JP4590372B2 - 熱交換器及び冷暖房システム - Google Patents

熱交換器及び冷暖房システム Download PDF

Info

Publication number
JP4590372B2
JP4590372B2 JP2006124856A JP2006124856A JP4590372B2 JP 4590372 B2 JP4590372 B2 JP 4590372B2 JP 2006124856 A JP2006124856 A JP 2006124856A JP 2006124856 A JP2006124856 A JP 2006124856A JP 4590372 B2 JP4590372 B2 JP 4590372B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conduit
pipe
fluid
heat
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006124856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007298198A (ja
Inventor
正 角田
国男 水谷
正志 鈴木
利幸 昆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd filed Critical Sanken Setsubi Kogyo Co Ltd
Priority to JP2006124856A priority Critical patent/JP4590372B2/ja
Publication of JP2007298198A publication Critical patent/JP2007298198A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4590372B2 publication Critical patent/JP4590372B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

本発明は熱交換器及び冷暖房システムに関し、特に圧力損失を低減させた熱交換器及びこの熱交換器を備える冷暖房システムに関するものである。
近年、省エネルギーと快適性とを両立する冷暖房方式として、放射冷暖房システムが注目されている。放射冷暖房システムは、天井面や床面等に設置された放射パネルを冷やし(温め)、放射パネルからの放射熱により冷暖房室の温度を調整するシステムである。放射熱による冷暖房は、温度調節した空気を吹出口から吹き出す冷温風空調と異なり在室者が気流を感じることがないだけでなく、音が静か、室内温度が均一となり、サラッとした空間を体感することができる。また、放射冷暖房システムでは、放射パネルを冷やす(温める)ために用いる冷水(温水)の温度が、低温(高温)空気を吹き出す冷温風空調システムに比べて高く(低く)て済む。このため、放射冷暖房システムは、より省エネルギーなシステムと言える。一般的な放射冷暖房システムは、冷暖房を行う部屋を区画する面(天井や床等)に、内部に冷水(温水)を流すチューブをU字型を繰り返すように密に載置して構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
他方、省エネルギー化を実現するシステムとして、雨水、海水、下水処理水等の未利用水を有効利用するシステムの開発が期待されている。未利用水利用システムは、未利用水が保有する熱量(冷熱も含む)を取り出して有効利用しようとするものである。
特開2005−24197号公報(段落0024、図4−5等)
冷暖房を行う部屋を区画する面にチューブをU字型を繰り返すように密に載置する放射冷暖房システムではチューブの長さが大きくなる傾向にあり、これによって管摩擦抵抗による圧力損失が大きくなってしまっていた。また、長さが大きくなる傾向にあるチューブの部位によりチューブ内を流れる冷水(温水)に温度勾配が生じ、冷暖房を行う部屋に温度ムラが発生することがあった。
他方、未利用水には砂等の砂状物(固形物)が混じっていることが多いため、一般的に水−水熱交換器として使われるプレート熱交換器を用いて未利用水から熱を取り出すことは難しい。プレート熱交換器を用いずに熱回収媒体を流す配管を未利用水の中に浸水させて熱を取り出そうとすると、伝熱面積を増加させるために熱回収媒体を流す配管を長くする必要が生じ、これによって管摩擦抵抗による圧力損失が大きくなってしまっていた。
本発明は上述の課題に鑑み、圧力損失を低減させた熱交換器及び温度ムラの発生を低減する冷暖房システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係る熱交換器は、例えば図2に示すように、内部に第1の流体CAを一方向に流す循環流路を形成する第1の導管11と;第1の導管11内で第1の流体CAを流動させる搬送機器15と;第1の導管11が延びる方向に沿って第1の導管11の内部に配設され、第1の流体CAと熱交換する第2の流体CHを内部に流す第2の導管12とを備え;第1の導管11に挿入孔11pが形成され;第2の導管12が、第1の流体CAの流れ方向と同じ方向に第2の流体CHを流す並行管13と、第1の流体CAの流れ方向と逆方向に第2の流体CHを流す対向管14とを有し、並行管13と対向管14とが連続し、並行管13及び対向管14が同一の挿入孔11pを通って並行管13及び対向管14の連続する端部12eとは反対側の端部が第1の導管11の外に導かれるように構成され、かつ、並行管13及び対向管14の連続する端部12eが挿入孔11pに戻ってくるように第1の導管11内に配設されている。
このように構成すると、第2の導管内を流れる第2の流体と、搬送機器によって流動させられた第1の流体との間で熱交換が行われることとなって、単位長さあたりの交換熱量を増加させることができる。これにより、例えば熱交換器を放射冷暖房システムに用いる場合は、第1の導管の表面積を大きくすることができ、放射熱伝達面積が大きくなることに伴う第1及び第2の導管の短縮化により圧力損失を低減させることができ、また、第2の導管が、第1の流体の流れ方向と同じ方向に第2の流体を流す並行管と第1の流体の流れ方向と逆方向に第2の流体を流す対向管とを有し、並行管と対向管とが連続し、並行管及び対向管が同一の挿入孔を通って並行管及び対向管の連続する端部とは反対側の端部が第1の導管の外に導かれるように構成され、かつ、並行管及び対向管の連続する端部が挿入孔に戻ってくるように第1の導管内に配設されているので、第1の導管内の第1の流体の平均温度がほぼ均一となって温度ムラが低減される。また、例えば熱交換器を第2の流体を熱回収媒体として廃熱回収システムに用いる場合は、第2の導管の短縮化による圧力損失の低減が可能となる。
また、前記第1の流体が空気であり;前記搬送機器が、前記第1の導管内に圧縮空気を供給して前記第1の導管内にあった空気を吸引して送り出す空気増幅器で構成されていてもよい。
また、前記第1の導管が床コンクリートに埋設されていてもよい。
また、請求項2に記載の発明に係る熱交換器は、請求項1に記載の熱交換器において、前記第2の導管が可とう性を有する材質で形成されている。
このように構成すると、第2の導管を第1の導管内に配設するのが容易となり、施工性が向上する。
上記目的を達成するために、請求項に記載の発明に係る冷暖房システムは、例えば図1に示すように、冷房又は暖房を行う空間Rに隣接して配設された請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の熱交換器10を備え;第2の導管12(例えば図2参照)が、第2の流体CHの温度を調整する熱源Gに接続されている。
このように構成すると、熱交換器から冷房又は暖房を行う空間への熱放射により冷房又は暖房を行うことができ、ドラフト感がなく静寂な冷暖房空間の構築が可能となる。ここで、熱放射には、温熱の放射のみならず冷熱を放射する冷放射も含まれる。
また、例えば図3に示すように、熱交換器30と;第1の流体RWを貯留する貯留タンク38とを備え;搬送機器35が、貯留タンク38内の第1の流体RWを第1の導管31に導くように構成された廃熱回収システムとしてもよい。
このように構成すると、第1の流体と共に棄てられる熱を第2の流体と熱交換することにより回収して、回収した熱の有効利用が可能となる。なお、回収する熱は、温熱のみならず冷熱も含まれる。
本発明によれば、第2の導管内を流れる第2の流体と、搬送機器によって流動させられた第1の流体との間で熱交換が行われることとなって、単位長さあたりの交換熱量を増加させることができる。これにより、例えば熱交換器を放射冷暖房システムに用いる場合は、第1の導管の表面積を大きくすることができ、放射熱伝達面積が大きくなることに伴う第1及び第2の導管の短縮化により圧力損失を低減させることができ、また、第2の導管が、第1の流体の流れ方向と同じ方向に第2の流体を流す並行管と第1の流体の流れ方向と逆方向に第2の流体を流す対向管とを有し、並行管と対向管とが連続し、並行管及び対向管が同一の挿入孔を通って並行管及び対向管の連続する端部とは反対側の端部が第1の導管の外に導かれるように構成され、かつ、並行管及び対向管の連続する端部が挿入孔に戻ってくるように第1の導管内に配設されているので、第1の導管内の第1の流体の平均温度がほぼ均一となって温度ムラが低減される。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る熱交換器10を備える本発明の第2の実施の形態に係る冷暖房システム20について説明する。図1は冷暖房システム20の概念を示す斜視図である。図2は図1のA部詳細図であり、熱交換器10の一部分を示している。冷暖房システム20は、冷房又は暖房を行う空間である冷暖房空間Rの床に熱交換器10が敷設されており、熱交換器10の第2の導管としてのペアチューブ12と熱源Gとが接続管82を介して接続されている。
以下図2を参照して、熱交換器10について詳細に説明する。熱交換器10は、第1の導管としてのダクト11と、ペアチューブ12と、搬送機器15とを備えている。
ダクト11は、第1の流体としての空気CAを内部に流す風導である。ダクト11は、丸ダクト、矩形ダクト等さまざまな形状のものを使用することができ、配管材を用いてもよい。加工及び組み立ての容易性の観点から丸ダクトや配管材を使用するのが好ましい。また、ダクト11は、亜鉛めっき鋼板、炭素鋼鋼管やステンレス等の金属材料、あるいは合成樹脂等さまざまな材質のものを使用することができるが、ダクト11の外側周辺にある物質(例えば冷暖房空間R(図1参照)の空気や床スラブを形成するコンクリート)への伝達熱量を大きくする観点からは熱伝達率の比較的大きな金属材質のものを使用することが好ましく、耐食性の観点からは合成樹脂製のものを使用することが好ましい。ダクト11の内部には、搬送機器15により空気CAが一方向に流される。また、ダクト11の内部には、ペアチューブ12が配設されている。
ペアチューブ12は、第2の流体としての水CHを内部に流す。第2の流体は、水以外の熱媒体となりうる液体であってもよい。水CHは、その用途から「冷温水CH」と呼ぶこともある。ペアチューブ12は、ダクト11の内部を流れる空気CAの流れ方向と同じ方向に冷温水CHを流す並行管13と、ダクト11の空気CAの流れ方向と逆方向に冷温水CHを流す対向管14とを有している。並行管13の一端と対向管14の一端とは、典型的にはダクト11内で連続しており、並行管13と対向管14との間で冷温水CHを連続して流動させることができるように構成されている。なお、並行管13の他端(対向管14と接続された端部と反対側の端部)及び対向管14の他端(並行管13と接続された端部と反対側の端部)は、ダクト11外に導かれ、接続管82を介して熱源G(図1参照)に接続される。
ペアチューブ12は、内部を流す冷温水CHの流量に応じて、1本あたり(並行管13、対向管14の各々)の呼び径が7A〜25A程度のものが用いられるが、これ以外のサイズのものを用いてもよい。ペアチューブ12は、典型的には架橋ポリエチレン管やポリブデン管等の可とう性を有する合成樹脂管が用いられる。可とう性を有する材料を用いると施工性を向上させることができる。なお、ペアチューブ12に、熱伝達率が比較的高い銅管等の金属製の管を用いてもよい。しかしながら、耐食性及び施工性向上の観点から、可とう性を有する合成樹脂管を使用することが好ましい。
ペアチューブ12は、並行管13と対向管14とが接触するように構成されていてもよく、離間するように構成されていてもよい。また、ペアチューブ12の並行管13と対向管14とが連続する部分(折り返し部分12e)は、1本の管を曲げることにより形成してもよく、U字状の継手を用いて並行管13と対向管14とを接続することにより形成してもよい。また、ペアチューブ12をダクト11内に配設する際には、ペアチューブ12に適切な間隔をあけてスペーサ(不図示)を取り付けることにより、ペアチューブ12の全周囲に空気CAが存在するようにすることが好ましい。
搬送機器15は、ダクト11内の空気CAを流動させる機器である。搬送機器15には、例えば圧縮空気を供給することにより周囲の空気CAを吸引して送り出す空気増幅器が用いられる。空気増幅器15は、例えば供給した圧縮空気に対して10〜25倍程度の空気CAを送り出すことができる。空気増幅器15は、典型的にはダクト11内に配設されている。空気増幅器15には圧縮空気を供給するための圧縮空気管16が接続されている。なお、搬送機器15として、電力の供給を受けて作動するファン(典型的にはラインファン)を使用してもよい。ラインファンを用いる場合、ラインファンは典型的にはダクト11の途中に配設され、このときラインファンの吐出口はダクト11内に収容されている。
ダクト11の大きさ(円形断面を有する場合の径に相当)は、内部にペアチューブ12及び搬送機器15の空気CAの吐出口を収容できる大きさとなっている。ダクト11が円形断面を有する場合の内径は、典型的には50mm以上となっている。また、搬送機器が空気増幅器15の場合、ダクト11には供給した圧縮空気分の空気を逃がす逃がし孔11hが形成される。
次に図1及び図2を参照して、上述のような構成を有する熱交換器10の、冷暖房システム20への設置手順の一例を説明する。以下の説明では、ペアチューブ12が可とう性を有する合成樹脂であるとして説明する。まず、ダクト11を冷暖房空間Rに対して隣接する位置に設置する。冷暖房空間Rに対して隣接する位置とは、熱交換器10の放熱あるいは吸熱(冷放射)を冷暖房空間Rに作用させることができる位置であって、例えば天井(隠蔽、露出を問わない)、床下(スラブ打ち込み)、壁面(内側、外側共)であり、本実施の形態では床下である。熱交換器10を床に敷設すると、暖房時は特に効率的に冷暖房空間R全体を暖めることができる。本実施の形態では、まず、仕上げ前のコンクリートスラブ上にダクト11を敷設する。このとき、ダクト11を、平面的にできるだけ密になるようにU字型を繰り返すように蛇行させて、循環流路を形成するように設置する。できるだけ密にするとは、後にダクト11内に挿入するペアチューブ12の可とう性を考慮して、ペアチューブ12をU字に沿って挿入することができる範囲内でU字型の曲率半径を小さくすることである。ダクト11を平面的にできるだけ密になるように設置したとき、ダクト11の大きさ(径)が一般的な放射冷暖房システムに用いられている冷温水を流すチューブの径に比べて大きいので、単位面積あたりに設置するダクト11の延べ長さを一般的な放射冷暖房システムに用いられているチューブの延べ長さに比べて大幅に短くすることができる。
ダクト11を所定の場所に設置したら、ペアチューブ12を、折り返し部分12eを先導部としてダクト11内に挿入する。ダクト11のペアチューブ12を挿入する部分には、挿入孔11pが形成される。このとき、必要に応じてペアチューブ12にスペーサ(不図示)を取り付けて挿入すると、ダクト11内壁とペアチューブ12との距離を保つことができるので好ましい。ペアチューブ12は可とう性を有するので、ダクト11の長さに沿って挿入することができる。ペアチューブ12の挿入は、折り返し部分12eが挿入孔11pに戻ってくるまで行う。なお、ペアチューブ12が可とう性を有さない場合は、ダクト11とペアチューブ12とを同時に延ばしていく(同時に設置する)ようにする。ダクト11へのペアチューブ12の挿入が完了したら、挿入孔11pを塞ぐ。なお、挿入孔11pの全部あるいは一部を塞がずに、逃がし孔11hとして利用してもよい。
ペアチューブ12をダクト11に挿入したら、ダクト11の外にあるペアチューブ12の他端を接続管82に接続する。このとき、並行管13を接続管82の接続往管83に、対向管14を接続管82の接続還管84に、それぞれ接続する。そして、仕上げ前のコンクリートスラブ上に敷設した熱交換器10の上からシンダーコンクリートを打設して、熱交換器10を床コンクリートに埋設する。このとき、ダクト11に逃がし孔11hが形成されている場合は、スリーブを用いて逃がし孔11hからダクト11内にコンクリートが流入しないようにすると共に、仕上げ後に逃がし孔11hから空気を排出できる流路を確保する。その後床を仕上げて冷暖房空間Rの床表面Fを形成する。そして、接続管82を熱源Gに接続する。このとき、接続往管83を熱源Gの冷温水出口に、接続還管84を熱源Gの冷温水入口に、それぞれ接続する。熱源Gは、典型的には所定の温度の冷水及び/又は温水を製造することができるヒートポンプチラーであるが、これ以外の例えば冷凍機や冷温水発生機等でもよく、地域冷暖房の地域配管であってもよい。すなわち、熱源Gは、ダクト11内のペアチューブ12を流れた冷温水CHを導入してその温度を調節し、所定温度の冷温水CHを再びペアチューブ12に供給することができるものであればよい。
引き続き図1及び図2を参照して、冷暖房システム20の作用を説明する。冷暖房システム20は、熱交換器10からの放射熱で冷暖房空間Rの冷暖房を行う放射冷暖房システムである。ここでは、冷暖房空間Rの冷房を行うこととして説明する。したがって、第2の流体CHは冷水となる。ペアチューブ12の並行管13は、熱源Gから接続往管83を介して所定温度の冷水CHの供給を受ける。並行管13に供給される冷水の所定温度は、典型的には15〜20℃程度であり、一般的な冷風空調時の冷水温度(7℃程度)よりも常温(周囲環境温度)に近い温度で足りる。したがって、冷暖房システム20の冷房時における冷水製造に必要な投入エネルギーは、一般的な冷風空調時に比べて少なくて済むので省エネルギー、低コストを実現できる。
並行管13に流入した冷水CHは、ダクト11内に配設された並行管13内を流れ、折り返し部分12eを経由して対向管14に流入し、対向管14内を流れてダクト11外の接続還管84に到達する。他方、搬送機器15によってダクト11内の空気CAは流動させられている。これにより、並行管13及び対向管14内を流れる冷水CHとダクト11内を流れる空気CAとの間で効率よく熱交換が行われ、空気CAが冷やされて冷水CHの温度が上昇する。このとき、冷水CHは、並行管13、折り返し部分12e、対向管14を流れる際に下流に行くほど温度が高くなるが、ペアチューブ12内を流れるのでペアチューブ12における冷水CHの平均温度(当該部分の並行管13内の冷水CHの温度と対向管14内の冷水CHの温度との平均温度)をほぼ均一にすることができ、ダクト11内の空気CAをほぼ均一に冷やすことができる。
冷水CHと熱交換することにより冷やされたダクト11内の空気CAは、ダクト11の表面を冷やし、ダクト11の表面から床コンクリートに伝熱して、床表面Fからの冷放射により冷暖房空間Rを冷房する。この現象は、伝熱論的には、床表面Fの表面が冷やされることにより冷暖房空間Rに在室する人間が受け取る電磁波の量が相対的に少なくなることからこの人間が涼しく感じると説明されるが、ここでは便宜上、床表面Fからの冷放射により冷暖房空間Rが冷房されると表現することとする。
上述のように、ダクト11の大きさ(径)は一般的な放射冷暖房システムに用いられている冷温水を流すチューブの径に比べて大きいので、ダクト11の熱伝達面積が大きくなる。したがって、ダクト11の単位長さ、すなわちペアチューブ12の単位長さを短くすることができ、ペアチューブ12を流れる冷水CHの圧力損失を低減することができる。上述のように、ダクト11内の空気CAが搬送機器15によって流動させられているので、ペアチューブ12を短くしても、熱交換器10からの冷放射ができる程度にダクト11の表面を冷やすことができる。また、ペアチューブ12内を流れる冷水CHの温度が15〜20℃と比較的高い温度であるので、結露する可能性は極めて低い。また、冷暖房システム20は、冷放射による冷房を行うので、ドラフトのない快適な空間を提供することができる。
ダクト11内の空気CAと熱交換して温度が上昇し、ダクト11外の接続還管84に到達した冷水CHは、熱源Gに導かれて熱源Gで冷房に適した温度(15〜20℃程度)に調整された後、再び接続往管83を介して並行管13に供給されてダクト11内の空気CAとの熱交換に供される。
以上では冷房の場合を説明したが、暖房の場合は、第2の流体CHとして温水が用いられる。暖房の場合に熱源Gで温度が調節されて並行管13に供給される温水CHの温度は、典型的には25〜30℃程度であり、一般的な温風空調時の温水温度(40℃程度)よりも常温に近い温度で足りる。したがって、冷暖房システム20の暖房時における温水製造に必要な投入エネルギーは、一般的な温風空調時に比べて少なくて済むので省エネルギー、低コストを実現できる。暖房の場合は、ペアチューブ12内の温水CHとダクト11内の空気CAとの間で効率よく熱交換が行われ、空気CAが均一に温められて温水CHの温度が下降することとなる。そして、温められた空気CAはダクト11の表面を温め、ダクト11の表面から床コンクリートに伝熱し、床表面Fからの熱放射により冷暖房空間Rを暖房する。
以上では熱交換器10を床コンクリートに埋設することとして説明したが、コンクリートに埋設せずに床下に配設することとしてもよい。この場合は、仕上げ工事の段階で熱交換器10を設置することができる。また、熱交換器10を冷暖房空間Rの天井に配設してもよい。熱交換器10は、天井に露出させると効率よく冷暖房空間Rの冷暖房をすることができる。熱交換器10は、ダクト11内に配設されたペアチューブ12内を冷温水CHが流れるので、仮に冷温水CHがペアチューブ12から漏水してもダクト11内で収集することができ、特に天井に設置する場合に、ダクト11に水抜きを設けておけば冷暖房空間Rに水を持ち込まずに排出することができる。
次に図3を参照して、参考例に係る熱交換器30を備える廃熱回収システム40について説明する。図3は廃熱回収システム40の概念図である。以下、廃熱回収システム40は、雨水から熱を回収するシステムであるとして説明する。また、回収する熱には温熱のみならず冷熱も含む。すなわち、回収する熱は、周囲環境温度(常温)に対して利用可能な熱である。廃熱回収システム40は、熱交換器30と、第1の流体としての雨水RWを貯留する貯留タンクとしての雨水貯留槽38と、雨水処理槽39とを備えている。雨水処理槽39は、導入した雨水RWを濾過処理して便所の排水等に用いる中水を生成する水槽であり、濾過装置(不図示)を有している。熱交換器30は、第1の導管としての外管31と、第2の導管としてのペアチューブ32と、搬送機器としてのポンプ35とを備えている。ポンプ35と雨水処理槽39との間には、雨水RWを圧送する圧送管36が配設されている。
外管31は、雨水RWを内部に流す管である。外管31は、典型的には可とう性のあるポリエチレンコルゲートパイプが用いられるが、これ以外の硬質塩化ビニル管、ヒューム管等を用いてもよい。外管31には耐食性に優れた材質のものを用いることが好ましい。外管31の呼び径は、典型的には80A以上であるが、これよりも小さいサイズ(例えば65A以下)であってもよい。外管31は、雨水貯留槽38の内部に配設されている。
ペアチューブ32は、第2の流体としての熱媒体MWを内部に流す。熱媒体MWは、典型的には水であるが、これ以外の熱媒体となりうる液体であってもよい。ペアチューブ32は、外管31の内部を流れる雨水RWの流れ方向と同じ方向に熱媒体MWを流す並行管33と、外管31内の雨水RWの流れ方向と逆方向に熱媒体MWを流す対向管34とを有している。並行管33の一端と対向管34の一端とは、典型的には外管31内で連続しており、並行管33と対向管34との間で熱媒体MWを連続して流動させることができるように構成されている。なお、並行管33の他端(対向管34と接続された端部と反対側の端部)及び対向管34の他端(並行管33と接続された端部と反対側の端部)は外部導管92に接続され、外部導管92は冷熱及び温熱が利用される機器(例えばファンコイル)等に接続される。
ペアチューブ32は、内部を流す熱媒体MWの流量に応じて、1本あたり(並行管33、対向管34の各々)の呼び径が10A〜50A程度のものが用いられるが、これ以外のサイズのものを用いてもよい。ペアチューブ32は、典型的には架橋ポリエチレン管やポリブデン管等の可とう性を有する合成樹脂管が用いられる。可とう性を有する材料を用いると施工性を向上させることができる。なお、ペアチューブ32に、熱伝達率が比較的高い銅管等の金属製の管を用いてもよい。しかしながら、耐食性及び施工性向上の観点から、可とう性を有する合成樹脂管を使用することが好ましい。
ペアチューブ32は、並行管33と対向管34とが接触するように構成されていてもよく、離間するように構成されていてもよい。また、ペアチューブ32の並行管33と対向管34とが連続する部分(折り返し部分32e)は、1本の管を曲げることにより形成してもよく、U字状の継手を用いて並行管33と対向管34とを接続することにより形成してもよい。ペアチューブ32は外管31の内部に配設されている。ペアチューブ32は、折り返し部分32eを外管31の一方の開口端から挿入することにより、外管31の内部に配設される。このように、熱媒体MWを流す管をペアチューブとしているので、外管31の開口端の一方から挿入することが可能となり、施工が容易になる。ペアチューブ32を外管31内に配設する際には、ペアチューブ32に適切な間隔をあけてスペーサ(不図示)を取り付けることにより、ペアチューブ32の全周囲に雨水RWが存在するようにすることが好ましい。
ポンプ35は、外管31を流れた雨水RWを圧送管36を介して処理槽39に圧送するポンプである。ポンプ35の吸い込み口には外管31が接続され、吐出口には圧送管36が接続されている。ポンプ35は、典型的には雨水貯留槽38の外側に配設されているが、雨水貯留槽38内に配設されていてもよい。
雨水貯留槽38は、典型的には地表よりも下の高さに設けられた躯体の水槽であるが、これ以外の例えば地表上に設けられたFRP製の水槽等であってもよい。雨水貯留槽38に流入する雨水は、典型的には地表に到達した雨を雨水管(不図示)を介して集水して雨水貯留槽38に導かれるが、雨水貯留槽38の天板全体が開口して雨水貯留槽38自体が雨水を集水するように構成されていてもよい。
引き続き図3を参照して、廃熱回収システム40の作用を説明する。ポンプ35を起動すると、雨水貯留槽38に貯留された雨水RWが外管31内に流入する。外管31に流入した雨水RWは、ポンプ35にて雨水処理槽39に圧送される。そして、雨水RWが外管31内を流動するときにペアチューブ32内の熱媒体MWをポンプ35とは別のポンプ(不図示)で流動させる。これにより、外管31内を流れる雨水RWとペアチューブ32内を流れる熱媒体MWとの間で熱交換が行われる。このとき、外管31内を流れる雨水RWがポンプ35により流動させられているので、流動しない雨水と熱交換する場合に比べて同等の熱量を回収するのに必要なペアチューブ32の長さを短くすることができ、圧力損失を低減することができる。また、雨水RWには砂等の砂状物(固形物)が混ざっているが、外管31の口径が砂状物の大きさに比べて十分大きい(すなわち砂状物によって外管31が閉塞することがない)ので、プレート熱交換器を用いて熱交換する場合のように雨水の流路が閉塞することがなく、熱交換を行うことができる。
外管31を流れて熱媒体MWと熱交換した雨水RWは、圧送管36を介して雨水処理槽39に導かれ、濾過処理された後、中水として利用に供される。他方、ペアチューブ32を流れて雨水RWから熱回収した熱媒体MWは、熱利用機器(例えば不図示のファンコイル)に導かれて熱が利用された後、再び外管31内のペアチューブ32に導かれて雨水RWとの間で熱交換が行われる。
以上の説明では、廃熱回収システム40は雨水の熱を回収するシステムであるとして説明したが、雨水以外の海水、河川水の熱を回収するシステム、あるいは雪の熱を回収するシステムとして構築してもよい。
本発明の実施の形態に係る熱交換器を備える冷暖房システムの概念を示す斜視図である。 図1のA部詳細図である。 参考例に係る廃熱回収システムの概念図である。
符号の説明
10、30 熱交換器
11、31 第1の導管
12、32 第2の導管
13、33 並行管
14、34 対向管
15、35 搬送機器
20 冷暖房システム
38 貯留タンク
40 廃熱回収システム
CA、RW 第1の流体
CH、MW 第2の流体
G 熱源
R 冷暖房空間

Claims (5)

  1. 内部に第1の流体を一方向に流す循環流路を形成する第1の導管と;
    前記第1の導管内で前記第1の流体を流動させる搬送機器と;
    前記第1の導管が延びる方向に沿って前記第1の導管の内部に配設され、前記第1の流体と熱交換する第2の流体を内部に流す第2の導管とを備え;
    前記第1の導管に挿入孔が形成され;
    前記第2の導管が、前記第1の流体の流れ方向と同じ方向に前記第2の流体を流す並行管と、前記第1の流体の流れ方向と逆方向に前記第2の流体を流す対向管とを有し、前記並行管と前記対向管とが連続し、前記並行管及び前記対向管が同一の前記挿入孔を通って前記並行管及び前記対向管の前記連続する端部とは反対側の端部が前記第1の導管の外に導かれるように構成され、かつ、前記並行管及び前記対向管の前記連続する端部が前記挿入孔に戻ってくるように前記第1の導管内に配設された;
    熱交換器。
  2. 前記第2の導管が可とう性を有する材質で形成された;
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第1の導管が床コンクリートに埋設された;
    請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記第1の流体が空気であり;
    前記搬送機器が、前記第1の導管内に圧縮空気を供給して前記第1の導管内にあった空気を吸引して送り出す空気増幅器で構成された;
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 冷房又は暖房を行う空間に隣接して配設された請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の熱交換器を備え;
    前記第2の導管が、前記第2の流体の温度を調整する熱源に接続された;
    冷暖房システム。
JP2006124856A 2006-04-28 2006-04-28 熱交換器及び冷暖房システム Expired - Fee Related JP4590372B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006124856A JP4590372B2 (ja) 2006-04-28 2006-04-28 熱交換器及び冷暖房システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006124856A JP4590372B2 (ja) 2006-04-28 2006-04-28 熱交換器及び冷暖房システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007298198A JP2007298198A (ja) 2007-11-15
JP4590372B2 true JP4590372B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=38767832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006124856A Expired - Fee Related JP4590372B2 (ja) 2006-04-28 2006-04-28 熱交換器及び冷暖房システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4590372B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2959301B1 (fr) * 2010-04-21 2014-08-08 Lyonnaise Eaux France Installation pour extraire de la chaleur d'un effluent circulant dans une conduite, et echangeur de chaleur pour une telle installation.

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001317765A (ja) * 2000-05-08 2001-11-16 Inter Central:Kk オフイスビルの床面とフロアパネル間に設置する冷暖房装置用冷温水パイプおよび事務機器用コードの保持体
JP2003161453A (ja) * 2001-11-26 2003-06-06 Inter Central:Kk 冷暖房設備の二重床構造および床吹出し空調・冷暖房装置
JP2005030722A (ja) * 2003-07-09 2005-02-03 Pura Giken:Kk 床暖房装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6020673B2 (ja) * 1977-06-02 1985-05-23 松下電器産業株式会社 二径路を有する伝熱管
JPH05312353A (ja) * 1992-05-14 1993-11-22 Daikin Ind Ltd 冷暖房用の蓄熱パネル
JP2602194B2 (ja) * 1993-03-15 1997-04-23 株式会社インターセントラル 冷暖房装置および該装置に用いる床パネル
JPH07167584A (ja) * 1993-12-13 1995-07-04 Kazuo Tanimoto 熱交換器および二重管の掃除方法
JPH10160177A (ja) * 1996-11-29 1998-06-19 Matsushita Electric Works Ltd 温水式床暖房装置およびその施工方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001317765A (ja) * 2000-05-08 2001-11-16 Inter Central:Kk オフイスビルの床面とフロアパネル間に設置する冷暖房装置用冷温水パイプおよび事務機器用コードの保持体
JP2003161453A (ja) * 2001-11-26 2003-06-06 Inter Central:Kk 冷暖房設備の二重床構造および床吹出し空調・冷暖房装置
JP2005030722A (ja) * 2003-07-09 2005-02-03 Pura Giken:Kk 床暖房装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007298198A (ja) 2007-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040108096A1 (en) Geothermal loopless exchanger
US20100236750A1 (en) Heat exchange system
JP2008209042A5 (ja)
KR101256869B1 (ko) 태양열을 이용한 하이브리드 흡수식 냉난방 시스템
JP4590372B2 (ja) 熱交換器及び冷暖房システム
JP4560449B2 (ja) 循環式貯湯給湯システム
JP2012057836A (ja) 地中熱交換器、及びそれを利用したヒートポンプ
JP5399327B2 (ja) 貯湯タンクユニット
JP4413838B2 (ja) 給湯システム
US20210285682A1 (en) Air Treatment Systems
JP3811334B2 (ja) 暖房装置
US7424887B2 (en) Panel type radiator
JP5751447B2 (ja) 熱交換器、並びに、熱源装置
JP4081116B2 (ja) 暖房装置
JP4161669B2 (ja) 給湯装置
US20020144807A1 (en) Effluent energy recovery system
KR101256876B1 (ko) 하이브리드 흡수식 냉난방 시스템
JP2009168416A (ja) 床暖冷房システム及び建物
JP2927739B2 (ja) 蓄熱槽と蓄熱型空調システム
JP4806260B2 (ja) 地熱利用空調装置
KR100720119B1 (ko) 댐의 수온 차를 이용한 다중 온도차 헤더 방식의 냉각 장치
JP3616760B2 (ja) 地熱利用装置
KR101834222B1 (ko) 심해수를 이용한 냉풍제조시설
JP2003306903A (ja) 地中熱放熱管
JP2881584B1 (ja) 温水式床暖房装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees