JP4561208B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP4561208B2
JP4561208B2 JP2004205658A JP2004205658A JP4561208B2 JP 4561208 B2 JP4561208 B2 JP 4561208B2 JP 2004205658 A JP2004205658 A JP 2004205658A JP 2004205658 A JP2004205658 A JP 2004205658A JP 4561208 B2 JP4561208 B2 JP 4561208B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
fixed
lubricant
refrigerator
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004205658A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006029617A (ja
Inventor
健次 津田
剛樹 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2004205658A priority Critical patent/JP4561208B2/ja
Publication of JP2006029617A publication Critical patent/JP2006029617A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4561208B2 publication Critical patent/JP4561208B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

本発明は、引出し装置を備えた冷蔵庫に関し、特に引出しレール取付けの構成に関するものである。
近年、冷蔵庫は大型化に伴い、収納量が増加の傾向にあり、収納量の増加、使い勝手の向上を図るため、引出し装置を備えたものが主流となってきている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら、上記従来の引出し装置を備えた冷蔵庫について説明する。
図6は、従来の冷蔵庫の引出し式扉の斜視図である。図7は従来の冷蔵庫の引出し装置の要部断面図である。図8は、従来の冷蔵庫の引出し装置の断面図である。従来技術の冷蔵庫の引出し装置17は、冷蔵庫本体前面の開閉自在の扉1と、この扉裏面左右に一端を固定したフレーム2と、後端を連結した連結フレーム16と、フレーム2の後端に取り付けられた可動ローラ3と、内箱側壁4に固定,取付けられた前記フレーム2と可動ローラ3を摺動支持する固定レール5と固定ローラ6と、前記フレーム2と、連結フレーム16に載置された庫内ケース15で構成される。また、フレーム側面9は平面であり、固定レール5の溝部12も平面である。
そして、扉1の扉裏面左右にあらかじめ固定したフレーム2の後端に取り付けられた可動ローラ3を、冷蔵庫本体側にあらかじめ取り付けた固定レール5の溝部12に挿入し、フレーム2の底面と固定ローラ6が接して摺動するように組み込まれるものである。
上記構成において、扉1を開閉すると、扉1に一端を固定したフレーム2と、フレーム2に連結された連結フレーム16と、これらに載置された庫内ケース15と可動ローラ3が、固定レール5と固定ローラ6上を摺動し、扉1と同期した前後方向の動きを可能としている。
実公昭60−27913号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫では、扉1の扉裏面左右にあらかじめ固定したフレーム2を冷蔵庫本体側にあらかじめ取り付けた固定レール5に組み込んで使用するため、フレーム2あるいは固定レール5の取付ばらつき、組立性を考慮して、組み込み状態でレールとローラ間には、ある程度のクリアランスを設定して設計している。このクリアランスにより扉1の開閉時に左右のガタツキが生じ、操作性が損なわれたり、操作時の品位が上がらないという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ガタツキの少ない高品位かつ荷重を加えても操作力の小さい使い勝手の良い引出しを有する冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、固定レールと移動レールとをあらかじめ組み込んだ状態のレール部材を内箱壁面に固定し、容器をレール部材に支持するとともに、前記レール部材の摺動部には潤滑剤を塗布したものである。
これによって固定レールと移動レールとのクリアランスを小さくすることができ、ガタの少ない高品位な引出しを構成することができるとともに、容器に荷重を加えた場合でも摺動性が優れ、滑らかに移動レールが移動できる。
本発明の冷蔵庫は、ガタが小さく、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに引出しを開閉することができ、高品位で使い勝手の良い、信頼性の高い引出し収納を構成することができる。
請求項1に記載の発明は、内箱と、外箱と、前記内箱と外箱間に充填した発泡断熱材とよりなる前面開口部を有する断熱箱体と、前記断熱箱体内部に備えた容器と、−18℃以下の貯蔵室に適用され前記容器を前後に移動可能とするレール部材と、前記レールを位置規制する連結部材とからなり、前記レール部材を左右に設け、前記レール部材は固定レールと移動レールとを有し、前記固定レールと移動レールはそれぞれ回転支持部材で支持され前記固定レールと移動レールを予め組み込んだ状態でレール部材を前記断熱箱体に固定するものであって、前記連結部材は水平部と垂直部とを有するとともに前記垂直部は前記水平部によって連結され、前記固定レールは前記連結部材の前記垂直部に固定され、容器を前記レール部材に支持するものにおいて、前記連結部材の線膨張率を1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃としたものであり、固定レールと移動レールとをあらかじめ組み込んだ状態のレール部材を断熱箱体に固定することにより冷凍温度体の貯蔵室であっても固定レールと移動レールとのクリアランスを小さくすることができ、ガタの少ない高品位な引出しを構成することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、レール部材の摺動部には潤滑剤を塗布したものであり、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レールが移動できるので、引出しの操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項に記載の発明において、潤滑剤は回転支持部材の移動する範囲に塗布したものであり、確実にレール部材のスムーズな動きを得ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、潤滑剤は低温でも潤滑性を有するように、潤滑剤の低温トルクがJISK2220.18の試験方法で測定し−30℃条件で回転トルクが29N・cm以下で、かつJISK2220.7の試験方法で測定した、ちょう度が265以上のものを適用したものであり、低温から高温までのレール部材のスムーズな動きを確保することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項から4のいずれか一項に記載の発明において、潤滑剤が、食品に対して安全なように、米国農務省の基準、USDAグループH1で承認されたものを適用したものであり、潤滑剤が万が一食品などに触れても人体への影響はなく、食品への安全性を確保することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項から5のいずれか一項に記載の発明において、回転支持部材に固形潤滑材料を塗布したものであり、低温から高温まで潤滑信頼性を長期にわたって確保することができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の横断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は、同実施の形態の冷蔵庫レール部材の分解組立図、図4は同実施の形態の冷蔵庫レール部材の断面図、図5は本発明実施の形態2における冷蔵庫レール部材の断面図である。
図1から図5において、冷蔵庫18の断熱箱体19は内箱20と外箱21との間に発泡断熱材22を充填したものであり、前面開口部19aを有し、仕切壁23a、23b、26により、上部より冷蔵室24、切替室25、野菜室27、冷凍室28を形成している。
また、仕切壁26の両側面は開放部26aを有し、仕切壁26内部には断熱箱体19と同様に発泡断熱材22が充填されている。
また、仕切壁26の上部に配置する野菜室27は冷却温度が5℃程度、下部に配置する冷凍室28は冷却温度が−20℃程度というように仕切壁26を介して上下に異なる温度帯に設定されている。
野菜室27と冷凍室28とはそれぞれ前面開口部19aを野菜室ドア29と冷凍室ドア30にて閉塞され、更に野菜室27と野菜室ドア29および冷凍室28と冷凍室ドア30とはそれぞれレール部材31にて連結されることにより前後方向に引出し摺動可能となっている。
レール部材31は固定レール31aと、移動レール31bと、固定レール31aと移動レール31bとの間に備えられた中間走行レール31cと、中間走行レール31cと固定レール31aおよび移動レール31bとの係合を支持するベアリング等の複数の回転支持部材31dとからなり、低温でも潤滑性を有する潤滑剤31eをベアリング等の複数の回転支持部材31dの移動する範囲の摺動部に塗布している。
そして、固定レール31aと移動レール31bと中間走行レール31cと回転支持部材31dと潤滑剤31eとを予め組み込んだ状態で固定レール31aを内箱20の両側壁面に固定し移動レール31bをそれぞれの貯蔵室ドアに固定することでそれぞれの貯蔵室と貯蔵室ドアとを連結している。
上記構成により、固定レール31aと移動レール31bと、固定レール31aと移動レール31bとの間に回転支持部材31dと潤滑剤31eを介して配設した中間走行レール31cとからなるレール部材31は予め組み込んだものであり、それぞれのレール間のクリアランスを最小限に設定することができる。
尚、潤滑剤31eは低温でも潤滑性を有するように、潤滑剤の低温トルクがJISK2220.18の試験方法で測定し−30℃条件で回転トルクが29N・cm以下で、かつJISK2220.7の試験方法で測定した、ちょう度が265以上のものを適用している。
また、潤滑剤31eは、食品に対して安全なように、米国農務省の食品添加物に関する基準、USDAグループH1で承認されたものを適用している。
また、固定レール31aと移動レール31bと中間走行レール31cの少なくとも回転支持部材31dが移動する範囲にフロロカーボン樹脂などの潤滑性のある固形潤滑材料31fをコーティングしてもよい。
更に内箱20の両側壁面に固定された左右のレール部材31は左右対称の形状を有し左右共に備えることでより良い摺動性を発揮する。
各貯蔵室の容器32はレール部材31を内箱20に固定後にレール部材31の移動レール31bに支持し、各貯蔵室ドアを前後方向に引出すのと同期して移動レール31bと共に前後に移動し、更に各貯蔵室ドアを少なくとも全開した時に容器32は上方向に着脱自在となっている。
また、左右一対のレール部材31の固定レール31aは位置規制手段である連結部材33によってそれぞれ内箱20を介して固定位置を規制される。
連結部材33は水平部33aと、水平部33aの両端に垂直部33bを有する断面H形状で水平部33aは仕切壁26内部で上仕切壁26bと下仕切壁26cとにはさまれて固定され、垂直部33bは仕切壁26の開放部26aより仕切壁26の外部に突出し、内箱20の発泡断熱材22を充填した側に配置されるので連結部材33は各貯蔵室内に露出しない構造となっている。
また、垂直部33bの両端はそれぞれ野菜室27と冷凍室28との上下方向の中心部付近まで達し、各貯蔵室内の左右のレール部材31の固定レール31aは垂直部33bの固定部33cに固定され、少なくとも垂直部33bの固定部33cは内箱20の発泡断熱材22を充填した側の面に接している。更に左右の垂直部33bには孔33dを設けている。
なお、連結部材33が大きくなる場合には前後に複数に分割し、それぞれに水平部33aと垂直部33bと固定部33cとを備え、必要に応じて孔33dを設けると連結部材33を一体とした場合と同様の効果が得られる。
また、連結部材33は線膨張率が1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃である材料にて形成されることが望ましい。また、熱伝導率が0.1〜0.2W/m・Kである材料にて形成されることが望ましい。
また、回転支持部材31dは、たとえばローラ等を用いてもよい。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、各貯蔵室ドアを手前に引出すと各貯蔵室の両側部に備えられたレール部材31の移動レール31bと中間走行レール31cとが回転支持部材31dが回転することと回転支持部材31dの移動範囲に塗布された潤滑剤31eにより滑らかに手前側に摺動する。
それに伴い、レール部材31に支持された容器32も手前に引出され、容器32内に収納された被冷却物の取出し及び新たな被冷却物の収納が可能となる。
以上のように本実施の形態においては固定レール31aと移動レール31bとをあらかじめ組み込んだ状態のレール部材31を内箱20の両側壁面に固定することにより固定レール31aと移動レール31bとのクリアランスを小さくすることができ、ガタの少ない高品位な引出しを構成することができる。また、クリアランスを小さくすることにより取付けのバラツキも小さくできるのでドアの取付け不具合による傾きや他のドアとの間隔の不均一化という外観不良も抑制することができる。これらの効果はレール部材31の引出し代が大きいほど効果的である。また、固定レール31aと移動レール31bとの間を回転支持部材31dと潤滑剤31eで支持することにより容器32に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レール31bが移動できるので引出しの操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、低温でも潤滑性を有する潤滑剤31eをベアリング等の複数の回転支持部材31dの移動する範囲の摺動部に塗布しているので、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レールが確実に摺動できるので引出しの操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、潤滑剤31eは低温でも潤滑性を有するように、潤滑剤の低温トルクがJISK2220.18の試験方法で測定し−30℃条件で回転トルクが29N・cm以下で、かつJISK2220.7の試験方法で測定した、ちょう度が265以上のものを適用しているので、低温から高温までのレール部材のスムーズな動きを確保することができる。
また、潤滑剤31eは、食品に対して安全なように、米国農務省の食品添加物に関する基準、USDAグループH1で承認されたものを適用しているので、潤滑剤31eが万が一食品などに触れても人体への影響はなく、食品への安全性を確保することができる。
また、上記潤滑剤31eを適用することで、野菜室27と冷凍室28に同一仕様のレール部材31を適用でき、冷凍から冷蔵の温度帯の貯蔵室におけるレール部材の兼用化が可能となり、作業性、低コスト化を図ることができる。
また、連結部材33によりレール部材31の固定レール31aの取付位置を規制することで左右一対のレール部材31の幅寸法あるいは平行度が規定どおりに保持できることと、連結部材33により断熱箱体19の発泡断熱材22充填後の冷却時の熱収縮等による寸法変化を抑制することで、固定レール31aと移動レール31bとのクリアランスを小さく設定したレール部材31をあらかじめ組み込んだ状態で内箱20の両側壁面に固定する仕様としても左右一対のレール部材31間の寸法精度を高く保てるので容器32の引出し時の操作性を、位置規制手段である連結部材33により高めることができ、また、固定レール31a移動レール31bとの間を回転支持部材31dと潤滑剤31eとで支持しているので摺動部の磨耗などが防止され長期にわたって操作信頼性の確保も図ることができる。
また、中間走行レール31cを備えることによりレール部材31の移動レール31bの引出し代を大きくすることができるので容器32の奥部まで引き出す事ができ、容器32の奥部まで見渡すことが可能となり、容器32内の被冷却物の使い忘れによるロスを防止したり、容器32をレール部材31に着脱することが容易となるので使い勝手の向上を図ることができる。
特に各貯蔵室の容器32の奥行きを大きくしたものを手前まで引出したい場合には中間走行レール31cを備えることにより、引出し時のレール部材31の強度や操作性に有効となる。
また、連結部材33を各貯蔵室内に露出させないようにしたので連結部材33を各貯蔵室内部に配置した場合に比べ収納内容積の低減を抑制することができる。
また、連結部材33を金属材料で形成した場合に端面のエッジによる怪我を防止できるので安全性を向上させることができ、更に端面のエッジ削除処理を廃止できるのでコストダウンを図ることができる。
また、左右の固定レール31aを連結する連結部材33を断熱箱体19の発泡断熱材22内に埋設したので、冷蔵庫18の使用時に連結部材33の結露,着霜の防止を図ることができ、更に連結部材33が空気と接することが無いので連結部材33の耐食性を向上させることができ、連結部材33の防錆処理も軽減できるのでコストダウンを図ることができる。
また、連結部材33の周辺に発泡断熱材22があることで連結部材33の取付け強度も向上し、位置規制の信頼性やレール部材31の取付け強度の向上を図ることができる。
また、断熱箱体19を野菜室27と冷凍室28に区画する仕切壁26を設け、左右の固定レール31aを連結する連結部材33を仕切壁26の内部に設けたので、複数の貯蔵空間を有する場合に連結部材33を配置することによる収納内容積の低減を抑制することができる。
また、上下に隣り合った野菜室27と冷凍室28にそれぞれレール部材31を備え、それぞれのレール部材31の固定レール31aを連結部材33で一体に固定したので、複数の貯蔵室の操作性を同時に高めることができる。
また、連結部材33を両端に垂直部33bを有する断面H形状とし、垂直部33bに上下に隣り合った野菜室27と冷凍室28のレール部材31の固定レール31aを一体に固定したので、一つの連結部材33に複数のレール部材31の固定レール31aを固定することにより部品点数の削減によるコストダウンを図ることができる。
また、連結部材33の両端の垂直部31bに孔31cを設けたので、複数の貯蔵室の温度帯が異なる場合に連結部材33からの熱伝達を抑制し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加を抑制できる。
なお、垂直部31bに設ける孔31cは強度を維持できる程度に複数設けることで、熱移動量を効果的に低減できる。
また、左右一対のレール部材31の固定レール31aを前後方向に複数の連結部材33で連結した場合には、特にレール部材31を大型冷蔵庫に使用した場合に、連結部材33を複数に分割することにより連結部材33の小型化を図れるのでコストダウンを図ることができる。
また、連結部材33の線膨張率を1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃とした線膨張率が小さい材料で形成することにより、冷蔵庫18の運転時に連結部材33が収縮することによる操作性への影響を低減できるのでレール部材31の操作信頼性を向上することができる。
また、連結部材33の熱伝導率を0.1〜0.2W/m・Kとしたので熱伝導率が小さい材料で形成することにより、特に複数の貯蔵室の温度帯が異なる場合に連結部材33からの熱伝達を抑制し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加を抑制できる。
なお、本実施の形態ではレール部材31と容器32とを野菜27と冷凍室28とで共通としたが、実使用の収納形態などによりそれぞれ貯蔵室別に違う材料で形成したものを使用するとさらにコスト低減、信頼性向上を図ることができる。
また、連結部材33は線膨張率が1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃、熱伝導率が0.1〜0.2W/m・Kである材料としたが、一般的には線膨張率に関しては金属類が1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃で樹脂類は1.0〜15.0×10−5cm/cm・℃であり、熱伝導率は金属類が1.0〜400.0W/m・Kで樹脂類は0.1〜0.2W/m・Kである。
従って、連結部材33の材料としては冷蔵庫18の運転時にレール部材31の取付け位置精度が要求される場合には線膨張率の小さい金属類を使用し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加の抑制が要求される場合には熱伝導率の小さい樹脂類を使用することがのぞましい。また、複数の貯蔵室に対して両者を一体化して用いてもよい。
なお、本実施の形態では、野菜室27と冷凍室28にレール部材31を用いたもので説明したが、引出し容器を備えた貯蔵室に適宜適用できる。たとえば、野菜室27の上部に位置する切替室25や、切替室25の横に併設した製氷室(図示せず)等に用いてもよい。
また、本実施の形態では、連結部材33は水平部33aと、水平部33aの両端に垂直部33bを有する断面H形状とし、野菜室27と冷凍室28のそれぞれのレール部材31を一体に固定したもので説明したが、野菜室27と冷凍室28のそれぞれに両端に垂直部を有する断面コの字状の連結部材を用いてもよい。この場合、野菜室27と冷凍室28が上下に併設していない冷蔵庫において、それぞれガタツキの少ない高品位かつ荷重を加えても操作力の小さい使い勝手の良い引出しを提供することができる。また、複数のレール部材を一つの連結部材に固定した場合に比べ複数の貯蔵室の温度帯が異なる場合に更に連結部材からの熱伝達を抑制し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加を抑制できる。
なお、左右の一対のレール部材の固定レールを複数の連結部材で連結してもよい。この場合、連結部材を複数に分割することにより連結部材の小型化を図れるのでコストダウン、軽量化を図ることができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、ガタが小さく、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに引出しを開閉することができ、高品位で使い勝手の良い引出し収納ができるので、冷凍装置を備えた冷却貯蔵庫の引出し装置等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の横断面図 図1のA−A断面図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図 本発明実施の形態2の冷蔵庫のレール部材の断面図 従来の冷蔵庫の引出し式扉の斜視図 従来の冷蔵庫の引出し装置の要部断面図 従来の冷蔵庫の引出し装置の断面図
符号の説明
18 冷蔵庫
19 断熱箱体
19a 前面開口部
20 内箱
21 外箱
22 発泡断熱材
28 冷凍室
31 レール部材
31a 固定レール
31b 移動レール
31c 中間走行レール
31d 回転支持部材
31e 潤滑剤
31f 固形潤滑材料
32 容器

Claims (6)

  1. 内箱と、外箱と、前記内箱と外箱間に充填した発泡断熱材とよりなる前面開口部を有する断熱箱体と、前記断熱箱体内部に備えた容器と、−18℃以下の貯蔵室に適用され前記容器を前後に移動可能とするレール部材と、前記レールを位置規制する連結部材とからなり、前記レール部材を左右に設け、前記レール部材は固定レールと移動レールとを有し、前記固定レールと移動レールはそれぞれ回転支持部材で支持され前記固定レールと移動レールを予め組み込んだ状態でレール部材を前記断熱箱体に固定するものであって、前記連結部材は水平部と垂直部とを有するとともに前記垂直部は前記水平部によって連結され、前記固定レールは前記連結部材の前記垂直部に固定され、容器を前記レール部材に支持するものにおいて、前記連結部材の線膨張率を1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃としたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記レール部材の摺動部には潤滑剤を塗布した請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 潤滑剤は回転支持部材の移動する範囲に塗布した請求項に記載の冷蔵庫。
  4. 潤滑剤は低温でも潤滑性を有するように、潤滑剤の低温トルクがJISK2220.18の試験方法で測定し−30℃条件で回転トルクが29N・cm以下で、かつJISK2220.7の試験方法で測定した、ちょう度が265以上のものを適用した請求項2または3に記載の冷蔵庫。
  5. 潤滑剤が、食品に対して安全なように、米国農務省の基準、USDAグループH1で承認されたものを適用した請求項2から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 回転支持部材に固形潤滑材料を塗布した請求項2から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
JP2004205658A 2004-07-13 2004-07-13 冷蔵庫 Expired - Fee Related JP4561208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004205658A JP4561208B2 (ja) 2004-07-13 2004-07-13 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004205658A JP4561208B2 (ja) 2004-07-13 2004-07-13 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006029617A JP2006029617A (ja) 2006-02-02
JP4561208B2 true JP4561208B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=35896196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004205658A Expired - Fee Related JP4561208B2 (ja) 2004-07-13 2004-07-13 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4561208B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106016939A (zh) * 2016-05-25 2016-10-12 青岛海尔股份有限公司 滑轨机构及具有其的冰箱

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200452662Y1 (ko) 2008-12-31 2011-03-16 (주)세고스 서랍안내용 레일부재
KR20190090981A (ko) * 2018-01-26 2019-08-05 삼성전자주식회사 가이드 레일과, 그것을 구비하는 수납장치 및 냉장고

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53126074U (ja) * 1977-03-16 1978-10-06
JPS6027913Y2 (ja) * 1980-04-14 1985-08-23 三菱電機株式会社 冷蔵庫用引出し装置
JPH0357747U (ja) * 1989-09-29 1991-06-04
JPH06257935A (ja) * 1993-03-01 1994-09-16 Toshiba Corp 貯蔵庫
JPH1068580A (ja) * 1997-08-22 1998-03-10 Hitachi Ltd 冷蔵庫
JPH1088158A (ja) * 1996-09-18 1998-04-07 New Japan Chem Co Ltd グリース基油及びそれを用いたグリース組成物
JPH10141843A (ja) * 1996-11-11 1998-05-29 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫のレール固定用留め具
JPH11264653A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍冷蔵庫
JP2001131569A (ja) * 1999-11-04 2001-05-15 Ntn Corp 食品機械用固形潤滑剤および食品機械用転がり軸受
JP2002107056A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫
JP2002195741A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Sharp Corp 扉開閉機構
KR100376791B1 (ko) * 2001-04-18 2003-03-19 만도공조 주식회사 서랍식 김치저장고의 야채실용 저장바스켓의 지지프레임구조
KR20030079522A (ko) * 2002-04-04 2003-10-10 위니아만도 주식회사 서랍식 김치 저장고의 가이드 레일

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53126074U (ja) * 1977-03-16 1978-10-06
JPS6027913Y2 (ja) * 1980-04-14 1985-08-23 三菱電機株式会社 冷蔵庫用引出し装置
JPH0357747U (ja) * 1989-09-29 1991-06-04
JPH06257935A (ja) * 1993-03-01 1994-09-16 Toshiba Corp 貯蔵庫
JPH1088158A (ja) * 1996-09-18 1998-04-07 New Japan Chem Co Ltd グリース基油及びそれを用いたグリース組成物
JPH10141843A (ja) * 1996-11-11 1998-05-29 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫のレール固定用留め具
JPH1068580A (ja) * 1997-08-22 1998-03-10 Hitachi Ltd 冷蔵庫
JPH11264653A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍冷蔵庫
JP2001131569A (ja) * 1999-11-04 2001-05-15 Ntn Corp 食品機械用固形潤滑剤および食品機械用転がり軸受
JP2002107056A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫
JP2002195741A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Sharp Corp 扉開閉機構
KR100376791B1 (ko) * 2001-04-18 2003-03-19 만도공조 주식회사 서랍식 김치저장고의 야채실용 저장바스켓의 지지프레임구조
KR20030079522A (ko) * 2002-04-04 2003-10-10 위니아만도 주식회사 서랍식 김치 저장고의 가이드 레일

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106016939A (zh) * 2016-05-25 2016-10-12 青岛海尔股份有限公司 滑轨机构及具有其的冰箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006029617A (ja) 2006-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4434133B2 (ja) 冷蔵庫
JP4200315B2 (ja) 冷蔵庫
JP4561208B2 (ja) 冷蔵庫
JP2006214642A (ja) 冷蔵庫
JP4561183B2 (ja) 冷蔵庫
JP4200320B2 (ja) 冷蔵庫
JP2007298213A (ja) レール部材および冷蔵庫
JP2005265244A (ja) 冷蔵庫
JP3931919B2 (ja) 冷蔵庫
JP2007303781A (ja) レール部材および冷蔵庫
JP3900199B2 (ja) 冷蔵庫
JP2009115370A (ja) レール部材および冷蔵庫
JP2007303780A (ja) レール部材および冷蔵庫
JP2006220317A (ja) 冷蔵庫
JP3900198B2 (ja) 冷蔵庫
WO2005083339A1 (ja) 冷蔵庫
JP4367187B2 (ja) 冷蔵庫
JP2006177660A5 (ja)
JP2005249220A (ja) 冷蔵庫
JP4200317B2 (ja) 冷蔵庫
JP2005300033A (ja) 冷蔵庫
JP4270015B2 (ja) 冷蔵庫
JP2005337674A (ja) 冷蔵庫
JP2005300034A (ja) 冷蔵庫
JP2006177656A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070626

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091023

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100719

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4561208

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees