JP4582977B2 - 最適化されたイメージ処理の方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概してデジタル印刷方法及び装置に関し、より具体的にはイメージデータの編集を改善させ、表現されるイメージの精度を最適化するための方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
文書をデジタルにコード化し、こうしたデジタル表現を出力デバイスに転送するについては、様々な方法と技術が存在する。コード化の段階では、これらには愛好家用のスキャナや関連のソフトウェアから、精巧なプリプレス・システムまでに至るものがある。これらのシステムは、レイアウトのための従来の「切り貼り」手法に取って代わっている。この手法は、テキスト、グラフィックパターン及び写真イメージといった様々な文書構成要素を、骨の折れる手作業によって白板上に配置し、その後に複製を行うことを必要とする。これに代わって現在では、デザイナーはコンピュータを使ってこれらの構成要素の全てを一度に操作することができる。
【0003】
デジタルにコード化された文書の出力にも多くの形態があり、それはレーザ印刷から写真フィルムのデジタル露出、後で大量印刷するための平版プレートに対するイメージの転送にまでわたっている。後者の場合、印刷されるイメージはプレート又はマット上に、インク受容性(親油性)およびインク反発性(疎油性)の表面領域のパターンとして存在する。乾式印刷システムにおいては、プレートは単にインク付けされ、イメージは記録媒体上に転写される。プレートは最初、ゴム胴と呼ばれる応従性の中間表面と接触する。このゴム胴は次いで、イメージを紙ないし他の記録媒体に適用する。湿式の平版システムでは、非イメージ領域は親水性であり、必要なインク反発性はインク付けに先立って湿し水(又はファウンテン液)をプレートに最初に作用させることによって提供される。インク忌避性のファウンテン液は、インクが非イメージ領域に付着する事を回避するが、イメージ領域の親油特性には影響しない。
【0004】
平版プレートもまた、光露光や化学的な現像を伴う従来の手作業による技術から、コンピュータ制御を伴う自動化処理までにわたる様々な方法により作成可能である。コンピュータからプレートを作成するシステムは、一つ以上のレーザ源ないし非レーザ源によって発生された電磁放射線のパルスを利用し、感光性プレートブランク(これはシステムに応じて、直ちに使用され、あるいは在来の光現像の後に使用される)の選択された個所において物理的又は化学的な変化を引き起こす。或いはプレートブランク上にインク反発性又はインク受容性のスポットを選択的に堆積させるよう使用されるインクジェット装置や、火花放電装置を使用することができる。火花放電装置では、プレートブランクに接触又は接近して配置された電極が電気的スパークを引き起こし、印刷表面上の所定領域の特性を変化させ、それによってドットを生成する。ドットは集合的に、所望のイメージを形成する。ここで使用す「イメージングデバイス」という用語には、放射源(例えばレーザ)、インクジェット源、電極、及び印刷プレートブランク上にイメージスポットを生成する他の既知の手段が含まれる。また、「放電」という用語は、これらのデバイスによってなされるイメージ形成のための放出を意味している。「イメージ」という用語は複製される最終的な文書の平版的表現を指している。「プレート」という用語は、インク及び/又はファウンテン液に対して異なる親和性を示す領域によって画定されたイメージを記録することのできる、あらゆる種類の印刷部材ないし印刷表面を指している。好適な構成には、従来の、印刷機の版シリンダに取り付けられる平板状ないし湾曲した平版プレートが含まれるが、継ぎ目のないシリンダ(例えば版シリンダのロール表面)、エンドレスベルト、ないし他の構成もまた含まれる。
【0005】
レーザイメージングの第二の手法は転写材の使用を伴う。例えば、米国特許第3,945,318号、第3,962,513号、第3,964,389号、4,245,003号、4,395,946号、4,588,674号、4,711,834号を参照。これらのシステムでは、レーザから放出された放射線を透過するポリマーシートが、転写可能な材料によって覆われている。動作中、この構成体の転写側は受容シートと接触させられ、転写材は透過層を通して選択的に照射される。典型的には、転写材はイメージングのためのレーザ放射線に対して高い度合いの吸収性を示し、レーザパルスに応じて融除、即ち実質的に爆発してガス煙と黒く焦げた細片となる。自己酸化(例えばニトロセルロース材料の場合の如く)によって更に強化され得るこの作用によって、転写材はその担体から確実且つ完全に除去される。融除されなかった材料は、受容シートに接着する。
【0006】
代替的には、レーザによる付勢の代わりに、熱的材料の転写を、直接的な接触を通して達成可能である。例えば、米国特許第4,846,065号には、デジタル制御されたプレスヘッドを用いて、イメージ担体に親油性材料を転写する事が述べられている。
【0007】
印刷プレートを制作するために、転写材と受容材はファウンテン液及び/又はインクに対して異なる親和性を示すように選ばれ、照射されなかった転写材と共に透過層が除去されると、適切にイメージングされた完成したプレートが残される。
【0008】
転写材の別の重要な用途はプルーフィングである。グラフィックアートの当業者は色校正用シート(あるいは単に「色校正」)を使用して、最終的な分解プレートを製作するのに先立って分解イメージを補正し、また印刷の過程で得られるであろう色の品質を評価する。典型的な印刷過程においては、多色イメージは単一の印刷プレートを使用したのでは直接に印刷できない。そうではなしに、複合カラーイメージはまず、一組の色の構成成分、即ち「セパレーション」に分解される。セパレーションのそれぞれは、個々のプレートの基礎をなす。多色イメージがどのような色に分解されるかは、当業者によって選ばれる「色モデル」にとりわけ依存している。最も一般的な色モデルはシアン、マゼンタ、黄、黒の構成要素を基礎としていて、「CMYK」カラーモデルと呼ばれている。分解が適切に行われれば、個々のセパレーションを減色混合することによって、当初の複合イメージが生成される。色校正は印刷時に現れるであろう最終イメージを表し、またグラフィックアートの当業者がそのイメージを見ることを可能にする。
【0009】
色校正は、分解色の一つに対応する着色剤を透明な受容シート上へと、最終イメージにおけるその色の分布状態に従って、照射を行って転写することにより生成され得る。色モデルの各色に対応する転写シートを一枚の受容シートに適用し、順次イメージングすることが可能であり、それによって一枚の校正刷りが生成される。代替的には、それぞれが分解色の一つに対応する色校正の組が、見当合わせ時に互いに重ね合わされ、それによって最終イメージが表現される。
【0010】
機械的には、レーザを基本とするイメージングシステムは多様な形を取りうる。レーザ出力はレンズその他のビームを案内する構成要素を介して基板の表面に直接に与えられるか、遠隔に位置するレーザから光ファイバーケーブルを利用して基板表面に伝達される。コントローラ及び関連する位置決め用ハードウェアは、基板表面に対して正確な向きにビームの出力を維持し、この出力で基板表面を走査し、基板の選択された個所又は領域に隣接する位置でレーザを付勢する。コントローラは基板上に複製される文書又は図面の原本に対応して入力されるイメージ信号に応じて、その原本の正確なネガイメージ又はポジイメージを生成する。イメージ信号は、データ記憶デバイス上でビットマップデータファイルないしその他の適切なイメージフォーマットとして記憶される。このようなファイルは、ラスタイメージプロセッサ(RIP)ないしその他の適切な手段によって生み出される。例えばRIPは入力データを、基板上に転写するのに必要な全ての特徴を規定するページ記述言語で、或いはページ記述言語と一つ以上のイメージデータファイルの組み合わせとして受信することが出来る。ビットマップは画面の周波数及び角度と同様に、色の色相も規定するように構成されている。
【0011】
イメージング装置は平面型記録装置として、又は基板がドラムの内側又は外側の円筒状表面に取り付けられるようにして、ドラム型記録装置として構成することが可能である。平版印刷の場合、平版印刷機上で現場で用いるには、ドラムの外側に取り付けられる設計がより適している。この場合は、印刷シリンダ自体が記録装置ないしプロッターのドラム部材を構成することになる。
【0012】
ドラムの構成では、レーザビームと基板の間の必要な相対運動は、ドラム(及び、その上に固定された基板)をその軸の周囲で回転させ、ビームをこの回転軸に対して平行移動させ、それによって基板を周方向に走査して、イメージを軸方向に「成長」させることによって達成される。代替的には、ビームをドラムの軸に対して平行移動させ、基板を横断する各パスの後に角度的なインクリメントを行って、基板上のイメージを周方向に「成長」させることも可能である。両方の場合において、ビームによる走査が完了した後では、文書又は図面の原稿に対応する(ポジ又はネガとして)イメージが、基板の表面に適用されていることになる。
【0013】
イメージスポットからなるラインを幾つか同時に生成させるために、複数のイメージングデバイスを用いることができ、イメージング速度においてもそれに応じた向上が図られる。使用されるイメージングデバイスの数に関わらず、放電が適切な時点で行われて印刷表面上の意図したドット位置に到達するように、それらの動作は正確に制御しなければならない。それぞれの放電源は基板に対し、縦寸法と横寸法(ドラムによるイメージングの場合、周方向と軸方向に対応する)に沿って、基板上の全ての意図したイメージ箇所を走査する間、全ての箇所で整列されなければならない。また、レーザを基本としたイメージングの場合、ビームは、最大限のエネルギー伝達効率を図るために、基板上に焦点合わせされたままでなければならない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
イメージング装置の全般的な効率は、重要な動作上の基準である。動作上にボトルネックがあると、イメージング装置の性能が低下し、結果として例えば、平版プレートの製造の停滞につながる。レーザを基本としたイメージングシステムの場合、ボトルネックがあると、商業上実際的なイメージング速度での操業を妨げかねない。一つの典型的なボトルネックは、上述のように、データ記憶デバイス上にビットマップファイルとして記憶されたイメージデータの獲得と関係する。イメージングの出力過程における多数のビットマップの重ね合わせ(即ち、組み合わせ)がこの問題を悪化る。
【0015】
別のボトルネックは、イメージング装置がレーザイメージングデバイスの「櫛形配列」を利用するときに発生する。この構成においては、多数のレーザイメージングデバイスが基板の寸法にわたって配置される。この配置は、各イメージングデバイスが隣接するデバイスから等距離にあるような直線的な配列にある単純なものとすることができる。代替的には、複数のイメージングデバイスのグループが一つ以上の「パック」にまとめられ、一つのパック内のデバイス間の間隔が、隣接するパック間の間隔と異なっているようなものとされる。構成とは関係なく、各イメージングデバイスは、その配列内の物理的位置により、イメージ全体中の異なる部分のイメージングを担う。イメージングデバイスが同時に動作し、また各イメージングデバイスによって要求されるデータが典型的には、ビットマップファイル内の異なる位置に由来するため、ボトルネックが発生する。そのため、多数の大容量記憶トランザクション(即ち、読み取りとシーク)がファイル上で行われて、そのファイル内のいくつかの非隣接位置から必要なデータを入手するようにされる。
【0016】
イメージングデバイスへのデータの流れを最適化する一つの方法は、イメージング装置内にバッファメモリを含めることであった。バッファメモリは、例えば一以上のバッファ対として構成され、イメージングデバイスは各対のうちの一つ(例えば、「Aバッファ」)だけからデータを読みとる。イメージングデバイスが「Aバッファ」内のデータを読み取っている間、各対のうちの他方のバッファ(例えば、「Bバッファ」)が、データ記憶デバイスからデータを受信する。イメージングデバイスが「Aバッファ」内のデータを使い切ると、今度は「Bバッファ」内からデータを読み取り始める。同時に、「Aバッファ」は再び、データ記憶デバイスからデータを受信し始める。イメージングデバイスが「Bバッファ」内のデータを使い切ると、「Aバッファ」と「Bバッファ」の役割は再び逆転する。この過程は、全イメージが処理されるまで続行される。
【0017】
「A」及び「B」バッファの役割の逆転は、データのスループットとその効率を向上させるが、多くの異なるファイルからイメージデータにアクセスしたり、イメージングデバイスの櫛形配列を利用して多くのファイルからイメージデータにアクセスする際に特有の時間遅れに対処できない。典型的には大容量記憶媒体に記憶されるこれらのファイルを検索することは、媒体に対するアクセスに関連する追加的なオーバーヘッドを伴う。このオーバーヘッドがイメージング装置の効率を劣化させる。更に、ファイルないし検索要求の数が増えるにつれて、全体のオーバーヘッドが増大し、いっそうイメージング装置を遅くさせる。
【0018】
イメージング装置が動作する間、全ての関連する寸法に沿ってイメージの「見当合わせ」(即ち、整列)を維持することもまた重要である。そのようにできない場合、不正確なイメージング又は望ましくないアーチファクトが、あるいはその両方が現れる結果となり、最終イメージの出現を阻むこととなる。こうした結果は、平版印刷のような状況においてとりわけ深刻なものになる可能性がある。
これは、典型的な印刷ジョブがいくつかのプレートからのインクの連続的な適用を必要とし、その結果、各プレートと関連する欠陥が累積して集まる結果となるためである。レーザイメージングはとりわけ厳しい要求を課す。というのは、関連する各寸法に沿っての調整の結果、別の寸法に対して歪みが入り込むことがあるからである。
【0019】
製造上の公差もまた印刷版シリンダの寸法(例えば、周方向)におけるばらつきを生み出している。従って、4つの異なるシリンダ(それぞれが、一組のイメージングデバイスと対になっている)を組み込んだ4色のイメージングシステムにおいて、4つの周方向寸法が同一とならない可能性がある。従って、周方向において同一の大きさのイメージを持つ4つの印刷プレートを製造するためには、イメージングデバイスの動作に調整を加えねばならない。
【0020】
上述の記載から、イメージングの精度を最適化しながら同時にイメージング装置の効率を向上させるような方法に対する必要性が依然として存在することは明らかである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、生イメージデータファイルと、完成したイメージを最終的に記録媒体上に適用するイメージングデバイスとの間のスループットの増大を容易にする。これによりイメージング装置全体の処理速度と効率が向上する。更に、本発明はイメージ寸法の調整を可能とする、動的な「拡大」と「縮小」能力が備わっている。これによって、例えば、シリンダの直径と速度のばらつきによって引き起こされる見当合わせの誤差の補正が可能となり、またイメージサイズについての全般的な制御も可能となる。本発明は、イメージング装置の動作を最適化する平易で効果的な方法を示している。
【0022】
一つの実施形態においては、最終イメージは二以上の生イメージデータファイルから編集され、各ファイルは最終イメージの一つ以上の部分を含んでいる。この実施形態においては、バッファメモリ構造は、各生イメージデータファイルに対して少なくとも一つのバッファメモリ対を含むように編成される。このバッファメモリ構造はまた、記録媒体に転写される最終的なビットマップイメージからデータの全体ないし部分を記憶するための、少なくとも一つの合成イメージバッファメモリも有している。合成イメージバッファメモリは、少なくとも一つのバッファメモリ対を含むように構成することができる。代替的には、一つの大きなメモリーとして構成することもできる。いずれにしても、全てのメモリーは、イメージデータが確実に、常にイメージング装置の効率的な動作のために利用できるように構成されている。
【0023】
動作の間、最終的に最終イメージに現れる、各生イメージファイルからのデータの一部分ないし複数部分が特定される。これらの部分をここでは「関連セグメント」と呼ぶ。関連セグメントと対応するイメージデータは、当該ファイルに割り当てられたバッファメモリ対にバッファリングされる。従って、関連セグメントだけが、割り当てられたバッファメモリ対から合成イメージバッファメモリ内にコピーされる。各生イメージファイルから、割り当てられたバッファメモリ対に、そして合成イメージバッファメモリへと順次複製することによって、結果として最終イメージの記録媒体上への表示が完了する。
【0024】
生イメージデータファイルから、別の、割り当てられたバッファメモリ対にデータをコピーする利点は、データの引き出しスピードの点で明らかである。典型的には、生イメージデータファイルは、大容量記憶媒体のようなデータ記憶デバイス上にある。大容量記憶媒体と関連するのは、データのシーク及び読み込み時間である。これらの時間は大容量記憶媒体とのトランザクションに影響を与え、データへのアクセスを停滞させる「オーバーヘッド」の一因となる。最終イメージの編集の間、関連セグメントがアクセスされ、合成イメージバッファ内にコピーされるに際し、多くの場合は同一の単数又は複数のファイルに多重アクセスすることによって、いくつかのファイルからデータを検索することが必要となる。
従って、全体的な最終イメージを編集するための全オーバーヘッド(例えば、トランザクションの数を乗じた大容量記憶トランザクションごとのオーバーヘッド)が大きくなる可能性がある。これによって、システムのスループットと効率が劣化する。バッファメモリ対には大容量記憶媒体のオーバーヘッドがないので、前者に対するデータのシーク時間及び読み込み時間は大きく減少する。従って、最初に生イメージデータファイルから関連セグメントを読み込んでバッファメモリ対内に入れ(一つないし数個の大容量記憶トランザクションのみを伴う)、大容量記憶媒体からではなくバッファメモリ対から個々のデバイスに対するデータを引き出すことによって、大容量記憶媒体へのアクセスの数がかなり減少し、それに応じて全体的なスループットと処理効率が向上する。
【0025】
いくつかの場合においては、二つ以上の生イメージデータファイルからの関連セグメントが最終イメージにおいて「重なり合う」可能性がある。これは例えば、表題ないしその他の文字を写真に重ね合わせるときに起こりうる。表題のイメージが一つの関連セグメントであり、写真イメージが別の関連セグメントになる可能性がある。イメージの重なり合いが起こったとき、単数又は複数のいずれの関連セグメントが他に対して優位であるかを決めねばならない。優位な関連セグメントの各々は、下になる他の単数又は複数の関連セグメントを「閉じこめる」というようにいわれる。このような状況に対処するために、本発明の実施形態では最初に重なり合いが存在することを確認し、それからいずれの関連セグメントが優位であるかを突き止める。そうして、優位な関連セグメントからのデータ(閉じこめられた単数又は複数のセグメントからの対応データではない)がそのバッファメモリ対から合成イメージバッファメモリ内にコピーされる。
【0026】
別の実施形態においては、本発明は「不透明インク」モデルを使用して、優位な関連セグメントを確認する。この実施形態においては、関連セグメントを表すバッファメモリ対からの全てのデータは、セグメントごとに順次コピーされ、合成イメージバッファメモリ内に移される。イメージの重なり合いは、前にコピーされたデータに後からコピーされたデータを上書きすることによって対処される。言い換えれば、不透明インクモデルが一時的に動作し、順次コピーされたイメージセグメントの各々は、先行するイメージセグメントに対して優位になる。結果として、合成イメージバッファメモリに最後にコピーされたデータが優位な関連セグメントを表し、それが最終的に記録媒体上にイメージングされる。
【0027】
優位な関連セグメントを利用してイメージの重なり合いを制御する一つの利点は、平版プレートのような単一の出力媒体上に異なる印刷ジョブを取り入れる能力にある。例えば、本発明のシステムは、それぞれが同じ印刷材料を要求する二つの無関係な印刷ジョブからのイメージを、重なり合いなしに単一のプレート上に適用することができる。これによって、両方の印刷ジョブを同時に完了することができ、それによって動作上の効率が向上し、経費の節減も達成される。
【0028】
別の実施形態においては、本発明は上述の最終イメージを編集する手法に基礎をおいている。この実施形態においては、少なくとも二つのイメージングデバイスと一つの記録媒体が備えらる。イメージングデバイスは、例えば本発明の譲受人に譲渡された、米国特許第5,351,617号に記載されたレーザであり、これはここでの参照によって本明細書に取り込むものとする。更に、記録媒体もまた、例えば、全て本発明の譲受人に譲渡された米国特許第5,339,737号、再発行番号第35,512号及び米国特許第5,783,364号に記載された平版プレートであり、これらもここでの参照によって本明細書に取り込むものとする。イメージングデバイスと記録装置は相対運動する位置に配置される。
この運動の間、イメージングデバイスは合成イメージバッファメモリ内のデータに対応して付勢される。(上述のように、合成イメージバッファメモリ内のデータは関連セグメントの編集されたものであり、必要に応じては、優位な関連セグメントの編集されたものである。)従って、記録媒体は、イメージングデバイスにさらされた後、適用された合成イメージバッファ内のデータの表示を有することになる。
【0029】
典型的には、各イメージングデバイスと関連するのは「イメージングゾーン」である。このゾーンは、特定のイメージングデバイスによって走査される、記録媒体上の領域であり一例においては、イメージングデバイスは直線的な配列をなしていて、記録媒体はドラムないしシリンダ上で回転する。デバイスの配列はシリンダに沿って軸方向に伸び、各デバイスはシリンダの回転によって記録媒体に沿って周方向のラインを走査する。それぞれの完全な回転の後、デバイスの配列は軸方向にインデクシングされ、イメージングデバイスは隣接するラインを走査する。走査と軸方向への前進というこの過程は、記録媒体の全イメージ領域が完全に走査されるまで続行される。(走査と軸方向への前進の過程は、各イメージングデバイスがヘリカル走査を行う場合は同時に起こり得る。この場合、イメージングデバイスは記録媒体にわたって一定の運動を行う。)この時点で、各イメージングデバイスは、軸方向の長さが隣接するイメージングデバイス間の間隔に等しい(また配列が全体としてインデクシングされた全距離をも表す)イメージングゾーンを走査したことになる。
【0030】
関連セグメントの一つの寸法(例えば「幅」)が、いくつかのイメージングゾーンにまたがることも珍しくない。このような場合、本発明の一つの実施形態は、各イメージングデバイスのイメージングゾーンを画定した後、その関連セグメントがいずれのイメージングゾーンに及んでいるかを判定する。この実施形態はそうしたゾーン(関連セグメントが全体又は一部の何れに及んでいようと)の各々に対して、一対のバッファメモリーを与える。従って、各生イメージデータファイルに対して一対のバッファメモリーを有する代わりに、この実施形態は、各生イメージデータファイルによって必要とされる各イメージングデバイスに対して一対のバッファメモリを与える。各生イメージファイルからのデータはその後、そのファイルに必要とされるイメージングデバイスに割り当てられたバッファメモリ対にバッファリングされる。追加的なバッファメモリ対を与えるこの方法は、生イメージデータのスループットをさらに向上させる。
【0031】
この実施形態の一つの型において本発明は、二つ以上のイメージングデバイスと、記録媒体に対する支持体と、及びイメージングデバイスと支持体との間の相対回転をもたらすデバイスを有するイメージング装置を含む。この実施形態はまた、少なくとも一対のバッファメモリと、合成イメージバッファと、制御ユニットと、及び駆動ユニットを有するバッファメモリ構造も含んでいる。制御ユニットはバッファメモリ構造及び合成イメージバッファと通信し、前者内のデータの選択された部分を後者にコピーする。これらの選択された部分は、関連セグメント、ないし必要に応じて制御ユニットが特定した優位な関連セグメント(両者は共に上記で定義されている)となりうることに留意されたい。駆動ユニットは、制御ユニット、合成イメージバッファ、及びイメージングデバイスと通信する。
駆動ユニットの目的は、走査の間、合成イメージバッファ内のデータに応じて、適切なイメージングデバイスを付勢することである。その結果、合成イメージバッファ内のデータに対応したイメージが記録媒体上に適用される。更なる実施形態においては、制御ユニット、駆動ユニット又はその両者がデジタルコンピュータとなり得る。
【0032】
別の実施形態においては、本発明はイメージのサイズと解像度の調整を通して、イメージを最適化する。この実施形態においては、相対運動しているときの記録媒体に対するイメージングデバイスの位置を示す生位置信号が生成される。解像度向上パラメータとイメージサイズパラメータが画定され、生位置信号に乗算されて、高周波数の「副画素クロック」を生成する。最適化された位置信号は、少なくとも一つの画素プリスケーラによって、副画素クロックを分割することによって生成される。画素プリスケーラーは、以下で述べるように、画素のサイズを決定するのに役立つ。相対運動の間、イメージングデバイスは、生位置信号によってではなく、最適化された位置信号によって指示された位置において、イメージデータに応じて付勢される。その結果、イメージデータの最適化された表示が記録媒体上に適用される。
【0033】
この実施形態の一つの型において本発明は、二つ以上のイメージングデバイスと、記録媒体に対する支持体と、及びイメージングデバイスと支持体の間に相対運動をもたらすデバイスとを有するイメージ最適化装置を供給する。この実施形態はまた、記録媒体に対するイメージングデバイスの位置を決定する感知システムも含んでいる。典型的には、この感知システムは、位相同期ループと通信する位置エンコーダを有している。位相同期ループは、位置エンコーダ、解像度向上パラメータ、及びイメージサイズパラメータによって生成された信号に応答する。更に、位相同期ループは、第二の信号を生成するが、その周波数は、解像度向上パラメータとイメージサイズパラメータによって決定される。一般に、この第二の信号(副画素クロック)は、解像度向上パラメータとイメージサイズパラメータにより乗算された、エンコーダ信号の積を表している。副画素クロックの周波数はエンコーダ信号の周波数よりも高いので、このクロックは記録媒体上における画素位置に、サブミクロンの解像度を与える。
【0034】
隣接するイメージ画素の中心間距離は固定されていて、イメージ解像度によって決定される、特定数の副画素クロックパルスと等しい。副画素クロックの周波数は、これを少なくとも一つの画素プリスケーラによって分割することにより減少される。これは、各画素の起点を、その画素の中心点に対して調整することを可能にする。本質的には、この調整が記録媒体上へのイメージデータ要素ないし画素出力の実際のサイズに影響を与える。
【0035】
製造上、ないし組立上の公差は、イメージングデバイス相互の間で向きにばらつきをもたらすことがある。このばらつきを補償するために、副画素クロックに応答するオフセットレジスターが各イメージングデバイスに対して与えられ、後者の起点を調整するようにされる。各画素プリスケーラ(典型的には各イメージングデバイスに対して一つ)は、対応するオフセットレジスタに関連し、かつこれに対して応答する。これらのレジスタは、関連する画素プリスケーラと通信し、画素の各カラムに対して、記録媒体上の第一の画素の配置を決定する。イメージング装置がドラム型の記録装置である場合、オフセット値は典型的には、記録媒体の各回転毎に調整され、基準線のばらつきを補正する。
【0036】
この実施形態の型に更に含まれるのは、感知システム及びイメージデータと通信し、かつこれらに応答する制御ユニットと、少なくとも一つの駆動ユニットである。駆動ユニットは制御ユニット、及びイメージングデバイスと通信する。駆動ユニットは、少なくとも一つの画素プリスケーラ及び関連するオフセットレジスタに応答し、イメージデータと最適化された位置信号に応じ、相対運動の間、かつその特定の位置において、選択的にイメージングデバイスを付勢する。駆動ユニットは、各イメージングデバイスを付勢する信号の形状と持続時間を決定するが、それは画素プリスケーラによってイネーブルされるまでは、イメージングデバイスの駆動を開始できない。従って、駆動ユニットは画素プリスケーラと協働して、全体的な画素サイズを決定する。事実、駆動ユニットは、画素プリスケーラが画素の隣接する領域間の境界を越える際にも、イメージングデバイスを駆動し続けることができる。
【0037】
位置エンコーダは角位置エンコーダでよいことに留意されたい。一つ以上の制御ユニット、駆動ユニット、及び感知システムはデジタルコンピュータであり得る。
【0038】
本発明の別の実施形態には、上述のバッファリングの方法と最適化の方法の両者が含まれる。具体的には、この実施形態においては、少なくとも二つのイメージングデバイスと一つの記録媒体が備えられ、相対運動するよう配置される。更に備えられるものは、各生イメージデータファイルに対して少なくとも一対のバッファメモリを有するバッファメモリ構造である。このメモリ構造は更に、合成イメージバッファメモリも有している。動作期間中、データの関連セグメント、ないし必要に応じてデータの優位な関連セグメントが特定される。対応するイメージデータは、各生イメージファイルから、割り当てられた一対のバッファメモリに入れられる。データの関連セグメント(ないし優位な関連セグメント)は、割り当てられた一対のバッファメモリから合成イメージバッファメモリ内にコピーされる。
【0039】
この実施形態においては更に、相対運動を行っている時の記録媒体に対するイメージングデバイスの位置を示す生位置信号が生成される。定義された解像度向上パラメータとイメージサイズパラメータが生位置信号に乗算され、副画素クロックを生成する。関連するオフセットレジスタと協働して、少なくとも一つの画素プリスケーラによって副画素クロックを分割することにより、最適化された位置信号が生成される。相対運動の間、合成イメージバッファ内のデータ及び最適化された位置信号に応じて、イメージングデバイスが付勢される。その結果、合成イメージバッファ内のデータの最適化された表示が記録媒体上に適用される。
【0040】
この実施形態の一つの型においては、本発明は二つ以上のイメージングデバイスと、記録媒体に対する支持体と、及びイメージングデバイスと支持体との間に相対運動を与えるデバイスとを有するイメージ処理装置を供給する。この実施形態は更に、少なくとも一対のバッファメモリ、合成イメージバッファ、制御ユニット、駆動ユニット、及び感知システムを有するバッファメモリ構造を含んでいる。制御ユニットは、感知システム、バッファメモリ構造、及び合成イメージバッファと通信する。制御ユニットは、バッファメモリ構造の中のデータの選択された部分を合成イメージバッファにコピーする。これらの選択された部分は関連セグメント、ないし必要に応じて優位な関連セグメントになりうることに留意されたい。感知システムは記録装置に対するイメージングデバイスの位置を決定する。上述のように、この感知システムは典型的には、位相同期ループと通信する位置エンコーダを有している。位相同期ループは、位置エンコーダ、解像度向上パラメータ、及びイメージサイズパラメータによって生成された信号に応答する。更に、位相同期ループは第二の信号を生成し、その周波数は解像度向上パラメータとイメージサイズパラメータによって決定される。一般に、この第二の信号は、解像度向上パラメータとイメージサイズパラメータにより乗算されたエンコーダ信号の積と、少なくとも一つの画素プリスケーラによる分割とを意味している。
【0041】
制御ユニット、合成イメージバッファ、及びイメージングデバイスとの通信も行う駆動ユニットは、少なくとも一つの画素プリスケーラとそれに関連するオフセットレジスタに応答する。駆動ユニットはイメージングデバイスを付勢する信号の形状と持続期間を制御するが、少なくとも一つの画素プリスケーラによってイネーブルされるまでは、後者を駆動しない。イメージングデバイスは合成イメージバッファ内のデータに応じて、相対運動の間、及びその特定位置において駆動される。これによって記録媒体上に、イメージの最適化された表示が適用される。
【0042】
上述の実施形態のいずれにおいても、一つ以上の制御ユニット、駆動ユニット、及び感知システムはデジタルコンピュータであり得る。従って、本発明の一つの実施形態には、イメージデータの編集と対応イメージの適用のためのコンピュータ読み取り可能なコードを含む製品が含まれている。このコードは、生イメージデータファイルを読み取り、このファイルの内容をバッファ内に入れ、このファイルから関連セグメントを特定し、この関連セグメントをコピーし、そしてイメージングデバイスを起動して対応イメージを適用するための複数の部分を含んでいる。別の実施形態においては、プログラム記憶媒体は、上述のイメージデータの編集とイメージの適用のための方法のステップを達成する、コンピュータによって実行可能な命令プログラムを実体的に具体化する。
【0043】
上述のイメージの最適化は、デジタルコンピュータを使用することでも達成できる。この場合、製品には、イメージデータの見当合わせを最適化するための、コンピュータ読み取り可能なコードが含まれる。このコードには、生位置信号を生成し、解像度向上パラメータ、イメージサイズパラメータを定義し、少なくとも一つの画素プリスケーラと関連するオフセットレジスタを定義し、最適化された位置信号を生成し、最適化された位置信号に応じてイメージングデバイスを起動し対応イメージの見当合わせを行うための複数の部分が含まれる。更なる実施形態においては、プログラムの記憶媒体は、コンピュータによって実行可能な命令プログラムを実体的に具体化し、上述のイメージの最適化のための方法のステップを達成する。
【0044】
本発明のその他の面と利点は、例示的に本発明の原理を説明する以下の詳細な説明と添付図面を一緒に参照することで、明白になるであろう。
【0045】
【発明の実施の形態】
本発明それ自体はもちろんのこと、本発明の上述の、及びその他の課題、特徴、及び利点が、添付図面とともに参照することにより、以下の様々な実施形態の説明からより十分に理解されるであろう。
【0046】
例示を目的として図面に示されているように、本発明はイメージ処理システムにおいて具体化されうる。本発明のシステムは動作上の効率を向上させ、イメージの整合誤差を取り除く。
【0047】
本発明のイメージ処理装置は、改良されたバッファメモリ構造、及び動的なイメージの調整のための位相同期ループを含んでいる。本発明は上述の効率の悪化とイメージの位置合わせ不良といった問題を回避する。
【0048】
以下の詳細な説明及び図面においては、同じ要素は同じ参照番号で特定される。
【0049】
図1は、イメージ処理装置100の一つの実施形態のブロック図である。典型的な印刷機は、それぞれが割り当てられたイメージ処理装置100を有する一つ以上のイメージングステーションを用いる。イメージ処理装置100は、バッファメモリ構造104,合成イメージバッファ108、及び駆動ユニット110を含んでおり、これらは全て制御ユニット102と電気的に通信を行う。バッファメモリ構造104は一以上のバッファメモリ対106を含んでいる。図1はバッファメモリ対106を三組のみ示しているが、これは単に明確化のためである。
バッファメモリ対106が何組になっても本発明の範囲内にある。一つの実施形態においては、一対のバッファメモリ106が、最終イメージの構成要素である生イメージデータファイルの各々に対して与えられる。
【0050】
更なる実施形態においては、一対のバッファメモリ106が、各生イメージデータファイルによって必要とされる各イメージングデバイス112に対して与えられる。このことは、イメージゾーンバッファ構造200を明示した図2に示されている。各ゾーンは一つのイメージングデバイス112に対応している。明確化のために、8つのゾーン(ゾーン0(202)からゾーン7(216))だけが図2に示されている。しかしながら、どのような数のゾーンも本発明の範囲内にある。
【0051】
簡単に概観すると、図2は、いくつかのイメージングゾーンにわたる寸法範囲(例えば「幅」)を有する二つの生イメージデータファイルを示している。「アルファ」ファイル(218)はゾーン1(204)からゾーン3(208)に及んでいる。「ベータ」ファイル(220)はゾーン2(206)からゾーン7(216)に及んでいる。この例においては、「アルファ」ファイル(218)が差し渡された三つのゾーンそれぞれに一対ずつ、三対のバッファメモリ106が「アルファ」ファイル(218)に与えられる。同様に、「ベータ」ファイル(220)が差し渡された6つのゾーンのそれぞれに一対ずつ、6対のバッファメモリ106が「ベータ」ファイル(220)に対して与えられる。この実施形態においては、一対のバッファ106は、最終イメージの構成要素である各生メージデータファイルが全体的にあるいは部分的に差し渡されたゾーンの各々に与えられる。
【0052】
動作の間、生イメージデータファイルの内容はバッファメモリ対106内に読み込まれる。利用可能なメモリの総量に応じて、生イメージデータファイルの各々が部分的又は全体的にバッファメモリ対106内に読み込まれる。もし、生イメージデータファイルの一部のみが一対のバッファメモリ106内に読み込まれる場合、その部分はそのバッファメモリ対106と関連するゾーン内の部分であるのが好ましい。しかしながら、各生イメージデータファイルの全体からデータを入手し、バッファメモリ対106内に入れることは、一回の大容量記憶検索トランザクションに基づいて効率的に達成でき、それによってデータアクセスのオーバーヘッドを減少させることが出来る。
【0053】
生イメージデータファイルの各々からの関連セグメントは、特定され、各データファイル内の位置からバッファメモリ対106内にコピーされ、更に合成イメージバッファ108内にコピーされる。代替的には、関連セグメント及び「非関連」セグメントの両者を含む各生イメージデータファイルの全部又は一部が、バッファメモリ対106内にコピーされうる。この場合は、関連セグメントのみがバッファメモリ対106から引き出され、合成イメージバッファ108内にコピーされる。
【0054】
関連セグメントの重なり合いが存在する場合がある。この例は図2に示されており、そこでは「アルファ」ファイル(218)と「ベータ」ファイル(220)がゾーン2(206)とゾーン3(208)で重なり合う。重なり合いが存在する場合、優位な関連セグメントが特定される。この例の場合、一つのファイル「ベータ」(220)のみがゾーン2(206)とゾーン3(208)内で優位になる。(同じファイルが各ゾーンで優位であることは必要でない。)閉じこめられた単数又は複数のセグメントではなく、優位な関連セグメントを示すデータが、その後合成イメージバッファ108内にコピーされる。
【0055】
一つの実施形態においては、優位な関連セグメントは不透明インクモデルに応じて画定される。この実施形態においては、バッファメモリ対106内に記憶された関連セグメントを示す全てのデータは合成イメージバッファ108内にコピーされる。イメージの重なり合いは、後にコピーされたデータに前にコピーされたデータを上書きすることによって対処される。従って、最後に合成イメージバッファメモリ108にコピーされたデータが、記録媒体114上に最終的にイメージングされる優位な関連セグメントを示すことになる。
【0056】
更に図1に示されているのは、相対運動を与えるデバイス116、例えばモータである。デバイス116はイメージングデバイス112と記録媒体の支持体118との間に相対運動を与える。記録媒体114は支持体118に取り付けられているので、記録媒体114もまたイメージングデバイス112と相対運動を行う。図1は、支持体118がドラム形状を有し、記録媒体114がシリンダ形状を有することを示しているが、他の構成も本発明の範囲内にある。例えば、支持体118が平台型構造になることや、記録媒体114が平らな表面になることも可能である。もし望むならば、支持体118は従来型の平版印刷機の設計に簡単に組み込むとができ、印刷機の版シリンダとして動作することが出来る。従ってデバイス116は、印刷の間に印刷シリンダを回転させるのに使用されるのと同じモータである。代替的には、支持体118はスタンドアローン型のプレート作成用又は校正用装置の上に設けることができる。いずれの構成においても、支持体118と記録媒体114は密に取り付けられるように形成される。
【0057】
駆動ユニット110は、合成イメージバッファ108及びイメージングデバイス112と電気的に通信する。ここでも、明確化のために、イメージングデバイス112は8つのみが図1に示されているが、イメージングデバイス112の数がいくつになろうとも、本発明の範囲内にある。動作期間中、相対運動が行われている間に、合成イメージバッファ108内のデータに応じて、駆動ユニット110がイメージングデバイス112を付勢する。これによって記録媒体114に、合成イメージバッファ108内のデータの「イメージとしての」表示が適用される。
【0058】
更に図1に示されているのは感知システム120であり、これは制御ユニット102と電気的に通信する。この感知システム120は、イメージングデバイス112に対する支持体118(従って、記録媒体114)の位置を、制御ユニット102に伝える。感知システム120は、位置エンコーダ122と位相同期ループ124を含んでいる。位置エンコーダ122は相対運動中の記録媒体114とイメージングデバイス112の間の相対的な位置を識別して、その位置を示す出力信号を生成する。この信号は「生位置信号」と呼ばれる。支持体118がドラム形状を有し、記録媒体114がイメージングデバイス112を通り過ぎるように回転される場合、位置エンコーダ122は角度エンコーダでよい。角度エンコーダは、イメージングデバイス112に対しての支持体118の角度位置を示す出力信号を供給する。
【0059】
図3は、位相同期ループクロッキング方式300を示している。位置エンコーダ122の出力信号は、位相同期ループ124内にある位相比較器302に対して供給される。位相同期ループ124は、ローパスフィルタ増幅器304と電圧制御発振器306を含んでいる。よく知られているように、あらゆる位相同期ループの一般的な目的は、入力信号と同相にある出力信号を生成することである。
入力信号の位相が変化すると、位相同期ループはその出力信号を変化させ、出力信号の位相を入力信号の位相と一致させる。これは典型的には、電圧制御発振器の出力を位相比較器の入力にフィードバックすることによってなされる。この実施形態においては、位相比較器302にフィードバックされる電圧制御発振器の出力信号312は、先にイメージサイズパラメータ308及び解像度向上パラメータ310によって分割される。この二段の分割の効果は、電圧制御発振器の出力信号312の周波数を変化させることである。この変化された周波数は、イメージサイズパラメータ308及び解像度向上パラメータ310が乗じられた位置エンコーダ122の出力信号の周波数に関係する。更に、電圧制御発振器の出力信号312は、位置エンコーダ122の出力信号と同相のままである。
【0060】
この実施形態においては、電圧制御発振器の出力信号312の周波数は副画素クロックとして動作し、記録媒体114上の画素位置にサブミクロンの解像度を与える。この出力信号312は次いで、少なくも一つの画素プリスケーラ316によって分割される。この少なくとも一つの画素プリスケーラ316は、少なくとも一つの関連するオフセットレジスタ320と通信しており、駆動ユニット110をイネーブルするために使用される。これによって、各画素の起点をその中心点に対して調整することが可能となり、全体の画素サイズが補正される。オフセットレジスタ320は、画素プリスケーラ316に類似した分割機能を有していて、単一のパルスを発する。従ってオフセットレジスタ320は、「単一パルスプリスケーラ」と考えることもできる。
【0061】
イメージデータ314がイメージングデバイス112に転送される速度は、上述した二段の分割を利用し、電圧制御発振器の出力信号312の周波数を調整することによって変化させることが出来る。これは、記録媒体114上に表示される際のイメージのサイズ及び解像度の調整を可能にする。例えば、解像度向上パラメータ310による分割は、電圧制御発振器の出力信号312の周波数を増加させうる。この周波数の増加によって、制御ユニット102は、イメージングデバイス112に対する記録媒体114の位置の小さな変化を識別することが出来るようになる。従って駆動ユニット110は、より大きな周波数において、イメージングデバイス112を付勢することができる。結果として、記録媒体114上に完成したイメージを生成する、イメージングデバイス112によって生成される個々の「ドット」間の間隔はより接近することになる。この接近した間隔により、最終イメージは、乗算を経ずに得られるものに比べると、向上した解像度を有することになる。
【0062】
別の例においては、イメージサイズパラメータ308による分割によって、電圧制御発振器の出力信号312の周波数が変化する。これは、記録媒体114上に表示される最終イメージの寸法の「拡大」と「縮小」を意味している。これは例えば、製造上の公差を原因とするドラムないしプレートの大きさのばらつきに関して最終イメージの調整をする上で役立つ。適切な見当合わせ(即ち、位置合わせ)が、最終イメージのサイズ調整によって得られる。
【0063】
副画素クロックに応答する少なくとも一つのオフセットレジスタ320が、イメージングデバイス112相互間の「開始ライン基準」におけるばらつきを補償するのに使用される。これは、典型的には製造上あるいは組立上の公差が原因で、一つのイメージングデバイスが他と比較して異なる向きを有する時に生ずる。
従って、誤った方向に向けられたイメージングデバイスの放電は、他のイメージングデバイスとは異なる軌道を有することになる。その結果、記録媒体上の寸法的に一貫したドット位置に至る放電は得られず、このためイメージに歪みが生じる。
【0064】
開始ライン基準の相違を補償するために、一つの実施形態は、各イメージングデバイス112に対して、固有のオフセットレジスタ320を含んでいる。この構成においては、各イメージングデバイス112は、固有のオフセットレジスタ320と関連する、割り当てられた画素プリスケーラ316を有する。オフセットレジスタ320はその関連する画素プリスケーラ316と通信し、駆動ユニット110をイネーブルする。従って、画素プリスケーラ316と駆動ユニット110は一緒になって、実際に適用されるドットのサイズを決定する。各イメージングデバイスに対する、オフセットレジスタ320の適切な値の選択によって、向きのばらつきが補償される。更に画素プリスケーラ316は、イメージサイズパラメータ308と解像度向上パラメータ310の影響を受けた後に、電圧制御発振器の出力信号312に作用する。これによって、これらのパラメータの影響はイメージ全体にわたって均等に分散される。
【0065】
イメージサイズパラメータ308及び解像度向上パラメータ310の値を変化させ、生位置信号の周波数を調整することによって、副画素クロックが生成される。少なくとも一つの画素プリスケーラ316によってこの副画素クロックを分割することで、最適化された位置信号が生成される。整数又は分数の数値であるこれらのパラメータとプリスケーラの値が、基本的には生位置信号を周波数変調することによって、このような調整を達成する。ユーザは、例えばレジスタやカウンタを利用することによってこれらのパラメータの値を選択し、制御インタフェース318を使用して、これらの値を伝えることができる。パラメータ値は離散的な性質を有するにも関わらず、周波数変調の結果、その影響はアナログ電圧制御発振器の出力信号312に対して滑らかに及ぶ。これにより、イメージサイズと解像度の向上の調整がイメージ全体を通してスムース且つ一様に取り入れられ、結果として視覚的に満足なものとなる。
【0066】
本発明の更なる実施形態では、デジタルコンピュータが制御ユニット102、駆動ユニット110、又は感知システム120のうちの一つ以上の役割を果たすという追加的な特徴が含まれる。従って、バッファリングやイメージの最適化などの上述の動作の多くは、割り当てられたコンピュータのハードウェアではなくソフトウェアで実行されうる。生イメージデータファイルの読み込み、イメージの重なり合いの特定、バッファ間でのイメージデータのコピー、及びイメージングデバイス112の付勢もまた、ソフトウェアで行うことができる。図1はブロック図であるので、列記された項目は個別の要素として示されていることに留意されたい。しかしながら、本発明の実際の具現化に際しては、それらはデジタルコンピュータのような他の電子デバイスの、不可分の構成要素であり得る。
【0067】
上述の記載から、本発明により与えられるイメージ処理システムが、適切なイメージサイズとイメージ整合を維持しながら、効率的なシステムの動作を保証する平易で効果的な方法をもたらすことが理解されるであろう。データアクセス時間の遅さを原因とする低いシステムスループットという問題は、おおかた排除される。
【0068】
上述のイメージ処理システムはイメージサイズとイメージ整合の動的な制御を容易にする。従って、受け入れがたいイメージの見当合わせの誤差は減少し、ないしは排除される。
【0069】
当業者であれば、本発明をその思想や本質的な特徴から逸脱することなしに、他の具体的な形状において具体化できることを理解するであろう。それ故、上述の実施形態は、ここに記載された発明を制限するのではなく、あらゆる点において例示的なものであると認められる。従って、本発明の範囲は上述の記載よりはむしろ、添付の請求項によって示され、請求項と意味的及び範囲的な均等な全ての変更は、本発明の範囲中に含まれることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるイメージ処理装置のブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態によるイメージゾーンバッファの概略図である。
【図3】本発明の一実施形態による位相同期ループクロッキング方式のブロック図である。
【符号の説明】
100…イメージ処理装置
102…制御ユニット
104…バッファメモリ構造
106…バッファメモリ対
108…合成イメージバッファ
110…駆動ユニット
112…イメージングデバイス
114…記録媒体
116…相対運動供給デバイス
118…記録媒体支持体
120…感知システム
122…位置エンコーダ
124…位相同期ループ
200…イメージゾーンバッファ構造
202…ゾーン0
204…ゾーン1
206…ゾーン2
208…ゾーン3
216…ゾーン7
218…「アルファ」ファイル
220…「ベータ」ファイル
300…位相同期ループクロッキング方式
302…位相比較器
304…ローパスフィルタ増幅器
306…電圧制御発振器
308…イメージサイズパラメータ
310…解像度向上パラメータ
312…電圧制御発振器出力信号
314…イメージデータ
316…画素プリスケーラ
318…制御インタフェース
320…オフセットレジスタ

Claims (11)

  1. 複数の生イメージデータファイルを供給するステップと、
    複数のイメージングデバイスを供給するステップと、
    記録媒体を供給するステップと、
    各生イメージデータファイルに対して、少なくとも一対のバッファメモリからなるバッファメモリ構造を供給するステップと、
    前記イメージングデバイスと前記記録媒体の間に相対運動をもたらすステップと、
    複数の生イメージから得られた最終イメージとなる前記合成イメージの一部分である少なくとも一つの関連セグメントを、前記生イメージデータファイルの各々から特定するステップと、
    各生イメージデータファイルから、前記少なくとも一つの関連セグメントに対応するイメージデータを、前記各生イメージデータファイルに関連する前記少なくとも一対のバッファメモリ内に入れるステップと、
    前記少なくとも一つの関連セグメントを、前記関連する少なくとも一対のバッファメモリから、合成イメージバッファ内にコピーするステップと、
    前記記録媒体に対する前記イメージングデバイスの位置を示す生位置信号を生成するステップと、
    解像度向上パラメータを画定するステップと、
    イメージサイズパラメータを画定するステップと、
    少なくとも一つのオフセットレジスタを画定するステップと、
    前記オフセットレジスタに応答する少なくとも一つの画素プリスケーラを画定するステップと、
    前記生位置信号とフィードバック信号を位相同期ループに適用して副画素クロックを生成し、前記フィードバック信号が前記副画素クロックに前記解像度向上パラメータと前記イメージサイズパラメータを乗算して得られ、前記副画素クロックを前記少なくとも一つの画素プリスケーラで分割することによって、最適化された位置信号を生成するステップと、
    前記相対運動の間、前記合成イメージバッファ内のデータと前記最適化された位置信号に応じて前記イメージングデバイスを付勢し、それによって前記記録媒体に、前記合成イメージバッファ内の前記データの最適化された表示を適用するステップとからなる、イメージ処理方法。
  2. 前記バッファメモリ構造を供給するステップが、
    イメージングデバイスにより走査される記録媒体上の領域であるイメージングゾーンを、各イメージングデバイスに対して画定するステップと、
    各生イメージデータファイルをイメージングするためにどのイメージングゾーンが必要かを決定するステップと、
    各生イメージデータファイルに対して、必要とされるイメージングゾーンの各々について一対のバッファメモリを供給するステップを更に含む、請求項の方法。
  3. 前記バッファ内に入れるステップが、前記少なくとも一つの関連セグメントに対応するイメージデータを、各生イメージデータファイルから、必要とされる各イメージングゾーンに供給された前記一対のバッファメモリ内に入れるステップを更に含む、請求項のイメージ処理方法。
  4. 前記少なくとも一つの関連セグメントを特定するステップが、
    前記合成イメージにおける複数の関連セグメントの少なくとも一つの重なり合いの存在を突き止めるステップと、
    前記合成イメージにおいて優位性を有する優位な関連セグメントを、各重なり合いに対して決定するステップと、
    前記優位な関連セグメントを、前記少なくとも一つの関連セグメントとして分類するステップとからなる、請求項の方法。
  5. 前記合成イメージバッファ内において、前記少なくとも一つの関連セグメントは、順次コピーされるイメージセグメントが先行するイメージセグメントに対して優位になることを可能にすることによってイメージの重なり合いを処理する不透明インクモデルに従い、優位な関連セグメントによって上書きされることを許すステップを更に含む、請求項の方法。
  6. 複数のイメージングデバイスと、
    記録媒体に対する支持体と、
    前記イメージングデバイスと前記支持体の間に相対運動を与えるデバイスと、
    少なくとも一対のバッファメモリからなるバッファメモリ構造と、
    合成イメージバッファと、
    前記記録媒体に対する前記イメージングデバイスの位置を判定する感知システムであって、位置エンコーダと位相同期ループとからなり、前記位置エンコーダが前記位置を示す第一の信号を生成し、前記位相同期ループが、前記第一の信号とフィードバック信号を受け取って第2の信号を生成し、前記フィードバック信号が前記第2の信号を(i)解像度向上パラメータ、及び(ii)イメージサイズパラメータによって分割することにより得られ、前記第二の信号が前記解像度向上パラメータと前記イメージサイズパラメータによって決定される周波数を有している感知システムと、
    前記感知システムに応答し、前記バッファメモリ構造及び前記合成イメージバッファと電気的に通信し、前記バッファメモリ構造内のデータの選択された部分を、前記合成イメージバッファ内にコピーするように動作する制御ユニットと、
    前記制御ユニット、前記合成イメージバッファ、及び前記イメージングデバイスと電気的に通信し、少なくとも一つの画素プリスケーラに応答し、前記相対運動の間、前記相対運動の特定位置において、前記合成イメージバッファ内のデータに応じて前記イメージングデバイスを付勢し、それによって前記記録媒体に前記合成イメージバッファ内のデータの最適化された表示を適用する駆動ユニットとからなる、イメージ処理装置。
  7. 前記位置エンコーダが角度位置エンコーダからなる、請求項のイメージ処理装置。
  8. 前記第二の位置信号が連続的なイメージング位置を示し、また前記解像度向上パラメータと前記第一の信号の積を表し、前記第二の位置信号がそれによって、前記第一の信号に対して増大した位置解像度を供給する、請求項のイメージ処理装置。
  9. 前記第二の信号が連続的なイメージング位置を示し、また前記イメージサイズパラメータと前記第一の信号の積を表し、前記第二の信号がそれによってイメージサイズをスケーリングする、請求項のイメージ処理装置。
  10. 前記第二の信号が更に、前記少なくとも一つの画素プリスケーラによって分割される、請求項のイメージ処理装置。
  11. 前記制御ユニット、前記駆動ユニット、及び前記感知システムの少なくとも一つがデジタルコンピュータからなる、請求項のイメージ処理装置。
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