JP4577558B2 - 走行距離表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車やオートバイをはじめとする車両に搭載され、液晶表示パネル、蛍光表示管、発光ダイオード表示器、エレクトロルミネッセンスパネル等の表示素子を用いて走行距離を表示する電子式の走行距離表示装置に関する。
この種の走行距離表示装置として、例えば下記特許文献1記載のものが知られている。この走行距離表示装置は、液晶パネルからなる表示素子と、走行距離に比例した距離検出信号(パルス信号)に基づいて積算値を求め、表示素子に表示させる制御用ICまたはマイクロコンピュータからなる制御手段とを具備している。表示素子は、予め設定された桁数分のデジタル表示部(バー形セグメントを略「日」の字形に組み合わせて構成される)と、表示されている積算値の種別を示す「TRIP」、「ODO」なる文字表示部(文字形セグメントにて構成される)とを有している。デジタル表示部は、小数点表示部と、この小数点表示部の整数桁側に配置される整数桁表示部と、小数位桁側に配置される少数桁表示部を備えており、制御手段は積算値がデジタル表示部により表示可能な最大値(「99999.9」km)を超えたとき、すなわち積算値がオーバーフローしたとき、積算値を再びゼロから継続して積算処理しデジタル表示部に表示させると共に、文字表示部を点滅させることにより表示桁数(すなわちデジタル表示部の数)を増やすことなく、オーバーフロー後における実際の積算値を把握可能に設けている。
特開平11−118509号公報
ところで、前記公報記載の走行距離表示装置は、文字表示部を点滅させることにより、上位桁値の存在を知らせるものであるが、点滅を通じて上位桁の存在を間接的に表示する手法に過ぎないため、利用者が上位桁の存在を認識するには、文字表示部が点滅する意味を理解している必要があり、誰もが容易に上位桁の存在を認識できるわけではなく、利用者によっては、点滅に不自然さを感じることが想定される。
そこで本発明は、前述の課題に対処するため、デジタル表示部により表示可能な最大値を超えた場合でも、既存のデジタル表示部を活用して容易に走行距離を認識させることが可能な走行距離表示装置の提供を目的とするものである。
本発明は、前記目的を達成するため、小数点表示部と、この小数点表示部の整数桁側に配置される第1のデジタル表示部と、前記小数位桁側に配置される第2のデジタル表示部とを有する表示手段と、走行距離に比例した距離検出信号に基づいて積算値を求め前記表示手段に表示させる制御手段とを備え、前記制御手段は前記積算値が前記第1のデジタル表示部で表示可能な最大値を超えるまで前記小数点表示部と前記第1及び第2のデジタル表示部とを用いて前記積算値を数表示させる第1の表示処理と、前記積算値が前記最大値を超えた後に前記小数点表示部と前記第1及び第2のデジタル表示部とを用いて前記積算値をゼロから継続して数表示させる第2の表示処理とを実行する走行距離表示装置において、前記制御手段は前記積算値が前記最大値を超えた後に前記第2の表示処理と前記最大値を超えた後の前記積算値を前記第1及び第2のデジタル表示部だけを用いて整数表示させる第3の表示処理とを切り替えて実行することを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段は所定条件を満たすとき、前記第3の表示処理を実行することを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段は前記第3の表示処理に基づく整数表示を行うとき、前記積算値を上位桁から一桁ずつ表示させることを特徴とする。
また本発明は、前記所定条件が少なくとも前記最大値の超過に関する第1の条件と所定のスイッチの操作に基づく第2の条件の双方を含み、これら双方の条件を満たすとき、前記第3の処理を実行することを特徴とする
また本発明は、前記所定条件が少なくとも前記最大値の超過に関する第1の条件と走行速度に基づく第2の条件の双方を含み、これら双方の条件を満たすとき、前記第3の処理を実行することを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段は前記前記最大値を超過した後、前記第2の表示処理と前記第3の表示処理とを一定の順序で繰り返して実行することを特徴とする。
また本発明は、前記第3の表示処理の時間が前記第2の表示処理の時間に対して短く設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、デジタル表示部により表示可能な最大値を超えた場合でも、既存のデジタル表示部を活用して容易に走行距離を認識させることが可能な走行距離表示装置を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明による走行距離表示装置を車両用のコンビネーションメータに適用した場合を例として実施形態を説明する。
図1から図5は、本発明の第1の実施形態を示すもので、図1は本実施形態による走行距離表示装置を組み込んだコンビネーションメータの正面図、図2は同実施形態における走行距離表示装置のシステム構成を示すブロック図、図3及び図4は同実施形態における走行距離表示装置の動作を示すタイミング図、図5(a)〜(d)は同実施形態における走行距離表示装置の表示例を示す正面図である。
図1において走行距離表示装置1は、指針PTと目盛板PLとで構成される速度計SPの中央下方に設置されており、当該図面上では走行距離表示装置1の一部となる後述する表示素子が目盛板PLの開口窓WDから観察者側に露出するように車両用コンビネーションメータに搭載されている。
図2において走行距離表示装置1は、例えば周知な液晶表示パネルからなる表示素子(表示手段)10と、この表示素子10に積算値を表示させる例えばマイクロコンピュータからなる制御手段20とを備えている。なお表示素子10は、液晶表示パネルに替えて、蛍光表示管、発光ダイオード表示器、エレクトロルミネッセンスパネル等の表示素子を用いてもよく、また制御手段20は所要回路を集積させた制御用ICで構成してもよい。
表示素子10は、小数点表示部DTと、この小数点表示部DTの整数桁側に配置される5桁からなる第1のデジタル表示部101と、小数位桁側に配置される1桁からなる第2のデジタル表示部102とで構成され、小数点表示部DTを含めて最大で「99999.9(km)」まで走行距離(本例ではトータル積算値)をデジタル表示可能なる数値表示部103と、単位を示す単位表示部104とを有している。
数値表示部103は、周知のセグメント表示部からなり、第1,第2のデジタル表示部101,102は、例えばバー形セグメント(表示区分)を略「日」の字形に組み合わせて構成される。そして図2上では全てのセグメントが点灯(表示)され、「88888.8」のように表示されているが、各セグメントの点滅状態(表示・非表示状態)を電気的に制御することにより、一つのデジタル表示部101で「0」〜「9」までの数値を表示できるようにしてある。なお積算値がその桁に満たない未満桁となるデジタル表示部101には、「0」を表示してもよいし、無表示としてもよい。
単位表示部104は、例えば液晶表示パネルからなる表示素子10を構成する図示しないガラス基板の内面に印刷された文字でなり、常時表示されるものである。なお単位表示部104は、必ずしも表示素子10に設けなくてもよく、文字板PLに設けてもよい。
なお本実施形態では、数値表示部103をセグメントにて構成したが、ドット形区分(画素)により構成してもよい。
制御手段20は、走行距離表示装置1の動作を制御するCPU(中央演算処理装置)201と、走行距離表示装置1の動作に必要なデータを記憶する記憶部202とを有する。CPU201は、後述する車速センサ(距離検出手段)から入力する走行距離に比例したパルス信号(距離検出信号)を演算処理して積算値を求める算出処理と、算出処理にて求めた積算値を表示素子10に表示させる表示処理とを予め記憶部202(後述のROM)に記憶してあるプログラムに基づいて実行する。記憶部202は読み書き可能な一時記憶部(RAM)と、読み出し専用のデータ記憶部(ROM)と、読み書き可能な不揮発性記憶部(EEPROM)等を含んでいる。
CPU201による積算値の算出処理は、後述する車速センサによって検出したパルス信号から単位時間あたりの走行距離データを記憶部202(前記積算データ記憶部)に基づいて算出し、その走行距離データに記憶部202(前記一時記憶部)で記憶している積算距離データを加算して最新の積算値データを求め、この積算値データが単位走行距離(例えば0.1km)に達する毎に記憶部202(前記不揮発性記憶部)に書き込んで記憶内容を更新するもので、CPU201による積算値の表示処理は、記憶部202に保持されている最新の積算値データを表示素子10に表示させるものである。
なお単位走行距離に満たない積算値データは、後述するイグニッションスイッチのオン、オフ時共に前記一時記憶部に保持してもよいし、前記イグニッションスイッチのオフ時のみ前記不揮発性記憶部で保持してもよい。
また本例の場合、制御手段20が前記イグニッションスイッチの状態とは無関係に常時、車載バッテリからの給電を受けている構成であるので、前記不揮発性記憶部ではなく前記一時記憶部でのテータ保持が可能である。
制御手段20の入力側には、車速センサ2の他、バッテリラインを通してバッテリ3が、イグニッションスイッチラインを通してイグニッションスイッチ(所定のスイッチ)4がそれぞれ接続されている。一方、制御手段20の出力側には、表示素子10が接続されている。なお本実施形態ではイグニッションスイッチとしたが、キースイッチや始動スイッチ、あるいは電源スイッチであってもよい。
車速センサ2は、走行距離に比例したパルス信号を出力する回転センサ(距離検出手段)からなる。
イグニッションスイッチ4は、実際はOFF端子、ACC端子、ON端子、START端子を有するが、図2では簡略化されて示されている。なお本実施形態でいうイグニッションスイッチ4のオン状態とは、図示しないキースイッチがON端子位置(エンジンスタート後)にあるときを指す。
バッテリ3は、イグニッションスイッチ4の状態とは関係なく、バッテリラインを介して常時、制御手段20に接続され、イグニッションスイッチ4のオフ時(OFF端子位置)、CPU201は省電力モードで作動し、イグニッションスイッチ4のオン(ACC端子またはSTART端子位置)で通常モードで作動するようになっている。なお、バッテリ3と制御手段20とはイグニッションスイッチ4を介して接続してもよい。
次に図3〜図5に基づいて、本実施形態による走行距離表示装置の動作を説明する。なお図3及び図4中、5−a、5−b、5−c、5−dは、図5の(a)、(b)、(c)、(d)のそれぞれに対応するものであるが、図5は表示例に過ぎず、特に図5(b)〜(d)において実際の積算値は時間の経過に従って変化している。
まず、制御手段20は、図3において、時刻t1にてイグニッションスイッチ4がオンされると、表示素子10にて表示可能な表示部、すなわち、数値表示部103と単位表示部104と全ての表示を一定期間(例えば2.5秒)表示状態とする表示初期チェック表示処理を行う(図5(a)参照)。
これが終了すると、制御手段20は、時刻t2にて、記憶部202から記憶されている最新の積算値データと後述するオーバーフロー履歴(データ)を読み出し、オーバーフロー履歴の有無に応じた表示処理を行う。ここではオーバーフロー履歴「無」との判定であったため、判定結果としてオーバーフロー「無」状態が継続していると共に、制御手段20は履歴「無」との判定結果に基づいてオーバーフロー前の積算値(ここでは実際の積算値)を数値表示部103(小数点表示部DTと第1及び第2のデジタル表示部101,102)に例えば「12345.6km」(図5(b)参照)のように小数表示させる処理(第1の表示処理)を実行する。
ここでオーバーフローについて説明する。本実施形態において、小数点表示部DTを含んで数値表示部103でデジタル表示可能な値は、「0.0km」〜「99999.9km」までであり、最大値(「99999.9km」)を超えた(オーバーフローした)場合、それ以上の値(実際の積算値)を小数表示することは不可能となる。しかしそれでは不都合が生じるため、「99999.9km」の次は「0.0km」に更新し、その後「0.1km」毎に更新(加算)することにより、最小表示桁から再び積算値を表示(ゼロから継続または繰り返して表示)できるようになっている。そして、このように「99999.9km」から「0.0km」に更新(オーバーフロー)されたとき、制御手段20はオーバーフロー履歴「有」として記憶部202に記憶する。なおオーバーフロー後の小数表示は、実際の積算値よりも最大で一桁少ない値として、制御手段20により数値表示部103(小数点表示部DT及び第1及び第2のデジタル表示部101,102)を用いて表示処理(第2の表示処理)されるが、詳しくは後述する。
図4はオーバーフロー履歴「有」の場合を示すもので、実際の積算値が「123456.7」であった場合を例に説明する。
すなわち、時刻t1において、イグニッションスイッチ4がオンされると、一定期間、表示初期チェック表示処理を行い(図5(a)参照)、その後、時刻t2にて、記憶部202から記憶されている最新の積算値データと後述するオーバーフロー履歴を読み出し、オーバーフロー履歴の有無に応じた表示処理を行う点は図3と同様であるが、実際の積算値(表示されない)が前記の通り「123456.7km」であるので、記憶部202にはオーバーフロー履歴「有」が記憶されている。このため制御手段20は、オーバーフロー履歴「有」と判定し、図5(c)に示す通り、小数点表示部DTは用いずに(非表示とし)第1及び第2のデジタル表示部101,102だけを用いて「123456km」のように整数表示させる第3の表示処理を実行する。この場合、実際の積算値「123456.7km」のうち、小数点以下の桁(「0.7km」)は省略される。
そして、第3の表示処理に基づく整数表示は、時刻t2から時刻t3までの所定期間(例えば1秒間)にわたって表示され、その後は、図5(d)に示す通り、小数点表示部DT及び第1,第2のデジタル表示部101,102を用いて「23456.7」のように小数表示される(第2の表示処理)。この場合、実際の積算値「123456.7km」のうち、最大桁(10万桁)の「1」は省略される。
以上の通り、本実施形態では、小数点表示部DTと、この小数点表示部DTの整数桁側に配置される第1のデジタル表示部101と、小数位桁側に配置される第2のデジタル表示部102とを有する表示素子(表示手段)10と、走行距離に比例した距離検出信号に基づいて積算値を求め表示素子10に表示させる制御手段20とを備え、制御手段20は積算値が第1のデジタル表示部101で表示可能な最大値を超えるまで小数点表示部DTと任意の第1及び第2のデジタル表示部101,102とを用いて積算値を少数表示させる第1の表示処理と、最大値を超えた後に小数点表示部DTと任意の第1及び第2のデジタル表示部101,102とを用いて積算値をゼロから継続して少数表示させる第2の表示処理と、最大値を超えた後の積算値を第1及び第2のデジタル表示部101,102だけを用いて整数表示させる第3の表示処理とを実行することにより、デジタル表示部により表示可能な最大値を超えた場合でも、既存のデジタル表示部を活用して容易に走行距離を利用者に認識させることができる。すなわち、オーバーフロー後の積算値を既存のデジタル表示部を活用して数値表示できるので、認識性を向上させることができる。
また本実施形態では、制御手段20が所定条件(図4参照)、すなわち第1のデジタル表示部101で表示可能な最大値の超過(制御手段20によるオーバーフロー判定の結果)に関する第1の条件と、イグニションスイッチ(所定のスイッチ)4の操作(オン操作をトリガとして初期チェック表示が終了するまで所定時間経過したか否か)に基づく第2の条件の双方を満たすとき(本実施例の場合、オーバーフロー判定の結果が「有」で且つイグニッションスイッチ4の操作(時刻t1)から時刻t2経過したとき)、第3の表示処理、すなわちオーバーフロー後の整数表示を一定期間(1秒間)実行し、その後は、第2の表示処理に切り替えるようにしている。
このように所定条件を満たすときに第3の表示処理に基づく整数表示を行うことにより、第2の表示処理に基づく小数表示との併用表示が可能となり、これにより整数表示による実積算距離の認識と小数表示による小数点以下値の認識を両立させることができる。
特に本実施形態では、所定条件を第1のデジタル表示部101で表示可能な最大値の超過に関する第1の条件と、イグニッションスイッチ4の操作に基づく第2の条件とし、これら双方の条件を満たすとき、第3の表示処理を行うようにしたことにより、例えば専用の操作部材を操作したり、あるいは既存の操作部材を特殊操作することなく、第3の表示処理が実行でき、利用者の煩わしさを軽減させ、利便性を向上させることができる。
なお本実施形態では第の条件として、イグニッションスイッチ4のオン操作から所定時間経過するまでの時間を設定したが、イグニッションスイッチ4のオン操作を第1の条件としてもよい。
また本実施形態では、第の条件として、イグニッションスイッチ4の操作に関する条件を設定したが、利用者の煩わしさの軽減や利便性を向上までをも追求しないのであれば、例えばイグニッションスイッチ4や図示しない他のスイッチを特殊操作したり、専用スイッチを操作することで、第3の表示処理が実行されるように構成してもよい。
図6(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態として、第3の表示処理の変形例を示す正面図であり、基本動作は前記第1の実施形態と同じであるため、前記第1の実施形態と異なる点を説明する。
すなわち、前記第1の実施形態では、所定条件を充足すると(図4参照)、直ちに第3の表示処理に基づく整数表示を行ったが、本実施形態では、所定条件を充足したとき、図6(b)に示すように、積算値を上位桁から一桁ずつ表示させるものである。なお図6(a)〜(c)は時系列的な表示の変遷を示すもので、図6(a)は図5(a)と同様の初期チェック表示を示し、図6(b)は整数表示の変遷を示し、図6(c)は図5(d)と同様の第2の表示処理を示すものである。
以上に本実施形態では、所定条件を充足したとき、積算値を上位桁から一桁ずつ表示させることにより、第2の表示処理に基づく小数表示との差別化を図ることができ、第3の表示処理の識別性を向上させることができる。また上位桁から一桁ずつ表示させた後、第2の表示処理に基づく小数表示に切り替わることにより、第3の表示処理から第2の表示処理への変化の識別性を向上させることができる。
図7〜図9は、本発明の第3の実施形態を示すもので、図7及び図8は本実施形態の走行距離表示装置の動作を示すタイミング図、図9は本実施形態の表示例を示す正面図である。なお図7及び図8中、5−a、9−a、9−b、9−c、9−d、9−eは、図5の(a)並びに図9の(a)、(d)、(c)、(d)のそれぞれに対応するものであるが、図5及び図9は表示例に過ぎず、特に図9(a)〜(d)において実際の積算値は時間の経過に従って変化している。
本実施形態では第3の表示処理に基づく整数表示が、所定条件として、第1のデジタル表示部101で表示可能な最大値の超過(制御手段20によるオーバーフロー検出またはオーバーフロー判定の結果)に関する第1の条件と、車両の走行・停車状態(制御手段20による走行速度検出結果)に関する第2の条件の双方を満たすときに実行される例を示すものである。
図7において、制御手段20は、時刻t1において、イグニッションスイッチ4がオンされると、一定期間、表示初期チェック表示処理を行い(図5(a)参照)、その後、時刻t2にて、記憶部202から記憶されている最新の積算値データとオーバーフロー履歴を読み出し、オーバーフロー履歴の有無に応じた表示処理を行う点は、第1の実施形態と同様であり、ここではオーバーフロー履歴「無」との判定であったため、判定結果としてオーバーフロー「無」状態が継続していると共に、制御手段20は履歴「無」との判定結果に基づいて、オーバーフロー前の積算値(ここでは実際の積算値)を例えば「99998.3km」(図9(a)参照)のように小数表示させる処理(第1の表示処理)を実行する。
時刻t2の後、時刻t3をもって車両が発進し、車両が走行状態となり、時刻t4において、走行距離がオーバーフローしたものとする。この変化は、制御手段20によって検出されると共にその検出結果がオーバーフロー履歴(「有」)として記憶部202に記憶される。
オーバーフロー検出(時刻t4)以降、制御手段20は、「2.7km」(図9(b)参照)のように、第2の表示処理に基づく小数表示を行うが、これは、オーバーフローに関する第1の条件と、走行速度に関する第2の条件とでなる所定条件のうち、前記第1の条件は充足する(制御手段20によるオーバーフロー検出)が、前記第2の条件は充足しないことに基づくものである。
ここで第2の条件について説明する。本実施形態で採用されている第2の条件とは、前記のように車両の走行・停車状態に関するものであるが、車両の走行速度(車速センサ2からのパルス信号)に基づいて判断される。すなわち、制御手段20は、入力するパルス信号から走行速度が例えば5km/h以下のとき停車状態と判断し、走行速度が5km/hより大きいとき走行状態と判断するものである
具体的には、時刻t4においては、オーバーフロー検出において、オーバーフロー「有」が検出されたため、第1の条件を充足するが、走行速度が5km/hより大きい(例えば40km/h)ため、第2の条件は充足しないこととなり、第2の表示処理に基づく小数表示が継続される。一方、走行速度が5km/h以下となる時刻t5からイグニッションスイッチがオフ状態となる時刻t6までは停車状態と判定され、制御手段20は第3の表示処理に基づく整数表示として、図9(c)のように「100005km」(実際の走行距離が例えば「100005.2km」の場合)と表示させる。
次に図8に基づいて、再びイグニッションスイッチ4がオンされた後の動作を説明する。時刻t1において、再びイグニッションスイッチ4がオンされると、一定期間、表示初期チェック表示処理を行い(図5(a)参照)、その後、時刻t2にて、記憶部202から記憶されている最新の積算値データとオーバーフロー履歴を読み出し、オーバーフロー履歴の「有無」を判定する。ここでは、記憶部202には、図7の時刻t4時のオーバーフロー検出に基づいてオーバーフロー「有」とのデータが記憶されているので、判定結果は「有」となり、走行速度も「0km/h」で停車状態であるため、所定条件が充足されることとなり、第3の表示処理の基づく整数表示が行われる(表示例は図9(c)参照)。なお時刻t2にてオーバーフロー判定の結果が「有」の場合、それ以後の処理では、図7の時刻t4時のごときオーバーフロー検出が行わない。
時刻t2の経過後、車両は走行状態となり、時刻t3にて、走行速度が5km/hより大きく走行状態となると、第2の条件(所定条件)を充足しなくなるので、「100005km」(図9(c)参照)のごとき第3の表示処理に基づく整数表示から、「5.2km」(図9(b)参照)のごとき第2の表示処理に基づく小数表示に切り替わる。そして時刻t4にて再び走行速度が5km/h以下の停車状態となると、第2の条件(所定条件)を充足することになるので、制御手段20は、第2の表示処理から、図9(d)のように「100012km」(実際の走行距離が例えば「100012.8km」の場合)と表示させる第3の表示処理に切り替える。
以上のごとく構成した本実施形態によっても前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお本実施形態では、停車時に第3の表示処理を行い、走行時に第2の表示処理を行うようにしたが、停車時に第2の表示処理を行い、走行時に第3の表示処理を行うようにしてもよい。特に本実施形態のように、停車時に第3の表示処理を行うことにより、積算距離が変化しないか、または更新周期が遅い停車時に一桁多い実際の積算値を整数表示し、積算距離の更新周期が速い走行時に詳細な積算値を小数表示でき、利用者にとって車両状況に即した表示となすことができる。
なお本発明の第4の実施形態として図示しないが、例えば、所定条件として、前記第1の条件(オーバーフローの有無)に相当する単一の条件を設定し、オーバーフロー「有」のとき、他の条件の如何によらず、第2の表示処理に基づく小数表示と第3の表示処理に基づく整数表示とを一定時間間隔(例えば第2の表示処理に基づく小数表示を1分間、第3の表示処理に基づく整数表示を5秒間)で繰り返して実行するように設定してもよい。
以上のごとく構成した本実施形態によっても前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。特に本実施形態のように、第3の表示処理を(第2の表示処理よりも)短く、第2の表示処理を(第3の表示処理)よりも長く設定することにより小数表示による詳細な積算値表示を長くでき、第2の表示処理を基本とし、第3の表示処理を付随的に表示することで、利用者の使い勝手を向上させることができる。
本実施形態の第1の実施形態による走行距離表示装置を組み込んだコンビネーションメータの正面図。 同実施形態における走行距離表示装置のシステム構成を示すブロック図。 同実施形態における走行距離表示装置の動作を示すタイミング図。 同じく同実施形態における走行距離表示装置の動作を示すタイミング図。 (a)〜(d)は何れも同実施形態における走行距離表示装置の表示例を示す正面図。 (a)〜(c)は何れも本発明の第2の実施形態による表示例を示す正面図。 本発明の第3の実施形態による走行距離表示装置の動作を示すタイミング図。 同じく本発明の第3の実施形態による走行距離表示装置の動作を示すタイミング図。 、図9は本実施形態の表示例を示す正面図。
符号の説明
1 走行距離表示装置
2 車速センサ
3 バッテリ
4 イグニッションスイッチ
10 表示素子
20 制御手段
101 第1のデジタル表示部
102 第2のデジタル表示部
103 数値表示部
104 単位表示部
201 CPU
202 記憶部
PT 指針
PL 目盛板
SP 速度計
t1〜t5 時刻
TH 貫通孔
WD 開口窓

Claims (7)

  1. 小数点表示部と、この小数点表示部の整数桁側に配置される第1のデジタル表示部と、前記小数位桁側に配置される第2のデジタル表示部とを有する表示手段と、
    走行距離に比例した距離検出信号に基づいて積算値を求め前記表示手段に表示させる制御手段とを備え、
    前記制御手段は前記積算値が前記第1のデジタル表示部で表示可能な最大値を超えるまで前記小数点表示部と前記第1及び第2のデジタル表示部とを用いて前記積算値を数表示させる第1の表示処理と、
    前記積算値が前記最大値を超えた後に前記小数点表示部と前記第1及び第2のデジタル表示部とを用いて前記積算値をゼロから継続して数表示させる第2の表示処理とを実行する走行距離表示装置において、
    前記制御手段は前記積算値が前記最大値を超えた後に前記第2の表示処理と前記最大値を超えた後の前記積算値を前記第1及び第2のデジタル表示部だけを用いて整数表示させる第3の表示処理とを切り替えて実行することを特徴とする走行距離表示装置。
  2. 前記制御手段は所定条件を満たすとき、前記第3の表示処理を実行することを特徴とする請求項1記載の走行距離表示装置。
  3. 前記制御手段は前記第3の表示処理に基づく整数表示を行うとき、前記積算値を上位桁から一桁ずつ表示させることを特徴とする請求項2記載の走行距離表示装置。
  4. 前記所定条件が少なくとも前記最大値の超過に関する第1の条件と所定のスイッチの操作に基づく第2の条件の双方を含み、これら双方の条件を満たすとき、前記第3の処理を実行することを特徴とする請求項2記載の走行距離表示装置。
  5. 前記所定条件が少なくとも前記最大値の超過に関する第1の条件と走行速度に基づく第2の条件の双方を含み、これら双方の条件を満たすとき、前記第3の処理を実行することを特徴とする請求項2記載の走行距離表示装置。
  6. 前記制御手段は前記前記最大値を超過した後、前記第2の表示処理と前記第3の表示処理とを一定の順序で繰り返して実行することを特徴とする請求項1記載の走行距離表示装置。
  7. 前記第3の表示処理の時間が前記第2の表示処理の時間に対して短く設定されていることを特徴とする請求項6記載の走行距離表示装置。
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