JP2004126018A - カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カートリッジ使用時における封止テープの引き剥がし作業を容易にしつつ、カートリッジ使用前には封止テープが安易に引き剥がされないようにして現像剤の漏れ防止強化を図ったカートリッジ及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置本体に対して着脱可能なトナー補給容器5に関して、テープ部材5f4の一端が固定され、トナー補給容器5を画像形成装置本体に装着する動作に連動して、開口を覆う位置から開口を開放する位置まで移動すると同時にテープ部材5f4を引き剥がすカートリッジカバーとしての排出口カバー5f1を設けると共に、排出口カバー5f1を、開口を覆う位置(第一位置)で係止する係止手段(主として、係止部5i,5j,5k)を設ける。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置本体に着脱自在に構成されたカートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】
カートリッジに関しては、電子写真感光体と、帯電手段,現像手段,クリーニング手段等の画像形成プロセスに寄与する部材の少なくとも一つを一体にまとめてカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
【0004】
このカートリッジ方式により操作性が一層向上され、画像形成プロセスに寄与する部材のメンテナンスをユーザ自身が容易に行うことが可能となった。そこで、このカートリッジ方式は画像形成装置本体において広く用いられている。
【0005】
また、画像形成プロセスに寄与する部材を、寿命が長いものと短いものに分け、それぞれの部材をまとめてカートリッジ化し、主要プロセス手段の寿命に則して使用できるカートリッジ構成も実現されている。例えば、現像剤収容部と現像手段を一体的に構成した現像カートリッジ(現像ユニット)、または電子写真感光体(感光ドラム)および帯電手段,クリーニング手段を一体的に構成したドラムカートリッジ(ドラムユニット)等が採用されている。
【0006】
ここで、現像剤を収容する現像剤収容部を有するカートリッジにおいては、現像剤を供給(排出)する供給口(排出口)を、開封可能な封止テープによって封止しておく構成が広く採用されている。このような構成によれば、現像剤収容部内の現像剤の劣化を防止することができる利点がある。そして、カートリッジ使用時には、ユーザがこの封止テープを開封することで、供給口が開放されて、カートリッジの使用が可能となる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−221854号公報
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、未使用時に封止テープによって現像剤供給口を封止しておく構成において、カートリッジを装置本体に装着する動作によって自動的に封止テープを引き剥がす構成を採用することが考えられる。
【0008】
これは、カートリッジの装着動作に応じて移動するカートリッジカバーを設け、このカートリッジカバーに封止テープの一端を固定しておくことで、実現できる。このような構成によれば、カートリッジの装着動作によりカートリッジカバーが移動するにつれて、封止テープの一端が引っ張られて、封止テープを引き剥がすことが可能となる。
【0009】
しかし、カートリッジには、その使用前に、例えば輸送時等に衝撃が加わる場合があり、その場合には、カートリッジカバーが衝撃により移動してしまい、封止テープが引き剥がされてしまい、現像剤が漏れてしまうおそれがある。
【0010】
本発明の目的は、カートリッジ使用時における封止テープの引き剥がし作業を容易にしつつ、カートリッジ使用前には封止テープが安易に引き剥がされないようにして現像剤の漏れ防止強化を図ったカートリッジ及び画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下の手段を採用した。
【0012】
すなわち、本発明のカートリッジは、現像剤を収容する現像剤収容部と、
該現像剤収容部に収容された現像剤を供給する供給口と、
未使用時に該供給口を封止しておき、使用時に引き剥がして該供給口を開口させることが可能な封止テープと、を備え、
画像形成装置本体に対して着脱可能なカートリッジであって、
前記封止テープの一端が固定され、カートリッジを画像形成装置本体に装着する動作に連動して、前記供給口を覆う位置から該供給口を開放する位置まで移動すると同時に前記封止テープを引き剥がすカートリッジカバーを設けると共に、該カートリッジカバーを、前記供給口を覆う位置で係止する係止手段を設けることを特徴とする。
【0013】
本発明の構成によれば、カートリッジを装置本体に装着する動作によって封止テープを引き剥がすことができる。従って、カートリッジの装着動作と封止テープの引き剥がし動作を一つの動作で行うことができる。また、封止テープを引き剥がすことを忘れたままカートリッジを装着してしまうことを防止できる。
【0014】
また、本発明の構成によれば、係止手段を設けたことで、カートリッジカバーが安易に移動してしまうことを防止でき、封止テープがカートリッジ使用前に剥がれてしまうことを抑制できる。
【0015】
また、本発明の画像形成装置は、
カートリッジを着脱自在に構成すると共に、記録媒体上に画像を形成するための画像形成装置において、
現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部に収容された現像剤を供給する供給口と、未使用時に該供給口を封止しておき、使用時に引き剥がして該供給口を開口させることが可能な封止テープと、該封止テープの一端が固定され、該カートリッジを画像形成装置本体に装着する動作に連動して、前記供給口を覆う位置から該供給口を開放する位置まで移動すると同時に前記封止テープを引き剥がすカートリッジカバーと、を有するカートリッジを取り外し可能に装着させる装着機構と、
前記カートリッジカバーを、前記供給口を覆う位置で係止する係止手段を備えることを特徴とする。
【0016】
本発明の構成によれば、カートリッジを装置本体に装着する動作によって封止テープを引き剥がすことができる。従って、カートリッジの装着動作と封止テープの引き剥がし動作を一つの動作で行うことができる。また、封止テープを引き剥がすことを忘れたままカートリッジを装着してしまうことを防止できる。
【0017】
また、本発明の構成によれば、係止手段を設けたことで、カートリッジカバーが安易に移動してしまうことを防止でき、封止テープがカートリッジ使用前に剥がれてしまうことを抑制できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0019】
以下の説明で長手方向とは電子写真感光体ドラム(以下、感光ドラム2と称する。)の軸線方向と同一な方向をいう。また、電子写真画像形成装置にカートリッジを挿入する方向を基準にして、挿入方向を奥側、抜き出す方向を手前側と呼ぶ。さらに、上,下は装置を設置した状態で、カートリッジの装着状態における、上,下である。
【0020】
[画像形成装置の全体の説明]
まず、カラー電子写真画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概略説明する。図1はカラー電子写真画像形成装置の一形態であるカラーレーザービームプリンタの全体構成説明図である。
【0021】
このカラーレーザービームプリンタの画像形成部は、像担持体である感光ドラム2を備えた4つのプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1K(イエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色)と、このプロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Kの上方に、各色に対応した露光手段51Y,51M,51C,51K(レーザビーム光学走査系)が夫々並列配置されている。
【0022】
この画像形成部の下方には、記録媒体52を送り出す給紙部と、感光ドラム2上に形成されたトナー像を転写する中間転写ベルト54a、及び中間転写ベルト54a上のトナー像を記録媒体52に転写する2次転写ローラ54dが配置されている。
【0023】
更に、記録媒体52に転写されたトナー画像を定着させるための定着手段、記録媒体52を装置外へ排出し積載する排出手段が配置されている。ここで記録媒体52としては、例えば用紙、OHPシート、あるいは布等である。
【0024】
本実施の形態の画像形成装置はクリーナレスシステムの装置であり、感光ドラム2上に残存した転写残トナーは現像手段に取り込んでおり、転写残トナーを回収貯蔵する専用のクリーナーは、プロセスカートリッジ1内には配置していない。
【0025】
次に上記画像形成装置の各部の構成について順次詳細に説明する。
【0026】
[給紙部]
給紙部は、画像形成部へ記録媒体52を給送するものであり、複数枚の記録媒体52を積載収納した給送カセット53aと、給送ローラ53b、重送防止のリタードローラ53c、給送ガイド53d、レジストローラ53gから主に構成される。
【0027】
給送ローラ53bは画像形成動作に応じて駆動回転し、給送カセット53a内の記録媒体52を一枚ずつ分離給送する。記録媒体52は、リタードローラ53cによって重送が防止され、給送ガイド53dによってガイドされて、搬送ローラ53e,53fを経由してレジストローラ53gに搬送される。
【0028】
画像形成動作中にレジストローラ53gは、記録媒体52を静止待機させる非回転の動作と、記録媒体52を中間転写ベルト54aに向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時のトナー像と記録媒体52との位置合わせを行う。
【0029】
記録媒体52が搬送された直後は、レジストローラ53gは回転を停止しており、このニップ部に突き当たることにより記録媒体52は斜行が矯正される。
【0030】
[プロセスカートリッジ]
プロセスカートリッジとは、帯電手段,現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものが含まれる。また、帯電手段,現像手段,クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものが含まれる。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものが含まれる。
【0031】
本実施の形態における画像形成装置は、クリーナレスシステムを採用している。従って、本実施の形態におけるプロセスカートリッジは、帯電手段及び現像手段と電子写真感光ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体(以下、装置本体100と称する。)に対して着脱可能としたものを採用している。
【0032】
プロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Kは、像担持体である感光ドラム2の周囲に、帯電手段と現像手段を配置し、これらを一体的に構成している。そして、このプロセスカートリッジ1は装置本体100に対して、着脱自在に構成している。従って、ユーザはこのプロセスカートリッジ1を容易に取り外しをすることができ、感光ドラム2が寿命に至った場合には容易に交換することができる。
【0033】
本実施の形態においては、感光ドラム2の回転回数をカウントし、所定カウント数を越えた場合に、プロセスカートリッジ1が寿命に至ったことを報知するようにしている。ただし、プロセスカートリッジの寿命の判定に関しては、これに限ることはなく他の判定方法を採用できることは言うまでもない。
【0034】
本実施の形態に係る感光ドラム2は負帯電の有機感光体である。そして、より詳しくは、直径約30mmの中空円筒形のアルミニウム製のドラム基体2h上に、通常用いられる感光体層を有しており、最表層に電荷注入層を設けている。また、この感光ドラム2は、所定のプロセススピード、本実施の形態では約117mm/secで回転駆動される。
【0035】
電荷注入層は、絶縁性樹脂のバインダーに導電性微粒子として、例えばSnO超微粒子を分散した材料の塗工層を用いている。
【0036】
図4に示すように、感光ドラム2のドラム基体2hの長手方向奥側端部(図4では右側端部)にはドラムフランジ2bが固定され、手前端部(図4では左側端部)には非駆動フランジ2dが固定されている。ドラムフランジ2bと非駆動フランジ2dの中心にはドラム軸2aが貫通しており、ドラム軸2aと非駆動フランジ2dは一体回転するように係合している。そして、ドラム基体2hとドラム軸2aとドラムフランジ2b及び非駆動フランジ2dは一体となって回転される。すなわち、感光ドラム2はドラム軸2aの軸を中心に回転される。
【0037】
ドラム軸2aの手前側端部は軸受2eに回転自在に支持され、軸受2eは軸受ケース2cに対して固定されている。そして、軸受ケース2cはプロセスカートリッジ1のフレーム1aに対して固定されている。
【0038】
[帯電手段]
帯電手段は本実施の形態では、接触帯電方法を採用している。図2に示すように、本実施の形態においては、帯電部材として帯電ローラ3aを用いている。この帯電ローラ3aは芯金3bの両端部をそれぞれ不図示の軸受部材により回転自在に保持させている。そして、この帯電ローラ3aは、圧縮コイルばね3dによって感光ドラム2方向に付勢されており、感光ドラム2の表面に対して所定の押圧力をもって圧接され、感光ドラム2の回転に従動して回転する。
【0039】
3cは帯電ローラクリーニング部材である。本実施の形態では、この帯電ローラクリーニング部材3cは、支持部材3fに可撓性を有するクリーニングフィルム3eを取り付けたものを採用した。このクリーニングフィルム3eは帯電ローラ3aの長手方向に並行に配置され、かつ同長手方向に対し一定量の往復運動をする支持部材3fに一端を固定され、自由端側近傍の面において帯電ローラ3aと接触ニップを形成するように配置されている。
【0040】
このような構成により、支持部材3fが図示しない駆動手段により長手方向に一定量往復駆動されて帯電ローラ3aの表面がクリーニングフィルム3eで摺擦される。これにより帯電ローラ3a表面の付着物(微粉トナー、外添剤など)の除去がなされる。
【0041】
本実施の形態に係る画像形成装置はクリーナレスシステムを採用している。以下に、このクリーナレスシステムに関して説明する。
【0042】
[クリーナレスシステム]
本実施の形態に係る画像形成装置におけるクリーナレスシステムの概要について図2を用いて説明する。本実施の形態に係るクリーナシステムは、概略、転写後の感光ドラム2上の転写残トナーを、引き続く感光ドラム2の回転に伴い、帯電部a,露光部bを通過させ現像部cに持ち運び、現像手段により現像同時クリーニング(回収)するものである。
【0043】
ここで、感光ドラム2表面上の転写残トナーは露光部bを通る。従って、露光工程においては、その転写残トナー上から露光がなされるが、転写残トナーの量は少ないため、大きな影響は現れない。
【0044】
ただし、転写残トナーには、正規極性のもの,逆極性のもの(反転トナー),帯電量が少ないものが混在している。その内の反転トナーや帯電量が少ないトナーが帯電部aを通過する際に、これらのトナーが帯電ローラ3aに付着することがある。そして、帯電ローラ3aが許容以上にトナー汚染された場合には、帯電不良が生じる事も考えられる。
【0045】
また、感光ドラム2表面上の転写残トナーの現像装置による現像同時クリーニングを効果的に行わせるためには、次ぎのことが必要である。すなわち、現像部cに持ち運ばれる感光ドラム2上の転写残トナーの帯電極性が正規極性であり、かつその帯電量が現像装置によって感光ドラム2の静電潜像を現像できる帯電量である事が必要である。反転トナーや帯電量が適切でないトナーについては感光ドラム2上から現像装置に除去・回収できず、不良画像の原因となってしまう。
【0046】
また、近年のユーザニーズの多様化に伴い、写真画像などといった高印字率の画像などの連続印字動作などにより、一度に大量の転写残トナーが発生し、上述したような問題を更に助長させてしまうのである。
【0047】
そこで、本実施の形態においては、転写部dよりも感光ドラム回転方向下流側の位置に、感光ドラム2上の転写残トナーを均一化するための、転写残トナー(残留現像剤像)均一化手段3gを設けている。また、この転写残トナー均一化手段3gよりも感光ドラム回転方向下流側で且つ帯電部aよりも感光ドラム回転方向上流側の位置に、転写残トナーの帯電極性を正規極性である負極性に揃えるためのトナー(現像剤)帯電制御手段3hを設けている。
【0048】
転写残トナー均一化手段3gを設けることにより、転写部dからトナー帯電制御手段3hへ持ち運ばれる感光ドラム2上のパターン状の転写残トナーはトナー量が多くても、そのトナーが感光ドラム面に分散分布化され、非パターン化される。従って、トナー帯電制御手段3hの一部にトナーが集中することがなくなり、トナー帯電制御手段3hによる転写残トナーの全体的な正規極性帯電化処理が常に十分になされて、転写残トナーの帯電ローラ3aへの付着防止が効果的になされる。また、転写残トナー像パターンのゴースト像の発生も防止される。
【0049】
本実施の形態では、上記転写残トナー均一化手段3gとトナー帯電制御手段3hは、適度の導電性を持ったブラシ状部材で構成され、ブラシ部を感光ドラム面上に接触させて配置してある。
【0050】
また、これらの手段は、図示しない駆動源により感光ドラム2の長手方向に沿って移動(往復運動)するように構成されている。このような構成により、転写残トナー均一化手段3gとトナー帯電制御手段3hが感光ドラム2上で同一個所に位置し続けることがなくなる。これにより、たとえばトナー帯電制御手段3hの抵抗ムラによる過帯電部,帯電不足部が存在したとしても、常に同じ感光ドラム面部分で起こるわけではない。従って、極小的な転写残トナーの過帯電によって感光ドラム上に融着が発生すること、また帯電不足によって帯電ローラ3aに転写残トナーが付着することが防止あるいは緩和される。
【0051】
[露光手段]
本実施の形態においては、感光ドラム2への露光は、レーザー露光手段を用いて行っている。即ち、画像形成装置本体100から画像信号が送られてくると、この信号に対応して変調されたレーザー光Lが、感光ドラム2の一様帯電面に対して走査露光される。そして、感光ドラム2面には画像情報に対応した静電潜像が選択的に形成される。
【0052】
図1に示すようにレーザー露光手段は、固体レーザー素子(不図示),ポリゴンミラー51a,結像レンズ51b,反射ミラー51c等から構成されている。入力された画像信号に基づき発光信号発生器(不図示)により固体レーザー素子が所定タイミングでON/OFF発光制御される。固体レーザー素子から放射されたレーザー光Lは、コリメーターレンズ系(不図示)により略平行な光束に変換され、高速回転するポリゴンミラー51aにより走査される。そして、結像レンズ51b、及び反射ミラー51cを介して感光ドラム2にスポット状に結像される。
【0053】
この様に感光ドラム2面上には、レーザー光走査による主走査方向の露光と、更に感光ドラム2が回転することによる副走査方向の露光がなされ、画像信号に応じた露光分布が得られる。即ち、レーザー光Lの照射及び非照射により、表面電位が落ちた明部電位と、そうでない暗部電位が形成される。そして、明部電位と暗部電位間のコントラストにより、画像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0054】
[現像装置]
現像装置4は、2成分接触現像装置(2成分磁気ブラシ現像装置)であり、図2に示すように、マグネットローラ4bを内包した現像剤担持体である現像スリーブ4a上にキャリアとトナーからなる現像剤を保持している。この現像スリーブ4aが現像手段であり、現像スリーブ4aには所定間隙を有して規制ブレード4cが設けられている。この規制ブレード4cによって、現像スリーブ4aの矢印方向への回転に伴い、現像スリーブ4a上に薄層の現像剤が形成される。なお、本実施の形態においては、現像装置4として2成分磁気ブラシ現像装置を用いているが、現像装置はこれに限定されるものではない。
【0055】
図4に示すように、現像スリーブ4aは、その両側の縮径されたジャーナル部4a1にコロ状のスペーサ4kを回転可能に嵌合させることで感光ドラム2と所定間隙を有するように配置される。そして、現像時においては現像スリーブ4a上に形成された現像剤が、感光ドラム2に対して接触する状態で現像できるように設定されている。図2に示すように、現像スリーブ4aは、その周面が、現像部において感光ドラム2の周面の移動方向に対してカウンター方向に移動するように、矢示の反時計方向に所定の周速度で回転駆動される。
【0056】
本実施の形態において用いたトナーは、平均粒径6μmのネガ帯電トナーを用い、磁性キャリアとしては飽和磁化が205emu/cmの平均粒径35μmの磁性キャリアを用いた。また、トナーとキャリアを重量比6:94で混合したものを現像剤として用いている。なお、現像剤としては、トナーと磁性キャリアを混合したものに限られず、磁性トナーを用いることもできる。
【0057】
図2に示すように現像剤が循環している現像剤収納部4hは、両端部を除いて長手方向に亘って設けられた隔壁4dで2つに仕切られている。そして、撹拌スクリュー4eA,4eBがこの隔壁4dを挟んで配置されている。
【0058】
トナー補給容器5から補給されたトナーは、図4に示すように、撹拌スクリュー4eBの奥側(図4では右側)に落下する。そして、トナーが補給された現像剤は、長手方向の手前側(図4では左側)に送られながら撹拌され、手前側端の隔壁4dのない部分を通過する。そして、撹拌スクリュー4eAで更に長手方向の奥側(図4右側)に送られ、奥側の隔壁4dのない部分を通り、再度撹拌スクリュー4eBで送られながら撹拌される。このようにして、現像剤は循環を繰り返している。
【0059】
ここで、感光ドラム2に形成された静電潜像を、現像装置4を用いて2成分磁気ブラシ法により顕像化する現像工程と現像剤の循環系について図2に基づいて説明する。
【0060】
現像スリーブ4aの回転に伴い、現像剤収納部4h内の現像剤がマグネットローラ4bの汲み上げ極で現像スリーブ4a面に汲み上げられて搬送される。
【0061】
その搬送される過程において、現像剤は現像スリーブ4aに対して垂直に配置された規制ブレード4cによって層厚が規制され、現像スリーブ4a上に薄層現像剤が形成される。薄層現像剤が現像部に対応する現像極に搬送されると、磁気力によって穂立ちが形成される。感光ドラム2面の静電潜像は、この穂状に形成された現像剤中のトナーによってトナー像として現像される。なお、本例においては、静電潜像は反転現像される。
【0062】
現像部を通過した現像スリーブ4a上の薄層現像剤は引き続き現像スリーブ4aの回転に伴い現像剤収納部4h内に入り、搬送極の反発磁界によって現像スリーブ4a上から離脱して現像剤収納部4hに戻される。
【0063】
現像スリーブ4aには、不図示の電源から直流(DC)電圧および交流(AC)電圧が印加される。本実施の形態では、−500Vの直流電圧と、周波数2000Hzでピーク間電圧1500Vの交流電圧が印加され、感光ドラム2の露光部にのみ選択的に現像している。
【0064】
一般に2成分現像法においては交流電圧を印加すると現像効率が増し画像は高品位になるが、逆にかぶりが発生しやすくなるという不具合も生じる。このため、通常、現像スリーブ4aに印加する直流電圧と感光ドラム2の表面電位間に電位差を設けることによって、かぶりを防止することを実現している。より具体的には、感光ドラム2の露光部の電位と非露光部の電位との間の電位のバイアス電圧を印加している。
【0065】
現像によりトナーが消費されると、現像剤中のトナー濃度が低下する。本実施の形態では、図2に示すように撹拌スクリュー4eBの外周面に近接した位置にトナー濃度を検知するセンサー4gを配置している。現像剤内のトナー濃度が所定の濃度レベルよりも低下したことをセンサー4gで検知すると、トナー補給容器5から現像装置4の現像剤収納部4h内にトナーを補給する命令が出される。このトナー補給動作により現像剤のトナー濃度が常に所定のレベルに維持管理される。
【0066】
[トナー補給容器]
トナー補給容器5Y,5M,5C,5Kはそれぞれ、プロセスカートリッジ1Y,1M,1C,1Kの上方に並列配置されており、装置本体100正面より装着される。
【0067】
図2に示すように、トナー補給容器5はトナー収容部(現像剤収容部)である枠体5gの内部に、トナー又はトナーと磁性キャリアの混合物を収容している。また、枠体5gの内部には、撹拌軸5cに固定された撹拌板5bとスクリュー5a(図5参照)が配置されている。
【0068】
そして、容器底面にはトナーを排出してトナーをプロセスカートリッジ1に供給するための現像剤供給口としての排出開口部5fが形成されている。
【0069】
スクリュー5aと撹拌軸5cは図5に示すように、その両端を軸受5dで回転可能に支持され、奥側(図5右側)最端部には駆動カップリング(凹)5eが配置されている。駆動カップリング(凹)5eは装置本体100の駆動カップリング(凸)62bから駆動伝達を受け、回転駆動される。スクリュー5aの外形部は、らせんリブ形状となっており、排出開口部5fを中心に、らせんのねじれ方向を反転させている。駆動カップリング(凸)62bの回転により、所定の回転方向にスクリュー5aは回転される。そして、排出開口部5fに向かってトナーは搬送され、排出開口部5fの開口5f5よりトナーを自由落下させ、プロセスカートリッジ1にトナーを補給する。
【0070】
撹拌板5bの回転半径方向の先端部は傾斜しており、トナー補給容器5の壁面と摺接する際には、上記先端部はある角度をもって当接される。具体的には、撹拌板5bの先端側はねじられて、らせん状態になる。このように、撹拌板5bの先端側がねじれ傾斜することにより軸方向への搬送力が発生して、トナーが長手方向に送られる。
【0071】
なお、本実施の形態のトナー補給容器5は、2成分現像法に限らず、1成分現像法を用いるプロセスカートリッジまたは現像カートリッジにおいても補給可能である。また、トナー補給容器内に収納される粉体は、トナーだけに限らず、トナー及び磁性キャリアが混合された、いわゆる現像剤であってもよいことは言うまでもない。
【0072】
[転写手段]
図1に示す転写手段である中間転写ユニット54は、感光ドラム2から順次に1次転写されて重ねられた複数のトナー像を、一括して記録媒体52に2次転写するものである。
【0073】
中間転写ユニット54は、矢印方向に走行する中間転写ベルト54aを備えており、図1中矢印の時計回り方向に感光ドラム2の外周速度と略同じ周速度で走行している。この中間転写ベルト54aは、周長約940mmの無端状ベルトであり、駆動ローラ54b,2次転写対向ローラ54g,従動ローラ54cの3本のローラにより掛け渡されている。
【0074】
さらに、中間転写ベルト54a内には、転写帯電ローラ54fY,54fM,54fC,54fKが夫々感光ドラム2と対向する位置に回転可能に配置され、いずれも感光ドラム2の中心方向に加圧されている。
【0075】
転写帯電ローラ54fY,54fM,54fC,54fKは不図示の高圧電源より給電され、中間転写ベルト54aの裏側からトナーと逆極性の帯電を行い、感光ドラム2上のトナー像を順次中間転写ベルト54aの上面に1次転写する。
【0076】
2次転写部には転写部材として2次転写ローラ54dが、2次転写対向ローラ54gに対向した位置で中間転写ベルト54aに転写時には圧接している。2次転写ローラ54dは、図1の上下方向に揺動可能で且つ回転する。そして、中間転写ベルト54a上に逐次画像が重ねて転写されて、多色画像が完成されるまでは、2次転写ローラ54dは中間転写ベルト54a上の画像を害さないように中間転写ベルト54aから離れている。
【0077】
中間転写ベルト54aと2次転写ローラ54dは各々駆動されており、記録媒体52が2次転写部に突入すると、所定のバイアスが2次転写ローラ54dに印加され、中間転写ベルト54a上のトナー像は記録媒体52に2次転写される。
【0078】
このとき、両者に挟まれた状態の記録媒体52は転写工程が行われると同時に、図1左方向に所定の速度で搬送され次工程である定着器56にむけて搬送される。
【0079】
転写工程の最下流側である中間転写ベルト54aの所定位置には、中間転写ベルト54aの表面に接離可能なクリーニングユニット55が設けてあり、2次転写後に残った転写残トナーを除去する。
【0080】
図1に示すようにクリーニングユニット55内には、転写残トナーを除去するためのクリーニングブレード55aが配置されている。クリーニングユニット55は不図示の回転中心で揺動可能に取り付けられており、クリーニングブレード55aは中間転写ベルト54aに食い込む方向に圧接されている。クリーニングユニット55内に取りこまれた転写残トナーは、送りスクリュー55bにより除去トナータンク(不図示)へ搬送され貯蔵される。
【0081】
ここで中間転写ベルト54aとしてはポリイミド樹脂からなるものを用いることができる。その他の材質としてはポリイミド樹脂に限定されるものではなく、ポリカーボネイト樹脂や、ポリエチレンテレフタレート樹脂,ポリフッ化ビニリデン樹脂,ポリエチレンナフタレート樹脂,ポリエーテルエーテルケトン樹脂,ポリエーテルサルフォン樹脂,ポリウレタン樹脂などのプラスチックや、フッ素系,シリコン系のゴムを好適に用いることができる。
[定着部]
前述のように現像手段によって感光ドラム2に形成されたトナー像は、中間転写ベルト54aを介して記録媒体52上に転写される。そして、定着器56は、記録媒体52に転写されたトナー像を、熱を用いて記録媒体52に定着させる。
【0082】
図1に示すように、定着器56は、記録媒体52に熱を加えるための定着ローラ56aと記録媒体52を定着ローラ56aに圧接させるための加圧ローラ56bを備えており、各ローラは中空ローラになっている。その内部には、それぞれヒータ(不図示)を有している。そして、回転駆動されることによって同時に記録媒体52を搬送する。
【0083】
即ち、トナー像を保持した記録媒体52は定着ローラ56aと加圧ローラ56bとによって搬送されると共に、熱及び圧力を加えられることによりトナー像が記録媒体52に定着される。定着後の記録媒体52は、排出ローラ53h及び53jにより排出され、装置本体100上のトレー57に積載される。
【0084】
[プロセスカートリッジ及びトナー補給容器の装着]
次に、プロセスカートリッジ1及びトナー補給容器5を装置本体100に装着する手順について、図2〜図5を用いて説明する。図3は装置本体100の外観を模式的に示した斜視図である。図3に示すように、画像形成装置本体100の正面には、開閉自在な前ドア58が配置されており、この前ドア58を手前に開くと、プロセスカートリッジ1Y〜1K及びトナー補給容器5Y〜5Kを挿入する開口部が露出される。
【0085】
プロセスカートリッジ1を挿入する開口部には、回動可能に支持された芯決め板59が配置されており、プロセスカートリッジ1を挿抜する場合は、この芯決め板59を開放した後に行う。図2に示すように装置本体100内には、プロセスカートリッジ1の装着を案内するガイドレール60と、トナー補給容器5の装着を案内するガイドレール61が設けられている。
【0086】
プロセスカートリッジ1及びトナー補給容器5の装着方向は、感光ドラム2の軸線方向に平行な方向であり、ガイドレール60及び61も同様な方向に配置されている。プロセスカートリッジ1及びトナー補給容器5は、ガイドレール60,61に沿って装置本体100内の手前側から奥側にスライドされて挿入される。
【0087】
プロセスカートリッジ1が最奥部まで挿入されると、図4に示すようにドラムフランジ2bの中心穴2fに装置本体100の芯決め軸66が挿入され、感光ドラム2の奥側の回転中心位置が装置本体100に対して決められる。
【0088】
またこれと同時に、ドラムフランジ2bに形成された駆動伝達部2gと装置本体100の駆動カップリング(凹)62aが連結され、感光ドラム2の回転駆動が可能となる。本実施の形態において用いた駆動伝達部2gはねじれた三角柱形状をなしており、装置本体100からの駆動力が加わることで感光ドラム2に駆動が伝達されると共に、感光ドラム2を奥側に引き込む力を発生させている。
【0089】
さらに、図4に示すように後側板65には、プロセスカートリッジ1を位置決めする支持ピン63が配置されており、この支持ピン63がプロセスカートリッジ1のフレーム1aに挿入され、プロセスカートリッジのフレームの位置が固定される。
【0090】
図4に示すように装置本体100の手前側(図4左側)には、回動可能な芯決め板59が配置されており、この芯決め板59に対してプロセスカートリッジの軸受ケース2cが嵌合して支持固定される。これら一連の挿入動作により、感光ドラム2とプロセスカートリッジ1は装置本体100に対して位置決めされる。
【0091】
一方、図5に示すように、トナー補給容器5もプロセスカートリッジと同様に最奥部まで挿入されると、後側板65から突出した支持ピン64に対して固定される。またこれと同時に駆動カップリング(凹)5eと駆動カップリング(凸)62bが連結され、スクリュー5aおよび撹拌軸5cの回転駆動が可能となる。
【0092】
トナー補給容器5及びプロセスカートリッジ1は、お互いが装着完了時にトナー補給容器5に設けられた押さえ部材5f2の端部の連結部によって連結され、排出開口部5fより排出されたトナーがプロセスカートリッジ1に補給される。
【0093】
また、プロセスカートリッジ1またはトナー補給容器5を装置本体100から抜き出すには、上記と反対の手順を行えばよい。
【0094】
本実施の形態においては、プロセスカートリッジ1及びトナー補給容器5を順不同に画像形成装置本体100に着脱することができる。すなわち、先にプロセスカートリッジ1を装置本体100に装着してからトナー補給容器5を装置本体100に装着することもできるし、先にトナー補給容器5を装置本体100に装着してからプロセスカートリッジ1を装置本体100に装着することもできる。また、先にプロセスカートリッジ1を装置本体100から抜き出して、次にトナー補給容器5を装置本体100から抜き出すこともできるし、先にトナー補給容器5を装置本体100から抜き出して、次にプロセスカートリッジ1を装置本体100から抜き出すこともできる。
【0095】
(第1の実施の形態)
次に、本発明の第1の実施の形態に係るカートリッジとしてのトナー補給容器について、更に詳しく説明する。
【0096】
図6は本発明の実施の形態に係るトナー補給容器5を奥側の斜め底面側から見た斜視図である。
【0097】
同図に示すようにトナー補給容器5の枠体5gにはトナー補給容器5を装置本体100に挿入するためのガイド部5g1が設けられている。また、トナー補給容器5の底面部には排出開口部5fが設けられている。また、この排出開口部5fを覆う排出口カバー5f1が設けられている。そして、排出口カバー5f1に設けられた係合部5f1a,5f1bとレール部5hとが係合しており、排出口カバー5f1はレール部5hに沿って移動可能に構成されている。
【0098】
装置本体100に装着する前の段階においては、排出口カバー5f1は排出開口部5fを覆う第一位置にある。
【0099】
トナー補給容器5は装置本体100に挿入される際、ガイドレール61とガイド部5g1がスライドする。この途中で図7に示すようにガイドレール61の近傍に設けられた凸部68と排出口カバー5f1が当接する。
【0100】
さらにトナー補給容器5が挿入されると、排出口カバー5f1は上記凸部68により押されるため、排出口カバー5f1はトナー補給容器5に対してレール部5hに沿って移動し、排出開口部5fにおけるプロセスカートリッジ1との連結部である押さえ部材5f2を開放する第二位置に至る。なお、排出口カバー5f1が凸部68によって押される部分は、図6に示す矢印で示した部分である。
【0101】
図8は排出口カバー5f1の移動の様子を詳細に説明したものである。この図では、トナー補給容器5の装着動作開始から装着完了に至る様子を上から下に示している。また、図9は装着開始時における排出開口部5f部分の部分拡大図である。同図においては、視認性のため、排出口カバー5f1,押さえ部材5f2,排出口シャッター5f3を長手方向で切断している。
【0102】
図9に示すように開口5f5はテープ部材5f4によって封止されている。更にテープ部材5f4は開口5f5付近で折り返され、その先端部は排出口カバー5f1に固定されている。
【0103】
図8に示すように、トナー補給容器5の装着開始時には開口5f5はテープ部材5f4によって封止されている。一方、装着完了時には排出口カバー5f1の移動に伴ってテープ部材5f4は、その一端が引っ張られて引き剥がされるため、開口5f5は開封される。
【0104】
図10には、装着完了時における排出開口部5f部分の部分拡大図を示している。同図においては、視認性のため、排出口カバー5f1,押さえ部材5f2,排出口シャッター5f3を長手方向で切断している。
【0105】
ここで、排出口カバー5f1は、トナー補給容器5が製造されて、ユーザが実際に装置本体に装着するまで移動しないようにする必要がある。ところが実際には製造からユーザが使用するまでの間には、例えば輸送時等に、トナー補給容器5には様々な衝撃が加わる。従って、排出口カバー5f1を何らかの手段によって容易に移動しないようにしないと、排出口カバー5f1が移動してテープ部材5f4を開封してしまい現像剤が漏れるおそれがある。
【0106】
そこで、本実施の形態においては、トナー補給容器5を装置本体100に装着するまでは、排出口カバー5f1が容易に移動しない構成とした。
【0107】
図11はトナー補給容器5の排出口カバー5f1部分を拡大した長手側面図である。
【0108】
同図に示すように、排出口カバー5f1は係止部5i,5j,5kによって係止されている。
【0109】
係止部5i,5j,5kについて図12〜図14を用いて説明する。
【0110】
図12は第一の係止部5i及び排出口カバー5f1の係合部5f1aを示す部分拡大図である。
【0111】
同図に示すようにレール部5h1と係合する係合部5f1aは、第一の係止部5iに係止されている。
【0112】
本実施の形態において、枠体5gは樹脂成型部品であり、第一の係止部5iは枠体5gと一体的に形成されている。これにより、同図の二点鎖線に示すように第一の係止部5iは撓み変形が可能である。
【0113】
この第一の係止部5iは図12に示すように、先端に向かって幅が狭くなるように挿抜方向の両方向に傾斜面が設けられており、トナー補給容器5の挿入時及び抜き出し時のいずれにおいても、この傾斜面が係合部5f1aに対して摺接し、第一の係止部5iが撓み変形するように構成されている。
【0114】
当然のことながら、第一の係止部5iを二点鎖線に示すように撓ませつつ排出口カバー5f1の係合部5f1aを通過させるにはある程度の力が必要であり、この力が第一の係止部5iにおける係止力F1となる。このように、撓み変形が可能な第一の係止部5iによる弾性反発力を利用して、係止力F1を得ている。
【0115】
図13は第二の係止部5kを示す部分拡大図である。同図において上の図は平面図を示し、下の図は第二の係止部5kを側面方向から見た図を示す。
【0116】
同図に示すように、排出口カバー5f1に設けられた係止部5k1と押さえ部材5f2端部の連結部に設けられた被係止部5k2が係止しており、排出口カバー5f1は第一位置に係止されている。
【0117】
排出口カバー5f1と上記連結部は先ほどと同様樹脂成型部品であり、これらに対して一体的に構成された係止部5k1と被係止部5k2はいずれも撓み変形可能に構成されている。
【0118】
そして、係止部5k1と被係止部5k2はいずれも先端に向かって幅が狭くなるように挿抜方向の両方向に傾斜面が設けられている。従って、トナー補給容器5の挿入時及び抜き出し時のいずれにおいても、係止部5k1と被係止部5k2のいずれもが撓み変形する構成である。
【0119】
このような構成により、第二の係止部5kの場合には、係止部5k1と被係止部5k2の弾性反発力による係止力F2によって係止されている。
【0120】
図14は第三の係止部5jを示す部分拡大図である。
【0121】
同図に示すようにレール部5h1に係合された係合部5f1bは排出口カバー5f1が移動する際、第三の係止部5jに係止される。係合部5f1bは、先端に向かって幅が狭くなるように挿抜方向の両方向に傾斜面が設けられており、トナー補給容器5の挿入時及び抜き出し時のいずれにおいても、この傾斜面が第三の係止部5jに対して摺接し、係合部5f1bが撓み変形するように構成されている。
【0122】
このように、撓み変形可能な係合部5f1bによる弾性反発力を利用して、係止力F3を得ている。
【0123】
以上のように、係止手段に関しては、排出口カバー5f1側、あるいは、トナー補給容器5本体側のいずれか一方、あるいは両方に弾性変形(撓み変形)可能な係止片を設けて、この係止片の弾性反発力を利用して係止力を得ることが可能である。
【0124】
本実施の形態における排出口カバー5f1の重量は15g〜20g程度であり、本願発明者らの検討によれば、排出口カバー5f1が輸送時に受ける衝撃力F0は24.5N程度である。
【0125】
したがって、本実施の形態における係止手段による係止力F=F1+F2+F3>24.5Nであれば、排出口カバー5f1が輸送時等に受ける衝撃によって第一位置から第二位置に移動することはないと考えることができる。
【0126】
一方、本願発明者らによる検討によれば、係止力F<68.6Nであればトナー補給容器5の操作性としては問題ないということが分かっている。
【0127】
従って、係止力Fは、24.5N<F<68.6Nを満たせばよく、本実施の形態においては、係止部5i,5j,5kによる係止力の合計は29.4N〜58.8Nとなるように設定している。
【0128】
なお、本実施の形態においては、係止手段を複数の係止部から構成する場合を説明した。しかし、係止手段を単一の係止部から構成する場合であっても、衝撃力と係止力、及び操作性の相関が取れていれば良い。
【0129】
本実施の形態において、係止手段を複数の係止部から構成した理由は次ぎの通りである。
【0130】
まず、一つの理由は小型化である。すなわち、小さな係止部でも複数個の係止部を設けることで、係止手段全体の係止力は大きくなるため、大きな係止部を設けることなく、必要な係止力を得ることが可能であるということである。
【0131】
もう一つの理由はいわゆる故障対策である。つまり何かの事故で係止部が一つ破損したとしても、他の係止部によって、ある程度の衝撃に耐えられるということである。
【0132】
ここで、本実施の形態では、上述のように、3箇所に係止部を設けた構成である。そして、図6に示す矢印の位置で、排出口カバー5f1は凸部68によって押される。ここで、この押す位置かつ押す方向の略延長線上に、係止部5i,5jが配設するようにしている。
【0133】
このような配置構成としたことで、排出口カバー5f1はがたつくことなく係止が解除されてスライドすることが可能である。
【0134】
すなわち、排出口カバー5f1が押されると、各係止部において反作用の力が働く。このとき、排出口カバー5f1全体にモーメントが働かないような条件を満たせば、排出口カバー5f1のがたつきを防止できると考えられる。本実施の形態では、この条件をほぼ満たすようにした。
【0135】
また、本実施の形態では、トナー補給容器におけるカバー部材を係止する手段について述べているが、例えばプロセスカートリッジにおいても同様の構成を採用することが可能なことは言うまでもない。
【0136】
(第2の実施の形態)
図15には、第2の実施の形態が示されている。本実施の形態では、装置本体側に係止手段の係止を解除する手段を設けた構成について説明する。より具体的には、第三の係止部5jにおいて、その係止を、装置本体側に設けた係止解除手段によって解除するように構成した場合を説明する。
【0137】
その他の構成については、上記第1の実施の形態の場合と同一であるので、その説明は省略する。
【0138】
図15は本発明の第2の実施の形態に係る係止手段を示す部分拡大図である。
【0139】
同図はトナー補給容器を装置本体に装着するにつれ排出口カバー5f1及び係合部がどのように移動するかを示したものであり、装着動作が進むにつれ(a)から(b)に移行する。
【0140】
本実施の形態においては、上記第1の実施の形態の場合とは異なり、排出口カバー5f1に設けられた係合部5f1b’は、一方側(トナー補給容器5を装置本体から抜く側)にのみ傾斜面を有している。
【0141】
そして、この係合部5f1b’の他方側は、トナー補給容器5を装置本体に挿入する方向に対して垂直な面で構成されている。そして、この係合部5f1b’が係合する第三の係止部5jの係合面も、トナー補給容器5を装置本体に挿入する方向に対して垂直な面で構成されている。
【0142】
従って、係合部5f1b’と第三の係止部5jのみの関係では、係合部5f1b’が第三の係止部5jに対して係合した状態から、それ以上の力を加えても、スライド方向に垂直な面どうしで係合されているので、係合部5f1b’が撓み変形を起すことはない。従って、これらのみで係合を解除することはできない。勿論、極めて大きな力を作用させた場合には、いずれかが破壊等されることで係合は解除されるが、本実施の形態では、そのような異常な状態は想定していない。
【0143】
そして、本実施の形態では、装置本体側に設けられた凸部68’が、係合部5f1b’の傾斜面に対応するように傾斜する構成となっている。
【0144】
このような構成により、トナー補給容器5を装置本体に装着するにつれ、係合部5f1b’の傾斜面は凸部68’の傾斜面に当接する。さらに装着を進めると、係合部5f1b’は排出口カバー5f1と共に移動して、係合部5f1b’は係止部5jと当接して係合する。
【0145】
そして、係合部5f1b’の傾斜面と凸部68’の傾斜面が当接して、係合部5f1b’の傾斜面が凸部68’の傾斜面に沿ってスライドしていく。これにより、図15(b)に示すように、係合部5f1b’は押し広げられて、係合部5f1b’は係止部5jを乗り越える。これにより、排出口カバー5f1の係止が解除される。このように、本実施の形態では、凸部68’は排出口カバー5f1を押す機能と、係止手段の係止を解除する係止解除手段としての機能をも具備する。
【0146】
以上のように、本実施の形態においては、排出口カバー5f1の係止は、係止解除手段である装置本体に設けられた凸部68’によって係止解除されない限り、係止が解除されることはない。このような構成を採用することで輸送時の衝撃による封止テープの誤開封を防止できるばかりか、トナー補給容器組み立てや梱包時の誤開封を防ぐことも可能となる。
【0147】
上述してきた本発明の各実施の形態をまとめると共に説明を補足すると以下のようになる。
【0148】
本発明の実施の形態に係るカートリッジとしてのトナー補給容器5は、
現像剤(トナー又はトナーと磁性キャリアの混合物)を収容する現像剤収容部としての枠体5gの内部と、
枠体5gの内部に収容された現像剤を供給する供給口としての開口5f5と、未使用時に該開口5f5を封止しておき、使用時に引き剥がして該開口5f5を開口させることが可能な封止テープとしてのテープ部材5f4と、を備え、
画像形成装置本体に対して着脱可能なトナー補給容器5であって、
前記テープ部材5f4の一端が固定され、トナー補給容器5を画像形成装置本体に装着する動作に連動して、前記開口5f5を覆う位置から該開口5f5を開放する位置まで移動すると同時に前記テープ部材5f4を引き剥がすカートリッジカバーとしての排出口カバー5f1を設けると共に、
該排出口カバー5f1を、前記開口5f5を覆う位置(第一位置)で係止する係止手段(主として、係止部5i,5j,5k)を設けることを特徴とする。
【0149】
このように構成することで、トナー補給容器5を画像形成装置本体に装着する動作によって、テープ部材5f4を引き剥がすことができる。従って、トナー補給容器5の装着動作とテープ部材5f4の引き剥がし動作を一つの動作で行うことができる。よって、作業効率が向上する。また、テープ部材5f4を引き剥がすことを忘れたままトナー補給容器5を画像形成装置本体に装着してしまうことを防止できる。
【0150】
また、係止手段を設けたことで、排出口カバー5f1が安易に移動してしまうことを防止でき、テープ部材5f4がトナー補給容器5の使用前に剥がれてしまい、現像剤が漏れてしまうことを抑制できる。
【0151】
また、係止手段は、弾性反発力を利用して係止力を発生する弾性係止手段であると好適である。
【0152】
また、係止手段は複数箇所でそれぞれ係止する複数の係止部を有すると好適である。
【0153】
このようにすれば、上記の通り、係止手段の構成部分の小型化を図ると共に、一部の係止部が壊れた場合でも、ある程度の係止力を確保できる。
【0154】
係止手段による係止力は29.4N〜58.8Nであるとよい。
【0155】
このようにすれば、輸送時等に受けると考えられる衝撃24.5N以上の条件と、操作性に必要と考えられる68.6N以下の条件を好適に満たす。
【0156】
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置は、
カートリッジとしてのトナー補給容器5を着脱自在に構成すると共に、記録媒体(紙等)上に画像を形成するための画像形成装置において、
現像剤(トナー又はトナーと磁性キャリアの混合物)を収容する現像剤収容部としての枠体5gの内部と、枠体5gの内部に収容された現像剤を供給する供給口としての開口5f5と、未使用時に該開口5f5を封止しておき、使用時に引き剥がして該開口5f5を開口させることが可能な封止テープとしてのテープ部材5f4と、該テープ部材5f4の一端が固定され、トナー補給容器5を画像形成装置本体に装着する動作に連動して、前記開口5f5を覆う位置から該開口5f5を開放する位置まで移動すると同時に前記テープ部材5f4を引き剥がすカートリッジカバーとしての排出口カバー5f1と、を有するトナー補給容器5を取り外し可能に装着させる装着機構(主としてガイドレール61)と、
前記排出口カバー5f1を、前記開口5f5を覆う位置(第一位置)で係止する係止手段(主として、係止部5i,5j,5k)を備えることを特徴とする。
【0157】
このように構成することで、トナー補給容器5を画像形成装置本体に装着する動作によって、テープ部材5f4を引き剥がすことができる。従って、トナー補給容器5の装着動作とテープ部材5f4の引き剥がし動作を一つの動作で行うことができる。よって、作業効率が向上する。また、テープ部材5f4を引き剥がすことを忘れたままトナー補給容器5を画像形成装置本体に装着してしまうことを防止できる。
【0158】
また、係止手段を設けたことで、排出口カバー5f1が安易に移動してしまうことを防止でき、テープ部材5f4がトナー補給容器5の使用前に剥がれてしまい、現像剤が漏れてしまうことを抑制できる。
【0159】
また、画像形成装置本体側に、前記トナー補給容器5の画像形成装置本体への装着動作によって、前記係止手段の係止を解除する係止解除手段としての凸部68’が備えられていると好適である。
【0160】
このようにすれば、輸送時の衝撃による封止テープの誤開封を防止できるばかりか、トナー補給容器組み立てや梱包時の誤開封を防ぐことも可能となる。
【0161】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の構成により、カートリッジ使用時における封止テープの引き剥がし作業を容易にしつつ、カートリッジ使用前には封止テープが安易に引き剥がされないようにして現像剤の漏れ防止強化を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジ及びトナー補給容器の縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の前ドアを開けた状態を示す模式的斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジの長手方向の横断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るトナー補給容器及びプロセスカートリッジの長手方向の横断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るトナー補給容器の排出口カバーが閉じた状態における斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るトナー補給容器を装置本体に挿入する様子を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るトナー補給容器を装置本体に挿入する際の排出口カバーの動作状態説明図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るトナー補給容器の排出口カバーが閉じた状態における排出開口部を示す部分拡大斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るトナー補給容器の排出口カバーが開いた状態における排出開口部を示す部分拡大斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るトナー補給容器における排出口カバーとこれを係止する係止手段を示す部分拡大図である。
【図12】本発明の実施の形態に係る第一の係止手段を示す部分拡大図である。
【図13】本発明の実施の形態に係る第二の係止手段を示す部分拡大図である((A)は下側(図11右側)から見た拡大図を示し、(B)は(A)中丸で示した部分における矢印V方向から見た拡大図を示す)。
【図14】本発明の実施の形態に係る第三の係止手段を示す部分拡大図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る係止手段を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
1,1Y,1M,1C,1K プロセスカートリッジ
1a フレーム
2 感光ドラム
2a ドラム軸
2b ドラムフランジ
2c 軸受ケース
2d 非駆動フランジ
2e 軸受
2f 中心穴
2g 駆動伝達部
2h ドラム基体
3a 帯電ローラ
3b 芯金
3c 帯電ローラクリーニング部材
3d 圧縮コイルばね
3e クリーニングフィルム
3f 支持部材
3g 転写残トナー均一化手段
3h トナー帯電制御手段
4 現像装置
4a 現像スリーブ
4a1 ジャーナル部
4b マグネットローラ
4c 規制ブレード
4d 隔壁
4eA,4eB 撹拌スクリュー
4g センサー
4h 現像剤収納部
4k スペーサ
5,5Y,5M,5C,5K トナー補給容器
5a スクリュー
5b 撹拌板
5c 撹拌軸
5d 軸受
5e 駆動カップリング(凹)
5f 排出開口部
5f1 排出口カバー
5f1a,5f1b 係合部
5f2 押さえ部材
5f3 排出口シャッター
5f4 テープ部材
5f5 開口
5g 枠体
5g1 ガイド部
5h レール
5h1 レール部
5i,5j,5k,5k1 係止部
5k2 被係止部
51Y,51M,51C,51K 露光手段
51a ポリゴンミラー
51b 結像レンズ
51c 反射ミラー
52 記録媒体
53a 給送カセット
53b 給送ローラ
53c リタードローラ
53d 給送ガイド
53e,53f 搬送ローラ
53g レジストローラ
53h 排出ローラ
54 中間転写ユニット
54a 中間転写ベルト
54b 駆動ローラ
54c 従動ローラ
54d 2次転写ローラ
54fY,54fM,54fC,54fK 転写帯電ローラ
54g 2次転写対向ローラ
55 クリーニングユニット
55a クリーニングブレード
55b スクリュー
56 定着器
56a 定着ローラ
56b 加圧ローラ
57 トレー
58 前ドア
59 芯決め板
60,61 ガイドレール
62a,62b 駆動カップリング(凸)
63,64 支持ピン
65 後側板
66 芯決め軸
68,68’ 凸部
100 (画像形成装置)本体
141 剤封入容器
141a 開口部
142 封止テープ
144 現像シール部材
a 帯電部
b 露光部
c 現像部
d 転写部
L レーザー光

Claims (6)

  1. 現像剤を収容する現像剤収容部と、
    該現像剤収容部に収容された現像剤を供給する供給口と、
    未使用時に該供給口を封止しておき、使用時に引き剥がして該供給口を開口させることが可能な封止テープと、を備え、
    画像形成装置本体に対して着脱可能なカートリッジであって、
    前記封止テープの一端が固定され、カートリッジを画像形成装置本体に装着する動作に連動して、前記供給口を覆う位置から該供給口を開放する位置まで移動すると同時に前記封止テープを引き剥がすカートリッジカバーを設けると共に、
    該カートリッジカバーを、前記供給口を覆う位置で係止する係止手段を設けることを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記係止手段は、弾性反発力を利用して係止力を発生する弾性係止手段であることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記係止手段は複数箇所でそれぞれ係止する複数の係止部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のカートリッジ。
  4. 前記係止手段による係止力は29.4N〜58.8Nであることを特徴とする請求項1,2または3に記載のカートリッジ。
  5. カートリッジを着脱自在に構成すると共に、記録媒体上に画像を形成するための画像形成装置において、
    現像剤を収容する現像剤収容部と、該現像剤収容部に収容された現像剤を供給する供給口と、未使用時に該供給口を封止しておき、使用時に引き剥がして該供給口を開口させることが可能な封止テープと、該封止テープの一端が固定され、該カートリッジを画像形成装置本体に装着する動作に連動して、前記供給口を覆う位置から該供給口を開放する位置まで移動すると同時に前記封止テープを引き剥がすカートリッジカバーと、を有するカートリッジを取り外し可能に装着させる装着機構と、
    前記カートリッジカバーを、前記供給口を覆う位置で係止する係止手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 画像形成装置本体側に、前記カートリッジの画像形成装置本体への装着動作によって、前記係止手段の係止を解除する係止解除手段が備えられていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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