JP4567532B2 - 帽子の頭部固定具 - Google Patents

帽子の頭部固定具 Download PDF

Info

Publication number
JP4567532B2
JP4567532B2 JP2005174421A JP2005174421A JP4567532B2 JP 4567532 B2 JP4567532 B2 JP 4567532B2 JP 2005174421 A JP2005174421 A JP 2005174421A JP 2005174421 A JP2005174421 A JP 2005174421A JP 4567532 B2 JP4567532 B2 JP 4567532B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring member
hat
leaf spring
hair
comb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005174421A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006348409A (ja
Inventor
道雄 永沼
Original Assignee
道雄 永沼
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 道雄 永沼 filed Critical 道雄 永沼
Priority to JP2005174421A priority Critical patent/JP4567532B2/ja
Publication of JP2006348409A publication Critical patent/JP2006348409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4567532B2 publication Critical patent/JP4567532B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Description

本発明は、毛髪を利用して帽子が脱落したり、風で飛散したりするのを防止する技術に関し、帽子に着脱自在にすることで既存の帽子にも広く適用できるようにし、また、毛髪への係止力を高めることのできる固定具に関する。
従来、帽子が風に飛ばされたり、頭部から脱落したりするのを防止するため、帽子の内側に、毛髪に絡み付く鈎状ループを有する製織地の帯を装着した帽子(例えば、特許文献1参照。)や、帽子の内側に櫛状の留め具を装着し、この櫛状の留め具に毛髪を差し込むことができるようにした帽子(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5参照。)が知られている。
実開平5−85824号公報 実開平5−94235号公報 実用新案登録第103763号公報 特開2002−4124号公報 特開平7−42011号公報
また、毛髪をクリップ状のピンで挟み、このピンを帽子に固定することで帽子の飛散や脱落を防止する技術も知られている。(例えば、特許文献6、特許文献7、特許文献8参照。)
登録実用新案第307389号公報 特開2002−138321号公報 特開2000−328344号公報
ところが、前記のような技術のうち、前者の、帽子の内側に、毛髪に絡み付きやすい鈎状ループの製織地の帯を装着する技術や、櫛状の留め具を装着する技術の場合は、毛髪に対する係止力が弱く、特に強風が吹いた場合などには帽子が飛散する虞があった。
また、後者のクリップ状のピンで毛髪を挟み付けて固定する技術の場合は、いずれの場合もピンを帽子に固定するため、帽子に穴を開けて固定したり、またはピンに設けた穴を利用して帽子に縫い付けたりしているため、専用の帽子にしか使用することができず、汎用性に欠けるという問題があった。
そこで本発明は、毛髪にしっかりと留めることが可能で、しかも殆どのタイプの帽子にも手軽に装着することのできる固定具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、櫛歯部を備えた一対の板バネ部材を一体に結合して、それぞれの櫛歯部を所定の間隔をもって対峙させるとともに、各板バネ部材の弾性変形によって、一方側の櫛歯部の側面が他方側の板バネ部材の横長帯状の基体部分に圧接すると同時に、該基体部分から突出する他方側の櫛歯部の隙間部分に入り込むようにし、また、いずれか一方側の板バネ部材には、帽子の裏側のスベリ布部分に着脱自在に装着することのできるクリップ部を形成するようにした。
そして、クリップ部を帽子の裏側のスベリ布部分に装着し、帽子をかぶった状態で各板バネ部材の櫛歯部で毛髪を挟み付けた状態にした後、弾性変形させて櫛歯部同士を圧接させることにより、帽子は毛髪に固定され頭部からの脱落等が防止される。ここで、帽子の裏側のスベリ布とは、汗取り等のため帽子の下端内周部に沿って縫い付けられている帯状リングであり、このようなスベリ布は一般的な帽子には必ず装着されているものであるため、広範囲の帽子に適用可能である。
ここで、スベリ布に装着するためのクリップ部としては、例えば万年筆のクリップ構造のような挟持方式のものなどが適用可能である。
また、毛髪を挟み付ける部分の少なくとも一部を櫛歯にすることにより、挟持面積を大きくして係止力を高めようとした場合でも重量増大を招かず、軽量化が図れるとともに、毛髪に対する係止力を強めることができる。
た、各板バネ部材を弾性変形させた際、一方側の櫛歯部の側面が他方側の板バネ部材の横長帯状の基体部分に圧接すると同時に、お互いの櫛歯が相手側の櫛歯の隙間に入り込むよう互い違いになるようにすれば、板バネ部材を圧接状態にしたときに毛髪が絡み付くようになり、毛髪に対する係止力を一層強めることができる。
帽子の飛散や脱落を防止する固定具として、一対の板バネ部材を一体に結合し、それぞれの板バネ部材を弾性変形させた際に、それまで所定間隔で対峙していた櫛歯部同士が圧接するようにするとともに、いずれか一方の板バネ部材にクリップ部を設けることで、既存のほとんどの帽子にクリップ部を介して装着できるようになり、櫛歯部で毛髪を挟み込むことにより、確実に帽子を頭部に固定することができる。この際、櫛歯部として、一方側の櫛歯部分が他方側の隙間部分に入り込むようにすることで、毛髪への係止力を高めることができる。
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1は本固定具の斜視図で板バネ部材を弾性変形させる前の状態図、図2は同固定具を弾性変形させた状態の斜視図、図3は固定具の正面図、図4は一対の板バネ部材を結合する前の状態を示す説明図、図5は固定具の側面図、図6は本固定具を帽子のスベリ布部分に装着した状態の説明図である。
本発明に係る固定具は、例えば風が吹いたりしたようなときに帽子が飛散したり脱落したりすることがないよう、毛髪にしっかりと留めることが可能なようにされ、殆どのタイプの帽子にも手軽に装着することができるようにされている。
すなわち、本固定具1は、図1乃至図5に示すように、櫛歯部2aを備えた第1板バネ部材2と、櫛歯部3aを備えた第2板バネ部材3とが結合されて一体化されたものであり、各板バネ部材2、3は肉厚の薄いバネ板鋼板から形成されるとともに、第1板バネ部材2の裏面側には、布地等に挟んで留め付けることのできるクリップ部2bが形成されている。
すなわち、前記第1板バネ部材2は、正面視で略コの字型形状にされ、コの字内に櫛歯部2aが形成されて複数本の櫛歯2kが設けられるとともに、コの字の左右両側上端部が裏側に折り返されてクリップ部2bとされている。
また、第2板バネ部材3は、前記第1板バネ部材2の横幅と略同一長さの横長帯状の基体部分の長辺側一端から複数本の櫛歯3kを突設させることで前記櫛歯部3aが形成されおり、両者の櫛歯2k、3kの延出方向を一致させた状態で、第1板バネ部材2の両端裏側のクリップ部2b内に第2板バネ部材3の基体部分の両端部を溶接等で接合することにより両者を一体化している。
そして、第1板バネ部材2と第2板バネ部材3は、弾性変形を起こさせる前の状態(図1)では、表面側の中央部が前方に膨出するような形状に湾曲して形成されるとともに、両方の櫛歯部2a、3aが所定間隔離れた状態で対峙した形態になるようにされており、また、前記第1板バネ部材2の櫛歯部2aの櫛歯2kの中間部には、両方の櫛歯部2a、3aの間隔をより多く設定するための折り返し部分rが設けられている。
以上のような固定具1は、第1板バネ部材2と第2板バネ部材3の中央部を裏側に向けて膨出させるように弾性変形させると、図2に示すように、第1板バネ部材2の櫛歯部2aの櫛歯2kと、第2板バネ部材3の櫛歯部3bの基体部分とが圧接状態となりその姿勢が維持できるようにされている。
このため、図1に示す状態で、毛髪の一部を櫛歯部2a、3aで挟み込んだ後、第1板バネ部材2と第2板バネ部材3を弾性変形させて図2に示す状態にすると、毛髪は櫛歯部2a、3aにより挟み込まれた状態でしっかりと挟持されるようになり、弾性変形を解除すると、固定具1を毛髪から離すことができる。
ところで、各櫛歯部2a、3aの櫛歯2k、3kの配列は、櫛歯部2a、3bを圧接させた状態で、図3に示すように、お互いに、一方側の櫛歯部分が他方側の櫛歯の隙間部分に入り込むような形態で互い違いに配列されている。
このため、毛髪を挟んで櫛歯部2a、3b同士を圧接させると、毛髪の一部が櫛歯2k、3kに絡み付く度合いが大きくなり、毛髪に対する固定具1の係止作用が高まる。
前記クリップ部2bは、図5にも示すように、上端側から折り返されたクリップ片cが下方に延出し、延出部の一部が板バネ部材2の裏面に圧接している。
以上のような固定具1において、これを帽子5に装着する際は、図6に示すように、帽子5の内周部に縫着されているスベリ布6にクリップ部2bを差し込んで装着する。
そして、帽子を被る際に、櫛歯部2a、3aで毛髪を挟み込んだ状態にし、板バネ部材2、3の膨出方向を変換させるように弾性変形させれば、固定具1は毛髪の一部にしっかりと係止され、強風が吹いても帽子5が飛散したり脱落したりする虞はない。
また、このような固定具1は、弾性変形を解除するだけで帽子5から簡単に取り外すことができ、また、別の帽子にも簡単に適用できるため、汎用性が高い。
帽子が風等によって頭部から飛散したり、脱落したりするのを確実に防止するための固定具として、殆どのタイプの帽子に設けられているスベリ布に簡単な手順で装着または取外しすることができるため、汎用性が高い。
本固定具の斜視図で板バネ部材を弾性変形させる前の状態図 同固定具を弾性変形させた状態の斜視図 固定具の正面図 一対の板バネ部材を結合する前の状態を示す説明図 固定具の側面図 本固定具を帽子のスベリ布部分に装着した状態の説明図
符号の説明
1…固定具、2…板バネ部材、2a…櫛歯部、2b…クリップ部、2k…櫛歯、3…板バネ部材、3a…櫛歯部、3k…櫛歯、5…帽子、6…スベリ布。

Claims (1)

  1. 櫛歯部を備えた一対の板バネ部材が一体に結合されて、それぞれの櫛歯部が所定の間隔をもって対峙するとともに、各板バネ部材の弾性変形によって、一方側の櫛歯部の側面が他方側の板バネ部材の横長帯状の基体部分に圧接すると同時に、該基体部分から突出する他方側の櫛歯部の隙間部分に入り込むようにされ、また、いずれか一方側の板バネ部材には、帽子の裏側のスベリ布部分に着脱自在に装着することのできるクリップ部が形成されることを特徴とする帽子の頭部固定具。
JP2005174421A 2005-06-15 2005-06-15 帽子の頭部固定具 Expired - Fee Related JP4567532B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005174421A JP4567532B2 (ja) 2005-06-15 2005-06-15 帽子の頭部固定具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005174421A JP4567532B2 (ja) 2005-06-15 2005-06-15 帽子の頭部固定具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006348409A JP2006348409A (ja) 2006-12-28
JP4567532B2 true JP4567532B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=37644544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005174421A Expired - Fee Related JP4567532B2 (ja) 2005-06-15 2005-06-15 帽子の頭部固定具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4567532B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03119406U (ja) * 1990-03-20 1991-12-10
JP2005220504A (ja) * 2004-02-07 2005-08-18 Kiyoto Dezuki 帽子を頭髪に固定する装具
JP2006316396A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 ▲高▼▲橋▼ 千代子 掛止具付きの帽子及びその帽子に用いる掛止具。
JP2006348444A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Noriko Sugaya 帽子

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03119406U (ja) * 1990-03-20 1991-12-10
JP2005220504A (ja) * 2004-02-07 2005-08-18 Kiyoto Dezuki 帽子を頭髪に固定する装具
JP2006316396A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 ▲高▼▲橋▼ 千代子 掛止具付きの帽子及びその帽子に用いる掛止具。
JP2006348444A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Noriko Sugaya 帽子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006348409A (ja) 2006-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI457087B (zh) Offset buckle
CN204351211U (zh) 具有多个破孔特征的帽盖结构及拉链头组合结构
US20090113678A1 (en) Catch base for attaching catch of snap fastener
US20160150843A1 (en) Attaching device for partial wig
JPH111811A (ja) かつら用ストッパー及びかつら用ストッパー取付け用シート
JP5396201B2 (ja) ヘルメット及び帯紐用バックル
JP4567532B2 (ja) 帽子の頭部固定具
JP5921945B2 (ja) 使い捨てマスク
JP6231290B2 (ja) かつら取付具、及び、かつら
JP3230841U (ja) マスク補助具
JP2019051177A (ja) アイマスク
JP3154318U (ja) 遮光装置の操作コードの留め具
JP2001329422A (ja) かつら用クリップ及びかつら
JP3083514B1 (ja) 衣服用ベルト
JP5762178B2 (ja) ベルト付きバックル及びヘルメット
JP3005977B2 (ja) ヘルメット
KR101206510B1 (ko) 가발용 클립
CN217592178U (zh) 一种滑动拉链和服装
KR20060037621A (ko) 헤어피스
JPH0637689Y2 (ja) 安全ヘルメツトなどにおけるあごひも取り付け用部材
CN218246077U (zh) 一种扣具和包
TWI491365B (zh) 拉片、拉鏈滑件、及拉鏈
CN212414875U (zh) 一种连接绳带的调整夹及具有该调整夹的口罩
JP2008291414A (ja) かつら装着ピン
KR200391771Y1 (ko) 미용가운용 체결구

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070413

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070906

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100714

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees