JP4586835B2 - 電子部品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、チップ状の電子部品の製造方法に関する。
内部電極を有する略直方体形状のチップ素体と、チップ素体の両端面に形成された外部電極とを備えるチップ状の電子部品がある。この電子部品の外部電極を形成する方法として、下記特許文献1に記載された方法がある。その方法では、チップ素体の端面と端面の周囲の稜部とを導体ペースト中に浸漬することにより素体チップの端面に導体ペーストを塗布し、乾燥後、焼き付けて、外部電極を形成する。
特開平4−22509号公報
上記特許文献1の技術では、チップ素体の端面を下方に向けて導体ペーストに浸漬して持ち上げる。すると、表面張力及び重力の作用により導体ペーストがチップ素体の端面の下方に溜まる。このため、チップ素体の端面の周囲の稜部では導体ペーストの厚さが端面より薄くなり、端面が凸の曲面状になる。
チップ素体の稜部において導体ペーストの厚さが薄くなると、電子部品の信頼性が低下する。例えば、外部電極とチップ素体との間の接合強度が低下し、はんだ喰われが発生する虞がある。また、稜部の導体ペーストが薄い状態で乾燥及び焼付後、めっき処理を行うと、めっき液がチップ素体の稜部からチップ素体の内部へ侵入する虞がある。チップ素体の内部にめっき液が侵入すると、電子部品としての特性の劣化やショートが発生する場合がある。
また、チップ素体の稜部の導体ペーストの厚さが薄くなり、端面が凸の曲面状になると、結果として、外部電極の角部のR(曲率半径)が大きくなる。すると、リフローにより表面実装する際に、基板上に電子部品が立ち上がってしまうツームストーン現象(マンハッタン現象)が発生する虞がある。
そこで本発明は、信頼性の低下や実装不良の発生を抑制可能な電子部品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品の製造方法は、チップ素体とチップ素体に形成された外部電極とを備える電子部品の製造方法であって、平面状の第一面と、第一面に垂直な第二面と、第一面及び第二面の間の稜部と、を有するチップ素体を準備する準備工程と、チップ素体に導体ペーストと導体材料を含むシートとを付ける付与工程と、導体ペースト及びシートを乾燥させて導体材料を含む層を形成する乾燥工程と、層を焼き付けて外部電極を形成する形成工程と、を含み、付与工程では、シートが、シートに垂直な方向から見て稜部の少なくとも一部と重なると共に少なくとも稜部から間隔をおいて第一面及び稜部に対向して位置し、且つ、導体ペーストが少なくともシートと稜部とで挟まれる空間に存在して稜部を覆うように、導体ペースト及びシートをチップ素体に付けることを特徴とする。
本発明の電子部品の製造方法では、付与工程において、シートが、シートに垂直な方向から見て稜部の少なくとも一部と重なると共に少なくとも稜部から間隔をおいて第一面及び稜部に対向して位置し、且つ、導体ペーストが少なくともシートと稜部とで挟まれる空間に存在して稜部を覆うように、導体ペースト及びシートをチップ素体に付ける。その後、導体ペースト及びシートを乾燥し、焼き付けて外部電極を形成する。従って、外部電極は、チップ素体の稜部を覆う角部の厚さが、チップ素体の第一面を覆う平面部の厚さより厚くなる。よって、信頼性の低下を抑制することができる。更に、第一面にシートを付けることにより、第一面に形成された外部電極は、第一面と平行な平面部を有することとなる。これにより、外部電極は、第一面側の面が平面状になり、且つ、角部の厚さが厚くなるので、外部電極の角部における外側のRが小さくなり、実装時にツームストーン現象が発生することを抑制することができる。よって、実装不良を抑制することができる。
本発明の電子部品の製造方法では、好ましくは、付与工程が、チップ素体の第一面に導体ペーストを付与する第1の付与工程と、導体ペーストを介して第一面にシートを付けることにより、第一面に付与された導体ペーストをシートと稜部とで挟まれる空間に押し出す第2の付与工程と、を含む。この場合、チップ素体の稜部を覆う角部の厚さが、チップ素体の第一面を覆う平面部の厚さより厚く、且つ、平面部が平面状である外部電極を容易に形成することができる。
本発明の電子部品の製造方法では、好ましくは、第2の付与工程において、シートを導体ペーストを介して第一面に付けた状態で、第一面と平行な方向にシートを第一面に対して往復運動させる。この場合、第一面に付与された導体ペーストをシートとチップ素体の稜部との間に容易に押し出すことができる。また、チップ素体の第一面と導体ペーストとシートとの間のエア抜きができ、チップ素体の端面及びシートに対する導体ペーストの表面張力により、導体ペーストを介してシートをチップ素体に密着させることができる
本発明の電子部品の製造方法では、好ましくは、準備工程において、略矩形状の第一面を有するチップ素体を準備し、第2の付与工程において、シートを導体ペーストを介して第一面に付けた状態で、第一面と平行且つ第一面における対角方向にシートを第一面に対して往復運動させる。この場合、第一面に付与された導体ペーストをシートとチップ素体の稜部との間における第一面の四隅方向へ、更に容易に押し出すことができる。
本発明の電子部品の製造方法では、好ましくは、準備工程で、第一面と垂直な4つの第二面と、第一面と各4つの第二面との間の4つの稜部と、を有する略直方体形状のチップ素体を準備し、付与工程では、導体ペーストが少なくともシートとチップ素体の4つの稜部とで挟まれる空間に存在するように、導体ペースト及びシートを付ける。この場合、チップ素体の第一面を囲む4つの稜部における外部電極の厚さが第一面における外部電極の厚さより厚くなる。よって、信頼性の低下を更に抑制することができる。また、4つの稜部の外部電極の厚さが厚くなることにより、外部電極の4つの角部のRが小さくなる。よって、実装不良をより確実に抑制することができる。
本発明の電子部品の製造方法では、好ましくは、シートは、導体性粉末と溶剤を含む導体グリーンシートである。この場合、導体ペーストよりシートが乾燥している為に、溶剤が導体ペーストからシートへ拡散するので、導体ペーストとシートが一体となって乾燥する。続いて、一体となった導体ペーストとシートを焼き付けることとなる。これにより、外部電極において導体ペーストから構成された部分とシートから構成された部分との間のクラックの発生を抑制することができる。
本発明の電子部品の製造方法では、好ましくは、導体ペーストはガラス成分を含み、シートはガラス成分を含まない。このようにすることにより、例えば、チップ素体にガラス成分が含まれる場合、導体ペーストにガラス成分が含まれるので導体ペーストをチップ素体に密着させることができる。そして、導体ペーストの外側に貼り付けられるシートはガラス成分を含まないので、焼付けを行う際に、外部電極の端面が周囲に付着することを抑制することができる。また、シートがガラス成分を含まないことにより、その分だけ導体材料の含有量を増やすことができ、外部電極の導電性を向上させることができる。更に、外部電極にめっきを行う場合、シートがガラス成分を含まないことにより、めっき膜とシートとの間の密着性が高まり、層とめっき膜との剥離を抑制することができる。
本発明の電子部品の製造方法では、好ましくは、形成工程で、層を焼き付けた後に、バレル研磨を行う。これにより、外部電極となる層を焼き付けた後に、シートにより形成された部分が突き出ている場合に、整形することができる。よって、外部電極の形状不良による実装不良を抑制することができる。
本発明の電子部品の製造方法によれば、信頼性の低下や実装不良の発生を抑制可能な電子部品の製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
最初に、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る電子部品Cについて説明する。図1は、本実施形態に係る電子部品の斜視図である。図2は、本実施形態に係る電子部品の断面図である。本実施形態に係る電子部品Cは、チップ状の積層型セラミックコンデンサである。この電子部品Cは、略直方体形状で、例えば、長手方向(横)の長さが1.0mm程度、幅方向の長さ及び奥行き方向の長さが0.5mm程度である。
電子部品Cは、略直方体形状のチップ素体1と、チップ素体1の両端部にそれぞれ形成された第1の外部電極3及び第2の外部電極5と、を備えている。チップ素体1は、互いに対向する端面11及び端面12と、端面11,12に垂直で互いに対向する側面13及び側面14、端面11,12及び側面13,14に垂直で互いに対向する側面15,16とを有する。
また、チップ素体1は、端面11と側面13との間の稜部R13、端面11と側面14との間の稜部R14、端面11と側面15との間の稜部R15、端面11と側面16との間の稜部R16、端面12と側面13との間の稜部R23、端面12と側面14との間の稜部R24、端面12と側面15との間の稜部R25、及び、端面12と側面16との間の稜部R26を有している。稜部R13〜R16、R23〜R26は、チップ素体1が研磨されてR形状を成している部分である。研磨されてR形状を成しているのは、チップ素体1における稜部R13〜R16、R23〜R26の破損を防止するためである。チップ素体1における稜部の曲率半径は、例えば、電子部品Cの幅方向の長さの5%〜10%程度である。
第1の外部電極3は、チップ素体1における端面11、端面11と側面13との間の稜部R13、端面11と側面14との間の稜部R14、端面11と側面15との間の稜部R15、端面11と側面16との間の稜部R16を覆っている。更に第1の外部電極3は、側面13〜16の端面11側の部分まで覆っている。このような第1の外部電極3は、端面11を覆う平面状の平面部3Pと、平面部3Pの周囲に位置してチップ素体1の稜部R13〜R16を覆う角部3Rと、を含む。第1の外部電極3において、角部3Rの厚さは平面部3Pの厚さより厚い。また、第1の外部電極3における角部3Rと側面13〜16を覆う部分との間が、凹んでくびれが形成されている場合もある。
第2の外部電極5は、チップ素体1における端面12、端面12と側面13との間の稜部R23、端面12と側面14との間の稜部R24、端面12と側面15との間の稜部R25、端面12と側面16との間の稜部R26を覆っている。更に第2の外部電極5は、側面13〜16の端面12側の部分まで覆っている。このような第2の外部電極5は、端面12を覆う平面状の平面部5Pと、平面部5Pの周囲に位置してチップ素体1の稜部R23〜R26を覆う角部5Rと、を含む。第2の外部電極5において、角部5Rの厚さは平面部5Pの厚さより厚い。また、第2の外部電極5における角部5Rと側面13〜16を覆う部分との間が、凹んでくびれが形成されている場合もある。
図2に示すように、チップ素体1は、複数の誘電体層7と複数の内部電極層9とが交互に積層されて構成されている。この積層方向は、一対の第1の外部電極3及び第2の外部電極5が形成された端面11,12の対向方向と垂直で、側面13と側面14との対向方向と平行である。図2には、誘電体層7及び内部電極層9を図面上で視認できる程度の数としたが、実際は、誘電体層7と内部電極層9とは必要な電気特性に応じてそれぞれ数十層から5百層程度積層されている。また、実際の誘電体層7は、互いの間の境界が視認できない程度に一体化されている。この誘電体層7は、例えば、BaTiO系、Ba(Ti,Zr)O系、(Ba、Ca)TiO系などの誘電体材料からなる。
内部電極層9は、小型化且つ高容量化のために、チップ素体1の稜部R13〜R16,R23〜R26まで達して積層されている。内部電極層9は、例えば、Niなどの卑金属材料等の導体材料からなる。
この内部電極層9は、第1内部電極層9Aと第2内部電極層9Bとを含んでいる。第1内部電極層9Aは、第2内部電極層9Bに対して第1の外部電極3側にずれて、その端面がチップ素体1の端面11及び稜部R13,R14から露出している。これにより、第1内部電極層9Aは、第1の外部電極3と機械的かつ電気的に接続されている。第2内部電極層9Bは、第1内部電極層9Aに対して第2の外部電極5側にずれて、その端面がチップ素体1の端面12及び稜部R23,R24から露出している。これにより、第2内部電極層9Bは、第2の外部電極5と機械的かつ電気的に接続されている。
以上説明した電子部品Cが有する第1及び第2の外部電極3,5は、角部3R、5Rの厚さが平面部3P,5Pの厚さより厚い。従って、第1及び第2の外部電極3,5とチップ素体1との間の接合強度が向上し、はんだ喰われの発生を抑制できる。なお、第1及び第2の外部電極3,5における平面部3P,5P及び角部3R,3Pの厚さとは、それぞれの部分が接するチップ素体1の表面の法線方向の厚さである。
また、電子部品Cが有する第1及び第2の外部電極3,5は、角部3R,5Rの厚さが平面部3P,5Pの厚さより厚いことに加えて、平面部3P,5Pが平面状である。このため、角部3R,5RのR(曲率半径)が小さいので、リフローはんだ付けを行う際に電子部品が立ち上がるツームストーン現象の発生を防止することができる。
引き続いて、本実施形態に係る電子部品の製造方法について説明する。図3に示すように、本実施形態に係る電子部品の製造方法は、チップ素体の形成工程(準備工程)S1、導体グリーンシートの形成工程S2、導体ペーストの塗布工程(第1の付与工程)S3、導体シートの貼付工程(第2の付与工程)S4、乾燥工程S5、焼付工程S6、バレル研磨工程S7、めっき工程S8を含む。以下、各工程について詳細に説明する。
最初に、チップ素体の形成工程S1において、チップ素体1を形成する。チップ素体1を形成するために、まず、誘電体層7となるセラミックグリーンシートを形成する。ドクターブレード法等を用いてセラミックスラリーをPETフィルム上に、塗布後、乾燥させてセラミックグリーンシートを形成する。セラミックスラリーは、例えば、チタン酸バリウムを主成分とする誘電体材料に溶剤、可塑剤、及びガラスフリット等を加えて混合分散することにより得られる。形成したセラミックグリーンシートに、内部電極層9となる電極パターンをスクリーン印刷し、乾燥する。電極パターンを印刷するための電極ペーストは、Ni粉末にバインダや溶剤等を混合したものである。
このようにして複数の電極パターン付グリーンシート形成し、積層する。続いて、電極パターン付グリーンシートの積層体を積層方向と垂直に切断して直方体形状の積層チップを形成し、焼成する。焼成した積層チップをバレル研磨して、直方体形状の稜部をR状にする。以上のようにして、上述したチップ素体1を製造する。
一方で、導体グリーンシートの形成工程S2において、図4に示す手順で、導体グリーンシートを形成する。図4は、本実施形態に係る導体グリーンシートの形成方法を示す図である。まず、図4(a)に示すように、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム32上に、導体グリーンシート用のペーストを100μm程度の厚みで塗布する。導体グリーンシート用のペーストは、銀、パラジウム、銀パラジウム、又は銅などの導体紛に樹脂性のバインダと有機溶剤とを混合させたものである。
次に、遠赤外線等によりPETフィルム32上に塗布したペースト31aを乾燥させて、導体グリーンシート母材31bを形成する(図4(b))。乾燥後の導体グリーンシート母材31bは生乾き状態で、有機溶剤が残留している。導体グリーンシート母材31bの厚さは、30〜60μm程度である。その後、図4(c)に示すように、導体グリーンシート母材31bからPETフィルム32を剥がす。
そして、導体グリーンシート母材31bをチップ素体1の端面11,12と同形状に切断して導体グリーンシート31を形成する。本実施形態のチップ素体1の端面11と端面12とは同じ正方形状であり、導体グリーンシート31も同様な正方形状となる。導体グリーンシート31の大きさは、一辺がチップ素体1の幅以上であり、一辺がチップ素体1の幅寸の100%〜110%程度が好ましい。チップ素体1の幅とは、互いに対向する側面13と側面14間の距離、又は、互いに対向する側面15と側面16間の距離である。この導体グリーンシート31は、導電性の粉末とバインダを含んだ状態である。
次に、導体ペーストの塗布工程S3において、チップ素体1に導体ペーストを塗布する。導体ペーストは、導体グリーンシート用のペーストが含有する成分にガラスフリットを加えたものである。チップ素体1の端面11を下方にして、端面11と稜部R13〜R16と側面13〜16の端面11側の部分とを導体ペースト中に浸漬する。これにより、チップ素体1の端面11と稜部R13〜R16と側面13〜16の端面11側の部分とに、導体ペーストを塗布する。
図5に、導体ペースト33を塗布後の状態を示す。図5は、本実施形態に係る導体ペーストの塗布工程及び導体シートの貼付工程を示す断面図である。図5に示すように、チップ素体1の端面11と稜部R13〜R16と側面13〜16の端面11側の部分とに導体ペースト33が塗布されている。端面11を下方に向けた状態では、表面張力及び重力の作用により導体ペースト33がチップ素体1の端面11の下方に溜まる。このため、導体ペースト33においてチップ素体1の稜部R13〜R16に塗布されたペースト部分33Rでは、導体ペーストの厚さが端面11に塗布された部分33Pより薄くなる。また、塗布された導体ペースト33の部分33Pは、その表面が凸の曲面状になる。
続いて、導体シートの貼付工程S4において、図5に示すように、チップ素体1の端面11に導体グリーンシート31の主面31Sを貼り付ける。チップ素体1の導体ペースト33が塗布された端面11を導体グリーンシート31に合わせて押し付ける。導体グリーンシート31をチップ素体1の端面11に貼り付けた状態を図6及び図7に示す。
この状態で、導体グリーンシート31の主面31Sにおける各縁31A〜31Dが、導体グリーンシート31に垂直な方向から見てチップ素体1の各側面13〜16に重なるか又は各側面13〜16の外側に位置するように、導体グリーンシート31をチップ素体1に貼り付ける。すなわち、導体グリーンシートの縁31Aは、チップ素体1の側面13の法線方向に側面13の外側に位置している。同様に、導体グリーンシート31の縁31Bは、チップ素体1の側面14の法線方向に側面14の外側に位置している。導体グリーンシートの縁31Cは、チップ素体1の側面15の法線方向に側面15の外側に位置している。導体グリーンシート31の縁31Dは、チップ素体1の側面16の法線方向に側面16の外側に位置している。すなわち、導体グリーンシート31が、導体グリーンシート31に垂直な方向から見て稜部R13〜R16と重なると共に稜部R13〜R16から間隔をおいて端面11及び稜部稜部R13〜R16に対向して位置している。
導体グリーンシート31をチップ素体1の端面11に貼り付けると、チップ素体1の端面11に付着していた導体ペースト33が押し出される。貼り付けた状態で、導体グリーンシート31の主面31Sにおける縁31A〜31Dが各側面13〜16より外側に位置しているので、導体グリーンシート31の主面31Sとチップ素体1の稜部R13〜R16との間に隙間がある。よって、導体ペースト33は、導体グリーンシート31の主面31Sとチップ素体1の稜部R13〜R16との間に押し出されて充填される。
これにより、導体ペースト33においてチップ素体1の稜部R13〜R16に塗布されたペースト部分33Rが厚くなる。特に、導体ペースト33においてチップ素体1の端面11の四隅側に塗布されたペースト部分RRが最も厚くなる。また、稜部R13〜R16のRが大きいほど、導体グリーンシート31と稜部R13〜R16との間の隙間が大きくなるが、そこに導体ペースト33が充填されるので、稜部R13〜R16のRが大きいほど、稜部R13〜R16に塗布されたペースト部分33Rが厚くなる。
導体グリーンシート31を貼り付ける際には、図8に示すようにして、導体グリーンシート31と導体ペースト33とをなじませることが好ましい。まず、図8(a),(b)に示すように、チップ素体1の導体ペースト33が塗布された端面11を導体グリーンシート31に合わせて付ける。そして、導体グリーンシート31を導体ペースト33を介して端面11に貼り付けた状態で、端面11と平行な方向に端面11に対して往復運動(スクライブ)する。この往復運動は、図8(c),(b)に示すように端面11における2つの対角方向のうち一方の対角方向Y1に往復運動し、続けて、図8(e)、(f)に示すように、2つの対角方向のうち他方の対角方向Y2に往復運動する。
導体グリーンシート31は導体ペースト33より乾燥しているので、導体グリーンシート31を導体ペースト33に付けると、導体ペースト33の溶剤分が導体グリーンシート31へ拡散する。これにより、導体ペースト33の粘度が上がり、導体グリーンシート31とチップ素体1の稜部R13〜R16との間に押し出されにくくなる。これに対して、上述したように、往復運動をすることにより、導体ペースト33を導体グリーンシート31の主面31Sとチップ素体1の稜部R13〜R16との間に容易に押し出すことができる。特に、端面11における2つの対角方向Y1,Y2に往復運動することにより、端面11の四隅側に導体ペースト33を十分に充填することができる。
次に、乾燥工程S5において、導体ペースト33及び導体グリーンシート31を乾燥させて、導体ペースト33と導体グリーンシート31とが一体となった導体層34を形成する。続いて、チップ素体1の端面12についても導体ペーストの塗布工程S3、導体シートの貼付工程S4、乾燥工程S5を行う。これにより、図9(a)に示すように、チップ素体1の端面11には導体層34が形成され、端面12には導体層34と同様な導体層35が形成される。
その後、焼付工程S6において、導体層34,35を焼き付けて焼付電極層36、37を形成する(図9(b))。焼き付けを行うと、チップ素体1の側面13〜16に塗布された導体ペースト33により形成された部分の厚みが薄くなる。これにより、焼付電極層36,37において導体グリーンシート31により形成された部分の端部36a,37aが、チップ素体1の側面13〜16の外側に突出した状態となる。この突出した端部36a,37aを、バレル研磨工程S7において、バレル研磨することにより整形する(図9(c))。
このようにして形成された焼付電極層36、37について図10を参照して説明する。図10は、本実施形態に係る焼付電極層付きのチップ素体の断面図である。焼付電極層36は、チップ素体1の端面11を覆う平面部36Pと、チップ素体1の側面13〜16における端面11側の部分を覆う側面部36Sと、平面部36Pの周囲に位置してチップ素体1の稜部R13〜R16を覆う角部36Rと、を含む。
焼付電極層36の平面部36Pは、主に導体グリーンシート31により形成された部分である。この焼付電極層36の平面部36Pの表面は、端面11と平行で平面状に形成されている。焼付電極層36の側面部36Sは、導体ペースト33により形成された部分である。
焼付電極層36の角部36Rは、導体グリーンシート31により形成された部分と、導体グリーンシート31の主面31Sとチップ素体1の稜部R13〜R16との間に充填された導体ペースト33により形成された部分と、を含む。このため、焼付電極層36の角部36Rの厚さは、平面部36Pの厚さより厚い。特に、チップ素体1の端面11における四隅側の角部36Rの厚さが最も厚い。また、焼付電極層36の平面部36Pが平面状であるために、焼付電極層36の角部36Rにおける外表面のRは、チップ素体1の稜部R13〜R16のRより小さい。
また、焼付電極層36の角部36Rと側面部36Sとの間が、凹んでくびれが形成されている場合もある。なお、焼付電極層37もチップ素体1の端面12に焼付電極層36と同様な形状に形成されている。
引き続いて、めっき工程S8において、焼付電極層36、37に電気めっきが施されて、焼付電極層36,37を覆うめっき電極層が形成される。例えば、バレルめっき法によりNiめっきが行われてNiめっき層を形成し、続いてSnめっきが行われてSnめっき層が形成される。以上のように、焼付工程S6、バレル研磨工程S7、及びめっき工程S8が行われて、第1及び第2の外部電極3,5が形成される(形成工程)。めっき層は、焼付電極層36,37の表面に沿って薄く形成されるので、形成された第1及び第2の外部電極3,5は、焼付電極層36,37の形状と同様な形状を有する。
以上説明した本実施形態に係る電子部品の製造方法では、導体グリーンシート31が、導体グリーンシート31に垂直な方向から見て稜部R13〜R16,R23〜R26と重なると共に稜部R13〜R16,R23〜R26から間隔をおいて端面11,12及び稜部R13〜R16,R23〜R26に対向して位置し、且つ、導体ペースト33が導体グリーンシート31と稜部R13〜R16,R23〜R26とで挟まれる空間に存在して稜部R13〜R16,R23〜R26を覆うように、導体ペースト33及び導体グリーンシート31をチップ素体1に付ける。その後、導体ペースト33及び導体グリーンシート31を乾燥し、焼き付けて第1及び第2の外部電極3,5を形成する。従って、第1及び第2の外部電極3,5は、チップ素体1の稜部R13〜16,R23〜R26を覆う角部3R,5Rの厚さが、チップ素体1の端面11,12を覆う平面部3P,5Pの厚さより厚くなる。よって、第1及び第2の外部電極3,5とチップ素体1との間の接合強度が向上し、はんだ喰われの発生を抑制できる。
更に、端面11,12に導体グリーンシート31を貼り付けることにより、端面11,12に形成された第1及び第2の外部電極3,5は、端面11,12と平行な平面部3P,5Pを有することとなる。このため、第1及び第2の外部電極3,5の角部3R,5RのRが小さくなり、リフローはんだ付けを行う際に電子部品が立ち上がるツームストーン現象の発生を防止することができる。
本実施形態の電子部品の製造方法では、塗布工程S3においてチップ素体1の端面11,12に導体ペースト33を塗布し、貼付工程S4において導体ペースト33を介して端面11,12に導体グリーンシート31を付けることにより、端面11,13に付与された導体ペースト33が導体グリーンシート31の主面31Sとチップ素体1の稜部R13〜R16,R23〜R26との間に押し出される。従って、チップ素体1の稜部R13〜R16,R23〜R26を覆う角部3R,5Rの厚さが、チップ素体1の端面11,12を覆う平面部3P,5Pの厚さより厚く、且つ、平面部3P,5Pが平面状である第1及び第2の外部電極3,5を容易に形成することができる。
本実施形態の電子部品の製造方法では、貼付工程S4において、導体グリーンシート31をチップ素体1の端面11,12に導体ペースト33を介して付けた状態で端面11,12と平行な方向に端面11,12に対して往復運動させる。この場合、端面11,12に付与された導体ペースト33を導体グリーンシート31とチップ素体1の稜部R13〜R16,R23〜R26との間に容易に押し出すことができる。また、チップ素体1の端面11,12と導体ペースト33と導体グリーンシート31との間のエア抜きができる。これにより、導体ペースト33の表面張力により、導体グリーンシート31をチップ素体1の端面11,12に導体ペースト33を介して密着させることができる。
特に、貼付工程S4では、導体グリーンシート31をチップ素体1の端面11,12に導体ペースト33を介して付けた状態で端面11,12と平行な方向且つ端面11,12における対角方向に、往復運動させる。これにより、端面11,12に付与された導体ペースト33を導体グリーンシート31と稜部R13〜R16,R23〜R26との間に更に容易に押し出すことができる。また、端面11,12における四隅へ導体ペースト33を効率良く押し出すことができる。
本実施形態の電子部品の製造方法では、導体グリーンシート31を用いる。この場合、導体ペースト33より導体グリーンシート31が乾燥している。よって、導体ペースト33から導体グリーンシート31へ溶剤が毛細管現象等により拡散するので、導体ペースト33と導体グリーンシート31が一体となって乾燥する。続いて、一体となった導体ペースト33と導体グリーンシート31を焼き付けることとなる。これにより、第1及び第2の外部電極3,5において導体ペーストから構成された部分と導体シートから構成された部分との間のクラックの発生を抑制することができる。
本実施形態の電子部品の製造方法では、導体ペースト33はガラス成分を含み、導体グリーンシート31はガラス成分を含まない。このようにすることにより、チップ素体1にガラス成分が含まれるので、導体ペーストをチップ素体1に密着させることができる。そして、導体ペースト33の外側に貼り付けられる導体グリーンシート31はガラス成分を含まないので、焼付けを行う際に、複数のチップ素体1の電極層34,35が周囲に付着することを抑制できる。また、導体グリーンシート31がガラス成分を含まないことにより、その分だけ導体材料の含有量を増やすことができ、第1及び第2の外部電極3,5の導電性を向上させることができる。更に、焼付電極層36,37にめっきを行う場合、導体グリーンシート31がガラス成分を含まないことにより、めっき膜と焼付電極層36,37との間の密着性が高まり、焼付電極層36,37とめっき層との剥離を抑制することができる。
本実施形態の電子部品の製造方法では、導体層34,35を焼き付けた後に、形状を整形するバレル研磨を行って焼付電極層36,37を形成する。これにより、導体層34,35を焼き付けた後に、導体グリーンシート31により形成された部分が突き出ている場合に、整形することができる。よって、第1及び第2の外部電極3,5の形状不良による実装不良を抑制することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、導体グリーンシート31の一辺の大きさをチップ素体1の幅方向の寸法より大きくし、導体グリーンシート31をチップ素体1に貼り付けた際に、導体グリーンシート31の主面31Sの縁31A〜31Dがチップ素体1の側面13〜16より外側に位置するようにした。本発明はこれに限らない。導体グリーンシート31をチップ素体1の端面11,12に貼り付ける際に、導体グリーンシート31が、導体グリーンシート31に垂直な方向から見て稜部R13〜R16と重なると共に稜部R13〜R16から間隔をおいて端面11及び稜部稜部R13〜R16に対向して位置し、導体グリーンシート31の主面31Sとチップ素体1の稜部R13〜R16,R23〜26との間に隙間があればよい。そして、その導体グリーンシート31の主面31Sとチップ素体1の稜部R13〜R16,R23〜26との隙間に導体ペースト33を付与できればよい。
また、上記実施形態では、導体ペースト33をチップ素体1の端面11,12に塗布してから導体グリーンシート31をチップ素体1に貼り付けることとしたが、これに限られない。チップ素体1の端面11,12に導体グリーンシート31を貼り付けてから、導体ペースト33を導体グリーンシート31の主面31Sとチップ素体1の稜部R13〜R16,R23〜26との間に付与することとしてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、電子部品Cがコンデンサであるとしたが、バリスタであってもよい。この場合、チップ素体1は、上述した誘電体層7に替えてバリスタ層を有する。バリスタ層は、ZnOを主成分として含むと共に、副成分として希土類金属元素、Co、IIIb族元素(B、Al、Ga、In)、Si、Cr、Mo、アルカリ金属元素(K、Rb、Cs)及びアルカリ土類金属元素(Mg、Ca、Sr、Ba)等の金属単体やこれらの酸化物を含んでいる。バリスタ層と内部電極層とが積層されたチップ素体は、電圧非直線特性を発現する。
また、例えば、上記実施形態では、導体グリーンシート母材31bをチップ素体1の端面11,12の形状に合わせて切断することによりシート片(導体グリーンシート31)を形成し、このシート片(導体グリーンシート31)を端面11,12に貼り付けた。これに対して、導体グリーンシート母材31b上に、導体ペースト33を塗布した複数のチップ素体1の端面11を付けて、その後に、導体グリーンシート母材31bを切断してもよい。
また、例えば、上記実施形態では、導体グリーンシート31を用いるとしたが、これに変えて、導電性の金属シートを用いてもよい。
本実施形態に係る電子部品の斜視図である。 本実施形態に係る電子部品の断面図である。 本実施形態に係る電子部品の製造方法を示すフロー図である。 本実施形態に係る導体グリーンシートの形成方法を示す図である。 本実施形態に係る導体ペーストの塗布工程及び導体シートの貼付工程を示す断面図である。 導体グリーンシートをチップ素体の端面に貼り付けた状態の斜視図である。 導体グリーンシートをチップ素体の端面に貼り付けた状態の断面図である。 本実施形態に係る電子部品の製造方法における導体シートの貼付工程を示す図である。 本実施形態に係る電子部品の製造方法における導体シートの貼付工程時の 本実施形態に係る焼付電極層付きのチップ素体の断面図である。
符号の説明
1…チップ素体、3…第1の外部電極、5…第2の外部電極、7…誘電体層、9…内部電極層、11,12…端面(第一面)、13〜16…側面(第二面)、31…導体グリーンシート(導体シート)、31A〜31D…縁、33…導体ペースト、34,35…導体層(層)、C…電子部品、R13〜16,R23〜26…稜部、Y1,Y2…対角方向。

Claims (5)

  1. チップ素体と前記チップ素体に形成された外部電極とを備える電子部品の製造方法であって、
    平面状の第一面と、前記第一面に垂直な第二面と、前記第一面及び前記第二面の間の稜部と、を有する前記チップ素体を準備する準備工程と、
    前記チップ素体に導体ペーストと導体材料を含むシートとを付ける付与工程と、
    前記導体ペースト及び前記シートを乾燥させて導体材料を含む層を形成する乾燥工程と、
    前記層を焼き付けて前記外部電極を形成する形成工程と、
    を含み、
    前記付与工程では、前記シートが、前記シートに垂直な方向から見て前記稜部の少なくとも一部と重なって前記シートの縁が前記第二面よりも外側に位置すると共に少なくとも前記稜部から間隔をおいて前記第一面及び前記稜部に対向して位置し、且つ、前記導体ペーストが少なくとも前記シートと前記稜部とで挟まれる空間に存在して前記稜部を覆うように、前記導体ペースト及び前記シートを前記チップ素体に付け、
    前記付与工程は、
    前記チップ素体の前記第一面、前記第二面における前記第一面側の一部、及び前記稜部を前記導体ペースト中に浸漬させることによって、当該導体ペーストを付与する第1の付与工程と、
    垂直な方向から見て前記第一面よりも大きい前記シートを、前記導体ペーストを介して前記第一面に付けることにより、前記第一面に付与された前記導体ペーストを前記シートと前記稜部とで挟まれる空間に押し出す第2の付与工程と、
    を含み、
    前記シートは、導体性粉末と溶剤とを含む導体グリーンシートであり、
    前記導体ペーストは前記シートが含有する成分にガラス成分を加えたものであり、前記シートはガラス成分を含まないことを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 前記第2の付与工程では、前記シートを前記第一面に前記導体ペーストを介して付けた状態で、前記第一面と平行な方向に前記シートを前記第一面に対して往復運動させることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 前記準備工程では、略矩形状の前記第一面を有する前記チップ素体を準備し、
    前記第2の付与工程では、前記シートを前記第一面に前記導体ペーストを介して付けた状態で、前記第一面と平行且つ前記第一面における対角方向に前記シートを前記第一面に対して往復運動させることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  4. 前記準備工程では、前記第一面と垂直な4つの前記第二面と、前記第一面と各4つの前記第二面との間の4つの前記稜部と、を有する略直方体形状の前記チップ素体を準備し、
    前記付与工程では、前記導体ペーストが少なくとも前記シートと前記チップ素体の4つの前記稜部とで挟まれる空間に存在するように、前記導体ペースト及び前記シートを付けることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子部品の製造方法。
  5. 前記形成工程では、前記層を焼き付けた後に、バレル研磨を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子部品の製造方法。
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