JP4548403B2 - 液晶表示装置、および液晶表示テレビジョン受信機 - Google Patents

液晶表示装置、および液晶表示テレビジョン受信機 Download PDF

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Description

映像を表示する液晶表示装置において、特に電源が投入されたことを表示する液晶表示装置に関する。
図5は、従来の液晶表示装置を表す前面図である。通常、液晶表示装置1の筺体前面には、電源が投入されたことを知らせる表示灯2、3が配置されている。表示灯2、3は、LEDランプ等の発光体により構成されている。表示灯2は、電源が投入された場合に青色の発光を行う。表示灯3は、対機モードに移行した場合に赤色の発光を行う。ここで、対機モードとは、商用電源と端子を介して電源が供給された状態を言う。また、電源が投入された状態とは、上述した対機モードから、ユーザがリモコン装置等の電源キーを操作して当該液晶表示装置を起動させる状態を言う。
しかしながら、表示灯2、3は筺体前面に対して非常に小さく、非常に見にくいものである。また、液晶表示装置のコストを下げるために表示灯を搭載しない場合も存在する。そのため、ユーザは電源を投入してから液晶表示装置が起動するまで、電源が供給されているか判断ができないことがあった。このような場合では、ユーザは、リモコン装置の電源キーのオン/オフを繰り返し操作したり、故障と誤認させてしまうことがある。
電源の投入を知らせる方法としては、バックライトから照射される光を流用して自発発光を行わないパワー表示灯(文献中ではランプ)について開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
上述した、バックライトからの光を筺体前面側に配置されたパワー表示灯に流用する場合、以下の問題点が発生する。つまり、電源が投入されてから、バックライトに電源が供給されるまで所定の時間を必要とするため、パワー表示灯を直ちに点灯することができない。これは、液晶表示装置の駆動シーケンスが、制御回路を駆動させた後にバックライトを含めた表示装置に電源を供給するためである。ここで、駆動シーケンスとは、電源や信号の出力を一定の順序で行うための回路を指す。
表示装置の起動の遅延を解消する方法として以下の方法が開示されている。つまり、表示装置における起動の順番はバックライトが最後となる。そのため、バックライトへの電源供給を、画面を構成する画素への電源供給よりも先に行うとともに、画素への電源供給を遅延手段により遅延させる。これにより、画像の輝度不安を解消する(例えば、特許文献2参照。)。
特開平7−77682 特開2000−206907
上述した特許文献1の発明は、以下のような課題があった。つまり、前述したように電源投入とともにパワー表示灯を点灯させることができない。つまり、パワー表示灯が電源投入後、直ちに点灯しないため、電源が投入されているかを直ちに確認することができない。さらに、表示灯自体が見にくい点や、表示灯自体が存在しない液晶表示装置に対しては、何も問題を解決していない。
また、特許文献2の発明は、次のような課題がった。つまり、特許文献2の方法は、バックライトと表示装置との間の起動開始の順序を変更するため、遅延手段によって表示装置側の起動時間を遅延させている。そのため、上述した特許文献1と特許文献2とを組み合わせた場合、遅延手段により電源投入から液晶表示装置自体の起動時間がさらに遅くなる。このため、起動が完了するまでユーザを待たせることとなり、さらに不快感を与えることとなる。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、電源投入をユーザに見やすい方法で表示することで、ユーザが誤認によりリモコン装置等を手荒に扱うことを防止することが可能な液晶表示装置、および上記液晶表示装置を使用した液晶表示テレビジョン受信機の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、電源が投入されると電源回路が所定の順序により電源を表示装置に出力する液晶表示装置において、
電源投入を検知する電源投入検知手段と、上記電源投入検知手段にて検知が行われると、メイン電源からの電源を他の回路を介さず直ちに上記表示装置へ供給する供給順序変更手段と、上記供給順序変更手段から上記表示装置への電源の供給を検知すると、上記表示装置を発光させて電源の投入を知らせる点灯表示手段とを有する構成としてもよい
上記のように構成した発明では、電源投入検知手段にて電源の投入を検知すると、供給順序変更手段は電源を直ちに表示装置に供給する。さらに、点灯表示手段は、上記表示装置への電源の投入を検知すると、表示装置を発光させて画面上で電源の投入を知らせる。これにより、ユーザがリモコン装置等により電源の投入を行うと、画面上で電源が投入されたことを直ちに表示するため、電源投入をユーザに見やすい方法で表示することができる。そのため、ユーザが電源が投入されていないと誤認するこによりリモコン装置等を手荒に扱ってしまうのを防止することが可能となる。
ここで、電源投入検知手段は、電源が投入されたことを検知するものであればよく、一例としてマイコンやICが上げられる。また、供給順序変更手段の一例としては、メイン電源から供給される電源を直ちに表示装置へ供給するよう、シーケンス制御により配線を構成してもよいし、新たな配線を設ける方法であってもよい。点灯表示装置の一例としては、上記機能をマイコンに実行させるプログラム等を用いて構成してもよい。
表示装置を発光する方法としてはいくつかの方法があり、特に、表示装置の画面を構成する各画素とバックライトとの関係により発光する方法は異なる。そのため、発明では、上記点灯表示手段は、電源投入時に上記表示装置の画面を構成する各画素にバックライトからの光を透過させるよう、上記表示装置に駆動信号を出力して画面を発光させる構成としてもよい
上記のように構成した発明では、点灯表示手段は、電源が投入されると表示装置の画面を構成する各画素に駆動信号を印加して、バックライトからの光を透過させて画面の発光を行う。これは、表示装置に電源が投入されない期間において、画素に充填された液晶物質の配列がバックライトからの光を透過しない配列である場合を憂慮したものである。これにより、画素に充填された液晶物質の配列に左右されず、電源投入とともに画面を発光させて電源の投入を知らせることが可能となる。
さらに、電源が投入されたことを画面で表示する方法としては、画面を点灯させるだけに限定されず、例えば所定映像を画面上に表示させるものであってもよい。このとき、本発明は、電源投入とともに、表示装置側に直ちに電源の供給を行うため、映像信号の信号処理を行う他の回路は、電源の投入時は確実に起動していない場合がある。そのため、本発明では、上記点灯表示手段は、電源が投入されたことを画面上で表示する映像に対応した映像信号を、電源投入時に上記表示装置に出力する構成であって、上記映像信号を出力するに当たり、上記点灯表示手段は、当該液晶表示装置の電源オフ時に、上記映像信号を上記表示装置に出力する指示を記録して保持し続ける構成としてもよい
上記のように構成された発明では、点灯表示手段は、電源投入を画面上で表示する映像に対応した映像信号を出力するために、電源オフ時に上記映像信号を表示装置に出力する指示を保持し続ける。そのため、電源が投入されると、上記映像信号は直ちに表示装置に送られ、画面上に映像を表示する。これにより、他の回路の遅延の影響を受けず、直ちに画面上に電源が投入されたことを表示することが可能となる。
さらに、上記映像信号の処理方法の具体的な構成の一例として、本発明では、上記点灯表示手段は、OSD回路に記録された上記映像データを基に画面上に映像を表示する構成としてもよい
上記のように構成した発明では、画面に映像を表示するための映像データはOSD回路に記録されて保持されるため、電源投入時に前段の信号処理回路を介さず直ちに表示装置へ送ることが可能となる。
また上記課題を解決するための具体的な構成の一例として、本発明では、電源が投入されると電源回路が所定の順序により電源を表示装置に出力する液晶表示テレビジョン受信機において、
当該液晶表示テレビジョン受信機を制御するマイコンと、上記マイコンが所定の制御を行うためのプログラムを記録する不揮発性メモリと、映像データを記録して、画面に所定の映像データを重畳するOSD回路と、上記電源回路を制御して、電源の供給の順番を制御する供給順序変更部とを有し、上記不揮発性メモリは、上記マイコンが、電源が投入されたことを検知すると、上記マイコンが上記供給順序変更部に、上記電源回路からの電源を他の回路を介さず直ちに上記表示装置へ供給するよう指示を出し、また、画面上で電源が投入されたことを表示する映像データを上記表示装置へ出力するよう上記OSD回路へ指示を出すとともに、上記OSD回路へ指示を出す際、上記マイコンは当該液晶表示テレビジョン受信機の電源オフ時に、上記OSD回路への指示を記録するとともに、電源投入時に、上記マイコンに、上記記録したOSD回路への指示を出力させる電源投入表示プログラムを記録する構成としてもよい
上記のように構成した発明において、マイコンは電源投入検知手段に対応し、供給順序変更部が供給順序変更手段に対応し、点灯表示プログラム並びに上記点灯表示プログラムにて演算処理を行うマイコンが点灯表示手段に対応する。
以上説明したように本発明によれば、電源投入をユーザに見やすい方法で表示することで、ユーザが誤認によりリモコン装置等を手荒に扱うことを防止することができる。
また本発明によれば、画素に充填された液晶物質の配列に左右されず、電源投入とともに画面を発光させて電源の投入を知らせることが可能となる。
そして発明によれば、他の回路の遅延の影響を受けず、直ちに画面上に電源が投入されたことを表示することが可能となる。
本発明の液晶表示装置の具体的な説明として、上記液晶表示装置を使用する液晶表示テレビジョン受信機を基に説明を行う。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)第一の実施の形態
(1−1)液晶表示テレビジョン受信機の構成
(1−2)電源入力表示方法
(2)第一の実施の形態のまとめ
(3)第二の実施の形態
(4)第二の実施の形態のまとめ
(1)第一の実施の形態
(1−1)液晶表示テレビジョン受信機の構成
以下、図1〜図2を参照して、この発明に係る液晶表示テレビジョン受信機を具体化した実施の形態について説明する。図1は、本発明の液晶表示テレビジョン受信機のブロック構成図である。液晶表示テレビジョン受信機10は、取得した映像データを基に、映像を出力して表示するためのものである。そのため、液晶表示テレビジョン受信機10は、アンテナ20が受信したテレビジョン放送を復調して映像データに変換するチューナー部11と、外部機器からの映像データを入力する入力端子12と、映像を表示するための表示装置14と、取得した映像データを表示装置14にて映像が表示できるよう信号処理を行う信号処理基板13と、商用電源100を基に安定化電源を生成して各構成要素に供給する電源回路15と、画面上にメニュー画面等のOSD映像を表示するOSD回路17と、当該液晶表示テレビジョン受信機10を制御する制御部16とを有する構成である。
上述した構成により液晶表示テレビジョン受信機10は、制御部16の制御によりチューナー部11が復調したテレビジョン放送の映像データ、または入力端子12から入力された映像データを信号処理基板13にて信号処理を行った後、上記信号処理した映像データを表示装置14に出力する。表示装置14は映像データを受け取ると、画面を構成する画素数に対応するようスケーリング処理を行い映像を表示する。また、このときOSD回路17から出力されるメニュー画面を構成するOSD映像を入力された映像データと重畳して画面にメニュー画面を表示する。また、電源回路15は、上記各構成要素が駆動するために必要な電源を生成し供給する。
信号処理基板13は、取得した映像データに対応する映像信号を、表示装置14が映像を表示できるよう信号処理するためのものである。そのため、信号処理基板13は、取得した映像信号に信号処理を施す信号処理部13aと、信号処理部13aにて信号処理された映像信号を、表示装置14の画素数に合わせてスケーリング処理するスケーラ部13bとを有する構成である。映像データは輝度Yと色信号R、Bとの差である色差信号として信号処理基板13に入力される。そのため、信号処理部13aは取得した色差信号よりRGBの色信号を生成する。また、その際、信号処理部13aは所定の信号処理を実行する。スケーラ部13bは、信号処理をほどこされた映像信号を、表示装置14の画素の縦横比に合わせて分割を行い、表示装置14に出力する。
表示装置14は、信号処理基板13から入力された映像信号を基に映像を表示するためのものである。そのため、表示装置14は、所定数の画素により構成されて映像を表示する表示部14aと、スケーラ部13bより取得した分割された映像信号をアナログ変換して表示部14aを構成する各画素に印加する駆動回路14bと、表示部14aの背面側に位置し、光を照射するバックライト14cとから構成されている。上述した構成により、信号処理基板13から出力された映像信号は、駆動回路14bによりアナログ変換され、表示部14aを構成する各画素に印加される。これにより、表示部14aの各画素は充填する液晶物質の分子配列を変化させ、バックライト14cからの光を透過させる。表示部14aの画素にはRGBの各カラーフィルムが塗布されているため、バックライト14cからの光を透過させることにより映像を構成する。
OSD回路17(On Screen Display 回路)は、映像信号にメニュー画面等の映像データを重畳して表示するためのものである。OSD回路17が重曹する映像データは予め記録されており、制御部16の指示により、映像データを表示装置14の駆動回路14bに出力することで画面上に映像データを重畳する。本発明のOSD回路17は、後述するように電源を投入したことを画面上で表示する文字列に対応する映像データを記録している。
制御部16は、リモコン装置30からの操作信号等に基づいて、液晶表示テレビジョン受信機10を制御するためのものである。そのため、制御部16は、演算処理を行うマイコン16aと、マイコン16aが所定の演算処理を行うためのプログラムやデータを記録する不揮発性メモリとしてのROM16bと、リモコン装置30からの操作信号をマイコン16aに出力するリモコンI/F16cとを有する構成である。上述した構成により制御部16は、ユーザがリモコン装置30を用いて操作信号を出力すると、リモコンI/F16cを介して入力された操作信号により、マイコン16aはROM16bに記録されたプログラムを起動して液晶表示テレビジョン受信機10の制御を行う。
電源回路15は、商用電源100から安定化電源を生成して、液晶表示テレビジョン受信機10を構成する各構成要素に電源を供給するためのものである。電源回路15は、商用電源100から、安定化電源を生成するための電源生成部15aと、電源生成部15aが生成した安定化電源を所定の順序で各構成要素に出力するための順次供給部15bとから構成されている。電源生成部15aはまず、商用電源100を整流、平滑化した後、交流電源に変換して順次供給部15bに出力する。順次供給部15bは、供給された安定化電源を一定の順序で各構成要素に供給する。
具体的には、信号処理基板13と、表示装置14とに電源を供給する場合では、信号処理基板13へ先に電源を供給するのが望ましい。何故なら表示装置14へ電源を先に供給してしまうと、当然表示装置14は駆動を開始する。しかしながら、信号処理基板13さらにはチューナー部11は電源の供給が完了されておらず、表示装置14へ映像データを出力することができない。そのため、表示装置14の画面には何も表示されず、場合によってはノイズが入力することで不明瞭な映像を表示してしまいユーザに不快な思いを抱かせる場合がある。このような状況を防止するため、順次供給部15bにて、表示装置14への電源の供給を最後となるよう制御をおこなっている。
順次供給部15bは、スイッチSW1、スイッチSW2を用いて駆動シーケンスを構成している。信号処理基板13へ電源の供給が行われるとスイッチSW1、SW2の作用により電源生成部15aと表示装置14とが導通し、電源生成部15aから表示装置14へ電源の供給が行われる構成としている。これにより、電源回路15は、安定化電源を信号処理基板13から表示装置14への順番で供給し、液晶表示テレビジョン受信機の駆動を行っている。
また、本発明の液晶表示テレビジョン受信機は、電源が入力されると画面上で電源の入力を知らせる機能を有している。これは、液晶表示テレビジョン受信機10は、電源の投入から画面に映像が表示されるまで時間が掛かるため、ユーザが液晶表示テレビジョン受信機が故障したと誤認するのを防止するためである。そのため、本発明の液晶表示テレビジョン受信機10は、電源が入力されるとユーザに画面を点灯させて電源の投入を知らせる構成としている。
(1−2)電源入力表示方法
上述した機能を実現させるために、本発明の液晶表示テレビジョン受信機は、リモコン装置30等を用いて電源が投入されるとマイコン16aが電源の投入を検知し、電源回路15から供給される電源を直ちに表示装置14へと出力することにより、表示装置14の画面を点灯させて電源の投入を知らせる構成としている。そのため、制御部16のROM16bに、マイコン16aが電源の投入を検知すると、液晶表示テレビジョン受信機10の各構成要素が上述した機能を実行するようマイコン16aが制御を行う、電源投入表示プログラムを記録し、また、電源回路15が生成する電源を直ちに表示装置14へと供給するための供給順序変更部18とを有する構成である。
供給順序変更部18は、電源回路15の順次供給部15bとマイコン16aの間に介在し、マイコン16aからの制御信号に基づいて、順次供給部15bを制御するためのものである。具体的には、供給順序変更部18は、マイコン16aからの制御信号を受け付ける受信部18a、18bと、順次供給部15bのSW1、SW2を切り替える駆動電圧Vccとを有する構成である。また、受信部18a、18bは、それぞれ順次供給部15bのSW1、SW2と並列に接続している。上述した供給順序変更部18の構成により、マイコン16aから制御信号を受信部18a、18bに受けると、駆動電圧Vccを、SW1、SW2に出力し、SW1、SW2を切り替えることにより電源生成部15aからの電源を順次供給部15bの駆動シーケンスを介さず表示装置14へ出力する。
これにより、マイコン16aから制御信号が出力されない通常時は、順次供給部15bは、SW1、SW2の作用により、電源生成部15aからの電源を信号処理基板13、表示部14a、さらにバックライト14cの順序で供給する。一方、マイコン16aから制御信号が供給順序変更部18へ出力されると、駆動電圧VccをSW1、SW2に出力することによりSW1、SW2を切り替え、電源生成部15aから供給される電源は、直ちに表示部14aとバックライト14cとに出力されることとなる。
図2は、電源を投入した場合にマイコンが実行するフローチャートを表す図である。ユーザがリモコン装置30の電源キー30aを操作して電源を入力すると、制御部16のリモコンI/F16cを介して、電源投入信号がマイコン16aに出力される。マイコン16aは、電源投入信号を受信すると(ステップS100)、ROM16bに記録された電源投入表示プログラムを読み出す(ステップS110)。次に、マイコン16aは、電源投入表示プログラムに基づいて、供給順序変更部18に信号を出力して表示部14aに電源を供給させる(ステップS120)。具体的には、供給順序変更部18のSW1に制御信号を出力して、電源生成部15aが生成した電源を表示部14aへ供給する。
次に、マイコン16aは、供給順序変更部18のSW2に制御信号を出力し、電源生成部15aが生成する電源をバックライト14cへ出力してバックライトを点灯させる(ステップS130)。さらに、マイコン16aは、表示部14aの画面を構成する各画素の光の透過率を高めるよう指示を出す(ステップS140)。これは、バックライト14cが駆動して光を表示部14aに照射した際、表示部14aの透過率が低いため画面の発光が十分に行われないことを防止するためである。画面を構成する画素の透過率を上げる具体的な方法の一例としては、OSD回路17に一画面を白色だけで構成された映像データを記録しておき、マイコン16aの指示により上記映像データを駆動回路14bに出力する。これにより、駆動回路14bより出力される駆動信号により表示部14aの各画素は透過率を上げ、バックライト14cからの光を透過して画面を発光させる。これにより、ユーザは、リモコン装置30の電源キー30aを操作すると、画面が点灯するため電源が投入されたことを知ることが可能となる。
(2)第一の実施の形態のまとめ
以上説明したように、ユーザがリモコン装置30等の電源キー30aを操作して、液晶表示テレビジョン受信機10に電源を投入すると、マイコン16aは電源が投入されたことを検出して、電源投入表示プログラムを起動する。電源投入表示プログラムは、マイコン16aが出力する信号により、供給順次変更部18に電源回路15を制御させて、表示装置14へ電源の供給を直ちに行うようにする。表示装置14が点灯して画面上で電源が投入されたことを表示する。これにより、点灯した画面を見ることにより、ユーザが誤認によりリモコン装置等を手荒に扱うことを防止することが可能となる。
(3)第二の実施の形態
上述した第一の実施の形態では、電源を投入した際、画面を発光させることで電源の投入を知らせた。しかしながら、電源の投入を知らせる方法としては、画面を発光させる方法だけでなく、画面上に映像を表示させる方法であってもよい。そこで、第二の実施の形態では、電源が投入されたことを画面上に表示される文字列用いて知らせる構成とした。これによりユーザは、電源投入とともに画面に表示される文字列を参照することで、電源が投入されていることを知ることができ、液晶表示テレビジョン受信機10が壊れているという誤解を防止することができる。
図3は、第二の実施の形態での画面に表示される文字列を表す図である。同図より、画面上に「電源が投入されました」の文字列が表示される。画面に表示される文字列はOSD回路17が予め記録する映像データにより生成されるため、映像データの変更により電源投入を表示するための文字列、並びに映像をユーザの所望のものとすることができる。以下に、第二の実施の形態での電源の投入を文字列の表示で知らせるための具体的な構成を説明する。
図4は、第二の実施の形態でのマイコンが実行するフローチャートである。第二の実施の形態では、電源オフ時に、OSD回路17への指示をROM16bに記録しておくことにより、電源投入の際、記録した指示を読み出しOSD回路17へ指示を行う。これによりOSD回路17への指示は電源投入とともに出力され画面に映像を素早く表示させることができる。また、電源オフとともに、マイコン16aがOSD回路17への指示を出力し続けるものであってもよい。
そのため、ユーザがリモコン装置30の電源をオフすると、マイコン16aは、電源がオフされたこと入力された信号により検出する(ステップS200)。次に、マイコン16aは、ROM16bに記録された電源投入表示プログラムを参照する(ステップS210)。また、マイコン16aは、OSD回路17へ画面に表示する文字列の映像データを表示する指示をROM16bに記録するなどして保持する(ステップS220)。さらに、ユーザがリモコン装置30を操作するなどして電源が投入されるまで、マイコン16aは対機モードに移行する(ステップS230、S240)。マイコン16aが対機モードに移行した常態で電源が投入されると、マイコン16aは電源投入を検知する。さらに、マイコン16aは、ROM16bに記録された電源投入表示プログラムを読み出す(ステップS250)。
次に、マイコン16aは、電源投入表示プログラムに基づいて、供給順序変更部18に信号を出力して表示部14aに電源を供給させる(ステップS260)。具体的には、供給順序変更部18のSW1に制御信号を出力して、電源生成部15aが生成した電源を表示部14aへ供給する。さらに、マイコン16aは、供給順序変更部18のSW2に制御信号を出力し、電源生成部15aが生成する電源をバックライト14cへ出力してバックライトを点灯させる(ステップS270)。このとき、マイコン16aは、保持されたOSD回路17への指示により、OSD回路17に記録された文字列を表示装置14へ出力させる(ステップS280)。これにより、表示装置14には図3に示したような文字列が表示される。ユーザは、画面上に表示された上記文字列を参照して、液晶表示テレビジョン受信機10に電源が投入されたことを判断する。
(4)第二の実施の形態のまとめ
以上説明したように、第二の実施の形態での液晶表示テレビジョン受信機10は、電源の投入とともに画面上に所定の文字列を表示して、電源が投入されたことを知らせる。これにより、ユーザは、電源投入とともに画面に表示される文字列を参照することで、電源が投入されていることを知ることができ、液晶表示テレビジョン受信機10が壊れているという誤解を防止することができる。また、画面上に電源が投入されたことを示す文字列が表示されるため、ユーザは画面を確認することで確実に電源が投入されたことを理解することができる。これにより、リモコン装置の誤操作を防止することが可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
本発明の液晶表示テレビジョン受信機のブロック構成図である。 電源を投入した場合にマイコンが実行するフローチャートを表す図である。 第二の実施の形態での画面に表示される文字列を表す図である。 第二の実施の形態でのマイコンが実行するフローチャートである。 従来の液晶表示装置を表す前面図である。
符号の説明
10…液晶表示テレビジョン受信機、11…チューナー部、12…入力端子、13…信号処理基板、13a…信号処理部、13b…スケーラ部、14…表示装置、14a…表示部、14b…駆動回路、14c…バックライト、15…電源回路、15a…電源生成部、15b…順次供給部、16…制御部、16a…マイコン、16b…ROM、16c…リモコンI/F、17…OSD回路、18…供給順序変更部、18a、18b…受信部、20…アンテナ、30…リモコン装置、100…商用電源


Claims (2)

  1. 電源が投入されると電源回路が所定の順序により電源を各回路に出力する液晶テレビジョン受像機において、
    光源としてのバックライトを備え、液晶が充填された画素により画面を構成する表示部と、
    取得した映像データーを信号処理する信号処理基板と、
    上記表示部における上記バックライトからの光の透過率を高めるため、同表示部に白色画像を表示させるためのOSD回路と、
    電源投入を検知する電源投入検知手段と、
    通常時は、上記電源回路から供給される電源を上記信号処理基板、上記表示部、そして上記バックライトの順序で供給し、制御信号が出力された場合は、上記電源の供給順序を切換える供給順序変更手段と、
    当該液晶テレビジョン受像機の駆動を制御する制御部と、を有し、
    上記制御部は、
    上記電源投入検知手段が上記電源投入を検知した場合は、上記OSD回路に上記白色画像を上記表示部に出力させるとともに、上記供給順序変更手段に、上記電源回路から供給される電源を、上記表示部、上記バックライト、そして上記信号処理基板の順序で供給させるよう制御信号を出力することを特徴とする液晶テレビジョン受像機。
  2. 電源が投入されると電源回路が所定の順序により電源を各回路に出力する液晶表示装置において、
    光源としてのバックライトを備え、液晶が充填された画素により画面を構成する表示部と、
    取得した映像データーを信号処理する信号処理基板と、
    上記表示部における上記バックライトからの光の透過率を高めるため、同表示部に白色画像を表示させるためのOSD回路と、
    電源投入を検知する電源投入検知手段と、
    通常時は、上記電源回路から供給される電源を上記信号処理基板、上記表示部、そして上記バックライトの順序で供給し、制御信号が出力された場合は、上記電源の供給順序を切換える供給順序変更手段と、
    上記電源投入検知手段が上記電源投入を検知した場合は、上記OSD回路に上記白色画像を上記表示部に出力させるとともに、上記供給順序変更手段に、上記電源回路から供給される電源を、上記表示部、上記バックライト、そして上記信号処理基板の順序で供給させるよう制御信号を出力する制御手段と、を有することを特徴とする液晶表示装置。
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