JP4552685B2 - 座標検出装置および座標検出方法 - Google Patents

座標検出装置および座標検出方法 Download PDF

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本発明は、各種電子端末装置の表示画面上で指示された位置の座標を検出するための座標検出装置および座標検出方法に関する。
従来、各種電子端末装置の表示画面上の操作位置を検出するために様々なタッチパネルが実用されており、一般的には抵抗膜方式や静電誘導方式を用いたタッチパネルが数多く使用されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
また、タッチパネルを用いないで座標を検出する一手法として、カメラ付きペンを利用するシステムが知られている。このシステムとは、一定平面領域内の各点において各々の座標を示すパターンが記された座標パターン用紙とペン先を撮影するカメラを備えた座標指定用ペンを有し、座標パターン用紙上にて座標指定用ペンによる記入操作を行うと、当該ペン先を含む周囲の用紙画像がカメラにより撮影され、その撮影画像にある座標パターンから指定の座標位置が検出されるものである(例えば、特許文献3参照。)。
特開2003−223283号公報 特開2002−259053号公報 特表2003−508831号公報
しかしながら、タッチパネルの場合、表示画面上に抵抗膜や電圧誘起のための透明のタッチパネルを重ねて構成する必要があるため、表示部そのものが厚くなってしまう問題がある。
一方、カメラ付きペン方式の場合は、座標指定用ペンによって指定した位置の座標を正確に検出することができるが、専用の用紙を用いる必要があり、電子機器の表示画面上の操作位置の座標を検出することはできない。
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、表示画面上に透明タッチパネルなどの座標検出用部材を重ねる必要なく、表示画面を直接指定した位置の座標を正確に検出することが可能になる座標検出装置および座標検出方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる座標検出装置は、表示画面の指定された位置の画像を読み取る画像読み取り手段と、前記表示画面を所定の小領域に区分し、各小領域を特定する符号を3分割し、3分割されたそれぞれの値に基づいて表示データのRGB値を生成し、各小領域を生成されたRGB値により表示させる座標情報表示制御手段と、この座標情報表示制御手段により前記表示画面に表示された小領域の画像を前記画像読み取り手段により読み取らせる座標情報読み取り制御手段と、この座標情報読み取り制御手段の制御により前記画像読み取り装置が読み取った小領域の画像からRGB値を抽出し、当該RGB値に基づいて小領域を特定する符号を算出することで表示画面上の指定された位置を計算する座標計算手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、表示画面を所定の小領域に区分し、各小領域を特定する符号を3分割し、3分割されたそれぞれの値に基づいて表示データのRGB値を生成し、各小領域を生成されたRGB値により表示させ、画像読み取り装置が読み取った小領域の画像からRGB値を抽出し、当該RGB値に基づいて小領域を特定する符号を算出することで表示画面上の指定された位置を計算するので、、表示画面上に透明タッチパネルなどの座標検出用部材を重ねる必要なく、表示画面を直接指定した位置の座標を検出することが可能になる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る座標検出装置の外観構成を示す斜視図である。
この座標検出装置は、パーソナルコンピュータ(PC)を使用した表示装置10と、この表示装置10の表示部(画面)11を直接指定してその指定位置の座標を検出し表示装置10に出力するためのペン型読み取り装置20を備えて構成される。ペン型読み取り装置20は通信用ケーブル21により表示装置10と接続される。
図2は、前記座標検出装置におけるペン型読み取り装置20の概要構成を示す斜視図である。
このペン型読み取り装置20は、ペン操作に伴うペン先Pの接触圧力を検出するための圧力検出部22、ペン先Pを中心にして当該ペン先Pにより接触指定した表示部(画面)11上の一定領域の画像を撮影するためのカメラ部23を内蔵する。
この座標検出装置では、ペン型読み取り装置20により表示部(画面)11上の任意の位置を接触指定した際に、当該表示部(画面)11に対しその表示位置(例えば8×8ドットの表示セル単位)毎に異なる所定の表示色にした座標情報(符号化画像)を表示させ(図3参照)、ペン先Pの指定点を含む表示部(画面)11の一定領域の座標情報の画像(符号化画像)をカメラ部23により撮影する。そして、カメラ部23により撮影された座標情報の画像(符号化画像)に基づき、ペン先Pの位置する表示セルの表示色に応じた座標(セル位置)を検出し、さらに当該ペン先Pの位置する表示セルの所定位置からのペン先Pまでの距離を画像解析により計算して指定点の座標を求め、表示装置10へ出力する。
なお、ペン型読み取り装置20による表示部(画面)11の指定操作に伴い当該表示画面に表示される座標情報(符号化画像)は、カメラ部23が撮影動作する一瞬の時間表示されるだけなので、ユーザの視覚により認識されることはない。
図3は、前記座標検出装置のペン型読み取り装置20による表示部(画面)11の指定操作に伴い当該表示画面に表示される座標情報(符号化画像)を説明するための図である。
本実施形態では表示部(画面)11は1280×1024ドット(1ドットはR、G、Bの3画素で構成される)の大きさとし、この画面を8×8ドットの小領域に区分し(この区分をセルと称する)、各セルに対応して座標情報(符号化画像)を表示する。各セルに表示される座標情報(符号化画像)は、その4角の各2×2ドットが黒色、その間が白色とされて個々に画像認識可能な構成とされ、さらに左下角のみ2×4ドットの黒色とされて方向認識可能な構成とされる。そして、各セル中央の4×4ドットがセルの画面上の位置によりそれぞれ異なるR,G,B値からなる所定の表示色とされる。そして、カメラ部23により撮影された座標情報の画像(符号化画像)におけるペン先Pの位置するセルの表示色から、当該ペン先Pにより指定された表示画面(11)上での座標(セル位置)が検出可能となっている。
図4は、前記座標検出装置における表示装置(PC)10およびペン型読み取り装置20の電子回路の構成を示すブロック図である。
表示装置(PC)10は、CPU12を備え、このCPU12は記憶装置13により予め記憶される制御プログラムに従って回路各部の動作を制御する。
CPU12には、前記記憶装置13の他、RAM14、表示部(画面)11、そしてペン型読み取り装置20との通信IF(インターフェイス)部15が接続される。
記憶装置13には、この表示装置(PC)10の全体の動作を制御するためのPC制御プログラムが記憶される他に、ペン型読み取り装置20による表示部(画面)11上での指定点の座標を検出するための座標検出処理プログラム(本体側)、これにより検出された指定点の座標に対応した軌跡表示などを行うための表示制御プログラムなどが記憶される。また、記憶装置13には、表示画面(11)に対するペン入力操作時の座標検出処理に伴い、当該表示画面(11)に表示させるべき座標情報(符号化画像)(図3参照)を生成するために、各セル毎に異なるR,G,B値データと当該各セル位置の座標データ(Cx,Cy)とを対応付けたセル色/セル位置対応テーブルCTが記憶される。
RAM14には、表示部(画面)11に表示させるべき表示データを記憶するための表示データメモリ14a、ペン型読み取り装置20により検出され算出されたペン入力操作に伴う指定点の座標データを記憶するための座標データメモリ14bなど、各種のPC制御処理に応じて必要になる作業用メモリが設定確保される。
ペン型読み取り装置20は、CPU24を備え、このCPU24はROM25により予め記憶される制御プログラムに従って回路各部の動作を制御する。
CPU24には、前記ROM25の他、RAM26、圧力検出部22、カメラ部23、そして表示装置(PC)10との通信IF(インターフェイス)部27が接続される。
ROM25には、このペン型読み取り装置20の全体の動作を制御するための読み取り装置制御プログラムが記憶される他に、前記表示装置(PC)10に対する表示部(画面)11上での指定点の座標を検出するための座標検出処理プログラム(ペン側)、この座標検出処理プログラム(ペン側)のサブルーチンとなるセル位置計算処理プログラム、ペン位置計算処理プログラムなどが記憶される。また、ROM25には、ペン入力操作時の座標検出処理に伴い、表示装置(PC)10の表示画面(11)に表示されてカメラ部23により撮影される座標情報(符号化画像)(図3参照)からペン先Pの位置するセル位置P(Cx,Cy)を特定(計算)するために、各セル毎に異なるR,G,B値データと当該各セル位置の座標データ(Cx,Cy)とを対応付けたセル色/セル位置対応テーブルCTが記憶される。
RAM26には、カメラ部23により撮影されたペン先Pを含む表示部(画面)11上の一定領域の画像データGを記憶するためのペン先画像データメモリ26a、ペン先Pの位置するセル位置P(Cx,Cy)の計算作業データとペン位置P(X,Y)の計算作業データとを記憶するための座標計算データメモリ26b、計算されたペン先Pの指定点座標P(X,Y)を記憶するための指定点座標データメモリ26cなど、座標検出処理に応じて必要になる作業用メモリが設定確保される。
次に、前記構成の座標検出装置による第1実施形態の座標検出機能について説明する。
図5は、前記座標検出装置による手書き入力処理を示すフローチャートである。
ペン型読み取り装置20のペン先Pにより表示装置(PC)10の表示部(画面)11上の任意の位置が指定されると、当該ペン先Pによる指定点の座標が検出され(ステップAB)、ペン先Pの表示画面上での移動に伴う軌跡の表示が実行される(ステップC)。この処理が繰り返されることで、ペン操作の軌跡を表示画面にイメージ表示する手書き入力が行われることになる。
図6は、前記座標検出装置による手書き入力処理に伴う座標検出処理(AB)を示すフローチャートであり、同図(A)は表示装置(PC)11側での座標検出処理を示すフローチャート、同図(B)はペン型読み取り装置20側での座標検出処理を示すフローチャートである。
図7は、前記座標検出装置による手書き入力処理に伴い表示装置(PC)11とペン型読み取り装置20との間で実行される座標検出処理(AB)の流れ(その1)を示すシーケンス図である。
図8は、前記座標検出装置による手書き入力処理に伴い表示装置(PC)11とペン型読み取り装置20との間で実行される座標検出処理(AB)の流れ(その2)を示すシーケンス図である。
すなわち、この座標検出装置による手書き入力処理に伴う座標検出処理では、まず、表示装置(PC)10の通信IF部15を介してペン型読み取り装置20に対し、表示部(画面)11に対する手書き入力に応じてペン先Pの接触の有無が問い合わせられる(ステップA1)。
ペン型読み取り装置20において、前記表示装置(PC)10からの問い合わせ信号が通信IF部27を介して受信されると(ステップB1)、圧力検出部22によりペン先Pの接触圧力が検出され(ステップB2)、この検出圧力に基づき表示部(画面)11に対するペン先Pの接触の有無が判断される(ステップB3)。
このステップB3において、表示部(画面)11に対するペン先Pの接触有りと判断されると、表示装置(PC)10に対して“接触有り”の通知信号が送信される(ステップB4)。
表示装置(PC)10において、前記ペン型読み取り装置20からそのペン先Pが表示部(画面)11に接触したことによる“接触有り”の通知信号が受信されると(ステップA2)、記憶装置13に予め記憶されているセル色/セル位置対応テーブルCTに従い表示部(画面)11における各セル(8×8ドット)毎の中央部(4×4ドット)をそれぞれ異なる表示色に設定するための各R,G,B値データが読み出され当該表示部(画面)11の座標情報(符号化画像)が生成されて表示される(ステップA3)。
すると、表示装置(PC)10において座標情報の表示が実行されたことの“表示通知”の信号がペン型読み取り装置20へ送信される(ステップA4)。
ペン型読み取り装置20において、前記表示装置(PC)10から送信された座標情報の“表示通知”の信号が受信されると(ステップB5)、カメラ部23によりペン先Pを中心とする当該ペン先Pが接触しているところの一定領域の座標情報が撮影され、その撮影画像データGがRAM26内のペン先画像データメモリ26aに記憶される(ステップB6)。
すると、ペン先Pの表示画面(11)に対する接触座標情報画像(G)の“撮影完了”の通知信号が表示装置(PC)10に対して送信される(ステップB7)。
表示装置(PC)10において、前記ペン型読み取り装置20から送信された“撮影完了”の通知信号が受信されると(ステップA5)、ステップA3において表示部(画面)11に表示させた座標情報が消去され(ステップA6)、前記ペン型読み取り装置20により検出計算されて出力されるペン先Pの接触した座標データP(X,Y)の受信待機状態となる(ステップA7)。
ペン型読み取り装置20において、そのペン先Pが接触しているところの一定領域の座標情報が撮影され、その撮影画像データGがRAM26内のペン先画像データメモリ26aに記憶されると(ステップB6,B7)、この撮影されたペン先Pを中心位置とする座標情報の画像データから、まず表示画面(11)上でのセル位置P(Cx,Cy)が検出され、次に当該セル位置P(Cx,Cy)内でのペン先Pの座標P(X,Y)が画像解析により計算され、指定点座標データメモリ26cに記憶される(ステップD)。そして、このペン型読み取り装置20のペン先Pによる表示画面(11)上での指定点座標P(X,Y)のデータは、表示装置(PC)10へ出力される(ステップB8)。
表示装置(PC)10において、前記ペン型読み取り装置20から送信されたペン先Pによる指定点座標P(X,Y)のデータが受信されると(ステップA7)、この受信されたペン先指定点座標P(X,Y)はRAM14内の座標データメモリ14bに取り込まれて記憶され、この指定点座標P(X,Y)に対応する表示部(画面)11上の表示点ドットがペン入力軌跡として点灯表示される(ステップA8)。
この際、今回のペン入力座標の検出に伴う軌跡表示が行われことの確認情報がRAM14内に記憶保持される(ステップA8′)。
一方、前記ペン型読み取り装置20でのステップB3において、表示部(画面)11に対するペン先Pの接触無しと判断されると、表示装置(PC)10に対して“接触無し”の通知信号が送信される(ステップB9)。
表示装置(PC)10において、前記ペン型読み取り装置20からそのペン先Pの表示部(画面)11に対する“接触無し”の通知信号が受信されると(ステップA2→A9)、今回の座標検出処理による軌跡表示は行われないことの確認情報がRAM14内に記憶保持される。
これにより、表示装置(PC)10の表示部(画面)11上には、タッチパネルなど、指定点座標検出のための何らの部材を重ねる必要もなく、当該表示部(画面)11上をペン型読み取り装置20により直接指定操作してそのペン先Pの指定点座標P(X,Y)を正確に検出・計算し、ペン入力軌跡を表示させることができる。
次に、前記座標検出処理に伴い、表示装置(PC)10の表示部(画面)11に一時表示させる座標情報において、表示部(画面)11の各セル(8×8ドット)毎の中央部(4×4ドット)をそれぞれ異なる表示色に設定するための各R,G,B値データの設定手法につき説明する。
図9は、前記座標検出装置の表示装置(PC)10において座標検出処理に伴い表示させるべき座標情報(符号化画像)のセル設定区分と各セル毎に異ならせるR,G,B値データの設定手法を説明するための図である。
図10は、前記座標情報(符号化画像)の各セル(Cx,Cy)位置に応じて算出される15ビットデータからのR,G,B値データの設定規則を説明するための図である。
図9に示すように、表示部(画面)11の表示ドット数が1280×1024ドットである場合に、この表示画面を8×8ドットずつの160個×128個のセルに区分し、各セルを(Cx,Cy)で表す。例えばX方向の4個目、Y方向に3個目のセルは(Cx(4),Cy(3))となる。
あるセル(Cx,Cy)に割り当てる色は、Cx×128+Cyを計算し、その結果の下位15ビットを利用し、この15ビットの上位、中位、下位5ビットを8倍したものをそれぞれR、G、Bの値とする。
ここで、具体的にセル(Cx(4),Cy(3))の表示色を定める場合を説明する。
まず、セル(Cx(4),Cy(3))に応じた固有の値を、所定の式「Cx×128+Cy」により、
4×128+3=515=0000 0010 0000 0011(2進)
として算出し、下位から15ビットのデータを用いる。ここで
下位7ビット(000 0011(=3(10進)))でCy(3)、
上位8ビット(000 0010 0(=4(10進))でCx(4)、
を表していることが分かる。
そして、図10に示すように、セル(Cx(4),Cy(3))に応じた15ビットのデータ
(000 0010 0000 0011)
を、5ビットずつの3つのデータ
(000 00)(10 000)(0 0011)
に分け、それぞれの5ビットデータの下位に“000”を付けた(8倍にした)各8ビットデータ
(00000000)(10000000)(00011000)
を、R値(00000000)、G値(10000000)、B値(00011000)
として設定する。
このような設定手法により、表示装置(PC)10において座標検出処理に伴い表示させるべき座標情報(符号化画像)の各セル毎に異なるR,G,B値データを設定することができる。
そして、表示装置(PC)10の記憶装置13に記憶されるセル色/セル位置対応テーブルCT、およびペン型読み取り装置20のROM25に記憶されるセル色/セル位置対応テーブルCTには、前記設定手法に従い求められた各セル毎に異なるR,G,B値データに当該各セル位置の座標データ(Cx,Cy)が対応付けられて記憶される。
すなわち、座標計算処理(ステップD)において、ペン先Pを中心にした座標情報(符号化画像)の撮影画像データGから当該ペン先Pのセル位置P(Cx,Cy)を算出するには、まず撮影画像Gの中央に有るセルを、図3で示したように、各セルの4角を黒色その間を白色としたセル境界の画像解析により特定すると共に、特定されたペン先Pの位置するセル画像の表示色からR,G,B値(各8ビット)を抽出し、さらにその各々の上位5ビットから前記15ビットデータを復元生成して下位7ビットをCy、上位8ビットをCxとしたセル位置P(Cx,Cy)を算出できる。
なお、前記座標情報(符号化画像)における各セルを異なる表示色で表示させるためのR,G,B値データの設定手法は、これに限定されるものではなく、例えば左下端のセルから右上端のセルまで連番となる15ビットのセル位置データ(セル番号)を設定すると共に、このセル番号を5ビットデータずつ3つに分割することで、該当セルのR,G,B値データ(上位5ビット)として設定してもよい。
図11は、ディスプレイの一般的なガンマ特性を示す図である。
表示装置(PC)10における表示部(画面)11のガンマ特性は、図11に示すようになっているので、リニアな中間調のみを各セルの表示色として設定する構成とすれば、さらに安定してセル位置を特定することができる。この場合、各セルの境界部分における“黒”と“白”の表示は、セルの表示色における最大・最小の値とする。こうすることでペン先Pのカメラ部23で座標情報の画像を撮影する場合のダイナミックレンジを適当に設定でき、安定してセル位置を特定することができる。
図12は、前記座標検出装置のペン型読み取り装置20での座標検出処理に伴う座標計算処理(ステップD)でのセル位置計算処理を示すフローチャートである。
ペン先Pを中心にした座標情報(符号化画像)の撮影画像データGが、RAM26内のペン先画像データメモリ26aに記憶されると、この画像データGが読み出され(ステップD11)、当該撮影画像Gの中央に有るセルが、各セルの4角を黒色その間を白色としたセル境界の画像解析処理により特定される(ステップD12)。
すると、ステップD12において特定されたペン先Pの位置するセル画像の表示色から各8ビットのR,G,B値が抽出され(ステップD13)(図10参照)、さらにそのR,G,B値各々の上位5ビットを連続してなる15ビットデータが復元生成され、下位7ビットをCy、上位8ビットをCxとしたペン先Pの位置するセル位置P(Cx,Cy)が算出される(ステップD14)。
次ぎに、セル位置が判別された後に実行される、セルの中のペン先位置の算出処理について説明する。
図13は、前記座標検出装置のペン型読み取り装置20での座標検出処理に伴いカメラ部13により撮影されたペン先Pの位置を中心とする撮影画像Gの例である。ここではカメラの撮影画像は64×64ドットとし、画像の中央に、ペン先が位置するセル位置P(Cx,Cy)が少し傾いた形で撮影されているものとする。
図13において、前記座標計算処理(ステップD)でのセル位置計算処理に従い求められたセル位置P(Cx,Cy)における左下角の座標(Cx0,Cy0)は、その他の3角の各2×2ドットが黒色表示、当該左下角のみ2×4ドットの黒色表示とされていることで画像認識される。
図14は、前記座標検出装置のペン型読み取り装置20での座標検出処理に伴う座標計算処理(ステップD)でのセル位置計算処理(D11〜D14)に続いて実行されるペン位置計算処理(補間計算)を示すフローチャートである。
この補間計算によるペン位置計算処理では、図13で示すようなペン先Pの位置を中心とする撮影画像Gとセル位置P(Cx,Cy)とのベクトル位置関係に基づき、まず特定されたセルP(Cx,Cy)の左下角(Cx0,Cy0)を基準にしたペン先Pの位置までのベクトルbT(=aT−a2)、右下角までのベクトルbx(=a1−a2)、左上までのベクトルby(=a3−a2)が計算される(ステップD21)。
すると、このペン先Pのあるセル位置P(Cx,Cy)の左下角(Cx0,Cy0)を基準にしたベクトルbT、bx、byに基づき、当該セル位置P(Cx,Cy)内でのペン先Pの位置(X′,Y′)が計算される(ステップD22)。
X′=(bT,bx)/(bx,bx
Y′=(bT,by)/(by,by) (b,b)はベクトルの内積を示す
このステップD22で計算された(X’,Y’)はベクトルbxとyとで構成されるセル内での座標になるが、この座標軸の長さはカメラの撮影画像の画素数で表現されるので、実際の表示画像での座標値と異なる。表示画面上ではセル(bx,by)の大きさは8×8ドットであるので、ステップD23では、X’、Y’をbx,byの長さで正規化し、8(ドット)倍して表示画面上の座標値に変換する。
X=(8X′)/√(bx,bx
Y=(8Y′)/√(by,by
そして、このセル位置P(Cx,Cy)内でのペン先Pの位置を示すX,Yの値を、当該セル位置PCx,Cyの値を8倍したものと加え合わせることで、表示部(画面)11上でのペン先Pの位置する座標値P(X,Y)が算出されることになる。座標値P(X,Y)は、RAM26内の指定点座標データメモリ26cに記憶されて表示装置(PC)10へ出力される(ステップD23→B8)。
これにより、表示装置(PC)11において受信されたペン先指定点座標P(X,Y)はRAM14内の座標データメモリ14bに取り込まれて記憶され、この指定点座標P(X,Y)に対応する表示部(画面)11上の表示点ドットがペン入力軌跡として点灯表示される(ステップA8)。
したがって、前記構成の座標検出装置による第1実施形態の座標検出機能によれば、ペン型読み取り装置20のペン先Pにより表示装置(PC)10の表示部(画面)11上が接触指定されると、当該ペン接触に合わせて表示部(画面)11を8×8ドット毎のセルに区分して各セル毎に異なるR,G,Bデータを設定して色分けした座標情報(符号化画像)が表示され、ペン型読み取り装置20に備えられたカメラ部23によってペン先Pの指定位置を中心とする表示部(画面)11上の座標情報(符号化画像)の一定領域が撮影される。すると、このペン先Pの有るセルを含む一定領域の撮影画像データGから、当該セルの表示色が抽出されると共にそのR,G,B値データが解析されて同ペン先Pの有るセル位置P(Cx,Cy)が計算された後、このセルP(Cx,Cy)内でのペン先Pの座標が補間計算により算出され表示部(画面)11上でのペン先Pによる指定の座標位置P(X,Y)が計算されるので、表示装置(PC)10の表示部(画面)11上には、タッチパネルなど、指定点座標検出のための何らの部材を重ねる必要もなく、当該表示部(画面)11上をペン型読み取り装置20により直接指定操作してそのペン先Pの指定点座標P(X,Y)を正確に検出・計算し、ペン入力軌跡を表示させることができる。
なお、前記第1実施形態の座標検出装置におけるペン型読み取り装置20では、ペン先Pに隣接する一方の側面に沿って設けた1つのカメラ部23によって、当該ペン先Pの指定位置を中心とする表示部(画面)11に表示された一定領域の座標情報(符号化画像)の画像Gを撮影する構成としたが、この第1実施形態の構成では、ペン先Pによる表示部(画面)11上での指定点がカメラ部23のある方向に移動した場合、座標計算処理(ステップD)により得られた指定点座標P(X,Y)に従い表示されたペン先Pの移動軌跡はカメラ部23から見てペン先Pの陰となり撮影することができない。このため、次の第2実施形態(図15・図16参照)で説明するように、ペン先Pを挟んだ両側に2つのカメラ部23a,23bを内蔵して設けると共に、当該各カメラ部23の撮影方向に対応する装置筐体を透明な窓Hにより構成し、この2つのカメラ部23a,23bによる撮影画像の合成画像によって前記座標計算処理→指定点表示処理後のペン先Pの移動軌跡をも撮影し、実際のペン先Pと軌跡表示位置とにずれがあった場合にはその誤差を計算し、座標計算処理により得られる指定点座標P(X,Y)を補正することで正確な移動軌跡表示を行う構成としてもよい。
(第2実施形態)
図15は、本発明の第2実施形態に係る座標検出装置におけるペン型読み取り装置20Aの外観構成を示す斜視図である。
この第2実施形態のペン型読み取り装置20Aは、ペン先Pを挟んだ両側に2つのカメラ部23a,23bを内蔵して設けると共に、当該各カメラ部23の撮影方向に対応する装置筐体を透明な窓Hにより構成する。
図16は、前記第2実施形態に係る座標検出装置での表示装置(PC)11とペン型読み取り装置20Aとの間で実行される座標検出処理(AB)の流れを示すシーケンス図である。
この図16における座標検出処理(AB)の流れにおいて、前記第1実施形態で説明した図7における座標検出処理(AB)の流れと同様の処理ステップについては、同一のステップ記号を付してその説明を省略する。
すなわち、表示装置(PC)10では、ペン型読み取り装置20Aから送信されたペン先Pの周辺画像Gの撮影完了信号を受信することで(ステップA5)、表示部(画面)11に表示されている座標情報(符号化画像)を消去すると(ステップA6)、この座標情報(符号化画像)の消去完了信号をペン型読み取り装置20Aに対して送信する(ステップA6a)。
ペン型読み取り装置20Aでは、ペン先Pを中心として撮影した座標情報(符号化画像)の周辺画像Gに基づき、当該ペン先Pによる指定点座標P(X,Y)の計算処理(ステップD)を実行すると共に、前記表示装置(PC)11から送信された座標情報(符号化画像)の消去完了信号を受信することに応じて(ステップB7a)、今回の指定点座標の軌跡表示が行われる直前のペン先Pの周辺画像GAを撮影してRAM26に保存する(ステップB7b)。
そして、前記ペン先Pによる指定点座標P(X,Y)の計算処理(ステップD)により算出された今回の指定点座標P(X,Y)のデータを表示装置(PC)10へ送信することで(ステップB8)、当該表示装置(PC)10において、受信された指定点座標P(X,Y)の位置にペン先Pの移動軌跡が表示されると共に(ステップA7,A8)、この軌跡表示の完了信号がペン型読み取り装置20Aへ送信されると(ステップA8a)、ペン型読み取り装置20Aでは、今回の指定点座標の軌跡表示が行われたペン先Pの周辺画像GBを撮影してRAM26に保存する(ステップB8a,B8b)。
すると、前記ステップB7bにて撮影された今回の指定点座標の軌跡表示が行われる直前のペン先Pの周辺画像GAと、ステップB8bにて撮影された今回の指定点座標の軌跡表示が行われた直後のペン先Pの周辺画像GBとの比較による差分の解析に基づいて、ペン先Pの指定点座標計算時点での該ペン先Pの画像位置と、これに応じた最新の軌跡表示位置とが検出されてその座標値のずれがベクトル演算により計算され(ステップB8c)、表示装置(PC)10へ送信される(ステップB8d)。
この場合、前記ペン先Pの各周辺画像GA,GBにおける座標軸の方向および単位長さについては、ステップB6において予め撮影された表示部(画面)11上での座標情報(符号化画像)に基づいて認識処理する。
これにより、表示装置(PC)10では、前記ペン型読み取り装置20Aから受信されたペン先Pの指定点座標計算時点での該ペン先Pの画像位置と、これに応じた最新の軌跡表示位置との座標値のずれ量に応じて、前記ステップA8にて表示されたペン先Pの最新の軌跡表示が補正再表示され(ステップA8b,A8c)、ペン先Pによる指定の位置に正確に一致させてその移動軌跡を表示できるようになる。
なお、この第2実施形態の座標検出装置では、今回の指定点座標の軌跡表示が行われる直前のペン先Pの周辺画像GAと、今回の指定点座標の軌跡表示が行われた直後のペン先Pの周辺画像GBとの比較により、ペン先Pの指定点座標計算時点での該ペン先Pの画像位置と、これに応じた最新の軌跡表示位置とを検出してその座標値のずれを計算補正する構成としたが、高速な処理を行う場合であれば、今回の指定点座標の軌跡表示が行われた直後のペン先Pの周辺画像GBのみに基づいて、当該周辺画像GBから検出されるペン先Pの画像位置と軌跡表示位置との座標値のずれを計算補正することも可能である。
また、この第2実施形態の座標検出装置では、ペン先Pの各周辺画像GA,GBにおける座標軸の方向および単位長さについて、予め撮影された表示部(画面)11上での座標情報(符号化画像)に基づいて認識処理する構成としたが、次の図17に示すように、今回の指定点座標P′の軌跡表示が行われたペン先Pの周辺画像GBを撮影する際に、その座標軸方向や単位長さの指標となる指標画像Q1,Q2,Q3を表示部(画面)11上に追加表示させてから該周辺画像GBを撮影し、その座標軸の方向および単位長さについて容易に認識可能な構成としてもよい。
図17は、前記第2実施形態に係る座標検出装置の表示装置(PC)11においてペン先Pの座標計算により得られた指定点座標P′の軌跡表示に伴い追加で表示される実際のペン先P位置とのずれ補正のための指標画像Q1,Q2,Q3を示す図である。
すなわち、ペン型読み取り装置20Aにおいて座標計算(ステップB6,D)された今回の指定点座標P′に応じて、表示装置(PC)10の表示部(画面)11にて軌跡表示(P′)を行う際には(ステップA8)、当該軌跡表示(P′)の近傍にその座標軸の方向および単位長さを示す指標画像Q1,Q2,Q3を追加で表示し、これを図17(A)に示すように、ペン型読み取り装置20Aにより実際のペン先P位置とのずれ補正のためペン先Pの周辺画像GBとして撮影する(ステップB8b)。
ここでは、ペン先Pの周辺画像GBにおける座標軸の方向および単位長さを示す指標として、座標計算された軌跡表示(P′)の周りに3点の指標画像Q1,Q2,Q3を表示させる。この3点の指標画像Q1,Q2,Q3は、例えば3点間の長さを予め定め、そのうち1点の指標Q1を原点として残り2点の指標Q2,Q3が直交した座標軸を示すように表示させる。また、この指標画像Q1,Q2,Q3からX軸方向とY軸方向が認識可能なように,原点の指標Q1以外の2点の指標Q2,Q3はその表示濃度や表示色を変化させる。
これにより、図17(B)に示すように、当該ペン先Pの周辺画像GBにおける座標軸の方向X,Yおよび単位長さを容易に画像認識することができ、今回軌跡表示された指定点座標P′とペン先Pとのずれ量をベクトル計算できるようになる。
そして、前記表示装置(PC)11においてペン先Pの座標計算により得られた指定点座標P′の軌跡表示に伴い追加で表示された実際のペン先P位置とのずれ補正のための指標画像Q1,Q2,Q3は、当該ペン先P位置とのずれ補正に応じた軌跡の再表示に伴い消去される。
なお、前記各実施形態の座標検出装置では、ペン型読み取り装置20(20A)において、ペン先Pの周辺画像Gの撮影、および当該周辺画像Gに基づくペン先Pの指定点座標P(X,Y)の計算処理を行い、これにより算出された指定点座標P(X,Y)を表示装置(PC)10へ出力し、その表示部(画面)11に対して指定点座標P(X,Y)の軌跡表示を行う構成としたが、ペン型読み取り装置20(20A)により撮影したペン先Pの周辺画像Gを表示装置(PC)10へ送信し、この表示装置(PC)10において、当該周辺画像Gに基づくペン先Pの指定点座標P(X,Y)の計算処理を行う構成としてもよい。
また、前記各実施形態の座標検出装置では、表示部(画面)11に対するペン先Pの指定点座標P(X,Y)の算出に応じて、当該指定点座標P(X,Y)の軌跡表示を行う場合について説明したが、指定点座標P(X,Y)の表示内容に応じてメニュー選択などのアプリケーションの制御を行う場合も勿論含まれる。
本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の実施形態に係る座標検出装置の外観構成を示す斜視図。 前記座標検出装置におけるペン型読み取り装置20の外観構成を示す斜視図。 前記座標検出装置のペン型読み取り装置20による表示部(画面)11の指定操作に伴い当該表示画面に表示される座標情報(符号化画像)を説明するための図。 前記座標検出装置における表示装置(PC)10およびペン型読み取り装置20の電子回路の構成を示すブロック図。 前記座標検出装置による手書き入力処理を示すフローチャート。 前記座標検出装置による手書き入力処理に伴う座標検出処理(AB)を示すフローチャートであり、同図(A)は表示装置(PC)11側での座標検出処理を示すフローチャート、同図(B)はペン型読み取り装置20側での座標検出処理を示すフローチャート。 前記座標検出装置による手書き入力処理に伴い表示装置(PC)11とペン型読み取り装置20との間で実行される座標検出処理(AB)の流れ(その1)を示すシーケンス図。 前記座標検出装置による手書き入力処理に伴い表示装置(PC)11とペン型読み取り装置20との間で実行される座標検出処理(AB)の流れ(その2)を示すシーケンス図。 前記座標検出装置の表示装置(PC)10において座標検出処理に伴い表示させるべき座標情報(符号化画像)のセル設定区分と各セル毎に異ならせるR,G,B値データの設定手法を説明するための図。 前記座標情報(符号化画像)の各セル(Cx,Cy)位置に応じて算出される15ビットデータからのR,G,B値データの設定規則を説明するための図。 ディスプレイの一般的なガンマ特性を示す図。 前記座標検出装置のペン型読み取り装置20での座標検出処理に伴う座標計算処理(ステップD)でのセル位置計算処理を示すフローチャート。 前記座標検出装置のペン型読み取り装置20での座標検出処理に伴いカメラ部13により撮影されたペン先Pの位置を中心とする撮影画像Gとセル位置P(Cx,Cy)との位置関係を示す図。 前記座標検出装置のペン型読み取り装置20での座標検出処理に伴う座標計算処理(ステップD)でのセル位置計算処理(D11〜D14)に続いて実行されるペン位置計算処理(補間計算)を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態に係る座標検出装置におけるペン型読み取り装置20Aの外観構成を示す斜視図。 前記第2実施形態に係る座標検出装置での表示装置(PC)11とペン型読み取り装置20Aとの間で実行される座標検出処理(AB)の流れを示すシーケンス図。 前記第2実施形態に係る座標検出装置の表示装置(PC)11においてペン先Pの座標計算により得られた指定点座標P′の軌跡表示に伴い追加で表示される実際のペン先P位置とのずれ補正のための指標画像Q1,Q2,Q3を示す図。
符号の説明
10 …表示装置(PC)
11 …表示部(画面)
12 …CPU
13 …記憶装置
14 …RAM
14a…表示データメモリ
14b…座標データメモリ
15 …通信IF部
20 …ペン型読み取り装置(第1実施形態)
20A…ペン型読み取り装置(第2実施形態)
21 …通信用ケーブル
22 …圧力検出部
23 …カメラ部(第1実施形態)
23a,23b…カメラ部(第2実施形態)
24 …CPU
25 …ROM
26 …RAM
26a…ペン先画像データメモリ
26b…座標計算データメモリ
26c…指定点座標データメモリ
27 …通信IF部
CT …セル色/セル位置対応テーブル
P …ペン先
G …ペン先Pの周辺撮影画像G
P(Cx,Cy)…ペン先Pのセル位置
P(X,Y)…ペン先Pの指定点座標
Q1,Q2,Q3…座標軸方向と単位長の指標画像

Claims (6)

  1. 表示画面の指定された位置の画像を読み取る画像読み取り手段と、
    前記表示画面を所定の小領域に区分し、各小領域を特定する符号を3分割し、3分割されたそれぞれの値に基づいて表示データのRGB値を生成し、各小領域を生成されたRGB値により表示させる座標情報表示制御手段と、
    この座標情報表示制御手段により前記表示画面に表示された小領域の画像を前記画像読み取り手段により読み取らせる座標情報読み取り制御手段と、
    この座標情報読み取り制御手段の制御により前記画像読み取り装置が読み取った小領域の画像からRGB値を抽出し、当該RGB値に基づいて小領域を特定する符号を算出することで表示画面上の指定された位置を計算する座標計算手段と、
    を備えたことを特徴とする座標検出装置。
  2. 前記画像読み取り手段は、ペン型の読み取り装置であって、前記表示画面に対するペン先の接触圧力を検出する圧力検出部を有し、
    前記座標情報表示制御手段は、前記ペン型の読み取り装置の圧力検出部により表示画面に対するペン先の接触圧力が検出された際に、一時的に前記座標情報表示制御手段により所定の小領域に区分された画像を表示させることを特徴とする請求項1に記載の座標検出装置。
  3. 前記画像読み取り手段は、ペン型の読み取り装置であって、そのペン先画像を含んで表示画面の画像を読み取り、
    前記座標計算手段は、前記座標情報読み取り制御手段により読み取られたペン先画像を含む前記小領域の画像に基づき、表示画面上でのペン先の指定点座標を計算し、
    この座標計算手段により計算されたペン先の指定点座標に対応して前記表示画面にペン先指定点の軌跡を表示させる軌跡表示制御手段と、
    この軌跡表示制御手段により前記表示画面にペン先指定点の軌跡が表示された後に、前記ペン型読み取り装置によりそのペン先画像を含むペン先周辺の表示画面の画像を読み取らせるペン先周辺画像読み取り制御手段と、
    このペン先周辺画像読み取り制御手段により読み取られたペン先周辺の表示画面の画像に含まれるペン先指定点の表示軌跡とペン先画像との位置関係に応じて、前記座標計算手段により計算されたペン先の指定点座標を補正する座標補正手段と、
    この座標補正手段によりと補正されたペン先の指定点座標に対応して、前記軌跡表示制御手段により表示画面に表示されているペン先指定点の軌跡を補正して表示させる補正軌跡表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の座標検出装置。
  4. 前記軌跡表示制御手段により前記表示画面に対してペン先指定点の軌跡を表示させるのに伴い、当該表示画面の座標軸方向および単位長を示すための補助画像を表示させる補助画像表示制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載の座標検出装置。
  5. コンピュータによって制御される電子機器の表示画面の指定された位置の座標を検出するための座標検出方法であって、
    前記表示画面を所定の小領域に区分し、各小領域を特定する符号を3分割し、3分割されたそれぞれの値に基づいて表示データのRGB値を生成し、各小領域を生成されたRGB値により表示させる座標情報表示制御ステップと、
    この座標情報表示制御ステップにて前記表示画面に表示された小領域の画像を、表示画面の指定された位置の画像を読み取る画像読み取り装置により読み取らせる座標情報読み取り制御ステップと、
    この座標情報読み取り制御ステップにて読み取られた小領域の画像からRGB値を抽出し、当該RGB値に基づいて小領域を特定する符号を算出することで表示画面上の指定された位置を計算する座標計算ステップと、
    を備えたことを特徴とする座標検出方法。
  6. 前記画像読み取り装置は、ペン型の読み取り装置であって、前記表示画面に対するペン先の接触圧力を検出する圧力検出部を有し、
    前記座標情報表示制御ステップでは、前記ペン型の読み取り装置の圧力検出部により表示画面に対するペン先の接触圧力が検出された際に、一時的に前記座標情報表示制御ステップにより所定の小領域に区分された画像を表示させることを特徴とする請求項6に記載の座標検出方法。
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