JP4590201B2 - データキャリア及びデータキャリアのプログラム - Google Patents

データキャリア及びデータキャリアのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4590201B2
JP4590201B2 JP2004109168A JP2004109168A JP4590201B2 JP 4590201 B2 JP4590201 B2 JP 4590201B2 JP 2004109168 A JP2004109168 A JP 2004109168A JP 2004109168 A JP2004109168 A JP 2004109168A JP 4590201 B2 JP4590201 B2 JP 4590201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
processing request
data carrier
contact
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004109168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005293362A (ja
Inventor
真生 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2004109168A priority Critical patent/JP4590201B2/ja
Publication of JP2005293362A publication Critical patent/JP2005293362A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4590201B2 publication Critical patent/JP4590201B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

本発明は、ICカード、SIMカード、ICタグなどのデータキャリア及びこのデータキャリアのCPUに実行させるデータキャリアのプログラムに関するものである。
近年、ICカード、SIMカード、ICタグなどのICチップ及び外部との通信手段を備え、キーボードなどのマンマシンインターフェイスが設けられていない(設けられていてもマンマシンインターフェイスから入力可能なデータが制限される)機密性の高い携帯型の情報処理装置であるデータキャリアの発達はめざましく、複数のアプリケーションが搭載されたいわゆるマルチアプリケーションICカード、また、非接触式の通信(以下、「非接触通信」という。)を行うアンテナなどの非接触通信手段及び接触式の通信(以下、「接触通信」という。)を行う接触端子などの接触通信手段の複数のインターフェイスを備えるICカード(ハイブリッドカード)が登場している。
複数のアプリケーションが搭載されているハイブリッドカードでは、例えば、定期券のアプリケーションであれば非接触通信手段、クレジットのアプリケーションであれば接触通信手段など、各アプリケーションは、カードの使用形態、セキュリティなどの観点に基づいて、非接触通信手段又は接触通信手段のいずれかの通信手段を使用するように設定されている。また、ハイブリッドカードは、インターフェイスに対応したオペレーティングシステム(以下、「OS」という。)のプログラムを実行することによって、インターフェイスに対応するアプリケーション(以下、接触通信に対応するアプリケーションを「接触アプリケーション」、非接触通信に対応するアプリケーションを「非接触アプリケーション」という。)を起動し、処理を行う。
つまり、図10に示すように、ICカードは、外部装置AからアプリケーションA(クレジット)に対するメッセージ(コマンド及び処理対象のデータ)を、通信手段Aが通信方式Aで通信を行うことによって受信する。CPUは、通信方式Aに対応するOSのプログラムを実行し、アプリケーションAを起動し、メッセージに対応するプログラムを実行することによってメッセージ送受信部Aを実現し、メッセージを解釈し、応答メッセージ(レスポンス)を生成する。メッセージ送受信部Aは、受信と同じ通信方式Aで通信手段Aを介して外部装置Aにこの応答メッセージを送信する。また、通信手段Bが通信方式Bでメッセージを受信した場合には、同様に、ICカードは、メッセージ送受信部Bによって処理を行い、通信手段Bを介して応答メッセージを外部装置Bに送信する。
従って、未発行のICカードにアプリケーションの個別データを書き込み、アプリケーションの発行を行う工程においては、先ず、通信方式AでアプリケーションA用の個別データを書き込み、その後、通信方式BでアプリケーションB用の個別データを書き込むように、通信方式を変えて二段階の処理を行わなければならず、処理を行う設備の負担、処理に時間がかかるという問題があった。なお、アプリケーションの個別データとは、このアプリケーションのプログラムの実行において必要なカード個別、カード属性別のデータである。
一方、SIMカードが携帯電話機に装着されている電子情報読み取り・書き込み装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
SIMカードは、接触通信手段である接触端子を備え、携帯電話機側のアンテナ(非接触通信手段)をこの接触端子に接続することによって、SIMカードが非接触式の通信を行うことが可能となる。しかし、このSIMカードの発行時には、アプリケーションBが搭載されているが、SIMカードが携帯電話機に装着されていないため、非接触通信手段(アンテナ)を介してアプリケーションB用の個別データを書き込むことができない可能性があった。
また、SIMカードの発行時に携帯電話機側に設けられる外部のアンテナの代わりとなるアンテナを個々のSIMカードに設ければ、アプリケーションB用の個別データを書き込むことはできるが、個々のSIMカードにアンテナを設ける負担がかかるという問題があった。
特開2002−236901([0030]〜[0032]、第8図〜第10図)
更に、本出願人は、アンテナホルダーにSIMを装着する「SIMおよびSIMホルダ」の発明について出願(未公開)を行っているが(特願2002−244613)、この「SIMおよびSIMホルダ」についても同様の問題が発生する可能性があった。
本発明の課題は、発行工程における負担を軽減するなど、利便性の向上を図ることが可能なデータキャリア及びデータキャリアのプログラムを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、異なる通信方式で受信する異なる種類の処理要求について、通信方式に対応したオペレーティングシステムのプログラム及びアプリケーションのプログラムを実行して、それぞれの通信方式に応じて処理を行う複数の処理手段(141,142、141−2,142−2)を備えるデータキャリアであって、一の前記処理手段は、外部から受信される一の処理要求が他の前記処理手段に対応し、受信した通信方式とは異なる種類の処理要求である他の処理要求を含む場合には、前記一の処理要求に対応する前記オペレーティングシステムのプログラムを実行して処理を行うことにより、前記一の処理要求に含まれる識別子に基づいて識別された前記他の処理要求を、前記一の処理要求から抽出し(S130、S340、S430)、前記他の処理手段は、前記一の処理手段によって抽出された前記他の処理要求について処理を行うこと(S160,#60、S370,#140、S460,#160)、を特徴とするデータキャリア(1、1−2)において、共用メモリ(161、162)を備え、前記一の処理手段は、抽出した前記他の処理要求を前記共用メモリに書き込む書込手段(141,S140、141−2,S350、142−2,S440)を有し、前記他の処理手段は、前記書込手段による前記共用メモリへの書き込みにより、前記他の処理要求に対応するアプリケーションのプログラムを起動し、前記書込手段によって前記共用メモリに書き込まれた前記処理要求について、前記他の処理要求に対応するアプリケーションのプログラムを実行して処理を行い、当該処理の結果を前記共用メモリに書き込むこと、を特徴とするデータキャリア(1、1−2)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のデータキャリアにおいて、前記複数の処理手段は、接触通信で受信する接触用処理要求について処理を行う接触用処理手段(141、141−2)と、非接触通信で受信する非接触用処理要求について処理を行う非接触用処理手段(142、142−2)とを有すること、を特徴とするデータキャリア(1、1−2)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のデータキャリアにおいて、前記異なる通信方式に対応する複数のアプリケーションを記憶するアプリ記憶手段(17)を備え、前記複数の処理手段は、前記アプリ記憶手段によって記憶されているアプリケーションに従って処理を行うアプリ処理手段(141,142、141−2,142−2)を有し、前記一の処理手段は、外部から受信される一の処理要求が前記他の処理要求を含む場合には、前記他の処理手段の有するアプリ処理手段に処理を行わせること(S150、S360、S450)、を特徴とするデータキャリア(1、1−2)である。
請求項4の発明は、請求項3に記載のデータキャリアにおいて、前記処理手段は、前記アプリ記憶手段によって記憶されているアプリケーションの発行についての処理を行うこと、を特徴とするデータキャリア(1、1−2)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のデータキャリアにおいて、前記複数の処理手段に対応する複数の通信方式のうちのいずれか少なくとも一の通信方式によって外部との通信を行うことができない状態であって、前記一の処理手段(141)は、外部から受信される一の処理要求に含まれる、前記外部との通信を行うことができない一の通信方式に対応する他の処理要求を抽出すること(S130)、を特徴とするデータキャリア(1)である。
請求項の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のデータキャリアにおいて、前記一の処理手段は、前記他の処理手段による処理結果を前記一の処理要求に対応した応答として生成する応答生成手段(141,S170、141−2,S380、142−2,S470)を有すること、を特徴とするデータキャリア(1、1−2)である。
請求項7の発明は、異なる通信方式で受信する複数種の処理要求について処理を行わせるためにデータキャリアのCPUに、通信方式に対応したオペレーティングシステムのプログラム及びアプリケーションのプログラムを実行させるデータキャリアのプログラムであって、外部から受信した一の処理要求が受信した通信方式とは異なる種類の処理要求である他の処理要求を含む場合に、前記一の処理要求に対応するオペレーティングシステムのプログラムを実行して処理を行うことにより、前記一の処理要求に含まれる識別子に基づいて識別された前記他の処理要求を、前記一の処理要求から抽出する処理要求抽出手順と(S130、S340、S430)、前記処理要求抽出手順において抽出された処理要求について処理を行う処理手順(S160,#60、S370,#140、S460,#160)と、前記処理要求抽出手順において抽出した前記他の処理要求を共用メモリに書き込む処理要求書込手順(S140、S350、S440)と、前記処理手順は、前記書込手段による前記共用メモリへの書き込みにより、前記他の処理要求に対応するアプリケーションのプログラムを起動し、前記処理要求書込手順において書き込まれた前記他の処理要求を前記共用メモリから読み出し、前記共用メモリに書き込まれた前記処理要求について、前記他の処理要求に対応するアプリケーションのプログラムを実行して処理を行い、当該処理の結果を前記共用メモリに書き込むこと、を特徴とするデータキャリアのプログラムである。
請求項の発明は、請求項に記載のデータキャリアのプログラムにおいて、前記処理要求抽出手順は、外部から接触通信で受信した接触用処理要求が非接触用処理要求を含む場合、又は、外部から非接触通信で受信した非接触用処理要求が接触用処理要求を含む場合に、前記非接触用処理要求又は前記接触用処理要求を抽出すること、を特徴とするデータキャリアのプログラムである。
請求項の発明は、請求項又は請求項に記載のデータキャリアのプログラムにおいて、前記データキャリアは、前記異なる通信方式に対応する複数のアプリケーションを記憶し、前記処理要求抽出手順において抽出した前記他の処理要求が対応するアプリケーションを呼び出すアプリ呼び出し手順(S150、S360、S450)を備えること、を特徴とするデータキャリアのプログラムである。
請求項10の発明は、請求項に記載のデータキャリアのプログラムにおいて、前記処理手順は、記憶されている前記アプリケーションの発行についての処理を行うこと、を特徴とするデータキャリアのプログラムである。
請求項11の発明は、請求項から請求項10までのいずれか1項に記載のデータキャリアのプログラムにおいて、前記処理要求抽出手順は、外部から受信した一の処理要求から、外部との通信を行うことができない通信方式に対応する他の処理要求を抽出すること(S130)、を特徴とするデータキャリアのプログラムである。
請求項12の発明は、請求項から請求項11までのいずれか1項に記載のデータキャリアのプログラムにおいて、前記処理手順における処理結果を受信した前記一の処理要求に対応した応答として生成する応答生成手順(S170、S380、S470)を備えること、を特徴とするデータキャリアのプログラムである。
本発明によるICカードによれば、以下の効果を得ることが可能となった。
(1)受信する一の処理要求に含まれる他の処理要求を抽出し、この他の処理要求について処理を行うことによって、処理要求を対応する通信方式と異なる通信方式で受信し、処理を行うことができ、発行工程における負担を軽減するなど、利便性の向上を図る。また、一の通信方式に対応する一の処理要求が他の通信方式に対応する他の処理要求を含むことによって、特に複雑な処理を行うことなく、簡易な処理によって、上記効果を得ることが可能となった。
(2)特に、アプリケーションに対応する通信方式と異なる通信方式で処理要求を受信した場合であっても、アプリケーションについての処理を行うことを可能とする。
(3)いずれかの通信方式で通信を行うことができない場合であっても、この通信方式に対応する処理要求を一の処理要求から抽出することによって、この通信方式に対応する処理要求について処理を行うことを可能とする。
(4)共用メモリに抽出した他の処理要求を書き込むことによって、異なる通信方式に対応する処理手段(プログラム)間における他の処理要求の受け渡しを可能とする。
(5)処理結果を一の処理要求に対応した応答として生成することによって、より一層容易な処理によって上記効果を得ることが可能となった。
発行工程における負担を軽減するなど、利便性の向上という目的を、外部装置から接触式で受信したコマンドから非接触通信に対応するコマンドを抽出し、共用メモリに書き込み、非接触通信に対応するアプリケーションを呼び出し、このアプリケーションが共有メモリからコマンドを読み出し、コマンドについての処理を行うことによって実現する。
図1は、本発明によるデータキャリアの実施例1における構成を示すブロック図である。なお、実施例1におけるデータキャリアは、発行前のSIMカード10である。
図1に示すように、SIMカード発行システム1は、SIMカード10と、発行処理装置20Aとを備え、発行処理装置20A及びSIMカード10が通信を行うことによって、アプリケーションの個別データをSIMカード10に書き込み、SIMカード10に搭載されているアプリケーションの発行などのSIMカード10の発行処理を行うシステムである。
発行処理装置20Aは、SIMカード10との接触通信を媒介するリーダライタ(R/W)を備え、SIMカード10への個別データの書き込みなどの発行処理を行うコンピュータである。
SIMカード10は、ICチップ13と、ICチップ13に接続されている接触端子11及び外部アンテナ接続用端子12などとを備え、発行後に携帯電話などのホルダに装着して利用される。接触端子11は、発行処理装置20Aなどの外部装置との接触通信を媒介する接触式インターフェイスである。外部アンテナ接続用端子12は、ホルダに設けられているアンテナ(外部アンテナ)に接続するための接触端子であって、外部アンテナが接続されることによって、外部装置との非接触通信が可能となる。接触端子11及び外部アンテナ接続用端子12には、ISO7816規格に準拠した接触端子板の8つの端子が用いられ、通常使用されていない2つの端子が外部アンテナ接続用端子12に割り当てられている。
ICチップ13は、接触通信及び非接触通信のデュアルインターフェイスを備えるICチップであって、CPU14、CPU14に接続されているRF部15、RAM16、ROM17、不揮発性メモリ18などを備えている。RF部15は、外部アンテナを介して入力するアナログ受信信号から電源電圧、クロック信号を抽出し、ICチップ13の各部へ供給する電源生成部、クロック生成回路、アナログ受信信号をデジタルデータへ変調、復調、またその逆を行う変調、復調回路などを備えるインターフェイスであって、CPU14及び外部装置間の非接触通信を媒介する。
CPU14は、SIMカード10を統括制御する中央処理装置であって、発行処理装置20Aなどの外部装置から処理要求である所定のコマンドを受信した場合に、このコマンドを解釈実行し、その結果からコマンドを受信した通信方式に従って、レスポンスを生成し、外部装置へ送信する。CPU14は、通信方式に応じてメモリ16,17,18に記憶されているプログラム(OS,アプリケーションのプログラム)を実行することによって、外部装置と接触通信を行っている場合には、接触用コマンド制御部141を実現し、非接触通信を行っている場合には、非接触用コマンド制御部142を実現する。接触用コマンド制御部141及び非接触用コマンド制御部142は、コマンドの解釈実行、レスポンスの生成を行う。詳細は、図5を用いて後述する。
RAM16は、CPU14が処理を行うための作業領域として使用する揮発性メモリであり、ROM17は、OS、アプリケーションのプログラムなどのCPU14が処理を行うために必要なプログラムなどを記憶している不揮発性の読み出し専用メモリである。ROM17は、接触アプリケーション、非接触アプリケーションなどの異なる通信方式に対応する複数のアプリケーションのプログラムを記憶している。なお、本実施例においては、ROM17には、説明の簡略化の観点から各アプリケーションが1つずつ記憶されている。不揮発性メモリ18は、EEPROM、フラッシュメモリ、FRAMなどの随時書き換え可能な不揮発性のメモリであって、アプリケーションの制御情報などアプリケーションのデータを格納する領域を確保、管理するためのデータが記憶されている。不揮発性メモリ18には、接触アプリケーションの個別データを格納するための領域、非接触アプリケーションの個別データを格納するための領域が確保されている(後述する図5参照。)。
図2は、本発明によるデータキャリア及び外部装置間の通信における伝送用プロトコルを説明する説明図である。図2(a)は接触通信で用いられる接触用伝送プロトコルコマンド(接触用コマンド、接触用レスポンス)の1フレームの構成、図2(b)は非接触通信で用いられる非接触用伝送プロトコルコマンド(非接触用コマンド、非接触用レスポンス)の1フレームの構成、図2(c)は図2(a)及び図2(b)におけるコマンド受信時の情報フィールドの構成、図2(d)は図2(a)及び図2(b)におけるレスポンス送信時の情報フィールドの構成を各々示している。
図2(a)に示すように、接触用伝送プロトコルコマンドの1フレーム(ブロック)は、先頭フィールド、情報フィールド及び最終フィールドから構成される。先頭フィールドのノードアドレス(NAD)は、コマンドブロックの送信元と宛先を示すものである。また、プロトコル制御バイト(PCB)は、データ伝送の制御に必要なプロトコル制御情報が格納されている。レングス(LEN)には、後に続く情報フィールドのデータの長さが格納される。情報フィールドには、コマンド(レスポンス)本体のデータ(INF)が格納され、最終フィールドには、送信されるブロックの誤り検出符号(EDC)が格納される。
非接触用伝送プロトコルコマンドの1フレームは、図2(b)に示すように、先頭フィールド、情報フィールド及び最終フィールドにより構成される。先頭フィールドのプロトコル制御バイト(PCB)は、プロトコル制御情報が格納され、カード識別子(CID)には、ICカードの番号などのICカード識別情報が格納される。
情報フィールドには、コマンド(レスポンス)本体が格納され、最終フィールドには、送信されるブロックの誤り検出符号(EDC)が格納される。
図2(c)に示すように、コマンド受信時の情報フィールドは、コマンド本体のデータ(INF)が格納され、コマンド本体は、見出し部及び本体部から構成される。見出し部は、クラスバイト(CLA)、命令バイト(INS)、パラメタバイト1(P1)及びパラメタバイト2(P2)から構成されるコマンドの種別、動作を指定するパラメータである。本体部は、長さ(Lc)、データフィールドバイト(DATA)及び長さ(Le)から構成され、長さ(Lc)は、データフィールドバイト(DATA)の長さを示し、長さ(Le)は、コマンドに対するレスポンスのデータフィールド内に期待される最大バイト数を示す。データフィールドバイト(DATA)には、更新のコマンドであれば、更新データなど、外部装置からICカードへ提供する処理対象となるデータが格納される。
図2(d)に示すように、レスポンス送信時の情報フィールドは、レスポンス本体のデータ(INF)が格納され、レスポンス本体は、本体部及び後続部から構成される。本体部は、データフィールドバイト(DATA)であって、ステータスバイト1(SW1)は、コマンド処理ステータス、ステータスバイト2(SW2)は、コマンド処理修飾子を示している。データフィールドバイト(DATA)には、SIMカードから外部装置へ提供する処理対象となるデータが格納される。
以上のように、接触通信、非接触通信における伝送プロトコルコマンド(接触用コマンド,非接触用コマンド、接触用レスポンス,非接触用レスポンス)のフレーム構成は、異なる。つまり、SIMカード10は、異なる2つの仕様(種類)のコマンド(接触用コマンド及び非接触用コマンド)を、対応する異なる通信方式で受信する。
図3は、SIMカード10で利用が可能である非接触アプリアクセス用コマンド及び接触アプリアクセス用コマンドのコマンド受信時(図3(a))及びレスポンス送信時(図3(b))の情報フィールドの構成を示す図である。
非接触アプリアクセス用コマンドは、SIMカード10で利用が可能である接触用コマンドのうちの一のコマンドであり、接触アプリアクセス用コマンドは、非接触用コマンドのうちの一のコマンドである。
図3(a)に示すように、コマンド受信時の接触アプリアクセス用コマンド(非接触アプリアクセス用コマンド)のデータフィールドバイト(DATA)には、非接触用コマンド(接触用コマンド)本体のデータ(図3(a’))が格納される。また、図3(b)に示すように、レスポンス送信時の接触アプリアクセス用コマンド(非接触アプリアクセス用コマンド)のデータフィールドバイト(DATA)には、非接触用レスポンス本体のデータ(図3(b’))が格納される。この接触アプリアクセス用コマンド(非接触アプリアクセス用コマンド)の処理については、図4及び図5を用いて後述する。
図4及び図5は、本発明によるデータキャリアの動作及びプログラムを示す図であって、図4はROM17に記憶されているOSの動作フローチャート、図5は説明図である。なお、図5の点線で囲まれた部分は、CPU14が実行するプログラムを示している。以下、このCPU14(接触コマンド制御部141)の処理を中心に説明する。
図4に示すように、ステップ100(以下、「ステップ」を「S」という。)において、SIMカード10は、接触端子11を介して発行処理装置20Aに接続され、初期応答(ATR)の送信などの処理を行い、初期化され、コマンドの受信待ちの状態にある。
S110において、SIMカード10は、発行処理装置20Aから接触用コマンド(図2(a)参照。)を受信する。接触通信に対応するOS(接触用OS)は、コマンド識別子に基づいて、このコマンドを識別し、書き込み(Write)などの通常の接触用コマンドであって、非接触アプリアクセス用コマンド(図3(a)参照。)でない場合には、接触用アプリケーションを呼び出して起動するなど、従来と同様の処理を行う(S120,S190、図5の#10,#40)。OSは、処理結果として接触用レスポンスを発行処理装置20Aへ送信し、このコマンドについての処理を終了し(S200)、再びコマンド待ちの状態となる。
受信した接触用コマンドが非接触アプリアクセス用コマンドである場合には、OSは、データフィールドバイトから非接触用コマンド(図3(a’)参照。)を抽出し(S120,S130)、RAM16の非接触コマンドレスポンスバッファに書き込み(S140、図5の#20)、非接触アプリケーションを起動する(S150、図5の#30)。制御がOSから非接触アプリケーションに移り、非接触アプリケーションは、この非接触コマンドレスポンスバッファ161からコマンドを読み出して実行し(図5の#50,#60)、その結果(非接触用レスポンス、図3(b’)参照。)を非接触コマンドレスポンスバッファ161に書き込む(図5の#50)。制御がOSに戻り(S160、図5の#30)、OSは、この非接触用レスポンスを読み出す(図5の#20)。OSは、読み出した非接触用レスポンスをデータフィールドバイトに格納した接触用レスポンス(図3(b)参照。)を接触用伝送プロトコルに乗せて外部へ送信し(S170)、このコマンドについての処理を終了し、再びコマンド待ちの状態となる(S180)。なお、非接触コマンドレスポンスバッファ161とは、RAM16に形成される情報の一時的な保存場所であって、接触用OSなどの接触通信側、非接触アプリケーションなどの非接触通信側のいずれからも参照可能な共用メモリである。
このように、発行処理装置20Aは、SIMカード10と接触通信を行い、ファイル選択コマンド、書き込みコマンド、認証コマンドなどの非接触用コマンドを含む非接触アプリアクセス用コマンドをSIMカード10に接触通信で送信することによって、不揮発性メモリ18の非接触アプリケーションに割り当てられているデータ領域に個別データを書き込み、非接触アプリケーションの発行を行う。
以上のように、実施例1によれば、発行処理装置20A及びSIMカード10間で接触通信を行うことによって、非接触アプリケーションの個別データをSIMカード10に書き込み、非接触アプリケーションの発行を行うことが可能となった。つまり、携帯電話機などのSIMカード用のアンテナを備えるホルダや、代用アンテナがなくても非接触アプリケーションの発行を行うことが可能となった。
また、SIMカード10で利用可能な非接触アプリアクセス用コマンドは、接触用コマンドに非接触用コマンドを含めた構成、つまり、従来のコマンドの構成を多重化した階層的な構成を有するため、SIMカード10及び発行処理装置20Aは、特に複雑な処理を行うことなく、簡易な処理によって、上記効果を得ることが可能となった。つまり、SIMカード10、発行処理装置20Aの制御に用いられるOSなどの従来のプログラムを大幅に改変することなく、上記効果を得ることが可能となった。非接触アプリアクセス用コマンドに対応するレスポンスについても、接触用レスポンスが非接触用レスポンスを含むため、一層容易に上記効果を得ることが可能となった。
図6は、本発明によるデータキャリアの実施例2における構成を示すブロック図である。実施例2におけるデータキャリアは、SIMカード10−2である。なお、前述した実施例1と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図6に示すように、SIMカード発行システム1−2は、SIMカード10−2と、発行処理装置20A,20Bとを備え、発行処理装置20A,20B及びSIMカード10−2が通信を行うことによって、アプリケーションの個別データをSIMカード10−2に書き込むなど、SIMカード10−2の発行処理を行うシステムである。
発行処理装置20Bは、SIMカード10−2との非接触通信を媒介するR/Wを備え、SIMカード10−2への個別データの書き込みなどの発行処理を行うコンピュータである。
SIMカード10−2は、ICチップ13−2と、ICチップ13−2に接続されている接触端子11、アンテナ12−2及び通信方式判定部19などとを備え、発行後に携帯電話などのホルダに装着することによって利用される。アンテナ12−2は、ICチップ13−2のRF部15に接続されている巻線コイル及び巻線コイルの両端に接続されている同調用のコンデンサなどを有し、電磁誘導方式に基づいて電磁波及びアナログ信号間の変換を行い、外部装置及びICチップ13−2間の非接触式での通信を媒介する。通信方式判定部19は、接触端子11、RF部15及びCPU14−2に接続され、通信中のI/Fが接触式であるか非接触式であるか、つまり、接触通信又は非接触通信のいずれの通信方式で外部装置と通信を行っているのかを判定する。通信方式判定部19は、接触端子11のクロック端子、又は、RF部15のクロック出力端子のいずれからクロックが供給されているかをクロック周波数の違いにより判定し、その判定結果をCPU14−2へ出力する。
CPU14−2は、OS、アプリケーションのプログラムを実行することによって、実施例1と同様の機能を備える、接触用コマンド制御部141−2及び非接触用コマンド制御部142−2などを実現する。各部の機能の詳細については、図8を用いて後述する。
図7及び図8は、本発明によるデータキャリアの動作及びプログラムを示す図であって、図7はOSの動作フローチャート、図8は説明図である。以下、CPU14(非接触コマンド制御部142−2)の処理を中心に説明する。
S300においてSIMカード10−2は、発行処理装置20A,20Bから送信されるコマンドの受信待ちの状態である。
S310において、SIMカード10−2は、接触端子11又はアンテナ12−2を介して発行処理装置20A,20Bからコマンドを受信する。OSは、通信方式判定部19の出力に基づいて通信方式を判定する(S320)。接触通信である場合には、SIMカード10−2は、実施例1(図4及び図5参照。)と同様の処理を行う(S330からS410まで)。
一方、S320において、非接触通信であると判定した場合には、OSは、接触通信の場合と同様の処理を行う。つまり、OSは、受信した非接触用コマンドが接触アプリアクセス用コマンドでない場合には、この非接触用コマンドに応じて従来と同様の処理を行う(S420,S400,S410、図8の#160)。受信した非接触用コマンドが接触アプリアクセス用コマンドである場合には、OSは、この接触アプリアクセス用コマンドのデータフィールドビットから接触用コマンドを抽出し(S430)、接触コマンドレスポンスバッファ162に書き込み(S440、図8の#120)、接触アプリケーションを起動する(S450、図8の#130)。接触アプリケーションによる処理(図8の#150,#160)の終了後に処理結果を接触コマンドレスポンスバッファ162から読み出し、非接触プロトコルに乗せて発行処理装置20Bへ送信し(S460,S470)、このコマンドについての処理を終了し(S480)、再びコマンド待ちの状態となる。
このように実施例2によれば、実施例1と同様の効果に加え、発行処理装置20B及びSIMカード10−2間で非接触通信を行うことによって、接触アプリケーションの個別データをSIMカード10−2に書き込み、接触アプリケーションの発行を行うことが可能となった。従って、接触アプリケーションの個別データを接触通信(9600bps)に比べて通信速度の速い非接触通信(106Kbps)で行い、アプリケーションの発行処理の迅速化を図ることが可能となった。
すなわち、個別データの書き込み処理を行う場合に、アプリケーションが対応する通信方式に依存せずに発行処理装置20A,20B(通信方式)を任意に選択し、処理を行うことが可能となり、発行処理における利便性を向上することが可能となった。また、発行処理装置20A又は発行処理装置20Bのいずれかを用いることによってSIMカード10−2に搭載されている全てのアプリケーションについて個別データの書き込みを行うことができ、通信方式を変える必要がなく、処理を行う設備負担を軽減するとともに、処理の迅速化を図ることが可能となった。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、各実施例において、SIMカード10,10−2及び外部装置20A,20Bは、電磁誘導方式による非接触通信を行うが、静電結合方式による非接触通信を行ってもよく、複数の通信方式が可能であって、各通信方式にアプリケーションが対応していれば、通信方法は限定されない。
SIMカード10,10−2は、ROM17にアプリケーションプログラムを記憶しているが不揮発性メモリ18に記憶していてもよく、書き換える必要のあるプログラム、データを不揮発性メモリ18に記憶していれば、その他のプログラム、データがROM17又は不揮発性メモリ18のいずれに記憶するかは限定されない。
SIMカード10,10−2は、発行処理において発行処理装置20A,20Bから送信されるコマンドに対して処理を行うが、個別データが書き込まれた発行後のSIMカード10,10−2が、外部装置から送信されるコマンドに対して同様に処理を行ってもよい。例えば、外部装置が更新データの書き込みをSIMカード10,10−2に対して行う場合に、通信速度を重視して処理の迅速化を図るとき、接触端子11などの接触通信手段が使用できないときには、非接触通信で書き込みを行い、安定した電源供給など、安定した通信を重視するとき、アンテナ12−2などの接触通信手段が使用できないときには、接触通信で書き込みを行うなど、通信方式の特徴、状況などに応じて通信方式を外部装置側で選択することができ、利便性の向上を図ることが可能となる。
SIMカード10,10−2が準拠する伝送プロトコルは、図2、図3に示す接触用伝送プロトコル、接触用伝送プロトコルに限られず、例えば、図9(a)に示すような、情報フィールドに非接触用伝送プロトコルコマンドを格納した接触用伝送プロトコルコマンド、図9(b)に示すような、情報フィールドに接触用伝送プロトコルコマンドを格納した非接触用伝送プロトコルコマンドを利用可能であってもよい。一の通信方式の処理要求に他の通信方式に対応する処理要求を含めることができれば、その通信は限定されない。
SIMカード10,10−2は、接触通信及び非接触通信の異なる2つの通信方式で通信を行うが、通信方式はこれに限定されず、搭載している複数のアプリケーション及び複数種の処理要求(コマンド)の仕様が対応する複数の通信方式であればよい。従って、例えば、SIMカード10,10−2は、接触通信が行えず、複数の種類(仕様)の非接触通信のみが可能であってもよい。
データキャリアの構成を示すブロック図である。(実施例1) データキャリア及び外部装置間の通信における伝送用プロトコルを説明する説明図である。(実施例1) 非接触アプリアクセス用コマンド及び接触アプリアクセス用コマンドの情報フィールドの構成を示す図である。(実施例1) データキャリアの動作及びプログラムを示すフローチャートである。(実施例1) データキャリアの動作及びプログラムを示す説明図である。(実施例1) データキャリアの構成を示すブロック図である。(実施例2) データキャリアの動作及びプログラムを示すフローチャートである。(実施例2) データキャリアの動作及びプログラムを示す説明図である。(実施例2) データキャリア及び外部装置間の通信における伝送用プロトコルを説明する説明図である。(変形例) 従来のデータキャリアを説明する説明図である。
符号の説明
1,1−2 SIMカード発行システム
10,10−2 SIMカード
11 接触端子
12 外部アンテナ接続用端子
12−2 アンテナ
13,13−2 ICチップ
14,14−2 CPU
15 RF部
16 RAM
17 ROM
18 不揮発性メモリ
19 通信方式判定部
20A,20B 発行処理装置
141 接触用コマンド制御部
142 非接触用コマンド制御部
161,162 バッファ

Claims (12)

  1. 異なる通信方式で受信する異なる種類の処理要求について、通信方式に対応したオペレーティングシステムのプログラム及びアプリケーションのプログラムを実行して、それぞれの通信方式に応じた処理を行う複数の処理手段を備えるデータキャリアであって、
    一の前記処理手段は、外部から受信される一の処理要求が他の前記処理手段に対応し、受信した通信方式とは異なる種類の処理要求である他の処理要求を含む場合には、前記一の処理要求に対応する前記オペレーティングシステムのプログラムを実行して処理を行うことにより、前記一の処理要求に含まれる識別子に基づいて識別された前記他の処理要求を、前記一の処理要求から抽出し、
    前記他の処理手段は、前記一の処理手段によって抽出された前記他の処理要求について処理を行い、
    共用メモリを備え、
    前記一の処理手段は、抽出した前記他の処理要求を前記共用メモリに書き込む書込手段を有し、
    前記他の処理手段は、前記書込手段による前記共用メモリへの書き込みにより、前記他の処理要求に対応するアプリケーションのプログラムを起動し、前記共用メモリに書き込まれた前記処理要求について、前記他の処理要求に対応するアプリケーションのプログラムを実行して処理を行い、当該処理の結果を前記共用メモリに書き込むこと、
    を特徴とするデータキャリア。
  2. 請求項1に記載のデータキャリアにおいて、
    前記複数の処理手段は、接触通信で受信する接触用処理要求について処理を行う接触用処理手段と、非接触通信で受信する非接触用処理要求について処理を行う非接触用処理手段とを有すること、
    を特徴とするデータキャリア。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のデータキャリアにおいて、
    前記異なる通信方式に対応する複数のアプリケーションを記憶するアプリ記憶手段を備え、
    前記複数の処理手段は、前記アプリ記憶手段によって記憶されているアプリケーションに従って処理を行うアプリ処理手段を有し、
    前記一の処理手段は、外部から受信される一の処理要求が前記他の処理要求を含む場合には、前記他の処理手段の有するアプリ処理手段に処理を行わせること、
    を特徴とするデータキャリア。
  4. 請求項3に記載のデータキャリアにおいて、
    前記処理手段は、前記アプリ記憶手段によって記憶されているアプリケーションの発行についての処理を行うこと、
    を特徴とするデータキャリア。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のデータキャリアにおいて、
    前記複数の処理手段に対応する複数の通信方式のうちのいずれか少なくとも一の通信方式によって外部との通信を行うことができない状態であって、
    前記一の処理手段は、外部から受信される一の処理要求に含まれる、前記外部との通信を行うことができない一の通信方式に対応する他の処理要求を抽出すること、
    を特徴とするデータキャリア。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のデータキャリアにおいて、
    前記一の処理手段は、前記他の処理手段による処理結果を前記一の処理要求に対応した応答として生成する応答生成手段を有すること、
    を特徴とするデータキャリア。
  7. 異なる通信方式で受信する複数種の処理要求について処理を行わせるためにデータキャリアのCPUに、通信方式に対応したオペレーティングシステムのプログラム及びアプリケーションのプログラムを実行させるデータキャリアのプログラムであって、
    外部から受信した一の処理要求が受信した通信方式とは異なる種類の処理要求である他の処理要求を含む場合に、前記一の処理要求に対応するオペレーティングシステムのプログラムを実行して処理を行うことにより、前記一の処理要求に含まれる識別子に基づいて識別された前記他の処理要求を、前記一の処理要求から抽出する処理要求抽出手順と、
    前記処理要求抽出手順において抽出された処理要求について処理を行う処理手順と、
    前記処理要求抽出手順において抽出した前記他の処理要求を共用メモリに書き込む処理要求書込手順と、
    前記処理手順は、前記書込手段による前記共用メモリへの書き込みにより、前記他の処理要求に対応するアプリケーションのプログラムを起動し、前記処理要求書込手順において書き込まれた前記他の処理要求を前記共用メモリから読み出し、前記共用メモリに書き込まれた前記処理要求について、前記他の処理要求に対応するアプリケーションのプログラムを実行して処理を行い、当該処理の結果を前記共用メモリに書き込むこと、
    を特徴とするデータキャリアのプログラム。
  8. 請求項7に記載のデータキャリアのプログラムにおいて、
    前記処理要求抽出手順は、外部から接触通信で受信した接触用処理要求が非接触用処理要求を含む場合、又は、外部から非接触通信で受信した非接触用処理要求が接触用処理要求を含む場合に、前記非接触用処理要求又は前記接触用処理要求を抽出すること、
    を特徴とするデータキャリアのプログラム。
  9. 請求項7又は請求項8に記載のデータキャリアのプログラムにおいて、
    前記データキャリアは、前記異なる通信方式に対応する複数のアプリケーションを記憶し、
    前記処理要求抽出手順において抽出した前記他の処理要求が対応するアプリケーションを呼び出すアプリ呼び出し手順を備えること、
    を特徴とするデータキャリアのプログラム。
  10. 請求項9に記載のデータキャリアのプログラムにおいて、
    前記処理手順は、記憶されている前記アプリケーションの発行についての処理を行うこと、
    を特徴とするデータキャリアのプログラム。
  11. 請求項7から請求項10までのいずれか1項に記載のデータキャリアのプログラムにおいて、
    前記処理要求抽出手順は、外部から受信した一の処理要求から、外部との通信を行うことができない通信方式に対応する他の処理要求を抽出すること、
    を特徴とするデータキャリアのプログラム。
  12. 請求項7から請求項11までのいずれか1項に記載のデータキャリアのプログラムにおいて、
    前記処理手順における処理結果を受信した前記一の処理要求に対応した応答として生成する応答生成手順を備えること、
    を特徴とするデータキャリアのプログラム。
JP2004109168A 2004-04-01 2004-04-01 データキャリア及びデータキャリアのプログラム Expired - Fee Related JP4590201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004109168A JP4590201B2 (ja) 2004-04-01 2004-04-01 データキャリア及びデータキャリアのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004109168A JP4590201B2 (ja) 2004-04-01 2004-04-01 データキャリア及びデータキャリアのプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005293362A JP2005293362A (ja) 2005-10-20
JP4590201B2 true JP4590201B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=35326204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004109168A Expired - Fee Related JP4590201B2 (ja) 2004-04-01 2004-04-01 データキャリア及びデータキャリアのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4590201B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2073504A1 (fr) * 2007-12-21 2009-06-24 Gemplus Dispositif et procédé d'insertion automatique, dans des données, d'une information cachée ainsi que d'un mécanisme permettant sa diffusion
JP2009252146A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Toppan Printing Co Ltd 情報記録媒体、半導体装置、プログラム、初期化方法
JP2010108424A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Dainippon Printing Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、リードライト装置、icチップ
JP5549854B2 (ja) * 2009-04-14 2014-07-16 ソニー株式会社 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP6044221B2 (ja) * 2012-09-19 2016-12-14 大日本印刷株式会社 発行プログラム、携帯情報端末及び発行支援サーバ
JP6372548B2 (ja) * 2016-11-17 2018-08-15 大日本印刷株式会社 発行支援サーバ及び発行支援プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002259922A (ja) * 2001-03-02 2002-09-13 Jcb:Kk データ処理装置、集積回路、icカード、データ処理方法及びデータ処理用プログラム
JP2003168092A (ja) * 2001-11-29 2003-06-13 Sharp Corp コンビネーション型icカード、及びその制御方法、並びにそのシステムプログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002259922A (ja) * 2001-03-02 2002-09-13 Jcb:Kk データ処理装置、集積回路、icカード、データ処理方法及びデータ処理用プログラム
JP2003168092A (ja) * 2001-11-29 2003-06-13 Sharp Corp コンビネーション型icカード、及びその制御方法、並びにそのシステムプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005293362A (ja) 2005-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007317170A (ja) Icモジュールおよび携帯電話
US8931705B2 (en) IC card, mobile electronic device and data processing method in IC card
US9214986B2 (en) Non-volatile memory for NFC router
JP6516133B2 (ja) 通信デバイス及び通信システム
JP2006236200A (ja) カード状記憶装置とそのホスト装置
JP4590201B2 (ja) データキャリア及びデータキャリアのプログラム
CN101187912A (zh) 存储卡***及传输其主机识别信息的方法
KR102624022B1 (ko) 통신 장치 및 방법
US20100240318A1 (en) Mobile electronic device and control method of mobile electronic device
US20120235796A1 (en) Ic card, portable electronic device, ic card issuing apparatus, and communication method
JP5444138B2 (ja) 通信システム、通信方法及び携帯可能電子装置
WO2021149622A1 (ja) Icカード、icカード処理システム、icカード処理装置の制御プログラム、及びコンピュータ可読記憶媒体
JP7005934B2 (ja) 電子情報記憶媒体、icカード、データ送信方法、データ書き込み方法、データ送信プログラム及びデータ書き込みプログラム
JP2011150661A (ja) 携帯可能電子装置、及び携帯可能電子装置の制御方法
JP2009123144A (ja) Icカードリーダライタ
JP6092342B2 (ja) 非接触式携帯可能電子装置、及び非接触式携帯可能電子装置の発行方法
JP7424536B1 (ja) 電子情報記憶媒体、icチップ、icカード、通信パラメータ送信方法、及びプログラム
JP2013164686A (ja) Icカードおよび携帯可能電子装置
JP7468757B1 (ja) 電子情報記憶媒体、icチップ、icカード、レスポンス送信方法、及びプログラム
WO2021124846A1 (ja) Icカード及びicカードの制御プログラム
JP2017142655A (ja) 電子情報記憶媒体、情報処理方法、及び情報処理プログラム
US10068168B2 (en) IC card and IC module
JP4698942B2 (ja) 携帯型情報記憶媒体
KR100564759B1 (ko) 스마트 카드 시스템에서 리셋 신호에 대한 응답 변경 방법
JP5259541B2 (ja) 携帯可能電子装置、携帯可能電子装置の制御方法及びicカード

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4590201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees