JP4551547B2 - 揺動散水防除機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、果樹園において、防除や散水を行うことができる可搬式の揺動散水防除機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、果樹園において、防除や散水を行ったり、ゴルフ場や畑等の圃場で円形或いは扇形状に水平面方向に散水したり、防除を行える可搬式の揺動散水防除機は公知である。このような揺動散水防除機においては、揺動ケース上にスプリンクラを配置し、該揺動ケースを左右に配設した軸受ケースにより水平方向の軸心を中心に揺動自在に支持して、揺動ケースに内蔵した水車の回転により、該揺動ケースを揺動させて防除を行なっていた。このとき、スプリンクラのノズルから吐出される薬液の散水域は、揺動ケースの前後往復回動による揺動と、揺動ケース上に設けたスプリンクラの水平往復回動が合成された半球状を呈するものであり、前後左右及び上方の作物に防除ができるようにしていた。例えば、特開平10−257844の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の揺動散水防除機の揺動ケースは水平方向の軸心を中心として揺動し、ノズルの吐出角は水平方向への軸心に対して特定の仰角に固定されていたため、揺動ケースが揺動により下側の散布位置に到達した場合には、機体下方近傍の地面に向けて吐出してしまい、薬液が無駄となるばかりでなく、特に果樹園での防除作業においては高所にある被施薬物へ薬液が到達せず、効率よく防除ができないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような手段を用いる。
【0005】
請求項1においては、スタンド(13)、軸受ケース(10)、揺動ケース(D)及びスプリンクラ(14)で構成される揺動散水防除機(1)において、該スタンド(13)により支持した前記軸受ケース(10)上に、該揺動ケース(D)を垂直方向の第一の軸心(P)を中心に水平方向に揺動自在に支持し、水平方向の散布範囲を制御すべく構成し、該揺動ケース(D)はギヤケース(12)とスプリンクラケース(11)で構成し、該スプリンクラケース(11)の側部に、該揺動ケース(D)が揺動する垂直方向の第一の軸心(P)に対して略直角方向で、地面に対し略平行の第二の軸心(Q)の方向に回動軸心を有し、垂直方向に回動するスプリンクラ(14)を支持し、高さ方向の散布範囲を制御し、該揺動ケース(D)に流入される吐水水流を利用して、該揺動ケース(D)内に配置した水車(23)と減速機構(9)により、該揺動ケース(D)を前記垂直方向の第一の軸心(P)を中心に揺動したものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載の揺動散水防除機において、前記スプリンクラ(14)を構成するノズル(16)が、地面に対し略平行である第二の軸心(Q)を中心として垂直方向に回動する時に、該ノズル(16)の回動角(θ)は、該ノズル(16)が略垂直乃至略水平間の、略直角間において回動する構成としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を、添付の図面を基に説明する。図1は揺動散水防除機を用いて防除作業を行っている状態を示す図、図2は揺動散水防除機の全体正面図、図3は同じく平面図、図4は同じく図2における左側断面図、図5は同じく図4におけるギヤケースの拡大図、図6は同じく軸受ケースを示す平面図、図7は同じく切換弁を示す側面図、図8は同じく水車ノズルを示す断面図、図9は同じく減速機構を示す正面断面図、図10は同じく揺動機構を示す図である。
【0008】
図11は揺動散水防除機のスプリンクラの正面図、図12は同じくスプリンクラの図11における左側面、図13は同じくスプリンクラの図11における右側面図である。そして、図14はスプリンクラの回動角度調節機構を示す図、図15は同じくスプリンクラの回動角度調節機構に関わるプレートを示す図である。さらに、図16は薬液の飛散状態を示す図、図17は揺動散水防除機の上端に設けられたブレーカの平面図、図18はスプリンクラの防除散水切換機構を示す図である。そして、図19は揺動散水防除機の揺動角度を略直角に設定時の軸受ケースを示す平面図、図20は同じく揺動角度を略平角に設定時の軸受ケースを示す平面図である。
【0009】
まず、本発明に係る揺動散水防除機1は、果樹園等の防除作業や散水作業に利用できるものであり、図1に示す如く、動力噴霧機2またはポンプ等の給水口と連通したホース3を薬液タンク6または川や井戸等に接続して、吐出口と連通したホース4を分岐管5を介して揺動散水防除機1の吸入口に連通している。前記揺動散水防除機1は、揺動ケースDの水平方向の揺動(水平往復回動)と、揺動ケースD上に設けたスプリンクラ14(吐出体)の垂直往復回動によって、薬液または水を半球状に吐出して、前後左右及び上方の作物に防除や散水ができるようにしている。
【0010】
本発明に係る揺動散水防除機1の全体構成から説明する。図2乃至図4に示す如く、揺動散水防除機1は下部に軸受ケース10及びストレーナケース56を配置し、該ストレーナケース56はスタンド13によって支持され、該軸受ケース10の上に揺動ケースDが、垂直方向の第一の軸心Pを中心に揺動自在に支持されている。前記スタンド13は、三本脚であって平面視V字状に設けられた梁13bに架設されたプレート8上にストレーナケース56が載置され、該プレート8に穿設された孔8a・8a・・・に締結部材によって固定されている。
【0011】
上述の如く、揺動ケースDの略中心を通る垂直方向の第一の軸心Pを中心として回動する揺動散水防除機1をスタンド13で支持している。作業時には前記スタンド13は地中に埋め込んで固定し、この支持状態において防除又は散水作業を行なうのである。なお、前記スタンド13を構成する平面視V字上の梁13bの頂点には前上方向きにフック13aが設けられていて、地中に埋められたスタンド13を引き抜くときに作業がし易いだけでなく、揺動散水防除機1をスタンド13にセットしたまま、棚に引っかけて草刈り作業等を行うことができ、また、防除作業終了後に該揺動散水防除機1を傾いた状態で持ち上げることで内部に残存している薬液又は水等の液体を容易に抜くことができるのである。
【0012】
揺動ケースDはスプリンクラケース11とギヤケース12で構成され、該揺動ケースDはストレーナケース56に、同心的に嵌装された軸受ケース10に、同じく同心的に回動自在に嵌装されている。該軸受ケース10及びスプリンクラケース11とギヤケース12は組み立てた状態で、円筒状或いは玉子形に構成している。該ストレーナケース56の第一の軸心Pより垂直方向、即ち、地面と平行に外側に突出した給水口56aはプラグ等を接続して連通可能なように構成されて、前記分岐管5に連通するホースを接続できるようにして、水又は薬液を送れるようにしている。
【0013】
図4及び図5において、前記揺動ケースD内は、ギヤケース12内に圧力室Aとギヤ室Bを配置し、スプリンクラケース11内に送水室Cを配置している。該圧力室A内に水流管22・22と弁機構を収納し、ギヤ室B内に減速機構9を収納し、送水室C内に水車23を収納している。前記スプリンクラケース11側部にスプリンクラ14が配設されており、挿入孔11bに螺嵌された連結部材15aを介して螺設された該スプリンクラ14の基部パイプ15は、その軸心、即ち、第二の軸心Qが前記第一の軸心Pに対して略直角方向に配設されており、該スプリンクラ14のノズル16は第一の軸心Pに対して略直角方向の前記第二の軸心Qを中心に回動可能に配置されている。
【0014】
このようにして、給水口56aにホースを接続し、該給水口56aに送水することによって、その水流を利用して、スプリンクラケース11とギヤケース12を揺動し、スプリンクラ14も同時に往復回動して散水または防除するようにしている。
【0015】
次に、揺動散水防除機1を構成する揺動ケースD、ストレーナケース56、軸受ケース10及びスプリンクラ14の各部について具体的な構成を説明する。
【0016】
まず、前記揺動ケースDを支持する軸受ケース10及びストレーナケース56について説明する。図4に示す如く、ストレーナケース56に軸受ケース10を同心的に嵌装し、そして、軸受ケース10とストレーナケース56とでストレーナ20を着脱自在に挟持している。前記ストレーナケース56下部には水平方向へ向かって吸水口56aが開口され、該吸水口56aより薬液又は水等の液体を揺動散水防除機1へ取り入れている。そして、該ストレーナケース56の上方では第一の軸心Pを中心とした筒状の連通口17が開口されている。前記連通口17は軸受ケース10の中心に形成された貫通孔10bを通るギヤケース12の一部である連結管19の先端に回動自在に嵌装されている。従って、前記連結口より吸い上げられたストレーナケース56の液体は連結管19を通ってギヤケース12内の後述の圧力室Aへ送られる。
【0017】
次に、揺動ケースDについて説明する。前述の如く、揺動ケースDはギヤケース12とスプリンクラケース11で構成されている。図4及び図5に示す如く、前記ギヤケース12の上部は開放されて、その開放部分をギヤケース蓋21によって閉じられ、ギヤケース12の内部には直径方向に仕切り壁12bが設けられ、該仕切り壁12bによってギヤケース12内を圧力室Aとギヤ室Bに分割している。そして、スプリンクラケース11をギヤケース12にネジで固定することによってギヤケース蓋21を同時に固定し、スプリンクラケース11とギヤケース蓋21によって送水室Cを形成している。前記圧力室Aはギヤケース12に開口した連通孔12cによって前記連結管19と連通され、該圧力室A内には水流管22・22が第一の軸心Pと平行に一対配置されている。
【0018】
前記水流管22・22の下端には、吸入口22b・22b' が設けられ、該吸入口22b・22b' の下側には切換弁24が配置されて、該切換弁24はシーソー状に構成されて左右中央を吸入口22b・22b' の下部でピン24aにて枢支し、切換弁24を傾倒させて吸入口22b・22b' の何れか一方を閉じ、他方を開ける構成としている。
【0019】
そして、この切換弁24の下側に対向して弁アーム25を配置し、切換弁24を切り換えられるようにしている。該弁アーム25は側面視T字状に構成されて、該弁アーム25の上部の当接部25aの両端部が切換弁24に当接する部分とし、当接部25aの中央部から下方に突出した当接部25b先端が後述するストッパ54への当接部分とし、当接部25bの基部(当接部25aの左右中央)に枢支ピン25cを設けて、該枢支ピン25cがギヤケース12の下面に左右方向に揺動自在に支持されている。そして、前記当接部25bが貫入するギヤケース12の下面に設けられた該支持孔12dは、平面視扇形の孔として当接部25bの揺動をガイドしている。また、水流管22と切換弁24との間にはスプリング57を介装して、切換弁24が吸入口22bを閉じているときには、該スプリング57が死点越えとなって吸入口22b' を閉じる方向に付勢し、切換弁24が吸入口22b' を閉じているときには吸入口22bを閉じる方向に付勢するように構成して、該切換弁24のチャタリングを防止している。
【0020】
図5及び図6に示す如く、前記軸受ケース10の外周部にはリング状の凹部10cが設けられ、同じく中心部には前述の連結管19が通る連通孔17が形成され、同じく底部には複数の水抜孔74・74・・・が穿設されている。そして、該軸受ケース10の中央部から伸びたアーム26・26・・・が設定間隔を開けて固定されている。該アーム26・26・・・には、揺動散水防除機1の揺動角度に応じてストッパ54を取り付ける。
【0021】
例えば、揺動ケースDが略平角(略180度)にわたって揺動すべく設定するときには、図19に示す如く、四本の前記アーム26・26・・・のうち略対角に位置する二本にストッパ54・54を設け、また、揺動ケースDが略直角(略90度)にわたって揺動すべく設定するときは、図20に示す如く、四本のアーム26・26・・・全てに計四個のストッパ54・54・・・を設けている。なお、四個のストッパ54・54・・・のうち二個は弁アーム25当接部25bが当接するための回転方向切換用で、残りの二個は揺動ケースDのギヤケース12下部の突出体が当接するためのものである。そして、揺動ケースDが全円周にわたって揺動すべく設定するときには、前記ストッパ54はいずれのアーム26・26・・・にも設けない。つまり、前記弁アーム25下部の当接部25bが前記ストッパ54・54・・・に当接することで切換弁24が回動して吸入口22bまたは22b' に切り換えられ、後述する吐出口80aまたは80a' から吐出して回転方向を切り換えて往復回動を繰り返し、第一の軸心Pを中心とした揺動ケースDの水平方向の回転角度を制御している。即ち、弁アーム25の当接部25bは、揺動ケースDの揺動角度が略平角のときは図19に示す角度θaの範囲で回動し、また、揺動ケースDの揺動角度が略直角のときは図20に示すθbの範囲で回動するのである。従って、前記ストッパ54・54・・・の取付位置を同一円周上で変更することによって、揺動ケースDの揺動角度を変更することができる。
【0022】
なお、本実施例において、揺動ケースDは第一の軸心Pを中心とする揺動角度が360度、180度又は90度回転するよう構成されており、その散布範囲を知ることができるようマーカ75・76を設けている。図6に示す如く、前記軸受ケース10の外周部にリング状の凹部10cが形成され、該凹部10cの上部外周上には、二つの突起75a・75b間であるマーカ75と、突起75bと突起76a間に設けられるマーカ76が設けられている。そして、マーカ75は略180度の範囲で作業する場合を示し、マーカ76は略90度の範囲で作業する場合を示すようにしている。そして、マーカ75の外周部分はその他の部分の軸受ケース10の平面視略中心である第一の軸心Pを中心とした外周の半径よりも大きくし、マーカ76はマーカ75の外周の半径よりも大きくして、製造時に一体成形して、マーカ75・76の外周部分にシール等を貼設して回動範囲が判るようにして、外観の突起でも違いが判るようにもしている。
【0023】
そして、揺動ケースDの揺動角度が略直角(略90度)であるときはスプリンクラ14のノズル16が前記マーカ76で覆われた範囲、即ち、第一の軸心Pを中心としてマーカ76の突起76aと軸受ケース10の突起75bの円周角(θc)上に位置する。また、揺動ケースDの揺動角度が略平角(略180度)であるときはスプリンクラ14のノズル16は、マーカ76側の突起76aのある軸受ケース10の二つの突起75a・75b間の円周角(θd)上に位置する。上述の如くマーカ76を構成することで、揺動散水防除機1を設置するときに、散布しなくとも散布範囲が明確であって設置方向の調整をせずに済むので、設置作業にかかる時間を短縮できるだけでなく、設置ミスを無くすことができて作業効率が向上するのである。
【0024】
次に、揺動ケースDの回動機構について説明する。図5及び図7に示す如く、前記水流管22・22の上端はギヤケース蓋21に固設しており、水流管22・22の上部には水車ノズル80・80' が設けられ、該水車ノズル80・80' の吐出口80a・80a' は、そのうち一つの吐出口80a(80a' )は水車23の羽根の一側面に向かって、他方の吐出口80a' (80)は羽根の他側面に向かって吐出するように構成されて、何れか一方より吐出することにより水車23を回転できるようにしている。
【0025】
図7及び図8に示す如く、前記水車ノズル80・80' は、水流管22・22の吸入口22b・22b' とは反対方向の先端部に設けられ、水流管22・22から上方へ向けて形成されている。該水車ノズル80・80' は端部に吐出口80a・80a' を有して、該吐出口80a・80a' から水流管22・22を通じて供給される薬液や水などの吐出液を吐出するのである。水流管22・22は、水車ノズル80・80' の配設位置よりも吸入口80a・80a' とは反対の方向へ延設して空隙を形成し、溜まり部(圧力室)22a・22aとしている。そして、吐出口80a・80a' から吐出される吐出液が、水車23の羽根側面に対して略直角に当たるような位置及び角度に該吐出口80a・80a' を配置して、効率よく水車23を回転させている。また、水車23の羽根は、略ギアの歯形状に形成して羽根高さを小さく構成し、効率よく回転するようにしている。
【0026】
そして、前記ギヤケース蓋21の軸心部に軸受28を固定し、該軸受28とギヤケース蓋21に駆動軸29を回転自在に支持し、該駆動軸29の上端に水車23を固設し、送水室C内に配置している。駆動軸29下側には駆動歯車30を固設し、該駆動歯車30は減速機構9の左端の減速歯車31と噛合している。該減速機構9は図9に示す如く、ギヤケース蓋21とギヤケース12の右側面との間に伝動軸33a・33bが平行に横架され、該伝動軸33a・33b上に交互に減速歯車31・31・・・と最終の減速歯車32が遊嵌されて、ギヤ室B内に収納されている。該減速歯車31・32は二連歯車で構成され、前後一方の大径歯車が、他方の小径歯車に噛合するように配設して、順次減速を行い減速歯車32に駆動力を伝えるようにしている。
【0027】
前記最終の減速歯車32の小径歯車は、図10に示す如く、固設歯車34と噛合し、該固設歯車34はその半分をギア室Bに露出させている。固設歯車34はリング状に構成されたものであり、該固設歯車34の下側では、クラッチ板85を歯車取付板87を介してネジ92によって固定している。該クラッチ板85には後述する鋼球88を嵌合する孔が穿設されている。また、軸受ケース10の軸部を利用して左側面から挿入孔10gが穿設され、該挿入孔10gに鋼球88と弾性体であるバネ89を挿入し、この鋼球88とバネ89と前記クラッチ板85によって安全クラッチ84を構成している。つまり、軸受ケース10の未使用の部分を利用して、空間を有効に利用しているのである。
【0028】
上述の如く前記クラッチ板85の右側面からバネ89の付勢力によって、鋼球88をクラッチ板85の孔に嵌合し、そして、クラッチ板85を止輪86によって抜け止めし、該クラッチ板85に、歯車取付板87を介してネジ92によって固定し、固設歯車34を固定している。よって、ネジ92を外し、止輪86を外すことによって、安全クラッチ84を容易に分解することができる。そして、固設歯車34から安全クラッチ84を介して軸受ケース10に動力が伝えられ、過負荷がかかると、鋼球88が挿入孔10g内に退き、動力の伝達が絶たれて、歯車の破損を防止することができるのである。
【0029】
以上のような構造の揺動散水防除機1において、供給口56aに水が送られてくると、ストレーナケース56においてストレーナ20によって濾過されて、連結管19を通って圧力室A内に水が入り、切換弁24によって選択された水流管22・22のいずれか一方に水が入って、その側の吐出口80a(80a' )より水が水車23の羽根に向かって吹き出し、水車23を回転させる。この場合、水流管22・22へ入ってきた水は、該水流管22・22から直接水車ノズル80・80' へ流れ込むものと、一旦溜まり部22a・22aまで達してその後水車ノズル80・80' へ流れ込んでいくものとがあり、溜まり部22a・22aが圧力室として作用するので、吐出口80a・80a' から吐出される水は整流されて、無駄なく水車23の羽根に当てることができ、効率よく水車を回転させることができる。また、吐出口80a・80a' は、吐出された水が水車23の羽根側面に対して略直角に当たるような位置、及び角度に配設されているので、吐出された水のエネルギーを無駄なく水車23に伝達することができて、効率よく水車を回転させることができるのである。
【0030】
上述の如く水車23が回転すると、この回転は駆動軸29より駆動歯車30、減速歯車31へと伝達されて、さらに、減速歯車31・31・・・によって減速されて減速歯車32に伝達される。この減速歯車32は固設歯車34と噛合しているので、固設歯車34に回動力を伝えようとするが、固設歯車34は、前述のように、軸受ケース10に固定されているので、その回動力は、固定側の軸受ケース10に枢支された揺動ケースD(ギヤケース12とスプリンクラケース11)が第一の軸心Pを中心に回動するようになる。
【0031】
そして、揺動ケースDが右方向または左方向に回動して、設定範囲の端部まで回動すると、弁アーム25の当接部25bがストッパ54に当接し、当接部25aが回動されて、切換弁24を回動して、水流管22の空いている吸入口22b(22b' )を閉じて、他方の吸入口22b' (22b)を開いて、他方の吐出口80a' (80a)から水を吐出して、水車23の羽根の反対面に向かって吹き出し、水車23を逆回転させる。この逆回転によって揺動ケースDを第一の軸心Pを中心に逆方向へ回動する。このようにして、設定範囲の端部で弁を切り換えて回転方向を変更して往復揺動するようにしている。
【0032】
次に、前記スプリンクラ14の構成を説明する。図4に示す如く、スプリンクラケース11側部には、スプリンクラ14を取り付けるための平面を構成し、この平面の略中央に送水室Cに連通する挿入孔11bを開口し、該挿入孔11bに連結部材15aを介して基部パイプ15を螺装している。このようにして、スプリンクラ14を出来るだけ第一の軸心Pに近づけて配置し、揺動ケースDの揺動時のモーメントが小さくなるようにしている。
【0033】
そして、図11乃至図13に示す如く、前記基部パイプ15上に本体41下部の軸部41aを回転自在に嵌合し、該軸部41a上にバネ42を介装して、このバネ圧によって本体41を回転しないように一定圧力で付勢している。前記本体41の中途部には所定の吐出角により側方へ吐出可能なノズル16を配設している。また、前記本体41上部に門型の支持部40を設け、該支持部41の中央に枢支軸41cを設け、該枢支軸41cに反動アーム43を回動自在に支持し、該反動アーム43はその外周に外嵌したバネ47によってノズル16側へ回動するように付勢され、支持部40で止められている。該反動アーム43の一端はノズル16の出口まで延設され、吐水される液体の一部を取り込んで図11の矢印Gに示す如く導くガイド部43aを設け、他端は反対方向の規制体44まで延設され、重り43bを固定し、その下部に当接部43cを形成している。
【0034】
前記規制体44は本体41側部より突出した枢支軸48に枢支され、規制体44の一端(図13紙面上側)の規制板44aは本体側部に突設した回動規制ピン50a・50bの間に挿入し、他端は前記当接部43cに当接する長さまで延設されている。図13及び図14に示す如く、前記枢支軸48上には更にレバーアーム49が枢支され、該レバーアーム49の一端の規制杆49aは前記回動規制ピン50a・50bの間に挿入し、レバーアーム49の側部には切換レバー45が回動可能に取り付けられて下方へ突出され、レバーアーム49の他端にはロッド51を枢支し、該ロッド51の他側を前記規制体44に摺動自在に挿入し、該ロッド51上の規制体44の間にバネ52を外嵌している。
【0035】
そして、スプリンクラ14の本体41の軸部41a上に、スプリンクラ14の第二の軸心Qを中心としたスプリンクラ14の回動角度を制御するストッパ53a・53bが外嵌されている。図14に示す如く、切換レバー45が前記ストッパ53a・53b間を回動すべく構成され、該切換レバー45がストッパ53a・53bに当接してその回動を制御されることでスプリンクラ14の回動方向の切換が行われる。従って、該ストッパ53a・53bによってスプリンクラ14の回動角度を制御するのである。
【0036】
そして、図2に示す如く、スプリンクラ14ケースのスプリンクラ14を取り付けている平面上には、図15に示すプレート79が貼設されている。該プレート79は前記ストッパ53a・53bの調節位置の目安となるものであり、該プレート79に合わせてストッパ53a・53bを回動するとスプリンクラ14の回動角度の調節をすることができる。上述の如くストッパ53a・53bの位置の目安となるプレート79を設けることで、スプリンクラ14の回動角度を容易に調節することができ、試験散布を行わずとも散布範囲を知ることができる。
【0037】
このような構成において、図11及び図14に示す如く、切換レバー45がJ位置(図14)のときは、ノズル16より吐出した液の一部がガイド部43aに当たり、その水圧によって反動アーム43はバネ47に抗して矢印M方向(図11)へ回動する。この位置ではノズル16からの吐水によって当たらない位置となるので、バネ47の力によって元の位置へ回動して戻し、反動アーム43は支持部40に当たりその慣性力によって本体41はN方向(図11)へ回動する。このとき本体41は軸部41aに外嵌したバネ42によってブレーキがかけられて安定して回動することができる。そして、ガイド部43aが元の位置戻ったので、再び吐水圧によってM方向へ回動される。この動作が繰り返されて本体41は徐々に回転される。
【0038】
上述の如く、スプリンクラ14の本体41が回転されて、切換レバー45が前記ストッパ53a・53bに当接して回動されると、レバーアーム49は回動規制ピン50aに当接して切換レバー45は、K位置(図14)で停止する。このとき、規制杆49bが下方へ回動されてロッド51が死点越えとなって、バネ52の付勢力によって規制体44は上方へ回動され、他端の規制板44aは下方へ回動されて回動規制ピン50bに当接して停止する。このように規制体44が上方へ回動すると、反動アーム43の当接部43cは規制体44に当接するようになり、吐水によって反動アーム43はM方向へ回動することができず、そのM方向への回動力は本体41をM方向へ回動し、スプリンクラ14を逆方向へ回動することができる。そして、切換レバー45がストッパ53a・53bに当接してK位置からJ位置へ回動されると、規制体44は下方へ下げられて、スプリンクラ14はN方向へ回動するようになる。このようにして往復回動が繰り返されるのである。
【0039】
なお、上述の機構によって地面に対し略平行である第二の軸心Qを中心として回動するスプリンクラ14の回動角θ(図2)は、該スプリンクラ14のノズル16が略垂直乃至略水平間の略直角間において回動する構成としている。従って、前述のストッパ53a・53bの位置調整によるスプリンクラ14の回動角θの制御は略垂直乃至略水平間の略直角間において有効である。
【0040】
従来の略水平乃至略水平まで略平角間で回動するスプリンクラ14と比して、本発明に係るスプリンクラ14は回動角θがその略半分であるので、往復回動運動のピッチが小さくなり密な散布が可能となるのである。本発明に係るスプリンクラ14の散布状態の一例として、図16にスプリンクラ14の回動角θを、略直角を0°とした20°から75°とし、この角度間を往復回動するよう調整し、揺動ケースDを全円周回転させたときの吐出される薬液の平面視における飛散状態(36)を示している。
【0041】
前記飛散状態(36)から分かるように、揺動散水防除機1の位置する中心部には薬液が集中する傾向がある。従って、薬液の集中をさけるために、図3及び図4に示す如く、揺動散水防除機1の上端にブレーカ39を設けている。該ブレーカ39は、図16に示す如く、櫛状であって、ブレーカアーム39aの一端に固定され、該ブレーカアーム39aは揺動散水防除機1本体の上端に固設されている。そして、薬液散布時において該ブレーカ39はノズル16が最高位置にある時に、該ノズル16の上方に位置するよう位置調節をし、該ブレーカ39に下方から薬液が当たると、該薬液を分散させる効果がある。さらに、該ブレーカ39を設けることによって、薬液を分散させるのでノズル16を略水直まで回動させずとも、上方にある施薬対象にも飛散するのである。
【0042】
揺動散水防除機1は散水作業にも使用されるが、該散水作業時には上方まで水を飛散させる必要はなく、上方に位置する果樹等に水がかかると、施薬された薬液等が洗い流されてしまう。従って、散水作業時にはノズル16の角度を固定して、揺動ケースDのみを第一の軸心Pを中心に揺動するように切り換えることができるよう、以下に示す防除散水切換機構を構成している。
【0043】
図13及び図18に示す如く、ノズル16の先端部16aに略門状のストッパ46が回動自在に設けられており、該ストッパ46を回動することで、ノズル16が第二の軸心Qを中心として回動する状態と回動しない状態に切り換えることができる。
【0044】
薬液を散布する防除作業をするときは、前記ストッパ46を図13に示すS位置にくるよう調節し、このとき、反動アーム43はノズル16より吐出した薬液の当たる位置(Sa)にあるので、反動アーム43は該薬液の吐出圧により回動し、前述のスプリンクラ回動機構によりスプリンクラ14は第二の軸心Qを中心に回動する。そして、スプリンクラ14が水平方向の第二の軸心Qを中心に回動し、揺動ケースDは垂直方向の第一の軸心Pを中心に揺動する状態で薬液の散布が行われるのである。
【0045】
一方、散水作業を行うときには、前記ストッパ46を図13に示すT位置まで回動する。このとき、該ストッパ46により反動アーム43は水の当たらない位置(Ta)に固定される。従って、反動アーム43にノズル16から吐出された水が当たらないのでスプリンクラ14は回動しないのである。そして、ノズル16は定位置に固定され、揺動ケースDが垂直方向の第一の軸心を中心に揺動する状態で散水作業が行われるので、吐出された水は一定の高さを保持しつつ揺動散水防除機1を中心として放射状の軌跡を描くのである。上述の如く、散水作業と防除作業に適したスプリンクラ14の回動状態とするための防除散水切換機構を構成し、該防除散水切換機構は簡易な構成であって確実に作動するので、これに係るコストを削減することができるのである。
【0046】
本発明に係る揺動散水防除機1は、以上の如く、該揺動散水防除機1の本体である揺動ケースDは該揺動ケースDの略中央であって地面に対し垂直な第一の軸心Pを中心として揺動(往復回動)し、該揺動散水防除機1のスプリンクラ14は前記第一の軸心Pと略直角であり該スプリンクラ14の本体の略中心である第二の軸心Qを中心に回動するので、スプリンクラ14から散布される薬液又は水の水平方向の散布範囲を制御できるだけでなく、高さ方向の制御をすることができる。従って、従来の地面に対して平行な軸を中心として回動する揺動散水防除機と比して、地面うちする薬液の量を削減することができて薬液の無駄を防ぐことができるのである。そして、従来機と比して吐出された薬液は高位置まで到達するので、特に果樹園において高位置にある被施薬物に薬液を散布する場合に都合がよいのである。
【0047】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏する。
【0048】
即ち、請求項1に示す如く、スタンド(13)、軸受ケース(10)、揺動ケース(D)及びスプリンクラ(14)で構成される揺動散水防除機(1)において、該スタンド(13)により支持した前記軸受ケース(10)上に、該揺動ケース(D)を垂直方向の第一の軸心(P)を中心に水平方向に揺動自在に支持し、水平方向の散布範囲を制御すべく構成し、該揺動ケース(D)はギヤケース(12)とスプリンクラケース(11)で構成し、該スプリンクラケース(11)の側部に、該揺動ケース(D)が揺動する垂直方向の第一の軸心(P)に対して略直角方向で、地面に対し略平行の第二の軸心(Q)の方向に回動軸心を有し、垂直方向に回動するスプリンクラ(14)を支持し、高さ方向の散布範囲を制御し、該揺動ケース(D)に流入される吐水水流を利用して、該揺動ケース(D)内に配置した水車(23)と減速機構(9)により、該揺動ケース(D)を前記垂直方向の第一の軸心(P)を中心に揺動したので、散布される薬液又は水の垂直方向の散布範囲を制御できるので、栽培する作物の高さ範囲に合わせて散水することが可能となり、地面に吐水することなく、防除作業における薬液に損失の防止が図れ、また散水作業の効率アップを図ることができるのである。
【0049】
また、該揺動ケース(D)が揺動する垂直方向の第一の軸心(P)に対して略直角方向で、地面に対し略平行の第二の軸心(Q)の方向に回動軸心を有し、垂直方向に回動するスプリンクラ(14)を配置し、高さ方向の散布範囲を制御をすべく構成したので、防除作業や散水作業などの作業内容に応じた適正な上下方向吐出角に設定することができるので、栽培する作物の高さ範囲に合わせて散水することが可能となり、また、上下方向に吐出角度を変更することによって到達距離も変更することができるので、地面に吐水することなく、防除作業における薬液に損失の防止が図れ、また散水作業の効率アップを図ることができるのである。
【0050】
請求項2に示す如く、請求項1記載の揺動散水防除機において、前記スプリンクラ(14)を構成するノズル(16)が、地面に対し略平行である第二の軸心(Q)を中心として垂直方向に回動する時に、該ノズル(16)の回動角(θ)は、該ノズル(16)が略垂直乃至略水平間の、略直角間において回動する構成としたので、平角回動する従来の吐出体に比して回動ピッチが小さくなるので、防除作業において、より密に薬液を散布することができ、散布ムラの発生を防止するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 揺動散水防除機を用いて防除作業を行っている状態を示す図である。
【図2】 揺動散水防除機の全体正面図である。
【図3】 同じく平面図である。
【図4】 同じく図2における左側断面図である。
【図5】 同じく図4におけるギヤケースの拡大図である。
【図6】 同じく軸受ケースを示す平面図である。
【図7】 同じく切換弁を示す側面図である。
【図8】 同じく水車ノズルを示す断面図である。
【図9】 同じく減速機構を示す正面断面図である。
【図10】 同じく揺動機構を示す図である。
【図11】 揺動散水防除機のスプリンクラの正面図である。
【図12】 同じくスプリンクラの図11における左側面である。
【図13】 同じくスプリンクラの図11における右側面図である。
【図14】 スプリンクラの回動角度調節機構を示す図である。
【図15】 同じくスプリンクラの回動角度調節機構に関わるプレートを示す図である。
【図16】 薬液の飛散状態を示す図である。
【図17】 揺動散水防除機の上端に設けられたブレーカの平面図である。
【図18】 スプリンクラの防除散水切換機構を示す図である。
【図19】 揺動散水防除機の揺動角度を略平角に設定時の軸受ケースを示す平面図である。
【図20】 同じく揺動角度を略直角に設定時の軸受ケースを示す平面図である。
【符号の説明】
D 揺動ケース
1 揺動散水防除機
10 軸受ケース
14 スプリンクラ
16 ノズル
Claims (2)
- スタンド(13)、軸受ケース(10)、揺動ケース(D)及びスプリンクラ(14)で構成される揺動散水防除機(1)において、該スタンド(13)により支持した前記軸受ケース(10)上に、該揺動ケース(D)を垂直方向の第一の軸心(P)を中心に水平方向に揺動自在に支持し、水平方向の散布範囲を制御すべく構成し、該揺動ケース(D)はギヤケース(12)とスプリンクラケース(11)で構成し、該スプリンクラケース(11)の側部に、該揺動ケース(D)が揺動する垂直方向の第一の軸心(P)に対して略直角方向で、地面に対し略平行の第二の軸心(Q)の方向に回動軸心を有し、垂直方向に回動するスプリンクラ(14)を支持し、高さ方向の散布範囲を制御し、該揺動ケース(D)に流入される吐水水流を利用して、該揺動ケース(D)内に配置した水車(23)と減速機構(9)により、該揺動ケース(D)を前記垂直方向の第一の軸心(P)を中心に揺動したことを特徴とする揺動散水防除機。
- 請求項1記載の揺動散水防除機において、前記スプリンクラ(14)を構成するノズル(16)が、地面に対し略平行である第二の軸心(Q)を中心として垂直方向に回動する時に、該ノズル(16)の回動角(θ)は、該ノズル(16)が略垂直乃至略水平間の、略直角間において回動する構成としたことを特徴とする揺動散水防除機。
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