JP4552803B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4552803B2
JP4552803B2 JP2005231868A JP2005231868A JP4552803B2 JP 4552803 B2 JP4552803 B2 JP 4552803B2 JP 2005231868 A JP2005231868 A JP 2005231868A JP 2005231868 A JP2005231868 A JP 2005231868A JP 4552803 B2 JP4552803 B2 JP 4552803B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
module
signal
column
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005231868A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007048953A (ja
Inventor
朋文 荒川
睦弘 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2005231868A priority Critical patent/JP4552803B2/ja
Priority to US11/499,730 priority patent/US7411412B2/en
Priority to KR1020060074849A priority patent/KR101232298B1/ko
Priority to CNB2006101593781A priority patent/CN100514644C/zh
Publication of JP2007048953A publication Critical patent/JP2007048953A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4552803B2 publication Critical patent/JP4552803B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/173Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00392Modifications for increasing the reliability for protection by circuit redundancy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/77Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate
    • H01L21/78Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices
    • H01L21/82Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components or integrated circuits formed in, or on, a common substrate with subsequent division of the substrate into plural individual devices to produce devices, e.g. integrated circuits, each consisting of a plurality of components

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

本発明は、互いに機能を代替可能な複数のモジュールを有する半導体集積回路に係り、特に、モジュールの故障による歩留りの低下の改善を図った半導体集積回路に関するものである。
近年の半導体集積回路では、加工寸法の微細化と回路構成の大規模化が進み、製造上の欠陥による歩留りの低下が深刻化している。そこで、全体の回路の一部に予め冗長な回路を設けておき、欠陥部分をこの冗長な回路に置き換えることによって、半導体チップ全体が不良品とならないようにする手法が提案されている。
例えば特許文献1に記載されるFPGA(field programmable gate array)の論理回路データ生成方法では、故障情報と論理情報から故障回避の必要性を判定し、必要であるなら故障部分の機能を空き部分で代用するように論理情報を変更する。
また、特許文献2に記載される半導体装置では、メモリーマップ型のアドレッシングによって複数の回路モジュール間のデータ転送が行われる。各回路モジュールにIDコードが割り当てられており、そのIDコードを操作してデータの転送先を制御することにより、故障した回路モジュールを冗長な回路モジュールに置き換える。
特許第3491579号明細書 特許第3192220号明細書
上述した従来の技術には、次に述べるような問題点がある。
特許文献1に記載されるFPGAでは、論理回路の基本構成単位である基本セルが故障している場合、これを迂回するように配線ルートが変更される。故障回避のための迂回配線は故障の発生状況に応じて様々であり、どのような配線ルートに変更されるかを予測することは難しい。そのため、基本セルのどれが故障しても所望の遅延条件を満たし得るような明確な遅延マージンを設定することが困難であり、遅延特性が著しく悪化する可能性を考慮してかなり大きな遅延マージンを見込んでおく必要がある。
特許文献2に記載される半導体装置では、回路モジュール間のデータ転送距離がどの程度の長さになるかが不良の発生状況に応じて大きく変化する可能性があるため、全ての回路モジュールがお互いに最大限離れた場合を想定して各モジュールの動作を規定する必要がある。したがって、設計の段階においてかなり大きな遅延マージンを見込んでおく必要があり、システム全体の性能を最適化し難い。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回路の一部分に欠陥が生じていてもそれを救済して回路全体を正常に動作させることが可能であるとともに、欠陥の救済に伴う信号遅延の変化を小さくすることができる半導体集積回路を提供することにある。
本発明の第1の観点に係る半導体集積回路は、入力される機能設定データに応じて機能を設定されるN個(Nは2より大きい整数を示す)のモジュールと、各々が1つのモジュールに少なくとも1つの信号を出力するとともに当該1つのモジュールにおいて発生する少なくとも1つの信号を入力するR個(Rは1より大きくNより小さい整数を示す)の入出力部を有した回路ブロックと、入力される制御信号に応じて上記N個のモジュールからR個のモジュールを選択し、当該選択したR個のモジュールと上記回路ブロックのR個の入出力部とを1対1に接続し、かつ、上記R個の入出力部の各々に、少なくとも2つのモジュールから上記制御信号に応じて選択した1つのモジュールを接続するモジュール選択部とを具備する。上記R個の入出力部の各々は、上記機能設定データを保持し、接続先のモジュールに当該保持した機能設定データを入力するデータ保持部を有する。上記N個のモジュールは、入力される機能設定データが同一の場合、互いの機能を代替可能である。
好適には、上記第1の観点に係る半導体集積回路は、上記N個のモジュールのうち故障したモジュールが上記R個の入出力部から切り離されるように、上記モジュール選択部を制御する信号を生成する制御部を具備する。
本発明の第2の観点に係る半導体集積回路は、M行(N+1)列(Mは1以上の整数、Nは1より大きい整数を示す)の行列状に配列されており、各々が入力される機能設定データに応じて機能を設定される複数のモジュールと、M行N列の行列状に配列され、各々が1つのモジュールに少なくとも1つの信号を出力するとともに当該1つのモジュールにおいて発生する少なくとも1つの信号を入力する複数の入出力部を有した回路ブロックと、入力される制御信号に応じて、M行(N+1)列のモジュールから1列を除いたM行N列のモジュールを選択し、当該選択したM行N列のモジュールと上記M行N列の入出力部とを1対1に接続し、かつ、同一の行に属する入出力部の各々には同一の行に属する2つのモジュールから上記制御信号に応じて選択した一方のモジュールを接続するモジュール選択部とを具備する。上記M行N列の入出力部の各々は、上記機能設定データを保持し、接続先のモジュールに当該保持した機能設定データを入力するデータ保持部を有する。同一の行に属するモジュールは、入力される機能設定データが同一の場合、互いに機能を代替可能である。
好適には、上記第2の観点に係る半導体集積回路は、上記M行(N+1)列のモジュールから、故障したモジュールを含む列を除いたM行N列のモジュールを選択するように上記モジュール選択部の制御信号を生成する制御部を具備する。
上記第1の観点及び第2の観点によれば、同一の入出力部に接続される2つ若しくは2以上のモジュールを、この入出力部との距離の違いが小さくなるように配置することが可能になる。入出力部とモジュールとの距離の違いが小さくなると、両者を接続する配線長の違いが小さくなるため、欠陥の救済等に伴ってモジュールと入出力部との接続を切り替えた場合に生じる信号遅延の変化が小さくなる。
また、一の入出力部に接続されるモジュールが欠陥救済等に伴って切り替えられても、当該一の入出力部に接続されるモジュールの機能は、当該一の入出力部に設けられたデータ保持部に保持される機能設定データによって常に一定の機能に設定される。
上記データ保持部は、接続先のモジュールへ上記機能設定データの各ビットデータを伝送する複数の第1配線と、複数のビットデータを伝送する複数の第2配線と、上記複数の第1配線の各々に、上記複数の第2配線の何れか1つを接続する複数の第3配線とを含んでも良い。
この場合、上記第1配線は、第1配線層に形成され、上記第2配線は、上記第1配線層を覆う第2配線層に形成されても良い。また、上記第3配線は、上記第1配線と上記第2配線とを接続するビヤを含んでも良い。
また、上記データ保持部は、記憶データを少なくとも1回書き換えることが可能な記憶素子を含んでも良い。
また、上記モジュールは、上記入出力部から入力される信号の少なくとも一部に応じて、上記機能設定データの複数のビットデータから1つを選択し、当該選択したビットデータ若しくはその論理反転データを上記入出力部へ出力する選択回路を含んでも良い。
上記モジュール選択部は、上記制御信号に応じて、第k行(kは1からMまでの整数を示す)に属する第i列(iは1からNまで整数を示す)のモジュール又は第(i+1)列のモジュールの一方を選択し、当該選択したモジュールを第k行第i列の入出力部に接続しても良い。
また、各行に属するN個の入出力部は、等しい間隔で配置されても良く、第k行第i列のモジュール及び第k行第(i+1)列のモジュールは、第k行第i列の入出力部との距離が互いに等しくなる位置に配置されても良い。
また好適には、上記半導体集積回路は、各々が、各列に属するM個のモジュールの共通の電源供給線に挿入されており、上記制御信号に応じて、上記入出力部に接続されない列に属するモジュールへの電源供給を遮断する(N+1)個の電源スイッチ回路を有する。
これにより、上記入出力部に接続されないモジュールにおいて無駄に電力が消費されなくなる。また、故障したモジュールへの電源供給を遮断すれば、歩留りが向上する。
また、上記回路ブロック及び上記モジュール選択部は、上記M行(N+1)列のモジュールに比べて、同一配線層に属する配線同士の間隔が広くても良いし、異なる配線層に属する配線同士を接続するために使用されるビヤの本数が多くても良い。
これにより、上記回路ブロック及び上記モジュール選択部の故障の発生確率が低減し、歩留りが向上する。
また、上記M行(N+1)列のモジュールは、上記回路ブロック及び上記モジュール選択部に比べて、単位面積当たりの回路素子の密度が高くても良い。これにより、回路の面積が小さくなる。
上記半導体集積回路は、上記M行N列の入出力部から切り離すべき1列のモジュールを指定する信号を記憶する記憶部を具備しても良い。この場合、上記制御部は、上記記憶部に記憶される信号に応じて上記制御信号を生成しても良い。
また、上記半導体集積回路は、上記M行N列の入出力部から切り離すべき1列のモジュールを指定する信号を入力する信号入力部を具備しても良い。この場合、上記制御部は、上記信号入力部に入力される信号に応じて上記制御信号を生成しても良い。
更に、上記制御部は、上記記憶部に所定の初期値を持つ信号が記憶される場合に、上記信号入力部に入力される信号に応じて上記制御信号を生成し、上記記憶部に上記初期値と異なる値を持つ信号が記憶される場合に、上記記憶部に記憶される信号に応じて上記制御信号を生成しても良い。
上記モジュール選択部は、上記制御信号に応じて、全ての入出力部から切り離されたモジュールの信号入力端子を所定電位の配線に接続しても良い。
これにより、上記入出力部に接続されていないモジュールの信号入力端子の電位が安定する。
本発明によれば、同一入出力部に接続される複数個のモジュールを、当該入出力部との距離の違いが小さくなるように配置することができるため、欠陥の救済等に伴って入出力部とモジュールとの接続を切り替えた場合に生じる信号遅延の変化を小さくすることができる。
また、入出力部に設けられたデータ保持部に保持される機能設定データによってモジュールの機能を設定することにより、データ保持部に保持される機能設定データが製造時に固定されても、製造後の検査によって発見されるモジュールの欠陥を救済することが可能になる。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路の構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る半導体集積回路は、例えば図1に示すように、モジュールM11〜M19,M21〜M29,M31〜M39,M41〜M49と、一般回路ブロック100と、モジュール選択部50とを有する。
モジュールM11〜M19,M21〜M29,M31〜M39,M41〜M49は、それぞれ本発明のモジュールの一実施形態である。
一般回路ブロック100は、本発明の回路ブロックの一実施形態である。
モジュール選択部50は、本発明のモジュール選択部の一実施形態である。
モジュールM11〜M19,M21〜M29,M31〜M39,M41〜M49は、4行9列の行列状に配列される。ここで、‘k’を1から4までの整数、‘n’を1から9までの整数とすると、モジュールMknは第k行及び第n列に属する。
モジュールMknは、入力される機能設定データに応じてその機能を設定される回路、すなわちプログラム可能な回路である。
モジュールMknの回路構成や機能は任意であり、例えばDSP(digital signal processor)等の演算・処理機能を持つ回路や、単純な論理演算を行う回路を含んでも良い。後者の回路としては、例えば、入出力部(後述)から入力される信号の少なくとも一部に応じて、機能設定データの複数のビットデータから1つを選択し、選択したビットデータ若しくはその論理反転データを入出力部へ出力するセレクタSEL(図2)などでも良い。
また、モジュールMknは、デジタル回路に限定されるものではなく、機能設定データに応じて機能を設定可能なアナログ回路でも良い。
同一の行に属するモジュールは、入力される機能設定データが同一の場合、互いの機能を代替可能である。すなわち、第k行に属するモジュールMk1〜Mk9に同一の機能設定データを入力した場合、これらのモジュールの機能は同等になる。
同一の行に属するモジュールMk1〜Mk9は、全て同一の回路構成を有していても良いし、同じ機能設定データを入力した場合に機能を代替可能であれば、その一部に異なる回路構成を有するモジュールを含んでいても良い。
一般回路ブロック100は、上述したモジュールM11〜M19,M21〜M29,M31〜M39,M41〜M49との間で信号をやり取りするための入出力部P11〜P18,P21〜P28,P31〜38,P41〜P48を有しており、これらのモジュールと共同して所定の処理を実行する。一般回路ブロック100の回路構成や機能は任意であり、例えば配線のみでも良い。
入出力部P11〜P18,P21〜P28,P31〜38,P41〜P48は、4行8列の行列状に配列される。ここで、‘i’を1から8までの整数とすると、入出力部Pkiは第k行及び第i列に属する。
入出力部P11〜P18,P21〜P28,P31〜38,P41〜P48の各々は、1つのモジュールに少なくとも1つの信号を出力するとともに、当該1つのモジュールにおいて発生する少なくとも1つの信号を入力する。図1において記号‘I/O’は、後述する機能設定データ以外に入出力部とモジュールとの間でやり取りされる信号を示す。
なお、同一の行に属する入出力部Pk1〜Pk8は、全てが同一の組合せの信号を入出力しても良いし、異なる組合せの信号を入出力する異なる種類の入出力部を含んでいても良い。
例えばモジュールMknが3つの出力端子を有する場合に、この3つの出力端子の全てから信号を入力するものや、1つの出力端子のみから信号を入力するものなどが入出力部Pk1〜Pk8の中に混在していても良い。
また、入出力部Pkiは、上述した機能設定データを保持するデータ保持部PDを有する。入出力部Pkiが、後述するモジュール選択部50によって1つのモジュールに接続されると、この入出力部Pkiに設けられたデータ保持部PDは、接続先のモジュールに対して、保持している機能設定データを入力する。
データ保持部PDは、少なくともデータを保持できれば良く、その構成は任意である。
例えばデータ保持部PDは、ビヤ等の配線を使って構成される固定的なデータを発生する回路でも良い。
この場合、データ保持部PDは、複数の配線LA(第1配線)と、複数の配線LB(第2配線)と、複数の配線LC(第3配線)とを用いて構成することができる。
配線LAは、接続先のモジュールへ機能設定データの各ビットデータを伝送する配線である。
配線LBは、それぞれ所定のビットデータを伝送する配線である。例えば電源線やグランド線など、一定値のビットデータ(‘1’、‘0’)を伝送する配線や、一般回路ブロック100に含まれる回路によって任意の値に設定されるビットデータを伝送する配線などが含まれる。
配線LCは、複数の配線LAの各々に複数の配線LBの何れか1つを接続する配線である。
例えば第1配線LAは、ある1つの金属配線層ML1に形成され、第2配線LBは、この金属配線層ML1より上層の金属配線層ML2に形成される。この場合、第3配線LCは、2つ金属配線層(ML1,ML2)の間を貫通するビヤを含む。
このように、配線を用いてデータ保持部PDを構成した場合、データ保持部PDに保持される機能設定データは、半導体集積回路の製造後に変更することができない。
他方、データ保持部PDは、各種のSRAM(static random access memory)やROM(read only memory)、フリップフロップ、不揮発性メモリなど、記憶データを少なくとも1回書き換えることが可能な記憶素子を用いて構成しても良い。
データ保持部PDに記憶素子を用いた場合、データ保持部PDに保持される機能設定データは、半導体集積回路を製造した後でも書き換えることが可能になる。
図2は、入出力部とモジュールの構成例を示す図である。
入出力部Pkiに設けられたデータ保持部PDは、例えば4ビットの機能設定データ(FD0,…,FD3)を保持しており、後述のモジュール選択部50によって接続されたモジュールMkiに、この機能設定データを入力する。また、入出力部Pkiは、モジュール選択部50を介して2ビットの信号(IN0,IN1)をモジュールMkiに出力するとともに、モジュール選択部50を介して1ビットの信号(OUT)をモジュールMkiから入力する。
モジュールMkiは、例えばセレクタSELを有しており、データ保持部PDから入力される機能設定データの各ビットデータ(FD0,…,FD3)の中から、信号IN0,IN1に応じて1つのビットデータを選択し、これを信号OUTとして入出力部Pkiに出力する。
図2の例において、データ保持部PDとセレクタSELは、2入力1出力のルックアップテーブルを構成している。本実施形態に係る半導体集積回路では、例えば図2に示すように、ルックアップテーブルの構成要素であるデータ保持部とセレクタを分離し、入出力部の内部にデータ保持部を、モジュールの内部にセレクタをそれぞれ配置している。
モジュール選択部50は、不図示の制御部から供給される制御信号に応じて、上述した4行9列のモジュールから1列を除いた4行8列のモジュールを選択し、当該選択した4行8列のモジュールと上述した4行8列の入出力部とを1対1に接続する。この場合、モジュール選択部50は、同一の行に属する入出力部の各々に、同一の行に属する2つのモジュールから制御信号に応じて選択した1つのモジュールを接続する。すなわち、モジュール選択部50は、第k行に属するモジュールMki又はモジュールMk(i+1)の一方を制御信号に応じて選択し、これを第k行の入出力部Pkiに接続する。
モジュール選択部50は、例えば、不図示の制御部から供給される制御信号に応じて、故障したモジュールを含む列(故障したモジュールがない場合は冗長用に設けられた特定の列)を除いた4行8列のモジュールを選択する。
故障したモジュールがない場合は、例えば図1に示すように、モジュールMkiと入出力部Pkiとが1対1に接続され、第9列に属するモジュールM19〜M49が全ての入出力部から切り離される。以下では、このように故障のモジュールがない通常の状態で入出力部から切り離されるモジュール列を、冗長カラムと呼ぶ場合がある。
図3は、図1に示す半導体集積回路における欠陥救済の一例を示す図であり、モジュールM22が故障している場合における入出力部とモジュールとの接続状態を示す。
モジュール22が故障している場合、図示しない制御部によって、モジュール22を含む第2列のモジュールM12〜M42と第2列の入出力部P12〜P42とが切り離される。第2列の入出力部P12〜P42は、第2列のモジュールM12〜M42の代わりに第3列のモジュールM13〜M43に接続され、第3列の入出力部P21〜P22は、第3列のモジュールM13〜M43の代わりに第4列のモジュールM14〜M44に接続される。このように、各入出力部の接続先が冗長カラム(第9列)の方向へ順にシフトすることにより、4行8列の入出力部は第2列を除く4行8列のモジュールと1対1に接続され、モジュールM22の欠陥が救済される。
図4及び図5は、欠陥の救済に伴って機能設定データの入力方向が変化する様子を図解した図であり、図の下側は、図1に示す半導体集積回路の断面の一例を図解している。
欠陥モジュールがない場合(図4)、各入出力部のデータ保持部PDは、図の左隣に位置するモジュールのセレクタSELに機能設定データを入力する。一方、欠陥モジュールが存在する場合(図5)、その欠陥モジュールを含んだ列より右側にある各入出力部のデータ保持部PDは、図の右隣に位置するモジュールのセレクタSELに機能設定データを入力する。これにより、欠陥モジュールを含んだ列より右側にある各モジュールの機能は、欠陥救済を行う前と比較して、全体的に右側へシフトする。
以上説明したように、図1に示す半導体集積回路によれば、4行9列のモジュールから1列を除いた4行8列のモジュールが選択され、この選択された4行8列のモジュールと4行8列の入出力部とが1対1に接続される。また、同一の行に属する入出力部の各々に、同一の行に属する2つのモジュールから選択された1つのモジュールが接続される。
これにより、同一の入出力部Pkiに接続される2つのモジュール(Mki、Mk(i+1))を、入出力部Pkiとの距離の違いが小さくなるように配置することが可能になる。例えば図1に示すように、各行の8つの入出力部(Pk1〜Pk8)を等しい間隔で配列することにより、入出力部Pkiとの距離が互いに等しくなるように2つのモジュール(Mki、Mk(i+1))を配置することができる。
入出力部とモジュールとの距離の違いを小さくすることによって、両者を接続する配線長の違いを小さくすることができる。したがって、欠陥の救済に伴ってモジュールと入出力部との接続を切り替えた場合に生じる信号遅延の変化を小さくすることができる。
また、モジュールMki及びMk(i+1)と入出力部Pkiとの位置関係に基づいて、欠陥救済による信号遅延の変化がどの程度になるかを正確に予測することができるため、例えば先に述べた特許文献1のように正確な予測が難しい場合に比べて、遅延マージンを小さく見積もることが可能になる。これにより、高速に動作する回路を実現できる。
更に、図1に示す半導体集積回路によれば、1つの入出力部に2つのモジュールの一方を選択して接続する簡易な回路構成によって欠陥の救済を行うことができるため、回路の増加や余分な消費電力の発生を最小限に抑えることができる。
接続の切替えに用いるスイッチ回路や制御部、欠陥情報を保持するための記憶部には、従来の一般的な方法によって設計、製造可能な回路を用いることができるため、欠陥救済機能を設けることによるコストの増大を微小に抑えることができる。
また、図1に示す半導体集積回路によれば、各入出力部に機能設定データを保持するデータ保持部PDが設けられており、このデータ保持部PDに保持される機能設定データがモジュール選択部を介して各モジュールに入力される。各モジュールの機能は、入力される機能設定データに応じて設定される。
これにより、一の入出力部に接続されるモジュールが欠陥救済のために切り替えられても、当該一の入出力部に接続されるモジュールを、そのデータ保持部PDに保持される機能設定データに応じた一定の機能に設定することができる。
欠陥救済に伴って入出力部とモジュールとの接続を切り替えた場合、各モジュールの機能は、接続先の入出力部に合わせて変更する必要がある。そのため、もし、データ保持部PDがモジュールの内部に設けられていると、欠陥救済を行った場合には、データ保持部PDの機能設定データを接続先の入出力部に合わせて書き換えなくてはならない。これを実現するには、例えば、データ保持部PDを書換え可能な記憶素子で構成する方法や、モジュールの欠陥を検査した後に電子線ビーム装置などによってデータ保持部PDの配線を固定する方法などが考えられる。
しかしながら、書換え可能な記憶素子を用いてデータ保持部PDを構成する方法では、ビヤ等によって配線を固定する方法に比べて回路構成が大幅に複雑化し、回路面積の増大や故障率の上昇を招くという不利益がある。また、電子線ビーム装置などによってデータ保持部PDの配線を固定する方法では、従来の一般的な製造ラインを利用できなくなる不利益や、製造効率が低下するという不利益がある。
これに対し、図1に示す半導体集積回路によれば、入出力部とモジュールとの接続を切り替えても、データ保持部PDに保持される機能設定データを一切変更する必要がないため、データ保持部PDを固定の配線によって構成することができる。したがって、書換え可能な記憶素子を用いる方法や、電子線ビーム装置等を用いて配線を固定する方法における上述した不利益を回避することができる。
更に、一般回路ブロック100には、欠陥の救済を行うために回路を付加する必要が全くないため、従来の回路をそのまま使用することが可能になり、欠陥救済機能を設けることによる設計の負担を軽減できる。
また、モジュールを規則的に配置する構造によって、配線の間隔や素子の特性等を最適化し易くなるため、モジュールをランダムに配置する構造に比べて回路面積の増大や回路特性のばらつきを抑制することができる。
しかも、図1に示す半導体集積回路によれば、入出力部とモジュールとの接続状態を列ごとに一括して制御することができるため、個々のモジュールについて入出力部との接続状態を独立に制御する場合に比べて制御信号の数を大幅に減らすことが可能であり、制御部の回路構成を簡易化することができる。
また、故障を検査する場合には、列ごとに故障の有無を検査すれば良いため、1つ1つのモジュールを検査する場合に比べて検査時間を短縮することができる。
更には、半導体集積回路の内部にヒューズ等の記憶素子を利用して故障モジュールの情報を書き込む場合には、列ごとに故障の有無の情報を書き込めば良いため、情報量が少なくなり、書き込み処理に要する時間を短縮することができる。
なお、本実施形態に係る半導体集積回路では、故障したモジュールが存在する場合に、これと同じ列に属する全てのモジュールが入出力部から切り離されるため、正常なモジュールも無駄になってしまう。そのため、故障の発生確率が高い場合には、無駄になるモジュールの数が多くなる傾向がある。しかしながら、故障の発生確率があまり高くない場合や、比較的小規模のモジュールを大量に有する場合には、個々のモジュールについて接続状態の制御を行う方式に比べて、同一の歩留りを達成するために必要な回路面積を抑えることができる。
また、図1に示す半導体集積回路においては、同一行の入出力部(Pk1〜Pk8)が直線上に配列されているが、これらは例えば曲線や蛇行した線の上に配列されても良いし、ジグザグに配列されても良い。どのような線上であっても、入出力部Pk1〜Pk8が等しい間隔で配列されていれば、入出力部Pkiとの距離が互いに等しくなるように2つのモジュール(Mki、Mk(i+1))を配置することが可能である。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態に係る半導体集積回路では、欠陥救済を行う部分(4行9列のモジュール)と、欠陥救済を行わない部分(一般回路ブロック100)とが分離されている。欠陥救済を行わない部分において欠陥が生じると、回路全体を破棄しなくてはならないため、この部分はできるだけ故障率を低くすることが望ましい。そこで、第2の実施形態に係る半導体集積回路では、例えばDFM(design for manufacturing)などの手法によって、欠陥救済を行わない部分(一般回路ブロック100)が欠陥救済を行う部分(4行9列のモジュール)に比べて故障し難くなるような対策を施す。
例えば、一般回路ブロック100においては、4行9列のモジュールに比べて、同一配線層に属する配線同士の間隔が広くなるように配線パターンが形成される。これにより、配線同士が短絡することによる故障の発生確率を低減することができる。
また、一般回路ブロック100においては、4行9列のモジュールに比べて、異なる配線層に属する配線同士を接続するために使用されるビヤの本数を多くしても良い。例えば、通常1本のビヤによって接続される配線を2本のビヤによって接続するなどの対策を施す。これにより、ビヤが欠落することによる故障の発生確率を低減することができる。
逆に4行9列のモジュールにおいては、一般回路ブロック100に比べて、単位面積当たりの回路素子の密度を高くしても良い。回路素子の密度が高くなると故障の発生確率が高くなるが、4行9列のモジュールにおいては欠陥救済による効果が期待できるため、適正な範囲内であれば多少故障が生じ易くなっても歩留りに大きな影響はない。したがって、4行9列のモジュールにおける回路素子の密度を高めることによって、歩留りに大きな影響を与えることなく回路全体の小面積化と高性能化を図ることができる。
なお、モジュール選択部50は、上述した欠陥救済を行う部分に含めても良いし、欠陥救済を行わない部分に含めても良い。
モジュール選択部50を欠陥救済しない部分に含める場合、モジュール選択部50には一般回路ブロック100と同様な対策を施す。すなわち、4行9列のモジュールに比べて、同一配線層に属する配線同士の間隔が広くなるように配線パターンを形成する対策や、4行9列のモジュールに比べて多くのビヤを用いて配線を接続する対策などを施す。これにより、モジュール選択部50の故障による歩留りの低下を抑えることができる。
他方、モジュール選択部50を欠陥救済しない部分に含める場合には、上述の対策を行う場合に比べて故障の発生確率が高くなる。
スイッチ回路の故障が回路全体に影響を与える場合としては、例えば、一般回路ブロック100へ信号を入力するための経路に設けられたスイッチ等の回路が短絡状態で故障し、この故障した回路から一般回路ブロック100へ一定電圧の信号が入力され続ける場合などが挙げられる。このような故障があまり発生しないのであれば、モジュール選択部50を欠陥救済しない部分に含めることによって、配線間のピッチやビヤの本数を減らせるため、回路の面積を削減することができるというメリットが得られる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。
図6は、本実施形態に係る半導体集積回路の構成の一例を示す図であり、図1と図6の同一符号は同一の構成要素を示す。
図6に示す半導体集積回路は、4行9列のモジュール(M11〜M19,M21〜M29,M31〜M39,M41〜M49)と、一般回路ブロック100に設けられた4行8列の入出力部(P11〜P18,P21〜P28,P31〜38,P41〜P48)と、モジュール選択部50に含まれるスイッチ回路SWA11〜SWA18,SWA21〜SWA28,SWA31〜SWA38,SWA41〜SWA48,SWB11〜SWB18,SWB21〜SWB28,SWB31〜SWB38,SWB41〜SWB48と、電源スイッチ回路PS1〜PS9と、制御部1と、信号入力部2と、記憶部3を有する。
スイッチ回路SWA11〜SWA18,SWA21〜SWA28,SWA31〜SWA38,SWA41〜SWA48の集まりは、それぞれ本発明の第1スイッチ群の一実施形態である。
スイッチ回路SWB11〜SWB18,SWB21〜SWB28,SWB31〜SWB38,SWB41〜SWB48の集まりは、それぞれ本発明の第2スイッチ群の一実施形態である。
電源スイッチ回路PS1〜PS9は、それぞれ本発明の電源スイッチ回路の一実施形態である。
制御部1は、本発明の制御部の一実施形態である。
信号入力部2は、本発明の信号入力部の一実施形態である。
記憶部3は、本発明の記憶部の一実施形態である。
本実施形態に係る半導体集積回路において、モジュールMkn(k=1,…,4; n=1,…,9)は、2つの入力(IN1,IN2)と1つの出力(OUT)を有するプログラム可能な論理回路である。
図7は、モジュールMknの構成の一例を示す図である。
図7に示すモジュールMknは、nチャンネルMOS型のトランジスタQn1〜Qn8,Qn10〜Qn14と、pチャンネルMOS型のトランジスタQp1と、インバータ回路INV1,INV2,INV4,INV5とを有する。
図7に示すモジュールMknにおいて、トランジスタQn1〜Qn6,Qp1及びインバータ回路INV1,INV2,INV4,INV5は、4対1のセレクタSELを構成する。このセレクタSELは、入力ノードA,Bに入力される信号に応じてノードN1〜N4の何れか1つを選択し、選択したノードに入力される1ビットのデータ(機能設定データの1ビットのデータ)を出力ノードYに出力する。
トランジスタQn1のソースはノードN1に接続され、そのドレインはトランジスタQn5を介してインバータ回路INV4の入力に接続される。
トランジスタQn2のソースはノードN2に接続され、そのドレインはトランジスタQn5を介してインバータ回路INV4の入力に接続される。
トランジスタQn3のソースはノードN3に接続され、そのドレインはトランジスタQn6を介してインバータ回路INV4の入力に接続される。
トランジスタQn4のソースはノードN4に接続され、そのドレインはトランジスタQn6を介してインバータ回路INV4の入力に接続される。
インバータ回路INV4の出力は、インバータ回路INV5を介して出力ノードYに接続される。
トランジスタQn1及びQn3のゲートは、入力ノードBに接続される。
トランジスタQn2及びQn4のゲートは、入力ノードBの信号を論理反転するインバータ回路INV2の出力に接続される。
トランジスタQn5のゲートは、入力ノードAに接続される。
トランジスタQn6のゲートは、入力ノードAの信号を論理反転するインバータ回路INV1の出力に接続される。
トランジスタQp1は、インバータ回路INV4の出力がローレベルのときにインバータ回路INV4の入力をプルアップする。
トランジスタQp1のソースは電源線VCCに接続され、そのドレインはインバータ回路INV4の入力に接続され、そのゲートはインバータ回路INV4の出力に接続される。
また、図7に示すモジュールMknにおいて、トランジスタQn7,Qn8,Qn10〜Qn13は、モジュールの検査を行う動作モード(以降、テストモードと呼ぶ)において、上述したセレクタSELにテスト信号を入力するための回路を構成する。
トランジスタQn7のドレインは、テスト信号の入力ノードTaに接続され、そのソースは入力ノードAに接続される。
トランジスタQn8のドレインは、テスト信号の入力ノードTbに接続され、そのソースは入力ノードBに接続される。
トランジスタQn7,Qn8のゲートは、テストモードにおいてハイレベルに設定されるノードTmodに共通接続される。
トランジスタQn10のドレインは、ノードN1に接続される。
トランジスタQn11のドレインは、ノードN2に接続される。
トランジスタQn12のドレインは、ノードN3に接続される。
トランジスタQn13のドレインは、ノードN4に接続される。
トランジスタQn10〜Qn13のソースは、インバータ回路INV2の出力に共通接続され、そのゲートは、ノードTmodに共通接続される。
トランジスタQn14は、テストモードにおいて、上述したセレクタSELのテスト結果を示す信号を、検査出力線SLに出力する。
トランジスタQn14のドレインは出力ノードYに接続され、そのソースは検査出力線SLに接続され、そのゲートは列選択線CLに接続される。列選択線CLが後述する列選択回路10によってハイレベルに設定されると、トランジスタQn14がオン状態となり、出力ノードYより出力されるセレクタSELの出力信号がトランジスタQn14を介して検査出力線SLに出力される。
ノードA,Bを入力、ノードYを出力とした場合、図7に示すモジュールMknの論理機能は、ノードN1〜N4に入力される機能設定データに応じて決定される。
例えば、ノードN1,N2,N3,N4にそれぞれ‘0’,‘1’,‘1’,‘1’のビットデータを入力した場合(‘0’はローレベル、‘1’はハイレベルを示す)、ノードA及びBを入力とし、ノードYを出力とする2入力のNAND回路が実現される。
すなわち、ノードAがローレベルの場合、トランジスタQn6がオンするとともに、トランジスタQn3又はQn4の何れか一方がオンする。そのため、インバータ回路INV4の入力は、トランジスタQn3及びQn6又はトランジスタQn4及びQn6を介してハイレベルに駆動され、ノードYはハイレベルになる。ノードBがローレベルの場合、トランジスタQn2及びQn4がオンするとともに、トランジスタQn5又はQn6がオンする。そのため、インバータ回路INV4の入力は、トランジスタQn2及びQn5又はトランジスタQn4及びQn6を介してハイレベルに駆動され、ノードYはハイレベルになる。
ノードA及びBが共にハイレベルの場合、トランジスタQn1及びQn5がオンし、トランジスタQn6がオフするため、インバータ回路INV4の入力は、トランジスタQn1及びQn5を介してローレベルに駆動され、ノードYはローレベルになる。
このようにして、入力ノードA又はBの何れか一方が‘0’(ローレベル)のときに出力ノードYが‘1’(ハイレベル)になり、入力ノードA及びBが両方‘1’(ハイレベル)のときに出力ノードYが‘0’(ローレベル)になるNAND機能が実現される。
また、ノードTmodがハイレベルに設定されるテストモードにおいては、トランジスタQn7,Qn8,Qn10〜Qn13が全てオンする。これにより、入力ノードA,Bには、検査用の入力ノードTa,Tbから所定の検査信号が入力される。また、ノードN1〜N4の入力信号は、ノードTbから入力される信号に応じて、全てハイレベル又は全てローレベルに設定される。
セレクタSELの論理機能は、検査用の入力ノードTa,Tbに入力される検査信号とノードYより出力される検査結果の信号とを照合することによって、正常かどうかチェックされる。
以上が、モジュールMknについての説明である。
本実施形態に係る半導体集積回路において、各入出力部のデータ保持部PDは、配線とビヤによって構成された回路により、4ビットの機能設定データを保持する。
図8は、データ保持部PDの構成の一例を示す図である。
図8における記号‘P11’,…,‘P41,‘P12’,…,‘P42’は、4本の配線L1〜L4に所定のビットデータを入力するためのビヤの作成位置を示す。
位置P11〜P41には、配線L1〜L4に値‘1’のビットデータを入力するためのビヤが作成される。位置P11〜P41にビヤを作成すると、配線L1〜L4は値‘1’のビットデータを伝送する配線、すなわち電源線VCCに接続される。
位置P12〜P42には、配線L1〜L4に値‘0’のビットデータを入力するためのビヤが作成される。位置P12〜P42にビヤを作成すると、配線L1〜L4は値‘0’のビットデータを伝送する配線、すなわちグランド線VSSに接続される。
本実施形態に係る半導体集積回路において、モジュール選択部50は、入出力部ごとに2つのスイッチ回路を有している。
スイッチ回路SWAkiは、第k行第i列の入出力部Pkiと第k行第i列のモジュールMkiとの間に接続されており、制御部1から供給される制御信号Sciが値‘1’の場合にオン、値‘0’の場合にオフする。
スイッチ回路SWBkiは、第k行第i列の入出力部Pkと第k行第(i+1)列のモジュールMk(i+1)との間に接続されており、制御部1から供給される制御信号Sciが値‘1’の場合にオフ、値‘0’の場合にオンする。
スイッチ回路SWAkiは、入出力部PkiからモジュールMkiへ伝送される信号Sinをオン/オフする回路、並びに、モジュールMkiから入出力部Pkiへ伝送される信号Soutをオン/オフする回路をそれぞれ少なくとも1つ有している。
同様に、スイッチ回路SWBkiは、入出力部PkiからモジュールMk(i+1)へ伝送される信号Sinをオン/オフする回路、並びに、モジュールMk(i+1)から入出力部Pkiへ伝送される信号Soutをオン/オフする回路をそれぞれ少なくとも1つ有している。
以下では、このように個々の信号のオン/オフを行う回路をスイッチ素子と呼び、その幾つかの構成例について説明する。
図9は、入出力部からモジュールへ伝送される信号をオン/オフするスイッチ素子の第1の構成例を示す図である。
図9に示すスイッチ素子SE1は、入出力部PkiからモジュールMkiへ伝送される信号Sin1をオン/オフする回路であり、スイッチ回路SWAkiに含まれる。
スイッチ素子SE1は、入出力部Pkiから信号を入力する入力端子Tiと、モジュールMkiへ信号を出力する出力端子Toとを有する。制御信号Sciが値‘1’(ハイレベル)の場合、入力端子Tiに入力される信号を論理反転して出力端子Toから出力し、制御信号Sciが値‘0’(ローレベル)の場合は、出力端子Toを高インピーダンス状態にする。
図9に示すスイッチ素子SE2は、入出力部PkiからモジュールMk(i+1)へ伝送される信号Sin2をオン/オフする回路であり、スイッチ回路SWBkiに含まれる。
スイッチ素子SE2は、入出力部Pkiから信号を入力する入力端子Tiと、モジュールMk(i+1)へ信号を出力する出力端子Toとを有する。制御信号Sciが値‘0’(ローレベル)の場合、入力端子Tiに入力される信号を論理反転して出力端子Toから出力し、制御信号Sciが値‘1’(ハイレベル)の場合は、出力端子Toを高インピーダンス状態にする。
また、スイッチ素子SE2は、接続先のモジュールMk(i+1)を全ての入出力部から切り離すことを指示する信号が入力された場合、出力端子Toをグランド線VSSに接続する。
スイッチ素子SE1及びSE2は、共に4つのトランジスタ(Q1〜Q4)を有する。
p型MOSトランジスタQ1及びQ2は電源線VCCと出力端子Toとの間に直列に接続され、n型MOSトランジスタQ3及びQ4は出力端子Toとグランド線VSSとの間に直列に接続される。p型MOSトランジスタQ1及びQ4のゲートには、入出力部Pkiからの信号SMin1が入力される。
スイッチ素子SE1において、p型MOSトランジスタQ2のゲートには制御信号Sciを論理反転した制御信号/Sciが入力される。n型MOSトランジスタQ3のゲートには制御信号Sciが入力される。
他方、スイッチ素子SE2において、p型MOSトランジスタQ2のゲートには上述の制御信号Sciが入力され、n型MOSトランジスタQ3のゲートには制御信号/Sciが入力される。
制御信号Sciがハイレベル(値‘1’)の場合、スイッチ素子SE1においてp型MOSトランジスタQ2及びn型MOSトランジスタQ3がオンするため、スイッチ素子SE1がインバータ回路として動作する。入出力部Pkiからの信号SMin1は、このインバータ回路によって論理反転されて、モジュールMkiに入力される。また、スイッチ素子SE2においてp型MOSトランジスタQ2及びn型MOSトランジスタQ3がオフして、出力端子Toが高インピーダンス状態になり、モジュールMk(i+1)と入出力部Pkiとが切り離される。
制御信号Sciがローレベル(値‘0’)の場合は、上述と逆にスイッチ素子SE2がインバータ回路として動作する。入出力部Pkiからの信号SMin1は、このインバータ回路によって論理反転されて、モジュールMk(i+1)に入力される。また、スイッチ素子SE1において出力端子Toが高インピーダンス状態になり、モジュールMkiと入出力部Pkiとが切り離される。
図10は、モジュールから入出力部へ伝送される信号をオン/オフするスイッチ素子の第1の構成例を示す図である。
図10に示すスイッチ素子SE3は、モジュールMkiから入出力部Pkiへ伝送される信号Sout1をオン/オフする回路であり、スイッチ回路SWAkiに含まれる。
スイッチ素子SE3は、モジュールMkiから信号を入力する入力端子Tiと、入出力部Pkiへ信号を出力する出力端子Toとを有する。制御信号Sciが値‘1’(ハイレベル)の場合、入力端子Tiに入力される信号を論理反転して出力端子Toから出力し、制御信号Sciが値‘0’(ローレベル)の場合は、出力端子Toを高インピーダンス状態にする。
図10に示すスイッチ素子SE4は、モジュールMk(i+1)から入出力部Pkiへ伝送される信号Sout2をオン/オフする回路であり、スイッチ回路SWBkiに含まれる。
スイッチ素子SE4は、モジュールMk(i+1)から信号を入力する入力端子Tiと、入出力部Pkiへ信号を出力する出力端子Toとを有する。制御信号Sciが値‘0’(ローレベル)の場合、入力端子Tiに入力される信号を論理反転して出力端子Toから出力し、制御信号Sciが値‘1’(ハイレベル)の場合は、出力端子Toを高インピーダンス状態にする。
スイッチ素子SE3及びSE4は、スイッチ素子SE1及びSE2と同様に、4つのトランジスタ(Q1〜Q4)を有する。p型MOSトランジスタQ1及びQ2は電源線VCCと出力端子Toとの間に直列に接続され、n型MOSトランジスタQ3及びQ4は出力端子Toとグランド線VSSとの間に直列に接続される。
スイッチ素子SE3において、p型MOSトランジスタQ2のゲートには制御信号/Sciが入力され、n型MOSトランジスタQ3のゲートには制御信号Sciが入力され、p型MOSトランジスタQ1及びQ4のゲートにはモジュールMkiからの信号Sout1が入力される。
他方、スイッチ素子SE4において、p型MOSトランジスタQ2のゲートには制御信号Sciが入力され、n型MOSトランジスタQ3のゲートには制御信号/Sciが入力され、p型MOSトランジスタQ1及びQ4のゲートにはモジュールMk(i+1)からの信号Sout2が入力される。
制御信号Sciがハイレベル(値‘1’)の場合、スイッチ素子SE3においてp型MOSトランジスタQ2及びn型MOSトランジスタQ3がオンし、スイッチ素子SE3はインバータ回路として動作する。モジュールMkiからの信号Sout1は、このインバータ回路によって論理反転されて、入出力部Pkiに入力される。また、スイッチ素子SE4においてp型MOSトランジスタQ2及びn型MOSトランジスタQ3がオフして、出力端子Toが高インピーダンス状態になり、モジュールMk(i+1)と入出力部Pkiとが切り離される。
制御信号Sciがローレベル(値‘0’)の場合は、上述と逆にスイッチ素子SE4がインバータ回路として動作する。モジュールMk(i+1)からの信号Sout2は、このインバータ回路によって論理反転されて、入出力部Pkiに入力される。スイッチ素子SE3においては、出力端子Toが高インピーダンス状態になり、モジュールMkiと入出力部Pkiとが切り離される。
図11は、入出力部からモジュールへ伝送される信号をオン/オフするスイッチ素子の第2の構成例を示す図である。
図11に示すスイッチ素子SE1Aは、図9に示すスイッチ素子SE1と同様に、入出力部PkiからモジュールMkiへ伝送される信号Sin1をオン/オフする回路であり、スイッチ回路SWAkiに含まれる。
スイッチ素子SE1Aは、入出力部PkiからモジュールMkiへ信号を伝送する経路に挿入されたトランスミッションゲート回路を有する。このトランスミッションゲート回路は、並列に接続されたp型MOSトランジスタQ5及びn型MOSトランジスタQ6によって構成される。
図11に示すスイッチ素子SE2Aは、図9にスイッチ素子SE2と同様に、入出力部PkiからモジュールMk(i+1)へ伝送される信号Sin2をオン/オフする回路であり、スイッチ回路SWBkiに含まれる。
スイッチ素子SE2Aは、入出力部PkiからモジュールMk(i+1)へ信号を伝送する経路に挿入されたトランスミッションゲート回路を有する。このトランスミッションゲート回路は、スイッチ素子SE1Aと同様に、並列接続されたp型MOSトランジスタQ5及びn型MOSトランジスタQ6によって構成される。
スイッチ素子SE1Aにおいて、p型MOSトランジスタQ5のゲートには制御信号/Sciが入力され、n型MOSトランジスタQ6のゲートには制御信号Sciが入力される。他方、スイッチ素子SE2Aにおいて、p型MOSトランジスタQ5のゲートには制御信号Sciが入力され、n型MOSトランジスタQ6のゲートには制御信号/Sciが入力される。
制御信号Sciがハイレベル(値‘1’)の場合、スイッチ素子SE1Aのp型MOSトランジスタQ5及びn型MOSトランジスタQ6がオンに駆動され、スイッチ素子SE1Aが導通状態になる。入出力部Pkiから出力される信号SMin1は、スイッチ素子SE1Aを介してモジュールMkiに入力される。また、スイッチ素子SE2Aのp型MOSトランジスタQ5及びn型MOSトランジスタQ6がオフに駆動されて、スイッチ素子SE2Aが遮断状態になり、モジュールMk(i+1)と入出力部Pkiとが切り離される。
制御信号Sciがローレベル(値‘0’)の場合は、上述と逆にスイッチ素子SE2Aが導通状態になる。入出力部Pkiから出力される信号SMin1は、スイッチ素子SE2Aを介してモジュールMk(i+1)に入力される。また、スイッチ素子SE1Aが遮断状態になり、モジュールMkiと入出力部Pkiとが切り離される。
なお、図11の例では、トランスミッションゲート回路の抵抗成分による信号遅延を改善するため、スイッチ素子SE1A,SE2Aの入力側(入出力部側)の経路にインバータ回路U5,U6が挿入されている。
図12は、モジュールから入出力部へ伝送される信号をオン/オフするスイッチ素子の第2の構成例を示す図である。
図12に示すスイッチ素子SE3Aは、図10に示すスイッチ素子SE3と同様に、モジュールMkiから入出力部Pkiへ伝送される信号Sout1をオン/オフする回路であり、スイッチ回路SWAkiに含まれる。
スイッチ素子SE3Aは、モジュールMkiから入出力部Pkiへ信号を伝送する経路に挿入されたトランスミッションゲート回路を有する。このトランスミッションゲート回路は、並列に接続されたp型MOSトランジスタQ5及びn型MOSトランジスタQ6によって構成される。
図12に示すスイッチ素子SE4Aは、図10にスイッチ素子SE4と同様に、モジュールMk(i+1)から入出力部Pkiへ伝送される信号Sout2をオン/オフする回路であり、スイッチ回路SWBkiに含まれる。
スイッチ素子SE4Aは、モジュールMk(i+1)から入出力部Pkiへ信号を伝送する経路に挿入されたトランスミッションゲート回路を有する。このトランスミッションゲート回路は、スイッチ素子SE3Aと同様に、並列接続されたp型MOSトランジスタQ5及びn型MOSトランジスタQ6によって構成される。
スイッチ素子SE3Aにおいて、p型MOSトランジスタQ5のゲートには制御信号/Sciが入力され、n型MOSトランジスタQ6のゲートには制御信号Sciが入力される。他方、スイッチ素子SE4Aにおいて、p型MOSトランジスタQ5のゲートには制御信号Sciが入力され、n型MOSトランジスタQ6のゲートには制御信号/Sciが入力される。
制御信号Sciがハイレベル(値‘1’)の場合、スイッチ素子SE3Aのp型MOSトランジスタQ5及びn型MOSトランジスタQ6がオンに駆動され、スイッチ素子SE1Aが導通状態になる。モジュールMkiから出力される信号Sout1は、スイッチ素子SE3Aを介して入出力部Pkiに入力される。また、スイッチ素子SE4Aのp型MOSトランジスタQ5及びn型MOSトランジスタQ6がオフに駆動されて、スイッチ素子SE4Aが遮断状態になり、モジュールMk(i+1)と入出力部Pkiとが切り離される。
制御信号Sciがローレベル(値‘0’)の場合は、上述と逆にスイッチ素子SE4Aが導通状態になる。モジュールMk(i+1)から出力される信号Sout2は、スイッチ素子SE4Aを介して入出力部Pkiに入力される。また、スイッチ素子SE3Aが遮断状態になり、モジュールMkiと入出力部Pkiとが切り離される。
なお、トランスミッションゲート回路の抵抗成分による信号遅延を改善するため、スイッチ素子SE1A,SE2Aの入力側(モジュール側)の経路にインバータ回路を挿入しても良い。
図13は、入出力部からモジュールへ伝送される信号をオン/オフするスイッチ素子の第3の構成例を示す図である。
図13に示すスイッチ素子SE1B,SE2Bは、図11に示すスイッチ素子SE1A,SE2Aのp型MOSトランジスタQ5をそれぞれ削除したものであり、基本的な動作はスイッチ素子SE1A,SE2Aと同じである。すなわち、制御信号Sciがハイレベル(値‘1’)の場合、入出力部Pkiからの信号をモジュールMkiへ伝送し、入出力部PkiとモジュールMk(i+1)とを切り離す。制御信号Sciがローレベル(値‘0’)の場合は、入出力部Pkiからの信号をモジュールMk(i+1)へ伝送し、入出力部PkiとモジュールMkiとを切り離す。
図14は、モジュールから入出力部へ伝送される信号をオン/オフするスイッチ素子の第3の構成例を示す図である。
図14に示すスイッチ素子SE3B,SE4Bは、図12に示すスイッチ素子SE3A,SE4Aのp型MOSトランジスタQ5をそれぞれ削除したものであり、基本的な動作はスイッチ素子SE3A,SE4Aと同じである。すなわち、制御信号Sciがハイレベル(値‘1’)の場合、モジュールMkiからの信号を入出力部Pkiへ伝送し、入出力部PkiとモジュールMk(i+1)とを切り離す。制御信号Sciがローレベル(値‘0’)の場合は、モジュールMk(i+1)からの信号を入出力部Pkiへ伝送し、入出力部PkiとモジュールMkiとを切り離す。
なお、図13,図14に示すスイッチ素子(SE1B,SE2B,SE3B,SE4B)にハイレベルの信号が入力される場合、これらのスイッチ素子を通過して出力される信号はn型MOSトランジスタQ6のしきい値に相当する電圧降下を生じる。そのため、図13,図14に示すスイッチ素子を用いる場合は、この電圧降下による回路動作への影響(遅延、ノイズマージン等)が許容範囲内に収まることが要求される。
ここで、第1の構成例(図9、図10)及び第2の構成例(図11、図12)のスイッチ素子を半導体基板上に形成した場合の構造について、図15及び図16を参照して説明する。
図15は、図9及び図10に示す第1の構成例のスイッチ素子(SE1〜SE4)の構造例を示す平面図である。
図15(A)は、2つの活性領域(D1,D2)にそれぞれ2つずつMOSトランジスタが形成される場合の例を示し、図15(B)は、4つの活性領域(D3〜D6)にそれぞれ1つずつMOSトランジスタが形成される場合の例を示す。
図15(A)に示す構造例では、半導体基板上に活性領域D1及びD2が並んで形成される。活性領域D1にはn型不純物が導入され、活性領域D2にはp型不純物が導入される。活性領域D1及びD2は、例えば図15(A)に示すように矩形の形状を有しており、これらのサイズはほぼ同じである。活性領域の間には、異なる活性領域の素子同士を電気的に分離するための領域(素子分離領域)が設けられている。
活性領域D1及びD2の上には、不図示のゲート酸化膜を介してゲート電極G1〜G3が設けられている。
ゲート電極G1は、2つの活性領域(D1、D2)の上に跨って設けられている。活性領域D1においてゲート電極G1に面する部分には、p型MOSトランジスタQ1のチャネルが形成される。また活性領域D2においてゲート電極G1に面する部分には、n型MOSトランジスタQ4のチャネルが形成される。
ゲート電極G1は、第1の構成例のスイッチ素子(SE1〜SE4)における入力端子Tiに相当する。
ゲート電極G2は、図においてゲート電極G1の右側の活性領域D1上に設けられている。活性領域D1においてゲート電極G2に面する部分には、p型MOSトランジスタQ2のチャネルが形成される。
ゲート電極G3は、図においてゲート電極G1の右側の活性領域D2上に設けられている。活性領域D2においてゲート電極G3に面する部分には、n型MOSトランジスタQ3のチャネルが形成される。
ゲート電極G2,G3は、制御信号Sci若しくはその論理反転信号/Sciを入力する端子に相当する。
活性領域D1においてゲート電極G1の左側の領域A1は、p型MOSトランジスタQ1のソースに相当する。この領域A1は、不図示のビヤを介して金属配線W1に接続される。金属配線W1は、電源線VCCに相当する。
活性領域D1においてゲート電極G1及びG2の間に挟まれた領域A2は、p型MOSトランジスタQ1のドレイン並びにp型MOSトランジスタQ2のソースに相当する。p型MOSトランジスタQ1のドレインとp型MOSトランジスタQ2のソースは、この領域A2において互いに接続されている。
活性領域D1においてゲート電極G2の右側の領域A3は、p型MOSトランジスタQ2のドレインに相当する。また、活性領域D2においてゲート電極G3の右側の領域A4は、n型MOSトランジスタQ3のドレインに相当する。この領域A3とA4は、不図示のビヤと金属配線W2を介して互いに接続される。領域A3とA4の接続点は、第1の構成例のスイッチ素子(SE1〜SE4)における出力端子Toに相当する。
活性領域D2において、ゲート電極G1及びG3の間に挟まれた領域A5は、n型MOSトランジスタQ3のソース並びにn型MOSトランジスタQ4のドレインに相当する。n型MOSトランジスタQ3のソースとn型MOSトランジスタQ4のドレインは、この領域A5において互いに接続されている。
活性領域D2においてゲート電極G1の左側の領域A6は、n型MOSトランジスタQ4のソースに相当する。この領域A6は、不図示のビヤを介して金属配線W3に接続される。金属配線W3は、グランド線VSSに相当する。
図15(B)に示す構造例では、半導体基板上において4つの活性領域D3、D4、D5及びD6が行列状に形成される。図15(B)の例では、活性領域D4が活性領域D3の右側に形成され、活性領域D6が活性領域D3の下側に形成され、活性領域D5が活性領域D4の下側かつ活性領域D6の右側に形成される。
活性領域D3及びD4にはn型不純物が導入され、活性領域D5及びD6にはp型不純物が導入される。活性領域D3〜D6は、例えば図15(B)に示すように矩形の形状を有しており、これらのサイズはほぼ同じである。活性領域の間には、素子分離領域が設けられている。
活性領域D3〜D6の上には、不図示のゲート酸化膜を介してゲート電極G4〜G6が設けられている。
ゲート電極G4は、活性領域D3及びD6の上に跨って設けられている。活性領域D3においてゲート電極G4に面する部分には、p型MOSトランジスタQ1のチャネルが形成される。また活性領域D6においてゲート電極G4に面する部分には、n型MOSトランジスタQ4のチャネルが形成される。
ゲート電極G4は、第1の構成例のスイッチ素子(SE1〜SE4)における入力端子Tiに相当する。
ゲート電極G5は、活性領域D4の上に設けられている。活性領域D4においてゲート電極G5に面する部分には、p型MOSトランジスタQ2のチャネルが形成される。
ゲート電極G6は、活性領域D5の上に設けられている。活性領域D5においてゲート電極G6に面する部分には、n型MOSトランジスタQ3のチャネルが形成される。
ゲート電極G5,G6は、制御信号Sci若しくはその論理反転信号/Sciを入力する端子に相当する。
活性領域D3においてゲート電極G4の左側の領域A7は、p型MOSトランジスタQ1のソースに相当する。この領域A7は、不図示のビヤを介して金属配線W4に接続される。金属配線W4は、電源線VCCに相当する。
活性領域D3においてゲート電極G4の右側の領域A8は、p型MOSトランジスタQ1のドレインに相当する。また、活性領域D4においてゲート電極G5の左側の領域A9は、p型MOSトランジスタQ2のソースに相当する。この領域A8とA9は、不図示のビヤ並びに金属配線W5、W6及びW7を介して互いに接続される。
活性領域D4においてゲート電極G5の右側の領域A10は、p型MOSトランジスタQ2のドレインに相当する。また、活性領域D5においてゲート電極G6の右側の領域A11は、n型MOSトランジスタQ3のドレインに相当する。この領域A3とA4は、不図示のビヤと金属配線W8を介して互いに接続される。領域A10とA11の接続点は、第1の構成例のスイッチ素子(SE1〜SE4)における出力端子Toに相当する。
活性領域D5においてゲート電極G6の左側の領域A12は、n型MOSトランジスタQ3のソースに相当する。また、活性領域D6においてゲート電極G4の右側の領域A13は、n型MOSトランジスタQ1のドレインに相当する。この領域A12とA13は、不図示のビヤ並びに金属配線W9、W10及びW11を介して互いに接続される。
活性領域D6においてゲート電極G1の左側の領域A14は、n型MOSトランジスタQ4のソースに相当する。この領域A14は、不図示のビヤを介して金属配線W12に接続される。金属配線W3は、グランド線VSSに相当する。
図16は、図11及び図12に示す第2の構成例のスイッチ素子(SE1A〜SE4A)の構造例を示す平面図である。
図16(A)は、2つの活性領域(D7,D8)にそれぞれ2つずつMOSトランジスタが形成される場合の例を示し、図16(B)は、4つの活性領域(D9〜D12)にそれぞれ1つずつMOSトランジスタが形成される場合の例を示す。
図16(A)に示す構造例では、半導体基板上に活性領域D7及びD8が並んで形成される。活性領域D7にはn型不純物が導入され、活性領域D8にはp型不純物が導入される。活性領域D7及びD8は、例えば図16(A)に示すように矩形の形状を有しており、これらのサイズはほぼ同じである。活性領域の間には素子分離領域が設けられている。
活性領域D7及びD8の上には、不図示のゲート酸化膜を介してゲート電極G7〜G9が設けられている。
ゲート電極G7は、2つの活性領域(D7、D8)の上に跨って設けられている。活性領域D7においてゲート電極G7に面する部分には、p型MOSトランジスタQ7のチャネルが形成される。また活性領域D8においてゲート電極G7に面する部分には、n型MOSトランジスタQ8のチャネルが形成される。
なお、p型MOSトランジスタQ7及びn型MOSトランジスタQ8は、スイッチ素子(SE1A〜SE4A)の入力側の経路に挿入されるインバータ回路を構成するトランジスタである。ゲート電極G7は、このインバータ回路の入力端子に相当する。
ゲート電極G8は、図においてゲート電極G7の右側の活性領域D7上に設けられている。活性領域D7においてゲート電極G8に面する部分には、p型MOSトランジスタQ5のチャネルが形成される。
ゲート電極G9は、図においてゲート電極G7の右側の活性領域D8上に設けられている。活性領域D8においてゲート電極G9に面する部分には、n型MOSトランジスタQ6のチャネルが形成される。
ゲート電極G8,G9は、制御信号Sci若しくはその論理反転信号/Sciを入力する端子に相当する。
活性領域D7においてゲート電極G7の左側の領域A15は、p型MOSトランジスタQ7のソースに相当する。この領域A15は、不図示のビヤを介して金属配線W13に接続される。金属配線W13は、電源線VCCに相当する。
活性領域D8においてゲート電極G7の左側の領域A20は、n型MOSトランジスタQ8のソースに相当する。この領域A20は、不図示のビヤを介して金属配線W15に接続される。金属配線W15は、電源線VCCに相当する。
活性領域D7においてゲート電極G7及びG8の間に挟まれた領域A16は、p型MOSトランジスタQ7のドレイン並びにp型MOSトランジスタQ5のソースに相当する。また、活性領域D8においてゲート電極G7及びG9の間に挟まれた領域A19は、n型MOSトランジスタQ8のドレイン並びにn型MOSトランジスタQ6のソースに相当する。
この領域A16とA19は、不図示のビヤと金属配線W14とを介して互いに接続される。領域A16とA19の接続点は、上述したインバータ回路の出力端子に相当するとともに、第2の構成例のスイッチ素子(SE1A〜SE4A)において信号を入力する側の端子に相当する。
活性領域D7においてゲート電極G8の右側の領域A17は、p型MOSトランジスタQ5のドレインに相当する。また、活性領域D8においてゲート電極G9の右側の領域A18は、n型MOSトランジスタQ6のドレインに相当する。この領域A17とA18は、不図示のビヤと金属配線W16を介して互いに接続される。領域A17とA18の接続点は、第2の構成例のスイッチ素子(SE1A〜SE4A)において信号を出力する側の端子に相当する。
図16(B)に示す構造例では、半導体基板上において4つの活性領域D9、D10、D11及びD12が行列状に形成される。図16(B)の例では、活性領域D11が活性領域D9の右側に形成され、活性領域D10が活性領域D9の下側に形成され、活性領域D12が活性領域D11の下側かつ活性領域D10の右側に形成される。
活性領域D9及びD11にはn型不純物が導入され、活性領域D10及びD12にはp型不純物が導入される。活性領域D9〜D12は、例えば図16(B)に示すように矩形の形状を有しており、これらのサイズはほぼ同じである。活性領域の間には、素子分離領域が設けられている。
活性領域D9〜D12の上には、不図示のゲート酸化膜を介してゲート電極G10〜G12が設けられている。
ゲート電極G10は、活性領域D9及びD10の上に跨って設けられている。活性領域D9においてゲート電極G10に面する部分には、p型MOSトランジスタQ7のチャネルが形成される。また活性領域D10においてゲート電極G10に面する部分には、n型MOSトランジスタQ8のチャネルが形成される。
ゲート電極G10は、p型MOSトランジスタQ7及びn型MOSトランジスタQ8によって構成されるインバータ回路の入力端子に相当する。
ゲート電極G11は、活性領域D11の上に設けられている。活性領域D11においてゲート電極G11に面する部分には、p型MOSトランジスタQ5のチャネルが形成される。
ゲート電極G12は、活性領域D12の上に設けられている。活性領域D12においてゲート電極G12に面する部分には、n型MOSトランジスタQ6のチャネルが形成される。
ゲート電極G11,G12は、制御信号Sci若しくはその論理反転信号/Sciを入力する端子に相当する。
活性領域D9においてゲート電極G10の左側の領域A21は、p型MOSトランジスタQ7のソースに相当する。この領域A21は、不図示のビヤを介して金属配線W17に接続される。金属配線W17は、電源線VCCに相当する。
活性領域D10においてゲート電極G10の左側の領域A28は、n型MOSトランジスタQ8のソースに相当する。この領域A28は、不図示のビヤを介して金属配線W19に接続される。金属配線W19は、グランド線VSSに相当する。
活性領域D9においてゲート電極G10の右側の領域A22は、p型MOSトランジスタQ7のドレインに相当する。また、活性領域D10においてゲート電極G10の右側の領域A27は、n型MOSトランジスタQ8のドレインに相当する。この領域A22とA27は、不図示のビヤと金属配線W18を介して互いに接続される。領域A22とA27の接続点は、p型MOSトランジスタQ7及びn型MOSトランジスタQ8によって構成されるインバータ回路の出力端子に相当する。
活性領域D11においてゲート電極G11の左側の領域A23は、p型MOSトランジスタQ5のソースに相当する。また、活性領域D12においてゲート電極G12の左側の領域A26は、n型MOSトランジスタQ6のソースに相当する。この領域A23とA26は、不図示のビヤと金属配線W21を介して互いに接続される。領域A23とA26の接続点は、第2の構成例のスイッチ素子(SE1A〜SE4A)において信号を入力する側の端子に相当する。
金属配線W18とW21は、金属配線W20を介して接続される。これにより、インバータ回路(Q7,Q8)の出力端子とスイッチ素子(SE1A〜SE4A)の入力端子とが接続される。
活性領域D11においてゲート電極G11の右側の領域A24は、p型MOSトランジスタQ5のドレインに相当する。また、活性領域D12においてゲート電極G12の右側の領域A25は、n型MOSトランジスタQ6のドレインに相当する。この領域A24とA25は、不図示のビヤと金属配線W22を介して互いに接続される。領域A24とA25の接続点は、第2の構成例のスイッチ素子(SE1A〜SE4A)において信号を出力する側の端子に相当する。
図16(A)に示す第2の構成例のスイッチ素子(SE1A〜SE4A)では、ゲート電極G7とゲート電極G8,G9との間に挟まれた領域A16,A19を接続するために、金属配線W14とビヤが設けられている。一方、図15(A)に示す第1の構成例のスイッチ素子(SE1〜SE4)では、ゲート電極G1とゲート電極G2,G3との間に挟まれた領域A2,A5を接続する必要がないため、図16(A)に示すような金属配線やビヤが不要である。
したがって、第1の構成例のスイッチ素子(SE1〜SE4)は、第2の構成例のスイッチ素子(SE1A〜SE4A)にインバータ回路(Q7,Q8)を付加した回路よりも面積を小さくすることができる。
ただし、各トランジスタを別個の活性領域に形成する場合は、図15(B)及び図16(B)を比較しても分かるように、両者の面積はあまり変わらない。
また、インバータ回路(Q7,Q8)を削除して第2の構成例のスイッチ素子(SE1A〜SE4A)のみを用いる場合、第2の構成例のスイッチ素子(SE1A〜SE4A)は第1の構成例のスイッチ素子(SE1〜SE4)より面積を小さくすることができる。しかしながら、この場合は、トランスミッションゲート回路(Q5,Q6)の抵抗成分によって信号遅延が生じるため、第1の構成例のスイッチ素子(SE1〜SE4)を用いる場合に比べて回路の動作速度は遅くなる。
以上、モジュール選択部50のスイッチ回路SWAki,SWBkiに含まれるスイッチ素子について説明した。
制御部1は、記憶部3に記憶される信号若しくは信号入力部2から入力される信号に応じて、モジュール選択部50の各スイッチ回路の動作を制御する制御信号Sc1〜Sc8を生成する。
制御部1は、記憶部3に記憶される信号若しくは信号入力部2から入力される信号において第n列(n=1,…,9)のモジュールを全ての入出力部から切り離すように指示された場合、整数nの値に応じて、次のような制御信号Sc1〜Sc8を出力する。
[2≦n≦8]
この場合、制御部1は、制御信号Sc1〜Sc(n−1)を値‘1’に設定し、制御信号Scn〜Sc8を値‘0’に設定する。
制御信号Scnが値‘0’になると、スイッチ回路SWA1n,SWA2n,SWA3n,SWA4nがオフし、制御信号Sc(n−1)が値‘1’になると、スイッチ回路SWB1(n−1),SWB2(n−1),SWB3(n−1),SWB4(n−1)がオフする。これにより、第n列に属する4つのモジュールは、全ての入出力部から切り離される。
また、制御信号Sc1〜Sc(n−1)が値‘1’になると、スイッチ回路SWA1p,SWA2p,SWA3p,SWA4pがオンし、スイッチ回路SWB1p,SWB2p,SWB3p,SWB4pがオフする(pは1から(n−1)までの整数を示す)。これにより、第p列に属する4つの入出力部P1p,P2p,P3p,P4pは、それぞれ、第p列に属する4つのモジュールM1p,M2p,M3p,M4pに接続される。つまり、第1〜第(n−1)列の入出力部は、それぞれ、第1列〜第(n−1)列のモジュールに接続される。
他方、制御信号Scn〜Sc8が値‘1’になると、スイッチ回路SWA1q,SWA2q,SWA3q,SWA4qがオフし、スイッチ回路SWB1q,SWB2q,SWB3q,SWB4qがオンする(qはnから8までの整数を示す)。これにより、第q列に属する4つの入出力部P1q,P2q,P3q,P4qは、それぞれ、第(q+1)列に属する4つのモジュールM1(q+1),M2(q+1),M3(q+1),M4(q+1)に接続される。すなわち、第n列〜第8列の入出力部は、それぞれ、第(n+1)〜第9列のモジュールに接続される。
[n=1]
この場合、制御部1は、制御信号Sc1〜Sc8を全て値‘0’に設定する。
これにより、スイッチ回路SWA11,SWA21,SWA31,SWA41が全てオフするため、第1列に属するモジュールは全ての入出力部から切り離される。
また、‘i’を1から8までの整数とすると、スイッチ回路SWA1i,SWA2i,SWA3i,SWA4iがオフし、スイッチ回路SWB1i,SWB2i,SWB3i,SWB4iがオンする。これにより、第i列に属する4つの入出力部P1i,P2i,P3i,P4iは、それぞれ、第(i+1)列に属する4つのモジュールM1(i+1),M2(i+1),M3(i+1),M4(i+1)に接続される。すなわち、第1列〜第8列の入出力部は、それぞれ、第2列〜第9列のモジュールに接続される。
[n=9]
この場合、制御部1は、制御信号Sc1〜Sc8を全て値‘1’に設定する。
これにより、スイッチ回路SWB18,SWB28,SWB38,SWB48が全てオフするため、第9列のモジュールは全ての入出力部から切り離される。
また、‘i’を1から8までの整数とすると、スイッチ回路SWA1i,SWA2i,SWA3i,SWA4iがオンし、スイッチ回路SWB1i,SWB2i,SWB3i,SWB4iがオフする。そのため、第i列に属する4つの入出力部P1i,P2i,P3i,P4iは、それぞれ、第i列に属する4つのモジュールM1i,M2i,M3i,M4iに接続される。すなわち、第1列〜第8列の入出力部は、それぞれ、第1列〜第8列のモジュールに接続される。
また、制御部1は、記憶部3に記憶される信号が所定の初期値を持つ場合、信号入力部2から入力される信号に応じて制御信号Sc1〜Sc8を生成し、記憶部3に記憶される信号が上記所定の初期値と異なる値を持つ場合、記憶部3に記憶される信号に応じて制御信号Sc1〜Sc8を生成する。
これにより、例えば記憶部3に対する信号の書き込みが行われていない初期状態(モジュールの検査を行う場合など)においては、半導体集積回路の外部から信号入力部2に入力する信号に応じて制御信号Sc1〜Sc8を生成できるため、入出力部とモジュールとの接続を任意に制御できる。また、記憶部3に対する信号の書き込みが行われた後は、その書き込まれた信号に応じて制御信号Sc1〜Sc8を生成できるため、外部から信号を入力することなく、入出力部とモジュールとの接続を所望の状態に固定できる。
図17は、制御部1の構成の一例を示す図である。
制御部1は、例えば図17に示すように、デコード部13と、NOR回路11−2〜11−8と、インバータ回路11−1,12−1〜12−8とを有する。
デコード部13は、記憶部3若しくは信号入力部2から入力される信号をデコードし、そのデコード結果を指示信号Sd1〜Sd8として出力する。
すなわち、デコード部13は、記憶部3に記憶される信号若しくは信号入力部2から入力される信号において第n列のモジュールを全ての入出力部から切り離すように指示される場合、整数nの値に応じて、次のような指示信号Sd1〜Sd8を生成する。
‘n’が1から8までの整数であれば、指示信号Sdnのみを値‘1’とし、他の指示信号を値‘0’に設定する。
‘n’が整数9であれば、指示信号Sd1〜Sd8を全て値‘0’に設定する。
デコード部13において出力される指示信号Sdi(i=1,…,8)は、第i列のモジュールを全ての入出力部から切り離すか否かを指示する信号である。指示信号Sdiの値が‘1’の場合、モジュール選択部50によって第i列のモジュールが全ての入出力部から切り離される。
デコード部13は、記憶部3に記憶される信号が上述した所定の初期値を持つ場合、信号入力部2から入力される信号に応じて指示信号Sd1〜Sd8を生成する。記憶部3に記憶される信号が上記所定の初期値と異なる値を持つ場合は、記憶部3に記憶される信号に応じて指示信号Sd1〜Sd32を生成する。
NOR回路11−j(jは2から8までの整数を示す)は、インバータ回路12−(j−1)から出力される制御信号/Sc(j−1)と指示信号Sdjとの反転論理和を演算し、その演算結果を制御信号Scjとして出力する。
インバータ回路12−jは、制御信号Scjを論理反転し、制御信号/Scjとして出力する。
インバータ回路11−1は、指示信号Sd1を論理反転し、制御信号Sc1として出力する。
インバータ回路12−1は、制御信号Sc1を論理反転し、制御信号/Sc1として出力する。
デコード部13の指示信号Sdj(j=2,…,8)が‘1’になると、この指示信号Sdjを入力したNOR回路11−jは値‘0’の制御信号Scjを出力する。‘j’が8より小さい場合、制御信号Scjを論理反転した値‘1’の制御信号/ScjがNOR回路11−(j+1)に入力されるため、NOR回路11−(j+1)も値‘0’の制御信号Sc(j+1)を出力する。このようにして、NOR回路11−jより後段のNOR回路11−(j+1)〜11−8から出力される制御信号Sc(j+1)〜Sc8は全て値‘0’になる。
デコード部13の指示信号Sd1が値‘1’になると、この指示信号Sd1を論理反転した制御信号Sc1が値‘0’になり、これを更に論理反転した制御信号/Sc1がNOR回路11−2に入力され、その出力信号(制御信号Sc2)が値‘0’になる。これにより、NOR回路11−2〜11−8から出力される制御信号Sc2〜Sc8の値は全て値‘0’になる。すなわち、指示信号Sd1が値‘1’の場合、制御信号Sc1〜Sc8は全て値‘0’になる。
他方、デコード部13の指示信号Sd1〜Sd8が全て値‘0’になると、インバータ回路11−1及びNOR回路11−2〜11−8の入力信号が全て値‘0’になるため、制御信号Sc1〜Sc8は全て値‘1’になる。
したがって、第n列のモジュールを全ての入出力部から切り離す場合において、‘n’が2から8までの整数であるときは、デコード部13によって指示信号Sdnのみが値‘1’に設定されるため、制御信号Sc1〜Sc(n−1)が値‘1’、制御信号Scn〜Sc8が値‘0’になる。‘n’が整数1であるときは、デコード部13によって指示信号Sd1が値‘1’に設定されるため、制御信号Sc1〜Sc8が全て値‘0’になる。‘n’が整数8であるときは、デコード部13によって指示信号Sd1〜Sd8が全て値‘0’に設定されるため、制御信号Sc1〜Sc8が全て値‘1’になる。
記憶部3は、9列のモジュールの中で、全ての入出力部と切り離すべき1つの列を指定する信号を記憶する。また、記憶部3は、書き込みがなされていない初期の状態において、所定の初期値を持つ信号を記憶する。
記憶部3は、例えばヒューズ素子や不揮発性メモリなどによって構成可能である。
信号入力部2は、全ての入出力部と切り離すべき1つのモジュール列を指定する信号を入力するための回路であり、例えば半導体集積回路の検査を行う場合などにおいて、外部の装置から制御部1に信号を入力するために用いられる。
電源スイッチ回路PS1〜PS9は、制御部1から出力される信号に応じて、モジュールの電源を列ごとにオン又はオフする。すなわち、全ての入出力部から切り離された列に属するモジュールの電源をオフする。
電源スイッチ回路PSi(i=1,…,8)は、第i列に属するモジュール(M1i,M2i,M3i,M4i)の共通の電源供給線に挿入されており、指示信号Sdiが値‘0’の場合にオン、値‘1’の場合にオフする。指示信号Sdiは、第i列のモジュールを全ての入出力部から切り離す場合に値‘1’になるため、この場合、第i列のモジュールへの電源供給が遮断される。
電源スイッチ回路PS9は、第9列に属するモジュール(M19,M29,M39,M49)の共通の電源供給線に挿入されており、制御信号Sc8が値‘0’の場合にオン、値‘1’の場合にオフする。制御信号Sc8は、モジュールM9を全ての入出力部から切り離す場合に値‘1’になるため、この場合、モジュールM9への電源供給が遮断される。
図18(A)は、電源スイッチ回路PSi(i=1,…,8)の構成の一例を示す図である。
電源スイッチ回路PSiは、例えば図16(A)に示すように、n型MOSトランジスタQnh1と、p型MOSトランジスタQph1と、インバータ回路U1とを有する。
p型MOSトランジスタQph1は、そのソースが電源線VCCに接続され、そのドレインが第i列のモジュールの仮想電源線V−VCCに接続され、そのゲートに指示信号Sdiが入力される。
p型MOSトランジスタQph1には、半導体集積回路における通常のp型MOSトランジスタに比べてリーク電流が小さい高しきい値型のp型MOSトランジスタを用いても良い。
n型MOSトランジスタQnh1は、そのソースがグランド線VSSに接続され、そのドレインが第i列のモジュールの仮想グランド線V−VSSに接続される。
n型MOSトランジスタQnh1には、半導体集積回路において使用される通常のn型MOSトランジスタに比べてリーク電流が小さい高しきい値型のn型MOSトランジスタを用いても良い。
インバータ回路U1は、p型MOSトランジスタQph1のゲートに入力される信号を論理反転してn型MOSトランジスタQnh1のゲートに入力する。
図18(A)に示す電源スイッチ回路PSiによれば、指示信号Sdiが値‘0’の場合(第i列に属するモジュールが何れかの入出力部に接続される場合)、p型MOSトランジスタQph1のゲートにローレベル、n型MOSトランジスタQnh1のゲートにハイレベルの信号が入力され、これらのトランジスタが共にオンする。そのため、第i列に属するモジュールには電源線VCC及びグランド線VSSから電源が供給される。
他方、指示信号Sdiが値‘1’の場合(第i列に属するモジュールが全ての入出力部から切り離される場合)、p型MOSトランジスタQph1及びn型MOSトランジスタQnh1が共にオフし、第i列に属するモジュールへの電源供給が遮断される。
図18(B)は、電源スイッチ回路PS9の構成の一例を示す図である。
電源スイッチ回路PS9は、図18(A)に示す電源スイッチ回路PSi(i=1,…,8)と同じ構成を有している。電源スイッチ回路PS8は、指示信号Sdiの代わりに制御信号Sc8を入力する点で、図18(A)に示す電源スイッチ回路PSiと異なっている。
制御信号Sc8は、指示信号Sd1〜Sd8の何れかが値‘1’になると値‘0’になる。すなわち、第1列〜第8列の何れかの列に属するモジュールが全ての入出力部から切り離され、その代わりに第9列に属するモジュールが第8列に属する入出力部へ接続される場合に値‘0’になる。この場合、p型MOSトランジスタQph1のゲートにローレベル、n型MOSトランジスタQnh1のゲートにハイレベルの信号が入力され、これらのトランジスタが共にオンするため、第9列に属するモジュールには電源線VCC及びグランド線VSSから電源が供給される。
他方、制御信号Sc8は、指示信号Sd1〜Sd8の全てが値‘0’になると値‘1’になる。すなわち、第1列〜第8列に属するモジュールがそれぞれ入出力部に接続され、第9列に属するモジュールが冗長カラムとして全ての入出力部から切り離される場合に値‘0’になる。この場合、p型MOSトランジスタQph1及びn型MOSトランジスタQnh1が共にオフし、第9列に属するモジュールへの電源供給が遮断される。
ここで、上述した構成を有する本実施形態に係る半導体集積回路における欠陥救済動作について、図19及び図20を参照して説明する。
図19は、欠陥の検査を行う前のデフォルトの接続状態を示す。
図19に示す例では、第1列〜第8列の入出力部が、それぞれ、第1列〜第8列のモジュールと接続されており、第9列のモジュールが冗長カラムとなっている。
図20は、第2行第2列のモジュールM22が欠陥を有する場合における接続状態を示す。
この場合、制御部1によってモジュールM22を含んだ第2列のモジュール(M12,M22,M32,M42)と第2列の入出力部とが切り離される。また、第2列〜第8列の入出力部が、それぞれ、第3列〜第9列のモジュールに接続される。すなわち、各入出力部の接続先が冗長カラム(第9列)に向かってシフトする。これにより、4行8列の入出力部は、欠陥を含んだ第2列を除く4行8列のモジュールと1対1に接続される。そして、各入出力部のデータ保持部PDに保持された機能設定データは、接続先のモジュールにそれぞれ入力され、この機能設定データに応じて各モジュールの論理機能が設定される。
以上説明したように、本実施形態に係る半導体集積回路によれば、入出力部から切り離される列に属するモジュールへの電源供給が遮断されるため、回路の動作に寄与しないモジュールにおいて無駄な電力が消費されることを防止できる。電源ラインに大電流が流れるような故障がモジュールで発生した場合には、これを遮断して電源システムや他の回路への影響を阻止できるため、モジュールの故障による歩留りの低下を効果的に抑えることができる。
また、同一列に属する全てのモジュールの電源が共通に制御されるため、個々のモジュールの電源を制御する場合に比べて、電源スイッチ回路の数を減らすことができる。
更に、制御部1から供給される同一の制御信号によって、同一の列に属する全てのモジュールの接続状態が共通に制御される。これにより、個々のモジュールについて入出力部との接続状態を独立に制御する場合に比べて制御信号の数を大幅に減らすことができるため、制御部1の回路構成を簡易化することができる。
しかも、故障を検査する場合には、列ごとに故障の有無を検査すれば良いため、個々のモジュールの検査を行う場合に比べて検査時間を短縮することができる。
また、記憶部3を構成するヒューズ等の記憶素子に故障モジュールの情報を書き込む場合には、列ごとにモジュールの故障の有無の情報を書き込めば良いため、情報量が少なくなり、書き込み処理に要する時間を短縮することができる。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
本実施形態は、モジュールの検査方法に関するものである。
図21は、モジュールの検査に係わる回路の一例を示す図であり、図1と図15に示す同一符号は同一の構成要素を示す。
本実施形態に係る半導体集積回路は、モジュールの検査に係わる回路として、列選択回路500と、プリチャージ回路200と、センスアンプ301,302,303,・・・と、スキャンフリップフロップ401,402,403,・・・とを有する。
列選択回路500は、回路の検査を行うテストモードにおいて、列選択線CL1,CL2,CL3・・・を順次にハイレベルに設定する。ただし、列選択線CL1,CL2,CL3・・・は、それぞれ、第1列,第2列,第3列,・・・に属するモジュールに共通に接続される。
列選択回路500によって例えば第i列の列選択線CLiがハイレベルに設定されると、この列選択線CLiに接続されるモジュールにおいてトランジスタQn14がそれぞれオンする。その結果、第i列のモジュールの検査結果を示す信号が検査出力線SL1,SL2,SL3,・・・へ出力される。
プリチャージ回路200は、列選択回路500において列選択線がハイレベルに設定される前に、検査出力線SL1,SL2,SL3,・・・を電源電圧VDDにプリチャージする。ただし、検査出力線SL1,SL2,SL3,・・・は、それぞれ、第1行,第2行,第3行,・・・に属するモジュールに共通に接続される。
センスアンプ301,302,303,・・・は、検査出力線SL1,SL2,SL3,・・・に出力されるモジュールの検査結果の信号を増幅する。
スキャンフリップフロップ401,402,403,・・・は、センスアンプ301,302,303,・・・において増幅された検査結果の信号をラッチし、シリアルデータに変換して出力する。
図22は、図21に示す回路による検査処理の一例を図解したフローチャートである。
まず検査の開始時に、テスト対象の列を示す番号(以下、テスト列番号と呼ぶ)、テスト信号のパターンを示す番号(以下、テストパターン番号と呼ぶ)、テスト対象の行を示す番号(以下、テストビット番号と呼ぶ)がそれぞれ‘0’に初期化される(ステップST201〜ST203)。
次いで、テストパターン番号で示されるテスト信号が図示しない検査装置からモジュールに供給される。例えば図7に示すモジュールの場合、入力ノードTa,Tbに対して図示しない検査装置からテスト信号が供給される。また、各モジュールの端子Tmodがハイレベルに設定されるとともに、テスト列番号で示される列の列選択線が列選択回路500によってハイレベルに設定される。また、信号入力部2から制御部1に入力する信号によって、テスト列番号で示される列のモジュールが全ての入出力部から切り離される。
端子Tmodがハイレベルになると、検査装置のテスト信号は各モジュールに入力される。そして、各モジュールからは、このテスト信号に応じた検査結果の信号が出力される。
このとき、列選択線がハイレベルに設定された列のモジュールでは、トランジスタQn14がオン状態になる。出力端子Y1bの信号は、トランジスタQn14を介して検査出力線SL1,SL2,SL3,・・・に出力される。検査出力線SL1,SL2,SL3,・・・の信号は、センスアンプ301,302,303,・・・において増幅され、スキャンフリップフロップ401,402,403,・・・にラッチされる(ステップST204)。
スキャンフリップフロップ401,402,403,・・・にラッチされるデータのうち、テストビット番号で示される行のデータが期待値と比較され(ステップST205)、期待値と異なる場合、このデータを出力したモジュールの列の情報が、欠陥を持つモジュールの情報として記録される(ステップST206)。期待値と一致する場合は、スキャンフリップフロップ401,402,403,・・・のデータが1ビットシフトされ(ステップST207)、テストビット番号に‘1’が加算される(ステップST208)。このとき、テストビット番号が所定の最大値(すなわち最後の行を示す番号)に達していない場合は‘、1’を加算されたテストビット番号に対応する次の行のデータに対して、上述したステップST205〜ST208の処理が反復される。
テストビット番号が所定の最大値(すなわち最後の行を示す番号)に達していると判定された場合(ステップST209)、テストパターン番号に‘1’が加算される(ステップST210)。このとき、テストパターン番号が所定の最大値(すなわち最後のパターンを示す番号)に達していない場合は、‘1’を加算されたテストパターン番号に対応する次のテストパターンが図示しない検査装置において生成され、上述したステップST203〜ST210の処理が反復される。
テストパターン番号が所定の最大値(すなわち最後のパターンを示す番号)に達していると判定された場合(ステップST211)、テスト列番号に‘1’が加算される。このとき、テスト列番号が所定の最大値(すなわち最後の列を示す番号)に達していない場合は、‘1’を加算されたテスト列番号に対応する次の列が検査対象となる。すなわち、次の列の列選択信号が列選択回路500によってハイレベルに設定され、上述したステップST202〜ST212の処理が反復される。
テスト列番号が所定の最大値(すなわち最後の列を示す番号)に達したと判定された場合(ステップST213)、全てのモジュールの検査が終了する。
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記の形態のみに限定されるものではなく、例えば次に述べるような様々なバリエーションを含んでいる。
本発明におけるモジュール選択部は、全ての入出力部から切り離されたモジュールの信号入力端子を所定電位の配線に接続しても良い。
図9、11、13に示すスイッチ素子では、オフのときに出力端子Toが高インピーダンス状態になる。そのため、モジュールを全ての入出力部から切り離した場合、そのモジュールの信号入力端子は高ピーダンス状態になり、電位が不安定になる。この状態でモジュールに電源が供給されると、信号入力端子の不安定な電位に応じてモジュール内部の回路が動作するため、貫通電流等により無駄な電力が消費される。そこで、上記のように全ての入出力部から切り離されたモジュールの信号入力端子を所定電位の配線に接続すれば、信号入力端子の電位を安定させることができるため、貫通電流等による消費電力の増大を防止できる。
図23は、図5に示す半導体集積回路において、各モジュールの信号入力端子の電位を安定化するための回路が付加されたモジュール選択部50の構成例を示す図である。図23においては、第1行のモジュールに関連する部分のみを示しているが、他の行についても同様である。
スイッチ回路SWCkn(k=1,…,4; n=1,…,9)は、モジュールknの信号入力端子とグランド線VSSとの間に接続されており、モジュールMknが全ての入出力部から切り離される場合、その信号入力端子をグランド線VSSに接続する。
スイッチ回路SWCki(i=1,…,32)は、指示信号Sdiが値‘1’のとき、すなわちモジュールMiが全ての入出力部から切り離される場合にオンし、その他の場合にオフする。スイッチ回路SWCk9は、制御信号Sc8が‘1’の場合、すなわち第9列のモジュールが全ての入出力部から切り離される場合にオンし、その他の場合にオフする。
上述した実施形態ではモジュールや入出力部を行列状に配列しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、上述した行列における行の数を1つにしても良い。この場合、モジュールや入出力部は1本の直線に沿って配列しても良いし、曲線や蛇行線などの任意の線に沿って配列しても良いし、あるいはジグザグ状に配列しても良い。
上述した半導体集積回路は、その全てを同一の半導体チップに形成しても良いし、例えばSIP(system in package)などの技術を用いることによって複数の半導体チップに分けて形成しても良い。
上述した実施形態では、主としてCMOS型の半導体集積回路を例に挙げているが、本発明はこれに限定されない。例えばバイポーラトランジスタなど、種々の回路素子で構成される集積回路に本発明は適用可能である。
上述の実施形態において具体的に示した数値(モジュールの数、入出力部の数、モジュールブロックの数、行数、列数など)は一例であり、適宜任意の数値に変更可能である。
第1の実施形態に係る半導体集積回路の構成の一例を示す図である。 入出力部とモジュールの構成例を示す図である。 図1に示す半導体集積回路における欠陥救済の一例を示す図である。 欠陥の救済に伴って機能設定データの入力方向が変化する様子を説明するための第1の図である。 欠陥の救済に伴って機能設定データの入力方向が変化する様子を説明するための第2の図である。 第3の実施形態に係る半導体集積回路の構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る半導体集積回路におけるモジュールの構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る半導体集積回路におけるデータ保持部の構成の一例を示す図である。 入出力部からモジュールへ伝送される信号をオン/オフするスイッチ素子の第1の構成例を示す図である。 モジュールから入出力部へ伝送される信号をオン/オフするスイッチ素子の第1の構成例を示す図である。 入出力部からモジュールへ伝送される信号をオン/オフするスイッチ素子の第2の構成例を示す図である。 モジュールから入出力部へ伝送される信号をオン/オフするスイッチ素子の第2の構成例を示す図である。 入出力部からモジュールへ伝送される信号をオン/オフするスイッチ素子の第3の構成例を示す図である。 モジュールから入出力部へ伝送される信号をオン/オフするスイッチ素子の第3の構成例を示す図である。 図9及び図10に示す第1の構成例のスイッチ素子の構造例を示す平面図である。 図11及び図12に示す第2の構成例のスイッチ素子の構造例を示す平面図である。 制御部の構成の一例を示す図である。 図18は、電源スイッチ回路の構成の一例を示す図である。 図6に示す半導体集積回路のデフォルトの接続状態を示す。 図6に示す半導体集積回路における欠陥救済の一例を示す図である。 モジュールの検査に係わる回路の一例を示す図である。 図21に示す回路による検査処理の一例を図解したフローチャートである。 信号入力端子を所定電位の配線に接続するためのスイッチ回路が設けられたモジュール選択部の構成例を示す図である。
符号の説明
1…制御部、13…デコード部、2…信号入力部、3…記憶部、50…モジュール選択部、100…一般回路ブロック、PD…データ保持部、SEL…セレクタ、M11〜M19,M21〜M29,M31〜M39,M41〜M49…モジュール、P11〜P18,P21〜P28,P31〜38,P41〜P48…入出力部、SWA11〜SWA18,SWA21〜SWA28,SWA31〜SWA38,SWA41〜SWA48,SWB11〜SWB18,SWB21〜SWB28,SWB31〜SWB38,SWB41〜SWB48…スイッチ回路、PS1〜PS9…電源スイッチ回路、Q1,Q2,Q5,Qph1,Qp1…p型MOSトランジスタ、Q3,Q4,Q6,Qnh1,Qn1〜Qn8,Qn10〜Qn14…n型MOSトランジスタ、INV1,INV2,INV4,INV5…インバータ回路

Claims (30)

  1. 入力される機能設定データに応じて機能を設定されるN個(Nは2より大きい整数を示す)のモジュールと、
    各々が1つのモジュールに少なくとも1つの信号を出力するとともに当該1つのモジュールにおいて発生する少なくとも1つの信号を入力するR個(Rは1より大きくNより小さい整数を示す)の入出力部を有した回路ブロックと、
    入力される制御信号に応じて上記N個のモジュールからR個のモジュールを選択し、当該選択したR個のモジュールと上記回路ブロックのR個の入出力部とを1対1に接続し、かつ、上記R個の入出力部の各々に、少なくとも2つのモジュールから上記制御信号に応じて選択した1つのモジュールを接続するモジュール選択部と
    を具備し、
    上記R個の入出力部の各々は、上記機能設定データを保持し、接続先のモジュールに当該保持した機能設定データを入力するデータ保持部を有しており、
    上記N個のモジュールは、入力される機能設定データが同一の場合、互いの機能を代替可能である、
    半導体集積回路。
  2. 上記N個のモジュールのうち故障したモジュールが上記R個の入出力部から切り離されるように、上記モジュール選択部を制御する信号を生成する制御部を具備する、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 上記データ保持部は、
    接続先のモジュールへ上記機能設定データの各ビットデータを伝送する複数の第1配線と、
    複数のビットデータを伝送する上記第1配線とは異なるレイヤの複数の第2配線と、
    上記複数の第1配線の各々に、上記複数の第2配線の何れか1つを接続するビヤ
    を含む、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  4. 上記第1配線は、第1配線層に形成され、
    上記第2配線は、上記第1配線層と直交する第2配線層に形成される
    請求項3に記載の半導体集積回路。
  5. 上記データ保持部は、記憶データを少なくとも1回書き換えることが可能な記憶素子を含む、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  6. 上記モジュールは、上記入出力部から入力される信号の少なくとも一部に応じて、上記機能設定データの複数のビットデータから1つを選択し、当該選択したビットデータ若しくはその論理反転データを上記入出力部へ出力する選択回路を含む、
    請求項1に記載の半導体集積回路。
  7. M行(N+1)列(Mは1以上の整数、Nは1より大きい整数を示す)の行列状に配列されており、各々が入力される機能設定データに応じて機能を設定される複数のモジュールと、
    M行N列の行列状に配列され、各々が1つのモジュールに少なくとも1つの信号を出力するとともに当該1つのモジュールにおいて発生する少なくとも1つの信号を入力する複数の入出力部を有した回路ブロックと、
    入力される制御信号に応じて、M行(N+1)列のモジュールから1列を除いたM行N列のモジュールを選択し、当該選択したM行N列のモジュールと上記M行N列の入出力部とを1対1に接続し、かつ、同一の行に属する入出力部の各々には同一の行に属する2つのモジュールから上記制御信号に応じて選択した一方のモジュールを接続するモジュール選択部と
    を具備し、
    上記M行N列の入出力部の各々は、上記機能設定データを保持し、接続先のモジュールに当該保持した機能設定データを入力するデータ保持部を有しており、
    同一の行に属するモジュールは、入力される機能設定データが同一の場合、互いに機能を代替可能である、
    半導体集積回路。
  8. 上記M行(N+1)列のモジュールから、故障したモジュールを含む列を除いたM行N列のモジュールを選択するように上記モジュール選択部の制御信号を生成する制御部を具備する、
    請求項7に記載の半導体集積回路。
  9. 上記データ保持部は、
    接続先のモジュールへ上記機能設定データの各ビットデータを伝送する複数の第1配線と、
    複数のビットデータを伝送する上記第1配線とは異なるレイヤの複数の第2配線と、
    上記複数の第1配線の各々に、上記複数の第2配線の何れか1つを接続するビヤ
    を含む、
    請求項7に記載の半導体集積回路。
  10. 上記第1配線は、第1配線層に形成され、
    上記第2配線は、上記第1配線層と直交する第2配線層に形成される
    請求項7に記載の半導体集積回路。
  11. 上記データ保持部は、記憶データを少なくとも1回書き換えることが可能な記憶素子を含む、
    請求項7に記載の半導体集積回路。
  12. 上記モジュールは、上記入出力部から入力される信号の少なくとも一部に応じて、上記機能設定データの複数のビットデータから1つを選択し、当該選択したビットデータ若しくはその論理反転データを上記入出力部へ出力する選択回路を含む、
    請求項7に記載の半導体集積回路。
  13. 上記モジュール選択部は、上記制御信号に応じて、第k行(kは1からMまでの整数を示す)に属する第i列(iは1からNまで整数を示す)のモジュール又は第(i+1)列のモジュールの一方を選択し、当該選択したモジュールを第k行第i列の入出力部に接続する、
    請求項8に記載の半導体集積回路。
  14. 各行に属するN個の入出力部は、等しい間隔で配置されており、
    第k行第i列のモジュール及び第k行第(i+1)列のモジュールは、第k行第i列の入出力部との距離が互いに等しくなる位置に配置される、
    請求項13に記載の半導体集積回路。
  15. 上記モジュール選択部は、上記M行N列の入出力部の各々に2つずつ接続される複数のスイッチ回路を有し、
    各行のN個の入出力部に接続される2×N個のスイッチ回路は、
    第1スイッチ回路から第Nスイッチ回路までのN個のスイッチ回路を含む第1スイッチ群と、
    第1スイッチ回路から第Nスイッチ回路までのN個のスイッチ回路を含む第2スイッチ群と
    にグループ分けされており、
    第k行の第1スイッチ群に属する第iスイッチ回路は、第k行第i列の入出力部と第k行第i列のモジュールとの間に接続され、
    第k行の第2スイッチ群に属する第iスイッチ回路は、第k行第i列の入出力部と第k行第(i+1)列のモジュールとの間に接続される、
    請求項13に記載の半導体集積回路。
  16. 第n列(nは1から(N+1)までの整数を示す)に属するモジュールを全ての入出力部から切り離すことを指示する制御信号が入力された場合において、
    nが2からNまでの整数であれば、上記第1スイッチ群に属する第1スイッチ回路から第(n−1)スイッチ回路がオン、第nスイッチ回路から第Nスイッチ回路がオフするとともに、上記第2スイッチ群に属する第1スイッチ回路から第(n−1)スイッチ回路がオフ、第nスイッチ回路から第Nスイッチ回路がオンし、
    nが整数1であれば、上記第1スイッチ群に属する全てのスイッチ回路がオフするとともに、上記第2スイッチ群に属する全てのスイッチ回路がオンし、
    nが整数(N+1)であれば、上記第1スイッチ群に属する全てのスイッチ回路がオンするとともに、上記第2スイッチ群に属する全てのスイッチ回路がオフする、
    請求項15に記載の半導体集積回路。
  17. 上記制御部は、第n列に属するモジュールを全ての入出部から切り離す場合、
    nが2からNまでの整数であれば、第1制御信号から第(n−1)制御信号を第1の値に設定するとともに、第n制御信号から第N制御信号を第2の値に設定し、
    nが整数1であれば、第1制御信号から第N制御信号を全て上記第2の値に設定し、
    nが整数(N+1)であれば、第1制御信号から第N制御信号を全て上記第1の値に設定し、
    上記第1スイッチ群に属する第iスイッチ回路は、上記制御部の第i制御信号が上記第1の値の場合にオン、上記第2の値の場合にオフし、
    上記第2スイッチ群に属する第iスイッチ回路は、上記制御部の第i制御信号が上記第1の値の場合にオフ、上記第2の値の場合にオンする、
    請求項16に記載の半導体集積回路。
  18. 上記スイッチ回路は、
    上記入出力部から信号を入力する端子と、上記モジュールへ信号を出力する端子とを有し、上記制御信号によってオンに設定される場合、当該入力端子に入力される信号を論理反転して当該出力端子から出力し、上記制御信号によってオフに設定される場合は、当該出力端子を高インピーダンス状態にする少なくとも1つの第1のインバータ回路と、
    上記モジュールから信号を入力する端子と、上記入出力部へ信号を出力する端子とを有し、上記制御信号によってオンに設定される場合、当該入力端子に入力される信号を論理反転して当該出力端子から出力し、上記制御信号によってオフに設定される場合は、当該出力端子を高インピーダンス状態にする少なくとも1つの第2のインバータ回路と
    を有する請求項15に記載の半導体集積回路。
  19. 上記第1のインバータ回路及び上記第2のインバータ回路は、
    第1の電源線と上記出力端子との間に直列に接続される第1導電型の第1トランジスタ及び第2トランジスタと、
    第2の電源線と上記出力端子との間に直列に接続される第2導電型の第3トランジスタ及び第4トランジスタと
    を含み、
    上記入力端子に入力される信号に応じて、上記第1トランジスタ及び上記第4トランジスタの一方がオン、他方がオフに駆動され、
    上記制御信号に応じて、上記第2トランジスタ及び上記第3トランジスタの両方がオンに駆動されるか若しくは両方がオフに駆動される、
    請求項18に記載の半導体集積回路。
  20. 上記スイッチ回路は、
    上記入出力部から上記モジュールへ信号を伝送する経路に挿入され、上記制御信号に応じてオン又はオフする第1のトランスミッションゲート回路と、
    上記モジュールから上記入出力部へ信号を伝送する経路に挿入され、上記制御信号に応じてオン又はオフする第2のトランスミッションゲート回路と
    を有する、
    請求項15に記載の半導体集積回路。
  21. 上記スイッチ回路は、
    上記入出力部から上記モジュールへ信号を伝送する経路に挿入され、上記制御信号に応じてオン又はオフする第5トランジスタと、
    上記モジュールから上記入出力部へ信号を伝送する経路に挿入され、上記制御信号に応じてオン又はオフする第6トランジスタと
    を有する、
    請求項15に記載の半導体集積回路。
  22. 各々が、各列に属するM個のモジュールの共通の電源供給線に挿入されており、上記制御信号に応じて、上記入出力部に接続されない列に属するモジュールへの電源供給を遮断する(N+1)個の電源スイッチ回路を具備する、
    請求項8に記載の半導体集積回路。
  23. 各々が、一の列に属するM個のモジュールの共通の電源供給線に挿入される(N+1)個の電源スイッチ回路を有し、
    上記制御部は、第1指示信号から第N指示信号までのN個の指示信号を出力し、第i指示信号によって第i列に属するモジュールを全ての入出力部から切り離すか否かを指示し、
    第i列に属するモジュールの電源供給線に挿入される電源スイッチ回路は、上記第i指示信号によって第i列に属するモジュールを全ての入出力部から切り離すように指示された場合にオフし、
    第(N+1)列に属するモジュールの電源供給線に挿入される電源スイッチ回路は、第N制御信号が上記第1の値の場合にオフする、
    請求項17に記載の半導体集積回路。
  24. 上記回路ブロック及び上記モジュール選択部は、上記M行(N+1)列のモジュールに比べて、同一配線層に属する配線同士の間隔が広い、
    請求項7に記載の半導体集積回路。
  25. 上記回路ブロック及び上記モジュール選択部は、上記M行(N+1)列のモジュールに比べて、異なる配線層に属する配線同士を接続するために使用されるビヤの本数が多い、
    請求項7に記載の半導体集積回路。
  26. 上記M行(N+1)列のモジュールは、上記回路ブロック及び上記モジュール選択部に比べて、単位面積当たりの回路素子の密度が高い、
    請求項7に記載の半導体集積回路。
  27. 上記M行N列の入出力部から切り離すべき1列のモジュールを指定する信号を記憶する記憶部を具備し、
    上記制御部は、上記記憶部に記憶される信号に応じて上記制御信号を生成する、
    請求項8に記載の半導体集積回路。
  28. 上記M行N列の入出力部から切り離すべき1列のモジュールを指定する信号を入力する信号入力部を具備し、
    上記制御部は、検査時に上記信号入力部に入力される信号に応じて上記制御信号を生成する、
    請求項8に記載の半導体集積回路。
  29. 上記M行N列の入出力部から切り離すべき1列のモジュールを指定する信号を記憶する記憶部と、
    上記M行N列の入出力部から切り離すべき1列のモジュールを指定する信号を入力する信号入力部と
    を具備し、
    上記制御部は、検査時に上記信号入力部に入力される信号に応じて上記制御信号を生成し、上記検査結果に応じて切り離すべき1列のモジュールを指定する信号を上記記憶部に記憶する
    請求項8に記載の半導体集積回路。
  30. 上記モジュール選択部は、上記制御信号に応じて、全ての入出力部から切り離されたモジュールの信号入力端子を所定電位の配線に接続する、
    請求項7に記載の半導体集積回路。
JP2005231868A 2005-08-10 2005-08-10 半導体集積回路 Expired - Fee Related JP4552803B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005231868A JP4552803B2 (ja) 2005-08-10 2005-08-10 半導体集積回路
US11/499,730 US7411412B2 (en) 2005-08-10 2006-08-07 Semiconductor integrated circuit
KR1020060074849A KR101232298B1 (ko) 2005-08-10 2006-08-08 반도체 집적회로
CNB2006101593781A CN100514644C (zh) 2005-08-10 2006-08-10 半导体集成电路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005231868A JP4552803B2 (ja) 2005-08-10 2005-08-10 半導体集積回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007048953A JP2007048953A (ja) 2007-02-22
JP4552803B2 true JP4552803B2 (ja) 2010-09-29

Family

ID=37722021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005231868A Expired - Fee Related JP4552803B2 (ja) 2005-08-10 2005-08-10 半導体集積回路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7411412B2 (ja)
JP (1) JP4552803B2 (ja)
KR (1) KR101232298B1 (ja)
CN (1) CN100514644C (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4857716B2 (ja) * 2005-11-07 2012-01-18 ソニー株式会社 回路装置とその製造方法
US7612577B2 (en) * 2007-07-27 2009-11-03 Freescale Semiconductor, Inc. Speedpath repair in an integrated circuit
FR3025906B1 (fr) * 2014-09-16 2016-12-09 Schneider Electric Ind Sas Module d'entrees pour automate programmable industriel

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000124315A (ja) * 1998-10-13 2000-04-28 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5212652A (en) * 1989-08-15 1993-05-18 Advanced Micro Devices, Inc. Programmable gate array with improved interconnect structure
JPH03276754A (ja) * 1990-03-27 1991-12-06 Kawasaki Steel Corp 半導体集積回路
US5260611A (en) * 1991-09-03 1993-11-09 Altera Corporation Programmable logic array having local and long distance conductors
US6230233B1 (en) * 1991-09-13 2001-05-08 Sandisk Corporation Wear leveling techniques for flash EEPROM systems
TW223688B (ja) 1992-04-08 1994-05-11 Fu Chieh Hsu
JP2909328B2 (ja) * 1992-11-02 1999-06-23 株式会社東芝 フィールドプログラマブルゲートアレイ
JP3020077B2 (ja) * 1993-03-03 2000-03-15 株式会社日立製作所 半導体メモリ
JPH088344A (ja) * 1994-06-22 1996-01-12 Fujitsu Ltd 冗長回路
US5592102A (en) * 1995-10-19 1997-01-07 Altera Corporation Means and apparatus to minimize the effects of silicon processing defects in programmable logic devices
JPH10233677A (ja) * 1996-12-20 1998-09-02 Hitachi Ltd 半導体集積回路
US6091258A (en) * 1997-02-05 2000-07-18 Altera Corporation Redundancy circuitry for logic circuits
WO1998053401A1 (en) * 1997-05-23 1998-11-26 Altera Corporation Redundancy circuitry for programmable logic devices with interleaved input circuits
JP3268744B2 (ja) * 1997-09-17 2002-03-25 株式会社東芝 半導体集積回路及びそのテスト方法
US6201404B1 (en) * 1998-07-14 2001-03-13 Altera Corporation Programmable logic device with redundant circuitry
JP3491579B2 (ja) 1999-11-04 2004-01-26 日本電信電話株式会社 論理回路データ生成方法及び装置及び論理回路データ生成プログラムを格納した記憶媒体
FR2820844B1 (fr) * 2001-02-12 2003-05-30 Iroc Technologies Dispositif de reconfiguration d'un ensemble memoire presentant des defauts

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000124315A (ja) * 1998-10-13 2000-04-28 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20070018710A (ko) 2007-02-14
JP2007048953A (ja) 2007-02-22
CN100514644C (zh) 2009-07-15
US7411412B2 (en) 2008-08-12
CN1913156A (zh) 2007-02-14
KR101232298B1 (ko) 2013-02-13
US20070057690A1 (en) 2007-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950007456B1 (ko) 용장회로(冗長回路)
CN100573715C (zh) 具有闪速熔丝单元阵列的闪速存储设备
KR100965066B1 (ko) 플래시 메모리 소자 및 그 블록 선택 회로
JPH0358399A (ja) 半導体記憶装置
US6822912B2 (en) Semiconductor device
JPH04144000A (ja) 半導体記憶装置
JP4552803B2 (ja) 半導体集積回路
JP4782937B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH10144089A (ja) 半導体記憶装置
JP2006155710A (ja) 半導体記憶装置
US6545920B2 (en) Defective address storage scheme for memory device
JP2007250125A (ja) ヒューズラッチ回路及び半導体装置
JP4641726B2 (ja) 半導体記憶装置
US6800919B2 (en) Semiconductor device having a redundancy function
KR100560936B1 (ko) 데이터 입출력 버퍼 및 이를 이용한 반도체 메모리 장치
JP4826167B2 (ja) 半導体集積回路
KR20070001672A (ko) 반도체 메모리 장치의 리페어 입출력 퓨즈 회로
JP4821198B2 (ja) 半導体集積回路とその製造方法
KR100953028B1 (ko) Io 리페어 회로 및 이를 구비한 불휘발성 메모리 소자
JP2008047708A (ja) 半導体集積回路
US7212455B2 (en) Decoder of semiconductor memory device
JP3708906B2 (ja) メモリシステム
JPS6255240B2 (ja)
US9900011B2 (en) Semiconductor apparatus, routing module, and control method of semiconductor apparatus
WO2019208414A1 (ja) 論理集積回路および書き込み方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100622

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees