JP4557251B2 - 電源装置 - Google Patents

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一般に負荷としてコイルを有し、この負荷コイルに時間関数特性を持つ電圧(以下パターン電圧と称する。)を印加するための変換器、例えば電磁石励磁用変換器においては、変換器故障や、回路の断線による開路が生じたとき、負荷コイルに蓄積されたエネルギーの放出により回路電圧が急激に上昇し、過電圧になり機器の損傷を招く恐れがある。このような過電圧の保護には高速性が要求されるため、サイリスタ素子によって還流路を設ける過電圧保護回路が使用される。
このサイリスタ素子のゲートに電流を流す方法としては、外部に独立に電源を用意し、過電圧状態を検出してトリガ信号を発生させ、ゲートに電流を供給する外部トリガ方式と、回路の電圧を分圧することにより、ゲートに電流を供給する自己トリガ方式とがある。外部トリガ方式は、外部の電源が停電した場合、回路の過電圧保護ができなくなってしまう欠点があるため、確実な保護回路としては、回路の電圧を分圧し、サイリスタ素子のゲートに電流を供給する自己トリガ方式を採用するのが一般的である。
自己トリガによりサイリスタ素子にゲート電流を通電する方法としては、固定抵抗器と電圧依存性抵抗器またはアバランシェダイオードを用いて回路電圧を分圧し、所定の電圧以上の電圧が回路に印加されると、電圧依存性抵抗器またはアバランシェダイオードの抵抗値が急激に減少し、サイリスタのゲートに電流が流れてサイリスタが導通し、回路が短絡状態になり、過電圧を保護する方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
実開平6−2625号公報(全体)
上記特許文献1に記載されている回路は、負荷の両端電圧を固定抵抗で分圧し、電圧依存性抵抗器またはアバランシェダイオードを用いて、分圧点が特定の電圧以上になると電圧依存性抵抗器またはアバランシェダイオードの抵抗値が急激に減少することにより、サイリスタのゲートに電流を流してサイリスタを導通させ、回路が短絡状態になり、過電圧を保護するように構成されている。しかしながら、このように固定抵抗で回路電圧を分圧する方式は、以下の2点の問題を有している。
第1の問題は、回路電圧の変化が急峻な場合、固定抵抗自身及びその取り付け状態等に起因する漂遊キャパシタンスの影響で、検出遅れを生じる問題である。即ち、これらの漂遊キャパシタンスの影響で、回路電圧が急上昇しても、分圧点の電圧はこれに比例して上昇せず、過渡的にはかえって低下してしまう場合あった。
第2の問題は、一般的に電圧依存性抵抗器やアバランシェダイオードに常時印加可能な電圧は、電圧依存性抵抗器やアバランシェダイオードの抵抗値が急激に減少する電圧に対して約1/2程度でしかないということである。つまり、保護する電圧レベルが電圧依存性抵抗器やアバランシェダイオードの常時印加可能電圧の2倍以上でないと、電圧依存性抵抗器やアバランシェダイオードを用いて回路の過電圧を保護することが出来ない。このため、過電圧の保護レベルが回路の定格電圧と接近した場合には、電圧依存性抵抗器やアバランシェダイオードを正常に動作させることができないため、従来の方式を適用することが困難であった。
本発明は、上記に鑑みて為されたもので、過電圧の検出特性を改善し、確実に回路過電圧を保護することができる過電圧保護回路を有する電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電源装置は、負荷コイルにパターン電圧を印加するための変換器と、コンデンサと抵抗の直列回路で構成され前記負荷コイルと並列に接続されたフィルタ回路と、前記フィルタ回路の両端に前記負荷コイルに流れる電流を増加させる方向を正としてカソードが正の極性に、アノードが負の極性になるように接続された回路短絡用サイリスタと、前記フィルタ回路の電圧を分圧する高圧側抵抗と低圧側抵抗の直列回路と、この直列回路の中点と前記回路短絡用サイリスタのゲート間に、低圧側の電圧が所定値以上となったとき導通状態となるように接続された電圧依存性素子と、前記高圧側抵抗に並列に接続された第1の高圧側コンデンサと、前記低圧側抵抗に並列に接続された第1の低圧側コンデンサとを備え、前記高圧側抵抗と前記第1の高圧側コンデンサとで決まる高圧側CR並列回路の時定数τh1を、前記低圧側抵抗と前記第1の低圧側コンデンサで決まる低圧側CR並列回路の時定数τl1より大きくしたことを特徴としている。
本発明によれば、過電圧の検出特性を改善し、確実に回路過電圧を保護することができる過電圧保護回路を有する電源装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1に係る電源装置のブロック構成図である。
変換器1により交流を直流に変換し、直流リアクトル2及びフィルタ回路3を介し、平滑された電流を負荷コイル4に供給する。フィルタ回路3は抵抗とコンデンサの直列回路で構成され、変換器1から出力される高調波リプルを減衰させる。尚、図1の変換器1は電流形変換器として示しているが、交流電圧を一度直流電圧に変換し、直流電圧を必要なパターンとして出力する電圧形変換器であっても良い。直流リアクトル2は変換器1が電圧形変換器であるとき、また負荷コイル4が電流リップルを許容するときには省略可能である。
また、フィルタ回路3と並列に回路短絡用サイリスタ5が接続され、更にフィルタ回路3の両端電圧を分圧するため、高圧側コンデンサ6Aと高圧側抵抗7AのCR並列回路と低圧側コンデンサ6Bと低圧側抵抗7BのCR並列回路を直列に接続している。
高圧側のCR並列回路と低圧側のCR並列回路の中点には、低圧側CR並列回路の両端の電圧が一定値以上になると導通状態となる電圧依存性素子8の一端が接続され、その他端は抵抗9を介して回路短絡用サイリスタ5のゲートに接続されている。
以下、図1のブロック構成図の動作を説明する。まず、応答性の改善のためには、高圧側コンデンサ6A、低圧側コンデンサ6Bの容量を夫々、Ch1、Cl1とし、高圧側抵抗7A、低圧側抵抗7Bの抵抗値を夫々Rh1、Rl1としたとき、Ch1、Cl1の値を高圧側抵抗7A、低圧側抵抗7Bの持つ漂遊キャパシタンスが無視できる大きさに選定し、回路の動作条件に合わせてCh1/Cl1の比を選定する。例えば漂遊キャパシタンスにより応答性が悪化しているような場合には、Ch1/ClをRh1/Rl1と同等の値に選定すれば、応答性は改善される。
次の段階として、高圧側のCR回路の時定数τh1、低圧側のCR回路の時定数τl1の関係が、
τh1>τl1・・・(1)
となるような回路定数を選定する。ただし、τh1=Ch1*Rh1、τL1=Cl1*Rl1である。
上記(1)式を満たすようにすることにより、定常動作時のゆっくりとした電圧パターンでは低圧側コンデンサ6Bに充電された電荷は低圧側抵抗7Bにより放電されるため、低圧側CR並列回路の両端に現れる電圧Vlは、回路に印加されている電圧をV0とすると、
Vl=V0*{Rl1/(Rh1+Rl1)} ・・・(2)
となる。ここで、Rh1≫Rl1となるように抵抗を選定すれば、
Vl=V0*Rl1/Rh1・・・(3)
となる。
一方、変換器1の開路などの異常電圧発生時は、負荷コイル4に蓄えられていたエネルギーがフィルタ回路3に流入するため、一般に通常動作時の電圧上昇に比してフィルタ回路3の両端の電圧上昇は非常に大きくなる。この時は低圧側コンデンサ7Bに充電された電荷が十分放電されないため、低圧側のCR並列回路の両端電圧Vlは、回路に印加されている電圧をV0とすると、
Vl=V0*{Ch1/(Ch1+Cl1)} ・・・(4)
となる。ここで、Cl1≫Ch1となるようにコンデンサを選定すれば、
Vl=V0*Ch1/Cl1・・・(5)
となる。
このように、高圧側のCR並列回路の時定数と低圧側のCR並列回路の時定数を(1)式で示す関係を満足するようにしたことにより、通常動作時に電圧依存性素子8に入力される電圧V0と異常時に入力される電圧V1を変えることが可能となる。
従って、通常動作時は(3)式で示されるVlが電圧依存性素子8の導通状態となる電圧以下となるように高圧側抵抗7Aの抵抗値Rh1と低圧側抵抗7Bの抵抗値Rl1を選定し、フィルタ回路3の両端電圧が定常時の運転パターンの電圧に比べ大きくなる異常動作時に電圧依存性素子8のブレークオーバ電圧Vb以上となるように高圧側コンデンサ6Aの容量Ch1と、低圧側コンデンサ6Bの容量Cl1を選定することによって、通常動作の電圧パターンでは動作せず、異常時フィルタ回路3の両端電圧の電圧上昇が大きい時のみ電圧依存性素子8を動作させることが可能となる。
本発明においては、回路短絡用サイリスタ5をオンする電圧は高圧側コンデンサ6Aと低圧側コンデンサ6Bの容量比により決定されるため、電圧依存性抵抗器やアバランシェダイオードを用いた場合に課題であった、過電圧の保護レベルが回路の定格電圧と接近した場合においても、正常に回路短絡用サイリスタ5をオンさせることができ信頼性の高い過電圧保護回路を有する電源装置を提供することができる。
更に、通常動作時の変換器出力電圧パターンの周波数をf0、異常時の電圧上昇の周波数の最小値をfovminとした時、低圧側のCR回路の時定数τl1が、
1/fovmin <τl1<1/f0・・・(6)
となるように、低圧側コンデンサ6Bの容量Cl1及び低圧側抵抗7Bの抵抗値Rl1を選定することにより、通常動作時では、低圧側コンデンサ7Bの電荷は放電され、低圧側に現れる電圧Vlは(3)式で示す値となる。また異常動作時には低圧側コンデンサ6Bの電荷は放電されないため低圧側に現れる電圧Vlを(5)式で示す値とすることができる。
上記の特徴に加えて、変換器1が通常動作時と同等の周波数パターンを出力している条件の下で、保護すべき過電圧レベルをVovとした時、高圧側抵抗7Aと低圧側抵抗7Bの抵抗値を、
Vb ≦Vov* Rl1/Rh1・・・(7)
の関係を満たすように選定することにより、異常時のフィルタ回路3の両端電圧の電圧上昇が大きな場合に検出可能なだけではなく、通常動作時のゆっくりとした電圧上昇時に対しても、回路短絡用サイリスタ5をオンさせることができ、より信頼性の高い過電圧保護回路を有する電源装置を提供することが可能となる。尚(7)式でVbは電圧依存性素子8のブレークオーバ電圧である。
次に本発明の実施例2に係る電源装置を、図2を参照して説明する。
図2は本発明の実施例2に係る電源装置のブロック構成図である。この実施例2の各部について、図1の実施例1に係る電源装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例2が実施例1と異なる点は、回路短絡用サイリスタ5A、5B及び5Cを直列接続するようにした点、これらの回路短絡用サイリスタ5A、5B及び5Cのゲートは、抵抗9の出力からパルストランス10の1次側に短絡用のゲート信号を供給し、パルストランス10の対応する2次巻線から抵抗11A、11B及び11Cを介して夫々得るようにした点である。
この実施例2によれば、電位の異なる高圧側CR並列回路と低圧側CR並列回路の中点と、回路短絡サイリスタ5A、5B及び5Cのゲート部とを絶縁することができるため、回路電圧が高い場合でも、実施例1で説明した機能を満足させることができる。尚、図2においては、回路短絡サイリスタの直列数を3として説明したが、直列数は任意で良いことは明らかである。
次に本発明の実施例3に係る電源装置を、図3を参照して説明する。
図3は本発明の実施例3に係る電源装置のブロック構成図である。この実施例3の各部について、図1の実施例1に係る電源装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例3が実施例1と異なる点は、高圧側コンデンサ6Aと高圧側抵抗7AのCR並列回路を高圧電源側に電流を流す方向のダーオード12を介して高圧電源側に接続するようにした点である。
図3において、変換器1の出力電圧が正、即ち回路短絡用サイリスタ5のカソード側が正の時に開路異常が発生した場合、高圧側コンデンサ6Aと低圧側コンデンサ6B間で電荷の移動が発生するため、回路短絡用サイリスタ5に逆電圧が印加された状態で、低圧側コンデンサ6Bの電圧が、電圧依存性素子8が導通状態となるブレークオーバ電圧Vbに到達してしまう恐れがある。この場合、回路短絡用サイリスタ5にゲート電流は通電されるが、サイリスタには逆電圧が印加されているため、回路短絡用サイリスタ5がオンすることができず、例えば実施例2のようにパルストランス10を使用している場合はパルストランス10が飽和してしまい、その後過電圧保護動作させることが困難になるという問題がある。
従って、図3に示すダイオード12を回路短絡用サイリスタ5の導通方向と等しい方向に高圧側コンデンサ6Aと高圧側抵抗7AのCR並列回路と低圧側コンデンサ6Bと低圧側抵抗7BとのCR並列回路の直列回路と直列に挿入する。このダイオード12によって、変換器1の出力が正の時は高圧側コンデンサ6A及び低圧側コンデンサ6Bは充電されず、変換器1の出力が負になった時に初めて充電されるため、回路短絡用サイリスタ5に逆電圧が印加された状態で、低圧側コンデンサ6Bの電圧が、電圧依存性素子8のブレークオーバ電圧Vbに到達してしまうという問題は回避される。
従って、図3に示した電源装置の構成を採用することにより、回路短絡用サイリスタ5に逆電圧が印加された状態で、低圧側コンデンサ6Bの電圧が電圧依存性素子8のブレークオーバ電圧Vbに達することを防止できるため、信頼性の高い過電圧保護回路を有する電源装置を提供することが可能となる。
次に本発明の実施例4に係る電源装置を、図4を参照して説明する。
図4は本発明の実施例4に係る電源装置のブロック構成図である。この実施例4の各部について、図1の実施例1に係る電源装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例4が実施例1と異なる点は、フィルタ回路3と並列に新たに高圧側コンデンサ13Aと低圧側コンデンサ13Bの直列回路を設け、この新たに設けた直列回路の中点をアノード側としてダイオード14を高圧側CR並列回路と低圧側CR並列回路の中点に接続するようにした点である。
ここで、新たに設けた高圧側コンデンサ13Aの容量をCh2、低圧側コンデンサ13Bの容量をCl2としたとき、
Ch1/Cl1 >Ch2/Cl2・・・(8)
となるようにコンデンサ容量を選定する。
異常時にフィルタ回路3の両端に発生する電圧をVo、高圧側コンデンサ6Aと高圧側抵抗7AのCR並列回路と低圧側コンデンサ6Bと低圧側抵抗7BのCR並列回路の直列回路の低圧側CR並列回路に発生する電圧をVl1とすると、Vl1=Vo*Ch1/Cl1となる。一方、新たに追加した高圧側コンデンサ13Aと低圧側コンデンサ13Bの直列回路の低圧側に発生する電圧をVl2とすると、Vl2=Vo*Ch2/Cl2となる。
ここで、各コンデンサの容量は(8)式を満足するように選定しているため、Vl1>Vl2となる。高圧側CR並列回路と低圧側CR並列回路の中点と高圧側コンデンサ13Aと低圧側コンデンサ13Bとの中点にダイオード14が接続されており、通常状態ではダイオードは非導通となっている。高圧側CR並列回路と低圧側CR並列回路の直列回路の低圧側CR並列回路に発生する電圧により電圧依存性素子8が導通状態となり、回路短絡用サイリスタ5にゲート電流が流れ、低圧側コンデンサ6Bの電圧が低下してくると、ダイオード14は導通し、低圧側コンデンサ13Bからも回路短絡用サイリスタ5にゲート電流を供給することが可能となる。
このようにすれば、高圧側コンデンサ6Aと低圧側コンデンサ6Bの各コンデンサの容量は電圧依存性素子8を点弧する電圧を決定するためのみの条件で定数を選定し、高圧側コンデンサ13Aと低圧側コンデンサ13Bの直列回路の各コンデンサ容量は回路短絡用サイリスタ5のゲートに十分電流が流せるような容量に定数を決定することができる。
従ってこの実施例4によれば、回路短絡用サイリスタ5を確実に点弧することができる信頼性の高い過電圧保護回路を有する電源装置を提供することが可能となる。
次に本発明の実施例5に係る電源装置を、図5を参照して説明する。
図5は本発明の実施例5に係る電源装置のブロック構成図である。この実施例5の各部について、図1の実施例1に係る電源装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例5が実施例1と異なる点は、回路短絡用サイリスタ5のゲート電流を検出するゲート電流検出器15及び回路短絡用サイリスタ5の主回路電流を検出する電流検出器16を設け、これらの検出信号を監視回路17の入力とするようにした点である。
監視回路17においては、ゲート電流検出器15と電流検出器16の検出信号の排他的論理和を演算するようにする。
この監視回路17により、ゲート信号が無いときに回路短絡用サイリスタ5に電流が通電された場合、またゲート信号が入力されたときに回路短絡サイリスタ5に電流が通電されなかった場合の異常を検出する。
この実施例5により、信頼性が向上した過電圧保護回路を有する電源装置を提供することが可能となる。
本発明の実施例1に係る電源装置のブロック構成図。 本発明の実施例2に係る電源装置のブロック構成図。 本発明の実施例3に係る電源装置のブロック構成図。 本発明の実施例4に係る電源装置のブロック構成図。 本発明の実施例5に係る電源装置のブロック構成図。
符号の説明
1 変換器
2 直列リアクトル
3 フィルタ回路
4 負荷コイル
5、5A、5B、5C 回路短絡用サイリスタ
6A 高圧側コンデンサ
6B 低圧側コンデンサ
7A 高圧側抵抗
7B 低圧側抵抗
8 電圧依存性素子
9 抵抗
10 パルストランス
11A、11B、11C 抵抗
12 ダイオード
13A 高圧側コンデンサ
13B 低圧側コンデンサ
14 ダイオード
15 ゲート電流検出器
16 電流検出器
17 監視回路

Claims (9)

  1. 負荷コイルにパターン電圧を印加するための変換器と、
    コンデンサと抵抗の直列回路で構成され前記負荷コイルと並列に接続されたフィルタ回路と、
    前記フィルタ回路の両端に前記負荷コイルに流れる電流を増加させる方向を正としてカソードが正の極性に、アノードが負の極性になるように接続された回路短絡用サイリスタと、
    前記フィルタ回路の電圧を分圧する高圧側抵抗と低圧側抵抗の直列回路と、
    この直列回路の中点と前記回路短絡用サイリスタのゲート間に、低圧側の電圧が所定値以上となったとき導通状態となるように接続された電圧依存性素子と、
    前記高圧側抵抗に並列に接続された第1の高圧側コンデンサと、
    前記低圧側抵抗に並列に接続された第1の低圧側コンデンサと
    を具備し
    前記高圧側抵抗と前記第1の高圧側コンデンサとで決まる高圧側CR並列回路の時定数τh1を、前記低圧側抵抗と前記第1の低圧側コンデンサで決まる低圧側CR並列回路の時定数τl1より大きくしたことを特徴とする電源装置。
  2. 負荷コイルにパターン電圧を印加するための変換器と、
    コンデンサと抵抗の直列回路で構成され前記負荷コイルと並列に接続されたフィルタ回路と、
    前記フィルタ回路の両端に前記負荷コイルに流れる電流を増加させる方向を正としてカソードが正の極性に、アノードが負の極性になるように直列に接続された複数個の回路短絡用サイリスタと、
    複数の2次巻線を有し、これらの2次巻線の出力を前記複数個の回路短絡用サイリスタのゲートに夫々接続したパルストランスと、
    前記フィルタ回路の電圧を分圧する高圧側抵抗と低圧側抵抗の直列回路と、
    この直列回路の中点と前記パルストランスの1次巻線間に、低圧側の電圧が所定値以上となったとき導通状態となるように接続された電圧依存性素子と、
    前記高圧側抵抗に並列に接続された第1の高圧側コンデンサと、
    前記低圧側抵抗に並列に接続された第1の低圧側コンデンサと
    を具備し
    前記高圧側抵抗と前記第1の高圧側コンデンサとで決まる高圧側CR並列回路の時定数τh1を、前記低圧側抵抗と前記第1の低圧側コンデンサで決まる低圧側CR並列回路の時定数τl1より大きくしたことを特徴とする電源装置。
  3. 前記高圧側コンデンサと前記高圧側抵抗の高圧側CR並列回路と、
    前記低圧側コンデンサと前記低圧側抵抗の低圧側CR並列回路とで形成される直列回路と直列に、
    前記回路短絡用サイリスタの導通方向と等しい方向に第1のダイオードを接続したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源装置。
  4. 更に前記フィルタ回路の電圧を分圧する第2の高圧側コンデンサと第2の低圧側コンデンサを設け、
    この第2の高圧側コンデンサと第2の低圧側コンデンサの中点から前記直列回路の中点に電流を流す方向に第2のダイオードを接続したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電源装置。
  5. 前記第1の高圧側コンデンサの容量をCh1、前記高圧側抵抗の抵抗値をRh1、前記第1の低圧側コンデンサの容量をCl1、前記低圧側抵抗の抵抗値をRl1、前記変換器1の定常動作時の最大出力電圧をVmax、異常時の検出電圧をVxとしたとき、前記電圧依存性素子のブレークオーバ電圧Vbを、
    Vx*Ch1/Cl1≧Vb >Vmax*Rl1/Rh1
    の関係を満足する値としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電源装置。
  6. 定常動作時の前記変換器の出力電圧パターンの周波数をf0、異常時の電圧上昇の周波数をfovminとした時、前記低圧側CR並列回路の時定数τl1を、
    1/fovmin<τl1<1/f0
    の関係を満足する値としたことを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
  7. 前記変換器の出力が定常動作時と同等の周波数で電圧パターンを出力しているときに保護すべき過電圧レベルをVovとした時、前記電圧依存性素子のブレークオーバ電圧Vbを、
    Vb≦Vov*Rl1/Rh1
    の関係を満足する値としたことを特徴とする請求項6に記載の電源装置。
  8. 前記第1の高圧側コンデンサの容量をCh1、前記第1の低圧側コンデンサの容量をCl1、前記第2の高圧側コンデンサの容量をCh2、前記第2の低圧側コンデンサの容量をCl2としたとき、
    Ch1/Cl1>Ch2/Cl2
    の関係を満足するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  9. 前記回路短絡用サイリスタに流れる電流を検出するための電流検出手段と、
    前記回路短絡用サイリスタのゲート信号の状態を検出するゲート信号検出手段と、
    前記電流検出手段と前記ゲート信号検出手段から得られる2つの信号の排他的論理和を監視する監視回路と
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の電源装置。
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