JP4581683B2 - 建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造及び取付方法 - Google Patents
建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造及び取付方法 Download PDFInfo
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Description
図1は本発明の第1実施形態に係るカウンターウエイトの取付構造を適用したクレーンを示す側面図で、図2は上部旋回体の後部にカウンターウエイトを取付けた状態を示す平面図、図3はカウンターウエイトを上部旋回体へ取付けた状態を示す側面図である。
第2実施形態では、図6(a)に示すように、上部旋回体3の後端部下面に、上側に窪むとともにその窪んだ上面31aが平面となっている旋回体側当接部31を設けている。一方、基部ウエイト20aの前部に前側に突出するとともにその突出部の上面32aが平面となっているウエイト側当接部32を設け、図6(b)に示すようにこれら当接部31、32の互いに平面的な上面31a、32a同士が上下方向に当接することによりカウンターウエイト20の上昇移動を規制する構成としている。また、基部ウエイト20aのブラケット22には、前記ロックピン孔14に位置合せされるロックピン孔26が形成されている。なお、図6において、図1〜図5と同一部分には同一番号を付している。
(1)上述した実施形態においてはカウンターウエイト20の上面に、ロープ吊り上げ用の被吊り上げ部30を左右1つずつ位置調整(重心よりも前側位置に調整)して設け、等長の2本のロープでカウンターウエイト20を前上がりの傾斜姿勢にして吊り上げているが、本発明はこれに限らない。例えば、被吊り上げ部30を前側、後側の左右の合計4箇所に設け、前側の吊りロープを短くすることにより、カウンターウエイトを前上がりの傾斜姿勢にしてもよく、或いは、同一長さのロープを用い、前側の被吊り上げ部30を、カウンターウエイト20が水平姿勢となる位置より前側に配置して前側が後側よりも高くなるようにしてもよい。或いは等長の吊りロープを用い、後側の被吊り上げ部30を高く設定する等してもよい。
2 下部走行体
3 上部旋回体
5 ガントリ
7 ウエイト取付位置
8 ロープ
11 旋回体側取付部
12 取付凹部
13 位置決め凹部(位置決め手段)
14 ロックピン孔(ロック手段)
20 カウンターウエイト
20a 基部ウエイト
20b 分割ウエイト
21 ウエイト側取付部
23 取付ピン孔
24 取付ピン
25 位置決めピン孔(位置決め手段)
26 ロックピン孔(ロック手段)
27 位置決めピン(位置決め手段)
28 ロックピン(ロック手段)
30 被吊り上げ部
31 旋回体側当接部
32 ウエイト側当接部
Claims (8)
- 下部走行体上に搭載された上部旋回体の後部に旋回体側取付部、カウンターウエイトにウエイト側取付部をそれぞれ設け、カウンターウエイトを上部旋回体の後方で吊り上げて、上部旋回体後部のウエイト取付位置で上記両取付部により取付ける建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造において、
上記カウンターウエイトの取付時にカウンターウエイトの上昇移動を規制してカウンターウエイトを上記ウエイト取付位置に位置決めする位置決め手段を具備し、
前記位置決め手段は、上部旋回体の後部に設けられた旋回体側当接部と、カウンターウエイトの前部に設けられ、前記旋回体側当接部に下方から当接してカウンターウエイトの上昇移動を規制するウエイト側当接部とを有し、
前記ウエイト側当接部が位置決めピン、前記旋回体側当接部が下向きに開口した状態で設けられ前記位置決めピンが係合する位置決め凹部で、前記ウエイト側取付部が水平な取付ピン、前記旋回体側取付部がこの取付ピンを係合させる上向きに開口した取付凹部であることを特徴とする建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造。 - 請求項1に記載の建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造において、前記旋回体側当接部及びウエイト側当接部は、互いの平面で当接するように構成されていることを特徴とする建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造。
- 請求項1または2に記載の建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造において、前記カウンターウエイトは、吊り上げ手段により吊り上げられる被吊り上げ部を有し、該被吊り上げ部は、カウンターウエイトが前上がりの傾斜姿勢で吊り上げられることとなる位置に設けられていることを特徴とする建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造において、カウンターウエイトを上部旋回体のウエイト取付位置にロックするロック手段を具備することを特徴とする建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造。
- 請求項4に記載の建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造において、前記ロック手段として、上部旋回体とカウンターウエイトの双方に設けられ、カウンターウエイトを上部旋回体の取付位置に取付けた状態で合致するロックピン孔と、これら両ロックピン孔に跨って着脱自在に挿入されるロックピンとを具備することを特徴とする建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造において、複数のウエイトが上下方向に積層される横置き型カウンターウエイトにおける最下段のウエイトに、前記ウエイト側取付部及び位置決め手段が設けられていることを特徴とする建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造において、複数のウエイトが前後方向に積層される縦置き型カウンターウエイトにおける最前段のウエイトに、前記ウエイト側取付部及び位置決め手段が設けられていることを特徴とする建設機械におけるカウンターウエイトの取付構造。
- 下部走行体上に搭載された上部旋回体の後部に上向きに開口した取付凹部、カウンターウエイトに、前記取付凹部に係合される水平な取付ピンをそれぞれ設けるとともに、上部旋回体の後部に下向きに開口した位置決め凹部、カウンターウエイトの前部に、前記位置決め凹部に下方から当接してカウンターウエイトの上昇移動を規制する位置決めピンを設け、
カウンターウエイトを上部旋回体の後方において前上がりの傾斜姿勢で吊り上げて前記位置決め凹部に前記位置決めピンを当接させることによりカウンターウエイトを上記ウエイト取付位置に位置決めする工程と、
位置決めされたカウンターウエイトを更に吊り上げてカウンターウエイトを、前記位置決め凹部と前記位置決めピンとの当接点を中心として水平姿勢に向けて揺動させることにより前記取付凹部及び前記取付ピンを位置合わせして取付ける工程とを含むことを特徴とする建設機械におけるカウンターウエイトの取付方法。
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