を用いて誘電体層を形成して第1の基板を作製し、第2のガラス基板上に第2の導電膜、隔壁および蛍光体層が形成された第2の基板と対向配置させることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  2. 前記第1の導電膜は、透明電極膜を形成したのち、電極ガラスペーストを焼成しフォトリソグラフィ法でパターニングして前記透明電極膜より導電性が高いバス電極を形成することを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  3. 前記バス電極は、前記透明電極膜上に前記透明電極膜より可視光透過率の低い第1のバス電極を形成し、前記第1のバス電極上に前記第1のバス電極より可視光反射率の高い第2のバス電極を形成することを特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  4. 前記誘電体層は、前記気相成長法で第1の誘電体層を形成し、前記第1の誘電体層上に誘電体ガラスペーストを焼成して第2の誘電体層を形成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
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