JP4563274B2 - 給紙装置およびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やファクシミリ装置、さらにはプリンタ等の画像形成装置に適用され、転写用の用紙を給紙するために用いられる給紙装置およびこれを用いた画像形成装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているような、画像形成装置の画像形成部に向けて転写材としての用紙を給紙するための給紙装置が知られている。この給紙装置は、画像形成装置の装置本体に挿脱可能に装着された、複数枚の定型用紙を貯留するための用紙カセットと、この用紙カセットの上部に設けられ、葉書のような小サイズの用紙や非定形の用紙を手差しで1枚ずつ給紙するときに使用される手差し給紙部とを備えて構成されている。
前記手差し給紙部は、用紙を載置し得る板状の給紙台と、この給紙台に設けられた、用紙の真っ直ぐな送り込みを案内する一対のカーソルとを備えている。前記給紙台は、用紙カセットに対して挿脱可能に構成され、用紙カセット内に収納された垂直姿勢と、用紙カセットから引き出された水平姿勢との間で姿勢変更可能になっている。
そして、用紙を手差しで給紙するに際しては、給紙台を用紙カセットから引き出して水平姿勢に姿勢設定した上で、用紙の幅寸法に合わせて一対のカーソル間の距離を調節し、これら一対のカーソルに案内させつつ用紙を手差しすることにより、当該手差しの用紙が画像形成部の上流端に設けられたレジストローラに直接届き、これによって手差しによる円滑な給紙が行われることになる。手差し給紙を行わないときは、給紙台が垂直姿勢で用紙カセット内に収納されるため、突出した給紙台が邪魔になるような不都合は生じない。
一方、用紙カセットに貯留された用紙束から定型用紙を自動的に給紙するに際しては、用紙カセットの給紙位置に設けられた給紙ローラが駆動回転され、この給紙ローラの駆動回転によって用紙束から1枚ずつの用紙が画像形成部へ向けて繰り出されるようになっている。
かかる特許文献1に記載の給紙装置によれば、手差し給紙部を用紙カセットに設けたことにより、装置本体における用紙カセットとは別個の位置にそれぞれ独立した状態で手差し給紙部を設けた場合に比較し、用紙を搬送する搬送系の構成が簡素化され、装置コストの低減化に貢献するという利点が得られる。
特許第3270613号公報
しかしながら、特許文献1に記載の給紙装置は、手差し給紙を行うに際し、どのようなサイズの用紙を手差しで給紙する場合でも、必ず手差し用の給紙台を用紙カセットから一々引き出さなければならず、操作性が劣るという問題点を有している。
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、手差し給紙に際して一々給紙台を用紙カセットから引き出さなくても、用紙を適正に手差し給紙することができる給紙装置およびこれを用いた画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、画像形成装置の装置本体に対して挿脱可能に装着された複数枚の用紙を貯留する用紙カセットと、この用紙カセットの上部に設けられ、前記用紙カセットに収納された収納姿勢と、用紙カセットから引き出された引出姿勢との間で姿勢変更可能であり、かつ、いずれの姿勢に姿勢設定された状態であっても用紙を手差しで給紙し得るように構成された手差し給紙部とを備えてな、前記手差し給紙部は、手差しされた用紙を案内するために配置された固定トレーと、前記用紙を案内するために配置され、第1トレー、及び、前記収納姿勢及び前記引出姿勢の双方で前記用紙カセットに予め設けられた収納空間の外部に位置する第2トレーを備えた可動トレーと、を備えており、前記固定トレー、および前記可動トレーは、前記用紙の幅寸法に応じて用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けて同一量の正逆移動が可能な互いに連動する各一対のカーソルを有しており、前記可動トレー側の前記一対のカーソルは、前記第1トレー及び前記第2トレーの表面上に設けられており、かつ、少なくとも前記収納姿勢及び前記引出姿勢において、前記固定トレー側の前記一対のカーソルと連結されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、用紙を給紙装置の手差し給紙部を介して装置本体内に手差しで給紙するに際し、手差し給紙部が用紙カセットに収納された収納姿勢および用紙カセットから引き出された引出姿勢のいずれに姿勢設定されていても、当該用紙を手差し給紙部を介して給紙することができる。
従って、特に葉書のような小サイズの用紙を給紙するに際しては、収納姿勢に姿勢設定されている手差し給紙部を装置本体に収納された用紙カセットから引き出して引出姿勢に姿勢変更させるような面倒な操作を行うことなく、当該用紙を収納姿勢に姿勢設定された手差し給紙部を介してそのまま給紙することが可能になる。
これに対し、A4サイズ等の通常サイズの用紙を手差しで給紙するに際しては、収納姿勢の手差し給紙部を用紙カセットから引き出して引出姿勢に姿勢設定すればよい。こうすることによって通常サイズの用紙は、手差し給紙部に案内されることにより横ずれがない状態で円滑に手差し給紙される。
このように、手差し給紙部は、用紙カセットに収納された収納姿勢および用紙カセットから引き出された引出姿勢のいずれに姿勢設定された状態であっても用紙を手差しで給紙することができるため、ユーザーは、手差し給紙をしようとしている用紙のサイズや状況に応じて手差し給紙部の姿勢設定を選択することが可能になり、これによって給紙装置が汎用性に富んだ使い勝手のよいものになる。
また、かかる構成によれば、固定トレーおよび可動トレーに各一対で設けられたカーソルの離間寸法を用紙の幅寸法に合わせて調節することにより、手差しされる用紙は、これらのカーソルに案内されるため、横に傾かない安定した状態で円滑に給紙される。
そして、固定トレーおよび可動トレーにそれぞれ設けられた各一対のカーソルは、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けて連動しながら同一量正逆移動するようになっているため、いずれか1つのカーソルを移動させるだけで全てのカーソルの位置設定が行われ、カーソルの位置調節が容易になる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記可動トレーは、前記画像形成装置における用紙に画像を転写する転写部の上流端に連設されており、前記手差し給紙部の引出姿勢と収納姿勢との間の姿勢変更は、前記可動トレーが前記用紙カセットに対して出没することによって行われ、前記可動トレーは、前記用紙カセットから突出した状態で上面が前記転写部の上流端における案内面と面一になる一方、前記用紙カセットに没入した状態でように構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、手差し給紙部が引出姿勢に姿勢設定された状態(すなわち可動トレーを用紙カセットから引き出した状態)では、転写部の上流端の案内面と可動トレーの上面とが面一になるため、手差し給紙を行うに際し、用紙は、これら可動トレーおよび転写部の上流端の案内面とに案内されて安定した状態で転写部へ向けて給紙される。
これに対し、手差し給紙部が収納姿勢に姿勢設定された状態(すなわち可動トレーを用紙カセット内に収納した状態)では、可動トレーの上縁部に用紙を転写部の案内面に向けて案内する案内部が形成されるため、たとえ可動トレーが用紙カセット内に収納されていても、用紙をこの可動トレーの案内部を介して手差しで給紙することができる。
このように、可動トレーを用紙カセットに収納した状態で当該可動トレーの上縁部に用紙を給紙するための案内部が形成されるようにしたため、手差し給紙部の構造を簡単なものとした上で、手差し給紙の態様(すなわち、可動トレーを用紙カセットに収納したままで手差し給紙を行うか、可動トレーを用紙カセットから引き出した状態で手差し給紙を行うかの態様)をユーザーが選択し得るようになる。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記固定トレーは、前記画像形成装置における用紙に画像を転写する転写部の上流端にまで延ばされており、前記可動トレーは、前記固定トレーの上流端に連設されており、前記手差し給紙部の引出姿勢と収納姿勢との間の姿勢変更は、前記可動トレーが前記用紙カセットに対して出没することによって行われ、前記可動トレーは、前記用紙カセットから突出した状態で上面が前記固定トレーと面一になる一方、前記用紙カセットに没入した状態で用紙を前記固定トレーに案内する案内部が形成されるように構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、手差し給紙部が引出姿勢に姿勢設定された状態(すなわち可動トレーを用紙カセットから引き出した状態)では、転写部の上流端にまで延ばされた固定トレーの上面と、固定トレーの上流端に連設された可動トレーの上面とが面一になるため、手差し給紙を行うに際し、用紙は、これら可動トレーおよび固定トレーに案内されて安定した状態で給紙される。
これに対し、手差し給紙部が収納姿勢に姿勢設定された状態(すなわち可動トレーを用紙カセット内に収納した状態)では、可動トレーの上縁部に用紙を固定トレーに向けて案内する案内部が形成されるため、たとえ可動トレーが用紙カセット内に収納されていても、用紙をこの可動トレーの案内部を介して手差しで給紙することができる。
このように、可動トレーを用紙カセットに収納した状態で当該可動トレーの上縁部に用紙を給紙するための案内部が形成されるようにしたため、手差し給紙部の構造を簡単なものとした上で、手差し給紙の態様(すなわち、可動トレーを用紙カセットに収納したままで手差し給紙を行うか、可動トレーを用紙カセットから引き出した状態で手差し給紙を行うかの態様)をユーザーが選択し得るようになる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置を用いたことを特徴とする画像形成装置である。
かかる構成によれば、画像形成装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置が有する作用を備えたものになる。
請求項1記載の発明によれば、手差し給紙部は、用紙カセットに収納された収納姿勢および用紙カセットから引き出された引出姿勢のいずれに姿勢設定された状態であっても用紙を手差しで給紙することができるため、ユーザーは、手差し給紙をしようとしている用紙のサイズや状況に応じて手差し給紙部の姿勢設定を選択することが可能になり、これによって給紙装置を汎用性に富んだ使い勝手のよいものにすることができる。
また、請求項1記載の発明によれば、固定トレーおよび可動トレーに各一対で設けられたカーソルの離間寸法を用紙の幅寸法に合わせて調節することにより、手差しされる用紙は、これらのカーソルに案内されるため、横に傾かない安定した状態で円滑に給紙される。
そして、固定トレーおよび可動トレーにそれぞれ設けられた各一対のカーソルは、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けて連動しながら同一量正逆移動するようになっているため、いずれか1つのカーソルを移動させるだけで全てのカーソルの位置設定が行われ、カーソルの位置調節が容易になる。
請求項2記載の発明によれば、可動トレーを用紙カセットに収納した状態で当該可動トレーの上縁部に用紙を給紙するための案内部が形成されるようにしたため、手差し給紙部の構造を簡単なものとした上で、ユーザーは、手差し給紙の態様を容易に選択することができる。
請求項3記載の発明によれば、可動トレーと転写部との間に介設される固定トレーの存在により、可動トレーからの転写部への手差し給紙を円滑に行うことができる。また、可動トレーを用紙カセットに収納した状態で当該可動トレーの上縁部に用紙を給紙するための案内部が形成されるようにしたため、手差し給紙部の構造を簡単なものとした上で、ユーザーは、手差し給紙の態様を容易に選択することができる。
請求項4記載の発明によれば、画像形成装置を、請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置が有する効果を備えたものにすることができる。
図1は、本発明に係る給紙装置が適用されたプリンタの一実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、手差し給紙部の可動トレーが収納姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、手差し給紙部の可動トレーが引出姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。なお、図1において、X−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
図1に示すように、プリンタ(画像形成装置)10は、例えばコンピュータ等の外部機器から入力された画像情報に基づき画像形成処理を行って用紙Pに転写処理を施すものであり、側面視で上に凹の扇形状に形状設定された箱形を呈する装置本体11内に画像形成用の各種の機器が装着されることによって構成されている。
前記装置本体11は、扇形状を呈した左右幅方向一対の側板111と、これら一対の側板111の上縁部間に架設された側面視で円弧状を呈する天板112と、この天板112の前縁部から上下方向の略中間位置まで垂下された前面板113と、天板112の後縁部から上下方向の略中間位置まで垂下された後面板114(図2)と、上下方向の略中間位置で前記一対の側板111間に架設された仕切板115(図2)とを備えている。装置本体11内における仕切板115の上部に後述する画像形成用の各種の機器が装着されている一方、仕切板115の下部に、後に詳述する用紙カセット31が挿脱可能に装着されている。
前記前面板113には、その下縁部の中央位置が所定の上下寸法で左右方向に向けて切り欠かれることによって形成した給紙口116が設けられ、手差しで給紙する場合、用紙Pは、この給紙口116を介して装置本体11内に導入されるようになっている。一方、前記天板112には、その中央部が後方に向かって先下がり状態で凹設されることによって形成した排紙トレー117が設けられ、装置本体11内で所定の転写処理が施された用紙Pは、排紙トレー117の後方壁に開口された排紙口117aを介して当該排紙トレー117上に排出されるようになっている。
また、各側板111の後方上部には、上下方向に延びる複数本の格子が前後方向に向かって並設されてなるルーバー118がそれぞれ設けられ、一方のルーバー118から取り入れた外気を他方のルーバー118から排出することによって装置本体11に冷却処理が施されるようになっている。
図2および図3は、かかるプリンタ10の内部構造の概要を説明するための側面断面視の説明図であり、図2は、用紙カセット31が収納位置T1に収納された状態、図3は、用紙カセット31が引出位置T2に引き出された状態をそれぞれ示している。図2および図3におけるYによる方向表示(前後方向)は、図1の場合と同様(−Y:前方、+Y:後方)である。
これらの図に示すように、プリンタ10は、印刷処理に供する用紙Pを貯留するとともに、貯留された用紙Pの束(用紙束P1)から1枚ずつの用紙Pを繰り出させたり、手差しで給紙したりすることができるように構成された給紙装置30と、この給紙装置30から供給された用紙Pに対して画像の転写処理を施す画像転写部20と、この画像転写部20で転写処理の施された用紙Pに対して定着処理を施す定着部27とが装置本体11における仕切板115より上方位置に内装されることによって構成されている。定着部27で定着処理の施された用紙Pは、前記排紙トレー117へ排紙されるようになっている。
前記給紙装置30は、装置本体11に対して挿脱可能に装着された用紙束P1を貯留するための用紙カセット31と、この用紙カセット31の上部に設けられた手差し給紙部40とを備えて構成されている。装置本体11には、用紙カセット31の上流側(図2の右方)に対応した位置に用紙束P1から1枚ずつの用紙Pを繰り出させる大径の給紙ローラ311が設けられているとともに、この給紙ローラの直上位置に小径の搬送コロ312が設けられている。一方、用紙カセット31には、搬送コロ312と対向した用紙カセット31側の給紙コロ312aが設けられ、これら一対の搬送コロ312,312aによって給紙ローラ対が形成されている。そして、給紙ローラ311の駆動によって用紙カセット31から繰り出された用紙Pは、搬送コロ312,312aを介し、給紙搬送路(案内面)313およびこの下流端に設けられたレジストローラ対314を介して画像転写部20に給紙されるようになっている。なお、用紙カセット31および手差し給紙部40については後に詳述する。
前記画像転写部20は、コンピュータ等から電送された画像情報に基づき用紙Pに転写処理を施すものであり、左右方向(図2の紙面と直交する方向)に延びるドラム心回りに回転可能に設けられた感光体ドラム21の周面に沿うように、当該感光体ドラム21の直上位置から時計方向に向けて帯電器22、露光装置23、現像装置24、転写ローラ25およびクリーニング装置26が配設されることによって形成されている。
前記感光体ドラム21は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ったトナー像を形成させるためのものであり、周面にアモルファスシリコン層が積層され、これによってこれらの像を形成させるのに適したものになっている。
前記帯電器22は、ドラム心回りに時計方向に回転している感光体ドラム21の周面に一様な電荷を形成させるものであり、本実施形態においては、ワイヤからのコロナ放電により感光体ドラム21の周面に電荷を付与するコロナ放電方式のものが採用されているが、これに代えて周面が感光体ドラム21の周面と当接しながら従動回転しつつ当該感光体ドラム21の周面へ電荷を付与する帯電ローラ方式を採用してもよい。
前記露光装置23は、コンピュータ等の外部の機器から電送されてきた画像データに基づき強弱の付与されたレーザー光を回転している感光体ドラム21の周面に照射し、これによる感光体ドラム21周面のレーザー光が照射された部分の電荷の消去によって当該感光体ドラム21の周面に静電潜像を形成させるものである。
前記現像装置24は、感光体ドラム21の周面に現像剤の内のトナーを供給することによって周面の静電潜像が形成された部分にトナーを付着させ、これによって感光体ドラム21の周面にトナー像を形成させるものである。なお、本発明においては、現像剤としてトナーとキャリアとからなる、いわゆる2成分系のものが採用されている。トナーは、着色剤、電荷制御剤およびワックス等の添加剤をバインダー樹脂中に分散させた粒径が6〜12μmの微粉体である。キャリアは、磁鉄鉱(Fe)等の粒径が60〜200μmの磁性粒子であり、トナーを帯電させるために使用される。そして、トナーは、トナーカートリッジ241から現像装置24に適宜補給される消耗品であるのに対し、キャリアは、予め所定量が現像装置24内に装填されており、消耗することなく循環使用されるのが一般的であるが、本発明においては、トナーカートリッジ241にトナーおよびキャリア(すなわち現像剤)が装填されており、トナーとキャリアの双方が同時に現像装置24に補給されるようにしている。
前記転写ローラ25は、感光体ドラム21の直下位置に送り込まれた用紙Pに対して当該感光体ドラム21の周面に形成されているプラスに帯電したトナー像を用紙Pに転写させるものであり、トナー像の電荷と逆極性であるマイナスの電荷を用紙Pに付与するようになっている。
従って、感光体ドラム21の直下位置に送り込まれた用紙Pは、転写ローラ25と感光体ドラム21とによって押圧挟持されつつ、プラスに帯電した感光体ドラム21周面のトナー像がマイナスに帯電した用紙Pの表面に向けて引き剥がされ、これによって用紙Pに対し転写処理が施されることになる。
前記クリーニング装置26は、用紙Pへの転写処理後の感光体ドラム21の周面に残留しているトナーを取り除いて清浄化するためのものである。このクリーニング装置26によって清浄化された感光体ドラム21の周面は、次の画像形成処理のために再び帯電器22へ向かうことになる。
前記定着部27は、画像転写部20において転写処理の施された用紙Pのトナー像に加熱による定着処理を施すものであり、内部にハロゲンランプ等の通電発熱体が装着されたヒートローラ271と、このヒートローラ271の下部で周面が対向配置された加圧ローラ272とを備えて構成されている。そして、転写処理後の用紙Pは、ローラ心回りに時計方向に向けて駆動回転しているヒートローラ271と、ローラ心回りに反時計方向に向けて従動回転している加圧ローラ272との間のニップ部を通過することによって、ヒートローラ271からの熱を得て定着処理が施されるようになっている。定着処理の施された用紙Pは、排紙搬送路273を通って排紙トレー117へ排出されることになる。
前記給紙装置30の構成要素である手差し給紙部40は、後縁部が前記画像転写部20の上流端であって、給紙コロ312aの直上位置にまで延ばされた固定トレー50と、この固定トレー50の上流端に連設された可動トレー60とを備えて構成されている。そして、本発明においては、前記可動トレー60は、用紙カセット31に収納された収納姿勢S1(図5)と、用紙カセット31から引き出された引出姿勢S2(図6)との間で姿勢変更可能であり、かつ、いずれの姿勢に姿勢設定された状態であっても用紙Pを手差しで給紙し得るようになっている。
以下、かかる給紙装置30について、図4〜図6を基に詳細に説明する。図4は、給紙装置30の分解斜視図であり、図5および図6はその組み立て斜視図である。そして、図5は、手差し給紙部40の可動トレー60が収納姿勢S1に姿勢設定された状態を示し、図6は、手差し給紙部40の可動トレー60が引出姿勢S2に姿勢設定された状態を示している。因みに、図4〜図6におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様((Xは幅方向(−X:左方、+X:右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。
まず図4を基に、手差し給紙部40についての説明に先立って当該手差し給紙部40が装着される用紙カセット31について説明する。用紙カセット31は、前面が外方(前方)に向かって円弧状に膨設された円弧状前板32と、この円弧状前板32の裏面(後面)側の下縁部から後方に向かって延設された底板33と、この底板33の左右両側部から上方に向けて突設された前後方向に延びる一対の側板34とを備えている。
前記各側板の適所には、互いに反対方向に向けて突設された被ガイド突片341が設けられている一方、装置本体11の一対の側板111(図3)には、前記被ガイド突片341に対応した前後方向に延びるガイド溝111aがそれぞれ凹設され、用紙カセット31は、各被ガイド突片341がこれらのガイド溝111aに案内されつつ正逆移動することによって装置本体11内に収納された収納位置T1(図2)と、装置本体11から外部に突出した引出位置T2(図3)との間で位置変更し得るようになっている。
前記底板33には、その上面側における左右方向の中央位置に前後方向に延びた前後動案内凹部331が設けられているとともに、この前後動案内凹部331に案内されつつ前後動可能な前後位置規制部材35が設けられている。この前後位置規制部材35は、底板33上に載置された用紙束P1(図1)の後端位置を規制するためのものであり、前後動案内凹部331内をスライドする水平板351と、この水平板351の後端部から立設された垂直板352とからなっている。そして、この垂直板352を用紙サイズに合わせて移動させ用紙束P1の後端へ当止させ得るようになっている。
また、底板33には、その上面の前方位置に左右方向一対の左右動案内凹部332が設けられているとともに、これらの左右動案内凹部332に案内されつつ左右方向に移動可能な一対の左右位置規制部材36が設けられている。これらの左右位置規制部材36は、底板33上に載置された用紙束P1(図1)の左右位置を規制するためのものであり、左右動案内凹部332内をスライドする水平板361と、各水平板361における左右方向の互いに反対側の縁部から立設された垂直板362とを有している。そして、これらの左右位置規制部材36を用紙サイズに合わせて同一量だけ移動させることによって一対の垂直板362で当該用紙束P1を挟持し得るようになっている。
従って、用紙カセット31の底板33上に載置された用紙束P1は、前後位置規制部材35および一対の左右位置規制部材36によって挟み込まれることにより、用紙カセット31内で位置決めされることになる。
また、底板33の前半分の位置には、前記左右位置規制部材36と干渉しない状態で載置された用紙束P1の前半分を上方へ向けて付勢する付勢板37が設けられている。この付勢板37は、後端側が左右方向に延びる支軸371(図2)回りに回動可能に軸支されているとともに、コイルスプリング372(図2)によって上方に向かって付勢され、これによって用紙カセット31に装填された用紙束P1の最上位の用紙Pは、用紙カセット31が装置本体11に収納された状態で給紙ローラ311に当接するようになっている。
従って、用紙束P1の最上位の用紙Pは、給紙ローラ311が駆動回転することにより、給紙ローラ311、搬送コロ312,312aおよび給紙搬送路313を介し画像転写部20へ向けて順次繰り出されることになる。
そして、前記固定トレー50と可動トレー60とからなる前記手差し給紙部40は、このような用紙カセット31の前方位置に形成されている。手差し給紙部40を用紙カセット31に装着するために、円弧状前板32の上部には、左右方向の中央部が凹没されることによって形成された可動トレー60を受ける凹溝321が形成されているとともに、円弧状前板32の裏面(後面)には、左右方向一対の側壁322が設けられている。これら一対の側壁322と、円弧状前板32と、給紙ローラ311および側壁322とに囲繞された部分に固定トレー50を装着する装着空間Vが形成されている。
前記固定トレー50は、可動トレー60を介して手差しされた用紙Pを給紙搬送路313(図2)へ案内するためのものであり、左右方向に長尺のトレー本体51と、このトレー本体51に左右方向への移動が可能に設けられた一対の固定トレー側カーソル52とを備えて構成されている。前記トレー本体51は、左右寸法が前記円弧状前板32の凹溝321の左右寸法と略同一に設定されているとともに、前後幅寸法が前記装着空間Vの前後幅寸法と略同一に設定され、これによって用紙カセット31が装置本体11に収納された状態で装着空間Vの後方側の給紙ローラ311および搬送コロ312を覆い得るようになっている。
かかるトレー本体51には、左右方向一対のガイド長孔511が設けられ、前記一対の固定トレー側カーソル52は、それぞれ対応したガイド長孔511にガイドされることによって左右方向に移動し得るようになっている。
前記各固定トレー側カーソル52は、前端がトレー本体51から後方に向けて若干突設されているとともに、その後面から上面にかけて外方に向かって突設された前後方向に延びる連結フィン521が設けられている。この連結フィン521は、固定トレー側カーソル52を後述する可動トレー側カーソル63に連結するためのものである。
このような固定トレー50は、トレー支持部材53に支持された状態で装着空間Vの上部に装着される。前記トレー支持部材53は、平面形状がトレー本体51のそれと同一に設定されたトレー支持板531と、このトレー支持板531の前後方向の略中央部から下方に向けて突設された左右方向に延びる後方板532と、この後方板532の下縁部から上方に向けて延設された前方板533とからなっている。前記トレー本体51は、トレー支持板531に密着状態で固定されている。
前記後方板532および前方板533は、給紙ローラ311や搬送コロ312等との位置関係が考慮された上で上方から前記装着空間Vに挿入され得るように形状設定されている。かかる後方板532および前方板533が装着空間Vに挿入されて固定されることにより、固定トレー50が、図5および図6に示すように、用紙カセット31の所定の位置に装着されるようになっている。そして、このような後方板532と前方板533との間には、収納姿勢S1に姿勢設定された可動トレー60を収納するための収納空間V1が形成されている。
前記可動トレー60は、引出姿勢S2(図6)に姿勢設定された状態で手差しの用紙Pを案内する第1トレー61と、収納姿勢S1(図5)に姿勢設定された状態で手差しの用紙Pを案内する第2トレー(案内部)62と、これら第1および第2トレー61,62に亘って設けられた左右方向一対の可動トレー側カーソル63とを備えて構成されている。第2トレー62は、第1トレー61の前縁部から図4における下方に向かって折り曲げられた状態で第1トレー61に接続されている。
前記第1トレー61は、左右方向の寸法が前記用紙カセット31の円弧状前板32に設けられた凹溝321の左右寸法より僅かに短く寸法設定されているとともに、前後幅寸法が凹溝321の前後幅寸法より相当長め(本実施形態では略3倍)に設定され、これによって可動トレー60が引出姿勢S2に姿勢設定された状態では、図1の(ロ)および図6に示すように、用紙カセット31の円弧状前板32から前方に向けて相当量が突出した状態になるようになされている。
これに対し、前記第2トレー62は、左右寸法が第1トレー61のそれと同一に設定されている一方、前後幅寸法が全長に亘って凹溝321のそれと同一に設定され(すなわち、先端縁部が凹溝321の平面視の形状と同一の円弧状に形成され)、これによって可動トレー60が収納姿勢S1に姿勢設定されることにより第1トレー61が収納空間V1内に収納された状態で、図1の(イ)および図5に示すように、第2トレー62が凹溝321の上部を覆うのみで用紙カセット31の円弧状前板32から前方に向けて突出しないようになされている。因みに、可動トレー60は、第1トレー61および第2トレー62の両端部にT字形状を呈した補強部材64がそれぞれ固定されることによって構造的に丈夫になっている。
そして、可動トレー60がいずれの姿勢に姿勢設定された状態であっても、用紙Pを給紙口116(図1、図2参照)を介してプリンタ10内に手差しで給紙することができるようになっている。
前記可動トレー側カーソル63は、第1および第2トレー61,62の表面に対応してL字状に形成され、第1トレー61に対応した第1カーソル631と、第2トレー62に対応した第2カーソル632とからなっている。かかる可動トレー側カーソル63は、第1カーソル631が第1トレー61に設けられた左右方向に延びるガイド長孔611に案内されて正逆移動し得るようになっており、これによって一対の可動トレー側カーソル63間の内寸法を手差しする用紙Pの用紙幅に対応させ得るようになっている。
また、前記各補強部材64の図4における前端位置には、互いに反対方向に突出した被ガイド軸641が突設されている一方、前記円弧状前板32の裏側に設けられた一対の側壁322には、互いに対向し、かつ、上下方向に延びた案内溝323が設けられ、各被ガイド軸641が対応した案内溝323に嵌め込まれることによって、可動トレー60は、各被ガイド軸641が各案内溝323に案内されつつ第1トレー61が収納空間V1に収納された収納姿勢S1(図5)と、第1トレー61が収納空間V1から引き出されて固定トレー50のトレー本体51と面一になった引出姿勢S2(図6)との間で姿勢変更し得るようになっている。
前記可動トレー側カーソル63の第1カーソル631の上面には、前記固定トレー50の固定トレー側カーソル52に設けられた連結フィン521が嵌め込まれる前後方向に延びた連結溝633が設けられ、第1トレー61の被ガイド軸641が用紙カセット31の側壁322の案内溝323に嵌め込まれた状態で、連結溝633が連結フィン521に外嵌されるとともに、この外嵌状態は、可動トレー60の姿勢変更に拘らず維持されるようになっている。
従って、図5に示すように、可動トレー60が収納姿勢S1に姿勢設定された状態および図6に示すように、可動トレー60が引出姿勢S2に姿勢設定された状態の双方において、可動トレー側カーソル63と固定トレー側カーソル52とは、連結溝633および連結フィン521を介して互いに連結されているため、可動トレー60がいずれの姿勢に設定されていても、可動トレー側カーソル63を移動させることにより、この移動に連動して固定トレー側カーソル52も移動することになる。
図7は、一対の可動トレー側カーソル63の連動構造の一実施形態を説明するための可動トレー60の裏面視の斜視図である。図7に示すように、可動トレー60における第1トレー61の裏面側には、左右一対のガイド長孔611に対応し、かつ、各第1カーソル631(図4)に固定された左右一対のラック部材65が、各ラック歯651を互い違いに対向させた状態で設けられているとともに第1トレー61の中央部には、各ラック歯651に噛合するピニオン部材66が設けられている。
また、第1トレー61の裏面側には、各ラック部材65の移動を案内するための案内凹溝612がそれぞれ互い違いに設けられ、各ラック部材65は、対応した案内凹溝612に案内されることによって左右方向に向かう正逆移動がスムーズに行われるようになっている。
前記ピニオン部材66は、互いに対向した一対のラック部材65の各ラック歯651と噛合するピニオン本体661と、このピニオン本体661に同心で一体的に形成されたフランジ662とを備えている。フランジ662は、径寸法がピニオン本体661の径寸法より若干大きめに設定されている。かかるピニオン部材66は、第1トレー61の中心位置に中心軸663回りに回転自在に軸支されている。そして、前記フランジ662の存在によりピニオン本体661に噛合した各ラック部材65は、外れ止めされるようになっている。
かかる可動トレー側カーソル63の連動構造によれば、一方の可動トレー側カーソル63を移動させることにより、この移動は、一方のラック部材65のラック歯651を介してピニオン本体661に伝達されてピニオン部材66が中心軸663回りに回転し、この回転は他方のラック部材65のラック歯651を介して当該ラック部材65に伝達され、これによって他方のラック部材65が一方のラック部材65と反対方向に向けて同一量だけ移動するため、結局、一方の可動トレー側カーソル63のみを操作することによって他方の可動トレー側カーソル63も反対方向に向けて同一量だけ連動することになる。
以下、図8を基に本発明にかかる手差し給紙部40の作用について説明する。図8は、手差し給紙部40の作用を説明するための正面断面視の説明図であり、(イ)は、可動トレー60が収納姿勢S1に姿勢設定された状態、(ロ)は、可動トレー60が引出姿勢S2に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。
まず、可動トレー60が収納姿勢S1に姿勢設定された状態では、可動トレー60の第1トレー61が用紙カセット31の収納空間V1に収納され、これによって第2トレー62の図8における右縁面が用紙カセット31の円弧状前板32の右面と面一となって出っ張りのない状態になっているとともに、第2トレー62の上面が固定トレー50のトレー本体51の上面と面一になっている。また、可動トレー60の第1カーソル631に凹設された連結溝633が固定トレー50の固定トレー側カーソル52から突設された連結フィン521に外嵌されていることにより、第1カーソル631と一体の第2カーソル632と固定トレー側カーソル52とは前後方向(図8の紙面に直交する方向)で同一位置に位置設定されている。
従って、可動トレー60が収納姿勢S1に姿勢設定された状態においては、用紙Pを給紙口116から可動トレー60の第2トレー62および固定トレー50を介して給紙することができる。そして、この状態では、第2カーソル632の長さ寸法が比較的短いため、葉書などの小サイズの用紙Pを給紙するのに適している。
ついで、可動トレー60が、図8の(イ)に示す収納姿勢S1に姿勢設定された状態において、用紙カセット31を装置本体11から抜き出した上で、可動トレー60を上方に引き上げる操作を行うと、当該可動トレー60は、被ガイド軸641が案内溝323に案内されることにより、安定した状態で収納空間V1から引き抜かれる。
そして、被ガイド軸641が案内溝323の上縁部に当止した状態で可動トレー60を被ガイド軸641回りに時計方向に回動させることにより、当該可動トレー60は、図8の(ロ)に示すように、引出姿勢S2に姿勢変更される。この状態で一旦装置本体11から引き出された用紙カセット31は、装置本体11内に押し込まれ、これによって可動トレー60を介した用紙Pの手差し給紙が可能になる。
因みに、この姿勢変更において、第1カーソル631の連結溝633は、固定トレー側カーソル52の連結フィン521に対する外嵌状態が解除されることがないため、可動トレー側カーソル63の固定トレー側カーソル52に対する対向関係が崩れるような不都合は生じない。
そして、可動トレー60が引出姿勢S2に姿勢変更された状態では、可動トレー60における第1トレー61の右側および第2トレー62が装置本体11から右方に向かって突出した状態になっているとともに、第1トレー61の上面が固定トレー側カーソル52の上面と面一状態になっているため、用紙Pを第1トレー61の上面および固定トレー側カーソル52の上面を介して手差しで給紙することができる。
このように、可動トレー60が引出姿勢S2に姿勢設定された状態においては、可動トレー60が装置本体11から相当量突出した状態になるため、A4サイズの用紙Pなどの普通紙の給紙に適している。
以上詳述したように、本実施形態に係る給紙装置30は、プリンタ10の装置本体11に対して挿脱可能に装着された複数枚の用紙Pを貯留する用紙カセット31と、この用紙カセット31の上部に設けられた手差し給紙部40とを備えてなるものであり、手差し給紙部40は、用紙カセット31に収納された収納姿勢S1と、用紙カセット31から引き出された引出姿勢S2との間で姿勢変更可能であり、かつ、いずれの姿勢に姿勢設定された状態であっても用紙Pを手差しで給紙し得るように構成されている。
かかる構成によれば、用紙Pを用紙Pを給紙装置の手差し給紙部40を介して装置本体11内に手差しで給紙するに際し、手差し給紙部40が用紙カセット31に収納された収納姿勢S1および用紙カセット31から引き出された引出姿勢S2のいずれに姿勢設定されていても、当該用紙Pを手差し給紙部40を介して給紙することができる。
従って、特に葉書のような小サイズの用紙Pを給紙するに際しては、収納姿勢S1に姿勢設定されている手差し給紙部40を装置本体11に収納された用紙カセット31から引き出して引出姿勢S2に姿勢変更させるような面倒な操作を行うことなく、当該用紙Pを収納姿勢S1に姿勢設定された手差し給紙部40を介してそのまま給紙することが可能になる。
これに対し、A4サイズ等の通常サイズの用紙Pを手差しで給紙するに際しては、収納姿勢S1の手差し給紙部40を用紙カセット31から引き出して引出姿勢S2に姿勢設定することにより、通常サイズの用紙Pを手差し給紙部40に案内されることにより横ずれがない状態で円滑に手差し給紙することができる。
このように、手差し給紙部40は、用紙カセット31に収納された収納姿勢S1および用紙カセット31から引き出された引出姿勢S2のいずれに姿勢設定された状態であっても用紙Pを手差しで給紙することができるため、ユーザーは、手差し給紙をしようとしている用紙Pのサイズや状況に応じて手差し給紙部40の姿勢設定を選択することが可能になり、これによって給紙装置を汎用性に富んだ使い勝手のよいものにすることができる。
また、手差し給紙部40は、プリンタ10における用紙Pに画像を転写する画像転写部20の上流端にまで延ばされた固定トレー50と、この固定トレー50の上流端に連設された可動トレー60とを備えて構成され、手差し給紙部40の引出姿勢S2と収納姿勢S1との間の姿勢変更は、可動トレー60が用紙カセット31に対して出没することによって行われ、可動トレー60は、用紙カセット31から突出した状態で上面が固定トレー50と面一になる一方、用紙カセット31に没入した状態で上縁部に用紙Pを固定トレー50に案内する案内部としての第2トレー62が形成される。
従って、手差し給紙部40が引出姿勢S2に姿勢設定された状態(すなわち可動トレー60を用紙カセット31から引き出した状態)では、画像転写部20の上流端にまで延ばされた固定トレー50の上面と、固定トレー50の上流端に連設された可動トレー60の第1トレー61の上面とが面一になるため、手差し給紙を行うに際し、用紙Pをこれら可動トレー60および固定トレー50に案内させることで安定した状態で給紙することができる。
これに対し、手差し給紙部40が収納姿勢S1に姿勢設定された状態(すなわち可動トレー60を用紙カセット31内に収納した状態)では、第1トレー61の上縁部に用紙Pを固定トレー50に向けて案内する第2トレー62が形成されるため、たとえ第1トレー61が用紙カセット31内に収納されていても、用紙Pを第2トレー62を介して手差しで給紙することができる。
このように、可動トレー60を用紙カセット31に収納した状態で当該可動トレー60の第1トレー61の上縁部に用紙Pを給紙するための第2トレー62が位置するようにしたため、手差し給紙部40の構造を簡単なものとした上で、ユーザーは、手差し給紙の態様を容易に選択することができる。
また、固定トレー50および可動トレー60には、用紙Pの幅寸法に応じて用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けて同一量の正逆移動が可能な互いに連動する各一対のカーソル(固定トレー50については固定トレー側カーソル52,可動トレー60については可動トレー側カーソル63)が設けられているため、固定トレー50および可動トレー60に各一対で設けられた各カーソルの離間寸法を用紙Pの幅寸法に合わせて調節することにより、手差しされる用紙Pは、これらのカーソルに案内されるため、横に傾かない安定した状態で当該用紙Pを円滑に給紙することができる。
そして、固定トレー50および可動トレー60にそれぞれ設けられた各一対のカーソルは、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けて連動しながら同一量正逆移動するようになっているため、いずれか1つのカーソルを移動させるだけで全てのカーソルの位置設定を容易に行うことができ、カーソルの位置調節に対する作業性を良好なものにすることができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、画像形成装置としてプリンタ10が採用されているが、本発明は、画像形成装置がプリンタ10であることに限定されるものではなく、原稿画像を用紙Pに複写する複写機や、電送されてきた画像情報に基づいて印刷処理を施すファクシミリ装置であってもよい。
(2)上記の実施形態においては、用紙カセット31は1段のみが装置本体11に装着されているが、本発明は、用紙カセット31は1段であることに限定されるものではなく、複数段の用紙カセット31を挿脱自在に装置本体11に設けるようにしてもよい。この場合、手差し給紙部40は、最上段の用紙カセット31に設けられることになる。
(3)上記の実施形態において、固定トレー50のトレー本体51に固定トレー側カーソル52を設けない代わりに、可動トレー60が引出姿勢S2に姿勢設定され、かつ、一対の第1カーソル631間の距離が所定の最小離間距離(例えば、葉書サイズの用紙Pの幅寸法)に位置設定された状態で固定トレー50に向けて当該第1カーソル631を移動し得るように構成してもよい。この移動構造については、第1カーソル631を伸縮自在に形成してもよいし、第2カーソル632から外れて移動するようにしてもよい。
第1カーソル631をこのように構成すれば、小サイズの用紙P(例えば葉書サイズの用紙P)を手差し給紙するに際し、第1カーソル631間の距離が最小離間距離に位置設定された状態で当該第1カーソル631を固定トレー50に向けて移動させることにより葉書サイズの用紙Pの下流側の振れが抑えられ、これによって手差し給紙を安定させることができる。
このように、可動トレー60の一対の第1カーソル631を最小離間距離に設定された状態で画像転写部20へ向けて移動可能に構成することにより、特に固定トレー50に固定トレー側カーソル52を設けなくても、小サイズの用紙Pを円滑に手差し給紙することが可能になり、一旦収納姿勢S1に姿勢設定された可動トレー60を一々収納姿勢S1に姿勢変更させる必要がなくなり、その分操作性を向上させることができるとともに、固定トレー50に固定トレー側カーソル52を設けなくてもよい分部品コストの低減化に貢献することができる。
(4)上記の実施形態においては、可動トレー60の直下流側に固定トレー50が設けられているが、本発明は、固定トレー50を設けることに限定されるものではなく、状況によっては(例えば、可動トレー60の用紙搬送方向に向かう長さを充分に長く設定した場合など)固定トレー50の設置を省略してもよい。
本発明に係る給紙装置が適用されたプリンタの一実施形態を示す斜視図であり、(イ)は、手差し給紙部の可動トレーが収納姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、手差し給紙部の可動トレーが引出姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。 プリンタの内部構造の概要を説明するための側面断面視の説明図であり、用紙カセットが収納位置に収納された状態を示している。 プリンタの内部構造の概要を説明するための側面断面視の説明図であり、用紙カセットが引出位置に引き出された状態を示している。 給紙装置の分解斜視図である。 図4に示す給紙装置の組み立て斜視図であり、手差し給紙部の可動トレーが収納姿勢に姿勢設定された状態を示している。 図4に示す給紙装置の組み立て斜視図であり、手差し給紙部の可動トレーが引出姿勢に姿勢設定された状態を示している。 一対の可動トレー側カーソルの連動構造の一実施形態を説明するための可動トレーの裏面視の斜視図である。 手差し給紙部の作用を説明するための正面断面視の説明図であり、(イ)は、可動トレーが収納姿勢に姿勢設定された状態、(ロ)は、可動トレーが引出姿勢に姿勢設定された状態をそれぞれ示している。
10 プリンタ 11 装置本体
111 側板 111a ガイド溝
112 天板 113 前面板
114 後面板 115 仕切板
116 給紙口 117 排紙トレー
117a 排紙口 118 ルーバー
20 画像転写部 21 感光体ドラム
22 帯電器 23 露光装置
24 現像装置 241 トナーカートリッジ
25 転写ローラ 26 クリーニング装置
27 定着部 271 ヒートローラ
272 加圧ローラ 273 排紙搬送路
30 給紙装置 31 用紙カセット
311 給紙ローラ 312,312a 搬送コロ
313 給紙搬送路(案内面)314 レジストローラ対
32 円弧状前板 321 凹溝
322 側壁 323 案内溝
33 底板 331 前後動案内凹部
332 左右動案内凹部 34 側板
341 被ガイド突片 35 前後位置規制部材
351 水平板 352 垂直板
36 左右位置規制部材 361 水平板
362 垂直板 37 付勢板
371 支軸 372 コイルスプリング
40 給紙部 50 固定トレー
51 トレー本体 511 ガイド長孔
52 固定トレー側カーソル 521 連結フィン
53 トレー支持部材 531 トレー支持板
532 後方板 533 前方板
60 可動トレー 61 第1トレー
611 ガイド長孔 612 案内凹溝
62 第2トレー(案内部) 63 可動トレー側カーソル
631 第1カーソル 632 第2カーソル
633 連結溝 64 補強部材
641 被ガイド軸 65 ラック部材
651 ラック歯 66 ピニオン部材
661 ピニオン本体 662 フランジ
663 中心軸 P 用紙
P1 用紙束 S1 収納姿勢
S2 引出姿勢 T1 収納位置
T2 引出位置 V 装着空間
V1 収納空間

Claims (4)

  1. 画像形成装置の装置本体に対して挿脱可能に装着された複数枚の用紙を貯留する用紙カセットと、この用紙カセットの上部に設けられ、前記用紙カセットに収納された収納姿勢と、用紙カセットから引き出された引出姿勢との間で姿勢変更可能であり、かつ、いずれの姿勢に姿勢設定された状態であっても用紙を手差しで給紙し得るように構成された手差し給紙部とを備えてな
    前記手差し給紙部は
    手差しされた用紙を案内するために配置された固定トレーと、
    前記用紙を案内するために配置され、第1トレー、及び、前記収納姿勢及び前記引出姿勢の双方で前記用紙カセットに予め設けられた収納空間の外部に位置する第2トレーを備えた可動トレーと、
    を備えており、
    前記固定トレー、および前記可動トレーは、
    前記用紙の幅寸法に応じて用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けて同一量の正逆移動が可能な互いに連動する各一対のカーソルを有しており、
    前記可動トレー側の前記一対のカーソルは、
    前記第1トレー及び前記第2トレーの表面上に設けられており、かつ、少なくとも前記収納姿勢及び前記引出姿勢において、前記固定トレー側の前記一対のカーソルと連結されていることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記可動トレーは、前記画像形成装置における用紙に画像を転写する転写部の上流端に連設されており
    前記手差し給紙部の引出姿勢と収納姿勢との間の姿勢変更は、前記可動トレーが前記用紙カセットに対して出没することによって行われ、
    前記可動トレーは、前記用紙カセットから突出した状態で上面が前記転写部の上流端における案内面と面一になる一方、前記用紙カセットに没入した状態で用紙を前記案内面に案内する案内部が形成されるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 前記固定トレーは、前記画像形成装置における用紙に画像を転写する転写部の上流端にまで延ばされており、
    前記可動トレーは、前記固定トレーの上流端に連設されており、
    前記手差し給紙部の引出姿勢と収納姿勢との間の姿勢変更は、前記可動トレーが前記用紙カセットに対して出没することによって行われ、
    前記可動トレーは、前記用紙カセットから突出した状態で上面が前記固定トレーと面一になる一方、前記用紙カセットに没入した状態で用紙を前記固定トレーに案内する案内部が形成されるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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