JP4576861B2 - ナビゲーションシステム - Google Patents

ナビゲーションシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4576861B2
JP4576861B2 JP2004081301A JP2004081301A JP4576861B2 JP 4576861 B2 JP4576861 B2 JP 4576861B2 JP 2004081301 A JP2004081301 A JP 2004081301A JP 2004081301 A JP2004081301 A JP 2004081301A JP 4576861 B2 JP4576861 B2 JP 4576861B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
link
time
route
traffic information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004081301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005265722A (ja
Inventor
和孝 ▲吉▼川
浩 冨田
健児 長瀬
敏彰 南
大輔 土居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2004081301A priority Critical patent/JP4576861B2/ja
Publication of JP2005265722A publication Critical patent/JP2005265722A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4576861B2 publication Critical patent/JP4576861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、ナビゲーションシステムに関するものである。
従来、自動車等の車両に搭載されたナビゲーション装置においては、運転者等の操作者が所定の入力部を操作して目的地を設定すると、該目的地、及び、現在位置検出処理部によって検出された車両の現在位置に基づいて、該現在位置から目的地までの経路が探索され、探索された経路が案内される。この場合、前記現在位置から目的地までの距離が最短となるように経路を探索したり、所要時間が最短となるように経路を探索するようになっている。
また、道路の渋滞情報を受信して渋滞区間を避けた最適な経路を探索することができるように、道路交通情報をナビゲーション装置に送信するシステムも提供されている(例えば、特許文献1参照。)。例えば、VICS(Vehicle Information & Communication System)(R)と称される道路交通情報通信システムにおいては、警察、日本道路公団等の交通管制システムの情報を収集して、道路の渋滞等に関する情報や交通規制情報等の道路交通情報を作成し、これを通信手段によって、ナビゲーション装置に送信するようになっている。そして、前記道路交通情報を受信したナビゲーション装置は、前記道路交通情報に基づいて、所要時間が最短となるように経路を探索するようになっている。
特開平8−338736号公報
しかしながら、前記従来のシステムにおいては、受信することができる道路交通情報があらかじめ設定された所定範囲内に関する現況の情報であった。例えば、前記VICS(R)によって送信される道路交通情報は、一般的に現在位置から数十〔km〕程度先の範囲内に関する現況の情報である。そのため、前記交通情報を利用して経路探索を行っても現在位置から遠い場所の情報については、実際に通過する時には、交通状況が変化しており、所要時間が最短となる経路を必ずしも探索することができなかった。
本発明は、前記従来のシステムの問題点を解決して、サーバが経路探索に有効な情報を配信することによって、車載装置において渋滞を回避可能な経路を探索することができるナビゲーションシステムを提供することを目的とする。
そのために、本発明のナビゲーションシステムにおいては、交通情報を格納する交通情報データベースと、エリア毎に登録されたリンクを示すリンクグループテーブルを格納するリンクグループデータベースと、目的地までの経路を探索し、該経路が前記エリアを通過する場合、該エリアを通過する時刻を基準時刻として算出するとともに、通過する前記エリアに登録されたリンクの時刻を、算出された基準時刻と同一の時刻に設定する探索処理部と、前記リンクに対して、前記交通情報に基づいて、設定された前記時刻における予測交通情報を作成する予測処理部とを有する。
本発明の他のナビゲーションシステムにおいては、交通情報を格納する交通情報データベースと、都市高速道路を分割したグループ毎に登録されたリンクを示すリンクグループテーブルを格納するリンクグループデータベースと、目的地までの経路を探索し、該経路が前記グループを通過する場合、該グループを通過する時刻を基準時刻として算出するとともに、通過する前記グループに登録されたリンクの時刻を、算出された基準時刻と同一の時刻に設定する探索処理部と、前記リンクに対して、前記交通情報に基づいて、設定された前記時刻における予測交通情報を作成する予測処理部とを有する。
本発明の更に他のナビゲーションシステムにおいては、さらに、前記予測処理部は、前記交通情報データベースに格納されたリンク旅行時間パターンに基づいて予測リンク旅行時間パターンを作成し、該予測リンク旅行時間パターンに基づいて予測交通情報を作成する。
本発明の更に他のナビゲーションシステムにおいては、さらに、前記リンクグループデータベースは、予測交通情報を作成する必要があるグループの関連を定義する関連グループテーブルを格納し、前記予測処理部は、前記経路が複数のグループを通過する場合、前記関連グループテーブルにおいて定義されたすべてのグループについて、予測交通情報を作成する。
本発明の更に他のナビゲーションシステムにおいては、さらに、前記関連グループテーブルは、予測交通情報を作成するグループ及び同一の基準時刻を使用するグループを定義する。
本発明の更に他のナビゲーションシステムにおいては、交通情報を格納する交通情報データベース、都市高速道路を分割したグループ毎に登録されたリンクを示すリンクグループテーブルを格納するリンクグループデータベース、目的地までの経路を探索し、該経路が前記グループを通過する場合、該グループを通過する時刻を基準時刻として算出するとともに、通過する前記グループに登録されたリンクの時刻を、算出された基準時刻と同一の時刻に設定する探索処理部、及び、前記リンクに対して、前記交通情報に基づいて、設定された前記時刻における予測交通情報を作成する予測処理部を備え、作成された予測交通情報を配信するサーバと、配信された前記予測交通情報を使用して、前記目的地までの経路を探索する車載装置とを有する。
本発明によれば、サーバが経路探索に有効な情報を配信するようになっている。そのため、車載装置において渋滞を回避可能な経路を探索することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の実施の形態におけるナビゲーションシステムの構成を示す図である。
図において、11はサーバとしての情報提供サーバであり、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス等を備えるコンピュータの中に構成される。なお、該コンピュータは単一のコンピュータではなく、複数のコンピュータが有機的に結合された、いわゆる、分散型サーバであってもよい。また、前記コンピュータの中に他のシステムが構築されていてもよい。さらに、前記情報提供サーバ11は、他のコンピュータの中に構築されたシステムの一つであってもよい。
そして、31はユーザとしての操作者によって操作される車載装置であり、乗用車、トラック、バス、オートバイ等の車両に搭載される。なお、車載装置は、実際には多数であるが、本実施の形態においては、説明の都合上、前記車載装置31で代表する。また、前記操作者は、例えば、前記車両の運転者、同乗者等であるが、いかなる者であってもよい。
なお、前記車載装置31は、CPU、MPU等の演算装置、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク等の記憶装置、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、CRT等の表示装置、キーボード、ジョイスティック、十字キー、押しボタン、リモートコントローラ、タッチパネル等の入力装置、前記表示装置を制御する表示制御装置、及び、通信インターフェイス等の送受信部を備える。前記車載装置31は、例えば、ナビゲーション装置であるが、据え置き電話機、携帯電話機、PHS(Personal Handy−Phone System)電話機、携帯情報端末、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、ゲーム機、デジタルテレビ等いかなるものであってもよい。
さらに、前記車載装置31は、図示されない現在位置検出装置を有する。該現在位置検出装置は、前記車載装置31が、例えば、ナビゲーション装置である場合、一般的には、GPS(Global Positioning System)、地磁気センサ、距離センサ、ステアリングセンサ、ビーコンセンサ、ジャイロセンサ等によって現在位置を検出する。また、例えば、携帯電話機、携帯情報端末等である場合、一般的には、該携帯電話機、携帯情報端末等が在圏する基地局との通信に基づいて、該基地局の位置を現在位置として検出する。
なお、本実施の形態においては、車載装置31がナビゲーション装置である場合について説明する。この場合、前記車載装置31は、通常のナビゲーション装置と同様に、施設や地点を検索する検索機能及び経路を探索する探索機能を有する。該探索機能によって、前記車載装置31は、交通情報を利用して交通規制及び渋滞を回避する経路探索としてのDRG(Dynamic Route Guidance)を行うことができるようになっている。
ここで、前記情報提供サーバ11と車載装置31とは、図示されないネットワークを介して相互に通信可能に接続される。なお、該ネットワークは、有線又は無線の公衆通信回線網、専用通信回線網、携帯電話回線網、インターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、衛星通信回線網等いかなる通信回線網であってもよく、これらを適宜組み合わせたものであってもよい。また、放送衛星によるCS放送やBS放送を利用して通信してもよく、地上波デジタルテレビ放送を利用して通信してもよく、FM多重放送を利用して通信してもよく、また、道路脇(わき)に設置されている光ビーコンや電波ビーコンを利用して通信してもよい。
そして、本実施の形態におけるナビゲーションシステムは、前記情報提供サーバ11と車載装置31とによって構成される。この場合、前記操作者は、あらかじめ前記ナビゲーションシステムに登録され、登録IDを所有する者であることが望ましい。また、前記車載装置31も登録されていることが望ましい。
ここで、前記情報提供サーバ11は、機能の観点から、予測交通情報としての渋滞予測情報を作成するために必要なデータを格納するデータ部12、及び、該データ部12にアクセスして必要なデータを取得して渋滞予測情報を作成するための処理を行う処理部21を有する。なお、前記データ部12は、交通情報データベース13及びリンクグループデータベース14を備える。
そして、前記交通情報データベース13は、例えば、VICS(R)と称される道路交通情報通信システムにおいて、警察、日本道路公団等の交通管制システムの情報を収集して作成した道路の渋滞等に関する情報や交通規制情報等の道路交通情報を格納する。この場合、過去に作成された道路の渋滞等に関する情報も統計的渋滞情報として蓄積される。さらに、前記交通情報データベース13は、祭り、パレード、花火大会等のイベントの開催予定場所、予定日時等のイベント予定情報、例えば、駅周辺や大型商業施設周辺の道路には週末を除く毎日の特定時刻に渋滞が発生するとか、海水浴場周辺の道路には夏季休暇時期に渋滞が発生する等の統計的渋滞情報や渋滞予測情報も格納する。この場合、該統計的渋滞情報や渋滞予測情報は、後述されるVICS(R)リンクに対応付けられていることが望ましい。さらに、前記交通情報データベース13は、あらかじめ登録された多数の操作者から提供された情報を格納するものであってもよい。この場合、該情報は、例えば、道路の渋滞等に関する道路渋滞情報、警察による交通取り締まりに関する交通取り締まり情報、道路工事、建築工事等による交通規制情報等の道路交通情報に関する詳細情報である。該詳細情報は、道路渋滞情報の場合、渋滞の実際の長さ、渋滞の原因、渋滞解消の見込まれる時刻等であり、交通取り締まり情報の場合、速度違反取り締まり、駐車違反取り締まり等の取り締まりの種類、場所、曜日、時間帯等であり、交通規制情報の場合、道路工事、建築工事等の継続期間、通行止め、片側交互通行、車線規制等の交通規制の種類、交通規制の時間帯等である。さらに、前記交通情報データベース13は、過去において蓄積されたリンク旅行時間パターンも格納する。
また、前記リンクグループデータベース14は、交通情報を提供するために必要なリンクに関する情報を格納する。ここで、リンクとは、道路を構成する単位であり、通常、三叉(さ)路以上の交差点を境界にして区切られている。なお、該交差点は、交通信号灯器の設置されている交差点だけでなく交通信号灯器の設置されていない交差点も含むものである。そのため、一本の道路におけるリンクの数は一定でない。なお、道路の行政道路属性が変化する点もリンクの境界として取り扱われる。そして、通常のナビゲーション装置においては、道路を構成するそれぞれのリンク、すなわち、道路リンクを識別する識別番号としての道路リンクIDが付与される。
そして、前記VICS(R)による交通情報であるVICS(R)情報には、種別情報、位置、渋滞区間の距離、渋滞度等の情報とともに、VICS(R)リンクIDが含まれる。該VICS(R)リンクIDは、道路を所定の交差点毎に分割して規格化された走行案内用リンクとしてのVICS(R)リンクに付与された識別番号である。なお、前記VICS(R)情報には、各VICS(R)リンクにおける始点及び終点の座標、始点から終点までの距離等の情報も含まれている。
ここで、前記道路リンクとVICS(R)リンクとは同一のものではない(一般的には、道路リンクの方がVICS(R)リンクよりも細分化されている。)。そこで、通常のVICS(R)機能を備えるナビゲーション装置においては、道路リンクIDと前記VICS(R)リンクIDとの間の変換テーブル(対照表)を有し、前記VICS(R)リンクIDに基づいて、対応する道路リンクIDを特定することができるようになっている。そのため、前記車載装置31がナビゲーション装置のように前記変換テーブルを有するものである場合には、前記情報提供サーバ11からVICS(R)リンクIDを受信すると、該VICS(R)リンクIDに基づいてVICS(R)情報を表示すべき道路の区間を特定することができる。
ところが、前記車載装置31が前記変換テーブルを有するものでない場合には、前記VICS(R)リンクIDに基づいて前記道路の区間を特定することができなくなってしまう。そこで、リンクグループデータベース14には、前記変換テーブルも格納されている。これにより、前記VICS(R)リンクIDを前記車載装置31において使用されている道路リンクIDに変換して、VICS(R)情報を送信することができる。また、前記車載装置31が後述される地図データベース等を有しておらず、地図を作成することができないものである場合には、情報提供サーバ11において、画面に表示される地図を画像情報として作成し、該画像情報を前記車載装置31に送信して、該車載装置31の表示装置に前記画像情報に基づく画像を表示させるようになっている。この場合、前記リンクグループデータベース14に格納されている変換テーブルを使用し、VICS(R)リンクIDに対応する道路の区間を特定する。
また、前記データ部12は、細街路も含めたすべての道路、例えば、日本全国のすべての道路に関するデータを格納することが望ましい。ここで、前記道路に関するデータには、交差点データ、ノードデータ、道路データ、交通規制データ及び経路表示データも格納されている。そして、前記交差点データには、データが格納されている交差点の数に加え、それぞれの交差点に関するデータが交差点データとして、識別するための番号が付与されて格納されている。さらに、それぞれの前記交差点データには、該当する交差点に接続する道路、すなわち、接続道路の数に加え、それぞれの接続道路を識別するための番号が付与されて格納されている。なお、前記交差点データには、交差点の種類、すなわち、交通信号灯器の設置されている交差点であるか又は交通信号灯器の設置されていない交差点であるかの区別が含まれていてもよい。また、前記ノードデータは、前記地図データファイルに記録された地図データにおける少なくとも道路の位置及び形状を構成するものであり、実際の道路の分岐点(交差点、T字路等を含む)、ノード、及び、各ノード間を連結するリンクを示すデータから成る。さらに、前記ノードは、少なくとも道路の屈曲点の位置を示す。
また、前記データ部12には、データが格納されている道路の数に加え、それぞれの道路に関するデータが道路データとして、識別するための番号が付与されて格納されている。そして、それぞれの前記道路データには、道路種別、それぞれの道路の長さとしての距離、それぞれの道路を走行するのに要する時間としての旅行時間等が格納されている。さらに、前記道路種別には、国道、県道、主要地方道、一般道、高速道路等の行政道路属性が含まれる。
なお、前記道路データには、道路自体について、幅員、勾(こう)配、カント、高度、バンク、路面の状態、中央分離帯があるか否か、道路の車線数、該車線数の減少する地点、幅員の狭くなる地点等のデータが含まれることが望ましい。そして、高速道路や幹線道路の場合、対向方向の車線のそれぞれが別個の道路データとして格納され、二条化道路として処理される。例えば、片側二車線以上の幹線道路の場合、二条化道路として処理され、上り方向の車線と下り方向の車線は、それぞれ、独立した道路として道路データに格納される。さらに、コーナについては、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口等のデータが含まれることが望ましい。また、踏切、高速道路出入口ランプウェイ、高速道路の料金所、降坂路、登坂路等の道路属性が含まれていてもよい。
さらに、前記データ部12は、地図情報格納する図示されない地図データベース、図示されないPOI(Point of Interest)データベース、図示されない道路データベース等を有することが望ましい。ここで、前記地図データベースは、地図を描画するためのノード、リンク、座標、施設名称等の地図情報を格納する。また、前記POIデータベースは、出発地、目的地、通過点等となる地点を検索するための施設データ、タウンページデータ、イベントデータ等を格納する。なお、前記POIデータベースは施設や地域に関する詳細情報を含むものであってもよい。例えば、前記施設がレストラン、食堂等の飲食店である場合、前記詳細情報は、営業する曜日、営業時間、電話番号、メニュー、値段、味、サービスの良否、店内の雰囲気、駐車場の有無等であり、前記施設がコンビニエンスストア、百貨店、ホームセンタ、スーパーマーケット等の商業施設である場合、前記詳細情報は、営業する曜日、営業時間、電話番号、品揃(ぞろ)え、値段、バーゲンセール(特売)の期間、バーゲンセールの対象商品、サービスの良否、店内の雰囲気、駐車場の有無、催し物やイベントの種類及び期間等であり、前記施設がテーマパーク、ゲームセンタ、映画館、劇場等の娯楽施設である場合、前記詳細情報は、営業する曜日、営業時間、電話番号、施設の内容、値段、サービスの良否、雰囲気、駐車場の有無、催し物やイベントの種類及び期間等である。
そして、前記交通情報データベース13及びリンクグループデータベース14等が格納される情報提供サーバ11の記憶手段は、情報提供サーバ11の内部記憶媒体であってもよいし、外部記憶媒体であってもよい。この場合、前記内部記憶媒体及び外部記憶媒体は、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、CD−ROM、CD−R/RW、MD、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R/RW、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモリカード、棒状メモリ等いかなる種類のものであってもよい。
また、前記処理部21は、入力処理部22、検索処理部23、探索処理部24、表示処理部25及び予測処理部26を備える。ここで、前記入力処理部22は、前記車載装置31から受信したDRG用のデータの配信要求、施設や地点のデータの配信要求等を入力する入力処理を行う。また、前記検索処理部23は、前記車載装置31から受信した検索要求に含まれる検索条件等に基づいて、施設や地点を検索するPOI検索処理を行う。さらに、前記探索処理部24は、目的地までの複数本の経路を探索し、各経路における各リンクの通過開始時刻を算出する。さらに、前記表示処理部25は、作成された渋滞予測情報を表示するための表示処理を行う。さらに、前記予測処理部26は、経路が都市高速道路を通過する場合、該都市高速道路を分割したグループ毎に渋滞予測情報を作成する。
これにより、前記情報提供サーバ11は、通過の可能性のあるすべての経路を探索し、それぞれの経路に関する精度の高い渋滞予測情報を作成して前記車載装置31に配信することができる。
また、前記情報提供サーバ11は、車載装置31と通信を行うための通信部17を有する。該通信部17は、経路の探索要求、渋滞予測情報の配信要求等を受信すると、該配信要求を送信した車載装置31を特定し、前記処理部21によって作成された配信用のデータを特定した前記車載装置31に送信する。
次に、前記構成のナビゲーションシステムの動作について説明する。まず、情報提供サーバ11が予測リンク旅行時間パターンを作成する動作について説明する。
図3は本発明の実施の形態における短期の予測リンク旅行時間パターンを作成する動作を示す第1の図、図4は本発明の実施の形態における短期の予測リンク旅行時間パターンを作成する動作を示す第2の図、図5は本発明の実施の形態における長期の予測リンク旅行時間パターンを作成する動作を示す図である。
本実施の形態において、予測処理部26は短期及び長期の予測リンク旅行時間パターンを作成することができる。まず、短期の予測リンク旅行時間パターンを作成する場合、前記予測処理部26は、現況のフィードバックを行って予測リンク旅行時間パターンを作成する。すなわち、車載装置31から受信した現在の車両の走行状況に基づいて、パターンマッチング、波形補正等の方法によって予測リンク旅行時間パターンを作成する。ここで、短期の予測リンク旅行時間パターンを作成する場合の予測期間は、例えば、現在時刻から約二時間後までの期間であるが、任意に設定することができる。
まず、パターンマッチングの方法によって予測リンク旅行時間パターンを作成する場合について説明する。この場合、前記予測処理部26は、車載装置31から受信した該車載装置31が搭載されている車両の状況を示すデータに基づいて、図3(a)に示されるように、現在時刻までの過去の所定期間における前記車両のリンク旅行時間パターンを作成する。なお、前記過去の所定期間は、例えば、当日の午前零時から現在時刻までの期間であるが、任意に設定することができる。また、図3(a)に示されるリンク旅行時間パターンにおいて、横軸は時刻、縦軸は総旅行時間を示している。
続いて、前記予測処理部26は、交通情報データベース13にアクセスして、作成された前記リンク旅行時間パターンと、図3(b)に示されるような前記交通情報データベース13にあらかじめ格納されている過去におけるリンク旅行時間パターンとを比較して、パターンマッチングを行う。なお、図3(b)に示されるリンク旅行時間パターンは、図3(a)に示されるリンク旅行時間パターンと同様に、一日における総旅行時間の変化を示している。そして、前記予測処理部26は、パターンマッチングの結果、前記交通情報データベース13にあらかじめ格納されている過去におけるリンク旅行時間パターンの中から、横軸の範囲が原点から現在時刻までの範囲におけるリンク旅行時間パターンが作成された前記リンク旅行時間パターンに最も近似しているものを抽出する。
続いて、前記予測処理部26は、抽出した過去におけるリンク旅行時間パターンから現在時刻以降の前記予測期間におけるリンク旅行時間パターンを切り出し、リンク旅行時間パターンとする。これにより、図3(c)に示されるように、図3(a)に示されるリンク旅行時間パターンを含む予測リンク旅行時間パターンを得ることができる。
次に、波形補正の方法によって予測リンク旅行時間パターンを作成する場合について説明する。この場合、前記予測処理部26は、前記交通情報データベース13にあらかじめ格納されている過去における平均的なリンク旅行時間パターンを使用する。図4(a)における点Aは、車載装置31から受信した該車載装置31が搭載されている車両の現在時刻における状況を示す点であり、図4(a)における線Bは、過去における平均的なリンク旅行時間パターンを示している。なお、図4(a)に示されるリンク旅行時間パターンにおいて、横軸は時刻、縦軸は総旅行時間を示している。
続いて、前記予測処理部26は、線Bを点Aに合致するように補正して、リンク旅行時間パターンを作成する。この場合、図4(b)に示されるように、過去における平均的なリンク旅行時間パターンを等比的に変化させて、線Cで示されるような予測リンク旅行時間パターンを作成することができる。すなわち、点Aに対応する時刻における線Bの示す総旅行時間の値を前記点Aの示す総旅行時間の値に変更する。そして、点Aに対応する時刻における変更前の値に対する変更後の値の比に従って、すべての時刻範囲において線Bの示す総旅行時間の値を変更する。これにより、すべての時刻範囲において線Bの示す総旅行時間の値が、点Aに対応する時刻における変更前の値に対する変更後の値の比に等しい比で変更され、図4(b)において線Cで示されるような予測リンク旅行時間パターンを作成することができる。
また、図4(c)に示されるように、過去における平均的なリンク旅行時間パターンを垂直方向に平行移動させて、線Cで示されるような予測リンク旅行時間パターンを作成することができる。すなわち、点Aに対応する時刻における線Bの示す総旅行時間の値を前記点Aの示す総旅行時間の値に変更する。そして、点Aに対応する時刻における変更前の値に対する変更後の値の差に従って、すべての時刻範囲において線Bの示す総旅行時間の値を変更する。これにより、すべての時刻範囲において線Bの示す総旅行時間の値が、点Aに対応する時刻における変更前の値に対する変更後の値の差に等しい値だけ変更され、図4(c)において線Cで示されるような予測リンク旅行時間パターンを作成することができる。
また、図4(d)に示されるように、過去における平均的なリンク旅行時間パターンを履歴に従って傾斜させて、線Cで示されるような予測リンク旅行時間パターンを作成することができる。この場合、点A及び前記車両の現在時刻以前における状況を示す点AAを通過するように線B全体を傾斜させる。これにより、図4(d)において線Cで示されるような予測リンク旅行時間パターンを作成することができる。
次に、長期の予測リンク旅行時間パターンを作成する場合、前記予測処理部26は、現況のフィードバックを行わずに予測リンク旅行時間パターンを作成する。すなわち、交通情報データベース13に格納されている過去のリンク旅行時間パターンを統計的に分析して、予測リンク旅行時間パターンを作成する。ここで、長期の予測リンク旅行時間パターンを作成する場合の予測期間は、例えば、現在時刻から約二時間後以降の期間であるが、任意に設定することができる。
まず、前記予測処理部26は、交通情報データベース13にアクセスして、図5(a)に示されるような該交通情報データベース13にあらかじめ格納されている過去におけるリンク旅行時間パターンを取得する。なお、図5(a)に示されるリンク旅行時間パターンは、一日における総旅行時間の変化を示しているものであり、前記交通情報データベース13に格納されているすべてのリンク旅行時間パターン、すなわち、全日の変動を示している。また、図5(a)に示されるリンク旅行時間パターンにおいて、横軸は時刻、縦軸は総旅行時間を示している。
続いて、前記予測処理部26は、図5(a)に示されるリンク旅行時間パターンをカレンダに従って場合分けする。ここでは、図5(b)に示されるように、平日におけるリンク旅行時間パターンと休日におけるリンク旅行時間パターンとに場合分けする。すなわち、平日の変動と休日の変動とに場合分けする。なお、休日は、土曜日、日曜日及び祝祭日であり、平日はその他の日である。また、例えば、ゴールデンウィーク、夏期休暇、年末年始等の特定の日又は期間におけるリンク旅行時間パターンだけを抽出することもできる。さらに、前記リンク旅行時間パターンから異常値を除去することによって、データのばらつきを低減することもできる。
続いて、前記予測処理部26は、カレンダに従って場合分けされたリンク旅行時間パターンを天候、イベント、規制等の事象に応じて場合分けする。ここでは、図5(c)及び(d)に示されるように、天候に応じた場合分けでは、天気別の変動として、晴天におけるリンク旅行時間パターン、降雨におけるリンク旅行時間パターン及び降雪におけるリンク旅行時間パターンに場合分けする。これにより、車載装置31が搭載されている車両の状況に応じた予測リンク旅行時間パターンを得ることができる。
なお、リンク旅行時間は各リンクを通過するための所要時間であり、かつ、各リンクの長さはリンクグループデータベース14に格納されているので、各リンクにおけるリンク旅行時間から各リンクにおける旅行速度を算出することができる。したがって、前記予測リンク旅行時間パターンに基づいて、予測速度パターンを得ることができる。また、VICS(R)情報における渋滞情報としての渋滞度は、道路種別及び旅行速度に応じて、「渋滞」、「混雑」及び「渋滞なし」と定義されているので、各リンクにおけるリンク旅行時間から各リンクにおける渋滞情報を得ることができる。したがって、前記予測リンク旅行時間パターンに基づいて、渋滞予測情報を得ることができる。
次に、DRG用の配信データを作成して配信する基本的な動作について説明する。
図6は本発明の実施の形態における配信されるDRG用のデータの基本的な概念を説明する図である。
本実施の形態において、情報提供サーバ11は、車載装置31から受信したDRG用のデータの配信要求に含まれる現在位置、目的地、探索条件等に基づいて、前記現在位置を出発地として目的地までの経路を探索する探索処理を行う。そして、前記情報提供サーバ11は、複数本の経路を探索して、車両がそれぞれの経路における各リンクを通過する予測通過時刻を予測リンク旅行時間パターンに基づいて算出し、予測通過時刻における予測交通情報を作成し、DRG用の配信データを前記車載装置31に配信するようになっている。すなわち、通常の経路探索においても最も推奨される経路である推奨経路と、該推奨経路の代替えとなり得る経路である代替え経路とを探索し、前記推奨経路及び代替え経路上の各リンクの渋滞を予測し、渋滞予測情報等のデータを車載装置31に送信する。これにより、該車載装置31は、受信したデータを使用してDRGを行って、渋滞を回避する経路を探索することができる。
ここで、図6に示されるように、出発地41から目的地42まで高速道路を優先することを探索条件として経路を探索した場合に、二本の経路43及び経路44が探索されたものとする。例えば、経路43が推奨経路であり、経路44が代替え経路であるとする。そして、前述したようにして作成された予測リンク旅行時間パターンに基づいて、前記経路43及び経路44上における渋滞の発生を予測し、渋滞の発生が予測される地域については渋滞予測情報を作成する。なお、該渋滞予測情報の基準時刻は、前記渋滞の発生が予測される地域に車両が通過するであろう時刻、すなわち、車両の通過予測時刻である。そして、前記基準時刻は、前記経路43及び経路44上のリンクにおける車両の通過予測時刻に応じてずらしながら、すなわち、スライドさせながら設定される。
図6に示される例において、経路43上では地域45a及び地域45bにおいて渋滞の発生が予測されている。そして、前記地域45aについては車両の通過予測時刻である10時00分における渋滞予測情報が作成され、前記地域45bについては車両の通過予測時刻である11時00分における渋滞予測情報が作成される。また、経路44上では地域46a及び地域46bにおいて渋滞の発生が予測されている。そして、前記地域46aについては車両の通過予測時刻である10時30分における渋滞予測情報が作成され、前記地域46bについては車両の通過予測時刻である11時30分における渋滞予測情報が作成される。
そして、探索された前記経路43及び経路44のデータ、地域45a、地域45b、地域46a及び地域46bについての渋滞予測情報を含むデータが、DRG用のデータとして、情報提供サーバ11から車載装置31に配信される。これにより、該車載装置31は、受信したDRG用のデータを使用してDRGを行うことができ、渋滞を回避する経路を探索することができる。また、目的地42への到着予測時刻を正確に算出することができる。
次に、本実施の形態におけるナビゲーションシステムの動作を詳細に説明する。なお、ここでは、説明の都合上、目的地までの経路が都市高速道路である場合の動作について説明する。
図1は本発明の実施の形態における都市高速道路を複数のグループに分割する例を示す図、図7は本発明の実施の形態におけるリンクグループテーブルの例を示す図、図8は本発明の実施の形態におけるグループ毎に設定された基準時刻の例を示す図、図9は本発明の実施の形態における複数のグループを通過する経路の例を示す図、図10は本発明の実施の形態における経路が通過するグループと基準時刻との関係の例を示す図、図11は本発明の実施の形態における情報提供サーバの動作を示すフローチャートである。
まず、操作者は、車載装置31の入力装置を操作して目的地を設定する。なお、例えば、高速道路優先等のような経路を探索するための探索条件等も必要に応じて設定することができる。続いて、前記操作者が車載装置31の入力装置を操作して、DRG用のデータの配信要求を情報提供サーバ11に送信するための手段を操作する。すると、前記車載装置31は、DRG用のデータの配信要求として現在位置、目的地、探索条件等を情報提供サーバ11に送信する。
続いて、該情報提供サーバ11は、前記車載装置31からDRG用のデータの配信要求として現在位置、目的地、探索条件等を受信すると、前記現在位置、目的地、探索条件等に基づいて、現在位置から目的地までの推奨経路を探索する。この場合、都市高速道路を通る経路が推奨経路として探索されたものとする。なお、前記都市高速道路は、首都、阪神、名古屋、福岡・北九州等の地域において供用に付されているが、ここでは、首都高速道路であるものとして説明する。
続いて、前記情報提供サーバ11は、前記推奨経路の代替え経路を探索する。そして、代替え経路がn本存在する場合には、n回繰り返して代替え経路を探索する。なお、nは自然数である。また、必要に応じてnの上限値を設定することもできる。すなわち、代替え経路を探索する回数を制限することもできる。
ここで、前記都市高速道路は、あらかじめ複数のグループに分割されている。該グループの分割の仕方や数は任意に設定することができるが、本実施の形態においては、図1に示されるように、(1)〜(6)で示される範囲に含まれる六つのグループ、すなわち、グループ1〜グループ6に分割されているものとして説明する。そして、グループ1〜グループ6に含まれる道路を構成するリンクがどのグループに含まれるかを示すリンクグループテーブルが、図7に示されるように、あらかじめ作成され、リンクグループデータベース14に格納されている。前記リンクグループテーブルは、各グループに登録されたリンクを示すテーブルである。なお、図7において、リンク10、リンク11、リンク12等は、それぞれのリンクを識別するための道路リンクIDである。
続いて、前記情報提供サーバ11は、探索した推奨経路又は代替え経路が、前記グループを通過するか否か、すなわち、前記リンクグループテーブルに示されるような各グループに登録されたリンクを通過するか否かを判断する。そして、リンクを通過する場合、前記情報提供サーバ11は、通過するグループ毎に基準時刻を分けて予測交通情報としての渋滞予測情報を作成する。ここで、該渋滞予測情報の基準時刻はグループ毎に定められ、同一のグループに登録されたすべてのリンクについて、同一の基準時刻で渋滞予測情報が作成される。この場合、前記基準時刻は、推奨経路上において前記グループに最初に進入する時刻、すなわち、推奨経路上おける前記グループの入口に該当するノードから始まるリンクの通過開始時刻である。
図8に示されるように、探索された推奨経路が51であり、該推奨経路51がグループ1を通過する例について説明する。なお、出発地は図8の左方であり、また、目的地は図8の右方であり、車両は前記推奨経路51を、図8において左から右に進行するものとする。そして、52−1〜52−4は、前記推奨経路51を構成するリンクである。また、53−1〜53−4は、前記推奨経路51上のノードである。なお、52−5〜52−7は、ノード53−2において前記推奨経路51から分岐する道路を構成するリンクであり、53−5及び53−6は前記推奨経路51から分岐する道路上のノードである。そして、各リンクにおける車両の進行方向は矢印の示す方向である。また、リンク52−3〜リンク52−7がグループ1に登録されたリンクであり、リンク52−1及びリンク52−2は、グループ1の外側に存在するリンクである。
図8に示される例において、ノード53−2が推奨経路51上におけるグループ1の入口に該当する。したがって、ノード53−2への到着時刻、すなわち、ノード53−2から始まるリンク52−3の通過開始時刻がグループ1の基準時刻となる。例えば、前記ノード53−2への到着時刻が10時00分であるとすると、推奨経路51を構成するリンクであってグループ1に登録されたリンク52−3及びリンク52−4における渋滞予測情報は、10時00分を基準時刻として作成される。また、グループ1に登録された他のすべてのリンク、すなわち、リンク52−5〜リンク52−7における渋滞予測情報も、10時00分を基準時刻として作成される。グループ1に登録されたすべてのリンクについて、同一の基準時刻で渋滞予測情報が作成される。
続いて、前記情報提供サーバ11は、探索した経路が通過するグループとの関連があらかじめ定義されているグループの渋滞予測情報を作成する。
ところで、探索した経路が複数のグループを通過する場合に、前記経路が通過するグループについてだけ渋滞予測情報を作成して車載装置31に配信すると、該車載装置31は他のグループについては渋滞がないものと判断して、他のグループを通過する経路を渋滞を回避する経路として選択してしまうことが考えられる。図9に示されるように、探索された経路が55であり、該経路55がグループ6を出発して、グループ1を経由して、グループ3に到着する経路であるとする。そして、前記情報提供サーバ11が経路55が通過するグループ1、グループ3及びグループ6についての渋滞予測情報を作成し、他のグループについての渋滞予測情報を作成しないとすると、車載装置31には、グループ1、グループ3及びグループ6についての渋滞予測情報が配信され、他のグループについての渋滞予測情報されないことになる。すると、車載装置31は他のグループについては渋滞がないものと判断して、例えば、図9において56で示されるような経路を選択することが考えられる。一般に、首都高速道路のような都市高速道路は、道路網が発達し分岐点及び合流点が多いので、多様な経路の選択の仕方が可能であるため、経路56のように情報提供サーバ11が探索した経路55が通過しないグループを通過する経路を選択することが考えられる。
このような問題を防止するため、本実施の形態においては、探索した経路が複数のグループを通過する場合に、渋滞予測情報を作成して車載装置31に配信することが必要なグループの関連が、通過順序に応じてあらかじめ定義されている。また、前記経路が通過しないグループについては、渋滞予測情報の基準時刻を決定することができないので、前記経路が通過するグループについての基準時刻を使用するようになっている。例えば、図9に示される例において、経路55が通過しないグループ2については、経路55が通過するグループ3についての基準時刻を使用して渋滞予測情報を作成する。
図10には、渋滞予測情報を作成する必要があるグループの関連を定義する関連グループテーブルの例が示されている。該関連グループテーブルにおいては、グループの通過順序毎に、渋滞予測情報を作成するグループ及び同一の基準時刻を使用するグループが定義付けられている。そして、前記関連グループテーブルは、あらかじめ作成され、リンクグループデータベース14に格納されている。
例えば、前記関連グループテーブルの上から第一番目では、探索した経路がグループ1を出発してグループ2に到着するとき、グループ1、グループ2及びグループ3について渋滞予測情報を作成し、グループ2及びグループ3については同一の基準時刻を使用して渋滞予測情報を作成することが定義されている。なお、グループ1については、該グループ1に最初に進入する時刻、すなわち、出発時刻を基準時刻とする。
また、前記関連グループテーブルの上から第二番目では、探索した経路がグループ1を出発してグループ3に到着するとき、グループ1、グループ2、グループ3及びグループ4について渋滞予測情報を作成し、グループ2、グループ3及びグループ4については同一の基準時刻を使用して渋滞予測情報を作成することが定義されている。なお、グループ1については、該グループ1に最初に進入する時刻、すなわち、出発時刻を基準時刻とする。
さらに、前記関連グループテーブルの上から第三番目では、探索した経路がグループ6を出発してグループ3に到着するとき、グループ1、グループ2、グループ3、グループ4及びグループ6について渋滞予測情報を作成し、グループ1及びグループ2については同一の基準時刻を使用して渋滞予測情報を作成することが定義され、また、グループ3及びグループ4については同一の基準時刻を使用して渋滞予測情報を作成することが定義されている。例えば、図9に示される例において、経路55上においてグループ1に最初に進入する時刻が10時00分であり、グループ3に最初に進入する時刻が10時30分である場合、グループ1及びグループ2については10時00分を基準時刻とし、グループ3及びグループ4については10時30分を基準時刻とする。なお、グループ6については、該グループ6に最初に進入する時刻、すなわち、出発時刻を基準時刻とする。
続いて、前記情報提供サーバ11は、作成された渋滞予測情報を前記車載装置31に配信して、処理を終了する。また、探索した経路が各グループに登録されたリンクを通過するか否かを判断して、リンクを通過しない場合、すなわち、前記グループのいずれをも通過しない場合、前記情報提供サーバ11は、各経路上のリンクの通過開始時刻を基準時刻として渋滞予測情報を作成する。すなわち、図6において説明した例と同様にして渋滞予測情報を作成する。そして、作成された渋滞予測情報を前記車載装置31に配信して、処理を終了する。
なお、前記車載装置31は、前記情報提供サーバ11から配信された渋滞予測情報を受信すると、DRGを行い渋滞を避ける経路を探索する。
ところで、本実施の形態におけるナビゲーションシステムは、目的地までの経路が都市高速道路でない場合にも同様の動作を行うことができる。この場合、都市高速道路を分割したグループに代えて、行政区域単位のエリア、地図データを分割した地図メッシュ単位のエリア等のエリアを使用する。そのため、前記リンクグループテーブルは、所定のエリア毎に登録されたリンクを示すものとなる。そして、探索処理部24は、探索した経路が前記エリアを通過する場合、該エリアを通過する時刻を基準時刻として算出する。さらに、予測処理部26は、前記エリア毎に、交通情報に基づいて、基準時刻における予測交通情報としての渋滞予測情報を作成する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 現在位置から目的地までの推奨経路を探索する。
ステップS2 推奨経路の代替え経路を探索する。代替え経路がn本存在する場合には、n回繰り返して代替え経路を探索する。
ステップS3 各グループに登録されたリンクを通過するか否かを判断する。各グループに登録されたリンクを通過する場合はステップS4に進み、グループに登録されたリンクを通過しない場合はステップS7に進む。
ステップS4 通過するグループ毎に基準時刻を分けて渋滞予測情報を作成する。
ステップS5 通過するグループとの関連があらかじめ定義されているグループの渋滞予測情報を作成する。
ステップS6 渋滞予測情報を車載装置31に配信して、処理を終了する。
ステップS7 各経路上のリンクの通過開始時刻を基準時刻として渋滞予測情報を作成する。
このように、本実施の形態において、情報提供サーバ11は、目的地までの複数本の経路を探索し、該経路が複数に分割された都市高速道路のグループを通過する場合、前記経路が通過するグループ毎に渋滞予測情報を作成し、車載装置31に配信するようになっている。そして、探索した経路が複数のグループを通過する場合、通過順序に応じてあらかじめ定義されて関連するグループについても渋滞予測情報を作成し、車載装置31に配信するようになっている。
そのため、前記車載装置31は、道路網が発達して分岐点及び合流点が多い都市高速道路を通過する場合であっても、通過する可能性のあるすべての経路について精度の高い渋滞予測情報を使用することができるので、渋滞を回避する適切な経路を探索することができる。また、目的地への到着予測時刻を正確に算出することができる。
従来のシステムにおいて、情報センタのサーバは、探索された推奨経路及び代替え経路上の各リンクの渋滞予測情報を作成して、ナビゲーション装置に配信し、該ナビゲーション装置が受信した渋滞予測情報を使用して渋滞を回避する経路を探索するよになっている。そのため、都市間高速道路を通過する場合、ナビゲーション装置は渋滞を回避する経路を探索することができる。ところが、道路網が発達して分岐点及び合流点が多い都市高速道路を通過する場合には、多様な経路を選択することが可能なので、前記サーバが複数の経路について渋滞予測情報を作成して配信しても、ナビゲーション装置は、前記サーバが渋滞予測情報を作成しなかった経路を渋滞が予測されない経路として選択してしまう。しかし、前記サーバが渋滞予測情報を作成しなかった経路にも渋滞が発生する可能性が高いので、ナビゲーション装置が選択した経路は、所要時間の長い不適切な経路である可能性が高くなるという問題があった。
本実施の形態においては、このような従来のシステムにおける問題が発生することなく、通過する可能性のあるすべての経路について渋滞予測情報を車載装置31に配信することができるので、道路網が発達して分岐点及び合流点が多い都市高速道路を通過する場合であっても、前記車載装置31は、渋滞を回避する適切な経路を探索することができ、さらに、目的地への到着予測時刻を正確に算出することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における都市高速道路を複数のグループに分割する例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるナビゲーションシステムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における短期の予測リンク旅行時間パターンを作成する動作を示す第1の図である。 本発明の実施の形態における短期の予測リンク旅行時間パターンを作成する動作を示す第2の図である。 本発明の実施の形態における長期の予測リンク旅行時間パターンを作成する動作を示す図である。 本発明の実施の形態における配信されるDRG用のデータの基本的な概念を説明する図である。 本発明の実施の形態におけるリンクグループテーブルの例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるグループ毎に設定された基準時刻の例を示す図である。 本発明の実施の形態における複数のグループを通過する経路の例を示す図である。 本発明の実施の形態における経路が通過するグループと基準時刻との関係の例を示す図である。 本発明の実施の形態における情報提供サーバの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
11 情報提供サーバ
13 交通情報データベース
14 リンクグループデータベース
24 探索処理部
26 予測処理部
31 車載装置
42 目的地
43、44、55、56 経路
52−1、52−2、52−3、52−4、52−5、52−6、52−7 リンク

Claims (6)

  1. (a)交通情報を格納する交通情報データベースと、
    (b)エリア毎に登録されたリンクを示すリンクグループテーブルを格納するリンクグループデータベースと、
    (c)目的地までの経路を探索し、該経路が前記エリアを通過する場合、該エリアを通過する時刻を基準時刻として算出するとともに、通過する前記エリアに登録されたリンクの時刻を、算出された基準時刻と同一の時刻に設定する探索処理部と、
    (d)前記リンクに対して、前記交通情報に基づいて、設定された前記時刻における予測交通情報を作成する予測処理部とを有することを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. (a)交通情報を格納する交通情報データベースと、
    (b)都市高速道路を分割したグループ毎に登録されたリンクを示すリンクグループテーブルを格納するリンクグループデータベースと、
    (c)目的地までの経路を探索し、該経路が前記グループを通過する場合、該グループを通過する時刻を基準時刻として算出するとともに、通過する前記グループに登録されたリンクの時刻を、算出された基準時刻と同一の時刻に設定する探索処理部と、
    (d)前記リンクに対して、前記交通情報に基づいて、設定された前記時刻における予測交通情報を作成する予測処理部とを有することを特徴とするナビゲーションシステム。
  3. 前記予測処理部は、前記交通情報データベースに格納されたリンク旅行時間パターンに基づいて予測リンク旅行時間パターンを作成し、該予測リンク旅行時間パターンに基づいて予測交通情報を作成する請求項2に記載のナビゲーションシステム。
  4. (a)前記リンクグループデータベースは、予測交通情報を作成する必要があるグループの関連を定義する関連グループテーブルを格納し、
    (b)前記予測処理部は、前記経路が複数のグループを通過する場合、前記関連グループテーブルにおいて定義されたすべてのグループについて、予測交通情報を作成する請求項2又は3に記載のナビゲーションシステム。
  5. 前記関連グループテーブルは、予測交通情報を作成するグループ及び同一の基準時刻を使用するグループを定義する請求項に記載のナビゲーションシステム。
  6. (a)交通情報を格納する交通情報データベース、
    (b)都市高速道路を分割したグループ毎に登録されたリンクを示すリンクグループテーブルを格納するリンクグループデータベース、
    (c)目的地までの経路を探索し、該経路が前記グループを通過する場合、該グループを通過する時刻を基準時刻として算出するとともに、通過する前記グループに登録されたリンクの時刻を、算出された基準時刻と同一の時刻に設定する探索処理部、及び、
    (d)前記リンクに対して、前記交通情報に基づいて、設定された前記時刻における予測交通情報を作成する予測処理部を備え、作成された予測交通情報を配信するサーバと、
    (e)配信された前記予測交通情報を使用して、前記目的地までの経路を探索する車載装置とを有することを特徴とするナビゲーションシステム。
JP2004081301A 2004-03-19 2004-03-19 ナビゲーションシステム Expired - Fee Related JP4576861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004081301A JP4576861B2 (ja) 2004-03-19 2004-03-19 ナビゲーションシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004081301A JP4576861B2 (ja) 2004-03-19 2004-03-19 ナビゲーションシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005265722A JP2005265722A (ja) 2005-09-29
JP4576861B2 true JP4576861B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=35090425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004081301A Expired - Fee Related JP4576861B2 (ja) 2004-03-19 2004-03-19 ナビゲーションシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4576861B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101607384B1 (ko) 2014-05-14 2016-03-30 인하대학교 산학협력단 대체 경로를 위한 반사실적 운행 시간 제공 방법 및 시스템
JP6314656B2 (ja) * 2014-05-23 2018-04-25 日産自動車株式会社 道路交通需要予測装置及び道路交通需要予測方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07306867A (ja) * 1994-05-11 1995-11-21 Hitachi Ltd 道路情報提供システム
JPH1097694A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 交通情報提供システム及び装置
JPH10283589A (ja) * 1997-04-08 1998-10-23 Alpine Electron Inc ナビゲーション装置における道路混雑状況表示方法
JPH11238194A (ja) * 1998-02-20 1999-08-31 Fujitsu Ten Ltd 交通渋滞予測方法および装置ならびに交通状況提供装置
JP2002298281A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Foundation For The Promotion Of Industrial Science 交通量予測装置、交通量予測方法、交通情報センターおよび車載ナビゲーションシステム
WO2003014671A1 (en) * 2001-08-10 2003-02-20 Aisin Aw Co., Ltd. Traffic information search method, traffic information search system, mobile body communication device, and network navigation center
JP2003151079A (ja) * 2001-11-19 2003-05-23 Alpine Electronics Inc 交通情報提供システム
JP2003196779A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Toyota Motor Corp 交通状況予測システム、交通状況予測方法、予測交通状況表示装置、及び、予測交通状況表示方法
JP2003344074A (ja) * 2002-05-23 2003-12-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報提供システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07306867A (ja) * 1994-05-11 1995-11-21 Hitachi Ltd 道路情報提供システム
JPH1097694A (ja) * 1996-09-20 1998-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 交通情報提供システム及び装置
JPH10283589A (ja) * 1997-04-08 1998-10-23 Alpine Electron Inc ナビゲーション装置における道路混雑状況表示方法
JPH11238194A (ja) * 1998-02-20 1999-08-31 Fujitsu Ten Ltd 交通渋滞予測方法および装置ならびに交通状況提供装置
JP2002298281A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Foundation For The Promotion Of Industrial Science 交通量予測装置、交通量予測方法、交通情報センターおよび車載ナビゲーションシステム
WO2003014671A1 (en) * 2001-08-10 2003-02-20 Aisin Aw Co., Ltd. Traffic information search method, traffic information search system, mobile body communication device, and network navigation center
JP2003151079A (ja) * 2001-11-19 2003-05-23 Alpine Electronics Inc 交通情報提供システム
JP2003196779A (ja) * 2001-12-27 2003-07-11 Toyota Motor Corp 交通状況予測システム、交通状況予測方法、予測交通状況表示装置、及び、予測交通状況表示方法
JP2003344074A (ja) * 2002-05-23 2003-12-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報提供システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005265722A (ja) 2005-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4561139B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP4419721B2 (ja) ナビゲーションシステム
US7860647B2 (en) Guide report device, system thereof, method thereof, program for executing the method, and recording medium containing the program
JP4591395B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP4266173B2 (ja) 案内経路探索装置
US20090309761A1 (en) Parking guide system, parking guide method and program
JP2008084260A (ja) 交通情報作成装置及び交通情報作成方法
JP2008083918A (ja) ナビゲーション装置
JP4742916B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP4165269B2 (ja) 信頼度情報表示システム
JP2018151259A (ja) 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法
JP6560848B2 (ja) 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置、および、情報処理方法
JP4412018B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP3970726B2 (ja) 渋滞情報表示システム
JP4069713B2 (ja) 渋滞情報表示システム
JP6687680B2 (ja) 情報処理システム、情報処理サーバ、情報処理方法、および、情報処理プログラム
JP4029820B2 (ja) 渋滞情報補完システム
JP4576861B2 (ja) ナビゲーションシステム
Sparmann LISB route guidance and information system: First results of the field trial
JP4496837B2 (ja) 旅行時間配分システム
JP4628070B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2018124292A (ja) 情報処理システム、情報処理方法、および、情報処理プログラム
JP2004170376A (ja) 情報表示システム、情報提供者及び情報表示方法のプログラム
JP2006047124A (ja) 情報提供システム及び情報提供方法のプログラム
JP6726707B2 (ja) 情報提供システム、情報提供方法、および、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100809

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4576861

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140903

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees