JP4585670B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ及びこれを用いた電子写真画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及びこれを用いた電子写真画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4585670B2
JP4585670B2 JP2000266022A JP2000266022A JP4585670B2 JP 4585670 B2 JP4585670 B2 JP 4585670B2 JP 2000266022 A JP2000266022 A JP 2000266022A JP 2000266022 A JP2000266022 A JP 2000266022A JP 4585670 B2 JP4585670 B2 JP 4585670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
shutter
replenishing
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000266022A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002072653A (ja
JP2002072653A5 (ja
Inventor
久義 小嶋
裕順 磯部
健司 松田
高志 矢作
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000266022A priority Critical patent/JP4585670B2/ja
Priority to US09/942,575 priority patent/US6564029B2/en
Priority to EP09150217A priority patent/EP2048546A3/en
Priority to DE60142671T priority patent/DE60142671D1/de
Priority to EP01307425A priority patent/EP1184741B1/en
Publication of JP2002072653A publication Critical patent/JP2002072653A/ja
Publication of JP2002072653A5 publication Critical patent/JP2002072653A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4585670B2 publication Critical patent/JP4585670B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電子写真複写機や電子写真プリンター等の電子写真画像形成装置に使用されるプロセスカートリッジまたは現像装置、そしてこれらを用いる電子写真画像形成装置に関する。
【0002】
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンター(LEDプリンター、レーザービームプリンターなど)、ファクシミリ装置、および、ワードプロセッサーなどが含まれる。
【0003】
また、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と画像担持体である電子写真感光ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。および、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。
【0004】
また、現像装置とは、現像剤収納部と現像手段を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
【0005】
【従来の技術】
電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体および電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式により操作性が一層向上され、上記プロセス手段のメンテナンスをユーザ自身が容易に行うことが可能となった。そのため、このプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
【0006】
また、プロセス手段を、寿命が長いものと短いものに分け、それぞれのプロセス手段をカートリッジ化し、主要プロセス手段の寿命に則して使用できるカートリッジ構成も実現されている。例えば、トナー収容部と現像手段を一体的に構成した現像カートリッジ、または電子写真感光体及び帯電手段、クリーニング手段を一体的に構成したドラムカートリッジなどが採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、カラー画像の形成を行うことができるカラー電子写真画像形成装置の需要が増大しており、
(1)低ランニングコスト
(2)小スペース
(3)低電力
(4)高画質
(5)ハイスピード
(6)操作性の向上
の6項目が達成できるカラー画像形成装置の投入が期待されている。
【0008】
このような要望の中の、例えば(1)の低ランニングコストに対応する一つの方法として、前述したプロセス手段の寿命を更に延ばすことが考えられる。
【0009】
しかし、プロセス手段の寿命に相当するトナー量は、前記寿命に比例倍した量となる。この多量のトナーをプロセスカートリッジに一体的に収納すると、カートリッジ全体の重量や容積が著しく大きくなり、操作性が低下する懸念がある。
【0010】
また、カートリッジ全体の占有スペースが増えるため、画像形成装置本体の小サイズ化が困難になる恐れがある。更に、大重量のカートリッジを高精度に支持するためのフレーム構成などが必要になり、総合的にコストアップとなる可能性がある。
【0011】
本出願に係る発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明においては、トナーが収容された独立したトナー補給容器と、このトナー補給容器と接続可能なカートリッジ(プロセスカートリッジ又は現像カートリッジ)を画像形成装置本体に対して各々独立して装着可能に構成したものである。
【0012】
その目的とするところは、消耗品のスペース効率を向上させ、先に説明した6項目(1)〜(6)を実現できる現像剤補給容器、カートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る現像装置は、電子写真感光体に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像する、画像形成装置本体に対して所定の着脱方向に着脱自在な現像装置であって、少なくとも現像剤担持体と、現像剤を収納する容器と、前記画像形成装置本体に対して前記着脱方向に着脱自在な現像剤補給容器の排出開口部から現像剤が補給される補給開口と、を具備する現像装置において、前記着脱方向の長さが前記着脱方向に直交する方向の長さよりも長い形状に形成され、前記容器に設けられたガイドに嵌合し、前記補給開口に対する封止位置と開放位置を前記着脱方向に移動可能な補給口シャッターと、前記補給開口の周囲に設けられ、前記補給口シャッターに摺擦するように設けられたシール部材と、前記補給口シャッターを覆い、前記補給開口を露出させる開口を有する押さえ部材と、前記押さえ部材に形成された開口に対する閉塞位置と開放位置を前記着脱方向に直交する方向に移動可能な補給口カバーと、前記現像装置に回転中心を有し、前記補給口シャッター及び前記補給口カバーとの係合部位及び前記画像形成装置本体との係合部を有し、前記現像装置の着脱動作の際に前記係合部の係合によって回転することより前記補給口シャッター及び前記補給口カバーを連動して移動させるカム部材であって、前記現像装置の装着動作に伴って前記補給口シャッターを前記開放位置にかつ前記補給口カバーを前記開放位置に移動させ、また前記現像装置の離脱動作に伴って前記補給口シャッターを前記封止位置にかつ前記補給口カバーを前記閉塞位置に移動させるカム部材と、を具備するものである。
【0018】
また、上記目的を達成するために、本発明に係るプロセスカートリッジは、電子写真感光体に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像し顕像化する、電子写真画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジであって、少なくとも像担持体と、帯電手段と、現像剤担持体と、現像剤を収納する容器と、現像剤を外部より補給するための補給開口を具備するプロセスカートリッジにおいて、記補給開口に対する封止位置と開放位置を移動可能な補給口シャッターと、前記補給口シャッターを覆い、前記補給開口を露出させる開口を有する押さえ部材と、記押さえ部材に形成された開口に対する閉塞位置と開放位置を移動可能な補給口カバーと、前記プロセスカートリッジに回転中心を有し、前記補給口シャッター及び前記補給口カバーとの係合部位及び電子写真画像形成装置本体との係合部を有するカム部材であって、回転により前記補給口シャッター及び前記補給口カバーを連動して移動させるカム部材と、を具備することを特徴とするものである。
【0023】
また、上記目的を達成するために、本発明に係る電子写真画像形成装置は、電子写真感光体に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像し顕像化する電子写真画像形成装置であって、少なくとも像担持体と、帯電手段と、現像剤担持体及び現像剤を収納する容器及び現像剤を外部より補給するための補給開口を具備する現像ユニットを、これらを一体的なカートリッジとして、若しくは少なくとも現像ユニットを着脱できるように具備した電子写真画像形成装置において、記補給開口に対する封止位置と開放位置を移動可能な補給口シャッターと、前記補給口シャッターを覆い、前記補給開口を露出させる開口を有する押さえ部材と、記押さえ部材に形成された開口に対する閉塞位置と開放位置を移動可能な補給口カバーと、回転中心を有し、前記補給口シャッター及び前記補給口カバーとの係合部位及び装置本体との係合部を有するカム部材であって、回転により前記補給口シャッター及び前記補給口カバーを連動して移動させるカム部材とを具備し、前記電子写真画像形成装置の本体には、前記カートリッジ若しくは現像ユニットの挿入経路上に形成されたピンを具備し、前記カートリッジ若しくは現像ユニットの挿入によって前記ピンと前記カム部材の係合部が係合し、前記補給口シャッター及び前記補給口カバーを開閉する事を特徴とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わるカラー電子写真画像形成装置を図面に沿って説明する。以下の説明で長手方向とは電子写真感光体ドラム(以下、感光ドラム2)の軸線方向と同一な方向をいう。また、電子写真画像形成装置にカートリッジを挿入する方向を基準にして、挿入方向を奥側、抜き出す方向を手前側と呼ぶ。さらに上、下はカートリッジの装着状態における、上、下である。
【0028】
[画像形成装置の全体の説明]
まずカラー電子写真画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概略説明する。図1はカラー電子写真画像形成装置の一形態であるカラーレーザービームプリンタの全体構成説明図である。
【0029】
このカラーレーザービームプリンタの画像形成部は、像担持体である感光ドラム2を備えた4つのプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1K(イエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色)と、このプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Kの上方に、各色に対応した露光手段51Y,51M,51C,51K(レーザビーム光学走査系)が夫々並列配置されている。
【0030】
上記画像形成部の下方には、記録媒体52を送り出す給紙部と、感光ドラム2上に形成されたトナー像を転写する中間転写ベルト54a、及び中間転写ベルト54a上のトナー像を記録媒体52に転写する2次転写ローラ54dが配置されている。
【0031】
更に、記録媒体52に転写されたトナー画像を定着させるための定着手段、記録媒体52を装置外へ排出し積載する排出手段が配置されている。ここで記録媒体52としては、例えば用紙、OHPシート、あるいは布等である。
【0032】
本実施の形態の画像形成装置はクリーナレスシステムの装置であり、感光ドラム2上に残存した転写残トナーは現像手段に取り込んでおり、転写残トナーを回収貯蔵する専用のクリーナーは、プロセスカートリッジ1内には配置していない。
【0033】
次に上記画像形成装置の各部の構成について順次詳細に説明する。
【0034】
[給紙部]
給紙部は、画像形成部へ記録媒体52を給送するものであり、複数枚の記録媒体52を積載収納した給送カセット53aと、給送ローラ53b、重送防止のリタードローラ53c、給送ガイド53d、レジストローラ53gから主に構成される。
【0035】
給送ローラ53bは画像形成動作に応じて駆動回転し、給送カセット53a内の記録媒体52を一枚ずつ分離給送する。記録媒体52は、リタードローラ53cによって重送が防止され、給送ガイド53dによってガイドされて、搬送ローラ53e,53fを経由してレジストローラ53gに搬送される。
【0036】
画像形成動作中にレジストローラ53gは、記録媒体52を静止待機させる非回転の動作と、記録媒体52を中間転写ベルト54aに向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時のトナー像と記録媒体52との位置合わせを行う。
【0037】
記録媒体52が搬送された直後は、レジストローラ53gは回転を停止しており、このニップ部に突き当たることにより記録媒体52は斜行が矯正される。
【0038】
[プロセスカートリッジ]
プロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Kは、像担持体である感光ドラム2の周囲に、帯電手段と現像手段を配置し、一体的に構成している。そして、このプロセスカートリッジ1は電子写真画像形成装置の本体(以下、装置本体100と称す)に対して、ユーザが容易に取り外しでき、感光ドラム2が寿命に至った場合に交換する。本実施の形態においては、例えば、感光ドラム2の回転回数と帯電時間をカウントし、所定カウント数を越えた場合に、プロセスカートリッジ1が寿命に至ったことを報知するようにしている。
【0039】
本実施の形態の感光ドラム2は負帯電の有機感光体で、直径約30mmの中空円筒形のアルミニウム製のドラム基体2h上に、通常用いられる感光体層を有しており、最表層に電荷注入層を設けている。そして、所定のプロセススピード、本実施例では約117mm/secで回転駆動される。
【0040】
電荷注入層は、絶縁性樹脂のバインダーに導電性微粒子として、例えばSnO2超微粒子を分散した材料の塗工層を用いている。
【0041】
図4に示すように、感光ドラム2のドラム基体2hの長手方向奥側端部(図4右側端部)にはドラムフランジ2bが固定され、手前端部(図4左側端部)には非駆動フランジ2dが固定されている。ドラムフランジ2bと非駆動フランジ2dの中心にはドラム軸2aが貫通しており、ドラム軸2aと非駆動フランジ2dは一体回転するように係合している。そして、ドラム基体2hとドラム軸2aとドラムフランジ2b及び非駆動フランジ2dは一体となって回転される。すなわち、感光ドラム2はドラム軸2aの軸を中心に回転される。
【0042】
ドラム軸2aの手前側端部は軸受2eに回転自在に支持され、軸受2eは軸受ケース2cに対して固定されている。そして、軸受ケース2cはプロセスカートリッジ1のフレーム1aに対して固定されている。
【0043】
[帯電手段]
帯電手段は接触帯電方法を用いたものである。図2に示すように、本実施の形態においては、帯電部材として帯電ローラ3aを用いている。この帯電ローラ3aは芯金3bの両端部をそれぞれ不図示の軸受部材により回転自在に保持させると共に、圧縮コイルばね3dによって感光ドラム方向に付勢して感光ドラム2の表面に対して所定の押圧力をもって圧接させており、感光ドラム2の回転に従動して回転する。
【0044】
3cは帯電ローラクリーニング部材であり、本実施の形態では支持部材3fに可撓性を有するクリーニングフィルム3eを取り付けたものである。このクリーニングフィルム3eは帯電ローラ3aの長手方向に並行に配置され、かつ同長手方向に対し一定量の往復運動をする支持部材3fに一端を固定され、自由端側近傍の面において帯電ローラ3aと接触ニップを形成するように配置されている。支持部材3fが図示しない駆動手段により長手方向に一定量往復駆動されて帯電ローラ3aの表面がクリーニングフィルム3eで摺擦される。これにより帯電ローラ3a表面の付着物(微粉トナー、外添剤など)の除去がなされる。
【0045】
なお本実施の形態の画像形成装置はクリーナレスシステムを採用している。以下に、このクリーナレスシステムに関して説明する。
【0046】
[クリーナレスシステム]
本実施の形態の画像形成装置におけるクリーナレスシステムの概要について図2を用いて説明すると、転写後の感光ドラム2上の転写残トナーを、引き続く感光ドラム2の回転に伴い帯電部a、露光部bを通過させ現像部cに持ち運び、現像手段により現像同時クリーニング(回収)するものである。
【0047】
感光ドラム2表面上の転写残トナーは露光部bを通るので露光工程はその転写残トナー上からなされるが、転写残トナーの量は少ないため、大きな影響は現れない。ただし、転写残トナーには正規極性のもの、逆極性のもの(反転トナー)、帯電量が少ないものが混在しており、その内の反転トナーや帯電量が少ないトナーが帯電部aを通過する際に帯電ローラ3aに付着することで帯電ローラ3aが許容以上にトナー汚染された場合には、帯電不良を生じる事も考えられる。また、感光ドラム2表面上の転写残トナーの現像装置による現像同時クリーニングを効果的に行わせるためには、現像部cに持ち運ばれる感光ドラム2上の転写残トナーの帯電極性が正規極性であり、かつその帯電量が現像装置によって感光ドラム2の静電潜像を現像できる帯電量である事が必要である。反転トナーや帯電量が適切でないトナーについては感光ドラム上から現像装置に除去・回収できず、不良画像の原因となってしまう。
【0048】
また、近年のユーザニーズの多様化に伴い、写真画像などといった高印字率の画像などの連続印字動作などにより、一度に大量の転写残トナーが発生し、上述したような問題を更に助長させてしまうのである。
【0049】
そこで、本実施の形態においては、転写部dよりも感光ドラム回転方向下流側の位置において、感光ドラム2の転写残トナーを均一化するための、転写残トナー(残留現像剤像)均一化手段3gを設け、また、この転写残トナー均一化手段3gよりも感光ドラム回転方向下流側で且つ帯電部aよりも感光ドラム回転方向上流側の位置において、転写残トナーの帯電極性を正規極性である負極性に揃えるためのトナー(現像剤)帯電制御手段3hを設けている。
【0050】
転写残トナー均一化手段3gを設けることにより、転写部dからトナー帯電制御手段3hへ持ち運ばれる感光ドラム2上のパターン状の転写残トナーはトナー量が多くても、そのトナーが感光ドラム面に分散分布化され、非パターン化されるので、トナー帯電制御手段3hの一部にトナーが集中することがなくなり、トナー帯電制御手段3hによる転写残トナーの全体的な正規極性帯電化処理が常に十分になされて、転写残トナーの帯電ローラ3aへの付着防止が効果的になされる。また、転写残トナー像パターンのゴースト像の発生も防止される。
【0051】
本実施の形態では、上記転写残トナー均一化手段3gとトナー帯電制御手段3hは、適度の導電性を持ったブラシ状部材であり、ブラシ部を感光ドラム面上に接触させて配置してある。
【0052】
またこれらの手段は、図示しない駆動源により感光ドラム2の長手方向に沿って移動(往復運動)するようになっている。このようにすることで、転写残トナー均一化手段3gとトナー帯電制御手段3hが感光ドラム2上で同一個所に位置し続けることがなくなり、たとえばトナー帯電制御手段3hの抵抗ムラによる過帯電部、帯電不足部が存在したとしても、常に同じ感光ドラム面部分で起こるわけではないため、極小的な転写残トナーの過帯電によって感光ドラム上に融着が発生すること、また帯電不足によって帯電ローラ3aに転写残トナーが付着することが防止あるいは緩和される。
【0053】
[露光手段]
本実施の形態においては、上記感光ドラム2への露光は、レーザー露光手段を用いて行っている。即ち、画像形成装置本体100から画像信号が送られてくると、この信号に対応して変調されたレーザー光Lが、感光ドラム2の一様帯電面に対して走査露光される。そして、感光ドラム2面には画像情報に対応した静電潜像が選択的に形成される。
【0054】
図1に示すようにレーザー露光手段は、固体レーザー素子(不図示)、ポリゴンミラー51a、結像レンズ51b、反射ミラー51c等から構成されている。入力された画像信号に基づき発光信号発生器(不図示)により固体レーザー素子が所定タイミングでON/OFF発光制御される。固体レーザー素子から放射されたレーザー光Lは、コリメーターレンズ系(不図示)により略平行な光束に変換され、高速回転するポリゴンミラー51aにより走査される。そして、結像レンズ51b、反射ミラー51cを介して感光ドラム2にスポット状に結像される。
【0055】
この様に感光ドラム2面上には、レーザー光走査による主走査方向の露光と、更に感光ドラム2が回転することによる副走査方向の露光がなされ、画像信号に応じた露光分布が得られる。即ち、レーザー光Lの照射及び非照射により、表面電位が落ちた明部電位と、そうでない暗部電位が形成される。そして、明部電位と暗部電位間のコントラストにより、画像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0056】
[現像装置]
現像装置4は、2成分接触現像装置(2成分磁気ブラシ現像装置)であり、図2に示すように、マグネットローラ4bを内包した現像剤担持体である現像スリーブ4a上にキャリアとトナーからなる現像剤を保持している。この現像スリーブ4aが現像手段であり、現像スリーブ4aには所定間隙を有して、規制ブレード4cが設けられ、現像スリーブ4aの矢印方向への回転に伴い、現像スリーブ4a上に薄層の現像剤を形成する。なお、本実施の形態においては、現像装置として2成分磁気ブラシ現像装置を用いているが、現像装置はこれに限定されるものではない。
【0057】
図4に示すように、現像スリーブ4aは、その両側の縮径されたジャーナル部4a1にコロ状のスペーサ4kを回転可能に嵌合させることで感光ドラム2と所定間隙を有するように配置され、現像時においては現像スリーブ4a上に形成された現像剤が、感光ドラム2に対して接触する状態で現像できるように設定されている。図2に示すように、現像スリーブ4aはその周面が、現像部において感光ドラム2の周面の移動方向に対してカウンター方向に移動するように矢示の反時計方向に所定の周速度で回転駆動される。
【0058】
本実施の形態において用いたトナーは、平均粒径6μmのネガ帯電トナーを用い、磁性キャリアとしては飽和磁化が205emu/cm3 の平均粒径35μmの磁性キャリアを用いた。また、トナーとキャリアを重量比6:94で混合したものを現像剤として用いている。なお、現像剤としては、トナーと磁性キャリアを混合したものに限られず、磁性トナーを用いることもできる。
【0059】
図2に示すように現像剤が循環している現像剤収納部4hは、両端部を除いて長手方向に亘って設けられた隔壁4dで2つに仕切られている。そして、撹拌スクリュー4eA,4eBがこの隔壁4dを挟んで配置されている。
【0060】
トナー補給容器5から補給されたトナーは、図4に示すように、撹拌スクリュー4eBの奥側(図4右側)に落下し、長手方向の手前側(図4左側)に送られながら撹拌され、手前側端の隔壁4dのない部分を通過する。そして、撹拌スクリュー4eAで更に長手方向の奥側(図4右側)に送られ、奥側の隔壁4dのない部分を通り、再度撹拌スクリュー4eBで送られながら撹拌されて、循環を繰り返している。
【0061】
ここで、感光ドラム2に形成された静電潜像を、現像装置4を用いて2成分磁気ブラシ法により顕像化する現像工程と現像剤の循環系について図2に基づいて説明する。現像スリーブ4aの回転に伴い、現像剤収納部4h内の現像剤がマグネットローラ4bの汲み上げ極で現像スリーブ4a面に汲み上げられて搬送される。
【0062】
その搬送される過程において、現像剤は現像スリーブ4aに対して垂直に配置された規制ブレード4cによって層厚が規制され、現像スリーブ4a上に薄層現像剤が形成される。薄層現像剤が現像部に対応する現像極に搬送されると、磁気力によって穂立ちが形成される。感光ドラム2面の静電潜像は、この穂状に形成された現像剤中のトナーによってトナー像として現像される。なお、本例においては、静電潜像は反転現像される。
【0063】
現像部を通過した現像スリーブ4a上の薄層現像剤は引き続き現像スリーブ4aの回転に伴い現像剤収納部4h内に入り、搬送極の反発磁界によって現像スリーブ4a上から離脱しての現像剤収納部4hに戻される。
【0064】
現像スリーブ4aには、不図示の電源から直流(DC)電圧および交流(AC)電圧が印加される。本実施の形態では、−500Vの直流電圧と、周波数2000Hzでピーク間電圧1500Vの交流電圧が印加され、感光ドラム2の露光部にのみ選択的に現像している。
【0065】
一般に2成分現像法においては交流電圧を印加すると現像効率が増し画像は高品位になるが、逆にかぶりが発生しやすくなるという危険も生じる。このため、通常、現像スリーブ4aに印加する直流電圧と感光ドラム2の表面電位間に電位差を設けることによって、かぶりを防止することを実現している。より具体的には、感光ドラム2の露光部の電位と非露光部の電位との間の電位のバイアス電圧を印加している。
【0066】
現像によりトナーが消費されると、現像剤中のトナー濃度が低下する。本実施の形態では、図2に示すように撹拌スクリュー4eBの外周面に近接した位置にトナー濃度を検知するセンサー4gを配置している。現像剤内のトナー濃度が所定の濃度レベルよりも低下したことをセンサー4gで検知すると、トナー補給容器5から現像装置4の現像剤収納部4h内にトナーを補給する命令が出される。このトナー補給動作により現像剤のトナー濃度が常に所定のレベルに維持管理される。
【0067】
[トナー補給容器]
トナー補給容器5Y,5M,5C,5Kはそれぞれ、プロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Kの上方に並列配置されており、画像形成装置本体100正面より装着される。
【0068】
図2に示すように、トナー補給容器5はトナー収容部(現像剤収容部)である枠体5gの内部に、トナー又はトナーと磁性キャリアの混合物を収容し、撹拌軸5cに固定された撹拌板5bとスクリュー5aが配置され、容器底面にはプロセスカートリッジ1との接続部である排出開口部5fが形成されている。スクリュー5aと撹拌軸5cは図5に示すように、その両端を軸受5dで回転可能に支持され、奥側(図5右側)最端部には駆動カップリング(凹)5eが配置されている。駆動カップリング(凹)5eは装置本体100の駆動カップリング(凸)62bから駆動伝達を受け、回転駆動される。スクリュー5aの外形部は、らせんリブ形状となっており、排出開口部5fを中心に、らせんのねじれ方向を反転させている。駆動カップリング(凸)62bの回転により、所定の回転方向にスクリュー5aは回転される。そして、排出開口部5fに向かってトナーは搬送され、排出開口部5fに形成された第1開口5f5よりトナーを自由落下させ、プロセスカートリッジ1にトナーを補給する。
【0069】
撹拌板5bの回転半径方向の先端部は傾斜しており、トナー補給容器5の壁面と摺接する際には、上記先端部はある角度をもって当接される。具体的には、撹拌板5bの先端側はねじられて、らせん状態になる。このように、撹拌板5bの先端側がねじれ傾斜することにより軸方向への搬送力が発生して、トナーが長手方向に送られる。
【0070】
なお、本実施の形態のトナー補給容器5は、2成分現像法に限らず、1成分現像法を用いるプロセスカートリッジまたは現像カートリッジにおいても補給可能である。また、トナー補給容器内に収納される粉体は、トナーだけに限らず、トナー及び磁性キャリアが混合された、いわゆる現像剤であってもよいことは言うまでもない。
【0071】
[転写手段]
図1に示す転写手段である中間転写ユニット54は、感光ドラム2から順次に1次転写されて重ねられた複数のトナー像を、一括して記録媒体52に2次転写するものである。
【0072】
中間転写ユニット54は、矢印方向に走行する中間転写ベルト54aを備えており、矢印の時計回り方向に感光ドラム2の外周速度と略同じ周速度で走行している。この中間転写ベルト54aは、周長約940mmの無端状ベルトであり、駆動ローラ54b,2次転写対向ローラ54g,従動ローラ54cの3本のローラにより掛け渡されている。
【0073】
さらに、中間転写ベルト54a内には、転写帯電ローラ54fY,54fM,54fC,54fKが夫々感光ドラム2と対向する位置に回転可能に配置され、感光ドラム2の中心方向に加圧されている。
【0074】
転写帯電ローラ54fY,54fM,54fC,54fKは不図示の高圧電源より給電され、中間転写ベルト54aの裏側からトナーと逆極性の帯電を行い、感光ドラム2上のトナー像を順次中間転写ベルト54aの上面に1次転写する。
【0075】
2次転写部には転写部材として2次転写ローラ54dが、2次転写対向ローラ54gに対向した位置で中間転写ベルト54aに転写時圧接している。2次転写ローラ54dは、図1の上下方向に揺動可能で且つ回転する。そして、中間転写ベルト54a上に逐次画像が重ねて転写されて、多色画像が完成されるまでは2次転写ローラ54dは中間転写ベルト54a上の画像を害さないように中間転写ベルト54aから離れている。
【0076】
中間転写ベルト54aと2次転写ローラ54dは各々駆動されており、記録媒体52が2次転写部に突入すると、所定のバイアスが2次転写ローラ54dに印加され、中間転写ベルト54a上のトナー像は記録媒体52に2次転写される。
【0077】
このとき、両者に挟まれた状態の記録媒体52は転写工程が行われると同時に、図1左方向に所定の速度で搬送され次工程である定着器56にむけて搬送される。
【0078】
転写工程の最下流側である中間転写ベルト54aの所定位置には、中間転写ベルト54aの表面に接離可能なクリーニングユニット55が設けてあり、2次転写後に残った転写残トナーを除去する。
【0079】
図1に示すようにクリーニングユニット55内には、転写残トナーを除去するためのクリーニングブレード55aが配置されている。クリーニングユニット55は不図示の回転中心で揺動可能に取りつけられており、クリーニングブレード55aは中間転写ベルト54aに食い込む方向に圧接されている。クリーニングユニット55内に取りこまれた転写残トナーは、送りスクリュー55bにより除去トナータンク(不図示)へ搬送され貯蔵される。
【0080】
ここで中間転写ベルト54aとしてはポリイミド樹脂からなるものを用いることができる。その他の材質としてはポリイミド樹脂に限定されるものではなく、ポリカーボネイト樹脂や、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリウレタン樹脂などのプラスチックや、フッ素系、シリコン系のゴムを好適に用いることができる
[定着部]
前述のように現像手段によって感光ドラム2に形成されたトナー像は、中間転写ベルト54aを介して記録媒体52上に転写される。そして、定着器56は、記録媒体52に転写されたトナー像を熱を用いて記録媒体52に定着させる。
【0081】
図1に示すように、定着器56は、記録媒体52に熱を加えるための定着ローラ56aと記録媒体52を定着ローラ56aに圧接させるための加圧ローラ56bを備えており、各ローラは中空ローラになっている。その内部には、それぞれヒータ(不図示)を有している。そして、回転駆動されることによって同時に記録媒体52を搬送する。
【0082】
即ち、トナー像を保持した記録媒体52は定着ローラ56aと加圧ローラ56bとによって搬送されると共に、熱及び圧力を加えられることによりトナー像が記録媒体52に定着される。定着後の記録媒体52は、排出ローラ53h及び53jにより排出され、装置本体100上のトレー57に積載される。
【0083】
[プロセスカートリッジ及びトナー補給容器の装着]
次に、プロセスカートリッジ1及びトナー補給容器5を装置本体100に装着する手順について、図2〜図5を用いて説明する。図3は画像形成装置本体100の外観を模式的に示した斜視図である。図3に示すように、画像形成装置本体100の正面には、開閉自在な前ドア58が配置されており、この前ドア58を手前に開くと、プロセスカートリッジ1Y〜1K及びトナー補給容器5Y〜5Kを挿入する開口部が露出される。
【0084】
プロセスカートリッジ1を挿入する開口部には、回動可能に支持された芯決め板59が配置されており、プロセスカートリッジ1を挿抜する場合は、この芯決め板59を開放した後に行う。図2に示すように画像形成装置本体100内には、プロセスカートリッジ1の装着を案内するガイドレール60と、トナー補給容器5の装着を案内するガイドレール61が設けられている。
【0085】
プロセスカートリッジ1及びトナー補給容器5の装着方向は、感光ドラム2の軸線方向に平行な方向であり、ガイドレール60及び61も同様な方向に配置されている。プロセスカートリッジ1及びトナー補給容器5は、上記ガイドレール60,61に沿って装置本体100内の手前側から奥側にスライドされて挿入される。
【0086】
プロセスカートリッジ1が最奥部まで挿入されると、図4に示すようにドラムフランジ2bの中心穴2fに装置本体100の芯決め軸66が挿入され、感光ドラム2の奥側の回転中心位置が装置本体100に対して決められる。またこれと同時に、ドラムフランジ2bに形成された駆動伝達部2gと装置本体100の駆動カップリング(凹)62aが連結され、感光ドラム2の回転駆動が可能となる。本実施の形態において用いた駆動伝達部2gはねじれた三角柱形状をなしており、装置本体100からの駆動力が加わることで感光ドラム2に駆動が伝達されると共に、感光ドラム2を奥側に引き込む力を発生させている。
【0087】
さらに、図4に示すように後側板65には、プロセスカートリッジ1を位置決めする支持ピン63が配置されており、この支持ピン63がプロセスカートリッジ1のフレーム1aに挿入され、プロセスカートリッジのフレームの位置が固定される。
【0088】
図4に示すように装置本体100の手前側(図4左側)には、回動可能な芯決め板59が配置されており、この芯決め板59に対してプロセスカートリッジの軸受ケース2cが嵌合して支持固定される。これら一連の挿入動作により、感光ドラム2とプロセスカートリッジ1は装置本体100に対して位置決めされる。
【0089】
一方、図5に示すように、トナー補給容器5もプロセスカートリッジと同様に最奥部まで挿入されると、後側板65から突出した支持ピン64に対して固定される。またこれと同時に駆動カップリング(凹)5eと駆動カップリング(凸)62bが連結され、スクリュー5aおよび撹拌軸5cの回転駆動が可能となる。
【0090】
また、プロセスカートリッジ1またはトナー補給容器5を装置本体100から抜き出すには、上記と反対の手順を行えばよい。本実施の形態においては、プロセスカートリッジ1及びトナー補給容器5を順不同に画像形成装置本体100に着脱することができる。すなわち、プロセスカートリッジ1を先に装置本体100に装着してからトナー補給容器5を装置本体100に装着することも、トナー補給容器5を先に装置本体100に装着してからプロセスカートリッジ1を装置本体100に装着することもできる。また、プロセスカートリッジ1を先に装置本体100から抜き出して、次にトナー補給容器5を装置本体100から抜き出すことも、トナー補給容器5を先に装置本体100から抜き出して、次にプロセスカートリッジ1を装置本体100から抜き出すこともできる。
【0091】
【実施例】
次に、本発明の実施例を図1〜図24を用いて説明する。
【0092】
[プロセスカートリッジの接合部について]
図13はプロセスカートリッジ1のトナー補給容器5との接合部を拡大して示した図であり、上部に取り付けられる部材を取り外した状態を示している。図13に示すように、プロセスカートリッジ1の一部を構成するフレーム1aの上面には、トナー補給容器5の排出開口部5fに接続するための補給開口部1bが設けられ、補給開口部1bにはトナー補給容器5からトナーを補給するための貫通穴である補給口1b1が配置されている。なお、本実施例においては、補給開口部1bは感光ドラム2の駆動伝達側、すなわちプロセスカートリッジ1の挿入方向の奥側に配置されている。
【0093】
補給口1b1の周囲にはシール部材1jがフレーム1aの上面に接着固定されており、シール部材1jには補給口1b1の穴と略同一形状の開口が形成されている。シール部材1jは、弾性を有し且つ表面の摺動抵抗が低いものが好ましく、本実施例ではウレタンフォームの上面に摺動シートを貼り付けたものを用いている。
【0094】
また、フレーム1aの上面には、二本のガイド溝1a1が同一直線上に形成されている。このガイド溝1a1は長手方向に平行な直線状をなしている。
【0095】
次に上記シール部材1jの上に取り付けられる補給口シャッター1dについて図14を用いて説明する。図14(a)は補給口シャッター1dを上面から見た図、(b)は補給口シャッター1dを下面から見た図を示している。図14(a)に示すように補給口シャッター1dの左上には、円周状に形成されたギヤと噛み合って回転運動を直線運動に変換するためのラック1d4が形成されている。また、補給口シャッター1dには、補給口1b1の穴と略同一形状の開口1d1が形成されており、その開口1d1の左側が遮蔽壁1d2を構成している。
【0096】
図14(b)に示すように補給口シャッター1dの下面には、2本のガイドリブ1d3が形成されている。そして、補給口シャッター1dを図13に示すシール部材1jの上に載置すると、ガイドリブ1d3はガイド溝1a1にスライド可能に嵌合して、補給口シャッター1dはガイド溝1a1に案内されて長手方向に直線状に移動可能となる。補給口シャッター1dが右側に配置されたときは、補給口1b1は遮蔽壁1d2によって遮蔽され(図16)、補給口シャッター1dが左側に移動したときは、補給口1b1と開口1d1が重なりトナーが供給され得る状態となる(図18)。なお、上記ラック1d4と、2つのガイドリブ1d3を結ぶ直線とは平行している。
【0097】
また、図18に示すようにフレーム1aの上面にはレーザー光Lが通過する露光開口1cが形成されており、プロセスカートリッジ1を装置本体100から取り外した際に、感光ドラム2が外光によって被爆する事を防止するためのレーザーシャッター1kが、フレーム1aに回動可能に取り付けられている。このレーザーシャッター1kは、シャッター開閉カム1hの動きに連動して開閉を行うものである。ここで、レーザーシャッター1kは長手方向の回動中心1k3によって回転可能にフレーム1aに取り付けられている。
【0098】
次に、シャッター開閉カム1hについて、図15を用いて説明する。シャッター開閉カム1hには、約4分の1円弧状にギヤ部1h1を形成しており、そのギヤ部1h1の一方の終端には突当り端面1h7を形成している。また、シャッター開閉カム1hにはピン1h2がほぼ垂直上方に向かって突出して形成されている。裏面には回転中心ピン1h3を備えており、回転中心ピン1h3はフレーム1aに形成された穴に回転自在に支持されて、シャッター開閉カム1hは回転中心ピン1h3を中心にして回転を行う。
【0099】
回転中心ピン1h3に対しギヤ部1h1の略反対側には、カム部1h4が形成されている。カム部1h4は外周方向から回転中心ピン1h3に向かって形成されたスリットであり、後述する装置本体100に設けられたピン67が係合する部位である。カム部1h4の横には係合部1h5を設けており、この係合部1h5と前記突当り端面1h7によってレーザーシャッター1kの開閉を行う。
【0100】
シャッター開閉カム1hと補給口シャッター1d及びレーザーシャッター1kとの動作関係について、図16〜19を用いて説明する。図16から図18は、順に、補給口シャッター1d及びレーザーシャッター1kが開く様子を示す状態遷移図である。図16において補給口シャッター1dは右方に位置しており、補給口1b1と開口1d1がずれて位置しているため、補給口1b1は遮蔽壁1d2によって遮蔽されている。このときシャッター開閉カム1hの突当り端部1h7がレーザーシャッター1kの開閉部1k1に当接して、レーザーシャッター1kは閉じた状態になっている。また、シャッター開閉カム1hのギヤ部1h1と補給口シャッター1dのラック1d4は噛み合っている。
【0101】
そして、図17に示すように、回転中心ピン1h3を中心にシャッター開閉カム1hを時計回りに回転していくと、ギヤ部1h1とラック1d4の噛み合いによって、シャッター開閉カム1hの回転動作が補給口シャッター1dの直線運動に変換され、補給口シャッター1dが図中左側に移動する。このとき、補給口シャッター1dの裏面に設けたガイドリブ1d3がガイド溝1a1に嵌合してスライドするため、補給口シャッター1dはガイド溝1a1に案内されて長手方向に直線状に移動する。
【0102】
そして図18に示すように、更にシャッター開閉カム1hが回転すると、補給口シャッター1dは左側に移動し、開口1d1が補給口1b1に重なった位置で停止する。また、シャッター開閉カム1hの係合部1h5が開閉部1k1に当接して開閉部1k1を押し上げ、レーザーシャッター1kが開き、露光開口1cが開放される。
【0103】
逆に、回転中心ピン1h3を中心にシャッター開閉カム1hを反時計回りに回転させると、補給口シャッター1dが右側に移動して、補給口1b1を遮蔽壁1d2によって遮蔽する。また、図16に示すように、シャッター開閉カム1hの突当り端面1h7がレーザーシャッター1kに当たり、レーザーシャッター1kが倒されて閉じる。
【0104】
ここで、図19(a)(b)を用いてシャッター開閉カム1hによるレーザーシャッター1kの開閉動作について説明する。図19(a)はレーザーシャッター1kが閉じた状態を、図19(b)はレーザーシャッター1kが開いた状態を示している。図19(a)の状態においては、レーザーシャッター1kのシャッター面1k2に対して略45°に設けられた開閉部1k1の上面に対して、シャッター開閉カム1hの突当り端面1h7により図中右方向から力が加わり、レーザーシャッター1kは閉じた状態(封止状態)となっている。そして、シャッター開閉カム1hが回転すると今度は、図19(b)に示すように開閉部1k1の下面に対してシャッター開閉カム1hの係合部1h5が当接して図中左方向から力が加わり、開閉部1k1を押し上げてシャッター面1k2が起き上がり、レーザーシャッター1kが開いた状態(開放状態)となる。
【0105】
逆に、レーザーシャッター1kを閉じる場合には、図19(b)の状態(開放状態)において図中右側からシャッター開閉カム1hの突当り端面1h7によって力が加わり、図19(a)に示すようにシャッター面1k2が倒れてレーザーシャッター1kが閉じた状態(封止状態)になる。
【0106】
上述のように、シャッター開閉カム1hの回転動作によって、補給口シャッター1d及びレーザーシャッター1kの開閉が行われる。
【0107】
次に、補給口シャッター1dがフレーム1aから外れないように上方から押さえるための、第1の押さえ部材1eについて図20を用いて説明する。図20(a)は第1の押さえ部材1eを上方から見た平面図、図20(b)は第1の押さえ部材1eの側面図を示している。
【0108】
図20(a)に示すように第1の押さえ部材1eには、トナーの補給部である補給口1b1に対応して略同一形状の開口1e1が形成され、開口1e1の周辺には弾性を有するシール部材1e3が貼り付けられている。また、図中下方には後述するトナー補給容器5に設けられた排出口シャッター5f3を回転させるための2本のガイドピン1e4が突出して配設されている。補給口1b1は、貫通穴であり、その周囲を覆うようにシール部材1e3を設けている。
【0109】
シール部材1e3は、トナー補給容器5と接触した際にシール性を保つためのものであり、弾性を有するのみならず、トナーの拭き取り性能が高く、更に摺動抵抗の低いものが望ましい。シール部材1e3としては、例えば、テフロンフェルトやテフロンパイル,ウレタンフォーム又は静電植毛等を用いることができる。また、図20(b)に示すようにシール部材1e3を厚さ方向から見ると、長方形ではなく左右が若干下がった形状をしており、左右に傾斜面1e3aを有する。このように、シール部材1e3に傾斜面1e3aを持たせることにより、トナー補給容器5に滑らかに接触するようにしている。
【0110】
この第1の押さえ部材1eを、図16に示すシャッター開閉カム1h及び補給口シャッター1dの上に被さるように配設することにより、シャッター開閉カム1h及び補給口シャッター1dがフレーム1aから外れないように上方から保持する。このとき、第1の押さえ部材1eに形成された開口1e1が、補給口1b1と一致するように配置する。図20(a)に示すように第1の押さえ部材1eには、シール部材1e3の両側に二本のガイド溝1e2が形成されている。ガイド溝1e2は短手方向に直線状をなす凹溝であり、二本のガイド溝1e2同士はそれぞれ平行をなして配置されている。このガイド溝1e2に沿って後述の補給口カバー1gが短手方向に移動する。
【0111】
第1の押さえ部材1eの上には更に、図21に示すように補給口カバー1gが備えられている。補給口カバー1gはL字状をしており、裏面には前述の二本のガイド溝1e2にスライド可能に係合するガイドリブ1g2が突出して設けられている。そして、補給口カバー1gは、ガイド溝1e2に案内されて短手方向にスライドし、第1の押さえ部材1eに形成された開口1e1を遮蔽又は開放する。すなわち、補給口シャッター1dと補給口カバー1gは、互いに直交する方向に移動する。
【0112】
但し、本実施例において、補給口カバー1gを短手方向に平行にスライドさせているが、補給口カバー1gの移動方向は短手方向に限られず、プロセスカートリッジ1を装置本体100に着脱させる方向とは異なる方向に移動させれば良い。
【0113】
図12は図21(a)を上方から見た場合の縦断面図である。フレーム1aに形成された補給口1b1の上にシール部材1jが設けられ、更にその上に補給口シャッター1dが備えられている。補給口シャッター1dは、第1の押さえ部材1eによってフレーム1a上に可動に支持され、第1の押さえ部材1eの上に設けられたシール部材1e3をカバーするように補給口カバー1gが可動に取り付けられている。
【0114】
次に、図21(a)〜(c)に従って補給口カバー1g及びシャッター開閉カム1hの動作の関係について説明する。なお、図21においては、シャッター開閉カム1hの具体的な記載を省略し、シャッター開閉カム1hの回転中心1h3及びピン1h2のみを模式的に表す。
【0115】
図21(a)は補給口カバー1gが開口1e1(補給口1b1)を遮蔽している状態を示している。補給口カバー1gの裏面には、長手方向に平行な凹状の直線溝1g1が形成されており、シャッター開閉カム1hに形成されたピン1h2が溝1g1内を移動可能に係合している。図21(a)に示すように補給口カバー1gが開口1e1(補給口1b1)を遮蔽している状態では、ピン1h2は溝1g1のほぼ中央に位置している。
【0116】
そして、図21(b)に示すように、シャッター開閉カム1hが回転中心ピン1h3を中心に時計回りに回転すると、ピン1h2が円周状に移動し、そのピン1h2の円周方向の移動に従って、補給口カバー1gは図中上方に移動する。ピン1h2は溝1g1内を長手方向左側(図21左側)に移動しながら補給口カバー1gを図中上方に引き上げる。
【0117】
更に、シャッター開閉カム1hが回転することにより、ピン1h2の円周方向の移動に従って、図21(c)に示すように補給口カバー1gは図中上方に移動する。ピン1h2は溝1g1内を長手方向右側(図21右側)に移動しながら補給口カバー1gを図中上方に引き上げ、第1の押さえ部材1eに形成された開口1e1が開放される。
【0118】
逆に、図21(c)の状態から補給口カバー1gにより開口1e1を遮蔽する場合には、シャッター開閉カム1hを反時計回りに回転させることにより、上記とは反対の動作を辿って補給口カバー1gが図中下方に移動して、開口1e1を遮蔽する。
【0119】
図7に示すように補給口カバー1gの上には、更に第2の押さえ部材1f(斜線部)が備えられ、補給口カバー1gが外れるのを防止している。第2の押さえ部材1fには、長手方向に平行な直線状をなすスリット1f1を形成しており、後述するようにプロセスカートリッジ1を装置本体100に装着する際には、装置本体100に突出して設けられたピン67がそのスリット1f1内を通過するようになっている。更に、第2の押さえ部材1fには、前記シャッター開閉カム1hに係合しその回転を阻止する爪1i1と、この係合を解除するための解除部1i2を有するロック部材1iを備えている(図10参照)。
【0120】
上述の通り、シャッター開閉カム1hの回転動作により、補給口シャッター1d及びレーザーシャッター1k及び補給口カバー1gの3つの開閉動作が同時に行われる。プロセスカートリッジ1の使用前は、補給口シャッター1dが補給開口部1bのシール部材1jに密着する第1の位置にあり、補給口1b1は塞がれている。また前記補給口カバー1gも第1の押さえ部材1eに形成された開口1e1を覆う第1の位置にあり、開口は塞がれている。
【0121】
[トナー補給容器の接合部について]
次に、トナー補給容器5の接合部について説明する。
【0122】
図2に示すように、スクリュー5aの下に貫通穴である第1開口5f5を設け、その第1開口5f5の下に第1シール部材5f6を設けている。本実施例においては、排出開口部5fはスクリュー5aの駆動伝達側であり、容器の挿入方向奥側に配置されている(図5参照)。
【0123】
第1シール部材5f6は第1開口5f5の周りからトナーが洩れるのを防止するために設けられたものであり、ある程度の厚みを有する弾性部材に第1開口5f5と同形状の開口を形成したものである。第1シール部材5f6はその上面が第1開口5f5の下面に貼り付けられて支持されている。第1シール部材5f6として本実施例ではウレタンフォームを用いているが、弾性を有する部材であればウレタンフォームに限らず適用することができる。
【0124】
さらに、第1シール部材5f6の下にはシール板5f7が設けられている。シール板5f7は、その上面が第1シール部材5f6の下面に貼り付けられており、第1シール部材5f6によって支えられているため、第1シール部材5f6の弾性に従って上下及び傾斜方向に動くことができる。また、シール板5f7は、第1開口5f5に対応する位置に貫通穴である第3開口5f7aを設けており、第1開口5f5→第1シール部材5f6の開口→シール板5f7の第3開口5f7a、を通ってトナーが落下する仕組みになっている。
【0125】
トナー補給容器5の底面部には、第1開口5f5を開閉する排出口シャッター5f3を備え、この排出口シャッター5f3の脱落を防止する機能とプロセスカートリッジ1の補給開口部1bとの連結機能とを兼ね備えた押さえ部材5f2が配置されている。図2に示すように排出口シャッター5f3はシール板5f7の下方に備えられ、排出口シャッター5f3とシール板5f7の間には第2シール部材5f8が挟まれている。第2シール部材5f8は、排出口シャッター5f3に形成された後述の第2開口5f3bの周りからトナーが洩れるのを防止するためのものであり、第2開口5f3bに対応する位置に開口を設けた弾性部材である。第2シール部材5f8はその下面が排出口シャッター5f3に貼り付けられて固定されているが、第2シール部材5f8の上面はシール板5f7の下面に固定されておらず摺動可能となっている。第2シール部材5f8の材質としては、弾性を有し、シール板5f7に対して摺動抵抗が低いものが好ましく、ウレタンフォームやウレタンフォームの表面に摺動シートを貼り付けたもの等を使用することができる。
【0126】
トナー補給容器5の底面部にはさらに、押さえ部材5f2を覆うように排出口カバー5f1が長手方向に移動可能に取り付けられている。
【0127】
図23はトナー補給容器5の排出口カバー5f1及び排出口シャッター5f3が開いた状態を底面の奥側から見た斜視図の部分拡大図であり、視認性のため排出口カバー5f1、押さえ部材5f2を長手中央にて切断した状態の図である。同図に示すように排出口シャッター5f3は穴状の回転中心5f3aを有しており、この回転中心5f3aに対称な位置に2箇所の第2開口5f3bと、この第2開口5f3bに対し45°位相がずれた4箇所の位置に前記シャッターを回転させるための係合部であるスリット5f3cが配置されている。
【0128】
図24は押さえ部材5f2をトナー補給容器5から取り外した状態を示す斜視図である。押さえ部材5f2には、前記排出口シャッター5f3を回転可能に支持するための回転中心となるピン5f2aと、トナー補給用の貫通穴である第4開口5f2bと、長手方向に略直線状をなすスリット5f2cが設けられている。ピン5f2aは押さえ部材5f2の底面5f2hに対して垂直に立設されており、排出口シャッター5f3の中心に形成された穴である回転中心5f3aにピン5f2aが嵌合することにより排出口シャッター5f3を回転可能に支持している。押さえ部材5f2の四隅には、上方に向かってカギ爪5f2dが設けられている。
【0129】
図2に示すように押さえ部材5f2がトナー補給容器5の底板5iに取り付けられた際に、カギ爪5f2dが底板5iに形成された穴部5i1に嵌入され、カギ爪5f2dの内側に突出した爪5f2eが底板5iに係合して吊るされた状態となる。
【0130】
このとき、カギ爪5f2dはその腕部5f2fがやや長めに形成されているため、第1シール部材5f6の弾性力によって下方に加圧されて保持された状態になる。また、カギ爪5f2dは、押さえ部材5f2が底板5iに対して左右方向の移動及び傾斜できる遊びをもつように、底板5iの穴部に係合しいる。そのため、押さえ部材5f2はトナー補給容器5の底板5iに上下左右及び傾斜方向に若干の遊びをもたせて係合され、枠体5gに対して若干の上下動若しくは左右動又は傾斜動を許容するように取り付けられている。また、押さえ部材5f2と排出口シャッター5f3とシール板5f7は、枠体5gに対して上下若しくは左右又は傾斜方向に、一体で移動可能である。
【0131】
図22に示すようにトナー補給容器5には、前述した押さえ部材5f2を覆うように排出口カバー5f1が、トナー補給容器5に設けられたレール5h,5h′により挿入方向手前側に移動でき且つ上方向に退避可能となるように取り付けられている。トナー補給容器5を装置本体100へ装着する前は、排出口シャッター5f3の第2開口5f3bが第1開口5f5に対し90°位相がずれた第1の位置にあり、第1開口5f5は排出口シャッター5f3により塞がれている。なお、押さえ部材5f2には不図示の引張りばねの一端を係合させるためのカギ部5f2gを設けており、排出口カバー5f1は引張りばねにより、押さえ部材5f2を覆う第一位置に付勢されている。
【0132】
図11はプロセスカートリッジの排出開口部5fを底面側から見た部分拡大図である。説明の便宜上、押さえ部材5f2を二点鎖線で示している。
【0133】
図11に示すように、排出口シャッター5f3は回転中心5f3aを有しており、この回転中心5f3aに対称な位置に2箇所の第2開口5f3bと、この第2開口5f3bに対し45°位相がずれた位置に4箇所のスリット5f3cが配置されている。
【0134】
前述のように押さえ部材5f2には前記排出口シャッター5f3の回転中心5f3aに嵌合し、排出口シャッター5f3を回転可能に支持するためのピン5f2aと、第1開口5f5と同一位置に形成されたトナー補給用の第4開口5f2bと、長手方向にスリット5f2cが設けられている。
【0135】
トナー補給容器5の使用前は、排出口シャッター5f3の第2開口5f3bが第1開口5f5(第4開口5f2b)に対し90°位相がずれた第1の位置にあり、第1開口5f5は塞がれている。また排出口カバー5f1は図示しないばね等により、押さえ部材5f2を覆う位置に付勢されている。
【0136】
次にこれらの開閉動作に関して説明する。
【0137】
まず、プロセスカートリッジ1を装置本体100に装着する動作について説明する。
【0138】
図10(a)に示すように、装置本体100側にはプロセスカートリッジ1の挿入経路上にピン67が形成されており、プロセスカートリッジ1を装置本体100に挿入する際には、第2の押さえ部材1fに形成された直線状のスリット1f1内をピン67が右方向に通過する。図10(b)に示すように、プロセスカートリッジ1を装置本体100に挿入すると、このピン67がまず第2の押さえ部材1fに設けられたロック部材1iの解除部1i2に当接し、ロック部材1iの爪1i1とシャッター開閉カム1hの係合部1h6との係合が解除される。
【0139】
次に、ピン67がシャッター開閉カム1hに形成されたカム部1h4に係合し、更にプロセスカートリッジ1を挿入すると、シャッター開閉カム1hは回転中心1h3を支点に回転を開始し、完全に装着位置まで挿入されると、シャッター開閉カム1hは図10(c)に示すような第2の位置まで回転する。前述した補給口シャッター1d及び補給口カバー1gはシャッター開閉カム1hの回転に連動し、補給口シャッター1dは長手方向(図10(c)のように左方へ)に移動し、補給口カバー1gは短手方向(図10(c)のように上方に)に移動する。そして、補給口1b1が露出することにより、プロセスカートリッジ1へのトナーの補給が可能となる。
【0140】
また、レーザーシャッター1kに関しても、シャッター開閉カム1hの回転と連動して開放される。
【0141】
プロセスカートリッジ1を装置本体100から抜き出すときには、図10(c)に示すように、装置本体100に設けられたピン67がプロセスカートリッジ1に対して相対的に左側に移動してくる。そして、シャッター開閉カム1hに設けられたカム部1h4にピン67が係合し、シャッター開閉カム1hを反時計回りに回転させる。
【0142】
図10(b)に示すように、シャッター開閉カム1hの回転に連動して、補給口シャッター1dは長手方向(図10(b)に示すように右方に)に移動し、補給口カバー1gは短手方向(図10(b)に示すように下方に)に移動する。
【0143】
そして、図10(a)に示すようにピン67とシャッター開閉カム1hのカム部1h4との係合が解かれる位置までシャッター開閉カム1hが回転すると、補給口シャッター1dは補給口1b1を遮蔽した状態になり、補給口カバー1gは開口1e1をカバーした状態になる。また、シャッター開閉カム1hの回転と連動してレーザーシャッター1kが閉じ、露光開口1cがレーザーシャッター1kによって閉じられた状態になる。シャッター開閉カム1hの係合部1h6には、第2の押さえ部材1fに設けられたロック部材1iの爪1i1が係合して、シャッター開閉カム1hの回転がロックされる。
【0144】
次にトナー補給容器5について説明する。
【0145】
図22(a)に示すように、装置本体100側にはトナー補給容器5の挿入経路上に凸部68が形成されており、トナー補給容器5を挿入するとこの凸部68が前述した排出口カバー5f1に当接する。
【0146】
更に、図22(b)に示すようにトナー補給容器5を挿入すると、排出口カバー5f1はトナー補給容器5に形成されたレール5hに導かれ、見かけ上トナー補給容器5から後退する方向に移動する。そして、トナー補給容器5を装置本体100に装着すると、図22(c)に示すように排出開口部5fが開放された状態になる。
【0147】
図11は排出口シャッター5f3の動作状態を示した図であり、図11(a)〜(c)は装置本体100内にあらかじめトナー補給容器5が装着されており、ここにプロセスカートリッジ1が挿入されるときの状況を示した状態遷移図である。また、図11(d)〜(f)は装置本体100内にあらかじめプロセスカートリッジ1が装着されており、ここにトナー補給容器5が挿入されるときの状態を示した状態遷移図である。
【0148】
図11の(d)〜(f)に示すように既にプロセスカートリッジ1が装置本体100に装着されている場合、トナー補給容器5を挿入すると、プロセスカートリッジ1に形成された手前側のガイドピン1e4と排出口シャッター5f3に設けられたスリット5f3cが係合する(図11(d))。この状態では、排出口シャッター5f3に設けられた第2開口5f3bは第1開口5f5(第4開口5f2b)に対して90°の位相をなしているため、第1開口5f5は排出口シャッター5f3により塞がれた状態である。
【0149】
更に、トナー補給容器5を挿入すると排出口シャッター5f3は回転中心5f3aを中心にβ方向に回転を開始し(図11(e))、完全に装着位置まで挿入されると、排出口シャッター5f3は図11(f)に示す位置まで回転し、トナー補給容器5に形成された第1開口5f5(第4開口5f2b)と排出口シャッター5f3に形成された第2開口5f3bが一致して、トナーの排出が可能となる。
【0150】
同様に図11の(a)〜(c)に示すように、すでにトナー補給容器5が装置本体100に装着されている場合にプロセスカートリッジ1を挿入すると、プロセスカートリッジ1に形成された奥側のガイドピン1e4と排出口シャッター5f3に設けられたスリット5f3cが係合する(図11(a))。この状態では、第2開口5f3bは第1開口5f5(第4開口5f2b)に対して90°の位相をなしているため、第1開口5f5は排出口シャッター5f3により塞がれた状態である。
【0151】
更に、プロセスカートリッジ1を挿入すると排出口シャッター5f3は回転中心5f3aを中心にα方向に回転を開始し(図11(b))、完全に装着位置まで挿入されると、排出口シャッター5f3は図11(c)に示す位置まで回転して、トナー補給容器5に形成された第1開口5f5(第4開口5f2b)と排出口シャッター5f3に形成された第2開口5f3bが一致し、トナーの排出が可能となる。
【0152】
なお上記図11(c)及び(f)の状態においてトナー補給容器5に形成された第1開口5f5とプロセスカートリッジ1に形成された補給口1b1の位置が一致している事は言うまでもない。
【0153】
また、押さえ部材5f2は、トナー補給容器5の底板5iに対し若干の上下動及び傾斜動が許容された構造で取り付けられているため、挿入時にはプロセスカートリッジ1のシール部材1e3(図10参照)の形状に倣って密着しながら挿入され、トナーが容器外に飛散することがない。
【0154】
一方、排出開口部5fのトナー漏れ防止構成が排出口シャッター5f3だけの場合には、排出口シャッター5f3の第2開口5f3bの壁面についたトナーの漏れを完全に防ぐことはできない。また、排出口カバー5f1だけの場合、ユーザーの誤動作等によって排出口カバー5f1を開放位置へ移動させてしまう可能性がある。
【0155】
しかし、上述してきたように排出口シャッター5f3と排出口カバー5f1を設けることにより、トナー漏れ防止手段を二重構造とすることで、第2開口5f3bの壁面に付いたトナーは排出口カバー5f1によって外部に漏れることもなく、また、排出口シャッター5f3を回転駆動するための係合部であるスリット5f3cは排出口カバー5f1によって覆われているので誤動作等によって排出開口部5fが開放されてしまう恐れもない。
【0156】
本実施例においては、プロセスカートリッジ1の補給口シャッター1dは長手方向に移動し、補給口カバー1gは短手方向に移動するようにしている。その理由として、補給口シャッター1dはシール部材1jによりトナーの漏れを防止するよう構成しているため、補給口シャッター1dを移動させるためにはシール部材1jとの摺擦抵抗以上の力が必要になる。しかし、例えば補給口シャッター1dを短手方向に移動しようとすると、シール部材1jとの摺擦抵抗により斜めにこじるような動きになりやすく、開閉動作がスムーズにならない可能性が生じる。
【0157】
一方、補給口カバー1gを短手方向に移動させるのは、トナー補給容器5の排出開口部5fの移動経路が長手方向であるため、短手方向に待避させないとトナー補給容器5の排出開口部5fと接触して干渉したり、トナーによる汚れが生じたりするためである。
【0158】
本出願に係る発明は上述の通りであり、その要旨とするところは、感光ドラム2に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像する電子写真画像形成装置の本体100に対して着脱自在な現像装置であって、少なくとも現像スリーブ4aと、現像剤を収納する現像剤収納部4hと、現像剤を外部より補給するための補給口1b1を具備する現像装置において、補給口1b1上において、補給口1b1に対する封止位置と開放位置を移動可能な補給口シャッター1dと、補給口シャッター1dを覆い、補給口1b1と略同形状の開口1e1を有する第1の押さえ部材1eと、第1の押さえ部材1e上において、第1の押さえ部材1eに形成された開口1e1に対する閉塞位置と開放位置を移動可能な補給口カバー1gと、現像装置上に回転中心を有し、補給口シャッター1d及び補給口カバー1gとの係合部位(ギヤ部1h1及びピン1h2)及び装置本体100との係合部1h4を有するシャッター開閉カム1hであって、シャッター開閉カム1hの回転により補給口シャッター1d及び補給口カバー1gを連動して移動させるシャッター開閉カム1hとを具備する現像装置である。
【0159】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプロセスカートリッジ及びトナー補給容器及び画像形成装置によれば
(1)プロセスカートリッジ及びトナー補給容器のスペースを最適化でき、画像形成装置本体を小サイズにまとめることができる。
(2)プロセスカートリッジ及びトナー補給容器を任意の順序で各々独立して着脱できるため、優れた操作性を提供できる。
(3)画像形成装置本体に特別な開閉機構を設けることなくプロセスカートリッジの補給開口及びトナー補給容器の排出開口部を連結でき、コスト低減が可能となる。
(4)プロセスカートリッジの補給開口及びトナー補給容器の排出開口部からのトナー飛散を防止でき、ユーザの取り扱いを良好にすると共に、画像形成装置本体を飛散トナーで汚し、動作不良や画像不良が生じることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるカラー電子写真画像形成装置本体の縦断面図である。
【図2】本発明に係わるプロセスカートリッジ及びトナー補給容器の縦断面図である。
【図3】本発明に係わる画像形成装置本体の前ドアを開けた状態の概略を示す斜視図である。
【図4】本発明に係わるプロセスカートリッジの長手方向の横断面図である。
【図5】本発明に係わるトナー補給容器及びプロセスカートリッジの長手方向の縦断面図である。
【図6】本発明に係わるプロセスカートリッジの外観斜視図(シャッター封止状態)である。
【図7】本発明に係わるプロセスカートリッジの外観斜視図(シャッター開放状態)である。
【図8】図6におけるシャッター開閉機構部分を抽出した斜視図(シャッター封止状態)である。
【図9】図7におけるシャッター開閉機構部分を抽出した斜視図(シャッター開放状態)である。
【図10】(a)〜(c)は、プロセスカートリッジのシャッター開閉動作を表す図である。
【図11】(a)〜(f)は、トナー補給容器のシャッター開閉動作を表す図である。
【図12】プロセスカートリッジのシャッター部分の縦断面図である。
【図13】本出願に係るプロセスカートリッジの補給口シャッターを取り除いた状態を示す平面図である。
【図14】(a)は補給口シャッターの上面を表した図、(b)は補給口シャッターの下面を表した図である。
【図15】シャッター開閉カムの斜視図である。
【図16】補給口シャッターによって補給口を遮蔽している状態におけるシャッター開閉カムとの関係を示す斜視図である。
【図17】補給口シャッターとシャッター開閉カムとの関係を示す斜視図である。
【図18】補給口シャッターによって補給口を開放している状態におけるシャッター開閉カムとの関係を示す斜視図である。
【図19】(a)(b)は夫々レーザーシャッターの開閉とシャッター開閉カムとの関係を示す模式図である。
【図20】(a)は第1の押さえ部材の平面図、(b)は第1の押さえ部材の側面図である。
【図21】(a)から(c)は、補給口カバーとシャッター開閉カムとの関係を示す模式図である。
【図22】(a)から(c)は、本発明に係わるトナー補給容器の排出口カバーの動作状態を示す長手側面図である。
【図23】本発明に係わるトナー補給容器の排出開口部を示す斜視図の部分拡大図である。
【図24】本発明に係わるトナー補給容器の押さえ部材の斜視図である。
【符号の説明】
1…プロセスカートリッジ 1a…フレーム
ガイド溝1a1
1Y,1M,1C,1K…プロセスカートリッジ
1b…補給開口部 1b1…補給口
1c…露光開口
1d…補給口シャッター 1d1…開口 1d2…遮蔽壁 1d3…ガイドリブ 1d4…ラック
1e…第1の押さえ部材 1e1…開口 1e2…ガイド溝 1e3…シール部材 1e3a…傾斜面 1e4…ガイドピン
1f…第2の押さえ部材 1f1…スリット
1g…補給口カバー 1g1…溝
1h…シャッター開閉カム 1h1…ギヤ部 1h2…ピン 1h3…回転中心ピン 1h4…カム部 1h5…係合部 1h6…係合部 1h7…突当り端面
1i…ロック部材 1i1…爪 1i2…解除部
1j…シール部材
1k…レーザーシャッター 1k1…開閉部 1k2…シャッター面 1k3…回動中心
2…感光ドラム
2a…ドラム軸 2b…ドラムフランジ 2c…軸受ケース 2d…非駆動フランジ 2e…軸受 2f…中心穴 2g…駆動伝達部
3a…帯電ローラ 3b…芯金 3c…帯電ローラクリーニング部材 3d…圧縮コイルばね 3e…クリーニングフィルム 3f…支持部材 3g…転写残トナー均一化手段 3h…トナー帯電制御手段
4…現像装置
4a…現像スリーブ 4a1…ジャーナル部 4b…マグネットローラ 4c…規制ブレード 4d…隔壁 4eA,4eB…撹拌スクリュー 4g…センサー 4h…現像剤収納部 4k…スペーサ
5…トナー補給容器
5Y,5M,5C,5K…トナー補給容器
5a…スクリュー 5b…撹拌板 5c…撹拌軸 5d…軸受 5e…駆動カップリング(凹) 5f…排出開口部
5f1…排出口カバー
5f1a,5f1a′…係合部 5f1b…後部壁 5f1c…カギ部
5f2…押さえ部材
5f2a…ピン 5f2b…第4開口 5f2c…スリット 5f2d…カギ爪 5f2e…爪 5f2f…腕部 5f2g…カギ部
5f3…排出口シャッター
5f3a…回転中心 5f3b…第2開口 5f3c…スリット
5f4…テープ部材
5f5…第1開口
5f6…第1シール部材
5f7…シール板 5f7a…第3開口
5f8…第2シール部材
5g…枠体
5g1…ガイド部
5h,5h′…レール部
5h1,5h1′…第一レール形状
5h2,5h2′…第二レール形状 5h2a′…突起
5i…底板 5i1…穴部
51Y,51M,51C,51K…露光手段
51a…ポリゴンミラー 51b…結像レンズ 51c…反射ミラー
L…レーザー光
52…記録媒体
53a…給送カセット 53b…給送ローラ 53c…リタードローラ 53d…給送ガイド 53e,53f…搬送ローラ 53g…レジストローラ 53h,53j…排出ローラ
54…中間転写ユニット
54a…中間転写ベルト 54b…駆動ローラ 54c…従動ローラ 54d…2次転写ローラ
54fY,54fM,54fC,54fK…転写帯電ローラ 54g…2次転写対向ローラ
55…クリーニングユニット
55a…クリーニングブレード 55b…送りスクリュー
56…定着器
56a…定着ローラ 56b…加圧ローラ
57…トレー
58…前ドア
59…芯決め板
60,61…ガイドレール
62a,62b…駆動カップリング
63,64…支持ピン
65…後側板
66…芯決め軸
67…ピン
68…凸部
100…装置本体
a…帯電部 b…露光部 c…現像部 d…転写部。

Claims (9)

  1. 電子写真感光体に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像する、画像形成装置本体に対して所定の着脱方向に着脱自在な現像装置であって、少なくとも現像剤担持体と、現像剤を収納する容器と、前記画像形成装置本体に対して前記着脱方向に着脱自在な現像剤補給容器の排出開口部から現像剤が補給される補給開口と、を具備する現像装置において、
    前記着脱方向の長さが前記着脱方向に直交する方向の長さよりも長い形状に形成され、前記容器に設けられたガイドに嵌合し、前記補給開口に対する封止位置と開放位置を前記着脱方向に移動可能な補給口シャッターと、
    前記補給開口の周囲に設けられ、前記補給口シャッターに摺擦するように設けられたシール部材と、
    前記補給口シャッターを覆い、前記補給開口を露出させる開口を有する押さえ部材と、
    前記押さえ部材に形成された開口に対する閉塞位置と開放位置を前記着脱方向に直交する方向に移動可能な補給口カバーと、
    前記現像装置に回転中心を有し、前記補給口シャッター及び前記補給口カバーとの係合部位及び前記画像形成装置本体との係合部を有し、前記現像装置の着脱動作の際に前記係合部の係合によって回転することより前記補給口シャッター及び前記補給口カバーを連動して移動させるカム部材であって、前記現像装置の装着動作に伴って前記補給口シャッターを前記開放位置にかつ前記補給口カバーを前記開放位置に移動させ、また前記現像装置の離脱動作に伴って前記補給口シャッターを前記封止位置にかつ前記補給口カバーを前記閉塞位置に移動させるカム部材と、
    を具備する現像装置。
  2. 前記現像装置は、前記カム部材の回転を阻止する係合部と、前記カム部材の係合を解除するための解除部を有するロック部材を具備する事を特徴とする請求項に記載の現像装置。
  3. 前記現像装置は、前記カム部材の回転に連動し、封止位置と開放位置に移動可能な露光開口シャッターを具備する事を特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 電子写真感光体に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像し顕像化する、電子写真画像形成装置本体に対して所定の着脱方向に着脱自在なプロセスカートリッジであって、少なくとも像担持体と、帯電手段と、現像剤担持体と、現像剤を収納する容器と、前記画像形成装置本体に対して前記着脱方向に着脱自在な現像剤補給容器の排出開口部から現像剤が補給される補給開口と、を具備するプロセスカートリッジにおいて、
    前記着脱方向の長さが前記着脱方向に直交する方向の長さよりも長い形状に形成され、前記容器に設けられたガイドに嵌合し、前記補給開口に対する封止位置と開放位置を前記着脱方向に移動可能な補給口シャッターと、
    前記補給開口の周囲に設けられ、前記補給口シャッターに摺擦するように設けられたシール部材と、
    前記補給口シャッターを覆い、前記補給開口を露出させる開口を有する押さえ部材と、
    前記押さえ部材に形成された開口に対する閉塞位置と開放位置を前記着脱方向に直交する方向に移動可能な補給口カバーと、
    前記プロセスカートリッジに回転中心を有し、前記補給口シャッター及び前記補給口カバーとの係合部位及び前記画像形成装置本体との係合部を有し、前記プロセスカートリッジの着脱動作の際に前記係合部の係合によって回転することより前記補給口シャッター及び前記補給口カバーを連動して移動させるカム部材であって、前記プロセスカートリッジの装着動作に伴って前記補給口シャッターを前記開放位置にかつ前記補給口カバーを前記開放位置に移動させ、また前記プロセスカートリッジの離脱動作に伴って前記補給口シャッターを前記封止位置にかつ前記補給口カバーを前記閉塞位置に移動させるカム部材と、
    を具備するプロセスカートリッジ。
  5. 前記プロセスカートリッジは、前記カム部材の回転を阻止する係合部と、前記カム部材の係合を解除するための解除部を有するロック部材を具備する事を特徴とする請求項に記載のプロセスカートリッジ。
  6. 前記プロセスカートリッジは、前記カム部材の回転に連動し、封止位置と開放位置に移動可能な露光開口シャッターを具備する事を特徴とする請求項4または5に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 電子写真感光体に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像し顕像化する電子写真画像形成装置であって、現像剤担持体及び現像剤を収納する容器及び現像剤を外部より補給するための補給開口を具備し画像形成装置本体に対して所定の着脱方向に着脱自在な現像ユニットと前記補給開口に前記現像剤を補給するための排出開口部を具備し前記画像形成装置本体に対して前記着脱方向に着脱自在な現像剤補給容器と、を具備する電子写真画像形成装置において、
    前記現像ユニットは、
    前記着脱方向の長さが前記着脱方向に直交する方向の長さよりも長い形状に形成され、前記容器に設けられたガイドに嵌合し、前記補給開口に対する封止位置と開放位置を前記着脱方向に移動可能な補給口シャッターと、
    前記補給開口の周囲に設けられ、前記補給口シャッターに摺擦するように設けられたシール部材と、
    前記補給口シャッターを覆い、前記補給開口を露出させる開口を有する押さえ部材と、
    記押さえ部材に形成された開口に対する閉塞位置と開放位置を前記着脱方向に直交する方向に移動可能な補給口カバーと、
    回転中心を有し、前記補給口シャッター及び前記補給口カバーとの係合部位及び前記画像形成装置本体との係合部を有し、前記現像ユニットの着脱動作の際に前記係合部の係合によって回転することより前記補給口シャッター及び前記補給口カバーを連動して移動させるカム部材と
    具備し、
    記画像形成装置本体には、前記現像ユニットの挿入経路上に形成され、前記カム部材の係合部と係合するピンを具備し、
    記現像ユニットの装着動作に伴って前記補給口シャッターを前記開放位置にかつ前記補給口カバーを前記開放位置に移動させ、また前記現像ユニットの離脱動作に伴って前記補給口シャッターを前記封止位置にかつ前記補給口カバーを前記閉塞位置に移動させる事を特徴とする電子写真画像形成装置。
  8. 前記電子写真画像形成装置は、前記カム部材の回転を阻止する係合部と、前記カム部材の係合を解除するための解除部を有するロック部材を具備する事を特徴とする請求項に記載の電子写真画像形成装置。
  9. 前記電子写真画像形成装置は、前記カム部材の回転に連動し、封止位置と開放位置に移動可能な露光開口シャッターを具備する事を特徴とする請求項7または8に記載の電子写真画像形成装置。
JP2000266022A 2000-09-01 2000-09-01 現像装置、プロセスカートリッジ及びこれを用いた電子写真画像形成装置 Expired - Fee Related JP4585670B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000266022A JP4585670B2 (ja) 2000-09-01 2000-09-01 現像装置、プロセスカートリッジ及びこれを用いた電子写真画像形成装置
US09/942,575 US6564029B2 (en) 2000-09-01 2001-08-31 Cartridge having developer supply opening and image forming apparatus usable therewith
EP09150217A EP2048546A3 (en) 2000-09-01 2001-08-31 Cartridge having developer supply opening and image forming apparatus usable therewith
DE60142671T DE60142671D1 (de) 2000-09-01 2001-08-31 Einheit mit Entwicklerzufuhröffnung und damit versehenes Bilderzeugungsgerät
EP01307425A EP1184741B1 (en) 2000-09-01 2001-08-31 Cartridge having developer supply opening and image forming apparatus usable therewith

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000266022A JP4585670B2 (ja) 2000-09-01 2000-09-01 現像装置、プロセスカートリッジ及びこれを用いた電子写真画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002072653A JP2002072653A (ja) 2002-03-12
JP2002072653A5 JP2002072653A5 (ja) 2007-10-18
JP4585670B2 true JP4585670B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=18753193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000266022A Expired - Fee Related JP4585670B2 (ja) 2000-09-01 2000-09-01 現像装置、プロセスカートリッジ及びこれを用いた電子写真画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4585670B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6444711A (en) * 1987-08-12 1989-02-17 Toyoda Gosei Kk Manufacture of extruded rubber product
CN101395542B (zh) * 2006-03-10 2012-01-04 佳能株式会社 处理盒、显影剂供给盒以及电子照相成像装置
JP4378374B2 (ja) 2006-03-10 2009-12-02 キヤノン株式会社 プロセスカートリッジ、現像剤補給カートリッジ、及び電子写真画像形成装置
US8999501B2 (en) 2007-11-30 2015-04-07 Ricoh Company, Ltd Urethane foam member, seal structure, toner storage container, process cartridge, image forming apparatus
JP5566590B2 (ja) * 2007-11-30 2014-08-06 株式会社リコー ウレタンフォーム部材、シール構造、トナー収納容器、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置。
JP5100443B2 (ja) * 2008-02-27 2012-12-19 シャープ株式会社 画像形成装置
JP5487934B2 (ja) * 2009-12-15 2014-05-14 富士ゼロックス株式会社 トナーカートリッジ及びこれを用いた画像形成装置
JP5523146B2 (ja) * 2010-03-01 2014-06-18 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5640674B2 (ja) * 2010-11-10 2014-12-17 富士ゼロックス株式会社 現像剤の収容容器および画像形成装置
JP5971023B2 (ja) * 2012-08-17 2016-08-17 株式会社リコー シャッター機構、粉体収容器、クリーニング装置及び画像形成装置
JP6157235B2 (ja) * 2013-06-24 2017-07-05 キヤノン株式会社 現像剤容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6834251B2 (ja) * 2016-08-26 2021-02-24 ブラザー工業株式会社 現像装置
JP2022085402A (ja) * 2020-11-27 2022-06-08 キヤノン株式会社 画像形成装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000162861A (ja) * 1998-09-22 2000-06-16 Canon Inc トナ―補給容器及びトナ―補給装置
JP2000221766A (ja) * 1999-02-04 2000-08-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000162861A (ja) * 1998-09-22 2000-06-16 Canon Inc トナ―補給容器及びトナ―補給装置
JP2000221766A (ja) * 1999-02-04 2000-08-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002072653A (ja) 2002-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4573972B2 (ja) 現像剤補給容器および電子写真画像形成装置
JP4672893B2 (ja) 現像剤補給容器、及び画像形成装置
EP1184741B1 (en) Cartridge having developer supply opening and image forming apparatus usable therewith
JP4314006B2 (ja) 画像形成装置
JP4072362B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4047135B2 (ja) トナー補給容器の再生産方法
JP2004151563A (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
JP4040561B2 (ja) 現像剤再充填方法
JP2003215917A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2002268356A (ja) シャッター装置、現像剤補給容器、現像カートリッジ、プロセスカートリッジ、現像剤補給容器と現像カートリッジ、現像剤補給容器とプロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置
JP3890227B2 (ja) プロセス手段移動機構、帯電装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2004126018A (ja) カートリッジ及び画像形成装置
JP4585670B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及びこれを用いた電子写真画像形成装置
JP4886127B2 (ja) カートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2002072652A (ja) 現像剤補給容器
JP4666848B2 (ja) 画像形成装置
JP3919516B2 (ja) トナー処理装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2004077758A (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ
JP2004126019A (ja) シール部材及びシール部材を備えたカートリッジ
JP3943929B2 (ja) プロセス手段支持機構、帯電装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2004126182A (ja) 接合構造及び現像装置及びプロセスカートリッジ
JP3774657B2 (ja) 帯電装置、プロセスカートリッジ及びこれを用いた画像形成装置
JP2004117726A (ja) 支持部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2004126002A (ja) 保護部材、プロセスカートリッジ、現像装置及び画像形成装置
JP4669148B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070831

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070831

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees