JP4548445B2 - 撚線機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の線条体を撚り合わせて極細径の撚線を製造する撚線機に関する。
従来、例えばAWG42(直径約0.075mm)以下の極細径の電線の導体には、撚線が使用されている。このような撚線を製造する撚線機としては、図4(A)に示すような撚線機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図4(A)に示す撚線機100は、線条体101を巻回した複数のサプライリール102を回転可能な筒型ロータ103内に直列に配置し、各サプライリール102から繰り出された線条体101をそれぞれ通線ガイド104によりサプライリール102の直列方向の一端側の撚り合わせ点に導いてより合わせるものである。
サプライリール102は、全体L字形状をしたクレードル105の一辺105aに設けられている軸受け106によって回転可能に支持されている。クレードル105の他辺105bは、筒型ロータ103の中心軸に直交する方向に設けられている支持部材107のベアリング108によって回転可能に支持されている。
この撚線機100は、サプライリール102を支持するクレードル105を片持ちとするとともに、線条体101の繰り出し角度θを筒型ロータ103の中心軸に直交する方向としたことにより、パスラインの短縮化を図っている。
特開2006−144174号公報
しかしながら、図4(B)に示すように、クレードル105を支持している回転軸109には、一方の端部にのみクレードル105及び線条体101を収容したサプライリール102の荷重が作用するため、ベアリング108に支持されている回転軸109では、軸方向に沿った応力分布に偏りが生じることになる(図4(B)矢印参照)。このため、高速回転した際に、回転軸109及びクレードル105に振動が発生して線条体101の線振れが生じ、断線するおそれがある。
本発明の目的は、パスラインの短い撚線機であって、筒型ロータの高速回転時におけるクレードルの振動や横揺れを軽減して、繰り出し張力の安定化を図り、撚線性を改善することができる撚線機を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明に係る撚線機は、線条体を繰り出すための複数のサプライリールを筒型ロータの内側に直列に配置し、各前記サプライリールに巻回された前記線条体をそれぞれ通線ガイドにより前記筒型ロータの内面に沿ったパスラインを経て前記サプライリールの直列方向の一端側の撚り合わせ点に導いて、前記線条体を撚り合わせる撚線機であって、前記筒型ロータの内側に当該筒型ロータの回転軸に直交する方向に設けられた支持部と、前記支持部を前記筒型ロータの回転軸方向に貫通するとともに前記支持部に対して回転可能に支持される支持軸と、前記サプライリールを回転可能に支持する支持部材と、を複数有し、一つの前記支持部材に対して一つの前記サプライリールが支持されており、少なくとも一つの前記支持軸には、前記支持部を挟んだ前記回転軸方向両側に、前記支持部材がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る撚線機は、前記サプライリールから前記通線ガイドによって前記筒型ロータの内面へ向けて前記線条体を送り出す送り出し角度が、前記筒型ロータの回転軸に対して40°以上であることが好ましい。
本発明によれば、筒型ロータの内側に当該筒型ロータの回転軸に直交する方向に支持部が設けられ、この支持部を筒型ロータの中心軸方向に貫通する支持軸が、支持部に対して回転可能に支持されている。一つの支持部材に対して一つのサプライリールが回転可能に支持されており、支持部材が支持部を挟んだ支持軸の両側に設けられているため、支持軸の軸方向両側にそれぞれ荷重が作用して釣り合う。そのため、支持部材やサプライリールの重量によって支持軸に偏った応力が作用することを抑制し、高速回転時におけるサプライリールの振動や横揺れを軽減して、繰り出し張力の安定化を図り、撚線性を改善することができる。
以下、本発明に係る撚線機の実施形態の例について、図面を参照しつつ説明する。
図1は本実施形態の撚線機の全体を示す概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態の撚線機10は、回転可能な筒型ロータ12を有し、この筒型ロータ12内に、複数のサプライリール13が筒型ロータ12の回転軸11方向に沿って直列に配置されている。これらのサプライリール13には、素線または撚線などの線条体14が巻回されており、撚線時には、これらのサプライリール13から線条体14が繰り出されて、筒型ロータ12の先端側(図1において右側)へ導かれる。そして、筒型ロータ12の先端側に設けられた撚り合わせ点であるダイス16によって撚り合わされて、例えばAWG42以下の極細径の電線等に使用される極細径の撚線(極細撚線)17が製造され、撚線17は巻取りロール18に巻き取られる。なお、サプライリール13は、自重が10g程度であり、線条体14は最大に巻かれた状態で100g程度の重量となる。
図2は、図1に示した撚線機10の内部構造を示す部分概略構成図である。
図2に示すように、筒型ロータ12の内側には、この筒型ロータ12の回転軸11に直交する方向(図2において上下方向)に支持部21が設けられており、この支持部21を筒型ロータ12の回転軸11方向に貫通する支持軸22が、ベアリング23によって支持部21に対して回転可能に支持されている。支持部21は、筒型ロータ12の内部を径方向に横切って両端が筒型ロータ12の内面に固定されている。あるいは、支持部21を筒型ロータ12の内部を仕切るような環状の部材とすることもできる。支持部21を挟んだ支持軸22の中心軸方向両端部には、各々全体L字形状をなしサプライリール13を回転可能に支持する支持部材としてのクレードル24が設けられている。すなわち、それぞれの支持軸22に対して、二つで一組のクレードル24が設けられている。
クレードル24は、L字形の一辺をなす片持ち部24aにサプライリール13を回転可能に支持するとともに、L字形の他辺をなす軸支持部24bが支持軸22の端部に固定されて取り付けられている。また、一つのクレードル24に対して一つのサプライリール13が支持されている。
なお、サプライリール13の回転軸13a方向の中央部が、筒型ロータ12の回転軸11上に位置するように配置されている。これにより、クレードル24が支持軸22を中心として回転する際に、支持軸22に対する荷重の偏りを小さくして、高速回転時における振動を小さくすることができる。しかも、二つ(一組)のクレードル24の間隔が短い。さらに同様に、二つで一組である隣り合うクレードル24の組までの距離も短く、パスラインの長さが短くなっている。
クレードル24の片持ち部24aの先端には、先端にガイド部25aを有するガイドアーム25が回転軸11方向に延びて設けられており、サプライリール13から繰り出される線条体14を一定の場所から送り出すようにしている。ガイドアーム25に近接した位置には、通線ガイド26が設けられている。通線ガイド26は、サプライリール13から繰り出される線条体14を、ガイドアーム25から筒型ロータ12の径方向外側に向かってガイドする第1の通線ガイド26aと、第1の通線ガイド26aによって筒型ロータ12の内面近傍まで導かれた線条体14を、筒型ロータ12の内面に沿って回転軸11方向に導く第2の通線ガイド26bを有している。
サプライリール13から第1の通線ガイド26aによって筒型ロータ12の内面へ向けて線条体14を送り出す送り出し角度θは、筒型ロータ12の回転軸11に対して40°以上であることが好ましい。より好ましい送り出し角度θは、80°〜90°の範囲内であり、さらに好ましい送り出し角度θは、90°である。なお、図2に示した形態では、送り出し角度θを略90°としている。
送り出し角度θを40°以上とすることにより、サプライリール13から筒型ロータ12の内面近傍まで線条体14を送り出すために必要な回転軸11方向の距離を短くすることができるため、筒型ロータ12の短縮化を図ることができる。なお、送り出し角度θが90°に近い程、筒型ロータ12を短縮化する効果が大きくなる。また、これに伴い、サプライリール13からダイス16までの線条体14のパスライン長を短くすることができるので、高速回転時における遠心力や摩擦抵抗による動張力を低く抑えることができる。これにより、極細径の線条体14であっても、高速回転での撚り合わせを行うことができる。
このような撚線機10によれば、図3に示すように、支持軸22の軸方向両端側にそれぞれクレードル24及びサプライリール13が設けられているため、支持軸22に作用する荷重は、支持軸22の軸方向両側で釣り合い、支持軸22の応力分布は軸方向で略一定となる(図3矢印参照)。これにより、支持軸22の回転状態が安定し、ひいてはクレードル24の振動や横揺れが抑制される。そのため、サプライリール13から繰り出す線条体14の張力が安定し、ダイス16における撚線性が良好であり、得られる撚線17の品質を向上させることができる。また、クレードル24の振動が抑えられることにより、繰り出した線条体14の線振れが抑えられ、線条体14が極細線であっても断線しにくくすることができる。したがって、筒型ロータ12を高速回転させても撚線17の製造を良好に行うことができ、生産性が向上する。
また、7本の線条体14を撚って撚線17を製造する場合には、六つのクレードル24が三つの支持軸22の軸方向両側にそれぞれ取り付けられるが、残り一つのクレードル24が取り付けられる支持軸22は、片側にのみクレードル24が存在することになる。通常は、ダイス16から一番遠くに位置するクレードル24が支持軸22に対する片側のみの支持となる。
なお、前記実施形態においては、サプライリール13の回転軸13aをクレードル24の片持ち部24aに対して垂直方向に設けた場合について説明したが、サプライリール13の回転軸13aをクレードル24の片持ち部24aと平行(図4参照)に設けることもできる。
本発明に係る撚線機の実施形態の例を示す全体の概略構成図である。 図1に示した撚線機の内部構造を示す部分概略構成図である。 図1に示した撚線機において支持軸の応力分布を示す説明図である。 (A)は従来の撚線機の例を示す部分概略構成図、(B)は(A)の撚線機における支持軸の応力分布を示す説明図である。
符号の説明
10 撚線機
11 回転軸
12 筒型ロータ
13 サプライリール
14 線条体
16 ダイス(撚り合わせ点)
21 支持部
22 支持軸
24 クレードル(支持部材)
24a 片持ち部
24b 軸支持部
26 通線ガイド
θ 送り出し角度

Claims (2)

  1. 線条体を繰り出すための複数のサプライリールを筒型ロータの内側に直列に配置し、各前記サプライリールに巻回された前記線条体をそれぞれ通線ガイドにより前記筒型ロータの内面に沿ったパスラインを経て前記サプライリールの直列方向の一端側の撚り合わせ点に導いて、前記線条体を撚り合わせる撚線機であって、
    前記筒型ロータの内側に当該筒型ロータの回転軸に直交する方向に設けられた支持部と、前記支持部を前記筒型ロータの回転軸方向に貫通するとともに前記支持部に対して回転可能に支持される支持軸と、前記サプライリールを回転可能に支持する支持部材と、を複数有し、
    一つの前記支持部材に対して一つの前記サプライリールが支持されており、
    少なくとも一つの前記支持軸には、前記支持部を挟んだ前記回転軸方向両側に、前記支持部材がそれぞれ設けられていることを特徴とする撚線機。
  2. 請求項1に記載の撚線機であって、
    前記サプライリールから前記通線ガイドによって前記筒型ロータの内面へ向けて前記線条体を送り出す送り出し角度が、前記筒型ロータの回転軸に対して40°以上であることを特徴とする撚線機。
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