JP4572213B2 - マイクロ波照射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被照射物にマイクロ波を照射するマイクロ波照射装置に関する。
従来用いられてきた温風加熱炉および熱線式加熱炉は、被加熱物への熱伝導が充分でなく、被加熱物の表面に達した熱がその内部へ伝導するのに時間がかかり、一般にエネルギー効率が良好とはいえなかった。そこで、マイクロ波電力応用が研究され、マイクロ波のエネルギーを被照射物に直接的に伝達することによって、被照射物を迅速かつ高効率に加熱できるようになった。マイクロ波電力応用の典型例のひとつに電子レンジがあり、食品の加熱、調理、解凍などの加熱用途に広く利用されている。
産業分野でも、従前から各種食材、木材などへのマイクロ波による加熱は知られていた。近年では、半導体製造装置におけるマイクロ波によるプラズマ生成とエッチングやアッシングへ応用したり、石英バルブ中のガスにマイクロ波を照射してガス分子を励起し、強力なUV発光を生じさせたりして、紫外線硬化型の塗料や接着材、印刷(製版)に適用するなど、プラズマ分野などにも、マイクロ波電力の応用は広がってきている。さらに、化学産業分野においても、マイクロ波照射によって化学反応を著しく促進する効果が多数報告され、マイクロ波電力応用は化学分野へも拡大しつつある。
一般に、被照射物へマイクロ波を照射したとき、被照射物によるエネルギー損失Pは、マイクロ波の電場Eに起因するエネルギー損失分を表す項と、マイクロ波の磁場Hに起因するエネルギー損失分を表す項とに分けて、次の式(1)で表せる。
P=(1/2)σ|E|2+pfε0εr"|E|2+pfμ0μr"|H|2 …(1)
前記した電子レンジなどのマイクロ波電力応用は、主にマイクロ波の電場による損失を利用して被照射物を加熱しようとするものである。また、前記したプラズマ生成に関するマイクロ波電力応用は、マイクロ波の電場による励起現象を利用している。このように、従来、マイクロ波照射装置は、主としてマイクロ波の電場を利用するものであった(例えば、特許文献1参照)。
また、アンテナ空洞で定常波を形成し、この定常波がスリットから核燃料を内蔵する共振器空洞に取り出されるようにした「核燃料のマイクロ波焼結装置」が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−44519号公報 特表2002−504668号公報
マイクロ波照射の方式を照射されるマイクロ波の電磁界モードに従って区別すると、シングルモード方式とマルチモード方式とに大別される。シングルモード方式は、典型的には、導波管内に被照射物を置き、導波管内でマイクロ波を伝搬させることによって実現される。通常、導波管中では特定の電磁界モードのみが伝播するように設計されているので、その電磁界モードの分布にしたがって、電場の強い箇所や、磁場の強い箇所を選択して使用することができる。
一方、マルチモード方式とは、特許文献1記載のマイクロ波加熱炉のように、電子レンジに代表され、被照射物が配置される加熱筐体中には多数の電磁界モードが発生する方式であるが、電場・磁場が混在して、時間的にも微妙に変化する照射方式であるため、電場(もしくは磁場)を主体にした照射を行おうとしても、不要な磁場(もしくは電場)が必ず照射されてしまい、電場と磁場とを独立に制御することは、実質的に不可能である。
また、特許文献2記載の装置では、スリットの配置によって、共振器空洞内の電磁界強度の分布が形成されるが、やはり電場と磁場とを独立に制御することは、実質的に不可能である。
しかしながら、近年の化学反応分野へのマイクロ波電力応用においては、電場のみならず、むしろ磁場によるマイクロ波照射効果が重要と考えられる例が出てきており、マイクロ波の磁場を主に利用する照射装置が望まれていた。
したがって、本発明の目的に対してはシングルモード方式が適切であると考えられるが、その場合、次のような問題が生じる。
1. 導波管中の場所の選定によって、電場もしくは磁場の強度比率を調整することが可能であるが、場所を固定するとその比率は固定されてしまい、比率を可変することができない。
2. マイクロ波照射出力を調整することで、磁場(もしくは電場)を調整することができるものの、電磁場とも同じ比率で変化してしまうため、不都合を生じることがある。例えば、電場を一定に保っておいて磁場のみを変えるということができない。
3. マイクロ波を照射しているとき、電場(または磁場)を一定にしながら磁場(または電場)を変えるには、導波管中の被照射物位置を変更し、マイクロ波照射出力も調整して、電場(もしくは磁場)を一定にしながら磁場(もしくは電場)を変えるということは不可能ではないが、機械的な操作が必要で迅速な調整ができず、調整の精度が悪くなる。
本発明はこのような問題点を解消し、照射するマイクロ波の電場と磁場とを各々独立して制御しつつ同時に照射可能なマイクロ波照射装置を提供することを課題とする。
前記した課題を達成するため、本発明によるマイクロ波照射装置は、被照射物を収納しうる内部空間を有するアプリケータ部と、第1のモードで第1のマイクロ波を内部空間へ出力し、この内部空間の所定箇所で大きい電界および小さい磁界を生じさせる第1のマイクロ波照射系と、第1のマイクロ波と偏波面が交差する第2のモードで第2のマイクロ波をこの内部空間へ出力しこの所定箇所で大きい磁界および小さい電界を生じさせる第2のマイクロ波照射系とを具備したことを特徴とする。
その具体的な技術思想については、発明を実施するための最良の形態での記述を通じて、詳細に表現するものとする。
本発明のマイクロ波照射装置によれば、被照射物(あるいは被照射物を配置する空間部分)に対して、照射するマイクロ波の磁場と電場とを独立して制御しつつ同時に照射することが可能となる。
次に、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照し詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明による第1実施形態のマイクロ波照射装置101を示す正面図である。
このマイクロ波照射装置101は、アプリケータ部1と、第1のマイクロ波発生部2と、第2のマイクロ波発生部3とを含み、アプリケータ部1に、第1のマイクロ波発生部2および第2のマイクロ波発生部3を接続した構造を有する。マイクロ波照射装置101の各要素のうち、少なくともマイクロ波の伝送路または反射面を形成する部分は、金属などの良導体製である。
アプリケータ部1は、角型筒体部11と、マイクロ波短絡部15と、仕切窓部14と、接続部16と、ガス供給部17とを具備している。
角型筒体部11は、中空の角筒状であり、その管軸方向(アプリケータ部1の場合、図の左右方向;入射したマイクロ波のエネルギーが進行する方向)を直角に横切る断面が矩形状である。角型筒体部11の終端(図の右方)は、マイクロ波短絡部15によって封止され、角型筒体部11の始端(図の左方)は、仕切窓部14によって封止されるとともに、仕切窓部14を介してその内面が角筒状の断面形状を有する接続部16が取り付けられている。角型筒体部11を、仕切窓部14およびマイクロ波短絡部15によって封止して形成した内部空間19には、絶縁体からなる支持体13が配設され、支持体13は、被照射物12を保持している。
このように形成された角型筒体部11の内部空間19は気密であるが、角型筒体部11には、さらに、一端が内部空間19に連通し、他端がガス供給システム(図示せず)に接続されているガス供給部17が設けられている。このため、ガス供給システム(図示せず)を制御することによって、ガス供給部17を通じて、角型筒体部11の内部空間19へアルゴンや窒素などの不活性ガスなどのガス体を供給したり、内部空間19を加圧または減圧したりして、内部空間19を所望の雰囲気に調整できる。
仕切窓部14は、例えば、高純度のアルミナセラミックや溶融石英など、マイクロ波を透過しやすい材質からなる仕切窓14aを有している。したがって、接続部16から角型筒体部11へ進行するマイクロ波の大部分は、仕切窓部14の仕切窓14aを通じて、角型筒体部11の内部空間19へ進行する。
マイクロ波短絡部15は、金属などの良導体製である。仕切窓部14を通じて角型筒体部11の内部空間19へ入射したマイクロ波は、その一部が被照射物12を照射し、その余の多くはマイクロ波短絡部15へ入射する。マイクロ波短絡部15は、入射したマイクロ波を高率で反射する。なお、仕切窓部14からマイクロ波短絡部15へ向かう方向のマイクロ波を進行波と称し、マイクロ波短絡部15で反射され仕切窓部14へ向かう方向のマイクロ波を反射波と称する。
第1のマイクロ波発生部2は、図1の左方から右方に向かって、すなわち、マイクロ波の進行方向順に、マグネトロン21を備えた導波管マウント部22と、アイソレータ部23と、パワーモニタ部24と、チューナ部25と、テーパ導波管部26とを、一連の導波管状に接続して構成されている。
マグネトロン21は、例えば2450MHz帯のマイクロ波を発振し、出力部21aから輻射する。
導波管マウント部22は、マグネトロン21を機械的に支持するとともに、マグネトロン21の出力部21aから出力されたマイクロ波を効率的に取り出す。具体的には、導波管マウント部22の終端部(すなわち、第1のマイクロ波発生部2の先端部)は、マグネトロン21の出力部21aから4分の1管内波長の距離で短絡されている。このため、逆方向(図の下方から上方へ)へ進行し導波管マウント部22の内部で反射されて進行方向が変わって順方向(図の上方から下方へ)へ向かうマイクロ波と、出力部21aから直接に順方向へ向かうマイクロ波との位相が合致し、これらを合成した出力を取り出すことができる。
アイソレータ部23は、ある方向へ進行するマイクロ波を透過し、この方向の逆方向へ進行するマイクロ波を吸収し阻止する素子である。具体的には、アイソレータ部23は、マグネトロン21からアプリケータ部1へ順方向に進行するマイクロ波は透過するが、アプリケータ部1からマグネトロン21へ逆方向に進行するマイクロ波は阻止する。こうして、逆方向へ進行するマイクロ波によって、マグネトロン21が損傷することが防止される。
パワーモニタ部24は、マイクロ波の進行電力および反射電力を計測し定在波比や透過電力などの状態を観測する。
チューナ部25およびテーパ導波管部26は、第1のマイクロ波発生部2とアプリケータ部1との特性インピーダンスを整合する。
アイソレータ部23、パワーモニタ部24、およびチューナ部25は、標準的なマイクロ波素子であるから、説明の便宜上、単なる導波管系として図示する。第1のマイクロ波発生部2を形成しているアイソレータ部23、パワーモニタ部24、およびチューナ部25は、240MHz帯に対応した2GHz帯用の標準導波管系(例えばWR430規格によるもの)で構成されている。しかし、アプリケータ部1を形成する角型筒体部11の管軸と直角な断面寸法は、前記した2GHz帯用の標準導波管系の断面寸法と縦横ともに異なる。そこで、テーパ導波管部26は、開口断面寸法が異なる要素間に介在して開口断面寸法が管軸方向に滑らかに変化するようにし、第1のマイクロ波発生部2で発振されたマイクロ波電力が、アプリケータ部1へ円滑に伝播するようにしている。
第2のマイクロ波発生部3は、アプリケータ部1との接続に係る部分を除き、基本的に第1のマイクロ波発生部2と同様の構成である。すなわち、第2のマイクロ波発生部3は、例えば2450MHz帯のマイクロ波を発振するマグネトロン31と、マグネトロン31を支持するとともにマグネトロン31の出力部31aからのマイクロ波出力を有効に取り出す導波管マウント部32と、アプリケータ部1の方向から入射するマイクロ波を阻止し、マグネトロン31を保護するアイソレータ部33と、マイクロ波の進行電力および反射電力を計測し定在波比や透過電力などの状態を計測するパワーモニタ部34と、第1のマイクロ波発生部2とアプリケータ部1との特性インピーダンスを整合するチューナ部35およびテーパ導波管部36と、扁平導波管37とを具備している。
アイソレータ部33、パワーモニタ部34、およびチューナ部35は、標準的なマイクロ波素子であるので、簡単のため単なる導波管系として図示する。第2のマイクロ波発生部3を形成しているアイソレータ部33、パワーモニタ部34、およびチューナ部35は、2450MHz帯に対応した2GHz帯用の標準導波管系(例えばWR430規格によるもの)で構成されている。しかし、アプリケータ部1を形成する角型筒体部11の管軸を直角に横断する断面寸法は、前記した2GHz帯用の標準導波管系の断面寸法と縦横ともに異なる。そこで、テーパ導波管部36および扁平導波管37は、開口断面寸法が異なる要素間に介在して開口断面寸法が管軸方向に滑らかに変化するようにし、第2のマイクロ波発生部3で発振されたマイクロ波電力が、アプリケータ部1へ円滑に伝播するようにしている。
第1のマイクロ波発生部2は、その管軸がアプリケータ部1の管軸とほぼ一致するようにアプリケータ部1に接続されているが、第2のマイクロ波発生部3は、その管軸がアプリケータ部1の管軸と直角上側(図の上方)となるように、アプリケータ部1に接続されている。
図2は、本発明による第1実施形態のマイクロ波照射装置101であって、第2のマイクロ波発生部3を取り外した状態を示す平面図である。
観測窓部18は、アプリケータ部1内に配設された被照射物12を視覚的に観察したり、温度測定を行ったりし、その状態を観測するためのものである。観測窓部18については、図12を参照して、後で詳細に説明する。
アプリケータ部1の接続部16の上面には、扁平開口部16aが穿設されている。扁平開口部16aは、第1のマイクロ波発生部2からの進行波に対して、その電場および磁場の方向が直交するマイクロ波をアプリケータ部1に伝送するため、図の左右方向に細長い(つまり、第1のマイクロ波発生部2からのマイクロ波の進行方向に沿って細長い)形状に開口している。扁平開口部16aには、第2のマイクロ波発生部3の扁平導波管37が取り付けられ、第2のマイクロ波発生部3からのマイクロ波は、この扁平開口部16aを通じて、アプリケータ部1の内部に伝播する。
図3は、第2のマイクロ波発生部3とアプリケータ部1の接続部16との接続状態を示す要部側面図(左側面図)である。
この図に示すように、第2のマイクロ波発生部3の導波管マウント部32から扁平導波管37までは、概略直線状に接続されている。特に、導波管マウント部32からチューナ部35までは、管軸方向に沿って、概略同一の形状および寸法を有し、なめらかに接続されている。扁平開口部16a(図2参照)に接続するため、扁平導波管37は、導波管マウント部32からチューナ部35までよりも、正面−背面方向に狭窄した形状を有している。そこで、チューナ部35と扁平導波管37とをなめらかに接続し、伝送路としての特性インピーダンスを徐々に整合させるため、テーパ導波管部36の上端の形状および寸法はチューナ部35の下端と同一であり、テーパ導波管部36の下端の形状および寸法は、扁平導波管37の上端と同一である。
次に、図4から図6までを参照し、マイクロ波照射装置101において、アプリケータ部1内などでどのような電磁場が生じるかについて説明する。
図4は、アプリケータ部1を示す正面図である。この図では、説明の便宜上、第1のマイクロ波発生部2および第2のマイクロ波発生部3(図1参照)の記載を省略してある。短絡面15aは、アプリケータ部1の端部に配設されたマイクロ波短絡部15における短絡面位置を示す。また、距離Xは、短絡面15aを基点とした長さであって、アプリケータ部1内の位置を特定する。
図5は、アプリケータ部1の角型筒体部11における縦断面図である。
図5(a)に示すように、第1のマイクロ波発生部2によって照射されたマイクロ波の電場の向きは、実線の矢印11aで示すように上下方向となり、磁場の向きは、破線の矢印11bで示すように、水平方向となる。
図5(b)に示すように、第2のマイクロ波発生部3によって照射されたマイクロ波の電場の向きは、接続部16の上面に設けられた扁平開口部16aを通して照射されるため、実線の矢印11aで示すように水平方向となり、磁場の向きは、破線の矢印11bで示すように、上下方向となる。
このように、第1のマイクロ波発生部2からのマイクロ波によって生じる電場(磁場)の向きと、第2のマイクロ波発生部3からのマイクロ波によって生じる電場(磁場)の向きは、直交する分布状態となる。
図6は、短絡面15aからの距離X(図4参照)と、アプリケータ部1の内部にマイクロ波によって生じた電磁場強度の二乗値との関係を示すグラフである。なお、電磁場強度の二乗値は、正規化して図示してある。
図6(b)に示すように、短絡面15aを基点とする観測点までの距離Xに対して、第1のマイクロ波発生部2によってアプリケータ部1内に生じる電場(電界強度)の二乗値(相対値)(E12は、短絡面15aが電気的に短絡されているため距離X=0のとき実質的に(E12=0となる波状を呈し、一方、磁場(磁束密度)の二乗値(相対値)(H12は、距離X=0のとき実質的に(E12が最大値を示す相補的な波状を呈する。
図6(a)に示すように、短絡面15aを基点とする観測点までの距離Xに対して、第2のマイクロ波発生部3によってアプリケータ部1内に生じる電場(電界強度)の二乗値(相対値)(E12は、短絡面15aが電気的に短絡されているため距離X=0のとき実質的に(E12=0となる波状を呈し、一方、磁場(磁束密度)の二乗値(相対値)(H12は、距離X=0のとき実質的に(E12が最大値を示す相補的な波状を呈する。
アプリケータ部1の角型筒体部11の管軸を横断する断面は矩形状であって、縦辺の寸法と横辺の寸法とが互いに異なり、横方向内径A1が縦方向内径A2より小さく設定されている。例えば、横方向内径A1=69.3mmであり、縦方向内径A2=86.0mmである。このため、第1のマイクロ波発生部2によってアプリケータ部1内に生じた縦方向の電場E1を有する伝播モードの管内波長λ1は、第2のマイクロ波発生部3によってアプリケータ部1内に生じた横方向の電場E2を有する伝播モードの管内波長λ2に比して大きな値となる。導波管寸法Aと管内波長λとの関係は、自由空間におけるマイクロ波の波長λoから、一般に次式で表わされる。
Figure 0004572213
アプリケータ部1の端部にはマイクロ波短絡部15が設けられ電気的に短絡状態となっているため、アプリケータ部1内を伝播してきたマイクロ波は、短絡面15aで完全反射される。このため、短絡面15aの位置、つまりX寸法=0の位置では、電場E1および電場E2は、いずれもゼロとなる。また、X>0の位置ではマイクロ波の進行波と短絡面15aからの反射波とが干渉して定在波を形成しているので、観測位置を変えてX寸法を次第に大きくしてゆくと、磁場(磁束密度)の二乗値(相対値)(E12、(E22は、図6のように管内波長λの半分の周期で大きく変化する。また、導波管断面中央部における電場と磁場の分布は、電場が強い箇所では磁場が弱く、電場が小さい箇所では磁場が大きくなるので、(H12、(H22の分布は、図6の破線で示したように変化する。そして、前記したように、E1とE2の伝播モードは管内波長が異なっていることから、距離Xが大きくなるに従って(E12と(E22との分布のずれが大きくなり、距離X=Xoとなる位置では、(E22が極大値を示すのに対して、(E12はほぼゼロとなる。また、この位置の磁場分布は、(H22がゼロ、(H12は極大値を示す状態となる。つまり、距離X=Xoの場所では、第2のマイクロ波発生部3によって発生した電場E2と、第2のマイクロ波発生部3によって発生した磁場H1とが同時に存在することになる。このため、この位置に被照射物12を配設すれば、電場E2および磁場H1を独立に制御し同時に被照射物12へ照射することが可能となる。
図7は、マイクロ波短絡部15の第1例を詳細に示す縦断面図である。
このマイクロ波短絡部15では、アプリケータ部1の角型筒体部11の端面に金属からなるフランジ部15bがろう付けにより固着され、さらにフランジ部15bには短絡板15cが接合されて短絡面15aが形成され、複数のボルト15dおよび複数のナット15eによって締め付けられている。
さらに、金属メッシュからなる環状の導電性ガスケット15fが、フランジ部15bに設けられた溝部に配設され、また、その外周において、シール用ガスケット15gが、フランジ部15bと短絡板15cとの間に挟みこまれ、気密性を保っている。シール用ガスケット15gは、プラスチック(シリコーンゴム、フッ素樹脂など)など、気密性を保つために適切な性状(気密性、弾性、柔軟性など)を有する物質からなる。
このマイクロ波短絡部15では、フランジ部15bと短絡板15cとの接触部分である短絡面15aの微小隙間から滲出する電波は、金属メッシュからなる導電性ガスケット15fによって減衰される。このように、導電性ガスケット15fによって漏洩電波が遮断されるため、シール用ガスケット15gがマイクロ波によって加熱されることが防止される。
図8は、マイクロ波短絡部15の第2例を詳細に示す縦断面図である。
このマイクロ波短絡部15の第2例は、前記したマイクロ波短絡部15の第1例(図7参照)における導電性ガスケット15fの代わりに、4分の1波長チョーク15hを設けたものである。
このマイクロ波短絡部15の第2例では、フランジ部15bと短絡板15cとの隙間を通り、外部へ向けて滲出するマイクロ波の基本波は、4分の1波長チョーク15hによって捉えられ、そのほとんどが自己干渉して消滅するため、シール用ガスケット15gがマイクロ波によって加熱されることが防止される。
図9は、マイクロ波照射装置101が備える仕切窓部14の第1例を詳細に示す縦断面図である。
この仕切窓部14の第1例では、アプリケータ部1の角型筒体部11の別な端面に金属からなるフランジ(B)14dがろう付けにより固着され、アプリケータ部1の接続部16の端面には金属からなるフランジ(A)14cがろう付けにより固着されている。
仕切窓14aは、アルミナセラミックや石英などマイクロ波の透過性を有する角型平板であり、接続部16と角型筒体部11との間でマイクロ波が通過する中央部表面を除き、その周辺部に金属メッキを施すなどの方法で導電体膜14bが形成されている。仕切窓部14は、仕切窓14aをフランジ(A)14cとフランジ(B)14dとで、サンドイッチ状に挟み込み、複数のボルト14eと複数のナット14fとで締め付けて組み立てられている。また、仕切窓14aの導電体膜14bと、フランジ(A)14cおよびフランジ(B)14dとの接触面には、微小隙間からの電波漏れを防ぐための4分の1波長チョーク14gが配設され、また、気密性を保つためのシール用ガスケット14hが挟みこまれている。
シール用ガスケット14hは、例えばシリコーンゴムやフッ素樹脂などのプラスチックなど、適切な弾性および気密性などを満たすOリングを用いている。そこで、シール用ガスケット14hは、強いマイクロ波の照射を避ける観点から、マイクロ波の基本波に対する4分の1波長チョーク14gによって接触部からの電波漏洩が遮断され、シール用ガスケット14hがマイクロ波で加熱されないように構成されている。
前記したように、仕切窓部14は、仕切窓14aをフランジ(A)14cとフランジ(B)14dとでサンドイッチ状に挟み込む構成であるから、部品の公差を吸収するため、若干の隙間14jが設けられている。4分の1波長チョーク14gは、マイクロ波の基本波に対して最適化されているため、マイクロ波の第二高調波〜第五高調波などの高調波成分が充分に遮断されず、隙間14jから滲出して外部に漏洩するおそれがある。そこで、導電性ガスケット(A)14iを、この隙間14jに配設し、マイクロ波の高調波成分を減衰させて、外部に漏出することを阻止している。
図10は、マイクロ波照射装置101が備える仕切窓部14の第2例を詳細に示す縦断面図である。
この仕切窓部14の第2例は、仕切窓部14の第1例(図9参照)の4分の1波長チョーク14gの代わりに、導電性ガスケット(B)14kを設けたものである。この仕切窓部14では、導電性ガスケット(B)14kによって、接触部に侵入したマイクロ波の基本波成分のみならず、その高調波成分も含めて電気的に短絡されるので、マイクロ波の外部への漏洩が阻止される。つまり、導電性ガスケット(A)14iの配設は、二重に不要電波漏洩を防止するバックアップ的な処置である。したがって、導電性ガスケット(B)14kが良好に機能する場合は、導電性ガスケット(A)14iを配設しなくてもよい。
図11は、マイクロ波照射装置101が備える仕切窓部14の第3例を詳細に示す縦断面図である。
この仕切窓部14の第3例では、仕切窓14aを単なるアルミナセラミックの角型平板とし、表面の導電体膜14b(図9参照)を省略している。導電性ガスケット(C)14Lは、金属メッシュからなり、隙間14jを通じて漏洩するマイクロ波を阻止する。また、仕切窓14aの両面に接して、シール用ガスケット14hが挟みこまれるが、シール用ガスケット14hの挿入位置は、マイクロ波が電気的に短絡される導電性ガスケット(C)14Lに近接した場所を選定し、シール用ガスケット14hがマイクロ波の電界によって過熱しないようにする。
なお、仕切窓部14の第1例(図9参照)および仕切窓部14の第2例(図10参照)では、仕切窓部14の第3例(図11参照)と比較すると、仕切窓14aの導電体膜14bを備えているので、仕切窓部14の第3例(図11参照)においてシール用ガスケット14hを電界の弱い場所に配設するとはいえ、導電体膜14b付きの仕切窓部14(図9および図10参照)のほうが、マイクロ波によって加熱されにくく、より高出力の装置に適用できる。
図12は、観測窓部18を詳細に示す縦断面図である。
観測窓部18では、中心穴部18cを有する金属円筒18bの端部がアプリケータ部1の角型筒体部11側面にろう付けにより固着されている。そして、石英ガラス円盤18aが金属円筒18bの他端部に配設され、締付金具18fのネジ部18gと金属円筒18bのネジ部18dとを噛み合わせてネジ締め固定されている。金属円筒18bが石英ガラス円盤18aと接する面には、シール用ガスケット18eが施されている。金属円筒18bの中心穴部18cの内径は、マイクロ波の遮断波長よりも充分に小さくされているのでマイクロ波の漏洩はここで遮断される。締付金具18fに設けられた観測用の中心穴部18hと、角型筒体部11に設けられた穴部11cとを通じて、角型筒体部11内を視認できる。
前記した説明のように、本発明による実施形態の構成により、被照射物12(あるいは被照射物12を配置する空間部分)に対して、磁場と電場とを独立して制御し、同時に照射することを可能とした。
なお、第1のマイクロ波発生部2、第2のマイクロ波発生部3は2450MHz帯のマイクロ波を発生させる装置としたが、別の周波数帯、例えば5800MHz帯や915MHzなどを発生させる装置としてもよい。この場合、アプリケータ部1の角型筒体部11、接続部16、マイクロ波短絡部15、仕切窓部14、接続部16、そのほか関連するマイクロ波素子などの寸法を対応して変更すれば、同様の作用効果が得られる。
また、被照射物12の寸法や材質、それを保持するための絶縁体からなる支持体13の寸法や材質によっては、距離Xo(図6参照)の長さがずれることがあるので、あらかじめマイクロ波電磁場シミュレーションやマイクロ波電磁場測定を行って、最適な位置に被照射物12、支持体13を配設するように配慮することが好ましい。あるいは、マイクロ波短絡部15に金属スペーサ(図示せず)を挿入して短絡面15a(図4参照)の位置を変更可能に構成したり、公知の可変短絡板構造としたりしてもよい。
本実施形態では、距離X=Xoの場所において、被照射物12に電場E2、磁場H1を同時に、また独立に制御しながら照射することを可能にしたが、アプリケータ部1の角型筒体部11の内径寸法設定を変えることにより、また距離Xoとなる場所を選択しなおすことにより、電場E2、磁場H1を照射するのではなく、代わりに電場E1、磁場H2を同時に、また独立に制御しながら照射することを可能にすることもできる。
マイクロ波短絡部15のシール用ガスケット15g(図7、図8参照)は、プラスチックからなるOリングなどとしたが、この代わりに、銅のような柔らかい金属体からなるガスケット(図示せず)を用いて、気密性および導電性の両方を満足させるように構成してもよい。この場合、導電性ガスケット15fおよび4分の1波長チョーク15hを省略できる。同様に、仕切窓部14のシール用ガスケット14h(図9、図10参照)の代わりに前記した銅ガスケットを用いて、導電性ガスケット(B)14kおよび4分の1波長チョーク14gを省略してもよい。
なお、図9、図10に示す導電性ガスケット(A)14iは、図9に示す導電性ガスケット(B)14kおよび図10に示す4分の1波長チョーク14gの機能を補強する副次的なものであり、導電性ガスケット(B)14kおよび4分の1波長チョーク14gが充分に機能するならば、省略してもよい。したがって、導電性ガスケット(A)14iは、電波漏れのチェックを行い、その状況によって必要性が認められた場合に挿入すればよい。
本実施形態では、マイクロ波短絡部15を外した状態で被照射物12の挿入や取り出しを行うが、マイクロ波短絡部15の締め付けをボルト15dとナット15eで行うのではなく、簡単なハンドル方式のロック機構で締め付ける方式としてもよいことは勿論である。さらに、被照射物12と支持体13を配設する位置の角型筒体部11の底部に、取り外し可能の金属金具部を設け、この金属金具部に被照射物12と支持体13を載せたまま下側に移動させて、被照射物12の挿入や取り出しを行えるようにしてもよい。
本実施形態では、被照射物12(あるいは被照射物12を配置する空間部分)に対して、磁場と電場とを独立して同時に照射することを可能にしているが、更にその上に、被照射物12が配設されるアプリケータ部1内の雰囲気を加圧もしくは減圧することができる構成としている。しかし、これに限定されるものではなく、大気圧のままでの雰囲気としてもよいのは勿論のことである。
本発明による第1実施形態のマイクロ波照射装置101は、被照射物12を収納して有効にマイクロ波エネルギーを照射させるように作用する1個のアプリケータ部1に対して、少なくとも2つのマイクロ波発生部(第1のマイクロ波発生部2および第2のマイクロ波発生部3)を接続した構成を有する。そして、2つのマイクロ波発生部のうち、1つはアプリケータ部1内の被照射物12に(あるいは被照射物12を配置する空間部分に)マイクロ波による電界を生じさせ、他のもう1つのマイクロ波発生部は、アプリケータ内の被照射物12に(あるいは被照射物12を配置する空間部分に)マイクロ波による磁界を生じさせる。この構成によれば、電場と磁場とが各々独立のマイクロ波発生部で供給されるため、被照射物12(あるいは被照射物12を配置する空間部分)における電場と磁場とを、各々独立して調整することが可能となる。
単に2つのマイクロ波発生部からのマイクロ波エネルギーを1つの場所に照射すると、2つのマイクロ波電磁界が干渉してしまい、所望の電場および磁場を維持できないが、本発明による第1実施形態のマイクロ波照射装置101によれば、電場照射用のマイクロ波照射モードと磁場照射用のマイクロ波照射モードの偏波面が直交するように構成し、相互に干渉しないようにした。また、電場照射用のマイクロ波照射モードの位相は、被照射物12(あるいは被照射物12を配置する空間部分)において、電場が最大で磁場が最小になるようにされ、磁場照射用のマイクロ波照射モードの位相は、被照射物12(あるいは被照射物12を配置する空間部分)において、磁場が最大で電場が最小になるようにされる。この構成によって、電場照射用のマイクロ波発生部を制御する制御装置(図示せず)を有することで、被照射物12(あるいは被照射物12を配置する空間部分)における電場の強さを単独に調整することができ、また、磁場照射用のマイクロ波発生部をこの制御装置によって制御することで、被照射物12(あるいは被照射物12を配置する空間部分)における磁場の強さを単独に調整できる。
<第2実施形態>
図13は、本発明による第2実施形態のマイクロ波照射装置102を示す正面図であり、図14は、本発明による第2実施形態のマイクロ波照射装置102を示す平面図である。
図13に示すように、このマイクロ波照射装置102は、第2のマイクロ波発生部3(図1参照)の代わりに、第1のマイクロ波発生部2と平行に、水平方向に折り曲げられた形状を有する第2のマイクロ波発生部4を有しているほかは、第1実施形態のマイクロ波照射装置101と同様の構成でよい。
図14に示すように、この第2のマイクロ波発生部4は、チューナ部35の次段にH面コーナ38を挿入し、さらにその次段(すなわち、図13に示すテーパ導波管部36の前段)に、E面コーナ39を挿入した構成を有する。こうして、図14に示すように、マグネトロン31が発振したマイクロ波は、H面コーナ38によって、伝搬方向を水平に90度偏向させられ、そして、図13に示すように、E面コーナ39によって、このマイクロ波の伝搬方向を下方に90度偏向させられる。
図15は、E面コーナ39を示す左側面図である。
E面コーナ39は、短い導波管部39bとそれに続く下方に直角に曲げられた導波管部39aで構成されている。E面コーナ39は、図15に矢印で図示するように、マイクロ波の方向を最終的に下向きに90度変化させ、図14に示すアプリケータ部1の接続部16の扁平開口部16aへ円滑にマイクロ波を入射させる機能を有する。
第2実施形態のマイクロ波照射装置102では、第2のマイクロ波発生部4が水平方向に配設されるので、転倒などが防止され、実質的な占有容積を減少できる。さらなるH面コーナ38、E面コーナ39、つなぎ用導波管(図示せず)などの導波管部品をさらに付加することによって、第2のマイクロ波発生部4を所望の形状に屈曲させることができる。例えば、第1のマイクロ波発生部2と第2のマイクロ波発生部4の保持位置を同じ平面に合わせることが望ましい場合などでは、さらなるH面コーナ38、E面コーナ39、つなぎ用導波管(図示せず)などの導波管部品をさらに用いて、同一平面でこれらが保持されるようにすればよい。
第2のマイクロ波発生部4は、マイクロ波の進行方向を変化させているが、結局のところ、第1実施形態の第2のマイクロ波発生部3(図1参照)と電磁的な動作は実質的に同等である。このため、第2実施形態のマイクロ波照射装置102によれば、第1実施形態のマイクロ波照射装置101と同様の効果が得られる。
さらに、第2実施形態のマイクロ波照射装置102によれば、第2のマイクロ波発生部4が水平に(つまり、第1のマイクロ波発生部2の管軸方向と平行な方向に)延在しているので、第1実施形態のマイクロ波照射装置101のように、第2のマイクロ波発生部3が上方(つまり、第1のマイクロ波発生部2の管軸方向と直角の方向)へ向かって直線的に延在している構成と比較すると、機械的な安定性を改善し、実質的に空間利用効率を向上できる。
また、第2実施形態のマイクロ波照射装置102によれば、第1実施形態のマイクロ波照射装置102における第2のマイクロ波発生部3(図1参照)の代わりに、同等の電磁的動作をする第2のマイクロ波発生部4を備えているので、第1実施形態のマイクロ波照射装置101と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
図16は、本発明による第1実施形態のマイクロ波照射装置101(図1参照)および第2実施形態のマイクロ波照射装置102(図13参照)において角型筒体部11の代わりに用いる第1変形例の筒体部11xを示す断面図である。
この筒体部11xの管軸を横断する内面の断面形状は、楕円形である。このような断面形状であっても、この断面の寸法が縦横で異なるため、2つの電場の方向が直交するように(すなわち、2つの磁場の方向が直交するように)マイクロ波を給電することによって、2つのマイクロ波の管内波長が異なるようにできるので、第1実施形態および第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第4実施形態>
図17は、本発明による第1実施形態のマイクロ波照射装置101(図1参照)および第2実施形態のマイクロ波照射装置102(図13参照)において角型筒体部11の代わりに用いる第2変形例の筒体部11yを示す断面図である。
この筒体部11yの管軸を横断する内面の断面形状は、例えば六角形状であるが、他の多角形状でもよい。このような断面形状であっても、この断面の寸法が縦横で異なるため、2つの電場の方向が直交するように(すなわち、2つの磁場の方向が直交するように)マイクロ波を給電することによって、2つのマイクロ波の管内波長が異なるようにできるので、第1実施形態および第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明による装置を応用することで、各種化学反応システムや加熱処理システムにおける、電場・磁場のマイクロ波照射効果の追求が極めて容易になる。電場・磁場の独立制御により、最も効果的なマイクロ波照射方法や、効率的なマイクロ波電力応用装置を実現することができる。また、本発明の方式では、被照射物(あるいは被照射物を配置する空間部分)の位置を固定したままで、磁場の照射と電場の照射とを同時に行なう方式や、各々単独に照射する方式が可能となり、その切り替えにアプリケータの機械的な操作を必要としないため、加圧や減圧雰囲気中で被照射物にマイクロ波磁場・電場を照射するマイクロ波電力応用システムの構築が容易になる。
さらに、マイクロ波による磁場を照射して、マイクロ波の磁場が関与した化学反応を進める装置を実現し、被照射物に誘電加熱性の材料を混ぜたり、被照射物を誘電加熱性の材料からなる容器に収納したりあるいはカバーした状態として、マイクロ波磁場と同時に照射したマイクロ波電場によって被照射物の温度上昇を図ることが可能となる。この方式によるマイクロ波照射装置によって、マイクロ波電界照射で被照射物の温度制御を行いながら、同時に、マイクロ波磁界に基づく化学反応を進めることが可能になる。
本発明による第1実施形態のマイクロ波照射装置を示す正面図である。 本発明による第1実施形態のマイクロ波照射装置であって、第2のマイクロ波発生部を取り外した状態を示す平面図である。 第2のマイクロ波発生部とアプリケータ部の接続部との接続状態を示す要部側面図(左側面図)である。 アプリケータ部を示す正面図である。 アプリケータ部の角型筒体部における縦断面図である。 短絡面からの距離Xと、アプリケータ部の内部にマイクロ波によって生じた電磁場強度の二乗値との関係を示すグラフである。なお、電磁場強度の二乗値は、正規化して図示してある。 マイクロ波短絡部の第1例を詳細に示す縦断面図である。 マイクロ波短絡部の第2例を詳細に示す縦断面図である。 マイクロ波照射装置が備える仕切窓部の第1例を詳細に示す縦断面図である。 マイクロ波照射装置が備える仕切窓部の第2例を詳細に示す縦断面図である。 マイクロ波照射装置が備える仕切窓部の第3例を詳細に示す縦断面図である。 観測窓部を詳細に示す縦断面図である。 本発明による第2実施形態のマイクロ波照射装置を示す正面図である。 本発明による第2実施形態のマイクロ波照射装置を示す平面図である。 E面コーナを示す左側面図である。 本発明による第1実施形態のマイクロ波照射装置(図1参照)および第2実施形態のマイクロ波照射装置(図13参照)において角型筒体部の代わりに用いる第1変形例の筒体部を示す断面図である。(第3実施形態) 本発明による第1実施形態のマイクロ波照射装置(図1参照)および第2実施形態のマイクロ波照射装置(図13参照)において角型筒体部の代わりに用いる第2変形例の筒体部を示す断面図である。(第4実施形態)
符号の説明
1 アプリケータ部
2 第1のマイクロ波発生部
3,4 第2のマイクロ波発生部
11 角型筒体部
11x,11y 筒体部
12 被照射物
13 支持体
14 仕切窓部
14L 導電性ガスケット
14a 仕切窓
14b 導電体膜
14c,14d フランジ
14g,15h 4分の1波長チョーク
14h,15g シール用ガスケット
14i,14k,15f 導電性ガスケット
14j 隙間
15 マイクロ波短絡部
15a 短絡面
15b フランジ部
15c 短絡板
16 接続部
16a 扁平開口部
18 観測窓部
19 内部空間
21,31 マグネトロン
21a,31a 出力部
22,32 導波管マウント部
23,33 アイソレータ部
24,34 パワーモニタ部
25,35 チューナ部
26,36 テーパ導波管部
37 扁平導波管
38 H面コーナ
39 E面コーナ
39a,39b 導波管部
101 マイクロ波照射装置(第1実施形態)
102 マイクロ波照射装置(第2実施形態)

Claims (5)

  1. 被照射物およびこの被照射物を支持する支持体を収納する内部空間を有するアプリケータ部と、
    1のマイクロ波を前記内部空間へ出力する第1のマイクロ波照射系と、
    前記第1のマイクロ波と偏波面が直交する第2のマイクロ波を前記内部空間へ出力する第2のマイクロ波照射系とを備え
    前記アプリケータ部は、その管軸方向に関して、前記第1のマイクロ波および前記第2のマイクロ波が入力される側の反対側が短絡板で終端され、
    前記内部空間は、前記第1のマイクロ波の偏波方向に係る寸法と、前記第2のマイクロ波の偏波方向に係る寸法とが異なり、
    前記支持体は、前記第1のマイクロ波による電界強度が極大となり、前記第2のマイクロ波による磁界強度が極大となる前記管軸方向の位置に配置されていることを特徴とするマイクロ波照射装置。
  2. 前記アプリケータ部の管軸方向を横断する断面の形状が、矩形状、楕円形状、または多角形状であることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波照射装置。
  3. 前記断面の形状は、前記第1のマイクロ波の偏波方向に係る寸法と、前記第2のマイクロ波の偏波方向に係る寸法とが異なる楕円形状であり、
    前記アプリケータ部の内部空間内で、前記第1のマイクロ波の管内波長と、前記第2のマイクロ波の管内波長を異なることを特徴とする請求項に記載のマイクロ波照射装置。
  4. 前記アプリケータ部の始端は、前記第1のマイクロ波および前記第2のマイクロ波を透過しやすい材質からなる仕切窓により封止されていることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波照射装置。
  5. 前記仕切窓は、周辺部に導電帯膜を形成されていることを特徴とする請求項に記載のマイクロ波照射装置。
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