JP4562550B2 - 識別情報読取装置、及び情報提供システム - Google Patents

識別情報読取装置、及び情報提供システム Download PDF

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Description

本発明は識別情報読取装置、及び情報提供システムに関する。
近年、RFID(Radio Frequency Identification)技術を利用してユーザに情報提供する技術が注目されている。下記特許文献1にはその一例が記載されている。この文献に記載された情報提供システムでは、RFIDデータキャリア(RFIDタグ)を識別するためのキャリア識別情報と、ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、を情報提供装置側で対応付けて予め記憶するようになっており、情報提供装置は、RFIDデータキャリアがその近傍にきたときに該RFIDデータキャリアのキャリア識別情報を読み取り、読み取ったキャリア識別情報と対応付けて記憶されるユーザ識別情報に基づく情報提供を行うようになっている。
特開2004−362489号公報
しかしながら、上記従来のサービス情報提供システムでは、人手によってユーザ識別情報とRFIDデータキャリアのキャリア識別情報とを関連づける登録作業を予め行う必要があり、この登録作業は煩雑なものになっていた。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、その目的の一つは、ユーザとRFIDデータキャリアのキャリア識別情報とを関連づける登録作業を自動化することができる識別情報読取装置、及び情報提供システムを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係る識別情報読取装置は、ユーザにより携行され、データキャリアから非接触で該データキャリアを識別するキャリア識別情報を読み取るキャリア識別情報読み取り手段を備えた識別情報読取装置であって、前記キャリア識別情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報について、前記キャリア識別情報読み取り手段による読み取り回数を計数する読み取り回数計数手段と、前記読み取り回数計数手段により計数された回数に応じて前記キャリア識別情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報の中から少なくとも1つのキャリア識別情報を選出し、前記ユーザに関連付けるユーザ関連付け手段と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが識別情報読取装置を携行し、特定のデータキャリアから何度もキャリア識別情報を読み取れば、そのキャリア識別情報をユーザと関連付けられるようになる。このため、ユーザとRFIDデータキャリアのキャリア識別情報とを関連づける登録作業を自動化することができるようになる。
また、上記識別情報読取装置において、前記データキャリアのうちの少なくとも一部について、運搬され、又は着用されるデータキャリアであるとして記憶する記憶手段、をさらに含み、前記ユーザ関連付け手段は、前記読み取り回数計数手段により計数された回数に応じて、前記キャリア識別情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報であって、前記記憶手段により、運搬され、又は着用されるデータキャリアであるとして記憶されるデータキャリアを識別するキャリア識別情報の中から少なくとも1つのキャリア識別情報を選出する、こととしてもよい。
また、上記識別情報読取装置において、前記ユーザ関連付け手段により前記ユーザと関連付けられるキャリア識別情報に基づいて選択される情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得される前記情報を出力する情報出力手段と、をさらに含むこととしてもよいし、前記ユーザ関連付け手段により前記ユーザと関連付けられるキャリア識別情報を他の装置に送信する情報送信手段、をさらに含むこととしてもよい。
このようにすることにより、ユーザと関連付けられるキャリア識別情報に基づいて情報提供を行うことが可能になる。すなわち、識別情報読取装置は、ユーザと関連付けたキャリア識別情報に基づいて選択された情報を取得し、出力することができるので、ユーザは自分に固有の情報を得ることができる。また、他の装置にて、識別情報読取装置によりユーザと関連付けられたキャリア識別情報を用いた各種処理を実行することができる。
また、上記識別情報読取装置において、一又は複数のキャリア識別情報を記憶するキャリア識別情報記憶手段をさらに含み、前記ユーザ関連付け手段は、前記キャリア識別情報読み取り手段により前記キャリア識別情報記憶手段に記憶される前記一又は複数のキャリア識別情報が読み取られた場合に、前記選出を行わない、こととしてもよい。
ユーザの自宅に固定的に設置された物は、該ユーザに携行される可能性が低く、そこに付されたデータキャリアに記憶されたキャリア識別情報は該ユーザのユーザ関連キャリア識別情報としての適格性に乏しい。また、職場や通勤電車などの公共の場所に設置された物は、そこに付されたデータキャリアに記憶されたキャリア識別情報が識別情報読取装置によって何度も読み取られたとしても、ユーザに携行されるものとは評価できない。本発明によれば、このような物に付されたデータキャリアに記憶されるキャリア識別情報を予め記憶しておき、そのキャリア識別情報についてはユーザと関連付けないようにできるので、不適当なキャリア識別情報がユーザと関連付けられる事態を防止できる。
なお、上記識別情報読取装置において、前記記憶手段は、前記データキャリアのうちの少なくとも一部について、固定されているデータキャリアであるとして記憶し、前記読み取り回数計数手段により計数された回数に応じて、前記情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報であって、前記記憶手段により、固定されているデータキャリアであるとして記憶されるデータキャリアを識別するキャリア識別情報の中から少なくとも1つのキャリア識別情報を選出し、前記ユーザの家に関連付ける家関連付け手段、をさらに含み、前記キャリア識別情報記憶手段により記憶されるキャリア識別情報は、前記家関連付け手段により前記ユーザの家に関連付けられたキャリア識別情報である、こととしてもよい。
このようにすることにより、キャリア識別情報として選出されることが不適当な識別情報として、ユーザの家に関連するキャリア識別情報を記憶しておくことができる。
また、上記識別情報読取装置において、当該識別情報読取装置の移動速度を取得する移動速度取得手段と、前記ユーザ関連付け手段は、前記移動速度が所定速度以上の場合に、前記選出を行わない、こととしてもよい。
通勤電車などの混雑した場所で識別情報読取装置によって何度も読み取られたキャリア識別情報は他の人の携行する物に取り付けられている可能性が高く、ユーザに携行されるもののキャリア識別情報と判断するには難がある。本発明によれば、ユーザが移動中であるか否かを判断し、移動中に読み取られたキャリア識別情報についてはユーザと関連付けないようにできるので、不適当なキャリア識別情報がユーザと関連付けられる事態を防止できる。
また、上記識別情報読取装置において、前記読み取り回数計数手段は、前記キャリア識別情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報について、該キャリア識別情報読み取り手段によって連続して読み取られた回数を計数する、こととしてもよい。
ユーザと関連付けられうるキャリア識別情報を記憶するデータキャリアが付された物は、ユーザにより携行され、そのデータキャリアからキャリア識別情報が連続的に読み取られる筈である。本発明によれば、キャリア識別情報読み取り手段によって連続して読み取られた回数を計数するようにできるので、ユーザと関連付けるのにふさわしいキャリア識別情報を選出することができる。
また、本発明に係る情報提供システムは、識別情報読取装置と、データベース装置と、情報提供装置と、を含む情報提供システムにおいて、前記識別情報読取装置は、ユーザにより携行され、データキャリアから非接触で該データキャリアを識別するキャリア識別情報を読み取るキャリア識別情報読み取り手段を備えた識別情報読取装置であって、前記キャリア識別情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報について、前記キャリア識別情報読み取り手段による読み取り回数を計数する読み取り回数計数手段と、前記読み取り回数計数手段により計数された回数に応じて前記キャリア識別情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報の中から少なくとも1つのキャリア識別情報を選出し、前記ユーザに関連付けるユーザ関連付け手段と、前記ユーザ関連付け手段により関連付けられるキャリア識別情報を前記データベース装置に送信する情報送信手段、を含み、前記データベース装置は、前記情報送信手段により送信されたキャリア識別情報を、前記ユーザと対応付けて記憶するキャリア識別情報記憶手段、を含み、前記情報提供装置は、データキャリアから非接触で該データキャリアを識別する少なくとも1つのキャリア識別情報を読み取るキャリア識別情報読み取り手段と、前記読み取ったキャリア識別情報に、前記キャリア識別情報記憶手段においてユーザと対応付けて記憶されるキャリア識別情報が含まれている場合に、該ユーザに関する所定の情報提供処理を行う情報提供手段と、を含む、ことを特徴とする。
このようにすることにより、データベース装置ではユーザとキャリア識別情報を対応付けて記憶することができ、情報提供装置では、自身が読み取ったキャリア識別情報に対応するユーザに関する所定の情報提供処理を行うことができる。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施の形態に係る情報提供システム10のシステム構成図である。同図に示すように、情報提供システム10は複数のRFID20と、携帯電話30と、データベース装置40と、情報提供装置50と、を含んで構成されている。
RFID20は、データを記憶することができるデータキャリアとして機能する装置であり、移動する物体や固定される物体に取り付けられる。また、RFID20は後述するRFIDリーダによって、非接触でその記憶しているデータを読み取られることができるように構成されている。より具体的には、RFIDリーダの発する電磁場を、記憶しているデータに応じて変調することにより読み取られるように構成してもよい(パッシブ型、セミパッシブ型)し、RFIDリーダの発する電波が受信された場合に、記憶しているデータに応じた電波を送信することにより読み取られるように構成してもよい(アクティブ型)。
また、各RFID20には複数のRFID20の中から該RFID20を一意に識別可能な識別情報(キャリア識別情報21)が付与されており、各RFID20は自身に付与されたキャリア識別情報21を上記記憶データの一部として記憶している。
携帯電話30は、制御部31、記憶部32、ネットワーク通信部33、RFID通信部36を含んで構成される。
制御部31は記憶部32に記憶されるプログラムを実行するための処理ユニットを備え、携帯電話30の各部を制御する。また、後述するユーザ関連付け処理、乗車中判断処理、家関連付け処理などの各種処理を行う。
ネットワーク通信部33は、アンテナを含み、移動体通信システムにおける基地局装置と通信可能に構成される。制御部31は、ネットワーク通信部33を介して所定の情報の送受信を行うことにより、データベース装置40及び情報提供装置50との間で通信を行う。
記憶部32は、本実施の形態を実施するためのプログラムを記憶している。また、制御部31のワークメモリとして機能する。さらに記憶部32は、ユーザごとに別途付与された識別情報(ユーザ識別情報22)を記憶している。
RFID通信部36は、近傍(RFID通信部36とRFID20との間で電波の送受信ができる範囲)にあるRFID20に対して電波を送信することにより、該RFID20に記憶されるデータを読み取る。図1の例では、RFID通信部36は、近傍にあるRFID20−1とRFID20−2に記憶されるデータを読み取ることができ、近傍にないRFID20−3とRFID20−4に記憶されるデータを読み取ることはできない。RFID通信部36は、読み取ったデータを制御部31に対して出力する。
このように、携帯電話30は、RFID20に記憶されるデータを読み取ることができるRFIDリーダとして構成される。より具体的には、RFID20に対して読み取り用信号を送信し、該読み取り用信号に対して返送されるデータ信号を受信する。このデータ信号はRFID20が記憶しているデータを含んでおり、携帯電話30は、該データ信号からRFID20に記憶されるデータを取得している。なお、上述のようにRFID20にはキャリア識別情報21が記憶されており、データ信号に含まれる該キャリア識別情報21を取得することにより、携帯電話30は識別情報読取装置としても機能する。
データベース装置40は、制御部41と、記憶部42と、ネットワーク通信部43と、を含んで構成される。
制御部41は記憶部42に記憶されるプログラムを実行するための処理ユニットを備え、データベース装置40の各部を制御する。
ネットワーク通信部43は、複数の通信システムに接続され、該通信システムに接続される他の装置との間で通信可能に構成される。この通信システムのうちの1つは移動体通信システムであり、ネットワーク通信部43はアンテナを含み、移動体通信システムにおける基地局装置と通信可能に構成される。制御部41は、ネットワーク通信部43を介して所定の情報の送受信を行うことにより、携帯電話30及び情報提供装置50との間で通信を行う。
記憶部42は、本実施の形態を実施するためのプログラムを記憶している。また、制御部41のワークメモリとして機能する。さらに記憶部42は、ユーザ識別情報22とキャリア識別情報21とを対応付けて記憶している。すなわちキャリア識別情報21は、記憶部42において、ユーザ識別情報22によって識別されるユーザと関連付けて記憶される。
このようにユーザと関連付けられるキャリア識別情報21は、ユーザごとに選出される。この選出処理では、ユーザが常に携行しているRFID20のキャリア識別情報21が、ユーザに関連するキャリア識別情報21として選出される。より具体的には、ユーザが常に携行する携帯電話30において実行されるユーザ関連付け処理(後述)において連続して何度も取得されたキャリア識別情報21のうちから、ユーザに関連するキャリア識別情報21が選出される。
なお、実際には情報提供システム10には複数の携帯電話30が含まれており、各携帯電話30は、それぞれのユーザによって携行される。制御部41は、ネットワーク通信部43を介して、各ユーザについて上記のようにして選出されたキャリア識別情報21を各ユーザの携帯電話30から受信し、各ユーザのユーザ識別情報22と対応付けて記憶部42に記憶している。
情報提供装置50は、制御部51と、記憶部52と、ネットワーク通信部53と、RFID通信部56と、を含んで構成される。なお、図1ではデータベース装置40と情報提供装置50が別体の装置であるとして記載しているが、一体の装置であってもよい。
制御部51は記憶部52に記憶されるプログラムを実行するための処理ユニットを備え、情報提供装置50の各部を制御する。
記憶部52は、本実施の形態を実施するためのプログラムを記憶している。また、制御部51のワークメモリとして機能する。さらに記憶部52は、ユーザ識別情報22と提供情報23とを対応付けて記憶している。提供情報23は、ユーザ識別情報22によって識別されるユーザに関連して提供される情報である。具体的には、ユーザ識別情報22によって識別されるユーザに対して提供される情報であってもよいし、ユーザ識別情報22によって識別されるユーザに関する情報を他者に提供するための情報であってもよい。
ネットワーク通信部53は、複数の通信システムに接続され、該通信システムに接続される他の装置との間で通信可能に構成される。この通信システムのうちの1つは移動体通信システムであり、ネットワーク通信部53はアンテナを含み、移動体通信システムにおける基地局装置と通信可能に構成される。制御部51は、ネットワーク通信部53を介して所定の情報の送受信を行うことにより、携帯電話30及びデータベース装置40との間で通信を行う。
RFID通信部56は、近傍(RFID通信部56とRFID20との間で電波の送受信ができる範囲)にあるRFID20に対して電波を送信することにより、該RFID20に記憶されるデータを読み取る。そして、読み取ったデータを制御部51に対して出力する。
このように、情報提供装置50も、RFID20に記憶されるデータを読み取ることができるRFIDリーダとして構成される。より具体的には、RFID20に対して読み取り用信号を送信し、該読み取り用信号に対して返送されるデータ信号を受信する。このデータ信号はRFID20が記憶しているデータを含んでおり、情報提供装置50は、該データ信号からRFID20に記憶されるデータを取得している。なお、上述のようにRFID20にはキャリア識別情報21が記憶されており、データ信号に含まれる該キャリア識別情報21を取得することにより、情報提供装置50は識別情報読取装置としても機能する。
なお、ここではRFID通信部56は情報提供装置50の一部であるとしているが、単体の装置として構成され、情報提供装置50に含まれる他の部分とは通信線で接続されているようになっていることも多い。
ここで、情報提供装置50とデータベース装置40とによって行われる情報提供処理について説明する。
制御部51は、ネットワーク通信部53を介して、RFID通信部56が取得したデータに含まれるキャリア識別情報21をデータベース装置40に対して送信する。
制御部41は、ネットワーク通信部43を介して、情報提供装置50から送信されたキャリア識別情報21を受信する。そして制御部41は、受信したキャリア識別情報21と対応付けて記憶しているユーザ識別情報22を記憶部42から読み出し、情報提供装置50に対して返送する。
制御部51は、このようにして返送されたユーザ識別情報22に対応付けて記憶される提供情報23を記憶部52から読み出す。すなわち制御部51は、ユーザ識別情報22を利用して、RFID通信部56が取得したデータに含まれるキャリア識別情報21に基づいて提供情報23を選択している。そして制御部51は、携帯電話30やその他の装置(不図示)に選択した提供情報23を提供することにより、ユーザに関連して提供するための提供情報23を提供する。言い換えれば、情報提供装置50はこのように各ユーザに関する所定の情報提供処理を行うことで、携帯電話30やその他の装置に該各ユーザに関する提供情報23を取得させている。
携帯電話30の機能の詳細について説明する。図2は携帯電話30の機能ブロックを示す機能ブロック図である。
携帯電話30は、図2に示されるように、上述の制御部31、記憶部32、ネットワーク通信部33、RFID通信部36の他に、入出力部34、GPS受信部35をも含んで構成される。さらに、制御部31は、キャリア識別情報取得部310、ユーザ関連付け部311、家関連付け部312、リーダ位置取得部313、乗車中判断部314、提供情報取得部315を含んで構成される。
上述のように、RFID20は移動する物体や固定される物体に取り付けられて使用される。記憶部32では、RFID20の取り付けられるものをより詳細に分類し、図3の分類記憶テーブルに示すように、RFID20ごとに、そのキャリア識別情報21と対応付けて、人が運搬するようなもの(例えば鞄や携帯電話)に取り付けられるもの(可搬ID)、人が着用するようなもの(例えば腕時計や靴)に取り付けられるもの(着用ID)、自走する車両のようなものに取り付けられるもの(移動ID)、固定されているが動かすことが容易なもの(例えばバス停標識や店先のワゴン)に取り付けられるもの(準固定ID)、固定されたもの(例えば家や道路標識)に取り付けられるもの(固定ID)に分類して記憶している。この分類は、予め決定され、記憶部32に記憶されている。
また、記憶部32は、他にも図4に示す仮ユーザ関連付けテーブル、図5に示す仮乗車キャリア識別情報テーブル、図6に示す取得キャリア識別情報テーブル、図7に示す家関連付けテーブルを記憶する。これらの詳細については後述する。さらに記憶部32は、当該携帯電話30のユーザを識別するための上記ユーザ識別情報22を記憶している。
入出力部34は、携帯電話30のユーザとのヒューマンマシンインターフェイスである。具体的には、キーパッド、マイク、スピーカなどを使用することができる。制御部31は、入出力部34を介してユーザの入力を受け付けることともに、ユーザに対して情報を出力する。
GPS受信部35は、GPS受信機を含んで構成され、複数のGPS衛星からの電波を受信し、携帯電話30の地球上の位置、すなわち緯度経度を算出する。そしてGPS受信部35は、、算出した携帯電話30の位置を示す位置情報を制御部31に対して出力する。
以下、携帯電話30の機能の詳細について説明する。携帯電話30をユーザが携行する場合、RFID通信部36はその人がいる場所の近傍(RFID通信部36とRFID20との間で電波の送受信ができる範囲)にあるRFID20に記憶されるデータを定期的に読み取る。ところで人間は、それぞれ好みのもの(例えば腕時計や鞄)を外出中常に身につけたり所持したりしている。そしてこれらにはRFID20が取り付けられる。このため、人間が外出しているとき、該人間の携行する携帯電話30のRFID通信部36は、該人間が身につけたり所持したりしているものに取り付けられるRFID20を常に読み取ることになる。同様に、人間が家にいるときには、RFID通信部36は家に取り付けられたRFID20を読み取ることになる。また、人間が外出しているときには、RFID通信部36は道程上の様々なものに取り付けられたRFID20を読み取ることになる。RFID通信部36はこれらの読み取ったデータをキャリア識別情報取得部310に対して出力する。
キャリア識別情報取得部310は、入力されたデータから各RFID20のキャリア識別情報を取得し、ユーザ関連付け部311、家関連付け部312、及び乗車中判断部314に対して出力する。
提供情報取得部315は、ネットワーク通信部33を介して、情報提供装置50が送信する提供情報23を取得する。そして受信した提供情報23を記憶部32に記憶したり、入出力部34を介してユーザに通知したり、といった処理を行う。なお、情報提供装置50が他の装置に対して提供情報23を送信した場合には、該他の装置は、自身のユーザに対して該提供情報23を通知するなど、該提供情報23に応じた所定の処理を行う。
本実施の形態では、携帯電話30は、自身のユーザに関連するRFID20を選出する。具体的には、外出中常にユーザが身につけたり所持したりしているものに取り付けられるRFID20を選出する。このようなRFID20は、図1に示すRFID20−1のように常に携帯電話30の近傍にあるので、上述のように、常にRFID通信部36によって読み取られる。
ユーザ関連付け部311は、このようにRFID通信部36によって常に読み取られているRFID20の中から、所定条件を満たすもののキャリア識別情報21を選出し、ユーザと関連付けるためのユーザ関連付け処理を行う。より具体的には、ユーザが外出中に読み取られたものであって、かつ車両乗車中に読み取られたものでないRFID20のキャリア識別情報21を、ユーザと関連付ける。
また、ユーザ関連付け部311は、ユーザと関連付けたキャリア識別情報21を、記憶部32に記憶されるユーザ識別情報22とともに、ネットワーク通信部33を介してデータベース装置40に対して送信する。
家関連付け部312は、ユーザが外出中であるか否かを判断するために、ユーザの家に取り付けられたRFID20のキャリア識別情報21をユーザの家と関連付けるための家関連付け処理を行う。この家関連付け処理では、後に詳述するように、固定IDや準固定IDとして記憶されるRFID20のキャリア識別情報21のうち、連続して何度も読み取られたものの中から、ユーザの家に関連付けるキャリア識別情報21が選出される。このようにすることにより携帯電話30は、ユーザの家に関連付けられたキャリア識別情報21が取得されている間は外出中ではないと判断することができる。なお、ここでいう「家」は、ユーザが長居をする場所を指す概念である。
また、乗車中判断部314は、分類記憶テーブルに移動IDとして記憶されるRFID20が読み取られている間にリーダ位置取得部313において取得されるユーザの位置の変化に基づいて、ユーザが車両乗車中であるか否かを判断するための乗車中判断処理を行う。
以下では、以上の各処理について、処理のフロー図を参照しながら詳細に説明する。
図8及び図9は、ユーザ関連付け処理のフローを示す図である。図8に示すように、ユーザ関連付け部311はまず、確認タイマーの満了を待って、次の処理に進む(S100)。このように確認タイマーの満了を待つ処理を入れることにより、定期的に以下の処理が行われる。確認タイマー満了後、ユーザ関連付け部311は、キャリア識別情報取得部310が現時点で取得しているRFID20のキャリア識別情報21を取得する(S101)。そして、取得したキャリア識別情報21の中に、家関連付けテーブルに記憶されるキャリア識別情報21が含まれているか判断する(S102)。家関連付けテーブルは、家関連付け処理においてユーザの家と関連付けられたキャリア識別情報21を記憶するテーブルである。
S102の判断結果が否定である場合、ユーザ関連付け部311はユーザが乗車中か否かを判断する(S103)。このための乗車中判断処理については、後に詳述する。乗車中であると判断した場合には、S104からS106の処理を行わず、処理の終了を判断する(S107)。すなわちユーザ関連付け部311は、ユーザが乗車中であると判断した場合には、キャリア識別情報21をユーザと関連付けるために選出することを制限する。より具体的には、選出することを行わない。
なお、処理の終了の判断とは、ユーザ関連付け部311がユーザ関連付け処理を行うことを終了するか否かの判断であり、終了しない場合、新たに確認タイマーの満了を待ってユーザ関連付け処理を繰り返す。終了する場合には、確認タイマーを停止し、処理を終了する。
一方、S103において乗車中でないと判断した場合、ユーザ関連付け部311は、移動中であった回数を示す変数「移動中回数」に1を加算する(S104)。変数「移動中回数」の記憶領域が確保されていなければ新たに確保する。
そしてユーザ関連付け部311は、仮ユーザ関連付けテーブルに記憶されるキャリア識別情報21のうち、S101において取得されなかったものを削除する(S105)。仮ユーザ関連付けテーブルは、ユーザに関連するキャリア識別情報21である可能性があるとされたキャリア識別情報21を仮に記憶しておくもので、各キャリア識別情報21は、移動中に連続して取得された回数を示す移動中連続取得回数と対応付けて記憶される。
次にユーザ関連付け部311は、S101において取得されたキャリア識別情報21のうち、分類記憶テーブルにおいて可搬ID又は着用IDとして記憶されるRFID20のキャリア識別情報21を仮ユーザ関連付けテーブルに記憶するとともに、移動中連続取得回数に1を加算する(S106)。このようにしてユーザ関連付け部311は、各キャリア識別情報21についてRFID通信部36が読み取った回数(読み取り回数)を計数して記憶する。
以上のS104からS106の処理が終了すると、ユーザ関連付け部311は処理の終了を判断する(S107)。
S102の判断結果が肯定である場合、ユーザ関連付け部311は、S106の処理を行わない。すなわちユーザ関連付け部311は、ユーザの家に関連付けて記憶されるキャリア識別情報21が取得されていると判断した場合には、キャリア識別情報21をユーザと関連付けるために選出することを制限する。より具体的には、選出することを行わない。そして、ユーザの家と関連付けられるキャリア識別情報21であって、前回と同じものが取得されているか否かを判断する(S108)。このために、ユーザ関連付け部311は、確認タイマーによる繰り返し処理の1サイクル前の処理で取得したキャリア識別情報21であって、S102の処理で家関連付けテーブルに記憶されるキャリア識別情報21であると判断されたキャリア識別情報21を保持しておく。
そして、S108の判断が否定であれば、引き続き、S109の処理を行う。S109の処理の詳細については後述する。一方、S108の判断が肯定であれば、取得されたキャリア識別情報21のうち、分類記憶テーブルに可搬ID又は着用IDとして記憶されるRFID20のキャリア識別情報21を仮ユーザ関連付けテーブルに記憶するとともに、移動中連続取得回数を0にする(S110)。S109の処理又はS110の処理が終了すると、ユーザ関連付け部311は処理の終了を判断する(S107)。
図9は、S109における処理を示している。S109における処理は、仮ユーザ関連付けテーブルに記憶されるキャリア識別情報21の中から、ユーザに関連するキャリア識別情報21を選出するための処理である。この処理は、仮ユーザ関連付けテーブルに記憶される各キャリア識別情報21についてそれぞれ行われる処理である(S150、S155)。まず、ユーザ関連付け部311は変数「頻度」の記憶領域を確保し、キャリア識別情報21と対応付けて仮ユーザ関連付けテーブルに記憶される移動中連続取得回数を変数「移動中回数」で除算したものを代入する(S151)。そして、変数「頻度」の値が第1所定値以上であるか否かを判断する(S152)。すなわち、移動中に該キャリア識別情報21が検出された割合が第1所定値で表される所定閾値以上であるか否かを判断する。
S152の判断結果が否定であれば、次のキャリア識別情報21に処理を移し(S155)、S152の判断結果が肯定であれば、次に移動中連続取得回数が第2所定値以上であるか否かを判断する(S153)。すなわち、そもそも第2所定値で示される閾回数以上取得されていたか否かを判断する。
なお、例えば第2所定値は、変数「移動中回数」に上記第1所定値を乗算してなる値であってもよいし、変数「移動中回数」に依らず予め定められた値であってもよい。
S153の判断結果も肯定であった場合、ユーザ関連付け部311は、そのキャリア識別情報21をユーザに関連するキャリア識別情報21として選出し、ユーザと関連付ける(S154)。そして、次のキャリア識別情報21に処理を移す(S155)。
以上説明したようにして、ユーザ関連付け部311は分類記憶テーブルに可搬ID又は着用IDとして記憶される複数のRFID20が記憶しているキャリア識別情報21のうちから、各キャリア識別情報21が取得された回数に応じて、ユーザに関連するキャリア識別情報21を選出している。
次に、家関連付け処理を説明する。図10は家関連付け処理のフロー図である。同図に示すように、家関連付け部312はまず、確認タイマーの満了を待って、次の処理に進む(S200)。このように確認タイマーの満了を待つ処理を入れることにより、定期的に以下の処理が行われる。確認タイマー満了後、家関連付け部312は、キャリア識別情報取得部310が現時点で取得しているRFID20のキャリア識別情報21を取得する(S201)。そして、図6に示す取得キャリア識別情報テーブルに記憶させる。取得キャリア識別情報テーブルはここで取得されたキャリア識別情報21について、取得回数とともに記憶しているテーブルである。
次に家関連付け部312は、取得キャリア識別情報テーブルに既に記憶されていたキャリア識別情報21のうち、S201の処理により取得されていないものについて、取得回数に0.5を乗算し、小数点以下を切り捨てる処理を行う(S202)。そして、取得キャリア識別情報テーブルに記憶されるキャリア識別情報21のうち、取得回数が0となっているものを該テーブルから削除する(S203)。
家関連付け部312はまた、取得キャリア識別情報テーブルに記憶されるキャリア識別情報21のうち、S201の処理により取得されたものについて、取得回数を1インクリメントする(S204)。さらに、取得キャリア識別情報テーブルに記憶されるキャリア識別情報21のうち、取得回数が所定の閾値を上回っているものをユーザの家に関連するキャリア識別情報21として選出し、図7に示す家関連付けテーブルに記憶させることによりユーザの家と関連付ける(S205)。
なお、家関連付け部312は、取得したキャリア識別情報21のうち、分類記憶テーブルに固定ID又は準固定IDとして記憶されるRFID20のキャリア識別情報21であって、取得キャリア識別情報テーブルに記憶されていないものを、取得キャリア識別情報テーブルに追加記憶するとともに、取得回数に1を記憶する(S206)。このようにすることにより、固定ID又は準固定IDとして記憶されるRFID20のキャリア識別情報21のみをユーザの家に関連するキャリア識別情報21として選出するようにしている。
以上説明したようにして、家関連付け部312は分類記憶テーブルに固定ID又は準固定IDとして記憶される複数のRFID20が記憶しているキャリア識別情報21のうちから、各キャリア識別情報21が取得された回数に応じて、ユーザの家に関連するキャリア識別情報21を選出している。
次に、乗車中判断処理を説明する。図11は乗車中判断処理のフロー図である。同図に示すように、乗車中判断部314はまず、監視タイマーを起動させる(S400)。そして、監視タイマーの満了を待って、次の処理に進む(S401)。このように監視タイマーを起動し、その満了を待つ処理を入れることにより、監視タイマーの起動時点から周期的に以下の処理が行われる。監視タイマー満了後、乗車中判断部314は、キャリア識別情報取得部310が現時点で取得しているRFID20のキャリア識別情報21を取得する(S402)。このとき乗車中判断部314は、リーダ位置取得部313から携帯電話30の現在位置を示す位置情報を取得し、変数「現位置」に代入する(S403)。そして、変数「前位置」から変数「現位置」を除算したものを、監視タイマーの起動から満了までの時間で除算することにより、速度を算出する(S404)。なお、変数「前位置」には、S405の処理において、この変数「現位置」の内容が代入される。つまり乗車中判断部314は、この処理を行う都度、変数「現位置」の内容を変数「前位置」に代入して記憶している。このようにすることにより、S404において算出される速度は、変数「前位置」により示される位置から変数「現位置」により示される位置に移動するまでの携帯電話30の平均速度を示している。
そして乗車中判断部314は、S402において取得されたキャリア識別情報21のうち、分類記憶テーブルに移動IDとして記憶されるRFID20のキャリア識別情報21を、図5に示す仮乗車キャリア識別情報テーブルに記憶する(S406)。仮乗車キャリア識別情報テーブルは乗車中判断のために、分類記憶テーブルに移動IDとして記憶されるRFID20のキャリア識別情報21を仮に記憶しておくもので、各キャリア識別情報21は、連続して取得された回数を示す移動ID連続取得回数と、該移動IDが取得されているときにS404において算出される速度のうち最大のものを示す最大速度情報と、に対応付けて記憶される。このために乗車中判断部314は、各キャリア識別情報21が連続して取得された回数を取得し、移動ID連続取得回数として記憶する(S406)。
次に乗車中判断部314は、仮乗車キャリア識別情報テーブルに各キャリア識別情報21と対応付けて記憶される最大速度情報と、S404で算出した速度と、を比較し、大きい方を最大速度情報として仮乗車キャリア識別情報テーブルに記憶させる(S407)。このようにして乗車中判断部314は、各キャリア識別情報21の最大速度情報を、より大きいものに更新していく。
また乗車中判断部314は、仮乗車キャリア識別情報テーブルに記憶されるキャリア識別情報21のうち、S402で取得されなかったキャリア識別情報21を削除する(S408)。このようにすることにより、連続して取得されなかったキャリア識別情報21を削除し、移動IDとして記憶されるRFID20とともに携帯電話30が移動している場合にのみ、該RFID20のキャリア識別情報21を記憶するようにしている。
次に乗車中判断部314は、仮乗車キャリア識別情報テーブルにキャリア識別情報21が1つ以上記憶されているか否かを判断する(S409)。記憶されている場合、さらに、記憶されているキャリア識別情報21に対応付けて記憶される最大速度情報により示される速度が所定閾値以上となっているものがあるか否かを判断する(S410)。そして所定閾値以上のものがあれば、乗車中であると判断し(S412)、所定閾値以上のものがなかったり、仮乗車キャリア識別情報テーブルにキャリア識別情報21が記憶されていなかったりした場合、乗車中でないと判断する(S411)。このようにして乗車中判断部314は、移動IDとして記憶されるRFID20のキャリア識別情報21が取得されていない場合は車両に乗っていないと判断し、移動IDとして記憶されるRFID20のキャリア識別情報21が取得されていても、最大速度情報により示される速度が所定閾値以上のものがなければ、少なくとも所定閾値により示される速度以上に速いスピードで移動する車両には乗っていないと判断している。
以上の処理が終了すると、乗車中判断部314は、処理の終了を判断する(S413)。処理の終了の判断とは、乗車中判断部314が乗車中判断処理を行うことを終了するか否かの判断であり、終了しない場合、新たに確認タイマーの満了を待って乗車中判断処理を繰り返す。終了する場合には、確認タイマーを停止し(S414)、処理を終了する。
以上のようにすることにより、ユーザが携帯電話30を携行し、特定のRFID20から何度もキャリア識別情報を読み取れば、そのキャリア識別情報21をユーザに関連するキャリア識別情報21として選出できるようになり、ユーザとRFID20のキャリア識別情報21とを関連づける登録作業を自動化することができるようになる。また、ユーザと関連付けられるキャリア識別情報21に基づいて、ユーザに関する情報提供を行うことが可能になる。すなわち、携帯電話30は、ユーザと関連付けたキャリア識別情報21に基づいて選択された情報を取得し、出力することができるので、ユーザは自分に固有の情報を得ることができる。また、情報提供装置50にて、携帯電話30によりユーザと関連付けられたキャリア識別情報21を用いた各種処理を実行することができる。
さらに、家に付されたRFID20に記憶されるキャリア識別情報21を予め記憶しておき、そのキャリア識別情報21についてはユーザと関連付けないようにできるので、ユーザと関連付けることが不適当なキャリア識別情報21がユーザと関連付けられる事態を防止できる。
また、ユーザが移動中であるか否かを判断し、移動中に読み取られたキャリア識別情報21についてはユーザと関連付けないようにできるので、ユーザと関連付けることが不適当なキャリア識別情報21がユーザと関連付けられる事態を防止できる。
また、キャリア識別情報取得部310によって、移動中に所定回数以上連続して取得されたキャリア識別情報21であって、乗車中にのみ取得されたのではないキャリア識別情報21を、ユーザと関連付けることができるようになる。
本発明の実施の形態に係る情報提供システムのシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係る携帯電話の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る分類記憶テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る仮ユーザ関連付けテーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る仮乗車キャリア識別情報テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る取得キャリア識別情報テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る家関連付けテーブルを示す図である。 本発明の実施の形態に係る処理フロー図である。 本発明の実施の形態に係る処理フロー図である。 本発明の実施の形態に係る処理フロー図である。 本発明の実施の形態に係る処理フロー図である。
符号の説明
10 情報提供システム、20 RFID、21 キャリア識別情報、22 ユーザ識別情報、23 提供情報、30 携帯電話、31,41,51 制御部、32,42,52 記憶部、33,43,53 ネットワーク通信部、34 入出力部、35 GPS受信部、36,56 RFID通信部、40 データベース装置、50 情報提供装置、310 キャリア識別情報取得部、311 ユーザ関連付け部、312 家関連付け部、313 リーダ位置取得部、314 乗車中判断部、315 提供情報取得部。

Claims (8)

  1. ユーザにより携行され、データキャリアから非接触で該データキャリアを識別するキャリア識別情報を読み取るキャリア識別情報読み取り手段を備えた識別情報読取装置であって、
    前記キャリア識別情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報のそれぞれ対応づけて、前記キャリア識別情報読み取り手段が該キャリア識別情報を読み取った回数を記憶する読み取り回数記憶手段と、
    前記読み取り回数記憶手段に記憶される回数に応じて前記キャリア識別情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報の中から少なくとも1つのキャリア識別情報を選出し、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報に関連付けて該選出されたキャリア識別情報をキャリア識別情報記憶手段に記憶させるユーザ関連付け手段と、
    を含むことを特徴とする識別情報読取装置。
  2. 請求項1に記載の識別情報読取装置において、
    前記データキャリアのうちの少なくとも一部について、運搬され、又は着用されるデータキャリアであるとして記憶する記憶手段、
    をさらに含み、
    前記ユーザ関連付け手段は、前記読み取り回数記憶手段に記憶される回数に応じて、前記キャリア識別情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報であって、前記記憶手段により、運搬され、又は着用されるデータキャリアであるとして記憶されるデータキャリアを識別するキャリア識別情報の中から少なくとも1つのキャリア識別情報を選出する、
    ことを特徴とする識別情報読取装置。
  3. 請求項1又は2に記載の識別情報読取装置において、
    前記ユーザ関連付け手段により前記ユーザと関連付けられるキャリア識別情報を他の装置に送信する情報送信手段、
    をさらに含むことを特徴とする識別情報読取装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の識別情報読取装置において、
    一又は複数のキャリア識別情報を記憶するキャリア識別情報記憶手段をさらに含み、
    前記ユーザ関連付け手段は、前記キャリア識別情報読み取り手段により前記キャリア識別情報記憶手段に記憶される前記一又は複数のキャリア識別情報が読み取られた場合に、前記選出を行わない、
    ことを特徴とする識別情報読取装置。
  5. 請求項に記載の識別情報読取装置において、
    前記記憶手段は、前記データキャリアのうちの少なくとも一部について、固定されているデータキャリアであるとして記憶し、
    前記読み取り回数記憶手段に記憶される回数に応じて、前記情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報であって、前記記憶手段により、固定されているデータキャリアであるとして記憶されるデータキャリアを識別するキャリア識別情報の中から少なくとも1つのキャリア識別情報を選出し、前記ユーザの家に関連付ける家関連付け手段、をさらに含み、
    前記キャリア識別情報記憶手段により記憶されるキャリア識別情報は、前記家関連付け手段により前記ユーザの家に関連付けられたキャリア識別情報である、
    ことを特徴とする識別情報読取装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の識別情報読取装置において、
    当該識別情報読取装置の移動速度を取得する移動速度取得手段と、
    前記ユーザ関連付け手段は、前記移動速度が所定速度以上の場合に、前記選出を行わない、
    ことを特徴とする識別情報読取装置。
  7. 請求項1乃至のいずれかに記載の識別情報読取装置において、
    前記読み取り回数記憶手段は、前記キャリア識別情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報のそれぞれ対応付けて、該キャリア識別情報読み取り手段が該キャリア識別情報を連続して読み取た回数を記憶する、
    ことを特徴とする識別情報読取装置。
  8. 識別情報読取装置と、キャリア識別情報記憶手段と、情報提供装置と、を含む情報提供システムにおいて、
    前記識別情報読取装置は、
    ユーザにより携行され、データキャリアから非接触で該データキャリアを識別するキャリア識別情報を読み取るキャリア識別情報読み取り手段を備えた識別情報読取装置であって、
    前記キャリア識別情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報のそれぞれ対応付けて、前記キャリア識別情報読み取り手段が該キャリア識別情報を読み取った回数を記憶する読み取り回数記憶手段と、
    前記読み取り回数記憶手段に記憶される回数に応じて前記キャリア識別情報読み取り手段により読み取られたキャリア識別情報の中から少なくとも1つのキャリア識別情報を選出し、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報に関連付けて該選出されたキャリア識別情報を前記キャリア識別情報記憶手段に記憶させるユーザ関連付け手段と、
    を含み
    記情報提供装置は、
    ユーザ識別情報と提供情報とを対応付けて記憶する提供情報記憶手段と、
    データキャリアから非接触で該データキャリアを識別する少なくとも1つのキャリア識別情報を読み取るキャリア識別情報読み取り手段と、
    前記読み取ったキャリア識別情報と対応付けて記憶されるユーザ識別情報を前記キャリア識別情報記憶手段から取得するとともに、該取得されたユーザ識別情報と対応付けて記憶される提供情報を前記提供情報記憶手段から読み出し、該提供情報を前記識別情報読取装置に提供する情報提供手段と、
    を含む、
    ことを特徴とする情報提供システム。
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