JP4570993B2 - 加速度センサおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、加速度を検出する加速度センサおよびその製造方法に関する。
半導体からなるトランスデューサ構造体をガラス基板に接合して構成される加速度センサの技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2003−329702号公報、第0042段落、および図9
しかしながら、前記技術では加速度センサの小型化と生産容易性との両立が必ずしも容易ではない。即ち、トランスデューサ構造体をガラス基板に接合した状態で加速度センサを製造すると、ガラス基板の厚さから、加速度センサの厚さ方向の小型化が困難となる。一方、トランスデューサ構造体をガラス基板と接合しないで加速度センサを製造すると、製造中にトランスデューサ構造体が破壊される可能性が大きくなる。また、トランスデューサ構造体を大きくしてその取り扱いの容易化を図ると、加速度センサの小型化の要請に反することになる。
上記に鑑み、本発明は小型化と生産容易性の両立を図った加速度センサおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る加速度センサは、開口を有する固定部と、この開口内に配置され、かつ前記固定部に対して変位する変位部と、前記固定部と前記変位部とを接続する接続部と、を有し、かつ第1の半導体材料からなる第1の構造体と、前記変位部に接合される重量部と、前記重量部を囲んで配置され、かつ前記固定部に接合される台座と、を有し、前記第1の構造体に積層して配置され、かつ第2の半導体材料からなる第2の構造体と、前記台座に接続され、前記第2の構造体に積層して配置され、かつ金属材料からなる基体と、前記変位部の変位を検出する変位検出部と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、小型化と生産容易性の両立を図った加速度センサおよびその製造方法を提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る加速度センサ100を表す斜視図である。また、図2は加速度センサ100を分解した状態を表す分解斜視図である。図3、図4はそれぞれ、加速度センサ100を図1のA1−A2およびB1−B2に沿って切断した状態を表す一部断面図である。
加速度センサ100は、互いに積層して配置される第1の構造体110,接合部120,第2の構造体130,接合部140、および基体150を有する。なお、図2では、見やすさのために、接合部120,140の記載を省略している。
第1の構造体110,接合部120,第2の構造体130,接合部140、基体150は、その外周が例えば、1mmの辺の略正方形状であり、これらの高さはそれぞれ、例えば、3〜12μm、0.5〜3μm、600〜725μm、0.1〜1μm、30〜150μmである。
第1の構造体110,接合部120,第2の構造体130はそれぞれ、シリコン、酸化シリコン、シリコンから構成可能であり、シリコン/酸化シリコン/シリコンの3層構造をなすSOI(Silicon On Insulator)基板を用いて製造可能である。また、基体150は金属、例えば、ステンレス材料、インバーで構成できる。接合部140は、金属合金で構成できる。
第1の構造体110は、外径が略正方形であり、固定部111,変位部112,接続部113(113a〜113d)から構成される。第1の構造体110は、半導体材料の膜をエッチングして開口114a〜114dを形成することで、作成できる。
固定部111は、外周、内周(開口)が共に略正方形の枠形状の基板である。
変位部112は、外周が略正方形の基板であり、固定部111の開口の中央近傍に配置される。
接続部113a〜113dは略長方形の基板であり、固定部111と変位部112とを4方向(X正方向、X負方向、Y正方向、Y負方向)で接続する。
接続部113a〜113dは、撓みが可能な梁として機能する。接続部113a〜113dが撓むことで、変位部112が固定部111に対して変位可能である。具体的には、変位部112が固定部111に対して、Z正方向、Z負方向に直線的に変位する。また、変位部112は、固定部111に対してX軸およびY軸を回転軸とする正負の回転が可能である。即ち、ここでいう「変位」には、移動および回転(Z軸方向での移動、X,Y軸での回転)の双方を含めることができる。
変位部112の変位(移動および回転)を検知することで、X,Y,Zの3軸方向の加速度を測定することができる。
接続部113a〜113d上に、12個のピエゾ抵抗素子R(Rx1〜Rx4,Ry1〜Ry4、Rz1〜Rz4)が配置されている。このピエゾ抵抗素子Rは、抵抗の変化として接続部113の撓み(あるいは、歪み)、ひいては変位部112の変位を検出するためのものである。なお、この詳細は後述する。
第2の構造体130は、外径が略正方形であり、台座131および重量部132(132a〜132e)から構成される。第2の構造体130は、半導体材料の基板をエッチングして開口133を形成することで、作成可能である。なお、台座131と,重量部132とは、互いに高さがほぼ等しく、また開口133によって分離され、相対的に移動可能である。
台座131は、外周、内周(開口133)が共に略正方形の枠形状の基板である。台座131は固定部111と対応した形状を有し、接合部140によって固定部111に接続される。
重量部132は、質量を有し、加速度によって力を受ける重錘、あるいは作用体として機能する。即ち、加速度が印加されると、重量部132の重心に力が作用する。
重量部132は、略直方体形状の重量部132a〜133eに区分される。中心に配置された重量部132aに4方向から重量部132b〜133eが接続され、全体として一体的に変位(移動、回転)が可能となっている。即ち、重量部132aは、重量部132b〜133eを接続する接続部として機能する。
重量部132aは、変位部112と対応する略正方形の断面形状を有し、接合部120によって変位部112と接合される。この結果、重量部132に加わった加速度に応じて変位部112が変位し、その結果、加速度の測定が可能となる。
重量部132b〜133eはそれぞれ、第1の構造体110の開口114a〜114dに対応して配置される。重量部132が変位したときに重量部132b〜133eが接続部113に接触しないようにするためである(重量部132b〜133eが接続部113に接触すると、加速度の検出が阻害される)。
重量部132a〜133eによって、重量部132を構成しているのは、加速度センサ100の小型化と高感度化の両立を図るためである。加速度センサ100を小型化(小容量化)すると、重量部132の容量も小さくなり、その質量が小さくなることから、加速度に対する感度も低下する。接続部113a〜113dの撓みを阻害しないように重量部132b〜133eを分散配置することで、重量部132の質量を確保している。この結果、加速度センサ100の小型化と高感度化の両立が図られる。
接合部120は、既述のように、第1、第2の構造体110,130を接続するものである。接合部120は、固定部111と台座131を接続する接合部121と,変位部112と重量部132aを接続する接合部122に区分される。接合部120は、これ以外の部分では、第1、第2の構造体110,130を接続していない。接続部113a〜113dの撓み、および重量部132b〜133eの変位を可能とするためである。
なお、接合部121,122は、シリコン酸化膜をエッチングすることで構成可能である。
基体150は、略直方体の外形を有し、枠部151と底板部152とを有する。金属基板に略直方体状(例えば、縦横800μm、深さ10μm)の凹部153を形成することで基体150を作成できる。凹部153の作成には、種々の加工手段(例えば、エッチング、プレス加工、切削加工)を利用可能である。
枠部151は、外周、内周が共に略正方形の枠形状の基板形状である。枠部151は台座131と対応した形状を有し、接合部140によって台座131に接合される。
底板部152は、外周が枠部151と略同一の略正方形の基板形状である。
基体150に凹部153が形成されているのは、重量部132が変位するための空間を確保するためである。但し、基体150に凹部153を形成するのに替えて、あるいはこれと共に、台座131および重量部132の高さ(厚さ)を異ならせることも可能である。重量部132の厚さを台座131の厚さより薄くすることで、重量部132が変位する空間を確保できる。
基体150には、金属、例えば、Fe−Ni系合金、Fe−Ni−Co系合金、より具体的には、ステンレス、インバーを用いることができる。基体150に金属材料を用いることで、例えば、ガラス材料を用いた場合と比較して、基体150の高さの低減、ひいては加速度センサ100の薄型化を図ることができる。具体的には、基体150の高さ(厚さ)をガラス材料の場合での600μm程度に対して、50μm程度とすることができる。ガラス材料よりも金属材料の方が破壊に強いからである。
また、後述するように、作成された加速度センサ100を半導体基板からのダイシングにより取り出す際に、基体150の底面の任意の箇所を押圧することが可能である。このため、生産時の取り扱いが容易となる。
なお、インバーは熱膨張率が小さいことから、基体150にインバーを用いることで、加速度センサ100の温度特性の向上を図れる。
接合部140は、既述のように、第2の構造体130と基体150(より具体的には台座131と枠部151)を接続するものである。
図5は、接合部140を拡大した状態を表す拡大断面図である。本実施形態では接合部140は、第1接合層141と,第2接合層142とに区分されている。
第1接合層141は、例えば、Ni,Ti,Crのいずれかを用いることができる。第1接合層141は、第2構造体130と第2接合層142との間のバリア層として機能し、第2接合層142の構成材料(例えば、金)が第2構造体130内に拡散して、加速度センサ100の特性が劣化するのを防止する。また、第1接合層141は第2構造体130上に後述する膜(例えば、金の膜)を形成するに際して、第2構造体130とこの膜とを接着させるためのいわば接着剤としても機能する(金は反応性が低いため、例えば、シリコンへの付着強度が小さい)。
第2接合層142には、例えば、金(Au)と錫(Sn)の合金(金スズ共晶合金)を用いることができる。第2構造体130に金の膜を形成し、基体150にスズの膜を形成し、第2構造体130と基体150それぞれの膜を接触した状態で加熱する。この結果、金と錫とが合金化されて第2接合層142が形成され、第2構造体130と基体150が接合される。
(加速度センサ100の動作)
加速度センサ100による加速度の検出の原理を説明する。既述のように、接続部113a〜113dには、合計12個のピエゾ抵抗素子Rx1〜Rx4,Ry1〜Ry4,Rz1〜Rz4が配置されている。
これら各ピエゾ抵抗素子は、シリコンからなる接続部113a〜113dの上面付近に形成されたP型もしくはN型の不純物ドープ領域によって構成できる。
3組のピエゾ抵抗素子Rx1〜Rx4、Ry1〜Ry4、Rz1〜Rz4が、X軸方向、Y軸方向、X軸方向に一直線に並ぶように配置される。ピエゾ抵抗素子Rx1〜Rx4はそれぞれ、接続部113dの外周近傍、内周近傍、接続部113bの内周近傍、外周近傍に配置される。ピエゾ抵抗素子Ry1〜Ry4はそれぞれ、接続部113cの外周近傍、内周近傍、接続部113aの内周近傍、外周近傍に配置される。ピエゾ抵抗素子Rz1〜Rz4はそれぞれ、接続部113dの外周近傍、内周近傍、接続部113bの内周近傍、外周近傍に配置される。
なお、ピエゾ抵抗素子Rx1〜Rx4、Rz1〜Rz4は、接続部113d、113bとで配置が異なっている。これはピエゾ抵抗素子Rによる接続部113の撓みの検出をより高精度化するためである。
3組のピエゾ抵抗素子Rx1〜Rx4、Ry1〜Ry4、Rz1〜Rz4はそれぞれ、重量部132のX、Y,Z軸方向成分の変位を検出するX、Y,Z軸方向成分変位検出部として機能する。なお、4つのピエゾ抵抗素子Rz1〜Rz4は、必ずしもX軸方向に配置する必要はなく、Y軸方向に配置してもよい。
図6は、図3に対応し、重量部132(質量m)にX軸正方向の加速度(+αx)による力(+Fx=+m・αx)が印加されたときの加速度センサ100の状態を表す断面図である。
重量部132がY軸に対して正方向に回転する結果、ピエゾ抵抗素子Rx1、Rx3はX軸方向に伸び((+)として表現)、ピエゾ抵抗素子Rx2、Rx4はX軸方向に縮んでいる((−)として表現)。
図7は、図3に対応し、重量部132(質量m)にX軸負方向の加速度(−αx)による力(−Fx=−m・αx)が印加されたときの加速度センサ100の状態を表す断面図である。
重量部132がY軸に対して負方向に回転する結果、ピエゾ抵抗素子Rx1、Rx3はX軸方向に縮み((−)として表現)、ピエゾ抵抗素子Rx2、Rx4はX軸方向に伸びている((+)として表現)。
図8は、図3に対応し、重量部132(質量m)にZ軸正方向の加速度(+αz)による力(+Fz=+m・αz)が印加されたときの加速度センサ100の状態を表す断面図である。
重量部132がZ軸に対して正方向に移動する結果、ピエゾ抵抗素子Rz1、Rz4はX軸方向に縮み((−)として表現)、ピエゾ抵抗素子Rz2、Rz3はX軸方向に伸びている((+)として表現)。
図9は、図3に対応し、重量部132(質量m)にZ軸負方向の加速度(−αz)による力(−Fz=−m・αz)が印加されたときの加速度センサ100の状態を表す断面図である。
重量部132がZ軸に対して負方向に移動する結果、ピエゾ抵抗素子Rz1、Rz4はX軸方向に伸び((+)として表現)、ピエゾ抵抗素子Rz2、Rz3はX軸方向に縮んでいる((−)として表現)。
以上から判るように、ピエゾ抵抗素子Rの伸び(+)、縮み(−)の組み合わせと、その伸び縮みの量それぞれから、加速度の方向および量を検出することができる。ピエゾ抵抗素子Rの伸び、縮みは、ピエゾ抵抗素子Rの抵抗の変化として検出できる。
各ピエゾ抵抗素子RがシリコンへのP型不純物ドープによって構成されているとする。この場合には、ピエゾ抵抗素子Rの長手方向での抵抗値は、伸び方向の応力が作用したときには増加し、縮み方向の応力が作用した場合には減少する。
なお、ピエゾ抵抗素子RをシリコンへのN型不純物ドープによって構成した場合には、抵抗値の増減が逆になる。
図10〜図12はそれぞれ、ピエゾ抵抗素子Rの抵抗からX,Y,Zの軸方向それぞれでの加速度を検出するための検出回路の構成例を示す回路図である。この検出回路では、X,Y,Zの軸方向の加速度成分それぞれを検出するために、4組のピエゾ抵抗素子からなるブリッジ回路を構成し、そのブリッジ電圧を検出している。
これらのブリッジ回路では入力電圧Vin(Vx_in、Vy_in、Vz_in)それぞれに対する出力電圧Vout(Vx_out、Vy_out、Vz_out)の関係は以下の式(1)〜(3)で表される。
Vx_out/Vx_in=
[Rx4/(Rx1+Rx4)−Rx3/(Rx2+Rx3)] ……式(1)
Vy_out/Vy_in=
[Ry4/(Ry1+Ry4)−Ry3/(Ry2+Ry3)] ……式(2)
Vz_out/Vz_in=
[Rz3/(Rz1+Rz3)−Rz4/(Rz2+Rz4)] ……式(3)
ピエゾ抵抗素子Rの伸び縮の量と抵抗値Rの変化とが比例することから、入力電圧に対する出力電圧の比(Vxout/Vxin、Vyout/Vyin、Vzout/Vzin)は加速度と比例し、X,Y,Z軸それぞれでの加速度を分離して測定することが可能となる。
(加速度センサ100の作成)
加速度センサ100の作成工程につき説明する。
図13は、加速度センサ100の作成手順の一例を表すフロー図である。また、図14〜図23は、図4に対応し、図13の作成手順における加速度センサ100の状態を表す断面図である(図1に示す加速度センサ100をB1−B2で切断した断面に相当する)。
(1)半導体基板Wの用意(ステップS11,および図14、図24)
図14に示すように、第1、第2、第3の層11、12、13の3層を積層してなる半導体基板Wを用意する。
図24は、半導体基板Wの模式図である。ここでは第1、第2、第3の層11、12、13の記載を省略している。本図に示すように、半導体基板Wは複数の領域Aに区分され、これらの領域Aそれぞれに加速度センサ100を作成する。即ち、加速度センサ100は、一枚の半導体基板W上に複数(例えば、数千個、数万個)纏めて作成される。
図14には、図24の一つの領域Aが表されているものとし、他の図15〜図23も同様とする。
第1、第2、第3の層11、12、13はそれぞれ、第1の構造体110,接合部120,第2の構造体130を構成するための層であり、ここでは、シリコン、酸化シリコン、シリコンからなる層とする。
シリコン/酸化シリコン/シリコンという3層の積層構造をもった半導体基板Wは、シリコン基板上に、シリコン酸化膜、シリコン膜を順に積層することで作成できる(いわゆるSOI基板)。
第2の層12を第1、第3の層11,13とは異なる材料から構成しているのは、第1、第3の層11,13とエッチング特性を異ならせ、エッチングのストッパ層として利用するためである。第1の層11に対する上面からのエッチング、および第3の層13に対する下面からのエッチングの双方で、第2の層12がエッチングのストッパ層として機能する。
なお、ここでは第1の層11と第3の層13とを同一材料(シリコン)によって構成するものとするが、第1、第2、第3の層11、12、13のすべてを異なる材料によって構成しても良い。
(2)第1の構造体110の作成(第1の層10のエッチング、ステップS12,および図15)
第1の層11をエッチングすることにより、開口部114を形成し、第1の構造体110を形成する。即ち、第1の層11に対して浸食性を有し、第2の層12に対して浸食性を有しないエッチング方法を用いて、第1の層11の所定領域(開口114a〜114d)に対して、第2の層12の上面が露出するまで厚み方向にエッチングする。
第1の層11の上面に、第1の構造体110に対応するパターンをもったレジスト層を形成し、このレジスト層で覆われていない露出部分を垂直下方に浸食する。このエッチング工程では、第2の層12に対する浸食は行われないので、第1の層11の所定領域(開口114a〜114d)のみが除去される。
図15は、第1の層11に対して、上述のようなエッチングを行い、第1の構造体110を形成した状態を示す。
(3)第2の構造体130の作成(第3の層13のエッチング、ステップS13,および図16)
第3の層13をエッチングすることにより、開口部133を形成し、第2の構造体130を形成する。即ち、第3の層13に対して浸食性を有し、第2の層12に対して浸食性を有しないエッチング方法により、第3の層13の所定領域(開口部133)に対して、第2の層12の下面が露出するまで厚み方向へのエッチングを行う。
第3の層13の下面に、第2の構造体130に対応するパターンをもったレジスト層を形成し、このレジスト層で覆われていない露出部分を垂直上方へと浸食させる。このエッチング工程では、第2の層12に対する浸食は行われないので、第3の層13の所定領域(開口部133)のみが除去される。
図16は、第3の層13に対して、上述のようなエッチングを行い、第2の構造体130を形成した状態を示す。
なお、上述した第1の層11に対するエッチング工程(ステップS12)と、第3の層13に対するエッチング工程(ステップS13)の順序は入れ替えることができる。いずれのエッチング工程を先に行ってもかまわないし、同時に行っても差し支えない。
(4)第1、第2の構造体110,130間の接合部120の作成(第2の層12のエッチング、ステップS14,および図17)
第2の層12をエッチングすることにより、接合部120を形成する。即ち、第2の層12に対しては浸食性を有し、第1の層11および第3の層13に対しては浸食性を有しないエッチング方法により、第2の層12に対して、その露出部分から厚み方向および層方向にエッチングする。
このエッチング工程では、別途、レジスト層を形成する必要はない。即ち、図17に示すように、第1の層11の残存部分である第1の構造体110と、第3の層13の残存部分である第2の構造体130とが、それぞれ第2の層12に対するレジスト層として機能する。エッチングは、第2の層12の露出部分、すなわち、開口部133の形成領域に対してなされる。
以上の製造プロセスにおいて、第1の構造体110を形成する工程(ステップS12)と、第2の構造体130を形成する工程(ステップS13)では、次の2つの条件を満たすエッチング法を行う必要がある。
第1の条件は、各層の厚み方向への方向性を持つことである、第2の条件は、シリコン層に対しては浸食性を有するが、酸化シリコン層に対しては浸食性を有しないことである。第1の条件は、所定寸法をもった開口部や溝を形成するために必要な条件であり、第2の条件は、酸化シリコンからなる第2の層12を、エッチングストッパ層として利用するために必要な条件である。
第1の条件を満たすエッチング方法として、誘導結合型プラズマエッチング法(ICPエッチング法:Induced Coupling Plasma Etching Method )を挙げることができる。このエッチング法は、垂直方向に深い溝を掘る際に効果的な方法であり、一般に、DRIE(Deep Reactive Ion Etching )と呼ばれているエッチング方法の一種である。
この方法では、材料層を厚み方向に浸食しながら掘り進むエッチング段階と、掘った穴の側面にポリマーの壁を形成するデポジション段階と、を交互に繰り返す。掘り進んだ穴の側面は、順次ポリマーの壁が形成されて保護されるため、ほぼ厚み方向にのみ浸食を進ませることが可能になる。
一方、第2の条件を満たすエッチングを行うには、酸化シリコンとシリコンとでエッチング選択性を有するエッチング材料を用いればよい。例えば、エッチング段階では、SF6ガス、およびO2ガスの混合ガスを、デポジション段階では、C4F8ガスを用いることが考えられる。
第2の層12に対するエッチング工程(ステップS14)では、次の2つの条件を満たすエッチング法を行う必要がある。第1の条件は、厚み方向とともに層方向への方向性をもつことであり、第2の条件は、酸化シリコン層に対しては浸食性を有するが、シリコン層に対しては浸食性を有しないことである。
第1の条件は、不要な部分に酸化シリコン層が残存して重量部132の変位の自由度を妨げることがないようにするために必要な条件である。第2の条件は、既に所定形状への加工が完了しているシリコンからなる第1の構造体110や第2の構造体130に浸食が及ばないようにするために必要な条件である。
第1、第2の条件を満たすエッチング方法として、バッファド弗酸(HF:NH4F=1:10の混合液)をエッチング液として用いるウェットエッチングを挙げることができる。また、CF4ガスとO2ガスとの混合ガスを用いたRIE法によるドライエッチングも適用可能である。
(5)基体150を形成した金属基板Mの接合(ステップS15,および図18〜図19)
1)金属基板Mへの基体150の作成
金属基板Mに略直方体上の凹部153を形成することで基体150を作成できる。凹部153の作成には、種々の加工手段(例えば、エッチング、プレス加工、切削加工)を利用可能である。この段階では(後述のダイシング前)、基体150は金属基板M上に多数形成され、個々の基体150には分離されていない。
2)基体150の上面への金属皮膜の形成
基体150の上面に第1の金属、例えば、錫の皮膜を形成する。
3)第3層の下面への金属皮膜の形成(メタライズ)
第2構造体130の下面に、第1の金属との間に合金をなす第2の金属、例えば、金の皮膜を形成する。第2構造体130の下面に金の膜を形成するに先んじて、バリア層として、例えば、Ni,Ti,Crのいずれかを成膜する。
図18には、第1の金属膜143が形成された基体150と第2の金属膜144が形成された第2の構造体130とが対向して配置された状態を表している。
4)第2構造体130と基体150の接合
第2構造体130の下面の金層と基体150の上面の錫層とを接触させた状態で、例えば、200〜250℃に加熱することで、金層と錫層とが合金化して金錫合金層が形成されることで、第2構造体130と基体150とが接合される。
図19は、第1の金属膜143と第2の金属膜144とが合金化した接合層142で接合された第2の構造体130および基体150を表している。
(6)半導体基板Wのダイシング(ステップS16および図20〜図23,図25)
1)ダイシングパッド21への接続
金属基板Mの底面にダイシングパッド21を接続する(図20)。ダイシングパッド21は、粘着性を有するフィルムであり、半導体基板Wおよび金属基板Mをダイシングして加速度センサ100を切り出すときに、加速度センサ100を固定するためのものである。なお、ダイシングパッド21の表面には、紫外線を照射することで、粘着性が低減される粘着材が塗布されている。
図25は、加速度センサ100が複数形成された半導体基板Wおよび金属基板Mにダイシングパッド21を接続した状態を表す模式図である。
2)半導体基板Wおよび金属基板Mにダイシングソー等で切れ込みを形成する。このとき冷却液を用い、切断箇所の加熱を制限する(図21)。
3)加速度センサ100の取り出し
突き出しピン22で基体150の下面を押して、加速度センサ100を基板Wから持ち上げ、真空チャック23の吸引口24で吸引する(図22,図23)。このとき、ダイシングパッド21の粘着剤に紫外線(UV)を照射して、その粘着性を低減し、加速度センサ100がダイシングパッド21から容易に離間されるようにする。
ここで、突き出しピン22は基体150の下面の任意の位置(図22の幅D)を押すことが可能である。基体150が金属で構成され、十分な強度を有する。このため、突き出しピン22による押し出しによって加速度センサ100が破損することがない。
基体150が接続されていない状態で加速度センサ100を取り出そうとすれば、突き出しピン22が押すことができるのは台座131の部分(図22の幅D0)に限られ、突き出しピン22の精密な制御を要することになる。突き出しピン22が重量部132を押すと、接続部113が破損することになる。
また、基体150がガラス材料から構成されていると、基体150を薄くすることが困難であり、加速度センサ100の薄型化が困難となる。
(その他の実施形態) 本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張、変更可能であり、拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の一実施形態に係る加速度センサを表す斜視図である。 図1の加速度センサを分解した状態を表す分解斜視図である。 図1の加速度センサを切断した状態を表す一部断面図である。 図1の加速度センサを切断した状態を表す一部断面図である。 接合部を拡大した状態を表す拡大断面図である。 重量部にX軸正方向の加速度による力が印加されたときの加速度センサの状態を表す断面図である。 重量部にX軸負方向の加速度による力が印加されたときの加速度センサの状態を表す断面図である。 重量部にZ軸正方向の加速度による力が印加されたときの加速度センサの状態を表す断面図である。 重量部にZ軸負方向の加速度による力が印加されたときの加速度センサの状態を表す断面図である。 ピエゾ抵抗素子の抵抗からX軸方向での加速度を検出するための検出回路の構成例を示す回路図である。 ピエゾ抵抗素子の抵抗からY軸方向での加速度を検出するための検出回路の構成例を示す回路図である。 ピエゾ抵抗素子の抵抗からZ軸方向での加速度を検出するための検出回路の構成例を示す回路図である。 加速度センサの作成手順の一例を表すフロー図である。 図13の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図13の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図13の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図13の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図13の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図13の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図13の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図13の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図13の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 図13の作成手順における加速度センサの状態を表す断面図である。 半導体基板を表す斜視図である。 半導体基板および金属基板の底面にダイシングパッドを貼り付けた状態を表す斜視図である。
符号の説明
100 加速度センサ
110 第1の構造体
111 固定部
112 変位部
113a-113d 接続部
114a-114d 開口
120 接合部
121 接合部
122 接合部
130 第2の構造体
131 台座
132a-133e 重量部
133 開口
140 接合部
141 接合層
142 接合層
150 基体
151 枠部
152 底板部
153 凹部
Rx1-Rx4,Ry1-Ry4,Rz1-Rz4 ピエゾ抵抗素子

Claims (11)

  1. 開口を有する固定部と,この開口内に配置され,かつ前記固定部に対して変位する変位部と,前記固定部と前記変位部とを接続する接続部と,を有し,かつ第1の半導体材料からなる第1の構造体と,
    前記変位部に接合される重量部と,前記重量部を囲んで配置され,かつ前記固定部に接合される台座と,を有し,前記第1の構造体に積層して配置され,かつ第2の半導体材料からなる第2の構造体と,
    前記台座に接続され,前記第2の構造体に積層して配置され,かつ厚さが10μmより大きく50μmより小さい金属材料からなる基体と,
    前記変位部の変位を検出する変位検出部と,
    を具備することを特徴とする加速度センサ。
  2. 前記基体が,前記重量部に対応する凹部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。
  3. 前記金属材料が,ステンレスまたはインバーである
    ことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。
  4. 前記第2の構造体と,前記基体とを接合する金属層
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。
  5. 前記第1,第2の半導体材料がいずれもシリコンである
    ことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。
  6. 第1の半導体材料からなる第1の層,酸化物からなる第2の層,および第2の半導体材料からなる第3の層が順に積層されてなる半導体基板の前記第1および第2の層をエッチングして,開口を有する固定部と,この開口内に配置され,かつ前記固定部に対して変位する変位部と,前記固定部と前記変位部とを接続する接続部と,を有する第1の構造体と,重量部と,前記重量部を囲んで配置される台座と,を有し,前記第1の構造体に積層して配置される第2の構造体と,を作成するステップと,
    前記第1,第2の構造体が作成された半導体基板の前記第2の層をエッチングして,開口を有し,かつ前記固定部と前記台座とを接合する第1の接合部と,この開口内に配置され,かつ前記変位部と前記重量部とを接合する第2の接合部とを有する接合体を作成するステップと,
    前記第2の構造体の底面に厚さが10μmより大きく50μmより小さい金属基板を接合するステップと,
    前記金属基板の底面に粘着性の膜を貼り付けるステップと,
    前記第1,第2の構造体が作成された領域に対応して,前記半導体基板および金属基板を切断して,加速度センサを切り出すステップと,
    を具備することを特徴とする加速度センサの製造方法。
  7. 前記領域に対応するように前記膜の底面を押圧して,前記切り出された加速度センサを押し出すステップと,
    前記押し出された加速度センサを吸引するステップと,
    をさらに具備することを特徴とする請求項6記載の加速度センサの製造方法。
  8. 前記金属基板が,前記重量部に対応する凹部を有する
    ことを特徴とする請求項6記載の加速度センサの製造方法。
  9. 前記金属基板の構成材料が,ステンレスまたはインバーである
    ことを特徴とする請求項6記載の加速度センサの製造方法。
  10. 前記接合するステップにおいて,前記第2の構造体と,前記金属基板とが金属で接合される
    ことを特徴とする請求項6記載の加速度センサの製造方法。
  11. 前記第1,第2の半導体材料がいずれもシリコンである
    ことを特徴とする請求項6記載の加速度センサの製造方法。
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