JP4586488B2 - エキシマランプ点灯装置及びエキシマランプ点灯方法 - Google Patents

エキシマランプ点灯装置及びエキシマランプ点灯方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4586488B2
JP4586488B2 JP2004305440A JP2004305440A JP4586488B2 JP 4586488 B2 JP4586488 B2 JP 4586488B2 JP 2004305440 A JP2004305440 A JP 2004305440A JP 2004305440 A JP2004305440 A JP 2004305440A JP 4586488 B2 JP4586488 B2 JP 4586488B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excimer lamp
power
lighting
excimer
steady
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004305440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006120392A (ja
Inventor
貴之 鈴木
卓 住友
茂義 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Denki KK
Original Assignee
Ushio Denki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ushio Denki KK filed Critical Ushio Denki KK
Priority to JP2004305440A priority Critical patent/JP4586488B2/ja
Priority to TW094127208A priority patent/TW200614316A/zh
Priority to KR1020050089593A priority patent/KR100911601B1/ko
Priority to CN2005101181081A priority patent/CN1763905B/zh
Publication of JP2006120392A publication Critical patent/JP2006120392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4586488B2 publication Critical patent/JP4586488B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/24Circuit arrangements in which the lamp is fed by high frequency ac, or with separate oscillator frequency
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J65/00Lamps without any electrode inside the vessel; Lamps with at least one main electrode outside the vessel
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/02Details
    • H05B41/04Starting switches
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21KNON-ELECTRIC LIGHT SOURCES USING LUMINESCENCE; LIGHT SOURCES USING ELECTROCHEMILUMINESCENCE; LIGHT SOURCES USING CHARGES OF COMBUSTIBLE MATERIAL; LIGHT SOURCES USING SEMICONDUCTOR DEVICES AS LIGHT-GENERATING ELEMENTS; LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21K2/00Non-electric light sources using luminescence; Light sources using electrochemiluminescence
    • F21K2/06Non-electric light sources using luminescence; Light sources using electrochemiluminescence using chemiluminescence
    • F21K2/08Non-electric light sources using luminescence; Light sources using electrochemiluminescence using chemiluminescence activated by an electric field, i.e. electrochemiluminescence

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Description

この発明は、エキシマランプ点灯装置及びエキシマランプ点灯方法に係わり、特に、1MHz乃至1GHzといった高い周波数の高周波電力が供給されて点灯するエキシマランプであって、放電によりエキシマ分子を形成し、該エキシマ分子から放射される光を放出するエキシマランプを有するエキシマランプ点灯装置及びエキシマランプ点灯方法に関する。
従来、光化学反応を利用した硬化、ドライ洗浄、殺菌、表面改質、光CVD等の処理に高効率の放射性能を有する真空紫外光放射源の1つとしてエキシマランプが利用されている。エキシマランプの代表的なものとしては、高周波電力を供給する電極間に希ガス等のエキシマ生成ガスと誘電体を介在させ、該電極間における誘電体を介した放電を利用したエキシマランプが知られている。
図6は、エキシマランプ点灯装置を利用した表面洗浄装置の一例を示す図である。同図において、この表面洗浄装置100は、ランプハウス101と処理室102との間に、例えば、石英ガラスからなる光取り出し窓部材107を配置したものである。ランプハウス101内には、例えば、アルミニウムよりなる冷却ブロック117が設けられている。この冷却ブロック117の下面には、それぞれ断面が半円形の複数、同図においては3つ、の溝部117aが設けられている。この複数の溝部117aは、各々長手方向が紙面に垂直方向であって、互いに略平行に並ぶように形成されている。これらの溝部117aの各々において、溝部117aの内径と適合する外径を有する円筒状のエキシマランプ104が配置されている。
図7は、エキシマランプ104の構成例を示す説明図であり、管軸に沿った断面を示している。
エキシマランプ104において、例えば、石英ガラスなどの誘電体よりなる円筒形の外側管104aと、例えば、石英ガラスなどの誘電体よりなり、外径が外側管104aの内径より小さい円筒形の内側管104bとが同軸状に配置されている。外側管104aと内側管104bの両端部は、気密にシールされていて放電容器を形成する。外側管104aと内側管104bとにより構成される密閉された円筒状の空間である放電空間118には、放電ガスとして、例えば、キセノンが封入されている。外側管104aの外面には、例えば、ニッケル製の網目状の電極103aが配置され、内側管104bの内面には、例えば、アルミニウム製の金属円筒状の電極103bが配置されている。
電極103a、103b間には、高周波高電圧電源105から高周波電力が供給される。なお、図6において、高周波高電圧電源105は1つのエキシマランプ104に接続されているが、実際は、すべてのエキシマランプ104に高周波高電圧電源105がそれぞれ接続されている。
ここで、外側管104a側に設けた電極103aは接地されている。また、内側管104b側に設けた電極103bと高周波高電圧電源105との接続は、電極103bの一端側においてなされている。以後、この接続部分を給電部119と称する。
高周波電圧が電極103a、103bに供給されると、放電空間118で放電プラズマが生成され、放電空間118に封入された放電ガスのエキシマ分子が形成されて、このエキシマ分子から光が放射される。放電ガスがキセノンの場合は、中心波長が172nmの真空紫外光が放射される。
図6に戻って、ランプハウス101内に配置されたエキシマランプ104から放出される光は、例えば、網目状の電極103aの網目部分を通過し、光取り出し窓部材107を介して処理室102側に取り出される。
ここで、冷却ブロック117は、各エキシマランプ104を熱交換により冷却するためのものである。なお、エキシマランプ104の点灯条件に応じて、冷却ブロック117に図示を省略した空間を設け、この空間内部を冷却水が循環するように構成してもよい。
また、冷却ブロック117の光取り出し窓部材107と対向した表面は、例えば、鏡面状に加工してもよい。このように加工することにより、エキシマランプ104より放出される光が効率よく光取り出し窓部材107に到達する。
処理室102内には試料台108の上に被処理物109が配置される。被処理物109は、例えば、液晶ディスプレイ用ガラス基板である。液晶ディスプレイ用ガラス基板を洗浄する場合、例えば、処理室内は酸化性流体によって満たされる。この酸化性流体は酸素を含むものであり、例えば、酸素と窒素の混合ガスが酸化性流体として使用される。すなわち、高純度の空気を供給するガス供給手段116aから、処理室102の一部に設けられた酸化性流体導入口106aを介して、処理室102内部に高純度の空気が供給される。
各エキシマランプ104の放電ガスをキセノンとし、エキシマランプ104側から放射される中心波長172nmの真空紫外光が、光取り出し窓部材107を介して、被処理物109表面と処理室102内に導入された酸化性流体(酸素と窒素の混合ガス)に照射される。酸素と窒素の混合ガス中の酸素は真空紫外光と反応して酸素ラジカルを生じる。この酸素ラジカルと被処理物109(液晶ディスプレイ用ガラス基板)上の有機不純物とが反応して、処理室内102内で、炭化水素、二酸化炭素、水が生成され、これらは、酸化性流体排出口106bから、酸化性流体排出口106bに接続された排気手段116bにより排気される。
ここで、120は制御手段であり、高周波高電圧電源105に点灯信号、消灯信号を送出して、高周波高電圧電源105のon、offを制御することにより、各エキシマランプ104の点灯・消灯を制御する。なお、制御手段120は、ガス供給手段116a、排気手段116bをも制御して、処理室102内のガス供給、排気、エキシマランプ104の光照射の照度やタイミングを総合的に制御するように構成してもよい。
ところで、エキシマランプを点灯する場合、従来では、高周波高電圧電源105から高周波電力として数10KHzの周波数の高周波電力を供給して、エキシマランプの放電空間全域に均一に放電プラズマが形成され安定に維持される定常点灯状態を実現していた。
しかし、周波数が数10KHzの高周波電力でエキシマランプを点灯させる場合は、印加電圧としては約5kVといった非常に高い高電圧が必要であり、装置等の絶縁に対して十分な対策が必要であった。このような対策には、装置自身が大型化したり、高コスト化を招くといった問題があった。
このような問題に対処するために、定常点灯時の印加電圧を下げる目的で、特許文献1に記載されているように、印加する高周波電力の周波数を数MHzにするといった方法がある。この場合、例えば、印加電圧5kVで点灯していたエキシマランプを印加電圧1kV程度で定常点灯することが可能である。
特開2000−331649号公報
しかしながら、特に、大型、高出力のエキシマランプに周波数が数MHzである高周波電力を印加して点灯する場合、高周波電力を供給後、放電空間に放電プラズマがエキシマランプ全体、すなわち、放電空間全体に均一に広がるまで、時間がかかるといった新たな問題が発生することが分った。これは、従来のように数10KHzの高周波電力でエキシマランプを点灯させる場合には確認されなかった現象である。
図8は、この現象を詳しく観察した結果を模式的に説明する図である。放電プラズマの成長は、放電開始時にエキシマランプ104の給電部119近傍で絶縁破壊により発生した放電プラズマ200が給電部119側から順(図8(a)(b)(c)(d)の順)に生成され、徐々にエキシマランプ104の管軸方向に広がっていく。
放電プラズマがエキシマランプ104の管軸方向に徐々に広がる現象は、特に、エキシマランプ104の全長が長い程、またエキシマランプ104の放電空間118に封入された封入ガスの圧力が高い程より顕著に現れた。更には、エキシマランプ104の定常点灯時に供給する定常電力が低いほど放電プラズマの成長に更に時間がかかり、供給電力によっては、放電プラズマがエキシマランプ104全体に広がらない現象、例えば、図8(b)に示すように、給電部119から管軸方向に3割程度の長さしか放電プラズマが成長しなくなるといった現象が現れた。
このような状態で照射処理を行うと、被処理物が不均一に処理されてしまうという問題が発生する。また、放電プラズマがエキシマランプ104の管軸方向に充分に成長するまで待ってから処理を施せば、不均一な処理は回避できるが、処理に時間がかかり、特に点灯点滅を繰り返し行うような生産ラインではスループットを非常に低下してしまうといった問題があった。
本発明の目的は、エキシマランプに印加する高周波電力の周波数を従来の数10KHzよりも高い1MHz乃至1GHzに設定し、エキシマランプ点灯時の印加電圧を従来より低くする際、全長の長いエキシマランプの点灯時においても、放電プラズマの放電空間における空間的不均一さがなく、放電プラズマが放電空間全体に均一に分布するまでの時間を短縮することができ、更には、点灯点滅を繰り返すような点灯形態においても、均一なエキシマ光の照射処理を行うことができるエキシマランプ点灯装置及びエキシマランプ点灯方法を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような手段を採用した。
第1の手段は、放電によってエキシマ分子を生成する放電ガスが放電容器内に充填されたエキシマランプと、該エキシマランプに周波数が1MHz乃至1GHz である高周波電力を供給してエキシマランプを点灯させる点灯回路部と、制御部とからなるエキシマランプ点灯装置において、上記エキシマランプの管軸方向の一端部に、当該エキシマランプに配置された電極と上記点灯回路部との接続部分である給電部が設けられ、上記制御部は、エキシマランプの始動期間中にはエキシマランプの定常点灯時に供給される定常電力よりも高い電力を上記エキシマランプに供給させ、エキシマランプの他端部が定常点灯状態に移行後は、定常電力をエキシマランプに供給させるように上記点灯回路部を制御する、ことを特徴とするエキシマランプ点灯装置である。
第2の手段は、第1の手段において、上記制御部は、エキシマランプの他端部が定常点灯に移行したことを光検知により検出する点灯検知手段を有し、この点灯検知手段からの信号に基づいてエキシマランプへ供給する電力を定常点灯時よりも高い電力から定常電力へ切り替えるよう指令する指令信号を上記点灯回路部に送出する、ことを特徴とするエキシマランプ点灯装置である。
第3の手段は、第1の手段において、上記制御部は、エキシマランプが始動して一定時間後に信号を送出するタイマー手段を有し、このタイマー手段からの信号に基づいてエキシマランプへ供給する電力を定常点灯時よりも高い電力から定常電力へ切り替えるよう指令する指令信号を上記点灯回路部に送出することを特徴とするエキシマランプ点灯装置である。
第4の手段は、第3の手段において、上記一定時間は、定常電力より高い電力が供給されてエキシマランプが始動し、定常点灯に移行するまでの時間に略一致するように設定されていることを特徴とするエキシマランプ点灯装置である。
第5の手段は、第1の手段乃至第4の手段のいずれか1つの手段において、上記放電ガスの封入圧力は、常温において10kPa以上であることを特徴とするエキシマランプ点灯装置である。
第6の手段は、放電によってエキシマ分子を生成する放電ガスが放電容器内に充填されたエキシマランプに点灯回路部から周波数が1MHz乃至1GHzである高周波電力を供給して点灯させるエキシマランプ点灯方法において、上記エキシマランプの管軸方向の一端部に設けられた、当該エキシマランプに配置された電極と上記点灯回路部との接続部分である給電部から、上記エキシマランプの始動期間中にはエキシマランプの定常点灯時に供給される定常電力よりも高い電力をエキシマランプに供給し、エキシマランプの他端部が定常点灯状態に移行後は、定常電力をエキシマランプに供給する、ことを特徴とするエキシマランプ点灯方法である。
本発明のエキシマランプ点灯装置によれば、エキシマランプに供給する高周波電力の周波数を1MHz乃至1GHzとし、エキシマランプの定常点灯時に供給される定常電力よりも高い電力をエキシマランプの始動期間中に供給するようにしたので、エキシマランプの始動から放電プラズマが完全にエキシマランプの放電空間全域に広がるまでに要する時間である始動期間を短くすることが可能となった。
さらに、エキシマランプの放電空間の管軸方向に放電プラズマを速く均一に広げることができるので、点灯点滅を繰り返し行うような生産ラインに本エキシマランプを適用した場合でも、瞬時に広い領域に安定したエキシマ光を照射することができる。
また、エキシマランプが定常点灯状態に移行後は、定常電力がエキシマランプに供給されるようにしたので、定常点灯時に過剰な電力が印加される場合も無くなり、エキシマランプの発熱量が大きくなるという不具合が生こることも無くなった。
また、エキシマランプの放電容器が石英ガラスからなる場合においても、不所望な強度のエキシマ光(紫外光、真空紫外光)による石英ガラスの紫外線歪や石英ガラスのエキシマ光透過率の低下といった不具合が生じることも無くなった。
また、エキシマランプが定常点灯状態に移行したことを検出する点灯検知手段を設けて、この点灯検知手段からの点灯検知信号に基づいてエキシマランプへ供給する電力を定常点灯時よりも高い電力から定常電力へ切り替えるようにしたので、確実にエキシマランプへの供給電力の切り替えを行うことが可能となった。
また、電力供給後エキシマランプが始動してから放電プラズマが放電空間全体に均一に生成するまでの一定時間経過後に信号を送出するタイマー手段を設けて、このタイマー手段からの信号に基づいてエキシマランプへ供給する電力を定常点灯時よりも高い電力から定常電力へ切り替えるようにしたので、確実にエキシマランプへの供給電力の切り替えを行うことが可能となった。
また、エキシマランプに供給する高周波電力の周波数を1MHz乃至1GHzとしたので、周波数が数10KHzの高周波電力を供給する場合と比較して、エキシマランプへの印加電圧を低電圧にすることができるという従来の効果も併せ持つこともできる。
はじめに、下記に示す各実施形態の発明に至った経緯について説明する。発明者らは、エキシマランプ点灯装置について、鋭意研究した結果、大型、高出力のエキシマランプに周波数が1MHz以上である高周波電力を供給して点灯する場合において、エキシマランプへ供給する電力が大きいほど、放電空間において放電プラズマが成長して空間的不均一さが無くなり、放電空間全体に均一に分布するまでの時間が短くなることを発見した。
そこで、放電プラズマが確実に放電空間全体に均一に生成されるまでの時間が短時間であり、図8(b)に示すような放電空間での放電プラズマが不均一に生成されたままの状態にならないような電力をエキシマランプに供給すれば、先に述べたような問題を回避することが可能であることを見出した。
この理由は明らかではないが、以下のように考えられる。すなわち、エキシマランプの外側管104a、内側管104b、電極103a、103b、放電空間118内の放電ガスから形成される放電部は、分布定数回路を形成しているものと思われる。そのため、電極103aにおける電位は、給電部119から管軸方向に遠ざかるにつれて小さくなる。
この傾向は、電極103a、103b間に印加される高周波高電圧の周波数が1MHz以上の高周波になった場合、顕著になる。そのため、放電空間において給電部119に近い部位から順次、管軸方向に沿って放電プラズマが成長していく現象も顕著になる。
よって、エキシマランプへの供給電力を大きくすれば、給電部119から管軸方向に離れた位置においても、放電空間118内で絶縁破壊が発生するに足る十分な電力が給電部119近傍の位置とほぼ同時に供給可能となる。そして放電プラズマが確実に放電空間全体に均一に生成されるまでの時間が短時間にすることができたものと考えられる。
エキシマランプへ供給される高周波電力の周波数が従来の数10KHz程度であった場合は、電極103aにおける電位が、給電部119から管軸方向に遠ざかるにつれて小さくなる割合が小さい。そのため、エキシマランプを点灯させるための電力を供給した場合、瞬時のうちに放電空間118全体で均一に放電プラズマが生成されていたものと考えられる。
ところで、一般にエキシマランプに電力を供給して放電空間で絶縁破壊が発生して放電プラズマが形成される場合、放電プラズマが形成された領域での放電インピーダンスは低下する。そのため、一旦、放電プラズマが形成され、放電プラズマを維持するための電力、すなわち、エキシマランプの定常点灯時に供給する定常電力は、放電破壊を発生させるときに供給した電力よりも低電力でよい。
そのため、発明者らが見出した知見に基づき、放電プラズマが確実かつ均一に放電空間全体に生成されるまでの時間が短時間であって、放電空間での放電プラズマが不均一に生成されたままの状態にならないような電力を一定にエキシマランプに供給し続けると、放電プラズマが放電空間全体に均一に生成された後の定常点灯時には、過剰な電力が供給されることも考えられる。
すなわち、定常点灯時において放電プラズマが維持されるのに必要な電力である定常電力より大きい電力がエキシマランプに供給されることになる。この場合、エキシマランプにおける発熱量が大きくなり、冷却構造が大掛かりになる。また、供給される電力が定常電力より大きいので、エキシマ光の強度が定常電力供給時よりも大きくなる。そのため、エキシマランプの放電容器が石英ガラスからなる場合、不所望な強度のエキシマ光(紫外光、真空紫外光)による石英ガラスの紫外線歪や石英ガラスのエキシマ光透過率の低下といった不具合が生じることも考えられる。
よって、電力が供給されエキシマランプが始動してから放電プラズマが放電空間全体に均一に生成するまでの期間であるエキシマランプの始動期間中に、放電プラズマが確実に放電空間全体に均一に生成されるまでの時間が短時間であり、かつ、放電空間での放電プラズマが不均一に生成されたままの状態にならないような電力をエキシマランプに供給し、放電プラズマが放電空間全体に均一に生成されたあとは、エキシマランプに供給する電力を上記した定常電力まで低減させることが望ましい。このようにすることにより、エキシマランプの定常点灯時に、所望のエキシマ光の強度を得ることができる。また、エキシマランプの発熱量も所定の値に抑制できる。
次に、本発明の第1の実施形態を図1乃至図3を用いて説明する。
図1は、本実施形態の発明に係るエキシマランプ点灯装置の構成を示す図である。
本実施形態のエキシマランプ点灯装置は、エキシマランプ7と、エキシマランプに電力を供給する点灯回路部20と、点灯回路部20の動作を制御する制御手段である制御部10とから構成される。ここで、一般に、点灯回路部20とエキシマランプ7間のインピーダンス整合のために、点灯回路部20とエキシマランプ7との間にコンデンサ、インダクタンスからなる整合回路6を設けることが好ましい。
なお、エキシマランプ7の具体的構成例を図2に示す。この具体構成例は、先に図7に示すものと同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
制御部10は、点灯スイッチ回路1、論理積演算を行う論理回路4、エキシマランプ7の定常点灯状態、すなわち放電プラズマが図2に示すエキシマランプの放電空間118において均一に生成した状態、を検知するための点灯検知手段8、点灯検知手段8からの光検知信号に基づき点灯検知信号を出力する点灯検知回路9とから構成される。
点灯検知手段8は、例えば、フォトダイオード等で構成され、光を受光すると光検知信号を出力するものである。図2に示すように、エキシマランプ7の放電空間118で放電が発生すると、エキシマ光以外に可視光、近赤外光も放出される。そのため、検知手段8が受光する光の波長はエキシマ光の波長でも、可視光、近赤外光の波長でもよい。
先に、図8で述べたように、エキシマランプ7の放電空間118に生成される放電プラズマは、点灯回路部20からの電力が供給される給電部119の側から成長する。給電部119は、エキシマランプ7の実際の組立ての容易さ、配線の熱対策等の関係上、図2に示すようにエキシマランプ7の一端部側に設けられることが多い。
よって、点灯検出手段8を放電プラズマが成長し到達するエキシマランプ7の他端部に配置すれば、点灯検出手段8がエキシマランプ7からの光を検出した時点で、放電プラズマが放電空間118全体に広がったことを検出することができる。
なお、点灯検出手段8を同図に示すように、エキシマランプ7の両端の光を検出するように2個設置すれば、給電部119を設けた位置に関係なく、放電空間118全域に放電プラズマが完全に広がったことを検知することができる。
点灯回路部20は、高周波の正弦波信号を送出するファンクションジェネレータ2と、ファンクションジェネレータ2からの高周波正弦波信号を増幅して、高周波電力を出力するアンプ手段5とからなる。この点灯回路部20は、図7における高周波高電庄電源105に相当するものである。
ここで、フアクションジェネレータ2から送出される高周波正弦波信号の周波数の範囲は、1MHz乃至1GHzである。よって、アンプ手段5から出力される高周波電力の周波数範囲は1MHz乃至1GHzとなる。
先に述べたように、エキシマランプ7に供給される高周波電力において、周波数が1MHzより小さくなると、エキシマランプ7に印加される電圧が高電圧となり、装置等の絶縁に対して十分な対策が必要となり好ましくない。
また、上記周波数が1GHzを超えると、電力伝送構造が大掛かりになる。よって、実用上、エキシマランプ7に供給される高周波電力の周波数範囲は1MHz乃至1GHzが望ましい。
次に、図1、図2及び図3に示すタイミングチャートを用いて、本実施形態の発明に係るエキシマランプ点灯装置の動作を説明する。なお、点灯検知手段8は、図2に示すように、エキシマランプ7の両端部付近に2個(81,82)設けられているものとする。
まず、制御部10の点灯スイッチ回路1より、エキシマランプ7の点灯開始指令である始動信号が点灯回路部20のファンクションジェネレータ2、及び論理回路4に送出される(S101)。ファンクションジェネレータ2は、始動信号を受けて、アンプ手段5に高周波の正弦波信号を送出する(S102)。アンプ手段5は、ファンクションジェネレータ2からの高周波正弦波信号を受けて、高周波電力を出力する(S103)。出力された電力は、整合回路6を介してエキシマランプ7に供給される。
ここで、アンプ手段5により増幅され出力される電力は、電圧周波数が1MHz乃至1GHzであって、エキシマランプ7において、放電プラズマが確実に放電空間118全体に均一に、かつ、短時間に成長するような値に設定されている。
エキシマランプ7が発光し、点灯検知手段81,82がエキシマランプ7より放出される光を検知すると、点灯検知手段81、82よりそれぞれ光検知信号が点灯検知回路9に送出される(S104、S105)。点灯検知回路9は、点灯検知手段81、82からの信号をすべて受信したら、点灯検知信号を論理回路4に送出する(S106)。論理回路4は、点灯スイッチ回路1からの始動信号と点灯検知回路9からの点灯検知信号との論理積を取ってゲイン制御信号をアンプ手段5に送出する(S107)。アンプ手段5は、点灯検知回路9から受信したゲイン制御信号に基づき、増幅率を変更して、出力する高周波電力の値を変更する(S103の破線より右の領域)。
ここで、アンプ手段5から増幅率が変更されて出力される電力は、エキシマランプ7の定常点灯時に供給される定常電力である。この定常電力は、例えば、エキシマ光を用いた光処理装置において必要とされるエキシマ光強度が得られるように設定される。
次に、上記のエキシマランプ点灯装置を用いて、始動期間中の印加電力についての比較実験結果について説明する。ここで使用したエキシマランプの構造は、図2に示すものと同様である。
実験は、エキシマランプとして、外側管104aの外径40mm、管軸方向の長さ25cmのランプに放電用ガスとしてキセノンを50kPaを封入したものを用いた。エキシマランプの電極103bの一端に給電部119を接続し、供給電力を変えた場合の放電プラズマの成長に要する時間を測定した。ここでエキシマランプに供給される高周波電力の周波数は、4MHzに設定した。
まず、始動期間中のエキシマランプへの供給電力を200Wとし、放電空間118内全体に放電プラズマが広がった後の供給電力を100Wに設定した場合、始動から放電プラズマが完全に放電空間118全域に広がるまでに要した時間(すなわち始動期間)は、0.4秒であった。また供給電力を100Wに切り替えた後も放電は、放電空間118全域に広がった状態が維持された。すなわち、印加電力100Wの定常点灯状態を維持することができた。
一方、始動時からエキシマランプに供給する電力を100W一定としたときは、放電プラズマが放電空間118全域に成長するまでの時間が3秒を要した。なお、放電プラズマが広がったあとは、定常点灯状態が維持された。
すなわち、エキシマランプの始動期間中に、定常点灯時の電力100Wよりも大きい電力200Wをエキシマランプに印加すると、始動から100Wの電力を一定に印加する場合と比較して、始動から放電空間118内全体に放電プラズマが広がるまでの時間を短くすることができることが確認された。
このように、本実施形態の発明に係るエキシマランプ点灯装置によれば、エキシマランプに供給する高周波電力の周波数を1MHz乃至1GHzとし、エキシマランプの定常点灯時に供給される定常電力よりも高い電力をエキシマランプの始動期間中に供給するようにしたので、エキシマランプの始動から放電プラズマが完全にエキシマランプの放電空間118全域に広がるまでに要する時間である始動期間を短くすることが可能となった。
更に、エキシマランプの放電空間の管軸方向に放電プラズマを早く均一に広げることができるので、点灯点滅を繰り返し行うような生産ラインに本エキシマランプ点灯装置を適用した場合でも、瞬時に安定したエキシマ光を提供できるといった利点がある。
また、エキシマランプが定常点灯状態に移行後は、定常電力がエキシマランプに供給されるようにしたので、定常点灯時に過剰な電力が印加される場合も無くなり、エキシマランプの発熱量が大きくなるという不具合が生じることも無くなった。
また、エキシマランプの放電容器が石英ガラスからなる場合においても、不所望な強度のエキシマ光(紫外光、真空紫外光)による石英ガラスの紫外線歪や石英ガラスのエキシマ光透過率の低下といった不具合が生じることも無くなった。
特に、エキシマランプが定常点灯状態に移行したことを検出する点灯検知手段8(81,82)、点灯検知回路9からなる点灯検知手段を設けて、この点灯検知手段からの信号に基づいてエキシマランプへ供給する電力を定常点灯時よりも高い電力から定常電力へ切り替えるようにしたので、確実にエキシマランプへの供給電力の切り替えを行うことが可能となった。
なお、エキシマランプの放電空間に封入する放電ガス(例えば、キセノン)の封入圧は、常温において10kPa以上とすることが好ましい。10kPaより小さいと、エキシマランプから取り出すエキシマ光の強度が小さくなり、実用的では無くなる。
先に述べたように、エキシマランプの放電ガスの封入圧力が高くなると、上記始動期間は長くなるが、本発明のエキシマランプを用いることにより、放電ガスの封入圧力が常温において10kPa以上であっても始動期間を短くすることが可能となった。
また、本実施形態の発明に係るエキシマランプ点灯装置は、エキシマランプに供給する高周波電力の周波数を1MHz乃至1GHzとしたので、周波数が数10KHzの高周波電力を供給する場合と比較して、印加電圧を低電圧にすることができるという従来の効果も併せ持つ。
次に、本発明の第2の実施形態を図4及び図5を用いて説明する。
図4は、本実施形態の発明に係るエキシマランプ点灯装置の構成を示す図である。
本実施形態のエキシマ点灯装置は、図1に示す本発明の第1の実施形態において、制御部10に含まれる論理回路4、点灯検知手段8、点灯検知回路9に替えて、タイマー回路30を設けたものである。その他の構成は図1に示した同符号の構成に対応するので説明を省略する。
タイマー回路30は、点灯スイッチ回路1から送出される始動信号を受信すると同時に計時動作を開始する。そして、予め設定しておいた所定時間を計時後、計時を終了するとともにゲイン制御信号をアンプ手段5に送出するものである。
次に、図4及び図5に示すタイミングチャートを用いて、本実施形態の発明に係るエキシマランプ点灯装置の動作を説明する。
まず、制御部10の点灯スイッチ回路1より、エキシマランプ7の点灯開始指令である始動信号が点灯回路部20のファンクションジェネレータ2、及びタイマー回路30に送出される(S111)。ファンクションジェネレータ2は、始動信号を受けて、アンプ手段5に高周波の正弦波信号を送出する(S112)。アンプ手段5は、ファンクションジェネレータ2からの高周波正絃波信号を受けて、高周波の電力を出力する(S113)。出力された電力は、整合回路6を介してエキシマランプ7に印加される。
ここで、アンプ手段5により増幅され出力される電力は、電圧周波数が1MHz乃至1GHzであって、エキシマランプ7において、放電プラズマが確実に放電空間118全体に均一に、かつ、短時間に成長するような値に設定されている。
一方、タイマー回路30は、点灯スイッチ回路1からの始動信号を受信すると同時に、計時動作を開始する。そして予め定められた所定時間を計時後、ゲイン制御信号をアンプ手段5に送出する(S114)。アンプ手段5は、タイマー回路30から受信したゲイン制御信号に基づき、増幅率を変更して、出力する高周波電力の値を変更する(S113の破線より右の領域)。
ここで、タイマー回路30に設定される予め定められた所定時間は、エキシマランプに電力を供給してエキシマランプが始動してから、放電プラズマが放電空間全体に均一に生成するまでの期間であるエキシマランプの始動期間に相当する時間であり、例えば0.5秒などが設定される。
また、アンプ手段5から増幅率が変更されて出力される電力は、エキシマランプ7の定常点灯時に供給される定常電力である。この定常電力は、例えば、エキシマ光を用いた光処理装置において必要とされるエキシマ光強度が得られるように設定される。
このように、本実施形態の発明に係るエキシマランプ点灯装置においても、第1の実施形態の発明に係るエキシマランプ点灯装置と同様の作用効果を奏することができる。
特に、本実施形態においては、エキシマランプに電力を供給してから放電プラズマが放電空間全体に均一に生成するまでの一定時間経過後に信号を送出するタイマー手段(タイマー回路30)を設けて、このタイマー手段からの信号に基づいてエキシマランプへ供給する電力を定常点灯時よりも高い電力から定常電力へ切り替えるようにしたので、確実にエキシマランプへの供給電力の切り替えを行うことが可能となった。
また、本実施形態によれば、第1の実施形態の論理回路4、検知手段8、点灯検知回路9に替えて、タイマー回路30を設けたので、構成が簡便となり、装置を小型化することが可能となる。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、エキシマランプの放電空間に封入する放電ガス(例えば、キセノン)の封入圧力は、常温において10kPa以上とすることが好ましい。
本発明においては、エキシマランプの放電用ガスとしてキセノンガスを封入する以外に、他のガスを封入することもできる。エキシマランプから放射される単一波長の光は、放電容器内の封入ガスによって決まり、キセノンガス(Xe)の場合は波長172nmの光、アルゴンガス(Ar)の場合は波長126nmの光、クリプトンガス(Kr)の場合は波長146nmの光、アルゴンガス(Ar)と塩素ガス(Cl)の混合ガスの場合は波長175nmの光、クリプトンガス(Kr)と沃素ガス(I)の混合ガスの場合は波長191nmの光、アルゴンガス(Ar)とフッ素ガス(F)の混合ガスの場合は波長193nmの光、クリプトンガス(Kr)と沃素ガス(I)の混合ガスの場合は波長207nmの光、クリプトンガス(Kr)と塩素ガス(Cl)の混合ガスの場合は波長222nmの光を放射する。
第1の実施形態の発明に係るエキシマランプ点灯装置の構成を示す図である。 エキシマランプの具体的構成例を示す図である。 第1の実施形態の発明に係るエキシマランプ点灯装置の動作のタイミングチャートを示す図である。 第2の実施形態の発明に係るエキシマランプ点灯装置の構成を示す図である。 第2の実施形態の発明に係るエキシマランプ点灯装置の動作のタイミングチャートを示す図である。 エキシマランプ点灯装置を利用した表面洗浄装置の一例を示す図である。 エキシマランプの具体的構成例を示す図である。 従来のエキシマランプにおいて、放電プラズマが成長する過程を説明する図である。
符号の説明
1 点灯スイッチ回路
2 ファンクションジェネレーター
4 論理回路
5 アンプ手段
6 整合回路
7 エキシマランプ
8,81,82 点灯検知手段
9 点灯検知回路
10 制御部
20 点灯回路部
30 タイマー回路

Claims (6)

  1. 放電によってエキシマ分子を生成する放電ガスが放電容器内に充填されたエキシマランプと、該エキシマランプに周波数が1MHz乃至1GHz である高周波電力を供給してエキシマランプを点灯させる点灯回路部と、制御部とからなるエキシマランプ点灯装置において、
    上記エキシマランプの管軸方向の一端部に、当該エキシマランプに配置された電極と上記点灯回路部との接続部分である給電部が設けられ、
    上記制御部は、エキシマランプの始動期間中にはエキシマランプの定常点灯時に供給される定常電力よりも高い電力を上記エキシマランプに供給させ、エキシマランプの他端部が定常点灯状態に移行後は、定常電力をエキシマランプに供給させるように上記点灯回路部を制御する、ことを特徴とするエキシマランプ点灯装置。
  2. 上記制御部は、エキシマランプの他端部が定常点灯に移行したことを光検知により検出する点灯検知手段を有し、この点灯検知手段からの信号に基づいてエキシマランプへ供給する電力を定常点灯時よりも高い電力から定常電力へ切り替えるよう指令する指令信号を上記点灯回路部に送出する、ことを特徴とする請求項1記載のエキシマランプ点灯装置。
  3. 上記制御部は、エキシマランプが始動して一定時間後に信号を送出するタイマー手段を有し、このタイマー手段からの信号に基づいてエキシマランプへ供給する電力を定常点灯時よりも高い電力から定常電力へ切り替えるよう指令する指令信号を上記点灯回路部に送出する、ことを特徴とする請求項1記載のエキシマランプ点灯装置。
  4. 上記一定時間は、定常電力より高い電力が供給されてエキシマランプが始動し、定常点灯に移行するまでの時間に略一致するように設定されている、ことを特徴とする請求項3に記載のエキシマランプ点灯装置。
  5. 上記放電ガスの封入圧力は、常温において10kPa以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つの請求項記載のエキシマランプ点灯装置。
  6. 放電によってエキシマ分子を生成する放電ガスが放電容器内に充填されたエキシマランプに点灯回路部から周波数が1MHz乃至1GHzである高周波電力を供給して点灯させるエキシマランプ点灯方法において、
    上記エキシマランプの管軸方向の一端部に設けられた、当該エキシマランプに配置された電極と上記点灯回路部との接続部分である給電部から、上記エキシマランプの始動期間中にはエキシマランプの定常点灯時に供給される定常電力よりも高い電力をエキシマランプに供給し、エキシマランプの他端部が定常点灯状態に移行後は、定常電力をエキシマランプに供給する、ことを特徴とするエキシマランプ点灯方法。
JP2004305440A 2004-10-20 2004-10-20 エキシマランプ点灯装置及びエキシマランプ点灯方法 Active JP4586488B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004305440A JP4586488B2 (ja) 2004-10-20 2004-10-20 エキシマランプ点灯装置及びエキシマランプ点灯方法
TW094127208A TW200614316A (en) 2004-10-20 2005-08-10 Excimer lamp lighting device and excimer lamp lighting method
KR1020050089593A KR100911601B1 (ko) 2004-10-20 2005-09-27 엑시머 램프 점등 장치 및 엑시머 램프 점등 방법
CN2005101181081A CN1763905B (zh) 2004-10-20 2005-10-20 受激准分子灯点灯装置及受激准分子灯点灯方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004305440A JP4586488B2 (ja) 2004-10-20 2004-10-20 エキシマランプ点灯装置及びエキシマランプ点灯方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006120392A JP2006120392A (ja) 2006-05-11
JP4586488B2 true JP4586488B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=36538102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004305440A Active JP4586488B2 (ja) 2004-10-20 2004-10-20 エキシマランプ点灯装置及びエキシマランプ点灯方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP4586488B2 (ja)
KR (1) KR100911601B1 (ja)
CN (1) CN1763905B (ja)
TW (1) TW200614316A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5071289B2 (ja) * 2008-07-23 2012-11-14 ウシオ電機株式会社 紫外線照射装置及び紫外線照射装置の点灯制御方法
WO2011007663A1 (ja) * 2009-07-17 2011-01-20 ウシオ電機株式会社 照射装置
JP5795233B2 (ja) * 2011-10-14 2015-10-14 新電元工業株式会社 放電ランプ点灯装置
KR102657557B1 (ko) * 2021-09-23 2024-04-15 (주)선재하이테크 엑시머 램프를 이용한 정전기 제거장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH088087A (ja) * 1994-06-27 1996-01-12 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置
JPH10223385A (ja) * 1997-02-07 1998-08-21 Toshiba Lighting & Technol Corp 外部電極形放電ランプ点灯装置および照明装置
JPH11233071A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Ushio Inc 誘電体バリア放電ランプ光源装置
JP2004171889A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Ushio Inc エキシマ光源装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001185089A (ja) * 1999-12-28 2001-07-06 Quark Systems Co Ltd エキシマ照射装置
KR100475354B1 (ko) * 1999-08-09 2005-03-08 우시오덴키 가부시키가이샤 유전체 배리어 방전램프 광원장치
KR100857848B1 (ko) * 2002-05-17 2008-09-10 삼성전자주식회사 백라이트 어셈블리와 이의 구동 방법과 이를 갖는 액정 표시 장치
JP2004087270A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Orc Mfg Co Ltd エキシマランプおよびエキシマランプ装置
JP4093065B2 (ja) * 2003-01-17 2008-05-28 ウシオ電機株式会社 エキシマランプ発光装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH088087A (ja) * 1994-06-27 1996-01-12 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置
JPH10223385A (ja) * 1997-02-07 1998-08-21 Toshiba Lighting & Technol Corp 外部電極形放電ランプ点灯装置および照明装置
JPH11233071A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Ushio Inc 誘電体バリア放電ランプ光源装置
JP2004171889A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Ushio Inc エキシマ光源装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20060051653A (ko) 2006-05-19
KR100911601B1 (ko) 2009-08-07
JP2006120392A (ja) 2006-05-11
TWI354314B (ja) 2011-12-11
CN1763905A (zh) 2006-04-26
CN1763905B (zh) 2010-05-05
TW200614316A (en) 2006-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110056513A1 (en) Method for treating surfaces, lamp for said method, and irradiation system having said lamp
TW201640961A (zh) 具有自諧振元件之用於電漿點火的裝置及方法
US6190510B1 (en) Process for purifying a gas and apparatus for the implementation of such a process
JPH1064696A (ja) プラズマ処理装置
JP5485550B2 (ja) マイクロ波プラズマ除害装置
JP4586488B2 (ja) エキシマランプ点灯装置及びエキシマランプ点灯方法
JP2004160312A (ja) Pfcガス分解システム及びガス分解方法
JP4950763B2 (ja) プラズマ生成装置
JP4196649B2 (ja) エキシマ光源装置
JP2007258096A (ja) プラズマ処理装置
JP2789557B2 (ja) 誘電体バリア放電を使った光源装置
JP2007258097A (ja) プラズマ処理装置
JP2009059645A (ja) 放電ランプ点灯装置
JP3085128B2 (ja) 光洗浄方法
JP3282804B2 (ja) エキシマ照射装置
JP2002273168A (ja) 除害装置及び除害方法
JPH06231735A (ja) 誘電体バリヤ放電ランプを使用した灰化装置
JP4873394B2 (ja) 放電灯
JPH06232056A (ja) 誘電体バリヤ放電ランプを使用した処理方法
JP2007044628A (ja) 半導体プロセス用排ガス処理方法及び処理装置
JP2005209397A (ja) 誘電体バリア放電ランプおよび紫外線照射装置
JP2004363012A (ja) エキシマランプ及びエキシマ光源装置
JP2004267951A (ja) 洗浄装置および洗浄方法
CN111816546A (zh) 一种微波无极紫外灯、控制方法及其应用
JPS6381755A (ja) 光源用ランプの始動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4586488

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140917

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250