JP4548056B2 - 外科用放射線装置およびその装置を用いた表示設定方法 - Google Patents

外科用放射線装置およびその装置を用いた表示設定方法 Download PDF

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Description

この発明は、検出された放射線に基づく被検体の放射線透視画像を撮像する撮像手段と、前記放射線透視画像を表示する表示手段とを備えた外科用放射線装置およびその装置を用いた表示設定方法に係り、特に、被検体に対する外科的処置が施される位置を示す外部指標に関する。
従来、外科用放射線装置では外部指標を被検体に設定してから、その外部指標が示す位置に対して被検体の外科的処置を施している。外部指標の設定の際には、例えば照準機(照準手段)が被検体にレーザービームを照射する、あるいはマーカを被検体に直接貼付することで行われる。照準機の場合には、照準機から被検体に照射されたレーザーが外部指標となる。より具体的に説明すると、以下のような(a)または(b)の手法で外部指標を設定して外科的処置を施す。ここで放射線としてX線を例に採って説明する。
(a)X線を検出するイメージインテンシファイア(以下、『I.I』と略記する)の前面(X線検出面)に鉛などのX線不透過性ワイヤ(鉛線)を十字に貼り付け、I.Iの前面にレーザーが十字に投影されるように照準機からレーザーを照射する。鉛線の中心(すなわち十字の交差部分)と投影されたレーザーの中心(十字の交差部分)とが一致するとともに、鉛線と投影されたレーザーとが平行に一致するように、レーザーの位置を調整する。その結果、レーザーの中心とX線透視画像を表示するモニタ(表示手段)上の鉛線の中心とが一致する。そして、被検体を天板に載置してX線を照射しながら、外科的処置すべき箇所(例えば病変)がモニタ上の鉛線の中心に一致するように、X線を照射するX線管やI.Iや天板を調整する。病変が鉛線の中心に一致するときには、病変がレーザーの中心にも一致することになり、被検体の体表に照射されたレーザーの中心の直下に病変が位置する。調整後に、被検体の体表に照射されたレーザーの中心の直下にある病変に対して外科的処置を施すために、体表に照射されたレーザーの中心から切開する。
(b)レーザーの中心位置にX線透過の低い物体を置き、モニタ上に表示されたその物体の位置に、粘着テープをモニタ上に直接的に貼り付ける、あるいはフェルトペンなどのインクをモニタ上に書き込むことでモニタ上に印をつける。その結果、レーザーの中心とモニタ上の印とが一致する。同様に、外科的処置を施すべき箇所(例えば病変)がモニタ上の印に一致するようにX線管やI.Iや天板を調整し、調整後に、被検体の体表に照射されたレーザーの中心の直下にある病変に対して外科的処置を施す。
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、(a)の場合には、鉛線がI.Iの前面に固定されるので、モニタ上に鉛が常に表示されてしまう。そこで、必要なときに鉛線を配設して、必要でないときには鉛線を取り外さなければならない。また、X線管とI.Iとを支持する機構がC型アームのときに、X線管とI.Iとが互いに対向しながらC型アームが駆動する場合には、X線管やI.Iの位置によってはC型アームがたわむことがある。このC型アームのたわみによってI.I前面に貼り付けられた鉛線の中心と、レーザーの中心とがずれてしまう。C型アームを駆動させるたびに照準機を再調整することは困難である。
(b)の場合には、C型アームを駆動させるたびにモニタ上に印をつけて調整することで、(a)で述べた問題を解決することができるが、モニタ上に印をつけるという再調整を何度も行うと、印をつける粘着テープやインクなどでモニタ上が汚れる。また、印が不要の場合には印を消すのも容易でない。
なお(b)の場合には、C型アームのたわみとは関係なく、モニタの表示状態が変更したときに、モニタ上に印を再度つける必要がある。モニタの表示状態が変更する例として、I.Iの背面(X線検出面とは逆側の面)に配設されたカメラ部分の回転、画像の垂直あるいは水平反転、I.Iの視野サイズ変更や画像の拡大・縮小やモニタに対する画像の移動などがある。また、モニタに表示された画像に画像処理を施す画像処理手段や、外部指標に対するX線管やI.Iなどの撮像手段の相対的な移動や、同じく外部指標に対する被検体の相対的な移動によりモニタの表示状態が変更する。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、表示状態が変更しても外科的処置を正確に施すことができる外科用放射線装置およびその装置を用いた表示設定方法を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、検出された放射線に基づく被検体の放射線透視画像を撮像する撮像手段と、前記放射線透視画像を表示する表示手段とを備えた外科用放射線装置であって、前記表示手段に、前記被検体に対する外科的処置が施される位置を示す外部指標に対応する前記放射線透視画像上の位置に表示指標が重畳表示されている場合において、前記表示手段の表示状態が変更した場合に、当該変更情報に基づいて前記表示指標の表示を前記外部指標に対応する前記放射線透視画像上の位置に追従させる指標追従手段を備えたことを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、被検体に対する外科的処置が施される位置を示す外部指標に対応する放射線透視画像上の位置に表示指標が重畳表示されている場合において、表示手段の表示状態が変更した場合に、指標追従手段は、当該変更情報に基づいて表示指標の表示を外部指標に対応する放射線透視画像上の位置に追従させる。このように、表示手段の表示状態が変更しても、変更情報に基づいて指標追従手段が表示指標の表示を放射線透視画像上の位置に追従させるので、外部指標に表示指標が追従した状態で対応して、その外部指標に基づいて外科的処置を正確に施すことができる。
上述した発明において、表示手段の表示状態が変更する一例として、以下のようなものがある。
表示手段に表示された画像に画像処理を施す画像処理手段を備えたときに、その画像処理により表示状態が変更する場合がある。この場合には、指標追従手段は、画像処理情報に基づいて表示指標の表示を外部指標に対応する放射線透視画像上の位置に追従させればよい(請求項2に記載の発明)。これにより、画像処理により表示状態が変更しても外部指標に表示指標が追従した状態で対応する。
また、外部指標の位置と撮像手段との相対的な位置関係が変更することで表示状態が変更する場合がある。この場合には、指標追従手段は、その相対的な位置関係の変動量に基づいて表示指標の表示を外部指標に対応する放射線透視画像上の位置に追従させればよい(請求項3に記載の発明)。これにより、外部指標の位置と撮像手段との相対的な位置関係が変更することにより表示状態が変更しても外部指標に表示指標が追従した状態で対応する。
また、外部指標の位置と被検体との相対的な位置関係が変更することで表示状態が変更する場合がある。この場合には、指標追従手段は、その相対的な位置関係の変動量に基づいて表示指標の表示を外部指標に対応する放射線透視画像上の位置に追従させればよい(請求項5に記載の発明)。これにより、外部指標の位置と被検体との相対的な位置関係が変更することにより表示状態が変更しても外部指標に表示指標が追従した状態で対応する。
上述したこれらの発明の場合には、外部指標を被検体に設定する外部指標設定手段を装置内に備えている。この外部指標設定手段は、被検体に光を照射する照準手段または被検体に直接貼付するマーカ、あるいは上述した照準手段である(請求項4,6に記載の発明)。
また、上述した各発明において、表示手段に重畳表示される表示指標の表示または非表示の選択を行う表示・非表示選択手段をさらに備えるのが好ましい(請求項7に記載の発明)。例えば、外科的処置を施す際に表示指標がその処置の妨げとなる場合には表示指標を非表示状態にして、例えば、外部指標に対応するように表示指標を表示手段に重畳表示して調整する際には表示指標を表示状態にするなど、適宜必要に応じて表示・非表示の選択を行うことで、一連の外科的処置における作業を円滑に行うことができる。
また、請求項8に記載の発明は、検出された放射線に基づく被検体の放射線透視画像を撮像する撮像手段と、前記放射線透視画像を表示する表示手段と備えた外科用放射線装置を用いて表示設定を行う表示設定方法であって、(1)前記放射線の透過性の異なる物体載置あるいは埋め込まれた被検体の前記放射線透視画像を前記表示手段に表示する工程と、(2)前記表示手段に放射線透視画像上の位置に表示された前記物体の透過像の位置に対応するように、表示手段に放射線透視画像上の位置に表示指標を重畳表示して前記表示指標の設定を行う工程と、(3)前記表示手段の表示状態が変更した場合に、当該変更情報に基づいて前記表示指標の表示を、前記物体が対応付けられた外部指標に対応する前記放射線透視画像上の位置に追従させる工程とを備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項8に記載の発明によれば、前記(1)および(2)の工程を行うことで、被検体に対して放射線の透過性の異なる物体の透過像の位置に表示指標が対応することになる。この対応した状態で、(3)の工程を行うことで外部指標に表示指標が追従した状態で対応して、その外部指標に基づいて外科的処置を正確に施すことができる。
この発明に係る外科用放射線装置およびその装置を用いた表示設定方法によれば、被検体に対する外科的処置が施される位置を示す外部指標に対応する放射線透視画像上の位置に表示指標が重畳表示されている場合において、表示手段の表示状態が変更した場合に、指標追従手段は、当該変更情報に基づいて表示指標の表示を外部指標に対応する放射線透視画像上の位置に追従させるので、外部指標に表示指標が追従した状態で対応して、その外部指標に基づいて外科的処置を正確に施すことができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係るX線テレビジョン(TV)装置の概略構成を示した正面図であり、図2は、その装置における画像処理系のブロック図であり、図3(a)は、入力部およびモニタの概略斜視図であり、図3(b)は、レーザービームが投影される様子を示した概略斜視図である。本実施例では、放射線を検出する手段としてイメージインテンシファイア(以下、『I.I』と略記する)を例に採るとともに、外科用放射線装置としてX線TV装置を例に採って説明する。
本実施例に係るX線TV装置は、図1に示すように、被検体Mを載置する天板1と、その被検体Mの撮像を行う撮像系本体2とを備えるとともに、図2に示すように、画像処理系3を備えている。天板1は、図1に示すように、昇降および水平移動可能に構成されている。
先ず、撮像系本体2について図1を参照して説明する。撮像系本体2は、床面(図中のxy平面)に設置された基台部21と、基台部21に支持されたC型アーム支持部22と、C型アーム支持部22に支持されたC型アーム23と、C型アーム23の一端に支持されたX線管24と、他端に支持されたI.I25とを備えている。X線管24から照射されたX線を被検体Mに照射して、被検体Mを透過したX線をI.I25が検出する。したがって、検出されたX線に基づくX線透視画像をX線管24およびI.I25によって撮像する。X線管24およびI.I25は、この発明における撮像手段に相当する。
図示を省略するモータの駆動によって床面に対して基台部21が鉛直軸(図中のz軸)心周りに回転するように構成されており、図示を省略する別のモータの駆動によって基台部21に対してC型アーム支持部22が被検体Mの体軸(図中のy軸)心周りに回転するようにそれぞれが構成されている。また、図示を省略する別のモータの駆動によってC型アーム23が体軸に対して水平面で直交する軸(図中のx軸)心周りに回転するように構成されている。
C型アーム23の一端に支持されたX線管24のX線照射側には、被検体Mにレーザービームを照射する照準機26を備えている。照準機26は、2つのレーザー光源からなり、各光源から照射されたレーザービームLB(図3(b)参照)がI.I25の前面(X線検出面)や被検体Mの体表に投影されて、図3(b)に示すように十字のレーザーLで映し出されるように構成されている。この投影された十字のレーザーLが、最終的には被検体Mに対する外科的処置が施される位置を示す。このレーザーLは、この発明における外部指標に相当し、照準機26は、この発明における照準手段に相当する。また、この照準機26は、この発明における外部指標設定手段にも相当する。
C型アーム23の他端に支持されたI.I25の背面(X線検出面とは逆側の面)にはテレビジョン(TV)カメラ27を配設している。図示を省略するモータの駆動によってI.I25に対してTVカメラ27が鉛直軸(図中のz軸)心周りに回転するようにそれぞれが構成されている。
次に、画像処理系3について図2を参照して説明する。画像処理系3は、天板1の昇降および水平移動を制御する天板制御部31や、撮像系本体2の駆動を制御する撮像系制御部32や、I.I25でX線検出信号として検出されて、検出されたX線検出信号がTVカメラ27でビデオ信号として取り出され、その取り出された信号について種々の処理を行う画像処理部33や、これらの各構成部を統括したり、後述するモニタ37の表示状態が変更した場合にその変更情報に基づいて後述する印(表示指標)の表示をX線透視画像上の位置に追従させるといった各種の演算処理を行うコントローラ34や、処理された画像や後述する変更情報を示す印や外部指標である照射されたレーザーや撮像手段であるX線管24・I.I25や被検体Mの位置関係や画像処理情報などを記憶するメモリ部35や、オペレータが入力設定を行う入力部36や、処理された画像をX線透視画像として表示するモニタ37などを備えている。画像処理部33は、この発明における画像処理手段に相当する。
天板制御部31は、天板1を昇降あるいは水平移動させて被検体Mを撮像位置にまで収容したり、昇降あるいは水平移動させて被検体Mを所望の位置に設定したり、水平移動させながら撮像を行ったり、撮像終了後に水平あるいは昇降移動させて撮像位置から退避させる制御などを行う。撮像系制御部32は、図1に示すように、基台部21を鉛直軸心周りに回転させてC型アーム支持部22やC型アーム23やX線管24やI.I25などを鉛直軸心周りに回転させたり、C型アーム支持部22を被検体Mの体軸心周りや図中のx軸心周りに回転させてC型アーム23やX線管24やI.I25などを体軸心周りや図中のx軸心周りに回転させたり、TVカメラ27を鉛直軸心周りに回転させる制御などを行う。その他に、撮像系制御部32は、X線を照射させるための管電圧や管電流を発生してX線管24に与える制御などを行う。
コントローラ34は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されており、メモリ部35は、ROM(Read-only Memory)やRAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体などで構成されている。また、入力部36は、マウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで構成されている。
コントローラ34は、後述する表示状態の変更における変更情報(例えば相対的な位置関係や画像処理情報)に基づいて後述する印の表示をX線透視画像上の位置に追従させる指標追従部34aを備えている。印は、この発明における表示指標に相当し、指標追従部34aは、この発明における指標追従手段に相当する。
メモリ部35は、モニタ37の個々の表示状態ごとに印や照射されたレーザーやX線管24・I.I25や被検体Mの各位置をそれぞれ記憶する位置記憶部35aを備えている。入力部36によって設定入力された印の位置を、コントローラ34を介して位置記憶部35aに記憶するとともに、被検体Mに照射されたレーザーの位置とX線管24・I.I25との相対的な位置関係や、被検体Mに照射されたレーザーの位置と被検体Mとの相対的な位置関係を、コントローラ34を介して位置記憶部35aに記憶する。また、画像処理情報もコントローラ34を介して位置記憶部35aに記憶する。そして、モニタ37の表示状態が変更して指標追従部34aによる印の追従時に、これらの位置関係や画像処理情報などに代表される変更情報をこの位置記憶部35aから読み出す。
入力部36は、モニタ37上に表示されたX線透視画像上の位置に重畳表示される印を入力設定する機能を有する。この表示指標である印が、外部指標である照射されたレーザーに対応するように印を設定入力する。印を入力設定することを、本明細書では『スーパー・インポーズ』と呼ぶ。スーパー・インポーズとは画像編集の一種であって、画像に文字や切り抜いた別の画像を表示する編集処理をいう。
モニタ37は、X線透視画像を表示し、入力部36から入力設定された印をX線透視画像上の位置に重畳表示する機能を有する。X線透視画像は、この発明における放射線透視画像に相当し、モニタ37は、この発明における表示手段に相当する。
本実施例の入力部36は、図3(a)に示すように、モニタ37の載置台の機能をも兼ねた操作卓36Aと、撮像系本体2(図1参照)の近傍に配設された操作パネル36Bとを備えている。操作卓36Aは、モニタ37への操作を主体としており、操作パネル36Bは、撮像系本体2への操作を主体としている。操作卓36Aは、後述するモニタ37Rに組み込まれたタッチパネル36aの他に、マウス36bやキーボード36cなどを備えて構成されている。
また、本実施例のモニタ37は、図面からみて左のモニタ37Lと右のモニタ37Rとの2つからなる。モニタ37Rは、タッチパネル36aやマウス36bやキーボード36cなどの入力部36による操作支援を行うことや、過去のX線透視画像を参照比較することを主体としており、モニタ37Lは、モニタ37Rの操作結果を反映させることを主体としている。もちろん、モニタ37を1つのモニタのみで構成してもよい。
次に、本実施例装置における外科的処置にまで至る一連の撮像処理について、図4、図5のフローチャート、図6〜図15のモニタを参照して説明する。
(ステップS1)レーザーの照射
被検体Mを天板1に載置した後に、照準機26はレーザービームLB(図3(b)参照)を照射する。照射されたレーザーは被検体Mの体表に映し出される。なおモニタ37は、I.I25で検出されたX線に基づいて得られるX線透視画像を表示するものなので、レーザーはモニタ37に表示されないことに留意されたい。したがって、後述するステップで、オペレータは外部指標である照射されたレーザーをモニタ37でなく目視で確認するとともに、表示指標であるスーパー・インポーズの印をモニタ37で確認して、被検体Mの体表に照射されたレーザーが示す位置に対して被検体Mに対する外科的処置を施す。なお、被検体Mの位置やその被検体Mに照射されたレーザーの位置を、コントローラ34を介して位置記憶部35aに記憶する。
(ステップS2)X線の照射/検出
X線管24から被検体MにX線を照射する。被検体Mを透過したX線をI.I25が検出して、検出された信号をTVカメラ27がビデオ信号として取り出して画像処理部33に送り込む。
(ステップS3)X線透視画像の表示
画像処理部33は、取り出されたビデオ信号について各種の処理を行ってX線透視画像としてモニタ37に出力表示させる。このとき、例えば図6に示すようにX線透視画像37aをモニタ37Rが表示するとともに、モニタ37Lが表示する。モニタ37Rの座標を画像処理情報として、コントローラ34を介して位置記憶部35aに記憶する。モニタ37Rの座標については、モニタ37R上の全画素の座標を位置記憶部35aに記憶する必要はなく、基準となる座標(例えばモニタ37Rの中心座標やモニタ37Rの右端・左端・上端・下端座標)を1箇所あるいは複数箇所に決定して、その箇所を位置記憶部35aに記憶すればよい。
この図6も含めて、図7〜図15に示すモニタ37Rは、入力部36の機能の一部を組み込んでいる。すなわち、モニタ37Rは、入力部36の一部であるタッチパネル36aを組み込んでおり、オペレータがタッチパネル36aに触って、モニタ37Rに対して任意の位置に指標(図8〜図15では印S)を入力設定して、X線透視画像上の位置に重畳表示するスーパー・インポーズを行う。また、本実施例では、図6〜図15に示すタッチパネル36aは、モニタ37の表示方向に対して印Sを水平方向あるいは上下方向に動かす矢印キー(テンキー)を備えている。この他にも、図示を省略する操作を支援するためのボタンなどをタッチパネル36aに設けている。
(ステップS4)透過性の異なる物体の載置
次に、被検体Mに対して透過性の異なる物体を、被検体Mに載置あるいは埋め込む。透過性の異なる物体としてX線不透過性あるいはX線透過の低いものを被検体Mに載置あるいは埋め込むことで、図7に示すように、被検体MのX線透視画像37aに対してコントラストのある物体の透過像Xがモニタ37Rやモニタ37Lに表示される。図7では、外科的処置のための金属製のメスを被検体Mに載置しており、被検体Mの体表に映し出されたレーザーL(図3(b)参照)の十字の交差部分(レーザーの中心)にメスの先端が一致するように載置する。
透過性の異なる物体の載置については、次のステップS5でのスーパー・インポーズの印の表示の直前に行えばよい。したがって、ステップS5のスーパー・インポーズ処理で印が確定すれば、それ以降では透過性の異なる物体を除去してもよい。もちろん、印の確定以降でも物体を載置したまま、物体の透過像Xをモニタ37に表示してもよい
(ステップS5)スーパー・インポーズの印の表示
次に、図8に示すように、モニタ37R上に表示されたX線透視画像上の位置に重畳表示される印Sを入力設定する。図8では、物体の透過像Xの先端に印Sを入力設定している。この入力設定、すなわちスーパー・インポーズを、入力部36のマウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで行う。
例えば、図3(a)に示すように、モニタ37R上に表示された透過像Xに相当する位置をマウス36bでクリックすることで、クリックされた位置を印Sの位置として設定してもよいし、モニタ37R上に表示された透過像Xに相当する座標をキーボード36cで入力することで、入力された座標を印Sの位置として設定してもよいし、モニタ37R上に表示されたX線透視画像37a上の領域をタッチパネルで構成して、そのタッチパネルで透過像Xに相当する位置を触ることで、その触った位置を印Sの位置として設定してもよい。この設定を正確に行うことにより、スーパー・インポーズの印Sが透過像Xの位置に対応することになる。
もし、設定された印Sが透過像Xの位置に対応していなければ、入力部36で入力設定を再度行えばよい。例えば、図3(a)に示すように、モニタ37のタッチパネル36aのテンキーや図示を省略するカーソルキーで印Sの位置の微調整を行う、あるいはマウス36bで印Sを所望の位置までドラッグする。このように、設定された印Sが透過像Xの位置になっていれば、図示を省略する『確定ボタン』を押して、印Sを確定する。このとき、入力設定されて確定された印Sの位置も、コントローラ34を介して位置記憶部35aに記憶する。また、確定後はモニタ37Lに確定結果が反映される。『確定ボタン』については、入力部36の操作卓36A側に設けてもよいし、操作パネル36B側に設けてもよい。
このように、設定された印Sが透過像Xの位置に対応するように印Sを確定することで、設定された印Sと照射されたレーザーL(図3(b)参照)とは以下のような関係となる。すなわち、ステップS4でも述べたように透過像Xを示す透過性の異なる物体(例えば金属製のメス)の先端が、外部指標であるレーザーの交差部分に一致している。したがって、透過像Xの位置に対応して印Sを確定することで、レーザー(外部指標)に対応してX線透視画像上の位置に印S(表示指標)が重畳表示されることになる。つまり、X線透視画像上の位置に重畳表示された印Sが、照射されたレーザーに対応することになる。
従来であれば、レーザーの交差部分である中心位置に透過性の異なる物体を載置して、モニタ上に表示された物体の透過像に合わせてモニタ上に印をつけていたが、本実施例では、印の換わりにスーパー・インポーズの印Sを入力設定することで、レーザーの中心と重畳表示される印Sとが一致する。
なお、例えば撮像後に外科的処置を施す際に印Sがその処置の妨げになる場合には、『スーパー・インポーズON/OFFボタン』を押下することによって、印Sの表示・非表示の選択を行う。『スーパー・インポーズON/OFFボタン』については、入力部36の操作卓36A側に設けてもよいし、操作パネル36B側に設けてもよい。また、ボタンに限定されず、例えばタッチパネル36aやマウス36bやキーボード36c、あるいは操作パネル36Bのパネルの一部分であってもよい。したがって、入力部36は、この発明における表示・非表示選択手段にも相当する。ステップS6以降では、オペレータの判断によって、適宜必要に応じて印Sの表示・非表示の選択が行える
(ステップS6)病変を印に合わせる
外科的処置すべき箇所、例えば病変を印Sに合わせる。具体的には、図9に示すように、病変Tがモニタ37Rに表示されていれば、病変Tが印Sに位置するようにX線管24やI.I25や天板1を移動させる。ここでは、移動によってC型アーム23は、たわまないとして説明する。図10に示すように病変Tが印Sに合わされば、病変Tがレーザーの中心にも一致することになり、被検体Mの体表に照射されたレーザーの中心の直下に病変Tが位置することになる
(ステップS7)外科的処置
そして、被検体Mの体表に照射されたレーザーの中心の直下にある病変T、すなわちレーザーが示す位置である病変Tに対して外科的処置を施す。
次に、TVカメラ27の回転や画像処理情報による画像の回転、同じく画像処理情報による画像の垂直あるいは水平反転、I.I25の視野サイズ変更や画像処理情報による画像の拡大・縮小や、モニタ37に対する画像の移動といったモニタ37の表示状態が変更したときの印Sの所作について説明する。
(ステップT1)表示状態変更
ステップS5において印Sを表示して、その印Sの確定後に、TVカメラ27の回転や画像処理情報による画像の回転、同じく画像処理情報による画像の垂直あるいは水平反転や、I・I25の視野サイズ変更や画像処理情報にとよる画像の拡大・縮小といった表示状態が変更したときに、ステップT2の印の追従を行う。また、印Sの確定後に、ステップS6で病変を印に合わせる際にモニタ37に対して画像が移動したことによる(例えば図9〜図10に示す状態や図15の状態を参照)表示状態が変更したときにも、ステップT2の印の追従を行う。
例えば、画像の水平反転を行う場合には、図11に示す状態から図12に示す状態に変化する。ここでは、モニタ37Rの中心位置の符号をOとし、中心位置Oと印S・病変Tとの距離のうち、モニタ37の水平方向をRxとし、上下方向をRyとする。このとき、水平方向について左を負、右を正とするとともに、上下方向について下を負、上を正とする。図11に示すように、印S・病変Tが中心位置Oから水平方向に+Rx,上下方向に−Ryに位置しているときには、画像の水平反転を行うと、図12に示すように、X線透視画像37aや病変Tも含めて水平反転する。すなわち、上下方向は−Ryと変わらないが、水平方向は−Rxと反転する。なお、説明の便宜上、中心位置Oを図示したが、実際のモニタ37R上には中心位置Oが図示されないことに留意されたい。
また、画像の垂直反転を行う場合には、図11に示す状態から図13に示す状態に変化する。すなわち、X線透視画像37aや病変Tも含めて垂直反転し、水平方向は+Rxと変わらないが、上下方向は+Ryと反転する。
また、TVカメラ27を鉛直軸心周りに回転させる場合には、図11に示す状態から図14に示す状態に変化する。このとき、回転角度をθrとする。すると、中心位置Oを中心にしてX線透視画像37aや病変Tも含めて回転角度θrだけ回転する。
その他の拡大・縮小については、以下同様なので、その説明を省略する。なお、画像を拡大・縮小するには、X線管24と被検体Mとの距離を変える、あるいはI.I25と被検体Mとの距離を変えることで実現できる。
ところで、本実施例では、上述したように照準機26はX線管24のX線照射側に備えられている。したがって、X線管24とともに照準機26は動く。つまり、被検体Mを載置した天板1またはX線管24が移動することで、撮像手段の一部であるX線管24と被検体Mとの相対的な位置関係が変更するとともに、X線管24とともに動く照準機24と被検体Mとの相対的な位置関係も変更する。この変更により、照準機24から被検体Mに照射されたレーザー(外部指標)と被検体Mとの相対的な位置関係も変更する。
なお、被検体Mを載置した天板1またはX線管24が移動することで、モニタ37に対してX線透過画像が移動するとともに病変T(図9、図10、図15を参照)も移動する。例えばX線管24、I.I25、照準機26がともに被検体Mに対して平行移動した場合には、図9の表示状態から図10の表示状態へと変更する。この図9および図10をまとめたのが図15である。モニタ37上に表示されたX線透視画像や病変Tの変動量のうち、水平方向をTxとし、上下方向をTyとする。X線管24、I.I25、照準機26がともに被検体Mに対して平行移動することにより照準機26から照射されたレーザーはモニタ37に対して動かず、そのレーザーに対応する印Sもモニタ37に対して動かない。したがって、ステップS6では病変Tを印Sに合わせるように移動することから、変動量は表示状態の変更前における印S・病変T間の距離となる。したがって、X線管24、I.I25、照準機26がともに被検体Mに対して平行移動した場合には、結果的には、印S自体はモニタ37に対して動かない状態で追従する。
(ステップT2)スーパー・インポーズの印の追従
指標追従部34aは、基準となる中心位置Oの座標などに代表される画像情報や、相対的な位置関係の変動量に基づいて印Sの表示をモニタ37上に表示されたX線透視画像上の位置に追従させる。
例えば、位置記憶部34aにモニタ37Rの中心位置Oを基準となる座標として記憶するとともに、同じく位置記憶部34aに入力設定されて確定された印Sの位置を記憶している場合には、印S・病変Tが中心位置Oから水平方向に+Rx,上下方向に−Ryに位置するという位置関係(図11参照)を位置記憶部34aから読み出して、図11の印Sを、図12、図13、図14のように追従させる。
画像の水平反転を行う場合には、印SはX線透視画像37aや病変Tとともに図12のように水平反転して追従する。画像の垂直反転を行う場合には、印SはX線透視画像37aや病変Tとともに図13のように垂直反転して追従する。TVカメラ27を鉛直軸心周りに回転させる場合には、印Sは中心位置Oを中心にしてX線透視画像37aや病変Tとともに図14のように回転角度θrだけ回転して追従する。図12、図13、図14のいずれの場合においても、印Sと病変Tとが合わさっている状態なので、病変Tの位置に合わさった状態で印Sが追従することになる。
なお、印S・病変Tが中心位置Oから所定距離だけ離間している場合には、図11から図12、図13、図14のように変化するが、印S・病変Tが中心位置Oに位置している場合には、表示状態が変更しても印S・病変Tの位置は見かけ上では変更しない。もちろん、印S・病変Tが中心位置Oに位置している場合でも、実際には印Sの位置は追従している。
画像の平行移動を行う場合には、位置記憶部34aから相対的な位置関係を読み出して表示状態の変更前および変更後における変動量Tx、Tyに基づいて図15のように印Sは追従する。上述したように、X線管24、I.I25、照準機26がともに被検体Mに対して平行移動した場合には、印S自体はモニタ37に対して動かない状態でX線透過画像上の位置に追従する。そして、病変Tに合わさった状態で印Sは追従する。
(ステップT3)変更後の画像の表示
追従した結果を、モニタ37Rやモニタ37Lに表示させる。これによって、表示状態の変更後のX線透視画像37aや印Sや病変Tといった各種の画像をモニタ37が表示することになる。
以上のように構成された本実施例装置によれば、被検体Mに対する外科的処置が施される位置を示すレーザー(外部指標)に対応するX線透視画像上の位置に印S(表示指標)が重畳表示されている場合において、モニタ37の表示状態が変更した場合に、指標追従部34aは、当該変更情報(位置関係や画像処理情報)に基づいて印Sの表示をレーザーに対応するX線透視画像上の位置に追従させる。このように、モニタ37の表示状態が変更しても、変更情報に基づいて指標追従部34aが印Sの表示をX線透視画像上の位置に追従させるので、レーザーに印Sが追従した状態で対応して、そのレーザーに基づいて外科的処置を施すことができる。
なお、従来ではC型アーム23がたわんだりした場合には、モニタ上の印を消して再度つけなおすことで、印をつける粘着テープやインクなどでモニタ上が汚れる可能性があったが、本実施例では、印の換わりにスーパー・インポーズの印Sを入力設定しているので、C型アーム23がたわむことでズレが発生しても、そのズレに対してスーパー・インポーズの印Sを設定しなおすだけなのでモニタ37上が汚れることもない。
本実施例では、画像処理によりモニタ37の表示状態が変更する、あるいは外部指標であるレーザーの位置と被検体Mとの相対的な位置関係が変更することでモニタ37の表示状態が変更する。そして、画像処理情報や相対的な位置関係の変動量に基づいて印Sの表示をレーザーに対応するX線透視画像上の位置に追従させている。これにより、画像処理やレーザーの位置と被検体Mとの相対的な位置関係が変更することにより表示状態が変更してもレーザーに印Sが追従した状態で対応する。
また、本実施例では、外科的処置を施す際に印Sがその処置の妨げとなる場合には印Sを非表示状態にして、レーザーに対応するように印Sをモニタ37に頂上表示して調整する際には印Sを表示状態にするなど、適宜必要に応じて表示・非表示の選択を行うことで、一連の外科的処置における作業を円滑に行うことができる。
また、上述したこれらのステップによる表示設定方法によれば、ステップS4,S5を行うことで、被検体Mに対して透過性の異なる物体の透過像Xの位置に表示指標である印が対応することになる。この対応した状態で、ステップT2を行うことで外部指標であるレーザーに表示指標である印が追従した状態で対応して、その外部指標に基づいて外科的処置を正確に施すことができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、C型アームの駆動で撮像を行うX線TV装置を例に採って説明したが、この発明は、C型アーム以外の駆動機構がX線管やI.Iを支持して動かすX線TV装置に適用してもよい。
(2)上述した実施例では、I.I(イメージインテンシファイア)を例に採って説明したが、検出素子が2次元アレイ状に配置されたフラットパネル型放射線検出器(FPD)などに例示されるように、通常に用いられる放射線を検出する手段であれば、この発明は適用することができる。
(3)上述した実施例では、外部指標として照準機から被検体に照射されたレーザーを例に採って説明するとともに、外部指標設定手段として照準機を例に採って説明したが、外部指標や外部指標設定手段はこれらに限定されない。例えば外部指標設定手段として被検体に直接貼付するマーカであってもよい。
(4)上述した実施例では、外部指標であるレーザーを照射する照準機はX線管とともに移動したが、X線管に独立して照準機を備えてもよい。そして、X線管の移動とは独立して照準機を動かしてもよい。また、照準機はI.Iとともに移動してもよいし、被検体に直接貼付するマーカのように、被検体を載置する天板とともに移動してもよい。また、被検体の移動や撮像手段の移動とも独立して照準機は移動してもよい。
(5)上述した実施例では、画像処理やレーザーなどに代表される外部指標の位置と被検体との相対的な位置関係により表示状態が変更して、画像処理情報や相対的な位置関係の変動量に基づいてスーパー・インポーズの印などに代表される表示指標を追従させたが、表示状態や追従の例はこれらに限定されない。例えば、上述したX線管の移動とは独立して照準機を動かす場合や、被検体を載置する天板とともに照準機を動かす場合には、外部指標がX線管やI.Iなどに代表される撮像手段に対して相対的に移動する。つまり、外部指標の位置と撮像手段との相対的な位置関係により表示状態が変更する。この場合には、この相対的な位置関係の変動量に基づいて表示指標を追従させればよい。
(6)上述した実施例では、外部指標の位置と被検体との相対的な位置関係により表示状態が変更する場合において、平行移動を例に採って説明したが、回転移動などについても回転移動による変動量に基づいて表示指標を追従させればよい。このように各種の移動によって表示状態が変更したとしても、この移動による変動量に基づいて表示指標を追従させればよい。外部指標の位置と撮像手段との相対的な位置関係により表示状態が変更する場合においても同様である。
例えば、X線管24およびI.I25を固定した状態で天板1ごと被検体Mを図1中のz軸方向に昇降移動したとする。昇降移動後には、モニタ37には被検体MのX線透視画像が図1中のz軸方向に昇降移動した状態、すなわち拡大または縮小で表示される。このときには、外部指標の位置と被検体との相対的な位置関係がz軸方向に変更することで表示状態が拡大または縮小として変更する。この場合には、z軸の変動量に基づいて拡大率・縮小率を求め、実施例の拡大・縮小と同様に、印Sに代表される表示指標も拡大・縮小で追従させればよい。
(7)上述した実施例では、印Sの形状は、図8〜図15に示すように十字であったが、形状は点や四角や三角に例示されるように特に限定されない。
(8)上述した実施例では、印Sの表示・非表示の選択が行えるように構成したが、必ずしも表示・非表示の選択の機能を有する必要はない。
(9)印Sの非表示については、印S自体を消去することで実現してもよいし、印Sの形状を徐々に小さくしたり、変えることで実現してもよいし、モニタ37の輝度やコントラストを変えることで実現してもよい。
実施例に係るX線テレビジョン(TV)装置の概略構成を示した正面図である。 実施例装置における画像処理系のブロック図である。 (a)は入力部およびモニタの概略斜視図であり、(b)はレーザービームが投影される様子を示した概略斜視図である。 実施例装置における外科的処置にまで至る一連の撮像処理を示すシーケンスである。 実施例装置における外科的処置にまで至る一連の撮像処理のうち、モニタの表示状態が変更したときのシーケンスである。 モニタの表示態様を示す図である。 モニタの表示態様を示す図である。 モニタの表示態様を示す図である。 モニタの表示態様を示す図である。 モニタの表示態様を示す図である。 モニタの表示態様を示す図である。 モニタの表示態様を示す図である。 モニタの表示態様を示す図である。 モニタの表示態様を示す図である。 モニタの表示態様を示す図である。
符号の説明
24 … X線管
25 … イメージインテンシファイア(I.I)
26 … 照準機
33 … 画像処理部
34a … 指標追従部
36 … 入力部
37 … モニタ
37a … X線透視画像
L … レーザー
S … 印
T … 病変
O … 中心位置
M … 被検体

Claims (8)

  1. 検出された放射線に基づく被検体の放射線透視画像を撮像する撮像手段と、前記放射線透視画像を表示する表示手段とを備えた外科用放射線装置であって、前記表示手段に、前記被検体に対する外科的処置が施される位置を示す外部指標に対応する前記放射線透視画像上の位置に表示指標が重畳表示されている場合において、前記表示手段の表示状態が変更した場合に、当該変更情報に基づいて前記表示指標の表示を前記外部指標に対応する前記放射線透視画像上の位置に追従させる指標追従手段を備えたことを特徴とする外科用放射線装置。
  2. 請求項1に記載の外科用放射線装置において、前記表示手段に表示された画像に画像処理を施す画像処理手段を備え、前記指標追従手段は、前記画像処理により、前記表示手段の表示状態が変更した場合に、画像処理情報に基づいて前記表示指標の表示を前記外部指標に対応する前記放射線透視画像上の位置に追従させることを特徴とすることを特徴とする外科用放射線装置。
  3. 請求項1に記載の外科用放射線装置において、前記指標追従手段は、前記外部指標の位置と前記撮像手段との相対的な位置関係が変更することで前記表示手段の表示状態が変更した場合に、前記相対的な位置関係の変動量に基づいて前記表示指標の表示を前記外部指標に対応する前記放射線透視画像上の位置に追従させることを特徴とする外科用放射線装置外科用放射線装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の外科用放射線装置において、前記外部指標を被検体に設定する外部指標設定手段を備え、前記外部指標設定手段は、被検体に光を照射する照準手段または被検体に直接貼付するマーカであることを特徴とする外科用放射線装置。
  5. 請求項1に記載の外科用放射線装置において、前記指標追従手段は、前記外部指標の位置と前記被検体との相対的な位置関係が変更することで前記表示手段の表示状態が変更した場合に、前記相対的な位置関係の変動量に基づいて前記表示指標の表示を前記外部指標に対応する前記放射線透視画像上の位置に追従させることを特徴とする外科用放射線装置。
  6. 請求項1から請求項3、請求項5のいずれかに記載の外科用放射線装置において、前記外部指標を被検体に設定する外部指標設定手段を備え、前記外部指標設定手段は、被検体に光を照射する照準手段であることを特徴とする外科用放射線装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の外科用放射線装置において、前記表示手段に重畳表示される前記表示指標の表示または非表示の選択を行う表示・非表示選択手段をさらに備えることを特徴とする外科用放射線装置。
  8. 検出された放射線に基づく被検体の放射線透視画像を撮像する撮像手段と、前記放射線透視画像を表示する表示手段と備えた外科用放射線装置を用いて表示設定を行う表示設定方法であって、(1)前記放射線の透過性の異なる物体載置あるいは埋め込まれた被検体の前記放射線透視画像を前記表示手段に表示する工程と、(2)前記表示手段に放射線透視画像上の位置に表示された前記物体の透過像の位置に対応するように、表示手段に放射線透視画像上の位置に表示指標を重畳表示して前記表示指標の設定を行う工程と、(3)前記表示手段の表示状態が変更した場合に、当該変更情報に基づいて前記表示指標の表示を、前記物体が対応付けられた外部指標に対応する前記放射線透視画像上の位置に追従させる工程とを備えることを特徴とする表示設定方法。
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