JP4579582B2 - 印刷装置、印刷方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

印刷装置、印刷方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は印刷装置、刷方法、ンピュータプログラム及び記録媒体に関し、特に、印刷装置本体に装着されたメモリカード等の記憶媒体に保存されている画像データを印刷することができる印刷装置に用いて好適な技術に関する。
従来、ホストコンピュータを用いることなく印刷可能な印刷装置(以下、ダイレクトプリンタと呼ぶ)は、一般的な印刷装置に設けられている機能に加え、さらにコンパクトフラッシュ(登録商標)やPCMCIAカード等(以下これらの記憶媒体を総称してメモリカードと呼ぶ)の記憶媒体装着部を備え、デジタルカメラ等で撮影した画像データを保存したメモリカードを前記記憶媒体装着部に装着し、そのメモリカードに記憶されている画像に画像処理を行うための画像処理部を備え、印刷データを作成して印刷することができるように構成されている。
また、ホストコンピュータと接続するためのインターフェースを備えることで、ホストコンピュータとダイレクトプリンタとを接続してホストコンピュータ用印刷装置として使用できるように構成されている印刷装置も実用化されている。また、記憶媒体装着部に装着されたメモリカードの読み書き装置として使用できるものもある。また、デジタルカメラとダイレクトプリンタとをケーブルで接続、あるいは無線によりデジタルカメラに保存されている画像データを印刷するものもある。
ダイレクトプリンタの操作部は、印刷するときの印刷設定や、ダイレクトプリンタの機能を実行するための1つないしは複数の操作キーを備えており、これらの操作キーを操作することにより、印刷する画像の選択、印刷枚数の指定、印刷レイアウトの設定等の各種設定を行い印刷するようになされている。
また、画像表示用のディスプレイ等を備えることで、印刷する画像を表示しながら印刷する画像を選択することができるようにする機種や、印刷する画像に文字列を追加して印刷することや、その他の画像を重ね合わせて印刷するなど、印刷する画像を編集可能なダイレクトプリンタも実用化されている。
ダイレクトプリンタの一般的な使用の手順としては、メモリカードに保存されているすべての画像データの一覧がわかるように、画像に対して一意になる文字列、例えば画像番号を付加して印刷するインデックス印刷を行い、インデックス印刷によって得られた画像に対応する番号を使用して、メモリカードに保存された画像を選択することで印刷する画像を選択し、印刷を行うようにしている。
また、利用者の好みの色で印刷するための色処理設定手段を備えたダイレクトプリンタもある。色処理のパラメータとして、「明るさ」、「色合い」、「コントラスト」などを備え、それぞれ独立に基準値が設けられており、基準値に対しプラス方向、マイナス方向に値を設定することで、利用者の好みの色処理を行うことができるようになっている。
例えば、「明るさ」のパラメータの場合、基準値に対してプラス方向に設定すると、画像が明るくなる色処理がなされ、マイナス方向に設定すると、画像が暗くなる色処理がなされる。これらの値の設定には、ダイレクトプリンタの操作部を操作し、表示部に表示されている色処理のパラメータ値を設定するためのスライドバー(不図示)を動かすことにより実現される。
しかしながら、前記色処理の各パラメータが組み合わされた色処理が行われる場合、最終的に印刷される画像がどのような出力となるかを事前に把握することが非常に困難である。このため、結果として、所望の色で出力するためには、何度も色処理パラメータ、及びパラメータ値を変更して印刷を繰り返す必要があり、変更する分だけの用紙を必要としていた。
そこで、特許文献1に記載された発明では、表示部にそれぞれ異なる色処理を施した画像サンプルを複数表示し、その中からもっとも好みの画像サンプルを選択することで、すばやく簡単に色処理設定がなされ、試行錯誤による用紙の無駄使いや、繰り返し行わなくてはならなかった色処理設定の手間を軽減する画像処理方法が提案されている。
特開平11-032227号公報
ところが、コストバランスを考慮したダイレクトプリンタにおいては、ホストコンピュータで用いられる一般的なディスプレイの表示能力に比べ、表示サイズ及び、表示解像度がはるかに小さい表示部を用いることがほとんどである。
そのため、ダイレクトプリンタの表示部に表示できる色処理サンプル数が限られてしまい、選択の候補が少なくなってしまうという課題があった。さらに、色処理パラメータ数が増えるに従い、それぞれのパラメータの組み合わせ数も増加するため、利用者はどの色処理パラメータで色処理を設定したら良いかを判断することが難しくなるとともに、ここでも表示サイズによる制限により、すべての色処理サンプルを表示することが困難であるという課題があった。
また、これらの色処理サンプルを印刷する場合においても、色処理パラメータの組み合わせ数が膨大であると、サンプル印刷のためだけに大量の用紙を消費してしまうことになる。また、逆にサンプル数を制限してしまうと、利用者が所望する色のサンプルが印刷されず、利用者はどのサンプルを選べばよいか分からないという問題が発生してしまう恐れがあった。
さらに、表示部そのものの色表現力が低いことが多く、サンプル印刷で出力される結果と同じ色合いを表示部に表示することが難しいため、表示されている画像と、印刷された画像とで色が異なってしまい、本来利用者が所望する色の印刷結果と異なる恐れがあった。
以上の点から、表示能力や、メモリサイズ、処理能力等のリソースが厳しいダイレクトプリンタにおいては、前記特許文献1で提案されている方法をそのまま適応するだけでは、利用者が満足できる快適さで同等の機能を提供することは難しい。そのため、ダイレクトプリンタにおいては、少ないサンプル数であっても、利用者が所望する色処理設定を簡単に行えるサンプル印刷が求められていた。
本発明はこのような状況のもとでなされたものであり、画像の色処理にあまり詳しくない利用者であっても、簡単に好みの色になる画像色処理の設定を反映して印刷できる印刷装置を提供できるようにすることを目的としている。
本発明の印刷装置は、記憶媒体に記録されている画像データを読み取る画像データ読み取り手段と、前記画像データ読み取り手段によって読み取られた画像データを解析する画像解析手段と、前記画像解析手段の解析結果に基づいて、前記記憶媒体に記録されている画像データの色処理を施すための色処理パラメータを決定する色処理パラメータ決定手段と、前記色処理パラメータ決定手段によって決定された色処理パラメータを用いて前記記憶媒体に保存されている画像データに複数種類の色処理を施す色処理手段と、前記色処理手段により色処理が施された複数種類の画像データに基づく、予め決められた数のサンプル画像を印刷出力する印刷出力手段とを有し、前記色処理パラメータ決定手段は、前記予め決められた数のサンプル画像に対応したそれぞれレベルの異なる色処理パラメータを決定する際、前記画像解析手段の解析の結果、前記画像データ読み取り手段によって読み取られた画像データのレベルが前記色処理パラメータ決定手段が取り得る値の上限に近い場合には、前記レベルが下方に向かう色処理パラメータが多くなるよう決定し、前記画像データのレベルが前記色処理パラメータ決定手段が取り得る値の下限に近い場合には、前記レベルが上方に向かう色処理パラメータが多くなるよう決定するようにしたことを特徴としている。
本発明の印刷方法は、記憶媒体に保存されている画像データを印刷する印刷装置における印刷方法であって、前記記憶媒体に記録されている画像データを読み取る画像データ読み取り工程と、前記画像データ読み取り工程によって読み取られた画像データを解析する画像解析工程と、前記画像解析工程の解析結果に基づいて、前記記憶媒体に記録されている画像データの色処理を施すための色処理パラメータを決定する色処理パラメータ決定工程と、前記色処理パラメータ決定工程によって決定された色処理パラメータを用いて前記記憶媒体に保存されている画像データに複数種類の色処理を施す色処理工程と、前記色処理工程により色処理が施された複数種類の画像データに基づく、予め決められた数のサンプル画像を出力する出力工程とを有し、前記色処理パラメータ決定工程は、前記予め決められた数のサンプル画像に対応したそれぞれレベルの異なる色処理パラメータを決定する際、前記画像解析工程の解析の結果、前記画像データ読み取り工程において読み取られた画像データのレベルが前記色処理パラメータ決定工程において取り得る値の上限に近い場合には、前記レベルが下方に向かう色処理パラメータが多くなるよう決定し、前記画像データのレベルが前記色処理パラメータ決定工程において取り得る値の下限に近い場合には、前記レベルが上方に向かう色処理パラメータが多くなるよう決定するようにしたことを特徴としている。
本発明のコンピュータプログラムは、記憶媒体に保存されている画像データを印刷する印刷装置における各工程をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記記憶媒体に記録されている画像データを読み取る画像データ読み取り工程と、前記画像データ読み取り工程によって読み取られた画像データを解析する画像解析工程と、前記画像解析工程の解析結果に基づいて、前記記憶媒体に記録されている画像データの色処理を施すための色処理パラメータを決定する色処理パラメータ決定工程と、前記色処理パラメータ決定工程によって決定された色処理パラメータを用いて前記記憶媒体に保存されている画像データに複数種類の色処理を施す色処理工程と、前記色処理工程により色処理が施された複数種類の画像データに基づく、予め決められた数のサンプル画像を出力する出力工程とをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記色処理パラメータ決定工程は、前記予め決められた数のサンプル画像に対応したそれぞれレベルの異なる色処理パラメータを決定する際、前記画像解析工程の解析の結果、前記画像データ読み取り工程において読み取られた画像データのレベルが前記色処理パラメータ決定工程において取り得る値の上限に近い場合には、前記レベルが下方に向かう色処理パラメータが多くなるよう決定し、前記画像データのレベルが前記色処理パラメータ決定工程において取り得る値の下限に近い場合には、前記レベルが上方に向かう色処理パラメータが多くなるよう決定することを特徴としている。
本発明の記録媒体は、前記に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、画像解析手段により解析された結果から色処理パラメータを決定し、前記決定されたパラメータを用いてサンプル出力を行うようにしたので、複数ある色処理パラメータの中から適切なパラメータを自動的に決定することができる。これにより、色処理にあまり詳しくない利用者であっても、好みの色になる色処理パラメータに簡単に設定することができる。また、適切なパラメータのみで色処理のサンプルを作成することができるため、サンプルの候補を絞り込むことができ、無駄なサンプルを減らすことができる。
また、本発明の他の特徴によれば、画像解析手段により解析された結果に応じて、色処理パラメータ値の変化量、及び色処理パラメータ値を計算し、前記計算された色処理パラメータ値にてサンプル出力を行うようにすることができるので、色処理の効果が小さいと判断される色処理パラメータ値のサンプルを少なくすることができ、効果のある色処理パラメータ値のサンプルだけを出力されるようにすることが可能となり、無駄なサンプルを減らすことができる。
また、本発明のその他の特徴によれば、サンプル出力時に一度に出力されるサンプル数によっても、色処理パラメータ値の変化量が計算されるため、画像データを印刷する用紙のサイズ、及びレイアウトに応じて適切な変化量でサンプルを出力することが可能となり、少ないサンプル数であっても有効な色処理サンプルを選択することができるようになる。
また、本発明のその他の特徴によれば、画像解析結果に基づいて、標準設定の画像補正値を、サンプルに適用する補正範囲の中心点から所定の値だけ偏倚させるようにしたので、例えば、全体的に画像が暗い場合に、その画像に対する補正に関するサンプルは、画像を明るく補正する方向により大きく幅を持たせるようにすることができ、無用なサンプルを出力してしまうのを防止することができる。
以上により、リソースの少ないダイレクトプリンタであっても、少ないサンプル数で利用者が所望する色処理設定を簡単に行えるサンプル印刷を提供することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
(第1の実施の形態)
以下、添付図面を参照して本発明の印刷装置、刷方法、ンピュータプログラム及び記録媒体の好適な実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るダイレクトプリンタ装置(以下、PDプリンタ装置)1000の概観を説明する斜視図である。このPDプリンタ装置1000は、ホストコンピュータ(PC)からデータを受信して印刷する通常のPCプリンタとしての機能と、メモリカードなどの記憶媒体に記憶されている画像データを直接読み取って印刷する機能、或いはデジタルカメラからの画像データを受信して印刷する機能を備えている。
図1において、本実施の形態に係るPDプリンタ装置1000の外殻をなす本体は、ケース1001、上ケース1002、アクセスカバー1003及び排出トレイ1004の外装部材を有している。また、下ケース1001は、PDプリンタ装置1000の略下半部を、上ケース1002は本体の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケースの組み合わせによって内部に後述の各機構を収納する収納空間を有する中空体構造が形成され、その上面部及び前面部にはそれぞれ開口部が形成されている。
さらに、排出トレイ1004は、その一端部が下ケース1001に回転自在に保持され、その回転によって下ケース1001の前面部に形成される開口部を開閉させ得るようになっている。このため、記録動作を実行させる際には、排出トレイ1004を前面側へと引き倒して開口部を開成させることにより、ここから記録シートが排出可能となると共に、排出された記録シートを順次積載し得るようになっている。
また、排紙トレイ1004には、2枚の補助トレイ1004a,1004bが入れ子状に収納されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
アクセスカバー1003は、その一端部が上ケース1002に回転自在に保持され、上面に形成される開口部を開閉し得るようになっており、このアクセスカバー1003を開くことによって本体内部に収納されている記録ヘッドカートリッジ(不図示)あるいはインクタンク(不図示)等の交換が可能となる。なお、ここでは特に図示しないが、アクセスカバー1003を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することにより、アクセスカバーの開閉状態を検出し得るようになっている。
また、上ケース1002の上面には、電源キー1005が押下可能に設けられている。また、上ケース1002の右側には、液晶表示部1006や各種キースイッチ等を備える操作パネル1010が設けられている。この操作パネル1010の構造は、図2を参照して詳しく後述する。1007は自動給送部で、記録シートを装置本体内へと自動的に給送する。
1008は紙間選択レバーで、プリントヘッドと記録シートとの間隔を調整するためのレバーである。1009はカードスロットで、ここにメモリカードを装着可能なアダプタが挿入され、このアダプタを介してメモリカードに記憶されている画像データを直接取り込んで印刷することができる。
このメモリカード(PCカード)としては、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ、スマートメディア(R)、メモリスティック(R)等がある。1011はビューワ(液晶表示部)で、このPDプリンタ装置1000の本体に着脱可能であり、PCカードに記憶されている画像の中からプリントしたい画像を検索する場合などに、1コマ毎の画像やインデックス画像などを表示することや、PDプリンタ装置1000の操作画面を表示するために使用される。
1012は、後述するデジタルカメラを接続するための端子を示す。また、このPDプリンタ装置1000は、図1には示していないがパーソナルコンピュータ(PC)を接続するためのUSBバスコネクタを備えている。
図2は、本実施の形態に係るPDプリンタ装置1000の操作パネル1010の概観を示す図である。
図2において、液晶表示部1006には、その左右に印刷されている項目に関するデータを各種設定するためのメニュー項目が表示される。ここに表示される項目としては、印刷したい範囲の先頭写真番号、指定コマ番号(開始/−指定)、印刷を終了した範囲の最後の写真番号(終了)、印刷部数(部数)、印刷に使用する用紙(記録シート)の種類(用紙種類)、1枚の用紙に印刷する写真の枚数設定(レイアウト)、印刷の品位の指定(品位)、撮影した日付を印刷するかどうかの指定(日付印刷)、写真を補正して印刷するかどうかの指定(画像補正)、印刷に必要な用紙枚数の表示(用紙枚数)等がある。
これら各項目は、カーソルキー2001を用いて選択、或いは指定される。2002はモードキーで、このキーを押下する毎に、印刷の種類(インデックス印刷、全コマ印刷、1コマ印刷等)を切り替えることができ、これに応じてLED2003の対応するLEDが点灯される。2004はメンテナンスキーで、プリントヘッドのクリーニング等、プリンタのメンテナンスを行わせるためのキーである。2005は印刷開始キーで、印刷の開始を指示する時、或いはメンテナンスの設定などの操作を確立する際に押下される。2006は印刷中止キーで、印刷を中止させる時や、メンテナンスを中止させるなどのように、操作の中止を指示する際に押下される。
次に、図3を参照して、本実施の形態に係るPDプリンタ装置1000の制御に係る主要部の構成を説明する。なお、この図3において、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
図3において、3000は制御部(制御基板)を示している。3001はASIC(Application Specific Integrated Circuit:専用カスタムLSI)を示し、その構成は図4のブロック図を参照して詳しく後述する。3002はDSP(CPU:デジタル信号処理プロセッサ)で、後述する各種制御処理及び、輝度信号(RGB)から濃度信号(CMYK)への変換、スケーリング、ガンマ変換、誤差拡散等の画像処理等を担当している。
3003はメモリであり、DSP3002のCPUの制御プログラムを記憶するプログラムメモリ3003a、及び実行時のプログラムを記憶するRAMエリア、画像データなどを記憶するワークメモリとして機能するメモリエリアを有している。3004はプリンタエンジンで、ここでは、複数色のカラーインクを用いてカラー画像を印刷するインクジェットプリンタのプリンタエンジンが搭載されている。
3005はデジタルカメラ3012を接続するためのポートとしてのUSBバスコネクタである。3006はビューワ1011を接続するためのコネクタである。3008はUSBバスハブ(USB HUB)で、このPDプリンタ装置1000がPC3010からの画像データに基づいて印刷を行う際には、PC3010からのデータをそのままスルーし、USBバス3021を介してプリンタエンジン3004に出力する。
これにより、接続されているPC3010は、プリンタエンジン3004と直接、データや信号のやり取りを行って印刷を実行することができる(一般的なPCプリンタとして機能する)。3009は電源コネクタで、電源3013により、商用ACから変換された直流電圧を入力している。PC3010は一般的なパーソナルコンピュータ、3011は前述したメモリカード(PCカード)、3012はデジタルカメラである。なお、この制御部3000とプリンタエンジン3004との間の信号のやり取りは、前述したUSBバス3021又はIEEE1284バス3022を介して行われる。
図4は、ASIC3001の構成を示すブロック図で、この図4においても、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
4001はPCカードインターフェース部で、装着されたPCカード3011に記憶されている画像データを読み取ったり、或いはPCカード3011へのデータの書き込みしたり等を行う。4002はIEEE1284インターフェース部で、プリンタエンジン3004との間のデータのやり取りを行う。このIEEE1284インターフェース部4002は、デジタルカメラ3012或いはPCカード3011に記憶されている画像データを印刷する場合に使用されるバスである。
4003はUSBインターフェース部で、PC3010との間でのデータのやり取りを行う。4004はUSBホストインターフェース部で、デジタルカメラ3012との間でのデータのやり取りを行う。4005は操作パネル・インターフェース部で、操作パネル1010からの各種操作信号を入力したり、表示部1006への表示データを出力したりする。
4006はビューワ・インターフェース部で、ビューワ1011への画像データの表示を制御している。4007は各種スイッチやLED4009等との間のインターフェースを制御するインターフェース部である。4008はCPUインターフェース部で、DSP3002との間でのデータのやり取りの制御を行っている。4010はこれら各部を接続する内部バス(ASICバス)である。
図6は、本実施の形態に係るPDプリンタ装置の機能ブロック図である。この図6においても、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。図6において、6001は、PCカード3011からのデータを読み取るためのデータ読み取り手段である。6002は、PCカード3011のデータを読み取り、PCカード3011に保存されているデータをリスト構造にし、管理するためのメモリカード管理手段である。
6003は印刷データを作成するための画像処理手段である。詳細に関しては前述の内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。6004は文字列挿入手段である。文字列挿入手段6004は画像処理手段6003によって作成された印刷データに対して、任意の文字列を挿入し、印刷時に任意の文字列を印刷するための手段である。6005は色処理手段である。
色処理手段6005は、たとえば「明るさ」、「色合い」「コントラスト」といった色処理パラメータを少なくとも1つ以上は備えており、PCカード3011に保存されている画像データに対して、これらの色処理を行うことで色処理された印刷出力を得ることができる。
また、画像データの解析には画像データのヒストグラムを作成することで、画像データの色成分がどのような構成になっているか、また、画像データの輝度情報など画像の色に関する情報などを解析する。
6006は画像解析手段である。画像解析手段6006は、PCカード3011に保存されている画像データに対し、画像情報の取得や、画像データの解析を行う。画像情報の取得には、現在一般的なデジタルカメラで撮影すると記録されるExif情報を読み込むことで、画像の撮影日、撮影シーン、ストロボの発光状態等の情報を取得することができる。6007は色処理パラメータ決定手段である。
色処理パラメータ決定手段6007は、画像解析手段6006にて解析された画像情報や、画像データの色情報をもとに、利用者にとって好ましい色処理パラメータを決定する手段である。なお、本実施の形態では、色処理パラメータとして「明るさ」、「色合い」、「コントラスト」を使用し、画像情報の取得にExif情報を使用する方法を例示したが、これらに限定されるものではない。
以上の構成に基づく動作の概要を以下に説明する。
<通常のPCプリンタモード>
これはPC3010から送られてくる印刷データに基づいて画像を印刷する印刷モードである。
このモードでは、PC3010からのデータが不図示のコネクタを介して入力されると、USBバスハブ3008、USBバス3021を介してプリンタエンジン3004に直接送られ、PC3010からのデータに基づいて印刷が行われる。
<PCカードからの直接プリントモード>
PCカード3011がカードスロット1009に装着、或いは脱着されると割り込みが発生し、これによりDSP3002はPCカード3011が装着されたか或いは脱着(取り外された)されたかを検知できる。PCカード3011が装着されると、そのPCカード3011に記憶されている圧縮された(例えばJPEG圧縮)画像データを読込んでメモリ3003に記憶する。その後、その圧縮された画像データを解凍して再度メモリ3003に格納する。
次に、操作パネル1010を使用して、その格納した画像データの印刷が指示されると、RGB信号からCMYK信号への変換、ガンマ補正、誤差拡散等を実行してプリンタエンジン3004で印刷可能な印刷データに変換し、IEEE1284インターフェース部4002を介してプリンタエンジン3004に出力することにより印刷を行う。
<カメラからの直接プリントモード>
図5は、本実施の形態に係るPDプリンタ装置1000とデジタルカメラ3012とをケーブルを介して接続した状態を示す図である。
図5において、ケーブル5000は、PDプリンタ装置1000のコネクタ1012と接続されるコネクタ5001と、デジタルカメラ3012の接続用コネクタ5003と接続するためのコネクタ5002とを備えており、また、デジタルカメラ3012は、内部のメモリに保存している画像データを、接続用コネクタ5003を介して出力可能に構成されている。
なお、デジタルカメラ3012の構成としては、内部に記憶手段としてのメモリを備えるものや、取外し可能なメモリを装着するためのスロットを備えたものなど、種々の構成を採用することができる。このように、図5に示すケーブル5000を介してPDプリンタ装置1000とデジタルカメラ3012とを接続することにより、デジタルカメラ3012からの画像データを直接PDプリンタ装置1000で印刷することができる。
<色処理サンプルから選択して画像を印刷する>
次に、同じ画像データに対して異なる色処理を施した画像サンプルを印刷し、その中から、利用者の好みに合ったサンプルを選択して、好みの印刷出力を得る方法について詳細に説明する。
図10は、PDプリンタ装置の表示ビューワ1011に表示される表示画面例をあらわす図である。以下、図10の表示画面例を用いて、操作の手順を説明する。
利用者は、PDプリンタ装置の操作パネル1010を操作して、色処理設定モードに移行する (画面10001)。色処理設定モードでは、どの画像に色処理を施すかを決定するために、PCカード3011に保存されている画像データの中から画像データを選択する (画面10002)。そして、サンプルを印刷して設定するモードを選択することでサンプル印刷が開始される(画面10003)。サンプル印刷については図7のフローチャートを用いて詳細な説明を行う。
まず、画面10003にて、「サンプルを印刷して設定」が選択されると、画面10002で選択された画像データに対して、画像データの解析を行う(ステップS7001)。画像データの解析は、画像データの撮影情報を取得と、画像データのヒストグラム作成との2つの手順で行われる。
撮影情報は、撮影時の条件がExif情報として画像データ内に記録されているため、このExif情報を利用して画像の撮影情報を取得する。ここでは、撮影シーン情報を取得する。
次に、画像データのヒストグラムを作成する。次に画像データ解析の結果から、色処理パラメータを決定する(ステップS7002)。色処理パラメータの決定には、あらかじめ撮影シーン及び、画像データのヒストグラムからなるテーブルを用いることで決定される。例えば、撮影シーンが「風景シーン」であり画像ヒストグラムが中間域に偏っている場合など、画像に明暗、メリハリをつける処理が一般的に好ましいと判断され、色処理パラメータとして、「明るさ」と「コントラスト」が決定される。
色処理パラメータ決定手段において、このような色処理パラメータ決定テーブルを撮影シーンと、画像データのヒストグラムの特徴ごとに用意することでさまざまな色処理パラメータの組み合わせに対応できる。次に、サンプル印刷するレイアウトを判断し、1枚の用紙に印刷されるサンプル数を得る(ステップS7003)。
次に、色処理パラメータ決定手段6007にて決定されたパラメータに対して、それぞれ異なる色処理サンプルが得られるようにパラメータ値を設定する(ステップS7004)。
ここでは、図11の (パラメータ11001) で示すように、あらかじめサンプル画像がレイアウトされる位置に対応してパラメータ値が決められており、その値をパラメータ値として設定する。ここで、パラメータ値は「+」、「−」で表現されているが「+1」されると、実色処理パラメータ値は10%増加し、「−1」されると、10%減少し、(パラメータ11001) で設定されている値が増減されるたびに10%ずつ増減するものとする。
次に、設定された色処理パラメータ値で色処理を行う(ステップS7005)。色処理には、ガンマ変換、マトリックス演算による色変換、ルックアップテーブルを用いたテーブル変換等により色処理が実行される。なお、これら色処理の方法に関しては公知の技術であり、本発明の本質に影響しないため、ここでは詳細な説明は省略する。
次に、色処理された画像データに対して、印刷データを作成するための画像処理を行うステップS7006。画像処理された印刷データ作成後、それぞれの色処理サンプルを特定するID文字列を印刷データに挿入する(ステップS7007)。
ここでは、(パラメータ11001) のレイアウト位置に対応する番号がサンプルと対応しており、その番号が挿入される。そして、文字列が挿入された印刷データをプリンタエンジン3004に送信し、印刷を実行する(ステップS7008)。
次に、1枚の用紙に印刷されるサンプルをすべて印刷したかどうかを判断する(ステップS7009)。印刷されていないサンプルが存在する場合、色処理パラメータ値を設定するステップS7004に戻り、以降の処理を繰り返す。
すべてのサンプルを印刷したかどうかを判断するステップS7009にて、すべてのサンプルを印刷したと判断された場合、処理を終了する。以上の手順により、画像解析の結果をもとに決定した色処理パラメータを用いて、1枚の用紙に異なる色処理をしたサンプル印刷を行うことができる。
次に、印刷されたサンプルの中から、もっとも良い色処理サンプルに対応したIDを表示ビューワ1011から選択する (画面10004)。選択されたIDの色処理パラメータ値を取得し、取得した色処理パラメータ値にて、印刷処理を行うことで、利用者が所望する色処理で画像データの印刷を行うことができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、色処理パラメータ値、及び色処理パラメータ値変化量を計算して色処理効果の小さいサンプルをなくし、効果のあるサンプルのみを印刷する方法について詳細に説明する。
図8は、第2の実施の形態におけるPDプリンタ装置1000の機能ブロック図である。第1の実施の形態で説明した図6におけるPDプリンタ装置1000の機能ブロックの構成要素である色処理手段6005が、必要な構成要素をさらに備えた色処理手段8001と置き換わっている。その他の構成要素は同じであり、図6と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
図8における色処理手段8001は、色処理パラメータ毎にパラメータ値を計算する色処理パラメータ値計算手段と、色処理パラメータ値の変化量を計算するための色処理パラメータ値変換量計算手段とをさらに備えている。第2の実施の形態のおいても、第1の実施の形態と同様にPDプリンタ装置の操作パネル1010を操作して、「サンプルを印刷して設定」が選択されたものとする。
図9は、画像データ解析の結果から、色処理パラメータ値を計算してサンプル印刷を行う手順を説明するフローチャートである。
まず、画面10003にて、「サンプルを印刷して設定」が選択されると、画面10002で選択された画像データに対して、画像データの解析を行い(ステップS9001)、色処理パラメータを決定する(ステップS9002)。
次に、サンプル印刷するレイアウトを判断し、1枚の用紙に印刷されるサンプル数を得る(ステップS9003)。これらのステップは、図7のフローチャートにおけるステップS7001、ステップS7002、ステップS7003と同じため、詳細な説明は省略する。また、ここでは色処理パラメータを決定するステップS9002において、「色合い」が決定されたものとする。
次に、ステップS9001で解析した画像ヒストグラムから、色処理パラメータ値の変化量を計算するステップS9004。変化量の計算方法については、図12を用いて説明する。
図12は、画像データのヒストグラムを解析した結果をグラフで表している。このグラフは画像データをRGB空間で成分ごとにヒストグラムを作成した結果であり、各成分は0から255までのレベル値を取る。解析した画像データを成分別にみると、R成分(12001)はレベル値が高い個所の度数が高く、G成分(12002)は中間のレベル値の度数が高く、B成分は(12003)はレベル値の低い個所の度数が高い画像であることがわかる。
このような分布の場合、各成分に対して固定の変化量で色処理パラメータ値を変化させたサンプルを作成してしまうと、R成分(12001)においては、もともとレベル値の高い分布であるため、Rのレベル値を上げる色処理パラメータ値では多くの画素が上限のレベル値に到達してしまい、またB成分(12003)においてはレベル値が低い分布であり、Bのレベルを下げる色処理パラメータ値では多くの画素が下限のレベル値に到達してしまう。
その結果、色処理のサンプルとしてあまり効果的でないサンプルが増えてしまい選択の候補が少なくなってしまう。そこで、R成分(12001)に対して、効果があらわれる方向、つまりレベル値を下げる色処理のサンプルを作るように色処理パラメータ値の変化量を計算する。
同様に、B成分(12003)においても、レベル値を上げる色処理のサンプルを作るように色処理パラメータ値の変化量を計算する。前記の方法で、各色処理パラメータごとに変化量を計算する。
また、ステップS9002にて決定された色処理パラメータが「明るさ」であった場合についても同様の処理を行うことでパラメータ値の計算が可能である。例えば、輝度のヒストグラムを作成した結果、輝度成分(12004)に示すような輝度レベルが高い個所の度数が高い画像である場合、輝度レベルを上げる方向のサンプルでは、必要以上に明るくなるサンプルが作成されてしまうため、効果的ではない。
そこで、輝度レベルを下げる色処理のサンプルを作るように色処理パラメータ値の変化量を計算することになる。また、色処理パラメータが「コントラスト」の場合についても同様である。
そして、計算された色処理パラメータ値の変化量と、一度に印刷されるサンプル数をもとに、色処理パラメータ値の変化量を再度計算する。レイアウトするサンプル数から計算することにより、サンプル数が多く印刷できるサイズの用紙の場合では、各サンプルのパラメータ変化量を小さくし、豊富なサンプル数を提供し、サンプル数があまり多く印刷できないサイズの用紙の場合は、パラメータ変化量を大きくすることで、必要なサンプルのみを印刷することができる。
次に、前記の手順により、計算された変化量をもとにレイアウト位置に対応する色処理パラメータ値を計算する(ステップS9005)。計算された結果は、(パラメータ11002、パラメータ11003) のようになり、赤調整パラメータ値は「−4」から「±0」の範囲で計算され、青調整のパラメータ値は「±0」から「+4」の範囲で計算されている。
ここでも第1の実施の形態同様に「+−」で表現しているが、それぞれ、実パラメータ値で計算することも可能である。また、(パラメータ11003)では、一度に印刷されるサンプル数が、(パラメータ11002) より多いため、青調整パラメータ値の変化量が「+1」ずつに計算され、サンプル数にあわせて、選択の幅を広げることができる。
次に、ステップS9005にて計算された色処理パラメータ値のサンプルを印刷することになるが、以降のステップS9006〜ステップS9010は、図7における印刷するステップS7005〜ステップS7009と同様な手順であるため、ここでは説明を省略する。
以上の手順により、効果の小さい色処理サンプルをなくし、色処理の効果のあるサンプルで印刷を行うことができる。以降、印刷されたサンプルの中から、もっとも良い色処理に対応したIDを選択して印刷する。なお、この手順に関しても第1の実施の形態と同じであるため、ここでは説明を省略する。
なお、サンプルを印刷するだけではなく、プリンタに接続されている表示装置や、パソコンのディスプレイ等に表示出力してもよい。
またサンプルの印刷や表示には、サンプルごとの補正量を示す情報を一緒に表示またはプリントするのが良い。この補正量を参考に自身でパラメータを設定するのにも役立てることが出来る。
なお、前述した実施の形態においては、メモリから読み出した画像を標準的な設定でプリントする場合を中心にして、その画像補正の方向を「+」、「−」の両方に均等にする場合を標準とした例を示した。
しかし、画像解析結果に応じて、補正方向(補正範囲)に偏りを持たせるようにするのがよい。つまり、画像の特徴に応じて、標準設定の画像を補正範囲中の中心値から偏倚させるようにしても都合が良い。表現を変えれば、標準パラメータを、サンプルに適用するパラメータの平均値から偏倚させるのが良い。
つまり、例えば、全体的に画像が暗い場合に、その画像に対する補正に関するサンプルは、画像を明るく補正する方向により大きく幅を持たせるようにするのがよい。これは、画像が暗い場合に、更に暗くする補正を使用者が好むとは考えにくいからである。このように画像解析結果に応じて所定の方向に偏倚させるようにすることで、無用なサンプルを提供することを防止できる。
もちろん、赤みや青みの強弱に関する補正についても同様に、解析結果に応じて、サンプルに適用する補正方向、補正量をコントロールし、標準的な設定を、補正範囲の中心から偏倚させるようにしても良い。
(本発明の他の実施形態)
前述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、前記各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記録する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれる。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
本発明の実施の形態に係るダイレクトプリンタ装置の概観斜視図である。 本発明の実施の形態に係るPDプリンタ装置の操作パネルの概観図である。 本発明の実施の形態に係るPDプリンタ装置の制御部を示す図である。 本発明の実施の形態に係るPDプリンタ装置の図3におけるASICの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るPDプリンタ装置とデジタルカメラとを接続した状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態おけるPDプリンタ装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における画像解析の結果から、決定された色処理パラメータによりサンプル印刷する手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施の形態におけるPDプリンタ装置の機能ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における画像解析の結果、及び一度に印刷されるサンプル数から、決定された色処理パラメータ値変化量により変化させた色処理パラメータ値でサンプル印刷する手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るサンプル印刷時における表示部の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るサンプル印刷時における色処理パラメータ値の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るサンプル印刷時における画像ヒストグラム解析の結果例を示す図である。
符号の説明
1006 液晶表示部
3001 PCカード
3004 プリンタエンジン
4001 PCカードインターフェース部
6001 データ読み取り手段
6002 メモリカード管理手段
6003 画像処理手段
6004 文字列挿入手段
6005 色処理手段
6006 画像解析手段
6007 色処理パラメータ決定手段

Claims (12)

  1. 記憶媒体に記録されている画像データを読み取る画像データ読み取り手段と、
    前記画像データ読み取り手段によって読み取られた画像データを解析する画像解析手段と、
    前記画像解析手段の解析結果に基づいて、前記記憶媒体に記録されている画像データの色処理を施すための色処理パラメータを決定する色処理パラメータ決定手段と、
    前記色処理パラメータ決定手段によって決定された色処理パラメータを用いて前記記憶媒体に保存されている画像データに複数種類の色処理を施す色処理手段と、
    前記色処理手段により色処理が施された複数種類の画像データに基づく、予め決められた数のサンプル画像を印刷出力する印刷出力手段とを有し、
    前記色処理パラメータ決定手段は、前記予め決められた数のサンプル画像に対応したそれぞれレベルの異なる色処理パラメータを決定する際、前記画像解析手段の解析の結果、前記画像データ読み取り手段によって読み取られた画像データのレベルが前記色処理パラメータ決定手段が取り得る値の上限に近い場合には、前記レベルが下方に向かう色処理パラメータが多くなるよう決定し、前記画像データのレベルが前記色処理パラメータ決定手段が取り得る値の下限に近い場合には、前記レベルが上方に向かう色処理パラメータが多くなるよう決定するようにしたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記色処理パラメータ決定手段により決定されたパラメータを特定するための文字列を印刷データに挿入するための文字列挿入手段を有し、
    前記印刷出力手段は、前記予め決められた数のサンプル画像を、前記文字列挿入手段により挿入された文字列とともに印刷出力することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記色処理手段において使用する各色処理パラメータに対し、それぞれ色処理パラメータ値を計算するための色処理パラメータ値計算手段と、色処理パラメータ値の変化量を計算するための色処理パラメータ値変化量計算手段とをさらに備え、前記色処理パラメータ値変化量計算手段で計算された変化量をもとに、色処理パラメータ値を計算し、前記計算された色処理パラメータ値にてサンプル出力を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記色処理パラメータ値変化量計算手段、及び前記色処理パラメータ値計算手段は、前記画像解析手段により解析された結果をもとに色処理パラメータ値変化量、及び色処理パラメータ値を計算することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記色処理パラメータ値変化量計算手段、及び前記色処理パラメータ値計算手段は、サンプル出力時に一度に出力されるサンプル数をもとに、色処理パラメータ値変化量、及び色処理パラメータ値を計算することを特徴とする請求項3または4に記載の印刷装置。
  6. 前記画像解析手段の解析対象、及び前記色処理手段における色処理パラメータは、少なくとも画像データの「明るさ」を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記画像解析手段の解析対象、及び前記色処理手段における色処理パラメータは、少なくとも画像データの「色合い」を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記画像解析手段の解析対象、及び前記色処理手段における色処理パラメータは、少なくとも画像データの「コントラスト」を含むことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記画像解析手段の解析対象、及び前記色処理手段における色処理パラメータは、画像データの明るさ、色合い、コントラストのうち、少なくとも2つ以上の組み合わせを含むことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の印刷装置。
  10. 記憶媒体に保存されている画像データを印刷する印刷装置における印刷方法であって、
    前記記憶媒体に記録されている画像データを読み取る画像データ読み取り工程と、
    前記画像データ読み取り工程によって読み取られた画像データを解析する画像解析工程と、
    前記画像解析工程の解析結果に基づいて、前記記憶媒体に記録されている画像データの色処理を施すための色処理パラメータを決定する色処理パラメータ決定工程と、
    前記色処理パラメータ決定工程によって決定された色処理パラメータを用いて前記記憶媒体に保存されている画像データに複数種類の色処理を施す色処理工程と、
    前記色処理工程により色処理が施された複数種類の画像データに基づく、予め決められた数のサンプル画像を出力する出力工程とを有し、
    前記色処理パラメータ決定工程は、前記予め決められた数のサンプル画像に対応したそれぞれレベルの異なる色処理パラメータを決定する際、前記画像解析工程の解析の結果、前記画像データ読み取り工程において読み取られた画像データのレベルが前記色処理パラメータ決定工程において取り得る値の上限に近い場合には、前記レベルが下方に向かう色処理パラメータが多くなるよう決定し、前記画像データのレベルが前記色処理パラメータ決定工程において取り得る値の下限に近い場合には、前記レベルが上方に向かう色処理パラメータが多くなるよう決定するようにしたことを特徴とする印刷方法。
  11. 記憶媒体に保存されている画像データを印刷する印刷装置における各工程をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記記憶媒体に記録されている画像データを読み取る画像データ読み取り工程と、
    前記画像データ読み取り工程によって読み取られた画像データを解析する画像解析工程と、
    前記画像解析工程の解析結果に基づいて、前記記憶媒体に記録されている画像データの色処理を施すための色処理パラメータを決定する色処理パラメータ決定工程と、
    前記色処理パラメータ決定工程によって決定された色処理パラメータを用いて前記記憶媒体に保存されている画像データに複数種類の色処理を施す色処理工程と、
    前記色処理工程により色処理が施された複数種類の画像データに基づく、予め決められた数のサンプル画像を出力する出力工程とをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記色処理パラメータ決定工程は、前記予め決められた数のサンプル画像に対応したそれぞれレベルの異なる色処理パラメータを決定する際、前記画像解析工程の解析の結果、前記画像データ読み取り工程において読み取られた画像データのレベルが前記色処理パラメータ決定工程において取り得る値の上限に近い場合には、前記レベルが下方に向かう色処理パラメータが多くなるよう決定し、前記画像データのレベルが前記色処理パラメータ決定工程において取り得る値の下限に近い場合には、前記レベルが上方に向かう色処理パラメータが多くなるよう決定することを特徴とするコンピュータプログラム。
  12. 請求項11に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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