JP4568715B2 - ねじ付きロックボルトを衝撃削岩機に接続するカップリングスリーブ - Google Patents

Description

本発明は、ねじ付きロックボルトを衝撃削岩機に接続するカップリングスリーブに関し、一層特に本発明は、衝撃削岩機をロックボルトから外す際にカップリングスリーブの二つのねじ付き接続部をまずある程度緩めるのを保証するカップリングスリーブの特殊な構造に関する。

ねじ接続部をまずある程度ゆるめるのを保証する従来耕地の解決法（スェーデン国特許第４３３０９７号参照）では、ねじ接続部が他のものより実質的に一層緩め難くするために、ピッチの異なるねじ、異なるねじ又はコーンを使用している。これらの解決法は規格外の部品祖を使用しなければならないという欠点がある。正しい接続を行うためには目的がどれであるかを常にチェックしなければならない。

上記の問題を解決する試みとして（国際出願ＷＯ０２／０５７５９１参照）、緩めるのが難しいねじにスリーブがクランプされる。この解決法には、掘削中にねじ接続部に作用する衝撃波荷重を吸収できないという欠点があることが分かった。

特許請求の範囲に記載される本発明は、上記の欠点を解決することを目的としている。

本発明においては、削岩機及びロックボルトが分離される際にカップリングスリーブと削岩機とが分離されるのを防ぐために、削岩機のシャンクアダプターにおける領域と共動するロック装置がカップリングスリーブに設けられる。

以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。

図示カップリングスリーブは第１の部分３を有し、この第１の部分３は内ねじ４を備え、この内ねじ４にねじ付きロックボルト１が接続できる。ねじ付きロックボルトは孔をあける図示していないビットを備え、上記あけられた孔にはロックボルトが係留されることになる。本カップリングスリーブはまた第２の部分５を備え、この第２の部分５は軸線９に対して横方向に配列した二つの孔１０を備え、これらの孔１０には二本のばねピンの形態のロック装置７が配置される。ロック装置７は、カップリングスリーブ及び削岩機２が分離されるのを防ぐために、領域８と共動する。

ロックボルト１をセットすると、削岩機２に属しているシャンクアダプターは衝撃を受けると同時に回転される。これにより、ロックボルト１で孔あけされ、その孔にロックボルト１が係留されることになる。孔あけ中、ロック装置７は負荷を受けない。孔あけ後、ロックボルト１はカップリングスリーブから分離され、岩盤に残されることになる。その結果、削岩機はねじ接続部をゆるめるために回転される。シャンクアダプターのねじより直径の小さい領域８とロック装置７との共動により、削岩機２とカップリングスリーブとが分離するのを阻止している。その後、あけられた孔にはロックボルトの周囲に、ロックボルトを係留するためのセメント又は樹脂が充填される。

本発明によるカップリングスリーブ及び該カップリングスリーブと共動するシャンクアダプター及びロックボルトを示す斜視図。 ロックボルト及び削岩機をカップリングスリーブに接続した図１による装置の断面図。

Claims (1)

1. ねじ付きロックボルト（１）を衝撃削岩機（２）に接続するカップリングスリーブであって、
   ロックボルト（１）の接続用の内ねじ（４）を備えた第１の部分（３）と、
   衝撃削岩機（２）の接続用の内ねじ（６）を備えた第２の部分（５）とを有し、
   第２の部分（５）が、カップリングスリーブにおける長手方向軸線（９）に対して横方向に配置されたロック装置（７）を有し、
   前記ロック装置（７）が、カップリングスリーブと削岩機（２）との分離を防ぐため削岩機（２）の領域（８）と共働し、領域（８）においてロック装置が負荷を受けないときの孔開け操作中に衝撃エネルギーが削岩機（２）からロックボルト（１）へ伝達され、
   前記ロック装置によって、ロックボルト（１）によるロックを補強するため前記カップリングスリーブの前記第１の部分（３）をロックボルト（１）から切り離す方向へ前記削岩機を回転させることにより、前記カップリングスリーブへ接続された削岩機が保持されることを特徴とするカップリングスリーブ。

Images