JP4563990B2 - 分布解析方法および装置、異常設備推定方法および装置、上記分布解析方法または異常設備推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、並びに上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

分布解析方法および装置、異常設備推定方法および装置、上記分布解析方法または異常設備推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、並びに上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は分布解析方法および装置に関し、平面に沿って分布した特性をもつ解析対象データが特定の分布形状に類似しているかどうかを評価する分布解析方法および装置に関する。
また、この発明は、基板に対して順次実行される複数の製造工程でそれぞれ用いられる製造装置の中から、異常が発生した製造装置を自動的に推定する異常設備推定方法および装置に関する。
また、この発明は、そのような分布解析方法または異常設備推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
また、この発明は、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
半導体ウェハ、半導体ディスプレイ、ハードディスク磁気ヘッドなどの薄膜デバイスの製造ラインでは、歩留まりの向上や安定化を目的として様々な検査が実施される。これらの検査には、例えば基板上に付着した異物等によって生じる回路パターンの欠陥を検出するパターン検査や、形成された回路の電気的な特性を検査する電気特性検査などがある。製造ラインではこれらの検査結果を日々監視しており、例えばパターン検査で検出された欠陥の個数の増大や電気特性検査で測定された電気的特性の変動に基づいて製造工程で異常が発生していないかどうかをチェックしている。基板に対して順次実行される複数の製造工程のうち、或る製造工程において異常が発生した場合には、これらの検査結果の調査や解析を行って迅速に原因を特定して対策を施すことで、歩留まり低下による損害を最小限に食い止めることができる。そのため、製造ラインには、検査情報や各製造装置の処理履歴を収集するシステムが設けられている。
製造工程で異常が発生した場合、検査結果は基板表面上の特性的な分布として現れることが多い。これらの分布は異常の状態によって異なり、異常原因と密接に関係しているので、過去の特性分布の事例は異常の原因と共にデータベース化されて、異常発生時の異常原因究明や対策方法の意思決定に活用される。従って、検査工程での特性分布の傾向を早期に検出することが重要となるが、実際には特性分布は数値的には表現し難く、特性値の時間的変化の監視や通常の統計処理では分布が発生しても発見できないことが多いので、特性分布の検出や監視は困難である。
特開平11−45919号公報 特開2003−100825号公報
これらの困難を克服するため、あらかじめ登録した分布の形状的な特徴と基板の特性の分布を比較し、登録された分布と類似した特性分布を持つ基板を検出する手法が提案されている。そのような手法としては、例えば特許文献1(特開平11−45919号公報)に、特性の分布を2値画像として扱い、予め登録した分布形状の2値画像と基板の特性分布の2値画像に対して画像処理で用いられるテンプレートマッチングを行う方法が記載されている。具体的には、同文献の方法では、基板表面に対して設定された格子状の画素毎に、検査工程で基板上に検出された欠陥数を集計する。次に、各画素毎の欠陥数に対して予め定めた閾値で閾値処理を行い、各画素毎の欠陥数を2値化する。この結果から、基板表面の全域の2値画像を作成し、同じく2値画像として事前に作成した図23に例示する不良分布のテンプレートに対して画像認識におけるテンプレートマッチングを行い、テンプレートと2値画像との照合率が高い場合にテンプレートで定義した不良分布に一致すると判定する。しかしながら、実際の検査工程で検出される不良分布は形状によって欠陥の集中度合いが異なり、また、検査の時期によっても欠陥数は変化するので、2値画像作成時の閾値を一意に決定することは非常に難しい。また、2値画像間のテンプレートマッチングを行っているため、マッチングの精度が低いという問題がある。
また、別の方法としては、例えば特許文献2(特開2003−100825号公報)には、図24(a)に示すように欠陥が集中する領域をテンプレートとして定義し、分析対象の基板は、図24(b)に示すように基板の全欠陥数に対するテンプレート領域内の欠陥数が高い基板ほど一致度が高いと判断する方法が記載されている。また、同文献に記載されている別の方法では、基板表面に設定された格子状の小領域に対する濃度値からなるテンプレートを定義し、そのテンプレートの濃度値と分析対象の基板について各小領域毎に集計された欠陥数との相関係数を一致度として用いる方法が記載されている。しかしながら、この方法では、欠陥数の大小が一致度に反映されないため、得られた結果が人間の視覚的な一致度と一致しない。また、基板表面には正常の状態ではランダムな位置に少数の欠陥が発生しているが、このような欠陥が偶然テンプレートで定義した領域に発生した場合にはテンプレートとの一致度が非常に高く算出されるので、検出の精度が悪いという問題がある。
また、上記2つの従来技術の共通の問題として、特性の分布形状のみで評価を行い、特性値の大きさを加味していないことがあげられる。解析担当者が解析結果を確認する際には、目的の分布形状とともに特性値がどの程度大きいかも確認する必要があるが、上記の従来技術ではそのような評価を行ってはいない。このため、精度が良くないという問題がある。
そこで、この発明の課題は、平面に沿って分布した特性をもつ解析対象データが特定の分布形状パターンに類似しているかどうかを評価する分布解析方法および装置であって、精度良く評価を行える分布解析方法および装置を提供することにある。
また、この発明の課題は、基板の検査結果に対してそのような分布解析方法による類似度を用いることにより、基板に対して順次実行される複数の製造工程でそれぞれ用いられる製造装置の中から、異常が発生した製造装置を自動的に推定する異常設備推定方法および装置を提供することにある。
また、この発明の課題は、そのような分布解析方法または異常設備推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することにある。
また、この発明の課題は、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するため、第1の局面では、この発明の分布解析方法は、
平面に沿って分布した特性値をもつ解析対象データが特定の分布形状パターンに類似しているかどうかを評価する分布解析方法であって、
上記分布形状パターンを、上記解析対象データを定めた平面に対応する平面を格子状に複数の矩形領域に区画するとともに、上記各矩形領域毎に或る数値範囲内で多値を取り得る濃度値を付与して定義し、
所定の分布形状パターン調整用特性データ群の特性値を用いて、その特性データ群の特性値の大きさが上記評価に反映されるように上記分布形状パターンの濃度値を調整し、
上記濃度値の調整は、
上記解析対象データがなす解析対象データ群から、上記特性値の分布が上記分布形状パターンの濃度値の分布と類似しているようなデータを上記分布形状パターン調整用特性データ群として抽出する第1ステップと、
上記第1ステップで得られた上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量と上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量とを用いて、上記分布形状パターンの濃度値を調整する第2ステップを備え、この第2ステップにおける上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量は、その特性データ群をなす特性値の各解析対象データ毎の平均値の標準偏差であり、上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量は、上記分布形状パターンの濃度値の標準偏差であり、
上記解析対象データと上記調整後の分布形状パターンとを比較して、上記解析対象データの特性値の分布と上記調整後の分布形状パターンの濃度値の分布との定量的な類似度を求めることを特徴とする。
ここで、「解析対象データ」とは、平面に沿って何らかの特性値が分布しているものであれば、どのようなデータでも良い。
「多値」とは、2値以上、好ましくは3値以上を指す。
この第1の局面の分布解析方法に対応した処理を、例えばコンピュータに実行させれば、上記解析対象データの特性値の分布と上記調整後の分布形状パターンの濃度値の分布との定量的な類似度を自動的に求めることができる。そして、この類似度に基づいて、上記解析対象データの特性値の分布が特定の分布形状パターンに類似しているかどうかを評価することができる。ここで、上記調整後の分布形状パターンは、所定の分布形状パターン調整用特性データ群の特性値を用いて、その特性データ群の特性値の大きさが上記評価に反映されるように上記分布形状パターンの濃度値を調整したものであるから、評価結果が変動要因の影響を受けにくい。つまり、分布対象パターン毎に解析対象となるデータの特性値の大きさが異なったり、同一の分布対象パターンであっても解析する時期などによって解析対象データの特性値の大きさが変化したりするような変動要因が存在したとしても、評価結果がそのような変動要因の影響を受けにくくなる。したがって、この分布解析方法によれば、精度良く評価を行うことができる。
また、この分布解析方法では、上記濃度値の調整は上記第1、第2のステップを備えるので、上記解析対象データ群から抽出された上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布が上記分布形状パターンの濃度値の調整に反映される。したがって、分布形状パターンの違いや同一分布形状内の母集団による特性値の差異が存在したとしても、精度良く類似度を評価することができる。
第2の局面では、この発明の分布解析方法は、
平面に沿って分布した特性値をもつ解析対象データが特定の分布形状パターンに類似しているかどうかを評価する分布解析方法であって、
上記分布形状パターンを、上記解析対象データを定めた平面に対応する平面を格子状に複数の矩形領域に区画するとともに、上記各矩形領域毎に或る数値範囲内で多値を取り得る濃度値を付与して定義し、
所定の分布形状パターン調整用特性データ群の特性値を用いて、その特性データ群の特性値の大きさが上記評価に反映されるように上記分布形状パターンの濃度値を調整し、
上記濃度値の調整は、
上記解析対象データがなす解析対象データ群から、上記特性値の分布が上記分布形状パターンの濃度値の分布と類似しているようなデータを上記分布形状パターン調整用特性データ群として抽出する第1ステップと、
上記第1ステップで得られた上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量と上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量とを用いて、上記分布形状パターンの濃度値を調整する第2ステップを備え、この第2ステップにおける上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量は、その特性データ群をなす特性値の各解析対象データ毎の平均値であり、上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量は、上記分布形状パターンの濃度値の標準偏差であり、
上記解析対象データと上記調整後の分布形状パターンとを比較して、上記解析対象データの特性値の分布と上記調整後の分布形状パターンの濃度値の分布との定量的な類似度を求めることを特徴とする。
この第2の局面の分布解析方法に対応した処理を、例えばコンピュータに実行させれば、上記解析対象データの特性値の分布と上記調整後の分布形状パターンの濃度値の分布との定量的な類似度を自動的に求めることができる。そして、この類似度に基づいて、上記解析対象データの特性値の分布が特定の分布形状パターンに類似しているかどうかを評価することができる。ここで、上記調整後の分布形状パターンは、所定の分布形状パターン調整用特性データ群の特性値を用いて、その特性データ群の特性値の大きさが上記評価に反映されるように上記分布形状パターンの濃度値を調整したものであるから、評価結果が変動要因の影響を受けにくい。つまり、分布対象パターン毎に解析対象となるデータの特性値の大きさが異なったり、同一の分布対象パターンであっても解析する時期などによって解析対象データの特性値の大きさが変化したりするような変動要因が存在したとしても、評価結果がそのような変動要因の影響を受けにくくなる。したがって、この分布解析方法によれば、精度良く評価を行うことができる。
また、この分布解析方法では、上記濃度値の調整は上記第1、第2のステップを備えるので、上記解析対象データ群から抽出された上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布が上記分布形状パターンの濃度値の調整に反映される。したがって、分布形状パターンの違いや同一分布形状内の母集団による特性値の差異が存在したとしても、精度良く類似度を評価することができる。
一実施形態の分布解析方法では、上記第1ステップは上記各解析対象データの上記各矩形領域に対応する特性値と上記分布形状パターンの上記各矩形領域に付与された濃度値との相関係数が予め定めた閾値以上であるようなデータを上記分布形状パターン調整用特性データ群として抽出することを特徴とする。
この一実施形態の分布解析方法では、上記相関係数を用いることによって、特性値の大きさに関係なく、有用な分布形状パターン調整用特性データ群を抽出することができる。
一実施形態の分布解析方法では上記類似度は、上記調整後の分布形状パターンの上記各矩形領域に付与された濃度値と上記解析対象データの上記各矩形領域に対応する特性値との共分散で与えられることを特徴とする。
この一実施形態の分布解析方法では、分布形状パターンや解析対象データの母集団の特性値の大きさの変化に関係なく、精度良く上記類似度を求めることができる。
一実施形態の分布解析方法では、
上記類似度を求めるために、
上記解析対象データの特性値の相対的な大小関係が上記分布形状パターンの濃度値の相対的な大小関係と類似しているかどうかを判定する第3ステップと、
上記第3ステップによる判定結果を用いて上記類似度を評価する第4ステップを備えることを特徴とする。
一実施形態の分布解析方法では、上記第3ステップは、上記解析対象データの上記各矩形領域に対応する特性値と、上記分布形状パターンまたは上記調整後の分布形状パターンの上記各矩形領域に付与された濃度値との相関係数が予め定めた閾値以上であるような解析対象データを上記分布形状パターンと類似していると判定することを特徴とする。
この一実施形態では、類似度の評価の前処理として解析対象データの特性分布の形状を用いるので、特性値に非常に大きな値が存在していても、精度良く類似度を評価することができる。
一実施形態の分布解析方法では、上記解析対象データの特性値は基板の表面に沿って分布していることを特徴とする。
ここで「基板」は、薄膜デバイスが作製されるガラス基板、半導体デバイスが作製されるウェハなどを広く指す。
この一実施形態の分布解析方法では、上記基板の製造工程で発生した変動要因による特性値の大きさの違いや特性値の時間的な変化に依存せず、基板上の特性値の分布が分布形状パターンの濃度値の分布に類似しているかどうかが精度良く評価される。
この発明の異常設備推定方法は、
基板に対して順次実行される複数の製造工程でそれぞれ用いられる製造装置の中から、異常が発生した製造装置を推定する異常設備推定方法であって、
上記分布解析方法を実施して上記類似度を求め、
上記各基板を上記各製造工程で処理した製造装置を表す処理履歴に基づいて、上記類似度が予め定めた閾値以上であるような基板に共通して用いられた製造装置を抽出することを特徴とする。
この発明の異常設備推定方法によれば、上記類似度が予め定めた閾値以上であるような基板に共通して用いられた製造装置を抽出するので、異常が発生した製造装置を精度良く推定することができる。
第3の局面では、この発明の分布解析装置は、
平面に沿って分布した特性値をもつ解析対象データが特定の分布形状パターンに類似しているかどうかを評価する分布解析装置であって、
上記分布形状パターンを、上記解析対象データを定めた平面に対応する平面を格子状に複数の矩形領域に区画するとともに、上記各矩形領域毎に或る数値範囲内で多値を取り得る濃度値を付与して定義するパターン登録部と、
所定の分布形状パターン調整用特性データ群の特性値を用いて、その特性データ群の特性値の大きさが上記評価に反映されるように上記分布形状パターンの濃度値を調整するパターン調整部を備え
上記パターン調整部は、
上記解析対象データがなす解析対象データ群から、上記特性値の分布が上記分布形状パターンの濃度値の分布と類似しているようなデータを上記分布形状パターン調整用特性データ群として抽出する第1部分と、
上記第1部分で得られた上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量と上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量とを用いて、上記分布形状パターンの濃度値を調整する第2部分を有し、この第2部分における上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量は、その特性データ群をなす特性値の各解析対象データ毎の平均値の標準偏差であり、上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量は、上記分布形状パターンの濃度値の標準偏差であり、
上記解析対象データと上記調整後の分布形状パターンとを比較して、上記解析対象データの特性値の分布と上記調整後の分布形状パターンの濃度値の分布との定量的な類似度を求める類似度評価部とを備えたことを特徴とする。
ここで、「解析対象データ」とは、平面に沿って何らかの特性値が分布しているものであれば、どのようなデータでも良い。
「多値」とは、2値以上、好ましくは3値以上を指す。
この第3の局面の分布解析装置によれば、上記発明の分布解析方法を実施することができる。すなわち、上記パターン登録部、パターン調整部、類似度評価部を例えばコンピュータプログラムによって構成して、処理を実行させれば、上記解析対象データの特性値の分布と上記調整後の分布形状パターンの濃度値の分布との定量的な類似度を自動的に求めることができる。そして、この類似度に基づいて、上記解析対象データの特性値の分布が特定の分布形状パターンに類似しているかどうかを評価することができる。ここで、上記調整後の分布形状パターンは、所定の分布形状パターン調整用特性データ群の特性値を用いて、その特性データ群の特性値の大きさが上記評価に反映されるように上記分布形状パターンの濃度値を調整したものであるから、評価結果が変動要因の影響を受けにくい。つまり、分布対象パターン毎に解析対象となるデータの特性値の大きさが異なったり、同一の分布対象パターンであっても解析する時期などによって解析対象データの特性値の大きさが変化したりするような変動要因が存在したとしても、評価結果がそのような変動要因の影響を受けにくくなる。したがって、この分布解析方法によれば、精度良く評価を行うことができる。
また、この分布解析装置では、上記パターン調整部は上記第1、第2部分の働きによって、上記解析対象データ群から抽出された上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布が上記分布形状パターンの濃度値の調整に反映される。したがって、分布形状パターンの違いや同一分布形状内の母集団による特性値の差異が存在したとしても、精度良く類似度を評価することができる。
第4の局面では、この発明の分布解析装置は、
平面に沿って分布した特性値をもつ解析対象データが特定の分布形状パターンに類似しているかどうかを評価する分布解析装置であって、
上記分布形状パターンを、上記解析対象データを定めた平面に対応する平面を格子状に複数の矩形領域に区画するとともに、上記各矩形領域毎に或る数値範囲内で多値を取り得る濃度値を付与して定義するパターン登録部と、
所定の分布形状パターン調整用特性データ群の特性値を用いて、その特性データ群の特性値の大きさが上記評価に反映されるように上記分布形状パターンの濃度値を調整するパターン調整部を備え
上記パターン調整部は、
上記解析対象データがなす解析対象データ群から、上記特性値の分布が上記分布形状パターンの濃度値の分布と類似しているようなデータを上記分布形状パターン調整用特性データ群として抽出する第1部分と、
上記第1部分で得られた上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量と上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量とを用いて、上記分布形状パターンの濃度値を調整する第2部分を有し、この第2部分における上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量は、その特性データ群をなす特性値の各解析対象データ毎の平均値であり、上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量は、上記分布形状パターンの濃度値の標準偏差であり、
上記解析対象データと上記調整後の分布形状パターンとを比較して、上記解析対象データの特性値の分布と上記調整後の分布形状パターンの濃度値の分布との定量的な類似度を求める類似度評価部とを備えたことを特徴とする。
この第4の局面の分布解析装置によれば、上記発明の分布解析方法を実施することができる。すなわち、上記パターン登録部、パターン調整部、類似度評価部を例えばコンピュータプログラムによって構成して、処理を実行させれば、上記解析対象データの特性値の分布と上記調整後の分布形状パターンの濃度値の分布との定量的な類似度を自動的に求めることができる。そして、この類似度に基づいて、上記解析対象データの特性値の分布が特定の分布形状パターンに類似しているかどうかを評価することができる。ここで、上記調整後の分布形状パターンは、所定の分布形状パターン調整用特性データ群の特性値を用いて、その特性データ群の特性値の大きさが上記評価に反映されるように上記分布形状パターンの濃度値を調整したものであるから、評価結果が変動要因の影響を受けにくい。つまり、分布対象パターン毎に解析対象となるデータの特性値の大きさが異なったり、同一の分布対象パターンであっても解析する時期などによって解析対象データの特性値の大きさが変化したりするような変動要因が存在したとしても、評価結果がそのような変動要因の影響を受けにくくなる。したがって、この分布解析方法によれば、精度良く評価を行うことができる。
また、この分布解析装置では、上記パターン調整部は上記第1、第2部分の働きによって、上記解析対象データ群から抽出された上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布が上記分布形状パターンの濃度値の調整に反映される。したがって、分布形状パターンの違いや同一分布形状内の母集団による特性値の差異が存在したとしても、精度良く類似度を評価することができる。
一実施形態の分布解析装置では、
上記類似度評価部は、
上記解析対象データの特性値の相対的な大小関係が上記分布形状パターンの濃度値の相対的な大小関係と類似しているかどうかを判定する第3部分と、
上記第3部分による判定結果を用いて上記類似度を評価する第4部分を備えたことを特徴とする。
この一実施形態では、類似度の評価の前処理として解析対象データの特性分布の形状を用いるので、特性値に非常に大きな値が存在していても、精度良く類似度を評価することができる。
一実施形態の分布解析装置では、上記解析対象データの特性値は基板の表面に沿って分布していることを特徴とする。
ここで「基板」は、薄膜デバイスが作製されるガラス基板、半導体デバイスが作製されるウェハなどを広く指す。
この一実施形態の分布解析装置では、上記基板の製造工程で発生した変動要因による特性値の大きさの違いや特性値の時間的な変化に依存せず、基板上の特性値の分布が分布形状パターンの濃度値の分布に類似しているかどうかが精度良く評価される。
この発明の異常設備推定装置は、
基板に対して順次実行される複数の製造工程でそれぞれ用いられる製造装置の中から、異常が発生した製造装置を推定する異常設備推定装置であって、
上記分布解析装置を備え、この分布解析装置によって上記類似度を求め、
上記各基板を上記各製造工程で処理した製造装置を表す処理履歴に基づいて、上記類似度が予め定めた閾値以上であるような基板に共通して用いられた製造装置を抽出する異常設備推定部を備えたことを特徴とする。
この発明の異常設備推定装置によれば、上記類似度が予め定めた閾値以上であるような基板に共通して用いられた製造装置を抽出するので、異常が発生した製造装置を精度良く推定することができる。
この発明のプログラムは、上記発明の分布解析方法をコンピュータに実行させるための分布解析プログラムである。
別の局面では、この発明のプログラムは、上記発明の異常設備推定方法をコンピュータに実行させるための異常設備推定プログラムである。
この発明の記録媒体は、上記発明の分布解析プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
別の局面では、この発明の記録媒体は、上記発明の異常設備推定プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、基板の製造工程において異物などによって生じる回路パターンの欠陥を特性値として検出するパターン検査の結果を例に、本発明の一実施形態の分布解析方法の概念を模式的に示している。この分布解析方法は、例えば製造工程で検査された基板群から、特定の領域に欠陥が集中する基板を検出する場合に適用される。
この分布解析方法では、ステップS101で、解析対象基板と比較するための特性値の分布形状を分布形状パターンとして登録する。分布形状パターンの例を図2に示す。分布形状パターンは、図2(a)に示すように基板の表面を格子状に区分して複数の矩形領域201,201,…を設定し、各矩形領域201毎に濃度値を設定することで定義される。濃度値は、0〜1の範囲内で多値(この例では3値以上)をとり得るものとする。各矩形領域201毎に設定された濃度値の集合は、基板上における特性値の相対的な大小関係を表す。パターン検査では、各矩形領域内の欠陥数が「特性」に相当するので、各矩形領域毎に設定された濃度値は、欠陥密度を0〜1の範囲内の相対値に変換したものに相当する。図2(b)および図2(c)に分布形状パターンの例を示す。図中の領域の色は濃度値を表しており、色が濃いほど濃度値が高い。従って、図2(b)の分布形状パターン202は基板右下の領域に欠陥が集中して発生するパターンを表し、また、図2(c)の分布形状パターン203は基板左上の領域に欠陥が集中して発生するパターンを表す。通常、製造工程では、欠陥の分布形状が異なれば、それぞれの領域内に発生する欠陥数(生の値)が異なる。上述の濃度値は、基板表面上の特性値の相対的な大小関係のみを表すので、欠陥数の大きさ(生の値)に関係なく、基板表面上でどの領域に欠陥が集中して発生するかという相対的な観点のみから、容易に設定され得る。上記分布形状パターンは、解析担当者が製造工程に関する知見を利用して手入力しても良く、過去の事例などを利用して自動的に作成しても良い。
図1中のステップS102では、解析対象となる基板と別に用意した分布形状パターン調整用の基板群の特性データを入力する。ここで、分布形状パターン調整用の基板群とは、実際に解析を行う基板と同時期に製造工程で製造された基板群など解析対象の基板の母集団とみなすことのできる基板群を指し、解析対象の基板が含まれていても良い。ステップS102で入力する特性データについて図3および図4で説明する。パターン検査では図3中の基板301上に検出された欠陥302の座標が検出される。そこで、解析対象の基板表面を分布形状パターンの矩形領域201,201,…と同様の複数の矩形領域に区画し、その矩形領域毎に、その矩形領域に属する欠陥の数を集計する。そして、各矩形領域毎に得られた欠陥数(図4中の矩形領域201内に、「1」「2」「3」というような数字で示す。)の分布を、その基板の特性データ401として得る。なお、後述するステップS104で入力される解析対象の基板の特性データも同様に各矩形領域毎に得られた欠陥数の分布で表される。
次に、図1中のステップS103ではステップS102で算出した特性データ群の特性の分布を用いてステップS101で登録した分布形状パターンを調整し、ステップS104では調整した分布形状パターンと解析対象基板の特性データとの類似度を求める。ステップS103およびステップS104における分布形状パターン調整の概念を、図5(a)〜図5(d)、図6(a)および図6(b)を用いて次に説明する。図5(a)〜図5(d)は基板におけるパターン欠陥の分布の例であり、基板501および基板502は図2(b)の分布形状パターン202に、基板503と基板504は図2(c)の分布形状パターン203にそれぞれ該当している。基板501と基板502を比較すると基板501は分布形状パターン202で高い濃度値で定義された領域により欠陥が集中しているので、基板501は基板502よりも分布形状パターン202に対する類似度が高いと判断するのが妥当である。同様に、基板503と基板504を比較すると、基板503は基板504よりも分布形状パターン203に対する類似度が高いと判断できる。一方、図6(a)および図6(b)は、それぞれ分布形状パターン202、分布形状パターン203に関して分布形状パターンの濃度値が高い領域すなわち欠陥が集中している領域での欠陥数と上記分布パターン調整用の基板群中の該当基板数の関係の例を表している。この例では、分布形状パターン202に該当する基板の欠陥数は分布形状パターン203に該当する基板の欠陥数よりも多い。また、図6中の基板601と基板602は、集中領域の欠陥数が同数であり、それぞれ分布形状パターン202と分布形状パターン203との両方に該当する基板である。基板601は分布形状パターン202に該当する基板群の中では欠陥数が少なく、基板602は分布形状パターン203に該当する基板群の中では欠陥数が多いので、同様の特性分布を持つ基板の欠陥数を考慮すると、基板601の欠陥分布と分布形状パターン202との類似度は低い値に、基板602の欠陥分布と分布形状パターン203との類似度は高い値に評価される必要がある。従って、欠陥数と特性分布との両方を考慮して定量的な類似度を評価するためには、解析対象の基板の母集団中で同様の特性分布を持つ基板群を抽出し、それらの基板の特性値から相対的な類似度を評価する必要がある。そこで、分布形状パターンの濃度値が上記相対的な類似度の尺度を表すようにステップS103では図7に示す手順で分布形状パターンの濃度値を調整する。
まず、ステップS103に含まれた最初のステップS1031では、分布形状パターン調整用の基板群から、特性データ401をなす欠陥数の大きさ自体によるのではなく、特性データ401内の欠陥数の相対的な大小関係が分布形状パターンの濃度値の相対的な大小関係と類似するような基板を抽出する。これとともに、それらの抽出された基板についての特性データ(これを「分布形状パターン調整用特性データ群」という。)を抽出する。
次に、ステップS1032では、その分布形状パターン調整用特性データ群を使って分布形状パターンの濃度値を調整する。ここではステップS104で算出される類似度の精度が良くなるように分布形状データの濃度値を調整するので、調整方法はステップS104における類似度の評価方法に依存する。
最後に、ステップS104では、入力された解析対象基板の検査結果からステップS102と同じ処理によって矩形領域毎の特性データを算出し、その特性データの分布とステップS103で得られた調整後の分布形状パターンの濃度値の分布との定量的な類似度を得る。
以上の処理を行うことで、分布形状パターンと解析対象基板の特性データとの類似度を精度良く評価することができる。つまり、濃度値の相対的な大小関係で定義される分布形状パターンと類似した基板を解析対象基板の母集団から抽出し、それらの抽出された基板についての特性データ群(分布形状パターン調整用特性データ群)を用いて上記分布形状パターンの濃度値を調整する。この調整後の分布形状パターンと解析対象の基板の特性データとの類似度を評価することで、図6に示すような分布形状パターン毎の欠陥数の違いや製造時期による欠陥数の違いを意識することなく、定量的な類似度を評価することができる。
なお、本発明による分布解析方法は基板のパターン検査のみに適用されるものではなく、特性が平面的に分布しているデータであれば適用可能である。
図8は、上述の分布解析方法(図1参照)を実施するのに適した本発明の一実施形態の分布解析装置800の構成を示している。この分布解析装置800は、パターン登録部802、入力部としてのデータ収集部803、特性データ算出部806、調整用特性データ群登録部807、パターン調整部808、および類似度評価部809から構成されている。また、この分布解析装置800のデータ収集部803には、入力装置801、検査情報収集システム804、および検査装置805が接続されており、類似度評価部809には出力装置810が接続されている。
入力装置801は、例えばキーボードやマウスで構成される。この例では、入力装置801は、分布解析装置800に対して、分布形状パターンの定義や解析対象基板の識別ID、分布形状パターン調整用特性データ群の条件指定などを入力するために用いられる。
パターン登録部802は、入力装置801で定義された分布形状パターンを受け取り、データベースに記録する。入力装置801から受け取る情報は分布形状パターンだけでなく、分布形状パターンと関連した情報、例えばその分布形状パターンの原因となる装置に関する情報などを分布形状パターンと関連付け(紐つけ)して記録しても良い。
データ収集部803は、入力装置801から分布解析装置800に送信された解析対象基板の識別情報や分布形状パターン調整用特性データ群の条件に合致する基板の検査データを検査情報収集システム804や検査装置805から収集し、特性データ算出部806に渡す。このとき、必要があれば基板の識別IDや検査日時などの情報を検査データと共に収集しても良い。
検査情報収集システム804は、製造工程内に配置された検査装置から検査情報を収集する検査情報収集システムである。この例では、検査情報収集システム804は検査装置805と接続されており、検査装置805で処理された基板の検査データや検査日時、基板の識別IDなどが蓄積されている。また、検査情報収集システム804は分布解析装置800と接続されており、データ収集部803は検査情報収集システム804から必要な検査データを収集する。
検査装置805は、製造工程内に配置されており、実際に基板の検査を行う。検査装置805は分布解析装置800と接続されており、データ収集部803は検査装置805から必要な検査データを収集する。
特性データ算出部806は、データ収集部803が検査情報収集システム804や検査装置805から収集した基板の検査データを矩形領域201毎に集計し、特性データを作成する。データ収集部803から受け取った検査データのうち、分布形状パターン調整用特性データ群は調整用特性データ群登録部807に渡され、解析対象基板の特性データは類似度評価部809に送られる。
調整用特性データ群登録部807は、特性データ算出部806から受け取った分布形状パターン調整用特性データ群を記録する。このとき、必要があれば基板の識別IDや検査日時などの情報を特性データと共に記録しても良い。
パターン調整部808は、パターン登録部802に登録された分布形状パターンと調整用特性データ群登録部807に登録された分布形状パターン調整用特性データ群の情報を用いて図1のステップS103の分布形状パターン調整処理を行い、調整後の分布形状パターンを類似度評価部809に送る。パターン調整部808の内部構成を図9に示す。類似データ抽出部901は、図7のステップS1301の処理を行って、調整用特性データ群登録部807から受け取った特性データ群から、パターン登録部802から受け取った分布形状パターンと類似するデータ群を分布形状パターン調整用特性データ群として抽出し、分布形状パターンと共に分布形状パターン調整部902に渡す。分布形状パターン調整部902は、受け取った類似特性データ群と分布形状パターンに対して図7のステップS1302の処理を行って分布形状パターンの濃度値を調整し、類似度評価部809に送る。
類似度評価部809は、特性データ算出部806で算出した解析対象基板の特性データとパターン調整部808で濃度値を調整した分布形状パターンを受け取り、ステップS104の類似度を算出する処理を行う。算出された類似度は出力装置810に送られる。このとき、必要があれば基板の識別IDや検査日時などの情報を類似度と共に送ってもよい。
出力装置810は、モニタや紙出力、あるいは磁気ディスクや携帯用半導体メモリなどを通して分布解析装置800による分布解析結果を出力する。
なお、パターン登録部802には複数の分布形状パターンが登録されていても良い。この場合、解析対象の基板は各分布形状パターンに対して類似度を評価され、それぞれ出力装置810に出力される。
また、検査情報システム804および検査装置805のいずれか一方から分布解析に必要な情報を全て取得できる場合、取得できる一方のみが接続されていてもよい。
また、解析に必要な条件を分布解析装置800の内部に保存しておき、検査装置805で基板が検査されると自動的にデータ収集部803が解析対象基板の検査データと分布形状パターン調整用基板群の検査データを取得しても良い。
また、入力装置801と出力装置810は同一の装置、例えば出力装置としての表示部に入力装置としてのキーボードを備えて一体に構成にした装置としてもよい。また、入力装置801と出力装置810は、分布解析装置800に含まれていても良い。
また、出力装置810は、分布解析装置800を通して入力装置801、検査情報収集システム804または検査装置805から分布解析に必要な情報以外の情報を受け取り、出力しても良い。
この構成の分布解析装置800により、上述の分布解析方法を実施することができる。
なお、上述の分布解析方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムとして構築してもよい。
また、そのようなプログラムをCD−ROMなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して配布できるようにしてもよい。上記プログラムを汎用コンピュータにインストールすることで、汎用コンピュータによって上記分布解析方法を実行することが可能である。
なお、本発明はパターン検査の分布解析装置800に限定されるものではなく、特性が平面的に分布しているデータであれば適用可能である。その場合、データ収集部803は、対象となるデータが保存されている情報収集システムや特性計測装置に接続される。
次に、実施例1として、図7中のステップS1031およびステップS1032、図1中のステップS104を実現する方法を具体的に説明する。
本発明では、図1中のステップS101で登録した分布形状パターン、ステップS102で入力する分布形状パターン調整用特性データ群、およびステップS104で入力される解析対象基板の特性データは、矩形領域数と同数の数値の組で構成される。以下、説明を簡略化するために、特に指定しない限り上記の各データは2つの矩形領域で定義されるものとする。
まず、ステップS1031における類似基板群の抽出方法を説明する。図10は、分布形状パターンと上記特性データ群について矩形領域としての領域1、領域2における濃度値および特性値をプロットしたグラフの例である。この図10で、横軸は領域1における分布形状パターンの濃度値および特性データの特性値を表し、縦軸は領域2における分布形状パターンの濃度値および特性データの特性値を表す(後述する図11、図12、図14、図16において同様。)。グラフ上で原点から見て同一の方向に存在するデータは領域1と領域2の特性値の割合が等しいので、グラフでは原点から見た各点の方向は値の分布形状を表す。従って、上記特性データ群から分布形状データと類似した特性分布の特性データを抽出するには、分布形状パターンと同一の方向に存在する特性データを抽出すればよい。図10中において、分布形状パターン1001と同一方向に存在する特性データ群1003、および分布形状パターン1002と同一の方向に存在する特性データ群1004は、それぞれ分布形状パターン1001および分布形状パターン1002に類似した特性データ群と判断できる。分布形状パターンと分布形状パターン調整用特性データの方向が一致するかどうかは、例えば、2つのデータのなす角度を評価する統計量である相関係数を用いて判断できる。分布形状パターンTとある分布形状パターン調整用の特性データMがg個の矩形領域を持ち、それぞれT=(t,…,t)、M=(m,…,m)で表されるとする。このとき、分布形状パターンTと特性データMの相関係数rは次の(数1)で表される。
Figure 0004563990
この相関係数rは−1から1の範囲を取り、値が大きいほど分布形状パターンTと特性データMの方向は近い。そこで、相関係数rが予め定めた閾値以上であるような特性データMを分布形状パターンTと類似した特性データ群として抽出する。
次に、ステップS1032での濃度値調整処理であるが、この処理ではステップS104での評価結果が定量的な類似度として得られるように濃度値の調整を行う必要があるため、ステップS104における類似度の評価方法とあわせて説明する。
次に、図11および図12に、ステップS104における類似度の概念を示す。図11は、分布形状パターン1101と、解析対象基板の特性データ1102、および別の解析対象基板の特性データ1103をグラフ上にプロットしている。特性データとグラフの原点との距離が大きくなると、領域1および領域2の特性値も大きくなる。つまり、グラフ上のデータと原点との距離は特性値の全体的な大きさ、例えばパターン検査であれば基板の欠陥数を表す。図11において、特性データ1102と特性データ1103はどちらも分布形状パターン1101と分布形状が類似しており、且つ特性データ1103は特性データ1102よりも特性値が大きい。この例では、分布形状パターン1101に対して、特性データ1103は特性データ1102よりも類似度を高く評価することとする。図12は、特性データ1201と特性データ1202が分布形状パターンと方向がずれている例を示す。このような場合、特性データ1201および特性データ1202が分布形状パターン1101で定義される分布形状に対してどの程度特性値が大きいのかを判断するには、原点と分布形状パターンがなす直線に対して特性データを射影したときの大きさを用いることとする。図12中では、距離1203と距離1204がそれぞれ特性データ1201と特性データ1202の分布形状パターン1101に対する大きさとなる。このような類似度は、例えば、共分散を用いて評価することができる。解析対象基板の特性データPがP=(p,…,p)で表されるとき、分布形状パターンTと特性データPの共分散cは次の(数2)で表される。
Figure 0004563990

ここで、cは(t−tav)と(p−pav)との正負が等しく、絶対値が大きいときに大きな値となる。つまり、分布形状パターンで濃度値が高い領域の特性値の大きな特性データPほど大きな値となるので、図12の類似度の概念を満たす。しかしながら、解析対象の基板の特性値が大きいほど特性値の平均値pavと各領域の特性値pの差は大きくなる傾向があるので、ある分布形状パターンに該当する基板が図6(a)に示す分布を持つ場合と図6(b)に示す分布を持つ場合には、図6(a)の分布形状パターンに該当する基板の共分散cは全体的に高い値となる。また、分布形状パターンによって領域毎の特性値の分布が異なるので、分布形状パターン毎に(t−tav)の値がばらばらである。これらの理由から、共分散cでは、分布形状パターンが異なったり、分布形状パターンに該当する基板の特性データの分布が異なったりすると定量的な評価ができない。そこで、上記基板の分布による(p−pav)の違いを抑制するために、ステップS103で抽出した類似特性データ群の分布を用いる。n個の特性データからなる類似特性データ群LはL=(L,…,L)で表され、j番目の特性データはL=(lj1,…,ljg)で表されるとする。このとき、この類似特性データ群Lの特性値の平均値Lavは次の(数3)で表される。
Figure 0004563990
平均値Lavにおける各領域における値のばらつきはLavの標準偏差σLavで表されるので、上記基板の分布による(p−pav)の違いを抑えるには、(p−pav)をσLavで正規化すればよい。次に、分布形状パターンの違いによる(t−tav)のばらつきであるが、これも(p−pav)と同様にTにおける領域毎の濃度値の標準偏差σで(t−tav)を正規化すればよい。以上のことから、図7中のステップS1032では、分布形状データTを次の(数4)で調整した分布形状データT’を算出する。
Figure 0004563990
また、ステップS104では、上記調整した分布形状データT’と特性データPの共分散を用いて類似度sを評価する。
Figure 0004563990
なお、定量的な類似度を求める別の方法として、類似特性データ群の特性データの平均値Lavを用いる方法がある。
図13(a)、図13(b)は、基板のパターン検査における、矩形領域内の欠陥数と欠陥数平均値との関係を示している。図13(a)は比較的多い欠陥数で発生する分布形状パターンに類似した基板の例であり、図13(b)は比較的少ない欠陥数で発生する分布形状パターンに類似した基板の例である。通常の状態では基板上には欠陥はほとんど発生せず、製造工程において何らかの異常が発生した場合に局所的に欠陥が集中して発生するので、基板上の複数の矩形領域のうちの多くは欠陥数が非常に少ない領域1301と欠陥数が極端に多い領域1302に集中している。図13(a)、図13(b)に示すように、基板の欠陥数が多くなると領域毎の欠陥数平均値と各領域の欠陥数との差も大きくなる。このことから(数4)の代わりに次の(数6)を用いて分布形状データを調整してもよい。
Figure 0004563990
この(数6)で求めた分布形状パターンT’を用いると、より少ない計算量で定量的な類似度を評価することができる。
このようにして、共分散cによれば、分布形状パターンが異なったり、分布形状パターンに該当する基板の特性データの分布が異なる場合であっても、定量的な類似度を評価することができる。
次に、実施例2として、図1中のステップS104において類似度を評価する別の方法として、分布形状パターンで濃度値が高い領域に対する解析対象の領域の特性値の大きさだけでなく、解析対象の特性データの分布形状を考慮した場合の類似度を説明する。
図1のステップS104において(数5)を用いて類似度を算出した場合、極端に特性値の大きなデータは分布形状が分布形状パターンと類似していなくても類似度が高く評価されることがある。図14は、分布形状パターン1101に対して、分布形状パターン1101に類似した解析対象基板の特性データ1401と、分布形状パターン1101と類似しておらず、且つ特性データ1401と比較して特性値の大きな特性データ1402の類似度を評価している。各点が図14に示すような位置関係にあるとき、分布形状パターン1101の方向に射影したときの大きさは特性データ1401よりも大きくなってしまう。そこで、図1のステップS104を図15に示すような2つのステップで構成してもよい。
ステップS1041では、分布形状パターンの濃度値の相対的な大小関係と解析対象基板の特性データの特性値の相対的な大小関係とを比較し、解析対象の特性データの特性分布が分布形状パターンの濃度値の分布と類似しているかどうかを判定する。この処理は、図7におけるS1031と同様の手法で評価を行うことができるので、例えば上記特性データと上記分布形状パターンとの相関係数に基づいて上記判定を行う。
ステップS1042では、上記ステップS1041での判定結果を考慮して、上記特性データと上記分布形状パターンとの類似度を評価する。この処理では、例えば上記ステップS1041で得られた判定結果が予め定めたある閾値以上であるような特性データのみ(数5)を用いて類似度を算出し、それ以外の特性データの類似度を0に設定する。上記閾値は分布形状パターンと特性データの特性分布の差異に対する許容量を表し、本発明の適用目的に合わせて自由に設定することが可能であるが、通常はステップS1031で定めた閾値よりも許容範囲を広く設定する。このように設定すると、図16に示すように、ステップS1031では分布形状パターン1101と非常に類似した特性分布の範囲1601から特性データを抽出してステップS1032で分布形状パターン1101を調整し、ステップS104では特性分布の形状に関してはステップS1031での処理よりも広い範囲1602に許容範囲を広げて特性データの大きさを評価する。
このような処理を行うことで、特性値が極端に大きな特性データに対して誤って類似度を高く評価することを防ぎ、より精度の高い分布解析を行うことができる。
図17は、実施例2に記載の分布解析方法を実施するのに適した、分布解析装置800における類似度評価部809の内部構成を示している。特性分布判定部1701は、分布解析装置800内のパターン調整部808から受け取った濃度値調整後の分布形状パターンと特性データ算出部806から受け取った解析対象基板の特性データを用いて図15中のステップS1041の処理を行い、上記分布形状パターンと上記特性データとが類似するかどうかを判定して、その判定結果と上記分布形状データおよび上記特性データとを類似度算出部1702に送る。類似度算出部1702は、特性分布判定部1701から受け取ったその判定結果と上記分布形状パターンおよび上記特性データに対してステップS1042の処理を行って、上記分布形状パターンと上記特性データをなす特性値の分布との類似度を評価し、評価結果を分布解析装置800に接続された出力装置810に送る。
この構成の分布解析装置800により、実施例2の分布解析方法を実施することができる。
次に、実施例3として、上記分布解析方法によって得られた基板の解析結果を用いて、製造工程において特性分布の発生原因となった製造設備(つまり、異常が発生した装置)を推定する異常設備推定方法について説明する。
図18は、この異常設備推定方法の適用対象となる基板の製造プロセスの例を模式的に示している。この製造プロセスは、基板に対して順次実行される複数の製造工程a,b,c,dを含んでいる。これらの製造工程終了後にパターン検査工程eが実行される。
製造プロセスに含まれた或る製造工程、この例では製造工程b,dには、それぞれその製造工程を実行可能な設備が複数台配置されている。この例では、工程bには、1号機、2号機、3号機という3台の設備が配置され、工程dには、1号機、2号機という2台の設備が配置されている。製造プロセスが進行してその製造工程に流れてきた各基板は、生産能力を高めるために随時、その製造工程内に配置されたいずれかの設備によって処理される。各基板がその工程においてどの設備を用いて処理されるかは定まっていない。このような配置になっている場合、図18中のパターン検査工程eで検査された基板が各製造工程においてどの設備で処理されたかを調べると、図19(a)に示すように、工程bの各設備で処理された基板の割合は1/3ずつ、工程dの各設備で処理された基板の割合は1/2ずつというように、それぞれ工程内でほぼ均等になる。以下、各基板が各工程でどの設備によって処理されたかといった情報を処理履歴と呼ぶ。
一方、工程内のいずれかの設備で異常が発生して基板上の特定の領域に欠陥が集中して発生した場合、特性分布が類似した基板を抽出すると、原因となった設備が存在する工程では原因設備で処理された基板を偏って抽出することになる。しかしながら、これらの基板は原因工程以外の工程で処理される設備は一定ではないので、他の工程では上記の偏りは生じない。例えば、図18の製造プロセスを経た各基板のうち、工程bの1号機で右上部に欠陥が集中して発生している基板群を抽出すると、図19(b)に示すように、工程bでは原因となった1号機で処理された基板の割合(この例では4/5)が多く、2号機や3号機で処理された基板の割合(この例では1/10)は少なくなり、設備間に処理基板数の偏りが生じている。同じ基板群について工程dで処理された基板の割合には、設備間の偏りが生じていない。このことから、類似した特性分布を持つ基板群を抽出することで、異常設備を推定できることがわかる。
図20は、このような状況を前提として、上述の分布解析方法による基板特性値の分布解析結果を用いて原因となった異常設備を推定する方法を示している。
まず、図1中の一連のステップS101〜S104を含むステップS2001において、異常設備推定の対象となる基板群に含まれた各基板に対して、推定対象となる分布形状に対する類似度を評価する。ただし、ステップS102およびステップS103では上記基板群に含まれた全ての基板の特性データから分布形状パターン調整用特性データ群を抽出し、その分布形状パターン調整用特性データ群を用いて分布形状パターンの濃度値を調整する。また、ステップS104では、上記基板群に含まれた全ての基板について上記分布形状パターンとの類似度を評価する。
ステップS2002では、ステップS2001で得られた類似度が予め定められた閾値以上であるような基板を抽出して、それらの基板を推定対象の分布形状パターンに該当する基板グループとする。上記閾値としては、例えばその基板が推定対象の分布形状パターンに該当すると人間が視覚的に判断できる値を採用する。なお、類似度はステップS2001によって変動要因を加味して評価されているため、推定対象の分布形状パターンや基板群が異なる場合であっても、上記閾値を一意に定めることができる。
ステップS2003では、ステップS2002で抽出した基板グループに含まれる基板について、各製造工程での処理履歴を取得する。この情報は、通常、製造工程内に設置された工程情報収集システムで収集・管理されているので、容易に取得することができる。
ステップS2004では、ステップS2003で取得した処理履歴を製造工程の各工程別に集計し、設備別の処理枚数を算出する。
最後に、ステップS2005では、各工程内の設備別の処理枚数を比較し、最も処理枚数の偏りが大きい設備を統計的に調べて異常設備であると推定する。また、処理枚数に顕著な差が存在しない場合は、特定の設備に起因しない特性分布であると判断する。
この異常設備推定によれば、特性分布が類似した基板から処理履歴の偏りを比較するので、精度が高い異常設備推定を行うことができる。
図21は、上述の異常設備推定方法を実施するのに適した本発明の一実施形態の異常設備推定装置2100の構成を示している。この異常設備推定装置2100は、パターン登録部2102、入力部としてのデータ収集部2103、特性データ算出部2105、履歴データ記憶部2106、特性データ登録部2107、分布解析部2108、基板グループ抽出部2109、処理頻度算出部2110、異常設備推定部2111で構成されている。また、データ収集部2103には入力装置2101、検査情報収集システム804、工程情報収集システム2104、検査装置805が、異常設備推定部2111には出力装置2112がそれぞれ接続されている。
入力装置2101は、例えばキーボードやマウスで構成される。この例では、入力装置2101は、異常設備推定装置2100に対して、異常設備推定対象となる基板の検査日時の範囲や検査装置で検出された欠陥数の範囲、または異常設備推定の対象となる製造工程の範囲などの異常設備推定対象の基板の条件を入力するために用いられる。また、異常設備推定のために用いられる分布形状パターンも入力装置2101を用いて異常設備推定装置2100に登録される。
パターン登録部2102は、図8に示した分布解析装置800のパターン登録部802と同様の機能を持ち、具体的には、入力装置2101で定義された分布形状パターンを受け取り、データベースに記録する。入力装置2101から受け取る情報は分布形状パターンだけでなく、分布形状パターンと関連した情報、例えばその分布形状パターンの原因となる装置に関する情報などを分布形状パターンと関連付け(紐つけ)して記録しても良い。
データ収集部2103は、入力装置2101から異常設備推定装置2100に送信された推定対象基板の条件に合致する基板群の検査データと基板の識別IDを検査情報収集システム804や検査装置805から収集して、特性データ算出部2105に渡す。このとき、検査日時などの情報を検査データと共に収集しても良い。さらに、上記基板群の処理履歴データを工程収集システム2104から収集して、基板の識別IDと関連付けして履歴データ記録部2106に送る。
検査情報収集システム804は、分布解析装置800と接続する検査情報収集システム503と同一のものである。異常設備推定装置2100のデータ収集部2103は、この検査情報収集システム804から必要な検査データを収集する。
検査装置805は、分布解析装置800と接続する検査装置805と同一のものである。異常設備推定装置2100のデータ収集部2103は、この検査装置805から必要な検査データを収集する。
工程情報収集システム2104は、製造工程内に配置された処理装置から処理履歴情報を収集する工程情報収集システムである。異常設備推定装置2100のデータ収集部2103は、この工程情報収集システム2104から必要な検査データを収集する。
特性データ算出部2105は、分布解析装置800の特性データ算出部806と同様の機能を持ち、具体的には、データ収集部2103が検査情報収集システム804や検査装置805から収集した基板の検査データから特性データを作成して、特性データ群登録部2107に渡す。
履歴データ記憶部2106は、データ収集部2103が工程情報収集システム2104から取得した推定対象基板の処理履歴を、基板の識別IDと関連付けして記憶する。処理履歴は、必要に応じて処理頻度算出部2110に送られる。
特性データ群登録部2107は、分布解析装置800の調整用特性データ群登録部807と同様の機能を持ち、具体的には、特性データ算出部2105が異常設備対象の基板群から算出した特性データ群を、基板の識別IDと関連付けして記憶する。
分布解析部2108は、パターン登録部2101と特性データ群登録部2107に登録された特性データ群を取得して図1中のステップS102〜S104の一連の処理を行い、各特性データの類似度を基板の識別IDと関連付けして基板グループ抽出部2109に渡す。分布解析部2108は、その内部に、分布解析装置800と同様にパターン調整部808と類似度評価部809を持つ。
基板グループ抽出部2109は、分布解析部2108から受け取った類似度から、予め定めた閾値以上であるような類似度を持つ基板の特性データを抽出し、その基板の識別IDを処理頻度算出部2110に渡す。
処理頻度算出部2110は、基板グループ抽出部2109から受け取った基板の識別IDを用いて履歴データ記憶部2106から基板グループ抽出部2109が抽出した基板の処理履歴を取得し、各工程内に配置された設備毎の処理枚数を算出して異常設備推定部2111に渡す。
異常設備推定部2111は、処理頻度算出部2110から受け取った処理枚数に対して統計処理を行って、処理枚数の割合が多い設備を検出して異常設備推定結果として出力装置2112に出力する。
出力装置2112は、モニタや紙出力、あるいは磁気ディスクや携帯用半導体メモリなどを通して異常設備推定装置2100による異常設備推定結果を出力する。
なお、パターン登録部2102に複数の分布形状パターンを登録しておき、それぞれの分布形状パターンについて異常設備推定を実施しても良い。
また、検査情報収集システム804、工程情報収集システム2104および検査装置805のいずれかから異常設備推定に必要な情報が全て取得できる場合、取得に必要な装置またはシステムのみが接続されていても良い。
また、入力装置2101と出力装置2112は同一の装置、例えば出力装置としての表示部に入力装置としてのキーボードを備えて一体に構成した装置としてもよい。また、入力装置2101と出力装置2112は、異常設備推定装置2100に含まれていても良い。
また、出力装置2112は、異常設備推定装置2100を通して入力装置2101、検査工程情報収集システム804、工程情報収集システム2104および検査装置805から異常設備推定に必要な情報以外の情報を受け取り、出力しても良い。
また、出力装置2112は、異常設備推定装置2100から分布解析部2108の解析結果を受け取り、出力しても良い。
上述の通り、パターン登録部2102、特性データ算出部2105、特性データ群登録部2107、分布解析部2108は、それぞれ既述の分布解析装置800のパターン登録部802、特性データ算出部806、調整用特性データ群登録部807、パターン調整部808および類似度評価部809と同様の機能を持つ。従って、図22に示すように、それらの構成要素を分布解析装置800として異常設備推定装置2100とは別に構成することも可能である。この図22に示す構成では、異常設備推定装置2100は、データ収集部2103、履歴データ記憶部2106、基板グループ抽出部2109、処理頻度算出部2110、異常設備推定部2111のみを含む。入力装置2101は分布解析装置800から各基板の分布解析結果と識別IDを受け取ってデータ収集部2103に送信する。データ収集部2103は入力装置2101から各基板の分布解析結果と識別IDを受け取り、基板グループ抽出部2103に渡す。また、各基板の識別IDから、各基板の処理履歴を工程情報収集システム2104から取得し、履歴データ記憶部2106に渡す。以後の処理は、図21における異常設備解析装置2100による処理と同様に行われる。
この異常設備推定装置2100によれば、上述の異常設備推定方法を実施することができる。
なお、上述の異常設備推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして構築しても良い。
また、そのようなプログラムをCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して配布できるようにしても良い。上記プログラムを汎用コンピュータにインストールすることで、汎用コンピュータによって上記異常設備推定方法を実行することが可能である。
本発明の一実施形態の分布解析方法の概念を模式的に示す図である。 矩形領域および分布特性パターンの概念を模式的に示す図である。 パターン検査の検査結果の例を示す図である。 本発明の一実施形態における特性データの概念を模式的に示す図である。 分布特性パターンに該当する基板の例を示す図である。 分布特性パターンによる特性値の違いを示す図である。 本発明の一実施形態の分布形状パターンの濃度値調整処理を示す図である。 本発明の一実施形態の分布解析装置の構成を示す図である。 図8中のパターン調整部の内部構成を示す図である。 グラフにおける原点と特性データとの方向の意味を説明する図である。 グラフにおける原点と特性データとの距離の意味を説明する図である。 本発明の一実施形態の類似度の概念を示す図である。 本発明の一実施形態の分布形状パターンの濃度調整方法の概念を模式的に示す図である。 特性値が極端に大きな特性データが存在する場合の類似度を示す図である。 本発明の一実施形態の類似度評価処理を示す図である。 図15における類似度評価処理の概念を模式的に示す図である。 図8中の類似度評価部の内部構成を示す図である。 本発明の一実施形態の異常設備推定方法の適用対象となる基板の製造プロセスの例を模式的に示す図である。 上記製造プロセスにおける正常時と異常時の製造設備による処理枚数を比較した例を示す図である。 本発明の一実施形態における異常設備推定方法の概念を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態の異常設備推定装置の構成を示す図である。 図21の異常設備推定装置の変形例を示す図である。 或る従来技術を説明する図である。 別の従来技術を説明する図である。
800 分布解析装置
2100 異常設備推定装置

Claims (17)

  1. 平面に沿って分布した特性値をもつ解析対象データが特定の分布形状パターンに類似しているかどうかを評価する分布解析方法であって、
    上記分布形状パターンを、上記解析対象データを定めた平面に対応する平面を格子状に複数の矩形領域に区画するとともに、上記各矩形領域毎に或る数値範囲内で多値を取り得る濃度値を付与して定義し、
    所定の分布形状パターン調整用特性データ群の特性値を用いて、その特性データ群の特性値の大きさが上記評価に反映されるように上記分布形状パターンの濃度値を調整し、
    上記濃度値の調整は、
    上記解析対象データがなす解析対象データ群から、上記特性値の分布が上記分布形状パターンの濃度値の分布と類似しているようなデータを上記分布形状パターン調整用特性データ群として抽出する第1ステップと、
    上記第1ステップで得られた上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量と上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量とを用いて、上記分布形状パターンの濃度値を調整する第2ステップを備え、この第2ステップにおける上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量は、その特性データ群をなす特性値の各解析対象データ毎の平均値の標準偏差であり、上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量は、上記分布形状パターンの濃度値の標準偏差であり、
    上記解析対象データと上記調整後の分布形状パターンとを比較して、上記解析対象データの特性値の分布と上記調整後の分布形状パターンの濃度値の分布との定量的な類似度を求めることを特徴とする分布解析方法。
  2. 平面に沿って分布した特性値をもつ解析対象データが特定の分布形状パターンに類似しているかどうかを評価する分布解析方法であって、
    上記分布形状パターンを、上記解析対象データを定めた平面に対応する平面を格子状に複数の矩形領域に区画するとともに、上記各矩形領域毎に或る数値範囲内で多値を取り得る濃度値を付与して定義し、
    所定の分布形状パターン調整用特性データ群の特性値を用いて、その特性データ群の特性値の大きさが上記評価に反映されるように上記分布形状パターンの濃度値を調整し、
    上記濃度値の調整は、
    上記解析対象データがなす解析対象データ群から、上記特性値の分布が上記分布形状パターンの濃度値の分布と類似しているようなデータを上記分布形状パターン調整用特性データ群として抽出する第1ステップと、
    上記第1ステップで得られた上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量と上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量とを用いて、上記分布形状パターンの濃度値を調整する第2ステップを備え、この第2ステップにおける上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量は、その特性データ群をなす特性値の各解析対象データ毎の平均値であり、上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量は、上記分布形状パターンの濃度値の標準偏差であり、
    上記解析対象データと上記調整後の分布形状パターンとを比較して、上記解析対象データの特性値の分布と上記調整後の分布形状パターンの濃度値の分布との定量的な類似度を求めることを特徴とする分布解析方法。
  3. 請求項1または2に記載の分布解析方法において、
    上記第1ステップは上記各解析対象データの上記各矩形領域に対応する特性値と上記分布形状パターンの上記各矩形領域に付与された濃度値との相関係数が予め定めた閾値以上であるようなデータを上記分布形状パターン調整用特性データ群として抽出することを特徴とする分布解析方法。
  4. 請求項1または2に記載の分布解析方法において、
    上記類似度は、上記調整後の分布形状パターンの上記各矩形領域に付与された濃度値と上記解析対象データの上記各矩形領域に対応する特性値との共分散で与えられることを特徴とする分布解析方法。
  5. 請求項1または2に記載の分布解析方法において、
    上記類似度を求めるために、
    上記解析対象データの特性値の相対的な大小関係が上記分布形状パターンの濃度値の相対的な大小関係と類似しているかどうかを判定する第3ステップと、
    上記第3ステップによる判定結果を用いて上記類似度を評価する第4ステップを備えることを特徴とする分布解析方法。
  6. 請求項に記載の分布解析方法において、
    上記第3ステップは、上記解析対象データの上記各矩形領域に対応する特性値と、上記分布形状パターンまたは上記調整後の分布形状パターンの上記各矩形領域に付与された濃度値との相関係数が予め定めた閾値以上であるような解析対象データを上記分布形状パターンと類似していると判定することを特徴とする分布解析方法。
  7. 請求項1または2に記載の分布解析方法において、
    上記解析対象データの特性値は基板の表面に沿って分布していることを特徴とする分布解析方法。
  8. 基板に対して順次実行される複数の製造工程でそれぞれ用いられる製造装置の中から、異常が発生した製造装置を推定する異常設備推定方法であって、
    請求項に記載の分布解析方法を実施して上記類似度を求め、
    上記各基板を上記各製造工程で処理した製造装置を表す処理履歴に基づいて、上記類似度が予め定めた閾値以上であるような基板に共通して用いられた製造装置を抽出することを特徴とする異常設備推定方法。
  9. 平面に沿って分布した特性値をもつ解析対象データが特定の分布形状パターンに類似しているかどうかを評価する分布解析装置であって、
    上記分布形状パターンを、上記解析対象データを定めた平面に対応する平面を格子状に複数の矩形領域に区画するとともに、上記各矩形領域毎に或る数値範囲内で多値を取り得る濃度値を付与して定義するパターン登録部と、
    所定の分布形状パターン調整用特性データ群の特性値を用いて、その特性データ群の特性値の大きさが上記評価に反映されるように上記分布形状パターンの濃度値を調整するパターン調整部を備え
    上記パターン調整部は、
    上記解析対象データがなす解析対象データ群から、上記特性値の分布が上記分布形状パターンの濃度値の分布と類似しているようなデータを上記分布形状パターン調整用特性データ群として抽出する第1部分と、
    上記第1部分で得られた上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量と上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量とを用いて、上記分布形状パターンの濃度値を調整する第2部分を有し、この第2部分における上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量は、その特性データ群をなす特性値の各解析対象データ毎の平均値の標準偏差であり、上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量は、上記分布形状パターンの濃度値の標準偏差であり、
    上記解析対象データと上記調整後の分布形状パターンとを比較して、上記解析対象データの特性値の分布と上記調整後の分布形状パターンの濃度値の分布との定量的な類似度を求める類似度評価部とを備えたことを特徴とする分布解析装置。
  10. 平面に沿って分布した特性値をもつ解析対象データが特定の分布形状パターンに類似しているかどうかを評価する分布解析装置であって、
    上記分布形状パターンを、上記解析対象データを定めた平面に対応する平面を格子状に複数の矩形領域に区画するとともに、上記各矩形領域毎に或る数値範囲内で多値を取り得る濃度値を付与して定義するパターン登録部と、
    所定の分布形状パターン調整用特性データ群の特性値を用いて、その特性データ群の特性値の大きさが上記評価に反映されるように上記分布形状パターンの濃度値を調整するパターン調整部を備え
    上記パターン調整部は、
    上記解析対象データがなす解析対象データ群から、上記特性値の分布が上記分布形状パターンの濃度値の分布と類似しているようなデータを上記分布形状パターン調整用特性データ群として抽出する第1部分と、
    上記第1部分で得られた上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量と上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量とを用いて、上記分布形状パターンの濃度値を調整する第2部分を有し、この第2部分における上記分布形状パターン調整用特性データ群の特性値の分布の統計量は、その特性データ群をなす特性値の各解析対象データ毎の平均値であり、上記分布形状パターンの濃度値の分布の統計量は、上記分布形状パターンの濃度値の標準偏差であり、
    上記解析対象データと上記調整後の分布形状パターンとを比較して、上記解析対象データの特性値の分布と上記調整後の分布形状パターンの濃度値の分布との定量的な類似度を求める類似度評価部とを備えたことを特徴とする分布解析装置。
  11. 請求項9または10に記載の分布解析装置において、
    上記類似度評価部は、
    上記解析対象データの特性値の相対的な大小関係が上記分布形状パターンの濃度値の相対的な大小関係と類似しているかどうかを判定する第3部分と、
    上記第3部分による判定結果を用いて上記類似度を評価する第4部分を備えたことを特徴とする分布解析装置。
  12. 請求項9または10に記載の分布解析装置において、
    上記解析対象データの特性値は基板の表面に沿って分布していることを特徴とする分布解析装置。
  13. 基板に対して順次実行される複数の製造工程でそれぞれ用いられる製造装置の中から、異常が発生した製造装置を推定する異常設備推定装置であって、
    請求項12に記載の分布解析装置を備え、この分布解析装置によって上記類似度を求め、
    上記各基板を上記各製造工程で処理した製造装置を表す処理履歴に基づいて、上記類似度が予め定めた閾値以上であるような基板に共通して用いられた製造装置を抽出する異常設備推定部を備えたことを特徴とする異常設備推定装置。
  14. 請求項1または2に記載の分布解析方法をコンピュータに実行させるための分布解析プログラム。
  15. 請求項に記載の異常設備推定方法をコンピュータに実行させるための異常設備推定プログラム。
  16. 請求項14に記載の分布解析プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 請求項15に記載の異常設備推定プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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