JP4552635B2 - マルチキャリア伝送装置及びマルチキャリア伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電話線などのメタリックケーブルで数Mビット/秒の高速データ伝送を可能とするxDSL(x Digital Subscriber Line)(xは、A、S、V等の総称)に適用されるマルチキャリア伝送装置及びマルチキャリア伝送方法に関し、特に、突発的な雑音が発生する雑音環境下において、データ伝送を行うマルチキャリア伝送装置及びマルチキャリア伝送方法に関するものである。
近年、電話線などのメタリックケーブルで、数Mビット/秒の高速データ伝送を可能とするxDSL技術に注目が集まっている。中でも、注目を集めているのが、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)である。このADSLは、上りと下りとで伝送速度が異なっており、この非対称性がインターネットのアクセスに適している。
まず、図1を参照しながら、一般的なADSL伝送システムのシステム構成について説明する。
図1に示すように、ADSL伝送システムは、ADSL宅内装置(100)と、宅内電話機(101)と、宅内側のスプリッタ(102)と、ADSL局内装置(104)と、電話交換機(105)と、局内側のスプリッタ(106)と、を有して構成されている。
ADSL宅内装置(100)は、宅内側のスプリッタ(102)を介して線路(103)に接続される。また、宅内電話機(101)は、宅内側のスプリッタ(102)を介して線路(103)に接続される。
ADSL局内装置(104)は、局内側のスプリッタ(106)を介して線路(103)に接続される。また、電話交換機(105)は、局内側のスプリッタ(106)を介して線路(103)に接続される。
スプリッタ(102、106)は、線路(103)内の信号を、通話信号と、ADSLによるデータ信号と、に分離するための装置であり、宅内側のスプリッタ(102)は、線路(103)内の信号が、通話信号の場合には、宅内電話機(101)側に接続され、線路(102)内の信号が、ADSLによるデータ信号の場合には、ADSL宅内装置(100)側に接続されることになる。また、局内側のスプリッタ(106)は、線路(103)内の信号が、通話信号の場合には、電話交換機(105)側に接続され、線路(103)内の信号が、ADSL信号の場合には、ADSL局内装置(104)側に接続されることになる。なお、ADSL局内装置(104)には、DSLAM(Digital Subscriber Line Multiplexer)を有し、そのDSLAMを介して、プロバイダからインターネットへと接続されることになる。なお、DSLAMは、アナログ信号として伝送されてきたデータをデジタル信号に変換し、プロバイダへと送信することになる。
なお、ADSL伝送システムは、DMT(Discrete Multi−Tone)と称される変復調方式を用いてデジタル信号をアナログ信号に変換して送信することになる。
DMT方式は、256のキャリアにQAM(Quadrature Amplitude/Phase Modulation)による変調処理を行い、その変調したキャリアを、フーリエ逆変換を用いて多重化して送信する。そして、受信側は、多重化された信号を基にフーリエ変換を用いて各キャリアを抽出し、QAM変調された信号に復調処理を行い、データの高速伝送を行うことになる。
しかしながら、このDMT方式のADSL伝送システムは、ADSL用のケーブルがISDN用のケーブルと同一のケーブル束に含まれていると、ISDNケーブルからの影響により、ADSL回線の通信速度を低下させてしまうノイズを発生させる要因が存在することになる。中でも、ADSL回線への影響が大きいのは、ISDN回線からの漏話雑音である。そこで、ISDN用の回線とADSL用の回線とが同一ケーブル束に含まれないように構成することで、ノイズの発生を回避することも可能である。しかし、この場合には、オペレータに対する負担が大きすぎることになる。そこで、ISDN用の回線と、ADSL用の回線と、を同一ケーブルに束に含ませた際に発生する漏話雑音による通信速度の低下を回避し、伝送量を確保することを可能とする伝送方法が所望されている。
まず、図2を参照しながら、TCM方式のISDN回線を使用した際に、ADSL装置に発生する漏話雑音について説明する。なお、図2には、下り方向のデータ伝送を行っている際に、TCM−ISDN回線によるデータ伝送によりADSL装置の端末側の装置である、ATU−R(ADSL Transceiver Unit−Remote side)に発生する漏話雑音が示されている。
TCM方式のISDN回線では、1.25msec毎に、上り方向と下り方向とのデータ伝送を交互に行っている。ADSL回線において下り方向のデータ伝送を行っている際に、TCM−ISDN回線が上り方向のデータ伝送を行った場合、TCM−ISDN回線からの減衰前の高出力の信号が、ADSL回線における減衰した信号に影響を及ぼし、端末ATU−R側に「NEXT」(Near End Cross Talk)、「近端漏話」が発生してしまうことになる。
また、ADSL回線において下り方向のデータ伝送を行っている際に、TCM−ISDN回線が下り方向のデータ伝送を行った場合、TCM−ISDN回線の信号が減衰したADSL回線の信号に影響を及ぼし、端末側ATU−R側に「FEXT」(Far End Cross Talk)、「遠端漏話」が発生してしまうことになる。なお、同じ現象は、中央局側の装置であるATU−C(ADSL Tranceiver Unit−Center Side)においても発生することになる。
次に、図3を参照しながら、漏話雑音の雑音量について説明する。なお、図3には、漏話雑音の雑音量が示されている。図3に示すように、近端漏話発生時「NEXT」の雑音量は、遠端漏話発生時「FEXT」の雑音量よりも多いことになる。これは、TCM−ISDN回線からの減衰前の高出力の信号が、ADSL回線における減衰した信号に影響を及ぼすからである。この雑音量の差に注目し、近端漏話発生時「NEXT」と遠端漏話発生時「FEXT」とでデータの伝送量を切り替えて送信する方式が提案されている。この方式は、デュアルビットマップ方式と呼ばれ、図3に示すように、雑音量が所定の閾値より少ない遠端漏話「FEXT」の発生時には、データ量を多く送信し、雑音量が所定の閾値より多い近端漏話「NEXT」の発生時には、データ量を少なく送信することになる。
このように、TCM方式のISDN回線とADSL回線とが隣接するADSL伝送システムにおいては、雑音量が周期的に変化するため、上り方向と下り方向とで各キャリアのSNR(Signal to Noise Ratio)を測定し、該測定したSNRに従ってビット配分を求めるようになっている。
次に、図4を参照しながら、従来におけるADSL伝送システムについて説明する。
<ATU−C300側の構成>
まず、ATU−C(300)側の構成について説明する。
ATU−C(300)の送信部には、上位装置から送られてくるデータに対してCRC(Cyclic Readuancy Check)符号を付加するCRCエラー処理部(315)と、CRC符号を付加したデータに対して、スクランブル処理を施し、リードソロモン方式のエラー訂正符号を付加するスクランブル処理及び誤り訂正部(scram&FEC(Forward Error Correction))(301)と、雑音レベルの変化するタイミングに応じて各キャリアの送信パワー配分、及び、ビット配分を切り替えて、キャリアにビット配分、及び、送信パワー配分をなすマッピング部(302)と、このマッピング出力である多値QAM(Quadrature Amplitude Modulation)信号を各キャリアで変調多重化するフーリエ逆変換部(303)と、この多重化出力をアナログ化して下りアナログ信号として送信するデジタル/アナログ変換部(304)と、を有している。
また、ATU−C(300)の受信部には、ATU−R(400)から伝送されるアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部(305)と、このデジタル信号にフーリエ変換を施すフーリエ変換部(306)と、雑音レベルの変化するタイミングに応じてビット配分と送信パワー配分を切り替えて、伝送されてきた信号を復調するデマッピング部(307)と、スクランブル処理を施し、エラー訂正により正しいデータに戻す処理を行うスクランブル処理及び誤り訂正部(scram&FEC(Forward Error Correction))(308)と、予め決定された数式を用いて、データに付加されたCRC符号のチェック処理を行い、CRCエラー検出を行うCRCエラー検出部(314)と、を有している。
また、ATU−C(300)には、疑似ランダム信号発生部(310)と、雑音トーン発生部(311)と、ビット・パワー配分計算部(312)と、が設けられている。なお、図5に、ビット・パワー配分計算部(312)の詳細な構成を示す。
<ATU−R400側の構成>
次に、ATU−R(400)側の構成について説明する。
ATU−R(400)の送信部には、上位装置から送られてくるデータに対してCRC(Cyclic Readuancy Check)符号を付加するCRCエラー処理部(415)と、CRC符号を付加したデータに対して、スクランブル処理を施し、リードソロモン方式のエラー訂正符号を付加するスクランブル処理及び誤り訂正部(scram&FEC(Forward Error Correction))(401)と、雑音レベルの変化するタイミングに応じて各キャリアの送信パワー配分及びビット配分を切り替えて、キャリアにビット配分及び送信パワー配分をなすマッピング部(402)と、このマッピング出力である多値QAM信号を各キャリアで変調多重化するフーリエ逆変換部(403)と、この多重化出力をアナログ化して上り信号として送信するデジタル/アナログ変換部(404)と、を有している。
また、ATU−R(400)の受信部には、ATU−C(300)から伝送されるアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部(408)と、このデジタル信号にフーリエ変換を施すフーリエ変換部(407)と、雑音レベルの変化するタイミングに応じてビット配分と送信パワー配分を切り替えて、伝送されてきた信号を復調するデマッピング部(406)と、スクランブル処理を施し、エラー訂正により正しいデータに戻す処理を行うスクランブル処理及び誤り訂正部(scram&FEC(Forward Error Correction))(405)と、予め決定された数式を用いて、データに付加されたCRC符号のチェック処理を行い、CRCエラー検出を行うCRCエラー検出部(414)と、を有している。
また、ATU−R(400)には、疑似ランダム信号発生部(409)と、ビット・パワー配分計算部(410)と、が設けられている。なお、図6に、ビット・パワー配分計算部(410)の詳細な構成を示す。
図4に示すADSL伝送システムは、ISDNの下り方向送信時に、ATU−C(300)に、近端漏話「NEXT」が生じ、ATU−R(400)に、遠端漏話「FEXT」が生じることになる。また、ISDNの上り方向送信時に、ATU−C(300)に、遠端漏話「FEXT」が生じ、ATU−R(400)に、近端漏話「NEXT」が生じることになる。
疑似ランダム信号発生部(310、409)は、上述した雑音環境下においてデータ伝送容量を確保するために、データ伝送に使用する各キャリアに対し、予め定められた疑似ランダム列をなすデータを順次割り当てた疑似ランダム信号を発生し、フーリエ逆変換部(303、403)にそれぞれ出力し、デジタル/アナログ変換部(304、404)を介して対向局側に出力することになる。
ビット・パワー配分計算部(312、410)は、対向局側の疑似ランダム信号発生部(409、310)により発生した疑似ランダム信号を用いてデータ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分、及び、各キャリアに使用する送信パワー配分を、近端漏話発生時と遠端漏話発生時とでそれぞれ求めることになる。そして、ビット・パワー配分計算部(312、410)は、近端漏話発生時と遠端漏話発生時とでそれぞれ求めたビット配分、及び、送信パワー配分を、自局側のデマッピング部(307、406)と、対向局側のマッピング部(302、402)と、にそれぞれ記憶することになる。
次に、ビット・パワー配分計算部(312、410)が、ビット配分、及び、送信パワー配分を求める際の処理動作について説明する。なお、ATU−C(300)と、ATU−R(400)と、では同一の処理を行うことから、下り方向のビット配分、及び、送信パワー配分を求める処理についてのみ以下に説明する。
まず、疑似ランダム信号発生部(310)は、キャリアに割り当てるビット配分、及び、各キャリアに使用する送信パワー配分を算出するためのトレーニング期間は、データ伝送に使用する各キャリアの振幅を、予め定められた疑似ランダム列に従って割り当てられる所定データのビットの並びに応じた振幅に変調し、該変調した各キャリアの振幅をフーリエ逆変換部(303)に出力することになる。
フーリエ逆変換部(303)は、振幅の変調された各キャリアに対しフーリエ逆変換を施し、各キャリアを足し合わせたデジタル形式で表される電圧値を出力する。また、デジタル/アナログ変換部(304)は、デジタル形式の電圧値を、実際の電圧値であるアナログ信号に変換して回線に出力することになる。
ATU−R(400)は、ATU−C(300)より送られたアナログ信号をアナログ/デジタル変換部(408)にてデジタル形式で表される電圧値に変換する。そして、フーリエ変換部(407)でデジタル形式の電圧値にフーリエ変換を施し、振幅の変調された各キャリアを取り出すことになる。
フーリエ変換部(407)で取り出された各キャリアは、ビット・パワー配分計算部(410)に出力されることになる。
ビット・パワー配分計算部(410)は、下り方向SNR評価部にて各キャリアのSNR値をNEXT発生時と、FEXT発生時と、でそれぞれ複数算出し、各キャリアのSNRの平均値を算出する。
なお、図7に示すAは、下り方向SNR評価部にて評価されたFEXT発生時のSNRの平均値、及び、NEXT発生時のSNRの平均値を示すものである。
図6に示す下り方向SNR評価部は、その算出したNEXT発生時のSNR平均値を、NEXT SNRに、また、FEXT発生時のSNR平均値を、FEXT SNRに、それぞれ保持することになる。
また、ビット・パワー配分計算部は、測定した各キャリアのSNR平均値により雑音レベル毎に各キャリアのビット配分、及び、送信パワー配分を算出し、その算出したビット配分、及び、送信パワー配分をデマッピング部(406)に出力して記憶すると共に、マッピング部(402)に出力することになる。なお、図7に示すBは、下り方向SNR評価部で評価されたSNRの平均値に従って各キャリアのビット配分を決定している状態を概念的に示すものである。
マッピング部(402)は、データ伝送に用いるキャリアに割り当てるビット配分、及び、キャリアに使用する送信パワー配分を算出するトレーニング期間は、ビット・パワー配分計算部(410)により算出されたビット配分、及び、送信パワー配分の情報を所定のキャリアに所定のビット数ずつ割り当て、該割り当てたビット配分、及び、送信パワー配分の情報を、フーリエ逆変換部(403)に出力することになる。
フーリエ逆変換部(403)は、マッピング部(402)から送られた所定のキャリアにフーリエ逆変換を施し、デジタル形式で表された電圧値を出力する。デジタル/アナログ変換部(404)は、デジタル形式で表された電圧値により実際の電圧値であるアナログ信号を生成し、回線に出力することになる。
ATU−C(300)は、ATU−R(400)より送られたアナログ信号をアナログ/デジタル変換部(305)にてデジタル形式で表される電圧値に変換する。そして、フーリエ変換部(306)でデジタル形式の電圧値にフーリエ変換を施し、振幅の変調された各キャリアを取り出す。
デマッピング部(307)は、所定のビット数ずつ割り当てられた所定のキャリアからビット配分、及び、送信パワー配分の情報を取り出し、該取り出したビット配分、及び、送信パワー配分の情報をマッピング部(302)に出力して記憶することになる。
マッピング部(302、402)は、上述した処理により算出された2種類のビット配分、及び、送信パワー配分を用いて、データ伝送時に発生する雑音レベルに応じたビット配分、及び、送信パワー配分を選択し、各キャリアにビット配分、及び、送信パワー配分を行う。また、デマッピング部(307、406)は、対向局で雑音レベルに応じてなされたビット配分、及び、送信パワー配分と同一のビット配分、及び、送信パワー配分を用いて、キャリアに割り当てられたデータを取り出すことになる。
なお、図4に示すADSL伝送システムは、ATU−C(300)側には、雑音同期トーン発生部(311)を有しており、ATU−R(400)側には、クロック検出部(411)と、ビット・パワー配分選択部(412)と、を有している。
ATU−C(300)側のクロックは、雑音レベルの変化するタイミングに同期したクロックであり、この場合、雑音レベルの変化するタイミングは、既知であるとする。例えば、雑音がTCM方式のISDN回線からの漏話である場合、近端漏話と遠端漏話とが1.25msec毎に発生するため、各キャリアのSNRも1.25msec毎に変化する。そのため、ATU−C(300)の送信部では雑音レベルの変化するタイミングに同期した周期1.25msecで振幅に変化するクロックを受けてATU−R(400)の受信部に、当該クロックを送信することが必要となる。そこで、雑音同期トーン発生部(311)で当該クロックに同期して信号レベルを変化させた雑音同期トーン信号を発生させてATU−R(400)に送信している。より詳細には、雑音同期トーン発生部(311)は、雑音レベルの変化するタイミングに同期したクロックにより、所定のキャリアの振幅を、雑音レベルの変化するタイミングに同期して変化させ、フーリエ逆変換部(303)に出力している。
クロック検出部(411)は、フーリエ変換部(407)により取り出された、所定キャリアの振幅の変化により雑音レベルの変化するタイミングを検出し、該検出した雑音レベルの変化するタイミングをビット・パワー配分選択部(412)に送信する。
ビット・パワー配分選択部(412)は、クロック検出部(411)からの通知により、雑音レベルの変化するタイミングを認識し、マッピング部(402)に記憶した2種類のビット配分、及び、送信パワー配分のうち、雑音レベルに応じたデータ伝送を行うために使用するビット配分、及び、送信パワー配分の指定を行うことになる。また、ビット・パワー配分選択部(412)は、デマッピング部(406)に記憶した2種類のビット配分、及び、送信パワー配分のうち、データの復調に用いる、ATU−C(300)で雑音レベルに応じて使用されたビット配分、及び、送信パワー配分と同一のビット配分、及び、送信パワー配分の指定を行うことになる。
図8には、345のシンボルからなるハイパーフレームの構成が示されている。図8に示された点線Aより左側のシンボルは、ISDN回線からの漏話雑音が小さく(遠端漏話発生)、キャリアにビットを多く割り当てることができるシンボルである。また、図8に示された点線AとBとに挟まれたシンボルは、ISDN回線からの漏話雑音が大きく(遠端漏話発生)、キャリアに少しのビットしか割り当てることができないシンボルである。
ISDNからの遠端漏話発生タイミングに同期して0シンボルから送信を開始すると、図8に示されるように345番目のシンボルの受信タイミングとISDNからの漏話雑音の切り替わるタイミングとが同期することになる。従って、次の346番目のシンボルからISDNからの遠端漏話発生タイミングに同期してシンボルの送信を行うことが可能となる。ビット・パワー配分選択部(412)には、シンボルの送信順毎に2種類のビット配分、及び、送信パワー配分のうち、何れのビット配分、及び、送信パワー配分を使用すればよいのかが記憶されている。
なお、フーリエ逆変換部(303)には、疑似ランダム信号発生部(310)と、雑音同期トーン発生部(311)と、マッピング部(302)と、からの信号が出力されるが、それぞれの装置から出力される信号が同時にフーリエ逆変換部(303)に入力されることはない。即ち、フーリエ逆変換部(303)は、異なる時間で入力される信号にフーリエ逆変換を施し、デジタル/アナログ変換部(304)に出力することになる。なお、上述した各装置は図示しないシーケンサにより制御されている。このシーケンサの制御により疑似ランダム信号発生部(310)、雑音同期トーン発生部(311)は、所定の信号出力タイミングとなると、フーリエ逆変換部(303)に信号を出力することになる。また、フーリエ逆変換部(303)は、シーケンサにより次にどの装置から信号が入力されるのかを認識している。
なお、隣接回線に存在するTCM−ISDNからの漏話ノイズは、図3に示す、遠端漏話「FEXT」と、近端漏話「NEXT」と、が400Hz毎に発生し、ノイズの周期性が400Hzに同期していることから、従来のADSL伝送システムにおいては、400Hzのクロックを用いて、TCM−ISDNからの漏話ノイズの周期を予測し、周期的に発生するノイズによるエラーを回避することが可能であった。
しかしながら、通信中にバースト的なノイズが短時間発生し、回線の接続を切断するという問題がある。従来のADSL伝送システムでは、様々な外部要因により、通信中に短時間のバースト的なノイズが発生した場合に、その短時間のバースト的なノイズのPSD(Power Specutrum Density)や周期を予測することは不可能であり、通常の初期化・トレーニング時間では、PSDを計測しきれず、データ伝送に用いるビット配分が不正確なものとなってしまうことになる。このため、不定期な周期雑音が発生した場合には、効率良くマルチキャリア伝送を行うことが困難となる。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、周期的に変化する雑音の周期に応じてマルチキャリアの各キャリアの送信パワー配分を算出し、算出された送信パワー配分に基づいてデータ伝送をなすようにし、周期的に変化している雑音が発生している状態において、効率良くマルチキャリア伝送を行うようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、雑音レベルの変化するタイミングが既知の雑音環境下において、第1及び第2の通信局相互間でマルチキャリアを用いたデータ伝送を行うものがある(例えば、特許文献2参照)。
特許第3348719号公報 特許第3319422号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術は、周期的に変化する雑音が発生している状態において、効率良くマルチキャリア伝送を行うようにしたものであり、また、上記特許文献2の技術は、雑音レベルの変化するタイミングが既知の雑音環境下におけるマルチキャリア伝送であるため、上記特許文献1、2における技術は、不定期な周期雑音が発生した場合の回避対策については何ら考慮されたものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、不定期な周期雑音が発生した場合でも、効率良くマルチキャリア伝送を行うことを可能とするマルチキャリア伝送装置及びマルチキャリア伝送方法を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかるマルチキャリア伝送装置は、ビット配分を用いてデータ伝送を行うマルチキャリア伝送装置であって、通信回線に発生する周期雑音のSNR(Signal to Noise Ratio)を複数回測定するSNR測定手段と、SNR測定手段により測定したSNRの測定結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を測定結果毎に複数回算出するビット配分算出手段と、ビット配分算出手段により複数回算出したビット配分を比較し、各キャリア毎に最小のビット値を検出し、該検出した各キャリア毎の最小のビット値を基に、複数回算出したビット配分の各キャリア毎の最小のビット値を包含する最小ビット配分を算出する最小ビット配分算出手段と、最小ビット配分算出手段により算出した最小ビット配分を用いてデータ伝送を行う伝送手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかるマルチキャリア伝送装置は、ビット配分を用いてデータ伝送を行うマルチキャリア伝送装置であって、通信回線に発生する周期雑音のSNR(Signal to Noise Ratio)を複数回測定するSNR測定手段と、SNR測定手段により測定した複数回のSNRの測定結果を比較し、各周波数毎の最小のSNR値を検出し、該検出した各周波数毎の最小のSNR値を基に、複数回のSNRの測定結果の各周波数毎の最小のSNR値を包含する最小測定結果を算出する測定結果算出手段と、測定結果算出手段により算出した最小測定結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を算出するビット配分算出手段と、ビット配分算出手段により算出したビット配分を用いてデータ伝送を行う伝送手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかるマルチキャリア伝送方法は、ビット配分を用いてデータ伝送を行う伝送装置におけるマルチキャリア伝送方法であって、通信回線に発生する周期雑音のSNR(Signal to Noise Ratio)を複数回測定するSNR測定工程と、SNR測定工程により測定したSNRの測定結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を測定結果毎に複数回算出するビット配分算出工程と、ビット配分算出工程により複数回算出したビット配分を比較し、各キャリア毎に最小のビット値を検出し、該検出した各キャリア毎の最小のビット値を基に、複数回算出したビット配分の各キャリア毎の最小のビット値を包含する最小ビット配分を算出する最小ビット配分算出工程と、最小ビット配分算出工程により算出した最小ビット配分を用いてデータ伝送を行う伝送工程と、を伝送装置が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかるマルチキャリア伝送方法は、ビット配分を用いてデータ伝送を行う伝送装置におけるマルチキャリア伝送方法であって、通信回線に発生する周期雑音のSNR(Signal to Noise Ratio)を複数回測定するSNR測定工程と、SNR測定工程により測定した複数回のSNRの測定結果を比較し、各周波数毎の最小のSNR値を検出し、該検出した各周波数毎の最小のSNR値を基に、複数回のSNRの測定結果の各周波数毎の最小のSNR値を包含する最小測定結果を算出する測定結果算出工程と、測定結果算出工程により算出した最小測定結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を算出するビット配分算出工程と、ビット配分算出工程により算出したビット配分を用いてデータ伝送を行う伝送工程と、を、伝送装置が行うことを特徴とするものである。
本発明によれば、不定期な周期雑音が発生した場合でも、効率良くマルチキャリア伝送を行うことになり、突発的な雑音が発生した場合でも、高速な伝送速度を確保し、尚且つ、通信回線の品質を確保することが可能となる。
まず、図9を参照しながら、本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムの特徴について説明する。
本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、ビット・パワー配分計算部(312、410)が、通信回線に発生する周期雑音のSNR(Signal to Noise Ratio)を複数回測定し、該測定したSNRの測定結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を測定結果毎に複数回算出する。そして、ビット・パワー配分計算部(312、410)は、その複数回算出したビット配分を比較し、各キャリア毎に最小のビット値を検出し、該検出した各キャリア毎の最小のビット値を基に、複数回算出したビット配分の各キャリア毎の最小のビット値を包含する最小ビット配分を算出し、該算出した最小ビット配分を、デマッピング部(307、406)、マッピング部(302、402)に送信する。デマッピング部(307、406)、マッピング部(302、402)は、ビット・パワー配分計算部(312、410)から送信された最小ビット配分を用いてデータ伝送を行う。
また、本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、ビット・パワー配分計算部(312、410)が、通信回線に発生する周期雑音のSNR(Signal to Noise Ratio)を複数回測定し、該測定した複数回のSNRの測定結果を比較し、各周波数毎の最小のSNR値を検出し、該検出した各周波数毎の最小のSNR値を基に、各周波数毎の最小のSNR値を包含する最小測定結果を算出する。そして、ビット・パワー配分計算部(312、410)は、上記算出した最小測定結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を算出し、該算出したビット配分を、デマッピング部(307、406)、マッピング部(302、402)に送信する。デマッピング部(307、406)、マッピング部(302、402)は、ビット・パワー配分計算部(312、410)から送信された最小ビット配分を用いてデータ伝送を行う。
これにより、本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、不定期な周期雑音が発生した場合でも、効率良くマルチキャリア伝送を行うことが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムについて説明する。
まず、図9を参照しながら、本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムのシステム構成について説明する。
本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、図9に示すように、ビット・パワー配分計算部(312、410)が、SNR計算部(3121、4101)と、SNR値記憶部(3122、4102)と、最適ビットマップ計算部(3123、4103)と、を有して構成される。
SNR計算部(3121、4101)は、周期雑音のSNR(Signal to Noise Ratio)を算出する部である。SNR値記憶部(3122、4102)は、SNR計算部(3121、4101)にて算出されたSNR値の算出結果を記憶する部である。最適ビットマップ計算部(3123、4103)は、SNR値記憶部(3122、4102)に記憶されたSNR値の算出結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てる最適なビット配分を算出する部である。以下、本実施形態におけるビット・パワー配分計算部(312、410)が、最適なビット配分を求める際の処理動作について説明する。なお、ATU−C(300)と、ATU−R(400)と、では同一の処理を行うことから、ATU−C(300)側のビット・パワー配分計算部(312)でビット配分を求める場合の処理動作についてのみ、図9〜図11を参照しながら、以下に説明する。
本実施形態におけるビット・パワー配分計算部(312)は、フーリエ変換部(306)で取り出されたキャリアを取得し、SNR計算部(3121)は、シンク・シンボルなどの送信信号を利用し、各キャリアのSNR値を雑音レベル毎に算出し、該算出したSNR値をSNR値記憶部(3122)に記憶することになる。
例えば、シンク・シンボルは、69ms毎に送信されるので、SNR計算部(3121)は、シンク・シンボルを利用することで、69ms毎に各キャリアのSNR値を雑音レベル毎に算出することになる。そして、SNR計算部(3121)は、69ms毎に算出された各キャリアのSNR値(図11のA、B、C)を、SNR値記憶部(3122)に記憶することになる(ステップS1)。これにより、SNR計算部(3121)は、各キャリアのSNR値を複数回算出することになり、図12〜図14に示す複数回のSNR値の算出結果をSNR値記憶部(3122)に記憶することになる。なお、以下の説明では、図11のAを、図12に示すSNR値の算出結果と仮定し、図11のBを図13に示すSNR値の算出結果と仮定し、図11のCを図14に示すSNR値の算出結果と仮定して説明する。
次に、最適ビットマップ計算部(3123)は、SNR値記憶部(3122)に記憶した図11に示すA、B、CのSNR値の算出結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を、図11に示すA、B、CのSNR値の算出結果毎に算出し、図11に示すA、B、Cに示すビットマップを算出することになる(ステップS2)。これにより、最適ビットマップ計算部(3123)は、図15〜図17に示すビットマップを算出することになる。なお、図15は、図12に示すSNRの値の算出結果を基に算出したビットマップを示し、また、図16は、図13に示すSNRの値の算出結果を基に算出したビットマップを示し、また、図17は、図14に示すSNRの値の算出結果を基に算出したビットマップを示している。
次に、最適ビットマップ計算部(3123)は、ステップS2において算出したA、B、Cに示すビットマップの算出結果を比較し、各キャリアにおける最小のビット値を選択し、該選択した各キャリア毎の最小のビット値を基に、A、B、Cの各キャリア毎の最小のビット値を包含する最小のビットマップを算出することになる(ステップS3)。これにより、最適ビットマップ計算部(3123)は、図15〜図17に示す複数回算出したビットマップの各キャリア毎の最小のビット値を包含する図18に示す最小ビットマップを算出することになり、最適な伝送速度を確保し、尚且つ、バースト・ノイズが発生してもエラー・リンクダウンを発生させないビットマップを算出することが可能となる。
次に、最適ビットマップ計算部(3123)は、図18に示すビットマップ算出結果を、デマッピング部(307)と、マッピング部(302)と、に送信することになる。デマッピング部(307)と、マッピング部(302)と、は、最適ビットマップ計算部(3123)から送信された図18に示すビットマップ算出結果を基に、データ伝送を行うことになる(ステップS4)。
これにより、本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、図18に示すビットマップ算出結果を用いてデータ伝送を行うことになり、バースト・ノイズが存在する雑音環境下でも高速な伝送速度を確保し、尚且つ、回線の品質を確保することが可能となる。なお、ビットマップを変更するには、相手端末となるATU−R(400)に対して、ビットマップを送信する必要がある。従って、本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、従来と同様に、任意のタイミングで、ATU−C(300)からATU−R(400)に対してビットマップを送信し、また、ATU−R(400)からATU−C(300)に対してビットマップを送信し、ATU−C(300)と、ATU−R(400)と、の両端末間で、同時にビットマップを変更することで、データ伝送を継続することになる。
このように、本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、バースト的に発生し、かつ、短時間で消えてしまうノイズに対し、定期的にSNR値の計測を行い、該定期的に計測したSNR値の測定結果を基に、バースト・ノイズ環境下で、最適な伝送速度を確保し、かつ、バースト・ノイズによるエラー・リンクダウンを回避した最適なビットマップ値を計算する。そして、該計算した最適なビットマップ値を用いてデータ伝送を行うことで、バースト的なノイズが発生した場合でも、効率良くマルチキャリア伝送を行うことが可能となる。
次に、第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、ビット・パワー配分計算部(312、410)が、SNR値記憶部(3122、4102)に記憶した図12〜図14に示すSNR値の算出結果を基に、図15〜図17に示すビット配分を算出したが、第2の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、ビット・パワー配分計算部(312、410)が、SNR値記憶部(3122、4102)に記憶した図12〜図14に示すSNR値の算出結果を基に、各周波数毎の最小のSNR値を検出し、該検出した各周波数毎の最小のSNR値を基に、図12〜図14に示す複数回のSNR値の算出結果の各周波数毎の最小のSNR値を包含するSNR値を算出することを特徴とするものである。以下、図9、図19、図20を参照しながら、第2の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムについて説明する。なお、ATU−C(300)と、ATU−R(400)と、では同一の処理を行うことから、ATU−C(300)側のビット・パワー配分計算部(312)でビット配分を求める場合の処理動作についてのみ以下に説明する。
まず、SNR計算部(3121)は、第1の実施形態と同様に、シンク・シンボルなどの送信信号を利用し、各キャリアのSNR値を複数回算出することになり、図20に示すA、B、CのSNR値の算出結果をSNR値記憶部(3122)に記憶することになる(ステップS11)。これにより、SNR計算部(3121)は、図12〜図14に示す複数回のSNR値の算出結果をSNR値記憶部(3122)に記憶することになる。
次に、最適ビットマップ計算部(3123)は、SNR値記憶部(3122)に記憶した図20に示すA、B、CのSNR値の算出結果を比較し、各周波数毎の最小のSNR値を選択し、その各周波数毎に選択した最小のSNR値を基に、図20に示すA、B、Cの測定結果における各周波数毎の最小のSNR値を包含する最小測定結果を算出することになる(ステップS12)。そして、最適ビットマップ計算部(3123)は、ステップS12において算出した最小測定結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てる図18に示すようなビットマップを算出することになる(ステップS13)。
このように、最適ビットマップ計算部(3123)は、図12〜図14に示す複数回のSNR値の算出結果を基に、各周波数における最小のSNR値を選択し、該各周波数毎に選択した最小のSNR値の測定結果を算出し、該算出した最小のSNR値の測定結果を基に、図18に示すようなビットマップを算出することになり、最適ビットマップ計算部(3123)は、最適な伝送速度を確保し、尚且つ、バースト・ノイズが発生してもエラー・リンクダウンを発生させない最適なビットマップを算出することになる。そして、最適ビットマップ計算部(3123)は、図18に示すビットマップ算出結果を、デマッピング部(307)と、マッピング部(302)と、に送信することになる。そして、デマッピング部(307)と、マッピング部(302)と、は、最適ビットマップ計算部(3123)から送信された図18に示すビットマップ算出結果を基に、データ伝送を行うことになる(ステップS14)。これにより、本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、バースト・ノイズが存在する雑音環境下でも、図18に示すビットマップ算出結果を用いてデータ伝送を行うことで、高速な伝送速度を確保し、尚且つ、回線の品質を確保することが可能となる。
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、第1の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムにおいて、SNR値記憶部(3122)に記憶した複数回のSNRの算出結果の中から、所定のSNR基準値以下となったSNR値の周波数領域を有するSNRの算出結果を検出し、該検出したSNRの算出結果を基に、図18に示すようなデータ伝送に最適なビットマップを算出することを特徴とするものである。以下、図9、図21、図22を参照しながら、第3の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムについて説明する。
まず、SNR計算部(3121)は、第1の実施形態と同様に、シンク・シンボルなどの送信信号を利用し、各キャリアのSNR値を複数回算出することになり、図22に示すA〜EのSNR値の算出結果をSNR値記憶部(3122)に記憶することになる(ステップS21)。
次に、最適ビットマップ計算部(3123)は、SNR値記憶部(3122)に記憶した図22に示すA〜EのSNR値の算出結果の中から、所定のSNR基準値以下となったSNR値の周波数領域を有する図22に示すC、DのSNRの算出結果を検出することになる(ステップS22)。これにより、最適ビットマップ計算部(3123)は、SNR値記憶部(3122)に記憶した複数回のSNR値の算出結果の中から、図13、図14に示すようなSNR値が大きく変動した算出結果のみを選択することが可能となり、最適ビットマップ計算部(3123)は、その選択した算出結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を、算出結果毎に算出し、図16、図17に示すビットマップを算出することになる(ステップS23)。
次に、最適ビットマップ計算部(3123)は、図16、図17に示すビットマップを比較し、各キャリアにおける最小のビット値を選択し、該選択した各キャリア毎の最小のビット値を基に、図18に示すビットマップを算出することになる(ステップS24)。
このように、最適ビットマップ計算部(3123)は、SNR値記憶部(3122)に記憶した複数回のSNR値の算出結果の中から、SNR値が大きく変動した図13、図14に示す算出結果のみを検出し、該検出した図13、図14に示すSNRの算出結果を基に、図16、図17に示すビットマップを算出し、該算出したビットマップの各キャリア毎の最小のビット値を包含する図18に示す最小ビットマップを算出することになり、最適な伝送速度を確保し、尚且つ、バースト・ノイズが発生してもエラー・リンクダウンを発生させないビットマップを算出することが可能となる。
次に、第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、第2の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムにおいて、SNR値記憶部(3122)に記憶した複数回のSNRの算出結果の中から、所定のSNR基準値以下となったSNR値の周波数領域を有するSNRの算出結果を検出し、該検出したSNRの算出結果を基に、図18に示すようなデータ伝送に最適なビットマップを算出することを特徴とするものである。以下、図9、図23、図24を参照しながら、第4の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムについて説明する。
まず、SNR計算部(3121)は、第2の実施形態と同様に、シンク・シンボルなどの送信信号を利用し、各キャリアのSNR値を複数回算出することになり、図24に示すA〜EのSNR値の算出結果をSNR値記憶部(3122)に記憶することになる(ステップS31)。
次に、最適ビットマップ計算部(3123)は、SNR値記憶部(3122)に記憶した図24に示すA〜EのSNR値の算出結果の中から、所定のSNR基準値以下となったSNR値の周波数領域を有する図24に示すC、DのSNRの算出結果を検出することになる(ステップS32)。これにより、最適ビットマップ計算部(3123)は、SNR値記憶部(3122)に記憶した複数回のSNR値の算出結果の中から、図13、図14に示すようなSNR値が大きく変動した算出結果のみを選択することが可能となり、最適ビットマップ計算部(3123)は、図13、図14に示すSNR値の算出結果を基に、各周波数における最小のSNR値を選択し、該各周波数毎に選択した最小のSNR値を基に、図13、図14に示すSNRの測定結果における各周波数毎の最小のSNR値を包含する最小測定結果を算出する(ステップS33)。そして、最適ビットマップ計算部(3123)は、上記算出した最小のSNR値の測定結果を基に、図18に示すようなビットマップを算出することになる(ステップS34)。
このように、最適ビットマップ計算部(3123)は、SNR値記憶部(3122)に記憶した複数回のSNR値の算出結果の中から、SNR値が大きく変動した図13、図14の算出結果のみを検出し、該検出した図13、図14に示すSNRの算出結果を比較し、各周波数における最小のSNR値を選択し、該各周波数毎に選択した最小のSNR値の測定結果を算出し、該算出した最小のSNR値の測定結果を基に、図18に示すようなビットマップを算出することになり、最適な伝送速度を確保し、尚且つ、バースト・ノイズが発生してもエラー・リンクダウンを発生させないビットマップを算出することが可能となる。なお、SNR値が大きく変動した算出結果のみを選択するための判断材料となる所定のSNR基準値は、任意に設定することが可能である。
次に、第5の実施形態について説明する。
第3、第4の実施形態においては、最適ビットマップ計算部(3123)が、SNR値記憶部(3122)に記憶した複数回のSNR値の算出結果の中から、SNR値が大きく変動した図13、図14に示す算出結果のみを検出することとしたが、第5の実施形態は、SNR計算部(3121)が、図13、図14に示すSNR値が大きく変動したSNR値の算出結果のみをSNR値記憶部(3122)に記憶することを特徴とする。以下、図9、図25を参照しながら、第5の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムについて説明する。
まず、SNR計算部(3121)は、シンク・シンボルなどの送信信号を利用し、各キャリアのSNR値を雑音レベル毎に算出し、雑音レベル毎のSNRの算出結果を生成することになる。そして、SNR計算部(3121)は、その生成した各雑音レベル毎のSNRの算出結果と、各雑音レベル毎のSNR基準値から構成されるSNR基準結果と、を比較し、各雑音レベル毎のSNRの算出結果の中に、SNR基準値以下となったSNR値があるか否かを判断し、SNR基準値以下となったSNR値がある周波数領域を有する図25に示すC、DのSNRの算出結果のみを検出することになる。そして、その検出した図25に示すC、DのSNRの算出結果のみをSNR値記憶部(3122)に記憶することになる(ステップS41)。これにより、SNR計算部(3121)が算出した図25に示すA〜EのSNR値の算出結果を全てSNR値記憶部(3122)に記憶することなく、図25に示すC、DのSNR値が大きく変動したSNR値の算出結果のみをSNR値記憶部(3122)に記憶することが可能となる。これにより、SNR計算部(3121)は、図13、図14に示すSNR値が大きく変動したSNR値の算出結果のみをSNR値記憶部(3122)に記憶することになり、SNR値記憶部(3122)に記憶するSNR値の算出結果の情報量を少なくし、SNR値記憶部(3122)の記憶容量を低減させることが可能となる。そして、最適ビットマップ計算部(3123)は、SNR値記憶部(3122)に記憶された図25に示すC、DのSNR値の算出結果を基に、各周波数における最小のSNR値を選択し、該各周波数毎に選択した最小のSNR値を基に、図25に示すC、DのSNRの測定結果における各周波数毎の最小のSNR値を包含する最小測定結果を算出することになる(ステップS42)。従って、最適ビットマップ計算部(3123)は、SNR値記憶部(3122)に記憶された、図13、図14に示すSNR値が大きく変動したSNR値の算出結果のみを基に、最小測定結果を算出することになるため、SNR値の算出結果の情報量を抑えて最少測定結果を算出することになり、最適ビットマップ計算部(3122)は、最少測定結果を算出する際の処理を速くすることが可能となる。そして、最適ビットマップ計算部(3123)は、上記算出した最小のSNR値の測定結果を基に、図18に示すようなビットマップを算出することになる(ステップS43)。
次に、第6の実施形態について説明する。
第1の実施形態においては、最適ビットマップ計算部(3123)は、ビットマップを比較し、各キャリアにおける最小のビット値を選択し、該選択した各キャリア毎の最小のビット値を基に、図18に示すビットマップを算出したが、第6の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、最適ビットマップ計算部(3123)は、各キャリア毎に選択する最小のビット値が、そのキャリアにおける複数のビット値の平均値よりも所定の値以上に誤差があると判断した場合には、そのキャリアにおける最小のビット値に対し所定の値を付加し、最小のビット値を補正することを特徴とするものである。以下、図26を参照しながら、第6の実施形態について説明する。
第6の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、最適ビットマップ計算部(3123)が、図9に示す第1の実施形態におけるステップS2において算出したA、B、Cに示すビットマップの算出結果を比較し、各キャリアにおける最小のビット値を選択し、該選択した各キャリア毎の最小のビット値を基に、A、B、Cの各キャリア毎の最小のビット値を包含する最小のビットマップを算出することになる。この時、第6の実施形態では、例えば、図26に示すように、キャリアaにおけるA、B、Cのビット値b1、b2、b3を比較し、最小のビット値であるCのビット値b3を選択する場合に、その選択した最小のビット値b3が、キャリアaにおけるA、B、Cのビット値b1、b2、b3の平均ビット値b[b=(b1+b2+b3)/3]よりも所定の値α以上に誤差がある(|b−b3|≧α)と判断した場合には、そのキャリアaにおける最小のビット値b3に対し、所定の値βを付加し(b3+β)、最小のビット値b3を補正することになる。このように、各キャリアにおいて最小のビット値を選択した際に、該選択した最小のビット値のみが、他のビットマップ算出結果のビット値と大幅に異なる場合には、その最小のビット値を補正してビットマップを算出することになるため、最終的に算出することになる最適なビットマップの算出結果の誤差を緩和することが可能となる。なお、所定の値α、βは、任意に設定することも可能である。また、上記実施形態においては、各キャリアにおいて選択した最小のビット値が、そのキャリアにおける平均ビット値よりも所定の値α以上に誤差があると判断した場合には、そのキャリアにおける最小のビット値に対して所定の値βを付加することとしたが、各キャリアにおいて選択した最小のビット値が、そのキャリアにおける平均ビット値よりも所定の値α以上に誤差があると判断した場合には、そのキャリアにおける平均ビット値を選択するように構築することも可能である。
次に、第7の実施形態について説明する。
第2の実施形態においては、最適ビットマップ計算部(3123)は、SNR値の算出結果を比較し、各周波数毎の最小のSNR値を選択し、その各周波数毎に選択した最小のSNR値を基に、複数回のSNRの測定結果の各周波数毎の最小のSNR値を包含する最小測定結果を算出したが、第7の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、各周波数毎に選択する最小のSNR値が、その周波数における複数のSNR値の平均値よりも所定の値以上に誤差があると判断した場合には、その周波数における最小のSNR値に対し所定の値を付加し、最小のSNR値を補正することを特徴とするものである。以下、図27を参照しながら、第7の実施形態について説明する。
第7の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、最適ビットマップ計算部(3123)が、図19に示す第2の実施形態におけるステップS11において算出したA、B、Cに示すSNR値の算出結果を比較し、各周波数における最小のSNR値を選択し、該選択した各周波数毎の最小のSNR値を基に、A、B、Cの各周波数毎の最小のSNR値を包含する最小の測定結果を算出することになる。この時、第7の実施形態では、例えば、図27に示すように、周波数aにおけるA、B、CのSNR値c1、c2、c3を比較し、最小のSNR値であるCのSNR値c3を選択する場合に、その選択した最小のSNR値c3が、周波数aにおけるA、B、CのSNR値c1、c2、c3の平均SNR値c[c=(c1+c2+c3)/3]よりも所定の値α以上に誤差がある(|c−c3|≧α)と判断した場合には、その周波数aにおける最小のビット値c3に対し、所定の値βを付加し(c3+β)、最小のビット値c3を補正することになる。このように、各周波数において最小のSNR値を選択した際に、該選択した最小のSNR値のみが、他のSNRの算出結果のSNR値と大幅に異なる場合には、その最小のSNR値を補正してSNRの測定結果を算出することになるため、最終的に算出することになる最適なビットマップの算出結果の誤差を緩和することが可能となる。なお、所定の値α、βは、任意に設定することも可能である。また、上記実施形態においては、各周波数において選択した最小のSNR値が、その周波数における平均SNR値よりも所定の値α以上に誤差があると判断した場合には、その周波数における最小のSNR値に対して所定の値βを付加することとしたが、各周波数において選択した最小のSNR値が、その周波数における平均SNR値よりも所定の値α以上に誤差があると判断した場合には、その周波数における平均SNR値を選択するように構築することも可能である。
次に、第8の実施形態について説明する。
第8の実施形態におけるマルチキャリア伝送システムは、図28に示すように、最適ビットマップ計算部(3123、4103)において算出した、データ伝送に最適なビットマップを記憶するビットマップ記憶部(3124、4104)を設けたことを特徴とするものである。これにより、最適ビットマップ計算部(3123、4103)において算出したビットマップを、デマッピング部(307、406)と、マッピング部(302、402)と、に直接送信するのではなく、ビットマップ記憶部(3124、4104)に記憶し、そのビットマップ記憶部(3124、4104)に記憶したビットマップを、デマッピング部(307、406)と、マッピング部(302、402)と、に送信することが可能となる。このため、最適ビットマップ計算部(3123、4103)において算出したビットマップを、ビットマップ記憶部(3124、4104)に記憶しておき、そのビットマップ記憶部(3124、4104)に記憶したビットマップを必要な時に読み出して、デマッピング部(307、406)と、マッピング部(302、402)と、に送信して使用することが可能となる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、ADSL伝送システムについて説明したが、SDSL(Symmetric Digital Subscriber Line)、HDSL(High speed Digital Subscriber Line)、VDSL(Very high speed Digital Subscriber Line)などに対しても適用可能である。また、上述した実施形態のADSL伝送システムは、TCM−ISDNが隣接する漏話雑音環境に限定せず、その他の雑音環境下に対しても適用することは可能である。
本発明にかかるマルチキャリア伝送装置及びマルチキャリア伝送方法は、データの通信処理を行うあらゆる通信装置に適用可能である。
ADSLサービスの提供を受ける際に適用されるADSL伝送システムのシステム構成を示す図である。 ISDN回線からの漏話雑音を説明するための図である。 近端漏話「NEXT」と、遠端漏話「FEXT」と、の雑音量を示す図である。 従来のマルチキャリア伝送システムのシステム構成を示す図である。 図4に示すATU−C側のビット・パワー配分計算部(312)の構成を示す図である。 図4に示すATU−R側のビット・パワー配分計算部(410)の構成を示す図である。 ビット配分の算出方法を模式的に示す図である。 ハイパーフレームの構成を示す図である。 本実施形態におけるマルチキャリア伝送システムのシステム構成を示す図である。 第1の実施形態のマルチキャリア伝送システムにおいて、最適なビットマップを算出する際の処理動作を示すフロチャートである。 第1の実施形態のマルチキャリア伝送システムにおいて、最適なビットマップを算出する際の処理動作を説明するための図である。 図9に示すSNR計算部において算出するSNR値の測定結果を示す図であり、通常のノイズが発生した際のノイズ状態の測定結果を示す図である。 図9に示すSNR計算部において算出するSNR値の測定結果を示す図であり、バースト的に発生した際の第1のノイズ状態の測定結果を示す図である。 図9に示すSNR計算部において算出するSNR値の測定結果を示す図であり、バースト的に発生した際の第2のノイズ状態の測定結果を示す図である。 図9に示す最適ビットマップ計算部において算出したビットマップデータを示す図であり、図12に示す通常のノイズ状態のSNR値を基に算出したビットマップ値を示す図である。 図9に示す最適ビットマップ計算部において算出したビットマップデータを示す図であり、図13に示すバースト的に発生する第1のノイズ状態のSNR値を基に算出したビットマップ値を示す図である。 図9に示す最適ビットマップ計算部において算出したビットマップデータを示す図であり、図14に示すバースト的に発生する第2のノイズ状態のSNR値を基に算出したビットマップ値を示す図である。 図9に示す最適ビットマップ計算部において算出したデータ伝送に最適なビットマップデータを示す図である。 第2の実施形態のマルチキャリア伝送システムにおいて、最適なビットマップを算出する際の処理動作を示すフロチャートである。 第2の実施形態のマルチキャリア伝送システムにおいて、最適なビットマップを算出する際の処理動作を説明するための図である。 第3の実施形態のマルチキャリア伝送システムにおいて、最適なビットマップを算出する際の処理動作を示すフロチャートである。 第3の実施形態のマルチキャリア伝送システムにおいて、最適なビットマップを算出する際の処理動作を説明するための図である。 第4の実施形態のマルチキャリア伝送システムにおいて、最適なビットマップを算出する際の処理動作を示すフロチャートである。 第4の実施形態のマルチキャリア伝送システムにおいて、最適なビットマップを算出する際の処理動作を説明するための図である。 第5の実施形態のマルチキャリア伝送システムにおいて、最適なビットマップを算出する際の処理動作を説明するための図である。 第6の実施形態のマルチキャリア伝送システムにおいて、最適なビットマップを算出する際の処理動作を説明するための図である。 第7の実施形態のマルチキャリア伝送システムにおいて、最適なビットマップを算出する際の処理動作を説明するための図である。 第8の実施形態のマルチキャリア伝送システムのシステム構成を示す図である。
符号の説明
100 ADSL宅内装置
101 宅内電話機
102、106 スプリッタ
103 線路
104 ADSL局内装置
105 電話交換機
300 ATU−C
400 ATU−R
301、401、308、405 scram&FEC
302、402 マッピング部
303、403 フーリエ逆変換部
304、404 デジタル/アナログ変換部
305、408 アナログ/デジタル変換部
306、407 フーリエ変換部
307、406 デマッピング部
310、409 疑似ランダム信号発生部
311 雑音同期トーン発生部
312、410 ビット・パワー配分計算部
314、414 CRCエラー検出部
315、415 CRCエラー処理部
411 クロック検出部
412 ビット・パワー配分選択部
3121、4101 SNR計算部
3122、4102 SNR値記憶部
3123、4103 最適ビットマップ計算部
3124、4104 ビットマップ記憶部

Claims (22)

  1. ビット配分を用いてデータ伝送を行うマルチキャリア伝送装置であって、
    通信回線に発生する周期雑音のSNR(Signal to Noise Ratio)を複数回測定するSNR測定手段と、
    前記SNR測定手段により測定したSNRの測定結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を測定結果毎に複数回算出するビット配分算出手段と、
    前記ビット配分算出手段により複数回算出したビット配分を比較し、各キャリア毎に最小のビット値を検出し、該検出した各キャリア毎の最小のビット値を基に、前記複数回算出したビット配分の各キャリア毎の最小のビット値を包含する最小ビット配分を算出する最小ビット配分算出手段と、
    前記最小ビット配分算出手段により算出した最小ビット配分を用いてデータ伝送を行う伝送手段と、
    を有することを特徴とするマルチキャリア伝送装置。
  2. ビット配分を用いてデータ伝送を行うマルチキャリア伝送装置であって、
    通信回線に発生する周期雑音のSNR(Signal to Noise Ratio)を複数回測定するSNR測定手段と、
    前記SNR測定手段により測定した複数回のSNRの測定結果を比較し、各周波数毎の最小のSNR値を検出し、該検出した各周波数毎の最小のSNR値を基に、前記複数回のSNRの測定結果の各周波数毎の最小のSNR値を包含する最小測定結果を算出する測定結果算出手段と、
    前記測定結果算出手段により算出した前記最小測定結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を算出するビット配分算出手段と、
    前記ビット配分算出手段により算出したビット配分を用いてデータ伝送を行う伝送手段と、
    を有することを特徴とするマルチキャリア伝送装置。
  3. 前記最小ビット配分算出手段は、
    前記各キャリア毎に検出する最小のビット値が、該キャリアにおける複数のビット値の平均値よりも所定の値以上に誤差があると判断した場合には、該キャリアにおける最小のビット値に対し所定の値を付加し、前記最小のビット値を補正する補正手段を有することを特徴とする請求項1記載のマルチキャリア伝送装置。
  4. 前記測定結果算出手段は、
    前記各周波数毎に検出する最小のSNR値が、該周波数における複数のSNR値の平均値よりも所定の値以上に誤差があると判断した場合には、該周波数における最小のSNR値に対し所定のSNR値を付加し、前記最小のSNR値を補正する補正手段を有することを特徴とする請求項2記載のマルチキャリア伝送装置。
  5. 前記SNR測定手段は、送信信号を用いて所定期間毎に前記SNRを測定することを特徴とする請求項1または2記載のマルチキャリア伝送装置。
  6. 前記送信信号は、シンク・シンボルであることを特徴とする請求項5記載のマルチキャリア伝送装置。
  7. 前記SNR測定手段により測定した前記複数回のSNRの測定結果の中から、所定のSNR基準値以下となったSNR値の周波数領域を有する前記SNRの測定結果を検出するSNR検出手段と、
    前記SNR検出手段により検出された前記所定のSNR基準値以下となったSNR値の周波数領域を有する前記SNRの測定結果を記憶する記憶手段と、を有し、
    前記ビット配分算出手段は、前記記憶手段に記憶された前記SNRの測定結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を測定結果毎に複数回算出することを特徴とする請求項記載のマルチキャリア伝送装置。
  8. 前記SNR測定手段により測定した前記複数回のSNRの測定結果の中から、所定のSNR基準値以下となったSNR値の周波数領域を有する前記SNRの測定結果を検出するSNR検出手段と、
    前記SNR検出手段により検出された前記所定のSNR基準値以下となったSNR値の周波数領域を有する前記SNRの測定結果を記憶する記憶手段と、を有し、
    前記測定結果算出手段は、前記記憶手段に記憶された前記SNRの測定結果を比較し、各周波数毎の最小のSNR値を検出し、該検出した各周波数毎の最小のSNR値を基に、前記記憶手段に記憶された前記SNRの測定結果の各周波数毎の最小のSNR値を包含する最小測定結果を算出することを特徴とする請求項記載のマルチキャリア伝送装置。
  9. 前記所定のSNR基準値を設定する設定手段を有することを特徴とする請求項7または8記載のマルチキャリア伝送装置。
  10. 前記最小ビット配分算出手段により算出された最小ビット配分を記憶する最小ビット配分記憶手段を有し、
    前記伝送手段は、前記最小ビット配分記憶手段に記憶された最小ビット配分を用いてデータ伝送を行うことを特徴とする請求項1記載のマルチキャリア伝送装置。
  11. 前記ビット配分算出手段により算出されたビット配分を記憶するビット配分記憶手段を有し、
    前記伝送手段は、前記ビット配分記憶手段に記憶されたビット配分を用いてデータ伝送を行うことを特徴とする請求項2記載のマルチキャリア伝送装置。
  12. ビット配分を用いてデータ伝送を行う伝送装置におけるマルチキャリア伝送方法であって、
    通信回線に発生する周期雑音のSNR(Signal to Noise Ratio)を複数回測定するSNR測定工程と、
    前記SNR測定工程により測定したSNRの測定結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を測定結果毎に複数回算出するビット配分算出工程と、
    前記ビット配分算出工程により複数回算出したビット配分を比較し、各キャリア毎に最小のビット値を検出し、該検出した各キャリア毎の最小のビット値を基に、前記複数回算出したビット配分の各キャリア毎の最小のビット値を包含する最小ビット配分を算出する最小ビット配分算出工程と、
    前記最小ビット配分算出工程により算出した最小ビット配分を用いてデータ伝送を行う伝送工程と、
    を前記伝送装置が行うことを特徴とするマルチキャリア伝送方法。
  13. ビット配分を用いてデータ伝送を行う伝送装置におけるマルチキャリア伝送方法であって、
    通信回線に発生する周期雑音のSNR(Signal to Noise Ratio)を複数回測定するSNR測定工程と、
    前記SNR測定工程により測定した複数回のSNRの測定結果を比較し、各周波数毎の最小のSNR値を検出し、該検出した各周波数毎の最小のSNR値を基に、前記複数回のSNRの測定結果の各周波数毎の最小のSNR値を包含する最小測定結果を算出する測定結果算出工程と、
    前記測定結果算出工程により算出した前記最小測定結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を算出するビット配分算出工程と、
    前記ビット配分算出工程により算出したビット配分を用いてデータ伝送を行う伝送工程と、
    を、前記伝送装置が行うことを特徴とするマルチキャリア伝送方法。
  14. 前記最小ビット配分算出工程は、
    前記伝送装置が、前記各キャリア毎に検出する最小のビット値が、該キャリアにおける複数のビット値の平均値よりも所定の値以上に誤差があると判断した場合には、前記伝送装置が、該キャリアにおける最小のビット値に対し所定の値を付加し、前記最小のビット値を補正することを特徴とする請求項12記載のマルチキャリア伝送方法。
  15. 前記測定結果算出工程は、
    前記伝送装置が、前記各周波数毎に検出する最小のSNR値が、該周波数における複数のSNR値の平均値よりも所定の値以上に誤差があると判断した場合には、前記伝送装置が、該周波数における最小のSNR値に対し所定のSNR値を付加し、前記最小のSNR値を補正することを特徴とする請求項13記載のマルチキャリア伝送方法。
  16. 前記SNR測定工程は、前記伝送装置が、送信信号を用いて所定期間毎に前記SNRを測定することを特徴とする請求項12または13に記載のマルチキャリア伝送方法。
  17. 前記送信信号は、シンク・シンボルであることを特徴とする請求項16記載のマルチキャリア伝送方法。
  18. 前記SNR測定工程により測定した前記複数回のSNRの測定結果の中から、所定のSNR基準値以下となったSNR値の周波数領域を有する前記SNRの測定結果を検出するSNR検出工程と、
    前記SNR検出工程により検出された前記所定のSNR基準値以下となったSNR値の周波数領域を有する前記SNRの測定結果を、前記伝送装置の具備する記憶部に記憶する記憶工程と、を、前記伝送装置が行い、
    前記ビット配分算出工程は、前記記憶工程により前記記憶部に記憶された前記SNRの測定結果を基に、データ伝送に用いる各キャリアに割り当てるビット配分を測定結果毎に複数回算出することを特徴とする請求項12記載のマルチキャリア伝送方法。
  19. 前記SNR測定工程により測定した前記複数回のSNRの測定結果の中から、所定のSNR基準値以下となったSNR値の周波数領域を有する前記SNRの測定結果を検出するSNR検出工程と、
    前記SNR検出工程により検出された前記所定のSNR基準値以下となったSNR値の周波数領域を有する前記SNRの測定結果を、前記伝送装置の具備する記憶部に記憶する記憶工程と、を、前記伝送装置が行い、
    前記測定結果算出工程は、前記記憶工程により前記記憶部に記憶された前記SNRの測定結果を比較し、各周波数毎の最小のSNR値を検出し、該検出した各周波数毎の最小のSNR値を基に、前記記憶部に記憶された前記SNRの測定結果の各周波数毎の最小のSNR値を包含する最小測定結果を算出することを特徴とする請求項13記載のマルチキャリア伝送方法。
  20. 前記所定のSNR基準値を設定する設定工程を、前記伝送装置が行うことを特徴とする請求項18または19に記載のマルチキャリア伝送方法。
  21. 前記最小ビット配分算出工程により算出された最小ビット配分を、前記伝送装置の具備する記憶部に記憶する最小ビット配分記憶工程を、前記伝送装置が行い、
    前記伝送装置は、前記最小ビット配分記憶工程により前記記憶部に記憶した最小ビット配分を用いてデータ伝送を行うことを特徴とする請求項12記載のマルチキャリア伝送方法。
  22. 前記ビット配分算出工程により算出されたビット配分を、前記伝送装置の具備する記憶部に記憶するビット配分記憶工程を、前記伝送装置が行い、
    前記伝送装置は、前記ビット配分記憶工程により前記記憶部に記憶したビット配分を用いてデータ伝送を行うことを特徴とする請求項13記載のマルチキャリア伝送方法。
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