JP3212989U - 靴用の中敷き及びそれを備えるヒールを有する靴 - Google Patents

靴用の中敷き及びそれを備えるヒールを有する靴 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒールを有する靴を着用した場合でも快適な歩行が可能となる、靴用の中敷きを提供する。【解決手段】ヒールを有する靴用の中敷き10であって、ヒールを有する靴が備える靴底本体の地面に当接する接地部の上面に当接する中敷き先端部20と、中敷き先端部20から斜め上方へと屈曲し、靴底本体の地面から離間する非接地部の上面に当接する中敷き本体部40と、を備え、中敷き先端部20の前端縁20aが基節骨骨頭部に対応する領域付近に位置し、且つ中敷き先端部20の上面において幅方向に延びる第1の突部22、及び第2突部26が形成されている。【選択図】図2

Description

本考案は、靴用の中敷き及びそれを備えるヒールを有する靴に関する。
従来から、ヒールを有する靴用の中敷きが知られている。このような靴用の中敷きとして、例えば、特許文献1に開示された多機能靴中敷きがある。
特許文献1には、ヒールを有する婦人靴の中敷きとしての機能を総合的になし得る半中敷きが提案されている。また、当該半中敷きは踵部後端から中足骨骨頭位置付近までの範囲において足底の輪郭を有する。さらに、土踏まず部分、土踏まず領域と踵部領域の境界部の内甲側と外甲側との位置付近部分及び第2中足骨骨頭位置付近部分に相当する下に凸状のパッド部を設け、踵部の位置に相当する部分に下に凹状のパッド部を一体に設けている。
特開2004−229992号公報
ところで、ヒールを有する靴は、一般に、その靴底本体の地面に当接する接地部内での足の可動範囲が他の靴と比較して狭い。これにより、疲れ易くなったり、他の靴に比べ歩き難くなったりしてしまうという問題があった。そして、特許文献1やその他の従来からある靴用の中敷きでは、このような問題を十分に解消できていなかった。
そこで、本考案は、ヒールを有する靴を着用した場合でも快適な歩行を可能とする、靴用の中敷き及びそれを備えるヒールを有する靴を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本考案に係る靴用の中敷きは、ヒールを有する靴用の中敷きであって、前記ヒールを有する靴が備える靴底本体の地面に当接する接地部の上面に当接する中敷き先端部と、前記中敷き先端部から斜め上方へと屈曲し、前記靴底本体の地面から離間する非接地部の上面に当接する中敷き本体部と、を備え、前記中敷き先端部の前端縁が基節骨骨頭部に対応する領域付近に位置し、且つ前記中敷き先端部の上面において幅方向に延びる第1の突部が形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、幅方向に延びる第1の突部によって、その付近に配置される足の一部が上方に持ち上げられる。これにより、当該足の一部よりも前方側の部分が靴底本体から離間して上方に位置するようになる。すなわち、当該足の一部よりも前方側の部分の下方への可動範囲を広くすることができる。さらに、中敷き先端部の前端縁が基節骨骨頭部に対応する領域付近に位置することで、当該下方への可動範囲を一層広くすることができる。その結果、本考案に係る靴用の中敷きは、ヒールを有する靴を着用した場合でも快適な歩行が可能となる。
前記中敷き先端部の上面の親指と人差指の間に対応する領域付近において第2の突部が形成されていてもよい。
上記構成によれば、ヒールを有する靴の内部で足が前滑りしてしまうことを抑制できるため、足の可動範囲を確保することが可能となる。
前記中敷き先端部の底面に幅方向に延びる第1の溝部が形成されていてもよい。
上記構成によれば、中敷き先端部が足の動きにあわせて容易に撓むようになる。これにより、足にかかる負担が低減されるため、上記本考案が奏する効果を顕著にすることができる。
前記課題を解決するために、本考案に係るヒールを有する靴は、上記のいずれかに記載の中敷きを備える。
上記構成によれば、中敷きの幅方向に延びる第1の突部によって、その付近に配置される足の一部が上方に持ち上げられる。これにより、当該足の一部よりも前方側の部分が靴底本体から離間して上方に位置するようになる。すなわち、当該足の一部よりも前方側の部分の下方への可動範囲を広くすることができる。さらに、中敷き先端部の前端縁が基節骨骨頭部に対応する領域付近に位置することで、当該下方への可動範囲を一層広くすることができる。その結果、本考案に係るヒールを有する靴は、快適な歩行が可能となる。
前記靴底本体のうちの少なくとも基節骨骨頭部に対応する領域付近よりも前方側の部分は、上方から押圧すると撓んでしずみ込むしずみ込み部を含んでもよい。
上記構成によれば、足の動きにあわせてしずみ込み部が撓んでしずみ込むため、足の可動範囲を広くすることができ、且つ足に加わる衝撃を緩和することが可能となる。
例えば、前記靴底本体と前記中敷きの間に挟まれて配置される中底をさらに備え、前記中底のうちの少なくとも基節骨骨頭部に対応する領域付近よりも前方側の部分は、上方から押圧すると撓んでしずみ込むしずみ込み部を含み、前記しずみ込み部は発泡樹脂を用いて形成されていてもよい。
本考案は、ヒールを有する靴を着用した場合でも快適な歩行を可能とする、靴用の中敷き及びそれを備えるヒールを有する靴を提供することができる。
本考案の実施形態に係る靴用の中敷きを備えるヒールを有する靴の側面図である。 本考案の実施形態に係る靴用の中敷きの外観斜視図である。 本考案の実施形態に係る靴用の中敷きの平面図である。 本考案の実施形態に係る靴用の中敷きの底面図である。 本考案の実施形態に係る靴用の中敷きの図4に示すV−V線に沿った断面図である。 本考案の実施形態に係るヒールを有する靴が備える中底の平面図である。 本考案の実施形態に係るヒールを有する靴が備える中底の底面図である。 本考案の実施形態に係るヒールを有する靴が備える中底の図7に示すVIII−VIII線に沿った断面図である。
(靴用の中敷き10)
以下、本考案の好ましい実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下では、全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本考案は以下で説明する実施形態に限定されない。
図1は、本考案の実施形態に係る靴用の中敷きを備えるヒールを有する靴の側面図である。図2は、本考案の実施形態に係る靴用の中敷きの外観斜視図である。また、図3は同平面図、図4は同底面図、図5は図4に示すV−V線に沿った断面図である。本実施形態に係る靴用の中敷きは、左足用及び右足用のために2つ製造されるが、それらは互いに左右対象の構造である。したがって、図1〜5では左足用のみを図示し、以下ではその左足用についてのみ説明する。すなわち、右足用の同様となる図示及び説明は繰り返さない。ヒールを有する靴及び中底についても同様とする。
図1に示すように、本実施形態に係る靴用の中敷き10は、ヒールを有する靴100に用いられる。中敷き10は、靴100が備える靴底本体110の地面に当接する接地部120の上面に当接する中敷き先端部20と、中敷き先端部20から斜め上方へと屈曲し、靴底本体110の地面から離間する非接地部140の上面に当接する中敷き本体部40と、を備える。なお、中敷き先端部20は、靴底本体110の接地部120の一部(具体的には、基節骨骨頭部に対応する領域付近よりも踵側に位置する部分)に応じた形状であることが好ましい。また、中敷き本体部40は、靴底本体110の非接地部140に応じた形状であることが好ましい。
図2及び図3に示すように、中敷き10は、中敷き先端部20の前端縁20aが基節骨骨頭部に対応する領域付近に位置し、且つ中敷き先端部20の上面において幅方向に延びる第1の突部22が形成されていることを特徴とする。中敷き先端部20の前端縁20aは、基節骨骨頭部の形状に対応するように、平面視したとき前方側へと膨れ出て湾曲しつつ幅方向に延びて形成されている。また、第1の突部22は、中敷き先端部20の内側端縁の近傍から外側端縁の近傍までを幅方向に延びて形成されている。さらに、第1の突部22は、中足骨骨頭部に対応する領域付近に形成され、且つ当該中足骨骨頭部の形状に対応するように、平面視したとき前方側へと膨れ出て湾曲しつつ幅方向に延びて形成されている。
図2及び図3に示すように、中敷き先端部20の上面の親指と人差指の間に対応する領域付近において第2の突部26が形成されている。第2の突部26は、その前端縁が中敷き先端部20の前端縁20aと一致する。また、第2の突部26は、親指と人差指の形状に対応するように後方に向かうに連れて幅寸法が小さくなる。
図4に示すように、中敷き先端部20の底面に幅方向に延びる第1の溝部24が形成されている。第1の溝部24は、図4に示すように、前後方向に互いに間隔を空けて3つ形成されている。3つの第1の溝部24は、それぞれ、中敷き先端部20の内側端縁から外側端縁までを幅方向に延びて形成されている。また、3つの第1の溝部24は、それぞれ、中足骨骨頭部に対応する領域付近に形成され、且つ当該中足骨骨頭部の形状に対応するように、平面視したとき前方側へと膨れ出て湾曲しつつ幅方向に延びて形成されている。
図4に示すように、中敷き本体部40の底面には、靴100のヒールに対応する領域付近において、ハニカム構造になるよう隙間なく並べられた正六角形の複数の凹部42が形成されている。
(効果)
本実施形態に係る中敷き10は、幅方向に延びる第1の突部22によって、その付近に配置される足の一部が上方に持ち上げられる。これにより、当該足の一部よりも前方側の部分が靴底本体110から離間して上方に位置するようになる。すなわち、当該足の一部よりも前方側の部分の下方への可動範囲を広くすることができる。さらに、中敷き先端部20の前端縁20aが基節骨骨頭部に対応する領域付近に位置することで、当該下方への可動範囲を一層広くすることができる。ここで、中敷き先端部20に配置される足の一部は、一般に、上方への可動範囲よりも下方への可動範囲が大きくなる。したがって、上記のように下方への可動範囲を広くすることで、着用時に心地良い履き心地を得ることができる。さらに、歩行した際に足の指で物を把持するような動きが効果的に行われ、ポンプのように血流を引き起こすことができる。これにより、足の血流を阻害しにくく、歩行し続けた場合にむくみを軽減することができる。上記の通りであるため、本考案に係る靴用の中敷き10は、ヒールを有する靴100を着用した場合でも快適な歩行を可能とする。
また、中敷き先端部20の上面の親指と人差指の間に対応する領域付近において第1の突部22が形成されていることにより、ヒールを有する靴100の内部で足が前滑りしてしまうことを抑制することができる。これに、足の可動範囲を確保することが可能となる。好ましくは、第1の突部22は、中敷き先端部20の上面における第1指基節骨骨頭部と第2指基節骨骨頭部との間に対応する領域付近において、形成される。
さらに、中敷き先端部20の底面に幅方向に延びる第1の溝部24が形成されていることにより、中敷き先端部20が足の動きにあわせて容易に撓むようになる。これにより、足にかかる負担が低減されるため、上記本考案が奏する効果を顕著にすることができる。なお、本実施形態では、前後方向に互いに間隔を空けて3つの第1の溝部24が形成されている。これにより、中敷き先端部20が足の動きにあわせて爪先側から踵側に向かって段階的に(キャタピラのように)撓むことができるため、足にかかる負担が一層低減され、上記本考案が奏する効果をさらに顕著にすることができる。
(ヒールを有する靴100)
図1に示すように、本実施形態に係るヒールを有する靴100は、靴底本体110の地面に当接する接地部120と、靴底本体110の地面から離間する非接地部140と、を備える。また、ヒールを有する靴100は、上記した中敷き20に加えて、後述する中底60を備える。
靴底本体110の接地部120の底面において第2の溝部が形成されている。当該第2の溝部の態様は特に限定されないが、例えば、複数の第2の溝部が格子状に交差した構造であってもよい。このような第2の溝部が形成されていることで、靴底本体110の接地部120が足の動きにあわせて容易に撓むようになる。これにより、足にかかる負担が低減される。
(中底60)
次に、図1及び図6〜8に基づいて、本実施形態に係るヒールを有する靴100が備える中底60について説明する。図6は、本考案の実施形態に係るヒールを有する靴が備える中底の平面図である。図7は、本考案の実施形態に係るヒールを有する靴が備える中底の底面図である。図8は、本考案の実施形態に係るヒールを有する靴が備える中底の図7に示すVIII−VIII線に沿った断面図である。
図1に示すように、中底60は、靴底本体110と中敷き20の間に挟まれて配置される。また、図6〜8に示すように、中底60のうちの少なくとも基節骨骨頭部に対応する領域付近よりも前方側の部分は、発泡樹脂を用いて形成されるしずみ込み部70を含む。ここで、発泡樹脂とは、内部に細かな孔を多数含む発泡成形された合成樹脂のことである。発泡樹脂は、上方から押圧すると撓んでしずみ込み、且つ軽量でクッション性を有する。さらに、中底60は、平面視したとき少なくともしずみ込み部70よりも後方側に設けられる中底ボード部80と、底面視したとき少なくともしずみ込み部70よりも後方側に設けられる不織布86と、中底ボード部80と不織布86との間に挟まれるように設けられる硬質ボード部84と、硬質ボード部84の上面における幅方向の略中央部(又は中底ボード部80の底面における幅方向の略中央部)を前後方向に延びて設けられるシャンク部82と、を含む。
図7及び図8に示すように、中底ボード部80は、しずみ込み部70の後端面及び底面に沿って中底60の前端縁(しずみ込み部70の前端縁)まで延びるように形成されてもよい。そして、中底ボード部80のうちのしずみ込み部70の底面に形成される部分には、その一部に形成されている切欠きを埋めるように中底布72が設けられてもよい。
(効果)
本実施形態に係るヒールを有する靴100は、中敷き10の幅方向に延びる第1の突部22によって、その付近に配置される足の一部が上方に持ち上げられる。これにより、当該足の一部よりも前方側の部分が靴底本体110から離間して上方に位置するようになる。すなわち、当該足の一部よりも前方側の部分の下方への可動範囲を広くすることができる。さらに、中敷き先端部20の前端縁20aが基節骨骨頭部に対応する領域付近に位置することで、当該下方への可動範囲を一層広くすることができる。ここで、中敷き先端部20に配置される足の一部は、一般に、上方への可動範囲よりも下方への可動範囲が大きくなる。したがって、上記のように下方への可動範囲を広くすることで、着用時に心地良い履き心地を得ることができる。さらに、歩行した際に足の指で物を把持するような動きが効果的に行われ、ポンプのように血流を引き起こすことができる。これにより、足の血流を阻害しにくく、歩行し続けた場合にむくみを軽減することができる。上記の通りであるため、本考案に係るヒールを有する靴100は快適な歩行を可能とする。
そして、本実施形態に係るヒールを有する靴100は、その靴底本体110と中敷き10の間に挟まれて配置される中底60をさらに備える。また、中底60のうちの少なくとも基節骨骨頭部に対応する領域付近よりも前方側の部分は、発泡樹脂を用いて形成されるしずみ込み部70を含む。当該しずみ込み部70は、足の動きにあわせて撓んでしずみ込むため、足の可動範囲を広くすることができ、且つ足に加わる衝撃を緩和することが可能となる。
(変形例)
上記実施形態では、中敷き先端部20の底面に幅方向に延びる3つの第1の溝部24が形成される場合について説明したが、これに限定されない。すなわち、第1の溝部24は、1つのみ又は2つ形成されてもよいし、4つ以上形成されてもよい。また、第1の溝部24は形成されなくてもよい。これにより、中敷き10を簡単な構造とすることができる。中敷き先端部20の上面に形成される第2の突部26と、中敷き本体部40の底面に形成される凹部42とについても同様である。
上記実施形態では、中底60が、図8に示すように、しずみ込み部70、中底布72、中底ボード部80、シャンク部82、及び硬質ボード部84及び不織布86を備える場合について説明したが、これに限定されない。例えば、中底60は、しずみ込み部70及びその後端側に形成される中底ボード部80のみから成る構造であってもよいし、その他の構造であってもよい。
上記実施形態では、靴100は、図1に示すように踵部付近においてのみ高さ方向に延びるヒールを有する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、靴100のヒールは、その前端部分が接地部120と一体的に形成され、後端部分に向かうに連れて高さ寸法が大きくなるように(すなわち、図1において靴底本体110の非接地部140と地面との間の空間を埋めるように)形成されていてもよい。
また、ヒールの高さ寸法は、特に限定されないが、例えば、3cm以上7cm未満とすることで靴100をミドルヒールとして用いてもよいし、7cm以上とすることで靴100をハイヒールとして用いてもよい。なお、ヒールを有する靴100は、図1に示すようなハイヒール等の婦人靴として好適に用いられるが、これに限定されず、例えばシークレットブーツ等の紳士靴として用いられてもよい。好ましくは、靴100はヒールを有する婦人靴である。より好ましくは、靴100はハイヒールを有する婦人靴である。
ヒールを有する靴100の中底の最大傾斜角度は、例えば、20度以上60度以下としてもよいし、30度以上50度以下としてもよい。なお、ここでいう中底の最大傾斜角度とは、靴100に用いられる中底のうち水平面に対する傾斜が最大となる部分の傾斜角度のことである。図1に示すような靴100に用いられる中底では、一般に、接地部120に対応する領域とヒールが形成される部分に対応する領域との中間に位置する部分で傾斜角度が最大となる。
上記実施形態では、ヒールを有する靴100が中底60を備え、中底60のうちの少なくとも基節骨骨頭部に対応する領域付近よりも前方側の部分がしずみ込み部70を構成する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、ヒールを有する靴100は中底60を備えなくてもよい。このような場合、例えば、靴底本体110の最も上層側に位置する層のうちの少なくとも基節骨骨頭部に対応する領域付近よりも前方側の部分がしずみ込み部70を構成してもよい。また、しずみ込み部70は発泡樹脂を用いて形成されている場合について説明したが、これに限定されない。すなわち、しずみ込み部70は、上方から押圧することで撓んでしずみ込む他の部材(例えば、ゲル状部材やゴム部材等)を用いて形成されていてもよい。なお、しずみ込み部70は、靴底本体110の最も上層側に位置する層及び中底60の両方に含まれてもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本考案の多くの改良や他の実施形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本考案を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本考案の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
10 中敷き
20 中敷き先端部
22 第1の突部
24 溝部
26 第2の突部
40 中敷き本体部
42 凹部
60 中底
70 しずみ込み部
72 中底布
80 中底ボード部
82 シャンク部
84 硬質ボード部
86 不織布
100 ヒールを有する靴
110 靴底本体
120 接地部
140 非接地部

Claims (6)

  1. ヒールを有する靴用の中敷きであって、
    前記ヒールを有する靴が備える靴底本体の地面に当接する接地部の上面に当接する中敷き先端部と、
    前記中敷き先端部から斜め上方へと屈曲し、前記靴底本体の地面から離間する非接地部の上面に当接する中敷き本体部と、を備え、
    前記中敷き先端部の前端縁が基節骨骨頭部に対応する領域付近に位置し、且つ前記中敷き先端部の上面において幅方向に延びる第1の突部が形成されていることを特徴とする、靴用の中敷き。
  2. 前記中敷き先端部の上面の親指と人差指の間に対応する領域付近において第2の突部が形成されている、請求項1に記載の靴用の中敷き。
  3. 前記中敷き先端部の底面に幅方向に延びる第1の溝部が形成されている、請求項1又は2に記載の靴用の中敷き。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の中敷きを備える、ヒールを有する靴。
  5. 前記靴底本体のうちの少なくとも基節骨骨頭部に対応する領域付近よりも前方側の部分は、上方から押圧すると撓んでしずみ込むしずみ込み部を含む、請求項4に記載のヒールを有する靴。
  6. 前記靴底本体と前記中敷きの間に挟まれて配置される中底をさらに備え、前記中底のうちの少なくとも基節骨骨頭部に対応する領域付近よりも前方側の部分は、上方から押圧すると撓んでしずみ込むしずみ込み部を含み、前記しずみ込み部は発泡樹脂を用いて形成されている、請求項4又は5に記載のヒールを有する靴。
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