JP4589675B2 - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は不揮発性半導体記憶装置に関し、より詳細には、互いに逆の論理状態を記憶する2個のビットセルを有する不揮発性半導体記憶装置の書き込み動作に関する。
近年、製造プロセスの微細化に伴い、トランジスタ酸化膜の薄膜化がより進んでいる。このため、従来のメモリセルにおいて、MOSトランジスタのゲート酸化膜にリーク電流等が発生し、これによりデータ保持特性が悪化する、という不具合が生じている。そして、メモリセルの蓄積電圧を所定のしきい値と比較してデータ判別を行う方式では、この微細化に伴う信頼性の低下を抑えることが困難になってきている。
このため、2個のビットセルと差動増幅器とによって構成された、いわゆる差動型セルが、すでに考案されている(例えば特許文献1参照)。この方式の不揮発性半導体記憶装置において、データ書き込み動作のときは、2個のビットセルに、例えばしきい値電圧の高低等によって、互いに反対の論理状態を示すデータが蓄積される。そして、読み出し動作のときは、2個のビットセルの両電位を差動増幅器が読み込み、その差分を該差動増幅器が増幅して読み出しデータとして出力する。
この差動型セルを用いた記憶装置においては、メモリセルの蓄積電圧をしきい値と比較してデータ判別を行う方式の記憶装置に比べてメモリセルからの電荷のリークの影響が少なく、ノイズマージンを大きく取ることができる。すなわち、差動型セルを用いることにより、データ保持特性が優れた不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
特開平3−120759号公報
しかしながら、従来の構成では、次のような不具合が発生することがある。
差動型セルでは、データの書き込みの際には2個のビットセルに互いに逆の論理を書き込むため、「1」のデータのときには第1のビットセルに書き込み動作を行い、「0」のデータのときには第2のビットセルに書き込み動作を行う。そして、書き込まれたデータを読み取る際には、それぞれのビットセルの電圧の差分を差動増幅器で検知し、その結果を出力する。よって、書き込まれるデータの種類が「0」であれ「1」であれ、必ず第1あるいは第2のビットセルのいずれかに書き込み動作が発生することになる。そのため、大容量のメモリセルを搭載した半導体記憶装置においては、特にチャネル・ホット・エレクトロンでフローティング・ゲートに電子を注入してデータを蓄積するという書き込み動作を行う場合、チップ内部に多大な電流が流れてしまうことになる。チップ内部に一時に大量の電流が流れると、書き込み電流を供給するテスタなどの書き込み装置の電流能力を超えてしまい、書き込みが正確に行われなくなる、あるいは書き込み電流の評価が困難になるなどの不具合が起きる。
そこで、本発明は、動作時に書き込み装置の能力を超える電流が流れるのを防止する対策を施した半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、データを記憶するための第1および第2のビットセルと、前記第1のビットセルおよび前記第2のビットセルの情報を相補入力としてその差分を増幅する差動増幅器と、前記データが入力され、前記第1のビットセルまたは前記第2のビットセルのいずれか一方を選択するように入力信号によって制御されるビットセル選択回路とを備えている。
この構成により、第1のビットセルへのデータ書き込みと第2のビットセルへのデータ書き込みを別々に行うことが可能となるので、「1」の書き込みと「0」の書き込みとを別々に行えるようになる。その結果、データの書き込み時にチップ全体に流れる電流を従来よりも小さくできるので、テスタなどの書き込み装置の電流能力の範囲内で不揮発性半導体記憶装置を動作させることが可能になる。
また、前記ビットセル選択回路が前記第1のビットセルまたは前記第2のビットセルのいずれか一方のビットセルを選択した場合、前記ビットセル選択回路に入力される前記データの値に応じて、選択された前記ビットセルに前記データが書き込まれるか否かが決まることにより、例えば全ビットのデータを分割して固定長ビットずつ書き込み、且つ該固定長ビットを順次シフトさせるようにすることができる。これにより、データの書き込み時にチップを流れる電流をさらに小さくすることができるので、より確実にデータを書き込むことが可能となる。
前記ビットセル選択回路の出力ゲート電極で受ける書き込み制御用MOSトランジスタをさらに備え、前記第1のビットセルおよび前記第2のビットセルの各々はフローティングゲートを有する不揮発性セルトランジスタを有しており、前記データの書き込み時には、前記書き込み制御用MOSトランジスタをオン状態にさせて前記フローティングゲートに電子を注入することで前記データを書き込むことが好ましい。この場合、フローティングゲートにチャネル・ホット・エレクトロンが注入されることでデータが書き込まれる。
前記第1および第2のビットセルは複数組み設けられ、且つ前記差動増幅器は複数個設けられ、前記不揮発性半導体装置は、互いにシリアル接続され、前記ビットセル選択回路に前記データを入力するための複数の第1のシフトレジスタをさらに備えていることにより、外部端子としてのデコード用信号端子やデコード回路等が不要になるため端子数を削減することができる。このため、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、大幅な小サイズ化を図ることができる。
前記ビットセル選択回路からの出力を受け、第1の制御信号によって前記データの書き込みを活性あるいは非活性に制御するデータ書き込み制御回路をさらに備えていることにより、シフトレジスタにデータをセットするための期間中にデータの書き込み動作が行われるのを防ぐことができる。
前記複数の第1のシフトレジスタにシリアル接続され、且つ、前記ビットセル選択回路の前記入力信号を出力する第2のシフトレジスタをさらに備えていることにより、入力信号を外部から供給する必要がなくなるので、外部端子の数をさらに減らすことができる。
前記複数の第1のシフトレジスタにシリアル接続され、且つ、前記ビットセル選択回路の前記入力信号を出力する第3のシフトレジスタと、前記第3のシフトレジスタからの出力を受け、第2の制御信号によって前記データの書き込みを活性あるいは非活性に制御する書き込み制御回路とをさらに備えていることにより、より簡略化された構成で書き込み制御を実現できるので、シフトレジスタのデータ設定期間の書き込みを防ぎながら、さらなる小サイズ化を図ることができる。
前記第1および第2のビットセルは、ゲート電極同士が互いに接続された1層ポリシリコン型の2つのMOSトランジスタを有していてもよい。
本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、データを記憶するための第1および第2のビットセルの複数組みと、前記第1のビットセルおよび前記第2のビットセルの情報を相補入力としてその差分を増幅する差動増幅器と、データが入力され、前記第1のビットセルまたは前記第2のビットセルのいずれか一方を選択するように入力信号によって制御されるビットセル選択回路と、互いにシリアル接続され、且つ、1組みの前記第1および第2のビットセルごとに設けられた、前記ビットセル選択回路に前記データを入力するための複数のシフトレジスタとを備えている不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、前記複数のシフトレジスタを制御するクロック信号の入力回数によって、あらかじめ決められた固定長ビットに対しては書き込みデータのセットを行い、前記固定長ビット以外に対しては固定値のデータをセットすることで、前記固定長ビットの前記書き込みデータを前記第1のビットセルまたは前記第2のビットセルに書き込む工程と、前記固定長ビットをシフトさせ、シフトさせた前記固定長ビットの前記書き込みデータを前記第1のビットセルまたは前記第2のビットセルに書き込む工程とを備えている。
この方法により、全データを分割し、且つ選択された第1のビットセルまたは第2のビットセルにのみ書き込みが行われるような制御を実現する不揮発性半導体装置を製造することができる。
本発明の半導体記憶装置によれば、いわゆる差動型セルを有し、且つ、ビットセル単体でのデータ書き込みができるので、分割書き込み動作の実現、および単体ビットセルへの書き込み電流測定が可能になる。また、書き込み装置が流す電流の兼ね合いで決める固定長ビットで書き込みデータをセットするので、ビット分割書き込みが実現でき、書き込み装置が流す電流能力を超えずに、搭載される全ビットの書き込みが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す回路図であり、図2は図1に示す半導体記憶装置のうち差動増幅器の内部構成を示す回路図である。図3は、本実施形態の半導体装置におけるデータ入力のタイミングを示すタイミング波形図である。また、図4は、本実施形態の半導体記憶装置において、分割書き込み時および読み出し動作時の信号、あるいは部材に印加される電圧を示すタイミング波形図である。
図1に示すように、本実施形態の半導体記憶装置は、データが入力されるデータ線19(n)と、「1」または「0」の2値のデータを保持可能な第1のビットセル10T(n)と、第1のビットセル10T(n)が保持するデータに相補的なデータを保持するための第2のビットセル10B(n)と、データ線19(n)に接続され、第1のビットセル10T(n)または第2のビットセル10B(n)のいずれか一方を選択するように入力信号17および入力信号18によって制御されるビットセル選択回路14と、ビットセル選択回路14から出力される信号をゲート電極で受けて第1のビットセル10T(n)へのデータ書込みを制御する第1のスイッチトランジスタ15T(n)と、ビットセル選択回路14から出力される信号をゲート電極で受けて第2のビットセル10B(n)へのデータ書込みを制御する第2のスイッチトランジスタ15B(n)と、第1のビットセル10T(n)からのデータ読み出しを制御する第3のスイッチトランジスタ16T(n)と、第2のビットセル10B(n)からのデータ読み出しを制御する第4のスイッチトランジスタ16B(n)と、データを読み出す際に、第1のビットセル10T(n)の電圧と第2のビットセル10B(n)の電圧との差分を増幅して出力する差動増幅器11(n)とを備えている。データの書き込み時にビットセル選択回路14によって選択されるビットセルにデータが書き込まれるか否かは、データ線19に入力されるデータの値が「0」か「1」かにより決定される。ここで、nは0以上の整数であるものとする。
第1のビットセル10T(n)および第2のビットセル10B(n)とは互いに同一の構成を有しており、コントロールゲートと電荷を蓄積可能なフローティングゲートとを有する不揮発性セルトランジスタと、該不揮発性セルトランジスタに接続されたNチャネル型MOSFETとをそれぞれ有している。また、第1のビットセル10T(n)および第2のビットセル10B(n)を構成する不揮発性セルトランジスタのコントロールゲートとNチャネル型MOSFETのゲート電極とは共に共通のゲート配線12に接続される。さらに、第1のビットセル10T(n)内の不揮発性セルトランジスタと第2のビットセル10B(n)内の不揮発セルとは、共に共通のソース線13に接続されている。また、差動増幅器11(n)は、制御信号20によって活性化されるか否かが制御されている。なお、本実施形態の半導体記憶装置では、第1のビットセル10Tと第2のビットセル10Bとからなるペアが多数組み設けられ、例えば1次元あるいは2次元状に配置されている。なお、本明細書において第1のビットセル10T(n)および第2のビットセル10B(n)を個々に区別する必要がない場合には、それぞれ第1のビットセル10Tおよび第2のビットセル10Bと表記するものとする。
また、図2に示すように、差動増幅器11(n)の各々の主要部は、共に電源電圧が供給され、ゲート電極同士が接続されたPチャネル型MOSFET23、24と、Pチャネル型MOSFET23のドレインおよびPチャネル型MOSFET23、24のゲート電極に接続するNチャネル型MOSFET21と、Pチャネル型MOSFET24のドレインに接続するNチャネル型MOSFET22とにより構成されている。そして、差動増幅器11(n)の各々は、ドレインがNチャネル型MOSFET21のソースおよびNチャネル型MOSFET22のソースに接続され、ソースが接地されたNチャネル型MOSFET25と、ドレインがPチャネル型MOSFET24のドレインおよびNチャネル型MOSFET22のドレインに接続し、ソースに電源電圧が供給されるPチャネル型MOSFET26とをさらに有している。Nチャネル型MOSFET21のゲート電極およびNチャネル型MOSFET22のゲート電極は、それぞれ差動増幅器11(n)の入力部となっている。また、Nチャネル型MOSFET25のゲート電極およびPチャネル型MOSFET26のゲート電極には、共に制御信号20が供給される。制御信号20がローレベル(以下”L”と表記する)であればNチャネル型MOSFET25はオフ、Pチャネル型MOSFET26はオンとなり、差動増幅器11(n)の出力はハイレベル(以下”H”と表記する)に固定される。一方、制御信号20が”H”であればNチャネル型MOSFET25はオン、Pチャネル型MOSFET26はオフとなり、差動増幅器11(n)は活性状態となる。すなわち、Nチャネル型MOSFET25は差動増幅器11(n)を非活性(Disable)状態に設定する非活性手段として機能し、Pチャネル型MOSFET26は差動増幅器11(n)の定電流源を制御する出力固定手段として機能する。なお、Pチャネル型MOSFET26の代わりに、差動増幅器11(n)の出力線とグランド線との間にMOSトランジスタを設けてもよい。この場合、MOSトランジスタをオン状態にすることによって、差動増幅器11(n)の出力を“L”に固定できる。
図3は、ビット分割されたデータをデータ線19(n)へ入力する例として、mビット単位(n=3m)で6段階のステップを使う場合を示している。また、同図において、データ系列41はSTEP1における第1のビットセル10T(n)に対する19(n)に入力されるmビットの分割データを含み、データ系列42はSTEP2における第1のビットセル10Tに対する19(n)に入力される分割データを含み、データ系列43はSTEP3における第1のビットセル10Tに対する19(n)に入力される分割データを含み、データ系列44はSTEP4における第2のビットセル10Bに対する19(n)に入力される分割データを含み、データ系列45はSTEP5における第2のビットセル10Bに対する19(n)に入力される分割データを含み、データ系列46はSTEP6における第2のビットセル10Bに対する19(n)に入力される分割データを含んでいる。
以下、本実施形態の半導体記憶装置の動作を説明する。
チップに内蔵されたメモリセルにデータを書き込む場合、チャネル・ホット・エレクトロン方式を用いて書き込みを行うと、多大な電流がチップに流れることになる。この場合、テスタ等の書き込み装置が流す電流との兼ね合いで一括書き込みが不可能となってしまう。そこで本実施形態の動作方法では、書き込むビットを小数の固定長ビットで指定し、順次シフトしていく手段をとる。固定長ビット単位はテスタ等の書き込み装置の流す電流能力との兼ね合いで単位を決める。一般的に、書き込み装置の電流能力が大きければビット単位を大きくすることができる。ここでは、例として搭載されるメモリセルの全ビット数をnビットとし、全ビットに対して6分割でデータを入力し、ステップごとの書き込みビット単位をmビット(n=3m)とする。また、図3では、それぞれのステップでD1に対応するデータが「1」であるものとする。ステップ1〜3では第1のビットセル10Tに対するデータ書き込みを行い、ステップ4〜6では第2のビットセル10Bに対するデータ書き込みを行う。
まず、図3に示すSTEP1(ステップ1)では、データ系列41のmビット長のデータ系列であるDATA1が図1に示すデータ線19(n)に入力される。また、この時、入力されるmビットのデータ以外の2mビットは「0」になっており、データ線19(n)は”L”に固定される。本ステップでは、ここで入力されたデータ系列41のDATA1についてのみ書き込み動作が行われる。以下、DATA1が書き込まれたときの回路動作について説明する。
まず、書き込み動作なので、読み出し動作で用いられる差動増幅器11(n)は制御信号20によって非動作状態になるよう制御される。
次に、ビットセル選択回路14を制御する入力信号17を“H”にし、入力信号18を“L”にする。すると、第1のビットセル10T(n)あるいは第2のビットセル10B(n)のうちから1つを選択するビットセル選択回路14によって、第2のビットセル10Bへのデータ書き込みを制御する第2のスイッチトランジスタ15B(n)が全てオフ状態(ゲート電位を“L”)となり、第2のビットセル10B(n)への書き込みが全て非選択となる。なお、第3のスイッチトランジスタ16T(n)、第4のスイッチトランジスタ16B(n)は、共に書き込み動作期間を通してオフ状態になっている。
次に、第1のビットセル10T(n)および第2のビットセル10B(n)に接続されるデータ線19(n)のうちデータ線19(1)に「1」のデータが入力され、それ以外のデータ線に「0」のデータが入力される。このとき、データ線19(1)からビットセル選択回路14を介して接続される第1のビットセル10T(1)へのデータ書き込みを制御する第1のスイッチトランジスタ15T(1)のみがオン状態となり、それ以外の第1のスイッチトランジスタ15T(n)(n=0,2,3…)は全てオフ状態となる。この状態が、図4に示すWRITE「1」(「1」の書き込み動作)におけるコントロールゲート(ゲート配線12)およびソース線13の電位が立ち上がる直前の状態に相当する。
この状態で、図4に示すように、ゲート配線12およびソース線13に高電圧を印加する。すると、第1のビットセル10T(1)にのみ電流が流れ、チャネル・ホット・エレクトロンが発生して不揮発性セルトランジスタのフローティングゲートに電荷が達する。電荷が蓄積されることによって、電荷が蓄積される前に比べて不揮発性セルトランジスタのしきい値電圧が高くなり、論理データ「1」が記憶される。本ステップでは、注目する10T(1)以外のビットセルには電流が発生せず書き込み動作は行われない。
続いて、STEP2およびSTEP3では、図3に示すSTEP1と同様の書き込み動作をデータ系列42、43についてそれぞれ実施し、記憶データを差動増幅するための第1のビットセル10T(n)へのデータ書き込みをシーケンシャルに実施する。なお、STEP1〜3の各ステップを行なう順番は任意に入れ替えてもよい。
次に、STEP1〜3に続き「0」のデータをビットセルに書き込む場合は、以下のようにして、第2のビットセル10B(n)に「1」のデータを書き込む。
まず、ビットセル選択回路14を制御する入力信号17を“L”にし、入力信号18を“H”にする。すると、ビットセル選択回路14によって、第1のビットセル10Tへのデータ書き込みを制御する第1のスイッチトランジスタ15T(n)が全てオフ状態(ゲート電位を“L”)となり、第1のビットセル10T(n)への書き込みが全て非選択となる。
次に、第1のビットセル10T(n)および第2のビットセル10B(n)に接続されるデータ線19(n)のうちデータ線19(1)に「1」のデータが入力され、それ以外のデータ線に「0」のデータが入力される。このとき、データ線19(1)からビットセル選択回路14を介して接続される第2のビットセル10B(1)へのデータ書き込みを制御する第2のスイッチトランジスタ15B(1)のみがオフ状態(ゲート電位を“L”)となり、それ以外の第2のスイッチトランジスタ15B(n)(n=0,2,3…)は全てオン状態となる。そして、図3に示すデータ系列44の2mビットのデータ系列について、データ線19(n)に入力するデータをすべて“H”とする。この状態が、図4に示すWRITE「0」(「0」の書き込み動作)におけるコントロールゲート(ゲート配線12)およびソース線13の電位が立ち上がる直前の状態に相当する。
この状態で、図4に示すように、ゲート配線12およびソース線13に高電圧を印加する。すると、第2のビットセル10B(n)(n=0,2,3…)にのみ電流が流れ、チャネル・ホット・エレクトロンが発生し、フローティングゲートに電荷が達する。電荷が蓄積されることによって、不揮発性セルトランジスタのしきい値電圧が高くなり、論理データ「1」が記憶される。ここでは、注目する10B(n)(n=0,2,3…)以外のビットセルには電流が発生せず書き込み動作は行われない。
また、入力するデータ系列をデータ系列45,46へ順に変化させて上述のSTEP4と同様のステップを実施した例がSTEP5、及びSTEP6であり、記憶データを差動増幅するための第2のビットセル10B(n)へのデータ書き込みをシーケンシャルに実施することで最終的な書き込み動作を終了する。
一方、ビットセルに保持されたデータを読み出す際には、16T(n)、16B(n)をオン状態に、15T(n)、15B(n)をオフ状態にしビットセル10T(n)、10B(n)に電界を発生させる。すると、電荷e-があるビットセルと存在しないビットセルでは、流れる電流量に違いが出る。選択された第1のビットセル10Tおよび第2のビットセル10Bに接続された差動増幅器11を制御信号20によって活性状態にして差動増幅器で差分を検知して第1および第2のビットセルの電圧差を増幅することにより、データが読み出される。
以上のように、本実施形態の半導体記憶装置では、搭載される全ビットを分割し、その分割されたビットセル群に接続されたデータ線にデータを順次シフトさせて入力する。そのため、本実施形態の半導体記憶装置によれば、従来の差動型セルを備えた半導体記憶装置に比べてデータの書き込み時にチップに流れる電流を小さくすることができるので、書き込み装置の電流能力を超えることなく書き込み動作を行うことができる。
さらに、本実施形態の半導体記憶装置では、「1」のデータを記憶するビットセルと、「0」のデータを記憶するビットセルとを分けてデータの書き込みを行い、且つ固定長mビット以外のデータを「1」の書き込み時はすべて“L”、「0」の書き込み時はすべて“H”にする。そのため、本実施形態の半導体記憶装置によれば、書き込み動作中に書き込み装置の電流能力を超える電流が流れることがより確実に防がれ、搭載される全ビットセルへのデータ書き込みを従来の半導体装置に比べてより確実に行うことが可能になる。
なお、本発明に係る半導体記憶装置は、本実施形態で説明した構成に限られるものではない。ビットセル選択回路14も、図1に示す以外の構成を有していてもよい。
また、データ入力の際に、全ビットを3分割してデータを書き込む例を説明したが、分割する数は任意に設定することができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す図であり、図1と共通の構成要素には図1と同一の符号が付されている。図6は、本実施形態の半導体記憶装置におけるデータ入力のタイミングを示すタイミング波形図である。また、図7は、本実施形態の半導体記憶装置における書き込み動作時と読み出し動作時のタイミング波形図である。
図5に示すように、本実施形態の半導体記憶装置は、第1の実施形態の半導体記憶装置の構成に加え、ビットセル選択回路14の前段に設けられたシフトレジスタ50(n)(n=0,1,2…)と、ビットセル選択回路14の出力を受けるデータ書き込み制御回路53とをさらに備えていることを特徴としている。
シフトレジスタ50(n)の各々にはクロック信号52およびデータが入力される。また、シフトレジスタ50(n)は、互いにシリアル接続することでデータ線51から入力されたデータを転送するスキャン回路を構成し、回路が動作する前の初期値として「0」を出力することを特徴としている。
また、データ書き込み制御回路53は、書き込み制御信号54によって動作を制御されており、その出力は、第1のスイッチトランジスタ15T(n)および第2のスイッチトランジスタ15B(n)の各ゲート電極に入力される。
図6は、データ入力のビット分割の例として、mビット単位で分割した例を示している。同図の上部には、シフトレジスタ50(n)に共通に入力されるクロック信号70の波形が示してある。また、データ系列71〜73は、それぞれSTEP1〜3でシフトレジスタ50(n)に入力される第1のビットセル10T(n)に対する分割データを含み、データ系列74〜76は、それぞれSTEP4〜6でシフトレジスタ50(n)に入力される第2のビットセル10B(n)に対する分割データを含む。
本実施形態の半導体記憶装置では、図6に示すクロック信号70の入力回数によってあらかじめ決められたビット数(ここではmビットの固定長ビット)に対して書き込みデータのシフトレジスタ50(n)へのセットを行い、所定の固定長ビット以外のシフトレジスタ50(n)には「0」のデータをセットする。この際には、あらかじめセットするデータのパターンが記録された書き込み動作が実行される。また、この固定長ビットは順次シフトして全ビットの書き込み動作が実施される。
以下、書き込みモードにおける半導体記憶装置の動作について説明する。
ここでは、例として搭載される全ビットをnビットとし、全ビットに対して3分割でデータを入力し、ステップごとの書き込みビット単位をmビット(n=3m)とする。また、図6に示す例では、それぞれのSTEP1〜6でD1に対応するデータが「1」であるものとする。
まず、STEP1では、DATA1を含むデータ系列71がmビットのデータ線51に入力される。また、本ステップで、mビットのデータ以外は「0」(すなわち”L”)になっている。これにより、入力されたDATA1についてのみ書き込み動作が行われる。以下、DATA1が書き込まれたときの回路動作について説明する。
まず、書き込み動作なので、読み出し動作で用いられる差動増幅器11(n)は制御信号20によって非動作状態になるよう制御される。また、16T(n)、16B(n)はオフ状態に制御される。
次に、ビットセルに書き込まれるデータがシフトレジスタ50(n)(n=0,1,2…)で構成されるスキャン回路によってセットされるまで、書き込み制御信号54を“L”とし、データ書き込み制御回路53を非活性(Disable)状態とする。この状態で、ビットセル選択回路14を制御する入力信号17を“H”にし、入力信号18を“L”にする。すると、第1のビットセル10T(n)あるいは第2のビットセル10B(n)のうちから1つを選択するビットセル選択回路14により、第2のビットセル10B(n)へのデータ書き込みを制御する第2のスイッチトランジスタ15B(n)が全てオフ状態となり、第2のビットセル10B(n)への書き込みが全て非選択となる。
その後、互いにシリアル接続されたシフトレジスタ50(n)(n=0,1,2…)で構成されるスキャン回路によってシフトレジスタ50(1)の出力データのみ「1」となり、その他のシフトレジスタ50(n)(n=0,2,3…)の出力データが「0」となるようにセットされる。続いて、スキャン回路に書き込むべきデータがセットされた後、書き込み制御信号54に“H”の信号を入力し、データ書き込み制御回路53を活性(Enable)状態とする。すると、ゲート電極がビットセル選択回路14およびデータ書き込み制御回路53を介してシフトレジスタ50(1)に接続される第1のスイッチトランジスタ15T(1)のみがオン状態となり、第1のスイッチトランジスタ15T(n)(n=0,2,3…)はオフ状態となる。
この状態において、ゲート配線12およびソース線13に高電圧を印加することにより、図7に示すWRITE「1」動作を行う。この結果、第1のビットセル10T(1)にのみ電流が流れ、チャネル・ホット・エレクトロンが発生し、フローティングゲートに電荷が達する。電荷が蓄積されることによって、不揮発性セルトランジスタのしきい値電圧が高くなり、論理データ「1」が記憶される。ここでは、注目する第1のビットセル10T(1)以外のビットセルには電流が発生せず書き込み動作は行われない。
なお、図6に示すSTEP2およびSTEP3では、STEP1と同様の書き込み動作をデータ系列72、73について順次実施し、記憶データを差動増幅するための第1のビットセル10T(n)へのデータ書き込みをシーケンシャルに実施する。
この後、STEP1〜3に続き「0」のデータをビットセルに書き込む場合は、以下のようにする。
まず、ビットセル選択回路14を制御する入力信号17を“L”にし、入力信号18を“H”にする。データ系列74は第2のビットセル10B(n)に対する書き込みを行う場合のデータ系列であり、mビットの分割データと2mビットの「1」固定データで構成され、クロック信号52によってスキャン転送される。すると、第1のビットセル10T(n)あるいは第2のビットセル10B(n)を選択するビットセル選択回路14により、第1のビットセル10T(n)へのデータ書き込みを制御する第1のスイッチトランジスタ15T(n)が全てオフ状態となり、第1のビットセル10T(n)への書き込みが全て非選択となる。
その後、シフトレジスタ50(n)(n=0,1,2…)のシリアル接続によって構成されたスキャン回路によってシフトレジスタ50(1)の出力データが「1」をとなるようにセットされる。それ以外の2mビットは「1」のデータ系列を転送する。スキャン回路に書き込みのデータがセットされた後、書き込み制御信号54に“H”の信号を入力し、データ書き込み制御回路53を活性(Enable)状態とする。すると、このときシフトレジスタ50(1)からビットセル選択回路14およびデータ書き込み制御回路53を介して接続される第1のビットセル10T(1)および第2のビットセル10B(1)へのデータ書き込みを制御する第2のスイッチトランジスタ15B(1)のみがオフ状態となる。また、第2のスイッチトランジスタ15B(n)(n=0,2,3…m−1)はオン状態となり、残りの2mビットの第2のスイッチトランジスタ15Bはオフ状態となる。
この状態で、コントロールゲート(ゲート配線)12およびソース線13に高電圧を印加して図7に示すWRITE「0」状態を実現する。これにより、所定のmビットのデータ系列の第2のビットセル10B(1)には電流が流れず、第2のビットセル10B(n)(n=0,2,3・・m−1)のみ電流が流れ、それ以外の2mビットの10Bには電流が流れない構成になる。その結果、第2のビットセル10B(n)(n=0,2,3・・m−1)ではチャネル・ホット・エレクトロンが発生して不揮発性セルトランジスタのフローティングゲートに電荷が達する。電荷が蓄積されることによって、高しきい値電圧になり、論理データ「1」が記憶される。同様のSTEPをデータ系列75とデータ系列76へ変化させて書き込みを実施した例が図6に示すSTEP5、及びSTEP6である。このように、差動増幅の第2のビットセル10B側のデータ書き込みをシーケンシャルに実施して最終的な書き込み動作を終了する。
以上のように、本実施形態の不揮発性半導体装置を用いれば、チップに搭載される全ビットを任意の数に分割し、データを順次シフトさせて入力すると共に、「1」のデータを記憶するビットセルと、「0」のデータを記憶するビットセルとを分けて書き込みを行うことによって、書き込み装置が流す電流能力を超えずに、搭載される全ビットセルへのデータ書き込み動作が実現できる。さらに、シフトレジスタをシリアル接続して構成したスキャン回路を用いてデータをセットするので、外部端子の削減ができる。
なお、本発明に係るビットセルの選択手段は、本実施形態で示したものに限られるものではなく、様々な構成が考えられる。例えば、ビットセルへのデータ書き込みを制御する第1のスイッチトランジスタ15T(n)、第2のスイッチトランジスタ15B(n)をPMOSトランジスタで構成し、読み出しを制御する第3のスイッチトランジスタ16T(n)、第4のスイッチトランジスタ16B(n)をNMOSトランジスタで構成し、第1あるいは第2のビットセル単体を選択するビットセル選択回路14から出力される信号の反転信号が第1のスイッチトランジスタ15T(n),第2のスイッチトランジスタ15B(n)に入力されるとしてもよい。
さらに、例えば、データ書き込み制御回路53を省いて、ビットセル選択回路を制御する入力信号17,18として「H」の信号をビットセル選択回路14へ入力し、データ書き込みを制御する第1のスイッチトランジスタ15Tおよび第2のスイッチトランジスタ15Bをオフ状態にするといった状態を実現してもよい。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す回路図であり、図1、図5と共通の構成要素には図1、図5と同一の符号が付されている。また、図9は、本実施形態の半導体記憶装置におけるデータ入力のタイミングを示すタイミング波形図である。図10は、本実施形態の半導体記憶装置における書き込み動作時と読み出し動作時のタイミング波形図である。
図8に示すように、本実施形態の半導体記憶装置は、第2の実施形態の半導体記憶装置の構成に加え、ビットセル選択回路14の前段に設けられ、互いにシリアル接続されたシフトレジスタ80(n)(n=0,1,2…)にシリアル接続された2つのシフトレジスタ90a、90bをさらに備えている。
シフトレジスタ80(n)は、図5に示すシフトレジスタ50(n)と同じものであり、シフトレジスタ80(n)とシフトレジスタ90a、90bとは全体としてシリアル接続を介してデータを転送するスキャン回路を構成する。このシフトレジスタ90a、90bは全ビット分のシフトレジスタ80(n)に対して1組みあればよい。そして、シフトレジスタ50(n)とシフトレジスタ90a、90bとで構成されるスキャン回路が動作する前の初期出力値は、「0」となっている。
また、シフトレジスタ90a、90bの出力は、それぞれビットセル選択回路14の出力が第1あるいは第2のビットセル単体を選択するための制御信号(入力信号17、18)となっている。そして、スキャン回路に入力するためのデータは、データ線81を介してシフトレジスタ90bから入力される。クロック信号82は、全てのシフトレジスタ80(n)(n=0,1,2…)とシフトレジスタ90a、90bとに入力される。
図9は、データ入力のビット分割の例をmビット単位で示している。同図に示す例では、搭載されるビットをnビットとし、搭載ビットよりも多いn番目およびn+1番目のデータを図8に示すシフトレジスタ90a、90bにそれぞれ入力するデータとしている。また、図9において、波形100はシフトレジスタ80(n)、90a、90bに入力されるクロックの波形であり、データ系列101はSTEP1におけるシフトレジスタ80(n)、90a、90bに入力され、ビットセルに「1」を書き込むときの分割データ、データ系列102はSTEP2においてシフトレジスタ80(n)、90a、90bに入力され、ビットセルに「0」を書き込むときの分割データ、データ系列103はSTEP3においてシフトレジスタ80(n)、90a、90bに入力され、ビットセルに「1」を書き込むときの分割データ、データ系列104はSTEP4においてシフトレジスタ80(n)、90a、90bに入力され、ビットセルに「0」を書き込むときの分割データ、データ系列105はSTEP5においてシフトレジスタ80(n)、90a、90bに入力され、ビットセルに「1」を書き込むときの分割データ、データ系列106はSTEP6におけるシフトレジスタ80(n)、90a、90bに入力され、ビットセルに「0」を書き込むときの分割データである。
次に、書き込みモードにおける本実施形態の半導体記憶装置の動作について説明する。
ここでは、搭載される全ビットを3mビット(n=3m)とし、全ビットに対して3段階にデータを分割する例を説明する。また、それぞれのステップで図9に示すD1に対応するビットセルに「1」が書き込まれるものとする。
まず、STEP1では、DATA1を含むデータ系列101がシフトレジスタ80(n)、90a、90bに入力される。このとき、入力されるmビットのデータ以外の2mビットのデータは「0」になっていることを特徴とする。これにより、入力されたデータ系列101のDATA1についてのみ書き込み動作が行われる。以下、DATA1が書き込まれたときの回路動作について説明する。
まず、書き込み動作なので、読み出し動作で用いられる差動増幅器11(n)は制御信号20によって非動作状態になるよう制御される。
次に、書き込み制御信号54を“L”とし、データ書き込み制御回路53を非活性(Disable)状態としておく。
次に、スキャン回路によってシフトレジスタ90aからの出力データが“1”、シフトレジスタ90bからの出力データが“0”、および80(1)からの出力が“1”になるようにデータをセットする。
その後、データがシフトレジスタ80(n)、90a、90bにセットされたら書き込み制御信号54を“H”とし、データ書き込み制御回路53を活性(Enable)状態にする。すると、ビットセル選択回路14は、シフトレジスタ90aおよび90bから出力されるデータ(入力信号17、18)によって、第2のビットセル10B(n)へのデータ書き込みを制御する第2のスイッチトランジスタ15B(n)を全てオフ状態とさせる。このため、第2のビットセル10B(n)への書き込みが全て非選択となる。また、シフトレジスタ80(1)からビットセル選択回路14およびデータ書き込み制御回路53を介してデータが伝達される第1のビットセル10T(1)へのデータ書き込みを制御する第1のスイッチトランジスタ15T(1)のみがオン状態となり、残りの第1のスイッチトランジスタ15T(n)(n=0,2,3…)はオフ状態となる。すなわち、書き込みを行う第1のビットセル10T(1)以外の第1のビットセル10T(n)(n=0,2,3…)への書き込みが全て非選択となる。
この状態で、ゲート配線12およびソース線13に高電圧を印加することにより、図10に示すWRITE「1」動作を行う。この結果、第1のビットセル10T(1)にのみ電流が流れ、チャネル・ホット・エレクトロンが発生し、フローティングゲートに電荷が達する。電荷が蓄積されることによって、不揮発性セルトランジスタのしきい値電圧が高くなり、論理データ「1」が記憶される。ここでは、注目する第1のビットセル10T(1)以外のビットセルには電流が発生せず書き込み動作は行われない。
なお、図9に示す駆動方法は、図6に示す駆動方法と異なり、STEP2でSTEP1と同じmビットの第2のビットセル10B(1)に対する書き込みを行う。そして、STEP3、STEP4では次のmビットの第1のビットセル10T、第2のビットセル10Bに対してそれぞれ書き込みを行い、STEP5、STEP6ではその次のmビットの第1のビットセル10T、第2のビットセル10Bに対して書き込みを行う。ただし、STEP1〜6の各ステップの順序は任意に入れ替えても構わない。
STEP1に続き、STEP2において「0」のデータをビットセルに書き込む場合は、以下のようにする。
まず、書き込み制御信号54を“L”とし、データ書き込み制御回路53を非活性(Disable)状態としておく。そして、スキャン回路によって、シフトレジスタ90aに「0」のデータが、シフトレジスタ90bには「1」のデータがセットされ、同時にビットセルに書き込まれるデータとしてシフトレジスタ80(n)(n=0,2,3…,n)から「0」のデータが出力されるようにセットする。
次いで、スキャン回路にデータがセットされた後、書き込み制御信号54を“H”とし、データ書き込み制御回路53を活性(Enable)状態とする。このとき、ビットセル選択回路14およびデータ書き込み制御回路53を介してシフトレジスタ80(n)にセットされたデータが伝達される第2のビットセル10B(n)(n=0,2,3…)へのデータ書き込みを制御する第2のスイッチトランジスタ15B(n)(n=0,2,3…)のみがオン状態となる。
この状態で、ゲート配線12およびソース線13に高電圧を印加する。これにより、第2のビットセル10B(n)(n=0,2,3…)に電流が流れ、チャネル・ホット・エレクトロンが発生しフローティングゲートに電荷が達する。電荷が蓄積されることによって、高しきい値電圧になり、論理データ「1」を記憶する。ここでは注目する10B(n)(n=0,2,3…)以外のビットセルには電流が発生せず書き込み動作は行われない。
続いて、STEP3〜STEP6では、以上で説明したSTEP1、STEP2と同様の書き込み動作を分割したmビットに対して行う。
また、読み出し動作においては第1の実施形態と同様の方法で行う。
以上のように、本実施形態の半導体記憶装置の駆動方法によると、搭載される全ビットを分割して、データを順次シフトさせて入力し、「1」のデータを蓄積するビットセルと、「0」のデータを蓄積するビットセルを分けて書き込みを行うことによって、書き込み装置の電流能力を超える電流がチップ内に流れることが防がれている。このため、搭載される全ビットセルへのデータ書き込み動作を確実に行うことができる。さらに、本実施形態の半導体記憶装置では、データはシフトレジスタをシリアル接続したスキャン回路でセットし、且つスキャン回路の一部であるシフトレジスタ90a、90bからビットセル選択回路14の制御信号を出力できるので、外部端子の数を第2の実施形態以上に減らすことが可能となっている。このため、本実施形態の半導体記憶装置は、これを搭載したシステムLSIのサイズ縮小などに効果を発揮する。この場合、本実施形態の半導体記憶装置は、例えばヒューズの代替品として用いることができる。
なお、本発明に係る選択手段は、本実施形態で示したものに限られるものではなく、様々な構成が考えられる。例えば、ビットセルへのデータ書き込みを制御する第1のスイッチトランジスタ15T(n)、第2のスイッチトランジスタ15B(n)をPMOSトランジスタで構成し、読み出しを制御する第3のスイッチトランジスタ16T(n)、第4のスイッチトランジスタ16B(n)をNMOSトランジスタで構成し、第1あるいは第2のビットセル単体を選択するビットセル選択回路14から出力される信号の反転信号が第1のスイッチトランジスタ15T(n)、第2のスイッチトランジスタ15B(n)に入力されるとしてもよい。
(第4の実施形態)
図11は、本発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す回路図であり、図1と共通の構成要素には図1と同一の符号が付されている。図12は、データ入力のタイミングを示すタイミング波形図である。また、図13は、本実施形態の半導体記憶装置における通常書き込み時と読み出し動作時のタイミング波形図である。
図11に示すように、本実施形態の半導体記憶装置は、第1の実施形態の半導体装置の構成に加え、ビットセル選択回路14の前段に設けられ、互いにシリアル接続されたシフトレジスタ110(n)(n=0,1,2…)と、シフトレジスタ110(n)にシリアル接続された2つのシフトレジスタ150a、150bと、シフトレジスタ150a、150bの両出力部とビットセル選択回路14との間に設けられた書き込み制御回路114とをさらに備えている。このうち、シフトレジスタ110(n)、150a、150bは、第3の実施形態の半導体記憶装置におけるシフトレジスタ80(n)、90a、90bと同じものである。シフトレジスタ150a、150bはチップに搭載される全ビットに対して1組み設けられている。互いにシリアル接続され、スキャン回路を構成する110(n)、150a、150bには、データ線111を介して入力されたデータが転送され、動作する前のこれらシフトレジスタの初期出力値は「0」となっている。また、シフトレジスタ110(n)、150a、150bには、クロック信号112が入力される。
また、書き込み制御回路114は、シフトレジスタ150aの出力を受ける第1のNAND回路と、シフトレジスタ150bの出力を受ける第2のNAND回路とで構成されており、第1および第2のNAND回路の両入力部に入力される書き込み制御信号113の論理を使ってビットセル選択回路14を活性化または非活性化する。本実施形態の半導体記憶装置は、例えば図12に示すように全ビットを3分割したmビット(n=3m)のデータずつ入力する。同図に示す例では、搭載されるビットをnビットとし、搭載ビットよりも多いn番目およびn+1番目のデータを図8に示すシフトレジスタ150a、150bにそれぞれ入力するデータとしている。
図12において、波形130はシフトレジスタに入力されるクロックの波形であり、データ系列131はSTEP1におけるシフトレジスタに入力されビットセルに「1」を書き込むときの分割データ、データ系列132はSTEP2におけるシフトレジスタに入力されビットセルに「0」を書き込むときの分割データ、データ系列133はSTEP3におけるシフトレジスタに入力されビットセルに「1」を書き込むときの分割データ、データ系列134はSTEP4におけるシフトレジスタに入力されビットセルに「0」を書き込むときの分割データ、データ系列135はSTEP5におけるシフトレジスタに入力されビットセルに「1」を書き込むときの分割データ、データ系列136はSTEP6におけるシフトレジスタに入力されビットセルに「0」を書き込むときの分割データである。
次に、書き込みモードにおける本実施形態の半導体記憶装置の動作について説明する。
ここでは、例として搭載される全ビットを3mビット(n=3m)とし、全ビットに対して3段階にデータを分割する例を説明する。ステップごとの書き込みビット単位をmビットとする。また、それぞれのステップで図12に示すD1に対応するビットセルに「1」が書き込まれるものとする。
まず、STEP1では、DATA1を含むデータ系列131がシフトレジスタ110(n)、150a、150bに入力される。本実施形態の駆動方法では、この際に入力されるmビットのデータ以外の2mビットのデータは「0」になっていることを特徴とする。これにより、入力されたデータ系列131のDATA1にのみ書き込み動作が行われる。以下、DATA1が書き込まれたときの回路動作について説明する。
まず、書き込み動作なので、読み出し動作で用いられる差動増幅器11(n)は制御信号20によって非動作状態になるよう制御される。また、16T(n)、16B(n)はオフ状態に制御される。
次に、書き込み制御信号113を“L”とし、書き込み制御回路114を非活性(Disable)状態にしておく。これにより、第1のスイッチトランジスタ15T(n)(n=0,1,2…)および第2のスイッチトランジスタ15B(n)(n=0,1,2…)がそれぞれオフ状態となる。
その後、互いにシリアル接続されたシフトレジスタ110(n)(n=0,1,2…)で構成されたスキャン回路によって、シフトレジスタ110(1)の出力データのみ「1」となるようにセットする。このとき、シフトレジスタ110(n)(n=0,2,3…)およびシフトレジスタ150aが「0」、シフトレジスタ150bが「1」のデータを出力するようにセットする。
次に、スキャン回路に書き込み用データがセットされた後、書き込み制御信号113を“H”とし、書き込み制御回路114を活性(Enable)状態にする。このとき、第2のビットセル10B(n)へのデータ書き込みを制御する第2のスイッチトランジスタ15B(n)はオフ状態となる。また、シフトレジスタ110(1)からビットセル選択回路14を介してデータが伝達される第1のビットセル10T(1)へのデータ書き込みを制御する第1のスイッチトランジスタ15T(1)がオン状態となる。これに対し、第2のスイッチトランジスタ15B(1)はオフ状態となる。これと同時にシフトレジスタ110(1)以外のシフトレジスタ110(n)からは「0」のデータを出力するので、第1のスイッチトランジスタ15T(n)(n=0,2,3…)はオフ状態になる。
この状態で、ゲート配線12およびソース線13に高電圧を印加することにより、図13に示すWRITE「1」動作を行う。この結果、第1のビットセル10T(1)にのみ電流が流れ、チャネル・ホット・エレクトロンが発生し、フローティングゲートに電荷が達する。電荷が蓄積されることによって、不揮発性セルトランジスタのしきい値電圧が高くなり、論理データ「1」が記憶される。ここでは注目する第1のビットセル10T(1)以外のビットセルには電流が発生せず書き込み動作は行われない。
次に、STEP2に進んで「0」のデータをビットセルに書き込む動作の場合は、最初に書き込み制御信号113を“L”とし、書き込み制御回路114を非活性(Disable)状態にしておく。これにより、第1のスイッチトランジスタ15T(n)(n=0,1,2…)および第2のスイッチトランジスタ15B(n)(n=0,1,2…)がそれぞれオフ状態となる。
その後、互いにシリアル接続されたシフトレジスタ110(n)(n=0,1,2…)で構成されたスキャン回路によって、シフトレジスタ110(n)(n=0,2,3…,n)の出力データが「0」となるようにセットする。また、シフトレジスタ150aの出力が「1」、シフトレジスタ150bの出力が「0」となるようにセットする。
続いて、スキャン回路に書き込み用データがセットされた後、書き込み制御信号113に“H”の信号を入力し、書き込み制御回路114を活性(Enable)状態にする。このとき、第1のビットセル10T(n)へのデータ書き込みを制御する第1のスイッチトランジスタ15T(n)はオフ状態となる。また、このとき、シフトレジスタ110(n)(n=0,2,3…,n−1)からビットセル選択回路14を介してデータが伝達される第2のビットセル10B(1)へのデータ書き込みを制御する第2のスイッチトランジスタ15B(1)がオフ状態となる。これに対し、第2のスイッチトランジスタ15B(n=0,2,3…)はオン状態となる。
この状態で、ゲート配線12およびソース線13に高電圧を印加する。この結果、第2のビットセル10B(n)(n=0,2,3…)に電流が流れ、チャネル・ホット・エレクトロンが発生しフローティングゲートに電荷が達する。電荷が蓄積されることによって、高しきい値電圧になり、論理データ「1」を記憶する。
一方、第1のビットセル10T(n)(n=0,1,2…)と第2のビットセル10B(1)には電流が流れず、チャネル・ホット・エレクトロンが発生しない。このため、電荷がフローティングゲートに蓄えられることはなく、不揮発性セルトランジスタのしきい値電圧は低いままとなり、論理データ「0」が記憶されることになる。
また、読み出し動作においては第1の実施形態で説明した通常動作と同様であるので説明を省略する。
以上のように、本実施形態の半導体記憶装置によると、搭載される全ビットを分割して、データを順次シフトさせて入力し、「1」のデータを蓄積するビットセルと「0」のデータを蓄積するビットセルを分けて書き込みを行うことによって、書き込み装置が流す電流能力を超えずに、搭載される全ビットセルへのデータ書き込み動作が実現できる。さらに、書き込み用データはシフトレジスタ110(n)をシリアル接続したスキャン回路でセットし、書き込み制御回路114をシフトレジスタ150a,150bの出力と書き込み制御信号113の論理を使って実現するので、第1および第2のビットセルごとに書き込み制御回路を準備する必要がなくなり、搭載回路の簡略化と、回路面積の縮小とを実現できる。
なお、本実施形態に係る半導体記憶装置の回路構成は、本実施形態で示したものに限られるものではない。例えば、ビットセルへのデータ書き込みを制御する第1のスイッチトランジスタ15T(n)、第2のスイッチトランジスタ15B(n)をPMOSトランジスタで構成し、読み出しを制御する第3のスイッチトランジスタ16T(n)、第4のスイッチトランジスタ16B(n)をNMOSトランジスタで構成し、第1あるいは第2のビットセル単体を選択するビットセル選択回路14から出力される信号の反転信号が15T(n),15B(n)に入力されるとしてもよい。
なお、上述の実施形態では、電荷を蓄積する共通フローティングゲートが積層ゲート構造の不揮発性ビットセルのものである例を説明したが、本発明の各実施形態で用いられる不揮発性ビットセルはこれに限られるものではない。例えば、不揮発性ビットセルとして互いにゲート電極同士を接続した2個の1層ポリシリコン型のMOSトランジスタを用いる場合でも本発明の各実施形態に係る半導体記憶装置を実現することができる。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、記憶装置としての用途の他、システムLSIにヒューズの代替などとしても用いられる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 図1に示す半導体記憶装置の差動増幅器を示す回路図である。 第1の実施形態に係る半導体装置におけるデータ入力のタイミングを示すタイミング波形図である。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置において、分割書き込み時および読み出し動作時の信号または部材の電圧を示すタイミング波形図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置におけるデータ入力のタイミングを示すタイミング波形図である。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作時と読み出し動作時のタイミング波形図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 第3の実施形態に係る半導体記憶装置のデータ入力シーケンシャルの図である。 第3の実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作時と読み出し動作時のタイミング波形図である。 本発明の第4の実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す回路図である。 第4の実施形態に係る半導体記憶装置におけるデータ入力のタイミングを示すタイミング波形図である。 第4の実施形態に係る半導体記憶装置における通常書き込み時と読み出し動作時のタイミング波形図である。
符号の説明
10T、10T(n) 第1のビットセル
10B、10B(n) 第2のビットセル
11(n) 差動増幅器
12 ゲート配線
13 ソース線
14 ビットセル選択回路
15T、15T(n) 第1のスイッチトランジスタ
15B、15B(n) 第2のスイッチトランジスタ
16T(n) 第3のスイッチトランジスタ
16B(n) 第4のスイッチトランジスタ
17、18 入力信号
19(n) データ線
20 制御信号
21、21、25 Nチャネル型MOSFET
23、24、26 Pチャネル型MOSFET
41、42、43、44、45、46 データ系列
50(n)、80(n)、90a、90b シフトレジスタ
51、81、111、191 データ線
52、70、82、112 クロック信号
53 データ書き込み制御回路
54、113 書き込み制御信号
71、72、73、74、75、76 データ系列
101、102、103、104、105、106 データ系列
110(n)、150a、150b シフトレジスタ
114 書き込み制御回路
100、130 波形
131、132、133、134、135、136 データ系列
150a、150b シフトレジスタ

Claims (8)

  1. データを記憶するための第1および第2のビットセルと、
    前記第1のビットセルおよび前記第2のビットセルの情報を相補入力としてその差分を増幅する差動増幅器と、
    前記データが入力され、前記第1のビットセルまたは前記第2のビットセルのいずれか一方を選択するように入力信号によって制御されるビットセル選択回路とを備え、
    前記ビットセル選択回路が前記第1のビットセルまたは前記第2のビットセルのいずれか一方のビットセルを選択した場合、前記ビットセル選択回路に入力される前記データの値に応じて、選択された前記ビットセルに前記データが書き込まれるか否かが決まることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記ビットセル選択回路の出力ゲート電極で受ける書き込み制御用MOSトランジスタをさらに備え、
    前記第1のビットセルおよび前記第2のビットセルの各々はフローティングゲートを有する不揮発性セルトランジスタを有しており、
    前記データの書き込み時には、前記書き込み制御用MOSトランジスタをオン状態にさせて前記フローティングゲートに電子を注入することで前記データを書き込むことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第1および第2のビットセルは複数組み設けられ、且つ前記差動増幅器は複数個設けられ、
    前記不揮発性半導体装置は、互いにシリアル接続され、前記ビットセル選択回路に前記データを入力するための複数の第1のシフトレジスタをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記ビットセル選択回路からの出力を受け、第1の制御信号によって前記データの書き込みを活性あるいは非活性に制御するデータ書き込み制御回路をさらに備えていることを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記複数の第1のシフトレジスタにシリアル接続され、且つ、前記ビットセル選択回路の前記入力信号を出力する第2のシフトレジスタをさらに備えていることを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記複数の第1のシフトレジスタにシリアル接続され、且つ、前記ビットセル選択回路の前記入力信号を出力する第3のシフトレジスタと、
    前記第3のシフトレジスタからの出力を受け、第2の制御信号によって前記データの書き込みを活性あるいは非活性に制御する書き込み制御回路とをさらに備えていることを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記第1および第2のビットセルは、ゲート電極同士が互いに接続された1層ポリシリコン型の2つのMOSトランジスタを有していることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. データを記憶するための第1および第2のビットセルの複数組みと、前記第1のビットセルおよび前記第2のビットセルの情報を相補入力としてその差分を増幅する差動増幅器と、データが入力され、前記第1のビットセルまたは前記第2のビットセルのいずれか一方を選択するように入力信号によって制御されるビットセル選択回路と、互いにシリアル接続され、且つ、1組みの前記第1および第2のビットセルごとに設けられた、前記ビットセル選択回路に前記データを入力するための複数のシフトレジスタとを備え、前記ビットセル選択回路が前記第1のビットセルまたは前記第2のビットセルのいずれか一方のビットセルを選択した場合、前記ビットセル選択回路に入力される前記データの値に応じて、選択された前記ビットセルに前記データが書き込まれるか否かが決まる不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、
    前記複数のシフトレジスタを制御するクロック信号の入力回数によって、あらかじめ決められた固定長ビットに対しては書き込みデータのセットを行い、前記固定長ビット以外に対しては固定値のデータをセットすることで、前記固定長ビットの前記書き込みデータを前記第1のビットセルまたは前記第2のビットセルに書き込む工程と、
    前記固定長ビットをシフトさせ、シフトさせた前記固定長ビットの前記書き込みデータを前記第1のビットセルまたは前記第2のビットセルに書き込む工程と
    を備えている不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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