JP4590455B2 - ソールおよびこれを備えた履物 - Google Patents

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Description

本発明は、ランニングシューズ、ウォーキングシューズ等の履物の底を形成するソールおよびこのソールが用いられた履物に関する。
履物の底を形成するソールとして、例えば特許文献1には、ミッドソールとこのミッドソールの下面の略全領域に接合される複数のアウトソールとを備え、各アウトソールは、その幅方向に平坦に形成され、一方、その後端側から前端側にかけて肉厚が漸次薄くなるように形成されたソールが開示されている。
この特許文献1に記載のソールによれば、アウトソールが接地することにより重心が前へ前へと案内されて前方への推進運動が促進され、これにより前後方向についてスムーズな重心移動が可能となるとされている。
ところで、一般的に、人間の歩行、走行動作は、踵からつま先にかけて順次着地するとともに踵からつま先にかけて順次離地して重心を移動させることにより行われる。このとき、足裏にかかる圧力中心である足圧中心も踵からつま先、特に拇指丘から抜けることが知られており、この足圧中心の軌跡は歩行、走行動作の適性を表す重要な要素となっている。
しかしながら、特許文献1に記載のソールを備えたシューズでは、これを着用して歩行、走行動作を行うと、アウトソールがミッドソールの略全領域に亘って接合されるとともにその幅方向に平坦に形成されているため、足圧中心は個人の歩行、走行動作に応じてその人毎に異なる経路を経由することとなり、望ましい足圧中心の移動経路については何ら配慮されていなかった。
一方、近年、履物が足腰の骨格や筋肉に与える影響が重要視されるようになってきているとともに、円滑かつ迅速な歩行、走行動作を行うための種々の研究開発が盛んに行われ、最適な歩行、走行動作を行うことができるシューズ等が強く求められている。
本発明は、簡単な構成で足圧中心の移動を適切に制御することができるソール、およびこのソールを備える履物を提供することを目的としている。
特開2005−185306
本件発明者も、最適な歩行および走行動作に関する研究を長年にわたって行っており、その結果、履物において踵部から着地してこの踵部から第4足指に向かって足圧中心が移動し、最後に拇指丘から抜けるように歩行、走行動作をすることにより、足腰の骨格や筋肉に与える負担を軽減することができ、しかも円滑かつ迅速な動作ができることを知見するに至った。特に、足底部の前側において拇指丘に抜けるまでにできるだけ第4足指の付け根周辺に足圧中心を経由させることにより最適な動作が可能であることを知見するに至った。本発明は、ソールの構造を工夫することにより着用するだけで上記のような最適な歩行等を行い易くする履物およびこの履物に用いられるソールに関する。なお、足圧中心とは、床反力が作用する平均位置で、床反力ベクトルの作用点である。
具体的には、上記課題を解決するために、本発明に係るソールは、履物の底部を構成するソール本体と、このソール本体に設けられ、歩行・走行に伴って移動する足裏にかかる圧力中心である足圧中心を、踵から第4足指の付け根周辺に向かう所定の足圧中心経路に沿ってガイドする足圧案内部とを備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、ソール本体に上記足圧案内部が設けられているので、歩行、走行動作に伴って足圧中心を踵から第4足指の付け根周辺に向かう所定の望ましい足圧中心経路に沿って案内することができる。すなわち、このソールを備えた履物の着用者の癖等によらず、歩行、走行動作に伴う足圧中心を踵から第4足指の付け根周辺に案内することができ、自然と股関節を使って太股を内旋させるとともに不必要に筋肉を緊張させることなく下肢、足底部を反射的に振り出せることから、着用することにより最適な歩行、走行動作を容易く可能とする。したがって、足腰の骨格や筋肉の負担を軽減することができるとともに、歩行、走行動作の癖によらず安定して円滑かつ迅速な歩行、走行動作を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係るシューズの概要を示す斜視図である。 図1と異なる方向で見た場合のシューズの概要を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るソールの側面図である。 同ソールを模式的に示す底面図である。 図4のV−V線断面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 歩行動作時の床反力を示したグラフである。 歩行動作時の床反力を示したグラフである。 歩行動作時の床反力を示したグラフである。 第2の実施形態に係るシューズにおけるソールの下面を概略的に示す底面図である。 このソールを外側(図8において左側)から見た場合の側面図である。 図8のX−X線断面図である。 図8のXI−XI線断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るソールを模式的に示す底面図である。 本発明の第4の実施形態に係るソールを模式的に示す底面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1はこの発明の第1の実施形態に係るシューズ(履物)の概要を示す斜視図であり、図2は図1と異なる視点(裏面側)からみた場合のシューズの概要を示す斜視図である。当実施形態では、右側のシューズを例にとって説明するが、左側のシューズについても左右反転しているだけでその具体的構成は右側のシューズと同様である。なお、本発明の履物、およびそのソールは、ランニングシューズ、ウォーキングシューズ、ベースボールシューズ、サッカーシューズ、ゴルフシューズ等だけでなく、ビジネスシューズ、スリッパ、サンダル等の公知の履物に広く適用可能である。
このシューズ1は、足部の甲部分を覆うアッパー2と、このアッパー2の下部に取り付けられシューズ1の底部を構成するソール3とを備える。図3は、このソールを示す側面図であり、図4はこのソール3の下面を概略的に示す底面図である。
ソール3は、下面が接地面として形成されたアウトソール4と、アウトソール4の踵部F1から土踏まず部F2の上面に接合されたミッドソール5とを備え、これらの上面に図3に二点鎖線で示すようにインソール6が配設されることにより構成されている。
アウトソール4は、例えばラバー、合成樹脂、エラストマー等の素材を一体成形することにより形成されている。これらの素材は単独で用いられるものであっても、或いは混合ないしは積層して用いられるものであってもよい。また、これらの素材について非発泡、或いは低発泡のものを用いることにより、アウトソール4の強度および耐摩耗性を向上させることができる。さらに、ここでは詳細に説明しないが、アウトソール4の下面には、適宜溝が施され、デザイン性を向上させるとともに、水はけ性、グリップ力などを向上させるものとなされている。
このアウトソール4は、下面の所定箇所が突出して形成されることによりこの突出部分に沿って足裏にかかる圧力中心である足圧中心をガイドするように構成されている。すなわち、このアウトソール4は、足部に対応して配設されたソール本体41と、このソール本体41の踵部F1において下方に突出して形成された踵突出部42(広域突出部に相当)と、この踵突出部42の前端における幅方向略中央部からつま先部F4にかけて延出された足圧突条43(足圧突出部に相当)と、この足圧突条43の基端部の幅方向両側におけるソール本体41の底面に突設されたバランス突条44(バランス突出部に相当)とを備え、踵突出部42から足圧突条43に沿って望ましい足圧中心をガイドするように構成されている。
なお、上記したように、これらのソール本体41、踵突出部42、足圧突条43およびバランス突条44は上記素材により一体に成形されている。また、図3および図4中、F1〜F4で示す部分は、アウトソール4の踵部F1、土踏まず部F2、拇指丘部F3、つま先部F4を示している。
ここで、この明細書で、踵部F1という場合には長手方向について足根骨に略対応する部位をいい、土踏まず部F2は長手方向について中足骨に略対応する部位を、また拇指丘部F3は長手方向について第1中足骨の先端部の種子骨に略対応する部位を、またつま先部F4は長手方向について趾骨に略対応する部位をいうものとする。
ソール本体41は、上記ミッドソール5が重ね合わされた状態で踵側からつま先側にかけて漸次薄くなるように形成され、そのつま先部F4が若干上方に反り返るように構成されている。また、ソール本体41の下面は平坦に形成され、その踵部F1には、上記踵突出部42が設けられている。
この踵突出部42が設けられる範囲は、踵部F1に対応する範囲であれば特に限定されるものではないが、当実施形態では踵部F1の中央部分を含む全域に設けられている。このように踵突出部42をソール本体41の踵部F1の中央部を含む全域に設けることにより、歩行、走行動作時に比較的広い範囲で接地させることができ、足圧中心をこの踵突出部42の中央部に円滑に導くことができるとともに、この足圧中心を足圧突条43に導き易くなり、安定した状態で足圧中心をガイドすることができる。
なお、本発明の広域突出部は、踵部F1及び土踏まず部F2に対応する範囲であればその形成位置について特に限定されるものではなく、本第1実施形態のように踵部F1の全域に設けられているもののほか、例えば踵部F1を含み、その先端が土踏まず部F2に延出しているものであってもよい。
この踵突出部42のソール本体41に対する突出量は、特に限定されるものではなく、履物の用途や仕様(芝用、グランド用、ロード用等々)によって異なるが、例えばトレーニングシューズにおいては3〜25mm、さらに好ましくは3〜5mmの範囲内で適宜設定されるのが好ましい。すなわち、この突出量が小さすぎると、歩行、走行動作に伴う衝撃を緩衝しつつ、足圧中心を適正に足圧突条43に導き難くなるとともに、この突出量が大きすぎると、却ってバランスを崩しやすくなり、円滑な歩行、走行動作を阻害する虞がある。
足圧突条43は、ソール本体41の下面に突設されている。この足圧突条43は、踵突出部42の幅方向略中央部から第4足指Tの付け根周辺に向かって直線的かつ連続的に延出された突条から構成され、図5および図6に示すように、断面視略台形状に形成されている。具体的には、足圧突条43は、その先端が図4に示すように、第4足指Tの付け根に対応する部分よりも僅かに踵側に位置するように配置され、これによりその先端部に導かれた足圧中心が図4に矢印Pで示すように、拇指丘部F3の内側に導かれるように構成されている。
ここで、この足圧突条43の先端が第4足指Tの付け根周辺に位置させているのは、重心移動を安定させるとともに関節部へのストレスを軽減ないし無くすためである。すなわち、足圧突条43の先端が第4足指Tの付け根よりもさらに外側、例えば第5足指(小指)よりも外側に配設させることとすると体を内側に倒そうとする力が早期に働きすぎ、足関節、膝関節を外反して、外反母趾に代表される、足指、足関節などの関節部にストレスを与えることになる。また、足圧突条43の先端が第4足指Tの付け根よりも内側、例えば第2指周辺の足指部に配設させることとすると体を外側に倒そうとする力が大きく働いて、却って重心が左右に振れる等安定しないことになるとともに上記関節部へのストレスとは相反的なストレスが関節部にかかることになる。従って、足圧突条43の先端が第4足指Tの付け根周辺の足指部に位置させるのが重心移動を安定させるとともに関節部へのストレスを軽減ないし無くす上で必要となる。
特に、足圧突条43の拇指丘部F3、つま先部F4に対応する部分が、踵突出部42の中心部と第4足指Tの付け根とを結ぶ直線と略重なるように延ばすことにより上記効果が顕著に得られることになる。
この足圧突条43の幅は、踵突出部42の幅よりも狭く、その全長に亘って略一定に形成され、具体的には第4足指Tの幅と略同等に形成されている。また、この足圧突条43は、そのソール本体41からの突出量が基端部側(踵部側)で上記踵突出部42の突出量と略同一に形成されることにより、その下面が踵突出部42の下面に対して連続的に形成されている。さらにこの足圧突条43の突出量は、その先端側にかけて漸次小さくなるように設定され、当実施形態ではその先端において基端部の半分程度の突出量となるように設定されている。
なお、いうまでもないが、足圧突条43の幅、及び突出量は、履物の用途や仕様に応じて適宜変更することができ、その先端側にかけて漸次小さくなる場合の減少率も用途等に応じて適宜変更することができる。
このように足圧突条43が踵突出部42よりも狭幅に形成されその下面がこの踵突出部42に連続して設けられているので、踵突出部42にある足圧中心はこの足圧突条43に正確に導かれ、この足圧突条43に沿って移動することになる。すなわち、この踵突出部42および足圧突条43が望ましい足圧中心経路を構成することになり、これにより足圧中心の移動を簡易に制御することができる。
バランス突条44は、図4および図5に示すように、足圧突条43の基端部における左右両側であって、ソール本体41の下面における幅方向両端部に突設されている。このバランス突条44は、足圧中心の移動過程における初期、特に踵突出部42から足圧突条43に足圧中心が移行する際に、この足圧中心が足圧突条43から左右に外れた場合に足圧中心を足圧突条43側に戻すために設けられた突条であり、その突出量は図5に示すように、足圧突条43よりもやや小さく設定されている。このバランス突条44も、その突出量が踵部F1側から土踏まず部F2側に向かうに従って漸次小さくなるように設定され、この突出量の減少率は足圧突条43の減少率よりも大きく設定されている。従って、このバランス突条44と足圧突条43の突出量の差は、つま先側に向けて漸次拡大されている。このように各突条43,44の突出量の差をつま先側に向けて漸次拡大させることによって、より確実に足圧中心を足圧突条43に導くことができる。
また、この一対のバランス突条44は、左右ともに踵突出部42に連続的に形成されるとともに、ソール本体41の左右各側縁に沿って延び、その先端がともに土踏まず部F2の略中央部に位置するように配置されている。このバランス突条44の幅は、長手方向に一定で足圧突条43よりも狭く形成されている。
なお、この内外のバランス突条44の先端の位置は、左右で揃える必要はなく、例えば内側のバランス突条44が外側のバランス突条44よりもシューズ長手方向について長く形成されるものであってもよい。
以上のように構成されたシューズ1を着用して歩行した場合のX,Y,Z方向(足幅方向、足長手方向、鉛直方向)の床反力を、床反力計を用いて測定した。この結果を図7Aないし7Cに示す。なお、図7Aは足幅方向(外側を正)の床反力を示し、図7Bは足長手方向(前方が正)の床反力を示し、図7Cは鉛直方向(上方が正)の反力分布を示している。これらの図では、それぞれ当実施形態のシューズ1を着用して歩行した場合の床反力の測定結果だけではなく、通常のシューズを着用して歩行した場合、踵部に空気緩衝部材が内蔵された、いわゆるエアクッションタイプのシューズを着用して歩行した場合、さらに裸足で歩行した場合の測定結果も併せて掲載している。
この図7Aの床反力の測定結果によれば、裸足の場合およびいずれのシューズを着用した場合でも、足圧中心が一端外側に振れてから急激に内側に振り戻されていることが分かるが、当実施形態のシューズ1によれば、その振れ幅Sxが他の場合に比べて最も小さいものとなっている。すなわち、この測定結果からすれば、当実施形態のシューズ1を着用して歩行動作等することにより、足圧中心の左右の振れが小さく、より直線的に足圧中心の移動が行われていることが分かり、円滑かつ迅速な歩行動作等が可能であることが分かる。しかも、振れ幅Sxが大きいと、この振れを抑制するために足腰の筋肉や骨格に無理な力が作用し、これが蓄積されると腰痛等の原因になり、さらにこの振れ幅Sxが大きくなり過ぎると捻挫や肉離れ等を引き起こす懸念もあるが、当実施形態のシューズ1によれば、振れ幅Sxを比較的小さく抑制することができるので、足腰に余計な力を入れて振れを抑制する必要もなく、ひいては歩行、走行動作の際の筋肉の動きが柔軟かつ円滑に行われることになり、これにより足腰の骨格や筋肉に与える負担を効果的に軽減できることが分かる。
また、図7Bの床反力の測定結果によれば、いずれの場合も着地時に瞬間的に大きな反力が作用し、離地時に反対方向に反力が作用していることが分かる。この離地時の床反力は推進力として作用しているものであり、この反力が大きければ大きいほど、大きな推進力が作用していることを示すものである。この測定結果からみれば、当実施形態のシューズ1を着用した場合の離地時の最大床反力Sy2は裸足と同様に良好であることが分かる。すなわち、当実施形態のシューズ1を着用した場合には、優れた推進力が作用していることが分かる。
一方、ここで、注目すべきは、着地時の床反力である。すなわち、着地時の床反力は、離地時の床反力と逆方向に作用しているとともに、垂直方向に働く力を示すものであるので、その力が大きければ上下動動作に消費される力を増大させる。言い換えれば、着地時の床反力は、推進力に対するブレーキとして作用しているものである。従って、この着地時の反力が大きければ大きいほど、推進力が減殺されるとともにこのブレーキ力に基づいて足腰の骨格や筋肉に過剰な負担を与えることになる。この点、当実施形態のシューズ1を着用している場合には、その最大床反力Sy1は、他の場合と比較して格段に小さいことが分かる。
すなわち、この図7Bの測定結果によれば、当実施形態のシューズ1を着用した場合には、制動動作を可及的に抑制して推進力を効果的に発生させ、円滑かつ迅速な歩行、走行動作が可能になるとともに、過剰なブレーキ力(制動力)に基づく足腰の骨格や筋肉に与える負担を極めて小さくすることができ、これにより故障を可及的に抑制することができることが分かる。
さらに、図7Cの床反力の測定結果によれば、当実施形態のシューズ1を着用した場合の最大床反力Szは他の場合と略同様に作用していることが分かる。この図7Cの結果を、図7Aおよび7Bの結果と併せて考えれば、同程度の力で最も効率的かつ円滑に推進力を発生させることができ、しかもこの推進力の発生に伴って無駄な力を使うことなく自然に、すなわち足腰の骨格や筋肉に与える影響を可及的に抑制して、足圧中心の移動を行うことができる。
すなわち、この実施形態に係るアウトソール4およびシューズ1によれば、ソール本体41の踵部F1の底面に踵突出部42が突設されているので、歩行、走行動作にあたってまずこの踵突出部42の着地が促される。この踵突出部42は、踵部F1の下面における中央部を含む所定領域に突設されているので、踵部F1の中央部にまず足圧中心を作用させることができる。続いて、足圧突条43が接地することにより足圧中心をこの足圧突条43に集中的に作用させることができ、足圧中心経路上に足圧中心を集めることができる。
したがって、ソール本体41の下面に足圧突条43を突設させるという簡単な構成で、足圧中心を踵から第4足指の付け根周辺に向かう所定の足圧中心経路に沿って案内することができる。すなわち、このシューズ1の着用者の癖等によらず、歩行、走行動作に伴う足圧中心を踵から第4足指の付け根周辺に常に案内することができ、重心を内側に維持させようとする力が適正に作用して重心の左右の振れを可及的に抑制して推進力を効率的に伝達させるとともに、自然と股関節を使って太股を内旋させ、また不必要に筋肉を緊張させることなく下肢、足底部を反射的に振り出せることから、着用することにより最適な歩行、走行動作を容易く可能とする。したがって、足腰の骨格や筋肉の負担を軽減することができるとともに、歩行、走行動作の仕方によらず安定して円滑かつ迅速な歩行、走行動作を行うことができる。
さらに、足圧中心を図4の矢印Pのように移動させることによって足の良好な筋活動を促し、この筋活動により脳を刺激して麻痺改善効果ももたらせると考えられる。
(第2の実施形態)
次に図8ないし図11を用いて、第2の実施形態に係るシューズについて説明する。図8は第2の実施形態に係るシューズにおけるソールの下面を概略的に示す底面図であり、図9はこのソールを外側(図8において左側)から見た場合の側面図である。また、図10、図11は、図8のX−X線、XI−XI線断面図である。
この第2の実施形態に係るシューズのソール53は、アウトソール54と、ミッドソール55とを備え、その上面にインソールが配設される点で上記第1の実施形態と同様であるが、トレーニングシューズとしてはソール53が全体的に薄く形成されるなど、ソールの具体的構成において、第1の実施形態のシューズと異なる。以下、この第2の実施形態に係るシューズのソール53を、第1の実施形態に係るソール3と異なる点を重点的に説明する。なお、この第2の実施形態に係るソールについて特記しない点については、上記第1の実施形態と同様ないしは略同様に形成されている。
すなわち、ソール53は、踵部F3において、後述する踵突出部92も含めて13mm以下、好ましくは10mm以下に形成されることによりトレーニングシューズとしては薄く形成され、着用者の足裏感覚をより裸足に近い状態となるように工夫されている。
アウトソール54は、ソール本体91と、踵突出部92と、足圧突条93と、バランス突条94とを備え、第1の実施形態と同様に、足圧中心を踵突出部92および足圧突条93に沿ってガイドするように構成されている。
ソール本体91は、踵部F1から土踏まず部F2辺りにかけてその下面が略フラットに形成され、拇指丘部F3からつま先部F4にかけて若干反り返るように形成され、前方に踏み出しし易いように構成されている。
なお、この第2の実施形態のソール53も、ソール本体91、踵突出部92、足圧突条93およびバランス突条94は一体形成されているが、シューズの種類や仕様等に応じて、各部の色や硬度等を適宜変更するものであってもよい。
踵突出部92は、ソール53の幅方向略中央部に延びる足圧突条93によって左右に分断されているが、実質的には足圧突条93の後端部と併せて緩衝、足圧中心のガイド機能を発揮する。この踵突出部92のソール本体91からの突出量は、ソール本体91の厚みよりも大きく設定され、ここではソール本体91の厚みの1.5〜2.0倍程度に設定されている。
一方、足圧突条93は、図8に示すように、ソール53の長手方向の全長に亘って形成されているが、実際は図9に示すように、第4足指の付け根周辺部でソール本体91からの突出量が0になるように形成され、それよりも先端側はデザイン上の理由からソール本体91内に溝を隔てて設けられている。足圧突条93のソール本体91からの突出量は、該突条93の後端部においては踵突出部92と同等に形成され、土踏まず部F2の中央からやや先端寄りの位置から漸次小さくなるように形成され、上記したように第4足指の付け根周辺で0となるように形成されている。このように足圧突条93のソール本体91からの突出量をその先端側において漸次小さくなるように形成することにより、足圧突条93による違和感を軽減し、履き心地を向上させることができる。
また、この第2の実施形態では、図8に示すように、足圧突条93の先端側の中心線がその後端側の中心線に対して外側(靴幅方向外側)に偏心するように形成され、これにより足圧突条93が土踏まず部Fで屈曲するクランク状に形成されている。ここでは、このクランク部分で、足圧突条93の幅が他の部分に比べて太くなるように形成されている。なお、図示を省略しているが、足圧突条93の下面には、所定のデザインの溝が刻設され、グリップ力を向上させるなどの工夫が施されている。
一方、バランス突条94は、上記足圧突条93の左右両側に配設され、左右(シューズの外内)で長さや底面視における傾き等が異なるものとなされている。すなわち、外側のバランス突条94aは、足圧突条93に対して略平行に延び、先端が土踏まず部F2の中央部やや先端寄りに位置するように形成されている。一方、内側のバランス突条94bは、先端側に向けソール幅方向外側(図では右側)に傾斜して延出し、先端が拇指丘部F3のやや手前に位置するように形成されている。つまり、内側のバランス突条94bは、外側のバランス突条94aよりも長く形成されているとともに、外側のバランス突条94aと異なり足圧突条93に対して底面視で傾斜した状態で配置されている。
また、外内のバランス突条94は、足圧突条93と同様に、ともに先端部がソール本体91に対する突出量が漸次小さくなるように形成さている。なお、この突出量の減少率は足圧突条93の減少率よりも大きく設定されている。
ここで、特に注目されるべきは、上記第1の実施形態では、バランス突条44の突出量が足圧突条93の突出量よりも小さく形成されることにより、バランス突条44の下面が足圧突条43の下面を含む平面から若干上側に退入した位置に配置されるのに対し、第2の実施形態では、図10に示すように、ソール本体91に対するバランス突条94の突出量が足圧突条93の突出量と略同等に形成されることにより、バランス突条94の下面が足圧突条の下面と略同一の平面内に配置されている点である。
このようにバランス突条94の下面が足圧突条93の下面と同一の平面内に配置されているため、比較的不安定でバランスを崩しやすい歩行、走行動作における接地初期で、比較的広い範囲で接地させることができ、バランスを早期に安定させることができるとともに、違和感を軽減することができ履き心地を向上させることができる。
なお、このバランス突条94および上記足圧突条93は、図10に示すように、ともに断面視矩形状に形成されている。
このように構成された第2の実施形態に係るシューズでも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、このシューズを着用した場合と、他のシューズを着用した場合の移動距離を測定し比較したところ、次表のような結果を得ることができた。
Figure 0004590455
この比較実験では、表2に示すような、心身共に健康な男性7名(平均身長:175.4cm、平均体重:72kg、平均年齢29.1歳)の被験者を対象に、第2の実施形態に係るシューズ(実施品)と、履き慣れているシューズ(比較品)のそれぞれについて着用してもらい、それぞれ30分間歩行した場合の移動距離を比較したものである。なお、この実験では、各シューズの着用順序、すなわち実施品を先に着用するか、後に着用するかは、被験者によって異ならせることにより、疲労や実験動作の慣れ等による実験結果の影響を極力小さくするように工夫されている。
Figure 0004590455
上記表1によれば、いずれも第2の実施形態に係るシューズ(実施品)を着用した場合における移動距離が、履き慣れているシューズ(比較品)を着用した場合における移動距離よりも長くなるという結果になった。具体的には、実施品を着用して歩行した場合の移動距離の平均が2993.3mであったのに対し、比較品を着用して歩行した場合の移動距離の平均が2761.0mであり、実施品を着用して歩行した場合の移動距離が平均で232.3m長くなるという結果になった。
このように、実施品を着用した場合の方が、比較品を着用した場合よりも、移動距離が長くなっているのは、実施品によれば、歩行動作に伴って足圧中心を踵から第4足指の付け根周辺に向かう所定の足圧中心経路に沿って案内され、着用者の癖等によらず、着用することにより最適な歩行動作が促され、その結果、安定して円滑かつ迅速な歩行が行われる傾向にあるためであると考えられる。
(他の実施形態)
なお、以上に説明したアウトソールおよびこれが用いられたシューズは、本発明に係るソールおよびシューズの一実施形態であって、同ソールおよびシューズの具体的構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であり、変形例を以下に説明する。
(1)上記第1及び第2の実施形態では、足圧突出部が踵突出部42から足圧中心経路に沿って連続的に形成された突条43として構成されているが、この足圧突出部は、足圧中心を踵から第4足指Tの付け根周辺に向かってガイドするものであればその具体的構成は特に限定されるものではない。
図12はソールの第3の実施形態を概略的に示す底面図である。この第3の実施形態では、足圧突出部およびバランス突出部の具体的構成において上記第1の実施形態と異なる。すなわち、この第3の実施形態では、足圧突出部が、踵部から第4足指Tに向かって延びる足圧中心経路に沿って所定の隙間を介して列設された複数個の単位足圧突出部143から構成されている。この単位足圧突出部143の形状は特に限定されるものではないが当第3実施形態では底面視短冊状に形成されている。また、この第3実施形態では、単位足圧突出部が略同じ大きさに形成されているが、この大きさが不揃いのものであってもよいことは言うまでもない。さらに、単位足圧突出部143間の隙間は、その大きさについて特に限定されるものではないが、足圧中心を円滑にガイドするためには単位足圧突出部143の長さよりも小さく設定されるのが好ましい。
また、この第3実施形態では、バランス突出部144が踵突出部42から独立して設けられている。このバランス突出部144は、ソール本体41の土踏まず部F2の後端寄りに所定の長さに亘って形成された短尺の突条として構成されている。なお、このバランス突出部144は、その具体的形状は特に限定されるものではなく、例えばソール本体41の各側縁に散点的に設けられた底面視円形状の単位突出部によって構成されているものであってもよい。
ところで、歩行、走行動作に伴う足部の動きに応じて柔軟にソール本体41が湾曲変形するのが好ましい。この点、上記第1及び第2の実施形態ではソール本体41の変形がある程度抑えられるのに対し、この第3の実施形態のソールによれば、足圧突出部がその長手方向に分断されていて同方向に並ぶ複数個の単位足圧突出部143から構成されているので、この足圧突出部がソール本体41の湾曲変形を抑制する度合を著しく低減させることができる。従って、より円滑な歩行、走行動作が可能になり、このシューズ1の装着感を向上させることができる。
一方、図13はこの発明に係るソールの第4の実施形態を概略的に示す底面図である。この第4の実施形態においても足圧突出部の具体的形状において上記各実施形態と異なる。すなわち、踵部から第4足指Tにまで延びる足圧中心経路Lに沿って多数の偏平な円柱状単位足圧突出部243が散点的に設けられ、これらの単位足圧突出部244によって足圧突出部が構成されているものであってもよい。
(2)上記第1及び第2の実施形態では、足圧突条43が同幅の帯状に形成されているが、踵突出部42から第4足指Tにかけて漸次縮幅されるようなものであってもよく、またこの足圧突条43の幅が長手方向に段階的に縮幅されるものであってもよい。さらに、この足圧突条43の下面幅が可及的に狭く形成されることにより幅方向の断面視において三角形状に形成されているものであっても良い。
(3)上記第1及び第2の実施形態において、足圧突条43の下面にスパイク用のピンが取り付けられているものであってもよい。このスパイク用ピンは固定的に取り付けられるものであってもよいが、着脱自在に構成されているのが好ましい。このように構成すれば、ピンの摩耗、破損に伴って該ピンを取り替えることができ、これにより使い勝手を向上させることができる。
(4)上記第1及び第2の実施形態では、踵突出部42、足圧突条43およびバランス突条44がソール本体41に対して一体に形成されているが、これらの各突出部42,43,44はソール本体41に着脱自在に取り付けられるものとしてもよい。このように構成すれば、各突出部42,43,44が摩耗した場合に、これを簡単に取り替えることができ、使い勝手を向上させることができる。
(5)上記第1及び第2の実施形態では、足圧突条43の先端が第4足指Tの付け根よりも僅かに踵側に位置するように配置されているが、その先端はこの第4足指Tの付け根、およびこの足圧突条43の幅が第4足指にかかる程度の範囲で自由にその位置を変更することができる。
また、この足圧突条43について、その先端が第4足指の付け根に対応する部分から第4足指の先端に至るようにさらに延出させてもよい。要は、足圧突条が少なくとも第4足指の付け根周辺にまで延在されていればよい。ただし、上記第1及び第2の実施形態のように、足圧突条43の先端が第4足指Tの付け根周辺に位置することにより足圧中心を第4足指T側から拇指丘側に移動させ易くなり、より円滑かつ迅速な歩行、走行動作が可能となる。
(6)上記第1及び第2の実施形態では、バランス突条44は、踵突出部42から連続的に形成され、その先端が土踏まず部F2の略中央部に位置するように構成されているが、このバランス突条は踵突出部42から独立して設けられているものであってもよく、また、その先端が土踏まず部F2の先端或いは拇指丘部F3の所定位置に至っているものであってもよい。
(7)上記各実施形態では、足圧案内部として足圧突出部(足圧突条43)が設けられているが、この足圧案内部は必ずしもソール本体41から突出しているものでなくても良い。すなわち、アウトソールにおいて、足圧中心経路に沿った部分をその他の部分よりも硬質に形成された硬質経路部を構成することにより、この硬質経路部に沿って足圧中心をガイドさせることができる。
ただし、上記各実施形態のように、足圧案内部を足圧突出部として構成することによって、より確実かつ円滑に足圧中心をガイドすることができる。
また、上記各実施形態では、アウトソール4,54がシューズ1の底面形状と同等に形成され、このアウトソール4,54に足圧突条43,93や踵突出部42,92等が形成されたものが用いられているが、このアウトソールの形状は特に限定されるものではない。従って、例えば、アウトソールが踵突出部、足圧突条およびバランス突条に応じた形状に形成され、このアウトソールがミッドソールの下面に重合されることにより、ミッドソールの下面に対して踵突出部、足圧突条およびバランス突条が突設され、これによりこれらの各突出部がソール本体の下面に形成されるようにしてもよい。
すなわち、ソール本体は上記各実施形態におけるアウトソールに限定されるものではなく、アウトソールとミッドソールとを組み合わせてソール本体を構成するものであってもよい。
さらには、インナーソールをソール本体として構成してもよく、この場合でもインナーソールに足圧突出部が形成されることにより、着用者の足圧が該足圧突出部に対応する部位に集中することから、同様の効果を得ることができる。
(8)上記第1及び第2の実施形態では、ソール本体は、アウトソール4,54に備えられたソール本体41,91として説明しているが、アウトソール4,54に備えられたものに限定されるものではなく、ミッドソール又はインソールに備えられたソール本体であってもよい。すなわち、足圧突条などの足圧案内部は、アウトソールにだけ備えられるものではなく、この構成に代えて、ミッドソール又はインソールに備えられるものであってもよい。特に、足圧突条がインソールに備えられる場合には、例えば、足部に対応して形成されたソール本体と、このソール本体の下面に形成された広域突出部、足圧突条及びバランス突条とを備えたインソールを形成し、このインソールをミッドソール上に積層させることによって簡単に形成することができる。
(9)上記第1及び第2の実施形態では、ソール本体41,91の先端部が若干上方に反り返るように形成されているが、このソール本体は全長にわたってフラットに形成されているものであってもよい。
(10)なお、上記しているが、広域突出部は踵突出部に限定されず、例えば土踏まず部F2にまで広がるものであってもよい。ただし、第1および第2実施形態のように構成すれば、肉盗み効果によりシューズを軽く形成することができるとともに、変形し易く履き心地に優れたものとなる。
(11)また、上記各実施形態ではいずれも踵突出部などの広域突出部が設けられる場合について説明しているが、この広域突出部は適宜省略してもよく、この場合には、足圧突出部によって足圧中心が踵から第4足指の付け根周辺に導かれる。
(本発明の特徴部分のまとめ)
具体的には、上記課題を解決するために、本発明に係るソールは、履物の底部を構成するソール本体と、このソール本体に設けられ、歩行・走行に伴って移動する足裏にかかる圧力中心である足圧中心を、踵から第4足指の付け根周辺に向かう所定の足圧中心経路に沿ってガイドする足圧案内部とを備えることを特徴とするものである。
この発明によれば、ソール本体に上記足圧案内部が設けられているので、歩行、走行動作に伴って足圧中心を踵から第4足指の付け根周辺に向かう所定の望ましい足圧中心経路に沿って案内することができる。すなわち、このソールを備えた履物の着用者の癖等によらず、歩行、走行動作に伴う足圧中心を踵から第4足指の付け根周辺に案内することができ、自然と股関節を使って太股を内旋させるとともに不必要に筋肉を緊張させることなく下肢、足底部を反射的に振り出せることから、着用することにより最適な歩行、走行動作を容易く可能とする。したがって、足腰の骨格や筋肉の負担を軽減することができるとともに、歩行、走行動作の癖によらず安定して円滑かつ迅速な歩行、走行動作を行うことができる。
また、足圧中心を図4の矢印Pのように移動させることによって足の良好な筋活動を促し、この筋活動により脳を刺激して麻痺改善効果ももたらせると考えられる。
上記足圧案内部は、このソールを備えた履物の着用者の足裏と地面との間に介在するものであればその具体的配設部位を限定するものではなく、例えば上記ソール本体の上面側又は内部に設けられているものであってもよいが、該足圧案内部を接地面側に配設するという観点から、上記ソール本体の下面側に設けられているのが好ましい(請求の範囲2)。
上記足圧案内部は、足圧が上記足圧中心経路に集中的に作用するもの、例えば足圧中心経路を構成する素材がその周囲を構成する素材よりも相対的に硬質に形成されることにより足圧中心経路上に足圧が集中的に作用するように構成されるものであってもよいが、上記足圧案内部は、上記ソール本体の少なくとも踵部の下面を含む所定領域に突設された広域突出部と、この広域突出部から上記足圧中心経路に沿って上記ソール本体に突設された足圧突出部とによって構成されているのが好ましい(請求の範囲3)。
このように構成すれば、ソール本体の踵部の底面に広域突出部が突設されているので、歩行、走行動作にあたってまずこの広域突出部が着地することが促される。この広域突出部は、踵部の下面を含む所定領域に突設されているので、踵部にまず足圧中心を作用させることができる。続いて、足圧突出部が接地することにより足圧をこの足圧突出部に集中的に作用させることができ、足圧中心経路上に足圧を集めることができる。したがって、ソール本体の下面に足圧突出部を突設させるという簡単な構成で足圧案内部を構成することができる。
また、この足圧突出部は、広域突出部から第4足指の付け根周辺に向かう足圧中心経路上に突設されているので、この第4足指の付け根周辺に向かって足圧中心が移動した後、拇指丘および第1足指(親指)に抜けるような歩行、走行動作が可能となり、該歩行、走行動作をすれば、骨盤と股関節の合理的骨構造を使って太股および下肢を内旋させ、足腰の骨格や筋肉への負担を軽減することができ、足腰の故障を効果的に防止することができる。
なお、第4足指の付け根周辺部は、ソール幅方向よりも長手方向に所定の拡がりをもち、踵側は第4足指の付け根に対応する位置から若干踵寄りの位置(例えば拇指丘の後端部に対応する位置)であってもよく、一方、つま先側は第4足指の先端部付近に対応する位置も含まれる。
ここで、この足圧突出部(足圧案内部)の先端が第4足指の付け根周辺の足指部に位置させているのは、重心移動を安定させるためである。すなわち、足圧突出部の先端が第4足指の付け根周辺よりもさらに外側(例えば第5足指よりも外側)に配設させることとすると体を内側に倒そうとする力が早期に働きすぎ、足関節、膝関節を外反して、外反母趾に代表される、足指、足関節などの関節部にストレスを与えることになる。また、足圧突出部の先端が第4足指の付け根周辺よりも内側(例えば第2指周辺の足指部)に配設させることとすると、体を外側に倒そうとする力が大きく働いて、却って重心が左右に振れることとなり安定しないことになるとともに上記関節部へのストレスとは相反的なストレスが関節部にかかることになる。従って、足圧突出部の先端が第4足指の付け根周辺の足指部に位置させるのが重心移動を安定させるとともに関節部へのストレスを軽減ないし無くす上で必要となる。
この場合、上記足圧突出部は、広域突出部から足圧中心経路に沿って連続的に形成された突条により構成されるものであってもよいし(請求の範囲4)、上記足圧突出部は、足圧中心経路内に配設された複数個の単位突出部により構成されるものであってもよい(請求の範囲7)。
前者のように構成すれば、足圧突出部の変形を可及的に抑制して当該足圧突出部に沿って足圧中心をスムーズに移動させることができ、足圧中心の移動軌跡をより適切に制御することができる。一方、後者のように構成すれば、歩行、走行動作に伴ってソール本体を比較的容易に変形させることができ、このソールを備えた履物の装着感が良好になる。
この場合、上記足圧突出部は、その基端側から先端側にかけて漸次縮幅するように形成したり、段階的に縮幅して形成したりするものであってもよいが、上記足圧突出部の幅は、広域突出部の幅に比べて狭く形成されているのが好ましく(請求の範囲5)、また、上記足圧突出部は、その長手方向に沿って略同幅の帯状に形成されているのが好ましい(請求の範囲6)。
このように構成すれば、足圧中心をこの足圧突出部からなる足圧中心経路に沿って確実かつ適正に移動させることができ、左右の重心の振れを適切に制御することができる。
上記ソール本体、広域突出部、および足圧突出部は、一体に形成されているものであってもよいし(請求の範囲8)、上記広域突出部および足圧突出部の少なくともいずれか一方がソール本体に着脱自在に取り付けられているものであってもよい(請求の範囲9)。
前者の構成によれば、ソール本体からの広域突出部および足圧突出部の不測の脱落を確実に防止することができる。後者の構成によれば、使用に伴って摩耗した広域突出部や足圧突出部を取り替えることができ、使い勝手を向上させることができる。
上記足圧突出部は、広域突出部の幅方向端部から延出しているものであってもよいが、上記足圧突出部は、広域突出部の幅方向中央部から延出しているのが好ましい(請求の範囲10)。
このように構成すれば、広域突出部から足圧突出部への足圧中心の移動を円滑に行うことができる。
上記足圧突出部は、ソール本体からの突出量が全長にわたって一定に形成されているものであってもよいが、ソール本体からの突出量が基端側から先端側にかけて漸次小さくなるように形成されているのが好ましい(請求の範囲11)。
このように構成すれば、前後方向へ重心をスムーズに移動させることができ、より円滑かつ迅速に歩行、走行動作を行うことができる。
この発明において、上記広域突出部は、ソール本体の踵部に対応して突設された踵突出部と、上記足圧突出部の幅方向両側におけるソール本体の底面に突設され、接地することにより幅方向の傾きを抑制するバランス突出部を備えるのが好ましい(請求の範囲12)。
すなわち、ある一定の速度で歩行している最中は、この突出部および足圧突出部に沿って足圧中心を円滑かつスムーズに移動させることができるが、停止時、および所定の速度以下の歩行時等にはバランスを崩し易い。そこで、上記のように構成すれば、足圧中心を当該足圧中心経路に戻すためのバランス突出部が設けられているので、低速歩行時等においても最適な歩行動作等を実現させることができる。
この場合、このバランス突出部は、不連続的に設けられているものであってもよいが、上記バランス突出部は、踵突出部から所定の長さに亘って連続的に形成されているのが好ましい(請求の範囲13)。
このように構成すれば、比較的バランスを崩しやすい接地初期段階で効果的に足圧中心の移動を矯正することができる。
またこの場合、上記バランス突出部の下面が、上記足圧突出部の下面と略同一平面内に配置されるのが好ましい(請求の範囲14)。
すなわち、歩行、走行動作における接地初期では比較的不安定でバランスを崩し易いので、バランス突出部と足圧突出部の両下面がともに同一平面内に配置されていれば、ソールの接地初期において比較的広い範囲で接地させることができ、バランスを早期に安定させることができる。
また逆に、足圧突出部がまず接地して該足圧突出部に積極的に足圧を集中させる観点から、上記バランス突出部は、ソール本体からの突出量が上記足圧突出部の突出量に比べて小さく形成されているものであってもよい(請求の範囲15)。
一方、本発明に係る履物は、請求の範囲1ないし請求の範囲15のいずれか1項に記載のソールを有することを特徴とするものである。
この発明によれば、着用するだけで最適な歩行、走行を行うことができ、これにより、足腰の骨格、筋肉に作用する負担を可及的に軽減することができるとともに、円滑かつ迅速の動作が可能となる。
以上、本発明のソールおよび履物によれば、歩行、走行動作に伴って足圧中心を踵から第4足指の付け根周辺に向かう所定の足圧中心経路に沿って案内することができる。すなわち、このソールを備えた履物の着用者の癖等によらず、歩行、走行動作に伴う足圧中心を踵から第4足指の付け根周辺に案内することができ、着用するだけで最適な歩行、走行動作を可能とする。したがって、足腰の骨格や筋肉の負担を軽減することができるとともに、歩行、走行動作の仕方によらず安定して円滑かつ迅速な歩行、走行動作を行うことができる。

Claims (16)

  1. 履物の底部を構成するソール本体と、このソール本体に設けられ、歩行・走行に伴って移動する足裏にかかる圧力中心である足圧中心を、踵から第4足指の付け根周辺に向かう所定の足圧中心経路に沿ってガイドする足圧案内部とを備えることを特徴とするソール。
  2. 上記足圧案内部は、上記ソール本体の下面側に設けられていることを特徴とする請求の範囲1記載のソール。
  3. 上記足圧案内部は、上記ソール本体の少なくとも踵部の下面を含む所定領域に突設された広域突出部と、この広域突出部から上記足圧中心経路に沿って上記ソール本体に突設された足圧突出部とによって構成されていることを特徴とする請求の範囲2記載のソール。
  4. 上記足圧突出部は、上記広域突出部から足圧中心経路に沿って連続的に形成された突条により構成されていることを特徴とする請求の範囲3記載のソール。
  5. 上記足圧突出部の幅は、上記広域突出部の幅に比べて狭く形成されていることを特徴とする請求の範囲4記載のソール。
  6. 上記足圧突出部は、その長手方向に沿って略同幅の帯状に形成されていることを特徴とする請求の範囲4または請求の範囲5記載のソール。
  7. 上記足圧突出部は、足圧中心経路内に配設された複数個の単位突出部により構成されていることを特徴とする請求の範囲3記載のソール。
  8. 上記ソール本体、広域突出部、および足圧突出部は、一体に形成されていることを特徴とする請求の範囲3ないし請求の範囲7のいずれか1項に記載のソール。
  9. 上記広域突出部および足圧突出部の少なくともいずれか一方は、ソール本体に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求の範囲3ないし請求の範囲7のいずれか1項に記載のソール。
  10. 上記足圧突出部は、広域突出部の幅方向中央部から延出していることを特徴とする請求の範囲3ないし請求の範囲9のいずれか1項に記載のソール。
  11. 上記足圧突出部は、ソール本体からの突出量が基端側から先端側にかけて漸次小さくなるように形成されていることを特徴とする請求の範囲3ないし請求の範囲10のいずれか1項に記載のソール。
  12. 上記広域突出部は、ソール本体の踵部に対応して突設された踵突出部と、上記足圧突出部の幅方向両側におけるソール本体の底面に突設され接地することにより幅方向の傾きを抑制するバランス突出部を備えることを特徴とする請求の範囲3ないし請求の範囲11のいずれか1項に記載のソール。
  13. 上記バランス突出部は、踵突出部から所定の長さに亘って連続的に形成されていることを特徴とする請求の範囲12記載のソール。
  14. 上記バランス突出部の下面は、上記足圧突出部の下面と略同一平面内に配置されていることを特徴とする請求の範囲12または請求の範囲13記載のソール。
  15. 上記バランス突出部は、ソール本体からの突出量が上記足圧突出部の突出量に比べて小さく形成されていることを特徴とする請求の範囲12または請求の範囲13記載のソール。
  16. 請求の範囲1ないし請求の範囲15のいずれか1項に記載のソールを有することを特徴とする履物。
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