JP4579607B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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本発明は、凸凹した記録面を有する記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置に関する。
従来、インクジェット記録装置において、印字面に凸凹がある媒体に印字を行う際に媒体とインクジェット記録装置のインクジェットヘッド間の距離を測定し、その測定距離に応じてインクジェットヘッドに与える駆動電圧やパルス幅を制御して印字を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−165406号公報
特許文献1に記載されたものでは、媒体とインクジェットヘッド間の距離を変えないでインクジェットヘッドの駆動条件を変えることで印字を行っているが、媒体とインクジェットヘッド間の距離が大きい等の条件では、駆動条件で制御できない距離以上となった場合は印字が困難なものとなる。
また、インクジェットヘッドの記録可能幅の範囲内で媒体とインクジェットヘッド間の距離が大きく異なる場合には、インクジェットヘッドの駆動条件をどの距離に相当させて記録制御するかが困難なものとなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、凸凹した記録面を有する記録媒体においても、インクジェットヘッドの駆動条件に関する制御を必要とせず、良好な記録を行うことができるインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明は、所定の駆動条件に基づいてインクを吐出する複数のノズルを設けたインクジェットヘッドを有し、画像データに基づいて、インクジェットヘッドのノズルを選択してインクを吐出するとともに、凸凹した記録面を有する記録媒体を載置した記録媒体載置台とインクジェットヘッドとを相対的に移動させて記録媒体に画像記録を行うインクジェット記録装置において、例えば、所定の仮想平面又はインクジェットヘッドに対する記録媒体の記録面の座標位置を示す座標情報を取得し、取得した座標情報を、少なくともインクジェットヘッドのインクの吐出に関する吐出性能、外形サイズ及び記録可能幅に関する情報を含む特性情報に基づいてインクジェットヘッドで画像データを記録できるように複数のエリアに分割し、この分割された座標情報に基づいて、画像データを切り分け、この切り分けたそれぞれの画像データに基づいて記録媒体の記録面に記録を行うものである。
さらに、取得した座標情報を所定角度回転させる座標情報回転手段と、記録媒体とインクジェットヘッドとを相対的に移動させて画像記録を行う向きを変化させるため、記録媒体載置台又はインクジェットヘッドの向きを回転させる回転手段とを具備し、取得した座標情報に基づいてインクジェットヘッドで画像データを記録できるように分割できない場合、座標情報回転手段により取得した座標情報を所定角度回転させ、その回転させた座標情報に基づいて前記分割を行い、回転手段は、座標情報を回転させた所定角度に応じて記録媒体載置台又は前記インクジェットヘッドの向きを回転させる。
本発明によると、凸凹した記録面を有する記録媒体においても、インクジェットヘッドの駆動条件に関する制御を必要とせず、良好な記録を行うことができるインクジェット記録装置を提供できる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、インクジェット記録装置の有する記録媒体に記録を行う記録ステージ1の構成を概略的に示す図である。
記録ステージ1は、底板2と、その底板の上面に配置された記録媒体載置台3と、その記録媒体載置台3の上面から所定距離上方に設置されたインクジェットヘッドブロック4とで構成している。底板2内には、図中前後方向が長手方向となるようにX軸ステージ5を、そのX軸ステージ5に直交するように(図中左右方向が長手方向となるように)Y軸ステージ6を設置している。記録媒体載置台3は、X軸ステージ5に沿って移動することにより図中前後方向に移動し、Y軸ステージ6に沿って移動することにより図中左右方向に移動する。また、記録媒体載置台3に対して鉛直方向が長手方向となるように配置されたZ軸ステージ7を設置しており、インクジェットヘッドブロック4は、このZ軸ステージ7に沿って鉛直方向へ移動する。
なお、この実施の形態では、インクジェットヘッドブロック4は鉛直方向へ移動し、記録媒体載置台3を前後左右方向へ移動するように構成しているが、これに限るものではなく、記録媒体載置台3を固定設置し、インクジェットヘッドブロック4が鉛直方向とともに前後左右方向へ移動するように構成しても良いし、インクジェットヘッドブロック4を固定設置し、記録媒体載置台3を前後左右方向だけでなく鉛直方向へ移動するように構成等しても良い。
図2は、インクジェットヘッドブロック4を概略的に示す図である。インクジェットヘッドブロック4は、インクジェットヘッド4a、距離検出センサ4b、ベース4cを有しており、インクジェットヘッド4a及び距離検出センサ4bはベース4cに固着してある。なお、距離検出センサ4bのセンス位置がインクジェットヘッド4aのインク吐出面と同位置となるように、距離検出センサ4bをベース4cに固定してある。インクジェットヘッド4aには、インク供給部4dが設けてあり、このインク供給部4dを介して図示しないインクタンクからインクジェットヘッド4a内部にインクを供給する。インクジェットヘッド4aは、従来からあるものと同様なものであるため詳細な説明は省略するが、例えば、複数のインクを吐出するノズルを長手方向に沿って所定の間隔で配置してあり、それぞれノズルと連通しているインク室のうち、後述する処理により転送される画像データに基づいて選択したインク室に所定の駆動条件を与えインク室の室壁を動作させることにより、ノズルからインクを吐出する。また、このインクジェットヘッド4aは、インクを吐出するインク吐出面からインクが吐出される記録媒体までの距離が1mmから5mmまでの範囲であるときは、記録品質を保って画像記録を行うことができるようになっている。
距離検出センサ4bは、例えば、超音波センサやレーザ等を記録媒体載置台3に載置された記録媒体の記録面に照射し、その反射光を後述する回路で検出するものである。距離検出センサ4bは、記録媒体の記録面との距離を、Z軸ステージ7の所定位置に固定された後、記録媒体載置台3をX軸ステージ5及びY軸ステージ6に沿って前後左右方向へ移動させることによりインクジェットヘッド4aに対する記録媒体の記録面の座標を検出する。なお、距離検出センサ4bは、インクジェットヘッド4aのインク吐出面と記録媒体の記録面の距離を検出する構成としたが、予め任意に設定した仮想平面を設けておきその仮想平面との距離を検出するようにしても良い。
図3は、インクジェット記録装置100の電気系統の要部を示すブロック図である。電気系統の要部は、CPU11、ROM12、P・RAM13、X駆動回路14、Y駆動回路15、Z駆動回路16、X座標位置検出回路17、Y座標位置検出回路18、Z座標位置及び記録面座標検出回路19、PC(パーソナル・コンピュータ)インタフェース20、画像メモリ21、画像切り分け回路22、画像転送回路23等で構成している。なお、CPU11と、ROM12、P・RAM13、X駆動回路14、Y駆動回路15、Z駆動回路16、X座標位置検出回路17、Y座標位置検出回路18、Z座標位置及び記録面座標検出回路19、PCインタフェース20、画像メモリ21、画像切り分け回路22とはバスライン24を介して接続している。
CPU11は、インクジェット記録装置100の制御部本体である。ROM12は、CPU11が実行するプログラムや固定データを示す情報等を記憶する。なお、ROM12に記憶される固定データには、例えば、インクジェットヘッド4aがインクを吐出して記録を行うときに、記録品質を保つことができる距離を示すインクの吐出性能に関する情報、インクジェットヘッド4aの記録可能幅を示す情報、インクジェットヘッド4aの外形サイズ(この実施の形態では、インクジェットヘッドブロック4の外形サイズとなる。)を示す情報等のインクジェットヘッド4aの特性を示す特性情報を記憶している(記憶手段)。P・RAM13は、CPU11がROM12に記憶されたプログラムを実行するときに使用するワークエリア等を有している。
X駆動回路14は記録媒体載置台3をX軸ステージ5方向に沿って移動させるためのX軸モータ25、Y駆動回路15は記録媒体載置台3をY軸ステージ6方向に沿って移動させるためのY軸モータ26、Z駆動回路16は、インクジェットヘッドブロック4を鉛直方向に移動させるためのZ軸モータ27を制御する。
X座標位置検出回路17は、記録媒体載置台3をX軸ステージ5に沿って移動させるときにX軸方向の位置を検出するためのX軸リニアスケール28から出力されるパルス信号をカウントすることにより記録媒体載置台3のX座標を検出し、Y座標位置検出回路18は、記録媒体載置台3をY軸ステージ6に沿って移動させるときにY軸方向の位置を検出するためのY軸リニアスケール29から出力されるパルス信号をカウントすることにより記録媒体載置台3のY座標を検出する。Z座標位置及び記録面座標検出回路19は、距離検出センサ4bから出力されるパルス信号をカウントすることにより、プリスキャン時は記録媒体の記録面の座標を検出し、記録時はZ軸方向のインクジェットヘッド4aの位置を検出する。このように、距離検出センサ4bと、Z座標位置及び記録面座標検出回路19とは、プリスキャン時の記録媒体の記録面の座標の検出及び記録時のインクジェットヘッド4aのZ座標の検出とを兼用する構成としているが、これらを兼用しないように構成しても良い。例えば、距離検出センサ4b及び記録面座標検出回路、Z軸リニアスケール及びZ座標位置検出回路を設け、プリスキャン時は、距離検出センサ4b及び記録面座標検出回路により記録面の座標を検出し、記録時はZ軸リニアスケール及びZ座標位置検出回路によりインクジェットヘッド4aの位置を検出するように構成する。
PCインタフェース20は、インクジェット記録装置100の外部のPC30から記録媒体に記録するための画像データを受信すると、CPU11の制御の下、受信した画像データを画像メモリ21へ出力する。
画像メモリ21は、PCインタフェース20が出力した画像データを一時的に保存する。そして、CPU11の制御の下、一時的に保存した画像データを画像切り分け回路22へ出力する。
画像切り分け回路22は、CPU11の後述する処理にて算出される座標分割情報及び記録制御情報に基づいて、画像メモリ21が出力した画像データを切り分けるとともに、切り分けた画像データに記録制御情報を付加する(画像データ切り分け手段)。画像切り分け回路22は、記録制御情報を付加した画像データそれぞれを画像転送回路23へ出力する。
画像転送回路23は、画像切り分け回路22が出力した、切り分けた画像データ及びその画像データに付加された記録制御情報をインクジェットヘッド4aに転送する。
インクジェットヘッド4aは、インクジェットヘッドブロック4のZ軸ステージ7方向への移動と一体となって鉛直方向に移動するとともに、画像転送回路23が出力したそれぞれの切り分けた画像データ及びその画像データに付加された記録制御情報に基づいて記録媒体の記録面へインクを吐出する。このとき、記録媒体載置台3に載置された記録媒体は、記録媒体載置台3のX軸ステージ5に沿ったX軸方向の移動及びY軸ステージ6に沿ったY軸方向の移動と一体となって移動する。
図4は、記録ステージ1の記録媒体載置台3に記録媒体31を載置した状態の一例を示す図である。この記録媒体31の記録面にPC30から送信された画像の記録を行う場合の処理について、図5のフローチャートを用いるとともに図6から図14を適宜参照しながら説明する。
CPU11は、オペレータによりインクジェット記録装置100の記録ステージ1の記録媒体載置台3に記録媒体31が載置された後、PC30からPCインタフェース20を介して画像データ等を受信する(ST1)。すると、CPU11は受信した画像データを画像メモリに一時的に記憶する(ST2)。
そして、CPU11は、Z駆動回路16は動作させずに、すなわち、距離検出センサ4bのZ軸方向の位置は固定したままで、X駆動回路14、Y駆動回路15に所定の動作をさせ記録媒体載置台3をX軸ステージ5、Y軸ステージ6に沿って移動させるとともに、X軸リニアスケール28、Y軸リニアスケール29、距離検出センサ4bを動作させる。このとき記録媒体載置台3の動作は、載置された記録媒体31の記録面が全て距離検出センサ4bの下方を通過するように動作する。このように動作することにより、CPU11は、X座標位置検出回路17、Y座標位置検出回路18、Z座標位置及び記録面座標検出回路19で検出した座標位置から記録媒体31の記録面の座標位置を示す座標情報を取得する(ST3,取得手段)。
CPU11は、ROM12に記憶されたインクジェットヘッド4aの特性情報に基づいて、上述の処理で取得した座標情報を分割する。すなわち、記録媒体31の記録面の凸凹形状と、インクジェットヘッド4aのインク吐出性能、記録可能幅及び外形サイズとを考慮して、記録媒体31の凸凹を有した記録面を全て記録品質を保って記録できるように座標情報を分割する(ST4,座標情報分割手段)。
図6は、X−Y平面において、取得した記録媒体31の記録面の座標情報を分割したときの一例を示す図であり、図7は図6におけるZ−X平面(Y=0)を示す図である。記録媒体31の記録面の凸凹形状、インクジェットヘッド4aの特性情報とを考慮して、取得した座標情報をエリアA1からエリアA11のエリアに分割している。
続いて、CPU11は、座標情報が分割する処理を行えたか否かを判断する(ST5)。すなわち、座標情報を取得した記録媒体31の記録面への記録を、インクジェット記録装置100で行えるか否かを判断する。CPU11は座標情報を分割する処理を行えなかったと判断したら、例えば、PC30へ記録ができない旨を示すメッセージを送信する等のエラー処理を行い(ST6)、処理を終了する。
CPU11は、座標情報を分割する処理を行えたと判断したら、上述の処理で算出した分割した座標情報に基づいて、分割された記録面の各エリアへ画像を記録するタイミングを示す記録制御情報を算出する。記録媒体載置台3に載置された記録媒体31へは、分割された各エリアA1からA11のそれぞれのエリアへ一列ずつ画像を記録していくが、このときに、インクジェットヘッド4aの記録可能幅分の画像データが上述の画像転送回路へ出力されるため、エリアの幅が記録可能幅より狭い場合は、結果的に画像を重複して記録することになってしまう。これを回避するために、記録を行うエリア以外の画像の記録を行わないように、各エリアの幅に応じて画像の記録を制御する記録制御情報を算出する(ST7)。
図8は記録制御情報を説明するために用いる図である。図示のように、エリアA4への画像記録を行うときには、図の斜線で示すエリアA1からA3の領域は、既に記録が行われている。エリアA4を記録する際には、インクジェットヘッド4aが、記録開始位置P1、中央位置P2、記録終了位置P3へと記録面に対して位置するように、記録媒体31がY方向へ動作する。なお、説明を簡略化するため同図においては、エリアA4へ記録を行うときの記録面に対するインクジェットヘッド4aの位置を相対的に示している。このときのインクジェットヘッド4aの記録可能幅は、エリアA4だけでなく、エリアA3,エリアA5のエリアを一部含んでいる。このエリアA4への記録を行う際に、エリアA3,A5への記録を行わないようにするために、記録制御情報として図9に示す記録範囲制御信号を作成する。
図9(a)から(c)は、記録開始位置P1、中央位置P2、記録終了位置P3にインクジェットヘッド4aが位置するときの記録範囲制御信号を示す図であり、図10(a)から(c)は、記録開始位置P1、中央位置P2、記録終了位置P3にインクジェットヘッド4aが位置するときのインクジェットヘッド4aの記録範囲を示す図である。記録開始位置P1、中央位置P2、記録終了位置P3にインクジェットヘッド4aが位置しているときには、それぞれ記録可能幅分の画像データが送られるが、エリアA4に対応する画像部分しか記録範囲制御信号がONとなっていない。すなわち、図10(a)から(c)で示すように、エリアA4の幅に対応する記録範囲で画像記録を行うようになっている。なお、インクジェットヘッド4aが記録開始位置P1、中央位置P2、記録終了位置P3に位置している場合を説明したが、他の位置に位置しているときも同様に、エリアA4に対応する部分しか記録範囲制御信号がONとならないため、重複した画像記録を行うことを防止できる。
この実施の形態では、記録制御情報は図9で示す記録範囲制御信号としたが、これに限るものではなく、例えば、図11に示すように、画像切り分け回路22で分割した座標情報に基づいて画像データを各エリアに切り分け、CPU11は記録制御情報としてその切り分けた画像データを書込むタイミング示すオフセット信号を算出して画像切り分け回路22へ出力するようにしても良い。また、図12に示すように、画像切り分け回路22で記録可能幅分の画像データに切り分け、CPU11は記録制御情報として、各エリア外の画像記録を行わない部分を白信号とするよう白範囲制御信号を算出して画像切り分け回路22へ出力し、画像転送回路23では画像記録を行わない部分は白画像(図中斜線でない部分)となるようにしても良い。
続いて、CPU11は、分割された各エリアへ画像記録を行うために、インクジェットヘッドブロック4及び記録媒体載置台3の移動位置情報を算出する。すなわち、記録媒体の各エリアへの画像記録を行うときに、インクジェットヘッドブロック4をZ軸方向に移動させるZ軸移動位置情報及び記録媒体載置台3をX軸方向へ移動させるX軸移動位置情報及びY軸方向へ移動させるY軸移動位置情報を算出する(ST8)。
そして、CPU11は、上述した処理により算出した分割した座標情報及び記録制御情報を画像切り分け回路22へ、X移動位置情報をX駆動回路14へ、Y移動位置情報をY駆動回路15へ、Z移動位置情報をZ駆動回路へそれぞれ出力する等を行い、インクジェット記録装置100の各部を総括的に制御して、記録媒体31へ画像記録を行う(ST9,ST7からST9により記録手段を構成する。)
図13は、エリアA1からA11へ記録を行うときのインクジェットヘッド4aと記録媒体31の記録面との相対的な位置関係をX−Y平面で示す図である。なお、説明を容易にするために記録媒体31の記録面に対するインクジェットヘッド4aの位置を示している。図14は、図13におけるZ−X平面(Y=0)を示す図である。エリアA1からエリアA11の各エリアへの記録を行う際に、インクジェットヘッド4aのZ軸方向の位置が変化していることを示している。
インクジェット記録装置100の画像記録の動作は、移動位置情報に基づいてエリアA1への記録を行うために、記録媒体載置台3をY軸方向へ移動させることにより記録媒体31の位置を調整するとともにZ軸方向へインクジェットヘッドブロック4を移動させることによりインクジェットヘッド4aの位置を調整し、記録媒体載置台3をX軸ステージ5に沿って移動させることにより記録媒体31をX軸方向へ移動させる。この記録媒体31のX軸方向の移動とともにインクジェットヘッド4aからエリアA1に対応する画像データ及び記録制御情報に基づいてインクを吐出して記録媒体31の記録面に画像記録を行う。この動作をエリアA1からエリアA11までに対して順次行うことにより、記録媒体31の記録面への画像記録を行う。
また、図示のように、エリアA1からエリアA6までの画像記録を行うときは、記録媒体31の記録面は右上がりとなっているため、インクジェットヘッド4aの右端部のみを用いて画像記録を行っている。また、逆に7,8回目のように記録媒体31の記録面が右下がりとなっている場合にはインクジェットヘッド4aの左端部のみを用いて画像記録を行っている。これによりインクジェットヘッド4aと記録媒体31の記録面との接触を防止しながら記録品質を保てる範囲で記録媒体31の記録面にインクジェットヘッド4aを近づかせることができる。
したがって、この実施の形態のインクジェット記録装置100によると、インクジェットヘッドブロック4の外形サイズよりも大きい範囲で凸凹した記録面を有する記録媒体31においても、記録媒体31の記録面と、インクジェットヘッド4aのインク吐出性能、記録可能幅及び外形サイズ等の特性情報とに基づいて、画像を記録する範囲を切り分け、切り分けた画像データに基づいて、記録媒体31とインクジェットヘッド4aの位置を相対的に調整して記録を行うことにより、インクジェットヘッド4aの駆動条件に関する制御を必要とせず、良好な記録を行うことができる。
なお、上記実施の形態では、記録媒体31の記録面から取得した座標情報を分割することができないと、ステップST6のエラー処理を行うように構成している。しかしながら、記録媒体31を載置する記録媒体載置台3を予め設定された角度、例えば、90度(又は、180度、270度)のように回転できる記録媒体回転手段(回転手段)をさらに設けることにより次のような処理を行うことが可能となる。なお、インクジェットヘッド4aの向きを所定角度回転させるように構成しても良い。
CPU11は、ステップST5で座標情報が分割できないと判断した場合に、取得した座標情報を、90度回転させる(座標情報回転手段)。そして、ステップST4で説明した座標情報を分割する処理を行い、再びステップST5の座標情報を分割する処理は行えたか否かを判断する。なお、この座標情報を回転し、回転した座標情報に対して分割を行えるか否かを判断する処理は、90度の場合だけでなくても、記録媒体回転手段で回転させられる角度全てに対して行うようにしても良い。
この処理を行っても座標情報の分割を行えない場合はエラー処理を行い、座標情報の分割を行えた場合は、CPU11は、分割した座標情報に加えて、回転した角度を示す角度情報を画像切り分け回路22に出力する。また、CPU11は、ステップST9の画像記録を行う前に上述の記録媒体回転手段を回転角度に応じ回転させる処理を行う。
例えば、瓦などの記録面に凸凹を有した記録媒体は、その凸凹の程度によっては、インクジェットヘッド4aの記録可能幅に対する瓦の相対的な移動方向を変えることにより、座標情報が分割できる場合と分割できない場合が生じるときがある。すなわち、瓦の記録面の凸凹形状と、インクジェットヘッド4aの特性情報とを考慮すると、ある向きでは記録ができるが、ある向きでは記録ができない場合が生じる場合がある。しかしながら、記録媒体回転手段を設けることにより、インクジェット記録装置100は、記録媒体載置台3に載置された記録媒体の向きを変化させ、向きを変えることにより画像記録が可能である場合には、記録媒体の向きを自動的に回転させて、画像記録を行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
本発明の実施の形態におけるインクジェット記録装置の記録ステージの構成を概略的に示す図。 同実施の形態におけるインクジェットヘッドブロックを概略的に示す図。 同実施の形態におけるインクジェット記録装置の電気系統の要部を示すブロック図。 同実施の形態における記録ステージの記録媒体載置台に記録媒体を載置した状態の一例を示す図。 同実施の形態における画像記録の処理を示すフローチャート。 同実施の形態におけるX−Y平面において、取得した記録媒体の座標情報を分割したときの一例を示す。 図6におけるZ−X平面(Y=0)を示す図。 同実施の形態における記録制御情報を説明するために用いる図。 同実施の形態におけるインクジェットヘッドが各位置に位置するときの記録範囲制御信号を示す図。 図9における各位置のインクジェットヘッドの記録範囲を示す図。 同実施の形態におけるインクジェットヘッドが各位置に位置するときのオフセット信号を示す図。 同実施の形態におけるインクジェットヘッドが各位置に位置するときの白信号を付加した画像データを示す図。 同実施の形態における画像記録時のインクジェットヘッドと記録媒体の記録面との相対的な位置関係を示す図。 図13におけるZ−X平面(Y=0)を示す図。
符号の説明
1…記録ステージ,2…底板,3…記録媒体載置台,4…インクジェットヘッドブロック,インクジェットヘッド4a,距離検出センサ4b,5…X軸ステージ,6…Y軸ステージ,7…Z軸ステージ,11…CPU、12…ROM、22…画像切り分け回路,100…インクジェット記録装置

Claims (2)

  1. 所定の駆動条件に基づいてインクを吐出する複数のノズルを設けたインクジェットヘッドを有し、画像データに基づいて、前記インクジェットヘッドのノズルを選択してインクを吐出するとともに、凸凹した記録面を有する記録媒体を載置した記録媒体載置台と前記インクジェットヘッドとを相対的に移動させて前記記録媒体に画像記録を行うインクジェット記録装置において、
    少なくとも前記インクジェットヘッドのインクの吐出に関する吐出性能、外形サイズ及び記録可能幅に関する情報を含む特性情報を記憶する記憶手段と、
    前記記録媒体の記録面の座標位置を示す座標情報を取得する取得手段と、
    この取得手段で取得した座標情報を前記記憶手段に記憶された特性情報に基づいて前記インクジェットヘッドで前記画像データを記録できるように複数のエリアに分割する座標情報分割手段と、
    この座標情報分割手段で分割された座標情報に基づいて、前記画像データを切り分ける画像データ切分手段と、
    この画像データ切分手段で切り分けたそれぞれの画像データに基づいて前記記録媒体の記録面に記録を行う記録手段と
    前記取得した座標情報を所定角度回転させる座標情報回転手段と、
    前記記録媒体と前記インクジェットヘッドとを相対的に移動させて画像記録を行う向きを変化させるために前記記録媒体載置台又は前記インクジェットヘッドの向きを回転させる回転手段とをさらに具備し、
    前記座標情報分割手段は、前記取得した座標情報に基づいて前記インクジェットヘッドで前記画像データを記録できるように分割できない場合に、前記座標情報回転手段により前記取得した座標情報を所定角度回転させ、その回転させた座標情報に基づいて前記分割を行い、
    前記回転手段は、前記座標情報を回転させた所定角度に応じて前記記録媒体載置台又は前記インクジェットヘッドの向きを回転させることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記取得手段は、所定の仮想平面又は前記インクジェットヘッドに対する座標位置を取得することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
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